JP2012115322A - 遊技盤ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技盤裏面に板裏カバーを螺子止めするための螺子止め部がルーター穴に近接し過ぎていることによって、板裏カバー裾部底面に対応する遊技盤裏面部位に位置決め用凹部を形成できない場合であっても、螺子止め部近傍において位置決め用凹部と板裏カバー側のボス部との嵌合による位置決めを実現できるようにした。
【解決手段】貫通穴20を有した遊技盤1と、裾部を遊技盤裏面に螺子止め固定される板裏カバー30と、からなる遊技盤ユニットUであって、貫通穴周縁と盤外周縁との間の遊技盤裏面に形成される位置決め用凹部40と、板裏カバー裾部底面に突設されて位置決め用凹部に嵌合するボス部35と、からなる位置決め部を備え、位置決め用凹部の一部が、板裏カバーの裾部の固定位置を外側に越えた遊技盤裏面にはみ出して形成される場合に、ボス部の一部を裾部底面の外側に突出させて位置決め用凹部と嵌合し得るように構成した。
【選択図】図3
【解決手段】貫通穴20を有した遊技盤1と、裾部を遊技盤裏面に螺子止め固定される板裏カバー30と、からなる遊技盤ユニットUであって、貫通穴周縁と盤外周縁との間の遊技盤裏面に形成される位置決め用凹部40と、板裏カバー裾部底面に突設されて位置決め用凹部に嵌合するボス部35と、からなる位置決め部を備え、位置決め用凹部の一部が、板裏カバーの裾部の固定位置を外側に越えた遊技盤裏面にはみ出して形成される場合に、ボス部の一部を裾部底面の外側に突出させて位置決め用凹部と嵌合し得るように構成した。
【選択図】図3
Description
本発明は、ベニヤ等から成る遊技盤と、遊技盤裏面に螺子止め固定される板裏カバーとの取付け構造を改善した遊技盤ユニットに関する。
パチンコ遊技機においては、遊技盤の遊技領域内に遊技釘、入賞口、風車、図柄表示装置、電飾装置等の各種盤面部品を設けて遊技内容の多様性を図っている。
パチンコ遊技機にあっては、図10(a)の遊技盤背面略図に示すように、ベニヤ板等からなる遊技盤100の基材にルーターにより貫通穴(ルーター穴)101を形成し、このルーター穴の内周縁に沿ってセンター部材等を組み付ける。
一方、遊技盤100の裏面には、液晶表示装置、その他の部品を組み付けた板裏カバー105が螺子止め固定される。
図10(a)に示すように、板裏カバー105は、その裾部106に沿った数カ所(本例では4箇所)の螺子止め部107を遊技盤裏面に螺子止めされることにより固定される。この際、図10(b)の要部分解斜視図、(c)のA−A断面図、(d)のB−B断面図に夫々示すように、板裏カバー裾部106の底面106aであって螺子止め部107の直近位置には円筒状のボス部(突部)108を突設すると共に、遊技盤裏面にはこのボス部108を嵌合するための円筒状の位置決め用凹部100aを形成しておく。板裏カバーを遊技盤裏面に螺子止め固定するに際して、予め各ボス部108を各位置決め用凹部100a内に嵌合させておくことにより、遊技盤裏面に対する板裏カバー裾部106の位置決め精度を高めることができ、螺子止め時の位置ずれに起因した板裏カバーの変形や傾きをなくすることができる。
位置決め用凹部100aは、ルーター穴101の周縁101aよりも外側の遊技盤裏面に形成されるが、ルーター穴との干渉を避けるために、位置決め用凹部100aはルーター穴周縁から十分な距離L、例えば1cm以上の間隔を隔てて配置する必要がある。
パチンコ遊技機にあっては、図10(a)の遊技盤背面略図に示すように、ベニヤ板等からなる遊技盤100の基材にルーターにより貫通穴(ルーター穴)101を形成し、このルーター穴の内周縁に沿ってセンター部材等を組み付ける。
一方、遊技盤100の裏面には、液晶表示装置、その他の部品を組み付けた板裏カバー105が螺子止め固定される。
図10(a)に示すように、板裏カバー105は、その裾部106に沿った数カ所(本例では4箇所)の螺子止め部107を遊技盤裏面に螺子止めされることにより固定される。この際、図10(b)の要部分解斜視図、(c)のA−A断面図、(d)のB−B断面図に夫々示すように、板裏カバー裾部106の底面106aであって螺子止め部107の直近位置には円筒状のボス部(突部)108を突設すると共に、遊技盤裏面にはこのボス部108を嵌合するための円筒状の位置決め用凹部100aを形成しておく。板裏カバーを遊技盤裏面に螺子止め固定するに際して、予め各ボス部108を各位置決め用凹部100a内に嵌合させておくことにより、遊技盤裏面に対する板裏カバー裾部106の位置決め精度を高めることができ、螺子止め時の位置ずれに起因した板裏カバーの変形や傾きをなくすることができる。
