JP2012116359A - 車載機制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両側ユニットの消費電力を低減できる車載機制御装置を提供すること。
【解決手段】ユーザーが携行可能な携帯機200と、携帯機200と無線にて通信可能なものであり車両100に搭載されて車載機を制御する車両側ユニットと、を備えた車載機制御装置である。携帯機200は、携帯機200の動きを検出する加速度センサー240と、携帯機200を所持しているユーザーが動いているか否かを判定するための判定情報を記憶しておく記憶部250と、加速度センサー240の検出結果と記憶部250に記憶された判定情報とに基づいて、携帯機200を所持しているユーザーが動いているか否かを判定するCPU230と、ユーザーが動いていると判定されると車載機の制御を要求する要求信号を車両側ユニットに対して送信する送信部220とを備える。車両側ユニットは、受信機103にて要求信号を受信すると車載機を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザーが携行可能な携帯機と、車両に搭載されるものであり携帯機と無線にて通信可能な車両側ユニットとを備え、携帯機から送信された信号に基づいて車両側ユニットが車載機を制御する車載機制御装置に関するものである。
従来、ユーザーが携行可能な携帯機と、車両に搭載されるものであり携帯機と無線にて通信可能な車両側ユニットとを備え、携帯機から送信された信号に基づいて車両側ユニットが車載機を制御する車載機制御装置の一例として、特許文献1に開示された車両周辺監視装置があった。
この車両周辺監視装置は、電波(レーダー電波)を送受信して車両周辺に監視エリアを構成し、この監視エリア内での他物体の接近を監視する車両周辺監視センサ(車両側ユニット)と、該電波を暗証番号コードでパルス変調して送受信する送受信機(車両側ユニット)と、ユーザーが携行所持し該電波を受信して暗証番号に対応するコード番号を送信する携帯送受信機(携帯機)と、コード番号を受信した送受信機の指令により、車両のドアロック(車載機)の施錠または開錠を行うキーレスエントリーユニット(車両側ユニット)とを備える。つまり、車両周辺監視装置は、車両周辺を監視する車両周辺監視センサーにおける電波を、キーレスエントリーユニットの暗証コードでパルス変調することで、キーレスエントリーユニットの呼び出し電波としても使用する。また、車両周辺監視装置は、電波により検出した車両に接近する物体との距離に基づいて該電波の送信間隔を制御し、距離が大きい時には送信間隔を長くすることにより車両周辺監視センサーやキーレスエントリーユニットの消費電力を低減するものである。
特開2005−113417号公報
しかしながら、この車両周辺監視装置は、所定時間毎に電波を出すため、ユーザーが車載機(ここでは車両ドア)を動作させたい場合以外であっても電波を出すことになり、車両側ユニットの電力抑制が十分でないという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、車両側ユニットの消費電力を低減できる車載機制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の車載機制御装置は、ユーザーが携行可能な携帯機と、携帯機と無線にて通信可能なものであり、車両に搭載されて車載機を制御する車両側ユニットと、を備えるものであって、
携帯機は、
携帯機の動きを検出する検出手段と、
携帯機を所持しているユーザーが動いているか否かを判定するための判定情報を記憶しておく記憶手段と、
検出手段の検出結果と記憶手段に記憶された判定情報とに基づいて、携帯機を所持しているユーザーが動いているか否かを判定するものであり、検出手段の検出結果と記憶手段に記憶された判定情報とが所定の対応関係にある場合に携帯機を所持しているユーザーが動いていると判定する判定手段と、
判定手段にてユーザーが動いていると判定されると、車載機の制御を要求する要求信号を車両側ユニットに対して送信する要求信号送信手段と、を備え、
車両側ユニットは、
要求信号送信手段から送信された要求信号を受信する要求信号受信手段と、
要求信号受信手段にて要求信号を受信すると、車載機を制御する制御手段と、を備えることを特徴とするものである。
このように、車両側ユニットが携帯機から送信された要求信号を受信すると車載機を制御することによって、ユーザーが車両に乗車する前に携帯機から要求信号が送信された場合には、ユーザーが車両に乗車する前に車載機を制御することができる。また、携帯機は、ユーザーが動いていると判定すると車両側ユニットに対して車載機の制御を要求する要求信号を送信し、車両側ユニットは、この要求信号を受信すると車載機を制御する。よって、車両側ユニットは、所定時間毎に電波を出す場合よりも、消費電力を低減できる。さらに、携帯機は、ユーザーが動いていると判定したときのみ要求信号を送信するので、単に携帯機が落下した場合などに要求信号を送信することを抑制できる。よって、携帯機における要求信号の誤送信を低減することができるとともに、携帯機の消費電力も低減することができる。
通常、ユーザーは、車両に乗車しようとする場合、歩くか、もしくは走って車両に近づくものである。そこで、請求項2に示すように、記憶手段は、判定情報として、ユーザーが足を動かして移動しているか否かを判定するための判定情報を含むようにしてもよい。このユーザーが足を動かして移動しているとは、ユーザーが歩いているか、もしくは、走っていることを示すものである。このようにすることによって、ユーザーが車両に乗車しようとして歩いているか、もしくは走っているときに要求信号を送信することができる。つまり、ユーザーがポケットやカバンから携帯機を取り出したり、携帯機のボタンを押したりなどの特別な動作を行うことなく、ユーザーが車両に乗車する前に携帯機から要求信号を送信して車載機を制御することができる。
しかしながら、ユーザーは、車両に乗車しようとしていないときであっても歩いたり、走ったりすることはある。そこで、請求項3に示すように、記憶手段は、判定情報として、ユーザーが所定の足の動かし方で移動しているか否かを判定するための判定情報を含むようにしてもよい。
このようにすることによって、ユーザーが通常の歩き方、もしくは走り方で移動している際には、要求信号を送信することを抑制できる。よって、携帯機における要求信号の誤送信をより一層低減することができるとともに、携帯機の消費電力もより一層低減することができる。なお、この所定の足の動かし方とは、例えば、スキップ、片足を複数回連続で踏み込むなどの足の動かし方であり、左右の足を交互に踏み込む通常の歩き方、もしくは走り方とは異なるものである。
また、人の動きは、同じ様な動作であっても、癖などによる個人差があるものである。そこで、請求項4に示すように、判定情報として、ユーザーが実際に携帯機を所持して動いているときの検出手段の検出結果を示す動き情報を予め記憶しておき、この動き情報と検出手段の検出結果とが所定の対応関係にある場合にユーザーが動いていると判定することによって、携帯機の正規のユーザーが動いているか否かを容易に判定することができる。
また、携帯機の動きは、ユーザーが同じ動きをしていても、ユーザーが携帯機を身につけているときと、ユーザーが携帯機をカバンに入れているときとで異なる。そこで、請求項5に示すように、記憶手段は、ユーザーが実際に携帯機を身につけて動いているときの検出手段の検出結果を示す動き情報、及びユーザーが携帯機をカバンに入れて動いているときの検出手段の検出結果を示す動き情報を記憶しておくものであり、判定手段は、記憶手段に記憶されたユーザーが携帯機を身につけて動いているときの検出結果を示す動き情報、及びユーザーが携帯機をカバンに入れて動いているときの検出結果を示す動き情報のいずれか一方と、検出手段の検出結果とが所定の対応関係にある場合に、ユーザーが動いていると判定するようにしてもよい。
このようにすることによって、ユーザーが携帯機を身につけているとき、及びユーザーが携帯機をカバンに入れているときのいずれにおいても、携帯機の正規のユーザーが動いているか否かを判定することができる。
また、請求項6に示すように、記憶手段は、判定情報として、携帯機を所持しているユーザーが動いているときの検出手段の検出結果に相当する動き情報を予め記憶しておくものであり、判定手段は、検出手段の検出結果と記憶手段に記憶された動き情報とが所定の対応関係にある場合に、ユーザーが動いていると判定するようにしてもよい。
このようにすることによっても、携帯機を所持したユーザーが動いているか否かを判定することができる。
また、請求項7に示すように、記憶手段は、ユーザーが携帯機を身につけて動いているときの検出手段の検出結果に相当する動き情報、及びユーザーが携帯機をカバンに入れて動いているときの検出手段の検出結果に相当する動き情報を記憶しておくものであり、判定手段は、記憶手段に記憶されたユーザーが携帯機を身につけて動いているときの検出結果に相当する動き情報、及びユーザーが携帯機をカバンに入れて動いているときの検出結果に相当する動き情報のいずれか一方と、検出手段の検出結果とが所定の対応関係にある場合に、ユーザーが動いていると判定するようにしてもよい。
このようにすることによって、ユーザーが携帯機を身につけているとき、及びユーザーが携帯機をカバンに入れているときのいずれにおいても、ユーザーが動いているか否かを判定することができる。
また、請求項8に示すように、記憶手段は、複数のユーザーの夫々に対応した複数の判定情報を記憶しておくものであり、判定手段は、複数のユーザーの動きを判定するものであり、要求信号送信手段は、判定手段にて動いていると判定されたユーザーに対応する要求信号を車両側ユニットに対して送信するものであり、制御手段は、各ユーザーに応じて車載機を制御するようにしてもよい。
このようにすることによって、複数のユーザーの夫々に応じた車載機の制御を行うことができるので好ましい。つまり、一つの携帯機を複数のユーザーで使用する場合であっても、各ユーザーに応じた車載機の制御を行うことができる。
また、請求項9に示すように、記憶手段は、ユーザーの複数パターンの動きに対応した複数の判定情報を記憶しておくものであり、判定手段は、複数パターンのユーザーの動きを判定するものであり、要求信号送信手段は、判定手段にて判定されたパターンに対応する要求信号を車両側ユニットに対して送信するものであり、制御手段は、ユーザーの動きのパターンに応じて車載機を制御するようにしてもよい。
このようにすることによって、ユーザーの動きのパターンに応じた車載機の制御を行うことができるので好ましい。
また、請求項10に示すように、車載機は、車両の室内及び室外の少なくとも一方に搭載された照明装置を含むものであり、制御手段は、車両側受信手段にて要求信号を受信すると、照明装置を点灯制御するようにしてもよい。
このようにすることによって、携帯機を持ったユーザーが車両に近づいた場合などに、車両の室内及び室外の少なくとも一方に搭載された照明装置を点灯させることができる。つまり、車両がユーザーを迎えるウェルカム機能を実行することができる。
