JP2012109897A - ドライバープログラム、および、印刷装置 - Google Patents

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Tomohiro Nakamura
朋洋 中村
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Abstract

【課題】トナー消費量を増加させずに、印刷するオブジェクトのエッジに特定の色を付
加する技術を提供する。
【解決手段】本発明のドライバープログラムは、印刷対象の画像に含まれる処理対象を
特定する処理対象特定ステップと、特定された処理対象の色と、当該処理対象の周辺の色
と、に基づいて、当該処理対象の色と、当該処理対象のエッジ部分の色と、を変更する色
変更ステップと、色変更ステップで色が変更された画像を、印刷装置に出力する出力ステ
ップと、をコンピューターに実行させる。色変更ステップでは、処理対象の色については
、印刷対象の画像が印刷装置で印刷される場合のトナー消費量を削減する色に変更し、エ
ッジ部分の色については、色が変更された処理対象が鮮明にみえる色に変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ドライバープログラム、および、印刷装置に関する。
従来の印刷装置の中には、画像に含まれるオブジェクト(例えば、グラフィックや文字
)が鮮明にみえるように印刷するために、そのオブジェクトのエッジに特定の色を付加す
るものがある(例えば、特許文献1)。
特開2006−081104号
しかし、印刷するオブジェクトのエッジに特定の色を付加すると、トナー消費量が増加
してしまう場合がある。
本発明は、トナー消費量を増加させずに、印刷するオブジェクトのエッジに特定の色を
付加する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本願発明は、印刷装置を制御する印刷制御装置としてコンピ
ューターを機能させるドライバープログラムであって、印刷対象の画像に含まれる処理対
象を特定する処理対象特定ステップと、特定された前記処理対象の色と、当該処理対象の
周辺の色と、に基づいて、当該処理対象の色と、当該処理対象のエッジ部分の色と、を変
更する色変更ステップと、前記色変更ステップで色が変更された画像を、前記印刷装置に
出力する出力ステップと、を前記コンピューターに実行させる。前記色変更ステップでは
、前記処理対象の色については、前記画像が前記印刷装置で印刷される場合のトナー消費
量を削減する色に変更し、前記エッジ部分の色については、変更された前記処理対象の色
が鮮明にみえる色に変更する。
本発明の印刷システム10の概略構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態のトナーセーブ処理の一例を説明するためのフローチャートである。 印刷対象の画像(元画像)の一例を示す図である。 オブジェクト情報300の概略データ構造の一例を示す図である。 色対応テーブル400の概略データ構造の一例を示す図である。 色候補テーブル500の概略データ構造の一例を示す図である。 補正画像の一例を示す図である。 第2の実施形態のトナーセーブ処理の一例を説明するためのフローチャートである。 Lab表色系の色空間の概要図である。 変形例の色候補テーブル500の概略データ構造の一例を示す図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態が適用された印刷システム10の概略構成の一例を示
すブロック図である。図示するように、印刷システム10は、情報処理装置(ホストPC
)100と、プリンター200と、を備える。情報処理装置100は、プリンター200
のホストコンピューターとして機能する。そして、情報処理装置100には、例えば、L
AN等のコンピューターネットワークやUSBケーブルを介して通信可能に、プリンター
200が接続されている。
情報処理装置100は、不図示の、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(R
andom Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、ハードディスクと、ディス
プレイ等からなる出力装置と、キーボード、マウス等からなる入力装置と、プリンター2
00とデータの送受信を行う通信インターフェイスと、を備える一般的なコンピューター
である。
そして、情報処理装置100には、図示するように、画像記憶部101と、入力受付部
102と、色候補決定部103と、トナーセーブ処理部104と、印刷処理部105と、
が構築される。画像記憶部101は、ROMやハードディスクなどの記憶装置により構築
される。また、画像記憶部101以外の各ユニット102〜105は、情報処理装置10
0が備えるROMなどからRAMにロードされたコンピュータープログラムを、CPUが
実行することにより構築される。
画像記憶部101は、印刷対象の画像を記憶する。印刷対象の画像には、例えば、写真
やイラスト等の画像が含まれる。また、情報処理装置100で作成された画像に限らず、
コンピューターネットワークやUSBケーブルを介して入力された画像、USBメモリー
や携帯電話に内蔵されるメモリー等の可搬型メモリーから入力された画像、等を含む。
入力受付部102は、上述した入力装置(キーボード、マウス等)を介して、ユーザー
からの指示を受け付ける。
色候補決定部103は、印刷対象の画像に含まれるオブジェクト(「処理対象」ともよ
ぶ。例えば、グラフィックや文字)が鮮明にみえるように、そのオブジェクトのエッジ部
分に付加する色の候補を決定する。具体的には、色候補決定部103は、印刷対象の画像
に含まれるオブジェクトを特定し、特定したオブジェクトの色と、そのオブジェクトの周
辺領域の色と、を解析する。それから、色候補決定部103は、解析したオブジェクトの
色と、そのオブジェクトの周辺領域の色と、に基づいて、変更するオブジェクトの色と、
その変更後のオブジェクトのエッジ部分に付加する色と、の候補を決定する。なお、候補
の具体的な決定方法については、後述する。
