JP2012109477A - 電子ビーム描画装置、およびそれを用いた物品の製造方法 - Google Patents

電子ビーム描画装置、およびそれを用いた物品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ブランキング偏向器アレイの欠陥検査時間の短さの点で有利な描画装置を提供する。
【解決手段】この描画装置は、被処理基板に対して複数の電子ビームによりパターンを描画する装置である。ここで、制御部は、移動体5を移動させながら、切り替え部により電流検出部17aに対して最初に入射する第1電子ビームBの照射をONとしたときの信号出力を検出し、次に、第1電子ビームBの照射をOFFとし、第1電子ビームBの隣に位置し、第1電子ビームBの次に入射する第2電子ビームBの照射をONとしたときの信号出力を検出する処理を繰り返す信号検出部と、信号検出部が検出した信号出力に基づいて、切り替え部における欠陥の状態を判定する欠陥判定部と、を含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の荷電粒子線で基板に描画を行う描画装置に関する。
近年、半導体集積回路などのデバイスの製造に用いられる描画装置は、素子の微細化、回路パターンの複雑化、またはパターンデータの大容量化が進み、描画精度の向上と共に描画スループットの向上が要求されている。これを実現させる方法の一つとして、複数の電子ビーム(荷電粒子線)を偏向させ、また、電子ビームの照射のON/OFFを個別に制御することで、所定の描画データを被処理基板の所定の位置に描画を行うマルチビーム方式の電子ビーム描画装置が知られている。例えば、特許文献1は、複数の電子ビームをブランキング偏向器(ブランキング偏向器アレイ)により個別にON/OFF制御する荷電ビーム描画装置を開示している。
ここで、ブランキング偏向器は、各電子ビーム開口を通過してくる電子ビームに対して向かい合うように対となる電極を配置し、各電極には配線が接続されている。このとき、各電極間に電圧を印加し、ある電子ビームを静電偏向させてストッピングアパーチャに当てることにより、その電子ビームは、OFF(ブランキング)される。すなわち、電極の不良や配線の断線などが発生すると、電極への電圧の印加が不能となり、電子ビームのOFFができない。この電子ビームのOFFができなくなった開口を、ブランキング偏向器の「白欠陥」と呼ぶ。これに対して、開口へのゴミの付着などにより、完全に電子ビームのONができなくなった開口を、「黒欠陥」と呼ぶ。さらに、不完全でしか電子ビームのONができなくなった開口を、「グレー欠陥」と呼ぶ。ただし、黒欠陥およびグレー欠陥は、ブランキング偏向器に起因するものだけではなく、アパーチャアレイ、静電レンズ、ブランキングアパーチャ、または他の偏向器などの各開口へのゴミの付着や、配線の断線などにおいても発生し得る。このようなブランキング偏向器の欠陥の発生確率は、半導体集積回路の微細化や生産性の向上に伴う、電子ビームや開口の微細化、または電子ビーム数の増加により、高くなる傾向がある。この欠陥の存在により、電子ビーム描画装置は、正確な描画ができなくなるため、欠陥の位置、および種類(白欠陥、黒欠陥(グレー欠陥))を的確に、かつ、高速で検出する必要がある。
そこで、特許文献2は、マルチビーム方式の電子ビーム描画装置における電子ビームの異常検出方法としての電子ビーム電流計測方法を開示している。この異常検出方法は、まず、指定された位置以外の電子ビームをブランキングし、指定された電子ビームのみを電子ビーム検出器に照射する。次に、計測精度に対応する値に設定された計測パラメータを用いて電子ビーム電流計測を実行し、この計測値と、ある規定値とを比較することにより電子ビームの良/不良を判定する。
特開平9−7538号公報 特許第4058059号公報
ここで、特許文献2に示す異常検出方法を用いてブランキング偏向器の欠陥(白欠陥、黒欠陥、グレー欠陥)を検出する場合を考える。まず、照射量を計測したい電子ビームのみをONとし、この電子ビームを一定時間、照射量計測センサに照射する。このとき、計測した照射量が限りになくゼロに近い場合には、黒欠陥が発生していると判断できる。これに対して、計測した照射量が、ある規定値に達していない場合には、グレー欠陥が発生していると判断でき、一方、規定値に達している場合には、正常、または白欠陥が発生していると判断できる。この場合、その後、この電子ビームをOFFとして、一定時間、照射量計測センサに照射し、そのときに照射量が規定値以上の場合には、白欠陥が発生しており、一方、ゼロの場合には、正常であると判断できる。通常、マルチビーム方式の電子ビーム描画装置では、電子ビームの本数は、数万〜数十万本である。したがって、ここに示した異常検出方法を全ての電子ビームに対して実施するには、非常に多くの時間を要することになる。
