JP2012105180A - 光通信システム、局側通信装置および加入者側通信装置 - Google Patents

光通信システム、局側通信装置および加入者側通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
局側通信装置と加入者側通信装置とを接続する光通信システムにおいて、光伝送路の通信品質に対応した変調方式で通信を行うことを目的とする。
【解決手段】
光伝送路品質検出部221により、局側通信装置101と加入者側通信装置102とを接続する光伝送路の通信品質を検出し、検出された通信品質に基づいて、変調方式選定部222により光伝送路における光信号の変調方式を選定し、変調方式選定部222により選定された変調方式を用いて、局側通信装置と加入者側通信装置との通信における光信号を変調する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、光変調された光信号を伝送する技術に関し、具体的には、光信号を伝送する光通信システム、そのシステムを構成する局側通信装置、加入者通信装置に適用可能な技術に関する。
この種の光通信技術においては、近年、加入者と局舎間のアクセスネットワークを利用した多種多様な情報サービス(データ通信、音声通信、放送等)が提供されている。このような情報サービスの拡大に伴って、メタル回線を用いた伝送方式であるxDSL(Digital Subscriber Line)に代わり、安価で、局舎から離れていても安定かつ広帯域な通信を実現したP2MP(Point-to-Multi Point)接続のPON(Passive Optical Network)システムの利用が拡大している。
以下、説明の便宜上、PONシステムを例にとって記述する。PONシステムを利用した商用アクセスネットワークでは、局側通信装置(OLT,Optical Terminal Line)と加入者側通信装置(ONU,Optical Network Unit)との通信において、下り(OLT⇒ONU)ではTDM(Time Division Multiplexing)を、上り(ONU⇒OLT)にはTDMA(Time Division Multiple Access)を適用し、1本の伝送路で双方向の信号波長分割多重(WDM,Wave Division Multiplexing)したGE−PONのサービスが開始されている(例えば、非特許文献1参照)。また、高速TDM技術を適用し、GE−PONの10倍のビットレートを持つ10G−EPONの開発が進められている(例えば、非特許文献2参照)。
さらなる高速化のため、次世代アクセスネットワークにおいては、一本の伝送路について、上り・下りそれぞれに対して複数の波長を割当て、これらの波長に対応する光信号を多重化するWDM技術の併用が検討されている。しかし、WDMを併用する場合には、複数の波長の信号を多重化するため、増加した波長分の光源が必要となり、高速化は可能であるが、通信装置コストの上昇および複数光源による消費電量の上昇が問題となる。光源を増やすことなく高速化を実現する方法として、光符号分割多重アクセス(OCDMA、Optical Code Division Multiplex Access)技術との併用が予想される(例えば、特許文献1参照)。位相変調を利用するOCDMAでは、1つの光源で、従来の光の明滅による2値表現だけでなく、位相変調を利用した多値表現が可能であるため、一度により多くの情報を表現でき、光源を増やすことなく高速化が可能となる。
"技術基礎講座[GE-PON技術]" 第一回 PONとは、NTT技術ジャーナル 2005.8、Page.71−74 可児淳一、鈴木謙一、"「次世代10G級PONシステムの標準化動向」"、NTT技術ジャーナル 2009.9、Page.90−93
特開2007−104453号公報(第4頁〜第8頁、図1)
しかし、多値位相符号化を用いた光通信においては、OLTとONUとを接続する伝送線路(光ファイバ)における雑音の影響を受けやすく、信号の波形劣化等により通信効率が落ちる場合がある。
この発明は、局側通信装置と加入者側通信装置とを接続する光伝送路の通信品質を検出し、検出した通信品質に基づいて、送信する光信号に対する光多値変調の多値化数を制御することで、光伝送路の通信品質に対応した適切な通信を行うことを目的とする。
この発明に係る光通信システムは、局側通信装置と加入者側通信装置とを接続する光伝送路の通信品質を検出する光伝送路品質検出部と、前記光伝送路品質検出部により検出された通信品質に基づいて、前記光伝送路における光信号の変調方式を選定する変調方式選定部と、前記変調方式選定部により選定された変調方式を用いて、前記局側通信装置と加入者側通信装置との通信における光信号を変調する光変調部と、を備える。
