JP2012106163A - 排ガス処理方法と装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】酸素燃焼システムにおいて湿式脱硫装置を用いたSO2除去を行うに当たり、排ガス中への窒素混入を抑えて機器の腐食を防止し、かつ装置コストを抑えた高い脱硫性能を発揮できる湿式脱硫方法と装置を提供すること。
【解決手段】酸素燃焼ボイラ1から排出する排ガスを、少なくとも集塵装置5、湿式脱硫装置7、ドレン回収タンク(CO2回収装置)8及びCO2液化装置12を順次経由して処理する排ガスの処理装置において、湿式脱硫装置7は、該湿式脱硫装置7内に導入したボイラ排ガスを脱硫剤含有スラリと気液接触させる空塔部と、該空塔部で排ガスと気液接触した脱硫吸収液を一旦貯留して空気を吹き込み亜硫酸塩を酸化し、さらに前記空塔部に脱硫吸収液を循環供給する循環(吸収液貯留)タンク50を備え、循環(吸収液貯留)タンク50内の脱硫吸収液中に、CO2回収装置とCO2液化装置を経由して排出される排ガスを吹き込む排ガス供給ライン31-2を設けている。
【選択図】図1

Description

本発明は、石炭火力発電用ボイラプラントにおける酸素燃焼ボイラから発生する排ガス中のSO2(硫黄酸化物)の処理に関するものである。
従来技術の酸素燃焼システムにおける排ガス処理装置の構成を図4に示す。
石炭焚ボイラ1から排出する排ガスを脱硝装置(SCR)2に導入して脱硝処理した後、ガス予熱器(APH)3に導入してボイラ1で使用する燃焼用空気を予熱し、温度の低下した排ガスを乾式集塵装置(DEP)5に導入して集塵し、その後、集塵されたガスをボイラ誘引ファン(IDF)6、次いで湿式排煙脱硫装置(以下、単に脱硫装置ということもある)7に導入して脱硫処理をする。脱硫後の排ガスはドレン回収タンク8とガス圧縮機9に順次通してCO2含有排ガスを液化、圧縮してCO2を圧縮ドレン分離器10内に回収する。なお、ドレン回収タンク8からのドレン30には主に硝酸や硫酸が含まれている。また圧縮ドレン分離器10内で排ガスは圧縮されるが、その圧縮過程において排ガス中の水分とともにNOx、SOx等が凝縮した水分に溶解されて圧縮ドレン分離機ドレン30’が回収される。
圧縮ドレン分離機10のドレンを出した排ガスは脱湿機11と凝縮器12で処理された後、凝縮液はCO2回収ライン31−1を通って液化CO2タンク13に回収される。
燃焼用ガスとしては通常のボイラでは空気を使うが、空気の代わりに酸素を用いる図4に示す酸素燃焼ボイラ(以下単にボイラ1ということがある)1では、酸素を含む排ガスの一部は循環して再使用される。その循環比率はバーナ17、ボイラ1の熱負荷、排ガス中の酸素濃度、石炭粉砕機16の必要ガス量及び酸素製造装置14の能力に応じて決定される。
ボイラ1は石炭粉砕機16から微粉炭搬送ライン27を経由して供給される微粉炭29を酸素製造装置14から供給される酸素を用いて酸素燃焼させることにより、排ガスを生成する。また、乾式電気集塵装置5の後流側にある脱硫装置7に供給しない一部の排ガスは循環ライン18を通り、該循環ライン18に設けられた循環ファン19によりガス予熱器3に送られ、該ガス予熱器3で再度昇温されて循環ライン20からボイラ1に供給される。ガス予熱器3を出た排ガスの一部は循環ライン20から分岐した循環ライン20に設けられる一次空気用ファン22により微粉炭供給ライン27内の混合流体と合流してバーナ17からボイラ1内に吹き込まれる。さらにガス予熱器3を出た排ガスの他部は、一次空気用ファン22の設置箇所の前流側の循環ライン20から分岐したAAPライン25を経由してボイラ1のアフターエアポート(AAP)からボイラ1内に投入され、また酸素供給ライン28を図示しないがバーナ17の2次空気又は3次空気としても使用する。循環ライン20とAAPライン25に前記排ガスを分離するためにはAAPライン25に設けた調節弁24の開度を調節して行う。