本発明は、ブランキング偏向器アレイの欠陥検査時間の短さの点で有利な描画装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、被処理基板に対して複数の電子ビームにより描画データを描画する電子ビーム描画装置であって、被処理基板を載置し、電子ビームの照射位置に対して移動可能な移動体と、移動体に搭載され、複数の電子ビームのうち少なくとも隣り合う2つの電子ビームを同時に入射可能として、電子ビームの電流値を検出する電流検出部と、被処理基板または電流検出部にある照射領域に応じて、電子ビームの照射のON/OFFを切り替える切り替え部と、移動体または切り替え部の動作の制御、および電流検出部からの信号出力に基づく処理を実行する制御部と、を有し、制御部は、移動体を移動させながら、切り替え部により電流検出部に対して最初に入射する第1電子ビームの照射をONとしたときの信号出力を検出し、次に、第1電子ビームの照射をOFFとし、第1電子ビームの隣に位置し、第1電子ビームの次に入射する第2電子ビームの照射をONとしたときの信号出力を検出する処理を繰り返す信号検出部と、信号検出部が検出した信号出力に基づいて、切り替え部における欠陥の状態を判定する欠陥判定部と、を含むことを特徴とする。
さらに、本発明は、ブランキング偏向器アレイを有し、ブランキング偏向器アレイを通過した複数の荷電粒子線で基板に描画を行う描画装置であって、複数の荷電粒子線のうち隣り合う2つの荷電粒子線を同時に検出可能な大きさを有し、入射した荷電粒子線の強度を検出する検出器と、制御部と、を有し、制御部は、移動する検出器上において、隣り合う2つの荷電粒子線の一方がブランキング状態にされ他方が非ブランキング状態にされるように、かつ、各荷電粒子線がブランキング状態と非ブランキング状態とに順次されるように、検出器の位置とブランキング偏向器アレイとの制御を行い、該制御と並行して検出器に出力を行わせて、該出力に基づいてブランキング偏向器アレイ中の各ブランキング偏向器の欠陥を検査する、ことを特徴とする。
本発明によれば、例えば、ブランキング偏向器アレイの欠陥検査時間の短さの点で有利な描画装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る電子ビーム描画装置の構成を示す図である。 電子ビーム検出部の構成、および設置位置を示す図である 第1実施形態に係るブランキング偏向器の欠陥検査方法を示す図である。 従来と本実施形態との欠陥検査方法を比較する図である。 第2実施形態に係るブランキング偏向器の欠陥検査方法を示す図である。 第3実施形態に係るブランキング偏向器の欠陥検査方法を示す図である。 第4実施形態に係るブランキング偏向器の欠陥検査方法を示す図である。 第4実施形態に係るブランキング偏向器の欠陥検査方法を示す図である。 第5実施形態に係る電子ビーム検出部の構成を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面等を参照して説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態に係る電子ビーム描画装置(以下、単に「描画装置」と表記する)について説明する。以下、各実施形態において説明する描画装置は、複数の電子ビームを偏向させ、電子ビームの照射のON/OFFを個別に制御することで、所定の描画データを被処理基板(被露光基板)の所定の位置に描画するマルチビーム方式を採用するものとする。図1は、本実施形態に係る描画装置の構成を示す図である。また、以下の図においては、被処理基板に対する電子ビームの照射方向にZ軸を取り、Z軸に垂直な平面内に互いに直交するX軸およびY軸を取っている。この描画装置1は、電子銃2と、該電子銃2のクロスオーバ3から発散した電子ビームを複数の電子ビームに分割、偏向、および結像させる光学系4と、被処理基板を保持する基板ステージ5と、描画装置1の各構成要素の動作などを制御する制御部6とを備える。なお、電子ビームは、大気圧雰囲気ではすぐに減衰し、また、高電圧による放電を防止する意味もかねて、上記構成要素は、不図示の真空チャンバ内に設置され、特に電子銃2および光学系4の設置空間は、高い真空度に保たれている。また、本実施形態における被処理基板7は、例えば、単結晶シリコンからなるウエハであり、表面上には感光性のレジストが塗布されている。
電子銃2は、熱や電界の印加により電子ビーム(荷電粒子線)を放出する機構であり、図中、クロスオーバ3から放出された電子ビームの軌道8、9を点線で示している。光学系4は、電子銃2から基板ステージ5に向けて順に、コリメーターレンズ10、アパーチャアレイ11、第1静電レンズ12、ブランキング偏向器アレイ13、ブランキングアパーチャ14、偏向器15、および第2静電レンズ16を備える。コリメーターレンズ10は、電磁レンズで構成され、クロスオーバ3で発散した電子ビームを平行ビームとする光学素子である。アパーチャアレイ11は、マトリクス状に配列した複数の円形状の開口を有し、コリメーターレンズ10から入射した電子ビームを複数の電子ビームに分割する機構である。第1静電レンズ12は、円形状の開口を有する3枚の電極板(図中、3枚の電極板を一体で示している)から構成され、ブランキングアパーチャ14に対して電子ビームを結像させる光学素子である。ブランキング偏向器アレイ13およびブランキングアパーチャ14は、共にマトリクス状に配置され、各電子ビームの照射のON(非ブランキング状態)/OFF(ブランキング状態)動作を実施する機構である。特に、ブランキングアパーチャ14は、第1静電レンズ12が最初に電子ビームのクロスオーバを形成する位置に配置される。以下、ブランキング偏向器アレイ13は、このブランキング偏向器アレイ中の個別に電子ビームの照射のON/OFFを切り替える部分として、単に「ブランキング偏向器13」と表記する。偏向器15は、基板ステージ5上に載置された被処理基板7の表面上の像をX方向に偏向する機構である。さらに、第2静電レンズ16は、ブランキングアパーチャ14を通過した電子ビームを被処理基板7に結像させるか、または、後述する基板ステージ5上の電子ビーム検出部17に対して元のクロスオーバ3の像を結像させる光学素子である。
