JP2012114630A - 表示装置およびテレビジョン - Google Patents

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Abstract

【課題】映像の表示位置を最適化する。
【解決手段】映像を表示可能な表示面のサイズよりも小さなサイズの映像を表示面に表示させる表示装置であって、視聴者の視聴位置を示す位置情報を取得する位置取得手段と、上記取得された位置情報に応じて、表示面内における映像の表示位置を設定する表示設定手段と、上記設定された表示面内の表示位置に上記小さなサイズの映像を表示させる表示制御手段と、を備える構成とした。上記位置取得手段は、人体を検知する人体検知手段を備え、人体検知手段による人体の検知結果に基づいて上記位置情報を取得する。
【選択図】図2

Description

本発明は、表示装置およびテレビジョンに関する。
映像を表示するための表示面(テレビ画面やスクリーン)に対し、表示面のサイズよりも小さなサイズの映像(縮小画像)を表示する技術が知られている。この種の技術として、動画像の画像の動きに応じて画像の表示サイズを拡大又は縮小して画像を表示する画像処理装置(特許文献1参照。)や、視聴者の目と表示画面との距離を計測し、その距離に応じて最適な画面サイズを得て表示し、また、デジタルテレビ信号に付随する番組内容記述信号を利用して最適な画面サイズを表示する構成(特許文献2参照。)や、視聴者とCRT画面との距離を検出し、その距離データに基づいてCRT画面に写し出される映像の表示画面サイズを最適サイズに設定するテレビジョン受像機(特許文献3参照。)が知られている。また、ユーザがリモコン装置を操作することによりプラズマディスプレイパネルの一部領域に縮小映像を表示させ、リモコン装置のカーソルキーや数字キーを操作することにより縮小映像の位置を変更する構成が知られている(特許文献4参照。)。
特開2008‐236389号公報 特開2003‐58101号公報 特開昭62‐272668号公報 特開2005‐318142号公報
上記各文献のように、表示対象となる映像(番組)の内容や動き、画面と視聴者との距離に応じて、表示する映像のサイズを最適化することで、視聴者に快適な視聴環境を提供することができる。しかしながら、より快適な視聴環境を構築するには、表示面における映像の表示位置も重要な要素となる。特に今日、より大型化するテレビ画面においては、ただ漫然と表示面の中央に映像を表示するだけでは、視聴者の状況次第では視聴しづらいことも考えられる。また、テレビ画面だけでなく、プロジェクタでスクリーンや壁に映像を表示させたり、さらには建物(家屋など)内の壁一面が映像表示可能な表示面となることも今後考えられる。このように、表示面となり得るものの自由度が増して表示面がより巨大化すると、表示面内のどの位置に映像を表示するかについての自由度がより高まるため、視聴者にとって適した表示位置を設定しなければ、まともな視聴環境を提供することができなくなる。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、表示面内における映像の表示位置を自動的に最適化することで視聴者にとってより快適な視聴環境を実現することが可能な表示装置およびテレビジョンを提供する。
本発明の態様の一つは、映像を表示可能な表示面のサイズよりも小さなサイズの映像を表示面に表示させる表示装置であって、視聴者の視聴位置を示す位置情報を取得する位置取得手段と、上記取得された位置情報に応じて、表示面内における映像の表示位置を設定する表示設定手段と、上記設定された表示面内の表示位置に上記小さなサイズの映像を表示させる表示制御手段とを備える構成としてある。
当該構成によれば、表示面のサイズより小さなサイズの映像を表示面に表示する際、上記位置情報に応じて設定された表示面内の表示位置に映像が表示されるため、表示面内における映像の表示位置が自動的に最適化され、視聴者にとってより快適な視聴環境が実現される。
テレビジョンの概略構成を示す図である。 本実施形態にかかる映像表示制御処理を示すフローチャートである。 人体センサによる検知に基づき位置情報を取得する様子を例示する図である。 表示サイズテーブルを例示する図である。 表示位置テーブルを例示する図である。 表示サイズおよび表示位置が最適化された映像が表示パネルに表示された様子を例示する図である。 表示サイズおよび表示位置が最適化された複数の映像が表示パネルに表示された様子を例示する図である。 変形例4についてのフローチャートである。