図4に示す従来技術の酸素燃焼システムにおける排ガス処理装置の別の構成を図5に示す。図5に示す構成において図4に示す構成と違う所は、脱硫装置7を通過した後の排ガスの一部を循環ライン18を介してボイラ1に戻すことである。図5に示す構成では、排ガス中のSO2は脱硫装置7で主に除去されることになるが、排ガスの循環系列に脱硫装置7が含まれない場合、処理排ガス量は減少するが、排ガス中のSO2濃度は濃縮され、高濃度となる。
なお、図5に示すシステムでは脱硫装置7より後流側に配置される装置類には図1、図2に示す同一の装置と同じ符号を付し、その説明は省略する。
湿式脱硫装置7の構成例を図6に示す。湿式脱硫装置7では、例えばCaCO3やNaOH、Ca(OH)2などのアルカリ溶液をボイラ排ガスの脱硫吸収液41として使用する。循環タンク50の上部の湿式脱硫装置7の壁面から燃焼排ガス45を導入し、排ガス45に循環タンク50から抜き出した脱硫吸収液41を吸収液循環ポンプ39により脱硫装置7の空塔部に設けた吸収液スプレノズル40から排ガス中に噴霧して排ガス中のSO2と中和反応(下記の式(1))させ、反応物であるCaSO3を脱硫吸収液41中に吸収させて、循環タンク50に該脱硫吸収液41を回収する。
SO2を吸収した脱硫吸収液41は循環タンク50に溜まった後、酸化用ガス、一般には空気を空気ポンプ38などで循環タンク50内に吹き込んで、亜硫酸カルシウム(CaSO3)を酸素により酸化(下記の式(2))させて石膏(CaSO4)とする。
未反応のCaCO3などのアルカリを含む脱硫吸収液41は循環タンク50から循環ポンプ39を経由して、湿式脱硫装置7内の空塔部で再び排ガス中にスプレーされ、継続して排ガス中のSO2を吸収する。SO2吸収反応で消費されたCaCO3などのアルカリ溶液51は、循環タンク50内の吸収液pHなどをpH計53で測定して、これを指標にしてコントローラ54により制御される吸収液供給ポンプ52を稼動して随時循環タンク50内の吸収液に追加して一定のpHとなるように調整する。生成したCaSO4は循環タンク50の底部より一部の吸収液とともに抜出ポンプ46を用いて抜き出し、脱水器47で水分を除去した後、石膏48として回収される。
CaCO3+SO2 →CaSO3+O2 ・・・・式(1)
CaSO3+1/2O2 →CaSO4 ・・・・式(2)
上記図4〜図6に示す従来技術の湿式排煙脱硫システムのボイラ1に酸素燃焼システムに適用した場合には下記のような問題点が存在する。
(a)排ガス中の窒素混入対策が必要
図6に示す通り、空気ポンプ38で空気を循環タンク50に投入すると、排ガス中に空気が混入する。したがって排ガス中に窒素濃度が増え、CO2回収時点で図4に示すガス圧縮機9の後流側にある圧縮ドレン分離器10から高濃度の硝酸イオン(NO2 -)を含む圧縮ドレン分離機ドレン30’として排出され、ガス圧縮機9や圧縮ドレン分離器10などの機器が腐食する原因となる。もちろん、CO2濃度が低下すれば、ガス圧縮機9による回収効率が低下する要因となる。
そこで、図7に示すように、(湿式排煙)脱硫装置7の下部にある循環タンク50から送られてくる吸収液を貯留する酸化用タンク43を循環タンク50とは別に備え、該酸化用タンク43内の吸収液に空気ポンプ38から酸化用空気を吹き込み、吸収液中のCaSO3の酸化をしておいて、その後、酸化用タンク43から吸収液を循環ポンプ39を用いて脱硫装置7の吸収液スプレノズル40に供給して排ガスと気液接触させる方法も考えられる。この方式でも排ガス中への窒素混入は抑えられるが、装置コストが高くなる問題がある。
(b)脱硫性能低下対策が必要
図4に示すシステムでは、酸素を含む排ガスの一部は循環して酸素燃焼ボイラ1で再使用されるが、排ガスの循環により、循環ガス中の水分濃度が約30%まで上昇する。そのため、脱硫装置7における水露点は30%水分濃度においては70℃となり、吸収液の温度も70℃に近づくことになる。通常の空気燃焼条件における吸収液の温度は55℃であり、約15℃上昇することになる。このように酸素燃焼システムでは脱硫用の吸収液温の上昇により脱硫性能の低下影響があることが判明している。これは主に吸収液へのSO2ガスの吸収速度が低下することによるものである。