トナーセーブ処理部104は、色候補決定部103で決定された候補の中から、トナー
消費量が最小となる1つの候補を選択する。そして、トナーセーブ処理部104は、選択
された候補の色に変更する処理を、印刷対象の画像(元画像)に対して施す。こうして、
トナーセーブ処理部104によって、トナー消費量を削減しつつもオブジェクトが鮮明に
みえる画像(以下では、「補正画像」とよぶ)が生成される。
印刷処理部105は、プリンター200で印刷可能な形式の印刷データを生成し、プリ
ンター200に送信する。例えば、印刷処理部105は、画像記憶部101に記憶されて
いる印刷対象の元画像、トナーセーブ処理部104で生成された補正画像、等から印刷デ
ータを生成する。また、印刷処理部105は、通信インターフェイスを介して印刷データ
をプリンター200に出力する。なお、ここで、印刷データとは、例えば、ページ記述言
語で記述され、プリンター200を制御するコマンド群から構成されている。もちろん、
印刷処理部105は、印刷データとコマンド群を、それぞれ別個にプリンター200に出
力してもよい。
また、プリンター200は、不図示の、CPUと、RAMと、ROMと、通信インター
フェイスと、印刷エンジンと、入力装置と、出力装置と、を備える。プリンター200は
、情報処理装置100から出力された印刷データとコマンド群を受け付けると、受け付け
たコマンド群に従って印刷データを印刷する。なお、プリンター200の構成はこれに限
定されるものではない。例えば、プリンター200は、さらに、USBインターフェイス
などを備えていてもよい。また、プリンター200は、印刷機能を有していれば、例えば
、スキャナー装置、複合機、FAX装置などでもよい。
本実施形態が適用された印刷システム10は、以上のような構成からなる。ただし、印
刷システム10の構成はこれに限定されない。
また、上記した各構成要素は、印刷システム10の構成を理解容易にするために、主な
処理内容に応じて分類したものである。構成要素の分類の仕方や名称によって、本願発明
が制限されることはない。印刷システム10の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの
構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行する
ように分類することもできる。また、各構成要素の処理は、1つのハードウェアで実行さ
れてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
次に、上記構成からなる印刷システム10の特徴的な動作について説明する。
<第1の実施形態のトナーセーブ処理>
図2は、本実施形態の情報処理装置100で実行されるトナーセーブ処理の一例を説明
するためのフローチャートである。
情報処理装置100は、所定のタイミングで本フローを開始する。例えば、画像データ
を格納する可搬型メモリー(USBメモリーなど)が接続されるタイミング、画像データ
を通信(無線、有線)を介して受信するタイミング、ユーザーからの指示を受け付けるタ
イミング、カメラや携帯電話などの電子機器が情報処理装置100に接続されるタイミン
グ、で本フローを開始する。
本フローを開始すると、情報処理装置100の色候補決定部103は、印刷対象の画像
(元画像)に含まれているオブジェクト(処理対象)を特定する(ステップS101)。
具体的には、色候補決定部103は、画像記憶部101から印刷対象の画像(元画像)を
読み出し、読み出した画像に付随する属性情報を参照して、オブジェクトの領域を特定す
る。これとともに、色候補決定部103は、特定したオブジェクトの周辺領域(例えば、
オブジェクトのエッジ外側の5画素分の領域)を特定する。
図3は、印刷対象の画像(元画像)の一例を示す図である。図示するように、色候補決
定部103は、ステップS101において、オブジェクト(斜線部分)と周辺領域(縦縞
部分)を特定する。
なお、色候補決定部103は、印刷対象の画像に属性情報が付随していない場合には、
印刷対象の画像を解析して(例えば、エッジ抽出等の処理を行う)、オブジェクトを特定
してもよい。また、色候補決定部103は、印刷対象の画像(元画像)に複数のオブジェ
クトが含まれている場合には、オブジェクトごとに、オブジェクトの領域と周辺領域を特
定する。
次に、色候補決定部103は、ステップS101で特定されたオブジェクト(処理対象
)ごとに、変更するオブジェクトの色と、そのオブジェクトのエッジ部分に付加する色と
、の候補を決定する(ステップS102)。
具体的には、まず、色候補決定部103は、ステップS101で特定されたオブジェク
トに含まれる各画素についての色値(例えば、RGB値)の平均値を算出し、当該オブジ
ェクトの色値(後述する色値302)とする。これとともに、色候補決定部103は、ス
テップS101で特定された周辺領域の色に含まれる各画素についての色値(例えば、R
GB値)の平均値を算出し、周辺領域の色値(後述する色値302)とする。
また、色候補決定部103は、ステップS101で特定された領域についての種別情報
(後述する種別303)を特定する。例えば、色候補決定部103は、ステップS101
で特定された領域に属性情報が付随されている場合には、当該付随情報を参照して、当該
領域が「オブジェクト」であるか「周辺領域」であるか特定する。また、ステップS10
1で特定された領域が「オブジェクト」である場合には、そのオブジェクトが「文字」で
あるか「グラフィック」であるか特定する。ところで、ステップS101で特定された領
域に属性情報が付随されていない場合には、色候補決定部103は、所定の解析処理を行
って当該領域についての種別情報を特定してもよい。
また、色候補決定部103は、ステップS101で特定されたオブジェクトに含まれる
全画素数をカウントし、当該オブジェクトの面積(後述する面積304)とする。これと
ともに、色候補決定部103は、ステップS101で特定された周辺領域に含まれる全画
素数をカウントし、当該周辺領域の面積(後述する面積304)とする。
それから、色候補決定部103は、ステップS101とステップS102で得られたオ
ブジェクトと周辺領域に関する情報を、オブジェクト情報300に登録する。例えば、色