位置決め用凹部100aは、ルーター穴101の周縁101aよりも外側の遊技盤裏面に形成されるが、ルーター穴との干渉を避けるために、位置決め用凹部100aはルーター穴周縁から十分な距離L、例えば1cm以上の間隔を隔てて配置する必要がある。
ところで、遊技盤面中央部に配置されるセンター部材の左右両側に夫々遊技球の流下領域を設けて右側の流下領域への遊技球の打ち込みをも可能とした所謂右打ちが可能なタイプの遊技機が従来から知られている(特許文献1、2、3)。
センター部材の左側のみに遊技球の流下領域があるタイプのパチンコ遊技機にあっては、遊技盤の右側縁100b近傍まで部品レイアウトをする必要が少ないことから、遊技盤の右側縁100bの直近にまでルーター穴周縁101aが延在していることが少ない。このため、ルーター穴周縁と遊技盤の右側縁との間の遊技盤裏面に位置決め用凹部100aを形成するスペースを十分に確保することができ、板裏カバー105側のボス部108を全ての凹部100aに嵌合させた状態での螺子止めが可能となる。
センター部材の左側のみに遊技球の流下領域があるタイプのパチンコ遊技機にあっては、遊技盤の右側縁100b近傍まで部品レイアウトをする必要が少ないことから、遊技盤の右側縁100bの直近にまでルーター穴周縁101aが延在していることが少ない。このため、ルーター穴周縁と遊技盤の右側縁との間の遊技盤裏面に位置決め用凹部100aを形成するスペースを十分に確保することができ、板裏カバー105側のボス部108を全ての凹部100aに嵌合させた状態での螺子止めが可能となる。
ところが、図10(a)の背面図に示した如き右打ちが可能なタイプの遊技盤にあっては、遊技盤の右側縁100b近傍まで部品レイアウトをする必要があるため、ルーター穴の右側周縁101aが遊技盤の右側縁100bぎりぎりまで延在することが多くなる。このような場合には、板裏カバー裾部106の右端縁106bに沿って配置された螺子止め部107の一部がルーター穴周縁101aの直近の遊技盤裏面に対応した位置となるため、位置決め用凹部100aを遊技盤裏面に形成できなくなることが多かった。図10の背面図の例で示せば、右下のコーナー部にある螺子止め部107の近傍であって裾部106の内側に位置決め用凹部100aを形成できないため、この部位では、位置決め用凹部100aとボス部108との位置決めなしで遊技盤裏面と板裏カバーの裾部との螺子止めが二箇所で行われることとなる(図11(a)(b)参照)。
しかし、4箇所ある螺子止め部107のうちの一箇所でも、位置決め用凹部100aとボス部108とによる位置決めが行われない螺子止めが行われると、この部位における板裏カバー105の位置決め精度が低下し、板裏カバーが変形し易くなる。板裏カバーは重量物である液晶表示装置、駆動機構部品、その他の部品を搭載するため、板裏カバーが部分的にでも変形を起こすと、搭載した部品が位置ずれ、変形を起こして、外観の悪化、作動不良を招く原因となる。
しかし、4箇所ある螺子止め部107のうちの一箇所でも、位置決め用凹部100aとボス部108とによる位置決めが行われない螺子止めが行われると、この部位における板裏カバー105の位置決め精度が低下し、板裏カバーが変形し易くなる。板裏カバーは重量物である液晶表示装置、駆動機構部品、その他の部品を搭載するため、板裏カバーが部分的にでも変形を起こすと、搭載した部品が位置ずれ、変形を起こして、外観の悪化、作動不良を招く原因となる。
