JP2012113973A - パック電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の角形素電池を配列してなるパック電池において、素電池及びリード板の保持機能や絶縁機能を保ちながら、部品点数を低減すると共に製造工程を簡単にする。
【解決手段】パック電池本体1は、角形の素電池21〜24が配列されてなる素電池群20、素電池同士の位置を保持するホルダ部材31〜33、リード板41〜46、回路基板50等で構成される。各ホルダ部材31〜33は、隣接する素電池同士の間で伸長する介挿部と、その端部から折れ曲がって素電池の負極端子周囲の上面に沿って伸長する端面被覆部分とを有する。リード板42は、介挿部31aと素電池22の側辺部22aとの間で伸長する縦リード部42aと、縦リード部42aの前端から曲折して端面被覆部31bの表面に沿って横方向に伸長する横リード部42bと、縦リード部42aの後端から曲折して底面22cに沿って横方向に伸長する横リード部42cとからなるZ字形状の部材である。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の角形素電池が配列されリード板で接続されてなるパック電池に関する。
携帯用電子機器向けに、角形のリチウムイオン二次電池やポリマー電池が開発されている。角形電池は、扁平な四角形状の外装缶やラミネートシートに、扁平な電極体が収納されてなり、現在開発されているものは厚みが薄く設定されている。
このような角形素電池を複数配列して保護回路が組み込まれた回路基板と共にケース内に収納されてなるパック電池も、パソコンの電池用などに開発されている。
例えば特許文献1に開示されているパック電池では、複数の角形素電池を配列した素電池群を設け、薄型で高容量なパック電池を実現している。
このパック電池では、回路基板が素電池群の側辺に沿って配置され、各素電池の端子どうし及び素電池と回路基板との間にリード板が配設されている。
そして、これらのリード板が、素電池における電位の異なる部位に接触しないように、素電池とリード板との間に絶縁板を介在させている。
また、一般にこのような電池パックにおいては、複数の素電池を配列した状態で素電池同士を一定の位置関係で保持するために、ホルダ部材が設けられている。
特許文献1に開示されているパック電池においては、素電池群の外周に沿って枠状のホルダ部材を設けており、リード板も素電池の外周に沿って配設され、リード板をホルダ部材に装着できるようになっている。
また、素電池の一端面には凸状の負極端子が設けられているが、当該一端面における負極端子の周囲領域は正極性になっているので、負極端子に接続されているリード板が、この一端面の周囲領域に接触しないように、ホルダ部材が介在している。
このような形態でホルダ及びリード板を配置することはパック電池の厚みを薄く抑える上で好ましく、その厚さを素電池の厚さと同程度に薄くでき、機器に装着した時に生じるデッドスペースも少なくなる。
特開2009−43462号公報
上記のように複数の素電池を配列した素電池群を備えるパック電池において、隣接する素電池同士を直列接続して高電圧で出力することも考えられる。その場合、隣接する素電池の外装缶どうしの電位が異なるので、当該外装缶同士が互いに接触しないようにする必要がある。また、隣接する素電池間で熱連鎖が生じないようにする必要もある。
そのため、互いに直列接続された複数の角型素電池が配列されてなるパック電池において、上記のような技術を組み合わせて、素電池の位置を保持するホルダ部材を配設すると共に、素電池間に絶縁板を適宜配設し、さらに端子に接続されたリード板と素電池との間に絶縁板を適宜配設することによって、素電池の保持、素電池の外装缶同士の絶縁、熱連鎖の防止、素電池とリード板との絶縁などをなすことも可能と考えられるが、パック電池を構成する部品の点数が多くなり、パック電池を組立てる手間もかかる。
本発明は、上記課題に鑑み、複数の角型素電池を配列してなるパック電池において、上記のような素電池及びリード板の保持機能や絶縁機能を保ちながら、パック電池の構成する部品点数を低減するとともに、製造工程を簡単にすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかる電池パックは、一端面に端子を有する角型の素電池が平面上に複数配列されてなる素電池群と、前記配列された複数の素電池同士を所定間隔で保持する1以上のホルダ部材と、複数の素電池どうしを接続する1以上のリード板とを備え、各素電池は、一端面における端子の周囲に当該端子と逆極性の領域を有するものであって、ホルダ部材の1つに、素電池群の中で互いに隣接配置され且つ直列接続される素電池同士の間隙に介挿され当該間隙に沿って伸長する介挿部と、当該介挿部の伸長方向端部から曲折して、隣接配置された一方の素電池の一端面に沿って伸長して、当該一端面における端子の周囲領域を被覆する端面被覆部とを設け、リード板の1つを、その一部が端面被覆部の表面に沿って配設し、素電池の一端面に設けられた端子に接続することとした。
