JP2012119907A - 処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フォトセンサの誤検知を抑制し、装置を省電力化すること。
【解決手段】複合機1は原稿センサ43と駆動部14を備えている。CPU20は、第1検知条件Z1と第2検知条件Z2を切り替えて原稿センサ43から出力される信号を検知しているとともに、通常モードM1とスリープモードM2を切り替えて駆動部14を制御している。CPU20は、スリープモードM2で制御している際に、第2検知条件Z2で制御し、さらに原稿センサ43から出力される信号を検知して検知結果を取得している。CPU20は、この検知結果を正常であると判断した場合、スリープモードM1を維持したまま、第2検知条件Z2から第1検知条件Z1に切り替える。
【選択図】図6

Description

本発明は、フォトセンサの検知結果が正しいか否かを判断する技術に関する。
原稿が給紙されたことを検知するフォトセンサのように、装置状態の変化を検知するフォトセンサを備えた装置が用いられている。これらの装置では、例えば、フォトセンサによる検知結果に基づいて、駆動部等を駆動する通常状態と、駆動部等の電力をオフするスリープ状態を切り替えることで、装置の消費電力を低減することが可能である。特許文献1には、通常状態では常時点灯しているフォトセンサの発光を、スリープ状態では間欠的に点灯させる技術が開示されている。この技術によれば、スリープ状態におけるフォトセンサの発光期間を短縮することができ、更なる消費電力の低減が実現可能である。
特開平7−336486号公報
原稿が給紙されたことを検知するフォトセンサでは、例えば、原稿を給紙トレイに載置したときや原稿を給紙トレイから除去したときのチャタリングや、装置の揺れ等により誤った検知結果を検知してしまう(誤検知する)ことがある。フォトセンサの検知結果によってスリープ状態と通常状態を切り替える装置では、誤検知によって消費電力の比較的少ないスリープ状態から消費電力の比較的多い通常状態に切り替わってしまうこととなり、装置の消費電力を低減することができない問題が生じていた。
本明細書では、フォトセンサの誤検知を抑制し、装置を省電力化する技術を提供することを目的とする。
本明細書によって開示される処理装置は、光を発光する発光素子、及び前記発光素子が発光した光を受光するとともに、受光した光量に応じた信号を出力する受光素子を有するフォトセンサと、前記発光素子を第1発光期間で発光させ、前記受光素子から出力される信号を、前記第1発光期間において前記第1発光期間よりも短い第1検知期間毎に検知する第1検知条件と、前記発光素子を前記第1発光期間よりも短い第2発光期間で発光させ、前記受光素子から出力される信号を、前記第2発光期間の開始から前記第2発光期間かつ前記第1検知期間よりも短い第2検知期間経過後に検知する第2検知条件と、で切り替えて制御する検知制御部と、前記検知制御部が検知した検知結果が正常か否かを判断する判断部と、前記判断部の判断結果に基づいて第1モードと、前記第1モードよりも電力消費の少ない第2モードと、で切り替えて制御するモード制御部と、を備え、前記モード制御部が前記第2モードで制御している際に、前記検知制御部は前記第2検知条件で制御し、前記判断部が前記第2検知条件での検知結果を正常であると判断した場合、前記モード制御部は前記第2モードを維持したまま、前記検知制御部は前記第2検知条件から前記第1検知条件に検知条件を切り替える。
また、上記の処理装置では、前記検知制御部は、前記第1検知条件に切り替えた後、前記判断部が前記第1検知条件での検知結果を正常であると判断した場合には、前記検知制御部は前記第1検知条件を維持したまま、前記モード制御部は前記第2モードから前記第1モードに動作モードを切り替えても良い。
また、上記の処理装置では、前記検知制御部は、前記第1検知条件に切り替えた後、前記判断部が前記第1検知条件での検知結果を正常でないと判断した場合には、前記モード制御部は前記第2モードを維持したまま、前記検知制御部は前記第1検知条件から前記第2検知条件に前記検知条件を切り替えても良い。
また、上記の処理装置では、前記判断部は基準結果を備えており、前記第2検知条件において、前記検知結果を前記基準結果と比較し、前記検知結果と前記基準結果が等しい場合に、前記検知結果が正常であると判断し、前記検知結果と前記基準結果が異なる場合に、前記検知結果が正常でないと判断しても良い。
また、上記の処理装置では、前記検知結果を検知した順番に関連付けて記憶する記憶部を備えており、前記判断部は、前記検知結果を当該検知結果の直前に検知された直前検知結果と比較し、前記検知結果と前記直前検知結果が等しい場合に、前記検知結果が正常であると判断し、前記検知結果と前記直前検知結果が異なる場合に、前記検知結果が正常でないと判断しても良い。
本明細書によって開示される処理装置は、また、光を発光する発光素子、及び前記発光素子が発光した光を受光するとともに、受光した光量に応じた信号を出力する受光素子を有するフォトセンサと、前記発光素子を第1発光期間で発光させ、前記受光素子から出力される信号を、前記第1発光期間において前記第1発光期間よりも短い第1検知期間毎に検知する第1検知条件と、前記発光素子を前記第1発光期間よりも短い第2発光期間で発光させ、前記受光素子から出力される信号を、前記第2発光期間かつ前記第1検知期間よりも短い第2検知期間毎に検知する第2検知条件と、で切り替えて制御する検知制御部と、前記検知制御部が検知した検知結果を検知した順番に関連付けて記憶する記憶部と、前記検知結果が正常か否かを判断する判断部と、前記判断部の判断結果に基づいて第1モードと、前記第1モードよりも電力消費の少ない第2モードと、で切り替えて制御するモード制御部と、を備える処理装置でもある。
