JP2012105510A - 開閉装置用仮送電ケーブル接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】既設ケーブルに不良等が発生した場合でも、仮送電ケーブルの取付作業を容易に行うことで作業時間の短縮を図り、もって停電時間を短縮して顧客への送電時間の遅れを防ぐ。また、モールドジスコンのブッシングでのケーブルの抜差し作業を不要とすることで、ブッシング及びケーブルの損傷の恐れをなくす。
【解決手段】既設のモールドジスコン4の母線側電極14とケーブル側電極15が内蔵された固定モールド9に装着可能であり、母線側電極14に接続可能な可動端子38を有する可動カバー31と、この可動カバー31の可動端子38に電気的に接続された仮送電ケーブル32とを一体化して仮送電ケーブル一体形接続体30を形成する。モールドジスコン4に取付けられている既設の閉路蓋に代えて仮送電ケーブル一体形接続体30の可動カバー31をモールドジスコン4の固定モールド9に装着する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、路上に設置される路上機器等の給電用配電箱(高圧キャビネット)内に設けられたモールド母線と地中ケーブルとを接続するモールドジスコンを備えた開閉装置に仮送電ケーブルを接続する場合に有用な仮送電ケーブル接続構造に関する。
高圧配電線路から需要家側へ電力を供給するために、路上や建物の敷地内には、例えば、図5で示されるような供給用配電箱(高圧キャビネット)1が設置されている。この給電用配電箱1内においては、電源側地中ケーブル2と負荷側(需要家側)地中ケーブル3とを接続するために、地中から電源側地中ケーブル2と負荷側(需要家側)地中ケーブル3とが立ち上げられ、これらの電源側地中ケーブル2と負荷側地中ケーブル3とがモールドジスコン4を介してモールド母線5に接続されている。このモールドジスコン4は、固定モールド9(母線側電極14が内蔵された母線側固定モールド7とケーブル側電極15が内蔵されたケーブル側固定モールド8)に閉路蓋6を装着することで、電力側から、電源側地中ケーブル2→モールドジスコン4→モールド母線5→モールドジスコン4→負荷側地中ケーブル3を経由して、負荷側(需要家側)へ給電が行われるようになっている。そして、電源側地中ケーブル2と負荷側地中ケーブル3との間の電路の開閉(電源側地中ケーブル2とモールド母線5との間、又は、モールド母線5と負荷側地中ケーブル3との間の接続・分離)は、モールドジスコン4の固定モールド9(母線側固定モールド7とケーブル側固定モールド8)に前述した閉路蓋6を着脱させることによって行われるようになっている(特許文献1〜3参照)。
ここで、モールドジスコンは、主として高圧キャビネット内の需要家側断路器として使用される単極形や高圧地中配電系統の分岐等に使用される三極形があり、単極形のモールドジスコンであれば、図6に示されるように、閉路蓋6は、1組の母線側固定モールド7及びケーブル側固定モールド8を備えた固定モールド9に対して装着可能な蓋本体10に、ブスバー11にて導電可能に接続された1組の可動端子12,13を収容しているもので、この1組の可動端子12,13を母線側電極14およびケーブル側電極15に接続することで閉路を形成するようになっている。
また、三極形のモールドジスコンであれば、図7に示されるように、閉路蓋6は、各相に対応して設けられた3組の母線側固定モールド及びケーブル側固定モールドを備えた固定モールド9に対して装着可能な蓋本体10にブスバー11にて導電可能に接続された3組の可動端子12,13を収容しているもので、この3組の可動端子12,13を各極の母線側電極14およびケーブル側電極15に接続することで閉路を形成するようになっている。