あるいは、本発明にかかる電池パックは、一端面に端子を有する角型の素電池が平面上に3以上配列され且つ直列接続されてなる素電池群と、前記配列された素電池同士を所定間隔で保持する2以上のホルダ部材とを備え、各素電池は、一端面における前記端子の周囲に当該端子と逆極性の領域を有するものであって、第1ホルダ部材は、素電池群の中で互いに同じ向きで隣接配置された素電池同士の間隙に介挿され当該間隙に沿って伸長する介挿部と、当該介挿部の伸長方向一端部から曲折して、一方の素電池の一端面に沿って伸長して、当該一端面における前記端子の周囲領域を被覆する端面被覆部とからなるL字状とし、第2ホルダ部材は、素電池群の中で互いに反対向きで隣接配置された素電池同士の間隙に介挿され当該間隙に沿って伸長する介挿部と、当該介挿部の伸長方向一端部から曲折して、一方の素電池の一端面に沿って伸長して、当該一端面における前記端子の周囲領域を被覆する端面被覆部と、当該介挿部の伸長方向他端部から曲折して、他方の素電池の一端面に沿って伸長して、当該一端面における前記端子の周囲領域を被覆する端面被覆部とを有するZ字状とし、各素電池の一端面を被覆する端面被覆部の表面に沿ってリード板を配設し、当該リード板を当該一端面の端子に接続する構成とした。
上記本発明の電池パックによれば、ホルダ部材に、隣接配置され且つ直列接続される素電池同士の間隙に介挿され当該間隙に沿って伸長する介挿部と、当該介挿部の伸長方向端部から曲折して、隣接配置された一方の素電池の一端面に沿って伸長して、当該一端面における端子の周囲領域を被覆する端面被覆部とを設けている。
ここで、介挿部は、隣接配置された素電池間の間隙を確保して両者の位置関係を確保する。それによって素電池間を絶縁するとともに、熱連鎖を抑える。
また、リード板の1つは、その一部が、素電池の一端面に設けられた端子に接続されているが、端面被覆部の表面に沿って配設されているので、このリード板と素電池の一端面における周囲領域との間は、端面被覆部によって絶縁される。
このように、1つのホルダ部材で、隣接配置される素電池同士の位置関係保持と絶縁及び熱連鎖の防止、並びにリード板と素電池の一端面との絶縁を合わせて実現できる。
上記パック電池において、ホルダ部材の1つを、介挿部と端面被覆部とからなるL字形状の部材とすることが、ホルダ部材を簡素な構成とする上で好ましい。
ここでリード板の1つを、その一部が端面被覆部の表面上から曲折して介挿部の表面に沿って配設し、隣接配置された他方の素電池に接続すれば、このリード板と素電池の間にホルダ部材が挟み込まれた状態で、隣接配置された素電池同士を直列接続することができる。
上記素電池の一端面に設けられた端子が、凸状の端子である場合、端面被覆部に、当該凸状端子が填まり込む孔を開設し、リード板の1つと凸状端子とを、当該孔を介して接続すれば、凸状端子と孔とが嵌合するので、それによってホルダ部材を素電池に対して位置合わせ及び固定することができる。
ホルダ部材において、介挿部と端面被覆部を同一材料で一体成形すれば、当該ホルダ部材を射出成型によって容易に製造することができる。
端面被覆部の表面上に、リード板の一部を挟持するリブを形成すれば、リード板が、電池ホルダ上の所定位置で保持され、リード板の位置ずれを防止することができる。
上記パック電池において、素電池群を第1素電池群とし、第1素電池群と同じ構成の第2素電池群を、第1素電池群に積み重ねた構成とした場合、第1素電池群が備えるホルダ部材の介挿部と、第2素電池群が備えるホルダ部材の介挿部との間に、帯状のスペーサを介挿させることによって、パック電池の耐衝撃性を向上させることができる。
このスペーサは、第1素電池群が備えるホルダ部材の介挿部及び第2素電池群が備えるホルダ部材の介挿部に沿って伸長する部分を有し、当該部分が、第1素電池群を構成する素電池と、第2素電池群を構成する素電池とで挟持されないように設けることが、パック電池の耐衝撃性を向上させる上で好ましい。
また、平面上に素電池が3個以上配列され且つ互いに直列接続されたパック電池においては、上記のようにL字状のホルダ部材とZ字状のホルダ部材を組み合わせて用いることによって、パック電池の構成する部品点数を低減するとともに、製造工程を簡単にする効果も高くなる。
実施の形態1に係るパック電池の構成を示す分解斜視図である。 パック電池本体1が下ケース2に収納された状態を示す斜視図である。 パック電池本体1において、素電池群20に対してリード板41〜46及びホルダ部材31〜33が配置される形態を示す図である。 素電池21にホルダ部材31及びリード板42が装着される形成を示す図である。 ホルダ部材31の斜視図及びその部分拡大図である。 実施の形態2に係るパック電池の構成を示す分解斜視図である。 素電池群に対してスペーサが配置される位置を示す図である。 積層された素電池群120,220に対して衝撃試験を行う様子を示す図である。 比較例にかかるスペーサを用いた電池パック本体を示す図である。 参考例にかかるリード付電池70を示す斜視図及び上面図である。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1にかかるパック電池の構成を示す分解斜視図である。説明上、矢印Xで示す方向を前方、矢印Yで示す方向を横方向とする。
