JP2012118442A - 定着装置 - Google Patents

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真嗣 大石
Masaya Asakawa
昌也 浅川
Takashi Yamanaka
孝師 山中
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Abstract

【課題】定着装置における熱エネルギーのロスを低減して、記録媒体へのトナー画像の定着を安定して行なうことができる定着装置とこれを用いる画像形成装置を提供する。
【解決手段】定着部12aと、加圧部12bと、加圧部12bの加圧ローラ125をクリーニングするオイルローラ131を回転清掃するクリーニングローラ132と、を備え、定着部12aと加圧部12bとの間に記録媒体を挟み込んで搬送しながら未定着トナー画像を定着させる定着ユニット12において、クリーニングローラ132の表面に当接するスクレーパ133を備え、スクレーパ133を、弾性金属部材133aを基材として弾性金属部材133a上でクリーニングローラ132と接触する部分に弾性機能を有する接触部材133bを備えることを特徴とするものとする。
【選択図】図2

Description

本発明は、定着装置に係り、特に、電子写真方式によりトナーを用いて画像形成を行なう静電複写機、レーザープリンタ及びファクシミリ等の画像形成装置に採用されるクリーニングローラを有する定着装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置(例えば、プリンタ)には、記録部材(記録紙または、用紙)上に形成されたトナー像を熱溶融することによって用紙上に定着させる定着装置が備えられている。この定着装置の一例として、定着ローラと加圧ローラとから構成されるローラ対方式の定着装置が知られている。
上記定着装置では、未定着のトナー像が形成された用紙を定着ローラと加圧ローラとの間のニップ領域に挟み込み、これら両ローラを回転させることによって上記用紙を搬送するとともに、定着ローラ周面の熱により用紙上のトナー像を溶融させて用紙に定着させる。
従来の定着装置においては、定着ローラや加圧ローラに付着した残留トナー等の汚れを取るためにクリーニング部材を備えることは通常行なわれている。
従来技術として、例えば、加圧ローラにスクレーパ状のクリーニング部材を当接させて加圧ローラ表面のクリーニングを行なうものが知られている。このクリーニング部材には、金属製の基材の表面の一部に被覆層を形成して、加圧ローラから除去された汚れが再び加圧ローラ側へ転移し難くしている(特許文献1を参照。)。
また、定着ローラや加圧ローラにクリーニングローラを当接させてローラ表面のクリーニングを行なうとともに、クリーニングローラにスクレーパ部材を当接させてクリーニングローラの表面に付着した汚れをかきとるようにしたものが開示されている(特許文献2を参照。)。
特開平11−084930号公報 特開平06−324594号公報
しかしながら、従来技術では、スクレーパ部材自体の反り等の部品精度のばらつきにより、クリーニングローラや加圧ローラ等とスクレーパ部材との接触圧が均一にならずに、ローラ長手方向端部においてはスクレーパ部材との接触圧が低くなる。そのため、スクレーパ部材によりクリーニングローラ等に付着した汚れが掻き取りきれずに、ローラ部材の軸方向円周上の所々に縞状のトナーのかき取りムラ(均一化ムラ)が生じるという問題があった。
さらに、かき取られたトナーがかき取りムラの部分に堆積付着すると、最終的にはクリーニングローラから定着ローラ対側に一旦付着したトナーが逆流したり、クリーニングローラ上の付着トナーが割れたりすることにより、トナー定着が行なわれる記録用紙を汚してしまうという問題があった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、スクレーパ部材とクリーニングローラとを均一に当接させて、クリーニング作用の向上を図るとともに、クリーニング寿命の長期化を図った定着装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明に係る定着装置は、次の通りである。
