JP2012117928A - 測距装置および撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 2つの測距用撮像素子のそれぞれから出力される画像データの出力タイミングを補正することで、精度を向上させることができる測距装置および同装置を搭載した撮像装置に関する。
【解決手段】 被写体像に応じた画像信号を出力する第1撮像素子および第2撮像素子を第1の制御信号を用いて駆動したとき、第1撮像素子が出力を開始した時から第2撮像素子が出力を開始した時までの第1時間と、第2撮像素子が出力を開始した時から第1撮像素子が出力を開始した時までの第2時間と時間を計測し、この計測された時間が一定値以上か否かを判定することで、第1撮像素子と第2撮像素子の駆動タイミングの補正値を決定し、第1撮像素子と第2撮像素子の画像出力タイミングを合わせる測距装置による。
【選択図】図5

Description

本発明は、ハイブリットAF方式の自動合焦機能を備えた撮像装置であって、2つの測距用撮像素子のそれぞれから出力される画像データの出力タイミングを補正することができる測距装置および同装置を搭載した撮像装置に関するものである。
コンパクトデジタルカメラに代表される撮像装置に搭載される自動合焦機能(AF機能)には、複数の方式が知られている。そのうちの一つの方式に、山登りAF方式がある。山登りAF方式は、撮像光学系が取得する画像データのコントラスト値を、撮像光学系を構成するレンズの位置を変化させながら算出し、このコントラスト値が最大値を示す撮像光学系のレンズ位置を特定する方式である。この特定されたレンズ位置に撮像光学系のレンズを移動させることで、被写体に焦点が合った撮影をすることができる。このように山登りAF方式では、撮像光学系のレンズを実際に駆動させて合焦位置を特定するので、長焦点レンズを備えたものの場合は、駆動範囲が大きくなり、合焦するレンズ位置を特定する処理時間が長くなる。
また自動合焦機能において、被写体像を取得する撮像光学系とは別の光学系(測距光学系)を備えて、この測距光学系を用いて被写体までの距離を算出して、この距離に応じて撮像光学系が合焦するレンズ位置を特定する位相差検出AF方式が知られている。位相差検出AF方式は、測距光学系が備える2つのレンズと撮像素子によって、被写体像に係る画像データの位相差(視差)を算出し、この位相差によって被写体までの距離を算出するものである。2つの異なる撮像素子から出力される画像データを用いて位相差を算出するには、各撮像素子から画像データが出力されるタイミングが同期している必要がある。しかし、レンズを駆動させる必要がなく、被写体画像に基づいて適宜算出することができるので、山登りAF方式に比べて、素早く合焦位置を特定することができる。
一方、撮像光学系の他に測距光学系も搭載する必要があるため、装置全体が大型になる。また、測距光学系が備える2つのレンズと撮像素子の互いの機械的位置合わせを精度高く行う必要があるため、位置合わせ調整が容易ではなく、製造コストが増大する。
上記に示した山登りAF方式の課題と位相差検出AF方式の課題を解消する方式として、両方式を組み合わせたハイブリットAF方式が知られている(例えば特許文献1、特許文献2を参照)。
ハイブリットAF方式は、まず位相差検出AF方式によって被写体までの距離を大まかに算出し、算出された距離に基づいて撮像光学系のレンズを所定のレンズ位置まで移動させ、その後に、移動したレンズ位置近傍の所定範囲内を山登りAF方式を実行することで合焦させる方式である。つまり、ハイブリット方式によれば、位相差検出AF方式によって大まかな合焦位置を特定した後に、山登りAF方式を用いて精度の高い合焦検出を行うことができる。よって、撮像光学系の移動量が少なく合焦までの時間を短縮することができ、かつ、測距光学系の位置合わせ精度が多少粗くても精度の高い合焦処理を行うことができる方式である。
特許文献1には、ハイブリットAF方式を搭載し、測距光学系を備えたAFユニットが求めた多点測距エリアに合わせて山登りAF方式の合焦検出に用いるAFエリアを変更する装置が記載されている。また、特許文献2には、被写体までの距離に応じて山登りAF方式で用いるAFエリアの変更をする装置が記載されている。いずれの文献に記載されている装置においても、山登りAF方式でピントを合わせるAFエリアは、固定焦点である測距光学系の測距画角に合わせたエリアとする必要がある。
また、近年の市場動向から、さらなるAF機能の高速化と高精度化と製造コストの低減が望まれている。従来のハイブリットAF方式を用いて、さらなる高速化と高精度化、併せて製造コストの低減を図るには、位相差検出AF方式に用いられる2つの撮像素子の画像データの出力タイミングを精度よく同期させる必要がある。このような異なる撮像素子の画像データの出力タイミングを精度よく同期させるには、高度なタイミング調整機能を備えた撮像素子を用いたり、専用の撮像素子を開発したりする必要がある。しかし、このような撮像素子は、製造コストが高くなり、また開発にも費用が多くかかるためトータルコストが高くなるという課題がある。