前述したモールド母線5は、その下部に所定の間隔をおいて接続部5aが形成され、これらの接続部5aにモールドジスコン4の母線側電極14が電気的に接続されている。また、各地中ケーブル(電源側地中ケーブル2、負荷側地中ケーブル3)は、モールドジスコン4のケーブル側固定モールド8の基端部から下方へ延びるブッシング16を介してケーブル側電極15に電気的に接続されている。
モールドジスコン4のブッシング16に取り付けられる各地中ケーブル2,3の終端接続部17は、例えば、図8に示されるような構造を有するもので、段剥処理によってケーブル絶縁層18およびケーブル導体19がそれぞれ露出され、この露出されたケーブル絶縁層18の外周にストレスコーン20が装着されている。また、ケーブル導体19に圧縮端子21が取り付けられ、この圧縮端子21の外方にはスリーブカバー22を介して絶縁筒23が取り付けられている。尚、24はケーブルシース、25はカバーグリップ、26はホースバンド、28は端子固定管である。
ところで、路上に設置される既設の給電用配電箱(高圧キャビネット)及び路上変圧器の既設ケーブルに不良等が発生した場合には、地中配電線系統に接続された仮送電ケーブル(直結端末用ケーブル)をモールドジスコンのブッシングに接続し、この仮送電ケーブルを介して負荷側(需要家側)へ給電するようにしている。この場合、従来においては、不良の既設ケーブルをモールドジスコンのブッシングから取り外し、しかる後に仮送電線ケーブルの直結形終端接続部を前記ブッシングに接続する作業を行うようにしていた。
このため、従来においては、モールドジスコンのブッシングから既設ケーブルを外す場合には、以下の作業が必要となる。
1. 取り外す地中ケーブルを確認した後、その地中ケーブルの直結形終端接続部(以下、終端端末部)に取り付けられているカバーグリップ25やホースバンド26のネジを緩めて絶縁筒23を引き下げる。
2. スリーブカバー22を撤去する。
3. 端子固定管28を緩めてケーブルをモールドジスコンのブッシング16から取り外す。
また、仮送電ケーブルを取付ける場合には、以下の作業が必要となる。
4. モールドジスコン4のブッシング16の表面、ストレスコーン20、スリーブカバー22、絶縁筒23の内面をベンジンにより清掃する。
5. 地中ケーブルをモールドジスコン4のブッシング16に挿入し、端子固定管28を締め付ける。
6. スリーブカバー22を取付ける。
7. 各部材(ブッシング16の表面、ストレスコーン20、スリーブカバー22、絶縁筒23の内面)にシリコンを塗布する。
8. 絶縁筒23を引き上げる。
9. 絶縁筒23のカバーグリップ25、ホースバンド26を締め付ける。
特開2010−233303号公報 特開平8−98337号公報 実用新案登録第2591206号公報
しかしながら、既設の地中ケーブルを仮送電ケーブルに取り替えるためには、上述のように、多数の作業が必要となり、作業性が悪く、時間がかかるものであった。このため、停電時間が長くなり、顧客への送電時間が遅れる等の不都合が生じている。
また、モールドジスコンのブッシングへのケーブルの取り付け、撤去作業時に、ブッシング及びケーブルの損傷の恐れがあり、しかも、固定モールド下部の端子固定管を緩めたり、締め付けたりする際に、バイプレンチを締め付け過ぎて端子固定管の損傷を招く恐れがある。
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、既設ケーブルに不良等が発生した場合でも、仮送電ケーブルの取付作業を容易に行うことで、作業時間の短縮を図り、もって停電時間を短縮して顧客への送電時間の遅れを防ぎ、また、モールドジスコンのブッシングでのケーブルの抜差し作業を不要とし、ブッシング及びケーブルの損傷の恐れをなくすことが可能な開閉装置用仮送電ケーブル接続構造を提供することを主たる課題としている。
