JP2012120255A - 電源制御装置およびそれを用いた電源装置 - Google Patents

電源制御装置およびそれを用いた電源装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電源装置をデジタル制御する際に演算異常が生じても、電源出力状態を極力維持する。
【解決手段】演算手段15は、制御周期ごとにA/D変換器14から出力電圧値を入力し、マイクロプロセッサ20によりPWMデューティを演算する。演算確認回路16は、各制御周期において規定時間内に演算手段15からPWMデューティが出力され、そのPWMデューティとバッファ回路17に保持されているPWMデューティとの差分が判定値未満の場合には、そのPWMデューティをバッファ回路17に転送する。規定時間内にPWMデューティが出力されない場合または差分が判定値以上の場合には、PWMデューティをバッファ回路17に転送せず、演算手段15に対し今回の演算を取り消して再度の演算を指令する。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチング素子を駆動するパルス変調信号の波形指示データをマイクロプロセッサにより演算する電源制御装置およびそれを用いた電源装置に関する。
パルス変調信号の波形指示データ例えばPWM信号のデューティ比をマイクロプロセッサにより演算すると、以下のような利点がある。
(1) フィードバック制御に用いる制御パラメータをソフトパラメータ化することができるので、ソフトウェアの変更により仕様変更を容易に行うことができる。
(2) コンデンサや抵抗などにより設定される制御パラメータを用いた場合に避けられない経年変化がない。
(3) 位相補償器などのフィードバック系の部品を削減することができる。
(4) 単一のハードウェアで多種の電源を構成することができる。
(5) アナログ制御回路では実装が難しい非線形制御や複雑な制御を実装することができ、高効率で安定した電源を構成できる。
(6) フィードバック制御に用いる制御パラメータをリアルタイムに最適化することができ、高効率で安定した電源を構成できる。
その反面、例えばマイクロプロセッサの電源ラインにノイズが混入したり電源ラインの電圧が一時的に低下すると、マイクロプロセッサ内のレジスタ値が書き変わったりA/D変換値が真の検出値からずれる場合がある。その結果、波形指示データであるPWMデューティ比が制御上誤った値に変更され、電源装置内の電圧や電流が異常となり、制御目標である電源装置の出力電圧が変動する虞がある。さらに、プログラムカウンタなどマイクロプロセッサの実行管理に必要なレジスタ等が書き変わると、マイクロプロセッサの暴走といった事態も生じ得る。
特許文献1記載のスイッチング電源回路は、マイクロプロセッサ内に異常判定のための電圧、電流のしきい値を有するとともに、別に設けた保護回路にこれよりも大きい値に設定されたしきい値を有している。これらしきい値相互の大小関係から、マイクロプロセッサが正常に動作しているときに保護回路は動作せず、マイクロプロセッサが暴走したときに保護回路がスイッチング素子を停止させるようになっている。
特開2008−67443号公報
従来の電源制御装置は、特許文献1記載の電源装置のように、演算結果に基づく駆動信号によりスイッチング素子を駆動し、その結果として電圧または電流に異常が生じた時に保護動作に移行する。しかし、この場合の保護動作はスイッチング素子の駆動停止であるため、電源装置や負荷を過電圧や過電流から保護することはできるが、電源出力の停止は避けられない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、電源装置をデジタル制御する際に演算異常が生じても、電源出力状態を極力維持することができる電源制御装置およびそれを用いた電源装置を提供することにある。
請求項1に記載した電源制御装置は、電源主回路に設けられたスイッチング素子を駆動するパルス変調信号を出力し、電源主回路の出力電圧が指令電圧に一致するように制御する。パルス変調信号は、波形指示データにより定められる波形を持つ。バッファ回路は波形指示データを保持しており、パルス変調回路は、パルス変調周期に同期した制御周期ごとに、バッファ回路に保持された波形指示データに基づくパルス変調信号を生成して出力する。
電源制御装置は、電源主回路の出力電圧をデジタル値に変換するA/D変換器を備えている。演算手段は、制御周期ごとに、A/D変換器から電源主回路の出力電圧値を入力し、マイクロプロセッサにより出力電圧値と指令電圧値に基づいてパルス変調信号の波形を指示する波形指示データを演算する。