そこで、汎用で低価格な撮像素子を用いて、画像データの出力タイミングを精度よく同期させることができると望ましい。しかしながら、一般に撮像素子は半導体ウェハ状に形成され切り出されて製造されるものであるので、異なる半導体ウェハから製造された撮像素子は同じ型の撮像素子であっても特性が異なることがほとんどである。また、同じ半導体ウェハから切り出したとしても、特性が異なる要因はある。例えば撮像素子から出力される画像信号から画像データを生成する画像処理ICに入力されるまでの物理的な配線経路(撮像素子の基板、インターフェースのFPC、主基板等)の制約から2つの測距用の撮像素子の間で電装の差が生じることもある。配線経路の制約とは、例えば、小型かつ高密度の要請に伴って配線の自由度が制限されることである。
つまり、汎用な撮像素子を用いると、互いの特性にバラツキがあり、各撮像素子から出力される画像データの出力タイミングを同期させることができず、画像データ間にタイムラグが生じる。
上記のように2つの撮像素子の画像データ出力タイミングを完全に一致させることは困難であって、被写体が速い速度で移動しているときなどは、測距性能に影響が生じて、測距精度が劣化する。このように、製造コストや開発コストを抑えつつ、より高速かつ高精度なAF機能の実現には課題があった。
そこで本発明は、ハイブリットAF方式の測距装置であって、2つの撮像素子からなる測距用撮像素子のそれぞれから出力される画像データの出力タイミングを検出する機構を備え、各測距用撮像素子の画像データ出力タイミングのズレを補正することで、より高速かつ高精度な被写体までの距離を算出することができる測距装置を提供することを目的とする。
本発明は、測距装置に関するものであって、測距対象からの入射光を結像するレンズと、レンズで結像される被写体像に応じた画像信号を出力する第1撮像素子および第2撮像素子と、第1撮像素子と第2撮像素子から出力される各画像信号を用いて測距対象までの距離を算出する画像信号処理部と、第1撮像素子と第2撮像素子のそれぞれの駆動制御を行う撮像素子制御部と、撮像素子制御部が生成する第1の制御信号と第2の制御信号とを第2撮像素子へ選択的に出力する選択回路と、第1の制御信号を用いて1撮像素子と第2撮像素子を駆動したとき、第1の制御信号に応じて第1撮像素子が出力を開始した時から、第1の制御信号に応じて第2撮像素子が出力を開始した時までの第1時間と、第1の制御信号に応じて第2撮像素子が出力を開始した時から、第1の制御信号に応じて第1撮像素子が出力を開始した時までの第2時間と時間を計測する計測部と、計測部によって計測された第1の時間と第2の時間とが、画像転送単位の一定値以上か否かを判定する判定部と、判定の結果に応じて、第1撮像素子と第2撮像素子の駆動タイミングを決定するタイミング補正部と、を有し、決定されたタイミングによって第1撮像素子と第2撮像素子の駆動タイミングに差を設けて、第1撮像素子と第2撮像素子の画像出力タイミングを合わせることを特徴とすることを主な特徴とする。
また本発明は、測距装置において、第1の制御信号と第2の制御信号はスリープ解除信号、スタンバイ信号、リセット信号、またSIOコマンドのいずれかを選択的に変更可能であること特徴とする。
また本発明は、測距装置において、第1の制御信号と第2の制御信号を、アクティブ・ハイまたはアクティブ・ローのいずれか選択可能であること特徴とする。
また本発明は、測距装置において、各撮像素子からの画像出力タイミング差が一定値以上大きいときにエラー出力を行う際に、エラー検出値を外部から指定可能であることを特徴とする。
また本発明は、撮像装置に関するものであって、被写体を撮像する撮像光学系と、撮像光学系による光学像を電気信号に変換する撮像素子と、被写体までの距離を測定する測距装置と、を備えた撮像装置であって、測距装置が上記記載の測距装置であることを特徴とする。
本発明によれば、位相差検出AF方式に用いる2つの撮像素子のそれぞれの画像データ出力タイミングに応じて、画像出力のトリガをそれぞれの出力タイミングのズレを踏まえて指示することで、各画像データ出力タイミングのズレを補正することができる。これによって、より高速かつ正確な焦点距離の算出をすることができる。
本発明に係る撮像装置の例を示す外観斜視図である。 上記撮像装置の例を示す機能ブロック図である。 位相差検出AF方式の原理を説明する概要図である。 本発明に係る撮像装置が実行するAF処理の例を示すフローチャートである。 本発明に係る測距装置の例を示すブロック図である。 上記測距装置の詳細な例を示すブロック図である。 上記測距装置の内部構造の詳細な例を示すブロック図である。 上記測距装置が実行する画像データ取得処理の例を示すフローチャートである。 上記測距装置が実行する画像データ出力タイミング差の計測方法の例を示すタイミングチャートである。 上記測距装置が実行する画像データ出力タイミング差の計測方法の別の例を示すタイミングチャートである。 上記測距装置が実行する画像データ出力タイミング差の計測方法のさらに別の例を示すタイミングチャートである。 上記測距装置が実行する画像データ出力タイミング差の計測方法のさらに別の例を示すタイミングチャートである。
