JP2012122556A - パイロット操作切換弁を備えたショック緩和回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】 J/Sを中立に戻した際の機械停止時のショックを緩和しつつ、切換弁が開弁して機械が始動する際の応答遅れを解消することを目的とする。
【解決手段】 油圧ポンプからアクチュエータに至る油路に、J/Sからのパイロット圧力により前記アクチュエータに供給される圧油の方向を切り換えるためのパイロット操作切換弁を備えた油圧回路において、前記パイロット操作切換弁の両側のパイロットライン上に、オリフィスと並列にスプリングを備えたパイロット弁を設け、パイロット圧が上昇する時は、一の前記パイロット弁に作用するパイロット圧は一の前記パイロット弁のスプリングにより設定された圧力より大きくなると一の前記パイロット弁を開弁すると同時に他の前記パイロット弁を開く方向に作用させ他の前記パイロット弁を開弁状態とし、一方、パイロット圧が降圧する時に前記パイロット操作切換弁の戻り油は、一の前記パイロット弁がスプリングにより閉弁状態となり、一の前記オリフィス通過させるようにしたことをを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 油圧ポンプからアクチュエータに至る油路に、J/Sからのパイロット圧力により前記アクチュエータに供給される圧油の方向を切り換えるためのパイロット操作切換弁を備えた油圧回路において、前記パイロット操作切換弁の両側のパイロットライン上に、オリフィスと並列にスプリングを備えたパイロット弁を設け、パイロット圧が上昇する時は、一の前記パイロット弁に作用するパイロット圧は一の前記パイロット弁のスプリングにより設定された圧力より大きくなると一の前記パイロット弁を開弁すると同時に他の前記パイロット弁を開く方向に作用させ他の前記パイロット弁を開弁状態とし、一方、パイロット圧が降圧する時に前記パイロット操作切換弁の戻り油は、一の前記パイロット弁がスプリングにより閉弁状態となり、一の前記オリフィス通過させるようにしたことをを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、パイロット操作切換弁を備えたショック緩和回路に関する。
油圧ショベル等の多くの建設機械は、油圧ジョイスティックバルブ(以下、「J/S」という)をパイロット操作切換弁(以下、切換弁という)のパイロットライン上に設け、J/Sの操作によりパイロット圧力を切換弁に作用させて切換えることにより、油圧ポンプの吐出油を油圧シリンダなどのアクチュエータに供給して作動している。
J/Sを急操作、急停止をすると機械も急作動、急停止しようとするが、急停止時のショックは操作性に大きく影響する。機械停止時のショックを緩和するために、パイロットライン上にスロットルチェック弁を設けてメータアウト制御し、フルストロークから中立状態に戻るまでの全ストロークをスロットル(以下、「オリフィス」という。)で制御することが多い。
しかしながら、この回路では切換弁を、中立状態から全ストロークまで切り換える際にも、切換弁のパイロット室から排出されるパイロット油量がオリフィスによって制御されてしまうため、応答性を高めることができなかった。このため、油圧ショベル等の操作で多く行われている「バケットの泥落とし」等のバイブレーション操作には難があった。
具体的に図1を参照して説明すると、切換弁3を切換えて機械を始動する際は、J/S1をON操作し、パイロット圧力はチェック弁2を押し開き切換弁3に作用するが、切換弁3から排出されるストローク分の戻り油は、オリフィス4を通過するため、結果として素早い応答性が得られない。
反面、J/S1を中立に戻した際は、チェック弁2が閉弁し、切換弁3から排出されるストローク分の戻り油はオリフィス4を通過するので、切換弁3はゆっくり中立に戻り、ショックが緩和できる。
J/Sを急操作、急停止をすると機械も急作動、急停止しようとするが、急停止時のショックは操作性に大きく影響する。機械停止時のショックを緩和するために、パイロットライン上にスロットルチェック弁を設けてメータアウト制御し、フルストロークから中立状態に戻るまでの全ストロークをスロットル(以下、「オリフィス」という。)で制御することが多い。
しかしながら、この回路では切換弁を、中立状態から全ストロークまで切り換える際にも、切換弁のパイロット室から排出されるパイロット油量がオリフィスによって制御されてしまうため、応答性を高めることができなかった。このため、油圧ショベル等の操作で多く行われている「バケットの泥落とし」等のバイブレーション操作には難があった。
具体的に図1を参照して説明すると、切換弁3を切換えて機械を始動する際は、J/S1をON操作し、パイロット圧力はチェック弁2を押し開き切換弁3に作用するが、切換弁3から排出されるストローク分の戻り油は、オリフィス4を通過するため、結果として素早い応答性が得られない。
反面、J/S1を中立に戻した際は、チェック弁2が閉弁し、切換弁3から排出されるストローク分の戻り油はオリフィス4を通過するので、切換弁3はゆっくり中立に戻り、ショックが緩和できる。
そこで、本願発明は、J/Sを中立に戻した際のショックを緩和しつつ、切換弁の開弁時の応答遅れを解消することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願発明は、油圧ポンプから油圧シリンダなどのアクチュエータに至る油路に切換弁を備えた油圧回路において、アクチュエータ作動停止時のショック緩和のために切換弁両側のパイロットライン上にオリフィスと並列にパイロット弁をそれぞれ設け、J/Sからのパイロット圧力を同時にそれぞれのパイロット弁に作用させ、アクチュエータ作動時には切換弁を開弁するためのパイロット圧力が同時にそれぞれのパイロット弁に作用してオリフィスの影響がないパイロットラインを形成するように構成したものである。これにより、早い切換弁の応答性が得られ、またアクチュエータ停止時には、J/Sからのパイロット圧力がなくなるため、パイロット弁がスプリングによって戻され、オリフィスを介してパイロット流量が制御されることにより切換弁がゆっくり閉弁して停止時のショックを低減することが可能となる。
