JP2012105027A - メタデータ提供装置、情報処理システム、メタデータ提供方法及びプログラム - Google Patents

メタデータ提供装置、情報処理システム、メタデータ提供方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】放送される番組データや広告データのメタデータをユーザに興味を持って閲覧しやすくする。
【解決手段】通信端末30は、ユーザの所望する番組メタデータ及び広告メタデータをメタデータ提供装置10に要求する。メタデータ提供装置10は、この要求に応じて、番組メタデータ蓄積装置40に番組メタデータを要求し、広告メタデータ蓄積装置20に広告メタデータを要求する。メタデータ提供装置10は、番組メタデータ及び広告メタデータを受信する。続いて、メタデータ提供装置10は、受信した広告メタデータのなかから、ユーザの嗜好に合う広告メタデータを特定する。そして、メタデータ提供装置10は、特定した広告メタデータと受信した番組メタデータを通信端末30に送信する。通信端末30は、受信した広告メタデータと番組メタデータを表示部340に表示させる。
【選択図】図10

Description

本発明は、放送される番組放送データや広告放送データのメタデータを閲覧するための技術に関する。
テレビジョン放送においては、放送波のデジタル化に伴って、放送される番組放送データや広告放送データのメタデータをユーザに提供する仕組みが構築されつつある。特許文献1には、例えば、番組やCMのアンケート用紙、番組で紹介されている店舗の電話番号、その店舗の情報を提供するWWW上の特定のリンク先を指定するURL、その店舗の住所を示す地図情報、番組やCMで紹介されている商品の商品注文書やカタログ請求者、番組やCMで紹介されている商品の詳細情報やその詳細情報を提供するWWW上のURL、その商品を販売する販売店の住所を地図情報、などを含む放送素材を、複数のユーザの携帯電話機に送信することが開示されている。
特開2002−141876号公報
特許文献1に記載の技術は、予め決められたタイミングで番組や広告に関する情報の全てを携帯電話機に配信するものである。番組の間に放送される広告の数は多数に上ることがあるから、これら全ての広告に関する情報をユーザに提供したとしても、そのユーザにとって見やすいとは言えないし、また、それらが必ずしもユーザの興味を惹くとは限らない。
本発明は、放送される番組放送データや広告放送データのメタデータをユーザに興味を持って閲覧しやすくすることを目的とする。
上述した課題を解決するために本発明は、放送局から放送される番組を表す番組放送データ及び当該番組に挿入される各々の広告を表す広告放送データを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された各広告放送データを識別する広告IDと、当該広告IDによって識別される前記各広告放送データの受信を開始した開始日時と、当該各広告放送データの受信を終了した終了日時とを特定する広告日時特定手段と、時間的に先行して放送された広告を表す広告放送データについて前記広告日時特定手段により特定された前記終了日時と、当該広告に後続して放送された広告を表す広告放送データについて前記広告日時特定手段により特定された前記開始日時との差が閾値未満である場合には、当該先行して放送された広告の放送日時と当該後続して放送された広告の放送日時とが、1つの連続した時間帯に属すると判断する判断手段と、前記広告日時特定手段によって特定された各広告放送データの前記広告ID、前記開始日時及び前記終了日時と、当該各広告放送データが表す広告の放送日時が属すると前記判断手段により判断された前記時間帯を識別する時間帯IDとをそれぞれ対応付けて記憶する記憶手段と、前記受信手段によって受信された番組放送データの属性を表す番組メタデータと、前記受信手段によって受信された広告放送データの属性を表す広告メタデータとを取得する取得手段と、広告を閲覧するユーザの閲覧傾向を特定する閲覧傾向特定手段と、前記記憶手段において各々の前記時間帯IDに対応付けて記憶された広告IDの中から、前記閲覧傾向特定手段によって特定された前記ユーザの閲覧傾向に応じた広告の広告IDを前記時間帯IDごとに特定する広告ID特定手段と、前記取得手段によって取得された広告メタデータのうち前記広告ID特定手段によって特定された広告IDの広告放送データの属性を表す広告メタデータと、前記取得手段によって取得された番組メタデータとを前記ユーザの通信端末に表示するための情報を、当該通信端末に送信する送信手段とを備えることを特徴とするメタデータ提供装置を提供する。
本発明においては、前記閲覧傾向特定手段は、前記送信手段によって送信された広告メタデータが前記通信端末においてユーザによって閲覧されたことを示す通知を、当該通信端末から取得し、当該通知に従って、各々の広告の閲覧回数と前記ユーザを識別するユーザIDとを対応付けて記憶する閲覧回数記憶手段を有し、前記閲覧回数記憶手段の記憶内容に基づいて、前記ユーザが広告を閲覧するときの閲覧傾向を特定する構成であってもよい。
