JP2012106820A - エレベータの整風カバー - Google Patents

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【課題】先端が先細りした整流カバーのかご室出入口側をを塞ぐように設けられた整風板を有したエレベータの整風カバーにおいて、保守点検の作業性を向上できるエレベータの整風カバーを得ることである。
【解決手段】先端が先細りした整流カバーと、整流カバーのかご室の出入口側を塞ぐように設けられた整風板を備え、整風板を二つ以上に分割し、分割された少なくとも一つがかご室の出入口の開閉方向に移動する可動部整風板を備えたものである。
【選択図】 図1

Description

この発明は、エレベータのかご室の上面に設けられ、かご室が昇降する際にかご室の上面に当る空気を整流して空気騒音を低減する整風カバーに関するものである。
従来のエレベータの整風カバーは、かご室の上側に設けられ、下方から上方に向かって先細りした流線形を呈する湾曲カバーを備えている。そして、整風板(エプロンカバー)が湾曲カバーのかご室の出入口側を塞いでいる。この整風板は、かご室の幅とほぼ同じ幅で垂直に立設されており、湾曲カバーに対してかご室の幅方向に羽を広げたようになっている。湾曲カバーは、かご室が昇降するとき空気抵抗を受けるが、流線形であるので空気が整流され空気騒音を低減できるようになっている。しかしながら、もし、整風カバーが湾曲カバーのままだと、かご室が昇降して乗場を通過するとき、湾曲カバーは先細りしているので乗場出入口に対して通過する面が変化する。これにより、湾曲カバーの表面から乗場出入口へ空気が流入し、これが騒音として発生する。整風板はこれを防止したものであり、湾曲カバーのかご室の出入口側をかご室とほぼ同じ幅に覆っているので、乗場出入口に対して通過する面が変化することがなく、騒音を低減できるようにしている。このように、整風カバーは、かご室が昇降するときの空気騒音を低減できるようになっている。(例えば、特許文献1参照)
特開平6−329372号公報(第6−7頁、第9図)
上記の整風カバーが設けられたエレベータにおいて、昇降路内機器を保守点検する際、保守員はかご室上部に載り、かご室を昇降させながら作業を行う。このとき、湾曲カバーの上面に点検口を設け、この点検口から保守員が身を乗り出し作業を行う。しかしながら、整風板が湾曲カバーに対してかご室の幅方向に広がっているので、例えば乗場側の昇降路内機器を保守点検する際、整風板が邪魔となって作業が困難となるといった問題点があった。
本発明は、かかる問題を解決するためになされたもので、その目的は、整風板を有した整風カバーであっても、保守点検の作業性を向上できるエレベータの整風カバーを得ることである。
この発明に係るエレベータの整風カバーは、先端が先細りした整流カバーと、整流カバーのかご室の出入口側を塞ぐように設けられた整風板を備え、整風板を二つ以上に分割し、分割された少なくとも一つがかご室の出入口の開閉方向に移動する可動部整風板を備えたものである。
この発明によれば、整風板の一部がかご室の出入口の開閉方向に移動する可動部整風板を備えたので、保守員がかご室上面より整流カバーの外側に身を乗り出して、可動部整風板を開口することで、可動部整風板側にある昇降路内機器にアクセスすることができ、保守点検の作業性をよくすることができる。
本発明の実施の形態1におけるエレベータの整風カバーを示した、乗場側から視た斜視図である。 図1の背面側から視た斜視図である。 図1の矢印A方向から視た側面図である。 図2の矢印B方向から視た要部を拡大した図である。 図2のC−C断面図である。 図1のD−D断面である。 図1のE部を拡大した図である。 図7の矢印F方向から視た図である。 実施の形態1の整風カバーの使用方法を説明する図で、乗場側から視た斜視図である。 図9の背面側から視た斜視図である。 本発明の実施の形態2におけるエレベータの整風カバーを示した、乗場側から視た斜視図である。 図11の背面側から視た斜視図である。 図11のG−G断面図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1におけるエレベータの整風カバーを示した、乗場側から視た斜視図で、図2は図1の背面側から視た斜視図である。図3は、図1の矢印A方向から視た側面図であり、図4は図2の矢印B方向から視た要部を拡大した図である。図5は図2のC−C断面図であり、図6は図1のD−D断面図である。図7は図1のE部を拡大した図であり、図8は図7の矢印F方向から視た図である。