基板ステージ5は、被処理基板7を、例えば静電吸着により保持し、かつ、XY平面内を電子ビームの照射位置に対して移動可能な移動体として機能する。特に、本実施形態では、基板ステージ5は、後述のようにブランキング偏向器13の欠陥を検査するための、電子ビームを検出する電子ビーム検出部17を搭載する。図2は、電子ビーム検出部17の構成、および設置位置を示す図である。この電子ビーム検出部17は、照射された電子ビームを検出して、その電流値(強度)を出力する電流検出部(検出器)17aと、該電流検出部17aの周囲に設置され、電流検出部17aに入射する電子ビームの本数を規定する遮光部17bとを含む。特に本実施形態では、遮光部17bは、電流検出部17aに2本の電子ビームが入射可能(検出可能)な開口幅を有する。また、電子ビーム検出部17の配置位置は、図2に示すように、基板ステージ5における被処理基板7を載置する表面上の端部の一領域としている。ただし、電子ビーム検出部17は、この領域に限らず、例えば、基板ステージ5の側面に設置するものでもよい。
制御部6は、描画装置1の描画に関わる各構成要素の動作を制御する各種制御回路と、各制御回路を統括する主制御部20とを有する。まず、第1レンズ制御回路21は、コリメーターレンズ10、および第1静電レンズ12の動作を制御し、また、第2レンズ制御回路22は、第2静電レンズ16の動作を制御する。ブランキング制御回路23は、描画パターン発生回路24、ビットマップ変換回路25、およびエネルギー量指令生成回路26により生成されるブランキング信号に基づいて、ブランキング偏向器13の動作を制御する。偏向アンプ27は、偏向信号発生回路28により生成される偏向信号に基づいて、偏向器15の動作を制御する。また、ステージ制御回路29は、基板ステージ5のXY方向の駆動を制御する。特にパターン描画中は、ステージ制御回路29は、被処理基板7(基板ステージ5)をY方向に連続的にスキャンさせる。このとき、偏向器15は、レーザ測長機などの基板ステージ5の測長結果を基準として、被処理基板7の表面上の像をX方向に偏向させ、ブランキング偏向器13は、描画に必要なタイミングに同期するように電子ビームの照射のON/OFFを実施する。また、制御部6は、電子ビーム検出部17からの信号を検知する信号処理回路30と、この回路30からの信号出力(信号処理回路出力)31に基づいて、ON/OFF制御と並行して電子ビームの照射量の算出や欠陥の種類を判定する演算回路32とを有する。演算回路32は、照射された電子ビームの信号出力を取得する信号検出部33と、ブランキング偏向器13の欠陥の種類を判定する欠陥判定部34と、信号検出部33が取得した値に基づいて最終的に電子ビームの照射量を決定する照射量決定部35とを含む。ここで、ブランキング偏向器13の欠陥の種類とは、ブランキング偏向器13の開口、すなわちON/OFFの切り替え部における3種類の欠陥状態を示す。この場合の欠陥とは、電子ビームのOFFができなくなった部分である「白欠陥」、完全に電子ビームのONができなくなった部分である「黒欠陥」、または、不完全でしか電子ビームのONができなくなった部分である「グレー欠陥」のいずれかの状態を示す。さらに、制御部6は、主制御部20が統括して描画動作などを実行させる際に使用する各種データや、各種制御回路などに関わるデータを記憶するデータ記憶回路36を有する。
次に、描画装置1の作用について説明する。図3は、本実施形態に係るブランキング偏向器13の欠陥を検査する方法を時系列で示す説明図である。特に、本実施形態では、信号処理回路30を積分器としている。この図3の上段および下段には、基板ステージ5の移動に対する電子ビーム検出部17への特定の電子ビームの照射状態(ON/OFF)を示す。また、図3の中段には、この場合の電子ビームのON/OFFタイミングおよび電流検出部17aからの出力取得タイミングと、これらのタイミングでの信号出力31の出力とをそれぞれ示す。なお、電子ビーム検出部17の電流検出部17aには、上述のとおり、同時に2本の電子ビームが入射可能となっている。まず、制御部6は、欠陥検査を開始すると、ステージ制御回路29に対して基板ステージ5のステップ駆動を指示し、基板ステージ5上に設置された電子ビーム検出部17を、第1ビーム(第1電子ビーム)Bが照射される領域に向けて移動させる。次に、制御部6は、電子ビーム検出部17が第1ビームBの照射領域に到達したとき、すなわち、電子ビーム検出器17上(検出器上)に第1ビームB1の照射部が位置したときに、第1ビームBをブランキング制御回路23によりONとする。次に、制御部6は、積分時間Tが経過した後、信号検出部33により信号出力31を取得する。なお、ここで得られた値を「計測結果M」とする。次に、制御部6は、第1ビームBをブランキング制御回路23によりOFFとし、引き続き基板ステージ5がステップ駆動する間に信号処理回路30を放電させ、この放電が完了した後、充電を開始する。次に、制御部6は、電子ビーム検出部17が他方の第2ビーム(第2電子ビーム:第1ビームBの隣に位置する電子ビーム)Bの照射領域に到達したときに、第2ビームBをブランキング制御回路23によりONとする。次に、制御部6は、積分時間Tが経過した後、信号検出部33により信号出力31を取得する。なお、ここで得られた値を「計測結果M」とする。次に、制御部6は、第2ビームBをブランキング制御回路23によりOFFとし、引き続き基板ステージ5がステップ駆動する間に信号処理回路30を放電させ、この放電が完了した後、充電を開始する。そして、制御部6は、第2ビームBの隣に位置する第3ビーム(第3電子ビーム)B以降の電子ビームに対しても、上記と同様の処理を繰り返す。
