JP2012122705A - 冷蔵庫の調整脚及びそれを備えた冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストを低減した冷蔵庫の調整脚及びそれを備えた冷蔵庫を提供することを目的としている。
【解決手段】筐体1底面に密接する取付座面14aと、取付座面14aから下側に突出して設けられた雄ネジ部14cと、雄ネジ部14cの内側に下端側を開放して形成された凹部14dと、凹部14dに形成され取付座面14aを貫通する固定用穴14eとを有する調整軸14と、底面及び当該底面から上側に突出する側面を有し、その側面内側に雌ネジ部15bを有し、雌ネジ部15bが雄ネジ部14cと螺合して調整軸に装着される回転脚15とを備え、筐体の底面のうち固定用穴14eと対向する位置にネジ穴10bが形成され、固定用穴14eを介してネジ穴10bに締結されたネジ16により、調整軸14が筐体1に固定されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、冷蔵庫の調整脚に関し、特に、その底面前部等に取り付けられて冷蔵庫の据付を安定にする冷蔵庫の調整脚に関するものである。
従来の冷蔵庫の調節脚には、冷蔵庫筐体底面の補強桁前部にM8程度のナットを溶接固定しM8程度のボルト状のネジ切部を有する樹脂モールドした円筒脚を螺合させたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の冷蔵庫の調整脚には、移動用車輪を配置した金属製の車輪支持具の前方にM8程度のネジ切り穴を詮設し上記の円筒脚を螺合させ高さの調整をし、据付時のガタつきや、移動防止を図ったものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平4−320783号公報(例えば、段落[0014]、図1参照) 特開平8−334286号公報(例えば、段落[0016]、図10参照)
特許文献1に記載の冷蔵庫の調整脚は、金属製のネジ(雄ネジ)と、調整脚とを一体成形する樹脂モールド加工を施していた。また、金属製のネジと螺合する固定部(雌ネジ)を冷蔵庫本体の底面に固定する加工(例えば溶接加工)をしていた。従って、冷蔵庫の調整脚の製造コストが、樹脂モールド加工及び溶接加工の分だけ増加してしまうという課題があった。
特許文献2に記載の冷蔵庫の調整脚は、調整脚取付板にネジ切り穴を形成するために、ネジ切り加工をしていた。従って、冷蔵庫の調整脚の製造コストが、ネジ切り加工をする分だけ増加してしまうという課題があった。
また、特許文献1及び特許文献2に記載の冷蔵庫の調整脚には金属製の部材が使用されている。これにより防食防錆や外観意匠性向上のためにメッキや塗装などの二次加工が必要となって、その分だけ製造コストが増加してしまうという課題があった。
さらに、特許文献1及び特許文献2に記載の冷蔵庫の調整脚は、部品点数を削減するための改良が充分になされていなかった。調整脚の部品点数が多いと、組み立てる作業工程に要する作業量が増大してしまう。従って、作業工程に要する時間を短縮するためには、人員が多く必要となり、その分だけ製造コストが増加してしまうという課題があった。
本発明は、以上のような課題の少なくとも1つを解決するためになされたもので、製造コストを低減した冷蔵庫の調整脚及びそれを備えた冷蔵庫を提供することを目的としている。
本発明に係る冷蔵庫の調整脚は、断熱箱体である筐体の傾きを調整する冷蔵庫の調整脚において、筐体底面に密接する取付座面と、取付座面から下側に突出して設けられた雄ネジ部と、雄ネジ部の内側に下端側を開放して形成された凹部と、凹部に形成され取付座面を貫通する固定用穴とを有する調整軸と、底面及び当該底面から上側に突出する側面を有し、その側面内側に雌ネジ部を有し、雌ネジ部が雄ネジ部と螺合して調整軸に装着される回転脚とを備え、筐体の底面のうち固定用穴と対向する位置にネジ穴が形成され、固定用穴を介してネジ穴に締結されたネジにより、調整軸が筐体に固定されているものである。
本発明に係る冷蔵庫の調整脚によれば、雄ネジ部を一体形成した調整軸に、雌ネジ部を設けた回転脚を螺合するようにしたものである。従って、従来の冷蔵庫の調整脚のような樹脂モールド加工が不要であるので、その分だけ製造コストを低減することができる。