また、この請求項10と上述の請求項8とを組み合わせることによって、複数のユーザーの夫々に応じた照明装置の点灯状態とすることができる。例えば、ユーザー毎に照明装置の点灯状態(照明装置を間欠的に点灯(つまり点滅)、照明装置を連続的に点灯など)を変えることができる。さらに、この請求項10と上述の請求項9とを組み合わせることによって、ユーザーの動きのパターンに応じた照明装置の点灯状態とすることができる。
また、請求項11に示すように、車載機は、車両の空調を制御する空調制御装置を含むものであり、制御手段は、要求信号受信手段にて要求信号を受信すると、空調制御装置を制御して動作させるようにしてもよい。
このようにすることによって、携帯機を持ったユーザーが車両に近づいた場合などに、空調を動作させることができる。つまり、車両がユーザーを迎えるウェルカム機能を実行することができる。
また、この請求項11と上述の請求項8とを組み合わせることによって、複数のユーザーの夫々に応じた空調の状態とすることができる。例えば、ユーザー毎に設定温度を変えることができる。
さらに、この請求項11と上述の請求項9とを組み合わせることによって、ユーザーの動きのパターンに応じた空調の状態とすることができる。例えば、ユーザーが歩いている場合と、ユーザーが走っている場合とで設定温度を変えることができる。
また、請求項12に示すように、車載機は、車両のシートを移動させるシートモーターを含むものであり、制御手段は、要求信号受信手段にて要求信号を受信すると、シートモーターを駆動制御してシートを移動させるようにしてもよい。
このようにすることによって、携帯機を持ったユーザーが車両に近づいた場合などに、車両のシートを移動させることができる。つまり、車両がユーザーを迎えるウェルカム機能を実行することができる。
また、この請求項12と上述の請求項8とを組み合わせることによって、複数のユーザーの夫々に応じたシート位置とすることができる。さらに、この請求項12と上述の請求項9とを組み合わせることによって、ユーザーの動きのパターンに応じたシート位置とすることができる。
また、請求項13に示すように、車載機は、車両の車体外後写鏡を回転させる車体外後写鏡モーターを含むものであり、制御手段は、要求信号受信手段にて要求信号を受信すると、車体外後写鏡モーターを駆動制御して車体外後写鏡を回転させるようにしてもよい。
このようにすることによって、携帯機を持ったユーザーが車両に近づいた場合などに、車両の車体外後写鏡を回転(例えば、車両駐車時のドア(後方視認)ミラーを、車両走行時のドアミラー位置に回転)させることができる。つまり、車両がユーザーを迎えるウェルカム機能を実行することができる。
また、この請求項13と上述の請求項8とを組み合わせることによって、複数のユーザーの夫々に応じた車体外後写鏡位置とすることができる。さらに、この請求項13と上述の請求項9とを組み合わせることによって、ユーザーの動きのパターンに応じた車体外後写鏡位置とすることができる。
また、請求項14に示すように、車載器は、車両の外部へリクエスト信号を送信するとともに、携帯機からIDコードを含むレスポンス信号を受信して、レスポンス信号に含まれるIDコードを予め登録してある登録コードと照合する携帯機との相互通信を用いた照合処理を実行可能な照合手段、及び照合手段による照合結果に応じて車両のドアロックを制御するものであり照合結果がレスポンス信号に含まれるIDコードと予め登録してある登録コードとが所定の対応関係にあることを示す場合はドアロックを開錠不可状態から開錠可能状態とするロック手段を含むものであり、
携帯機は、リクエスト信号に応答してIDコードを含むレスポンス信号を返送するものであり、
制御手段は、要求信号受信手段にて要求信号を受信すると、照合手段に対して照合処理を実行させるとともに、照合結果をロック手段に送信させるようにしてもよい。
このようにすることによって、携帯機を持ったユーザーが車両に近づいている場合など(つまり、足を動かして移動した場合など)に、照合処理を実行させることができる。また、照合結果がレスポンス信号に含まれるIDコードと予め登録してある登録コードとが所定の対応関係にあることを示す場合はドアロックを開錠不可状態から開錠可能状態とすることができる。
なお、開錠不可状態とは、ユーザーが車両のドアハンドルを引いたり、ドアハンドルに設けられたスイッチ(タッチセンサなど)を操作したりしてもドアロックを開錠できない状態である。一方、開錠可能状態とは、ユーザーが車両のドアハンドルを引いたり、ドアハンドルに設けられたスイッチ(タッチセンサなど)を操作したりすると、ドアロックを開錠できる状態である。
また、この請求項14と上述の請求項4、5とを組み合わせることによって、携帯機の正規のユーザーが動いている場合のみ、照合処理を実行させることができるのでセキュリティー性を向上させることができる。さらに、この請求項14と上述の請求項8とを組み合わせることによって、複数のユーザーが一つの携帯機で照合処理を実行させ、ドアロックを開錠不可状態から開錠可能状態とさせることができる。
また、請求項15に示すように、車載機は、車両のドアロックを制御するロック手段を含むものであり、制御手段は、要求信号受信手段にて要求信号を受信すると、ロック手段を駆動制御してドアロックを開錠不可状態から開錠可能状態とさせるようにしてもよい。
このようにすることによって、携帯機を持ったユーザーが車両に近づいた場合などに、ドアロックを開錠不可状態から開錠可能状態とさせることができる。さらに、この請求項15と上述の請求項4、5とを組み合わせることによって、携帯機の正規のユーザーが動いている場合のみ、ドアロックを開錠させることができるのでセキュリティー性を向上させることができる。さらに、この請求項15と上述の請求項8とを組み合わせることによって、複数のユーザーが一つの携帯機でドアロックを開錠不可状態から開錠可能状態とさせることができる。
また、請求項16に示すように、車両ドアのドアロック状態を検出するロック状態検出手段を備え、制御手段は、要求信号を受信してから所定時間内に、ロック状態検出手段にてドアロックの開錠が検出されない場合は、車載機の制御を停止するようにしてもよい。
このようにすることによって、要求信号が誤送信された場合であっても、所定時間内にドアロックが開錠されなければ車載機の制御を停止することができるので、車両の消費電力を抑制することができる。特に、この請求項16と上述の請求項10や請求項11や請求項14などとを組み合わせた場合、車載機による消費電力を低減できるので有効である。さらに、この請求項16と上述の請求項15とを組み合わせた場合は、要求信号を受信してから所定時間内にドアロックが開錠されなければドアロックを開錠不可状態にすることができるので、セキュリティー性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態における車載機制御装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態における携帯機の要求信号送信処理を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態における携帯機の記憶処理を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態における車両側ユニットの処理動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態における車両側ユニットのドアアンロック処理を示すフローチャートである。 (a),(b)は、異なる人が携帯機を持っている場合の加速度センサーの検出結果を示すグラフであり。 本発明の第2実施形態における携帯機の要求信号送信処理を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態における携帯機の要求信号送信処理を示すフローチャートである。 (a),(b)は、同一の人が携帯機を持って異なる動きをしている場合の加速度センサーの検出結果を示すグラフであり。 本発明の第4実施形態における車両側ユニットの処理動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
まず、図1〜5に基づいて、第1実施形態における車載機制御装置に関して説明する。
図1に示すように、車載機制御装置は、ユーザーが携行可能な携帯機200と、この携帯機200と無線にて通信可能なものであり、車両100に搭載されて車載機を制御する車両側ユニットと、を備える。
車両100には、車室外送信機101、車室内送信機102、受信機103、タッチセンサー104、照合ECU(Electronic Control Unit)105、ボデーECU(Electronic Control Unit)106、ドアロックモーター107、ロックスイッチ108、ドアロックポジションセンサー109、カーテシスイッチ110、ドアミラーモーター(サイドミラーモーター)111、シートモーター112、ドアミラーランプ113、エアコンECU(Electronic ControlUnit)114などが搭載されている。
なお、本実施形態においては、車両側ユニットは、車両100に搭載された車載バッテリー(図示省略)から電源供給されて動作するものであり、受信機103、照合ECU105、ボデーECU106などを含むものである。また、車室外送信機101、受信機103、照合ECU105、ボデーECU106、ドアロックモーター107、ドアミラーモーター111、シートモーター112、ドアミラーランプ113、エアコンECU114が車載機に相当するものである。つまり、受信機103、照合ECU105、ボデーECU106は、車両側ユニットと車載機とを兼ねるものである。
この車載機は、ウェルカム機能を実施するものである。ウェルカム機能とは、車両が乗車前のユーザーを迎える機能である。例えば、ユーザーによる車両の利用を補助する機能、又はユーザーを楽しませるためのおもてなし動作を行う機能などを含むものである。
車室外送信機101は、車両100の各ドア15、16に設けられる。車室内送信機102は、車室内に設けられる。これらの車室外送信機101及び車室内送信機102は、照合ECU105からの送信指示信号に基づいてリクエスト信号を発信する。
車室外送信機101のリクエスト信号の到達距離は、例えば数メートル程度に設定される。車両100が、各車両ドアがロック(施錠)された状態で駐車されている時には、そのリクエスト信号の到達距離に応じた通信エリアが車両の各車両ドアの周囲に形成され、携帯機200を保持するユーザーが車両から遠ざかったことや、車両に接近したことを検知できるようにしている。
なお、携帯機200と車両側ユニットとの双方向通信によって、車両ドアのロック(施錠)、アンロック(開錠)を行う場合、車室外送信機101のリクエスト信号の到達距離は、例えば0.8〜1.5メートル程度で十分である。しかしながら、本実施形態における車載機制御システムにおいては、上述のウェルカム機能を実行するために数メートルに設定される。つまり、ウェルカム機能は、後ほど詳しく説明するが、エアコンの温度調整なども行うことがある。よって、車室外送信機101のリクエスト信号の到達距離が1メートル程度では、ウェルカム機能の効果が十分に発揮できない可能性がある。従って、本実施形態のように、本発明の車載機制御システムにおいては、車室外送信機101のリクエスト信号の到達距離を数メートルに設定すると好ましい。