以下、本発明に係る測距装置および撮像装置の実施の形態の例について図面を用いながら説明する。
本発明に係る測距装置は、汎用の2つの撮像素子を用いている。この撮像素子から出力される画像データを用いて、位相差検出AF方式により測距を行うものである。この画像データを取得するときに、まず、各撮像素子に対して画像出力指示信号を送信し、これを受けた各撮像素子が画像データを出力するまでの時間のズレを制御部において検出する。この検出された時間のズレに基づいて、位相差検出AF方式にて画像データを取得するときには、各撮像素子に対して「各撮像素子が画像データを出力するタイミングのズレを考慮した」画像出力指示信号を送信する。これによって、各撮像素子の画像データ出力タイミングがずれていても、位相差検出AF方式に必要な精度よく同期がとれている画像データを取得することができる。これにより、位相差検出AF方式における測距演算の精度が向上する。
図1は、本発明に係る撮像装置の例を示す外観斜視図である。図1において撮像装置1の正面部には、フォーカスレンズを含む撮像レンズを介して被写体像を取得する撮像光学系20と、測距用のレンズ111と112を介して被写体像を取得する測距光学系を有する測距装置100を備えている。撮像光学系20と測距装置100は、撮像装置1上の乖離した位置に配置されている。また、図1に示すように、撮像装置1の上端面には、シャッタースイッチであるレリーズボタンSW1、撮影モードを選択するためのモードダイヤルSW2が配置されている。レリーズSW1は2つのスイッチが内部に配置されており、レリーズSW1を半押しすると第1レリーズ信号を発し、レリーズSW1を全押しすると第2レリーズ信号を発する構成を備えている。これらレリーズ信号に応じて撮像装置1は、被写体像へのAF処理と撮像処理を行う。
図2は、本発明に係る撮像装置の例を示す機能ブロック図である。図1において撮像装置1は、主制御部10と、光学系20と、撮像素子30と、A/D変換回路40と、液晶表示装置(LCD)50と、光学系駆動回路60と、記憶回路70と、外部I/F80と、測距装置100と、を有してなる。
主制御部10は、CPUとその周辺回路を有してなり、撮像装置1における各種動作に係る制御(機械的駆動制御や電気的駆動制御)および、各種画像処理、液晶表示制御、メモリ制御、外部インターフェースを介した情報通信制御などの各種制御を実行する。
光学系20は、被写界画像を撮像素子30上に結像させる。撮像素子30は、結像された画像の電気信号への変換を行う。A/D変換回路40は、撮像素子30から出力される電気信号(アナログ信号)からなる被写界画像信号を、デジタル信号に変換する処理を行う。
A/D変換回路40において変換されたデジタルの被写界画像信号に対して、主制御部10が所定の画像処理を施し、必要に応じてLCD50に表示させる。光学系駆動回路60は、主制御部10により制御され、光学系20を光軸方向に沿って駆動して合焦調整、すなわちフォーカス調整を行う。
測距装置100は、位相差検出AF方式によって被写体までの距離を測定する装置である。
また、撮像装置1は、撮像素子30から入力される被写界画像データに基づいて、コントラスト解析等を行い合焦状態を検出する機能も有している。記憶回路70はRAM及びROMからなり、撮像素子30より入力されて主制御部10で処理された画像データや、主制御部10の動作及び制御処理に係る中間データを含む処理に係るデータ等を格納する。また、撮影され取り込まれた画像データを格納することもできる。
また、主制御部10には外部記憶装置に対するメモリコントローラも含まれており、外部I/F80を介して、外部メモリに対する書込みおよび読み出しもできる。主制御部10は、撮影に際しては、光学系20、撮像素子30、A/D変換回路40を介して取得する被写界画像を液晶表示装置50に表示させる。なお、明確には図示されていないが、撮像素子30、A/D変換回路40、LCD50も、その動作制御は主制御部10によって行われる。
また、主制御部10は、位相差AF方式によって測距装置100が算出した被写体までの距離に基づいて、光学系駆動回路60を制御して光学系20を構成する撮像レンズを予定の位置に移動させ、その後、所定の移動範囲内で撮像レンズを移動させてコントラストデータを取得して解析し、ハイブリット方式の自動焦点機能を実現する。
また、主制御部10は、所定周期でAF処理を実行する。レリーズSW1が半押しされて第1レリーズ信号が発せられると新たなAF処理が開始されて、AF処理の結果は第1レリーズ信号が発せられている間(レリーズSW1が半押しされている間)は保持される。この状態でレリーズSW1が解放されれば、主制御部10は、所定周期によるAF処理に制御を戻す。レリーズSW1が半押し状態からさらに押し込まれて全押しされ、第2レリーズ信号が発せられると、主制御部10は記憶回路70へ画像データを格納し、その後、LCD50への画像確認画面等の表示を行ない、外部I/F80を介して外部メモリに対して書き込み転送を行う。
