JP2012109294A - 太陽電池用裏面保護シート及びこれを用いた太陽電池 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基材の一方の面側に少なくとも耐候層が積層され、前記基材の他方の面側に多層着色層が積層されており、該多層着色層が封止材に接着する側から少なくとも透明層と、着色層と、が順次積層された構成である太陽電池用裏面保護シートであって、該多層着色層がポリオレフィン系樹脂からなり、その最外層がMI値1.5g/10min以下で、その他の層がMI値1.5〜8.0g/10minの樹脂で構成されることを特徴とする太陽電池用裏面保護シートである。
【選択図】図1
Description
該多層着色層がポリオレフィン系樹脂からなり、その最外層がMI値1.5g/10min以下で、その他の層がMI値1.5〜8.0g/10minの樹脂で構成されることを特徴とする太陽電池用裏面保護シートである。
先ず、図1に示すように、本発明に係る裏面保護シート4は、基材1を多層着色層2と耐候層3とが挟み込んだ状態で積層されてなる構造を有している。
基材1は、太陽電池用裏面保護シート4自体の剛性および太陽電池モジュール内で発生した電気を外部との絶縁性を保つために設けている。基材1として使用されるフィルムは、ポリエチレンテレフタレート(PET)のフィルム、ポリエチレンナフタレート(PEN
)、ポリカーボネート(PC)、ポリアミド、エポキシ等を使用することができる。
長時間の太陽光、風雨に暴露されても著しい劣化が起こらないものが望ましく、耐候層3に用いる素材としては、ポリフッ化ビニル(PVF)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、低オリゴマーPETをフィルム化したものや、またはそれらの樹脂を液化してコーティングしても構わない。耐候層3の厚みは、3〜100μmが好ましい。
多層着色層2は、少なくとも透明層と着色層とから構成されている。太陽電池モジュールの一構成部材である封止材に接触する側から、透明層2aと、着色層2bと、透明層2cと、が順次積層された三層構成である。多層着色層2に用いる樹脂としては、ポリビニルアセテート(EVA)、アイオノマー、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂であり、前記封止材と融解して接着するものであれば特に限定するものではない。
次に、図2に示す本発明を適用した太陽電池5について説明する。この太陽電池5は、図2に示すように、ガラス板6と、配線を配設した光起電力素子としての太陽電池モジュール7と、上記太陽電池用裏面保護シート4と、封止材8とから概略構成されている。
ポリオレフィン系樹脂として、エチレンが95%、酢酸ビニルが5%の共重合体(VA5%)を用いてTダイ製膜法により以下の構成の多層着色層(膜厚100μm)を作製した。
第1層:透明層(MFR=1.5) 膜厚30μm
第2層:着色層(MFR=3.0、酸化チタン10%添加) 膜厚40μm
第3層:透明層(MFR=3.0) 膜厚30μm
ポリオレフィン系樹脂として、エチレンが95%、酢酸ビニルが5%の共重合体(VA5%)を用いてインフレーション製膜法により以下の構成の多層着色層(膜厚100μm)を作製した。
第1層:透明層(MFR=1.5) 膜厚30μm
第2層:着色層(MFR=1.5、酸化チタン10%添加) 膜厚40μm
第3層:透明層(MFR=1.5) 膜厚30μm
基材として、厚さ250μmのPETフィルム(商品名:型番「S10」東レ株式会社製)を用い、その両面に2液硬化型ポリウレタン系ドライラミネート用接着剤(三井化学社製、商品名:タケラックA515)を介して、厚さ25μmのPVFフィルム(商品名:型番「PV2111」デュポン株式会社製)の耐候層と積層し、太陽電池用裏面保護シートを作製した。
面にテフロン(登録商標)シートを具備したラミネート装置を用いて、太陽電池モジュールと加熱ラミネート(加熱温度:150℃、真空時間:3分、保持時間:10分)し、太陽電池を作製した。
ポリオレフィン系樹脂として、エチレンが95%、酢酸ビニルが5%の共重合体(VA5%)を用いて、インフレーション製膜法により以下の単層着色層を作製した。
単層着色層(MFR=8.0、酸化チタン10%添加) 膜厚100μm
ポリオレフィン系樹脂として、エチレンが95%、酢酸ビニルが5%の共重合体(VA5%)を用いてTダイ製膜法により以下の構成の多層着色層(膜厚100μm)の作製を実施したが、フィルムの膜切れが生じ製膜が不可能であった。
第1層:透明層(MFR=1.5) 膜厚30μm
第2層:着色層(MFR=1.5、酸化チタン10%添加) 膜厚40μm
第3層:透明層(MFR=1.5) 膜厚30μm
2に示した。
実施例1の本発明品は比較例1〜3の比較品に比べて、EVA付着による汚染防止、封止材との密着力およびコスト面のいずれにおいても良好な結果を示した。
2…多層着色層
2a…透明層
2b…着色層
2c…透明層
3…耐候層
4…太陽電池用裏面保護シート
5…太陽電池
6…ガラス板
7…太陽電池モジュール
8…封止材
Claims (3)
- 基材の一方の面側に少なくとも耐候層が積層され、前記基材の他方の面側に多層着色層が積層されており、該多層着色層が封止材に接着する側から少なくとも透明層と、着色層と、が順次積層された構成である太陽電池用裏面保護シートであって、
該多層着色層がポリオレフィン系樹脂からなり、その最外層がMI値1.5g/10min以下で、その他の層がMI値1.5〜8.0g/10minの樹脂で構成されることを特徴とする太陽電池用裏面保護シート。 - 前記多層着色層が、押し出しラミネート加工方法により施されることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池用裏面保護シート。
- ガラス板と、前記ガラス板と対向して配置された裏面保護シートと、前記ガラス板と前記裏面保護シートとの間に配置された太陽電池モジュールとを備え、前記裏面保護シートに、請求項1または2に記載の太陽電池用裏面保護シートを用いたことを特徴とする太陽電池。
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JP2010254711A JP2012109294A (ja) | 2010-11-15 | 2010-11-15 | 太陽電池用裏面保護シート及びこれを用いた太陽電池 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014033924A1 (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-06 | 三洋電機株式会社 | 太陽電池モジュール |
Citations (2)
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JPS5970566A (ja) * | 1982-10-15 | 1984-04-21 | 出光石油化学株式会社 | 積層体 |
WO2010005030A1 (ja) * | 2008-07-11 | 2010-01-14 | 三菱樹脂株式会社 | 太陽電池用バックシート |
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2010
- 2010-11-15 JP JP2010254711A patent/JP2012109294A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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