JP2012123705A - 集積回路装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構成で、電圧発生回路の電源電圧が上昇した場合でも出力電圧の変動を精度よく抑制できる集積回路装置及び電子機器等を提供する。
【解決手段】集積回路装置100は、ソース同士が接続された第1の入力トランジスター及び第2の入力トランジスターにより構成される入力差動対と、第1の入力トランジスターのドレイン電圧に基づいてゲート電圧を制御される出力トランジスターと、第1の入力トランジスターのドレイン電流と第2の入力トランジスターのドレイン電流との差の電流を出力トランジスターのゲートに供給するカレントミラー回路と、出力トランジスターのゲート及びドレインの間に挿入される第1の容量と、入力差動対を構成するトランジスターの少なくとも一方のソース・ドレイン間に流れる電荷量に対して、第2の電圧に対する第1の電圧の上昇分に対応した電荷量を増加させる電圧変動抑制回路とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、集積回路装置及びこれを含んで構成される電子機器等に関する。
水晶発振回路を有し、その発振出力である発振クロックを用いてクロック信号を生成する集積回路装置は、一般的に、水晶発振回路を構成するインバーター回路の電源を内蔵のレギュレーター(電圧発生回路、定電圧発生回路)により生成する。
ところが、この種の集積回路装置が携帯型の電子機器に搭載される場合、通常動作時とバックアップ時には電源(例えば電池)の切り替えが行われ、低消費電力化が図られる。そのため、集積回路装置内のシステム電源電圧VDDが、例えば1.6Vから5.5Vに急激に上昇することがある。これにより、レギュレーターにより生成される電源電圧が上昇し、水晶発振回路が生成する発振クロックが「歯抜け」になるという問題が生じる。この結果、発振クロックに基づいて生成されるクロック信号のカウント数が不正確になり、集積回路装置が計時用に用いられる場合には正確な計時が不可能となる。
図9に、一般的なレギュレーター及び水晶発振回路の構成例を示す。図9では、水晶発振回路の発振クロックを整形する後段回路の一部もあわせて図示している。
レギュレーター10は、差動回路と出力回路とにより構成され、システム電源電圧VDDとシステム接地電圧VSSとの差を動作電圧として、出力電圧VOSCを生成する。差動回路において入力差動対を構成する一方のトランジスターのゲートには、基準電圧Vrefが供給され、該入力差動対を構成する他方のトランジスターのゲートには、出力回路の所定ノードの電圧が印加される。出力回路は、出力制御トランジスターTrAを有し、出力制御トランジスターTrAのゲート及びドレインの間に接続される位相補償容量C1を含む。低消費電力化を図るため、差動回路の定電流源の電流値は、かなり小さく設定される。
水晶発振回路20は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)インバーター回路を含んで構成される。CMOSインバーター回路は、出力電圧VOSCとシステム接地電圧VSSとの差を動作電圧として動作する。CMOSインバーター回路の入力及び出力には、集積回路装置の外部に設けられた水晶振動子30が接続端子TM1、TM2を介して接続される。CMOSインバーター回路の出力である発振クロックは、後段回路22に供給される。また、レギュレーター10の出力電圧VOSCが供給される出力電圧供給線と、システム接地電圧VSSが供給される電圧供給線との間には、安定化容量C2が接続される。一般的に、集積回路装置には安定化容量C2を外付けするための接続端子は用意されず、安定化容量C2は集積回路装置内に内蔵される(例えば約10pF)。
このような集積回路装置において、システム電源電圧VDDが急激に上昇した場合、出力制御トランジスターTrAのゲートであるノードPGでは、位相補償容量C1と安定化容量C2とによりその電位は保持される。このとき、システム電源電圧VDDが上昇する一方、ノードPGの電位が保持されるため、出力制御トランジスターTrAのゲート・ソース間の電位差が大きくなり、出力制御トランジスターTrAに流れる電流が増加する。この結果、出力電圧VOSCの電圧が上昇する。出力電圧VOSCの電圧が上昇すると、ノードPGの電圧が上昇する。そして、出力制御トランジスターTrAがオフするまでノードPGの電圧が上昇したところで、出力電圧VOSCの電圧の上昇が停止する。
このように出力電圧VOSCの電圧が急激に上昇すると、水晶発振が追従できず、水晶発振回路20を構成するCMOSインバーター回路からの発振クロックを後段回路22に伝播できなくなり、後段回路22で生成されるクロック信号が停止してしまう。これにより、集積回路装置が計時用に用いられる場合には、クロック信号が停止している期間では、計時が遅れることになり、正確な計時が不可能になる。
例えば、システム電源電圧VDDが1.6Vで安定しているとき、ノードPGの電圧が1.0V、出力電圧VOSCが0.9Vであるものとする。このとき、位相補償容量C1には、電位差0.1(=1.0−0.9)V分の電荷が蓄積される。一方、システム電源電圧VDDが5.5Vになって安定すると、ノードPGの電圧が4.9V、出力電圧VOSCが0.9Vになり、位相補償容量C1には、電位差4.0(=4.9−0.9)V分の電荷が蓄積されることになる。
システム電源電圧VDDが1.6Vから5.5Vに急激に上昇したとき、出力電圧VOSCの上昇よりも短時間で位相補償容量C1を充電することができれば、出力電圧VOSCの上昇を抑えることができる。この位相補償容量C1の充電時間は、位相補償容量C1の容量値とレギュレーター10の定電流源の電流値Icとにより決まる。そのため、位相補償容量C1の充電時間を短くするため、位相補償容量C1の容量値を小さくするか、電流値Icを大きくすればよい。ところが、位相補償容量C1の容量値を小さくすると、発振しやすくなるという問題が生ずる。また、電流値Icを大きくすると、消費電流が増大し低消費電力化を阻害するという問題が生ずる。
このような電源電圧の急峻な変動に対して誤動作しない集積回路装置については、例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1には、電源電圧が急激に上昇したとき、レギュレーターの入力差動対を構成するトランジスターに流れる定電流を増加させることで、位相補償容量の電荷を充放電する時間を短縮し、その出力を一定の定電圧に保つ技術が開示されている。