また、この発明に係る局側通信装置は、前記局側通信装置と加入者側通信装置とを接続する光伝送路の通信品質を検出する光伝送路品質検出部と、前記光伝送路品質検出部により検出された通信品質に基づいて、前記光伝送路における光信号の変調方式を選定する変調方式選定部と、前記変調方式選定部により選定された変調方式を、加入者側通信装置に通知する変調方式通知部と、を備える。
また、この発明に係る加入者側通信装置は、前記局側通信装置と加入者側通信装置とを接続する光伝送路の通信品質に基づいて選定された光変調方式についての通知を、局側通信装置から受信する変調方式通知受信部と、前記変調方式通知受信部により受信した光変調方式についての通知に基づいて、前記複数の光通信装置間の通信における光信号を変調する光変調部と、を備える。
この発明によれば、局側通信装置と加入者側通信装置とを接続する光伝送路の通信品質に対応した適切な通信を行うことができる。
本発明の実施の形態1に示すPONシステム全体図である。 本発明の実施の形態1に示す局側通信装置(OLT)内部構成図である。 本発明の実施の形態1に示す加入者側通信装置(ONU)内部構成図である。 本発明の実施の形態1に示すDiscovery Handshakeメッセージ交換図である。 本発明の実施の形態1に示す変調方式判定・通知ユニットワークフロー図である。 本発明の実施の形態1に示すOPRユニット処理ワークフロー図である。 本発明の実施の形態1に示す複数加入者側通信装置との受信光変調変更図である。 本発明の実施の形態1に示す上りバーストとGrant Start TimeとGrant Length関係図である。 本発明の実施の形態2に示す変調方式判定・通知ユニットワークフロー図である。
実施の形態1.
図1に、PONシステムを例にとって、本発明の実施の形態1に係る光通信システムの全体図を示す。この光通信システムでは上り方向(ONU⇒OLT)の通信において、各加入者側通信装置は割当てられた帯域を用いて信号を送信する。また、各加入側通信装置からの信号には、例えば、OCDMA(Optical Code Division Multiplex Access)方式を適用し、多値変調された信号を送信するものとする。OCDMA方式ではなく、多値変調を行うものであればWDM等の他の通信方式を用いてもよく、これらの通信方式を併用する構成としてもよい。ここで、多値変調は通信に用いる光信号の強度(振幅)、位相、周波数のいずれか、または、これらを組み合わせて多値化することにより行う。例えば、この変調方式としては、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)等がある。また、ここではP2MP(Point-to-MultiPoint)構成のPONシステムを例として説明するが、P2MP構成のPONシステムだけに限定するものではない。
図1において、局舎100内に設けられた局側通信装置101と一般家庭111やビル112内の設けられた加入者側通信装置102は、光伝送路を介して接続されており、コアネットワーク103とデータのやり取りを行う。光伝送路は、光ファイバー104、光スプリッター105から構成されており、その一部は電信柱106や地中に敷設されている。
図2に、局側通信装置101の内部構成図を示す。図2において、局側通信装置101は、光ファイバー104が接続されるIFユニット201、誤り訂正符号化(FEC,Forward-Error Correction)された受信光信号を復号する受信側FECユニット202、コアネットワーク網103と接続されるSNI(Service Node Interface)ユニット203、変調された受信光信号を復調する受信光変調ユニット204、通信に使用する帯域の割当てを行うDBA(Dynamic Bandwidth Allocation)ユニット211、送信信号に誤り訂正符号化を行う送信側FECユニット212、光伝送路(光ファイバー104等)の通信品質を検出する光伝送路品質検出部221、光伝送路品質検出部221で検出された光伝送路の品質に基づいて変調方式を決定し受信光変調ユニット204に通知する変調方式判定・通知ユニット222、Discovery Handshakeメッセージの交換等を行うORP(Operation Packet Router)ユニット230から構成されている。また、OPRユニット230は、各加入者側通信装置の加入者契約内容であるSLA(Service Level Agreement)を記憶している。
図3に、加入者側通信装置102の内部構成図を示す。図3において、加入者側通信装置102は、光ファイバー104と接続されるIFユニット801、一般家庭内ネットワークと接続されるUNIユニット803、誤り訂正符号化された受信光信号を復号する受信側FECユニット802、局側通信装置からの通知に基づいて通信帯域を制御するDBAユニット811、送信する光信号に誤り訂正符号化を行う送信側FECユニット812、送信する光信号に変調を行う送信光変調ユニット814、局側通信装置101との制御メッセージ交換を行うOPRユニット830で構成されている。