候補決定部103は、ステップS101で特定されたオブジェクトと周辺領域について、
それぞれレコード306を生成し、各レコード306に領域名301、色値302、種別
303、面積304、周辺領域名305を対応付けて、オブジェクト情報300を生成す
る。
図4は、オブジェクト情報300の概略データ構造の一例を示す図である。図示するよ
うに、オブジェクト情報300は、特定した領域ごとのレコード306からなる。各レコ
ード306には、オブジェクトや周辺領域についての、領域名301と、色値302と、
種別303と、面積304と、周辺領域名305と、が対応付けて格納される。
領域名301は、ステップS101で特定された領域(オブジェクトや周辺領域)の名
称を示す情報を含む。例えば、領域名301は、「オブジェクトA」、「周辺領域A」等
の文字列からなり、色候補決定部103によって生成される。
色値302は、ステップS101で特定された領域(オブジェクトや周辺領域)に含ま
れる各画素についての色値の平均値を示す情報を含む。例えば、色値302は、RGB値
等のデータからなる。
種別303は、ステップS101で特定された領域(オブジェクトや周辺領域)の種別
情報を含む。例えば、種別303は、「文字」、「画像」、「周辺領域」等の文字列から
なる。
面積304は、ステップS101で特定された領域(オブジェクトや周辺領域)の面積
に該当する情報を含む。例えば、面積304は、当該領域に含まれる全画素数を示すデー
タからなる。
また、ステップS101で特定された領域がオブジェクトである場合のレコード306
では、周辺領域名305には、当該オブジェクトの周辺にある周辺領域の名称を示す情報
が格納される。例えば、周辺領域名305には、領域名301に格納されている情報(周
辺領域の名称)に対応する名称(例えば「周辺領域A」等)が格納される。一方、ステッ
プS101で特定された領域が周辺領域である場合のレコード306では、周辺領域名3
05には、不要なデータであることを示す情報(例えば、「−」等)が格納される。
なお、印刷対象の画像(元画像)に複数のオブジェクトが含まれている場合には、図示
するように、オブジェクトごとにレコード306が生成されるとともに、各オブジェクト
の周辺領域ごとにもレコード306が生成される。
上記のようにオブジェクト情報300を生成すると、色候補決定部103は、印刷対象
の画像に含まれるオブジェクトが鮮明にみえるように、そのオブジェクトのエッジ部分に
付加する色の候補を決定する。
本実施形態では、予め色対応テーブル400を所定の記憶装置(例えば、ROM等)に
用意しておき、色候補決定部103は、当該色対応テーブル400を読み出して、オブジ
ェクトのエッジ部分に付加する色の候補を決定する。
図5は、色対応テーブル400の概略データ構造の一例を示す図である。図示するよう
に、色対応テーブル400は、変更前後のオブジェクトの色と、周辺領域の色と、エッジ
部分に付加する色と、の取り得る組み合わせごとのレコード406からなる。各レコード
406には、候補番号401と、変更前のオブジェクト(処理対象)の色402と、周辺
領域の色403と、変更後のオブジェクトの色404と、エッジ部分の色405と、が対
応付けて格納される。
候補番号401は、変更前後のオブジェクトの色と、周辺領域の色と、エッジ部分に付
加する色と、の取り得る組み合わせを識別する情報を含む。例えば、候補番号401は、
「K」、「K+1」等の昇順の整数からなる(ただし、「K」は整数)。
変更前のオブジェクト(処理対象)の色402は、変更前のオブジェクトの色値を示す
情報を含む。例えば、変更前のオブジェクトの色402は、RGB値等のデータからなる
周辺領域の色403は、周辺領域の色値を示す情報を含む。例えば、周辺領域の色40
3は、RGB値等のデータからなる。
変更後のオブジェクト(処理対象)の色404は、変更後のオブジェクトの色値を示す
情報を含む。例えば、変更後のオブジェクトの色404は、RGB値等のデータからなる
。なお、変更後のオブジェクトの色404は、対応付けられている変更前のオブジェクト
の色402よりも、トナー消費量が削減される色値となる。
エッジ部分の色405は、色を変更したオブジェクトのエッジ部分に付加する色の色値
を示す情報を含む。例えば、エッジ部分の色405は、RGB値等のデータからなる。な
お、エッジ部分の色405には、対応付けられている変更後のオブジェクトの色404の
対比色となる色の色値が格納されている。ここで、対比色とは、異なる色を組み合わせた
場合に、お互いの色が強調される色を指す。
そして、色候補決定部103は、上記のオブジェクト情報300と色対応テーブル40
0を読み出し、変更前のオブジェクトの色(302、402)と、当該オブジェクトの周
辺領域の色(302、403)と、に基づいて、変更する当該オブジェクトの色(404
)と、色を変更したオブジェクトのエッジ部分の色(405)と、の候補を決定する。
具体的には、色候補決定部103は、オブジェクト情報300に格納されているオブジ
ェクトの色値302に対応する変更前のオブジェクトの色402と、当該オブジェクトの
周辺領域の色値302(すなわち、オブジェクトの色値302と同一レコード306に含
まれている周辺領域名305に対応する領域名301を有するレコード306の色値30
2)に対応する周辺領域の色403と、を有しているレコード406を検索する。それか
ら、色候補決定部103は、検索したレコード406に含まれる変更後のオブジェクトの
色404とエッジ部分の色405の組み合わせを、「変更するオブジェクトの色」と「エ
ッジ部分に付加する色」の組み合わせの候補として決定する。
そして、色候補決定部103は、決定した候補(上記で検索したレコード406)を、
色候補テーブル500にコピーする。
図6は、色候補テーブル500の概略データ構造の一例を示す図である。図示するよう
に、色候補テーブル500は、色対応テーブル400からコピーされたレコード406に
対応するレコード507からなる。各レコード507には、候補番号501と、変更前の
オブジェクト(処理対象)の色502と、周辺領域の色503と、変更後のオブジェクト
の色504と、エッジ部分の色505と、トナー消費量506と、が対応付けて格納され
る。
候補番号501は、色対応テーブル400の候補番号401に対応するデータである。
