JP2012111594A - 吊物旋回装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストや維持管理に要するコストを低減することができると共に、電力消費量を低減することができる吊物旋回装置を提供する。
【解決手段】フライホイルが回転し、ジンバルがフライホイルを傾動させることにより生じるジャイロ効果を利用して、ワイヤーにより吊られた吊荷を旋回させる吊荷旋回装置10であって、装置本体に設置されたバッテリユニット40と、バッテリユニット40から出力された直流を交流に変換するDC−ACコンバータ42と、DC−ACコンバータ42から出力された交流を任意の周波数、電圧に変換して出力するインバータ44と、インバータ44から出力された交流により作動され、フライホイルを回転させる交流のフライホイル用モータ34と、インバータ44から出力された交流により作動され、ジンバルを動作させる交流のジンバル用モータ24とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、吊材で吊られた吊物を旋回させる吊物旋回装置及び方法に関する。
ワイヤーで吊られた吊荷の旋回方向の位置決めを行うための吊荷旋回装置として、フライホイルが回転すると共にジンバルがフライホイルを傾動させることにより生じるジャイロ効果を利用して吊荷を旋回させる装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この吊荷旋回装置では、ジンバル用モータの駆動を制御してジンバルの傾き角度を調整することにより、吊荷の旋回角度を調整する。
特開平9―315761号公報
特許文献1に記載の吊荷旋回装置では、可変抵抗器を用いてフライホイル用モータ及びジンバル用モータの回転数を制御していることから、フライホイル用モータ及びジンバル用モータは、直流モータであると考えられる。ここで、吊荷が大荷重になるほど、より大きなジャイロモーメントを発生させなければならず、フライホイル用モータとジンバル用モータとを大容量化させる必要が生じる。しかしながら、大容量の直流モータは汎用性が低いことから、製造コストが増大する。また、大容量の直流モータはブラシ付モータであることが一般的であり、ブラシの保守・管理が必要となることから、装置の維持管理に要するコストが増大する。さらに、可変抵抗器で電力が消費されることから、電力消費量が増大する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、製造コストや維持管理に要するコストを低減することができると共に、電力消費量を低減することができる吊物旋回装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明に係る吊物旋回装置は、フライホイルと、前記フライホイルを傾動させるジンバルとを備え、前記フライホイルが回転すると共に前記ジンバルが前記フライホイルを傾動させることにより生じるジャイロ効果を利用して、吊材により吊られた吊物を旋回させる吊物旋回装置であって、装置本体に設置されたバッテリと、前記バッテリから出力された直流を交流に変換するDC−ACコンバータと、前記DC−ACコンバータから出力された交流を、その周波数及び電圧を変換して出力するインバータ又はPWMサイクロコンバータと、前記インバータ又は前記PWMサイクロコンバータから出力された交流により駆動され、前記フライホイルを回転させるフライホイル用交流モータと、前記インバータ又は前記PWMサイクロコンバータから出力された交流により駆動され、前記ジンバルを作動させるジンバル用交流モータと、を備える。
上記吊物旋回装置は、前記フライホイルの回転数を上昇させるブーストアップモードを設定するモード設定部と、前記モード設定部により前記ブーストアップモードが設定された場合に、モード設定信号を、前記インバータ又は前記PWMサイクロコンバータに出力するモード設定信号出力部とを備えてもよく、
また、前記インバータ又は前記PWMサイクロコンバータは、前記フライホイル用交流モータの回転数を、前記モード設定信号出力部から前記モード設定信号が入力されない場合は第1の回転数に、前記モード設定信号出力部から前記モード設定信号が入力された場合は前記第1の回転数よりも多い第2の回転数に設定してもよい。
上記吊物旋回装置は、前記インバータ又は前記PWMサイクロコンバータと商用電源とを接続又は切断するための商用電源接続部を備えてもよい。
上記課題を解決するために、本発明に係る吊物旋回方法は、上記吊物旋回装置を使用して、前記吊物を旋回させる。