このパック電池は、携帯用パソコンの電源として用いられるものであって、横方向に長い長方形状のパック電池本体1が、下ケース2及び上ケース3の中に収納され、上ケース3の上面にラベル4が貼り付けられて構成されている。
下ケース2は、中に素電池群20を含むパック電池本体1を収納するスペースを有し、その開口部を上ケース3が蓋している。
下ケース2及び上ケース3は、全体がPC(ポリカーボネート)などの絶縁性材料であるプラスチックで成形されている。
ラベル4は、接着材層あるいは粘着層を介して、上ケース3の上面に接着されている。
(パック電池本体1の構成)
図2は、パック電池本体1が下ケース2に収納された状態を示す斜視図である。
図1,2に示すように、パック電池本体1は、平たい直方体形状である角形の素電池21〜24が配列されてなる素電池群20、素電池群20を構成する素電池同士を一定間隔で保持するホルダ部材31〜33、各素電池に接続されたリード板41〜46、回路基板50などで構成されている。
4つの各素電池21〜24は、Z方向の厚さがY方向の横幅よりも薄い角形(長方形状)の二次電池であって直列接続されている。
そして、4個の素電池21〜24は、側辺部21a〜24aどうしを突き合わせた状態で、X−Y平面に沿って横方向(Y方向)に配列されている。
各素電池21〜24は、ここでは、外装缶が正極端子を兼ねたリチウムイオン電池とする。ただし、素電池のタイプは特に限定されず、リチウムポリマー電池、ニッケル−水素電池やニッケル−カドミウム電池であってもよい。
各素電池21〜24は、その上面21b〜24bには凸状の負極端子25を有し、底面21c〜24cは正極端子となっている。
各素電池21〜24は、上面21b〜24b及び底面21c〜24cを前後方向に向けて配列されている。ここで、各素電池21〜24の向きについては、素電池24だけ上面24bを前方、底面24cを後方に向け、素電池21〜23は、上面21b〜23bを後方に向け、底面21c〜23cを前方に向けている。
回路基板50は、素電池群20の前方に取り付けられ、この回路基板50には、素電池群20の過充電や過放電を防止する保護回路が実装されている。
回路基板50の前側には外部コネクタ51が設けられている。この外部コネクタ51は、ケース2,3に設けられた切り欠き2a,3aから外部に表出される。
回路基板50の各端子52〜57には、下記のようにリード板41〜45が接続されている。また、回路基板50にはサーミスタ58接続され、素電池23の温度を測定できるようになっている。
(電池ホルダ及びリード板)
図3は、パック電池本体1において、素電池群20に対して電池ホルダ(ホルダ部材31〜33)及びリード板41〜46が配置される形態を示す図である。
電池ホルダは、当図に示すように、複数のホルダ部材31〜33で構成されている。
各ホルダ部材31〜33は、いずれも絶縁性材料であるプラスチックで一体成形された部材であって、素電池群20における隣接する素電池同士の間に介在して前後方向に伸長する介挿部31a〜33aと、当該介挿部31a〜33aの端部から折れ曲がって素電池における負極端子を有する上面に沿って伸長する端面被覆部分31b〜33b,33cとを有している。
すなわち、ホルダ部材31は、素電池21の側辺部21aと素電池22の側辺部22aとの間で前後方向に伸長する介挿部31aと、介挿部31aの後端から、素電池21の上面21b(負極端子25が突出している端面)に沿って伸長し、当該上面21における負極端子25の周囲領域を被覆する端面被覆部31bとからなるL字形の部材である。
同様にホルダ部材32は、素電池22の側辺部22aと素電池23の側辺部23aとの間で前後方向に伸長する介挿部32aと、介挿部32aの後端から素電池22の上面(負極端子25が突出している端面)に沿って伸長し、該上面21における負極端子25の周囲領域を被覆する端面被覆部32bとからなるL字形の部材である。
ホルダ部材33は、素電池23の側辺部23cと素電池24の側辺部24cとの間で前後方向に伸長する介挿部33aと、介挿部33aの後端から、素電池23の上面23b(負極端子25が突出している端面)に沿って伸長し、当該上面を被覆する端面被覆部33bと、介挿部33aの前端から、素電池24の上面24b(負極端子25が突出している端面)に沿って伸長し、当該上面24bにおける負極端子25の周囲領域を被覆する端面被覆部33cとからなるZ字状の部材である。
各ホルダ部材31〜33における介挿部31a〜33aの上下には、絶縁板35,36貼り付けられている。また、素電池群20(素電池21〜24)と、下ケース2の底面との間には粘着性の絶縁シート37が介挿されている。
この絶縁シート37によって素電池群20は、下ケース2に固定されている。
次にリード板41〜45について説明する。
リード板41は、素電池21の底面21c(正極端子)とブレーカー61とを接続している。このブレーカー61は、リード板46、ポリスイッチ62を経由して回路基板50の端子52に接続されている。また、リード板41は、回路基板50の端子53にも接続されている。