また、本発明においては、前記閲覧傾向特定手段は、前記送信手段が前記通信端末に前記広告メタデータを送信した回数を記憶する第1記憶手段と、前記送信手段によって送信された広告メタデータが前記通信端末においてユーザによって閲覧されたことを示す通知を、当該通信端末から取得し、当該通知に従って、各々の広告の閲覧回数と前記ユーザを識別するユーザIDとを対応付けて記憶する第2記憶手段とを有し、前記第1記憶手段及び前記第2記憶手段の記憶内容を参照し、前記広告メタデータをユーザが閲覧するまでに当該広告メタデータを前記通信端末に送信した回数に基づいて、当該ユーザが広告を閲覧するときの閲覧傾向を特定する構成であってもよい。
また、本発明においては、前記閲覧傾向特定手段は、前記送信手段によって送信された広告メタデータが前記通信端末においてユーザによって閲覧されたことを示す通知を、当該通信端末から取得し、当該通知に従って、各々の広告の閲覧回数と、前記ユーザを識別するユーザIDと、当該広告メタデータに対応する前記広告放送データによって表される広告の対象が属する製品又はサービスの分野とを対応付けて記憶する第3記憶手段を有し、前記分野単位で前記広告メタデータをユーザが閲覧した回数に基づいて、当該ユーザが広告を閲覧するときの閲覧傾向を特定する構成であってもよい。
また、本発明においては、前記閲覧傾向特定手段は、前記送信手段によって送信された広告メタデータに含まれる、前記広告放送データの複数の属性のうち、前記ユーザによって或る属性が閲覧されたことを示す通知を、前記通信端末から取得し、当該通知に従って、各々の広告の閲覧回数と、前記ユーザを識別するユーザIDと、前記属性の閲覧回数とを対応付けて記憶する第4記憶手段を有し、前記送信手段は、前記属性を前記ユーザが閲覧した回数が、閲覧頻度が高いことを意味する条件を満たす場合に、当該属性をそれ以外の属性とは異なる表示態様でユーザの通信端末に表示するための情報を、当該通信端末に送信する構成であってもよい。
また、本発明は、広告メタデータ又は番組メタデータを表示する通信端末と、前記通信端末に表示させる広告メタデータ又は番組メタデータを送信するメタデータ提供装置とを備え前記メタデータ提供装置は、放送局から放送される番組を表す番組放送データ及び当該番組に挿入される各々の広告を表す広告放送データを受信する第1受信手段と、前記第1受信手段によって受信された各広告放送データを識別する広告IDと、当該広告IDによって識別される前記各広告放送データの受信を開始した開始日時と、当該各広告放送データの受信を終了した終了日時とを特定する広告日時特定手段と、時間的に先行して放送された広告を表す広告放送データについて前記広告日時特定手段により特定された前記終了日時と、当該広告に後続して放送された広告を表す広告放送データについて前記広告日時特定手段により特定された前記開始日時との差が閾値未満である場合には、当該先行して放送された広告の放送日時と当該後続して放送された広告の放送日時とが、1つの連続した時間帯に属すると判断する判断手段と、前記広告日時特定手段によって特定された各広告放送データの前記広告ID、前記開始日時及び前記終了日時と、当該各広告放送データが表す広告の放送日時が属すると前記判断手段により判断された前記時間帯を識別する時間帯IDとをそれぞれ対応付けて記憶する記憶手段と、前記第1受信手段によって受信された番組放送データの属性を表す番組メタデータと、前記第1受信手段によって受信された広告放送データの属性を表す広告メタデータとを取得する取得手段と、前記ユーザが広告を閲覧するときの閲覧傾向を特定する閲覧傾向特定手段と、前記記憶手段において各々の前記時間帯IDに対応付けて記憶された広告IDの中から、前記閲覧傾向特定手段によって特定された前記ユーザの閲覧傾向に応じた広告の広告IDを前記時間帯IDごとに特定する広告ID特定手段と、前記取得手段によって取得された広告メタデータのうち前記広告ID特定手段によって特定された広告IDの広告放送データの属性を表す広告メタデータと、前記取得手段によって取得された番組メタデータとを前記通信端末に送信する送信手段とを備え、前記通信端末は、前記送信手段から送信された広告メタデータと番組メタデータとを受信する第2受信手段と、前記第2受信手段によって受信された広告メタデータと番組メタデータとを表示する表示手段とを備えることを特徴とする情報処理システムを提供する。
また、本発明は、放送局から放送される番組を表す番組放送データ及び当該番組に挿入される各々の広告を表す広告放送データを受信する受信ステップと、前記受信ステップによって受信された各広告放送データを識別する広告IDと、当該広告IDによって識別される前記各広告放送データの受信を開始した開始日時と、当該各広告放送データの受信を終了した終了日時とを特定する広告日時特定ステップと、時間的に先行して放送された広告を表す広告放送データについて前記広告日時特定ステップにより特定された前記終了日時と、当該広告に後続して放送された広告を表す広告放送データについて前記広告日時特定ステップにより特定された前記開始日時との差が閾値未満である場合には、当該先行して放送された広告の放送日時と当該後続して放送された広告の放送日時とが、1つの連続した時間帯に属すると判断する判断ステップと、前記広告日時特定ステップによって特定された各広告放送データの前記広告ID、前記開始日時及び前記終了日時と、当該各広告放送データが表す広告の放送日時が属すると前記判断ステップにより判断された前記時間帯を識別する時間帯IDとをそれぞれ対応付けて記憶する記憶ステップと、前記受信ステップによって受信された番組放送データの属性を表す番組メタデータと、前記受信ステップによって受信された広告放送データの属性を表す広告メタデータとを取得する取得ステップと、広告を閲覧するユーザの閲覧傾向を特定する閲覧傾向特定ステップと、前記記憶ステップにおいて各々の前記時間帯IDに対応付けて記憶された広告IDの中から、前記閲覧傾向特定ステップによって特定された前記ユーザの閲覧傾向に応じた広告の広告IDを前記時間帯IDごとに特定する広告ID特定ステップと、前記取得ステップによって取得された広告メタデータのうち前記広告ID特定ステップによって特定された広告IDの広告放送データの属性を表す広告メタデータと、前記取得ステップによって取得された番組メタデータとを前記ユーザの通信端末に表示するための情報を、当該通信端末に送信する送信ステップとを備えることを特徴とするメタデータ提供方法を提供する。
