JP2012115282A - 物干し器具 - Google Patents

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Seiji Fujiwara
誠司 藤原
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I & I Project Co Ltd
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Abstract

【課題】洗濯ものを干す作業および取り込む作業において屋外における作業時間を従来の方法と比べ短縮することを可能とする手段を提供する。
【解決手段】物干し器具1は、物干し棒11と、引っ掛け具12とを備える。物干し棒11は、第1の筒111と、第2の筒112と、付勢機構113とを有する。物干し棒11は、付勢機構113を機能させることにより、ユーザによる所定の操作に応じて、物干し棒11の長手方向外向きに付勢され物干し棒11の2つの端部が互いに対向する2つの壁面Wの各々を押圧することにより、2つの壁面Wに対し固定された第1の状態と、当該付勢が解除された第2の状態との間を移行させることができる。ユーザは第1の状態の物干し棒11に対し室内で洗濯ものを引っ掛けた後、物干し棒11を第2の状態にして壁面Wから取り外し、そのまま屋外へ運び出してベランダ等にセットする。
【選択図】図1

Description

本発明は、いわゆる洗濯ものを干すための物干し器具に関する。
物干し器具については、従来数多くのアイディアが提供されてきた。例えば、特許文献1に開示されている物干し棒は、寝具類を掛けた状態で持ち運び従来の物干し竿に吊り下げるものである。
また、特許文献2に開示されている物干し棒は、特許文献1に開示されているものと類似しているが、物干し棒の本体を屈曲させることを可能とすることによって、一連の作業を容易なものとしている。
また、特許文献3に開示されている物干し棒は、長手方向の長さを伸縮自在とすることによって、室内用物干し棒の取り外し作業を容易なものとしている。
また、特許文献4に開示されている物干し棒は、簡単な構造によって吊り下げる物の自重を利用して壁間に設置することを可能としている。
また、特許文献5に開示されている物干し棒は、弾性体およびボルトナット構造を利用して伸縮自在とし、室内に容易に固定できるものとしている。
特開平9−285691 特開2003−210897 特開2007−50015 特開2009−261857 実開平7−39793
ところで、洗濯された衣類等を屋外の物干し竿に干す際や屋外に干され乾燥した衣類等を屋内に取り込む際に、屋外におけるそれらの作業の時間をできるだけ短くしたいというニーズがある。例えば冬場であれば寒く、夏場であれば暑いため、屋外にいる時間が短ければ短い程望ましい。また、紫外線等の有害な光線をできる限り浴びたくない、もしくは蚊などの虫に刺されたくない、といった理由からも、やはり屋外にいる時間を短縮したいものである。そのような事情に鑑み、本発明は、洗濯ものを干す作業および取り込む作業において屋外における作業時間を従来の方法と比べ短縮することを可能とする手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的に鑑みて想到されたものであり、
直線パイプ状の第1の筒と、少なくとも一部分が前記第1の筒の中に収納されておりユーザの前記第1の筒に対する引き出し操作もしくは押し込み操作に応じて前記第1の筒に収納される部分の長手方向の長さが変わることにより前記第1の筒に対して長手方向に伸縮自在である直線パイプ状の第2の筒とを備え、
(a)前記第1の筒の長手方向に垂直な方向に前記第1の筒の少なくとも1の側壁を貫通するように設けられ、前記第1の筒の長手方向に平行な直線上に設けられた複数の孔、(b)前記第2の筒の長手方向に垂直な方向に前記第2の筒の少なくとも1の側壁を貫通するように設けられ、前記第2の筒の長手方向に平行な直線上に設けられた複数の孔、(c)前記第1の筒の外側面の円周方向に設けられ前記第1の筒の長手方向に関し所定の間隔で設けられた2つの突起からなる突起対であって、前記第1の筒の長手方向に関し互いに間隔を開けて設けられた複数の突起対、(d)前記第2の筒の外側面の円周方向に設けられた溝であって、前記第2の筒の長手方向に関し互いに間隔を開けて設けられた複数の溝、のうち少なくともいずれかを有する
物干し棒を提供する(第1の実施態様)。
また、上記の第1の実施態様において、
上記の第1の実施態様に記載の物干し棒と、
前記物干し棒とは異なる他の物干し棒を挟持するための挟持部と前記物干し棒を引っ掛けるための引っ掛け部とを有する引っ掛け具であって、前記挟持部が前記他の物干し棒を挟持した状態における前記引っ掛け具の前記引っ掛け部に前記物干し棒を引っ掛けることにより前記他の物干し棒に対し前記物干し棒を引っ掛けることを可能とする引っ掛け具と
を備える
構成を採用してもよい(第2の実施態様)。
また、上記の第2の実施態様において、
前記物干し棒は、ユーザによる所定の操作に応じて、前記物干し棒の長手方向外向きに付勢され前記物干し棒の2つの端部が互いに対向する2つの壁面の各々を押圧することにより前記2つの壁面に対し固定された第1の状態と、前記付勢が解除された第2の状態との間を移行させることができる付勢機構を有する
構成を採用してもよい(第3の実施態様)。
また、上記の第3の実施態様において、