特開2009−3764号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、電源電圧が急激に上昇したとき、レギュレーターの入力差動対を構成するトランジスターに流れる電流を、必要な電荷量にかかわらず切り替える。そのため、発振等の問題が生じ、発振を考慮した複雑な設計が必要となる場合がある。
また、特許文献1に開示された技術では、システム電源電圧VDDの上昇は、N型のMOSトランジスターの閾値電圧以上上昇しなければ検知できず、出力電圧の変動抑制を精度よく行うことができないという問題がある。
上記のような水晶発振回路に電源電圧を供給するレギュレーターに限らず、レギュレーター等の電圧発生回路の電源電圧が上昇した場合でも、該電圧発生回路で発生した電圧の変動を抑制できることが望まれる。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものである。本発明の幾つかの態様によれば、簡素な構成で、電圧発生回路の電源電圧が上昇した場合でも出力電圧の変動を精度よく抑制できる集積回路装置及び電子機器等を提供することができる。
(1)本発明の第1の態様は、集積回路装置が、ソース同士が接続された第1の入力トランジスター及び第2の入力トランジスターにより構成される入力差動対と、第1の電圧が供給される第1の電圧供給線に接続され、前記第1の入力トランジスターのドレイン電圧に基づいてゲート電圧を制御される出力トランジスターと、前記第1の電圧供給線に接続され、前記第2の入力トランジスターのドレイン電流をミラーして、前記第1の入力トランジスターのドレイン電流と前記第2の入力トランジスターのドレイン電流との差の電流を前記出力トランジスターのゲートに供給するカレントミラー回路と、前記出力トランジスターのゲート及びドレインの間に挿入される第1の容量と、前記第1の入力トランジスター及び前記第2の入力トランジスターの少なくとも一方のソース・ドレイン間に流れる電荷量に対して、第2の電圧に対する前記第1の電圧の上昇分に対応した電荷量を増加させる電圧変動抑制回路とを含む。
本態様によれば、第1の電圧と第2の電圧の電位差が急激に広がった場合でも、入力差動対を構成するトランジスターの少なくとも一方のソース・ドレイン間に流れる電荷量に対して、第2の電圧に対する第1の電圧の上昇分に対応した電荷量を増加させるようにしている。これにより、電圧発生回路として、発振等の問題が生じることなく、出力トランジスターのドレイン電圧である出力電圧の変動を抑制し、且つ、集積回路装置の構成を簡素化できるようになる。また、トランジスターの閾値電圧以上、例えば第1の電圧が上昇した場合に限定されることなく、その上昇分に応じて出力電圧の変動を抑制できるため、該出力電圧の変動抑制を精度よく行うことができる。更に、定常状態における消費電流を増加させることなく、出力電圧の変動を抑制することが可能となる。
(2)本発明の第2の態様に係る集積回路装置は、第1の態様において、前記第1の容量の容量値をC1、前記第1の電圧の上昇分をΔVとしたとき、前記第1の電圧の上昇分に対応した電荷量は、C1×ΔVより大きい電荷量である。
本態様によれば、第1の電圧の上昇分に対応した電荷量として、C1×ΔVより大きい電荷量としたので、第1の容量を急速充電でき、確実に、出力電圧の変動を精度良く抑制できるようになる。
(3)本発明の第3の態様に係る集積回路装置は、第1の態様又は第2の態様において、前記第1の入力トランジスターのソース及び前記第2の入力トランジスターのソースと前記第2の電圧が供給される第2の電圧供給線との間に挿入される電流源を含み、前記電圧変動抑制回路は、一端が前記第1の電圧供給線に接続される第1の電流源と、ドレイン及びゲートが前記第1の電流源の他端に接続され、ソースが前記第2の電圧供給線に接続される第1のトランジスターと、ソースが前記第2の電圧供給線に接続され、ゲートが前記第1のトランジスターのゲートに接続され、ドレインが前記第1の入力トランジスターのソースと接続される第2のトランジスターと、前記第1の電圧供給線と、前記第1のトランジスターのゲートとの間に挿入される第2の容量とを含む。
本態様においては、入力差動対と第2の電圧供給線との間に電流源を設けると共に、電圧変動抑制回路を、第1の電流源、第1のトランジスター、第2のトランジスター及び第2の容量により構成した。これにより、上記の効果に加えて、非常に簡素な構成で、第1の電圧の上昇分に応じた電荷量を、入力差動対を構成するトランジスターに流すことができるようになる。
(4)本発明の第4の態様に係る集積回路装置は、第3の態様において、前記第1の入力トランジスター、前記第2の入力トランジスター、前記第1のトランジスター、及び前記第2のトランジスターの各々は、第1導電型のトランジスターであり、前記カレントミラー回路を構成するトランジスター及び前記出力トランジスターは、第2導電型のトランジスターである。
本態様によれば、上記の効果を有する集積回路装置を、P型及びN型のMOSトランジスターで構成することができる。
(5)本発明の第5の態様に係る集積回路装置は、第3の態様又は第4の態様において、前記第1の容量の容量値をC1、前記第2の容量の容量値をCdet、前記第1のトランジスターの電流駆動能力をβ1、前記第2のトランジスターの電流駆動能力をβ2としたとき、Cdet×β2/β1>C1である。
本態様によれば、第2のトランジスターに十分な電荷量を流すことで、第1の容量を瞬時に充電することができ、確実に出力電圧の変動を抑制することができるようになる。
(6)本発明の第6の態様に係る集積回路装置は、第1の態様乃至第5の態様のいずれかにおいて、前記出力トランジスターのドレイン電圧と前記第2の電圧との差を動作電圧として動作する負荷回路を含む。
本態様によれば、出力トランジスターのドレイン電圧である出力電圧を用いて動作電圧として動作する負荷回路を更に含む構成としたので、動作電圧が上昇した場合でも誤動作しない負荷回路を有する集積回路装置を提供することができるようになる。
(7)本発明の第7の態様に係る集積回路装置は、第6の態様において、前記負荷回路は、その入力及び出力に発振振動子の接続が可能に構成されるインバーター回路を含む。
本態様によれば、負荷回路として、発振振動子の接続が可能なインバーター回路を採用したので、インバーター回路の電源を生成する電圧発生回路の動作電圧が変動しても、発振クロックが「歯抜け」になることを防止する集積回路装置を提供することができるようになる。
(8)本発明の第8の態様に係る集積回路装置は、第7の態様において、前記インバーター回路の出力を分周する分周回路と、前記分周回路の出力に基づいて計時する計時回路とを含む。
本態様によれば、電源の切り替えや電源起動等による電圧発生回路の動作電圧が上昇した場合でも、誤動作することなく計時が可能な集積回路装置を提供することができるようになる。
(9)本発明の第9の態様は、電子機器が、第1の態様乃至第8の態様のいずれか記載の集積回路装置を含む。
