JP2012118389A - 撮像装置及び撮像装置の焦点調節方法 - Google Patents

撮像装置及び撮像装置の焦点調節方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コンティニュアスAFにより設定した合焦点が未合焦である可能性がある場合には、シングルAFによる合焦操作による合焦を行うようにした撮像装置及び撮像装置の焦点調節方法を提供する。
【解決手段】撮像素子172が生成した画像信号のシャープネス値に基づいたヒルクライム処理によりシャープネス値が極大点となるフォーカスレンズ171の位置を合焦点とするコンティニュアスAF制御部141によるフォーカス制御中、フォーカス操作部121においてフォーカス操作を受け付けた場合は、フォーカスレンズ171を所定範囲内にて移動させて撮像素子172が生成した画像信号のシャープネス値が最大となるフォーカスレンズ171の位置を合焦点とするシングルAF制御部142によるフォーカス制御を行わせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置及び撮像装置の焦点調節方法に係り、特に、被写体のフォーカスが未合焦である可能性がある場合に、確実に合焦させる技術に関する。
昨今において、焦点位置を自動で調節するオートフォーカス(AF)機能を備えたビデオカメラやスチルカメラ等の撮像装置が多く用いられている。このような撮像素子では、フォーカスレンズを駆動して撮像素子で撮影される画像のシャープネス値を測定し、シャープネス値が最大となる位置にフォーカスレンズ位置を合わせることにより、被写体の焦点を合わせることができる。
また、継続して撮影する場合には、最小限のフォーカスレンズの移動によって被写体の焦点位置を合わせるために、ヒルクライム処理によるコンティニュアスAF(オートフォーカス)を用いる。ヒルクライム処理では、図6に示すように、例えばフォーカスレンズが「D」の位置にあり、オートフォーカスのトリガが発生した場合には、「D」に隣接する「C」、「E」でのシャープネス値を取得する。そして、「C」及び「E」のシャープネス値と「D」のシャープネス値とを比較し、この場合は「E」のシャープネス値の方が「D」のシャープネス値よりも大きいので、今度は「E」に隣接する「F」のシャープネス値との比較を行う。
この処理を継続して実行すると、「H」でシャープネス値が増加から減少に転じるので、「H」のシャープネス値が最大であると判断し、この地点が合焦点であるものと判断する。
しかしながら、上述したヒルクライム処理による合焦点の設定方法では、合焦点がシャープネス曲線から外れた場合に、フォーカスレンズ位置の前後のいずれにおいてもシャープネス値が減少しない場合には、この外れた位置をシャープネス値の最大点、即ち合焦点であるものと誤認識することがある。
例えば、図6に示す「B」や「N」の位置において、シャープネス値の検出誤差が大きい場合には、前後の隣接する位置において共にシャープネス値が減少するものと判断して、「B」或いは「N」が合焦点であるものと誤認識するという問題が発生する。
このような問題を解決するために、特許文献1〜3に記載された技術が提案されている。特許文献1では、静止画撮影用のシングルAFによる合焦時に動画記録を開始すると、合焦状態よりコンティニュアスAFの動作を開始することが開示され、特許文献2にはコンティニュアスAF時にシーン状態の変化が検出された場合には、他のAF動作を行うことが開示され、特許文献3にはコンティニュアスAFが動作しているスルー画撮影中に被写体輝度が閾値を上回った場合にシングルAFモードに切り替えることが開示されている。
特開2006−295494号公報 特開2010−191080号公報 特開2008−54177号公報
しかしながら、上述した特許文献1〜3に開示された従来例は、何らかの撮影状態の変化が生じるまではAFのモードの切り替えを行わないため、撮影状態の変化が生じるまでは未合焦の状態が生じる可能性があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、コンティニュアスAFにより設定した合焦点が未合焦である可能性がある場合には、シングルAFによる合焦操作による合焦を可能とする撮像装置及び撮像装置の焦点調節方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明に係る撮像装置(10)は、フォーカスレンズ(171)と前記フォーカスレンズ(171)に入射した被写体光を光電変換して画像信号を生成する撮像素子(172)とを含む撮像部(17)、前記フォーカスレンズ(171)を駆動するレンズ駆動部(16)、前記レンズ駆動部(16)により前記フォーカスレンズ(171)の位置を所定距離ずつ変更させて、前記撮像素子(172