本発明は、記録媒体上の未定着トナー画像を溶融して前記記録媒体上に定着させる定着部材と、前記記録媒体を前記定着部材に押し当てながら搬送する加圧部材と、前記定着部材と前記加圧部材のうちの少なくとも何れか一方の表面にオイルを供給するとともに表面を回転清掃するオイルローラと、前記オイルローラの表面を回転清掃するクリーニングローラと、を備え、前記定着部材と前記加圧部材との間に前記記録媒体を挟み込んで搬送しながら未定着トナー画像を定着させる定着装置において、前記クリーニングローラの表面に当接するスクレーパ部材を備え、前記スクレーパ部材の構成として、弾性金属部材を基材として前記弾性金属部材上で前記クリーニングローラと接触する部分に弾性機能を有する接触部材を備えることを特徴とするものである。
また、本発明は、前記接触部材を発泡部材とフッ素樹脂層とを積層して構成することが好ましい。
また、本発明は、前記発泡部材を発泡ウレタンで構成することが好ましい。
また、本発明は、前記接触部材をフッ素樹脂を含有した発泡部材で構成することが好ましい。
また、本発明は、前記接触部材をシリコン発泡部材(例えば、シリコン発泡ゴム)で構成することが好ましい。
本発明によれば、記録媒体上の未定着トナー画像を溶融して前記記録媒体上に定着させる定着部材と、前記記録媒体を前記定着部材に押し当てながら搬送する加圧部材と、前記定着部材と前記加圧部材のうちの少なくとも何れか一方の表面にオイルを供給するとともに表面を回転清掃するオイルローラと、前記オイルローラの表面を回転清掃するクリーニングローラと、を備え、前記定着部材と前記加圧部材との間に前記記録媒体を挟み込んで搬送しながら未定着トナー画像を定着させる定着装置において、前記クリーニングローラの表面に当接するスクレーパ部材を備え、前記スクレーパ部材の構成として、弾性金属部材を基材として前記弾性金属部材上で前記クリーニングローラと接触する部分に弾性機能を有する接触部材を備えることで、前記接触部材が前記クリーニングローラの表面に当接するときに容易に変形するので、前記接触部材と前記クリーニングローラとを均一に当接することができる。これにより、前記スクレーパ部材によるクリーニング作用を良好にするとともに、前記クリーニングローラに付着した汚れを均一に除去できるのでクリーニング寿命の長期化を図ることができる。
また、本発明によれば、前記接触部材を発泡部材とフッ素樹脂層とを積層して構成することで、前記発泡部材の弾性機能により前記接触部材を前記クリーニングローラに均一に当接させることができ、前記フッ素樹脂層により前記クリーニングローラとの摩擦を低減してクリーニングローラのロングライフ化を図ることができる。
また、本発明によれば、前記発泡部材を発泡ウレタンで構成することで、前記発泡ウレタンの弾性機能により前記接触部材を容易に変形できるので前記クリーニングローラに均一に当接させることができる。特に、前記発泡ウレタンの密度を0.35g/cm以下とすることで良好なクリーニング作用を実現できる。
また、本発明によれば、前記接触部材をフッ素樹脂を含有した発泡部材で構成することで、前記接触部材を容易に変形でき、且つ、前記クリーニングローラとの摩擦を低減できる。
また、本発明によれば、前記接触部材をシリコン発泡部材で構成することで、前記シリコン発泡部材の弾性機能により前記接触部材を容易に変形できるので前記クリーニングローラに均一に当接させることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体の構成を示す説明図である。 本実施形態に係る特徴的な定着ユニットの構成を示す説明図である。 図2のA部を示す前記定着ユニットにおける加圧ローラのクリーニング部の構成を示す説明図である。 前記クリーニング部を構成するスクレーパの構成を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1は発明を実施する形態の一例であって、本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体の構成を示す説明図である。