また、車室内送信機102による通信エリアは、車室内をカバーするように設定され、携帯機200が車室内にあるか否かを検知する。車室内送信機102による検知エリアは、例えば主に前席をカバーする検知エリアを有する前席用車室内送信機と、主に後席をカバーする検知エリアを有する後席用車室内送信機と、トランク等の荷室をカバーする検知エリアを有する荷室用送信機とから構成しても良い。この場合、前席用車室内送信機、後席用車室内送信機及び荷室用送信機の各々の通信エリアを組み合わせた合算通信エリアが、車室内全体をカバーすることになる。
受信機103は、車両100の車室内に設けられ、携帯機200から送信されるレスポンス信号や要求信号を受信する。受信機103が受信したレスポンス信号や要求信号は、照合ECU105に出力される。照合ECU105は、この受信したレスポンス信号や要求信号に含まれるIDコードが予め登録されている登録コードと一致等、所定の関係を満足するかの照合を行う。
そして、照合ECU105は、所定の関係を満足するとの照合結果が得られた場合、車両ドアのロック(施錠)・アンロック(開錠)等を制御すべく、制御信号をボデーECU106に出力する。例えば、車両ドアが閉じており、かつ、ロック(施錠)された状態で上述の照合結果が得られた場合、照合ECU105は、各車両ドアのドアハンドルに設けられたタッチセンサー104(後述する)に通電して、ユーザーによるドアハンドルの操作を検知可能にする。そして、照合ECU105は、タッチセンサー104により、ユーザーの操作が検知されると、ボデーECU106(ロック手段)を介してドアロックモーター107(ロック手段)にアンロック(開錠)指示を出力して、各車両ドアをアンロック(開錠)する。この点に関しては、後ほど詳しく説明する。
なお、車両ドアがロックされているか、アンロックされているかは(すなわち、車両ドアのドアロック状態は)、ドアロックポジションセンサー109によって検出されるものである。つまり、ドアロックポジションセンサー109は、車両ドアのドアロック状態を検出する(ロック状態検出手段)。また、ドアロックポジションセンサー109は、車両ドアがロックされているか、アンロックされているかを検出して、その検出結果をボデーECU106に出力する。ボデーECU106は、この検出結果を照合ECU105に出力する。なお、図示は省略するが、車両100には、ドアロックモーター107によって動作(ロック、アンロック)するロック機構が設けられている。
また、車両ドアが閉じているか開いているかは、カーテシスイッチ110によって検出されるものである。つまり、カーテシスイッチ110は、車両ドアが閉じているか、開いているかを検出して、その検出結果をボデーECU106に出力する。ボデーECU106は、この検出結果を照合ECU105に出力する。
逆に、照合ECU105は、車両ドアがロックされていない状態で上述の照合結果が得られ、かつユーザーによりロックスイッチ108(後述する)が操作されたことが検知されると、ボデーECU106を介してドアロックモーター107にロック指示を出力して各車両ドアをロックする。
また、照合ECU105は、携帯機200から上述したロック指示信号又はアンロック指示信号又は要求信号(車載機の制御を要求する信号)を受信したときにも、その指示信号又は要求信号に応じた制御信号をボデーECU106に出力する。
ボデーECU106は、例えば、各車両ドアのロック・アンロック状態を制御するための駆動信号(ロック信号、アンロック信号)を各車両ドアに設けられたドアロックモーター107に出力するものである。ドアロックモーター107は、ボデーECU106からロック信号またはアンロック信号が送信されたとき、そのロック信号またはアンロック信号に応じて正転/逆転することによって各車両ドアをロック、またはアンロックする。
さらに、ボデーECU106は、要求信号に応じた制御信号が入力された場合、その制御信号に応じて、ロックシステム、ドアミラーモーター111、シートモーター112、ドアミラーランプ113、エアコンECU114などの車載機に対して制御信号(駆動信号)を出力することで車載機を駆動制御する。この車載機の制御に関しては後ほど説明する。
なお、車両の各車両ドアに設けられたドアハンドルは、車室外送信機101のアンテナとしての役割を備えている。このドアハンドルには、タッチセンサー104が設けられており、アンロックスタンバイ時に、携帯機200の保持者(ユーザー)が、ドアハンドルに触れてドアハンドルに対して操作を行ったことを検出することが可能である。このドアハンドルに対する操作が検出された場合、各車両ドアがアンロックされる。また、ドアハンドルには、プッシュスイッチとして構成されたロックスイッチ108も設けられている。ユーザーが、このロックスイッチ108を操作すると、各車両ドアをロックすることができる。
ドアミラーモーター111は、車両100の外部に設けられた車体外後写鏡(ドアミラー又はサイドミラー)を回転させるものである。このドアミラーモーター111は、ボデーECU106からの制御信号(駆動信号)に応じてドアミラーの格納位置(例えば、車両100の駐車時のドアミラー位置(角度))から展開位置(すなわち、所定の後方視認位置であり、例えば、車両100の走行時のドアミラー位置(角度))、又は、展開位置(展開角度)から格納位置(格納角度)に回転させる。
この所定の後方視認位置とは、ユーザーの好みに応じたドアミラーの位置(角度)を示すものである。よって、格納位置から所定の後方視認位置、又は、所定の後方視認位置から格納位置に回転させるためのドアミラーモーター111の回転量は、ユーザーの好みに応じたドアミラーの位置によって予め設定されるものである。そして、この回転量を示す値をメモリ(図示省略)などの記憶部に予め記憶しておく。よって、ボデーECU106は、ドアミラーモーター111を制御する際には、この回転量を示す値に応じて制御する。
なお、ボデーECU106は、照合ECU105からの制御信号が入力された場合以外にも、ドアミラーが展開位置から格納位置、又は格納位置から展開位置となるようにドアミラーモーター111を回転させる(駆動制御する)ようにしてもよい。例えば、ドアロックポジションセンサー109によって車両ドアのロックが検出されると自動的にドアミラーが展開位置から格納位置となるようにドアミラーモーター111を回転させ、ドアロックポジションセンサー109によって車両ドアのアンロックが検出されると自動的にドアミラーが格納位置から展開位置となるようにドアミラーモーター111を回転させるようにしてもよい。また、ACCオフでドアミラーが展開位置から格納位置となるようにドアミラーモーター111を回転させ、ACCオンでドアミラーが格納位置から展開位置となるようにドアミラーモーター111を回転させるようにしてもよい。
シートモーター112は、車両100の車室内に設けられた座席(例えば、運転席の座席、シート)を車両100の前後方向にスライド(移動)させるものである。具体的には、座席は、車両100の床上に固定して設けられたスライドレール上を所定のスライド可能範囲内で前後方向にスライド可能に構成されている。
このシートモーター112は、ボデーECU106からの制御信号(駆動信号)に応じて座席をユーザーの好みの位置にスライド(移動)させる。よって、座席をユーザーの好みの位置までのスライドさせるためのシートモーター112の回転量は、ユーザーの好みに応じた座席の位置によって予め設定されるものである。そして、この回転量を示す値をメモリ(図示省略)などの記憶部に予め記憶しておく。よって、ボデーECU106は、シートモーター112を駆動制御する際には、この回転量を示す値に応じて制御する。つまり、座席の前後方向のスライドは、ボデーECU106からの制御信号に基づき電動で行われる。
なお、ボデーECU106は、照合ECU105からの制御信号が入力された場合以外にも、座席をスライドさせるためにシートモーター112を回転させる(駆動制御する)ようにしてもよい。例えば、ボデーECU106は、車室内に設けられユーザーによって操作されるシートスライド用スイッチ(図示省略)から制御信号が入力された場合にシートモーター112を回転させる(駆動制御する)ようにしてもよい。この場合、ボデーECU106は、シートスライド用スイッチ(図示省略)から制御信号が入力されている間は、シートモーター112を継続的に回転させる(駆動制御する)ようにする。
ドアミラーランプ113は、車両100の車体外後写鏡(ドアミラー又はサイドミラー)に設けられるものであり、本発明の照明装置の一例である。このドアミラーランプ113は、ボデーECU106からの制御信号に応じて点灯するものである。ドアミラーランプ113の点灯状態(色や点滅間隔など)は、ユーザーの好みに応じて予め設定(例えば、複数の点灯状態から選択)することができる。そして、この点灯状態を示す値をメモリ(図示省略)などの記憶部に予め記憶しておく。よって、ボデーECU106は、ドアミラーランプ113を点灯制御する際には、この点灯状態を示す値に応じて制御する。
なお、本実施形態においては、本発明の照明装置の一例として、ドアミラーランプ113を採用しているが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の照明装置は、前照灯、室内灯、ウィンカーなどを採用することもできる。また、ユーザーが、好みに応じて、どの照明装置(一つ又は複数)を点灯させるか、又は、点灯させる複数の照明装置の組み合わせを予め設定できるようにしてもよい。
エアコンECU114(空調制御装置)は、車両100の車室内の空調環境を調整するものである。このエアコンECU114は、ボデーECU106からの制御信号に応じて動作するものである。エアコンECU114による空調状態(始動、動作期間、温度、風量など)は、ユーザーの好みに応じて予め設定することができる。そして、この空調状態を示す値をメモリ(図示省略)などの記憶部に予め記憶しておく。よって、ボデーECU106は、エアコンECU114を駆動制御する際には、この空調状態を示す値に応じて制御する。
なお、車載機としては、カーオーディオシステム(カーステレオ)や、車外への音波発生装置(ホーン、ブザー)などを採用することができる。このカーオーディオシステムや音波発生装置は、ボデーECU106からの制御信号に応じて音楽を再生するものである。カーオーディオシステムや音波発生装置の再生状態(再生する楽曲や音量など)は、ユーザーの好みに応じて予め設定することができる。そして、この再生状態を示す値をメモリ(図示省略)などの記憶部に予め記憶しておく。よって、ボデーECU106は、カーオーディオシステムや音波発生装置を駆動制御する際には、この再生状態を示す値に応じて制御する。
携帯機200は、内部に電池(図示省略)が設けられており、この電池から電源供給されて動作するものであり、受信部210、送信部220、CPU230、加速度センサー240、記憶部250などを備える。受信部210は、車両100側の車室外送信機101及び車室内送信機102から送信される信号(例えば、リクエスト信号など)を受信するものである。例えば、受信部210は、LFアンテナを有しており、このLFアンテナを介して、車両100側の車室外送信機101及び車室内送信機102からLF帯(例えば「30〜300[kHz]」)の電波にて送信されてくる信号を受信する。