上記の処理装置では、前記モード制御部が前記第2モードで制御している際に、前記検知制御部は前記第2検知条件で制御し、前記判断部が前記第2検知条件での検知結果を正常であると判断した場合、前記モード制御部は前記第2モードを維持したまま、前記検知制御部は前記第2検知条件から前記第1検知条件に切り替えており、前記検知制御部は、前記第2検知条件において前記検知結果を少なくとも2回検知しており、前記判断部は、前記第2検知条件において検知された前記検知結果のうちの検知した順番が連続する少なくとも2つの連続検知結果を比較し、前記連続検知結果が等しい場合に、前記検知結果が正常であると判断し、前記連続検知結果が異なる場合に、前記連続検知結果が正常でないと判断する。
また、上記の処理装置では、原稿を給紙する給紙トレイを備えており、前記フォトセンサは、前記給紙トレイに前記原稿が載置されたか否かを検知しても良い。
本明細書によって開示される処理装置では、モード制御部が第2モードで制御しており、検知制御部が第2検知条件で制御している際に検知された検知結果が正常であると判断された場合、処理実行部の動作モードを第2モードから第1モードに切り替えることなく、検知制御部の検知条件を第2検知条件から第1検知条件に切り替える。これによって、ノイズや振動等の影響によって検知結果が正常でなくなった場合に、直ちに第1モードよりも省電力な第2モードが第1モードに変更されてしまうことが抑制され、装置を省電力化することができる。また、この処理装置では、上記の場合に、検知制御部の検知条件を第2検知条件よりも検知期間の長い第1検知条件に切り替える。これによって、例えば第2検知期間よりも長く第1検知期間よりも短い期間に亘って印加されるノイズや振動等の影響を除去することができ、フォトセンサの誤検知を抑制することができる。
複合機1の原稿カバーを上げた状態を示す斜視図 複合機1の画像読取装置3の概略的な断面図 原稿センサ32による検知を説明する図 原稿センサ32による検知を説明する図 原稿センサ32の概略的な回路図 複合機1の電気的構成を概略的に示すブロック図 実施形態1の制御処理を示すフローチャート 実施形態1の制御処理を示すフローチャート 実施形態1の制御処理を示すフローチャート 実施形態1の検知タイミングを示すタイミングチャート 実施形態1の検知タイミングを示すタイミングチャート 実施形態2の制御処理を示すフローチャート 実施形態2の制御処理を示すフローチャート 実施形態3の制御処理を示すフローチャート 検知タイミングの時間間隔が狭いことによる問題点を説明する図 検知タイミングの時間間隔が狭いことによる問題点を説明する図
<実施形態1>
実施形態1を、図1ないし図11を用いて説明する。
1.複合機の機械的構成
図1は、本発明の画像形成装置の一例である複合機1の外観を示す斜視図であり、原稿カバー48を上げた開姿勢における複合機1の外観を示す。この複合機1は、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能などを備えた多機能周辺装置である。図2は、原稿カバー48を下げた閉姿勢における画像読取装置3の断面図である。
図1に示すように、複合機1は、本体部2の上方に原稿を読み取るための画像読取装置3を備えている。画像読取装置3は、後述する読取部30、原稿自動送り装置(ADF)40、及び原稿載置部50等を含む。
原稿載置部50は、台枠51、透明なガラス板からなる第1プラテンガラス52、第2プラテンガラス53を含む。原稿載置部50は、原稿カバー48によって開閉可能に覆われている。
原稿カバー48は、原稿載置部50を覆う閉姿勢と原稿載置部50を開放する開姿勢とに回動可能であり、複合機1の本体部2の後側(操作部11、表示部12等が設けられる側を前側とする)に連結されている。原稿カバー48上に、ADF40が設けられている。
図2に示すように、ADF40は、ADFカバー41、原稿トレイ42、原稿センサ43、遮蔽部材44、搬送路45、各種ローラ46、これらを駆動する図示しないステッピングモータ、排紙トレイ47、および押圧部材49等を含む。
図3及び図4に示すように、原稿センサ43は原稿トレイ42の下部に配置されており、遮蔽部材44は、原稿トレイ42内に配置された軸44A回りに回転可能に支持されている。図3に示すように、原稿トレイ42に原稿が載置されていない状態では、遮蔽部材44の上端44Bは原稿トレイ42に形成された穴部42Aから原稿トレイ42の上部に突出しており、遮蔽部材44の下端44Cは原稿センサ43に設けられた凹み43C(図5参照)内に位置している。図4に示すように、原稿トレイ42に原稿が載置されると、遮蔽部材44が原稿に押されて軸44A回りに回転し、遮蔽部材44の下端44Cが原稿センサ43の凹み43Aから外れる。
図5に、原稿センサ43の等価回路を示す。原稿センサ43は、発光ダイオード43Aと光励起トランジスタ43Bを含む。発光ダイオード43Aの一端は、抵抗R2を介して電源Vccに接続されており、発光ダイオード43Aの他端は、トランジスタTR1を介してグランドGNDに接続されている。トランジスタTR1のスイッチ端子ST1は、後述する中央処理装置20に接続されている。中央処理装置20からスイッチ端子ST1に印加される制御信号によってトランジスタTR1がオフすると、発光ダイオード43Aは発光を停止する。一方、中央処理装置20からの制御信号によってトランジスタTR1がオンすると、発光ダイオード43Aを介して電源VccからグランドGNDに電流が流れ、発光ダイオード43Aは発光する。