前記付勢機構は、前記物干し棒の一方の端部に配置され前記2つの壁面の一方に押圧される押圧部と、前記押圧部を前記物干し棒の長手方向外向きに付勢するバネと、ユーザによる前記物干し棒の長手方向の軸を中心とした前記第1の筒に対する前記第2の筒を捩じる操作に応じて前記物干し棒の長手方向の長さが伸縮するように前記第1の筒の内側面上および前記第2の筒の外側面上に各々設けられ互いに係合する1対のネジ山とを有する
構成を採用してもよい(第4の実施態様)。
また、上記の第2の実施態様において、
第1の支持棒と、前記第1の支持棒を前記第1の支持棒の長手方向が床面に対し垂直上方向となる状態で支持する第1の支持脚とを有する第1の支持ユニットと、
第2の支持棒と、前記第2の支持棒を前記第2の支持棒の長手方向が床面に対し垂直上方向となる状態で支持する第2の支持脚とを有する第2の支持ユニットと、
前記第1の支持ユニットと前記第2の支持ユニットとを連結するとともに前記第1の支持ユニットと前記第2の支持ユニットとの間隔を所定の間隔に保つ棒状体である連結棒と
を備え、
前記第1の支持棒と前記第2の支持棒は前記物干し棒を引っ掛けるための引っ掛け部を有し、
前記連結棒は、ユーザによる所定の操作に応じて折れ曲がる折れ曲がり機構を有し、
前記折れ曲がり機構による前記連結棒の折れ曲がりに伴い、前記第1の支持ユニットと前記第2の支持ユニットとの間隔が短くなる
ハンガーラック
を備える構成を採用してもよい(第5の実施態様)。
また、上記の第2の実施態様において、
第1の支持棒と、前記第1の支持棒を前記第1の支持棒の長手方向が床面に対し垂直上方向となる状態で支持する第1の支持脚とを有する第1の支持ユニットと、
第2の支持棒と、前記第2の支持棒を前記第2の支持棒の長手方向が床面に対し垂直上方向となる状態で支持する第2の支持脚とを有する第2の支持ユニットと、
前記第1の支持ユニットと前記第2の支持ユニットとを連結するとともに前記第1の支持ユニットと前記第2の支持ユニットとの間隔を所定の間隔に保つ棒状体である連結棒と
を備え、
前記第1の支持棒と前記第2の支持棒は前記物干し棒を引っ掛けるための引っ掛け部を有し、
前記連結棒は、ユーザによる所定の操作に応じて前記第1の支持ユニットおよび前記第2の支持ユニットの少なくとも一方との間の連結位置がスライドするスライド機構を有し、
前記スライド機構による前記連結位置のスライドに伴い、前記第1の支持ユニットと前記第2の支持ユニットとの間隔が短くなる
ハンガーラック
を備える構成を採用してもよい(第6の実施態様)。
また、上記の第5または6の実施態様において、
前記第1の支持脚は前記第1の支持棒に取り付けられた2以上の棒状体であり、ユーザによる所定の操作に応じて、当該2以上の棒状体の各々が前記第1の支持棒から垂直外方向に延伸し前記第1の支持棒を支持する第1の状態と、当該2以上の棒状体の各々が前記第1の支持棒の長手方向に沿う方向に延伸し前記第1の支持棒を支持しない第2の状態との間を移行させることができる折り畳み機構を有し、
前記第2の支持脚は前記第2の支持棒に取り付けられた2以上の棒状体であり、ユーザによる所定の操作に応じて、当該2以上の棒状体の各々が前記第2の支持棒から垂直外方向に延伸し前記第2の支持棒を支持する第1の状態と、当該2以上の棒状体の各々が前記第2の支持棒の長手方向に沿う方向に延伸し前記第2の支持棒を支持しない第2の状態との間を移行させることができる折り畳み機構を有する
構成を採用してもよい(第7の実施態様)。
また、上記の第2乃至7のいずれかの実施態様において、
前記物干し棒は、少なくとも一部分が前記第2の筒の中に収納されておりユーザの前記第2の筒に対する引き出し操作もしくは押し込み操作に応じて前記第2の筒に収納される部分の長手方向の長さが変わることにより前記第2の筒に対して長手方向に伸縮自在である直線パイプ状の第3の筒を備える
構成を採用してもよい(第8の実施態様)。
本発明の第1の実施態様によれば、例えば室内においてハンガー等にかけた洗濯ものを物干し棒にかける作業を行い、洗濯もののかけられた物干し棒を室内から屋外へ運ぶことにより、屋外において洗濯ものを物干し竿にかける作業を行う場合と比較し、屋外における作業時間を著しく短縮することができる。その際、物干し棒にハンガー等をかけるための孔もしくは溝が設けられているため、物干し棒を運ぶ際にかかっている洗濯ものが滑って物干し棒の片側に集まり、洗濯ものの乾きが悪くなるといった不都合が生じない。また、屋外において乾燥した洗濯ものを室内に取り込む際にも、物干し棒にかけられたままの洗濯ものを物干し棒ごと室内に運べばよいため、同じく屋外における作業時間を著しく短縮することができる。
また、本発明の第2の実施態様によれば、予め屋外の物干し竿を引っ掛け具の挟持部で挟持させることにより当該引っ掛け具を物干し竿に例えば左右間隔を開けて2個セットしておき、洗濯ものをかけた状態の上述の物干し棒の端部を当該2個の引っ掛け具の引っ掛け部に各々引っ掛けることにより、洗濯ものを屋外に干す作業をスムーズに行うことが可能となる。
また、本発明の第3の実施態様によれば、物干し棒の長手方向の突っ張りにより、例えば対向する2つの壁面の間に当該物干し棒を容易かつ安定的に固定させることができるとともに、当該物干し棒を当該2つの壁面から容易に取り外すこともできる。
また、本発明の第4の実施態様によれば、上述の物干し棒の長手方向の突っ張りのオン・オフを容易に行うことができる。