リード板42は、ホルダ部材31の介挿部31aと素電池22の側辺部22aとの間で前後方向に伸長する縦リード部42aと、当該縦リード部42aの後端から曲折してホルダ部材31の端面被覆部31bの表面に沿って横方向に伸長する横リード部42bと、縦リード部42aの前端から曲折して素電池22の底面22cに沿って横方向に伸長する横リード部42cとからなるZ字形状の部材である。そして、横リード部42bは素電池21の負極端子25に接続され、横リード部42cは素電池22の底面22c(正極端子)に接続され、それによって素電池21と素電池22が直列接続されている。
上記素電池21の負極端子25と横リード部42bとの接続に関しては、ホルダ部材31の端面被覆部31bにおける負極端子25と対応する位置に孔310が開口され、この孔310を介して負極端子25と横リード部42bとが溶接接合されている(図4参照)。
リード板43は、ホルダ部材32の介挿部32aと素電池23の側辺部23aとの間で前後方向に伸長する縦リード部43aと、当該縦リード部43aの前端から曲折してホルダ部材32の端面被覆部32bの表面に沿って横方向に伸長する横リード部43bと、縦リード部43aの前端から曲折して素電池23の底面23cに沿って横方向に伸長する横リード部43cとからなるZ字形状の部材である。そして、横リード部43bは素電池22の負極端子25に接続され、横リード部43cは素電池23の底面23c(正極端子)に接続され、それによって素電池23と素電池23が直列接続されている。
上記素電池22の負極端子25と横リード部43bとの接続に関しても、ホルダ部材32の端面被覆部32bに孔320が開口され、この孔320を介して負極端子25と横リード部43bとが溶接接合されている。
リード板44は、素電池24の側辺部24aに沿って前後方向に伸長する縦リード部44aと、縦リード部44aの後端から曲折して素電池24の底面24cに沿って横方向に伸長する横リード部44bとからなるL字形状の部材であって、縦リード部44aは回路基板50の端子57に接続され、横リード部44bは素電池23の負極端子25及び素電池24の底面24c(正極端子)及び回路基板50の端子55に接続され、それによって素電池23と素電池24が直列接続されている。
上記素電池23の負極端子25と横リード部44bとの接続においても、ホルダ部材33の端面被覆部33bに孔330が開口され、この孔330を介して負極端子25と横リード部44bとが溶接接合されている。
リード板45は、端面被覆部33cの表面に沿って横方向に伸長し、素電池24の負極端子25及び回路基板50の端子56に接続されている。
素電池24の負極端子25とリード板45との接続に関しても、ホルダ部材33の端面被覆部33cに孔331が開口され、この孔331を介して負極端子25とリード板45とが溶接接合されている。
上記各リード板41〜45と各端子との接合は、抵抗スポット溶接,レーザー溶接,半田付けなどでなされている。
なお、上記各リード板42〜44の横リード部42b,43b,44b及びリード板45には、温度ヒューズが組み込まれている。
このようなリード板41〜45によって、素電池群20における4つの素電池21〜24が直列接続され、その両端から回路基板50の端子52と端子57との間に電力が出力されるようになっている。また、回路基板50の端子54,55,57には、中間電圧が入力されるようになっている。
(ホルダ部材31〜33の詳細)
図4に示すように、素電池21の側辺部21aをホルダ部材31の介挿部31aが覆い、当該介挿部31aの上にリード板42の縦リード部42aが装着されている。
また、素電池21の上面21bをホルダ部材31の端面被覆部31bが覆い、当該端面被覆部31bの上にリード板42の横リード部42bが装着されている。
また、リード板42の横リード部42cは、素電池22の上面22cの上に接合されている。
図5は、ホルダ部材31の斜視図及びその部分拡大図である。
ホルダ部材31の介挿部31aには、その両縁に沿ってリブ311,312が設けられ、このリブ311,312によってリード板42の縦リード部42aが挟持されるようになっている。また、ホルダ部材31の端面被覆部31bにもその両縁に沿って、リブ313,314が設けられていて、このリブ313,314によってリード板42の横リード部42bが挟持されるようになっている。
さらに、ホルダ部材31の端面被覆部31bには突起315が設けられ、リード板42の横リード部42bに開口された孔420がこの突起315に填まり込むようになっている。
このような機構によって、ホルダ部材31上に装着されるリード板42がしっかり固定できるようになっている。
図示はしないが、ホルダ部材32及びリード板43も、上記のホルダ部材31及びリード板42と同様の構成であって、ホルダ部材32の介挿部32a及び端面被覆部32bに設けられたリブによって、リード板43の縦リード部43a及び横リード部43bが挟持され、さらに、ホルダ部材32の端面被覆部32bに設けられた突起に、リード板43の横リード部43bに開口された孔が填まり込むことによって、ホルダ部材32上にリード板43がしっかり固定されるようになっている。