本発明の実施形態としては、表示装置は、人体を検知する人体検知手段を備え、上記位置取得手段は、人体検知手段による人体の検知結果に基づいて上記位置情報を取得する構成としてもよい。
また本発明の実施形態としては、上記位置取得手段は、所定のメモリに予め保存された、表示面に対する視聴者の視聴角度を含む位置情報を取得し、上記表示設定手段は、当該視聴角度に応じて上記表示位置を設定する構成としてもよい。
また本発明の実施形態としては、表示装置は、視聴者の視力を示す視力情報を取得する視力取得手段を備え、上記表示設定手段は、上記取得された視力情報および上記位置情報に応じて、表示面内における映像の表示サイズを設定し、上記表示制御手段は、上記設定された表示位置に当該設定された表示サイズの映像を表示させる構成としてもよい。
また本発明の実施形態としては、上記位置取得手段により複数の位置情報が取得された場合、上記表示設定手段は、複数の位置情報が示す各位置の平均値に応じて、上記表示位置を設定する構成としてもよい。
また本発明の実施形態としては、上記位置取得手段により複数の位置情報が取得された場合、上記表示設定手段は、それぞれの位置情報に応じて上記表示位置を複数設定し、上記表示制御手段は、当該設定された複数の表示位置に映像を表示させる構成としてもよい。
また本発明の実施形態としては、表示装置は、人体の体勢を検知する体勢検知手段を備え、上記表示設定手段は、上記体勢の検知結果に基づいて、表示面内における映像の表示方向を設定し、上記表示制御手段は、上記設定された表示位置に当該設定された表示方向を向いた映像を表示させる構成としてもよい。
また本発明の実施形態としては、映像を表示するための画面のサイズよりも小さなサイズの映像を画面に表示させるテレビジョンであって、人体を検知可能なセンサによる検知結果に基づいて、画面と人体との距離と、画面に対する人体の視聴角度と、人体の体勢とを示す情報を取得する位置取得手段と、所定のメモリに予め保存された、視聴者の視力を示す視力情報を取得する視力取得手段と、上記取得された画面に対する人体の視聴角度を示す情報に応じて、画面内の横方向および縦方向における映像の表示位置を設定し、上記取得された画面と人体との距離を示す情報と上記取得された視力情報に応じて、画面内における映像の表示サイズを設定し、上記取得された体勢を示す情報に応じて、画面内における映像の表示方向を設定する表示設定手段と、上記設定された画面内の表示位置に、上記設定された表示サイズの映像を、上記設定された表示方向を向かせて表示させる表示制御手段と、を備える構成としてもよい。
なお、上述した表示装置やテレビジョンとしての発明だけでなく、これら表示装置やテレビジョンが実行する処理からなる方法の発明や、当該処理をコンピュータに実行させるプログラムの発明も把握することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、テレビジョン10の概略構成を示している。テレビジョン10は、本実施形態にかかる表示装置の一例に該当する。テレビジョン10は、マイクロコンピュータ11、チューナ回路12、映像処理回路13、パネル駆動回路14、表示パネル15、人体センサ16、メモリ17などを備える。マイクロコンピュータ11は、テレビジョン10を構成する各部、各回路とバスを介して接続しており、CPU、RAM、ROMを備え、CPUがRAMをワークエリアとしつつROMに記憶された所定のプログラムに従った処理を実行しテレビジョン10全体を制御する。
チューナ回路12は、マイクロコンピュータ11による制御によりアンテナを介して放送信号を受信する。映像処理回路13は、受信された放送信号からの映像信号の復調(デコード)、映像信号に対する画質調整などを行なって表示パネル15の表示面(画面)サイズに対応した一画面分の映像信号(フレーム)を生成し、パネル駆動回路14に出力可能である。パネル駆動回路14は、供給された映像信号に基づいて表示パネル15の各画素を駆動させ、映像信号に基づく映像を表示パネル15に表示させる。また映像処理回路13は、映像に対し、サイズ変更(拡大・縮小)処理や、表示位置の変更(移動)処理や、表示方向の変更(回転)処理を実行可能であり、かかる処理を施した後の映像をパネル駆動回路14に出力することで、サイズ変更や表示位置の変更や表示方向の変更がなされた映像を表示パネル15に表示させることができる。