演算確認手段は、各制御周期において規定時間内に演算手段から波形指示データが出力され、その波形指示データとバッファ回路に保持されている波形指示データとの差分が所定の判定値未満の場合には、演算が正常に実行されたと判定して演算手段から得た波形指示データをバッファ回路に転送する。一方、各制御周期において規定時間内に演算手段から波形指示データが出力されない場合または演算手段から得た波形指示データとバッファ回路に保持されている波形指示データとの差分が判定値以上の場合には、演算が異常に実行されたと判定して演算手段に対し今回の波形指示データの演算を取り消して再度の演算を指令する。
このように、本手段の電源制御装置は、演算が正常に実行されたときはその波形指示データをバッファ回路に転送し、演算が異常に実行されたとき(演算結果が得られない場合を含む)はバッファ回路内の波形指示データを前回値のまま保持する。これにより、異常演算に基づく誤ったパルス変調信号が出力されることがなくなり、電源装置内の電圧や電流に生じる異常を未然に防止できる。
また、指令した再度の演算が完了するまでは前回値に基づくパルス変調信号を用いてスイッチングすることになるが、異常演算が連続的に生じない限りは制御特性が極端に悪化することはない。その結果、たとえ演算異常が生じても、指令値通りの電源電圧の出力状態を極力維持することができる。
演算確認手段は、演算手段により演算された波形指示データとバッファ回路に保持されている波形指示データとの差分に基づいて、当該演算された波形指示データが正常か異常かを判定する。これにより、マイクロプロセッサの電源ラインへのノイズの混入、電源ラインの電圧低下などにより突発的に生じるレジスタやデータの書き変わり(データの異常な不連続)を高い確度で検出することができる。
請求項2に記載した手段によれば、波形指示データを保持するバッファ回路の他に、平均波形指示データを保持する平均値バッファ回路を備えている。演算手段は、制御周期ごとに、演算した波形指示データを加算平均した平均波形指示データを演算する。演算確認手段は、波形指示データの演算が正常に実行されたと判定した場合には、演算手段から得た波形指示データをバッファ回路に転送するとともに、演算手段から得た平均波形指示データを平均値バッファ回路に転送する。
パルス変調回路は、制御周期ごとに、波形指示データの演算が正常に実行されたと判定された場合には、バッファ回路に保持された波形指示データに基づくパルス変調信号を生成して出力し、波形指示データの演算が異常に実行されたと判定された場合には、平均値バッファ回路に保持された平均波形指示データに基づくパルス変調信号を生成して出力する。このように演算異常の際に平均波形指示データを用いることにより、波形指示データが制御周期ごとにばらつく場合でも、演算異常が生じたときの出力電圧の指令値からのずれを極力抑えることができる。
請求項3に記載した手段によれば、バッファ回路は、転送された直近のN個(N≧1)の波形指示データを保持し、制御周期ごとに、波形指示データの演算が正常に実行されたと判定された場合には、保持している最新の波形指示データを出力し、波形指示データの演算が異常に実行されたと判定された場合には、保持しているN個の波形指示データを古いものから順に繰り返し出力する。パルス変調回路は、バッファ回路から出力される波形指示データに基づくパルス変調信号を生成して出力する。
演算確認手段は、各制御周期において規定時間内に演算手段から波形指示データが出力され、その波形指示データとバッファ回路に保持されている最新の波形指示データとの差分が所定の判定値未満の場合には、演算が正常に実行されたと判定して演算手段から得た波形指示データをバッファ回路に転送し、各制御周期において規定時間内に演算手段から波形指示データが出力されない場合または演算手段から得た波形指示データとバッファ回路に保持されている最新の波形指示データとの差分が判定値以上の場合には、演算が異常に実行されたと判定して演算手段に対し今回の波形指示データの演算を取り消して再度の演算を指令する。
本手段によれば、電源主回路の負荷が周期的に変動する場合、その周期に応じたサイクル数Nを見積もり、演算異常の際に過去N回分の波形指示データを順次繰り返し用いることにより、負荷変動にもかかわらず出力電圧の指令値からのずれを極力抑えることができる。