上記課題を達成するために、本発明に係る開閉装置用仮送電ケーブル接続構造は、既設のモールドジスコンの母線側電極及びケーブル側電極が内蔵された固定モールド(母線側電極が内蔵された母線側固定モールドとケーブル側電極が内蔵されたケーブル側固定モールド)に装着可能であると共に前記母線側電極に接続可能な可動端子を有する可動カバーと、この可動カバーの前記可動端子に電気的に接続される仮送電ケーブルとを一体化して構成された仮送電ケーブル一体形接続体を備え、前記固定モールドに取付けられている既設の閉路蓋に代えて前記仮送電ケーブル一体形接続体の前記可動カバーを前記固定モールドに装着することを特徴としている。
したがって、このような構成によれば、既設ケーブルに不良等が発生した場合でも、モールドジスコンの固定モールド(母線側固定モールド及びケーブル側固定モールド)に装着されている既設の閉路蓋を取り外し、仮送電ケーブルが一体化された仮送電ケーブル一体形接続体の可動カバーを閉路蓋が取り外された固定モールド(母線側固定モールド及びケーブル側固定モールド)に装着すれば、仮送電ケーブルと電気的に接続されている可動端子が母線側電極に電気的に接続されるので、モールドジスコンのブッシングに対して既設の地中ケーブルを仮送電ケーブルに取り替える作業が不要となり、給電状態を容易に復旧させることが可能となる。尚、モールドジスコンのブッシングに取付けられている既設の地中ケーブルは、終端接続部より手前で切断して絶縁処理を施しておけばよい。
また、前記可動カバーは、前記モールドジスコンの母線側電極に電気的に接続可能な可動端子と、前記ケーブル側電極に接続可能な絶縁素材で形成された可動端子とを有して構成してもよい。
このような構成においては、ケーブル側電極にも接続可能な絶縁性の可動端子が可動カバーに設けられるので、可動カバーの装着状態を補強することが可能となり、装着状態にがたつきがなくなる。
ここで、可動カバーは、単極型のモールドジスコンにあっては、前記モールドジスコンの1組の母線側電極及びケーブル側電極に接続可能な1組の可動端子を具備したものであっても、三極型のモールドジスコンにあっては、前記モールドジスコンの3相各相の母線側電極及びケーブル側電極に接続可能な3組の可動端子を具備したものであってもよい。
以上述べたように、本発明に係る開閉装置用仮送電ケーブルの接続構造によれば、既設のモールドジスコンの固定モールドに装着可能であると共に母線側電極に接続可能な可動端子を有する可動カバーと、この可動カバーの可動端子に電気的に接続される仮送電用ケーブルとを一体化させて構成された仮送電ケーブル一体形接続体を用いて、モールドジスコンの固定モールドに取付けられている既設の閉路蓋に代えて、この仮送電ケーブル一体形接続体の可動カバーを固定モールドに装着するようにしたので、給電状態を容易に形成することが可能となる。
このため、仮送電ケーブルの取付作業を容易に行うことができるため、作業時間の短縮を図ることが可能となり、もって停電時間を短縮して顧客への給電遅れを防ぐことが可能となる。しかも、モールドジスコンのブッシングでのケーブルの抜差し作業が不要となるので、ブッシング及びケーブルの損傷の恐れをなくすことが可能となる。
図1は、本発明に係る開閉装置用仮送電ケーブル接続構造に用いられる単極形の仮送電ケーブル一体形接続体を示す図であり、(a)はその正面図であり、(b)はその側面図である。 図2(a)は、図1に示す仮送電ケーブル一体形接続体をモールドジスコンの固定モールドに装着する前の状態を示す一部切り欠きの断面図であり、図2(b)は、図1に示す仮送電ケーブル一体形接続体をモールドジスコンの固定モールドに装着した状態を示す一部切り欠きの断面図である。 図3は、本発明に係る開閉装置用仮送電ケーブル接続構造に用いられる三極形の仮送電ケーブル一体形接続体を示す図であり、(a)はその正面図であり、(b)はその側面図である。 図4(a)は、図3に示す仮送電ケーブル一体形接続体をモールドジスコンの固定モールドに装着する前の状態を示す一部切り欠きの断面図であり、図4(b)は、図3に示す仮送電ケーブル一体形接続体をモールドジスコンの固定モールドに装着した状態を示す一部切り欠きの断面図である。 図5は、供給用配電箱(高圧キャビネット)の一例を示す図である。 図6は、従来の単極形のモールドジスコンを示す図であり、(a)はその正面図、(b)はその側面図、(c)は閉路蓋を固定モールドに接続する前の状態を示す断面図である。 図7は、従来の三極形のモールドジスコンを示す図であり、(a)はその正面図、(b)はその側面図、(c)は閉路蓋を固定モールドに接続する前の状態を示す断面図である。 図8は、モールドジスコンのブッシングに地中ケーブルの直結形終端接続部を接続した状態を示す図である。