図において、かご室1には出入口1aにドア1bが設けられ、乗客あるいは保守員がこのドア1bを開閉することでかご室1内に出入りする。かご室1の上部には、整風カバー2が設けられている。整風カバー2は、下方から上方に向かって先細りした流線形をなす整流カバー3を備えている。また、整風カバー2には、整風板4が、かご室1の出入口1a側の整流カバー3の側面を塞ぐように設けられている。整風板4は3分割されて、固定部整風板5と、固定部整風板5の両側に配置された第1の可動部整風板6及び第2の可動部整風板7とで構成されている。固定部整風板5はかご室1の上面の出入口1a側中央に垂直に立設されている。そして、固定部整風板5の出入口1a側の側面の上部に出入口1aの開閉方向に延びた上部ガイド8が設けられている。また、上部ガイド8の下方に対向して、かご室1上面に下部ガイド9が設けられている。この上部ガイド8には、下方に開口した凹状を呈した溝8aが出入口1aの開閉方向に亘って形成され、同様に下部ガイド9には、上方に開口した凹状を呈した溝9aが形成されている。
第1の可動部整風板6は、上部及び下部にガイドシュー6a、6bが設けられており、このガイドシュー6a、6bがそれぞれ溝8a、9aに係合されている。これにより、第1の可動部整風板6が上部ガイド8及び下部ガイド9に摺動可能に移動され、固定部整風板5に対して出入口1aの開閉方向に開閉される。また、第1の可動部整風板6は、出入口1aの開閉方向に移動した際に、被可動部である固定部整風板5に対して重なっている。第2の可動整風板7についても同様に、ガイドシュー7a、7bがそれぞれ溝8a、9aに係合されて、固定部整風板5に対して出入口1aの開閉方向に開閉される。そして、固定部整風板5には、第1、第2の可動部整風板6,7を固定する固定部材10が設けられている。この固定部材10は、L形ブラケット10aとボルト10bを備えており、L形ブラケット10aの一面が固定部整風板5の側面に固定さている。第1、第2の可動部整風板6,7が固定部整風板5の両側に移動した際、L形ブラケット10aの他面が第1、第2の可動部整風板6,7にボルト10bによって固定される。
第1及び第2の可動部整風板6、7は移動するため、整流カバー3の側面は第1及び第2の可動部整風板6、7に対して隙間を有している。この隙間を塞ぐように、整流カバー3の側面に遮風部材11が取り付けられている(図5参照)。この遮風部材11は、例えばゴム等の弾性体が好ましく、第1及び第2の可動部整風板6、7が通常状態に配置した際、即ち固定部整風板5の両側に移動した際に、第1及び第2の可動部整風板6、7に弾性力で接触するようになっている。
また、固定部整風板5と第1、第2の可動部整風板6,7にも隙間を有しており、この隙間を塞ぐように、固定部整風板5の両側面に遮風部材12が取り付けられている(図6参照)。この遮風部材12は、例えばゴム等の弾性体が好ましく、第1及び第2の可動部整風板6、7に弾性力で接触するようになっている。
さらに、下部ガイド9の両端部には、外れ防止部材13が設けられている。この外れ防止部材13は、溝9aにネジ穴が形成され、このネジ穴に取り付けられたボルト13a及びワッシャ13bで構成されている。そして、第1、第2の可動部整風板6,7が固定部整風板5の両側に移動した際、第1、第2の可動部整風板6,7の端部とボルト13aとが当接する。これにより、第1、第2の可動部整風板6,7の移動を制限している。
また、固定部整風板5には、出入口1a側に扉5aが取り付けられており、この扉5aを開閉することで、保守員がかご室1上部に出入りする。さらに、整流カバー3の両側には、点検口3aが設けられており、この点検口3aを塞ぐ点検扉3bが取り付けられている。この点検扉3bを開閉することで、保守員が点検口3aから整流カバー3の外側に身を乗り出して作業を行う。
次に、保守員が昇降路内機器を保守点検する際に、整風カバー2の使用方法について図1、9、10を用いて説明する。図9は、整風カバー2の使用方法を説明する図で、第1の可動部整風板6を開口した状態を示す図である。図10は図9の背面側から視た図である。