また、本発明は、コンピュータを、放送局から放送される番組を表す番組放送データ及び当該番組に挿入される各々の広告を表す広告放送データを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された各広告放送データを識別する広告IDと、当該広告IDによって識別される前記各広告放送データの受信を開始した開始日時と、当該各広告放送データの受信を終了した終了日時とを特定する広告日時特定手段と、時間的に先行して放送された広告を表す広告放送データについて前記広告日時特定手段により特定された前記終了日時と、当該広告に後続して放送された広告を表す広告放送データについて前記広告日時特定手段により特定された前記開始日時との差が閾値未満である場合には、当該先行して放送された広告の放送日時と当該後続して放送された広告の放送日時とが、1つの連続した時間帯に属すると判断する判断手段と、前記広告日時特定手段によって特定された各広告放送データの前記広告ID、前記開始日時及び前記終了日時と、当該各広告放送データが表す広告の放送日時が属すると前記判断手段により判断された前記時間帯を識別する時間帯IDとをそれぞれ対応付けて記憶する記憶手段と、前記受信手段によって受信された番組放送データの属性を表す番組メタデータと、前記受信手段によって受信された広告放送データの属性を表す広告メタデータとを取得する取得手段と、広告を閲覧するユーザの閲覧傾向を特定する閲覧傾向特定手段と、前記記憶手段において各々の前記時間帯IDに対応付けて記憶された広告IDの中から、前記閲覧傾向特定手段によって特定された前記ユーザの閲覧傾向に応じた広告の広告IDを前記時間帯IDごとに特定する広告ID特定手段と、前記取得手段によって取得された広告メタデータのうち前記広告ID特定手段によって特定された広告IDの広告放送データの属性を表す広告メタデータと、前記取得手段によって取得された番組メタデータとを前記ユーザの通信端末に表示するための情報を、当該通信端末に送信する送信手段として機能させるためのプログラムを提供する。
本発明によれば、放送される番組データや広告データのメタデータをユーザに興味を持って閲覧しやすくすることが可能となる。
本発明の実施形態に係る情報処理システムの構成を示す図である。 放送局が送信する放送データの内容を説明する模式図である。 広告メタデータが記述されたテーブルの一例を示した図である。 番組メタデータが記述されたテーブルの一例を示した図である。 通信端末の構成を示すブロック図である。 メタデータ提供装置の構成を示すブロック図である。 嗜好情報が記述されたテーブルの一例を示す図である。 広告放送データの受信履歴を記憶する動作を示すシーケンスチャートである。 受信履歴情報が記述されたテーブルの一例を示す図である。 情報処理システムの動作を示すシーケンスチャートである。 通信端末の表示部に表示された広告メタデータ及び番組メタデータを示す図である。 嗜好を特定する情報が記述されたテーブルの一例を示す図である。 閲覧傾向を示す情報が記述されたテーブルの一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
<構成>
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理システム1の構成を示す図である。情報処理システム1は、メタデータ提供装置10と、広告メタデータ蓄積装置20と、通信端末30と、番組メタデータ蓄積装置40と、受像機50と、複数の放送局60とを備える。なお、情報処理システム1において、通信端末30及び受像機50は複数存在し得るが、図1では、説明の便宜のため、それぞれ1つのみ図示している。ネットワークNWは、インターネット、イントラネット又は移動体通信網などの、情報を伝達するための回線である。このネットワークNWは、メタデータ提供装置10と広告メタデータ蓄積装置20との間、メタデータ提供装置10と番組メタデータ蓄積装置40との間、及びメタデータ提供装置10と通信端末30との間をそれぞれ接続する。
各放送局60は、テレビジョン放送によって音声や映像などを示す放送データを放送波として送信する。この放送データには、番組を表す番組放送データと、その番組に挿入される各々の広告を表す広告放送データと、その放送波のチャンネル番号とが含まれている。以降、広告を表すデータを「広告放送データ」、番組を表すデータを「番組放送データ」と称する。チャンネル番号は、各放送局60から送信される放送データを区別するために、各放送局60に対して予め割り当てられている番号のことをいう。以降の説明において、放送局60が、放送データを送信することを「放送」という場合がある。また、放送局60が送信した広告放送データを「広告」、放送局60が送信した番組放送データを「番組」という場合がある。