光励起トランジスタ43Bは、発光ダイオード43Aに対向して配置されている。光励起トランジスタ43Bの一端43Dは、抵抗R1を介して電源Vccに接続されているとともに、中央処理装置20に接続されている。光励起トランジスタ43Bの他端は、グランドGNDに接続されている。発光ダイオード43Aが発光しない場合、あるいは発光ダイオード43Aが発光したにも関わらず、発光ダイオード43Aと光励起トランジスタ43Bの間の凹み43Cに遮蔽部材44が入り込んでおり、発光ダイオード43Aが発行した光が光励起トランジスタ43Bに入射されない場合(原稿トレイ42に原稿が載置されていない場合に相当)、光励起トランジスタ43Bはオフし、光励起トランジスタ43Bの一端43Dの電位は電源Vcc電位(以下、HIGHと呼ぶ)となる。一方、発光ダイオード43Aが発光し、その光が光励起トランジスタ43Bに入射される場合(原稿トレイ42に原稿が載置されている場合に相当)、光励起トランジスタ43Bはオンし、光励起トランジスタ43Bの一端43Dの電位はグランドGND電位(以下、LOWと呼ぶ)となる。
つまり、中央処理装置20は、発光ダイオード43Aを発光させ、その際の光励起トランジスタ43Bの一端43Dの電位を検知することで、原稿トレイ42に原稿が載置されているか否かを検知することができる。
ADF40は、原稿トレイ42に原稿が載置されたことを検知すると、ローラ46を駆動して原稿トレイ42に載置されている原稿を一枚ずつ搬送路45に搬送し、搬送路45上に位置する第2プラテンガラス53上を通過させ、排紙トレイ47に排出する。押圧部材49は、第2プラテンガラス53上を通過する原稿が第2プラテンガラス53から浮かないように、原稿を第2プラテンガラス53に押圧する。ADF40は、この他に、搬送路45を搬送する原稿を検知するための図示しない複数のフォトセンサを含む。
読取部30は、原稿載置部50の下方に設けられている。読取部30は、CIS(Contact Image Sensor)を用いた、いわゆるCIS方式で第2プラテンガラス53上を通過する原稿を読み取る。読取部30は、複数の受光素子が図2の紙面垂直方向に直線状に配列されているリニアイメージセンサ33、RGB3色の発光ダイオードなどで構成される光源31、原稿で反射された光源31からの反射光をリニアイメージセンサ33の各受光素子に結像させるロッドレンズアレイ32、これらが搭載されるキャリッジ34、およびキャリッジ34を搬送する図示しない搬送機構を含む。リニアイメージセンサ33は、受光素子に結像した反射光の輝度や色度を検出し、原稿の画像に基づくデータを生成する。原稿の画像には、原稿に表示された内容の他、原稿自体の形状も含む。なお、読取部30はCIS方式に限られず、CCD(電荷結合素子)イメージセンサを用いた、いわゆるCCD方式であってもよい。
さらに、複合機1の前側には、各種のボタンからなり、ユーザからの操作指令を受け付ける操作部11、複合機1の状態を表示する液晶ディスプレイからなる表示部12が設けられている。また、複合機1は、本体部2の下方に画像形成部13を備えている。
2.複合機の電気的構成
図6は、複合機1の電気的構成を概略的に示すブロック図である。図6に示すように、複合機1は、中央処理装置(以下「CPU」という)20、ROM24、RAM26、およびネットワークインターフェイス28を備え、これらに操作部11、表示部12、画像形成部13、読取部30、ADF40などが接続されている。
ROM24には、複合機1の動作を制御するための各種のプログラムが記憶されており、CPU20は、ROM24から読み出したプログラムに従って、検知制御部21、判断部22、モード制御部23等として機能し、各部の制御を行う。
画像形成部13は、読取部30が読み取った読取画像等を用紙などの被記録媒体上に形成する。ネットワークインターフェイス28は、通信回線(図示せず)を介して外部のコンピュータ等に接続され、これら外部のコンピュータ等との相互のデータ通信を可能としている。
3.制御処理
次に、図7ないし図11を参照して、CPU20における処理について説明する。
(処理動作)
図7ないし図9は、CPU20が所定の検知タイミングで検知した原稿センサ43の一端43Dの電位(以下、検知電位と呼ぶ)に基づいて、表示部12と、画像形成部13とからなる駆動部14を通常モードM1とスリープモードM2で切り替えて制御する処理のフローチャートを示す。この際、CPU20はモード制御部21として機能する。ここで通常モードM1とは、駆動部14の全ての機能が実行可能となっている動作モードであり、全ての機能を実行可能に待機するための電力が必要である。一方、スリープモードM2とは、駆動部14の一部の機能のみが実行可能となっている動作モードであり、通常モードM1に比べて電力消費の少ない動作モードである。
また、図10及び図11は、CPU20の検知タイミングを示すタイミングチャートである。図10は、スリープモードM2(期間T2)において、原稿トレイ42に原稿が載置される場合のタイミングチャートを示し、図11は、スリープモードM2(期間T2)において、原稿トレイ42に原稿が載置されておらず、装置の揺れによるノイズが生じた場合のタイミングチャートを示す。
図10及び図11に示すように、CPU20は異なる2つの検知条件を用いて検知電位を検知している。この際、CPU20は検知制御部21として機能する。図10及び図11の期間T1において、CPU20は、駆動部14を通常モードM1で制御するとともに、検知電位を第1検知条件Z1で検知している。第1検知条件Z1では、CPU20は原稿センサ43の発光ダイオード43Aを常時発光させるとともに、発光ダイオード43Aの発光開始から第1検知期間KT1毎に検知電位を検知する。
また、図10及び図11の期間T2において、CPU20は、駆動部14をスリープモードM2で制御するとともに、検知電位を第2検知条件Z2で検知している。第2検知条件Z2では、CPU20は、原稿センサ43の発光ダイオード43Aを非発光期間HT1に亘って発光させないとともに、発光期間HT2に亘って発光させることを交互に繰り返すように制御する。また、CPU20は、発光期間HT2の開始から第2検知期間KT2経過時の検知電位を検知する。なお、第2検知条件Z2における検知タイミングは、発光期間HT2の開始から第2検知期間KT2経過時でもよければ、第2検知期間KT2経過時から一定期間後でも良い。