また、変更前のオブジェクトの色502は、色対応テーブル400の変更前のオブジェク
トの色402に対応するデータである。また、周辺領域の色503は、色対応テーブル4
00の周辺領域の色403に対応するデータである。また、変更後のオブジェクトの色5
04は、色対応テーブル400の変更後のオブジェクトの色404に対応するデータであ
る。また、エッジ部分の色505は、色対応テーブル400のエッジ部分の色405に対
応するデータである。
また、トナー消費量506は、色を変更したオブジェクトとエッジ部分を印刷する場合
のトナー消費量を示すデータである。
色候補決定部103は、色対応テーブル400のデータ(候補として決定されたデータ
のみ)を色候補テーブル500にコピーした後、トナー消費量506については空欄のま
ま、処理をステップS103に移行する。
処理がステップS103に移行すると、トナーセーブ処理部104は、印刷対象の画像
(元画像)を印刷する場合のトナー消費量について削減する処理を実行する(ステップ1
03)。
具体的には、トナーセーブ処理部104は、ステップS102で決定された候補の中か
ら、トナー消費量が最小となる1つの候補を選択する。そのために、トナーセーブ処理部
104は、ステップS102で決定された候補(レコード507)ごとに、変更後のオブ
ジェクトの色504でオブジェクトを印刷する場合のトナー消費量と、エッジ部分の色5
05でエッジ部分を印刷する場合のトナー消費量と、をそれぞれ算出する。
例えば、トナーセーブ処理部104は、色候補テーブル500における各レコード50
7の生成元となるオブジェクトをオブジェクト情報300から抽出し、そのオブジェクト
の面積304(例えば、図3に示す斜線部分の面積)を特定する。それから、トナーセー
ブ処理部104は、特定したオブジェクトの面積304のうち、エッジ部分の面積と、エ
ッジ部分を除いたオブジェクトの面積を求める。
図7は、図3に示す画像のオブジェクトのエッジ部分に対比色を付加した場合の画像(
補正画像)の一例を示す図である。なお、横縞部分は、色が変更されたオブジェクトの領
域を示し、黒塗り部分は、エッジ部分の領域を示し、縦縞部分は、周辺領域を示す。また
、色が変更されたオブジェクトの領域(横縞部分)の面積と、エッジ部分の領域(黒塗り
部分)の面積を合計すると、図3に示すオブジェクト(斜線部分)の面積となる。
図示するように、対比色を付加するエッジ部分(黒塗り部分)は、オブジェクト(処理
対象)のエッジ(輪郭)から内側に所定画素(例えば、1画素)分の幅をもつ領域とする
。そして、トナーセーブ処理部104は、エッジ部分に含まれる画素数をカウントして、
エッジ部分の面積を求める。それから、トナーセーブ処理部104は、先に特定したオブ
ジェクトの面積304(図3に示す斜線部分の面積)から、エッジ部分の面積(図7に示
す黒塗り部分の面積)を減じて、エッジ部分を除いたオブジェクトの面積(図7に示す横
縞部分)を求める。
次に、トナーセーブ処理部104は、求めたエッジ部分(図7の黒塗り部分)の面積に
、色候補テーブル500における各レコード507のエッジ部分の色505で1画素印刷
するのに必要なトナー量を乗じて、エッジ部分を印刷する場合のトナー消費量を求める。
これとともに、トナーセーブ処理部104は、先に求めたエッジ部分を除いたオブジェク
ト(図7の横縞部分)の面積に、色候補テーブル500における各レコード507の変更
後のオブジェクトの色504で1画素印刷するのに必要なトナー量を乗じて、エッジ部分
を除いたオブジェクトの領域を印刷する場合のトナー消費量を求める。そして、トナーセ
ーブ処理部104は、求めた各トナー消費量(エッジ部分のトナー消費量とエッジ部分を
除いたオブジェクトのトナー消費量)を、レコード507ごとに合計して、トナー消費量
506の欄に格納する。
トナーセーブ処理部104は、色候補テーブル500における全てのレコード507の
トナー消費量506を算出(格納)後、図6に点線で示すような、最小のトナー消費量5
06を有するレコード507を特定する。こうして、本実施形態のナーセーブ処理部10
4は、ステップS102で決定された候補の中から、トナー消費量が最小となる1つの候
補を選択することができる。
そして、トナーセーブ処理部104は、トナー消費量が最小となる1つの候補として選
択されたレコード507に含まれるデータ(変更後のオブジェクトの色504、エッジ部
分の色505)を読み出す。それから、トナーセーブ処理部104は、印刷対象の画像(
元画像)におけるオブジェクトの領域については、読み出した変更後のオブジェクトの色
504に変更する。これとともに、トナーセーブ処理部104は、エッジ部分の領域につ
いては、読み出したエッジ部分の色505を付加する。こうして、トナーセーブ処理部1
04は、図3に示すような印刷対象の画像(元画像)から、図7に示すような補正画像を
生成することができる。
なお、印刷対象の画像(元画像)に複数のオブジェクトが含まれている場合には、トナ
ーセーブ処理部104は、オブジェクトごとに上記ステップS103の処理を行う。これ
により、各オブジェクトの色が変更されたうえに、各オブジェクトのエッジ部分に対比色
が付加された補正画像が生成される。
補正画像を生成後、トナーセーブ処理部104は、処理をステップS104に移行する
処理がステップS104に移行すると、印刷処理部105は、ステップS103で生成
された補正画像に基づく印刷データを生成して、プリンター200に対して出力する(ス
テップS104)。具体的には、印刷処理部105は、ステップS103で生成された補
正画像をプリンター200に印刷させるためのコマンド(群)を生成し、生成したコマン
ド(群)と、補正画像と、を含む印刷データを生成して、プリンター200に対して出力
する。なお、コマンド(群)と補正画像は別個にプリンター200に対して出力してもよ
い。
印刷データを出力後、印刷処理部105は、本フローを終了する。プリンター200は
、印刷処理部105から印刷データを受信すると、コマンド(群)と補正画像を抽出し、
抽出したコマンド(群)に従って補正画像を印刷する。
以上のように、本実施形態の印刷システム10では、オブジェクトの色とエッジ部分の