)が生成した画像信号のシャープネス値を測定し、前記シャープネス値に基づいてヒルクライム処理によりシャープネス値が極大点となるフォーカスレンズの位置を求め、この位置を合焦点として設定するコンティニュアスAF制御部(141)、前記レンズ駆動部(16)により前記フォーカスレンズ(171)を所定範囲内にて移動させ、前記所定範囲内において前記撮像素子(172)が生成した画像信号のシャープネス値が最大となる前記フォーカスレンズ(171)の位置を求め、この位置を合焦点として設定するシングルAF制御部(142)、ユーザによるフォーカス操作を受け付けるフォーカス操作部(121)を備える操作部(12)、前記コンティニュアスAF制御部(141)によるフォーカス制御中、前記フォーカス操作部(121)においてフォーカス操作を受け付けた場合は、前記シングルAF制御部(142)によるフォーカス制御を行わせるフォーカス制御部(143)、を備えることを特徴とする。
第2の発明に係る撮像装置(10)は、第1の発明において、前記フォーカス操作部(121)は、各種情報を表示する表示部(11)に重ねて配置されたタッチパネルによるものであり、前記フォーカス制御部(143)は、前記コンティニュアスAF制御部(141)によるフォーカス制御においてフォーカスが未合焦であると判断された場合に、前記表示部(11)に前記フォーカス操作部(121)の表示を行い、前記タッチパネルの操作によってフォーカス操作を可能とすることを特徴とする。
第3の発明に係る撮像装置(10)は、第2の発明において、前記操作部(12)は、前記表示部(11)に表示された前記フォーカス操作部(121)の表示を解除する表示解除操作部(122)を更に備え、前記フォーカス制御部(143)は、前記表示解除操作部(122)の操作が検出された際に、前記フォーカス操作部(121)の表示を解除させることを特徴とする。
第4の発明に係る撮像装置(10)は、第2または第3の発明において、前記フォーカス制御部(143)は、前記フォーカス操作部(121)の表示が行われてから予め設定された所定時間以上前記フォーカス操作部(121)の操作が受け付けられていないと判断した場合には、前記シングルAF制御部(142)によるフォーカス制御を実行させることを特徴とする。
第5の発明に係る撮像装置(10)は、第2から第4のいずれか1の発明において、前記フォーカス制御部(143)は、前記コンティニュアスAF制御部(141)におけるヒルクライム処理により前記シャープネス値が極大点となるフォーカスレンズ(171)の位置を求めた際に、前記極大点を中心とした所定範囲内での前記シャープネス値の傾きが所定値以下である場合に、フォーカスが未合焦であると判断することを特徴とする。
第6の発明に係る撮像装置(10)は、第2から第4のいずれか1の発明において、
前記フォーカス制御部(143)は、前記コンティニュアスAF制御部(141)におけるヒルクライム処理により前記シャープネス値が極大点となるフォーカスレンズ(171)の位置を求めた際に、前記極大部を中心とした前後の前記シャープネス値の傾きの差分が所定値以上である場合に、フォーカスが未合焦であると判断することを特徴とする。
第7の発明に係る撮像装置(10)の焦点調節方法は、フォーカスレンズ(171)を駆動するレンズ駆動部(16)により前記フォーカスレンズの(171)位置を所定距離ずつ変更させて、前記フォーカスレンズ(171)に入射した被写体光を光電変換して画像信号を生成する撮像素子(172)により生成された画像のシャープネス値を測定し、前記シャープネス値に基づいてヒルクライム処理によりシャープネス値が極大点となるフォーカスレンズ(171)の位置を求め、この位置を合焦点として設定するコンティニュアスAF制御ステップ、前記コンティニュアスAF制御ステップの実行中に、ユーザによるフォーカス操作を受け付けるフォーカス操作受け付けステップ、前記フォーカス操作受け付けステップによりフォーカス操作を受け付けた場合に、前記フォーカスレンズ(171)を前記レンズ駆動部(16)により所定範囲内にて移動させ、前記所定範囲内において前記撮像素子(172)により生成された画像のシャープネス値が最大となる前記フォーカスレンズ(171)の位置を求め、この位置を合焦点として設定するシングルAF制御ステップ、を備えることを特徴とする。