本実施形態は、図1に示すように、表面に静電潜像が形成される感光体ドラム3と、感光体ドラム3表面を帯電させる帯電器(帯電装置)5と、感光体ドラム3表面に静電潜像を形成する露光ユニット(露光装置)1と、感光体ドラム3表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置2と、感光体ドラム3表面のトナー像を記録媒体に転写する中間転写ベルトユニット(転写装置)8と、トナー像を記録媒体に定着させる定着ユニット(定着装置)12とを備え、電子写真方式によりトナーを用いて画像を形成する画像形成装置100において、定着ユニット12として、本発明に係る特徴的な定着装置の構成を採用して、定着ユニット12における加圧部12bに付着した残留トナーや汚れを除去するクリーニング作用を良好にするとともに、クリーニング寿命の長期化を図るものである。
画像形成装置100は、読み取った原稿の画像データやネットワーク等を介して送信された画像データに基づいて記録媒体に対して多色及び単色の画像を形成する装置である。
まず、画像形成装置100の全体構成について説明する。
画像形成装置100は、図1に示すように、黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)の色成分毎の画像データが取り扱われ、黒画像、シアン画像、マゼンタ画像、イエロー画像が形成され、各々の色成分の画像を重畳することによってカラー画像が形成されるようになっている。
従って、画像形成装置100においては、図1に示すように、各色成分の画像が形成されるように、現像装置2(2a,2b,2c,2d)、感光体ドラム3(3a,3b,3c,3d)、帯電器5(5a,5b,5c,5d)、クリーナユニット4(4a,4b,4c,4d)がそれぞれ4個ずつ設けられている。言い換えると、現像装置2と感光体ドラム3と帯電器5とクリーナユニット4とを1つずつ含む画像形成ステーション(画像形成部)が4つ設けられることになる。
なお、上記a〜dの符号は、aが黒画像形成用の部材、bがシアン画像形成用の部材、cがマゼンタ画像形成用の部材、dがイエロー画像形成用の部材であることを示したものである。また、画像形成装置100には、露光ユニット1、定着ユニット12、シート搬送路(用紙搬送経路)P1,P2,P3、給紙カセット10及び排紙トレイ15が備えられている。
感光体ドラム3は、図示しない駆動部によって軸船周りに回転駆動可能に支持されるローラ状部材である。感光体ドラム3は、感光層を含み、該感光層の表面において、静電潜像ひいてはトナー像を担持する像担持体である。
感光体ドラム3には、たとえば、アルミニウムなどからなる導電性基材と、該導電性基材表面に形成される感光層とからなるものを使用できる。導電性基材には、円筒状、円柱状、シート状などの導電性着体を好ましく使用できる。感光層としては、有機感光層、無機感光層などが挙げられる。有機感光層としては、電化発生物質を含む樹脂層である電荷発生層と、電荷輸送物質を含む樹脂層である電荷輸送層との積層体、または、1つの樹脂層中に電荷発生物質と電荷輸送物質とを含む樹脂層などが挙げられる1種又は2種以上を含む樹脂層が挙げられる。導電性着体と感光層との間には、下地層が介在しても良い。また、感光層の表面には感光層を保護するための表面層(保護層)が設けられても良い。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の極性および電位に帯電させる部材である。
この帯電器5は、感光体ドラム3に臨む位置に、感光体ドラム3の長手方向に沿って設置される。接触帯電方式の帯電装置の場合、帯電器5は、感光体ドラム3の表面に接するように設置される。非接触帯電方式の帯電装置の場合、帯電器5は、感光体ドラム3の表面から離隔するように設置される。
帯電器5としては、ブラシ型帯電装置、ローラ型帯電装置、コロナ放電装置、イオン発生装置などを使用できる。
ブラシ型帯電装置およびローラ型帯電装置は、接触帯電方式の帯電装置である。ブラシ型帯電装置には、帯電ブラシを用いるもの、磁気ブラシを用いるものなどがある。
コロナ放電装置およびイオン発生装置は、非接触帯電方式の帯電装置である。コロナ放電装置には、ワイヤ上の放電電極を用いるもの、鋸歯上の放電電極を用いるもの、針状の放電電極を用いるものなどがある。
露光ユニット1は、帯電状態にある感光体ドラム3の表面に、デジタル信号からなる画像情報に対応するレーザ光を照射して、感光体ドラム3の表面に該画像情報に対応する静電潜像を形成する。露光ユニット1には、半導体レーザ装置などを使用できる。レーザスキャニングユニット以外に、発光素子をアレイ状に並べたEL(エレクトロルミネッセンス)やLED書込みヘッドを露光ユニット1とすることもできる。