また、リード板44の横リード部44bも、ホルダ部材33の端面被覆部33bに設けられたリブで挟持されて端面被覆部33b上に固定され、リード板45も、ホルダ部材33の端面被覆部33cに設けられたリブで挟持されて端面被覆部33b上に固定されている。
このように、各リード板42〜45は、各ホルダ部材31〜33の表面上に固定されることによって、各リード板42〜45と各ホルダ部材31〜33とが互いに位置ずれしにくくなっている。
(パック電池の製造方法)
パック電池本体1を組み立てる際には、素電池群20を構成する各素電池21〜24に対して、ホルダ部材31〜33及びリード板41〜46などを装着すると共に、素電池21〜24を配列する。また、リード板41〜45と素電池21〜24の端子とを接続する。
具体的には、図4(a)に示すように、素電池21にホルダ部材31及びリード板42を装着し、横リード部42bと負極端子25との接続を行う。
ここで、ホルダ部材31には、介挿部31aと端面被覆部31bを備えているので、ホルダ部材31を装着することによって、介挿部31aと端面被覆部31bが同時に装着される。
図4(b)は、素電池21にホルダ部材31及びリード板42が装着された状態のものを示す。
同様に、素電池22にホルダ部材32及びリード板43を装着する。
また素電池23及び素電池24にホルダ部材33を装着する。そして、リード板44の横リード部44bと素電池23の負極端子25との接続、横リード部44bと素電池24の底面24cとの接続を行う。また、素電池24の負極端子25とリード板45との接続も行う。
このように、素電池にホルダ部材及びリード板を装着したものを準備しておけば、後は、これらを組合わせて接続することによって、容易にパック電池本体1を組み立てることができる。
すなわち、ホルダ部材31及びリード板42,46付きの素電池21、ホルダ部材32及びリード板43付きの素電池22、ホルダ部材33及びリード板44,45付きの素電池23,24をそれぞれ作製しておいて、これらを配列して素電池群20を形成し、リード板42の横リード部42cと素電池22の底面22cとの接続、並びにリード板43の横リード部43cと素電池23の底面23cとの接続を行う。
そして、素電池群20の前辺に沿って回路基板50を配置し、リード板41〜46と、回路基板50の端子52〜57との接続を行うことによって、パック電池本体1ができあがる。
このパック電池本体1に対して、素電池群20の下面に絶縁シート37を貼り付け、これを下ケース2の底面上に貼り付ける。そして、上ケース3を覆いかぶせることによって、パック電池が完成する。
(ホルダ部材31〜33による効果)
ホルダ部材31〜33を用いることによる効果について、代表的に素電池21,22に装着されるホルダ部材31を例にとって説明する。
まず、ホルダ部材31の介挿部31aの役割について述べると、互いに隣接する各素電池21,22において、側辺部21a,22aは、底面(正極端子)21c,22cと導通して同電位となっており、隣接する素電池同士は直列接続されているので、側辺部21a,22a同士を絶縁する必要があるが、ホルダ部材31の介挿部31aは、素電池21の側辺部21aと素電池22の側辺部22aとの間に介在して、両者の間に一定間隔を確保しながら両者間の絶縁をなすとともに、素電池21と素電池22との間の熱伝達を抑えて熱連鎖を防止する働きもなす。
また、この介挿部31aは、素電池21の側辺部21aとリード板42の縦リード部42aとの間にも介在して、両者の間隙を確保しながら両者間の絶縁をなしている。
次に、ホルダ部材31の端面被覆部31bの役割について述べると、素電池21の上面21bにおける負極端子25の周囲領域は正極端子と導通しているので、素電池21の負極端子25に接続されたリード板42と絶縁する必要があるが、ホルダ部材31の端面被覆部31bが、素電池21の負極端子25に接続されたリード板42の横リード部42bと、素電池21の上面21bとの間に介在して、両者の絶縁をなしている。
このように、1つのホルダ部材31によって、隣接する素電池21,22間の絶縁及び熱連鎖防止をなし、リード板42と素電池21との間の絶縁もなしている。
また、ホルダ部材31は、素電池21の負極端子25及び素電池22の底面22cに接続されたリード板42と、素電池21の側辺部21a及び上面21bの間に挟まれて固定された状態となっており、ホルダ部材31が素電池21に対して位置ずれしにくいので、ホルダ部材としての機能を長く維持できる。
また、素電池21の上面21bに設けられた負極端子25が、ホルダ部材31の端面被覆部31bに開設された孔310に填まり込んで嵌合しているので、ホルダ部材31の素電池21に対する位置合わせが容易で、固定もしっかりなされる。
また、リード板42が、ホルダ部材31のリブ311,312及びリブ313、314に挟まれていること、並びに、ホルダ部材31の突起315にリード板42の孔420が填まり込んでいるため、リード板42とホルダ部材31との位置ずれも生じにくくなっており、ホルダ部材31の機能を安定して維持することができる。