むろんテレビジョン10は、上述した構成以外にも、電源回路や、音声処理回路や、スピーカや、外部入力端子や、外部のリモートコントロール(リモコン)装置からのリモコン信号を受信するためのリモコンインターフェイス等、テレビジョンを構成する上で必要な公知の各構成を備える。また、表示パネル10としては、液晶パネルやプラズマディスプレイパネルや有機ELパネルなど、各種パネルを採用可能である。なお本発明は、放送信号の受信機能を有するテレビジョンに限らず、表示対象となる映像を取得(入力)し、所定の表示面(表示パネルの他、スクリーンや壁など)に当該映像を表示させることが可能な表示装置であれば適用可能である。また、本実施形態にかかる表示装置が映像を表示させる表示面のサイズは、ある程度の大型サイズ(例えば、50インチ以上)を想定している。
次に、本実施形態において表示装置が実行する映像表示制御処理について説明する。図2は、当該処理をフローチャートにより示している。
ステップS100では、マイクロコンピュータ11は、視聴者の視聴位置を示す位置情報を取得する。ステップS100を実行する点で、マイクロコンピュータ11は位置取得手段として機能する。位置情報は、表示パネル15の画面と人体(視聴者)との距離(視聴距離)と、画面に対する人体の視聴角度とを含む。テレビジョン10は人体センサ16を有するため、マイクロコンピュータ11は人体センサ16を動作させることにより、テレビジョン10周辺に存在する人体を検知させる。人体センサ16は、人体検知手段に該当する。人体センサ16は、例えば人感センサであり、赤外線信号等を用いて人体を検知する。あるいは人体センサ16は、例えば撮影機能を有する機器であり、テレビジョン10周辺を撮影した画像に対する解析処理(人物検出処理)を実行することで人体を検知するとしてもよい。マイクロコンピュータ11は、人体センサ16による検知結果を解析して視聴距離や視聴角度を算出し取得する。
図3は、人体センサ16による検知に基づいて位置情報が取得される様子を例示している。図3Aでは表示パネル15を前側から示し、図3Bでは表示パネル15および検知対象となる人体Pを上側から見た様子を示し、図3Cでは表示パネル15および人体Pを横側から見た様子を示している。マイクロコンピュータ11は、人体センサ16による検知結果を解析し、例えば、表示パネル15の画面の中心点Gと人体Pとの距離を、位置情報の一種(視聴距離)として取得する。なお、人体センサ16自体は中心点Gには存在せず、例えば表示パネル15の上部中央に設けられている(図3A参照)が、マイクロコンピュータ11は、人体センサ16と中心点Gとの位置のずれを考慮した上で視聴距離(および後述の視聴角度θ1,θ2)を算出する。
マイクロコンピュータ11は、図3Bに示すように、中心点Gを表示パネル15の前後方向に通過する線(基準線R)を想定したとき、基準線Rに対して中心点Gと人体Pとを結ぶ線が水平面内においてなす角度θ1を、位置情報の一種(視聴角度θ1)として取得する。ここでは、視聴角度θ1は、基準線Rよりも右側に振れているときに正の値で表され、基準線Rよりも左側に振れているときに負の値で表されるものとする。従って、視聴角度θ1の数値が高いほど人体Pは画面の右寄りに居ることになり、視聴角度θ1の数値が低いほど人体Pは画面の左寄りに居ることになる。また、マイクロコンピュータ11は、図3Cに示すように、基準線Rに対して、中心点Gと人体Pとを結ぶ線が、基準線Rと平行な面であって水平面に垂直な面内においてなす角度θ2を、位置情報の一種(視聴角度θ2)として取得する。視聴角度θ2は、基準線Rよりも上側に振れているときに正の値で表され、基準線Rよりも下側に振れているときに負の値で表されるものとする。従って、視聴角度θ2の数値が高いほど人体Pは画面の上寄りに居ることになり、視聴角度θ2の数値が低いほど人体Pは画面の下寄りに居ることになる。
本実施形態においては、視聴者に関する位置情報(視聴距離、視聴角度θ1,θ2)および視力情報が予めメモリ17に保存されている場合がある。つまり視聴者は、自己に関する視聴距離、視聴角度θ1,θ2および視力情報を、リモコン装置等を操作することで予めテレビジョン10に入力し、メモリ17に保存させておくことができる。そのためステップS100では、マイクロコンピュータ11は、人体センサ16を動作させず、メモリ17に保存されている視聴距離および視聴角度θ1,θ2の情報を読み出すことにより位置情報を取得するとしてもよい。