また、本発明の第5の実施態様によれば、例えば室内の適当な場所に対向する2つの壁面がなく、上述の第3もしくは第4の実施態様にかかる突っ張り機構を備えた物干し棒により壁面間に突っ張り棒の固定を行うことができない場合であっても、ハンガーラックの引っ掛け部に物干し棒を引っ掛けた状態で洗濯ものを当該物干し棒にかける作業を行うことが可能となる。このように、洗濯ものを物干し棒にかける間のみ使用するハンガーラックはそれ以外の間は不要であるが、本発明にかかるハンガーラックは折り畳むことができるので、不使用時にもさほど邪魔にならない。
本発明の第6の実施態様によれば、スライド機構によって上述のハンガーラックの折り畳みが実現される。
本発明の第7の実施態様によれば、支持脚の折り畳みによって上述のハンガーラックの折り畳みが実現される。
また、本発明の第8の実施態様によれば、第3の筒を第2の筒内に押し込むことにより、第3の筒を持たない実施態様のものと比べ、不使用時の長さを短くすることができる。
図1は、本発明の一実施例にかかる物干し器具の概略を表す断面図である。 図2は、本発明の一実施例にかかる物干し棒の不使用状態の概略を表す断面図である。 図3は、本発明の一実施例にかかる引っ掛け具を正面から見た外観の概略を示す図である。 図4は、本発明の一実施例にかかる物干し器具の概略図である。 図5は、本発明の一実施例にかかるハンガーラックの仕組みの概略を示す図である。 図6は、本発明の一変形例にかかるハンガーラックの仕組みの概略を示す図である。
(実施形態1)
以下、本発明の一具体例である実施形態を、図面を用いて説明する。図1は、本実施形態にかかる物干し器具1の概略を表す断面図である。
物干し器具1は、物干し棒11と、引っ掛け具12とを備える。
物干し棒11は、第1の筒111と、第2の筒112と、付勢機構113とを有する。
第1の筒111および第2の筒112は、直線パイプ状の形状を有しており、例えばステンレス製である。第1の筒111を長手方向と垂直な平面で切った場合の断面は、例えば、円形リング状の形状であり、当該円形リングの外径は約4センチメートルである。また、第2の筒112を長手方向と垂直な平面で切った場合の断面は、例えば、円形リング状の形状であり、当該円形リングの外径は約3.5センチメートルである。
また、第1の筒111の長手方向の長さは、例えば約50センチメートルであり、第2の筒112の長手方向の長さは、例えば約30センチメートルである。
第1の筒111は、個数が1つであり物干し棒11の中心部分を構成する。
第1の筒111の外側面上には、円周方向に一周するリング状の突起が第1の筒111の長手方向に関し所定の間隔(例えば約1センチメートル)を開けて2個並んで1対をなした突起対1111が複数対、設けられている。それらの複数対の突起対1111は、第1の筒111の長手方向に関し所定の間隔(例えば約10センチメートル)を開けて配置されている。
より具体的には、例えば、1つの突起対1111は、2つの合成樹脂製のリングを第1の筒111の外側面上の所望の位置に嵌めて固定したものである。
突起対1111は、それらの2つのリングの間に生じる凹み部分に、例えばハンガーのS字状フック部等を引っ掛けてやることにより、それらのハンガー等の物干し棒11に対する位置決めを行う役割を果たす。すなわち、突起対1111の間の凹み部分にかけられたハンガー等は、物干し棒11が移動中等に傾いても物干し棒11上を滑り移動することがない。
第2の筒112は、例えば個数が2つであり、第2の筒112の各々は、第1の筒111の一方の端部の開口部から長手方向に挿入されて、第1の筒111と係合されている。以下の説明において、2つの第2の筒112の各々を区別する必要がある場合、それらを第2の筒112L(図1における左側の第2の筒112)および第2の筒112R(図1における右側の第2の筒112)のように呼ぶ。
第2の筒112の外側面上には、円周方向に一周するリング状の複数の溝Mが第2の筒112の長手方向に関し互いに所定の間隔(例えば約10センチメートル)を開けて配置されている。
溝Mは、例えばハンガーのS字状フック部等をその位置に引っ掛けてやることにより、それらのハンガー等の物干し棒11に対する位置決めを行う役割を果たす。すなわち、溝Mの位置にかけられたハンガー等は、物干し棒11が移動中等に傾いても物干し棒11上を滑り移動することがない。
第2の筒112の各々は、少なくとも一部分が第1の筒111の中に収納されており、ユーザの第1の筒111に対する引き出し操作もしくは押し込み操作に応じて、第1の筒111に収納される部分の長手方向の長さが変わることにより、第1の筒111に対して長手方向に伸縮自在である。
物干し棒11は、ユーザが物干し棒を例えば室内の互いに対向する2つの壁面W間に固定させるための付勢機構113を備えている。付勢機構113により、ユーザは所定の操作を行って、物干し棒11を長手方向外向きに付勢させその2つの端部を互いに対向する2つの壁面Wの各々に押圧させることにより物干し棒11をそれらの壁面W間に固定したり(第1の状態)と、当該付勢を解除してそれらの壁面W間に固定されている物干し棒11を取り外したり(第2の状態)することができる。
付勢機構113は、物干し棒11の一方の端部に配置され、2つの壁面Wの一方に押圧される押圧部1131と、押圧部1131を物干し棒11の長手方向外向きに付勢するバネ1132と、第1の筒111の内側面上および第2の筒112の外側面上に各々設けられて互いに係合する1対のネジ山1133とを有する。これら1対のネジ山1133は、ユーザによる物干し棒11の長手方向の軸を中心とした第2の筒112の第1の筒111に対する捩じる操作に応じて、物干し棒11の長手方向の長さを伸縮する役割を果たす。