また、ホルダ部材31が、介挿部31aと端面被覆部31bとを有しているので、パック電池本体1を組み立てる工程においても、このホルダ部材31を用いれば、図4(a),(b)に示すように、介挿部31aと端面被覆部31bとを同時に素電池21に装着できる。従って、介挿部31a及び端面被覆部31bに相当する別々の部材を装着する場合と比べて、製造工程を容易に実施できる。
以上のような効果は、ホルダ部材32、ホルダ部材33においても同様に奏する。
また、上記実施形態の製造工程で説明したように、素電池21にホルダ部材31及びリード板42,46を装着し、素電池22にホルダ部材32及びリード板43を装着し、素電池23,24にホルダ部材33及びリード板44,45を装着しておいて、これらを組み合わせる方法によって、パック電池本体1を容易に組み立てることができる。
このように本実施形態のパック電池では、L字状のホルダ部材31,32とZ字状のホルダ部材33を組み合わせて用いており、それによって、パック電池の構成する部品点数を低減する効果とともに、製造工程を簡単にできる効果も高められる。
同様に、一般に平面上に素電池が3個以上配列され且つ互いに直列接続された素電池群を備えパック電池において、L字状のホルダ部材とZ字状のホルダ部材とを組み合わせて用いることによって、パック電池の構成する部品点数を低減する効果とともに、製造工程を簡単にする効果が高められる。
なお、本実施形態では、各素電池21〜24の上面21b〜24bに凸状の負極端子25を有し、上面21b〜24bにおける負極端子25の周囲が正極性であったが、逆に、素電池の上面に凸状の正極端子を有し、その上面における正極端子の周囲が負極性である場合も、同様に実施可能である。
[実施の形態2]
本実施形態では、パック電池本体において、実施の形態1の素電池群20と同様の構成の素電池群を2つ積み重ねた構成としている。そして、下段の素電池群が備えるホルダ部材の介挿部と、上段の素電池群が備えるホルダ部材の介挿部との間に、帯状のスペーサを介挿させており、これによって、以下に説明するように、下段の素電池群が備えるホルダ部材の介挿部と、帯状のスペーサと、上段の素電池群が備えるホルダ部材の介挿部が、支柱の役割をなすので、パック電池の耐衝撃性を向上させることができる。
図6は、実施の形態2に係るパック電池の構成を示す図であって、パック電池本体1が下ケース102に収納される状態を示している。
上記実施の形態1では、4個の素電池21〜24が横方向(Y方向)に配列されて素電池群20が構成されていたが、本実施の形態におけるパック電池本体101においては、4個の素電池121〜124が横方向に配列されてなる素電池群120、及び4個の素電池221〜224が横方向に配列されてなる素電池群220が、上下2段に積み重ねられている。すなわち、下段の素電池群120は、4個の素電池121〜124が横方向に配列されてなり、上段の素電池群220も4個の素電池221〜224が横方向に配列されてなる。
下段の素電池群120において4つの素電池121〜124が配列されている形態は、上記実施の形態1の素電池21〜24が配列されている形態と同じであって、隣接する素電池121〜124同士の間にホルダ部材131〜133の介挿部131a〜133aが介在している。そして、これら4つの素電池121〜124同士は直列接続されている。
また、上段の素電池群220において、4つの素電池221〜224が配列されている形態も、素電池21〜24が配列されている形態と同じであって、隣接する素電池221〜224同士の間にホルダ部材の介挿部231a〜233aが介在し、4つの素電池221〜224同士は直列接続されている。
なお、上下に積み重ねられている素電池同士(すなわち、素電池121と素電池221、素電池122と素電池222、素電池123と素電池223、素電池124と素電池224)は、リード板によって互いに並列接続され、回路基板150にも接続されている。
下段の素電池群120の上面と、上段の素電池群220の下面との間には、スペーサ401〜403、411〜418が介挿されている。
図7は、素電池群に対してスペーサが配置される位置を示す図である。
図7(a),(b)に示すように、スペーサ401〜403は、隣接する素電池121〜124同士の間に介在する介挿部131a〜133aの上に配置されている。
また、スペーサ411〜414は、各素電池121〜124の前端に沿って配置され、スペーサ415〜418は各素電池121〜124の後端に沿って配置されている。
図7には上段の素電池群220は示していないが、上段の素電池群220に対しても同様の位置に配置されている。すなわち、スペーサ401〜403は、隣接する素電池221〜224同士の間に介在する介挿部231a〜233aの下に配置され、スペーサ411〜414は、各素電池221〜224の前端に沿って側面121d〜124d上に配置され、スペーサ415〜418は各素電池221〜224の後端に沿って側面121d〜124d上に配置されている。