脱硫処理後の排ガスの一部を再び脱硫装置7の循環タンク50の吸収液中に戻す方法は特開昭58−98125号公報などに記載されているように従来から知られている。
また脱硫後の燃焼排ガスを燃焼装置に再循環させる酸素燃焼システムに置いて排ガス循環路が循環排ガス中の硫黄酸化物により腐食することを防止する発明(特願2009−26914号)を本発明者らは先に提案している。
特開昭58−98125号公報
前記特許文献1記載の発明は、脱硫装置7で処理した吸収液の酸化処理により石膏を回収して得られた処理液を再び脱硫装置7に循環させると吸収液中に塩素イオン濃度は増えて吸収液中の炭酸カルシウムの溶解度が低下するので、それを防ぐために脱硫装置7で処理した排ガスを吸収液中に循環させると、吸収液の曝気により炭酸ガスが吸収液中から分離して放散するために吸収液中の炭酸カルシウムの溶解度が低下しないというものである。このため脱硫後の排ガス中の酸素濃度についての配慮がなく、脱硫後の排ガス中の酸素濃度が低いため、本発明の対象としている燃焼用ガスとしては、空気の代わりに酸素を用いる図4に示す酸素燃焼ボイラに適用することができない。
また本発明者らの提案になる特願2009−26914号記載の発明は、脱硫処理後の排ガスのSO2濃度を低下させることで集塵装置などの腐食を防止する発明であり、燃焼排ガスの脱硫率を高めることを主眼とした発明ではない。
本発明の課題は、酸素燃焼システムにおいて湿式脱硫装置を用いたSO2除去を行うに当たり、排ガス中への窒素混入を抑えて機器の腐食を防止し、かつ装置コストを抑えた高い脱硫性能を発揮できる湿式脱硫方法と装置を提供することである。
本発明者らは、上記課題について検討し、酸素燃焼システムにおける良好な排ガス処理方法を見出した。
請求項1記載の発明は、酸素燃焼ボイラから排出する排ガスを、少なくとも集塵処理、湿式脱硫装置での脱硫処理、CO2回収処理及びCO2液化処理を順次行う排ガスの処理方法において、湿式脱硫装置でボイラ排ガスと脱硫剤含有スラリを気液接触させて得られた脱硫吸収液中にCO2回収処理とCO2液化処理を行って排出される排ガスを吹き込むことを特徴とする排ガスの処理方法である。
請求項2記載の発明は、湿式脱硫装置の脱硫吸収液中にCO2回収処理とCO2液化処理を行って排出される排ガスが、前記CO2回収処理とCO2液化処理の過程で石炭燃焼排ガスを圧縮・冷却し、CO2を液化して分離した後の酸素主体のガスであることを特徴とする請求項1に記載の排ガス処理方法である。
請求項3記載の発明は、CO2回収処理とCO2液化処理を行って排出される排ガスが、湿式脱硫装置に導入される酸素燃焼ボイラから排出する排ガスとは混ざらないように湿式脱硫装置の脱硫吸収液中に吹き込むことを特徴とする請求項1に記載の排ガス処理方法である。
請求項4記載の発明は、湿式脱硫装置が、該湿式脱硫装置内の空塔部に挿入される排ガスを脱硫剤含有スラリと気液接触させて、該湿式脱硫装置内の空塔部の下部に設けられる排ガスと気液接触した脱硫吸収液を一旦貯留して空気を吹き込み亜硫酸塩を酸化する循環タンクを有する一塔式脱硫装置であり、該一塔式脱硫装置の空塔部の下部に設けられる循環タンクの脱硫吸収液にCO2回収処理とCO2液化処理を行って排出される排ガスを吹き込むことを特徴とする請求項1記載の排ガスの処理方法である。
請求項5記載の発明は、湿式脱硫装置が、該湿式脱硫装置内の空塔部に挿入される排ガスを脱硫剤含有スラリと気液接触させる脱硫装置と、該脱硫装置の後流側に設けられ、脱硫装置からの脱硫吸収液を貯留して、空気を吹き込み亜硫酸塩を酸化する酸化タンクを有する二塔式脱硫装置を備え、前記酸化タンク内の脱硫吸収液に、CO2回収処理とCO2液化処理を行って排出される排ガスを吹き込むことを特徴とする請求項1記載の排ガスの処理方法である。