図2は、放送局60が送信する放送データの内容を説明する模式図である。図2において、時間軸Tに従って、広告放送データ及び番組放送データが送信される順番に並んでいる。放送局60は、番組放送データZ1の送信を終了した日時T1と番組放送データD1の送信を開始した日時T4との間にある1つの連続した時間帯に、広告放送データA、広告放送データB及び広告放送データCを送信しており、また、番組放送データD2の送信を終了した日時T6と番組放送データZ2の送信を開始した日時T9との間にある1つの連続した時間帯に、広告放送データE、広告放送データF及び広告放送データGを送信している。より具体的には、放送局60は、日時T1まで番組放送データZ1を送信し、日時T1以降から日時T2まで広告放送データAを送信し、日時T2以降から日時T3まで広告放送データBを送信し、日時T3以降から日時T4まで広告放送データCを送信している。また、放送局60は、日時T4以降から日時T5まで番組放送データDの1つのコーナーである番組放送データD1、日時T5以降から日時T6まで番組放送データDの1つのコーナーである番組放送データD2を送信している。このコーナーとは、番組をいくつかのまとまりに分割したものであり、例えば、ニュース番組における“スポーツ”に関するニュースとか、“天気予報”のニュースなどの話題別のニュースのことをいう。また、放送局60は、日時T6以降から日時T7まで広告放送データEを送信し、日時T7以降から日時T8まで広告放送データFを送信し、日時T8以降から日時T9まで広告放送データGを送信し、日時T9以降から番組放送データZ2を送信している。これらの広告放送データ及び番組放送データを送信する放送局60には、チャンネル番号として13が割り当てられているものとする。
ここで、説明を図1に戻す。広告メタデータ蓄積装置20は、例えばハードディスク装置などの記憶手段を備えたコンピュータであり、各放送局60から送信される広告放送データのメタデータを記憶している。広告放送データのメタデータは広告の属性を表しており、以下の説明において、これを「広告メタデータ」と称する。
図3は、広告メタデータが記述されたテーブルの一例を示した図である。図3に示したテーブルは、「広告ID」、「企業名」、「商品名」、「タイトル」、「出演者」、「BGM」及び「ジャンル」の各フィールドを有している。「広告ID」のフィールドには、放送局60が送信する各広告放送データを識別するIDが記述されている。「企業名」のフィールドには、広告主の名称が記述されている。「商品名」のフィールドには、宣伝する商品やサービスの名称が記述されている。「タイトル」のフィールドには、広告放送データのタイトルが記述されている。「出演者」のフィールドには、広告放送データの映像に出演する演者の名前が記述されている。「BGM」のフィールドには、広告放送データの音声に含まれる楽曲の名称が記述されている。「ジャンル」のフィールドには、宣伝する商品やサービスをある基準でみて性質・形態などが共通するものに分類し、それぞれのまとまりとしたものが記述されている。例えば広告IDがC001の広告メタデータには、企業名として「A食品」、商品名として「Aカレー」、タイトルとして「夏カレー篇」、出演者として「A太郎」、BGMとして「BGM1」、ジャンルとして「食品」が含まれている。
また、広告メタデータ蓄積装置20は、広告IDに対応付けて、その広告IDが示す広告放送データの特徴点を記憶している。この特徴点は、各々の広告放送データを識別できるような、広告放送データの映像又は音声の特徴を表すものであり、例えば、その音声の周波数特性などの特徴的な属性を表すデータである。広告放送データの内容はその放送よりも前に分かっているから、広告メタデータ蓄積装置20は、放送局から提供される広告放送データの特徴点を記憶しておけばよい。そして、広告メタデータ蓄積装置20は、放送時よりも前に記憶している広告放送データの特徴点と、放送中の広告放送データの音声の特徴点とを、例えば隠れマルコフモデルやハッシュ法等を用いた公知の音声認識技術を用いて比較して、共通する特徴点の数又は割合が所定の値を超える場合に、放送中の広告放送データが予め記憶されている広告放送データに該当すると判断する。つまり、広告メタデータ蓄積装置20は、どの広告放送データが放送されているかを認識するためにこの特徴点を記憶している。
ここで、説明を図1に戻す。番組メタデータ蓄積装置40は、例えばハードディスク装置などの記憶手段を備えたコンピュータであり、各放送局60から送信された番組放送データのメタデータを記憶している。以下の説明において、番組放送データのメタデータのことを「番組メタデータ」と称する。具体的には、番組メタデータは、番組放送データに応じた番組の属性を表す情報であって、番組が放送された後に、番組メタデータ蓄積装置40に蓄積される情報をいう。つまり、広告メタデータが放送時よりも前に広告メタデータ蓄積装置20に記憶されているのに対し、番組メタデータは放送時よりも後に番組メタデータ蓄積装置40に記憶される。この番組メタデータは、番組メタデータ蓄積装置40が設置された施設に常駐するオペレータなどの人間がその施設にある受像機(図示略)で放送中の番組を実際に視聴すると同時に、その番組の内容に関連する情報を調べたりしながらこの番組メタデータ蓄積装置40に入力した情報である。このようにオペレータなどの人間が放送を視聴しながら番組メタデータを作成するのは、例えば、いわゆる生放送と呼ばれる番組は実際に放送されるまで番組を構成する個々の内容がどの日時に放送されるかがわからない場合が多く、番組を構成する内容自体が実際に放送されるまで確定しないとか、また、放送前に番組の内容を全て調べて番組メタデータを作成するのは煩雑であるなどの理由による。なお、番組メタデータを作成する人間は、オペレータなどの特定の人間に限らず、受像機を介して番組を視聴した人間であればよい。