次に、動作について説明する。ここでは、例として、論理リンクを確立するために行うDiscovery Handshakeメッセージ交換において、光伝送路の通信品質を検出し、検出した通信品質に基づいて光変調方式を変更する場合について説明する。なお、上り方向(ONU⇒OLT)の通信についての適用例を示すが、下り方向であっても同様の方法を用いて本発明を適用することができる。
まず、Discovery Handshakeメッセージ交換の全体の流れを、図4を引用して説明する。図4に、局側通信装置101と、加入者側通信装置102との間で、通信を始める際に行うDiscovery Handshakeメッセージ交換についてのシーケンス図を示す。図4おいて、加入者側通信装置102は1.Discovery Gateフレームを受信し、それに対する応答として2.Register Requestフレームを局側通信装置OLTへ送信して、論理リンク確立を要求する。局側通信装置では、論理リンクリクエストに応じて論理リンクユーザ識別番号(LLID:Logical Link IDentification number)を予約する。そのLLIDを3.Registerフレームに入れて、4.Gateフレームとともに加入者側通信装置へ通知する。その後、加入者側通信装置からRegister ACKフレーム送信し、局側通信装置でそのフレームを受信した時点で論理リンク確立となる。
実施の形態1に示す光通信システムでは、光伝送路の通信品質の検出処理を行い、検出した通信品質に基づいて光変調方式を変更するか否かの判定処理を行う。また、変調方式を変更すると判断した場合に、光信号の変調方式の変更処理を行う。まず、光伝送路の通信品質の検出処理について説明する。光伝送路の通信品質の検出処理は、Discovery Handshakeメッセージ交換において、局側通信装置101が受信した2.Register Requestフレームから算出する。以下に、その詳細について説明する。
局側通信装置101から、1.Discovery Gateフレームが加入者側通信装置に送信された場合、局側通信装置101内のOPRユニット230では、変調方式判定・通知ユニット222に対して、2.Register_Requestフレームを受信することが可能な時間であるDiscovery Window時間についての情報を通知する。
図5に、Discovery Window時間についての情報を通知された変調方式判定・通知ユニット222が行う処理フローを示す。変調方式判定・通知ユニット222では、OPRユニット230により通知された情報に基づいて、現在時刻がDiscovery Window時間であると判定すれば(ステップS1)、受信光変調ユニット204に対して、受信変調が2値であることを通知し(ステップS2)、それ以外の時間帯であれば後述するDBAユニット211からの変調指示を転送する(ステップS3)。受信変調が2値であることを通知された受信光変調ユニット204では、受信光信号を復調する位相を2値に設定し、加入者側通信装置102から通知された2.Register RequestをIFユニット201から受け取りデータ信号へ変換する。
局側通信装置101で2.Register Requestフレームを受信した場合、光伝送路品質検出ユニット221は、IFユニット201で受信した2.Register RequestフレームのTimestampフィールドから抽出したRTT情報、ならびに2.Register Requestフレームを送信した加入者側通信装置からのバースト光強度情報、また受信FECユニット202で復号する際の誤り訂正数等のFEC訂正情報(例えば、FECブロック訂正数、FECバイト訂正数、FECビット訂正数、FEC Sync Header誤り数等)、またはFEC訂正情報を入力パラメータとして任意アルゴリズムによって算出された値を、伝送路の通信品質を表す伝送路品質情報として収集する。光伝送路品質検出ユニット221で収集された伝送路品質情報は、変調方式判定・通知ユニット222、およびOPRユニット230に通知される。
次に、光変調を変更するかどうか、および、その多値変調の多値化数の選定についての判断処理フローについて図6を参照して説明する。ここでは、Register Requestを受信しているので(ステップS4)、OPRユニット230は、変調方式判定・通知ユニット222から通知された伝送路品質情報を用いて、保持する伝送路品質情報を更新する(ステップS5)。また、任意のアルゴリズムを使用して算出した伝送路品質情報との比較情報を生成・更新し、変調方式判定・通知ユニット222に通知する。ここで、比較情報とは、例えばFEC訂正情報などの伝送路品質がどのくらいの数値となった場合に変調方式を変更するかのしきい値を示すものであり、SLA等に基づいて予め作成しておく。