請求項4に記載した手段によれば、演算確認手段は、連続してM回(M≧2)以上演算が異常に実行されたと判定した場合、パルス変調回路によるパルス変調信号の出力を停止させる。これにより、演算異常が連続して生じたとき、つまり電源ラインへのノイズの混入や電源ラインの電圧低下の要因ではなく電源装置に故障が生じたときに、電源装置のスイッチング動作を停止させることができる。
請求項5に記載した手段によれば、演算手段は、制御周期の第Nサイクルにおいて演算確認手段により再度の演算を指令された場合、第N+1サイクルにおいて演算の取り消しのための初期化処理を実行し、第N+2サイクル以降A/D変換器からの入力と波形指示データの演算を実行する。これにより、書き変わったデータを用いた演算を取り消して、その前の状態に初期化してから再度の演算を実行することができる。
請求項6に記載した電源装置は、波形指示データにより定められる波形を持つパルス変調信号を出力する上記電源制御装置と、スイッチング素子をパルス変調信号で駆動することによりその波形指示データに応じた電圧を出力する電源主回路とを備えている。これにより、異常演算に基づくパルス変調信号によるスイッチングを回避でき、指令値通りの電源電圧の出力状態を極力維持することができる。
本発明の第1の実施形態を示すスイッチング電源装置の構成図 電源主回路の構成図 プロセッサが実行する電源制御プログラムのフローチャート PWM信号生成部のロジック構成図 PWM信号生成部のタイミングチャート(1) PWM信号生成部のタイミングチャート(2) 本発明の第2の実施形態を示す図4相当図 図3相当図 PWMデューティがばらつく場合のPWM信号の波形図 本発明の第3の実施形態を示す図4相当図 電源装置の出力電圧または入力電圧とPWM信号の波形図
各実施形態において実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態について図1ないし図6を参照しながら説明する。
図1は、車両用電子制御装置に搭載されるスイッチング電源装置の全体構成図である。この電源装置1は、バッテリ電圧VBを入力電圧としてスイッチング素子(トランジスタ)をPWM信号で駆動し、出力端子2からPWMデューティに応じた一定の電圧Vout(一例として5V)を出力する定電圧電源装置である。電源装置1は、スイッチング素子を具備した電源主回路3とPWM信号を出力する電源制御装置4とから構成されている。
図2は、電源主回路3を構成するスイッチング回路5と平滑回路6の具体的な構成を示している。(a)に示すスイッチング回路5では、バッテリ電圧VBが供給される電源線7とグランド8との間に2つのスイッチング素子9(9a、9b)が直列に接続されている。スイッチング素子9(9a、9b)は、PWM信号とそれを反転回路10で反転したPWM信号とにより相補的に駆動されるようになっている。また、(b)に示すスイッチング回路5では、電源線7とグランド8との間にスイッチング素子9と逆方向のダイオード11が直列に接続されており、スイッチング素子9はPWM信号により駆動されるようになっている。平滑回路6は、(a)(b)ともにコイル12とコンデンサ13とからなるLCフィルタである。
電源制御装置4は、図1に示すようにA/D変換器14、演算手段15、演算確認回路16、バッファ回路17およびPWM回路18を備えたワンチップICとして構成されている。破線で囲まれたPWM信号生成部19は、従来のPWM信号生成部に置き替わるものであり、後述するようにロジック回路により構成されている。演算手段15は、マイクロプロセッサ20(以下、プロセッサ20と称す)、ROMやフラッシュメモリなどの不揮発性のメモリ21、出力レジスタ22などを備えており、プロセッサ20は、メモリ21に記憶されている電源制御プログラムを読み出して実行する。
図3は、プロセッサ20が実行する電源制御プログラムのフローチャートである。プロセッサ20は、PWM周期に同期し且つ後述するインターバル信号により作られる制御周期ごとに、A/D変換器14から出力電圧VoutのA/D変換値を入力し、その出力電圧値と指令電圧値に基づいてPWM信号(パルス変調信号)の波形を指示するPWMデューティ(波形指示データ)を演算し出力レジスタ22に書き込む。
すなわち、ステップS1で制御周期の開始(インターバル信号の立ち下がり)を待ち、ステップS2でA/D変換器14に出力電圧VoutのA/D変換を実行させて出力電圧値を取り込む。続くステップS3で指令電圧値と出力電圧値の差分(電圧偏差)を演算し、ステップS4で電圧偏差を入力とするPID演算またはPI演算によりPWMデューティを算出し出力レジスタ22に書き込む。この算出したPWMデューティをステップS5で演算確認回路16に出力した後、再びステップS1の処理に戻る。