現像装置2は、現像ローラ114と、攪拌ローラ112とを含む。現像ローラ114は、軸船周りに回転可能に支持されるローラ状部材である。現像ローラ114は、感光体ドラム3に臨む面に形成される開口部から、その一部が外方向に向けて突出して感光体ドラム3の表面に近接するように設けられている。
現像ローラ114は、図示しない固定磁極を内包しており、該固定磁極により、現像ローラ114の表面に現像剤を担持する。また、現像ローラ114は、現像ローラ114と感光体ドラム3との近接部(現像ニップ部)において、担持した現像剤を感光体ドラム3の表面の静電潜像に供給し、感光体ドラム3の表面にトナー像を形成する。さらに、現像ローラ114は、感光体ドラム3と逆方向に回転駆動する。したがって、現像ニップ部においては、現像ローラ114の表面と感光体ドラム3の表面とが同じ方向に移動する。
また、現像ローラ114は、図示しない電源と接続され、該電源から直流電圧(現像電圧)が印加される。これによって、現像ローラ114の表面の現像剤は、静電潜像に円滑に供給される。電圧印加は交流を重畳しても良い。
現像装置2は、感光体ドラム3に臨む面に開口部が形成され、内部空間を有する容器状部材である。また、現像装置2は、その内部空間に撹拌ローラ112を備え、現像剤を貯留する。現像剤としては、この分野で常用されるものを使用できる。また、現像剤は、トナーのみからなる1成分現像剤であってもよく、トナーとキャリアからなる2成分現像剤であってもよい。
撹拌ローラ112は、現像装置2の内部空間において軸線周りに回転可能に指示されるスクリュー状部材である。撹拌ローラ112は、回転駆動によって、現像装置2内の現像剤を現像ローラ114の表面周辺に送給する。
現像剤補給容器115は、その内部空間に現像剤を貯留する容器状部材である。現像剤補給容器115は、現像剤における現像剤の消費状況に応じて、現像装置2に現像剤を補給する。
クリーナユニット4は、感光体ドラム3の表面のトナー像が記録媒体に転写された後に、感光体ドラム3の表面に残存する現像剤を除去、回収する。
感光体除電部(図示省略)は、ドラムクリーナによって現像剤が回収された後の感光体ドラム3を除電する。感光体除電部にはランプ、LEDなどの照明を用いることができる。
中間転写ベルト7は、感光体ドラム3の上方に配置されており、駆動ローラ71と従動ローラ72との間に張架されてループ状の移動経路を形成している。中間転写ベルト7の外周面は、感光体ドラム3d、感光体ドラム3c、感光体ドラム3bおよび感光体ドラム3aにこの順に対向する。この中間転写ベルト7を挟んで各感光体ドラム3a〜3dに対向する位置に、1次転写ローラ6a〜6dが配置されている。中間転写ベルト7が感光体ドラム3a〜3dに対向する位置のそれぞれが1次転写位置である。また、中間転写ベルト7は、厚さ100〜150μm程度のフィルムで形成されている。
1次転写ローラ6a〜6dには、感光体ドラム3a〜3dの表面に担持されたトナー像を中間転写ベルト7上に転写するために、トナーの帯電極性と逆極性の1次転写バイアスが定電圧制御によって印加される。これによって、感光体ドラム3a〜3dに形成された各色相のトナー像は、中間転写ベルト7の外周面に順次重ねて転写され、中間転写ベルト7の外周面にフルカラーのトナー像が形成される。
ただし、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の色相の一部のみの画像データが入力された場合には、4つの感光体ドラム3a〜3dのうち、入力された画像データの色相に対応する一部の感光体ドラム3のみにおいて静電潜像およびトナー像の形成が行なわれる。たとえば、モノクロ画像形成時には、ブラックの色相に対応した感光体ドラム3aのみにおいて静電潜像の形成およびトナー像の形成が行なわれ、中間転写ベルト7の外周面にはブラックのトナー像のみが転写される。
各1次転写ローラ6a〜6dは、直径8〜10mmのステンレスなどの金属を基材とする軸の表面を導電性の弾性材(たとえばEPDM、発泡ウレタン等)によって被覆して構成されており、導電性の弾性材によって中間転写ベルト7に均一に高電圧を印加する。