より具体的には、第2の筒112Lの一方の端部にはコイル式のバネ1132が設けられ、バネ1132における2つの壁面Wのうちの近い方の側には略円盤状の押圧部1131が固着されている。また、第2の筒112Lにおける他方の端部付近、すなわち第1の筒111と係合する側の外側面上にはネジ山1133の一部分を構成する雄ネジが切られている。例えば、当該雄ネジは、第2の筒112Lの一端部付近の長手方向に約12センチメートルの領域において切られている。
そして、第2の筒112Rの一方の端部には付勢機構113、すなわちバネ1132は設けられていないが、当該一方の端部には2つの壁面Wのうちの近い方の側の壁面と接触する押圧部1131が設けられ、第2の筒112Rの他方の端部付近、すなわち第1の筒111と係合する側の外側面上にはネジ山1133の一部分を構成する雄ネジが切られている。例えば、当該雄ネジは、第2の筒112Rの一端部付近の長手方向に約12センチメートルの領域において切られている。
なお、押圧部1131は、例えば合成樹脂製である。
また、第1の筒111の長手方向の両端部付近の内側面上には各々、ネジ山1133の一部分を構成する雌ネジが切られている。例えば、当該雌ネジは各々、第1の筒111の一端部付近の長手方向に約12センチメートルの領域において切られている。
ネジ山1133を構成する上述の雄ネジと雌ネジとが噛み合うことによって、付勢機構113が機能する。すなわち、例えばユーザが右手で第1の筒111を掴んだ状態で左手で第2の筒112Lを掴んで捩じると、ネジ山1133における雄ネジが雌ネジに沿って螺旋状に移動し、その捩る方向に応じて物干し棒11の長手方向の長さが伸張もしくは短縮する。これにより、ユーザは容易に上述の第1の状態(固定状態)と第2の状態(取り外し状態)との間を移行させることができる。
引っ掛け具12は、物干し棒11とは異なる他の物干し棒Bを挟持する挟持部121と、物干し棒11を引っ掛けるための引っ掛け部122とを有する。他の物干し棒Bは、例えばベランダ等の屋外に配置された物干し竿等である。図3は、引っ掛け具12を正面から見た場合の概略を示した図である。
引っ掛け具12は、挟持部121が他の物干し棒Bを挟持することにより、他の物干し棒Bに自身を固定する。そのように他の物干し棒Bに固定された状態において、引っ掛け具12の引っ掛け部122に物干し棒11を引っ掛けることができる。その結果、ユーザは他の物干し棒Bに対し物干し棒11を引っ掛けることが可能となる。なお、引っ掛け具12は、2つ1対により物干し棒11を掛止可能であるが、例えば1本の物干し棒11を掛止するために3つ以上の引っ掛け具12が使用されてもよい。
挟持部121は、例えば、洗濯バサミの鋏の部分と同様の構造を有しており、引っ掛け部122は、例えば、金属製のS字状のフックである。
以上のように構成される本実施形態にかかる物干し器具1の使用方法の一例を以下に説明する。
物干し棒11は、通常、使用しない状態では、図2に示されるように、第2の筒112が第1の筒111に略完全に収納されており、短くて邪魔にならない。
洗濯が完了すると、ユーザは濡れた洗濯ものをとりあえず室内において物干し棒11にかける作業を行う。そのため、ユーザは物干し棒11を洗濯機付近の対向する2つの壁面Wに固定させる操作を行う。具体的には、先ず2つの第2の筒112を両方とも第1の筒111の中から引き出して、ネジ山1133を構成する雌ネジと雄ネジとを噛み合わせながら第1の筒111に対し第2の筒112を捩じり、物干し棒11の全長を適当な長さにセットする(上述の第2の状態)。この場合、適当な長さとは、例えば2つの壁面W間の距離より1センチメートル程度短い長さである。続いて、物干し棒11を2つの壁面Wの間に持って行き、第2の筒112を第1の筒111に対してさらに同じ向きに捩じることで、物干し棒11の全長を伸張させる。その結果、付勢機構113が働き、物干し棒11の押圧部1131が2つの壁面Wを各々押圧することによって、物干し棒11が2つの壁面Wに固定される(上述の第1の状態)。
なお、上述の第1の状態における物干し棒11の長手方向の全長の長さは、例えば、約80センチメートルから約90センチメートルの範囲内に入るが、本発明はこれに限られるものではない。
上記のように物干し棒11を壁面W間に固定すると、ユーザは洗濯が完了し濡れた状態の洗濯ものをハンガーやハンガーピンチ等に掛けて、それらのハンガー等のS字状のフックを突起対1111の間の凹み部もしくは溝Mの位置に引っ掛ける。
上記のように洗濯ものを物干し棒11にかける作業が完了すると、ユーザは第2の筒112を第1の筒111に対して先ほどとは逆向きに捩じって、物干し棒11の全長を短縮する。これにより、付勢機構113による付勢が解除され(上述の第2の状態)、ユーザは物干し棒11を壁面W間から取り外すことができるようになる。
この状態でユーザは、洗濯ものがかかった状態の物干し棒11を壁面W間から取り外し、屋外に運び出し、他の物干し棒Bにセットされた状態の引っ掛け具12(上述)の引っ掛け部122に物干し棒11を引っ掛ける。これにより、洗濯ものを屋外に干す作業が完了する。
その後、洗濯ものが乾燥したら、ユーザは洗濯ものがかかった状態の物干し棒11を引っ掛け具12から取り外し、室内に運び込む。その後、室内において物干し棒11からハンガー等を取り外す作業を行う。