ステップS110では、マイクロコンピュータ11は、視聴者の視力を示す視力情報を取得する。ステップS110を実行する点で、マイクロコンピュータ11は視力取得手段として機能する。上述したようにメモリ17には視聴者の視力情報が保存されている場合があるため、かかる視力情報をメモリ17から読み出す。ただし、メモリ17に視力情報が保存されていない場合は、マイクロコンピュータ11は、視力情報を取得できないことがある。
ステップS120では、マイクロコンピュータ11は、上記取得した視力情報および位置情報に応じて、画面内における映像の表示サイズ(映像の対角線の長さ)を設定する。図4は、位置情報としての視聴距離と表示サイズとの対応関係を定義した複数の表示サイズテーブルT1,T2,T3,T4を例示している。表示サイズテーブルT1,T2,T3,T4はそれぞれ異なる視力の範囲に対応したテーブルであり、メモリ17に予め保存されている。ここでは、表示サイズテーブルT1が最も高い視力範囲(例えば、視力1.5以上)に対応しており、表示サイズテーブルT2が次に高い視力範囲(例えば、視力0.8以上1.5未満)に対応しており、表示サイズテーブルT3が次に高い視力範囲(例えば、視力0.3以上0.8未満)に対応しており、表示サイズテーブルT4が最も低い視力範囲(例えば、視力0.3未満)に対応している。表示サイズテーブルT1,T2,T3,T4はいずれも、基本的には視聴距離が長くなるほど表示サイズを大きくする対応関係を定義しており、かつ、視聴距離が同じである場合、表示サイズテーブルT1,T2,T3,T4がそれぞれ定義する表示サイズの大小関係は、基本的にはT1<T2<T3<T4となっている。また図4の例では、表示サイズテーブルT1,T2,T3,T4が定義する表示サイズの最大値maxおよび最小値minは共通であり、最大値は表示パネル15の画面サイズである。
マイクロコンピュータ11は、複数の表示サイズテーブルT1,T2,T3,T4のうち、上記取得した視力情報が示す視聴者の視力が属する視力範囲に対応するテーブルを参照して、上記取得した視聴距離に対応する表示サイズを読み出し、当該読み出した表示サイズを、表示パネル15に映像を表示する際の表示サイズとして設定する。このような、視力に応じて異なる視聴距離と表示サイズとの対応関係を定義した表示サイズテーブルの数は、図4に示した4つよりも多くても少なくても良い。なお上記ステップS110において視力情報を取得できなかった場合は、マイクロコンピュータ11は、一般的な視力に対応したものとして予め決められている一つの表示サイズテーブルを参照して、上記取得した視聴距離に対応する表示サイズを読み出し、当該読み出した表示サイズを、表示パネル15に映像を表示する際の表示サイズとして設定すればよい。
さらにマイクロコンピュータ11は、そのとき表示対象にしようとしている映像の属性(ジャンル)や動きに応じて、表示サイズを設定してもよい。この場合、マイクロコンピュータ11は例えば、放送信号のデコードにより得られる電子番組ガイド(EPG)を参照することにより、表示対象とする映像(選局されているチャンネルの番組)のジャンル(ニュース、スポーツ、シネマ、バラエティ…等)を特定する。そして、当該特定したジャンルに応じた補正係数(ただし、補正係数>0)を、上記のように視聴距離(および視力情報)に応じて設定した表示サイズに乗算し、表示サイズを補正する。そして、補正後の表示サイズを、表示パネル15に映像を表示する際の表示サイズとして設定する。
映像のジャンルと補正係数との対応関係は予めメモリ17に保存されており、例えば、スポーツに対応する補正係数は、ニュースに対応する補正係数よりも小さな数値となっている。つまり補正係数は、動き(映像の変化)の激しい動画による視聴者の酔い(動画酔い)防止の観点から、動きが激しいと予測されるジャンルの映像について、動きの激しさが少ないと予測されるジャンルの映像と比較して表示サイズを小さくするように作用する。あるいはマイクロコンピュータ11は、デコードされた映像信号を一定期間解析することで動きベクトルや色の変化、輝度変化などを検出してもよい。そして、この検出に応じて映像の動きの激しさを数値化し、この動きの激しさに応じた補正係数により、上記のように視聴距離(および視力情報)に応じて設定した表示サイズを補正し、補正後の表示サイズを表示パネル15に映像を表示する際の表示サイズとして設定してもよい。なお、補正後の表示サイズについても、その上限は表示パネル15の画面サイズとする。