送信部220は、車両100側の受信機103に信号(例えば、レスポンス信号、要求信号など)を送信するものである。例えば、送信部220は、UHFアンテナを有しており、このUHFアンテナを介して車両100側の受信機103にUHF帯(例えば「300MHz〜3GHz」)の電波にて信号を送信する。
加速度センサー240は、携帯機200の動きを検出するためのものであり、例えば、互いに直交する3軸の検出軸を有するものである。このように検出軸を3軸有することによって、携帯機200の向きを検出することができるので好ましい。この加速度センサー240は、検出結果をCPU230に出力する。なお、本実施形態においては、携帯機200の動きを検出するものとして加速度センサー240を採用するが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ジャイロセンサー、加速度センサーとジャイロセンサーなどを採用することもできる。
記憶部250は、CPU230が実行するプログラムや、携帯機200を所持しているユーザーが動いているか否かを判定するための判定情報などを記憶している。この判定情報は、ユーザーが実際に携帯機200を所持して動いているときの加速度センサー240の検出結果を示す動き情報である。
CPU230は、記憶部250に記憶されているプログラムを読み込んで処理を実行するものである。例えば、携帯機200を所持しているユーザーが動いているか否かを判定したり、車載機の制御を要求する要求信号を送信部220から車両100側の受信機103に対して送信したりする。また、CPU230は、受信部210にてリクエスト信号を受信すると、送信部220からレスポンス信号を送信する。なお、この携帯機200の処理動作に関しては、後ほど詳しく説明する。
ここで、図2〜図5に基づいて、本実施形態における車載機制御装置の処理動作に関して説明する。
まず、図2に基づいて、携帯機200の要求信号送信処理に関して説明する。この図2に示すフローチャートは、所定時間毎に実行されるものである。
ステップS10では、加速度センサー240によって携帯機200の動きを検出する(検出手段)。
ステップS11では、携帯機200の動きを確認する。つまり、CPU230は、加速度センサー240の検出結果と記憶部250に記憶されている判定情報とが所定の対応関係にあるか否かを確認する。
ステップS12では、正規のユーザーが動いているか否かを判定する(判定手段)。CPU230は、加速度センサー240の検出結果と記憶部250に記憶されている判定情報とに基づいて、加速度センサー240の検出結果と記憶部250に記憶されている判定情報とが所定の対応関係にあるか否かによって、正規のユーザーが動いているか否かを判定する。所定の対応関係にあると判定した場合は正規のユーザーが動いているとみなしてステップS13へ進み、所定の対応関係にないと判定した場合は正規のユーザーが動いていないとみなしてこのフローチャートに示す処理を終了する。所定の対応関係とは、例えば、加速度センサー240の検出結果と記憶部250に記憶されている判定情報とが一致、又は加速度センサー240の検出結果と記憶部250に記憶されている判定情報との差が所定の範囲内などである。
ステップS13では、要求信号を送信する。CPU230は、ステップS12での判定において正規のユーザーが動いていると判定すると、送信部220を用いて、上述の車載機の制御を要求する要求信号を車両側ユニット(受信機103を介して照合ECU105)に対して送信する(要求信号送信手段)。
次に、図3に基づいて、携帯機200の記憶処理に関して説明する。この記憶処理は、携帯機200を所持している正規のユーザーが動いているか否かを判定するための判定情報(動き情報)を記憶部250に記憶するための処理である。例えば、携帯機200の初期設定時や、判定情報の記憶モードなどを選択できるようにしておき、この記憶モード時に実行されるものである。また、この記憶処理時には、正規のユーザーは、携帯機200を持って動く。そして、正規のユーザーが動いたときの加速度センサー240の検出結果を判定情報として記憶部250に記憶するものである。
ステップS20では、加速度センサー240によって携帯機200の動きを検出する。そして、ステップS21では、CPU230は、加速度センサー240の検出結果を判定情報(動き情報)として記憶部250に記憶する(記憶手段)。
なお、ここでは、携帯機200を所持した正規のユーザーが足を動かして移動しているときの動きを検出する。換言すると、携帯機200を所持した正規のユーザーが歩行又は走っているときの動きを検出する。つまり、判定情報として、正規のユーザーが足を動かして移動しているか否かを判定するための判定情報を記憶部250に記憶する。
人の動きは、同じ様な動作であっても、癖などによる個人差があるものである。一例として、図6(a),(b)に、異なる人が携帯機200を持って歩いている場合の加速度センサー240の検出結果を示すグラフを示す。この図6に示すグラフの一つの波形は、人が片方の足を上げて下ろしたとき(すなわち一歩)の加速度センサー240の出力である。よって、隣り合う波形は、異なる足(左足及び右足それぞれ)の上げ下げ時の加速度センサー240の出力である。
この図6(a),(b)からあきらかなように、異なる人が携帯機200を持って歩いている場合、人によって加速度センサー240の検出結果は異なる。具体的には、図6(a)における周期T1(歩幅に相当)と、図6(b)における周期T2(歩幅に相当)とは異なる。また、図6(a)における振幅A1(体の上下動)と、図6(b)における振幅A2(体の上下動)とは異なる。
そこで、本実施形態のように、判定情報として、正規のユーザーが実際に携帯機200を所持して動いているとき(すなわち、足を動かしなら移動しているとき)の加速度センサー240の検出結果を示す動き情報を予め記憶部250に記憶しておく。そして、上述のように、CPU230は、この記憶部250に記憶されている判定情報と加速度センサー240の検出結果とが所定の対応関係にある場合に正規のユーザーが動いていると判定する(判定手段)。このようにすることによって、携帯機200の正規のユーザーが動いているか否かを容易に判定することができる。つまり、正規のユーザー以外が携帯機200を所持していた場合は、要求信号の送信を抑制することができる。換言すると、このようにすることによって、この判定情報で個人認証機能を持たせることができる。
また、通常、ユーザーは、車両100に乗車しようとする場合、歩くか、もしくは走って車両100に近づくものである。そこで、本実施形態のように、判定情報として、正規のユーザーが足を動かして移動しているか否かを判定するための判定情報を含むようにすることによって、正規のユーザーが車両100に乗車しようとして歩いているか、もしくは走っているときに要求信号を送信することができる。つまり、ユーザーがポケットやカバンから携帯機200を取り出したり、携帯機200のボタンを押したりなどの特別な動作を行うことなく、正規のユーザーが車両100に乗車する前に携帯機200から要求信号を送信して車載機を制御することができる。
しかしながら、ユーザーは、車両に乗車しようとしていないときであっても歩いたり、走ったりすることはある。そこで、判定情報として、正規のユーザーが所定の足の動かし方で移動しているか否かを判定するための判定情報を含むようにしてもよい。つまり、判定情報として、正規のユーザーが実際に携帯機200を所持して所定の足の動かし方で移動しているときの加速度センサー240の検出結果を示す動き情報を予め記憶部250に記憶してもよい(記憶手段)。
このようにすることによって、正規のユーザーが通常の歩き方、もしくは走り方で移動している際には、要求信号を送信することを抑制できる。よって、携帯機200における要求信号の誤送信をより一層低減することができるとともに、携帯機200の消費電力もより一層低減することができる。なお、この所定の足の動かし方とは、例えば、スキップ、片足を複数回連続で踏み込むなどの足の動かし方であり、左右の足を交互に踏み込む通常の歩き方、もしくは走り方とは異なるものである。
また、携帯機200の動きは、正規のユーザーが同じ動き(ここでは、足を動かして移動)をしていても、正規のユーザーが携帯機200を身につけているときと、正規のユーザーが携帯機200をカバンに入れているときとで異なる。そこで、正規のユーザーが実際に携帯機200を身につけて動いているときの加速度センサー240の検出結果を示す動き情報、及び正規のユーザーが携帯機200をカバンに入れて動いているときの加速度センサー240の検出結果を示す動き情報を判定情報として記憶部250に記憶しておく(記憶手段)。そして、CPU230は、記憶部250に記憶された正規のユーザーが携帯機200を身につけて動いているときの検出結果を示す動き情報、及び正規のユーザーが携帯機200をカバンに入れて動いているときの検出結果を示す動き情報のいずれか一方と、加速度センサー240の検出結果とが所定の対応関係にある場合に、正規のユーザーが動いていると判定するようにしてもよい(判定手段)。
このようにすることによって、正規のユーザーが携帯機200を身につけているとき、及び正規のユーザーが携帯機200をカバンに入れているときのいずれにおいても、携帯機200の正規のユーザーが動いているか否かを判定することができる。
また、本実施形態においては、正規のユーザーが実際に携帯機200を所持して歩いているか、走っているときの加速度センサー240の検出結果を示す動き情報を判定情報として予め記憶部250に記憶しておく例を採用するが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、正規のユーザーが携帯機200を手に持って、携帯機200を持った手を振ったり、回したりしているときの加速度センサー240の検出結果を示す動き情報を判定情報として予め記憶部250に記憶しておいてもよい。つまり、携帯機200の落下などによる加速度センサー240の検出結果を示す動き情報を判定情報とするのではなく、人の動きとして特有の動きによる加速度センサー240の検出結果を示す動き情報を判定情報とするようにすれば、携帯機200による要求信号の誤送信を抑制できるとともに、携帯機200の消費電力(電池消耗)を低減することができる。
また、本実施形態では、正規のユーザーであるか否かまで判定するが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、判定情報として、携帯機200を所持しているユーザーが動いているときの加速度センサー240の検出結果に相当する動き情報を予め記憶部250に記憶しておく(記憶手段)。この加速度センサー240の検出結果に相当する動き情報とは、複数人が実際に携帯機200を所持して動いているときの加速度センサー240の検出結果の平均値を示す動き情報などである。そして、CPU230は、加速度センサー240の検出結果と記憶部250に記憶された動き情報とが所定の対応関係にある場合に、携帯機200を持っている人が動いていると判定するようにしてもよい(判定手段)。このようにすることによっても、携帯機200を所持した人が動いているか否かを判定することができる。