本発明に係る撮像装置及び撮像装置の焦点調節方法では、コンティニュアスAFによりフォーカスレンズのフォーカス制御が行われている際に、フォーカス操作部よりフォーカス指令が入力された場合には、一旦シングルAFによるフォーカスの合焦を行い、その後、再度コンティニュアスAFに戻す制御を行う。従って、コンティニュアスAFの実行時にフォーカスが未合焦となった場合において、操作者はフォーカス指令を入力することによりシングルAFを実行させることができ、確実にフォーカスレンズを合焦点に合わせることができる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る撮像装置による動画撮影処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る撮像装置による、コンティニュアスAF動作中の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る撮像装置による、コンティニュアスAF動作中の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る撮像装置による、コンティニュアスAF動作中の処理手順を示すフローチャートである。 レンズ位置と被写体画像のシャープネス値との関係を示す特性図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態の説明]
図1は、本発明の実施形態(第1〜第3実施形態)に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、この撮像装置10は、フォーカスレンズ171を含むレンズ群から入射される周囲の映像(被写体光)を光電変換して画像信号を生成する撮像素子172と、撮像素子172に対して前後方向に移動可能に配置されるフォーカスレンズ171を備える撮像部17と、フォーカスレンズ171のポジションを変動させることにより、撮像素子172が生成する画像のフォーカスを合焦させるレンズ駆動部16を備えている。
更に、撮像装置10の各部を制御する制御する制御部14と、液晶パネル等を備え撮像部17で撮影された画像を画面表示する表示部11と、撮像装置10に対してユーザによる各種操作を受け付ける操作部12と、撮像部17で撮影された画像データ及びオートフォーカス制御に用いるデータ等各種のデータを記憶する記憶部13を備えている。
制御部14は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、DSP(Digital Signal Processor)等により構成され、撮像装置10を総括的に制御する。制御部14は、撮像素子172により生成された画像データに対して各種処理等を行う制御や、表示部11に表示する制御、操作部12により受け付けられた各種の操作指示を取得し、関連する各部の制御を行う。また、制御部14は、撮像素子172により生成された画像に存在する被写体の合焦点を設定するオートフォーカス(AF)制御、記憶部13に各種のデータを保存し且つ保存されているデータを読み取る制御、を実行する。また、制御部14は制御部14における処理によって実現されるコンティニュアスAF制御部141、シングルAF制御部142、フォーカス制御部143を備える。
コンティニュアスAF制御部141は、レンズ駆動部16を制御して、撮像素子172により生成された画像データを基にヒルクライム処理を実行することによりシャープネス値が極大となる点を探索し、この点を合焦点として設定する処理である。即ち、図6はレンズ位置と被写体画像のシャープネス値との関係を示す特性図であり、ヒルクライム処理では、上述したように、例えばフォーカスレンズ171が「D」の位置にあり、オートフォーカスのトリガが発生した場合には、「D」に隣接する「C」、「E」でのシャープネス値を取得し、よりシャープネス値の大きい位置にレンズ位置を移行させながら、シャープネス値が極大となる位置を探索する。その結果、「H」の位置が合焦点であるものと判断する。即ち、コンティニュアスAF制御部141は、レンズ駆動部16を制御しフォーカスレンズ171の位置を所定距離ずつ変更して、撮像素子172により生成された画像のシャープネス値を測定し、該シャープネス値に基づいてヒルクライム処理によりシャープネス値が極大となるフォーカスレンズ171の位置を求め、この位置を合焦点として設定する制御を行う。
シングルAF制御部142は、レンズ駆動部16を制御して、移動可能とされる領域でフォーカスレンズ171を移動させ、所定のAF間隔毎の位置で取得される各シャープネス値のうち、最もシャープネス値の高い位置を合焦点として設定する処理である。即ち、シングルAF制御部142は、フォーカスレンズ171が移動可能とされる範囲内にて該フォーカスレンズ171を移動させ、所定距離間隔(AF間隔)で設定された位置にて撮像素子172により生成された画像のシャープネス値を測定し、測定したシャープネス値が最大となるフォーカスレンズ171の位置を求め、この位置を合焦点として設定する制御を行う。
フォーカス制御部143は、フォーカスレンズ171の合焦点設定時には、コンティニュアスAF制御部141によるフォーカス制御を行い、フォーカス操作部121にてフォーカス指示が入力された場合に、シングルAF制御部142によるフォーカス制御を行わせる制御を実行する。また、フォーカス制御部143は、取得したシャープネス値の傾き等を演算により取得する。