これらのスペーサ401〜403、411〜418は、絶縁性材料からなる帯状部材であって、両面テープで下段の素電池群120に貼り付けられている。また、これらスペーサ401〜403、411〜418の上面も両面テープで上段の素電池群220に貼り付けられている。
スペーサ401〜403、411〜418の素材としては、アラミドポリマーで作られた絶縁紙(Nomex、デュポン社)が挙げられる。スペーサの厚さは例えば0.51mmであり、両面テープの厚さは例えば0.4mmである。
図8(a),(b)は、スペーサ401〜403、411〜418を介して積層された素電池群120,220に対して衝撃試験を行う様子を示す図であって、(a)は、素電池群120,220を横方向に切断した断面、(b)は、素電池群120,220を、素電池123,223のところで前後方向に切断した断面を示している。
図9は、比較例にかかるスペーサを用いた電池パック本体を示す図であって、下段の素電池群120の上面と、上段の素電池群220の下面との間に、スペーサ501〜504が介挿されている。
この比較例にかかるスペーサ501〜504も、絶縁板で形成されているが、各素電池121〜124の側面121d〜124dの外周部に積層されている枠体状の部材である。
上記のスペーサ401〜403、411〜418を用いて素電池群120,220を積み重ねた実施例と、スペーサ501〜504を用いて素電池群120,220を積み重ねた比較例について、衝撃試験を行った。
衝撃試験の方法は、積み重ねた素電池群120,220を、台の上に置いて、素電池群220の上に丸棒(Φ16mm)を載置し、丸棒に対して一定の高さから重りを落下して衝撃Fを加え、素電池群120,220に損傷が生じたか否かを観察した。
その結果、比較例では、素電池121〜124、221〜224の側片部(図9(a)において破線で囲んだ領域A1〜A5)に変形が発生したものがあり、特に両端の領域A1,A5には変形が発生しやすかったが、実施例では、素電池121〜124、221〜224に変形は発生しなかった。
その理由を、実施例にかかる図8(a),(b)と、比較例にかかる図9(b)とを比較参照しながら説明する。
実施例にかかるパック電池本体101においては、図8(a),(b)に示すように、介挿部231a〜233a、スペーサ401〜403、介挿部131a〜133aが、上下方向に貫通する支柱のように存在しているので、パック電池本体101に上下から圧縮力が加えられても、素電池121〜124、221〜224には、あまり力がかからない。
すなわち、スペーサ401〜403は、ホルダ部材131〜133の介挿部131a〜133aと、ホルダ部材231〜233の介挿部231a〜233aとに沿って伸長し、この介挿部131a〜133aと介挿部231a〜233aとの間に介在している。
一方、丸棒の真下において、上下に重ねられた素電池同士の間にはスペーサが介在していない。言いかえると、介挿部131a〜133a及び介挿部231a〜233aに沿って伸長するスペーサ401〜403は、素電池群120を構成する素電池121〜124と、素電池群220を構成する素電池221〜224によって挟持されていない。
従って、例えば、丸棒に上から衝撃力Fが加えられた場合、主に介挿部231a〜233a、スペーサ401〜403、介挿部131a〜133aを経由して台に伝達され、素電池121〜124、221〜224にはあまり衝撃力が加わらない。
また、丸棒の真下においては、上下に重ねられた素電池同士の間に間隙が存在するので、素電池に押圧力がかかったときにも、図8(b)に破線Lで示すように、素電池が撓むことができる。
よって、実施例では、圧縮力や衝撃力が加わっても、素電池121〜124、221〜224に変形は生じにくい。
一方、比較例のパック電池本体では、図9(b)に示すように、丸棒の真下において、上下に重ねられた素電池221〜224の側辺部と素電池121〜124の側辺部の間にスペーサ501〜504が介在している。
従って、このパック電池本体に圧縮力が加えられたり、丸棒に衝撃力Fが加わったりすると、素電池221〜224の側辺部、スペーサ501〜504、素電池121〜124の側辺部を経由して台に伝達されるので、素電池121〜124、221〜224の側辺部に対して、上下から圧縮される力が加わる。
[参考例]
図10(a)は、参考例にかかるリード付電池70を示す斜視図、図10(b)はその上面図である。
角形の素電池71と、当該素電池71に取り付けられたリード板75とから構成されている。
リード板75は、素電池71の側辺部71aに沿って伸びる縦リード部75aと、素電池71の上面71bに沿って伸びる横リード部75bとを有するL字形の部材である。
上記素電池71の上面71bには正極端子としてクラッド板72が貼り付けられ、横リード部75bはこのクラッド板72に溶接接合されている。
リード板75における横リード部75bは、その先端部分751が幅狭に形成され、先端部分751の幅W2は、クラッド板72の幅W1と同等に設定されている。
そして、リード板75の先端部分751は、クラッド板72と位置合わせされた状態で接合されている。