また、ユーザーが実際に携帯機200を身につけて動いているときの加速度センサー240の検出結果に相当する動き情報、及びユーザーが携帯機200をカバンに入れて動いているときの加速度センサー240の検出結果に相当する動き情報を判定情報として記憶部250に記憶しておく(記憶手段)。そして、CPU230は、記憶部250に記憶されたユーザーが携帯機200を身につけて動いているときの検出結果に相当する動き情報、及びユーザーが携帯機200をカバンに入れて動いているときの検出結果に相当する動き情報のいずれか一方と、加速度センサー240の検出結果とが所定の対応関係にある場合に、携帯機200を持っている人が動いていると判定するようにしてもよい(判定手段)。このようにすることによって、人が携帯機200を身につけているとき、及びユーザーが携帯機200をカバンに入れているときのいずれにおいても、人が動いているか否かを判定することができる。
次に、図4に基づいて、車両側ユニットの処理動作に関して説明する。この図4に示すフローチャートは、例えば、駐車中の車両100の全ての車両ドアがロックされているときに所定時間毎に実行される。
ステップS30では、車両側ユニットは、要求信号を受信したか否かを判定する。つまり、照合ECU105は、受信機103にて、携帯機200から送信された要求信号を受信したか否かを判定する。そして、照合ECU105は、要求信号を受信したと判定した場合はステップS31へ進み、要求信号を受信してないと判定した場合はこのフローチャートに示す処理を終了する。このように、照合ECU105は、受信機103にて、携帯機200から送信された要求信号を受信する(要求信号受信手段)。
ステップS31では、車両側ユニットは、車載機制御処理を行う(すなわち車載機を制御する。制御手段)。この車載機制御処理では、ドアロックシステム(車室外送信機101、受信機103、照合ECU105、ボデーECU106、ドアロックモーター107)、ドアミラーモーター111、シートモーター112、ドアミラーランプ113、エアコンECU114を制御する。なお、本発明は、これらの車載機の少なくとも一つを制御すれば目的を達成できるものである。
ここで、図5に基づいて、車両側ユニットによる車載機制御の一例として、ドアロックシステムの制御に関して詳しく説明する。
ステップS311では、リクエスト信号を送信する。照合ECU105は、車室外送信機101に対して送信指示信号を出力することによって、車室外送信機101を介してリクエスト信号を発信する(照合手段)。このように、本実施形態では、要求信号を受信すると(すなわち、受信して、IDと登録コードとが所定の対応関係を満たす場合に)リクエスト信号を送信する。
ステップS312では、照合ECU105は、携帯機200から送信されるレスポンス信号を受信したか否かを判定する。なお、受信機103は、携帯機200から送信されるレスポンス信号や要求信号を受信する(照合手段)と、このレスポンス信号を照合ECU105に出力する。また、照合ECU105は、この受信したレスポンス信号に含まれるIDコードが予め登録されている登録コードと一致等、所定の関係を満足するかの照合を行う(照合手段)。また、照合ECU105は、所定の関係を満足するとの照合結果が得られたか否かによって、携帯機200から送信されるレスポンス信号を受信したか否かを判定する。そして、所定の関係を満足するとの照合結果が得られた場合は、レスポンス信号を受信したとみなしてステップS313に進み、所定の関係を満足するとの照合結果が得られなかった場合は、レスポンス信号を受信してないとみなしてステップS314に進む。
ステップS313では、車両ドアをアンロックスタンバイにする。換言すると、車両ドアをアンロック(開錠不可状態)からアンロックスタンバイ(開錠可能状態)にする(ロック手段)。つまり、照合ECU105は、所定の関係を満足するとの照合結果が得られた場合、アンロックスタンバイにする。例えば、照合ECU105は、各車両ドアのドアハンドルに設けられたタッチセンサー104に通電して、ユーザーによるドアハンドルの操作を検知可能にする。さらに、照合ECU105は、ボデーECU106に照合結果を送信する。
なお、アンロックとは、ユーザーが車両100のドアハンドルを引いたり、ドアハンドルに設けられたタッチセンサー104を操作したりしても車両ドアを開錠できない状態である。一方、アンロックスタンバイとは、ユーザーが車両のドアハンドルを引いたり、ドアハンドルに設けられたタッチセンサー104を操作したりすると、車両ドアをアンロックできる状態である。
ステップS315では、照合ECU105は、タッチセンサーが操作されたか否か(オンか否か)を判定する。そして、タッチセンサー104が操作されたと判定した場合はステップS316へ進み、タッチセンサー104が操作されてないと判定した場合はステップS317へ進む。
ステップS316では、車両ドアをアンロック(開錠)する。つまり、照合ECU105は、ボデーECU106を介してドアロックモーター107にアンロック(開錠)指示を出力して、各車両ドアをアンロック(開錠)する。より具体的には、照合ECU105は、上述の照合結果(レスポンス信号に含まれるIDコードと登録コードとが所定の対応関係であることを示す照合結果)と、タッチセンサー104が操作されたことを示す信号を含む制御信号をボデーECU106に対して送信(出力)する。この制御信号を取得したボデーECU106は、車両ドアをアンロックするための駆動信号(アンロック信号)をドアロックモーター107に出力する。ドアロックモーター107は、ボデーECU106からアンロック信号が送信されると、そのアンロック信号に応じて回転することによって各車両ドアをアンロックする。
一方、ステップS314では、照合ECU105は、リクエスト信号を送信してから所定時間経過したか否かを判定する。そして、所定時間経過したと判定した場合はこのフローチャートに示す処理を終了し、所定時間経過してないと判定した場合はステップS312へ戻る。
また、ステップS317では、照合ECU105は、要求信号を受信してから所定時間経過したか否かを判定する。そして、所定時間経過したと判定した場合はこのフローチャートに示す処理を終了し(すなわち、車載機制御を停止する)、所定時間経過してないと判定した場合はステップS315へ戻る。換言すると、照合ECU105は、要求信号を受信してから所定時間内に、ユーザーによるタッチセンサー104の操作が検出されない場合は、車載機の制御を停止する。
このように、照合ECU105は、要求信号を受信してから所定時間が経過するまでに車両ドアがアンロックされたか否かを判定する。なお、ここでは、タッチセンサー104が操作されると車両ドアがアンロックされたとみなし、タッチセンサー104が操作されてないと車両ドアがアンロックされてないとみなしている。つまり、タッチセンサー104が操作されたか否かによって、車両ドアがアンロックされたか否かを判定している(ロック状態検出手段)。
このように、照合ECU105は、要求信号を受信してから所定時間内に、車両ドアのアンロック(開錠)が検出されない場合は、車載機の制御を停止する。このようにすることによって、要求信号が誤送信された場合であっても、所定時間内に車両ドアがアンロック(開錠)されなければ車載機の制御を停止(要求信号に応じたリクエスト信号の送信などを停止)することができるので、車両100の消費電力を抑制することができる。ただし、本発明は、このようにしなくても目的は達成できるものである。また、この要求信号を受信してから所定時間内に、車両ドアのアンロック(開錠)が検出されない場合は車載機の制御を停止する点は、以下の実施形態においても採用することができる。
このようにすることによって、携帯機200を持ったユーザーが車両100に近づいている場合など(つまり、足を動かして移動した場合など)に、照合処理を実行させることができる。また、照合結果がレスポンス信号に含まれるIDコードと予め登録してある登録コードとが所定の対応関係にあることを示す場合は車両ドアをアンロックからアンロックスタンバイとすることができる。つまり、このようにすることによって、ドアアンロック処理を行うことができる。
また、本実施形態においては、携帯機200(CPU230)は、正規のユーザーが動いていると判定すると要求信号を照合ECU105に対して送信するので、携帯機200の正規のユーザーが動いている場合のみ、照合処理を実行させることができ、セキュリティー性を向上できる。つまり、正規のユーザー以外の人が携帯機200を持って、車両ドアの開錠を行おうとしても、開錠を許可しないようにすることができるので、セキュリティー性を向上できる。
ここで、その他の車載機を制御する場合に関して説明する。例えば、ドアミラーモーター111の場合、照合ECU105は、受信機103にて要求信号を受信すると、ドアミラーモーター111を駆動制御してドアミラーを回転させる。より具体的には、照合ECU105は、携帯機200から要求信号を受信すると、ドアミラーを格納位置から展開位置に回転することを指示する制御信号をボデーECU106に出力する。そして、ボデーECU106は、この制御信号が入力された場合、その制御信号に応じて、ドアミラーモーター111に対して制御信号(駆動信号)を出力することで、ドアミラーが格納位置から展開位置に回転するようにドアミラーモーター111を駆動制御する。
このようにすることによって、携帯機200を持った正規のユーザーが車両100に近づいた場合などに、車両100のドアミラーを回転(すなわち、格納位置から展開位置に回転)させることができる。つまり、車両が正規のユーザーを迎える機能を実行することができる。
なお、要求信号を受信してから所定時間経過しても車両ドアがアンロックされない場合は、ドアミラーモーター111の制御を停止するようにしてもよい。このようにすることによって、要求信号が誤送信された場合であっても、所定時間内に車両ドアがアンロック(開錠)されなければドアミラーモーター111の制御を停止することができるので、車両100の消費電力を抑制することができる。また、要求信号を受信してから所定時間経過した時点で既にドアミラーが展開位置に回転していた場合は、ドアミラーモーター111を駆動制御してドアミラーを格納位置に回転させるようにしてもよい。
また、シートモーター112の場合、照合ECU105は、受信機103にて要求信号を受信すると、シートモーター112を駆動制御して座席を移動させる。より具体的には、照合ECU105は、携帯機200から要求信号を受信すると、予め設定された位置(正規のユーザーの好みの位置)まで座席をスライドすることを指示する制御信号をボデーECU106に出力する。そして、ボデーECU106は、この制御信号が入力された場合、その制御信号に応じて、シートモーター112に対して制御信号(駆動信号)を出力することで、予め設定された位置まで座席をスライドするようにシートモーター112を駆動制御する。
このようにすることによって、携帯機200を持った正規のユーザーが車両100に近づいた場合などに、車両100の座性を移動させることができる。つまり、車両100が正規のユーザーを迎えていることを示すウェルカム機能を実行することができる。