次に、伝送路品質情報と比較情報とを比較し(ステップS6)、伝送路品質情報が比較情報より大きい場合、すなわち、伝送品質が一定値より悪い場合に、該当する光伝送路に対応する加入者側通信装置102へ、上りバースト送信時に光変調を変更して送信することを3.Registerフレームに記載して送信する(ステップS7)。
ここで、例えば、光伝送路の通信品質に対応する多値化数を予めデータベースとして保有しておき、または、光伝送路の通信品質から最適な多値化数を算出するプログラムまたは計算式を準備しておくことにより、変調方式判定・通知ユニット222において最適な多値化数を算出し、3.Registerフレームに記載して送信する(ステップS7)。また、DBAユニット211に対して、光変調方式を変更すること、および、変更する多値化値を指示する(ステップS8)。以上のように、伝送路品質検出部により検出された通信品質に基づいて、光変調方式に変更を行うかどうか、およびその多値変調の多値化数を決定する。
次に、加入者側通信装置102における、選定された変調方式を用いて行う光信号の変調処理について説明する。図7は、Discovery Handshake完了後の、局側通信装置101と複数の加入者側通信装置102との間で上りバーストフレームを送受信する時の光変調方式変更の切り替え例を示す図であるである。図6において、Discovery Handshake完了後に、DBAユニット211では、加入者側通信装置102からの通知されるReportフレーム内の上りデータ滞留情報から、送信継続時間(Grant Length)と、他の加入者側通信装置と時間的に衝突がなく送信できるように調停した送信開始時刻(Grant Start Time)を算出する。算出したGrant LengthおよびGrant Start Timeは、Gateフレームにより加入者側通信装置へ送信される。この時、DBAユニット211では、OPRユニット230に記憶されたSLAに基づいて、加入者側通信装置ごとの契約等により定められた最低保障帯域等を考慮した帯域制御を行う。すなわち、加入者側通信装置ごとに通信速度の制御を行う。ここでは、帯域割当の例として、送信開始時刻および送信継続時間を制御する場合について示したが、例えば、周波数帯域の割当てを制御したり、また、割り当てるサブキャリア数を制御したりするような構成としてもよい。
DBAユニット211は、該当Grant Start TimeからGrant Length時間までの間に、光変調方式を変更することを変調方式判定・通知ユニット222に指示する。図8は、加入者側通信装置102から送信される上りバーストと、Grant Start Time、Grant Lengthの関係図である。各ONUは、通知されたGrant Start Timeから、Grant Lengthだけ、信号を送信することができる。
また、局側通信装置101から送信されたRegisterフレームを受信した加入者側通信装置102は、OPRユニット830で終端し、受信したRegisterフレームに記載している光変調方式を取得する。取得した光変調方式を送信光変調ユニット814へ局側通信装置101から受信したGateフレームに指示されているGrant Start Timeからバースト送信を開始する時に光変調をおこない、光通信路の通信品質に応じてより適切な多値化数の変調方式を用いて光信号を送信する。
以上のように、本発明の実施の形態1に係る光通信システムによれば、Discovery Handshakeメッセージ交換において検出した光伝送路の通信品質にあわせて、光変調方式を変更することができ、光伝送路の通信品質にあった適切な通信速度で通信を行うことできる。また、帯域向上分を伝送情報の冗長化分として利用すれば、伝送品質を向上することもできる。なお、PONシステムでは、端末は一か所に据え付けの形態であるため、一旦品質情報を入手できればほぼ変化することはなく、論理リンク確立のためのDiscovery Handshakeメッセージ交換において通信品質情報を取得することにより、新たな工程を増やすことなく効率よく適切な変調方式の選定を行うことができる。
ここでは、上り方向(ONU⇒OLT)の通信についての適用例を示したが、同様の方法で下り方向(OLT⇒ONU)の通信についても適用できる。その場合は、局側通信装置101に送信側変調ユニット814、加入者側通信装置に受信側復調ユニット204と同様の装置を設ける必要がある。また、光伝送路品質検出部を局側通信装置に設けた場合について示したが、加入者側通信装置に設け、局側通信装置から加入者側通信相に転送された光信号から光伝送路の品質を検出する構成としてもよい。
実施の形態2.