本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の外観図である。 本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の調整脚及びその近傍を、冷蔵庫の底面側から見た斜視図である。 図2に図示された線A−Aにおける冷蔵庫の調整脚及びその近傍の断面拡大図である。 図2に図示された調整脚を構成する回転脚、タッピングネジ及び調整軸を冷蔵庫筐体から分解した状態の斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る冷蔵庫の調整脚を構成する回転脚、タッピングネジ及び調整軸を冷蔵庫筐体から分解した状態の斜視図である。 図5に図示された調整脚及びその近傍の断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫100の外観図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫100の調整脚13及びその近傍を、冷蔵庫100の底面側から見た斜視図である。図3は、図2に図示された線A−Aにおける冷蔵庫100の調整脚13及びその近傍の拡大断面図である。図4は、図2に図示された調整脚13を構成する回転脚15、タッピングネジ16及び調整軸14を冷蔵庫筐体1から分解した状態の斜視図である。
本実施の形態1に係る冷蔵庫100の冷蔵庫筐体1内には、複数の貯蔵室が形成されている。図1及び図2では、上側が冷蔵室7、下側が冷凍室8である冷蔵庫を一例として示している。冷蔵室7の前面側には冷蔵室扉17が設けられ、冷凍室8の前面側には冷凍室扉9が設けられている。冷蔵庫筐体1は、鋼板製の外箱2、鋼板製の底板4及び前桁5と、樹脂製の内箱3との間に断熱材6が発泡充填されて構成されている。
外箱2の左側面の下端は、底面側に折り曲げられている。これにより、底面フランジ2aが形成されている。この底面フランジ2aは、冷蔵庫筐体1の側面と平行な断面が略U字形状であって鋼板製の補強桁10を支持している。外箱2の底面後方には、冷却用圧縮機(図示省略)を設置する鋼板製の台板11が、ネジ(図示省略)で固定されている。この台板11の左右の端部には、下側に突出するように後部脚11a及び後部脚11bが形成されている。後部脚11a及び後部脚11bは、台板11に例えば深絞り加工を施して形成するとよい。
また、外箱2の底面前方の右側端部(扉軸支側の端部)には、前面側に突出した樹脂成形品である前脚12がネジ(図示省略)で固定されている。また、外箱2の底面前方の左側端部(扉開放側の端部)には、冷蔵庫筐体1の傾きを調整するための調整脚13が設けられている。
底板4は、冷蔵庫筐体1の底面を構成するものである。前桁5は、冷蔵庫筐体1の前面側の下端部に設けられており、この前桁5の下端部が、冷蔵庫筐体1の底面側に折り曲げられている。これにより、前面下方フランジ5aが形成されている。前面下方フランジ5aには、タッピングネジ16が貫通するネジ逃がし穴5bが形成されている。
補強桁10は、前側が前桁5の前面下方フランジ5aに支持されている。また、補強桁10の前側より後方が、底面フランジ2aに支持されている。補強桁10の下面である補強桁下面10aには、鉛直上方向に突出したバーリング下穴10bが形成されている。バーリング下穴10bは、その周囲が上側に突出する略円筒状をしている。バーリング下穴10bは、ネジ逃がし穴5bから挿入されるタッピングネジ16が締結される。
[調整脚13について]
調整脚13は、冷蔵庫筐体1の底面に接触して設けられる調整軸14と、その調整軸14に装着される回転脚15で構成されている。なお、図1では調整脚13の設けられる位置が、冷蔵庫筐体1の底面前方の左側端部として図示しているが、限定されるものではない。つまり、調整脚13は、例えば冷蔵庫筐体1の底面後方に設けられていてもよい。
調整軸14は、取付座面14a、端面フランジ14b、雄ネジ部14c、凹部14d、固定用穴14eを有している。
取付座面14aは、外箱2の底面フランジ2a、前桁5の前面下方フランジ5a及び補強桁下面10aに接触して設けられる略板形状部分である。この取付座面14aは、前桁5のネジ逃がし穴5b及び補強桁10のバーリング下穴10bが形成された位置に設けられる。なお、図2〜図4では、取付座面14aの平面視形状が略正方形であるものを示しているが、略正方形に限定されるものではない。
端面フランジ14bは、外箱2と前桁5に接触して設けられている。端面フランジ14bは、取付座面14aの前側端部から上側に延出して設けられている。つまり、端面フランジ14bと取付座面14aを合わせた形状は、断面略L字形状となっている。なお、図3では端面フランジ14bが、延出する面を前面としたものを図示しているが、特に、限定されるものではない。つまり、端面フランジ14bは、冷蔵庫筐体1の前面、側面及び背面のうちのいずれか1つの面に延出したものでもよい。