図4は、番組メタデータが記述されたテーブルの一例を示した図である。
図4に示したテーブルは、「チャンネル番号」、「番組ID」、「番組タイトル」、「コーナーID」、「コーナータイトル」、「詳細情報」、「開始日時」及び「終了日時」の各フィールドを有している。「チャンネル番号」のフィールドには、番組放送データを送信した放送局60に割り当てられているチャンネル番号が記述されている。「番組ID」のフィールドには、各番組放送データを識別するIDが記述されている。「番組タイトル」のフィールドには、番組放送データに応じた番組のタイトルが記述されている。「コーナーID」のフィールドには、番組を構成する各コーナーを識別するIDが記述されている。「コーナータイトル」のフィールドには、コーナーのタイトルが記述されている。「詳細情報」のフィールドには、コーナーの内容が記述されている。「開始日時」のフィールドには、コーナーの開始日時が記述されている。「終了日時」のフィールドには、コーナーの終了日時が記述されている。
図4の番組メタデータには、チャンネル番号が「13」の放送局60が日時T4以降から日時T6までに送信した番組放送データDの番組IDが「BA001」であり、番組タイトルが「今晩のニュース」であることが示されている。また、この番組メタデータには、放送局60が日時T4以降から日時T5までに送信した1つのコーナー(番組放送データD1)のコーナーIDが「BC001」であり、コーナータイトルが「スポーツ」、詳細情報が「本日のプロ野球の試合結果・・・」であることが示されている。また、この番組メタデータには、放送局60が日時T5以降から日時T6までに送信した1つのコーナー(番組放送データD2)のコーナーIDが「BC002」であり、コーナータイトルが「天気予報」、詳細情報が「明日の関東地方の天気・・・」であることが示されている。つまり、図2で示した、番組放送データDの番組IDがBA001であり、番組放送データD1のコーナーIDがBC001であり、番組放送データD2のコーナーIDがBC002となる。
ここで、説明を図1に戻す。受像機50は、放送局60から送信された放送データを受信して、放送データに応じた番組及び広告を再生する。受像機50は、受信する放送データを切り替えることで、複数の放送局60から送信された放送データを再生する。通信端末30を所持するユーザは、この受像機50を介して番組及び広告を視聴する。
通信端末30は、通信可能なコンピュータであり、例えば携帯電話機である。通信端末30は、ネットワークNWを介して他の通信端末30やメタデータ提供装置10との間でデータを送受信する。ユーザは、放送局60から送信された放送データの番組メタデータ及び広告メタデータを、通信端末30を介して閲覧することができるようになっている。
図5は、通信端末30の構成を示すブロック図である。通信端末30は、制御部310と、記憶部320、通信部330と、表示部340と、時計部350と、操作部360とを備える。制御部310は、CPU(Central Processing Unit)などの演算処理装置と、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などの記憶装置とを備える。制御部310のCPUがRAMをワークエリアとして用いてROMや記憶部320などに記憶されたプログラム実行することによって、通信端末30の各部の動作が制御される。制御部310のRAMには、携帯電話機である通信端末30に割り当てられた加入者番号が、図示せぬSIM(Subscriber Identity Module)から読み込まれて記憶されている。この加入者番号は、情報処理システム1を利用する各ユーザ、つまり通信端末30を携帯する各ユーザを識別するユーザIDとして用いられる。記憶部320は、例えばフラッシュメモリを備えており、各種のプログラムやデータを記憶している。通信部330は、無線インタフェースを備えており、ネットワークNWを介して他の通信端末30やメタデータ提供装置10との間でデータを送受信する。表示部340は、例えば液晶ディスプレイや液晶駆動回路を備えており、制御部310から供給されたデータに応じた画像を表示する。時計部350は、日時を計測する機能を有し、この計測した日時を制御部310に供給する。操作部360は、複数のキーやタッチスクリーンなどの操作子を備え、ユーザの操作に応じた操作信号を制御部310に供給する。
ここで、説明を図1に戻す。メタデータ提供装置10は、放送局60と通信端末30との間に介在して、ユーザの番組メタデータ及び広告メタデータの閲覧を支援するための情報処理を行うコンピュータである。ユーザの番組メタデータ及び広告メタデータの閲覧を支援するとは、通信端末30の表示部340に表示された番組メタデータ及び広告メタデータをユーザが視認しやすくすることをいう。