次に、制御部6は、欠陥判定部34により、上記の計測結果Mおよび計測結果M、すなわち、ある電子ビームの計測結果と、その電子ビームの隣に位置する電子ビームの計測結果とに基づいて、ブランキング偏向器13の欠陥の種類を判定する。例えば、欠陥判定部34は、予め計算値からの推定ビーム電流、または過去の計測値などを参照して決定された2つの閾値,すなわち、下限値である第1閾値TAと、上限値である第2閾値TAとを設定する。この場合、欠陥判定部34は、以下の(1)〜(8)のような各条件を考慮した判定を繰り返し実行する。
(1)計測結果Mが第1閾値TA以下のときは、ブランキング偏向器13における第1ビームBの開口(切り替え部)は、「グレー欠陥」、または「黒欠陥」である。
(2)計測結果Mが第1閾値TAと第2閾値TAとの間にあるときは、第1ビームBの開口は、「正常」、または「白欠陥」である。
(3)計測結果Mが条件(2)にあり、かつ、計測結果Mが第1閾値TAと第2閾値TAとの間にある、または、第1閾値TA以下のときは、第1ビームBの開口は、「正常」である。
(4)計測結果Mが条件(2)にあり、かつ、計測結果Mが第2閾値TA以上のときは、第1ビームBの開口は、「白欠陥」である。
(5)計測結果Mが第1閾値TA以下のときは、第2ビームBの開口は、「グレー欠陥」、または「黒欠陥」である。
(6)計測結果Mが第1閾値TA以上のときは、第2ビームBの開口は、「正常」、または「白欠陥」である。なお、第1ビームBの開口が「白欠陥」の場合には、計測結果Mは、必然的に第1閾値TA以上となる。
(7)計測結果Mが条件(6)にあり、かつ、計測結果M(第2ビームBの次の位置する第3ビームBに係る信号出力)が第1閾値TAと第2閾値TAとの間にある、または、第1閾値TA以下のときは、第2ビームBの開口は、「正常」である。
(8)計測結果Mが条件(6)にあり、かつ、計測結果Mが第2閾値TA以上のときは、第2ビームBの開口は、「白欠陥」である。
ここで、信号検出部33が取得した信号出力31の出力値(計測結果)が、図3に示すような傾向を示した場合について考える。まず、第1ビームBは、条件(3)から第1ビームBの開口が「正常」と判定されるため、第1ビームBおよび第2ビームBの単体での照射量計測が正常に行われていることになる。そこで、制御部6は、この場合の信号出力31の出力値をデータ記憶回路36に保存する。次に、欠陥判定部34は、条件(8)から第2ビームBの開口を「白欠陥」と判定する。ここで、第2ビームBの開口が「白欠陥」であるため、計測結果Mは、第2ビームBと第3ビームBとの互いの出力値を合算した値となる。この場合、第3ビームBの単体の照射量は、照射量決定部35にて計測結果Mから計測結果Mを減算することで決定することができる。次に、欠陥判定部34は、照射量決定部35により決定された第3ビームBの照射量を考慮し、条件(3)(または条件(7))から第4ビームBの開口を「正常」と判定する。さらに、欠陥判定部34は、計測結果Mが第1閾値TA以下となるため、条件(1)(または条件(5))から第5ビームBの開口を「グレー欠陥」、または「黒欠陥」と判定する。ここで、「グレー欠陥」と「黒欠陥」とのいずれの欠陥であるかは、例えば、照射量決定部35がそのときの計測結果の値に基づいて電子ビームの照射量を算出し、欠陥判定部34が正常な照射を行う他の電子ビームの照射量と比較することで判定することができる。
次に、参考として、本実施形態の描画装置1による、電子ビームの照射量計測を含むブランキング偏向器13の欠陥検出にかかる時間(総計測時間)と、従来の描画装置による総計測時間とを比較する。図4は、従来の描画装置の総計測時間に対する描画装置1の総計測時間を示す図である。まず、従来の描画装置では、制御部は、照射量計測および黒欠陥計測として積分処理(時間T)を実行する。次に、ブランキング偏向器により、ある電子ビームをOFFしている状態で積分処理(時間T)を実行し、照射による出力が検出されないことを確認する(白欠陥計測)。その後、基板ステージを次の電子ビームの照射領域へステップ駆動(時間T)させるという一連の動作を繰り返す。このとき、電子ビームの総本数をn本とすると、全ての照射量計測および欠陥検出を実行するのに要する総計測時間T1は、以下の式(1)で表される。
T1=(T×2+T)×n (1)