以下、本発明に係る開閉装置用仮送電ケーブル接続構造の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。
開閉装置用仮送電ケーブル接続構造に用いられる仮送電ケーブル一体形接続体30は、可動カバー31と仮送電ケーブル32とを一体化させたもので、既設のモールドジスコン4の固定モールド9に装着させることで仮送電ケーブル32とモールド母線5(図5参照)とを電気的に接続するようにしたものである。
図1及び図2において、単極形のモールドジスコン4に適用した構成例が示されている。
この例において、先ず、仮送電ケーブル一体形接続体30の可動カバー31が装着される固定モールド9について説明すると、固定モールド9は、それ自体周知の既存のもので、合成樹脂からなる基台29の表面に上下方向に配された一対の電極収容筒7a,8aが突出形成されている。また、基台29には、導電体からなる棒状の母線側電極14とケーブル側電極15とが電極収容筒7a,8a内に突出するように固定されている。母線側電極14は、モールド母線5(図5参照)に電気的に接続され、ケーブル側電極15は、ケーブル側固定モールド8の下部に形成されたブッシング16を介してここに終端接続部17が接続された地中ケーブル2,3のケーブル導体に電気的に接続されている。
前記電極収容筒7aとこれに収容される母線側電極14とにより、母線側電極14が内蔵された母線側固定モールド7が構成され、電極収容筒7bとこれに収容されるケーブル側電極とにより、ケーブル側電極15が内蔵されたケーブル側固定モールド8が構成されている。
次に、仮送電ケーブル一体形接続体30について説明すると、仮送電ケーブル一体形接続体30の可動カバー31は、エポキシ樹脂などの絶縁素材によって形成されているもので、モールドジスコン4の既設の固定モールド9(母線側電極14が内蔵された母線側固定モールド7とケーブル側電極15が内蔵されたケーブル側固定モールド8)を覆うように装着可能に蓋状に形成されている。前面には、固定モールド9(母線側固定モールド7とケーブル側固定モールド8)とを挿入する開口部33が形成され、背面には、可動カバー31を固定モールド9に取り付ける際に用いられる単極操作工具35を装着するための工具装着部36が設けられている。
可動カバー31の背部(底部)31aには、ブスバー37が上下方向に延びるように埋設され、このブスバー37の上下両端部には、可動端子38,39が固定されている。この可動端子38,39は、可動カバー31の開口部33を固定モールド9に対峙させた場合に、母線側電極14とケーブル側電極15とに対向するように上下に並設されているもので、上側の可動端子38は、母線側固定モールド7に内蔵されている母線側電極14に外嵌されて電気的かつ物理的に接続可能な導電体で形成された円筒状に形成され、可動電極として機能している。また、下側の可動端子39は、ケーブル側固定モールド8に内蔵されているケーブル側電極15に外嵌されて物理的に接続可能な絶縁素材で形成された円筒状に形成され、可動カバー31の装着状態を強固かつ安定に保つための支持部材(絶縁性可動端子)として機能している。
また、可動カバー31の下部には、ブッシング40が一体に形成され、このブッシング40を介して仮送電ケーブル32の終端接続部41が予め接続されている。この仮送電ケーブル32のケーブル導体は、前記ブスバー37と電気的に接続されており、したがって、可動カバー31を固定モールド9に装着して母線側電極14及びケーブル側電極15のそれぞれに可動端子38,39を接続(外嵌)すると、仮送電ケーブル32は、母線側電極14を介してモールド母線5にのみ電気的に接続されるようになっている。