次に、本願発明に係る測距装置が用いる位相差検出AF方式の例を説明する。まず、図3を用いて、位相差検出AF方式による測距方法の概要を説明する。図3は、撮像装置1が備える測距装置100の模式図であって、2つの撮影レンズ111、112と、この撮像レンズに対向して配置される2つの撮像素子121、122のみを図示し、その他の構成要素は図示を省略している。被写体Xが撮影対象である。なお、図3は撮像装置1を上面側から見た状態を表している。
図3において、測距装置100が備える第1レンズ111と第2レンズ112の間隔を基線長Bとし、第1レンズ111の焦点距離をfL、第2レンズ112の焦点距離をfRとしている。また、図3において焦点距離fLとfRは、fL=fRであるから、第1レンズ111と第2レンズ112の焦点距離をfとして説明する。第1レンズ111を介して第1撮像素子121に結像した像が基線長Bを基準にdLの位置にあり、第2レンズ112を介して第2撮像素子122に結像した像が基線長Bを基準にdRの位置にあるとき、この基線長Bと結像位置dLおよびdRを用いて、被写体Xまでの距離を式1によって算出することができる。
(式1)
L={(B+dL+dR)×f}/(dL+dR)
第1レンズ111と第2レンズ112の焦点距離を同じ(fL=fR)にすると、式1は以下の式2で置き換えることができる。
(式2)
L={(B+dL+dR)*f}/(dL+dR)
このように、基線長Bを基準とするdLとdRを測定することにより、被写体Xまでの距離Lを算出することができる。距離Lに応じた撮像レンズの繰り出し量への変換は、予め算出した調整系数を撮像装置1の記憶回路70に記憶しておき、これを参照することで求めればよい。基線長Bは装置の大きさや撮像素子の制約と仕様により、6mm以上は必要となる。
次に、本実施例に係る撮像装置1において実行されるAF処理の全体の流れについて図4のフローチャートを用いて説明する。本実施例に係るAF処理は、位相差検出AF方式である程度の測距を行った後に山登りAF方式によって精度の高い合焦検出を行うものである。なお、図4において各処理ステップはS10、S20、S30・・・のように表記する。
レリーズボタンSW1が半押しされて第1レリーズ信号が発せられると、AF処理がスタートする。まず、露出制御が行われる(S10)。次に、位相差検出AF方式によるフォーカス処理(AF処理)が行われる(S20)。次に、AF処理(S20)の結果を判定する処理が行われ(S30)、合焦に失敗していると判定されれば(S30のNo)、失敗条件判定処理(S70)が行われる。失敗条件判定処理(S70)において、再度のAF処理(S20)を行うと判定されたときは(S70のNo)、処理をS20に戻す。失敗条件判定処理(S70)において、当該処理を終了すると判定されたときは(S70のYes)、LCD50にエラー表示を行って(S90)、処理を終了する。ここで、エラー表示とは、例えば、赤色の枠の領域などを示して失敗の結果を表示させることをいう。
判定処理(S30)において、合焦に成功していると判定されれば(S30のYes)位相差検出AF方式にて算出された距離に応じたレンズ位置の周辺位置における、山登りAF方式によるAF処理を行う(S40)。次に山登りAF方式によるAF処理(S40)の結果を判定する処理が行われる(S50)。この判定処理において、AF処理(S40)において合焦に失敗していると判定されれば(S50のNo)、失敗条件判定処理(S80)が行われる。失敗条件判定処理(S80)において、再度のAF処理(S40)を行うと判定されたときは(S80のNo)、処理をS40に戻す。失敗条件判定処理(S80)において、当該処理を終了すると判定されたときは(S80のYes)、LCD50にエラー表示を行って(S90)、処理を終了する。ここで、エラー表示とは、例えば、赤色の枠の領域などを示して失敗の結果を表示させることをいう。
判定処理(S50)において、合焦に成功していると判定されれば(S50のYes)
LCD50に成功表示を行う(S60)。ここで「成功表示」とは、LCD50に緑色の枠の領域などを示して成功の結果を表示させることをいう。
なお、エラー表示処理(S90)におけるLCD50の表示は、上記に例示したい色とは異なる色を用いてもよく、さらに、色付きの枠表示に代わって点滅表示や、領域マークの表示形態を変更するなどによって、AF不適切を示す別の図柄を表示させてもよい。
次に、本発明に係る測距装置の例について図5のブロック図を用いて説明する。図5において、測距装置100は、撮影対象からの入射光を結像する第1レンズ111および第2レンズ112と、結像された光学像に対応して電荷を蓄積する光電変換素子が行列上に敷詰められている第1撮像素子121および第2撮像素子122と、各撮像素子の駆動制御を行う撮像素子制御部130と、第1撮像素子121からの画像データと第2撮像素子122からの画像データの視差情報を用いて測距を行う画像信号処理部140と、主制御部10(図2)との情報のやり取りに用いる外部インターフェース150と、を有してなる。