これに対して、本実施形態の描画装置1では、同時に2本の電子ビームを入射可能な幅を持つ電子ビーム検出部17を用いて隣り合う電子ビームの照射を交互にON/OFFさせることで、照射量計測および欠陥検出を実行する。すなわち、描画装置1は、第nビームBの照射量計測および黒欠陥検出と、第n+1ビームBn+1の白欠陥検出とを同時に実行することができる。このとき、全ての照射量計測および欠陥検出を実行するのに要する総計測時間T2は、以下の式(2)で表される。
T2=(T+Ts)×n+(T+Ts) (2)
したがって、描画装置1による総計測時間T2は、式(1)−式(2)から、従来の総計測時間T1と比較して、T×n−(T+Ts)分の時間を短縮することができ、特に電子ビームの総本数nが多い場合には、より多くの効果が期待される。
以上のように、本実施形態によれば、ブランキング偏向器アレイ13の欠陥検査時間の短さの点で有利な描画装置を提供することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る描画装置について説明する。なお、本実施形態の描画装置の構成は、上記第1実施形態と同一であり、以下、描画装置1の各構成要素と同一の符号を付し、説明を省略する。通常、上述のようなブランキング偏向器13の欠陥は、ON/OFFが正常に実施される開口を有する複数の電子ビームに対して、あるビーム群としての欠陥、例えば、隣り合う電子ビーム同士が、それぞれ白欠陥または黒欠陥となっている場合が多い。この場合、制御部6は、第1実施形態に示す欠陥の検出を、欠陥の種類を問わず正確に実施することができる。これに対して、ブランキング偏向器13の複数の開口において、まれに白欠陥と黒欠陥とが交互に発生している場合も考えられる。そこで、本実施形態の描画装置は、このような白欠陥と黒欠陥とが交互に発生する可能性がある場合に対応可能とする欠陥検出を実施する。
図5は、第1実施形態に係る図3に対応した、本実施形態に係るブランキング偏向器13の欠陥を検査する方法を時系列で示す説明図である。なお、本実施形態においても、信号処理回路30を積分器としている。また、制御部6は、基本的に図3を用いて説明した第1実施形態と同様のシーケンスを実行する。ただし、本実施形態では、制御部6は、ブランキング制御回路23により、ある電子ビームの照射をONからOFFに切り替えたときから、その隣に位置する次の電子ビームをONとするまでの間に、一定の区間Iを設ける。ここで、信号検出部33が取得した信号出力31の出力値が、図5に示すような傾向を示した場合について考える。まず、第1ビームBに対する計測結果Mは、第1閾値TAと第2閾値TAとの間にあり、かつ、第2ビームBに対する計測結果Mは、ゼロ以上である。このとき、第1ビームBを駆動する(照射を切り替える)開口が正常であれば、計測結果MA1を取得する区間Iでは、シーケンス上、電子ビームがOFFとなり、計測結果MA1がゼロになるはずである。しかしながら、図5に示すように、第1ビームBを駆動する開口が白欠陥である場合は、OFFされているはずの電子ビームがONされ続ける。したがって、放電動作後には、すぐに第1ビームBにより充電が始まるため、計測結果MA1はゼロにはならない。すなわち、欠陥判定部34は、計測結果Mがゼロ以上、かつ、第3ビームBに対する計測結果Mが第1閾値TAと第2閾値TAとの間にあるので、第1ビームBを駆動する開口を「白欠陥」、第2ビームBを駆動する開口が「黒欠陥」を判定する。このように、本実施形態によれば、ブランキング偏向器13の複数の開口において、白欠陥と黒欠陥とが交互に発生している場合でも、第1実施形態と同様の効果を奏する。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る描画装置について説明する。従来のマルチビーム方式の描画装置では、電子ビームの行路上に、ある電子ビームを選択的に通過させるための開口部を有する可動式シャッターを備えるものがある。この描画装置では、可動式シャッターの開口部を選択的に通過させた正常な電子ビームだけを用いることで、可能な限り描画処理速度の低下を抑えることができる。すなわち、異常な電子ビームの検出単位としてアプリケーションにより1本を確定するのではなく、一定の本数を単位としたブロック(群)内に存在する異常な電子ビームを検出するよう変更可能とすることも有効である。そこで、本実施形態の描画装置は、複数の電子ビームを含むビーム群を同時に照射し、欠陥検出を実施する。
図6は、第2実施形態に係る図5に対応した、本実施形態に係るブランキング偏向器13の欠陥を検査する方法を時系列で示す説明図である。なお、本実施形態においても、信号処理回路30を積分器としている。また、電流検出部17aには、同時に2つのビーム群が入射可能となっている。この場合、制御部6は、基本的に図5を用いて説明した第2実施形態と同様のシーケンスを実行する。ここで、信号検出部33が取得した信号出力31の出力値が、図6に示すような傾向を示した場合について考える。まず、制御部6は、信号検出部33により、全て正常な開口を有する第1ビーム群Gに対する信号出力31(計測結果M)を取得する。このとき、第2ビーム群Gを駆動する全ての開口が正常であれば、計測結果MB1を取得する区間Iでは、シーケンス上、全ての電子ビームがOFFとなり、計測結果MBがゼロになるはずである。しかしながら、第2ビーム群Gを駆動する複数の開口のうち、ある1つの開口に「白欠陥」がある場合には、OFFされているはずのビーム群にある値が発生する。