本態様によれば、簡素な構成で、電圧発生回路の電源電圧が上昇した場合でも出力電圧の変動を精度よく抑制できる集積回路装置が適用された電子機器を提供することができるようになる。
本発明に係る一実施形態における集積回路装置の構成例のブロック図。 図1の集積回路装置の構成例の回路図。 図1又は図2の電圧発生回路が適用された集積回路装置の構成例の回路図。 本実施形態の変形例における集積回路装置の構成例の回路図。 図4の電圧発生回路が適用された集積回路装置の構成例の回路図。 本発明に係る時計用集積回路装置の構成例のブロック図。 本発明に係る電子機器のハードウェア構成例のブロック図。 図8(A)、図8(B)は図7の電子機器の構成例の斜視図。 一般的なレギュレーター及び水晶発振回路の構成例を示す図。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成のすべてが本発明の課題を解決するために必須の構成要件であるとは限らない。
図1に、本発明に係る一実施形態における集積回路装置の構成例のブロック図を示す。
集積回路装置100は、基準電圧発生回路110と、電圧発生回路120と、電圧変動抑制回路130とを備える。電圧発生回路120は、差動回路122と、出力回路124とを有するレギュレーターにより構成される。この集積回路装置100には、第1の電圧V1が第1の電圧供給線PL1を介して上記の各部に供給されると共に、第2の電圧V2が第2の電圧供給線PL2を介して上記の各部に供給される。第1の電圧V1及び第2の電圧V2は、集積回路装置100の外部又は内部で生成される。
基準電圧発生回路110は、第1の電圧供給線PL1及び第2の電圧供給線PL2に接続(より具体的には、電気的に接続。以下同様。)され、例えば定電圧である基準電圧Vrefを生成する。この基準電圧発生回路110は、集積回路装置100の外部に設けられていてもよい。
電圧発生回路120は、第1の電圧V1と第2の電圧V2との差を動作電圧として第3の電圧V3を生成し、該第3の電圧V3を出力電圧供給線PLOに供給する。より具体的には、電圧発生回路120は、基準電圧Vrefに基づいて、例えば定電圧である第3の電圧V3を生成する。この電圧発生回路120において、差動回路122は、入力差動対と、カレントミラー回路とを有し、基準電圧Vrefと出力回路124の所定のノードの電圧(第3の電圧V3に対応した電圧)とに基づいて差動動作を行う。出力回路124は、差動回路122の差動動作結果に基づいて、第3の電圧V3を出力する。
電圧変動抑制回路130は、電圧発生回路120の動作電圧が上昇したとき、差動回路122の入力差動対を構成するトランジスターのソース・ドレイン間に流れる電荷量に対して、第2の電圧V2に対する第1の電圧V1の上昇分に対応した電荷量を増加させる。より具体的には、位相補償容量C1の容量値をそのままC1、第2の電圧V2に対する第1の電圧V1の上昇分をΔVとしたとき、電圧変動抑制回路130は、C1×ΔVより大きい電荷量を、上昇分に対応した電荷量として増加させる。こうすることで、電圧変動抑制回路130は、第3の電圧V3の変動を精度よく抑えると共に、電圧発生回路120の構成の簡素化に寄与することができる。
図2に、図1の集積回路装置100の構成例の回路図を示す。図2では、第1の電圧V1がシステム電源電圧VDD、第2の電圧V2がシステム電源電圧VDDより低電位側のシステム接地電圧VSS、第3の電圧V3が出力電圧VOSCであるものとする。なお、図2において、図1と同様の部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
基準電圧発生回路110は、電流源CS1、N型(第1導電型)のMOSトランジスターTr1を含む。電流源CS1は、一端が第1の電圧供給線PL1に接続され、他端がMOSトランジスターTr1のゲート及びドレインに接続される。MOSトランジスターTr1のソースは、第2の電圧供給線PL2に接続される。このような構成において、MOSトランジスターTr1のドレイン電圧(ゲート電圧)が、基準電圧Vrefとなる。
電圧発生回路120の差動回路122は、入力差動対を構成しソース同士が接続されるN型のMOSトランジスターTr2、Tr3と、電流源CS2とを含む。電流源CS2は、MOSトランジスターTr2、Tr3のソースと第2の電圧供給線PL2との間に接続される。MOSトランジスターTr2は、第1の入力トランジスターに対応し、MOSトランジスターTr3は、第2の入力トランジスターに対応する。また、差動回路122は、カレントミラー回路を構成しゲート及びソース同士が接続されるP型(第2導電型)のMOSトランジスターTr4、Tr5を含む。MOSトランジスターTr4、Tr5のソースは、第1の電圧供給線PL1に接続される。MOSトランジスターTr4のドレインは、MOSトランジスターTr2のドレインに接続される。MOSトランジスターTr5のゲート及びドレインは、MOSトランジスターTr3のドレインに接続される。即ち、カレントミラー回路は、第1の電圧供給線PL1に接続され、MOSトランジスターTr5のドレイン電流をミラーして、MOSトランジスターTr4のドレイン電流とMOSトランジスターTr5のドレイン電流との差の電流をMOSトランジスターTr6のゲートに供給する。MOSトランジスターTr5のドレイン電流は、第2の入力トランジスターとしてのMOSトランジスターTr3のドレイン電流と同等である。ここで、トランジスターのドレイン電流は、該トランジスターのソース・ドレイン間電流を意味する(以下、同様)。
出力回路124は、電流源CS3と、P型のMOSトランジスターTr6、Tr7と、位相補償容量C1とを含む。MOSトランジスターTr6が出力トランジスターに対応し、位相補償容量C1が第1の容量に対応する。電流源CS3は、一端が第2の電圧供給線PL2に接続され、他端がMOSトランジスターTr7のゲート及びドレインに接続される。MOSトランジスターTr7のソースは、MOSトランジスターTr6のドレインに接続される。MOSトランジスターTr6のソースは、第1の電圧供給線PL1に接続される。位相補償容量C1は、MOSトランジスターTr6のゲート(ノードPG)及びドレイン間に接続される。このような構成において、MOSトランジスターTr6のゲートは、MOSトランジスターTr2のドレインに接続される。また、MOSトランジスターTr3のゲートは、MOSトランジスターTr7のゲート及びドレインに接続される。ここで、MOSトランジスターTr6のドレイン電圧が、出力電圧VOSCとなる。