各1次転写位置において中間転写ベルト7の外周面に転写されたトナー像は、中間転写ベルト7の回転によって、2次転写ローラ11との対向位置である2次転写位置に搬送される。2次転写ローラ11は、画像形成時において、内周面が駆動ローラ71の周面に接触する中間転写ベルト7の外周面に所定のニップ圧で圧接されている。給紙カセット10または手差し給紙トレイ20から給紙された記録媒体が、2次転写ローラ11と中間転写ベルト7との間を通過する際に、2次転写ローラ11にトナーの帯電極性とは逆極性の高電圧が印加される。これによって、中間転写ベルト7の外周面から記録媒体の表面にトナー像が転写される。
なお、感光体ドラム3から中間転写ベルト7に付着したトナーのうち、記録媒体上に転写されずに中間転写ベルト7上に残存したトナーは、次工程での混色を防止するために、転写クリーニングユニット9によって回収される。
トナー像が転写された記録媒体は、定着ユニット12に導かれ、定着ローラ(定着部材)122および加熱ローラ123の間に張架された定着ベルト(定着部材)121と、加圧ローラ(加圧部材)125との間に形成される定着ニップ部127を通過して加熱および加圧を受ける。これによって、トナー像が、記録媒体の表面に堅牢に定着する。トナー像が定着した記録媒体は、搬送ローラ252、排紙ローラ253によって排紙トレイ15上に排出される。
また、画像形成装置100には、給紙カセット10に収納されている記録媒体を、2次転写ローラ11と中間転写ベルト7との間、定着ユニット12を経由して、排紙トレイ15に送るための略垂直方向に延びる用紙搬送路P1が設けられている。
用紙搬送路P1には、給紙カセット10内のシート状の記録媒体を1枚ずつ用紙搬送路P1内に繰り出すピックアップローラ161、繰り出された記録媒体を上方に向けて搬送する搬送ローラ251、搬送されてきた記録媒体を所定のタイミングで2次転写ローラ11と中間転写ベルト7との間に導くレジストローラ14、記録媒体を排紙トレイ15に排出する排紙ローラ253が配置されている。
また、画像形成装置100の内部には、手差し給紙トレイ20からレジストローラ14に至る間に、ピックアップローラ162および搬送ローラ254,255,256を配置した用紙搬送路P2が形成されている。さらに、排紙ローラ253から用紙搬送路P1におけるレジストローラ14の上流側に至る間には、用紙搬送路P3が形成されている。
排紙ローラ253は、正逆両方向に回転自在にされており、記録媒体の片面に画像を形成する片面画像形成時、および、記録媒体の両面に画像を形成する両面画像形成における第2面画像形成時に正転方向に駆動されて記録媒体を排紙トレイ15に排出する。一方、両面画像形成における第1面画像形成時には、排出ローラ253は、記録媒体の後端が定着ユニット12を通過するまで正転方向に駆動された後、記録媒体の後端部を挟持した状態で逆転方向に駆動されて記録媒体を用紙搬送路P3内に導く。これによって、両面画像形成時に片面のみに画像が形成された記録媒体は、表裏面および前後端を反転した状態で搬送ローラ257,258によって用紙搬送路P1に導かれる。
レジストローラ14は、給紙カセット10または手差し給紙トレイ20から給紙され、または、用紙搬送路P3を経由して搬送された記録媒体を、中間転写ベルト7の回転に同期したタイミングで2次転写ローラ11と中間転写ベルト7との間に導く。このため、レジストローラ14は、感光体ドラム3や中間転写ベルト7の動作開始時には回転を停止しており、中間転写ベルト7の回転に先立って給紙または搬送された記録媒体は、前端をレジストローラ14に当接させた状態で用紙搬送路P1内における移動を停止する。この後、レジストローラ14は、2次転写ローラ11と中間転写ベルト7とが圧接する位置で、記録媒体の前端部と中間転写ベルト7上に形成されたトナー像の前端部とが対向するタイミングで回転を開始する。
なお、画像形成部Pa〜Pdの全てにおいて画像形成が行なわれるフルカラー画像形成時には、1次転写ローラ6a〜6dが中間転写ベルト7を感光体ドラム3a〜3dの全てに圧接させる。一方、画像形成部Paのみにおいて画像形成が行なわれるモノクロ画像形成時には、1次転写ローラ6aのみを中間転写ベルト7を感光体ドラム3aに圧接させる。
次に、本実施形態に係る特徴的な定着ユニット12の構成について図面を参照して詳細に説明する。