第2検知期間KT2は、発光期間HT2よりも短く、また第1検知期間KT1よりも短い。そのため、第2検知条件Z2では第1発光条件Z1に比べて、発光ダイオード43Aの発光開始から早い段階の検知電位を検知する。また、図10及び図11の期間T3において、CPU20はスリープモードM2で駆動部14を制御しているとともに、CPU20は第1検知条件Z1で検知電位を検知している。つまり、CPU20がスリープモードM2で駆動部14を制御している際に、必ずしもCPU20が第2検知条件Z2で検知電位を検知するように設定されている訳ではない。なお、いずれの検知条件においても、CPU20は取得した検知電位を取得した順番に従ってRAM26に一時的に記憶する。
(処理手順)
図7ないし図9は、CPU20が所定のプログラムに従って実行する本実施形態のフローチャートを示す。CPU20は、ユーザによって複合機1の電源がオンされると、図7に示すように、駆動部14を通常モードM1で制御するとともに、検知電位の検知条件を第1検知条件Z1に設定する(S2:図10及び図11の期間T1に相当)。CPU20は、原稿センサ43の発光ダイオード43Aを常時発光させるとともに、発光ダイオード43Aの発光開始からの経過時間Tを計測する。
CPU20は、経過時間Tが第1検知期間KT1経過するまで待機し(S4:NO)、経過時間Tが第1検知期間KT1経過すると(S4:YES)、検知電位を検知する(S6)。
次にCPU20は、経過時間Tがさらに第1検知期間KT1経過するまで待機し(S8:NO)、経過時間Tがさらに第1検知期間KT1経過すると(S8:YES)、検知電位を検知する(S10)。
次にCPU20は、取得した検知結果が正常であるか否かを判断する(S12)。この際、CPU20は判断部22として機能する。本実施形態において、「正常」な検知結果とは、原稿トレイ42に原稿が載置されていることを示す検知結果を意味している。CPU20は、RAM26に記憶されているS10で取得された検知電位KD1と、S10の直前に取得された検知電位KD2とを読み出す。CPU20は、検知電位KD1と検知電位KD2がともにLOWである場合(S12:YES)、原稿トレイ42に原稿が載置されていると判断する。この場合、CPU20は、表示部12に原稿トレイ42に原稿が有ると表示する(S20)とともに、RAM26に記憶されているADF読取処理フラグをオンに設定し(S22)、S8からの処理を繰り返す。CPU20は、ADF読取処理フラグをオンに設定することで、第1プラテンガラス52上に原稿が載置されている場合でも、ADF40による原稿の読み取りを優先的に実行する。これによって、原稿トレイ42に載置された原稿を優先的に読み取ることができる。
CPU20は、検知電位KD1と検知電位KD2がともにHIGHである場合(S14:YES)、原稿トレイ42に原稿が載置されていないと判断する。この場合、CPU20は、表示部12に原稿トレイ42に原稿が無いと表示する(S24)とともに、ADF読取処理フラグをオフに設定する(S26)。CPU20は、ADF読取処理フラグをオフに設定することで、第1プラテンガラス52上に載置された原稿の読み取りを優先的に実行する。これによって、原稿トレイ42に原稿が載置されていない場合に、ADF40が原稿トレイ42から原稿を読み取ろうとすることを防止することができる。
CPU20は、検知電位KD1と検知電位KD2が上記以外の場合(S12、S14:NO)、つまり、検知電位KD1と検知電位KD2が異なっている場合、原稿トレイ42に原稿が載置されているか否かを判断せず、表示部12における原稿有無の表示、及びADF読取処理フラグを前回の状態に維持する。
CPU20は、検知電位KD1と検知電位KD2が異なっている場合(S12、S14:NO)、あるいはS26の処理後、駆動部14をスリープモードM2に切り替えるか否かを判断する(S16)。CPU20は、複合機1が以下の2つの条件に当てはまるか否かを確認する。
(1)操作部11を介してユーザからスリープモードM2への移行指示が入力された。
(2)ADF読取処理フラグをオフに設定してからの時間が予め定められた基準時間を超えた。
CPU20は、上記の2つの条件のいずれにも当てはまらない場合(S16:NO)、S8からの処理を繰り返す。一方、CPU20は、上記の2つの条件の少なくとも一方に当てはまる場合(S16:YES)、図8に示すように、駆動部14をスリープモードM2に切り替える(S32:図10及び図11の期間T2に相当)。スリープモードM2において、CPU20は、画像形成部13への電力の供給を停止するように指示し、表示部12への表示を停止する。
またCPU20は、検知電位の検知条件を第2検知条件Z2に切り替える。CPU20は、検知電位の検知条件を第2検知条件Z2に設定してからの経過時間Tの計測を開始するとともに、原稿センサ43の発光ダイオード43Aを非発光状態とする(S34)。
CPU20は、発光ダイオード43Aが非発光状態である場合(S36:NO)、経過時間Tが非発光期間HT1経過するまで待機する(S44:NO)。CPU20は、経過時間Tが非発光期間HT1経過すると(S44:YES)、発光ダイオード43Aを発光状態とし(S46)、S36の処理に戻る。
一方、CPU20は、発光ダイオード43Aが発光状態である場合(S36:YES)、経過時間Tが第2検知期間KT2経過するまで待機し(S38:NO)、経過時間Tが第2検知期間KT2経過すると(S38:YES)、検知電位を検知する(S40)。
次にCPU20は、取得した検知電位が基準結果と等しいか否かを判断する(S42)。本実施形態において、「基準結果」とは、検知電位がLOWであること、すなわち原稿トレイ42に原稿が載置されていることを示す結果である。CPU20は、RAM26に記憶されているS40で取得された検知電位KD3を読み出し、検知電位KD3がHIGHである場合(S42:NO)、原稿トレイ42に原稿が載置されていないと判断する。この場合、CPU20は、経過時間Tが発光期間HT2経過するまで待機し(S48:NO)、経過時間Tが発光期間HT2経過すると(S48:YES)、原稿センサ43の発光ダイオード43Aを非発光状態とし(S50)、S36の処理に戻る。