上記吊物旋回方法において、前記吊物旋回装置を強風域で使用する場合に、前記モード設定部で前記ブーストアップモードに設定してもよい。
上記吊物旋回方法において、前記吊物旋回装置の起動時に、前記商用電源接続部で前記商用電源から前記吊物旋回装置に電源を供給してもよい。
本発明によれば、製造コストや維持管理に要するコストを低減することができると共に、電力消費量を低減することができる。
一実施形態に係る吊荷旋回装置を示す斜視図である。 吊荷旋回装置の内部構造を示す斜視図である。 吊荷旋回装置の動作の原理を説明するための図である。 吊荷旋回装置の動作の原理を説明するための図である。 吊荷旋回装置の動力系統を示すブロック図である。 吊荷旋回装置の動作方法を説明するための図である。 吊荷旋回装置の動作方法を説明するための図である。 吊荷旋回装置の動作方法を説明するための図である。 他の実施形態に係る吊荷旋回装置の動力系統を示すブロック図である。 参考例に係る吊荷旋回装置の動力系統を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、一実施形態に係る吊荷旋回装置10を示す斜視図である。この図に示すように、吊荷旋回装置10は、高層建築物の高層部に設置されたタワークレーンからワイヤー1で吊り下げられた吊冶具(天秤梁)2に固定された状態で使用され、吊冶具2からワイヤー3で吊り下げられた吊荷4の鉛直軸周りの旋回角度を調整する。なお、吊荷旋回装置10は、吊冶具2からワイヤーで吊り下げた状態で使用してもよく、また、タワークレーンからワイヤーで吊り下げられた吊荷からワイヤーで吊り下げた状態で使用してもよい。
図2は、吊荷旋回装置10の内部構造を示す斜視図である。この図に示すように、吊荷旋回装置10は、直方体状のフレーム12と、フレーム12内に設置されたジンバルユニット20及びフライホイルユニット30とを備えている。ジンバルユニット20は、ジンバル22とジンバル用モータ24とを備える。ジンバル22は、長方形状のフレームであり、水平に設定された回転軸21の周りに回転可能にフレーム12に支持されている。また、ジンバル用モータ24は、フレーム12に支持され、ジンバル22を回転軸21の周りに回転させる。
また、フライホイルユニット30は、フライホイル32とフライホイル用モータ34とを備える。フライホール32は、回転軸21と直交するように設定された回転軸31の周りに回転可能にジンバル22に支持されている。また、フライホイル用モータ34は、ジンバル22に支持され、フライホイル34を回転軸31の周りに高速で回転させる。
図3及び図4は、吊荷旋回装置10の動作の原理を説明するための図である。図3に示すように、吊荷旋回装置10では、フライホイル32が、回転軸31の周りに高速で回転し、ジンバル22が、回転軸31と直交する回転軸21を支点としてフライホイル32を傾動させることにより、回転軸21及び回転軸31と直交するモーメント軸11の周りにジャイロモーメントMが発生する。吊荷旋回装置10は、フライホイル32とジンバル22とにより発生されたジャイロモーメントMを受けて鉛直軸の周りに回転し、吊荷4を鉛直軸の周りに旋回させる。
そして、図4に示すように、吊荷旋回装置10では、ジンバル22を回転させてフライホイル32の回転軸31を鉛直に、モーメント軸11を水平にすることにより、吊荷4に作用する鉛直軸の周りのトルクが消失する。これにより、旋回していた吊荷4が停止する。
ここで、吊荷4を旋回させるトルクTは、下記(1)式で示すように、フライホイル32の慣性モーメントIf、フライホイル32の角速度ωf、ジンバル22の角速度ωgに比例する。なお、θは、フライホイル32の傾斜角度である。
T=If×ωf×ωg×cosθ ・・・(1)
図5は、吊荷旋回装置10の動力系統を示すブロック図である。この図に示すように、吊荷旋回装置10は、バッテリユニット40、DC−ACコンバータ42、インバータ44、フライホイル用モータ34、及びジンバル用モータ24を備える。バッテリユニット40は、直列に接続された複数のバッテリを備えており、交換可能なユニットとして吊荷旋回装置10の本体に設置されている。DC−ACコンバータ42は、バッテリユニット40のバッテリから入力された直流を交流に変換して出力する。