図2は本実施形態に係る特徴的な定着ユニットの構成を示す説明図、図3は前記定着ユニットにおける加圧ローラのクリーニング部の構成を示す説明図、図4は前記クリーニング部を構成するスクレーパの構成を示す説明図である。
定着ユニット12は、図2に示すように、無端状の定着ベルト121、定着ローラ122、加熱ローラ123を備える定着部12aと、加圧ローラ125を備える加圧部12bと備えて構成されている。
図中の符号Tは未定着トナー像、Pは記録媒体を示す。
定着ベルト121は、定着ローラ122と加熱ローラ123によって架け巻きされている。加圧ローラ125が回転駆動されると、圧接された定着ベルト121が加圧ローラの回転方向と逆向きの方向に回転する。定着ベルト121の回転に従動して、定着ローラ122も定着ベルト121と同じ方向、すなわち加圧ローラ125の回転方向と逆向きに回転する。
定着ローラ122は、図2に示すように、内側(中心部側)から芯金122a及び弾性層122bが形成される2層構造で構成されている。定着ローラ122の両側の支持軸(図示省略)は、図示しないメインフレームにベアリング(図示省略)を介して回転自在に支持されている。
加熱ローラ123の内部には、熱源となるヒータランプH1,H2が設けられている。
また、加圧ローラ125の内部にも、熱源となるヒータランプH3が設けられている。
加圧ローラ125は、定着ベルト121を介して定着ローラ122に対向するように配置され、図示しないモータにより回転駆動される。加圧ローラ125の両側の支持軸(図示省略)は、図示しない支持フレームにベアリングを介して回転自在に支持される。一方の支持軸は、ギア(図示省略)を介してモータのモータ軸に接続される。そして、図示しない制御装置によりモータを回転制御すると加圧ローラ125が回転する。
また、定着ユニット12には、加圧ローラ125の表面にオイルを供給するとともに表面を回転清掃するオイルローラ131と、オイルローラ131の表面を回転清掃するクリーニングローラ132と、クリーニングローラ132の表面の汚れを除去するスクレーパ(スクレーパ部材)133を備えたクリーニング部130が構成されている。
オイルローラ131は、加圧ローラ125に接触するように配置され、図示しないオイル供給装置から供給されたオイルを加圧ローラ125の表面に塗布するとともに、加圧ローラ125表面に付着した残留トナーや汚れを取除くものである。
クリーニングローラ132は、オイルローラ131に接触するように配置され、オイルローラ131の表面に付着した残留トナーや汚れを転移させてオイルローラ131の表面をクリーニングするものである。
スクレーパ133は、クリーニングローラ132に接触するように配置され、クリーニングローラ132の表面に付着した残留トナーや汚れをかき取るものである。
スクレーパ133は、弾性金属部材133aを基材として弾性金属部材133a上でクリーニングローラ132と接触する部分に弾性機能を有する接触部材133bを備えている。
弾性金属部材133aは、図3に示すように、ステンレスの薄板で形成され、一端133a1側に接触部材133bが設けられ、他端133a2側が固定されて、一端133a1側すなわち接触部材133b側が弾性変形により変位可能に、板ばねのように機能するように構成されている。
本実施形態では、基材となる弾性金属部材133aは、0.1mmの厚さのステンレス材を用いて構成されている。
接触部材133bは、図4に示すように、弾性金属部材133a上に発泡ウレタンを用いた発泡部材133b1を設けてその上にフッ素樹脂層133b2を積層して構成されている。
本実施形態では、フッ素樹脂層133b2としてテフロン(デュポン社の登録商標)テープを用いている。
このように構成されたスクレーパ133を、接触部材133bがクリーニングローラ132と対向するように当接させることで、図3に示すように、弾性金属部材133aが弾性変形することによるばね作用と、発泡部材133b1が弾性変形することにより、クリーニングローラ132の表面に対して接触部材133bの表面を均一に当接させることができる。
また、スクレーパ133の接触部材133bの表面にはフッ素樹脂層133b2が積層されているので、クリーニングローラ132との摩擦抵抗を小さくするとともに、トナーや異物の付着性を少なくできる。これにより、スクレーパ133とクリーニングローラ132との摩擦や、スクレーパ133に付着したトナーや異物などによりクリーニングローラ132の表面を傷めることを抑制できるので、クリーニング性能の寿命を長くすることができる。