このように、リード板75の先端部分751の幅W2と、クラッド板72の幅W1とを同等に設定しておくことによって、リード板75を素電池71に接合するときに、リード板75の先端部分751と素電池71上のクラッド板72とを容易に位置合わせすることができる。従って、接合工程を容易に行うことができる。
本発明は、携帯電子機器用のパック電池、特に複数の角形素電池を配列し直列接続したパック電池に適している。
1 パック電池本体
2 下ケース
3 上ケース
20 素電池群
21〜24 素電池
21a〜24a 側辺部
21b〜24b 上面
21c〜24c 底面
25 負極端子
31〜33 ホルダ部材
31a〜33a 介挿部
31b〜33b 端面被覆部
41〜46 リード板
42a,43,44a 縦リード部
42b,43b,44b,42c 横リード部
50 回路基板
51 外部コネクタ
311,312 リブ
313,314 リブ

Claims (9)

  1. 一端面に端子を有する角型の素電池が平面上に複数配列されてなる素電池群と、前記配列された複数の素電池同士を所定間隔で保持する1以上のホルダ部材と、前記複数の素電池どうしを接続する1以上のリード板とを備え、
    前記各素電池は、一端面における前記端子の周囲に当該端子と逆極性の領域を有し、
    前記ホルダ部材の1つは、
    前記素電池群の中で互いに隣接配置され且つ直列接続される素電池同士の間隙に介挿され当該間隙に沿って伸長する介挿部と、
    当該介挿部の伸長方向端部から曲折して、隣接配置された一方の素電池の一端面に沿って伸長して、当該一端面における前記端子の周囲領域を被覆する端面被覆部とを有し、
    前記リード板の1つは、
    その一部が前記端面被覆部の表面に沿って配設され、
    前記素電池の一端面に設けられた端子に接続されていることを特徴とするパック電池。
  2. 前記ホルダ部材の1つは、
    前記介挿部と前記端面被覆部とからなるL字形状の部材であることを特徴とする請求項1記載のパック電池。
  3. 前記リード板の1つは、その一部が前記端面被覆部の表面から前記介挿部の表面に沿って配設され、隣接配置された他方の素電池に接続されていることを特徴とする請求項2記載のパック電池。
  4. 前記素電池の一端面に設けられた端子は、凸状の端子であって、
    前記端面被覆部には、当該凸状端子が填まり込む孔が開設され、
    前記リード板の1つと凸状端子とは、当該孔を介して接続されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載のパック電池。
  5. 前記ホルダ部材において、
    介挿部と端面被覆部は同一材料で一体成形されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載のパック電池。
  6. 前記端面被覆部の表面上に、前記リード板の一部を挟持するリブが形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載のパック電池。
  7. 前記素電池群を第1素電池群とし、
    第1素電池群と同じ構成の第2素電池群が、第1素電池群に積み重ねられ、
    第1素電池群が備えるホルダ部材の介挿部と、第2素電池群が備えるホルダ部材の介挿部との間に、帯状のスペーサが介挿されていることを特徴とする請求項1記載のパック電池。
  8. 前記スペーサは、
    第1素電池群が備えるホルダ部材の介挿部及び第2素電池群が備えるホルダ部材の介挿部に沿って伸長する部分を有し、
    当該部分は、第1素電池群を構成する素電池と、第2素電池群を構成する素電池とで挟持されることなく設けられていることを特徴とする請求項7記載のパック電池。
  9. 一端面に端子を有する角型の素電池が平面上に3以上配列され且つ直列接続されてなる素電池群と、前記配列された素電池同士を所定間隔で保持する2以上のホルダ部材とを備え、
    前記各素電池は、一端面における前記端子の周囲に当該端子と逆極性の領域を有し、
    第1ホルダ部材は、
    前記素電池群の中で互いに同じ向きで隣接配置された素電池同士の間隙に介挿され当該間隙に沿って伸長する介挿部と、
    当該介挿部の伸長方向一端部から曲折して、一方の素電池の一端面に沿って伸長して、当該一端面における前記端子の周囲領域を被覆する端面被覆部とからなるL字状であり、
    第2ホルダ部材は、
    前記素電池群の中で互いに反対向きで隣接配置された素電池同士の間隙に介挿され当該間隙に沿って伸長する介挿部と、
    当該介挿部の伸長方向一端部から曲折して、一方の素電池の一端面に沿って伸長して、当該一端面における前記端子の周囲領域を被覆する端面被覆部と、当該介挿部の伸長方向他端部から曲折して、他方の素電池の一端面に沿って伸長して、当該一端面における前記端子の周囲領域を被覆する端面被覆部とを有するZ字状であって、
    各素電池の一端面を被覆する端面被覆部の表面に沿ってリード板が配設され、当該リード板が当該一端面の端子に接続されていることを特徴とするパック電池。
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