実施の形態1では、Discovery Handshakeメッセージ光変調方式を変更する場合について説明したが、実施の形態2では、Discovery Handshakeメッセージ交換後に、光変調方式を変更する場合について述べる。
実施の形態2に係る光通信システムの構成は、実施の形態1に示す場合と同様であり、説明を省略する。次に動作について説明する。論理リンクを確立するために行うDiscovery Handshakeメッセージ交換の全体の流れについては、実施の形態1に示す場合と同様である。図9は、本実施の形態2に係るPONにおける適用変調方式を説明するための図であり、Discovery Handshake後の該当加入者側通信装置102に対するOPRユニット320での処理フローである。
Discovery Handshakeメッセージ交換が完了した場合に、OPRユニット230では、加入者側通信装置102から送信される信号の通信品質を常時検出し、光伝送路品質情報を更新する(ステップS10)。また、得られた光伝送路品質情報と比較情報と比較し(ステップS11)、変調方式を変更するか否かの決定、および、変更する多値変調の多値化数を選定する。選定された変調方式を拡張MPCP(Multi-Point Control Protocol)、もしくはOAM(Operations,Administration,Maintenance)フレームを使用して、加入者側通信装置102へ送信光変調方式の変更を指示する(ステップS12)。また、選択された変調方式を受信DBAユニット211に通知し、受信変調方式の変更を指示する(ステップS13)。ここで、受信DBAユニット211に通知することで、Gateフレームに送信光変調方式を変更する指示を伝えることようにしてもよい。変調方式の変更を通知された加入者側通信装置102では、実施の形態1の場合と同様に、送信する信号の変調方式を変更し、光信号を送信する。
また、加入者側通信装置102におけるキューのデータ滞留状況に基づいて変調方式を変更する構成としてもよい。すなわち、加入者側通信装置102において、OPRユニット830で、DBAユニット811に設けられたバッファ内に滞留するデータ量を計測し、計測したデータ滞留量に基づいて変調方式を変更することの要否を判断する。すなわち、データ滞留量が一定値以上、または、一定値以下となった場合に、変調方式を変更要と判断し、変調方式の変更要求信号を作成、すなわち、Reportメッセージに変更要求信号を埋め込み、局側通信装置101に対して送信する。この変更要求信号が埋め込まれたReportメッセージを送信することにより局側通信装置101に対して加入者側通信装置102から、変調方式の変更要求が行われる。
変調方式の変更要求信号を受信した局側通信装置101では、常時更新している光伝送路品質情報に基づいて最適な変調方式を選定する。例えば、加入者側通信装置102において、データ滞留量が一定値以上となり変調方式の変更要求が行われた場合、局側通信装置101が光伝送路品質情報から、多値化数を増やすのに十分な光伝送路の通信品質であると判断した場合、局側通信装置101は多値化数を増やす変更を行う。なお、変更要求信号を受信した場合であっても、多値化数を増やすのに十分な光伝送路の通信品質でない場合(現状の多値化値が最適である場合)には変調方式の変更は行わない。
選定した変調方式を、実施の形態1に示す場合と同様に加入者側通信装置102へ通知する。変調方式を通知された加入者側通信装置102では、実施の形態1に示す場合と同様に変調方式を変更して、局側通信装置101との通信を行う。これにより、加入者側通信装置におけるキューの滞留状態に合わせて、適切な変調方式を用いて通信を行うことができる。
以上のように実施の形態2によれば、Discovery Handshakeメッセージ交換後においても、光伝送路の通信品質にあわせて、光変調方式を変更することができ、光伝送路の通信品質にあった適切な通信を行うことできる。また、加入者側通信装置におけるキューの滞留状態に合わせて、適切な変調方式を用いて通信を行うことができる。
以上の各実施の形態では、光通信システムとして、PONシステムを例にとして記載したが、この発明は、PONシステムに限定される事はなく、発明の本質を逸脱しない限り、所謂、広く、光通信システムであれば、適用できる。また、上記各実施の形態は、齟齬がない限り、各実施の形態を相互に組み合わせてもよいことはいうまでもない。
100 局舎、101 局側通信装置、102 加入者側通信装置、103 コアネットワーク、104 光ファイバー、105 光スプリッター、106 電信柱、111 一般家庭、112 ビル、201 IFユニット、202 受信側FEC復号ユニット、203 SNIユニット、204 受信光変調ユニット、211 DBAユニット、212 送信側FECユニット、221 光伝送路品質検出部、222 変調方式判定・通知ユニット、230 ORPユニット、801 IFユニット、803 UNIユニット、802 受信側FECユニット、811 DBAユニット、812 送信側FECユニット、814 送信光変調ユニット、830 OPRユニット