なお、要求信号を受信してから所定時間経過しても車両ドアがアンロックされない場合は、シートモーター112の制御を停止するようにしてもよい。このようにすることによって、要求信号が誤送信された場合であっても、所定時間内に車両ドアがアンロック(開錠)されなければシートモーター112の制御を停止することができるので、車両100の消費電力を抑制することができる。また、要求信号を受信してから所定時間経過した時点で既に座席が予め設定された位置にスライドしていた場合は、シートモーター112を駆動制御して座席を元の位置(車載機制御前の位置)にスライドさせるようにしてもよい。
また、ドアミラーランプ113の場合、照合ECU105は、受信機103にて要求信号を受信すると、ドアミラーランプ113を点灯制御する。より具体的には、照合ECU105は、携帯機200から要求信号を受信すると、予め設定された点灯状態(例えば、正規のユーザーの好みの点灯状態)で点灯することを指示する制御信号をボデーECU106に出力する。そして、ボデーECU106は、この制御信号が入力された場合、その制御信号に応じて、ドアミラーランプ113に対して制御信号を出力することで、予め設定された点灯状態で点灯するようにドアミラーランプ113を点灯制御する。
このようにすることによって、携帯機200を持った正規のユーザーが車両100に近づいた場合などに、車両100のドアミラーランプ113を点灯させることができる。つまり、車両100が正規のユーザーを迎えていることを示すウェルカム機能を実行することができる。
なお、要求信号を受信してから所定時間経過しても車両ドアがアンロックされない場合は、ドアミラーランプ113の制御を停止するようにしてもよい。このようにすることによって、要求信号が誤送信された場合であっても、所定時間内に車両ドアがアンロック(開錠)されなければドアミラーランプ113の制御を停止することができるので、車両100の消費電力を抑制することができる。また、要求信号を受信してから所定時間経過した時点で既にドアミラーランプ113が点灯していた場合は、ドアミラーランプ113を消灯制御するようにしてもよい。
また、エアコンECU114を採用する場合、照合ECU105は、受信機103にて要求信号を受信すると、エアコンECU114を動作させる。より具体的には、照合ECU105は、携帯機200から要求信号を受信すると、予め設定された空調状態(正規のユーザーの好みの空調状態)で動作することを指示する制御信号をボデーECU106に出力する。そして、ボデーECU106は、この制御信号が入力された場合、その制御信号に応じて、エアコンECU114に対して制御信号を出力することで、予め設定された空調状態で動作するようにエアコンECU114を駆動制御する。
このようにすることによって、携帯機200を持った正規のユーザーが車両100に近づいた場合などに、エアコンECU114(空調)を動作させることができる。つまり、車両100が正規のユーザーを迎えていることを示すウェルカム機能を実行することができる。
なお、要求信号を受信してから所定時間経過しても車両ドアがアンロックされない場合は、エアコンECU114の制御を停止するようにしてもよい。このようにすることによって、要求信号が誤送信された場合であっても、所定時間内に車両ドアがアンロック(開錠)されなければエアコンECU114の制御を停止することができるので、車両100の消費電力を抑制することができる。また、要求信号を受信してから所定時間経過した時点で既に空調が動作していた場合は、エアコンECU114を駆動制御して空調を停止させるようにしてもよい。
このように、本実施形態における車載機制御装置は、正規のユーザーが動いていると判定すると車両側ユニットに対して車載機の制御を要求する要求信号を送信し、車両側ユニットが携帯機200から送信された要求信号を受信すると車載機を制御することによって、正規のユーザーが車両100に乗車する前に車載機を制御することができる。つまり、ウェルカム機能を実行することができる。
また、携帯機200は、正規のユーザーが動いていると判定すると車両側ユニットに対して車載機の制御を要求する要求信号を送信し、車両側ユニットは、この要求信号を受信すると車載機を制御する。よって、車両側ユニットは、所定時間毎に電波を出す場合よりも、消費電力を低減できる。なお、これまで説明したように、本実施形態では、所定時間毎に加速度センサー240で携帯機200の動きを検出するものである。しかしながら、所定時間毎に電波を出す場合よりも、消費電力を低減できる。
さらに、携帯機200は、正規のユーザーが動いていると判定したときのみ要求信号を送信するので、単に携帯機200が落下した場合などに要求信号を送信することを抑制できる。よって、携帯機200における要求信号の誤送信を低減することができるとともに、携帯機200の消費電力も低減することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。
(第2実施形態)
次に、図7に基づいて、第2実施形態における車載機制御装置に関して説明する。なお、本実施形態は、上述の実施形態と同様な点が多いため、同様な点に関しては説明を省略し、異なる点を重点的に説明する。また、第2実施形態における車載機制御装置の構成は、上述の実施形態と同様であるため詳しい説明は省略する。
図7は、第2実施形態における携帯機200の要求信号送信処理を示すフローチャートである。この図7に示すフローチャートは、所定時間毎に実行されるものである。
ステップS40では、加速度センサー240によって携帯機200の動きを検出する(検出手段)。
ステップS41では、携帯機200の動きを確認する。つまり、CPU230は、加速度センサー240の検出結果と記憶部250に記憶されている判定情報とが所定の対応関係にあるか否かを確認する。なお、本実施形態においては、記憶部250には、複数の正規のユーザー(例えば、ユーザーA,B,C)の夫々に対応した複数の判定情報(例えば、3つの判定情報1,2,3)を記憶しておく。例えば、判定情報1は、ユーザーAに対応するものであり、判定情報2は、ユーザーBに対応するものであり、判定情報3は、ユーザーCに対応するものでなどである。
そして、ステップS42では、動いている正規のユーザーを判定する(判定手段)。CPU230は、加速度センサー240の検出結果と記憶部250に記憶されている複数の判定情報とに基づいて、加速度センサー240の検出結果と記憶部250に記憶されている複数の判定情報のいずれかが所定の対応関係にあるか否かによって、どの正規のユーザーが動いているか否かを判定する。所定の対応関係の判定情報があると判定した場合は、その判定情報に対応する正規のユーザーが動いているとみなしてステップS43へ進み、所定の対応関係の判定情報がないと判定した場合は正規のユーザーはいずれも動いていないとみなしてこのフローチャートに示す処理を終了する。所定の対応関係とは、例えば、加速度センサー240の検出結果と記憶部250に記憶されている判定情報とが一致、又は加速度センサー240の検出結果と記憶部250に記憶されている判定情報との差が所定の範囲内などである。
ステップS43では、要求信号を送信する。CPU230は、送信部220を用いて、ステップ42での判定で動いていると判定されたユーザーに対応する要求信号を車両側ユニット(受信機103を介して照合ECU105)に対して送信する(要求信号送信手段)。
一方、車両ユニット側においては、照合ECU105は、携帯機200から正規の各ユーザーに対応した要求信号を受信したとき、この要求信号に応じた制御信号をボデーECU106に出力する。ボデーECU106は、制御信号が入力された場合、この制御信号に応じて、車載機に対して正規の各ユーザーに対応した制御信号(駆動信号)を出力することで車載機を駆動制御する。
このようにすることによって、複数の正規のユーザーの夫々に応じた車載機の制御を容易に行うことができるので好ましい。換言すると、複数の正規のユーザー毎に異なるウェルカム機能を行うことができるので好ましい。つまり、一つの携帯機200を複数の正規のユーザーで使用する場合であっても、正規の各ユーザーに応じた車載機の制御を行うことができる。
例えば、車載機としてドアミラーモーター111を採用する場合、複数の正規のユーザーの夫々に応じたドアミラー位置とすることができる。つまり、正規の各ユーザーに対応したドアミラー位置とすることができる。換言すると、正規の各ユーザーの好みのドアミラー位置とすることができる。この場合、ボデーECU106は、正規の各ユーザーに対応した回転量を示す値をメモリ(図示省略)などの記憶部に予め記憶しておく。そして、ボデーECU106は、この回転量を示す値に応じてドアミラーモーター111を駆動制御することで、ドアミラーを正規の各ユーザーに対応したドアミラー位置とする。
なお、正規の各ユーザーに対応した回転速度を示す値をメモリ(図示省略)などの記憶部に予め記憶しておき、正規の各ユーザーに対応したドアミラーの回転速度としてもよい。つまり、ドアミラーを格納位置から展開位置まで回転させる速さを正規のユーザー毎に異ならせるようにしてもよい。
同様に、車載機としてシートモーター112を採用する場合、複数の正規のユーザーの夫々に応じた座席位置とすることができる。つまり、正規の各ユーザーに対応した座席位置とすることができる。換言すると、正規の各ユーザーの好みの座席位置とすることができる。この場合、ボデーECU106は、正規の各ユーザーに対応した回転量を示す値をメモリ(図示省略)などの記憶部に予め記憶しておく。そして、ボデーECU106は、この回転量を示す値に応じてシートモーター112を駆動制御することで、座席を正規の各ユーザーに対応した座席位置とする。
なお、正規の各ユーザーに対応した回転速度を示す値をメモリ(図示省略)などの記憶部に予め記憶しておき、正規の各ユーザーに対応した座席のスライド速度としてもよい。つまり、座席を正規のユーザーの好みの位置までスライドさせる速さを正規のユーザー毎に異ならせるようにしてもよい。
同様に、車載機としてドアミラーランプ113を採用する場合、複数の正規のユーザーの夫々に応じた点灯状態とすることができる。つまり、正規の各ユーザーに対応した点灯状態とすることができる。換言すると、正規の各ユーザーの好みの点灯状態とすることができる。この場合、ボデーECU106は、正規の各ユーザーに対応した点灯状態を示す値をメモリ(図示省略)などの記憶部に予め記憶しておく。そして、ボデーECU106は、この点灯状態を示す値に応じてドアミラーランプ113を点灯制御することで、ドアミラーランプ113を正規の各ユーザーに対応した点灯状態とする。
同様に、車載機としてエアコンECU114を採用する場合、複数の正規のユーザーの夫々に応じた空調状態とすることができる。つまり、正規の各ユーザーに対応した空調状態とすることができる。換言すると、正規の各ユーザーの好みの空調状態とすることができる。この場合、ボデーECU106は、正規の各ユーザーに対応した空調状態を示す値をメモリ(図示省略)などの記憶部に予め記憶しておく。そして、ボデーECU106は、この空調状態を示す値に応じてエアコンECU114を駆動制御することで、空調を正規の各ユーザーに対応した空調状態とする。