レンズ駆動部16は、制御部14より出力されるフォーカス指令に基づいて、撮像部17に設けられるフォーカスレンズ171のポジションを変更する動作を実行する。
操作部12は、ユーザの操作を受け付け、撮像装置10を動作させるための各種ユーザインターフェースであり、例えば、撮像装置10に備えられている各種操作キー、撮像装置10を操作する図示しないリモコン装置、表示部11に一体に備えられているタッチパネル等からなる。操作部12は、上述した各構成要素によって実現されるフォーカス操作部121、表示解除操作部122を備える。
フォーカス操作部121は、ユーザの操作を受け付けることにより、フォーカス制御を行う。フォーカス操作部121によるフォーカス制御は、コンティニュアスAF制御部141によるフォーカス制御が行われているときにフォーカス操作部121による指示が受け付けられると、フォーカス制御部143はシングルAF制御部142によるフォーカス制御を実行させる。フォーカス操作部121は表示部11に表示され操作部12におけるタッチパネルにより動作してもよく、機構的な操作キーであってもよい。またフォーカス操作部121は、スチル写真の撮影を行う図示しないシャッタ操作部と共用であってもよい。
表示解除操作部122は、フォーカス操作部121の操作指示またはタッチパネルによる操作表示が表示部11に表示されているときに、ユーザ操作によってそれらの表示を解除する。
次に、上述のように構成された本実施形態に係る撮像装置10の動作について説明する。図2は、撮像装置10による動画撮影処理の手順を示すフローチャートである。初めに、ステップS11において、制御部14は、操作部12より動画の撮影開始操作指令が入力されたか否かを判定する。
そして、撮影開始操作指令が入力された場合には(ステップS11でYES)、ステップS12において、フォーカス制御部143は、シングルAF制御部142による制御指令をレンズ駆動部16に出力する。これにより、レンズ駆動部16は、シングルAFによる合焦操作により、フォーカスレンズ171を合焦点に移動させる。
ステップS13において、フォーカス制御部143は、ステップS12の処理で求められた合焦点に基づきコンティニュアスAF制御部141による制御指令をレンズ駆動部16に出力する。レンズ駆動部16は、コンティニュアスAFによる合焦操作により、フォーカスレンズ171を合焦点に移動させる。
ステップS14において、制御部14は、操作部12より撮影終了操作が入力されたか否かを判定し、撮影終了操作が入力された場合には動画撮影処理を終了する。このように、本実施形態に係る撮像装置の動画撮影処理では、撮影開始時にシングルAFによる合焦操作を実行して高精度に合焦点を設定し、その後、コンティニュアスAFによる合焦操作に変更することにより、オートフォーカス処理の演算負荷を軽減しながら合焦点を設定する。
次に、図3に示すフローチャートを参照して、図2のステップS13に示したコンティニュアスAF動作中の処理について説明する。ステップS31において、フォーカス制御部143は、フォーカス操作部121によるフォーカス操作が入力されているか否かを判定する。この操作は、例えば、表示部11の表面にタッチパネルを設け、更に、表示部11にフォーカス操作用アイコンを表示し、操作者によるタッチパネル操作を検出することにより、フォーカス操作が入力されたか否かを判定する。
そして、フォーカス操作が入力された場合には(ステップS31でYES)、ステップS32において、フォーカス制御部143は、シングルAF制御部142による制御指令をレンズ駆動部16に出力する。従って、レンズ駆動部16は、シングルAFによる合焦操作によりフォーカスレンズ171を合焦点に移動させる。その後、ステップS33において、フォーカス制御部143は、コンティニュアスAF制御部141による制御指令をレンズ駆動部16に出力する。従って、レンズ駆動部16は、ステップS32の処理で設定された合焦点に基づき、コンティニュアスAFによる合焦操作によりフォーカスレンズの合焦操作を行う。
こうして、コンティニュアスAFによる合焦操作が行われている際に、操作者によるフォーカス操作が入力された場合には、一旦シングルAFによる合焦操作を行い、その後、コンティニュアスAFによる合焦操作に戻す処理を行う。
このようにして、本実施形態に係る撮像装置10では、コンティニュアスAFによる合焦操作が行われているときに、外部よりフォーカス操作が入力された場合に、一旦シングルAFによる合焦操作に切り替えられるので、コンティニュアスAFによりフォーカスが未合焦となっている場合であっても、操作者によるフォーカス操作入力によりフォーカスを合焦させることができ、フォーカスレンズを確実に合焦させた状態で画像を撮影することができる。