従来、ルーター穴が形成された遊技盤裏面に板裏カバーを螺子止め固定する場合に、螺子止め部がルーター穴に近接し過ぎていると位置決め用凹部を遊技盤裏面に形成できないため、位置決めなしで螺子止めをせざるを得ず、螺子止め部の位置ずれによって板裏カバーが変形し、板裏カバーに搭載した部品の外観悪化、作動不良を招く原因となっていた。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、遊技盤裏面に板裏カバーを螺子止めするための螺子止め部がルーター穴に近接し過ぎていることによって、板裏カバー裾部の底面に対応する遊技盤裏面部位に位置決め用凹部を形成できない場合であっても、当該螺子止め部近傍において位置決め用凹部と板裏カバー側のボス部との嵌合による位置決めを実現できるようにした遊技盤ユニットを提供することを目的としている。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、遊技盤裏面に板裏カバーを螺子止めするための螺子止め部がルーター穴に近接し過ぎていることによって、板裏カバー裾部の底面に対応する遊技盤裏面部位に位置決め用凹部を形成できない場合であっても、当該螺子止め部近傍において位置決め用凹部と板裏カバー側のボス部との嵌合による位置決めを実現できるようにした遊技盤ユニットを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係る遊技盤ユニットは、盤外周縁に周縁を近接させた貫通穴を有した遊技盤と、裾部を該遊技盤の裏面に複数箇所螺子止め固定される板裏カバーと、からなる遊技盤ユニットであって、前記貫通穴の周縁と前記盤外周縁との間の遊技盤裏面に形成される位置決め用凹部と、前記板裏カバーの裾部底面に突設されて該位置決め用凹部に嵌合する位置決め用のボス部と、からなる位置決め部を備え、前記位置決め用凹部の一部が、前記板裏カバーの裾部の固定位置を外側に越えた遊技盤裏面にはみ出して形成される場合に、前記ボス部の一部を前記裾部底面の外側に突出させて前記位置決め用凹部と嵌合し得るように構成したことを特徴とする。
本発明では、板裏カバーの裾部底面が接する遊技盤裏面の特定部位がルーター穴と近接し過ぎる虞があるために、当該特定部位に位置決め用凹部を形成することができない場合に、当該特定部位を回避した外側に位置をずらして位置決め用凹部を形成すると共に、板裏カバーの裾部底面側に設けるボス部についても裾部底面から外側に一部を突出させるようにずらして配置することにより、位置決め用凹部とボス部とを嵌合可能に構成した。このため、従来位置決め部を形成できなかった箇所に位置決め用凹部とボス部とからなる位置決め部を形成して、遊技盤裏面に対する板裏カバー裾部の位置決め精度と設置安定性を高めて、板裏カバーの変形を防止することができる。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1は本発明に係る右打ちが可能なタイプのパチンコ遊技機の正面図であり、図2及び図3は盤面部品を取り付けた遊技盤単体の正面図、及び背面図であり、図4は遊技盤の裏面に板裏カバーを固定した状態を示す斜視図であり、図5は遊技盤と板裏カバーの分解斜視図であり、図6は板裏カバーの正面側斜視図であり、図7は盤面部品を搭載していない遊技盤の背面図であり、図8は図7の遊技盤の要部拡大図であり、図9は遊技盤裏面と板裏カバーとの接合部を示す斜視図である。
図1は本発明に係る右打ちが可能なタイプのパチンコ遊技機の正面図であり、図2及び図3は盤面部品を取り付けた遊技盤単体の正面図、及び背面図であり、図4は遊技盤の裏面に板裏カバーを固定した状態を示す斜視図であり、図5は遊技盤と板裏カバーの分解斜視図であり、図6は板裏カバーの正面側斜視図であり、図7は盤面部品を搭載していない遊技盤の背面図であり、図8は図7の遊技盤の要部拡大図であり、図9は遊技盤裏面と板裏カバーとの接合部を示す斜視図である。
図1に示すように、遊技盤1の前面側には、ガラス板を支持したガラス枠2が開閉可能に取り付けられている。また遊技盤1の下部には遊技球を貯留する受け皿部3と、受け皿部内の遊技球を発射する発射レバー4が設けられている。また、受け皿部3の上面には遊技機用ボタンスイッチや、遊技球の購入ボタン、購入取り消しボタン(何れも図示せず)が設けられている。
遊技盤1の裏面には、液晶画面、主制御基板とサブ制御基板等、遊技の進行、演出に関わる裏部品を組み付けた合成樹脂製の機構板(何れも図示せず)が開閉自在に装着されている。遊技盤1における遊技領域1aの周囲には、発射レバー4を操作することにより発射装置から発射された遊技球を遊技領域1aの上部に案内したり、アウト口10に案内する外レールR1、及び内レールR2が設けられている。