さらに、車載機としてドアロックシステム(車室外送信機101、受信機103、照合ECU105、ボデーECU106、ドアロックモーター107)を採用する場合、複数の正規のユーザーが一つの携帯機200で照合処理を実行させ、車両ドアをアンロックからアンロックスタンバイとさせることができる。
(第3実施形態)
次に、図8,9に基づいて、第3実施形態における車載機制御装置に関して説明する。なお、本実施形態は、上述の第1実施形態と同様な点が多いため、同様な点に関しては説明を省略し、異なる点を重点的に説明する。よって、第3実施形態における車載機制御装置の構成は、上述の第1実施形態と同様であるため詳しい説明は省略する。
図9(a),(b)は、同一の正規のユーザーが携帯機200を持って異なる動きをしている場合の加速度センサー240の検出結果を示すグラフである。より具体的には、図9(a)は、正規のユーザーが携帯機200を持って走っている場合の加速度センサー240の検出結果を示すグラフであり、図9(b)は、正規のユーザーが携帯機200を持って歩いている場合の加速度センサー240の検出結果を示すグラフである。
この図9(a),(b)からあきらかなように、正規のユーザーが携帯機200を持って走っている場合と、正規のユーザーが携帯機200を持って歩いている場合とで加速度センサー240の検出結果は異なる。具体的には、図9(a)における周期T1に比べて、図9(b)における周期T2は長い。
そこで、本実施形態においては、正規のユーザーの動きのパターンに応じて車載機を制御するものである。
図8は、第3実施形態における携帯機200の要求信号送信処理を示すフローチャートである。この図8に示すフローチャートは、所定時間毎に実行されるものである。
ステップS50では、加速度センサー240によって携帯機200の動きを検出する(検出手段)。
ステップS51では、携帯機200の動きを確認する。つまり、CPU230は、加速度センサー240の検出結果と記憶部250に記憶されている判定情報とが所定の対応関係にあるか否かを確認する。なお、本実施形態においては、記憶部250には、正規のユーザーの複数パターンの動きに対応した複数の判定情報(例えば、2つの判定情報1,2)を記憶しておく。すなわち、例えば、判定情報1は、正規のユーザーが歩いているときの加速度センサー240の検出結果に対応するものであり、判定情報2は、正規のユーザーが走っているときの加速度センサー240の検出結果に対応するものなどである。
そして、ステップS52では、複数パターンの正規のユーザーの動きを判定する(判定手段)。CPU230は、加速度センサー240の検出結果と記憶部250に記憶されている複数の判定情報とに基づいて、加速度センサー240の検出結果と記憶部250に記憶されている複数の判定情報のいずれかが所定の対応関係にあるか否かによって、正規のユーザーがどのパターンの動きをしているか否かを判定する。所定の対応関係の判定情報があると判定した場合は、その判定情報に対応するパターンで正規のユーザーが動いているとみなしてステップS53へ進み、所定の対応関係の判定情報がないと判定した場合は正規のユーザーが動いていないとみなしてこのフローチャートに示す処理を終了する。所定の対応関係とは、例えば、加速度センサー240の検出結果と記憶部250に記憶されている判定情報とが一致、又は加速度センサー240の検出結果と記憶部250に記憶されている判定情報との差が所定の範囲内などである。
ステップS53では、要求信号を送信する。CPU230は、送信部220を用いて、ステップ52での判定で動いていると判定された正規のユーザーの動き(パターン)に対応する要求信号を車両側ユニット(受信機103を介して照合ECU105)に対して送信する(要求信号送信手段)。
一方、車両ユニット側においては、照合ECU105は、携帯機200から正規のユーザーの動き(パターン)に対応した要求信号を受信したとき、この要求信号に応じた制御信号をボデーECU106に出力する。ボデーECU106は、制御信号が入力された場合、この制御信号に応じて、ドアミラーモーター111、シートモーター112、ドアミラーランプ113、エアコンECU114などの車載機に対して正規のユーザーの動き(パターン)に対応した制御信号(駆動信号)を出力することで、ドアロックシステム(車室外送信機101、受信機103、照合ECU105、ボデーECU106、ドアロックモーター107)、ドアミラーモーター111、シートモーター112、ドアミラーランプ113、エアコンECU114などの車載機を駆動制御する。
このようにすることによって、正規のユーザーの動きのパターンに応じた車載機の制御を行うことができるので好ましい。換言すると、正規のユーザーの動き(状態)に応じた(適した)ウェルカム機能を行うことができるので好ましい。
例えば、車載機としてドアミラーモーター111を採用する場合、正規のユーザーの複数の動きの夫々に応じたドアミラー位置とすることができる。つまり、正規のユーザーの複数の動きの夫々に対応したドアミラー位置とすることができる。この場合、ボデーECU106は、正規のユーザーの複数の動きに対応した回転量を示す値をメモリ(図示省略)などの記憶部に予め記憶しておく。そして、ボデーECU106は、この回転量を示す値に応じてドアミラーモーター111を駆動制御することで、ドアミラーを正規のユーザーの複数の動きに対応したドアミラー位置とする。
また、正規のユーザーの複数の動きに対応した回転速度を示す値をメモリ(図示省略)などの記憶部に予め記憶しておき、正規のユーザーの複数の動きに対応したドアミラーの回転速度としてもよい。つまり、ドアミラーを格納位置から展開位置まで回転させる速さを正規のユーザーの動きよって異ならせるようにしてもよい。一例として、正規のユーザーが歩いている場合は、正規のユーザーが走っている場合よりもドアミラーの回転速度が遅くなるようにする。つまり、正規のユーザーが走っている場合は、正規のユーザーが歩いている場合よりもドアミラーの回転速度が早くなるようにする。
同様に、車載機としてシートモーター112を採用する場合、正規のユーザーの複数の動きの夫々に応じた座席位置とすることができる。つまり、正規のユーザーの複数の動きに対応した座席位置とすることができる。この場合、ボデーECU106は、正規のユーザーの複数の動きに対応した回転量を示す値をメモリ(図示省略)などの記憶部に予め記憶しておく。そして、ボデーECU106は、この回転量を示す値に応じてシートモーター112を駆動制御することで、座席を正規のユーザーの複数の動きに対応した座席位置とする。
また、正規のユーザーの複数の動きに対応した回転速度を示す値をメモリ(図示省略)などの記憶部に予め記憶しておき、正規のユーザーの複数の動きに対応した座席のスライド速度としてもよい。つまり、座席を正規のユーザーの好みの位置までスライドさせる速さを正規のユーザーの動きよって異ならせるようにしてもよい。一例として、正規のユーザーが歩いている場合は、正規のユーザーが走っている場合よりも座席のスライド速度が遅くなるようにする。つまり、正規のユーザーが走っている場合は、正規のユーザーが歩いている場合よりも座席のスライド速度が早くなるようにする。
同様に、車載機としてドアミラーランプ113を採用する場合、正規のユーザーの複数の動きの夫々に応じた点灯状態とすることができる。つまり、正規のユーザーの複数の動きに対応した点灯状態とすることができる。この場合、ボデーECU106は、正規のユーザーの複数の動きに対応した点灯状態を示す値をメモリ(図示省略)などの記憶部に予め記憶しておく。そして、ボデーECU106は、この点灯状態を示す値に応じてドアミラーランプ113を点灯制御することで、ドアミラーランプ113を正規のユーザーの複数の動きに対応した点灯状態とする。一例として、正規のユーザーが歩いている場合はドアミラーランプ113を点灯するようにし、正規のユーザーが走っている場合はドアミラーランプ113を点滅するようにする。
同様に、車載機としてエアコンECU114を採用する場合、正規のユーザーの複数の動きの夫々に応じた空調状態とすることができる。つまり、正規のユーザーの複数の動きに対応した空調状態とすることができる。この場合、ボデーECU106は、正規のユーザーの複数の動きに対応した空調状態を示す値をメモリ(図示省略)などの記憶部に予め記憶しておく。そして、ボデーECU106は、この空調状態を示す値に応じてエアコンECU114を駆動制御することで、空調を正規のユーザーの複数の動きに対応した空調状態とする。一例として、正規のユーザーが走っている場合は、正規のユーザーが歩いている場合よりも空調の温度を下げるようにする。
なお、本実施形態は単独で実施することも可能であるが、上述の第2実施形態と組み合わせて実施することも可能である。つまり、各ユーザーの動きのパターンに応じて車載機を制御するようにしてもよい。この場合、記憶部250には、正規のユーザー毎(例えば、ユーザーA,B,C)の複数パターンの動きに対応した複数の判定情報(例えば、6つの判定情報A1,A2,B1,B2,C1,C2)を記憶しておく。
一方、車両ユニット側においては、照合ECU105は、携帯機200から正規の各ユーザーの動き(パターン)に対応した要求信号を受信したとき、この要求信号に応じた制御信号をボデーECU106に出力する。ボデーECU106は、制御信号が入力された場合、この制御信号に応じて、車載機に対して正規の各ユーザーの動き(パターン)に対応した制御信号(駆動信号)を出力することで車載機を駆動制御する。
(第4実施形態)
次に、図10に基づいて、第4実施形態における車載機制御装置に関して説明する。なお、本実施形態は、上述の第1実施形態と同様な点が多いため、同様な点に関しては説明を省略し、異なる点を重点的に説明する。よって、第4実施形態における車載機制御装置の構成は、上述の第1実施形態と同様であるため詳しい説明は省略する。
図10は、第4実施形態における車両側ユニットの処理動作を示すフローチャートである。この図10に示すフローチャートは、例えば、駐車中の車両100の全ての車両ドアがロックされているときに所定時間毎に実行される。
ステップS60では、車両側ユニットは、要求信号を受信したか否かを判定する。つまり、照合ECU105は、受信機103にて、携帯機200から送信された要求信号を受信したか否かを判定する。そして、照合ECU105は、要求信号を受信したと判定した場合はステップS61へ進み、要求信号を受信してないと判定した場合はこのフローチャートに示す処理を終了する。このように、照合ECU105は、受信機103にて、携帯機200から送信された要求信号を受信する(要求信号受信手段)。
ステップS61では、車両側ユニットは、車載機としてタッチセンサー104(ロック手段)に対する制御処理を行い、車両ドアをアンロック(開錠不可状態)からアンロックスタンバイ(開錠可能状態)にする(制御手段)。つまり、照合ECU105は、受信機103にて要求信号を受信すると、車両ドアをアンロックスタンバイにする。例えば、照合ECU105は、各車両ドアのドアハンドルに設けられたタッチセンサー104に通電して、ユーザーによるドアハンドルの操作を検知可能にする。さらに、照合ECU105は、ボデーECU106に照合結果を送信する。