図1に示す演算確認回路16(演算確認手段)は、各制御周期において演算手段15から出力されたPWMデューティが正常値か否かを判定し、正常値と判定した場合にはそのPWMデューティをバッファ回路17に転送し、異常値と判定した場合には演算手段15に対し今回のPWMデューティの演算を取り消して再度の演算を行うよう指令する。バッファ回路17は、演算確認回路16から転送されたPWMデューティを保持するレジスタである。PWM回路18(パルス変調回路)は、各制御周期の開始時にバッファ回路17が保持しているPWMデューティを自らのPWMレジスタ23に読み出し、そのPWMデューティに基づいてPWM信号を生成し、当該制御周期において出力する。
次に、PWM信号生成部19の構成と動作について、図4ないし図6を参照しながら説明する。図4はPWM信号生成部19のロジック構成図であり、図5と図6はPWM信号生成部19のタイミングチャートである。演算確認回路16は、入力レジスタ24、エッジ検出器25、判定回路26、AND回路27、インバータ28、カウンタ29、セレクタ30およびレジスタ31から構成されている。
制御周期を作り出すインターバル信号は、PWM周期(スイッチングサイクル)に同期した信号であり、演算手段15とPWM信号生成部19の同期タイミングをとるために用いられる。このインターバル信号は、図示しないクロック生成回路においてクロック信号、PWMキャリア信号などとともに生成されるが、演算手段15内部で生成してもよい。制御周期は、インターバル信号がHレベルからLレベルに立ち下がった時点から開始される。
演算手段15は、正常に動作していれば、制御周期の開始から規定時間T1以内に、図3に示すステップS2ないしS4の処理すなわちA/D変換器14からの出力電圧値の入力とPWMデューティの演算を終了する。演算手段15から演算確認回路16へのPWMデューティの出力タイミングを作るため、インターバル信号は、立ち下がり時点から規定時間T1が経過した時にLレベルからHレベルに立ち上がる。この時、演算手段15は、演算が終了していることを条件としてパルス波形を持つライト信号を出力する。
図5は、制御周期の第Nサイクルで演算手段15による演算が正常に終了した後、第N+1サイクルで規定時間T1以内に演算手段15による演算が終了しなかったため、演算確認回路16が演算手段15に対し再計算を指令した場合のタイミングチャートである。このような事態は、プロセッサ20の電源ラインへのノイズの混入、電源ラインの電圧低下などによりプログラムカウンタのビットが書き変わり、データを書き込むステップをスキップすることにより生じ得る。
なお、図5および図6のタイミングチャートでは、PWM信号生成部19の各要素は入出力間の遅延がないものと理想化しているので、各要素はインターバル信号のエッジに同期して変化する他の要素の出力信号を入力としつつ、同一のインターバル信号のエッジに同期して動作可能であるものとする。
はじめに、正常に演算が終了した第Nサイクルの動作を説明する。制御周期の開始とともに出力電圧VoutのA/D変換が実行され、演算手段15は、その出力電圧値を用いて規定時間T1以内にPWMデューティを演算し出力レジスタ22に書き込む。時刻T1でインターバル信号がHレベルに立ち上がると、演算手段15は、その立ち上がりに同期してHレベルのライト信号を出力する。
入力レジスタ24は、ライト信号の立ち上がりで、演算手段15の出力レジスタ22にある新たに演算されたPWMデューティを取り込む。判定回路26は、入力レジスタ24に取り込まれた新たなPWMデューティと、バッファ回路17に保持されているPWMデューティとの差分(絶対値)を求め、その差分が所定の判定値未満の場合にはHレベルの判定信号を出力し、判定値以上の場合にはLレベルの判定信号を出力する。判定値は、正常な電源制御動作において制御周期の1サイクルの間に変化するPWMデューティの最大変化量より大きく設定されている。
一方、エッジ検出器25は、ライト信号の立ち上がりでエッジ検出信号をHレベルにセットし、インターバル信号の立ち下がりでエッジ検出信号をLレベルにリセットする。AND回路27は、インターバル信号の立ち上がりでエッジ検出信号と判定信号の論理積を実行し、その結果をラッチ制御信号として出力する。エッジ検出信号と判定信号がともにHレベルの場合、つまり規定時間T1内に演算手段15から新たに演算したPWMデューティのデータが出力され、そのPWMデューティとバッファ回路17に保持されているPWMデューティとの差分が判定値未満の場合、ラッチ制御信号がHレベルとなる。このラッチ制御信号は、インバータ28により反転されて再計算要求信号となる。