ステップS130では、マイクロコンピュータ11は、上記取得した位置情報に応じて、画面内における映像の表示位置を設定する。図5Aは、位置情報としての視聴角度θ1と表示位置との対応関係を定義した表示位置テーブルT5を例示している。表示位置テーブルT5の縦軸は、画面の横方向(左右方向)における表示位置を示しており、その位置が取り得る範囲は、表示パネル15の画面の右端、左端それぞれから所定距離だけ画面の内側にある位置h1,h2で挟まれた範囲となっている。表示位置テーブルT5では、視聴角度θ1=0度に対応する表示位置は、画面の右端と左端との中間点(横方向における中心点Gの位置)に一致する。図5Bは、位置情報としての視聴角度θ2と表示位置との対応関係を定義した表示位置テーブルT6を例示している。表示位置テーブルT6の縦軸は、画面の縦方向(上下方向)における表示位置を示しており、その位置が取り得る範囲は、表示パネル15の画面の上端、下端それぞれから所定距離だけ画面の内側にある位置v1,v2で挟まれた範囲となっている。表示位置テーブルT6では、視聴角度θ2=0度に対応する表示位置は、画面の上端と下端との中間点(縦方向における中心点Gの位置)に一致する。このような表示位置テーブルT5,T6は、メモリ17に予め保存されている。
マイクロコンピュータ11は、表示位置テーブルT5を参照して、上記取得した視聴角度θ1に対応する横方向の表示位置を読み出すとともに、表示位置テーブルT6を参照して、上記取得した視聴角度θ2に対応する縦方向の表示位置を読み出し、この横方向の表示位置および縦方向の表示位置によって画面内で特定される位置(点)を、表示パネル15に映像を表示する際の表示位置として設定する。ここで設定する表示位置とは、映像の中心位置を重ねる位置である。なお、上記ステップS120において設定された表示サイズ=表示パネル15の画面サイズであった場合は、表示位置=中心点Gとなるため、ステップS130において表示位置を位置情報に応じて設定する余地はない。言い換えると、画面サイズよりも小さなサイズの映像を表示させるとき(設定された表示サイズ<画面サイズであるとき)に、ステップS130において表示位置を位置情報に応じて設定する。本実施形態では、設定された表示サイズ<画面サイズである場合を前提として、説明を続ける。ステップS120,S130を実行する点で、マイクロコンピュータ11は表示設定手段として機能する。
ステップS140では、マイクロコンピュータ11は、映像処理回路13を制御して、上記設定した表示サイズおよび表示位置に従って映像のサイズ変更および位置の変更を実行させる。つまり、映像処理回路13は、一画面分の映像信号について縮小(画素の間引き)等を行なうことで上記設定された表示サイズの映像を生成するとともに、当該映像の矩形の中心位置が上記設定された表示位置に一致するように、当該映像の位置を変更し、その上で映像をパネル駆動回路14に出力する。マイクロコンピュータ11、映像処理回路13およびパネル駆動回路14は、表示制御手段に該当する。
この結果、視聴者の位置(視聴距離)や視力(さらには、映像のジャンル等)に応じて表示サイズが最適化された映像が、視聴者の位置(視聴角度)に応じた画面内の最適な表示位置に自動的に表示されることとなる。映像表示のための表示面の大型化が進む中では、映像を表示面内のどこに表示するかは視聴の快適性を左右する大きな要素となるが、本実施形態によれば視聴者の視聴角度に応じた最適な表示位置が自動的に設定されるため、極めて快適な視聴環境を視聴者に提供することができる。図6は、このように表示サイズおよび表示位置が視聴者の状況に応じて最適化された映像が表示パネル15の画面に表示された様子を例示している。図6では、画面サイズよりも小さなサイズの映像Mが、画面の左下寄りの位置に表示された例を示している。つまりこの例では、視聴者が画面の中心よりも左側であって、画面の中心よりも低い位置に居るため、かかる視聴者の位置に応じた表示位置が実現されている。
なお、上記設定した表示位置に上記設定した表示サイズの映像を表示する場合、映像の一部が表示パネル15の画面からはみ出してしまうことも考えられる。このように、映像の全体が画面内に収まらない場合には、映像処理回路13は、映像の中心位置を上記設定した表示位置から移動させないで映像の全体が画面内に収まるまで映像を縮小するか、あるいは、映像のサイズを上記設定した表示サイズから縮小しないで映像の全体が画面内に収まるまで映像の表示位置を中心点G寄りに移動させる、としてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限られない。以下に、変形例を幾つか説明する。各変形例は、上述した実施形態を前提としつつ、主に上述した実施形態と異なる点について説明している。また、変形例を適宜組合せることも可能である。