図6は、メタデータ提供装置10の構成を示すブロック図である。メタデータ提供装置10は、制御部110、記憶部120、通信部130、受信部140及び時計部150を備える。制御部110は、CPUなどの演算処理装置と、ROM及びRAMなどの記憶装置とを備える。制御部110のCPUがRAMをワークエリアとして用いてROMや記憶部120などに記憶されたプログラム実行することによって、メタデータ提供装置10の各部の動作を制御する。また、制御部110は、プログラムを実行することにより、ユーザの番組メタデータ及び広告メタデータの閲覧を支援するための情報処理を行う。通信部130は、通信インタフェースを備えており、通信端末30、広告メタデータ蓄積装置20及び番組メタデータ蓄積装置40との間でデータを送受信する。受信部140は、図示せぬアンテナに接続されており、複数の放送局60から送信された放送データをそれぞれ受信する。また、受信部140は、図示せぬアンテナから受信した放送データを制御部110に供給する。時計部150は、日時を計測する機能を有し、この計測した日時を制御部110に供給する。
記憶部120は、書き込み可能な不揮発性の記憶手段であり、例えばハードディスクである。この記憶部120は、後述する動作を行うための手順が記述されたプログラム、広告放送データを受信した履歴を示す情報が記述される受信履歴テーブル121、及びユーザの嗜好を表す情報が記述される嗜好情報テーブル122を記憶する。
図7は、嗜好情報テーブル122の一例を示した図である。図7に示した嗜好情報テーブル122は、「ユーザID」、「広告ID」、「閲覧回数」及び「順位」の各フィールドを有している。「ユーザID」のフィールドには、各ユーザを識別するユーザIDが記述されている。「広告ID」のフィールドには、該当のユーザが過去に閲覧した広告メタデータに対応する広告放送データの広告IDが記述されている。「閲覧回数」のフィールドには、該当のユーザが該当の広告メタデータを閲覧した回数が記述されている。この「閲覧回数」のフィールドに記述された値は、ユーザが通信端末30の表示部340に表示された広告メタデータを閲覧した回数である。この閲覧回数は、通信端末30によってカウントされて所定のタイミングでメタデータ提供装置10に送信されてくるので、制御部110は、このカウント値を嗜好情報テーブル122に書き込む。図7の例では、ユーザID「U001」のユーザが広告ID「C004」の広告メタデータを105回閲覧しており、この閲覧回数は他の広告メタデータの閲覧回数よりも多い。ユーザID「U001」のユーザが、広告ID「C004」の広告メタデータを閲覧する回数が最も多いということは、少なくともこの広告メタデータの内容が、他の広告メタデータの内容よりもこのユーザの嗜好に合うということになる。
<動作>
次に実施形態の動作を説明する。まず、メタデータ提供装置10が、広告放送データを受信した履歴を記憶する動作について説明する。図8は、広告放送データの受信履歴を記憶する動作を示すシーケンスチャートである。説明の便宜上、図8には複数の放送局60のうち1つしか記載していないが、複数の放送局60のそれぞれが図8に示すように動作する。メタデータ提供装置10の制御部110は、記憶部120に記憶されているプログラムを実行することで以下の動作を行う。
放送局60は、広告放送データ及び番組放送データを含む放送データを送信する(ステップS110)。メタデータ提供装置10の受信部140は、放送局60から送信される番組放送データ及び広告放送データを受信する(ステップS120)。つまり、メタデータ提供装置10の受信部140は、放送局から放送される番組を表す番組放送データ及び当該番組に挿入される各々の広告を表す広告放送データを受信する受信手段として機能する。そして、受信部140は、受信した放送データを制御部110に供給する。制御部110は、受信部140により放送データが供給された日時を時計部150から取得する(ステップS130)。制御部110は、ステップS130の処理で取得した日時を、放送データを受信した日時とする。なお、放送局60が放送データを送信した日時と、放送局60から送信された放送データをメタデータ提供装置10が受信した日時との差はほとんど無視してよいので、ここではその差は無いものとする。
制御部110は、供給された放送データの特徴点を所定の時間間隔で繰り返し抽出する(ステップS140)。この特徴点は、前述したとおり、例えば、供給された放送データの音声そのものを表すデータやその音声の特徴を表すデータである。この所定の時間間隔は、少なくとも1つの広告放送データの受信を開始した日時から終了した日時までの時間の間隔よりも短いものとする。また、この所定の時間間隔は、情報処理システム1又はメタデータ提供装置10の管理者によって予め決められていればよい。次に、制御部110は、ステップS140の処理で得た特徴点を広告メタデータ蓄積装置20に送信する(ステップS150)。また、制御部110は、ステップS140の処理で得た特徴点に対応する放送データを受信した日時と、放送データに含まれていたチャンネル番号とを特徴点に対応づけてRAMに記憶させる。