バッファ回路17は、ラッチ制御信号がHレベルの期間においては入力レジスタ24のPWMデューティを入力し、ラッチ制御信号がLレベルの期間においては当該Lレベルへの変化時点のPWMデューティを保持する(ラッチ動作)。従って、演算手段15が規定時間T1内に正常な値を持つPWMデューティを演算した場合、バッファ回路17にはそのPWMデューティが転送される。
カウンタ29は、インターバル信号の立ち上がりでカウント動作し、インバータ28から出力された再計算要求信号がHレベル(再計算要求)の場合にカウント値をインクリメントし、Lレベルの場合にカウント値を0にリセットする。カウント値が規定値より小さいとLレベル(リセット要求なし)のリセット要求信号を出力し、カウント値が規定値以上になるとHレベル(リセット要求あり)のリセット要求信号を出力する。第Nサイクルではリセット要求信号がLレベルなので、カウント値は0のままとなる。
セレクタ30は、リセット要求信号がLレベルのときはバッファ回路17を選択し、そのPWMデューティをPWMレジスタ23に転送する。一方、リセット要求信号がHレベルのときはレジスタ31を選択する。レジスタ31は全ビット0のデータを持つレジスタであり、このデータがPWMレジスタ23に転送されると、PWM信号はLレベルとなりスイッチング動作が停止する。PWMデューティは、例えば16ビットの幅を持ち、全ビット0のときはデューティ0%、全ビット1のときはデューティ100%となる。この第Nサイクルでは、PWM回路18は、第N−1サイクルでPWMレジスタ23に転送されたPWMデューティに基づいてPWM信号を生成し出力する。
続いて、ライト信号が出力されない第N+1サイクルと、初期化を行う第N+2サイクルの動作を説明する。第N+1サイクルでは、演算手段15は、規定時間T1の経過時に演算を終了していないため、インターバル信号の立ち上がりでライト信号を出力しない。そのため、エッジ検出信号はLレベルのままであり、ラッチ制御信号はLレベル、再計算要求信号はHレベルになる。従って、入力レジスタ24、バッファ回路17およびPWMレジスタ23のPWMデューティは変化せず、カウンタ29はカウント値をインクリメントする(カウント値=1)。
再計算要求信号がHレベルになるので、演算手段15は、次の第N+2サイクルにおいて、第N+1サイクルの演算を取り消して第Nサイクルの状態に戻す初期化を実行する。この第N+2サイクルでもエッジ検出信号およびラッチ制御信号はLレベルのままであり、バッファ回路17等のPWMデューティは前回値のまま変化せず、カウンタ29はカウント値をインクリメントする(カウント値=2)。カウント値に対する規定値は3以上の値に設定されているので、リセット要求信号はLレベルのままである。これら第N+1サイクルおよび第N+2サイクルでも、PWM回路18は、第NサイクルでPWMレジスタ23に転送されたPWMデューティ(前回値)に基づいてPWM信号を生成し出力する。
続く第N+3サイクルで、演算手段15が規定時間T1内に正常な値を持つPWMデューティを演算すると、インターバル信号の立ち上がりでライト信号、エッジ検出信号およびラッチ制御信号がHレベルになる。これにより、本サイクルで演算した新たなPWMデューティが、出力レジスタ22から入力レジスタ24、バッファ回路17およびPWMレジスタ23に転送される。この第N+3サイクルで得られたPWMデューティは、次の第N+4サイクルのPWM信号に反映される。
図6は、制御周期の第Nサイクルで演算手段15による演算が正常に終了した後、第N+1サイクルで演算した値が異常であったため、演算確認回路16が演算手段15に対し再計算を指令した場合のタイミングチャートである。このような事態は、プロセッサ20の電源ラインへのノイズの混入、電源ラインの電圧低下などによりデータが書き変わることにより生じ得る。
第N+1サイクルにおいて、演算手段15は、規定時間T1内に演算を終了しているため、インターバル信号の立ち上がりでライト信号が出力される。しかし、判定回路26は、演算されたPWMデューティとバッファ回路17に保持されているPWMデューティとの差分(絶対値)が上記判定値以上と判定し、Lレベルの判定信号を出力している。そのため、ラッチ制御信号がLレベル、再計算要求信号がHレベルになる。従って、図5に示した第N+1サイクルと同様に、入力レジスタ24、バッファ回路17およびPWMレジスタ23のPWMデューティは変化せず、カウンタ29はカウント値をインクリメントする。第N+2サイクル以降の動作は、図5に示す第N+2サイクル以降の動作と同じである。