変形例1:
画面の上下方向における視聴者の視聴位置は、画面の横方向における視聴者の視聴位置と比較して殆ど変らないことが多い。そのためステップS130では、処理量を減らすためにも、視聴角度θ2は無視して(視聴角度θ2は一定であるとみなして)、視聴角度θ1に基づいて画面の横方向における表示位置だけを設定するとしてもよい。この場合、画面の縦方向における表示位置は常に一定(例えば、画面の上端と下端との中間点)とする。また、当該変形例1においては、ステップS100で視聴角度θ2を取得する必要が無くなる。
変形例2:
ステップS100では、人体センサ16による人体検知の結果、複数の人体(視聴者)が検知され、その結果、複数の視聴者それぞれに関する位置情報(視聴距離、視聴角度)が取得されることがある。また、メモリ17に予め複数の視聴者それぞれに関する位置情報および視力情報が保存されていることにより、ステップS100で複数の視聴者それぞれに関する位置情報が取得されることがある。このような場合、マイクロコンピュータ11は、ステップS130では、複数の視聴者毎の位置情報が示す各位置の平均値(視聴角度の平均値)を算出し、当該平均値に応じて一つの表示位置を設定する。このように複数の視聴者それぞれに関する位置情報および視力情報が存在する場合には、ステップS120においても、複数の位置情報の平均値(視聴距離の平均値)および複数の視力の平均値に応じて一つの表示サイズを設定することができる。あるいは、複数の視聴者それぞれに関する位置情報および視力情報に応じて視聴者毎に算出した複数の表示サイズのうち最大のサイズを、表示サイズとして設定するとしてもよい。当該変形例2によれば、複数の視聴者が表示パネル15上の映像を視聴する場合に、各視聴者にとって平均的に良好な表示位置(および表示サイズ)にて、映像表示を行なうことができる。
変形例3:
上記変形例2で説明したように、複数の視聴者それぞれに関する位置情報や視力情報が取得できる場合、マイクロコンピュータ11は、上記変形例2とは逆に、複数の視聴者毎の位置情報(視聴者毎の視聴距離)および視力に応じて視聴者毎の表示サイズを設定し(ステップS120)、複数の視聴者毎の位置情報(視聴者毎の視聴角度)に応じて視聴者毎の表示位置を設定する(ステップS130)としてもよい。この結果、例えば視聴者が二人居た場合、図7に示すように二人の視聴者各々にとって表示サイズおよび表示位置が最適化された映像M1,M2が表示パネル15に表示される。ただし、視聴者毎に設定した表示サイズおよび表示位置の内容次第では、各々の映像(映像M1,M2)が互いに重なってしまうこともありえる。そこで、マイクロコンピュータ13は、視聴者毎に表示サイズおよび表示位置を設定した場合に、それら設定に基づく視聴者毎の映像が表示パネル15内で重なるか否かをステップS130の後に判定し、重なるようであれば、上記変形例2で説明したステップS120,S130を実行するとしてもよい。
変形例4:
図8は、当該変形例4にかかるフローチャートを示している。図8のフローチャートにおいては、図2のフローチャートと同じ処理には同じステップ番号を付している。人体センサ16は、人体の体勢も検知(例えば、寝転んでいるか否かを検知)するとしてもよい。人体センサ16は、体勢検知手段に該当する。人体の体勢(姿勢)は、例えば、検知した人体の体温の分布形状と、予め定められた複数の体勢パターン(体勢毎の体温の分布形状を示したパターン)との比較に基づいて推定することができる。マイクロコンピュータ11は、人体センサ16を動作させ、このような体勢の検知結果を取得し(ステップS115)、当該検知結果に基づいて、画面内における映像の表示方向を設定する(ステップS135)。例えば、人体が寝転んでいるとの検知結果を取得した場合、マイクロコンピュータ11は、映像の表示方向を画面の横方向に設定する。ここでいう映像の表示方向とは、映像の天地方向を意味する。ステップS145では、マイクロコンピュータ11は、映像処理回路13を制御して、上記設定した表示サイズおよび表示位置に従って映像のサイズ変更および位置の変更を実行させる(ステップS140と同じ)とともに、映像が上記設定した表示方向を向くように、映像を回転させ、その上で映像をパネル駆動回路14に出力する。上記のように映像の表示方向を画面の横方向に設定している場合には、映像の天地方向を画面の横方向に向けるために映像を回転させる。この結果、例えば寝転びながら表示パネル15上の映像を視聴する視聴者にとって見やすい(顔の上下方向と映像の上下方向とが略一致した)映像表示が表示パネル15において行なわれる。