図2において、基準電圧発生回路110では、MOSトランジスターTr1のドレイン及びソース間に電流源CS1からの定電流が流れ、入力差動対を構成する一方のMOSトランジスターTr2のゲートには、基準電圧Vrefが供給される。また、該入力差動対を構成する他方のMOSトランジスターTr3のゲートには、MOSトランジスターTr7のドレインが接続される。MOSトランジスターTr7のドレイン及びソース間には、電流源CS3からの定電流が流れ、出力電圧VOSCから定電圧だけ低いフィードバック電圧が、MOSトランジスターTr3のゲートに供給される。これにより、差動回路122は、基準電圧Vrefとフィードバック電圧とが等しくなるように制御され、定電流が流れるMOSトランジスターTr7を介して出力電圧VOSCは定電圧となる。こうすることで、出力電圧VOSCは、システム接地電圧VSSを基準として、MOSトランジスターTr1で発生した電位差と、MOSトランジスターTr7で発生した電位差との和に対応した定電圧となる。
電圧変動抑制回路130は、電流源CS4と、N型のMOSトランジスターTr8、Tr9と、検知容量Cdetとを含む。電流源CS4が第1の電流源に対応し、MOSトランジスターTr8が第1のトランジスターに対応し、MOSトランジスターTr9が第2のトランジスターに対応し、検知容量Cdetが第2の容量に対応する。
電流源CS4は、一端が第1の電圧供給線PL1に接続され、他端がMOSトランジスターTr8のドレイン及びゲートに接続される。電流源CS4は、定電流I4を流す。MOSトランジスターTr8のソースは、第2の電圧供給線PL2に接続される。MOSトランジスターTr8(Tr9)のゲートと第1の電圧供給線PL1との間に検知容量Cdetが挿入される。
MOSトランジスターTr9は、ゲートがMOSトランジスターTr8のゲートに接続され、ソースが第2の電圧供給線PL2に接続される。また、MOSトランジスターTr9のドレインは、MOSトランジスターTr2、Tr3のソースに接続される。即ち、MOSトランジスターTr9は、電流源CS2と並列に設けられる。
図2に示す構成において、位相補償容量C1の容量値をそのままC1、検知容量Cdetの容量値をそのままCdet、MOSトランジスターTr8の電流駆動能力をβ1、MOSトランジスターTr9の電流駆動能力をβ2とする。このとき、Cdet×β2/β1>C1である。こうすることで、電圧変動抑制回路130は、MOSトランジスターTr9に十分な電荷量を流し、位相補償容量C1を瞬時に充電することができ、確実に出力電圧VOSCの変動を抑制することができるようになる。
なお、図2では、安定化容量C2を省略した構成を採用しているが、出力電圧供給線PLOと第2の電圧供給線PL2との間に安定化容量C2を接続するようにしてもよい。
ここで、電流源CS4の電流値をI4とする。システム電源電圧VDDが安定している定常状態では、MOSトランジスターTr8、Tr9の電流駆動能力が等しいとすると、MOSトランジスターTr8、Tr9に流れる定電流はI4となる。システム電源電圧VDDが急激に上昇すると、検知容量CdetによりノードN1の電位が押し上げられ、MOSトランジスターTr8、Tr9のゲート・ソース間の電位差が大きくなる。これにより、MOSトランジスターTr8、Tr9のドレイン電流が増加する。ここで、システム電源電圧VDDが上昇した電圧をΔVとすると、MOSトランジスターTr8には、電流源CS4の電流値I4とは別に、Cdet×ΔVの電荷に対応した電流が流れたところで、ノードN1の電位が定常状態に戻る。
MOSトランジスターTr9のソース・ドレイン間も、MOSトランジスターTr8と同等の電流が流れる。システム電源電圧VDDが上昇したときに位相補償容量C1を充電するために必要な電荷量はC1×ΔVであり、Cdet>C1であれば、位相補償容量C1を瞬時に充電することができる。なお、入力差動対を構成するMOSトランジスターのソース・ドレイン間に流れる電流のすべてが位相補償容量C1の充電に寄与するわけではなく、その分、検知容量Cdetの容量値を位相補償容量C1の容量値より大きくすることが望ましい。
以上のように、図2の構成によれば、システム電源電圧VDDが急激に上昇したとき、レギュレーターの入力差動対を構成するトランジスターに流れる電流を、必要な電荷量に応じて切り替えることができる。そのため、発振等の問題が生じることなく、例えば図2に示すようにレギュレーターの構成を簡素化できる。
また、例えばMOSトランジスターの閾値電圧以上上昇しなくても、その上昇分に応じて出力電圧の変動を抑制できるため、出力電圧の変動抑制を精度よく行うことができる。
更に、定常状態における消費電流を増加させることなく、出力電圧の変動を抑制することが可能となる。
例えば、MOSトランジスターTr8についてチャネル幅W=2μm、チャネル長L=20μm、MOSトランジスターTr9についてチャネル幅W=2μm、チャネル長L=20μmとする。このとき、電流源CS4の電流値I4=5nA、電流源CS2の電流値I2=10nA、検知容量Cdetの容量値10pF、位相補償容量C1の容量値3pFとすることができる。
図3に、図1又は図2の電圧発生回路120が適用された集積回路装置の構成例の回路図を示す。図3では、電圧発生回路120が発生した出力電圧VOSCを動作電圧とする負荷回路として水晶発振回路が採用されている。図3では、安定化容量C2を省略した構成を採用しているが、出力電圧供給線PLOと第2の電圧供給線PL2との間に安定化容量C2を接続するようにしてもよい。なお、図3において、図1又は図2と同様の部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
集積回路装置100は、レギュレーターとしての電圧発生回路120と、水晶発振回路140と、動作回路としての分周回路160とを含む。
水晶発振回路140には、集積回路装置100の接続端子TMa、TMbを介して外部に設けられた水晶振動子(広義には、発振振動子)150が接続される。水晶発振回路140は、出力電圧VOSC(第3の電圧V3)とシステム接地電圧VSS(第2の電圧V2)との差を動作電圧として水晶発振動作を行い、発振クロックCLKOを出力する。水晶発振回路140の発振出力である発振クロックCLKOは、分周回路160に供給される。
水晶発振回路140は、P型のMOSトランジスターTr10とN型のMOSトランジスターTr11とから構成されるCMOSインバーター回路であり、出力電圧VOSCとシステム接地電圧VSSとの差を動作電圧として動作する。MOSトランジスターTr10のゲート及びMOSトランジスターTr11のゲートは、集積回路装置100の接続端子TMaに接続される。MOSトランジスターTr10のドレイン及びMOSトランジスターTr11のドレインは、集積回路装置100の接続端子TMbに接続される(具体的には、ドレイン抵抗を介して接続される)。集積回路装置100の外部には、水晶振動子150が設けられ、接続端子TMa、TMbを介して、水晶発振回路140を構成するCMOSインバーター回路の入力及び出力間に、水晶振動子150の接続が可能に構成される。