以上のように、物干し器具1によれば、洗濯ものを屋外に干すために屋外において必要な作業は物干し棒11を引っ掛け具12にかける作業のみである。また、物干し器具1によれば、乾いた洗濯ものを室内に取り込むために屋外において必要な作業は物干し棒11を引っ掛け具12から取り外す作業のみである。従って、洗濯ものを干したり取り込んだりする際に、従来の方法による場合と比較し、屋外で寒さや暑さに耐えながら作業をしたり、紫外線や蚊などの攻撃を受けながら作業をしたりする時間を著しく短縮することができ、便利である。また、ひさしのないベランダに洗濯ものを干している時に急に雨が降り始めた場合などのように、洗濯ものを急いで取り込む必要が生じた場合であっても、物干し器具1によれば、速やかな取り込みを行うことができ、便利である。
(実施形態2)
以下、上述した実施形態1とは異なる本発明にかかる実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の説明においては上述した実施形態1と異なる部分を中心に記述する。
図4は、本実施形態にかかる物干し器具2の概略図である。
物干し器具2は、物干し棒21と、引っ掛け具22と、ハンガーラック23とを備える。
物干し棒21は、第1の筒211と、第2の筒212とを有し、いわゆる上述したような付勢するための機構(付勢機構113)は有していない。ただし、上述のネジ山1133と同様のネジ山を有しており、物干し棒21を長手方向に短くすることが可能で、収納時に便利である。
物干し棒21は、洗濯機の付近にちょうどよい間隔で対向する2つの壁面Wがない場合において、物干し棒11の代わりにハンガーラック23とともに用いられる。すなわち、上述したように物干し棒21は付勢機構を有さず、対向する2つの壁面W等に固定されることはないが、以下に説明するハンガーラック23の上に載置された状態で、室内においてユーザにより引っ掛けられる洗濯ものを保持する。
ハンガーラック23は、第1の支持ユニット231と、第2の支持ユニット232と、連結棒233とを有する。
第1の支持ユニット231は、第1の支持棒2311と、第1の支持棒2311を第1の支持棒2311の長手方向が床面に対し垂直方向となる状態で支持する第1の支持脚2312とを有している。
第2の支持ユニット232は、第2の支持棒2321と、第2の支持棒2321を第2の支持棒2321の長手方向が床面に対し垂直方向となる状態で支持する第2の支持脚2322とを有している。
第1の支持棒2311、第1の支持脚2312、第2の支持棒2321、および第2の支持脚2322は、例えば各々ステンレス製である。また、第1の支持棒2311、第1の支持脚2312、第2の支持棒2321、および第2の支持脚2322を長手方向に垂直な平面で切った場合の断面は、例えば略矩形である。
第1の支持棒2311および第2の支持棒2321の長手方向の長さは、例えば約100センチメートルであり、第1の支持脚2312および第2の支持脚2322の長手方向の長さは、例えば約50センチメートルである。
第1の支持棒2311および第2の支持棒2321の一端は、例えば、各々第1の支持脚2312および第2の支持脚2322の長手方向の中心付近に取り付けられている。また、例えば、第1の支持脚2312および第2の支持脚2322における床面に対向する位置に複数のコロを設けて、ハンガーラック23の移動を容易にするようにしてもよい。
第1の支持棒2311および第2の支持棒2321は、各々物干し棒21を引っ掛ける、すなわち物干し棒21の両端付近を載置して物干し棒21を床面方向から支持するための引っ掛け部23111、23211を有している。
引っ掛け部23111、23211の形状は、例えば、U字状であり、Uの底の部分が第1の支持棒2311および第2の支持棒2321の上端部に各々溶接によって固着されている。
連結棒233は、第1の支持ユニット231と第2の支持ユニット232とを連結するとともに第1の支持ユニット231と第2の支持ユニット232との間隔を所定の間隔に保つ棒状体である。
連結棒233は、例えば、ステンレス製であり、長手方向の長さが約80センチメートルである。また、連結棒233は、ハンガーラック23が用いられる際に、例えば、床面から測って約20センチメートルの高さの位置において、第1の支持棒2311および第2の支持棒2321の側面に取り付けられている。
連結棒233は、ユーザによる所定の操作に応じて折れ曲がる折れ曲がり機構を有し、当該折れ曲がり機構による連結棒233の折れ曲がりに伴い、第1の支持ユニット231と第2の支持ユニット232との間隔が短くなる。その結果、第1の支持ユニット231と第2の支持ユニット232が寄り添う状態となり、ハンガーラック23全体のサイズがコンパクトになる。そのため、不使用時のハンガーラック23の収納が容易になる。
図5は、連結棒233を半ば折り畳んだ状態のハンガーラック23の概略を示した図である。図5に示されるように、連結棒233は第1の支持棒2311および第2の支持棒2321の長手方向を含む平面内において折れ曲がるように、その中心付近の点aにおいて回動可能に連結された2本の棒状体である棒2331および棒2332により構成されている。棒2331は第1の支持棒2311と点bにおいて回動可能に連結されている。同様に、棒2332は第2の支持棒2321と点cにおいて回動可能に連結されている。