同様に、欠陥判定部34は、第3ビーム群Gに関する計測結果Mが第1閾値TAと第2閾値TAとの間にあるため、計測結果Mとの比較により、第3ビーム群Gを駆動する複数の開口のうち、ある1つの開口に「黒欠陥」があると判定することができる。このように、本実施形態によれば、ブランキング偏向器13において、複数の電子ビームを含むビーム群を同時に照射して欠陥検出を実施することで、あるビーム群内に存在する異常な電子ビームを高速に検出することができる。なお、ビーム群に含まれる電子ビームの本数は、電流検出部17aの計測分解能や、計測系のノイズなどに基づいて決定することが望ましい。また、この場合の2つの閾値TA、TAの値は、上記のように計算値からの推定ビーム電流や過去の計測値などに加えて、ビーム群に含まれる電子ビームの本数も考慮して決定することが望ましい。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態に係る描画装置について説明する。本実施形態の描画装置の特徴は、制御部6が、電子ビームの照射量計測を積分器の出力により実行し、一方、ブランキング偏向器13の欠陥検出を電流−電圧変換器の出力により実行する点にある。特に、本実施形態における信号処理回路30からの信号出力31は、電流−電圧変換器出力である。図7は、第1実施形態に係る図3に対応した、本実施形態に係るブランキング偏向器13の欠陥を検査する方法を時系列で示す説明図である。この場合、制御部6は、図3を用いて説明した第1実施形態と同様のシーケンスを実行する。このシーケンスにおいて、第1ビームBを駆動する開口が正常である場合には、計測結果Mは、第1閾値TAと第2閾値TAとの間にあり、かつ、区間Iでは、シーケンス上、電子ビームがOFFとなるので、計測結果MA1はゼロである。一方、計測結果Mは、第1閾値TAと第2閾値TAとの間にあり、この計測結果Mの値は、区間Iでの計測結果MB1と同じ値になっている。また、計測結果Mが第2閾値TA以上であることも考慮すると、欠陥判定部34は、第2ビームBが「白欠陥」である判定することができる。同様に、計測結果Mが第1閾値TA以下であることから、欠陥判定部34は、第5ビームBが「黒欠陥」である判定することができる。
図8は、第2実施形態に係る図5に対応した、本実施形態に係るブランキング偏向器13の欠陥を検査する方法を時系列で示す説明図である。この場合、制御部6は、図5を用いて説明した第2実施形態と同様のシーケンスを実行する。このシーケンスにおいて、計測結果Mは、第1閾値TAと第2閾値TAとの間にある。ここで、第1ビームBを駆動する開口が正常である場合には、区間Iでは、シーケンス上、電子ビームがOFFとなるので、計測結果MA1はゼロである。しかしながら、第1ビームBを駆動する開口が「白欠陥」である場合、OFFされているはずの第1ビームBがONされ続けるので、計測結果MA1がゼロにはならない。そして、計測結果MA1がゼロ以上、かつ、計測結果Mが第1閾値TAと第2閾値TAとの間にあることから、欠陥判定部34は、第1ビームBを駆動する開口が「白欠陥」、第2ビームBを駆動する開口が「黒欠陥」であると判定することができる。このように、本実施形態によれば、制御部6が、電流−電圧変換器の出力によりブランキング偏向器13の欠陥検出を実行した場合でも、上記実施形態と同様の効果を奏する。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態に係る描画装置について説明する。本実施形態の特徴は、上記実施形態の電子ビーム検出部17における電流検出部17aおよび遮光部17bの形状を変更する点にある。図9は、上記実施形態に係る図2に対応した、本実施形態に係る電子ビーム検出部の構成、および設置位置を示す図である。特に、図9(a)は、基板ステージ5上に設置された電子ビーム検出部40が、電流検出部40aを複数設置する場合の図である。例えば、図9(a)では、基板ステージ5の進行方向(X方向)に対して2列で、かつ、Y方向に対して4列の計8つの電流検出部40aを配置している。この場合も、上記実施形態と同様に、遮光部40bにより各電流検出部40aに入射する電子ビームの数を規定している。これに対して、図9(b)は、基板ステージ5の進行方向に対して電流検出部50aを2列配置した電子ビーム検出部50を示す図である。さらに、図9(c)は、Y方向に対して電流検出部60aを4列配置した電子ビーム検出部60を示す図である。本実施形態の描画装置は、上記電子ビーム検出部における複数の電流検出部のそれぞれに対応した信号処理回路を有し、制御部6は、上記実施形態のような処理を並列に実行する。これにより、本実施形態の描画装置は、ブランキング偏向器13の欠陥の位置、および種類をより高速に検出することができる。
(物品の製造方法)
本発明の実施形態に係る物品の製造方法は、例えば、半導体デバイス等のマイクロデバイスや微細構造を有する素子等の物品を製造するのに好適である。該製造方法は、感光剤が塗布された基板の該感光剤に上記の描画装置を用いて潜像パターンを形成する工程(基板に描画を行う工程)と、当該工程で潜像パターンが形成された基板を現像する工程とを含みうる。さらに、該製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含みうる。本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