一方、CPU20は、検知電位KD3がLOWである場合(S42:YES)、図9に示すように、駆動部14をスリープモードM2で制御したまま、検知電位の検知条件を第1検知条件Z1に切り替える(S52:図10及び図11の期間T3に相当)。CPU20は、原稿センサ43の発光ダイオード43Aを常時発光させるとともに、発光ダイオード43Aの発光開始からの経過時間Tを計測する。
CPU20は、経過時間Tが第1検知期間KT1経過するまで待機し(S54:NO)、経過時間Tが第1検知期間KT1経過すると(S54:YES)、検知電位を検知する(S56)。
次にCPU20は、判断部22として機能し、取得した検知結果が正常であるか否かを判断する(S58、S60)。CPU20は、RAM26に記憶されているS58で取得された検知電位KD4と、S58の直前に取得された検知電位KD5とを読み出す。CPU20は、検知電位KD4と検知電位KD5がともにLOWである場合(S58:YES)、原稿トレイ42に原稿が載置されたと判断する。この場合、CPU20は、検知電位の検知条件を第1検知条件Z1に維持したまま、駆動部14を通常モードM1に切り替える(S64:図10の期間T5に相当)。CPU20は、表示部12に原稿トレイ42に原稿が有ることを表示する(S66)とともに、RAM26に記憶されているADF読取処理フラグをオンに設定し(S68)、S8からの処理を繰り返す。
CPU20は、検知電位KD4と検知電位KD5がともにHIGHである場合(S60:YES)、原稿トレイ42に原稿が載置されていないと判断する。この場合、CPU20は、駆動部14をスリープモードM2で制御したまま、検知電位の検知条件を第2検知条件Z2に切り替える(S62:図11の期間T4に相当)。CPU20は、検知電位の検知条件を第2検知条件Z2に設定してからの経過時間Tの計測を開始し、S34からの処理を繰り返す。
CPU20は、検知電位KD4と検知電位KD5が上記以外となる場合(S58、S60:NO)、つまり、検知電位KD4と検知電位KD5が異なっている場合、原稿トレイ42に原稿が載置されているか否かを判断せず、S54からの処理を繰り返す。
4.本実施形態の効果
(1)本実施形態の複合機1では、CPU20が駆動部14をスリープモードM2で制御しており、第2検知条件Z2を用いて検知電位を検知している際に、検知された検知結果が正常であると判断された場合、CPU20は駆動部14をスリープモードM2で制御したまま、検知電位の検知条件を第2検知条件Z2から第1検知条件Z1に切り替える。
図3及び図4に示すように、原点センサ43では、原点センサ43の凹み43Cに遮蔽部材44が入り込んでいない場合に、原稿トレイ42に原稿が載置されていないことを検知する。しかし、複合機1に振動が印加された場合に遮蔽部材44が軸44A周りに回転してしまうとともに、原点センサ43の凹み43Cに遮蔽部材44が入り込んでしまう。すると、原稿トレイ42に原稿が載置されていないにも関わらず、原稿トレイ42に原稿が載置されていると検知してしまうことがある。また、電源Vccと原点センサ43の光励起トランジスタ43Bを接続する配線にノイズが生じてしまう。すると、原稿トレイ42に原稿が載置されていない(検知結果が正常でない)にも関わらず、原稿トレイ42に原稿が載置されている(検知結果が正常である)と誤検知してしまうことがある。また、原稿トレイ42に原稿が載置される際、あるいは原稿トレイ42から原稿が除去される際に遮蔽部材44が振動(チャタリング)してしまい、光励起トランジスタ43Bがオン/オフを繰り返し、原稿トレイ42に原稿が載置されていない(検知結果が正常でない)にも関わらず、原稿トレイ42に原稿が載置されている(検知結果が正常である)と誤検知してしまうことがある。
そのため、取得された検知結果が正常であると判断される場合に、CPU20が駆動部14を直ちにスリープモードM2から通常モードM1に切り替えてしまうと、誤検知に基づいてスリープモードM2から通常モードM1に切り替えられてしまうことがある。すると、複合機1の設置される環境によっては、駆動部14をスリープモードM2に維持することが難しく、複合機1を省電力化することが難しい場合がある。
本実施形態の複合機1では、取得された検知結果が正常であると判断される場合に、駆動部14をスリープモードM2に維持したまま、検知電位の検知を続行する。これによって、駆動部14を直ちにスリープモードM2から通常モードM1に切り替えてしまう場合に比べて、複合機1を省電力化することができる。
さらに、この複合機1では、駆動部14をスリープモードM2に維持したまま、検知電位の検知を続行する際に、検知電位の検知条件を第2検知条件Z2から第1検知条件Z1に切り替えて、検知電位を検知する。これによって、例えば原点センサ43の発光ダイオード43Aの発光開始から第2検知期間KT2よりも長く、第1検知期間KT1よりも短い期間に亘って複合機1に印加されるノイズや振動等の影響を除去することができ、原稿センサ43の誤検知を抑制することができる。特に第2検知条件Z2では、第1発光条件Z1に比べて発光ダイオード43Aの発光開始から早い段階の検知電位を検知しており、発光ダイオード43Aの発光が安定していない虞がある。検知電位の検知条件を第2検知条件Z2から第1検知条件Z1に切り替えることで、ダイオード43Aの発光を安定させることができ、原稿センサ43の誤検知を抑制することができる。
(2)CPU20は、検知電位の検知条件を第1検知条件Z1に切り替えた後に検知電位を再び検知する。再検知された検知結果がなお正常であると判断された場合、複合機1が正常な状態(つまり、原稿トレイ42に原稿が載置されている状態)になった可能性が高い。本実施形態の複合機1では、上記の場合に、駆動部14の動作モードをスリープモードM2から通常モードM1に切り替えることで、原稿トレイ42に載置された原稿の読み取り等の処理を実行することができる。