棒2331は第1の支持棒2311に対し垂直(すなわち、棒2331が水平)の位置からさらに下に下がらない機構となっている。同様に、棒2332は第2の支持棒2321に対し垂直(すなわち、棒2332が水平)の位置からさらに下に下がらない機構となっている。また、棒2331と棒2332の連結部において、点aが点bおよび点cより下に下がらない機構となっている。その結果、使用状態のハンガーラック23において、連結棒233は水平位置を維持する。
なお、使用状態において連結棒233が伸びた状態を維持するためのラッチ機構や、不使用状態において連結棒233が折れ曲がった状態を維持するためのラッチ機構を連結棒233もしくは第1の支持棒2311または第2の支持棒2321に設けてもよい。
また、第1の支持脚2312は、第1の支持棒2311に回動可能に取り付けられた2つの棒状体により構成されている。ユーザは所定の操作を行うことにより、これらの2つの棒状体の各々を第1の支持棒2311から垂直外側反対方向に延伸するように開き、第1の支持棒2311を支持する状態(第1の状態、使用状態)にしたり、2つの棒状体の各々を第1の支持棒2311に寄り沿うように折り畳み、第1の支持棒2311を支持しない状態(第2の状態、不使用状態)にしたりすることができる。この機構を、以下「折り畳み機構」と呼ぶ。
同様に、第2の支持脚2322は、第2の支持棒2321に回動可能に取り付けられた2つの棒状体により構成されている。ユーザは所定の操作を行うことにより、これらの2つの棒状体の各々を第2の支持棒2321から垂直外側反対方向に延伸するように開き、第2の支持棒2321を支持する状態(第1の状態、使用状態)にしたり、2つの棒状体の各々を第2の支持棒2321に寄り沿うように折り畳み、第2の支持棒2321を支持しない状態(第2の状態、不使用状態)にしたりすることができる。
より具体的には、床面に対向するように上側から下側を見下ろすように見た場合、上述の第1の状態では、第1の支持脚2312および第2の支持脚2322は、例えば、連結棒233と垂直に(もしくはT字状に)交わるように配置されている。そして、第1の支持脚2312および第2の支持脚2322を構成する各々の2つの棒状体が、第1の支持棒2311および第2の支持棒2321と第1の支持脚2312および第2の支持脚2322とが連結する部分の近くにある2つの点を中心として、第1の支持棒2311および第1の支持脚2312が存在する平面もしくは第2の支持棒2321および第2の支持脚2322が存在する平面内において折れ曲がるように回転することが可能となっている。その回転動作によって、ハンガーラック23を通常の使用状態である第1の状態と、コンパクトに折り畳んで邪魔にならない第2の状態との間が移行可能となっている。
第1の支持棒2311と第1の支持脚2312との連結部には、第1の支持脚2312を構成する2つの棒状体が第1の状態(使用状態)において第1の支持棒2311に対し垂直位置を維持するためのラッチ機構が設けられている。すなわち、当該ラッチ機構により第1の支持脚2312が第1の支持棒2311に対し垂直位置で固定されるため、第1の支持脚2312が床面に対し垂直に起立した状態の第1の支持棒2311を支持することができる。ユーザが当該ラッチ機構を解除する所定の操作を行うと、第1の支持脚2312の折り畳みが可能となる。第2の支持棒2321と第2の支持脚2322との連結部にも、同様のラッチ機構が設けられている。
なお、第1の支持棒2311と第1の支持脚2312との連結部、および第2の支持棒2321と第2の支持脚2322との連結部に、折り畳んだ状態(第2の状態、不使用状態)を維持するためのラッチ機構をさらに設けるようにしてもよい。
以上のようにして構成される本実施形態にかかる物干し器具2の使用方法の一例を以下に説明する。
洗濯が完了し濡れた洗濯ものをとりあえず室内で物干し棒21に引っ掛ける作業を行うにあたり、まずユーザは折り畳んでいたハンガーラック23のセットを行う。具体的には、折り畳んでいた第1の支持脚2312および第2の支持脚2322を第1の支持棒2311および第2の支持棒2321に対し垂直状態となるように開き、ラッチ機構によりそれらを固定する。またユーザは、互いに寄り添った状態の第1の支持棒2311および第2の支持棒2321を引き離すように左右に開く。それに伴い、折れ曲がっていた連結棒233が伸びて一本の棒状体となる。
上記のようにハンガーラック23を使用状態にセットした後、ユーザは物干し棒21をハンガーラック23の引っ掛け部23111、23211の上に載せ置く。その状態で、洗濯ものをハンガー等に掛けて、そのハンガー等のS字状のフックを突起対1111の間の凹み部もしくは溝Mの位置に引っ掛ける。
物干し棒21に対し洗濯ものを掛ける作業が完了すると、ユーザは洗濯ものの掛かった状態の物干し棒21をハンガーラック23の引っ掛け部23111、23211から上に持ち上げ取り外し、屋外に運び出して他の物干し棒Bに予めセットしておいた引っ掛け具12の引っ掛け部122に引っ掛ける。
以上説明したように、物干し器具2によれば、室内の適当な位置に互いに対向する2つの壁面Wがない場合であっても、物干し器具1と同様の効果を得ることができる。その際、物干し器具1では不要であったハンガーラック23を用いる必要があるが、ハンガーラック23は不使用時にコンパクトに折り畳むことができるため、邪魔にならない。
(変形例)
上述した実施形態は、本発明の技術的思想の範囲内で様々に変形が可能である。