請求項6記載の発明は、酸素燃焼ボイラから排出する排ガスを、少なくとも集塵装置、湿式脱硫装置、CO2回収装置及びCO2液化装置を順次経由して処理する排ガスの処理装置において、湿式脱硫装置は、該湿式脱硫装置内に導入したボイラ排ガスを脱硫剤含有スラリと気液接触させる空塔部と、該空塔部で排ガスと気液接触した脱硫吸収液を一旦貯留して空気を吹き込み亜硫酸塩を酸化し、さらに前記空塔部に脱硫吸収液を循環供給する吸収液貯留タンクを備え、前記吸収液貯留タンク内の脱硫吸収液中に、前記CO2回収装置とCO2液化装置を経由して排出される排ガスを吹き込む排ガス供給ラインを設けたことを特徴とする排ガスの処理装置である。
請求項7記載の発明は、湿式脱硫装置が、該湿式脱硫装置内の空塔部に挿入される排ガスを脱硫剤含有スラリと気液接触させて、該湿式脱硫装置内の空塔部の下部に設けられる排ガスと気液接触した脱硫吸収液を一旦貯留して空気を吹き込み亜硫酸塩を酸化する循環タンクを有する一塔式脱硫装置を備え、該一塔式脱硫装置の空塔部の下部に設けられる循環タンクには、排ガスと気液接触した脱硫吸収液が落下供給される漏斗状の水封式ダクトを構成し、該水封式ダクトの外側の循環タンク内にCO2回収・液化装置から排出される排ガスを吹込む排ガス供給ラインを接続したことを特徴とする請求項6記載の排ガスの処理装置である。
請求項8記載の発明は、湿式脱硫装置が、該湿式脱硫装置内の空塔部に挿入される排ガスを脱硫剤含有スラリと気液接触させる脱硫装置と、該脱硫装置の後流側に設けられ、脱硫装置からの脱硫吸収液を貯留して、空気を吹き込み亜硫酸塩を酸化する酸化タンクを有する二塔式脱硫装置を備え、前記酸化タンク内の脱硫吸収液中に、前記CO2回収装置とCO2液化装置を経由して排出される排ガスを吹き込む排ガス供給ラインを設けたことを特徴とする請求項6記載の排ガスの処理装置である。
(作用)
図1と図3に例示する本発明の酸素燃焼ボイラの排煙脱硫システムにおいて、CO2液化過程では、排ガスを圧縮機9(図1など参照)で圧縮してドレン30、30’を回収し、さらに脱湿機11で水分を除去し、最終的に凝縮機12で排ガスを、例えば−30℃まで冷却して圧縮し、CO2を液化してCO2回収ライン31−1を経て液化CO2タンク13に回収する。このとき、表1の蒸気圧に示すようにCO2が液化する条件では、少なくとも大部分の酸素(O2)はガス状で存在し、窒素(N2)はHNO 3の形でドレン中に、SO2などもドレン中に回収される。
酸素燃焼システムにおける排ガス組成は、CO2回収前はCO2:80〜90%、O2:5%、N2:5%程度であるが、CO2回収後の排ガス組成としては例えば、CO2:43〜73%、O2:27〜54%、N2:1〜3%といった状況になる。
すなわち、CO2凝縮処理後の排ガスはCO2とO2が主体のガスであり、かつガス温度は−30℃まで冷却されている。回収されたO2は脱硫吸収液中のCaSO3を酸化するのに十分な量であるため、特に別途酸化用にO2を追加供給する必要はない。例えばSO220000ppmとしても SO24.8m3/h、回収O2は11m3/h程度(ガス量1000m3/hのスケール設備にて)で過剰に存在する。
石炭を燃料とした酸素燃焼ボイラ1において、本発明の脱硫吸収液中にCO2凝縮機12から排出される酸素主体の排ガスを吹き込むことで、酸素燃焼システムにおける排ガス中にN2の混入することを抑えつつ、脱硫反応(式(1))によって生じたCaSO3をCaSO4に酸化することができ、脱硫性能の低下を防止できる。
また、前記した酸素主体の排ガスは冷却されたガスであるので、脱硫吸収液にこのガスを添加することで、吸収液温は70℃から60℃程度に低下させることができると推算されるため、排ガス中の余剰水分の除去が可能となり、酸素燃焼システムにおける排ガスの脱硫性能の向上にも寄与すると考えられる。
表1には各物質の蒸気圧p(p=10,20,60,100,200,760mmHg)を示す温度(℃)を表示した。
Figure 2012106163
また、図2に示すように循環タンク50と脱硫装置7の空塔部からの排ガスが通過するダクト部を水封方式とすることで、循環タンク部の脱硫吸収液に吹き込んだCO2回収処理後の排ガス中に微量に含まれるN2も燃焼排ガス中に混入することを防止することが可能となる。