(3)CPU20は、検知電位の検知条件を第1検知条件Z1に切り替えた後に検知電位を再び検知する。再検知された検知結果が正常でないと判断された場合、第1検知条件Z1に切り替える前に取得した検知電位が誤検知である可能性が高い。本実施形態の複合機1では、上記の場合に、駆動部14の動作モードをスリープモードM2に維持するので、複合機1を省電力化する。さらに、この複合機1では、検知電位の検知条件を第2検知条件Z2から第1検知条件Z1に戻すことで、発光ダイオード43Aの発光期間を短縮し、発光ダイオード43Aの発光による電力消費を抑制することで、複合機1をより省電力化することができる。
(4)本実施形態の複合機1では、第2検知条件Z2において検知した検知結果が正常であるか否かを判断する際に、検知結果を予め決められた基準結果(つまり、検知電位KDがLOW)と比較を行う。そのため、検知結果に基づいて特定される状態が、基準結果に基づいて特定される状態(つまり、原稿トレイ42に原稿が載置されている状態)と異なる状態か否かを判断することができる。
<実施形態2>
実施形態2を、図12及び図13を用いて説明する。実施形態1では、原稿トレイ42に原稿が載置されているか否かに基づいて処理を実行する形態を説明した。しかし、複合機1では、原稿トレイ42に原稿が載置されているか否かに関わらず、原稿トレイ42の原稿状態(原稿が載置されている状態、及び原稿が載置されていない状態)が維持されるか否かが問題となる場合もある。本実施形態では、原稿トレイ42の原稿状態が維持されるか否かに基づいて処理を実行する形態について説明する。以下の説明では、実施形態1と同一の内容については重複した記載を省略する。
1.制御処理
図9及び図12及び図13は、CPU20が所定のプログラムに従って実行する本実施形態のフローチャートを示す。CPU20は、ユーザによって複合機1の電源がオンされると、図12に示すように、S2ないしS10の処理を実行し、これらの処理において取得した検知電位KD1、KD2がともにLOWである場合(S12:YES)、続けてS20及びS22の処理を実行する。また、CPU20は、取得した検知電位KD1、KD2がともにHIGHである場合(S14:YES)、続けてS24及びS26の処理を実行する。
上記の場合、CPU20が取得した検知結果は、少なくともこれらの2回の取得において変化していない。つまり、原稿トレイ42の原稿状態は、これらの間の検知期間に亘って維持されている。CPU20は、上記の場合に、駆動部14をスリープモードM2に切り替えるか否かを判断する(S72)。CPU20は、複合機1が以下の2つの条件に当てはまるか否かを確認する。
(1)操作部11を介してユーザからスリープモードM2への移行指示が入力された。
(2)原稿トレイ42の原稿状態が予め定められた基準時間を超えて維持された。
CPU20は、上記の2つの条件のいずれにも当てはまらない場合(S72:NO)、S8からの処理を繰り返す。一方、CPU20は、上記の2つの条件の少なくとも一方に当てはまる場合(S72:YES)、図13に示すように、駆動部14をスリープモードM2に切り替え、検知電圧の検知条件を第2検知条件Z2に切り替える。
一方、CPU20は、上記以外の場合(S12、S14:NO)、つまり、原稿トレイ42の原稿状態がこれらの間の検知期間に亘って維持されていない場合に、S8からの処理を繰り返す。
スリープモードM2に移行後、CPU20は、S32ないしS40の処理を実行するとともに、判断部22として機能し、これらの処理で取得した検知結果が正常であるか否かを判断する(S74)。本実施形態において、「正常」な検知結果とは、原稿トレイ42の原稿状態が維持されていることを示す検知結果を意味している。CPU20は、RAM26に記憶されているS40で取得された検知電位KD3と、S40の直前に取得された検知電位KD6とを読み出す。CPU20は、検知電位KD3と検知電位KD6が等しい場合(S74:YES)、原稿トレイ42の原稿状態が維持されていると判断する。この場合、CPU20は、S48及びS50の処理を実行し、S36の処理に戻る。
一方、CPU20は、検知電位KD3と検知電位KD6が異なる場合(S74:NO)、原稿トレイ42の原稿状態が維持されていないと判断する。この場合、CPU20は、図9に示すように、駆動部14をスリープモードM2で制御したまま、検知電位の検知条件を第2検知条件Z2に切り替え、S52ないしS68の処理を実行する。
4.本実施形態の効果
(1)本実施形態の複合機1では、取得した検知結果が正常であるか否かを判断する際に、直前に検知した検知電位と比較を行う。そのため、これらの間の検知期間に亘って、検知電位が維持されたか否かを判断することができ、これらの間の検知期間に亘って、原稿状態が維持されたか否かを判断することができる。
<実施形態3>
実施形態3を、図14ないし図16を用いて説明する。本実施形態では、検知電位を第2検知条件Z2で検知する際に、同一の発光期間中に検知電位を少なくとも2回検知し、これらの検知電位同士を比較する点で、実施形態1と異なる。以下の説明では、実施形態1と同一の内容については重複した記載を省略する。
1.制御処理
(処理動作)
第2検知条件Z2の発光期間HT2において、CPU20は、発光期間HT2の開始から第2検知期間KT2経過毎に検知電位を検知している。なお、本実施形態では、発光期間HT2は、第2検知期間KT2の2倍よりも長く設定されており、第2検知条件Z2で検知電位を少なくとも2回検知できるように設定されている。
図7及び図9及び図14は、CPU20が所定のプログラムに従って実行する本実施形態のフローチャートを示す。CPU20は、ユーザによって複合機1の電源がオンされると、図8に示すように、S2ないしS26の処理を実行し、所定の場合にスリープモードM2に移行する。