通常状態は、図1に示すように第1、2の可動部整風板6,7は固定部整風板5の両側に配置されている。そして、保守員がかご室1上面より昇降路内機器を保守点検する際に、次のように作業を行う。まず、保守員はエレベータを操作し、かご室1の上面を乗場床面に合わせて、乗場から乗場ドアを開ける。次に、固定部整風板5の扉5aを開け、かご室1の上面に入って扉5aを閉める。そして、保守員は、点検扉3bを開け点検口3aから身を乗り出す。次に、固定部材10のボルト10bを外して第1の可動部整風板6の固定を解除し、図9,10に示すように第1の可動部整風板6を固定部整風板5側へ移動させる。これにより、第1の可動部整風板6が開口されて、保守員は、例えば乗場ドア装置14などの乗場側の昇降路内機器にアクセスして作業を行う。そして、作業終了後、上記と逆の手順で第1の可動部整風板6を元の位置に戻し、固定部整風板5に固定して、乗場に移動する。なお、保守員は、第2の可動部整風板7についても、同様に開口することで、固定部整風板5の両側から保守点検を行う。
以上の実施の形態1におけるエレベータの整風カバーは、次に示す効果を奏する。
本発明の実施の形態1は、整流カバー3のかご室1の出入口1a側に設けられた整風板4が分割されて、出入口1aの開閉方向に移動する第1,2の可動部整風板6,7を備えている。保守員がかご室1上面より整流カバー3の外側に身を乗り出して、これら第1,2の可動部整風板6,7を開口することで、第1,2の可動部整風板6,7側にある昇降路内機器にアクセスすることができ、保守点検の作業性をよくすることができる。
また、第1,2の可動部整風板6,7は、それぞれ開閉方向に移動した際に、被可動部である固定部整風板5に対して重なっているので、第1,2の可動部整風板6,7をかご室1から突出させることなく開閉することができる。そのため、第1,2の可動部整風板6,7を開閉するための余分なスペースが不要となり、昇降路のスペースを必要以上に大きくしなくてすむ。
さらに、整流カバー3の第1,2の可動部整風板6,7側側面に、第1,2の可動部整風板6,7との隙間を塞ぐ遮風部材11が取り付けられている。これにより、第1及び第2の可動部整風板6、7が通常状態に配置された状態では、かご室1昇降時の気流が整流カバー3と第1,2の可動部整風板6,7との隙間から流入することを防ぎ、空気騒音を低減することができる。
また、整風板4は3分割されて、中央にかご室1に固定された固定部整風板5とその両側に配置された第1,2の可動部整風板6,7で構成している。そして、第1,2の可動部整風板6,7の上側の移動を案内する上部ガイド8が固定部整風板5に固定され、第1,2の可動部整風板6,7の下側の移動を案内する下部ガイド9がかご室1に固定されている。第1,2の可動部整風板6,7の質量は上部ガイド8に支持される。第1,2の可動部整風板6,7が、上部ガイド8が固定される支持箇所から離れるほど、上部ガイド8が第1,2の可動部整風板6,7を支える荷重が増加する。特に、整風板4の出入口1aの開閉方向の幅が大きい場合、上部ガイド8も長くなり、例えば両端部でかご室1に固定した場合では、第1,2の可動部整風板6,7が移動する際、上部ガイド8の固定支持箇所から大きく離れることになり、上部ガイド8を強固な構造にする必要がある。しかしながら、本実施の形態1によれば、上部ガイド8の中央部が固定され、その両側に第1,2の可動部整風板6,7が配置されているので、第1,2の可動部整風板6,7は上部ガイド8の固定支持箇所から大きく離れることがない。そのため、整風板4の出入口1aの開閉方向の幅が大きい場合であっても、上部ガイド8を必要以上に強固にしなくて済み、整風板4を簡易な構成とすることができる。
また、可動する部分が第1、第2の可動部整風板6,7のように2箇所あるので、その分、保守点検の作業を行う範囲を広くできる。
さらに、下部ガイド9の両端部に外れ防止部材13が設けられている。これにより、第1、第2の可動部整風板6,7が固定部整風板5の両側に移動した際、外れ防止部材13に当接することで、第1、第2の可動部整風板6,7の移動が制限される。そのため、第1、第2の可動部整風板6,7を開閉する際、上部ガイド8及び下部ガイド9から外れることがなく、保守員は安心して開閉することができる。
さらに、固定部整風板5には、第1、第2の可動部整風板6,7を固定する固定部材10が設けられているので、第1、第2の可動部整風板6,7を通常状態に配置した際に確実の固定できる。
実施の形態2.