色を変更する前の元画像を印刷する場合と比較して、オブジェクトが鮮明にみえる印刷結
果を得ることができる。そのうえ、オブジェクトの色とエッジ部分の色には、トナー消費
量を考慮した色が選択されているため、元画像を印刷する場合と比較して、トナー消費量
も削減できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態と上記第1の実施形態との違いは、予め用意された色対応テーブル400(
図5)を用いずに、色候補テーブル500を動的に生成する点にある。上記第1の実施形
態と同じ構成については、詳細な説明を省略する。
上述したように、本実施形態の情報処理装置100は、色対応テーブル400を利用し
ないため、色対応テーブル400を所定の記憶装置に予め格納しておく必要はない。
そして、本実施形態の色候補決定部103は、色対応テーブル400を用いずに、オブ
ジェクト情報300に基づいて色候補テーブル500を動的に生成し、「変更するオブジ
ェクトの色」と、当該オブジェクトの「エッジ部分に付加する色」と、の組み合わせの候
補を決定する。
以下に、本実施形態の印刷システム10の特徴的な動作について説明する。
<第2の実施形態のトナーセーブ処理>
図8は、本実施形態の情報処理装置100で実行されるトナーセーブ処理の一例を説明
するためのフローチャートである。
情報処理装置100は、上記第1の実施形態と同様のタイミングで本フローを開始する
本フローを開始すると、情報処理装置100の色候補決定部103は、上記第1の実施
形態と同様に、ステップS101の処理を行う。その後、色候補決定部103は、処理を
ステップS202に移行する。
処理がステップS202に移行すると、本実施形態の色候補決定部103は、まず、上
記第1の実施形態のステップS102における処理と同様に、オブジェクト情報300を
生成する。
オブジェクト情報300を生成すると、色候補決定部103は、印刷対象の画像に含ま
れるオブジェクトが鮮明にみえるように、そのオブジェクトのエッジ部分に付加する色の
候補を決定する。
具体的には、色候補決定部103は、図6に示すような色候補テーブル500を生成し
、オブジェクト情報300に格納されているオブジェクトの色値302と、そのオブジェ
クトの周辺領域の色値302(すなわち、オブジェクトの色値302と同一レコード30
6に含まれている周辺領域名305に対応する領域名301を有するレコード306の色
値302)とを、色候補テーブル500の変更前のオブジェクトの色502と周辺領域の
色503の欄に、それぞれ対応付けてコピーする。
ただし、本実施形態では、色対応テーブル400の情報は利用しないため、この時点で
は、色候補テーブル500には、変更前のオブジェクトの色502、周辺領域の色503
のデータのみが格納されている。すなわち、候補番号501と、変更後のオブジェクトの
色504と、エッジ部分の色505と、トナー消費量506と、は空欄になっている。
それから、色候補決定部103は、以下の所定条件を満たす色を、「変更するオブジェ
クトの色」と「エッジ部分に付加する色」の組み合わせの候補として決定する。
(第1の条件)
例えば、色候補決定部103は、印刷対象の画像が印刷される場合のトナー消費量が第
1の所定値R1以下となるように、「変更後のオブジェクトの色」と「エッジ部分に付加
する色」の組み合わせを決定する。
(第2の条件)
また、色候補決定部103は、変更前のオブジェクトの色502と周辺領域の色503
の色差と、「変更後のオブジェクトの色」と「エッジ部分に付加する色」の色差と、が等
しくなるように、「変更後のオブジェクトの色」と「エッジ部分に付加する色」の組み合
わせを決定する。
(第3の条件)
また、色候補決定部103は、印刷対象の画像の色相平均と、エッジ部分に付加する色
の色相と、の色相差が第2の所定値R2以下となるように、「変更後のオブジェクトの色
」と「エッジ部分に付加する色」の組み合わせを決定する。
そして、色候補決定部103は、上記の3つの条件を全て満たす色を見つけるために、
まず、第1の条件を満たす「変更後のオブジェクトの色」と「エッジ部分に付加する色」
の組み合わせを探す。例えば、色候補決定部103は、印刷対象の画像全体からオブジェ
クトの領域とエッジ部分の領域を除いた部分について印刷する場合のトナー消費量Xを算
出し、オブジェクトの領域とエッジ部分の領域の印刷で消費可能な最大トナー量Yを決定
する。具体的には、「Y=R1−X」の計算式により、オブジェクトの領域とエッジ部分
の領域の印刷で消費可能な最大トナー量Yを求める。
これとともに、色候補決定部103は、オブジェクト情報300に含まれるオブジェク
トの面積304(例えば、図3に示す斜線部分の面積)を特定する。それから、色候補決
定部103は、特定したオブジェクトの面積304のうち、エッジ部分の面積(図7に示
す黒塗り部分の面積)と、エッジ部分を除いたオブジェクトの面積(図7に示す横縞部分
)を求める。
具体的には、色候補決定部103は、エッジ部分に含まれる画素数をカウントして、エ
ッジ部分の面積を求める。それから、色候補決定部103は、先に特定したオブジェクト
の面積304(図3に示す斜線部分の面積)から、エッジ部分の面積(図7に示す黒塗り
部分の面積)を減じて、エッジ部分を除いたオブジェクトの面積(図7に示す横縞部分)
を求める。
なお、以下では、エッジ部分を除いたオブジェクトの面積(図7に示す横縞部分)を「
S1」と置き、エッジ部分の面積(図7に示す黒塗り部分の面積)を「S2」と置き、そ
の合計を「S」と置く。この場合、「S=S1+S2」の関係が成立している。
そして、色候補決定部103は、エッジ部分を除いたオブジェクト(図7に示す横縞部
分)の面積S1に、変更するオブジェクトの色で1画素印刷するのに必要なトナー消費量
C1を乗じた値(S1×C1)と、エッジ部分(図7の黒塗り部分)の面積S2に、エッ
ジ部分に付加する色で1画素印刷するのに必要なトナー消費量C2を乗じた値(S2×C
2)と、の合計が、オブジェクトの領域とエッジ部分の領域の印刷で消費可能な最大トナ
ー量Y以下となる「C1」、「C2」の組み合わせを探す。すなわち、色候補決定部10
3は、「S1×C1+S2×C2≦Y」を満たす(C1、C2)の組み合わせを探す。な