ここで、排ガス通過部の循環タンク50内の脱硫吸収液41の液面との接触部より下側の前記水封方式のダクト部の径を絞る構成とすることで、さらに上記CO2凝縮処理後の排ガス中のN2が燃焼排ガス中に混入しづらくなるため、望ましい。
また、CO2凝縮後の排ガス中には、CO2が一定量含まれるため、脱硫吸収液41中に該排ガスを吹き込むことで、脱硫吸収液のpHを下げることになる。脱硫吸収液のpHを下げるのは脱硫反応(式(1))によって生じたCaSO3をCaSO4に酸化するのを促進する効果があり、この点からも脱硫性能の低下を防止できる。
なお、図3に示すように酸化用タンク43を湿式脱硫装置7とは別途備えた形式の湿式脱硫系統において、CO2凝縮処理後の排ガスを、該酸化用タンク43内の吸収液中に吹き込む方式を採用しても良い。さらに該酸化用タンク43内の吸収液中にCO2凝縮機12から排出される排ガスを吹き込む代わりに該排ガスを脱硫装置7の上流の煙道から投入して、排ガスを冷却して脱硫率の向上を図っても良い。
(1)本発明の排ガス処理システムでは、脱硫吸収液温を従来酸素燃焼システムの70℃から、空気燃焼並みの60℃に低減でき、同じ液ガス比(L/G)で脱硫率を80%から88%に向上できる。言い換えれば、従来の約1/2のL/Gで同等の脱硫性能が得ることが可能となる。
(2)さらに、排ガス中に窒素が混合されるのを防止でき、脱硫排ガス中の窒素(N2)濃度を8%から5%に抑えることができ、CO2圧縮機などの腐食や、CO2回収効率の低下を防止できる。
(3)脱硫吸収液中にCO2含有ガスが吹き込まれることにより吸収液pHを下げることになり、CaSO3の酸化が促進され、脱硫率低下を防止することができる。
本発明の実施例1の構成を示した図である。 本発明の実施例2の構成を示した図である。 本発明の実施例3、4の構成を示した図である。 従来技術の酸素燃焼システムの構成例を示した図である。 従来技術の酸素燃焼システムの別の構成例を示した図である。 従来技術の脱硫装置の二塔式脱硫装置の構成例を示した図である。 従来技術の二塔式脱硫装置の構成例を示した図である。
以下、実施例に基づいて本発明の石炭焚きボイラからの排ガスを脱硫処理する湿式脱硫システムを説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、図4から図7を用いて説明した従来技術と共通する構成、作用については説明を省略する。
図1に本実施例の一例の湿式脱硫システムを示す。石炭焚きボイラ1からの排ガスは、脱硝装置2で脱硝処理された後、ガス予熱器3で石炭焚きボイラ1に供給する燃焼用空気の予熱に利用される。空気予熱後の排ガスは電気集塵機5で集塵処理された後にファン6により湿式排煙脱硫装置7に送られる。ここでファン6の前段の排ガス流路に排ガス循環ライン18を分岐して設け、該排ガス循環ライン18を設けた循環ファン19によりガス予熱器3に排ガスの一部を送り、その後石炭焚きボイラ1のバーナ17に向けて循環させる。
前記石炭焚きボイラ1からの排ガスを湿式排煙脱硫装置7に送る流量と湿式排煙脱硫装置7に送る手前で石炭焚きボイラ1のバーナ17に向けて循環させる流量の比率(循環比率)は、石炭焚きボイラ1の熱負荷、排ガス中の酸素濃度、石炭粉砕機16への必要ガス量及び酸素製造装置14の能力に応じて変更できる。
脱硫装置7の入口より迂回してバーナ17に向けて循環される排ガスの温度は一般的に120〜140℃の範囲にある。該排ガスはガス予熱器3を経由して排ガス循環ライン20から石炭29の粉砕用の石炭粉砕機16側の循環ライン21と石炭焚きボイラ1のAAP側のAAPライン25に分離して一次空気用ファン22により供給される。循環ライン21とAAPライン25に前記排ガスを分離するためにはAAPライン25に設けた調節弁24の開度を調節して行う。
なお、湿式排煙脱硫装置7の構造は図6のような従来の一塔式脱硫装置を用いている。
脱硫装置7で脱硫処理された排ガス(水分飽和ガスのため、水分30%〜40%)は室温で凝縮されてドレン回収タンクドレン30から回収される。 またドレン回収タンク8から排出したガスはガス圧縮機9で圧縮され、圧縮ドレン分離機10に送られ、圧縮ドレン分離器10で凝縮された液体は圧縮ドレン分離機ドレン30’として回収される。