[第2実施形態の説明]
次に、本発明に係る撮像装置の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、第1実施形態で示した図3のコンティニュアスAF動作中の処理のみが相違するので、以下、図4に示すフローチャートを参照して、第2実施形態に係る撮像装置の、コンティニュアスAF動作中の処理について説明する。
初めに、ステップS51において、フォーカス制御部143は、合焦点を中心としたシャープネス値の傾きを演算し、この傾きが予め設定した所定値以下であるか否かを判定する。そして、所定値以下であると判定された場合には(ステップS51でYES)、ステップS52において、制御部14は、表示部11にフォーカス操作部121としてのアイコン(以下、「フォーカス操作用アイコン」)、及び該フォーカス操作部121としてのアイコンの表示を解除する表示解除操作部122としてのアイコン(以下、「解除用アイコン」)を表示部11に表示させる。
ステップS53において、フォーカス制御部143は、表示部11に表示されたフォーカス操作用アイコンが操作されたか否かを判定する。
そして、フォーカス操作用アイコンが操作された場合には(ステップS53でYES)、ステップS56において、シングルAFによる合焦に切り替える。即ち、シングルAF制御部142は、シングルAFによる制御指令をレンズ駆動部16に出力し、レンズ駆動部16は、シングルAFによる合焦操作で合焦点を設定する。その後、ステップS57に処理を進める。
他方、フォーカス操作用アイコンが操作されない場合には、ステップS54において、制御部14は、表示部11に表示された解除用アイコンが操作されたか否かを判定する。そして、解除用アイコンが操作された場合には(ステップS54でYES)、ステップS57に処理を進める。
また、解除用アイコンが操作されない場合には(ステップS54でNO)、ステップS55において、制御部14は、ステップS52の処理でフォーカス操作用アイコン、及び解除用アイコンを表示してからの経過時間が所定時間に達したか否かを判定し、所定時間に達していない場合には、ステップS53に処理を戻す。一方、所定時間に達した場合には、ステップS57に処理を進める。
ステップS57において、コンティニュアスAF制御部141による合焦に切り替える。即ち、コンティニュアス制御部141は、コンティニュアスAFによる制御指令をレンズ駆動部16に出力し、レンズ駆動部16は、現在設定されている合焦点に基づいて、コンティニュアスAFによる合焦操作により合焦点を設定する。こうして、フォーカスレンズのフォーカスが未合焦である可能性が有る場合に、表示部11にフォーカス操作用アイコンを表示して、操作者にフォーカスの合焦操作を行うように促すことができ、フォーカスの合焦精度を向上させることができるのである。
このようにして、第2実施形態に係る撮像装置10では、コンティニュアスAFによる合焦操作を実行しているときに、合焦点を中心としたシャープネス値の傾きが所定値以下となった場合には、フォーカス操作用アイコンを表示して、操作者にフォーカス操作の入力を促す。例えば、図6に示した特性図のレンズポジション「B」のように、隣接する位置である「A」、「C」との間のシャープネス値の傾きが小さい場合には、レンズポジション「B」はシャープネス値が極大となる位置で無いにも関わらず、この「B」が極大点、即ち合焦点であると誤認識する可能性があるので、フォーカス操作用アイコンを表示することにより、再度シングルAFによる合焦操作の実行を促し、シングルAFによる合焦操作を実行することにより、高精度な合焦操作が可能となる。
即ち、操作者は、表示部11に表示される画像を見て、フォーカスが未合焦であると判断される場合には、該表示部11に表示されるフォーカス操作用アイコンを操作すれば、オートフォーカスのモードをコンティニュアスAFからシングルAFに変更することができる。そして、シングルAFによる合焦操作を実行することにより、図6に示すレンズポジション「H」がシャープネス値が極大となる点であることが認識されるので、フォーカスレンズ171のレンズポジションを確実に合焦点に合わせることができることとなる。
また、フォーカス操作を実行しない場合には、解除用アイコンを操作することにより、フォーカス操作用アイコンを消去することができるので、フォーカス表示用アイコンが不必要に表示されることを回避でき、煩わしさを軽減することができる。
更に、フォーカス操作アイコン、及び解除用アイコンが表示されてから所定時間が経過するまでの間、何等の操作がされない場合には、シングルAFによる合焦操作が実行されるので、フォーカスが未合焦である可能性が有る場合には、解除用アイコンが押されなければ、所定時間の経過後にシングルAFによる合焦操作が実行されて、フォーカスを確実に合焦することができる。