例えば、物干し棒11および物干し棒21は各々、第2の筒112もしくは第2の筒212を2つ有するものとしたが、1つのみを有する構成が採用されてもよい。
また物干し棒11、21は、少なくとも一部分が第2の筒112、212の中に収納されており、ユーザの第2の筒112、212に対する引き出し操作もしくは押し込み操作に応じて第2の筒112、212に収納される部分の長手方向の長さが変わることにより第2の筒112、212に対して長手方向に伸縮自在である直線パイプ状の第3の筒を備えてもよい。その場合、2つある第2の筒112もしくは212のいずれか一方にのみ収納される1本の第3の筒が設けられる構成と、2つある第2の筒112もしくは212の両方に各々収納される2本の第3の筒が設けられる構成のいずれが採用されてもよい。
また、第1の筒111の外側面の円周方向には突起対1111が設けられ、第2の筒112の外側面の円周方向には溝Mが設けられるものとしたが、それらの代わりに、もしくはそれらに加えて、例えばハンガーのS字状フック等を引っ掛けてやることが可能な孔を複数設けてもよい。
より具体的には、第1の筒111、211の長手方向に垂直な方向に第1の筒111、211の少なくとも1の側壁を貫通するように、第1の筒111、211の長手方向に平行な直線上に等間隔(例えば約10センチメートル)に複数の孔を設ける。もしくは、第2の筒112、212の長手方向に垂直な方向に第2の筒112、211の少なくとも1の側壁を貫通するように、第2の筒112,212の長手方向に平行な直線上に等間隔(例えば約10センチメートル)に複数の孔を設ける。これらの孔にハンガー等を引っ掛けることにより、それらのハンガー等が物干し棒11、21の運搬中に物干し棒11、21の上を滑って、それらの位置がずれることが回避される。
また、付勢機構113は、押圧部1131とバネ1132とネジ山1133とを有するものとしたが、他のいかなる構造によって付勢が行われてもよい。
引っ掛け部23111、23211の形状は、例えば、U字状であり、Uの底の部分が第1の支持棒2311および第2の支持棒2321の両端部に各々溶接によって固着されるものとしたが、U字状の形状はいかなる形状によって代替されてもよく、また溶接以外のいかなる方法によって固着されていてもよい。
また、物干し器具1、2に関して上述された物干し器具1、2の各要素を特定する形状、数値、および材料は、あくまでも一例であって他のいかなる形状、数値、もしくは材料が用いられてもよい。
また、ハンガーラック23が上述の折れ曲がり機構の代わりに以下に説明するスライド機構を備えるようにしてもよい。すなわち、上述の実施形態2において、ユーザによる所定の操作に応じて、連結棒233と第1の支持ユニット231の連結部および連結棒233と第2の支持ユニット232の連結部の少なくとも一方の連結位置が上下方向にスライドするスライド機構を備えるようにハンガーラック23を構成してもよい。図6は、そのような機構を備えるハンガーラック23の仕組みの概略を示した図である。図6に示した例によれば、スライド機構により連結棒233と第2の支持棒2321との連結位置(点c)が上にスライドすることに伴い、第1の支持ユニット231と第2の支持ユニット232との間隔が短くなり、最終的にはそれらが互いに寄り添う形となる。これによっても、ハンガーラック23の不使用状態における収納が容易になる。
また、上述した折れ曲がり機構、折り畳み機構、およびスライド機構に関する形状、大きさ、および構造に関する説明はあくまでも一例であり、それらは他のいかなる形状、大きさ、および構造によって代替されてもよい。例えば、第1の支持脚2312および第2の支持脚2322は、それぞれ第1の支持棒2311および第2の支持棒2321に取り付けられた2つの棒状体であるとしたが、3つの棒状体もしくは4つの棒状体によって構成されてもよい。
また、上述した実施形態にかかる物干し器具1、2の使用方法はあくまでも一例であり、他のいかなる方法によって使用されてもよい。
本発明にかかる物干し器具は、室内および屋外での物干しにおいて両者の間で洗濯ものを容易に移動させることができるとともに、収納が容易な形状にすることができるので、多くの家庭等で利用されることが期待される。そのため、本発明はいわゆる製造業や小売等のサービス業において利用可能である。
1…物干し器具、11…物干し棒、111…第1の筒、1111…突起対、112…第2の筒、113…付勢機構、1131…押圧部、1132…バネ、1133…ネジ山、12…引っ掛け具、121…挟持部、122…引っ掛け部、2…物干し器具、21…物干し棒、211…第1の筒、212…第2の筒、22…引っ掛け具、23…ハンガーラック、231…第1の支持ユニット、2311…第1の支持棒、23111…引っ掛け部、2312…第1の支持脚、232…第2の支持ユニット、2321…第2の支持棒、23211…引っ掛け部、2322…第2の支持脚、233…連結棒、2331…棒、2332…棒

Claims (8)

  1. 直線パイプ状の第1の筒と、少なくとも一部分が前記第1の筒の中に収納されておりユーザの前記第1の筒に対する引き出し操作もしくは押し込み操作に応じて前記第1の筒に収納される部分の長手方向の長さが変わることにより前記第1の筒に対して長手方向に伸縮自在である直線パイプ状の第2の筒とを備え、