規定時間T1以内に演算が終了しなかったまたは演算した値が異常であった制御周期(第N+1サイクル)が存在すると、次の周期(第N+2サイクル)が初期化周期となるので、その初期化周期でも演算が行われない。つまり、1つの制御周期で演算異常が生じると、カウンタ29のカウント値は2だけ増加する。従って、連続してM回(M≧2)の演算異常が生じたことを検出するには、規定値を2M−1または2Mに設定すればよい。この設定によれば、連続してM回(M≧2)以上演算が異常に実行されたと判定した場合、PWM信号がLレベルとなりスイッチングが停止する。
以上説明したように、電源装置1は、PWM信号を出力する電源制御装置4と、スイッチング素子9をPWM信号で駆動することによりPWMデューティに応じた電圧を出力する電源主回路3とを備えている。電源制御装置4は、プロセッサ20を具備した演算手段15によりPWMデューティをデジタル演算するので、背景技術で説明したような制御上の利点が得られる。
電源制御装置4は、演算確認回路16を備えている。演算確認回路16は、演算手段15が規定時間T1内にPWMデューティの演算を終了し且つ演算値が正常と判定したときは、そのPWMデューティをバッファ回路17に転送する。一方、演算手段15が規定時間T1内にPWMデューティの演算を終了できずまたは演算値が異常と判定したときは、演算手段15に対し今回の演算を取り消して再度の演算を指令し、バッファ回路17内のPWMデューティを前回値のまま保持する。
これにより、異常なPWM信号を用いたスイッチングを回避でき、過電圧や過電流などの異常の発生を防止できる。指令した再度の演算が完了するまでは前回値に基づくPWM信号を用いてスイッチングすることになるが、異常演算が連続的に生じない限りは、制御特性例えば出力電圧Voutの変動率が極端に悪化することはない。その結果、たとえデジタル演算に異常が生じても、指令値通りの電源電圧の出力状態を極力維持することができる。
演算確認回路16は、演算手段15により演算されたPWMデューティとバッファ回路17に保持されているPWMデューティとの差分(絶対値)に基づいて、当該演算されたPWMデューティが正常か異常かを判定する。これにより、プロセッサ20の電源ラインへのノイズの混入、電源ラインの電圧低下などにより突発的に生じるレジスタ、データなどの書き変わりを高い確度で検出することができる。
連続して生じた演算異常を計数するカウンタ29を備え、そのカウント値と規定値との比較に基づいてスイッチング動作を停止するように構成したので、電源装置に故障が生じたことにより演算異常が連続して生じる事態が発生したときに、電源装置を確実に停止することができる。
演算異常が生じたと判定されたとき、演算手段15は、次の制御周期においてその演算を取り消して演算異常が生じる前の状態に戻す初期化を実行する。この初期化処理では、例えばデータの書き変わりにより異常値が加算された積分要素から当該加算値を減算し、演算異常が生じる前の積分値に戻すことが行われる。これにより、以降の演算に対する影響を排除することができる。
(第2の実施形態)
次に、図7ないし図9を参照しながら第2の実施形態について説明する。
図7はPWM信号生成部19のロジック構成図であり、図8はプロセッサ20が実行する電源制御プログラムのフローチャートである。演算手段15は、制御周期ごとに、演算したPWMデューティを加算平均した平均PWMデューティ(平均波形指示データ)を演算し(ステップS10)、平均値出力レジスタ32に書き込む(ステップS5)。加算平均は、過去N個(N≧1)のデータの算術平均、重み付け平均など種々の平均処理を用いることができる。
演算確認回路16は、図4に示した構成の他に平均値入力レジスタ33、平均値バッファ回路34およびセレクタ35を備えている。平均値入力レジスタ33は、ライト信号の立ち上がりで、演算手段15の平均値出力レジスタ32にある平均PWMデューティを取り込む。平均値バッファ回路34は、ラッチ制御信号がHレベルの期間においては平均値入力レジスタ33の平均PWMデューティを入力し、ラッチ制御信号がLレベルの期間においては当該Lレベルへの変化時点の平均PWMデューティを保持する(ラッチ動作)。