[第3実施形態の説明]
次に、本発明に係る撮像装置の第3実施形態について説明する。第3実施形態では、第1実施形態で示した図3のコンティニュアスAF動作中の処理のみが相違するので、以下、図5に示すフローチャートを参照して、第3実施形態に係る撮像装置のコンティニュアスAF動作中の処理について説明する。
初めに、ステップS71において、フォーカス制御部143は、合焦点を中心としたシャープネス値の傾きの差を演算し、合焦点を中心とした前後の傾きの差が予め設定した所定値以上であるか否かを判定する。そして、所定値以上であると判定された場合には(ステップS71でYES)、ステップS72において、制御部14は、表示部11にフォーカス操作用アイコン、及び該フォーカス操作用アイコンの解除用アイコンを表示する。
ステップS73において、フォーカス制御部143は、表示部11に表示されたフォーカス操作用アイコンが操作されたか否かを判定する。
そして、フォーカス操作用アイコンが操作された場合には(ステップS73でYES)、ステップS76において、シングルAFによる合焦に切り替える。即ち、シングルAF制御部142は、シングルAFによる制御指令をレンズ駆動部16に出力し、レンズ駆動部16は、シングルAFによる合焦操作で合焦点を設定する。その後、ステップS77に処理を進める。
他方、フォーカス操作用アイコンが操作されない場合には、ステップS74において、制御部14は、表示部11に表示された解除用アイコンが操作されたか否かを判定する。そして、解除用アイコンが操作された場合には(ステップS74でYES)、ステップS77に処理を進める。
また、解除用アイコンが操作されない場合には(ステップS74でNO)、ステップS75において、制御部14は、ステップS72の処理でフォーカス操作用アイコン、及び解除用アイコンを表示してからの経過時間が所定時間に達したか否かを判定し、所定時間に達していない場合には、ステップS73に処理を戻す。一方、所定時間に達した場合には、ステップS77に処理を進める。
ステップS77において、コンティニュアスAF制御部141による合焦に切り替える。即ち、コンティニュアス制御部141は、コンティニュアスAFによる制御指令をレンズ駆動部16に出力し、レンズ駆動部16は、現在設定されている合焦点に基づいて、コンティニュアスAFによる合焦操作で合焦点を設定する。こうして、フォーカスが未合焦である可能性が有る場合に、表示部11にフォーカス操作用アイコンを表示して、操作者にフォーカスの合焦操作を行うように促すことができ、フォーカスの合焦精度を向上させることができるのである。
このようにして、第3実施形態に係る撮像装置10では、コンティニュアスAFを実行しているときに、合焦点を中心としたシャープネス値の傾きの差が所定値以上の場合には、フォーカス操作用アイコンを表示して、操作者にフォーカス操作の入力を促す。即ち、シャープネス値の変化量が急激に変化した場合には、フォーカスが未合焦の可能性があり、この場合には、シングルAFを実行することにより、フォーカスレンズのレンズポジションを確実に合焦点に合わせることができる。
また、フォーカス操作を実行しない場合には、解除用アイコンを操作することにより、フォーカス操作用アイコンを消去することができるので、フォーカス表示用アイコンが不必要に表示されることを回避でき、煩わしさを軽減することができる。
更に、フォーカス操作アイコン、及び解除用アイコンが表示されてから所定時間が経過するまでの間、何等の操作がされない場合には、シングルAFによる合焦操作が実行されるので、フォーカスが未合焦である可能性が有る場合には、解除用アイコンが押されなければ、所定時間の経過後にシングルAFによる合焦操作が実行されて、フォーカスを確実に合わせることができることになる。
以上、本発明の撮像装置及び撮像装置の焦点調節方法を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
例えば、前述した実施形態では、フォーカス操作入力部として、タッチパネルセンサ、及び表示部11に表示されるフォーカス操作用アイコン、及び解除用アイコンを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の操作入力部を用いることも可能である。また、フォーカス操作用にのみアイコンを使用し、フォーカス用アイコンの解除用として、他のスイッチを用いる構成とすることも可能である。
本発明は、ビデオカメラ等の焦点調節をより確実に行う上で極めて有用である。
10 撮像装置
11 表示部
12 操作部
121 フォーカス操作部
122 表示解除操作部
13 記憶部
14 制御部
141 コンティニュアスAF制御部
142 シングルAF制御部