インバータ44は、コンバータ部44Aとインバータ部44B、44Cを備えている。コンバータ部44Aは、DC−ACコンバータ42から出力された交流を直流に変換してインバータ部44B、44Cに出力する。インバータ部44Bは、コンバータ部44Aから入力された直流を、任意の電圧・周波数の交流に変換してフライホイル用モータ34に出力する。また、インバータ部44Cは、コンバータ部44から入力された直流を、任意の電圧・周波数の交流に変換してジンバル用モータ24に出力する。
ここで、フライホイル用モータ34及びジンバル用モータ24は、交流モータであり、インバータ部44B、44Cから入力された交流で駆動される。また、フライホイル用モータ34及びジンバル用モータ24は、インバータ44により回転数を制御される。また、ジンバル用モータ24は、サーボモータであり、パルスロジックジェネレータ(以下、PLGという)26が設けられている。このPLG26には、プログラマブルロジックコントローラ(以下、PLCという)28が接続されている。PLG26は、ジンバル用モータ24の回転数を検出してPLC28に出力する。PLC28は、入力されたジンバル用モータ24の回転数に基づいてジンバル用モータ24の回転数及び回転量の制御信号を生成してインバータ44へ出力する。
また、インバータ44には、商用電源(交流)に接続又は切断するための商用電源接続系統46が接続されている。商用電源接続系統46には、商用電源に接続された電気コードを接続する開閉接点や、商用電源から商用電源接続系統46に電源が供給されている場合に点灯するパイロットランプや遮断器等が設けられている。この商用電源接続系統46でインバータ44を商用電源に接続することにより、フライホイル用モータ34及びジンバル用モータ24を商用電源で駆動させることができる。
また、バッテリユニット40とDC−ACコンバータ42との間にはバッテリ接続系統48が設けられている。バッテリ接続系統48には、バッテリユニット40とDC−ACコンバータ42との接続をON/OFFするスイッチや遮断器等が設けられており、スイッチをONにしてDC−ACコンバータ42をバッテリユニット40に接続することにより、フライホイル用モータ34及びジンバル用モータ24をバッテリユニット40で駆動させることができる。
図6〜図8は、吊荷旋回装置10の動作方法を説明するための図である。この図に示すように、吊荷旋回装置10には、送信器50と受信器60とが設けられている。送信器50には、各種の操作ボタンが設けられており、作業者により送信器50の操作ボタンが操作されて操作信号が受信器60に送信される。受信器60には、PLC28が接続されており、PLC28は、受信器60が受信した操作信号に基づいて制御信号を生成してインバータ44へ出力する。
送信器50の操作ボタンとしては、吊荷4の旋回を指示するための旋回ボタン52、吊荷4の旋回を停止させるためのストップボタン54、吊荷4を旋回させるトルクを増大させるためのブーストアップボタン56、及び、フライホイル32を回転軸31が水平になる位置(以下、中立位置という)に復帰させるための中立ボタン58が設けられている。
作業者により旋回ボタン52が操作されると、フライホイル用モータ34が駆動されてフライホイル32が回転すると共に、ジンバル用モータ24が駆動されてジンバル22がフライホイル32を所定角度αだけ傾動させる。これにより、吊荷旋回装置10が旋回する。ここで、吊荷旋回装置10の起動時には、商用電源接続系統46により商用電源を吊荷旋回装置10の動力系統に接続し、商用電源とバッテリユニット40とから吊荷旋回装置10の動力系統に電源を供給する。
また、図7に示すように、作業者によりストップボタン54が操作されると、ジンバル用モータ24が駆動されてジンバル22がフライホイル32を回転軸31が鉛直になる位置まで回転させる。これにより、吊荷旋回装置10の旋回が停止する。
また、作業者によりブーストアップボタン56が操作されていない状態では、フライホイル用モータ34の回転数が、所定の第1回転数(例えば、1800rpm)に設定されるのに対し、作業者によりブーストアップボタン56が操作されると、フライホイル用モータ34の回転数が、第1回転数より多い所定の第2回転数(例えば、2300rpm)に設定される。このため、ブーストアップボタン56が操作されると、モーメント軸11の周りに作用するジャイロモーメントMが増大して吊荷4を旋回させるトルクTが増大する。これにより、強風時等、吊荷4の旋回に対する抵抗力が増大した場合であっても、吊荷4を旋回させるのに十分な大きさのトルクTを発生させることができる。