Claims (11)

  1. 局側通信装置と加入者側通信装置とを接続する光伝送路の通信品質を検出する光伝送路品質検出部と、
    前記光伝送路品質検出部により検出された通信品質に基づいて、前記光伝送路における光信号の変調方式を選定する変調方式選定部と、
    前記変調方式選定部により選定された変調方式を用いて、前記局側通信装置と加入者側通信装置との通信における光信号を変調する光変調部と、
    を備えたことを特徴とする光通信システム。
  2. 前記光変調部は、前記光伝送路における光信号の強度、周波数、および位相の少なくとも1つについて多値変調を行うことを特徴とする請求項1記載の光通信システム。
  3. 前記光伝送路品質検出部は、前記光伝送路におけるBER(Bit Error Rate)に基づいて、前記光伝送路の通信品質を検出することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の光通信システム。
  4. 前記光伝送路における光信号に、誤り訂正符号化を行うFEC(Forward Error Correction)符号化部と、
    前記FEC符号化部により誤り訂正符号化された光信号を復号するFEC復号部と、
    を備え、
    前記光伝送品質検出部は、前記FEC復号部において復号を行う際の誤り訂正数に基づいて前記光伝送路の通信品質を検出すること、
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光通信システム。
  5. 前記局側通信装置に設けられ、前記変調方式選定部により選定された変調方式を前記加入者側通信装置に通知する変調方式通知部を備え、
    前記光変調部は、前記加入者側通信装置に設けられ、前記変調方式通知部により通知された変調方式を用いて、前記局側通信装置と加入者側通信装置との通信における光信号を変調すること、
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光通信システム。
  6. 前記変調方式選定部で選定された変調方式に基づいて、前記加入者側通信装置からの通信における帯域を割り当てる帯域割当部を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の光通信システム。
  7. 前記加入者側通信装置の加入者契約内容であるSLA(Service Level Agreement)を記憶したSLA記憶部を備え、
    前記帯域割当部は、前記SLA記憶部に記憶されたSLAに基づいて、前記加入者側通信装置からの通信に使用する帯域を割り当てることを特徴とすること、
    を特徴とする請求項6記載の光通信システム。
  8. 前記加入者側通信装置は、前記局側通信装置へ通信に関するデータ滞留情報に基づいて前記局側通信装置へ変調方式の変更要求を行い、
    前記局側通信装置は、前記加入者側通信装置からの変更要求に応じて、前記変調方式選定部により、前記光伝送路における光信号の変調方式を選定すること、
    を特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の光通信システム。
  9. 前記加入者側通信装置は、
    前記局側通信装置への通信に関する前記加入者側通信装置におけるデータ滞留情報を計測し、
    前記計測結果に基づいて、変調方式を変更するか否かを判断し、
    前記変更判断部のおける判断結果に基づいて、変更要求信号を生成及び前記局側通信装置に対して送信し、
    前記局側通信装置は、
    前記加入者側通信装置から送信された変更要求信号に対応して変調方式を選定すること、
    を特徴とする請求項8記載の光通信システム。
  10. 局側通信装置と加入者側通信装置とを接続する光伝送路の通信品質を検出する光伝送路品質検出部と、
    前記光伝送路品質検出部により検出された通信品質に基づいて、前記光伝送路における光信号の変調方式を選定する変調方式選定部と、
    前記変調方式選定部により選定された変調方式を、加入者側通信装置に通知する変調方式通知部と、
    を備えたことを特徴とする局側通信装置。
  11. 局側通信装置と加入者側通信装置とを接続する光伝送路の通信品質に基づいて、局側通信装置において選定された光変調方式についての情報を、局側通信装置から受信する変調方式通知受信部と、
    前記変調方式通知受信部により受信した光変調方式についての情報に基づいて、局側通信装置との通信における光信号を変調する光変調部と、
    を備えたことを特徴とする加入者側通信装置。
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