遊技盤1のほぼ中央部には、中央が開口したセンター部材5が配置される。センター部材5の内部には図柄表示装置6が配置されている。図柄表示装置6は、例えば、液晶表示装置等の液晶表示パネルによって構成され、通常動作状態の時は、図示しない特別図柄画像が表示される。また、いわゆる特別遊技状態の時は、特別遊技状態であることを示す演出画像等が表示される。本例では、図柄表示装置6の前方に仮面を象った2枚の図示しない開閉片が横方向へ開閉自在に配置されている。
センター部材5の右下方には、図柄表示装置6の特別図柄を可変表示させるための可変入賞装置11が設けられている。また、可変入賞装置11の右側には、普通図柄表示装置16に表示される普通図柄を作動させるためのゲート12が設けられている。さらに可変入賞装置11の下方には、特別遊技状態の一つである大当たり状態のときに開成状態になる開閉扉を有する大入賞口13が設けられている。
遊技盤1の裏面には、液晶画面、主制御基板とサブ制御基板等、遊技の進行、演出に関わる裏部品を組み付けた合成樹脂製の機構板(何れも図示せず)が開閉自在に装着されている。遊技盤1における遊技領域1aの周囲には、発射レバー4を操作することにより発射装置から発射された遊技球を遊技領域1aの上部に案内したり、アウト口10に案内する外レールR1、及び内レールR2が設けられている。
遊技盤1のほぼ中央部には、中央が開口したセンター部材5が配置される。センター部材5の内部には図柄表示装置6が配置されている。図柄表示装置6は、例えば、液晶表示装置等の液晶表示パネルによって構成され、通常動作状態の時は、図示しない特別図柄画像が表示される。また、いわゆる特別遊技状態の時は、特別遊技状態であることを示す演出画像等が表示される。本例では、図柄表示装置6の前方に仮面を象った2枚の図示しない開閉片が横方向へ開閉自在に配置されている。
センター部材5の右下方には、図柄表示装置6の特別図柄を可変表示させるための可変入賞装置11が設けられている。また、可変入賞装置11の右側には、普通図柄表示装置16に表示される普通図柄を作動させるためのゲート12が設けられている。さらに可変入賞装置11の下方には、特別遊技状態の一つである大当たり状態のときに開成状態になる開閉扉を有する大入賞口13が設けられている。
可変入賞装置11は、図柄表示装置6を可変表示させるための左右一対の開閉爪(可動片)を有する電動式チューリップを備えて構成される。
また遊技盤1には普通入賞口14やアウト口10等が設けられていると共に、風車15や図示しない多数の遊技釘が突設されている。遊技釘は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
普通図柄表示装置16に表示される普通図柄は、1個または複数個の図柄を変動表示可能であり、普通図柄始動口としてのゲート12が遊技球を検出することを条件に、その図柄が乱数制御等により所定時間可変して停止するようになっている。
また図柄表示装置6に表示される特別図柄は、停止図柄が予め定められた図柄の組合せ、例えば同一図柄の組合せとなった場合に大当たり状態となるように構成されている。また特別図柄は可変入賞装置の電動式チューリップの開成動作により遊技球が誘導される下始動口(図示していない)において遊技球を検出することを条件に乱数制御等により表示がスクロールする等、所定の変動パターンで所定時間変動(可変)して図柄で停止するようになっている。その際、有効ライン上に2個の停止図柄が同一となった場合に、リーチ状態が発生し、このリーチ状態において、有効ライン上の最後の停止図柄が既に停止している2個の図柄と同一となった場合に大当たり状態が発生する。なお、特別図柄としては、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄等が使用可能である。
また遊技盤1には普通入賞口14やアウト口10等が設けられていると共に、風車15や図示しない多数の遊技釘が突設されている。遊技釘は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