お、「S1×C1」は、エッジ部分を除いたオブジェクトを印刷する場合のトナー消費量
を表し、「S2×C2」は、エッジ部分を印刷する場合のトナー消費量を表す。
そして、色候補決定部103は、1画素印刷する場合にトナー消費量が「C1」となる
色の色値(例えば、RGB値)を求め、「変更するオブジェクトの色」の候補とする。ま
た、色候補決定部103は、1画素印刷する場合にトナー消費量が「C2」となる色の色
値(例えば、RGB値)を求め、「エッジ部分に付加する色」の候補とする。こうして、
色候補決定部103は、第1の条件を満たす「変更後のオブジェクトの色」と「エッジ部
分に付加する色」の組み合わせを探すことができる。
そして、色候補決定部103は、第1の条件を満たす「変更後のオブジェクトの色」と
「エッジ部分に付加する色」の組み合わせを、色候補テーブル500に仮登録する。具体
的には、色候補決定部103は、第1の条件を満たす「変更後のオブジェクトの色」と「
エッジ部分に付加する色」の組み合わせを、変更後のオブジェクトの色504とエッジ部
分の色505の欄に対応付けて格納する。なお、色候補決定部103は、第1の条件を満
たす「変更後のオブジェクトの色」と「エッジ部分に付加する色」の組み合わせが複数あ
る場合には、その個数分レコード507が生成される。そして、各レコード507の変更
前のオブジェクトの色502の欄には、同じ値のデータがコピーされ、各レコード507
の周辺領域の色503の欄にも、同じ値のデータがコピーされる。
続いて、色候補決定部103は、第1の条件を満たす「変更後のオブジェクトの色」と
「エッジ部分に付加する色」の組み合わせの中から、第2の条件を満たすものを探す。
具体的には、色候補決定部103は、特定の色空間(例えば、Lab表色系)内におけ
る、変更前のオブジェクトの色502と周辺領域の色503の色差と、「変更後のオブジ
ェクトの色」と「エッジ部分に付加する色」の色差と、が等しくなる「変更後のオブジェ
クトの色」と「エッジ部分に付加する色」の組み合わせを探す。
図9は、Lab表色系の色空間についての概要図である。図示する点線で囲まれた空間
を、Lab表色系で表現可能な色空間とする。なお、図示する色空間の例は、簡略化した
ものであり、実際の色空間を厳密に示したものではない。
色候補決定部103は、まず、色候補テーブル500を読み出し、各レコード507の
変更前のオブジェクトの色502と周辺領域の色503の色値(例えば、RGB値)を、
それぞれ、Lab表色系の色空間内での色値(座標)に変換する。そして、色候補決定部
103は、変更前のオブジェクトの色502と周辺領域の色503について変換された色
値(座標)の差(距離)を算出し、算出した値を色差とする。なお、図9の例では、変更
前のオブジェクトの色502と周辺領域の色503のLab表色系での色値(座標)が直
線で結ばれている。
また、色候補決定部103は、各レコード507の変更後のオブジェクトの色504と
エッジ部分の色505の色値(例えば、RGB値)を、それぞれ、Lab表色系の色空間
内での色値(座標)に変換する。そして、色候補決定部103は、変更後のオブジェクト
の色504とエッジ部分の色505について変換された色値(座標)の差(距離)を算出
し、算出した値を色差とする。
そして、色候補決定部103は、変更前のオブジェクトの色502と周辺領域の色50
3の色差と、変更後のオブジェクトの色504とエッジ部分の色505の色差と、を同一
レコード507内で比較する。ここで、色候補決定部103は、両色差が一致するレコー
ド(或いは両色差が所定範囲内となるレコード)507については、第1の条件と第2の
条件をともに満たすデータとして残す。一方、色候補決定部103は、両色差が一致しな
いレコード(或いは両色差が所定範囲外となるレコード)507については、第2の条件
を満たさないデータとして色候補テーブル500から削除する。
こうして、色候補決定部103は、第1の条件と第2の条件を満たす「変更後のオブジ
ェクトの色」と「エッジ部分に付加する色」の組み合わせを探すことができる。なお、こ
のように探された「変更後のオブジェクトの色」と「エッジ部分の色」の色空間内での距
離は、図9に示すように、変更前のオブジェクトの色502と周辺領域の色503の距離
と等しい。
続いて、色候補決定部103は、第1の条件と第2の条件を満たす「変更後のオブジェ
クトの色」と「エッジ部分に付加する色」の組み合わせの中から、第3の条件を満たすも
のを探す。
具体的には、色候補決定部103は、印刷対象の画像の色相平均と、「エッジ部分に付
加する色」の色相と、の色相差が第2の所定値R2以下となる「変更後のオブジェクトの
色」と「エッジ部分に付加する色」の組み合わせを探す。
色候補決定部103は、まず、印刷対象の画像の色相平均を求める。具体的には、色候
補決定部103は、印刷対象の画像(元画像)を画像記憶部101から読み出し、読み出
した画像(元画像)に含まれる全画素の色相を算出する。それから、色候補決定部103
は、全画画素の色相の平均値を、色相平均として求める。
次に、色候補決定部103は、色候補テーブル500を読み出し、各レコード507の
エッジ部分の色505の色相を特定する。
そして、色候補決定部103は、印刷対象の画像の色相平均と、エッジ部分の色505
の色相と、をレコード507ごとに比較する。ここで、色候補決定部103は、印刷対象
の画像の色相平均と、エッジ部分の色505の色相と、の差(色相差)が第2の所定値R
2以下となるレコード507については、第1の条件から第3の条件を全て満たすデータ
として残す。一方、色候補決定部103は、色相差が第2の所定値R2を超えるレコード
507については、第3の条件を満たさないデータとして色候補テーブル500から削除
する。
こうして、削除されずに色候補テーブル500に残っているレコード507に含まれる
、変更後のオブジェクトの色504とエッジ部分の色505は、第1の条件から第3の条
件を全て満たす「変更後のオブジェクトの色」と「エッジ部分に付加する色」の組み合わ
せの候補となる。
その後、色候補決定部103は、各レコード507の候補番号501を格納し、トナー
消費量506については空欄のまま、処理をステップS103に移行する。
そして、ステップS103では、トナーセーブ処理部104は、上記第1の実施形態と