以上の構成において、既設ケーブルに不良等が発生し、仮送電ケーブル32を取り付ける必要がある場合には、仮送電ケーブル32の取り付けが必要な地中ケーブルを特定した上で、その地中ケーブルが接続されているモールドジスコン4の図6に示す既設の閉路蓋6を取り外し、ケーブル側固定モールド8のブッシング16に取り付けられている地中ケーブル2,3の終端接続部17を取り外すことなく、それより手前(下方)の適当な部分を切断して絶縁処理を施し、しかる後に仮送電ケーブル32が一体に設けられた仮送電ケーブル一体形接続体30の可動カバー31に単極操作工具35を取り付け、この単極操作工具35を操作して固定モールド9に可動カバー31を装着する。
これにより、仮送電ケーブル32と電気的に接続されている可動端子38が母線側電極14に電気的に接続されるので、モールドジスコン4のブッシング16に対して既設の地中ケーブル2,3を取り外して仮送電ケーブルに取り替える作業が不要となり、給電状態を容易に復旧させることが可能となる。このため、仮送電ケーブル32の取付作業を容易に、且つ、短時間で行うことが可能となり、もって停電時間を短縮して顧客への送電時間の遅れを防ぐことが可能となる。また、モールドジスコン4のブッシング16でのケーブルの抜差し作業が不要となるので、ブッシング16及びケーブルの損傷の恐れを無くすことが可能となる。
図3及び図4において、三極形のモールドジスコン4に適用した構成例が示されている。
この例において、仮送電ケーブル一体形接続体30の可動カバー31は、既設のモールドジスコンの三相(U相、V相、W相)の固定モールド9(母線側電極14が内蔵された各相の母線側固定モールド7とケーブル側電極15が内蔵された各相のケーブル側固定モールド8)を覆うように、上下1組のカバー本体を3組並設し、これら各相のカバー本体を後述する工具装着部43によって合体させている。そして、前面には、3組の母線側固定モールド7とケーブル側固定モールド8とを挿入する開口部33が形成され、背面には、可動カバー31を固定モールド9に取り付ける際に用いられる三極操作工具42を取り付ける工具装着部43が設けられている。
可動カバー31の背部(底部)31aには、それぞれの極毎にブスバー37が上下方向に延びるように埋設され、このブスバーの上下両端部には、可動端子38,39が固定されている。
この可動端子38,39は、可動カバー31の開口部33を固定モールド9に対峙させた場合に、母線側電極14とケーブル側電極15とに対向するように上下に並設されているもので、上側の可動端子38は、母線側固定モールド7に内蔵されている母線側電極14に外嵌されて電気的かつ物理的に接続可能な導電体で形成された円筒状に形成され、可動電極として機能している。また、下側の可動端子39は、ケーブル側固定モールド8に内蔵されているケーブル側電極15に外嵌されて物理的に接続可能な絶縁素材で形成された円筒状に形成され、可動カバー31の装着状態を強固かつ安定に保つための支持部材(絶縁性可動端子)として機能している。
このように、可動カバー31には、モールドジスコン4の3相各相の母線側電極14及びケーブル側電極15に接続可能な3組の可動端子38,39を具備している。
また、可動カバー31の各極の可動端子の下部には、ブッシング40が一体に形成され、このブッシング40を介して仮送電ケーブル32の終端接続部41が予め接続されている。各極の仮送電ケーブル32のケーブル導体は、対応する極のブスバー37と電気的に接続されており、したがって、可動カバー31を固定モールド9に装着して母線側電極14及びケーブル側電極15のそれぞれに可動端子38,39を接続(外嵌)すると、仮送電ケーブル32は、母線側電極14を介してモールド母線5にのみ電気的に接続されるようになっている。