図11は、本発明の実施の形態2におけるエレベータの整風カバーを示した、乗場側から視た斜視図である。図12は図11の背面側から視た斜視図である。図13は図11のG−G断面図である。
実施の形態1の整風板4は、3分割して中央に固定された固定部整風板5とその両側に移動可能な可動部整風板6,7とで構成した。これに対して、実施の形態2は、整風板が3分割されて、分割された部分全てが移動可能としたものである。以下にその詳細を説明する。
整風板20は3分割されて、中央に第3の可動部整風板21とその両側に第1,2の可動部整風板6,7とで構成されている。これらの可動部整風板6,7,21は、ガイド部22によって出入口1aの開閉方向に移動可能となっている。ガイド部22は、上側に出入口1aの開閉方向に延びた上部ガイド23と、上部ガイド23の下方に対向して、かご室1上面に取り付けられた下部ガイド24を備えている。また、ガイド部22は、上部ガイド23及び下部ガイド24の両端にそれぞれ固定された柱25を備えている。このようにガイド部22は、上部ガイド23、下部ガイド24、柱25によって枠状に構成されている。上部ガイド23には、下方に開口した凹状を呈した溝23a、23bが出入口1aの開閉方向に亘って形成されている。溝23aは出入口1a側に形成され、溝23bはその逆側で溝23aの水平方向に隣接している。同様に下部ガイド24には、上方に開口した凹状を呈した溝24a、24bが形成されている。
第1の可動部整風板6は、ガイドシュー6a、6bがそれぞれ溝23a及び溝24aに係合されて、上部ガイド23及び下部ガイド24に摺動可能に移動する。同様に、第2の可動部整風板7についても、ガイドシュー7a、7bがそれぞれ溝23a、24aに係合されて、上部ガイド23及び下部ガイド24に摺動可能に移動する。第3の可動部整風板21は、上部及び下部にガイドシュー21a、21bが設けられており、このガイドシュー21a、21bがそれぞれ溝23b、24bに係合されている。これにより、第3の可動部整風板21は、上部ガイド23及び下部ガイド24に摺動可能に移動する。また、第1の可動部整風板6は、被可動部である第3の可動部整風板21に対して重なるように移動する。同様に、第2の可動部整風板7も、被可動部である第3の可動部整風板21に対して重なるように移動する。
また、整流カバー3の側面は第1、第2の可動部整風板6,7に対して隙間を有している。この隙間を塞ぐように、整流カバー3の側面に遮風部材26が取り付けられている(図12参照)。この遮風部材26は、先端がブラシ状に形成されて弾性変形するブラシ部26aを有している。このブラシ部26aが、第1及び第2の可動部整風板6、7が通常状態に配置した際、即ち第3の可動部整風板21の両側に移動した際に、第1及び第2の可動部整風板6、7に接触するようになっている。また、第3の可動部整風板21はかご室1の両側に移動して、第1、第2の可動部整風板6,7に重なるように移動する。そのため、整流カバー3の側面は第3の可動部整風板21に対しても隙間を有している。避風部材26はこの隙間も塞ぐようになっている。ブラシ部26aは、第3の可動部整風板21がかご室1の両側に移動する際に弾性変形し、第3の可動部整風板21を通過させるようになっている。そして、第3の可動部整風板21がかご室1の中央部に移動して、通常状態となった際には、遮風部材26のブラシ部26aが、第1、第2、第3の可動部整風板6,7,21に接触する。
また、第1、第2の可動部整風板6,7はそれぞれ柱25に図示しない固定部材で固定されている。そして、第3の可動部整風板21は両側を固定部材27を介して、第1、第2の可動部整風板6,7に固定されている。固定部材27はL形ブラケット27aとボルト27b、27cを備えており、L形ブラケット27aの一面が第1、第2の可動部整風板6,7のそれぞれの側面にボルト27bで固定さている。そして、L形ブラケット27aの他面が第3の可動部整風板21にボルト27cによって固定される。これにより、第1、第2、第3の可動部整風板6,7,21がかご室1に固定される。
その他、実施の形態1と同符号のものは実施の形態1の相当部分であり、説明を省略する。
次に、保守員が昇降路内機器を保守点検する際に、整風カバーの使用方法について説明する。