また、図8に示すように、フライホイル32が倒れた状態で、作業者により中立ボタン58が操作されると、ジンバル用モータ24が駆動されてジンバル22がフライホイル32を中立位置まで回転させる。なお、吊荷旋回装置10が吊られた状態では、倒れた状態のフライホイル32の回転の反力を受ける物が存在しないことから、フライホイル32を起こすことができない。このため、倒れた状態のフライホイル32を起こす場合には、吊荷旋回装置10を地面や建築物の上に載置してから、中立ボタン58を操作することを要する。
以上、本実施形態に係る吊荷旋回装置10では、フライホイル用モータ34とジンバル用モータ24とを交流モータにしている。ここで、吊荷4が大荷重になるほど、より大きなジャイロモーメントMを発生させなければならず、フライホイル用モータ34とジンバル用モータ24とを大容量化させる必要があるところ、大容量の交流モータは、大容量の直流モータと比して汎用性が高い。従って、フライホイル用モータ34とジンバル用モータ24とを直流モータにする場合と比して、製造コストを低減できる。また、フライホイル用モータ34とジンバル用モータ24とを交流モータにすることにより、直流モータの場合に必要とされるブラシの保守・管理が不要となることから、装置の維持管理に要するコストを低減できる。さらに、インバータ44によりフライホイル用モータ34とジンバル用モータ24とを制御することにより、可変抵抗器で直流モータを制御する場合と比して、制御の精度を向上できると共に、電力消費量を低減できる。
また、本実施形態に係る吊荷旋回装置10では、送信器50のブーストアップボタン56のON/OFFを切り替えることにより、フライホイル32の回転数を通常時よりも高くするブーストアップモードを設定可能である。これにより、強風領域で吊荷旋回装置10を使用する場合には、ブーストアップモードに設定して吊荷4を旋回させるトルクTを増大させることができ、無風領域で吊荷旋回装置10を使用する場合には、通常モードに設定して電力の消費量を低減させることができる。
また、本実施形態に係る吊荷旋回装置10では、地上等に設置された商用電源を動力系に接続可能であり、商用電源でフライホイル用モータ34やジンバル用モータ24等を駆動させることができる。ここで、フライホイル用モータ34やジンバル用モータ24を起動させる際に最大に電力を消費するところ、この際には、バッテリユニット40から電源を供給するのみならず、商用電源から電源を供給することができる。これにより、バッテリユニット40のバッテリの充電量の消費を抑制でき、バッテリユニット40の交換や充電等の保守・管理に要するコストを低減させることができる。
また、本実施形態に係る吊荷旋回装置10では、バッテリをユニット化し、ユニット単位で交換可能に構成している。これにより、バッテリの保守・管理を容易化できる。また、バッテリユニット40を複数台準備しておくことで、吊荷旋回装置10を連続して稼動させることが可能となる。
図9は、他の実施形態に係る吊荷旋回装置100の動力系統を示すブロック図である。この図に示すように、吊荷旋回装置100は、上述のインバータ44に替えてPWMサイクロコンバータ(マトリックスコンバータ)144を備える。PWMサイクロコンバータ144は、小形の入力フィルタと複数個の双方向スイッチとから構成された主回路部を備えるAC−AC変換器であり、DC−ACコンバータ42から入力された交流を、PWM制御により任意の電圧・周波数の交流に直接変換してフライホイル用モータ34及びジンバル用モータ24に出力する。そして、交流モータであるフライホイル用モータ34及びジンバル用モータ24は、PWMサイクロコンバータ144から入力された交流で駆動される。また、フライホイル用モータ34は、PWMサイクロコンバータ144により回転数を制御され、ジンバル用モータ24は、PWMサイクロコンバータ144により回転数及び回転量を制御される。
なお、上述の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
例えば、上述の各実施形態では、吊荷を旋回させる吊荷旋回装置を例に挙げて本発明を説明したが、ワイヤー等の吊材で吊られたゴンドラ等の他の吊物を旋回させる吊荷旋回装置にも本発明を適用できる。
図10は、参考例に係る吊荷旋回装置200の動力系統を示すブロック図である。この図に示すように、吊荷旋回装置200は、直流モータであるフライホイル用モータ234、及びジンバル用モータ224を備える。吊荷旋回装置200では、バッテリユニット40とフライホイル用モータ234及びジンバル用モータ224との間に、制御器244が設けられている。制御器244は、電子制御回路とサイリスタやパワートランジスタ等の電力変換器とを備えており、バッテリユニット40から入力された直流を、PWM制御等により任意の電圧に変換してフライホイル用モータ234及びジンバル用モータ224に出力する。そして、直流モータであるフライホイル用モータ234は、制御器244により回転数を制御される。また、直流サーボモータであるジンバル用モータ24の回転数及び回転量がPLC28及び制御器244により制御される。