セレクタ35は、ラッチ制御信号がHレベルの期間においては、バッファ回路17に保持されたPWMデューティを選択してセレクタ30に転送し、ラッチ制御信号がLレベルの期間においては、平均値バッファ回路34に保持された平均PWMデューティを選択してセレクタ30に転送する。従って、PWM回路18は、PWMデューティの演算が正常に実行されたと判定された場合には、バッファ回路17に保持されたPWMデューティに基づくPWM信号を生成して出力し、PWMデューティの演算が異常に実行されたと判定された場合には、平均値バッファ回路34に保持された平均PWMデューティに基づくPWM信号を生成して出力する。
図9は、PWMデューティがばらつく場合のPWM回路18が出力するPWM信号の波形を示している。制御周期の第Nサイクルから第N+2サイクルまではPWMデューティの演算が正常に実行され、そのPWMデューティ40%、30%、50%を持つPWM信号が出力される。第N+3サイクルで演算異常が生じたため、これら3つのデータを加算平均したPWMデューティ40%のPWM信号が出力される。本実施形態によれば、演算異常の際に平均PWMデューティを用いることにより、PWMデューティが制御周期ごとにばらつく場合でも、演算異常のときに出力電圧Voutの指令値からのずれを極力抑えることができる。
(第3の実施形態)
次に、図10および図11を参照しながら第3の実施形態について説明する。
図10はPWM信号生成部19のロジック構成図である。バッファ回路36は、入力レジスタ24から転送された直近のN個(N≧1)のPWMデューティを保持することができる。このバッファ回路36は、ラッチ制御信号がHレベルの期間においては、保持している最新のPWMデューティを出力し、ラッチ制御信号がLレベルの期間においては、保持されたN個のPWMデューティを古いものから順に繰り返し出力する。
判定回路26は、入力レジスタ24に取り込まれた新たなPWMデューティと、バッファ回路36に保持されている最新のPWMデューティとの差分(絶対値)に基づいて、既述したように判定信号を出力する。PWM回路18は、バッファ回路36から出力される波形指示データに基づくPWM信号を生成して出力する。従って、PWM回路18は、PWMデューティの演算が正常に実行されたと判定された場合には、バッファ回路36に保持された最新のPWMデューティに基づくPWM信号を生成して出力し、PWMデューティの演算が異常に実行されたと判定された場合には、バッファ回路36に保持された過去N個のPWMデューティに基づくPWM信号を生成して出力する。
図11は、出力電圧Vout(または電源主回路3に入力されるバッテリ電圧VB)の波形と、PWM回路18が出力するPWM信号の波形を示している。出力電圧Vout(またはバッテリ電圧VB)が周期的に変動すると、PWMデューティはそれに従って増減する。演算異常が継続する間、過去6サイクル分(N=6)のPWMデューティに基づいてPWM信号を出力している。本実施形態によれば、電源主回路3の入力電圧または負荷が周期的に変動する場合、その周期に応じたサイクル数Nを見積もり、演算異常の際に過去N回分のPWMデューティを順次繰り返し用いることにより、出力電圧Voutの指令値からのずれを極力抑えることができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形、拡張を行うことができる。
電源装置1は、ハイブリッド車両に搭載されるDC−DCコンバータにも適用できる。また、上記実施形態で示した降圧型シリーズレギュレータの他にも、例えば昇圧型シリーズレギュレータ、トランス絶縁型スイッチングレギュレータ、AC−DC電源、DC−AC電源など種々のスイッチング電源装置に適用できる。
電源主回路に設けられたスイッチング素子を駆動するパルス変調方式は、パルス幅変調(PWM)に限られない。例えば、昇降圧チョッパ回路に対するデューティ比を波形指示データとするパルス振幅変調(PAM)、スイッチング周波数を波形指示データとするパルス周波数変調(PFM)、パルスの密度を波形指示データとするパルス密度変調(PDM)など電源装置の出力電圧を制御可能なパルス変調方式であればよい。
図面中、1は電源装置、3は電源主回路、4は電源制御装置、9、9a、9bはスイッチング素子、14はA/D変換器、15は演算手段、16は演算確認回路(演算確認手段)、17はバッファ回路、18はPWM回路(パルス変調回路)、20はマイクロプロセッサ、34は平均値バッファ回路である。

Claims (6)

  1. 電源主回路に設けられたスイッチング素子を駆動するパルス変調信号を出力し、前記電源主回路の出力電圧を制御する電源制御装置において、
    前記電源主回路の出力電圧をデジタル値に変換するA/D変換器と、