通常状態は、図11に示すように第3の可動部整風板21はかご室1の中央部に配置され、第1、2の可動部整風板6,7が第3の可動部整風板21の両側に配置されている。そして、保守員がかご室1上面より昇降路内機器を保守点検する際に、次のように作業を行う。まず、保守員はエレベータを操作し、かご室1の上面を乗場床面に合わせて、乗場から乗場ドアを開ける。次に、固定部材27を外して、第3の可動部整風板21を第1、2の可動部整風板6,7のどちらか一方側に移動させる。そして、かご室1の上面に入って第3の可動部整風板21を元の中央部に移動させる。次に、保守員は、点検扉3bを開け点検口3aから身を乗り出す。そして、第1の可動部整風板6を第3の可動部整風板21側へ移動させる。これにより、第1の可動部整風板6が開口されて、保守員は、例えば乗場ドア装置14などの乗場側の昇降路内機器にアクセスして作業を行う。
そして、作業終了後、上記と逆の手順で第1の可動部整風板6を元の位置に戻し、第3の可動部整風板21を第1、2の可動部整風板6,7のどちらか一方側に移動させて、乗場に移動する。最後に固定部材27を介して第3の可動部整風板21を固定する。なお、保守員は、第2の可動部整風板7についても、同様に開口することで、第3の可動部整風板21の両側から保守点検を行う。
また、保守員は、かご室1の上面において、第1、2の可動部整風板6,7を両側に移動させておいて、第3の可動部整風板21を第1、2の可動部整風板6,7のどちらか一方側に移動させることで、中央部で保守点検作業を行うこともできる。
以上の実施の形態2におけるエレベータの整風カバーは、実施の形態1と同様な効果を奏するとともに、次に示す効果も奏する。
第1、第2の可動部整風板6,7以外に出入口1aの開閉方向に移動する第3の可動部整風板21を設けているので、第3の可動部整風板21がかご室1の両側のどちらか一方に移動させることにより、かご室1の中央が開口されて昇降路機器にアクセスでき、さらに、保守点検の作業を行う範囲が広くすることができる。
なお、実施の形態1,2では、整風板を3分割にしたが、例えばかご室1の出入口方向の幅が小さい場合、2分割としてもよい。また、かご室1の出入口方向の幅が大きい場合、4分割以上としてもよい。また、保守点検する昇降路機器が限られるのであれば、移動する可動部整風板を一つとしてもよい。
また、第1、第2の可動部整風板6,7が被可動部である固定部整風板5あるいは第3の可動部整風板21に対して重なるようにしたが、どちらか一方が重なるようにしてもよい。また、可動する整風板が摺動する部分がドア1bの開閉方向に長くなるが、分割した全ての整風板がそれぞれ重ならないようにしてもよい。
また、外れ防止部材13が下部ガイド9に取り付けたが、上部ガイド8に取り付けてもよく、第1,2の可動部整風板の移動を制限できればよい。
1 かご室、1a 出入口、2 整風カバー、3 整流カバー、4 整風板、
5 固定部整風板、6 第1の可動部整風板、7 第2の可動部整風板、
8 上部ガイド部、9 下部ガイド部、11 遮風部材、12 遮風部材、
13 外れ防止部材、20 整風板、21 第3の可動部整風板かご、
22 ガイド部、26 遮風部材、26a ブラシ部

Claims (5)

  1. かご室の上側に設けられ、先端が先細りした整流カバーと、該整流カバーの前記かご室の出入口側を塞ぐように設けられ、前記かご室の上面に垂直方向に立設された整風板とを有し、前記かご室の昇降時に受ける空気抵抗を緩和するエレベータの整風カバーにおいて、
    前記整風板は、二つ以上に分割されており、分割された少なくとも一つが前記かご室の出入口の開閉方向に移動する可動部整風板、
    を備えたことを特徴とするエレベータの整風カバー。
  2. 前記可動部整風板は、前記かご室の出入口の開閉方向に移動した際に、少なくとも一つが被可動部に対して重なることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの整風カバー。
  3. 前記可動部整風板は前記整流カバーに対して隙間を有して移動し、この隙間を塞ぐ避風部材を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータの整風カバー。
  4. 前記整風板は3分割されており、中央部に前記かご室に固定された固定部整風板と、該固定部整風板の上下部に設けられて、前記可動部整風板の移動を案内するガイド部とを備え、前記可動部整風板は、通常状態は前記固定部整風板の両側に設けられ、前記かご室の出入口の開閉方向に移動した際に、前記固定部整風板に対して重なることを特徴とする請求項2または3に記載のエレベータの整風カバー。
  5. 前記ガイド部の両端に設けられ、前記可動部整風板が前記固定部整風板の両側へ移動する際に、この移動を制限する外れ防止部材を備えたことを特徴とする請求項4に記載のエレベータの整風カバー。
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