同様に、ステップS102で決定された候補(色候補テーブル500に残された候補)の
中から、トナー消費量が最小となる1つの候補を選択する(ステップS103)。
その後、印刷処理部105は、ステップS103で生成された補正画像に基づく印刷デ
ータを生成して、プリンター200に対して出力し(ステップS104)、本フローを終
了する。
一方、プリンター200は、印刷処理部105から印刷データを受信すると、コマンド
(群)と補正画像を抽出し、抽出したコマンド(群)に従って補正画像を印刷する。
以上のように、本実施形態の印刷システム10で選択される「変更後のオブジェクトの
色」と「エッジ部分に付加する色」は、第1の条件を満たしているため、元画像を印刷す
る場合と比較して、トナー消費量を削減できる。
また、本実施形態の印刷システム10で選択される「変更後のオブジェクトの色」と「
エッジ部分に付加する色」は、第2の条件も満たしているため、上記第1の実施形態と比
較して、お互いに強調される色となる。その結果、上記第1の実施形態よりも、オブジェ
クトが鮮明にみえる印刷結果を得ることができる。
また、本実施形態の印刷システム10で選択される「変更後のオブジェクトの色」と「
エッジ部分に付加する色」は、第3の条件も満たしているため、上記第1の実施形態と比
較して、「エッジ部分に付加する色」は画像全体と調和し、印刷結果に統一感がでる。
また、本実施形態の印刷システム10では、予め色対応テーブル400を保持しておく
必要がないため、情報処理装置100の記憶装置(例えば、ROM)を有効活用できる。
なお、上記各実施形態における各フローの各処理単位は、印刷システム10を理解容易
にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。処理ステップの分類の仕方や
その名称によって、本願発明が制限されることはない。印刷システム10が行う処理は、
さらに多くの処理ステップに分割することもできる。また、1つの処理ステップが、さら
に多くの処理を実行してもよい。また、処理ステップの順序についても、これに制限され
るものではなく、可能な限り変更することができる。
また、上記の各実施形態は、本発明の要旨を例示することを意図し、本発明を限定する
ものではない。多くの代替物、修正、変形例は当業者にとって明らかである。
例えば、上記各実施形態では、色候補決定部103は、図6に示すような色候補テーブ
ル500を生成している。しかし、本発明は、これに限定されない。
図10は、変形例の色候補テーブル500の概略データ構造の一例を示す図である。色
候補決定部103は、例えば、ステップS102やステップS202において、図示する
ような色候補テーブル500を生成してもよい。すなわち、色候補決定部103は、色空
間(例えば、Lab表色系)全体を複数の空間に分割し、変更前のオブジェクトの色50
2を、分割した空間ごとに分類してもよい。このようにして生成される色候補テーブル5
00は、複数のレコード507を1つにまとめることができるため、色候補テーブル50
0のデータ量が膨大となるのを防ぐことができる。
また、上記各実施形態では、各トナーセーブ処理(各フロー)を情報処理装置100側
で実行している。しかし、本発明は、これに限定されない。例えば、各トナーセーブ処理
に含まれる一部の処理ステップについては、プリンター200側で実行するようにしても
よい。
例えば、上記第1の実施形態のステップS101からS103までの処理(図2)をプ
リンター200側で実行するようにしてもよい。この場合、情報処理装置100の印刷処
理部105は、ステップS101からS103までの処理をプリンター200に実行させ
るためのコマンド(群)を生成する。そして、印刷処理部105は、生成したコマンド(
群)と元画像を、プリンター200に対して出力する。一方、プリンター200は、情報
処理装置100から出力されたコマンド(群)と元画像を受信すると、受信したコマンド
(群)に基づいてステップS101からS103の処理を実行し、生成された補正画像を
印刷する。
また、上記第2の実施形態のステップS101からS103までの処理(ステップS2
02を含む)を情報処理装置100側で実行し、図8に示すステップS101からS10
3までの処理(ステップS202を含む)をプリンター200側で実行するようにしても
よい。この場合、情報処理装置100の印刷処理部105は、ステップS101からS1
03までの処理(ステップS202を含む)をプリンター200に実行させるためのコマ
ンド(群)を生成する。そして、印刷処理部105は、生成したコマンド(群)と元画像
を、プリンター200に対して出力する。一方、プリンター200は、情報処理装置10
0から出力されたコマンド(群)と元画像を受信すると、受信したコマンド(群)に基づ
いてステップS101からS103までの処理(ステップS202を含む)を実行し、生
成された補正画像を印刷する。
なお、上記各実施形態および各変形例において、印刷処理部105がプリンター200
に対して出力するコマンド(群)の一部を、各種属性情報に置き換えてもよい。
100・・・情報処理装置、101・・・画像記憶部、102・・・入力受付部、103
・・・色候補決定部、104・・・トナーセーブ処理部、105・・・印刷処理部、20
0・・・プリンター、300・・・オブジェクト情報、400・・・色対応テーブル、5
00・・・色候補テーブル。

Claims (14)

  1. 印刷装置を制御する印刷制御装置としてコンピューターを機能させるドライバープログ
    ラムであって、
    印刷対象の画像に含まれる処理対象を特定する処理対象特定ステップと、
    特定された前記処理対象の色と、当該処理対象の周辺の色と、に基づいて、当該処理対
    象の色と、当該処理対象のエッジ部分の色と、を変更する色変更ステップと、
    前記色変更ステップで色が変更された画像を、前記印刷装置に出力する出力ステップと
    、を前記コンピューターに実行させ、
    前記色変更ステップでは、
    前記処理対象の色については、前記画像が前記印刷装置で印刷される場合のトナー消費
    量を削減する色に変更し、
    前記エッジ部分の色については、変更された前記処理対象の色が鮮明にみえる色に変更