図14に示すように、スリープモードM2に移行後、CPU20は、S32ないしS34の処理を実行する。CPU20は、発光ダイオード43Aが非発光状態である場合(S36:NO)、S44ないしS46の処理を実行し、S36の処理に戻る。
一方、CPU20は、発光ダイオード43Aが発光状態である場合(S36:YES)、経過時間Tが第2検知期間KT2経過するまで待機し(S82:NO)、経過時間Tが第2検知期間KT2経過すると(S82:YES)、検知電位を検知する(S84)。
次にCPU20は、経過時間Tがさらに第2検知期間KT2経過するまで待機し(S86:NO)、経過時間Tがさらに第2検知期間KT2経過すると(S86:YES)、検知電位を検知する(S40)。
次にCPU20は、RAM26に記憶されているS40で検知された検知電位KD3と、S40の直前に検知された検知電位であって、検知電位KD3と同一の発光期間HT2に検知された検知電位KD7とを読み出す。CPU20は、検知電位KD3と検知電位KD7がともにLOWである場合(S88:YES)、図9に示すように、駆動部14をスリープモードM2で制御したまま、検知電位の検知条件を第2検知条件Z2に切り替え、S52ないしS68の処理を実行する。
CPU20は、検知電位KD3と検知電位KD7の少なくとも一方がHIGHである場合(S88:NO)、経過時間Tが発光期間HT2経過したか否かを確認する(S90)。CPU20は、経過時間Tが発光期間HT2経過している場合(S90:YES)、発光ダイオード43Aを非発光状態とし(S96)、S36の処理に戻る。
CPU20は、経過時間Tが発光期間HT2経過していない場合(S90:NO)、経過時間Tが第2検知期間KT2経過したか否かを確認する(S94)。CPU20は、経過時間Tが第2検知期間KT2経過している場合(S94:YES)、S40の処理に戻る。また、CPU20は、経過時間Tが第2検知期間KT2経過していない場合(S94:NO)、S90の処理に戻る。
2.本実施形態の効果
(1)本施形態の複合機1では、同一の発光期間HT2において検知された検知電位同士を比較し、検知結果が正常か否かを判断する。これによって、発光期間HT2において原稿トレイ42に原稿が載置されているか否かを判断することができる。
(2)図15及び図16に示すように、同一の発光期間HT2に検知される複数の検知電位の検知タイミングは、温度等の環境条件を揃えるため、その時間間隔が比較的短く設定されることが好ましい。同一の発光期間HT2における検知タイミングの時間間隔を短く設定することで、第2検知期間KT2を短く設定することができ、発光ダイオード43Aの発光による電力消費を抑制し、複合機1をより省電力化することができる。
その一方、検知タイミングの時間間隔を短く設定すると、複数の検知タイミングに亘って、チャタリング(図15)したり、ノイズ(図16)が印加されることが多くなり、検知電位KD3と検知電位KD7の検知タイミングに亘ってノイズや振動等が印加された場合、これらの検知電位がともに誤検知(図15、図16の黒丸)してしまい、CPU20が誤った判断をしてしまう虞がある。
本施形態の複合機1では、同一の発光期間HT2において取得された検知電位同士を比較し、取得された検知結果が正常でないと判断される場合、検知電位の検知条件を第1検知条件Z1に切り替えて検知電位を取得する。これによって、発光期間HT2における検知タイミングの時間間隔よりも長く設定されている第1検知期間KT1を用いて、原稿センサ43の誤検知を抑制し、CPU20が誤った判断をしてしまうことを抑制することができる(図15、図16の白丸)。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、複合機1を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限られない。例えば、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能の少なくとも1つの機能を備えた装置であっても良い。
(2)上記実施形態では、複合機1が1つのCPUを有し、検知制御部21、判断部22、モード制御部23等の機能を1つのCPU12によって実行する例を用いて示したが、本発明はこれに限られない。例えば、お互いに異なるCPU、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの専用回路等によって各部が構成されても良い。
(3)上記実施形態では、原稿トレイ42に配置されている原稿センサ43の検知電位に基づいて、検知電位の検知条件及び駆動部14の動作モードを制御する例を用いて説明を行ったが、検知電位を取得するためのセンサは、原稿センサ42に限られない。例えば、原稿載置部50の開姿勢と閉姿勢を区別するセンサを用いても良ければ、搬送路45内の原稿の有無を検知するためのセンサを用いても良い。
(4)上記実施形態では、原稿トレイ42に原稿が載置されている場合に原稿センサ43の検知電位がLOWとなり、原稿トレイ42に原稿が載置されていない場合に原稿センサ43の検知電位がHIGHとなる例を用いて説明を行ったが、原稿トレイ42に原稿が載置されているか否かを判断する際の原稿センサ43の検知電位の設定、及び原稿センサ43の仕様はこれに限られない。例えば、原稿トレイ42に原稿が載置されている場合に原稿センサ43の検知電位がHIGHとなってもよければ、発光ダイオード43Aからの光が入射された場合にオフする光励起トランジスタ43Bを用いても良い。
(5)上記実施形態では、通常モードM1において取得した検知電位を、前回取得した検知電位と比較して、原稿トレイ42に原稿が載置されているか否かを検知する例を用いて説明を行ったが、前回よりも前に測定された検知電位と比較しても良い。