広告メタデータ蓄積装置20は、メタデータ提供装置10から送信された特徴点を受信する。広告メタデータ蓄積装置20は、自装置に予め記憶されている広告放送データの特徴点と、受信した特徴点とを比較することで、受信した特徴点が示す広告放送データを特定する(ステップS160)。以降の説明においては、メタデータ提供装置10が抽出し、更に広告メタデータ蓄積装置20に送信された特徴点を「第2特徴点」と称し、広告メタデータ蓄積装置20に予め記憶されている広告放送データの特徴点を「第1特徴点」と称する。広告メタデータ蓄積装置20は、第1特徴点と第2特徴点とを比較し、共通する特徴点の数又は割合が所定の値を超えると判断された広告放送データを、第2特徴点が示す広告放送データであると特定する。広告放送データが特定された場合、広告メタデータ蓄積装置20は、特定された広告放送データに応じた広告ID及び第2特徴点をメタデータ提供装置10に対して送信する(ステップS160;YES)。一方、広告メタデータ蓄積装置20は、共通する特徴点の数又は割合が所定の値を超える広告放送データがないと判断すると、第2特徴点が予め記憶されている広告放送データを示していないと特定する。これは、例えば、第2特徴点が広告放送データの特徴点ではなく番組放送データの特徴点を示しているような場合である。広告放送データを特定できなかった場合、広告メタデータ蓄積装置20は、広告放送データを特定できなかった第2特徴点を破棄し、新たに受信した第2特徴点と予め記憶されている広告放送データの第1特徴点とを比較することで、受信した第2特徴点が示す広告放送データを特定する処理を繰り返し実施する(ステップS160;NO)。
メタデータ提供装置10の制御部110は、第2特徴点及び広告IDを、通信部130を介して受信する。制御部110は、受信した第2特徴点に対応付けてRAMに記憶されたチャンネル番号や日時などの情報、及び受信した広告IDを、広告放送データを受信した履歴を示す情報として記憶部120の受信履歴テーブル121に記述する(ステップS170)。以降の説明において、広告放送データを受信した履歴を示す情報を受信履歴情報と称する。つまり、制御部110は、受信手段によって受信された各広告放送データを識別する広告IDと、広告IDによって識別される各広告放送データの受信を開始した開始日時と、各広告放送データの受信を終了した終了日時とを特定する広告日時特定手段として機能する。
図9は、受信履歴情報が記述されたテーブルの一例を示した図である。受信履歴テーブル121は、「広告ID」、「開始日時」、「終了日時」、「チャンネル」及び「ブロックID」の各フィールドを有している。
「広告ID」のフィールドには、広告放送データを識別するIDであり、広告メタデータ蓄積装置20から受信した広告IDが記述される。制御部110は、例えば、時間的に連続して受信した広告IDを比較し、両者が異なる場合のみ、この広告IDを記述する。これは、次のような理由に基づく。まず、メタデータ提供装置10は、番組放送データや広告放送データに対して繰り返し抽出した第2特徴点を広告メタデータ蓄積装置20に送信する。この際、メタデータ提供装置10は、1つの広告放送データに対して複数の第2特徴点を抽出して広告メタデータ蓄積装置20に送信するような場合が想定される。次に、広告メタデータ蓄積装置20は、自装置に記憶された第1特徴点と、受信した第2特徴点とを比較し、第2特徴点が示す広告IDを特定する。この際、広告メタデータ蓄積装置20は、1つの広告放送データから複数の第2特徴点が抽出されていたとしても、夫々の第2特徴点に対して広告IDを特定することになる。そして、広告メタデータ蓄積装置20は、夫々の第2特徴点に対して特定した広告IDをメタデータ提供装置10に対して送信する。従って、メタデータ提供装置10は、1つの広告放送データから抽出された複数の第2特徴点に基づいて特定された、同一の広告IDを受信することになる。メタデータ提供装置10は、このような同一の広告IDを重複して受信履歴テーブル121に記述するような事態を避けるために、時間的に連続して受信した広告IDの内容を比較することで、広告放送データを示した広告IDが重複しているか否かを判断している。
「開始日時」のフィールドには、広告放送データの受信を開始した日時が記述される。制御部110は、例えば、連続して受信した広告IDの内容を比較し、両者が異なる場合のみ、この広告IDと共に受信した第2特徴点に対応づけてRAMに記憶されている日時を開始日時として記述する。つまり、「広告ID」のフィールドに広告IDが記述されるタイミングと同じタイミングで「開始日時」のフィールドに開始日時が記述される。「終了日時」のフィールドには、広告放送データの受信を終了した日時が記述される。制御部110は、例えば、「広告ID」のフィールドに記述された広告IDと同じ広告IDとともに受信した第2特徴点に対応付けてRAMに記憶されている日時の最も遅い日時を、終了時間として記述する。「チャンネル番号」のフィールドには、広告放送データを送信した放送局60に対応づけられたチャンネル番号が記述される。制御部110は、例えば、時間的に連続して受信した広告IDの内容を比較し、両者が異なる場合のみ、この広告IDと共に受信した第2特徴点に対応づけてRAMに記憶されているチャンネル番号を記述する。「ブロックID」のフィールドには、ブロックと呼ばれる、広告が放送される1つの連続した時間帯を識別するIDが記述されている。図2の例で言えば、時刻T1から時刻T4までの時間帯が1つのブロックであり、また、時刻T6から時刻T9までの時間帯が1つのブロックである。制御部110は、例えば、時間的に先行して受信した広告放送データの終了日時と、この先行して受信した広告放送データに後続して受信した広告放送データの開始日時との差が閾値未満であるか否かを判断する。そして、制御部110は、その差が閾値未満である場合には、それぞれの広告放送データを1つの連続した時間帯(つまり1つのブロック)に受信した広告放送データであると判断する。そして、制御部110は、この時間帯を識別するブロックIDを受信履歴テーブル121に記述する。この閾値は、制御部110が実行するプログラムに予め記述されているか、ユーザによって予め定められて記憶部120に記憶されているものとする。