なお、図3では図示を省略しているが、水晶発振回路140は、更に、帰還抵抗Rf、ドレイン抵抗R、ゲート容量C、ドレイン容量Cを含むことができる。帰還抵抗Rfは、CMOSインバーター回路の入力及び出力間に接続される。ドレイン抵抗Rは、CMOSインバーター回路の出力と接続端子TMbとの間に直列に挿入される。ゲート容量Cは、水晶振動子150の一端が接続される接続端子TMaとシステム接地電圧VSSとの間に挿入される。ドレイン容量Cは、水晶振動子150の他端が接続される接続端子TMbとシステム接地電圧VSSとの間に挿入される。ゲート容量C及びドレイン容量Cを設けることで、発振条件を満たし、発振周波数を調整することができるようにしている。
分周回路160(広義には動作回路)は、水晶発振回路140からの発振クロックCLKOをバッファリングするインバーター回路を少なくとも含む。このインバーター回路は、P型のMOSトランジスターTr12と、N型のMOSトランジスターTr13とを含み、出力電圧VOSCとシステム接地電圧VSSとの差を動作電圧として動作する。
このような構成において、システム電源電圧VDDが上昇した場合でも、上記のように出力電圧VOSCの変動を抑制することができるので、水晶発振を継続できる。そのため、水晶発振回路140を構成するCMOSインバーター回路からの発振クロックを後段回路に伝播でき、後段回路で生成されるクロック信号が停止してしまう事態を回避できる。これにより、集積回路装置が計時用に用いられる場合に、正確な計時が可能となる。
〔変形例〕
本発明は、上記の実施形態で説明した構成に限定されるものではなく、例えば次のような構成であってもよい。
図4に、本実施形態の変形例における集積回路装置100の構成例の回路図を示す。図4では、第1の電圧V1がシステム接地電圧VSS、第2の電圧V2がシステム電源電圧VDD、第3の電圧V3が出力電圧VOSCであるものとする。従って、図4では、システム電源電圧VDDが供給される電圧供給線を第2の電圧供給線PL2とし、システム接地電圧VSSが供給される電圧供給線を第1の電圧供給線PL1と図示している。なお、図4において、図2と同様の部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
図4の構成は、図2の構成におけるN型のMOSトランジスターをP型のMOSトランジスターに置き換えると共に、P型のMOSトランジスターをN型のMOSトランジスターに置き換えた構成を有している。これに伴い、図2の構成における各電流源の配置も変更され、図4に示すように、対応する各電流源が配置されている。
即ち、本変形例における集積回路装置100aは、基準電圧発生回路110aと、電圧発生回路120aと、電圧変動抑制回路130aとを備える。電圧発生回路120aは、差動回路122aと、出力回路124aとを備える。
基準電圧発生回路110aは、電流源CS1a、P型のMOSトランジスターTr1aを含む。電流源CS1aは、一端が第1の電圧供給線PL1に接続され、他端がMOSトランジスターTr1aのゲート及びドレインに接続される。MOSトランジスターTr1aのソースは、第2の電圧供給線PL2に接続される。このような構成において、MOSトランジスターTr1aのドレイン電圧が、基準電圧Vrefとなる。
電圧発生回路120aの差動回路122aは、入力差動対を構成しソース同士が接続されるP型のMOSトランジスターTr2a、Tr3aと、電流源CS2aとを含む。電流源CS2aは、MOSトランジスターTr2a、Tr3aのソースと第2の電圧供給線PL2との間に接続される。差動回路122aは、カレントミラー回路を構成しゲート及びソース同士が接続されるN型のMOSトランジスターTr4a、Tr5aを含む。MOSトランジスターTr4a、Tr5aのソースは、第1の電圧供給線PL1に接続される。MOSトランジスターTr4aのドレインは、MOSトランジスターTr2aのドレインに接続される。MOSトランジスターTr5aのゲート及びドレインは、MOSトランジスターTr3aのドレインに接続される。即ち、カレントミラー回路は、第1の電圧供給線PL1に接続され、MOSトランジスターTr5aのドレイン電流をミラーして、MOSトランジスターTr4aのドレイン電流とMOSトランジスターTr5aのドレイン電流との差の電流をMOSトランジスターTr6aのゲートに供給する。MOSトランジスターTr5aのドレイン電流は、第2の入力トランジスターとしてのMOSトランジスターTr3aのドレイン電流と同等である。
出力回路124aは、電流源CS3aと、N型のMOSトランジスターTr6a、Tr7aと、位相補償容量C1とを含む。電流源CS3aは、一端が第2の電圧供給線PL2に接続され、他端がMOSトランジスターTr7aのゲート及びドレインに接続される。MOSトランジスターTr7aのソースは、MOSトランジスターTr6aのドレインに接続される。MOSトランジスターTr6aのソースは、第1の電圧供給線PL1に接続される。位相補償容量C1は、MOSトランジスターTr6aのゲート(ノードPGa)及びドレイン間に接続される。このような構成において、MOSトランジスターTr6aのゲートは、MOSトランジスターTr2aのドレインに接続される。また、MOSトランジスターTr3aのゲートは、MOSトランジスターTr7aのゲート及びドレインに接続される。ここで、MOSトランジスターTr6aのドレイン電圧が、出力電圧VOSCとなる。
図4において、基準電圧発生回路110aの差動回路122aは、差動回路122と同様に、基準電圧Vrefとフィードバック電圧とが等しくなるように制御され、定電流が流れるMOSトランジスターTr7aを介して出力電圧VOSCは定電圧となる。こうすることで、出力電圧VOSCは、システム接地電圧VSSを基準として、MOSトランジスターTr1aで発生した電位差と、MOSトランジスターTr7aで発生した電位差との和に対応した定電圧となる。
電圧変動抑制回路130aは、電流源CS4aと、P型のMOSトランジスターTr8a、Tr9aと、検知容量Cdetとを含む。
電流源CS4aは、一端が第1の電圧供給線PL1に接続され、他端がMOSトランジスターTr8aのドレイン及びゲートに接続される。電流源CS4aは、定電流I4aを流す。MOSトランジスターTr8aのソースは、第2の電圧供給線PL2に接続される。MOSトランジスターTr8a(Tr9a)のゲートと第1の電圧供給線PL1との間に検知容量Cdetが挿入される。