原稿トレイ42に原稿が載置されているか否かを検知するのであれば、例えば、原稿トレイ42に原稿が載置されている状態に基づく基準結果を設定しておき、この基準状態と比較しても良い。また、本実施形態の検知タイミングや検知回数、検知条件等も、本発明の一例であり、これに限られない。
1:複合機、3:画像読取装置、11:操作部、12:表示部、20:CPU、21:検知制御部、22:判断部、23:モード制御部、24:ROM、26:RAM、30:読取部、40:ADF、42:原稿トレイ、43:原稿センサ、43A:発光ダイオード、43B:光励起トランジスタ、44:遮蔽部材、50:原稿載置部、M1:通常モード、M2:スリープモード、Z1:第1検知条件、Z2:第2検知条件、KT1:第1検知期間、KT2:第2検知期間、HT1:非発光期間、HT2:発光期間、KD:検知電位

Claims (7)

  1. 光を発光する発光素子、及び前記発光素子が発光した光を受光するとともに、受光した光量に応じた信号を出力する受光素子を有するフォトセンサと、
    前記発光素子を第1発光期間で発光させ、前記受光素子から出力される信号を、前記第1発光期間において前記第1発光期間よりも短い第1検知期間毎に検知する第1検知条件と、前記発光素子を前記第1発光期間よりも短い第2発光期間で発光させ、前記受光素子から出力される信号を、前記第2発光期間の開始から前記第2発光期間かつ前記第1検知期間よりも短い第2検知期間経過後に検知する第2検知条件と、で切り替えて制御する検知制御部と、
    前記検知制御部が検知した検知結果が正常か否かを判断する判断部と、
    前記判断部の判断結果に基づいて第1モードと、前記第1モードよりも電力消費の少ない第2モードと、で切り替えて制御するモード制御部と、を備え、
    前記モード制御部が前記第2モードで制御している際に、前記検知制御部は前記第2検知条件で制御し、
    前記判断部が前記第2検知条件での検知結果を正常であると判断した場合、前記モード制御部は前記第2モードを維持したまま、前記検知制御部は前記第2検知条件から前記第1検知条件に切り替える処理装置。
  2. 請求項1に記載の処理装置であって、
    前記検知制御部は、前記第1検知条件に切り替えた後、前記判断部が前記第1検知条件での検知結果を正常であると判断した場合、前記検知制御部は前記第1検知条件を維持したまま、前記モード制御部は前記第2モードから前記第1モードに切り替える処理装置。
  3. 請求項1に記載の処理装置であって、
    前記検知制御部は、前記第1検知条件に切り替えた後、前記判断部が前記第1検知条件での検知結果を正常でないと判断した場合、前記モード制御部は前記第2モードを維持したまま、前記検知制御部は前記第1検知条件から前記第2検知条件に切り替える処理装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の処理装置であって、
    前記判断部は基準結果を備えており、前記第2検知条件において、前記検知結果を前記基準結果と比較し、前記検知結果と前記基準結果が等しい場合に、前記検知結果が正常であると判断し、前記検知結果と前記基準結果が異なる場合に、前記検知結果が正常でないと判断する処理装置。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の処理装置であって、
    前記検知結果を検知した順番に関連付けて記憶する記憶部を備えており、
    前記判断部は、前記検知結果を当該検知結果の直前に検知された直前検知結果と比較し、前記検知結果と前記直前検知結果が等しい場合に、前記検知結果が正常であると判断し、前記検知結果と前記直前検知結果が異なる場合に、前記検知結果が正常でないと判断する処理装置。
  6. 光を発光する発光素子、及び前記発光素子が発光した光を受光するとともに、受光した光量に応じた信号を出力する受光素子を有するフォトセンサと、
    前記発光素子を第1発光期間で発光させ、前記受光素子から出力される信号を、前記第1発光期間において前記第1発光期間よりも短い第1検知期間毎に検知する第1検知条件と、前記発光素子を前記第1発光期間よりも短い第2発光期間で発光させ、前記受光素子から出力される信号を、前記第2発光期間かつ前記第1検知期間よりも短い第2検知期間毎に検知する第2検知条件と、で切り替えて制御する検知制御部と、
    前記検知制御部が検知した検知結果を検知した順番に関連付けて記憶する記憶部と、
    前記検知結果が正常か否かを判断する判断部と、
    前記判断部の判断結果に基づいて第1モードと、前記第1モードよりも電力消費の少ない第2モードと、で切り替えて制御するモード制御部と、を備え、
    前記モード制御部が前記第2モードで制御している際に、前記検知制御部は前記第2検知条件で制御し、
    前記判断部が前記第2検知条件での検知結果を正常であると判断した場合、前記モード制御部は前記第2モードを維持したまま、前記検知制御部は前記第2検知条件から前記第1検知条件に切り替えており、
    前記検知制御部は、前記第2検知条件において前記検知結果を少なくとも2回検知しており、
    前記判断部は、前記第2検知条件において検知された前記検知結果のうちの検知した順番が連続する少なくとも2つの連続検知結果を比較し、前記連続検知結果が等しい場合に、前記検知結果が正常であると判断し、前記連続検知結果が異なる場合に、前記連続検知結果が正常でないと判断する処理装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の処理装置であって、
    原稿を給紙する給紙トレイを備えており、
    前記フォトセンサは、前記給紙トレイに前記原稿が載置されたか否かを検知する処理装置。
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