さらに、圧縮ドレン分離器10から出たガスは脱湿機11で湿度が0.1〜0.6%程度に下げられ、次いでCO2凝縮機12に送られる。CO2凝縮機12の出口の排ガス温度は−30℃程度とし、酸素を主体としている。該凝縮機12の出口排ガスは必要に応じてバッファタンク37に貯められ、ポンプ38を通して脱硫装置7の循環タンク50(図6参照)内の脱硫吸収液41に吹き込まれる。前記脱硫吸収液41は冷却されつつ、液中のCaSO3を酸化させるようにし、脱硫率を測定する。
石炭を燃料とした酸素燃焼ボイラにおいて、本発明の循環タンク50内の脱硫吸収液41中にCO2凝縮機12から排出される酸素主体の排ガスを吹き込むことで、酸素燃焼システムにおける排ガス中にN2が混入することを抑えつつ、脱硫反応(式(1))によって生じたCaSO3をCaSO4に酸化することができ、脱硫性能の低下を防止できる。
また、前記した酸素主体の排ガスは冷却されたガスであるので、脱硫吸収液41にこのガスを添加することで、吸収液温は70℃から60℃程度に低減させることができると推算されるため、排ガス中の余剰水分の除去が可能となり、酸素燃焼システムにおける排ガスの脱硫性能の向上にも寄与すると考えられる。
以下は、本発明の第2の実施例を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。 本実施例では、図1に示す酸素燃焼ボイラ1の排ガス処理系の排煙脱硫装置7として図2に示す構造の湿式排煙脱硫装置7を使用する。脱硫装置7の循環タンク50内の脱硫吸収液41には漏斗状の水封管49の径の小さい絞り構造部分が浸漬されている。水封管49は、循環タンク50内の脱硫吸収液41の液面より下側の部分で絞り込んだ形状としており、酸化用ガス供給ライン31−2から循環タンク50内の脱硫吸収液41に吹き込んだCO2凝縮機12の出口排ガスがボイラ1から脱硫装置7の空塔部に導入した燃焼排ガス45と混ざらないようにしている。
水封管49は、図2に示すように必ずしも下側ほど径を絞る必要はないが、凝縮機12の出口排ガスを少しでも混合させたくない場合は、径を絞った方がより望ましい。
図2に示す脱硫装置7の構成を採用することで、循環タンク50内の脱硫吸収液41に吹き込んだCO2回収処理後の排ガス中に微量に含まれるN2が燃焼排ガス中に混入することを防止することが可能となる。また、図2に示すように循環タンク50内の脱硫吸収液41の液面との接触部より下側の前記脱硫装置7の空塔部に導入される燃焼排ガスが下向きに通過するダクト部の径を絞る構成とすることで、さらに上記CO2凝縮機12から排出される排ガス中のN2が燃焼排ガス中に混入しづらくなるため、望ましい。
また、CO2凝縮機12から排出される排ガス中には、CO2が一定量含まれるため、脱硫吸収液41を収納した循環タンク50中に該排ガスを吹き込むことで、脱硫吸収液のpHを下げることになる。脱硫吸収液のpHを下げるのは脱硫反応(式(1))によって生じたCaSO3をCaSO4に酸化するのを促進する効果があり、この点からも脱硫性能の低下を防止できる。
図3に示す本実施例では、脱硫装置7とは別置きの酸化用タンク43を備えている構成が図2に示す脱硫装置7の下部に亜硫酸塩の酸化の空気を導入する循環タンク50を備えた構成とは異なり、その他の構成は図1,図2に示す構成と同一である。なお、脱硫装置7の下部の吸収液タンク50’からポンプ44により酸化用タンク43に吸収液を送り、酸化用タンク43で吸収液中の亜硫酸塩を攪拌機42で攪拌しながら空気酸化する。
CO2凝縮機12の出口の排ガスを必要に応じてバッファタンク37に貯め、一部はポンプ38−1を通して酸化用タンク43内の吸収液に排ガスを吹き込み、吸収液を冷却しつつ、液中のCaSO3を酸化することができる。また、バッファタンク37から排出する排ガスの他部はポンプ38−2により脱硫装置7の空塔部に供給する。