MOSトランジスターTr9aは、ゲートがMOSトランジスターTr8aのゲートに接続され、ソースが第2の電圧供給線PL2に接続される。また、MOSトランジスターTr9aのドレインは、MOSトランジスターTr2a、Tr3aのソースに接続される。即ち、MOSトランジスターTr9aは、電流源CS2aと並列に設けられる。
図4に示す構成において、位相補償容量C1の容量値をそのままC1、検知容量Cdetの容量値をそのままCdet、MOSトランジスターTr8aの電流駆動能力をβ1a、MOSトランジスターTr9aの電流駆動能力をβ2aとする。このとき、Cdet×β2a/β1a>C1である。こうすることで、電圧変動抑制回路130aは、MOSトランジスターTr9aに十分な電荷量を流し、位相補償容量C1を瞬時に充電することができ、確実に出力電圧VOSCの変動を抑制することができる。
なお、図4では、安定化容量C2を省略した構成を採用しているが、出力電圧供給線PLOと第2の電圧供給線PL2との間に安定化容量C2を接続するようにしてもよい。
ここで、電流源CS4aの電流値をI4aとする。システム電源電圧VDDが安定している定常状態では、MOSトランジスターTr8a、Tr9aの電流駆動能力が等しいとすると、MOSトランジスターTr8a、Tr9aに流れる定電流はI4aとなる。システム接地電圧VSSに対してシステム電源電圧VDDが急激に上昇すると、検知容量Cdetにより、MOSトランジスターTr8a、Tr9aのゲート・ソース間の電位差が大きくなる。これにより、MOSトランジスターTr8a、Tr9aのドレイン電流が増加する。ここで、システム接地電圧VSSに対してシステム電源電圧VDDが上昇した電圧をΔVとする。MOSトランジスターTr8aには、電流源CS4aの電流値I4aとは別に、Cdet×ΔVの電荷に対応した電流が流れ、そこでノードN1aの電位が定常状態に戻る。
MOSトランジスターTr9aのソース・ドレイン間も、MOSトランジスターTr8aと同等の電流が流れる。システム接地電圧VSSに対してシステム電源電圧VDDが上昇したときに位相補償容量C1を充電するために必要な電荷量はC1×ΔVであり、Cdet>C1であれば、位相補償容量C1を瞬時に充電することができる。なお、入力差動対を構成するMOSトランジスターのソース・ドレイン間に流れる電流のすべてが位相補償容量C1の充電に寄与するわけではなく、その分、検知容量Cdetの容量値を位相補償容量C1の容量値より大きくすることが望ましい。
以上のように、図4の構成によれば、システム接地電圧VSSに対してシステム電源電圧VDDが急激に上昇したとき、レギュレーターの入力差動対を構成するトランジスターに流れる電流を必要な電荷量に応じて切り替えることができる。そのため、発振等の問題が生じることなく、例えば図4に示すようにレギュレーターの構成を簡素化できる。
また、例えばMOSトランジスターの閾値電圧以上上昇しなくても、その上昇分に応じて出力電圧の変動を抑制できるため、出力電圧の変動抑制を精度よく行うことができる。
更に、定常状態における消費電流を増加させることなく、出力電圧の変動を抑制することが可能となる。
図5に、図4の電圧発生回路120aが適用された集積回路装置の構成例の回路図を示す。図5では、電圧発生回路120aが発生した出力電圧VOSCを動作電圧とする負荷回路として水晶発振回路が採用されている。図5では、安定化容量C2を省略した構成を採用しているが、出力電圧供給線PLOと第2の電圧供給線PL2との間に安定化容量C2を接続するようにしてもよい。なお、図5において、図3と同様の部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
集積回路装置100aは、レギュレーターとしての電圧発生回路120aと、水晶発振回路140aと、動作回路としての分周回路160aとを含む。
水晶発振回路140aには、集積回路装置100aの接続端子TMa、TMbを介して外部に設けられた水晶振動子150が接続される。水晶発振回路140aは、出力電圧VOSCとシステム接地電圧VSSとの差を動作電圧として水晶発振動作を行い、発振クロックCLKOを出力する。水晶発振回路140aの発振出力である発振クロックCLKOは、分周回路160aに供給される。
水晶発振回路140aは、P型のMOSトランジスターTr10aとN型のMOSトランジスターTr11aとから構成されるCMOSインバーター回路であり、出力電圧VOSCとシステム接地電圧VSSとの差を動作電圧として動作する。MOSトランジスターTr10aのゲート及びMOSトランジスターTr11aのゲートは、集積回路装置100aの接続端子TMaに接続される。MOSトランジスターTr10aのドレイン及びMOSトランジスターTr11aのドレインは、集積回路装置100aの接続端子TMbに接続される。集積回路装置100aの外部には、水晶振動子150が設けられ、接続端子TMa、TMbを介して、水晶発振回路140aを構成するCMOSインバーター回路の入力及び出力間に水晶振動子150の接続が可能に構成される。
なお、図5においても、図3と同様に、図示を省略した帰還抵抗Rf、ドレイン抵抗R、ゲート容量C、ドレイン容量Cを含むことができる。
分周回路160aは、水晶発振回路140aからの発振クロックCLKOをバッファリングするインバーター回路を少なくとも含む。このインバーター回路は、P型のMOSトランジスターTr12aと、N型のMOSトランジスターTr13aとを含み、出力電圧VOSCとシステム接地電圧VSSとの差を動作電圧として動作する。
このような構成において、システム電源電圧VDDが上昇した場合でも、上記のように出力電圧VOSCの変動を抑制することができるので、水晶発振を継続できる。そのため、水晶発振回路140aを構成するCMOSインバーター回路からの発振クロックを後段回路に伝播でき、後段回路で生成されるクロック信号が停止してしまう事態を回避できる。これにより、集積回路装置が計時用に用いられる場合に、正確な計時が可能となる。
〔集積回路装置の適用例〕
上記の実施形態又はその変形例における集積回路装置は、発振クロックを用いたクロック信号に基づいて計時する時計用集積回路装置に適用することができる。
図6に、本発明に係る時計用集積回路装置の構成例のブロック図を示す。例えば、上記の実施形態又はその変形例における集積回路装置が、図6に示す発振回路410の機能を有する。
時計用集積回路装置400は、発振回路410と、計時回路420とを含む。発振回路410は、上記の実施形態における基準電圧発生回路110と、電圧発生回路120と、電圧変動抑制回路130とを含む。或いは、発振回路410は、上記の実施形態の変形例における基準電圧発生回路110aと、電圧発生回路120aと、電圧変動抑制回路130aとを含んでもよい。更に、発振回路410は、水晶発振回路140と、水晶振動子150とを含む。水晶振動子150は、時計用集積回路装置400の外部に設けられてもよい。計時回路420は、分周回路422と、時計回路424と、制御レジスター426と、クロック出力回路428と、割り込み発生回路430とを含む。