本発明によれば、J/Sを中立に戻した際の機械停止時のショックを緩和しつつ、切換弁が開弁して機械が始動する際の応答遅れを解消することが可能となる。
次に、本発明の一実施の形態について図2を参照して説明する。
図2の油圧回路は、パイロットラインを介してパイロット圧を作用させて油路の切換を行うための切換弁3と、切換弁3のパイロットライン上に、オリフィス4,5と並列に設けられたパイロット弁6,7で構成されている。尚、図示しないが、切換弁3は、油圧ポンプを備えた主回路に接続され、主回路から供給される圧油は、油圧ショベル等のアクチュエータに接続される。
図2の油圧回路は、パイロットラインを介してパイロット圧を作用させて油路の切換を行うための切換弁3と、切換弁3のパイロットライン上に、オリフィス4,5と並列に設けられたパイロット弁6,7で構成されている。尚、図示しないが、切換弁3は、油圧ポンプを備えた主回路に接続され、主回路から供給される圧油は、油圧ショベル等のアクチュエータに接続される。
切換弁3を切換えて機械を始動する際は場合、制御弁となるJ/S1をON操作する。パイロット圧力はパイロット弁6を押し開き、切換弁3に作用して主回路からの圧油をアクチュエータに供給する。同時にパイロット圧力は油路9により導かれて排出側のパイロット弁7を押し開く。これにより、切換弁3のストローク分の戻り油は、オリフィス5を通過せずにパイロット弁7を通過するので、素早い応答が可能となる。
パイロット圧力を降下させる場合の作動については、J/S1を中立に戻すと、切換弁3は閉弁し始めるが、同時にパイロット弁6,7もスプリングによって閉弁位置に戻され、切換弁3のストローク分の戻り油はオリフィス4を通過するので、切換弁3はゆっくり中立に戻りショックを緩和することになる。
パイロット圧力を降下させる場合の作動については、J/S1を中立に戻すと、切換弁3は閉弁し始めるが、同時にパイロット弁6,7もスプリングによって閉弁位置に戻され、切換弁3のストローク分の戻り油はオリフィス4を通過するので、切換弁3はゆっくり中立に戻りショックを緩和することになる。
1 ジョイスティック(制御手段)
2 チェック弁
3 パイロット操作切換弁
4,5 オリフィス
6,7 パイロット弁
8 油圧ポンプ
9,10 油路
2 チェック弁
3 パイロット操作切換弁
4,5 オリフィス
6,7 パイロット弁
8 油圧ポンプ
9,10 油路
Claims (1)
- 油圧ポンプからアクチュエータに至る油路に、制御弁からのパイロット圧力により前記アクチュエータに供給される圧油の方向を切り換えるためのパイロット操作切換弁を備えた油圧回路において、
前記パイロット操作切換弁の両側のパイロットライン上に、オリフィスと並列にスプリングを備えたパイロット弁を設け、パイロット圧が上昇する時は、一の前記パイロット弁に作用するパイロット圧は一の前記パイロット弁のスプリングにより設定された圧力より大きくなると一の前記パイロット弁を開弁すると同時に他の前記パイロット弁を開く方向に作用させ他の前記パイロット弁を開弁状態とし、
一方、パイロット圧が降圧する時に前記パイロット操作切換弁の戻り油は、一の前記パイロット弁がスプリングにより閉弁状態となり、一の前記オリフィス通過させるようにしたことを特徴とするパイロット操作切換弁を備えたショック緩和回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010274683A JP2012122556A (ja) | 2010-12-09 | 2010-12-09 | パイロット操作切換弁を備えたショック緩和回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010274683A JP2012122556A (ja) | 2010-12-09 | 2010-12-09 | パイロット操作切換弁を備えたショック緩和回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012122556A true JP2012122556A (ja) | 2012-06-28 |
Family
ID=46504205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010274683A Withdrawn JP2012122556A (ja) | 2010-12-09 | 2010-12-09 | パイロット操作切換弁を備えたショック緩和回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012122556A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101586257B1 (ko) * | 2015-01-16 | 2016-01-20 | 주식회사 영텍 | 더블 노즐 타입 스마트 포지셔너 |
-
2010
- 2010-12-09 JP JP2010274683A patent/JP2012122556A/ja not_active Withdrawn
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KR101586257B1 (ko) * | 2015-01-16 | 2016-01-20 | 주식회사 영텍 | 더블 노즐 타입 스마트 포지셔너 |
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