    パルス変調周期に同期した制御周期ごとに、前記A/D変換器から前記電源主回路の出力電圧値を入力し、マイクロプロセッサにより前記出力電圧値と指令電圧値に基づいて前記パルス変調信号の波形を指示する波形指示データを演算する演算手段と、
    波形指示データを保持するバッファ回路と、
    前記制御周期ごとに、前記バッファ回路に保持された波形指示データに基づくパルス変調信号を生成して出力するパルス変調回路と、
    各制御周期において規定時間内に前記演算手段から波形指示データが出力され、その波形指示データと前記バッファ回路に保持されている波形指示データとの差分が所定の判定値未満の場合には、前記演算が正常に実行されたと判定して前記演算手段から得た波形指示データを前記バッファ回路に転送し、各制御周期において前記規定時間内に前記演算手段から波形指示データが出力されない場合または前記演算手段から得た波形指示データと前記バッファ回路に保持されている波形指示データとの差分が前記判定値以上の場合には、前記演算が異常に実行されたと判定して前記演算手段に対し今回の波形指示データの演算を取り消して再度の演算を指令する演算確認手段とを備えたことを特徴とする電源制御装置。
  2. 前記演算手段は、前記制御周期ごとに、前記演算した波形指示データを加算平均した平均波形指示データを演算し、
    前記バッファ回路の他に前記平均波形指示データを保持する平均値バッファ回路を備え、
    前記演算確認手段は、前記波形指示データの演算が正常に実行されたと判定した場合には、前記演算手段から得た波形指示データを前記バッファ回路に転送するとともに前記演算手段から得た平均波形指示データを前記平均値バッファ回路に転送し、
    前記パルス変調回路は、前記制御周期ごとに、前記波形指示データの演算が正常に実行されたと判定された場合には、前記バッファ回路に保持された波形指示データに基づくパルス変調信号を生成して出力し、前記波形指示データの演算が異常に実行されたと判定された場合には、前記平均値バッファ回路に保持された平均波形指示データに基づくパルス変調信号を生成して出力することを特徴とする請求項1記載の電源制御装置。
  3. 前記バッファ回路は、転送された直近のN個(N≧1)の波形指示データを保持し、前記制御周期ごとに、波形指示データの演算が正常に実行されたと判定された場合には、保持している最新の波形指示データを出力し、波形指示データの演算が異常に実行されたと判定された場合には、保持しているN個の波形指示データを古いものから順に繰り返し出力し、
    前記パルス変調回路は、前記バッファ回路から出力される波形指示データに基づくパルス変調信号を生成して出力し、
    前記演算確認手段は、各制御周期において規定時間内に前記演算手段から波形指示データが出力され、その波形指示データと前記バッファ回路に保持されている最新の波形指示データとの差分が所定の判定値未満の場合には、前記演算が正常に実行されたと判定して前記演算手段から得た波形指示データを前記バッファ回路に転送し、各制御周期において前記規定時間内に前記演算手段から波形指示データが出力されない場合または前記演算手段から得た波形指示データと前記バッファ回路に保持されている最新の波形指示データとの差分が前記判定値以上の場合には、前記演算が異常に実行されたと判定して前記演算手段に対し今回の波形指示データの演算を取り消して再度の演算を指令することを特徴とする請求項1記載の電源制御装置。
  4. 前記演算確認手段は、連続してM回(M≧2)以上前記演算が異常に実行されたと判定した場合、前記パルス変調回路によるパルス変調信号の出力を停止させることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の電源制御装置。
  5. 前記演算手段は、前記制御周期の第Nサイクルにおいて前記演算確認手段により再度の演算を指令された場合、第N+1サイクルにおいて演算の取り消しのための初期化処理を実行し、第N+2サイクル以降前記A/D変換器からの入力と前記波形指示データの演算を実行することを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の電源制御装置。
  6. 波形指示データにより定められる波形を持つパルス変調信号を出力する請求項1ないし5の何れかに記載の電源制御装置と、
    スイッチング素子を有し、そのスイッチング素子を前記パルス変調信号で駆動することによりその波形指示データに応じた電圧を出力する電源主回路とを備えたことを特徴とする電源装置。
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