分周回路422は、発振回路410を構成する水晶発振回路140からの発振クロックを分周する。時計回路424は、分周回路422によって発振クロックを分周することにより生成されたクロック信号をカウントして、「年」、「月」、「日」、「曜」、「時」、「分」、「秒」を計時する。クロック出力回路428は、分周回路422からのクロック信号に基づいて複数種類のクロック信号を生成し、これらのいずれかのクロック信号を外部に出力する機能を有する。割り込み発生回路430は、時計回路424の計時結果に基づいて、割り込み信号を生成し、該割り込み信号を外部に出力する。制御レジスター426は、計時回路420の各部を制御するための制御データが設定されるレジスターを有し、例えばクロック出力回路428が出力するクロック信号の周波数の設定や、割り込み発生回路430が発生する割り込み条件の設定が行われる。
このような時計用集積回路装置400によれば、バックアップ時に電源が切り替えられてシステム接地電圧VSSに対してシステム電源電圧VDDが上昇し、その動作電圧が上昇した場合でも、発振クロックが「歯抜け」になることなく、正確な計時が可能となる。
〔電子機器〕
上記の時計用集積回路装置400は、次のような電子機器に適用することができる。
図7に、本発明に係る電子機器のハードウェア構成例のブロック図を示す。図7において、図6と同様の部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
電子機器500は、中央演算処理装置(Central Processing Unit:CPU)510と、入力部512と、メモリー516と、表示部518と、電源部520と、時計用集積回路装置400とを含む。CPU510、入力部512、メモリー516、表示部518、電源部520、及び時計用集積回路装置400は、バス522を介して接続される。CPU510は、メモリー516に記憶されたプログラムを、バス522を介して読み出し、該プログラムに対応した処理を実行することで、電子機器500を構成する各部を制御する。入力部512は、電子機器500を制御するための入力データを受け付ける。CPU510は、入力部512により受け付けられた入力データに応じて、処理を変更することができる。表示部518は、CPU510等によって生成された画像を表示する。電源部520は、電子機器500を構成する各部に供給する電源を生成する。このような電子機器500は、CPU510により制御される時計用集積回路装置400が生成するクロック信号に同期して動作する。このとき、該時計用集積回路装置400が発生する割り込み信号に対応した処理をタイマー処理としてCPU510が行い、電子機器500は、リアルタイム処理を行う。
図8(A)、図8(B)に、図7の電子機器500の構成例の斜視図を示す。図8(A)は、モバイル型のパーソナルコンピューターの構成例の斜視図を表す。図8(B)は、携帯電話機の構成の斜視図を表す。
図7の電子機器500の構成例の1つである図8(A)に示すパーソナルコンピューター800は、本体部810と、表示部820と、操作部830とを含む。本体部810は、図7のCPU510、メモリー516、電源部520等を有する。表示部820は、図7の表示部518に対応し、例えば液晶表示パネル等によりその機能が実現される。操作部830は、図7の入力部512に対応し、キーボード等によりその機能が実現される。このような操作部830を介した操作情報が本体部810のCPU510によって解析され、その操作情報に応じて表示部820に画像が表示される。これにより、バッテリーの切り替えがあっても安定に動作し、低消費電力で、且つ、設計が容易なパーソナルコンピューター800を提供することができるようになる。
図7の電子機器500の構成例の1つである図8(B)に示す携帯電話機900は、本体部910と、表示部920と、操作部930とを含む。本体部910は、図7のCPU510、メモリー516、電源部520等を有する。表示部920は、図7の表示部518に対応し、例えば液晶表示パネル等によりその機能が実現される。操作部930は、図7の入力部512に対応し、ボタン等によりその機能が実現される。このような操作部930を介した操作情報が本体部910のCPU510によって解析され、その操作情報に応じて表示部920に画像が表示される。これにより、バッテリーの切り替えがあっても安定に動作し、低消費電力で、且つ、設計が容易な携帯電話機900を提供することができるようになる。
なお、図7の電子機器500として、図8(A)、図8(B)に示すものに限定されるものではない。例えば、情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)、デジタルスチルカメラ、テレビ、ビデオカメラ、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳、電子ペーパー、電卓、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、POS(Point of sale system)端末、プリンター、スキャナー、複写機、ビデオプレーヤー、タッチパネルを備えた機器等が挙げられる。
以上、本発明に係る集積回路装置及び電子機器等を上記の実施形態又はその変形例に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態又はその変形例に限定されるものではない。例えば、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、次のような変形も可能である。
(1)上記の実施形態又はその変形例では、電圧発生回路として、主に、定電圧を生成するレギュレーターを例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明に係る電圧発生回路は、定電圧を生成するものでなくてもよい。
(2)上記の実施形態又はその変形例では、集積回路装置として、時計用の集積回路装置を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明に係る集積回路装置は、時計用以外の用途に適用することができることは言うまでもない。
(3)上記の実施形態又はその変形例において説明したレギュレーターの構成や水晶発振回路の構成に、本発明が限定されるものではない。本発明は、レギュレーターの構成や水晶発振回路の構成に限定されるものではない。