普通図柄表示装置16に表示される普通図柄は、1個または複数個の図柄を変動表示可能であり、普通図柄始動口としてのゲート12が遊技球を検出することを条件に、その図柄が乱数制御等により所定時間可変して停止するようになっている。
また図柄表示装置6に表示される特別図柄は、停止図柄が予め定められた図柄の組合せ、例えば同一図柄の組合せとなった場合に大当たり状態となるように構成されている。また特別図柄は可変入賞装置の電動式チューリップの開成動作により遊技球が誘導される下始動口(図示していない)において遊技球を検出することを条件に乱数制御等により表示がスクロールする等、所定の変動パターンで所定時間変動(可変)して図柄で停止するようになっている。その際、有効ライン上に2個の停止図柄が同一となった場合に、リーチ状態が発生し、このリーチ状態において、有効ライン上の最後の停止図柄が既に停止している2個の図柄と同一となった場合に大当たり状態が発生する。なお、特別図柄としては、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄等が使用可能である。
本発明は、遊技盤1と遊技盤裏面に螺子止め固定される板裏カバー30とからなる遊技盤ユニットUにおいて、遊技盤裏面と板裏カバーとの接続構造に特徴を有している。
図2、及び図3中に破線で、図7の背面図中に実線で夫々示すように、遊技盤1にはルーター加工により貫通穴(以下、ルーター穴、という)20が形成されている。
このパチンコ遊技機は所謂右打ちが可能なタイプであるため、ルーター穴20の右端縁20aは遊技盤1の右端縁1bと近接しており、ルーター穴の右端縁20aと遊技盤の右端縁1bとの間の遊技盤裏面には僅かなスペースしか存在しない。
図2、及び図3中に破線で、図7の背面図中に実線で夫々示すように、遊技盤1にはルーター加工により貫通穴(以下、ルーター穴、という)20が形成されている。
このパチンコ遊技機は所謂右打ちが可能なタイプであるため、ルーター穴20の右端縁20aは遊技盤1の右端縁1bと近接しており、ルーター穴の右端縁20aと遊技盤の右端縁1bとの間の遊技盤裏面には僅かなスペースしか存在しない。
一方、板裏カバー30は図4、図5、図6に示すように図柄表示装置6を組み付ける開口部31aを備えた略矩形の枠体31と、枠体31の四辺から夫々前方へ突設された側壁32と、を備え、各側壁32の裾部32aが交差する4箇所の角隅部には夫々円環状のボス部35が突設されている。各側壁32の裾部32aの角隅部の底面32bはフラット面となっており、各フラットな底面32bにボス部(位置決め部)35が突設されている。ボス部35の近傍の底面32bには螺子を螺着するための螺子穴36が形成されている。
なお、図6に示すように下側の側壁32(32A)に沿った枠体31の内面には図柄表示装置6の前面を開閉する図示しない開閉片を開閉駆動するための駆動機構の一部(ラックギヤ等)17が配置されている。
なお、図6に示すように下側の側壁32(32A)に沿った枠体31の内面には図柄表示装置6の前面を開閉する図示しない開閉片を開閉駆動するための駆動機構の一部(ラックギヤ等)17が配置されている。
板裏カバー30の裾部32aが当接する遊技盤裏面には、図5、図7に示すように板裏カバー側の4個のボス部35が嵌合する円形の位置決め用凹部(位置決め部)40が形成されている。各位置決め用凹部40内に各ボス部35を嵌合させた状態で、各ボス部35の近傍に設けた螺子穴36に裏面側から螺子を螺着することにより板裏カバーは遊技盤裏面に固定される。
ボス部35と位置決め用凹部40は、位置決め部を構成している。
ボス部35と位置決め用凹部40は、位置決め部を構成している。
ところで、一般的にボス部35は板裏カバーの角隅部の底面32bから外側へはみ出さないように形成される。一方、ボス部を嵌合する位置決め用凹部40は、ルーター穴20の周縁20aとの干渉を回避するために、ルーター穴20の周縁20aから1cm以上離間した箇所に形成する必要がある。しかし、図7、図8に示したようにルーター穴の右端縁20aと遊技盤の右端縁1bとの間の遊技盤裏面に僅かなスペースしか存在しない場合には、この距離を確保できないことがある。即ち、図8中に破線で示した位置決め用凹部40は、対向する板裏カバー底面32bの面積の範囲内ではあるが、ルーター穴の周縁20aと干渉し易い直近位置にあるため、この部位に形成することはできない。従来はこのような場合には、位置決め用凹部40を遊技盤裏面に形成しなかったため、板裏カバー側の対応する底面にもボス部を設けることがなく、位置決めなしで螺子止めを行っていた。