    (a)前記第1の筒の長手方向に垂直な方向に前記第1の筒の少なくとも1の側壁を貫通するように設けられ、前記第1の筒の長手方向に平行な直線上に設けられた複数の孔、(b)前記第2の筒の長手方向に垂直な方向に前記第2の筒の少なくとも1の側壁を貫通するように設けられ、前記第2の筒の長手方向に平行な直線上に設けられた複数の孔、(c)前記第1の筒の外側面の円周方向に設けられ前記第1の筒の長手方向に関し所定の間隔で設けられた2つの突起からなる突起対であって、前記第1の筒の長手方向に関し互いに間隔を開けて設けられた複数の突起対、(d)前記第2の筒の外側面の円周方向に設けられた溝であって、前記第2の筒の長手方向に関し互いに間隔を開けて設けられた複数の溝、のうち少なくともいずれかを有する
    物干し棒。
  2. 請求項1に記載の物干し棒と、
    前記物干し棒とは異なる他の物干し棒を挟持するための挟持部と前記物干し棒を引っ掛けるための引っ掛け部とを有する引っ掛け具であって、前記挟持部が前記他の物干し棒を挟持した状態における前記引っ掛け具の前記引っ掛け部に前記物干し棒を引っ掛けることにより前記他の物干し棒に対し前記物干し棒を引っ掛けることを可能とする引っ掛け具と
    を備える
    物干し器具。
  3. 前記物干し棒は、ユーザによる所定の操作に応じて、前記物干し棒の長手方向外向きに付勢され前記物干し棒の2つの端部が互いに対向する2つの壁面の各々を押圧することにより前記2つの壁面に対し固定された第1の状態と、前記付勢が解除された第2の状態との間を移行させることができる付勢機構を有する
    請求項2に記載の物干し器具。
  4. 前記付勢機構は、前記物干し棒の一方の端部に配置され前記2つの壁面の一方に押圧される押圧部と、前記押圧部を前記物干し棒の長手方向外向きに付勢するバネと、ユーザによる前記物干し棒の長手方向の軸を中心とした前記第1の筒に対する前記第2の筒を捩じる操作に応じて前記物干し棒の長手方向の長さが伸縮するように前記第1の筒の内側面上および前記第2の筒の外側面上に各々設けられ互いに係合する1対のネジ山とを有する
    請求項3に記載の物干し器具。
  5. 第1の支持棒と、前記第1の支持棒を前記第1の支持棒の長手方向が床面に対し垂直上方向となる状態で支持する第1の支持脚とを有する第1の支持ユニットと、
    第2の支持棒と、前記第2の支持棒を前記第2の支持棒の長手方向が床面に対し垂直上方向となる状態で支持する第2の支持脚とを有する第2の支持ユニットと、
    前記第1の支持ユニットと前記第2の支持ユニットとを連結するとともに前記第1の支持ユニットと前記第2の支持ユニットとの間隔を所定の間隔に保つ棒状体である連結棒と
    を備え、
    前記第1の支持棒と前記第2の支持棒は前記物干し棒を引っ掛けるための引っ掛け部を有し、
    前記連結棒は、ユーザによる所定の操作に応じて折れ曲がる折れ曲がり機構を有し、
    前記折れ曲がり機構による前記連結棒の折れ曲がりに伴い、前記第1の支持ユニットと前記第2の支持ユニットとの間隔が短くなる
    ハンガーラック
    を備える請求項2に記載の物干し器具。
  6. 第1の支持棒と、前記第1の支持棒を前記第1の支持棒の長手方向が床面に対し垂直上方向となる状態で支持する第1の支持脚とを有する第1の支持ユニットと、
    第2の支持棒と、前記第2の支持棒を前記第2の支持棒の長手方向が床面に対し垂直上方向となる状態で支持する第2の支持脚とを有する第2の支持ユニットと、
    前記第1の支持ユニットと前記第2の支持ユニットとを連結するとともに前記第1の支持ユニットと前記第2の支持ユニットとの間隔を所定の間隔に保つ棒状体である連結棒と
    を備え、
    前記第1の支持棒と前記第2の支持棒は前記物干し棒を引っ掛けるための引っ掛け部を有し、
    前記連結棒は、ユーザによる所定の操作に応じて前記第1の支持ユニットおよび前記第2の支持ユニットの少なくとも一方との間の連結位置がスライドするスライド機構を有し、
    前記スライド機構による前記連結位置のスライドに伴い、前記第1の支持ユニットと前記第2の支持ユニットとの間隔が短くなる
    ハンガーラック
    を備える請求項2に記載の物干し器具。
  7. 前記第1の支持脚は前記第1の支持棒に取り付けられた2以上の棒状体であり、ユーザによる所定の操作に応じて、当該2以上の棒状体の各々が前記第1の支持棒から垂直外方向に延伸し前記第1の支持棒を支持する第1の状態と、当該2以上の棒状体の各々が前記第1の支持棒の長手方向に沿う方向に延伸し前記第1の支持棒を支持しない第2の状態との間を移行させることができる折り畳み機構を有し、
    前記第2の支持脚は前記第2の支持棒に取り付けられた2以上の棒状体であり、ユーザによる所定の操作に応じて、当該2以上の棒状体の各々が前記第2の支持棒から垂直外方向に延伸し前記第2の支持棒を支持する第1の状態と、当該2以上の棒状体の各々が前記第2の支持棒の長手方向に沿う方向に延伸し前記第2の支持棒を支持しない第2の状態との間を移行させることができる折り畳み機構を有する
    請求項5または6に記載の物干し器具。
  8. 前記物干し棒は、少なくとも一部分が前記第2の筒の中に収納されておりユーザの前記第2の筒に対する引き出し操作もしくは押し込み操作に応じて前記第2の筒に収納される部分の長手方向の長さが変わることにより前記第2の筒に対して長手方向に伸縮自在である直線パイプ状の第3の筒を備える
    請求項2乃至7のいずれかに記載の物干し器具。
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