測距装置100は、撮像素子制御部130からエラー信号を受信して画像入力エラー状態を検知したときは、画像信号処理部140から測距エラー結果を受け取り、外部インターフェース150を介して主制御部10(図2)に伝える。ここで、外部インターフェース150は、シリアル通信やローカルバスなどの汎用的なものであることが望ましい。また、撮像素子制御130および画像信号処理部140は同じICチップ内に入っている構成であってもよく、また、主制御部10(図2)に含まれていてもよい。
次に、撮像素子制御部130のさらに詳細な説明をする。図6において、撮像素子制御部130は、主制御部10からの命令に応じて第1撮像素子121の駆動に必要な制御信号を生成する第1制御信号生成部132と、第2撮像素子122の駆動に必要な制御信号を生成する第2制御信号生成部134と、第1撮像素子121と第2撮像素子122の画像出力のタイミングの差を検出する画像データ出力タイミング差検出部131と、主制御部10の命令に応じて第1撮像素子121と第2撮像素子122に共通の駆動クロックを供給する共通制御信号生成部133と、主制御部10の命令に応じて画像データ出力タイミング差検出部131で算出した第1撮像素子121と第2撮像素子122の画像出力のタイミング差を補正するタイミング補正部135と、画像データ出力タイミング差検出部131で算出した画像データ出力タイミングが、主制御部10の命令からによる指示値よりも大きかったとき、HOST側に割り込み出力を発生させるエラー検出部136と、を有してなる。なお、画像データ出力タイミングの計測方法については後述する。
次に、撮像素子制御部130と第1撮像素子121および第2撮像素子122の接続について図7を用いて説明する。図7は、第1撮像素子121および122と、画像データ出力タイミング差検出部131、第1制御信号生成部132、共通制御信号生成部133、第2制御信号生成部134との接続の例を示すブロック図である。
第1撮像素子121は、第1制御信号生成部132から送信される制御信号によって駆動する。また、第2撮像素子122は、第1制御信号生成部132から送信される制御信号によって駆動され、第2制御信号生成部134から出力される制御信号によっても駆動される。
第1撮像素子121の画像データ出力タイミングは、第1撮像素子121と第2撮像素子122に第1制御信号生成部132から画像データ出力開始信号が送られて、これに応じて第2撮像素子122が駆動して画像データの出力を開始した時から、第1撮像素子121が駆動して画像データの出力を開始するまでの時間を計測することで取得することができる。
また、第2撮像素子122の画像データ出力タイミングは、第1撮像素子121と第2撮像素子122に第1制御信号生成部132から画像データ出力開始信号が送られて、これに応じて第1撮像素子121が駆動して画像データの出力を開始した時から、第2撮像素子122が駆動して画像データの出力を開始する時までの時間を計測することで取得することができる。
上記のような動作制御を行うことができるように、第2撮像素子122へは第1制御信号生成部132からの制御信号と第2制御信号生成部134からの制御信号のどちらも送信されるように、第1制御信号生成部132、第2制御信号生成部134と第2撮像素子122の間には、セレクタ181から183が配置されている。
さらに第1撮像素子121からの画像同期出力信号と第2撮像素子122からの画像同期出力信号を画像データ出力タイミング差検出部131に接続しておくことで、第1撮像素子121と122のいずれから画像データが出力されたタイミングを基準とし、各撮像素子の画像データ出力タイミング差を計測することができる。これによって、第1撮像素子121の画像データ出力が遅いときでも、第2撮像素子122の画像データ出力が遅いときであっても、各撮像素子の画像データ出力タイミングの差を補正することができる。
なお、本実施例においては、通常の光量時はフレームレートが30fps(30フレーム毎秒)以上であって、暗時では5fps(5フレーム毎秒)のフレームレートが必要であることを想定している。
次に、第1撮像素子121と第2撮像素子122の画像データ出力タイミング補正処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。図8において、各処理ステップはS101、S102のように表記する。ここで、画像データ出力タイミング差の最大値は、画像データの出力単位の半フレームとする。また、図示しないが、この最大値は外部からレジスタにより設定可能であるものとする。
まず、電源が投入されて撮像装置1が起動すると、主制御部10は各部の電源の安定を確認する(S101)。次に、第1撮像素子121と122に共通制御信号生成部133から共通の駆動に必要なクロックの供給が行われる(S102)。次に第1撮像素子121と122の初期化処理が行われる(S103)。