これに対して本発明では、ある位置決め用凹部40とルーター穴周縁20aとの間に十分な距離を確保しようとした際に板裏カバーの底面32bから外側にはみ出した位置に位置決め用凹部40を形成せざるを得ない場合に、そのようなはみ出し位置に位置決め用凹部40を形成する一方で、この位置決め用凹部に嵌合するボス部35については板裏カバー底面32bから外側に一部が突出した状態となるように配置した。板裏カバー底面におけるこのボス部35の形成位置は、はみだし位置にある位置決め用凹部と整合性よく嵌合し得る位置とすることは勿論である。
つまり、図8中に破線で示した位置決め用凹部40の形成位置はルーター穴の周縁20aと近すぎるため、実線で示した離間位置が位置決め用凹部を形成するぎりぎりの位置となる。しかし、実線で示した位置に位置決め用凹部40を形成するとすれば、板裏カバーの対応する底面32bよりも外側に位置決め用凹部40の一部が突出することとなる。
つまり、図8中に破線で示した位置決め用凹部40の形成位置はルーター穴の周縁20aと近すぎるため、実線で示した離間位置が位置決め用凹部を形成するぎりぎりの位置となる。しかし、実線で示した位置に位置決め用凹部40を形成するとすれば、板裏カバーの対応する底面32bよりも外側に位置決め用凹部40の一部が突出することとなる。
従来は、ボス部35は底面32bの面積の範囲内に納まるように形成することが常識であっため、底面32bの外縁部から外側へはみ出た位置にある位置決め用凹部に嵌合するボス部を形成することは不可能であるとされていた。
これに対して本発明では、図9にも示すように、位置決め用凹部40の位置が対応する板裏カバーの底面32bよりも外側にずれた分だけ、ボス部35も底面32bの外縁部から突出するように設けることにより、ずれた位置にある位置決め用凹部40内にボス部35を嵌合できるようにした。位置決め用凹部40とボス部35を嵌合させた状態で、螺子穴36を介して遊技盤裏面に螺子37を螺着することにより、板裏カバーを遊技盤裏面に固定する。
即ち、本発明に係る遊技盤ユニットUは、盤外周縁1bに周縁20aを近接させた貫通穴20を有した遊技盤1と、裾部32aを遊技盤裏面に複数箇所螺子止め固定される板裏カバー30と、からなり、貫通穴20の周縁20aと盤外周縁1bとの間の遊技盤裏面に形成される位置決め用凹部40と、板裏カバーの裾部底面32bに突設されて位置決め用凹部40に嵌合する位置決め用のボス部35と、からなる位置決め部を備えている。更に、遊技盤ユニットUは、位置決め用凹部40の一部が、板裏カバー底面32bの固定位置を外側に越えた遊技盤裏面にはみ出して形成される場合に、ボス部35の一部を裾部底面の外側に突出させて位置決め用凹部と嵌合し得るように構成した点が特徴的である。
これに対して本発明では、図9にも示すように、位置決め用凹部40の位置が対応する板裏カバーの底面32bよりも外側にずれた分だけ、ボス部35も底面32bの外縁部から突出するように設けることにより、ずれた位置にある位置決め用凹部40内にボス部35を嵌合できるようにした。位置決め用凹部40とボス部35を嵌合させた状態で、螺子穴36を介して遊技盤裏面に螺子37を螺着することにより、板裏カバーを遊技盤裏面に固定する。
即ち、本発明に係る遊技盤ユニットUは、盤外周縁1bに周縁20aを近接させた貫通穴20を有した遊技盤1と、裾部32aを遊技盤裏面に複数箇所螺子止め固定される板裏カバー30と、からなり、貫通穴20の周縁20aと盤外周縁1bとの間の遊技盤裏面に形成される位置決め用凹部40と、板裏カバーの裾部底面32bに突設されて位置決め用凹部40に嵌合する位置決め用のボス部35と、からなる位置決め部を備えている。更に、遊技盤ユニットUは、位置決め用凹部40の一部が、板裏カバー底面32bの固定位置を外側に越えた遊技盤裏面にはみ出して形成される場合に、ボス部35の一部を裾部底面の外側に突出させて位置決め用凹部と嵌合し得るように構成した点が特徴的である。