10…テレビジョン、11…マイクロコンピュータ、13…映像処理回路、15…表示パネル、16…人体センサ、17…メモリ

Claims (8)

  1. 映像を表示可能な表示面のサイズよりも小さなサイズの映像を表示面に表示させる表示装置であって、
    視聴者の視聴位置を示す位置情報を取得する位置取得手段と、
    上記取得された位置情報に応じて、表示面内における映像の表示位置を設定する表示設定手段と、
    上記設定された表示面内の表示位置に上記小さなサイズの映像を表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 人体を検知する人体検知手段を備え、
    上記位置取得手段は、人体検知手段による人体の検知結果に基づいて上記位置情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 上記位置取得手段は、所定のメモリに予め保存された、表示面に対する視聴者の視聴角度を含む位置情報を取得し、上記表示設定手段は、当該視聴角度に応じて上記表示位置を設定することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 視聴者の視力を示す視力情報を取得する視力取得手段を備え、
    上記表示設定手段は、上記取得された視力情報および上記位置情報に応じて、表示面内における映像の表示サイズを設定し、上記表示制御手段は、上記設定された表示位置に当該設定された表示サイズの映像を表示させることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の表示装置。
  5. 上記位置取得手段により複数の位置情報が取得された場合、上記表示設定手段は、複数の位置情報が示す各位置の平均値に応じて、上記表示位置を設定することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の表示装置。
  6. 上記位置取得手段により複数の位置情報が取得された場合、上記表示設定手段は、それぞれの位置情報に応じて上記表示位置を複数設定し、上記表示制御手段は、当該設定された複数の表示位置に映像を表示させることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の表示装置。
  7. 人体の体勢を検知する体勢検知手段を備え、
    上記表示設定手段は、上記体勢の検知結果に基づいて、表示面内における映像の表示方向を設定し、上記表示制御手段は、上記設定された表示位置に当該設定された表示方向を向いた映像を表示させることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の表示装置。
  8. 映像を表示するための画面のサイズよりも小さなサイズの映像を画面に表示させるテレビジョンであって、
    人体を検知可能なセンサによる検知結果に基づいて、画面と人体との距離と、画面に対する人体の視聴角度と、人体の体勢とを示す情報を取得する位置取得手段と、
    所定のメモリに予め保存された、視聴者の視力を示す視力情報を取得する視力取得手段と、
    上記取得された画面に対する人体の視聴角度を示す情報に応じて、画面内の横方向および縦方向における映像の表示位置を設定し、上記取得された画面と人体との距離を示す情報と上記取得された視力情報に応じて、画面内における映像の表示サイズを設定し、上記取得された体勢を示す情報に応じて、画面内における映像の表示方向を設定する表示設定手段と、
    上記設定された画面内の表示位置に、上記設定された表示サイズの映像を、上記設定された表示方向を向かせて表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とするテレビジョン。
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