次に、第1撮像素子121を基準として、第1制御信号生成部132の制御信号を用いて第1撮像素子121と第2撮像素子122を駆動し、制御信号(駆動開始指示)を受けた第1撮像素子121が画像データの出力を開始した時から、制御信号(駆動開始指示)を受けた第2撮像素子122が画像データの出力を開始するまでの時間「L」を計測する(S104)。時間「L」の計測は、第1撮像素子121からの垂直同期出力信号の出力タイミングと第2撮像素子122からの垂直同期出力信号の出力タイミングとの差を計測して判断する。
次に、時間「L」が半フレーム以上であるか否かの判定をする(S105)。時間「L」が半フレームよりも短い時間だった場合(S105のNo)、第2撮像素子122を基準と考えて、第2撮像素子122に第1制御信号生成部132からの駆動開始指示が与えられて、第1撮像素子121が出力を開始した時から、第2撮像素子122に第1制御信号生成部132からの駆動開始指示が与えられて第2撮像素子122が出力を開始する時までの時間「M」を計測する(S106)。
次に、時間「L」と時間「M」の合計時間が1フレームになったか否かの判定処理を行う(S107)。時間「L」+時間「M」が1フレームの時間となったとき(S107のYes)、第1撮像素子121と第2撮像素子122は正常動作している判断し、「L」と「M」の値を有効として、第1撮像素子121に対して第2撮像素子122の画像出力が遅れているものとして、計測された時間「L」の分だけ第2撮像素子122の駆動開始タイミングを早める設定をする(S108)。このように設定することで、第1撮像素子121と第2撮像素子122の画像データ出力タイミングを合わせことができる。
時間「L」と時間「M」の合計時間が1フレームの時間とならなかったとき(S107のNo)、第1撮像素子121と第2撮像素子122のどちらかの撮像素子の同期信号が出力不良になっているか、または、フレームレートの設定がずれているかなどのエラー通知を、主制御部10に行う(S109)。
また、時間「L」の値が半フレーム以上だったときは(S105のYes)、第2撮像素子122を基準として、第1制御信号生成部132の制御信号を用いて第1撮像素子121と第2撮像素子122を駆動し、第2撮像素子122に第1制御信号生成部132からの駆動開始指示が与えられて第2撮像素子122が出力を開始した時から、第1撮像素子121に第1制御信号生成部132からの駆動開始指示が与えられて第1撮像素子121が出力を開始する時までの時間「N」を計測する(S110)。
次に、時間「L」と時間「N」の合計時間が1フレームになったか否かの判定処理を行う(S111)。時間「L」+時間「N」が1フレームの時間になったとき(S111のYes)、第1撮像素子121と第2撮像素子122は正常動作している判断し、「L」と「N」の値を有効として、第2撮像素子122に対して第1撮像素子121の画像出力が遅れているものとして、計測された時間「N」の分だけ第1撮像素子121の駆動開始タイミングを早める設定をする(S112)。このように設定することで、第1撮像素子121と第2撮像素子122の画像データ出力タイミングを合わせことができる。
時間「L」と時間「N」の合計時間が1フレームの時間とならなかったとき(S111のNo)、第1撮像素子121と第2撮像素子122のどちらかの撮像素子の同期信号が出力不良になっているか、または、フレームレートの設定がずれているかなどのエラー通知を、主制御部10に行う(S113)。
ここで、画像出力のタイミング差の検出は画像データ出力タイミング差検出部131において行われ、タイミング差の大きさを判断して第1撮像素子121と第2撮像素子122の駆動タイミング差はタイミング補正部135が行う。
なお図示はしないが、時間Lの値は例えばレジスタ値として保持し、外部からの入力や変更をすることができるようにしてよい。また、測距装置100の全体制御は主制御部10にて行われる。
次に、第1撮像素子121を基準としたときの第2撮像素子122の画像データ出力タイミングの計測例について、図9を用いて説明する。図9において、第1撮像素子121と第2撮像素子122に駆動開始指示を与える制御信号は共通のスリープ解除信号(AF1_Sleep/Stand−by)である。図9は、スリープ解除信号がアクティブHighに設定されている例を示している。なお、図示はしないが、各電源の安定を主制御部10が検知して確認した後に、共通制御信号生成部133から第1撮像素子121と第2撮像素子122に対して、動作CLKが供給される。
その後、主制御部10から各撮像装置間の画像データ出力タイミングの差に係る計測指示がされると、初めにリセット解除をし、AF1_SIO信号によって第1撮像素子121に対する初期設定が実行され、AF2_SIO信号によって第2撮像素子122に対する初期設定が実行される。初期化が終了した後、AF1_Sleep/Standby信号をアクティブにして、第1撮像素子121のAF1_VD信号がアクティブになる時からcountclkを用いてレジスタIMG_OUT_CNT1の値をカウントアップしていき、第2撮像素子122のAF2_VD信号がアクティブになる時までの時間を計測する。この計測された時間が「L」である。