このようにすることによって、携帯機200を持ったユーザーが車両100に近づいた場合などに、ドアロックをアンロックスタンバイにすることができる。
なお、本実施形態においては、判定情報として、正規のユーザーが実際に携帯機200を所持して動いているときの加速度センサー240の検出結果を示す動き情報を予め記憶部250に記憶しておくと好ましい。これによって、携帯機200の正規のユーザーが動いている場合のみ、車両ドアをアンロックスタンバイにすることができるのでセキュリティー性を向上させることができる。
また、判定情報として、正規のユーザーが実際に携帯機200を身につけて動いているときの加速度センサー240の検出結果を示す動き情報、及び、正規のユーザーが実際に携帯機200をカバンに入れて動いているときの加速度センサー240の検出結果を示す動き情報を予め記憶部250に記憶しておくようにしてもよい。
また、記憶部250には、複数の正規のユーザー(例えば、ユーザーA,B,C)の夫々に対応した複数の判定情報(例えば、3つの判定情報1,2,3)を記憶しておくようにしてもよい。これによって、複数の正規のユーザーが一つの携帯機200で車両ドアをアンロックスタンバイにすることができる。
また、携帯機200は、要求信号を出した後に、加速度センサー240の検出結果に基づいて所定時間内に動きが止まったと判定した場合に再度要求信号を送信するようにしてもよい。そして、車両側ユニットは、所定時間内に要求信号を複数回受信した場合に車両ドアをアンロックスタンバイにするようにしてもよい。ユーザーは、車両100に乗車する場合、車両100の手前で必ず一旦止まるものである。よって、このようにすることによって、ユーザーが車両100に乗車するときだけ車両ドアをアンロックスタンバイにすることができるので好ましい。
101 車室外送信機、102 車室内送信機、103 受信機、104 タッチセンサー、105 照合ECU、106 ボデーECU、107 ドアロックモーター、108 ロックスイッチ、109 ドアロックポジションセンサー、110 カーテシスイッチ、111 ドアミラーモーター、112 シートモーター、113 ドアミラーランプ、114 エアコンECU、100 車両、200 携帯機、210 受信部、220 送信部、230 CPU、240 加速度センサー、250 記憶部

Claims (16)

  1. ユーザーが携行可能な携帯機と、前記携帯機と無線にて通信可能なものであり、車両に搭載されて車載機を制御する車両側ユニットと、を備えた車載機制御装置であって、
    前記携帯機は、
    前記携帯機の動きを検出する検出手段と、
    前記携帯機を所持しているユーザーが動いているか否かを判定するための判定情報を記憶しておく記憶手段と、
    前記検出手段の検出結果と前記記憶手段に記憶された判定情報とに基づいて、前記携帯機を所持しているユーザーが動いているか否かを判定するものであり、前記検出手段の検出結果と前記記憶手段に記憶された判定情報とが所定の対応関係にある場合に前記携帯機を所持しているユーザーが動いていると判定する判定手段と、
    前記判定手段にてユーザーが動いていると判定されると、前記車載機の制御を要求する要求信号を前記車両側ユニットに対して送信する要求信号送信手段と、を備え、
    前記車両側ユニットは、
    前記要求信号送信手段から送信された要求信号を受信する要求信号受信手段と、
    前記要求信号受信手段にて要求信号を受信すると、前記車載機を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする車載機制御装置。
  2. 前記記憶手段は、前記判定情報として、ユーザーが足を動かして移動しているか否かを判定するための判定情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の車載機制御装置。
  3. 前記記憶手段は、前記判定情報として、ユーザーが所定の足の動かし方で移動しているか否かを判定するための判定情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の車載機制御装置。
  4. 前記記憶手段は、前記判定情報として、ユーザーが実際に前記携帯機を所持して動いているときの前記検出手段の検出結果を示す動き情報を予め記憶しておくものであり、
    前記判定手段は、前記検出手段の検出結果と前記記憶手段に記憶された動き情報とが所定の対応関係にある場合に、ユーザーが動いていると判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車載機制御装置。
  5. 前記記憶手段は、ユーザーが実際に前記携帯機を身につけて動いているときの前記検出手段の検出結果を示す動き情報、及びユーザーが前記携帯機をカバンに入れて動いているときの前記検出手段の検出結果を示す動き情報を記憶しておくものであり、
    前記判定手段は、前記記憶手段に記憶されたユーザーが前記携帯機を身につけて動いているときの検出結果を示す動き情報、及びユーザーが前記携帯機をカバンに入れて動いているときの検出結果を示す動き情報のいずれか一方と、前記検出手段の検出結果とが所定の対応関係にある場合に、ユーザーが動いていると判定することを特徴とする請求項4に記載の車載機制御装置。
  6. 前記記憶手段は、前記判定情報として、前記携帯機を所持しているユーザーが動いているときの前記検出手段の検出結果に相当する動き情報を予め記憶しておくものであり、
    前記判定手段は、前記検出手段の検出結果と前記記憶手段に記憶された動き情報とが所定の対応関係にある場合に、ユーザーが動いていると判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車載機制御装置。
  7. 前記記憶手段は、ユーザーが前記携帯機を身につけて動いているときの前記検出手段の検出結果に相当する動き情報、及びユーザーが前記携帯機をカバンに入れて動いているときの前記検出手段の検出結果に相当する動き情報を記憶しておくものであり、
    前記判定手段は、前記記憶手段に記憶されたユーザーが前記携帯機を身につけて動いているときの検出結果に相当する動き情報、及びユーザーが前記携帯機をカバンに入れて動いているときの検出結果に相当する動き情報のいずれか一方と、前記検出手段の検出結果とが所定の対応関係にある場合に、ユーザーが動いていると判定することを特徴とする請求項6に記載の車載機制御装置。
  8. 前記記憶手段は、複数のユーザーの夫々に対応した複数の判定情報を記憶しておくものであり、
    前記判定手段は、複数のユーザーの動きを判定するものであり、
    前記要求信号送信手段は、前記判定手段にて動いていると判定されたユーザーに対応する要求信号を前記車両側ユニットに対して送信するものであり、
    前記制御手段は、各ユーザーに応じて前記車載機を制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の車載機制御装置。
  9. 前記記憶手段は、ユーザーの複数パターンの動きに対応した複数の判定情報を記憶しておくものであり、
    前記判定手段は、複数パターンのユーザーの動きを判定するものであり、
    前記要求信号送信手段は、前記判定手段にて判定されたパターンに対応する要求信号を前記車両側ユニットに対して送信するものであり、
    前記制御手段は、ユーザーの動きのパターンに応じて前記車載機を制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項又は請求項8に記載の車載機制御装置。
  10. 前記車載機は、前記車両の室内及び室外の少なくとも一方に搭載された照明装置を含むものであり、
    前記制御手段は、前記車両側受信手段にて要求信号を受信すると、前記照明装置を点灯制御することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の車載機制御装置。
  11. 前記車載機は、前記車両の空調を制御する空調制御装置を含むものであり、
    前記制御手段は、前記要求信号受信手段にて要求信号を受信すると、前記空調制御装置を制御して動作させることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の車載機制御装置。
  12. 前記車載機は、前記車両のシートを移動させるシートモーターを含むものであり、
    前記制御手段は、前記要求信号受信手段にて要求信号を受信すると、前記シートモーターを駆動制御して前記シートを移動させることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の車載機制御装置。
  13. 前記車載機は、前記車両の車体外後写鏡を回転させる車体外後写鏡モーターを含むものであり、
    前記制御手段は、前記要求信号受信手段にて要求信号を受信すると、前記車体外後写鏡モーターを駆動制御して前記車体外後写鏡を回転させることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の車載機制御装置。
  14. 前記車載器は、前記車両の外部へリクエスト信号を送信するとともに、前記携帯機からIDコードを含むレスポンス信号を受信して、前記レスポンス信号に含まれるIDコードを予め登録してある登録コードと照合する前記携帯機との相互通信を用いた照合処理を実行可能な照合手段、及び前記照合手段による照合結果に応じて前記車両のドアロックを制御するものであり当該照合結果が前記レスポンス信号に含まれるIDコードと予め登録してある登録コードとが所定の対応関係にあることを示す場合は前記ドアロックを開錠不可状態から開錠可能状態とするロック手段を含むものであり、
    前記携帯機は、前記リクエスト信号に応答してIDコードを含むレスポンス信号を返送するものであり、
    前記制御手段は、前記要求信号受信手段にて要求信号を受信すると、前記照合手段に対して照合処理を実行させるとともに、照合結果を前記ロック手段に送信させることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の車載機制御装置。
  15. 前記車載機は、前記車両のドアロックを制御するロック手段を含むものであり、
    前記制御手段は、前記要求信号受信手段にて要求信号を受信すると、前記ロック手段を駆動制御して前記ドアロックを開錠不可状態から開錠可能状態とさせることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の車載機制御装置。
  16. 車両ドアのドアロック状態を検出するロック状態検出手段を備え、
    前記制御手段は、要求信号を受信してから所定時間内に、前記ロック状態検出手段にてドアロックの開錠が検出されない場合は、前記車載機の制御を停止することを特徴とする請求項1乃至15のいずれか一項に記載の車載機制御装置。
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