以上のように構成したので、本実施形態によれば、画像形成装置100の定着ユニット12の構成として、クリーニングローラ132の表面をクリーニングするためのスクレーパ133を備え、スクレーパ133の構成として、弾性金属部材133aを基材として弾性金属部材133a上でクリーニングローラ132と接触する部分に弾性機能を有する接触部材133bを備えることで、接触部材133bがクリーニングローラ132の表面に当接するときに容易に弾性変形することにより、接触部材133bとクリーニングローラ132とを均一に当接することができる。これにより、クリーニングローラ132に付着した汚れを均一に除去できるので、スクレーパ133によるクリーニングローラのクリーニング作用の向上を図ることができる。また、クリーニングローラ132のトナー付着を抑制できるので、クリーニングローラ132の表面を傷めることなく、クリーニング寿命の長期化を図ることができる。
なお、本実施形態では、接触部材133bの構成として、発泡ウレタンを用いた発泡部材133b1を設けてその上にフッ素樹脂層133b2を積層し、フッ素樹脂層133b2としてテフロン(デュポン社の登録商標)テープを用いているが、本発明は、これに限定されるものではなく、フッ素樹脂のように滑り性のよい材料を含有した発泡部材を用いても同様な効果を奏し得る。また、接触部材133bの構成として、シリコン発泡部材を用いても同様な効果を奏し得る。
また、上述した実施形態では、本発明に係る画像形成装置の構成を図1に示すような画像形成装置100に適用した例について説明したが、定着装置を備える画像形成装置であれば、上述したような構成の画像形成装置や複写機に限定されるものではなく、その他の画像形成装置等に展開が可能である。
以上のように、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 露光ユニット
12 定着ユニット(定着装置)
12a 定着部
12b 加圧部
100 画像形成装置
121 定着ベルト(定着部材)
122 定着ローラ(定着部材)
123 加熱ローラ
125 加圧ローラ(加圧部材)
130 クリーニング部
131 オイルローラ
132 クリーニングローラ
133 スクレーパ(スクレーパ部材)
133a 弾性金属部材
133a1 一端
133a2 他端
133b 接触部材
133b1 発泡部材
133b2 フッ素樹脂層

Claims (5)

  1. 記録媒体上の未定着トナー画像を溶融して前記記録媒体上に定着させる定着部材と、前記記録媒体を前記定着部材に押し当てながら搬送する加圧部材と、前記定着部材と前記加圧部材のうちの少なくとも何れか一方の表面にオイルを供給するとともに表面を回転清掃するオイルローラと、前記オイルローラの表面を回転清掃するクリーニングローラと、を備え、前記定着部材と前記加圧部材との間に前記記録媒体を挟み込んで搬送しながら未定着トナー画像を定着させる定着装置において、
    前記クリーニングローラの表面に当接するスクレーパ部材を備え、
    前記スクレーパ部材は、弾性金属部材を基材として前記弾性金属部材上で前記クリーニングローラと接触する部分に弾性機能を有する接触部材を備えることを特徴とする定着装置。
  2. 前記接触部材は、発泡部材とフッ素樹脂層とを積層して構成されることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記発泡部材は、発泡ウレタンで構成されることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記接触部材は、フッ素樹脂を含有した発泡部材で構成されることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  5. 前記接触部材は、シリコン発泡部材で構成されることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016206545A (ja) * 2015-04-27 2016-12-08 シャープ株式会社 定着装置及び画像形成装置

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