第1撮像素子121と122に駆動開始指示を与える制御信号はAF1_Sleep/Stand−byであることを例に用いて説明をしたが、本発明に係る撮像装置はこれに限ることなく、リセット解除のタイミング、または、SIO信号を用いてもよい。この場合、主制御部10は第1撮像素子121と第2撮像素子122に駆動開始指示を与える信号の種類を、画像データ出力タイミング差検出部131に通知し、この通知に基づいてcountclkのカウント開始とすればよい。
また図示しないが、駆動開始指示を与える制御信号がアクティブHighであるか、アクティブLowであるか、またはSIO信号であるのか、を判別可能なデータをレジスタに保持し、外部から設定変更可能としてもよい。また、レジスタIMG_OUT_CNT[15:0]とレジスタTMP_GAP1[15:0]は、適切なタイミングでクリアされる。
次に、計測された時間「L」が半フレーム以下だった場合の第1撮像素子121に対する第2撮像素子122の画像出力の計測例について、図10を用いて説明する。この場合、第2撮像素子122を基準として、第2撮像素子122のAF2_VD信号がアクティブになる時からcountclkを用いてレジスタIMG_OUT_CNTをカウントアップしていき、第1撮像素子121のAF1_VD信号がアクティブになる時までの時間を計測する。この計測された時間を「M」とする。
ここで時間「L」と時間「M」の合計時間が1フレームの時間と同じになったときは、第1撮像素子121と第2撮像素子122は正常動作している判断し、「L」と「M」の値を有効として、第1撮像素子121に対して、第2撮像素子122の画像出力が遅れているものとして、画像出力のタイミング補正を行う。また、時間「L」と時間「M」の合計時間が1フレームの時間に相当しないとき、第1撮像素子121と第2撮像素子122のいずれかの同期信号の出力不良であるか、フレームレートの設定がずれているか等をエラーとして、主制御部10にエラー通知を行う。
次に、計測された時間「L」が半フレーム以上だった場合の第2撮像素子122に対する第1撮像素子121の画像出力の計測例について、図11を用いて説明する。この場合、第2撮像素子122を基準として、第2撮像素子122のAF2_VD信号がアクティブになる時からcountclkを用いてレジスタIMG_OUT_CNTをカウントアップしていき、第1撮像素子121のAF1_VD信号がアクティブになる時までの時間を計測する。この計測された時間を「N」とする。
ここで時間「L」と時間「N」の合計時間が1フレームの時間と同じになったときは、第1撮像素子121と第2撮像素子122は正常動作している判断し、時間「L」と時間「N」の値を有効として、第2撮像素子122に対して、第1撮像素子121の画像出力が遅れているものとして、画像出力のタイミング補正を行う。また、時間「L」と時間「N」の合計時間が1フレームの時間に相当しないとき、第1撮像素子121と第2撮像素子122のいずれかの同期信号の出力不良であるか、フレームレートの設定がずれているか等をエラーとして、主制御部10にエラー通知を行う。
次に、第1撮像素子121と第2撮像素子122から出力される画像データ出力タイミングの補正例について図12を用いて説明する。図12において、第1撮像素子121と第2撮像素子122の動作開始指示を与える制御信号はスリープ解除信号(AF1_Sleep/Stand−by、AF2_Sleep/Stand−by)である。図12は、スリープ解除信号がアクティブHighに設定されている例を示している。また、図9において説明をしたとおり、画像データの出力タイミング差が計測された後は、その時間「L」もしくは時間「N」がレジスタに保持されている。本実施例では、第1撮像素子121と第2撮像素子122の画像データの出力タイミング差が半フレームよりも短い時間であって第1撮像素子121の画像データ出力タイミングに対して、第2撮像素子122の画像データ出力タイミングが時間「L」だけ遅いときを例に用いて説明する。このとき、時間「L」の値はレジスタTMG_GAP1に保持されている。
第1制御信号生成132からの制御信号が第1撮像素子121に与えられ、第2制御信号生成部134からの制御信号が第2撮像素子122に与えられるように構成されている。第1撮像素子121にAF1_RESET信号が与えられてAF1_SIO信号を用いて初期設定が行われる。また、第2撮像素子122にAF2_RESET信号が与えられてAF2_SIO信号を用いて初期設定が行われる。
第1撮像素子121と第2撮像素子122に対する初期設定が終了した後、第2撮像素子122へ制御信号が与えられて、レジスタGAP_CRT_CNTとcount_clkを用いて時間のカウントが行われる。レジスタGAP_CRT_CNTの値が、レジスタTMG_GAP1に保持されている値(時間L)を超えた時、第1撮像素子121に対して駆動開始制御詩信号を与える。このように予め計測した撮像素子間の画像データ出力タイミング差を用いて、それぞれの撮像素子に対する駆動開始を示す制御信号を与えるタイミングを補正することで、各撮像素子の画像データ出力タイミングの調整することができる。