上記第1および第2実施形態では、電子ビーム検出部17は、電流検出部17aに対して同時に2本の電子ビームを入射可能としているが、本発明は、これに限定するものではない。本発明の描画装置は、例えば、電子ビーム検出部17の遮光部17bにより3本以上の電子ビームを入射可能とする場合でも、第1または第2実施形態と同様の手順で照射量計測および欠陥検出を実施することができる。この場合、制御部6は、3本の電子ビームが照射される領域に電子ビーム検出部17が位置したとき、少なくとも1本の電子ビームの欠陥を判定する。また、制御部6は、それ以降も順次欠陥の検出を実行すれば、3本のうち少なくとも1本の電子ビームの欠陥が判定された状態となるため、実質2本の電子ビームの欠陥を検出することと同じになる。
さらに、上記実施形態では、基板ステージ5の駆動方法をステップ駆動としているが、例えば、積分時間、および充放電時間を満たす速度の等速駆動としてもよい。
1 電子ビーム描画装置
5 基板ステージ
7 被処理基板
13 ブランキング偏向器アレイ
17a 電流検出部
17b 遮光部
31 信号出力
33 信号検出部
34 欠陥判定部

Claims (13)

  1. 被処理基板に対して複数の電子ビームにより描画データを描画する電子ビーム描画装置であって、
    前記被処理基板を載置し、前記電子ビームの照射位置に対して移動可能な移動体と、
    前記移動体に搭載され、前記複数の電子ビームのうち少なくとも隣り合う2つの前記電子ビームを同時に入射可能として、前記電子ビームの電流値を検出する電流検出部と、
    前記被処理基板または前記電流検出部にある照射領域に応じて、前記電子ビームの照射のON/OFFを切り替える切り替え部と、
    前記移動体または前記切り替え部の動作の制御、および前記電流検出部からの信号出力に基づく処理を実行する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記移動体を移動させながら、前記切り替え部により前記電流検出部に対して最初に入射する第1電子ビームの照射をONとしたときの前記信号出力を検出し、次に、前記第1電子ビームの照射をOFFとし、該第1電子ビームの隣に位置し、該第1電子ビームの次に入射する第2電子ビームの照射をONとしたときの前記信号出力を検出する処理を繰り返す信号検出部と、
    前記信号検出部が検出した前記信号出力に基づいて、前記切り替え部における欠陥の状態を判定する欠陥判定部と、
    を含むことを特徴とする電子ビーム描画装置。
  2. 前記欠陥の状態は、前記電子ビームの照射のOFFができない状態となる白欠陥、前記電子ビームの照射のONができない状態となる黒欠陥、または、不完全でしか前記電子ビームの照射のONができない状態となるグレー欠陥のいずれかの状態である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子ビーム描画装置。
  3. 前記信号検出部は、積分器からなる信号処理回路を介して前記電流検出部から前記信号出力を検出する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子ビーム描画装置。
  4. 前記欠陥判定部は、前記信号出力に対して、予め下限値である第1閾値と、上限値である第2閾値とを設定し、
    (1)前記第1電子ビームに関する前記信号出力の計測結果Mが前記第1閾値より以下のとき、前記第1電子ビームの切り替え部は、グレー欠陥、または黒欠陥である、
    (2)前記計測結果Mが前記第1閾値と前記第2閾値との間にあるとき、前記第1電子ビームの切り替え部は、正常、または白欠陥である、
    (3)前記計測結果Mが条件(2)にあり、かつ、前記第2電子ビームに関する計測結果Mが前記第1閾値と前記第2閾値との間にある、または前記第1閾値より以下のとき、前記第1電子ビームの切り替え部は、正常である、
    (4)前記計測結果Mが条件(2)にあり、かつ、前記計測結果Mが前記第2閾値より以上のとき、前記第1電子ビームの切り替え部は、白欠陥である、
    (5)前記計測結果Mが前記第1閾値より以下のとき、前記第2電子ビームの切り替え部は、グレー欠陥、または黒欠陥である、
    (6)前記計測結果Mが前記第1閾値より以上のとき、前記第2電子ビームの切り替え部は、正常、または白欠陥である、
    (7)前記計測結果Mが条件(6)にあり、かつ、前記第2電子ビームに隣り合い、前記第2電子ビームの次に照射される第3電子ビームに関する計測結果Mが前記第1閾値と前記第2閾値との間にある、または前記第1閾値より以下のとき、前記第2電子ビームの切り替え部は、正常である、または、
    (8)前記計測結果Mが条件(6)にあり、かつ、前記計測結果Mが前記第2閾値より以上のときは、前記第2電子ビームの切り替え部は、白欠陥である、
    との各条件(1)〜(8)を考慮した判定を繰り返し実行する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子ビーム描画装置。
  5. 前記制御部は、前記第1電子ビームの照射をONからOFFに切り替えたときから前記第2電子ビームの照射をONとするまでの間に、一定の区間を設定し、