雄ネジ部14cは、取付座面14aの中央部から下側に突出して設けられている。雄ネジ部14cの形状は、下面が開放された略円筒形状とするとよい。そして、雄ネジ部14cの外周には螺旋状の溝が形成されており、後述する雌ネジ部15bと螺合可能となっている。雄ネジ部14cの直径は、例えばM15〜M25程度(15mm〜25mm程度)とするとよい。
凹部14dは、雄ネジ部14cの内側であって、下端部側を開放するように形成されている。凹部14dは、タッピングネジ16のネジ頭が位置する部位である。凹部14dの形状は、例えば円柱形状等とするとよい。そして、この場合には凹部14dを、M5程度のタッピングネジ16のネジ頭が収容可能な直径とすればよい。
固定用穴14eは、凹部14dに形成され、取付座面14aを貫通する穴である。固定用穴14eの直径は、タッピングネジ16の直径より若干大きくするとよい。
回転脚15は、底壁15c、雌ネジ部15b及び複数の凹面15aを有している。
底壁15cは、回転脚15の底面をなし、冷蔵庫100が設置される床面と接触する部位である。図2〜図4では、底壁15cの平面視形状が略円形であるものを一例として示しているが、略円形に限定されるものではない。
雌ネジ部15bは、底壁15cから上方に突出して設けられている。雌ネジ部15bの形状は、上面が開放された略円筒形状とするとよい。そして、雌ネジ部15bの内周には螺旋状の溝が形成されており、雄ネジ部14cと螺合可能となっている。雌ネジ部15bの直径は、雄ネジ部14cと螺合可能な直径とする。つまり、雄ネジ部14cがM20ならば雌ネジ部15bもM20とする。
凹面15aは、雌ネジ部15bの外側であって、鉛直方向に伸びるように形成された凹部である。これによりユーザーの指と回転脚15の摩擦力を向上させて、回転脚15を回しやすくしている。
上記のような調整脚13は、タッピングネジ16で冷蔵庫筐体1に取付けられている。タッピングネジ16は、調整軸14の固定用穴14e及び前面下方フランジ5aのネジ逃がし穴5bに挿入され、補強桁10のバーリング下穴10bにタッピング締結される。これにより、取付座面14aが、外箱2の底面フランジ2a、前桁5の前面下方フランジ5a及び補強桁下面10aに密接する。また、端面フランジ14bが、外箱2と前桁5に密接する。こうして、調整軸14が冷蔵庫筐体1の底面に確実に固定される。
なお、このタッピングネジ16は、市販のネジでもよい。これにより、別途専用のタッピングネジを作成する必要がないのでその分だけコストを低減することができる。
そして、冷蔵庫筐体1の底面に固定された調整軸14の雄ネジ部14cに、回転脚15の雌ネジ部15bを螺合する。こうして、調整軸14に回転脚15が装着される。なお、調整軸14に装着された回転脚15を回すことで調整脚13の高さを調整することができるようになっている。
[調整脚13の動作説明]
本実施の形態1に係る冷蔵庫100は、冷蔵庫筐体1の底面前方が、前脚12及び調整脚13で支持される。また、冷蔵庫筐体1の底面後方が、台板11に形成された後部脚11a及び後部脚11bで支持される。つまり、冷蔵庫100は計4箇所で床面に接地する構造となっている。冷蔵庫100が設置される際の床面が傾いていたり、凹凸があったりすることにより、この4箇所が安定して床面に接地することができない場合がある。つまり、冷蔵庫100にガタつきが発生してしまう場合がある。このガタつきが発生した状態では、4箇所の接地面のうち、通常3箇所が接地される。そこで、調整脚13の高さを可変調整することでもう1箇所の接地を確実にする。これにより冷蔵庫100のガタつきを低減し、冷蔵庫100を安定して床面に設置させることができる。
[調整脚13の有する効果]
従来の冷蔵庫の調整脚は、例えばM8程度のネジボルトを、樹脂モールドで一体成形した調整脚であった。従って、調整脚の下端に落下衝撃力が加わった場合では、ネジピッチもネジ径も小さいネジボルトに衝撃が伝達される。これにより、ネジボルトが屈曲したり、螺合相手のM8程度のナットが壊れてしまったり、ネジ切バーリング穴が座屈してしまったりして、調整脚の回転調整操作が不可能となる場合があった。
一方、実施の形態1に係る冷蔵庫の調整脚13は、調整軸14の雄ネジ部14cの直径(ネジ径)をM15〜M25程度とした。雄ネジ部14cの直径が大きい分、取付座面14aに衝撃が分散されやすくなっている。これにより回転脚15下端に落下衝撃力が加わった場合に、雄ネジ部14cから取付座面14aに応力が分散されるので、調整脚13が座屈したり破壊されたりすることが抑制される。
タッピングネジ16は、その周囲が上側に突出する略円筒状のバーリング下穴10bに締結される。これにより、タッピングネジ16の締結力が、バーリング下穴10bの内周に亘り均一化される。つまり、調整軸14と補強桁10(冷蔵庫筐体1)との固定が確実になされるので、調整脚13の耐衝撃力が向上する。