ここで、吊荷旋回装置200においても、フライホイル32の回転数を第1の回転数から第2の回転数に上げるブーストアップモードが設定可能であり、作業者により送信器50のブーストアップボタン56が操作されると、PLC28及び制御器244により、フライホイル32の回転数が第1の回転数から第2の回転数に上げられる。これにより、強風領域で吊荷旋回装置200を使用する場合には、ブーストアップモードに設定して吊荷4を旋回させるトルクTを増大させることができ、無風領域で吊荷旋回装置10を使用する場合には、通常モードに設定して電力の消費量を低減させることができる。
1 ワイヤー、2 吊冶具、3 ワイヤー、4 吊荷(吊物)、10 吊荷旋回装置(吊物旋回装置)、11 モーメント軸、12 フレーム、20 ジンバルユニット、21 回転軸、22 ジンバル、24 ジンバル用モータ、26 PLG、28 PLC(モード設定信号出力部)、30 フライホイルユニット、31 回転軸、32 フライホイル、34 フライホイル用モータ、40 バッテリユニット、42 DC−ACコンバータ、44 インバータ、44A コンバータ部、44B、44C インバータ部、46 商用電源接続系統(商用電源接続部)、48 バッテリ接続系統、50 送信器(モード設定部)、52 旋回ボタン、54 ストップボタン、56 ブーストアップボタン、58 中立ボタン、60 受信器、100 吊荷旋回装置(吊物旋回装置)、144 PWMサイクロコンバータ、200 吊荷旋回装置(吊物旋回装置)、224 ジンバル用モータ、234 フライホイル用モータ、244 制御器

Claims (6)

  1. フライホイルと、前記フライホイルを傾動させるジンバルとを備え、前記フライホイルが回転すると共に前記ジンバルが前記フライホイルを傾動させることにより生じるジャイロ効果を利用して、吊材により吊られた吊物を旋回させる吊物旋回装置であって、
    装置本体に設置されたバッテリと、
    前記バッテリから出力された直流を交流に変換するDC−ACコンバータと、
    前記DC−ACコンバータから出力された交流を、その周波数及び電圧を変換して出力するインバータ又はPWMサイクロコンバータと、
    前記インバータ又は前記PWMサイクロコンバータから出力された交流により駆動され、前記フライホイルを回転させるフライホイル用交流モータと、
    前記インバータ又は前記PWMサイクロコンバータから出力された交流により駆動され、前記ジンバルを作動させるジンバル用交流モータと、
    を備える吊物旋回装置。
  2. 前記フライホイルの回転数を上昇させるブーストアップモードを設定するモード設定部と、
    前記モード設定部により前記ブーストアップモードが設定された場合に、モード設定信号を、前記インバータ又は前記PWMサイクロコンバータに出力するモード設定信号出力部とを備え、
    前記インバータ又は前記PWMサイクロコンバータは、前記フライホイル用交流モータの回転数を、前記モード設定信号出力部から前記モード設定信号が入力されない場合は第1の回転数に、前記モード設定信号出力部から前記モード設定信号が入力された場合は前記第1の回転数よりも多い第2の回転数に設定する請求項1に記載の吊物旋回装置。
  3. 前記インバータ又は前記PWMサイクロコンバータと商用電源とを接続又は切断するための商用電源接続部を備える請求項1又は請求項2に記載の吊物旋回装置。
  4. 請求項1から請求項3までの何れか1項に記載の吊物旋回装置を使用して、前記吊物を旋回させる吊物旋回方法。
  5. 請求項2に記載の吊物旋回装置を使用して、前記吊物を旋回させる吊物旋回方法であって、
    前記吊物旋回装置を強風域で使用する場合に、前記モード設定部で前記ブーストアップモードに設定する吊物旋回方法。
  6. 請求項3に記載の吊物旋回装置を使用して、前記吊物を旋回させる吊物旋回方法であって、
    前記吊物旋回装置の起動時に、前記商用電源接続部で前記商用電源から前記吊物旋回装置に電源を供給する吊物旋回方法。
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