    前記欠陥判定部は、前記判定に加え、前記区間における照射量の計測結果MA1がゼロであるか否かを参照して、前記第2電子ビームの切り替え部の欠陥の判定を実行する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の電子ビーム描画装置。
  6. 前記信号検出部は、電流−電圧変換器からなる信号処理回路を介して前記電流検出部から前記信号出力を検出する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子ビーム描画装置。
  7. 前記制御部は、前記第1電子ビームの照射をONからOFFに切り替えたときから前記第2電子ビームの照射をONとするまでの間に、一定の区間を設定し、
    前記欠陥判定部は、前記信号出力に対して、予め下限値である第1閾値と、上限値である第2閾値とを設定し、前記第1電子ビームと隣り合う前の電子ビームの切り替え部が正常である場合に、
    (1)前記第1電子ビームに関する前記信号出力の計測結果Mが前記第1閾値と前記第2閾値との間にあり、かつ、前記区間における前記信号出力の計測結果MA1がゼロであるとき、前記第1電子ビームの切り替え部は、正常である、
    (2)前記計測結果Mが前記第1閾値と前記第2閾値との間にあり、かつ、前記計測結果MA1が前記計測結果Mと同じ値であり、また、前記第2電子ビームに関する前記信号出力の計測結果Mが前記第2閾値より以上のとき、前記第1電子ビームの切り替え部は、白欠陥である、
    (3)前記計測結果Mが前記第1閾値より以下のとき、前記第1電子ビームの切り替え部は、黒欠陥である、または、
    (4)前記計測結果MA1がゼロ以上で、かつ、計測結果Mが前記第1閾値と前記第2閾値との間にあるとき、前記第1電子ビームの切り替え部が白欠陥で、前記第2電子ビームの切り替え部が黒欠陥であるような、白欠陥と黒欠陥とが交互に発生する状態である、
    との各条件(1)〜(4)を考慮した判定を繰り返し実行する、
    ことを特徴とする請求項1、2または6に記載の電子ビーム描画装置。
  8. 前記切り替え部が、前記複数の電子ビームのうち一定の本数の電子ビームを単位とした複数のビーム群の照射のON/OFFを切り替えるように、および、
    前記電流検出部が、前記複数のビーム群のうち少なくとも隣り合う2つの前記ビーム群を同時に入射可能として、前記ビーム群の電流値を検出するように、変更可能である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子ビーム描画装置。
  9. 前記制御部は、第1ビーム群の照射をONからOFFに切り替えたときから第2ビーム群の照射をONとするまでの間に、一定の区間を設定し、
    前記欠陥判定部は、前記信号出力に対して、予め下限値である第1閾値と、上限値である第2閾値とを設定し、
    (1)前記第1ビーム群と隣り合う前の電子ビームの切り替え部が正常であり、かつ、前記区間における前記第1ビーム群に関する前記信号出力の計測結果MA1がゼロでないとき、前記第1ビーム群の切り替え部には白欠陥が存在し、
    (2)前記第1ビーム群の切り替え部に白欠陥が存在し、かつ、前記第2ビーム群に関する計測結果Mが前記第1閾値と前記第2閾値との間にあるとき、前記第1ビーム群の切り替え部には黒欠陥が存在する、
    との各条件(1)および(2)を考慮した判定を繰り返し実行する、
    ことを特徴とする請求項1〜3、または8に記載の電子ビーム描画装置。
  10. 前記電流検出部に入射する前記電子ビームの本数は、前記電流検出部の周囲に設置された遮光部により規定される、
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の電子ビーム描画装置。
  11. 前記電流検出部は、前記移動体の進行方向を基準として並列に、複数設置される、
    ことを特徴とする請求項10に記載の電子ビーム描画装置。
  12. ブランキング偏向器アレイを有し、前記ブランキング偏向器アレイを通過した複数の荷電粒子線で基板に描画を行う描画装置であって、
    前記複数の荷電粒子線のうち隣り合う2つの荷電粒子線を同時に検出可能な大きさを有し、入射した荷電粒子線の強度を検出する検出器と、
    制御部と、を有し、
    前記制御部は、移動する前記検出器上において、隣り合う2つの荷電粒子線の一方がブランキング状態にされ他方が非ブランキング状態にされるように、かつ、各荷電粒子線がブランキング状態と非ブランキング状態とに順次されるように、前記検出器の位置と前記ブランキング偏向器アレイとの制御を行い、該制御と並行して前記検出器に出力を行わせて、該出力に基づいて前記ブランキング偏向器アレイ中の各ブランキング偏向器の欠陥を検査する、
    ことを特徴とする描画装置。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の描画装置を用いて基板に描画を行う工程と、
    前記工程で描画を行われた基板を現像する工程と、
    を含むことを特徴とする物品の製造方法。
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