このように本発明においては、板裏カバーの裾部底面32bが接する遊技盤裏面の特定部位がルーター穴20と近接し過ぎる虞があるために、当該特定部位に位置決め用凹部40を形成することができない場合に、当該特定部位を回避した外側に位置をずらして位置決め用凹部を形成すると共に、板裏カバーの裾部底面側に設けるボス部35についても裾部底面から外側に一部を突出させるようにずらして配置することにより、位置決め用凹部40とボス部35とを嵌合可能に構成した。このため、従来位置決め部を形成できなかった箇所に位置決め用凹部とボス部とからなる位置決め部を形成して、遊技盤裏面に対する板裏カバー裾部の位置決め精度と設置安定性を高めて、板裏カバーの変形を防止することができる。
なお、本発明の遊技盤ユニットは、パチンコ遊技機、その他の遊技機に適用することができる。
なお、本発明の遊技盤ユニットは、パチンコ遊技機、その他の遊技機に適用することができる。
1…遊技盤、1a…遊技領域、1b…右端縁(盤外周縁)、2…ガラス枠、3…皿部、4…発射レバー、5…センター部材、10…アウト口、11…可変入賞装置、12…ゲート、13…大入賞口、14…普通入賞口、15…風車、16…普通図柄表示装置、20…ルーター穴(貫通穴)、20a…ルーター穴周縁、20a…右端縁、30…板裏カバー、31…枠体、31a…開口部、32…側壁、32a…裾部、32b…裾部底面、35…ボス部、36…螺子穴、37…螺子、40…位置決め用凹部
Claims (1)
- 盤外周縁に周縁を近接させた貫通穴を有した遊技盤と、裾部を該遊技盤の裏面に複数箇所螺子止め固定される板裏カバーと、からなる遊技盤ユニットであって、
前記貫通穴の周縁と前記盤外周縁との間の遊技盤裏面に形成される位置決め用凹部と、前記板裏カバーの裾部底面に突設されて該位置決め用凹部に嵌合する位置決め用のボス部と、からなる位置決め部を備え、
前記位置決め用凹部の一部が、前記板裏カバーの裾部の固定位置を外側に越えた遊技盤裏面にはみ出して形成される場合に、前記ボス部の一部を前記裾部底面の外側に突出させて前記位置決め用凹部と嵌合し得るように構成したことを特徴とする遊技盤ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010265401A JP2012115322A (ja) | 2010-11-29 | 2010-11-29 | 遊技盤ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010265401A JP2012115322A (ja) | 2010-11-29 | 2010-11-29 | 遊技盤ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012115322A true JP2012115322A (ja) | 2012-06-21 |
Family
ID=46498949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010265401A Pending JP2012115322A (ja) | 2010-11-29 | 2010-11-29 | 遊技盤ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2012115322A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003310913A (ja) * | 2002-04-23 | 2003-11-05 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
-
2010
- 2010-11-29 JP JP2010265401A patent/JP2012115322A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003310913A (ja) * | 2002-04-23 | 2003-11-05 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120904 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130108 |