尚、その他の構成は、実施例1と同様であるので、同一箇所に同一符号を付して説明を省略する。
以上の構成において、既設ケーブルに不良等が発生し、仮送電ケーブル32を取り付ける必要がある場合には、仮送電ケーブル32の取り付けが必要な地中ケーブルを特定した上で、その地中ケーブルが接続されているモールドジスコン4の図7に示す既設の閉路蓋6を取り外し、ケーブル側固定モールド8のブッシング16に取り付けられている地中ケーブル2,3の終端接続部17を取り外すことなく、それより手前(下方)の適当な部分を切断して絶縁処理を施し、しかる後に仮送電ケーブル32が一体に設けられた仮送電ケーブル一体形接続体30の可動カバー31に三極操作工具42を取り付け、この三極操作工具42を操作して固定モールド9に可動カバー31を装着する。
これにより、仮送電ケーブル32と電気的に接続されている可動端子38が母線側電極14に電気的に接続されるので、モールドジスコン4のブッシング16に対して既設の地中ケーブル2,3を取り外して仮送電ケーブルに取り替える作業が不要となり、給電状態を容易に復旧させることが可能となる。このため、仮送電ケーブル32の取付作業を容易に、且つ、短時間で行うことが可能となり、もって停電時間を短縮して顧客への送電時間の遅れを防ぐことが可能となる。また、モールドジスコン4のブッシング16でのケーブルの抜差し作業が不要となるので、ブッシング16及びケーブルの損傷の恐れを無くすことが可能となる。
尚、上述した仮送電ケーブル32の可動カバー31への取り付けは、地中ケーブル2,3の終端接続部17を固定モールド9に取り付ける構造と同様の構造を採用しているが、可動カバー31に仮送電ケーブル32を抜き差しする作業は不要であることから、より簡易な接続構造を採用してもよい。
4 モールドジスコン
5 モールド母線
6 閉路蓋
7 母線側固定モールド
8 ケーブル側固定モールド
9 固定モールド
14 母線側電極
15 ケーブル側電極
30 仮送電ケーブル一体形接続体
31 可動カバー
32 仮送電ケーブル
38 可動端子(可動電極)
39 可動端子(絶縁性可動端子)

Claims (5)

  1. 既設のモールドジスコンの母線側電極及びケーブル側電極が内蔵された固定モールドに装着可能であると共に前記母線側電極に接続可能な可動端子を有する可動カバーと、この可動カバーの前記可動端子に電気的に接続される仮送電ケーブルとを一体化して構成された仮送電ケーブル一体形接続体を備え、
    前記固定モールドに取付けられている既設の閉路蓋に代えて前記仮送電ケーブル一体形接続体の前記可動カバーを前記固定モールドに装着することを特徴とする開閉装置用仮送電ケーブル接続構造。
  2. 前記可動カバーは、前記モールドジスコンの母線側電極に電気的に接続可能な可動端子と、前記ケーブル側電極に接続可能な絶縁素材で形成された可動端子とを有することを特徴とする請求項1記載の開閉装置用仮送電ケーブル接続構造。
  3. 前記可動カバーは、前記モールドジスコンの1組の母線側電極及びケーブル側電極に接続可能な1組の可動端子を具備するものであること特徴とする請求項2記載の開閉装置用仮送電ケーブル接続構造。
  4. 前記可動カバーは、前記モールドジスコンの3相各相の母線側電極及びケーブル側電極に接続可能な3組の可動端子を具備するものであること特徴とする請求項2記載の開閉装置用仮送電ケーブル接続構造。
  5. 前記可動カバーが取付けられた前記モールドジスコンの前記ケーブル側電極に電気的に接続されている既設の地中ケーブルは、終端接続部より手前で切断して絶縁処理が施されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の開閉装置用仮送電ケーブル接続構造。
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