調整軸14は、外箱2の底面フランジ2a、前桁5の前面下方フランジ5a及び補強桁下面10aに接触する取付座面14aを有している。つまり、冷蔵庫筐体1の底面に対して、調整軸14が広範囲に接触する。これにより、調整脚13に衝撃が加わった際に、応力が分散されるため冷蔵庫筐体1(鋼板製の外箱2、前桁5及び補強桁10)といった一度変形すると復元が困難な部分が座屈してしまうことを抑制することができる。
また、上記のように鋼板製の外箱2、前桁5及び補強桁10が変形しにくく調整軸14を構成したので、調整脚13が変形、破壊された場合には調整脚13を交換するだけでよい。これにより、市場でのサービス対応を容易且つ安価にすることができる。
また、調整軸14は、端面フランジ14bを有している。これにより、調整軸14と冷蔵庫筐体1との接触面積が大きくなる。従って、調整脚13に衝撃が加わった際に、応力が分散されるため冷蔵庫筐体1(鋼板製の外箱2、前桁5)といった一度変形すると復元が困難な部分が座屈してしまうことを抑制することができる。
また、調整軸14は、端面フランジ14bを有しているので、調整軸14の取付時の位置決めが容易となる。さらに、端面フランジ14bは、外箱2の端面切欠き部2bを塞ぐ(シャープエッジ保護)ためユーザーが怪我をしてしまうのを防止することができる。また、端面切欠き部2bが塞がれるので、外観意匠を向上させることができる。
また、調整軸14の雄ネジ部14c及び回転脚15の雌ネジ部15bの直径をM15〜M25程度としている。これにより、回転脚15を調整軸14に螺合する際に、少ない回転で大きな高さ調整範囲が可能となる。また、少ない回転で回転脚15を調整軸14に螺合することができるので、短時間で回転脚15を調整軸14に螺合することができる。従って、冷蔵庫生産ラインでは、調整軸14に回転脚15を装着する作業工程時間を短縮することができる。これにより装着作業に要する人員を削減できるので、製造コストを低減することができる。
また、一般的に、ネジのピッチはネジ径が決定されると決まる。つまり、ネジ径を大きくすることで、ネジピッチも大きくなる。ネジピッチが大きくなると、ネジ山部の係合寸法が拡大するので、より耐荷重が大きくなる。従って、調整脚13を大型冷蔵庫に採用することが可能となる。
また、回転脚15は、雌ネジ部15bと底壁15cとが一体形成されたものである。つまり回転脚15の形状は、縦断面略U字形状となっており、床面への衝撃加重に対して強度が強くなっている。
なお、調整軸14及び回転脚15の両方を、樹脂(例えば、ポリプロピレン)で構成するとよい。調整軸14及び回転脚15の両方を樹脂とすることで、防錆用のメッキや塗装などの表面処理を廃止することができ、製造コストを低減することができる。また、冷蔵庫100の外観色に合致した色調の着色成形材料を採用することも容易にできるので、冷蔵庫100の外観意匠向上に寄与することができる。また、ポリプロピレン樹脂は、安価なので、調整軸14及び回転脚15の両方の製造コストを低減することができる。
なお、調整軸14は、輸送や運搬時の荷扱いなどで衝撃荷重を受けると、冷蔵庫本体質量によっては、雄ネジ部14cの根本が破損する可能性がある。従って、冷蔵庫100の内容積200L以下の小型機種の場合に、調整軸14及び回転脚15の両方を樹脂(例えば、ポリプロピレン)で構成するとよい。
また、調整軸14を金属(例えば、アルミニウム合金又は亜鉛合金)で構成し、且つ回転脚15を樹脂(例えば、ポリプロピレン)で構成してもよい。調整軸14を金属材料で成形することで、調整軸14の機械的強度が向上する。これにより、冷蔵庫100が比較的大形(冷蔵庫100の内容積200L以上)であっても調整脚13が座屈することを抑制することができる。また、調整軸14をアルミニウム合金又は亜鉛合金で構成すると、金属成形の中では製造コストが比較的安価なダイキャスト成形が可能となる。これにより、調整軸14の製造コストを低減することができる。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2に係る冷蔵庫の調整脚13を構成する回転脚15、タッピングネジ16及び調整軸14を冷蔵庫筐体1から分解した状態の斜視図である。図6は、図5に図示された調整脚13及びその近傍の断面図である。なお、実施の形態2では、実施の形態1と同一部分には同一符号とし、実施の形態1との相違点を中心に説明するものとする。
実施の形態1に係る冷蔵庫の調整脚13は、回転脚15の底面中央部に底壁15cが形成されたものであった。それに対し、実施の形態2に係る冷蔵庫の調整脚13は、回転脚15の底面中央部を開放する貫通開口15dが形成されている。これにより、調整軸14の凹部14dが露出する。