143 フォーカス制御部
16 レンズ駆動部
17 撮像部
171 フォーカスレンズ
172 撮像素子

Claims (7)

  1. フォーカスレンズと前記フォーカスレンズに入射した被写体光を光電変換して画像信号を生成する撮像素子とを含む撮像部、
    前記フォーカスレンズを駆動するレンズ駆動部、
    前記レンズ駆動部により前記フォーカスレンズの位置を所定距離ずつ変更させて、前記撮像素子が生成した画像信号のシャープネス値を測定し、前記シャープネス値に基づいてヒルクライム処理によりシャープネス値が極大点となるフォーカスレンズの位置を求め、この位置を合焦点として設定するコンティニュアスAF制御部、
    前記レンズ駆動部により前記フォーカスレンズを所定範囲内にて移動させ、前記所定範囲内において前記撮像素子が生成した画像信号のシャープネス値が最大となる前記フォーカスレンズの位置を求め、この位置を合焦点として設定するシングルAF制御部、
    ユーザによるフォーカス操作を受け付けるフォーカス操作部を備える操作部、
    前記コンティニュアスAF制御部によるフォーカス制御中、前記フォーカス操作部においてフォーカス操作を受け付けた場合は、前記シングルAF制御部によるフォーカス制御を行わせるフォーカス制御部、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記フォーカス操作部は、各種情報を表示する表示部に重ねて配置されたタッチパネルによるものであり、
    前記フォーカス制御部は、前記コンティニュアスAF制御部によるフォーカス制御においてフォーカスが未合焦であると判断された場合に、前記表示部に前記フォーカス操作部の表示を行い、前記タッチパネルの操作によってフォーカス操作を可能とすることを特徴とする、
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記操作部は、前記表示部に表示された前記フォーカス操作部の表示を解除する表示解除操作部を更に備え、
    前記フォーカス制御部は、前記表示解除操作部の操作が検出された際に、前記フォーカス操作部の表示を解除させることを特徴とする、
    請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記フォーカス制御部は、前記フォーカス操作部の表示が行われてから予め設定された所定時間以上前記フォーカス操作部の操作が受け付けられていないと判断した場合には、前記シングルAF制御部によるフォーカス制御を実行させることを特徴とする、
    請求項2または請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記フォーカス制御部は、前記コンティニュアスAF制御部におけるヒルクライム処理により前記シャープネス値が極大点となるフォーカスレンズの位置を求めた際に、前記極大点を中心とした所定範囲内での前記シャープネス値の傾きが所定値以下である場合に、フォーカスが未合焦であると判断することを特徴とする、
    請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記フォーカス制御部は、前記コンティニュアスAF制御部におけるヒルクライム処理により前記シャープネス値が極大点となるフォーカスレンズの位置を求めた際に、前記極大部を中心とした前後の前記シャープネス値の傾きの差分が所定値以上である場合に、フォーカスが未合焦であると判断することを特徴とする、
    請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. フォーカスレンズを駆動するレンズ駆動部により前記フォーカスレンズの位置を所定距離ずつ変更させて、前記フォーカスレンズに入射した被写体光を光電変換して画像信号を生成する撮像素子により生成された画像のシャープネス値を測定し、前記シャープネス値に基づいてヒルクライム処理によりシャープネス値が極大点となるフォーカスレンズの位置を求め、この位置を合焦点として設定するコンティニュアスAF制御ステップ、
    前記コンティニュアスAF制御ステップの実行中に、ユーザによるフォーカス操作を受け付けるフォーカス操作受け付けステップ、
    前記フォーカス操作受け付けステップによりフォーカス操作を受け付けた場合に、前記フォーカスレンズを前記レンズ駆動部により所定範囲内にて移動させ、前記所定範囲内において前記撮像素子により生成された画像のシャープネス値が最大となる前記フォーカスレンズの位置を求め、この位置を合焦点として設定するシングルAF制御ステップ、
    を備えることを特徴とする撮像装置の焦点調節方法。
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