また、図示しないが、第1撮像素子121と第2撮像素子122の画像データの出力タイミング差が半フレーム以上であって第2撮像素子122の画像データ出力タイミングに対して、第1撮像素子121の画像データ出力タイミングが時間「N」だけ遅いときを例に用いて説明する。このとき、時間「N」の値はレジスタTMG_GAP2に保持されている。
この場合は第1撮像素子121と第2撮像素子122に対する初期設定が終了した後、第1撮像素子121へ制御信号が与えられて、レジスタGAP_CRT_CNTとcount_clkを用いて時間のカウントが行われる。レジスタGAP_CRT_CNTの値が、レジスタTMG_GAP2に保持されている値(時間N)を超えた時、第2撮像素子122に対して駆動開始制御信号を与える。このように予め計測した撮像素子間の画像データ出力タイミング差を用いて、それぞれの撮像素子に対する駆動開始を示す制御信号を与えるタイミングを補正することで、各撮像素子の画像データ出力タイミングの調整することができる。
以上のように本実施例に係る撮像装置によれば、2つの第1撮像素子121と122に対してHOST側(主制御部10など)から制御可能となるように制御線を結線し、2つの第1撮像素子121と第2撮像素子122から得られる画像データの位相差によって対象物までの測距を行う。そのため、種々の要因による各撮像素子の画像データ出力タイミングのズレを検出して、制御部が、そのズレを用いて、第1撮像素子121と第2撮像素子122の駆動開始指示に係る制御信号を与えるタイミングを調整することができる。この結果、視差の算出に用いる画像データの同期を精度よく取ることができる。
このように本発明に係る撮像装置によれば、測距用に用いる2つの撮像素子に同時に画像データ出力指示に係る制御信号を与えて、それに対するレスポンス時間(画像データ出力タイミング)を計測することで、汎用の撮像素子における製造過程に起因する特性の差や、配線経路等に起因する特性のバラツキがあっても、制御部においてその差を認識した上で、各撮像素子への画像データ出力指示を与えることができる。これによって、位相差検出AF方式における測距演算に用いる画像データの同期の精度が向上し、算出される距離の精度も向上することで、AF処理全体の精度と速度の向上を図ることができる。
10 主制御部
121 第1撮像素子
122 第2撮像素子
130 撮像素子制御部
特開2001−221945号公報 特開2006−072384号公報

Claims (5)

  1. 測距対象からの入射光を結像するレンズと、
    上記レンズで結像される被写体像に応じた画像信号を出力する第1撮像素子および第2撮像素子と、
    上記第1撮像素子と上記第2撮像素子から出力される各画像信号を用いて上記測距対象までの距離を算出する画像信号処理部と、
    上記第1撮像素子と上記第2撮像素子のそれぞれの駆動制御を行う撮像素子制御部と、
    上記撮像素子制御部が生成する第1の制御信号と第2の制御信号とを上記第2撮像素子へ選択的に出力する選択回路と、
    上記第1の制御信号を用いて上記1撮像素子と上記第2撮像素子を駆動したとき、上記第1の制御信号に応じて上記第1撮像素子が出力を開始した時から、上記第1の制御信号に応じて上記第2撮像素子が出力を開始した時までの第1時間と、上記第1の制御信号に応じて上記第2撮像素子が出力を開始した時から、上記第1の制御信号に応じて上記第1撮像素子が出力を開始した時までの第2時間と時間を計測する計測部と、
    上記計測部によって計測された上記第1の時間と上記第2の時間とが、画像転送単位の一定値以上か否かを判定する判定部と、
    上記判定の結果に応じて、上記第1撮像素子と上記第2撮像素子の駆動タイミングを決定するタイミング補正部と、を有し、
    上記決定されたタイミングによって上記第1撮像素子と第2撮像素子の駆動タイミングに差を設けて、上記第1撮像素子と上記第2撮像素子の画像出力タイミングを合わせることを特徴とする測距装置。
  2. 上記第1の制御信号と上記第2の制御信号は、スリープ解除信号、スタンバイ信号、リセット信号、またSIOコマンドのいずれかを選択的に変更可能であること特徴とする請求項1記載の測距装置。
  3. 上記第1の制御信号と上記第2の制御信号を、アクティブ・ハイまたはアクティブ・ローのいずれか選択可能であること特徴とする請求項1記載の測距装置。
  4. 上記の各撮像素子からの画像出力タイミング差が一定値以上大きいときにエラー出力を行う際に、エラー検出値を外部から指定可能であることを特徴とする請求項1記載の測距装置。
  5. 被写体を撮像する撮像光学系と、
    上記撮像光学系による光学像を電気信号に変換する撮像素子と、
    上記被写体までの距離を測定する測距装置と、を備えた撮像装置であって、
    上記測距装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載の測距装置であることを特徴とする撮像装置。
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