    する、
    ことを特徴とするドライバープログラム。
  2. 請求項1に記載のドライバープログラムであって、
    前記色変更ステップでは、
    前記エッジ部分の色については、変更された前記処理対象の色の対比色に変更する、
    ことを特徴とするドライバープログラム。
  3. 請求項1又は2に記載のドライバープログラムであって、
    前記印刷制御装置は、
    変更前の前記処理対象の色と、前記処理対象の周辺の色と、の組み合わせと、
    変更後の前記処理対象の色と、前記エッジ部分の色と、の組み合わせと、を対応付けた
    テーブルを有しており、
    前記色変更ステップでは、
    前記テーブルを用いて、前記処理対象の色と前記エッジ部分の色を変更する、
    ことを特徴とするドライバープログラム。
  4. 請求項1又は2に記載のドライバープログラムであって、
    前記色変更ステップでは、
    前記処理対象の色と前記エッジ部分の色について、
    前記画像が前記印刷装置で印刷される場合のトナー消費量が一定以下となる第1の条件
    と、
    変更前の前記処理対象の色と前記処理対象の周辺の色の色差と、変更後の前記処理対象
    の色と前記エッジ部分の色の色差と、が等しくなる第2の条件と、
    前記画像の色相平均と、前記エッジ部分の色と、の色相差が一定以下となる第3の条件
    と、を満たす色に変更する、
    ことを特徴とするドライバープログラム。
  5. 請求項4に記載のドライバープログラムであって、
    前記色変更ステップでは、
    前記処理対象の色と前記エッジ部分の色について、
    変更前の前記処理対象の色と、前記処理対象の周辺の色と、に応じて、前記第1の条件
    、前記第2の条件、及び、前記第3の条件を満たす色となる候補を含むテーブルを動的に
    作成し、当該テーブルの中から選択された色に変更する、
    ことを特徴とするドライバープログラム。
  6. 請求項4に記載のドライバープログラムであって、
    前記色変更ステップでは、
    前記処理対象の色と前記エッジ部分の色について、
    変更前の前記処理対象の色が属する色空間と、前記処理対象の周辺の色と、に応じて、
    前記第1の条件、前記第2の条件、及び、前記第3の条件を満たす色となる候補を含むテ
    ーブルを動的に作成し、当該テーブルの中から選択された色に変更する、
    ことを特徴とするドライバープログラム。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のドライバープログラムであって、
    前記色変更ステップでは、
    前記エッジ部分を、前記処理対象の輪郭から内側に1画素分の幅をもつ領域とする、
    ことを特徴とするドライバープログラム。
  8. 印刷対象の画像を印刷する印刷装置であって、
    印刷対象の画像に含まれる処理対象を特定する処理対象特定手段と、
    特定された前記処理対象の色と、当該処理対象の周辺の色と、に基づいて、当該処理対
    象の色と、当該処理対象のエッジ部分の色と、を変更する色変更手段と、
    前記色変更手段によって色が変更された画像を印刷する印刷手段と、を備え、
    前記色変更手段は、
    前記処理対象の色については、前記画像が前記印刷装置で印刷される場合のトナー消費
    量を削減する色に変更し、
    前記エッジ部分の色については、変更された前記処理対象の色が鮮明にみえる色に変更
    する、
    ことを特徴とする印刷装置。
  9. 請求項8に記載の印刷装置であって、
    前記色変更手段は、
    前記エッジ部分の色については、変更された前記処理対象の色の対比色に変更する、
    ことを特徴とする印刷装置。
  10. 請求項8又は9に記載の印刷装置であって、
    変更前の前記処理対象の色と、前記処理対象の周辺の色と、の組み合わせと、
    変更後の前記処理対象の色と、前記エッジ部分の色と、の組み合わせと、を対応付けた
    テーブルを有しており、
    前記色変更手段は、
    前記テーブルを用いて、前記処理対象の色と前記エッジ部分の色を変更する、
    ことを特徴とする印刷装置。
  11. 請求項8又は9に記載の印刷装置であって、
    前記色変更手段は、
    前記処理対象の色と前記エッジ部分の色について、
    前記画像が前記印刷装置で印刷される場合のトナー消費量が一定以下となる第1の条件
    と、
    変更前の前記処理対象の色と前記処理対象の周辺の色の色差と、変更後の前記処理対象
    の色と前記エッジ部分の色の色差と、が等しくなる第2の条件と、
    前記画像の色相平均と、前記エッジ部分の色と、の色相差が一定以下となる第3の条件
    と、
    を満たす色に変更する、
    ことを特徴とする印刷装置。
  12. 請求項11に記載の印刷装置であって、
    前記色変更手段は、
    前記処理対象の色と前記エッジ部分の色について、
    変更前の前記処理対象の色と、前記処理対象の周辺の色と、に応じて、前記第1の条件
    、前記第2の条件、及び、前記第3の条件を満たす色となる候補を含むテーブルを動的に
    作成し、当該テーブルの中から選択された色に変更する、
    ことを特徴とする印刷装置。
  13. 請求項11に記載の印刷装置であって、
    前記色変更手段は、
    前記処理対象の色と前記エッジ部分の色について、
    変更前の前記処理対象の色が属する色空間と、前記処理対象の周辺の色と、に応じて、
    前記第1の条件、前記第2の条件、及び、前記第3の条件を満たす色となる候補を含むテ
    ーブルを動的に作成し、当該テーブルの中から選択された色に変更する、
    ことを特徴とする印刷装置。
  14. 請求項8乃至13のいずれか1項に記載の印刷装置であって、
    前記色変更手段は、
    前記エッジ部分を、前記処理対象の輪郭から内側に1画素分の幅をもつ領域とする、
    ことを特徴とする印刷装置。
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