酸化用タンク43から抜出ポンプ46により抜き出された吸収液は、脱水器47で脱水され石膏48が回収される。
本実施例は、図3に示す構成において、CO2凝縮機12の出口の排ガスを酸化用タンク43内の吸収液に吹き込む代わりに、脱硫装置7の燃焼排ガス45の入口より上流側の煙道に吹き込むことに特徴がある。このように、CO2凝縮機12から排出される排ガスを脱硫装置7の上流の排ガスダクトから投入して、排ガスを冷却して脱硫率の向上を図ることができる。
比較例1
比較例として、図4に示す従来の酸素燃焼システムを用い、脱硫装置として図6に示す従来構成の一塔式脱硫装置7を用いた。CaSO3酸化用ガスとして空気を用いた。
比較例2
図4に示す従来の酸素燃焼システムにおいて、図7に示すように脱硫装置7に酸化用タンク43を別置きで備えた二塔式脱硫装置を用いて、CaSO3酸化用ガスとして、空気を用いた。
上記した実施例と比較例における脱硫装置7での吸収液温度、SO2除去率を比較した結果を表2に示す。脱硫率は吸収液L、ガス量GとしてL/G=20L/m3の条件である。
Figure 2012106163
実施例1〜3では排煙脱硫装置7の循環タンク又は排煙脱硫装置7とは別置の酸化用タンク43中の脱硫吸収液41中にCO2凝縮機12の出口排ガスを吹き込むため、比較例1、2と比べて、吸収液温度は10℃低下させて60℃となる。
実施例4は吸収液に直接CO2凝縮機12の出口排ガスを吹き込まないため、熱量の損失があり、吸収液温度は63〜65℃程度で推移する。吸収液温度が高い条件ほど吸収液へのSO2吸収速度が低下するため、脱硫率の低下が起こっており、比較例1、2と比べて、実施例1〜3はいずれも高いSO2除去率が得られる。
実施例2、3はCO2凝縮機12出口の排ガス中に極微量含まれるN2も燃焼排ガス中には混入しないため、脱硫出口排ガス中のN2濃度は全く増加せず、5.0%となる。
実施例1、4はCO2凝縮機12の出口排ガス中のN2が燃焼排ガス中に混入するが、元々濃度が低いため、0.1%程度の増加となる。
比較例1は従来技術の酸素燃焼システムに相当する。本例では脱硫装置7に酸化用空気を投入しており、その分N2濃度が3%程度増加することが分かる。CO2回収時にHNO3としてドレンで回収される量が増えるため、圧縮機9やドレンタンクなどの腐食の問題が発生する。また、吸収液温度は高いままなので脱硫率が低下傾向にあり、実施例1と同等の脱硫性能を得るには、ガス量(G)に対する液量(L)の比率(L/G)を2倍に高める必要があり、動力ユーティリティが増える問題がある。
比較例2では、排煙脱硫装置7とは別置きの酸化用タンク43に空気を投入しており、燃焼排ガス中にN2が大きく増えることはないが、上述したように吸収液温度は高いままなので脱硫率が低下傾向にあり、実施例1と同等の脱硫性能を得るには、L/Gを2倍に高める必要があり動力ユーティリティが増える問題がある。
本発明によれば、酸素燃焼ボイラにおいて、湿式脱硫装置で高効率のSO2除去率を達成できる。
1 石炭焚ボイラ 2 脱硝装置(SCR)
3 ガス予熱器(APH) 5 乾式集塵装置(DEP)
6 誘引ファン(IDF) 7 湿式排煙脱硫装置
8 ドレン回収タンク(CO2回収装置)
9 ガス圧縮機(「冷却装置」)
10 圧縮ドレン分離機(CO2回収タンク)
11 脱湿機 12 CO2凝縮機
13 液化CO2タンク 14 酸素製造装置
16 石炭粉砕機 17 バーナ
18 循環ライン 19 循環ファン
20 循環ライン 21 循環ライン
22 一次空気用ファン 24 調節弁
25 AAPライン 27 微粉炭供給ライン
28 酸素供給ライン 29 石炭
30 ドレン回収タンクのドレン
30’圧縮ドレン分離機のドレン
31−1 CO2回収ライン
31−2 酸化用ガス供給ライン
37 バッファタンク 38 空気ポンプ
38−1,38−2 ポンプ
39 吸収液循環ポンプ 40 吸収液スプレノズル
41 脱硫吸収液 42 攪拌機
43 酸化用タンク 44 ポンプ
45 燃焼排ガス 46 抜出ポンプ
47 脱水器 48 回収石膏
49 水封管 50 循環タンク