比較的小形な冷蔵庫では、冷蔵庫筐体1の質量や食品収納量、更に輸送や運搬、据付に伴う衝撃荷重なども小さい。そのため、図4及び図5に図示されるように、回転脚15は、床面への衝撃加重に対する強度を強くする底壁15cをなくし、貫通開口15dが形成されていてもよい。これにより、タッピングネジ16を貫通開口15dより挿入してバーリング下穴10bに締結可能となる。従って、予め調整軸14と回転脚15を螺合した状態の調整脚13を、冷蔵庫筐体1底面に固定することができる。つまり、冷蔵庫生産ラインでは、タッピングネジ16の締結作業だけでよいため、作業工程時間を短縮することができる。これにより締結作業に要する人員を削減できるので、製造コストを低減することができる。
なお、実施の形態1に係る冷蔵庫の調整脚13の調整軸14及び本実施の形態2に係る冷蔵庫の調整脚13の調整軸14は、樹脂や金属で一体成型するとよい。また、実施の形態1に係る冷蔵庫の調整脚13の回転脚15及び本実施の形態2に係る冷蔵庫の調整脚13の回転脚15は、樹脂で一体成型するとよい。これにより、調整脚13の部品点数が少なくなるので、調整脚13を組み立てる際に要する作業量を低減することができる。従って、製造コストを低減することができる。
1 冷蔵庫筐体、2 外箱、2a 底面フランジ、2b 端面切欠き部、3 内箱、4 底板、5 前桁、5a 前面下方フランジ、5b ネジ逃がし穴、6 断熱材、7 冷蔵室、8 冷凍室、9 冷凍室扉、10 補強桁、10a 補強桁下面、10b バーリング下穴、11 台板、11a、11b 後部脚、12 前脚、13 調整脚、14 調整軸、14a 取付座面、14b 端面フランジ、14c 雄ネジ部、14d 凹部、14e 固定用穴、15 回転脚、15a 凹面、15b 雌ネジ部、15c 底壁、15d 貫通開口、16 タッピングネジ、17 冷蔵室扉、100 冷蔵庫。

Claims (9)

  1. 断熱箱体である筐体の傾きを調整する冷蔵庫の調整脚において、
    前記筐体底面に密接する取付座面と、前記取付座面から下側に突出して設けられた雄ネジ部と、前記雄ネジ部の内側に下端側を開放して形成された凹部と、前記凹部に形成され前記取付座面を貫通する固定用穴とを有する調整軸と、
    底面及び当該底面から上側に突出する側面を有し、その側面内側に雌ネジ部を有し、前記雌ネジ部が前記雄ネジ部と螺合して前記調整軸に装着される回転脚とを備え、
    前記筐体の底面のうち前記固定用穴と対向する位置にネジ穴が形成され、前記固定用穴を介して前記ネジ穴に締結されたネジにより、前記調整軸が前記筐体に固定されている
    ことを特徴とする冷蔵庫の調整脚。
  2. 前記雌ネジ部の底面を開口し、前記凹部を露出した
    ことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫の調整脚。
  3. 前記調整軸と前記回転脚とを、樹脂で構成した
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の冷蔵庫の調整脚。
  4. 前記調整軸を金属で構成し、前記回転脚を樹脂で構成した
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の冷蔵庫の調整脚。
  5. 前記調整軸は、
    前記取付座面から、前記筐体の前面、側面及び背面のうちのいずれか1つの面の下端部に延出して設けられた端面フランジを有する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の冷蔵庫の調整脚。
  6. 前記調整軸は、一体成型されている
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の冷蔵庫の調整脚。
  7. 前記ネジ穴を、その周囲が上側に突出する略円筒状のバーリング穴とした
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の冷蔵庫の調整脚。
  8. 前記雄ネジ部及び前記雌ネジ部の直径は、略20mmとした
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の冷蔵庫の調整脚。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の冷蔵庫の調整脚を備えた冷蔵庫。
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