(4)上記の実施形態又はその変形例では、主に、電源の切り替えによりシステム電源電圧VDDが急激に上昇する例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、電源起動によるシステム電源電圧VDDの急激な上昇時にも、上記した効果を有する。
(5)上記の実施形態又はその変形例において、「ゲート」という語句は、ゲート端子、ゲート領域、又はゲート電極を意味する。同様に、「ドレイン」という語句は、ドレイン端子、ドレイン領域、又はドレイン電極を意味する。また、「ソース」という語句は、ソース端子、ソース領域、又はソース電極を意味する。
(6)上記の実施形態又はその変形例において、トランジスターとしてMOSトランジスターを例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
(7)上記の実施形態又はその変形例において、本発明を、集積回路装置及び電子機器等として説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上記の実施形態又はその変形例で説明した電圧変動抑制方法であってもよい。
10…レギュレーター、 20,140,144a…水晶発振回路、 22…後段回路、
30,150…水晶振動子、 100,100a…集積回路装置、
110,110a…基準電圧発生回路、 120,120a…電圧発生回路、
122,122a…差動回路、 124,124a…出力回路、
130,130a…電圧変動抑制回路、 160,160a,422…分周回路、
400…時計用集積回路装置、 410…発振回路、 420…計時回路、
424…時計回路、 426…制御レジスター、 428…クロック出力回路、
430…割り込み発生回路、 500…電子機器、 510…CPU、
512…入力部、 516…メモリー、 518,820,920…表示部、
520…電源部、 522…バス、 800…パーソナルコンピューター、
810,910…本体部、 830,930…操作部、 900…携帯電話機、
C1…位相補償容量、 C2…安定化容量、
CS1,CS1a,CS2,CS2a,CS3,CS3a,CS4、CS4a…電流源、
Cdet…検知容量、 CLKO…発振クロック、
PG,PGa,N1,N1a…ノード、 PL1…第1の電圧供給線、
PL2…第2の電圧供給線、 PLO…出力電圧供給線、
TM1,TM2,TMa,TMb…接続端子、
Tr1〜Tr13,Tr1a〜Tr13a…MOSトランジスター、
TrA…出力制御トランジスター、 TrB…トランジスター、 V1…第1の電圧、
V2…第2の電圧、 V3…第3の電圧、 VDD…システム電源電圧、
VOSC…出力電圧、 Vref…基準電圧、 VSS…システム接地電圧

Claims (9)

  1. ソース同士が接続された第1の入力トランジスター及び第2の入力トランジスターにより構成される入力差動対と、
    第1の電圧が供給される第1の電圧供給線に接続され、前記第1の入力トランジスターのドレイン電圧に基づいてゲート電圧を制御される出力トランジスターと、
    前記第1の電圧供給線に接続され、前記第2の入力トランジスターのドレイン電流をミラーして、前記第1の入力トランジスターのドレイン電流と前記第2の入力トランジスターのドレイン電流との差の電流を前記出力トランジスターのゲートに供給するカレントミラー回路と、
    前記出力トランジスターのゲート及びドレインの間に挿入される第1の容量と、
    前記第1の入力トランジスター及び前記第2の入力トランジスターの少なくとも一方のソース・ドレイン間に流れる電荷量に対して、第2の電圧に対する前記第1の電圧の上昇分に対応した電荷量を増加させる電圧変動抑制回路とを含むことを特徴とする集積回路装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1の容量の容量値をC1、前記第1の電圧の上昇分をΔVとしたとき、
    前記第1の電圧の上昇分に対応した電荷量は、C1×ΔVより大きい電荷量であることを特徴とする集積回路装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記第1の入力トランジスターのソース及び前記第2の入力トランジスターのソースと前記第2の電圧が供給される第2の電圧供給線との間に挿入される電流源を含み、
    前記電圧変動抑制回路は、
    一端が前記第1の電圧供給線に接続される第1の電流源と、
    ドレイン及びゲートが前記第1の電流源の他端に接続され、ソースが前記第2の電圧供給線に接続される第1のトランジスターと、
    ソースが前記第2の電圧供給線に接続され、ゲートが前記第1のトランジスターのゲートに接続され、ドレインが前記第1の入力トランジスターのソースと接続される第2のトランジスターと、
    前記第1の電圧供給線と、前記第1のトランジスターのゲートとの間に挿入される第2の容量とを含むことを特徴とする集積回路装置。
  4. 請求項3において、
    前記第1の入力トランジスター、前記第2の入力トランジスター、前記第1のトランジスター、及び前記第2のトランジスターの各々は、第1導電型のトランジスターであり、
    前記カレントミラー回路を構成するトランジスター及び前記出力トランジスターは、第2導電型のトランジスターであることを特徴とする集積回路装置。
  5. 請求項3又は4において、
    前記第1の容量の容量値をC1、前記第2の容量の容量値をCdet、前記第1のトランジスターの電流駆動能力をβ1、前記第2のトランジスターの電流駆動能力をβ2としたとき、
    Cdet×β2/β1>C1であることを特徴とする集積回路装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記出力トランジスターのドレイン電圧と前記第2の電圧との差を動作電圧として動作する負荷回路を含むことを特徴とする集積回路装置。
  7. 請求項6において、
    前記負荷回路は、
    その入力及び出力に発振振動子の接続が可能に構成されるインバーター回路を含むことを特徴とする集積回路装置。
  8. 請求項7において、
    前記インバーター回路の出力を分周する分周回路と、
    前記分周回路の出力に基づいて計時する計時回路とを含むことを特徴とする集積回路装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか記載の集積回路装置を含むことを特徴とする電子機器。
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