50’ 吸収液タンク 51 アルカリ溶液
52 吸収液供給ポンプ 53 pH計
54 コントローラ

Claims (8)

  1. 酸素燃焼ボイラから排出する排ガスを、少なくとも集塵処理、湿式脱硫装置での脱硫処理、CO2回収処理及びCO2液化処理を順次行う排ガスの処理方法において、
    湿式脱硫装置でボイラ排ガスと脱硫剤含有スラリを気液接触させて得られた脱硫吸収液中にCO2回収処理とCO2液化処理を行って排出される排ガスを吹き込むことを特徴とする排ガスの処理方法。
  2. 湿式脱硫装置の脱硫吸収液中にCO2回収処理とCO2液化処理を行って排出される排ガスは、前記CO2回収処理とCO2液化処理の過程で石炭燃焼排ガスを圧縮・冷却し、CO2を液化して分離した後の酸素主体のガスであることを特徴とする請求項1に記載の排ガス処理方法。
  3. CO2回収処理とCO2液化処理を行って排出される排ガスは、湿式脱硫装置に導入される酸素燃焼ボイラから排出する排ガスとは混ざらないように湿式脱硫装置の脱硫吸収液中に吹き込むことを特徴とする請求項1に記載の排ガス処理方法。
  4. 湿式脱硫装置は、該湿式脱硫装置内の空塔部に挿入される排ガスを脱硫剤含有スラリと気液接触させて、該湿式脱硫装置内の空塔部の下部に設けられる排ガスと気液接触した脱硫吸収液を一旦貯留して空気を吹き込み亜硫酸塩を酸化する循環タンクを有する一塔式脱硫装置であり、
    該一塔式脱硫装置の空塔部の下部に設けられる循環タンクの脱硫吸収液にCO2回収処理とCO2液化処理を行って排出される排ガスを吹き込むことを特徴とする請求項1記載の排ガスの処理方法。
  5. 湿式脱硫装置は、該湿式脱硫装置内の空塔部に挿入される排ガスを脱硫剤含有スラリと気液接触させる脱硫装置と、該脱硫装置の後流側に設けられ、脱硫装置からの脱硫吸収液を貯留して、空気を吹き込み亜硫酸塩を酸化する酸化タンクを有する二塔式脱硫装置を備え、
    前記酸化タンク内の脱硫吸収液に、CO2回収処理とCO2液化処理を行って排出される排ガスを吹き込むことを特徴とする請求項1記載の排ガスの処理方法。
  6. 酸素燃焼ボイラから排出する排ガスを、少なくとも集塵装置、湿式脱硫装置、CO2回収装置及びCO2液化装置を順次経由して処理する排ガスの処理装置において、
    湿式脱硫装置は、該湿式脱硫装置内に導入したボイラ排ガスを脱硫剤含有スラリと気液接触させる空塔部と、該空塔部で排ガスと気液接触した脱硫吸収液を一旦貯留して空気を吹き込み亜硫酸塩を酸化し、さらに前記空塔部に脱硫吸収液を循環供給する吸収液貯留タンクを備え、
    前記吸収液貯留タンク内の脱硫吸収液中に、前記CO2回収装置とCO2液化装置を経由して排出される排ガスを吹き込む排ガス供給ラインを設けたことを特徴とする排ガスの処理装置。
  7. 湿式脱硫装置は、該湿式脱硫装置内の空塔部に挿入される排ガスを脱硫剤含有スラリと気液接触させて、該湿式脱硫装置内の空塔部の下部に設けられる排ガスと気液接触した脱硫吸収液を一旦貯留して空気を吹き込み亜硫酸塩を酸化する循環タンクを有する一塔式脱硫装置を備え、
    該一塔式脱硫装置の空塔部の下部に設けられる循環タンクには、排ガスと気液接触した脱硫吸収液が落下供給される漏斗状の水封式ダクトを構成し、該水封式ダクトの外側の循環タンク内にCO2回収・液化装置から排出される排ガスを吹き込む排ガス供給ラインを接続したことを特徴とする請求項6記載の排ガスの処理装置。
  8. 湿式脱硫装置は、該湿式脱硫装置内の空塔部に挿入される排ガスを脱硫剤含有スラリと気液接触させる脱硫装置と、該脱硫装置の後流側に設けられ、脱硫装置からの脱硫吸収液を貯留して、空気を吹き込み亜硫酸塩を酸化する酸化タンクを有する二塔式脱硫装置を備え、
    前記酸化タンク内の脱硫吸収液中に、前記CO2回収装置とCO2液化装置を経由して排出される排ガスを吹き込む排ガス供給ラインを設けたことを特徴とする請求項6記載の排ガスの処理装置。
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