図9の例においては、受信履歴テーブル121の1行目の受信履歴情報には、広告IDとして「C001」、開始日時として「T1」、終了日時として「T2」、チャンネル番号として「13」、ブロックIDとして「BU001」が含まれている。これは、チャンネル番号13の放送局60が、日時T1以降から日時T2の間において、広告ID「C001」の広告放送データを送信したことを示している。
また、受信履歴テーブル121の1行目〜3行目の受信履歴情報に含まれているブロックID「BU001」と、4行目〜6行目の受信履歴情報に含まれているブロックID「BU002」とがそれぞれ異なっている。これは、メタデータ提供装置10が、1行目〜3行目の受信履歴情報に示された広告放送データを1つのブロックに受信した広告放送データであると判断し、4行目〜6行目の受信履歴情報に示された広告放送データを別の1つのブロックに受信した広告放送データであると判断したためである。従って、メタデータ提供装置10の制御部110は、時間的に先行して放送された広告を表す広告放送データについて広告日時特定手段により特定された終了日時と、当該広告に後続して放送された広告を表す広告放送データについて広告日時特定手段により特定された開始日時との差が閾値未満である場合には、当該先行して放送された広告の放送日時と当該後続して放送された広告の放送日時とが、1つの連続した時間帯に属すると判断する判断手段として機能する。そして、メタデータ提供装置10の記憶部120は、広告日時特定手段によって特定された各広告放送データの広告ID、開始日時及び終了日時と、各広告放送データが表す広告の放送日時が属すると判断手段により判断された時間帯を識別する時間帯IDとをそれぞれ対応付けて記憶する記憶手段として機能する。
上記のようなステップS110〜ステップS170の処理は、メタデータ提供装置10が放送データを受信するたびに繰り返し行われる。従って、メタデータ提供装置10の記憶部120には、広告放送データを受信してからの時間のずれが少ない状態で、広告放送データを示す受信履歴情報が記憶される。
さて、通信端末30のユーザは、受像機50を介して番組や広告を視聴しながら、その番組や広告に関する情報を閲覧したいと考えた場合、通信端末30に対して所定の操作を行って、番組メタデータ及び広告メタデータを要求する。この要求に応じた情報処理システム1の動作について説明する。
図10は、番組メタデータ及び広告メタデータの要求に応じた情報処理システムの動作を示すシーケンスチャートである。ユーザは、所望するチャンネル番号又は番組IDなどを指定することで、番組メタデータ及び広告メタデータをメタデータ提供装置10に要求する操作を通信端末30の操作部360から行う。ここでは、ユーザは、チャンネル番号13を指定したものとする。通信端末30の制御部310は、現在の日時T10を時計部350から取得する(ここで、図9に例示した日時T9は日時T10よりも過去の日時とする)。そして、制御部310は、ユーザID「U001」に相当する端末識別情報、現在の日時「T10」、及びチャンネル番号「13」に応じた番組メタデータ及び広告メタデータをメタデータ提供装置10に対して要求する(ステップS210)。
メタデータ提供装置10の制御部110は、この要求に応じて、日時T10以前の所定の期間にチャンネル番号13の放送局60から送信された番組放送データに応じた番組メタデータを、番組メタデータ蓄積装置40に対して要求する(ステップS220)。この所定の期間は、情報処理システム1又はメタデータ提供装置10の管理者によって予め決められていればよい。以降の説明では、この所定の期間を、期間Nと称する。
番組メタデータ蓄積装置40は、番組メタデータが記述されたテーブル(図4)を参照して、日時T10以前の期間Nにチャンネル番号13の放送局60から送信された番組放送データに応じた番組メタデータを特定する(ステップS280)。番組メタデータ蓄積装置40は、この特定した番組メタデータをメタデータ提供装置10に送信する(ステップS290)。メタデータ提供装置10の制御部110は、この番組メタデータを通信部130を介して受信する(ステップS295)。ここで、メタデータ提供装置10の制御部110は、受信手段によって受信された番組放送データの属性を表す番組メタデータと、受信手段によって受信された広告放送データの属性を表す広告メタデータとを取得する取得手段として機能することになる。なお、番組メタデータは、前述したように番組を視聴した人間により手作業で作成されるため、実際に放送局60から番組放送データが送信された時間から、番組メタデータ蓄積装置40の処理によって特定されるまでの時間にずれが生じる。このため、番組メタデータ蓄積装置40は、ステップS280の処理において、日時T10以前の期間Nにチャンネル番号13の放送局60から送信されたすべての番組放送データに応じた番組メタデータを特定できるとは限らない。従って、ここでは、番組メタデータ蓄積装置40は、番組IDがBA001でコーナーIDがBC001の番組メタデータのみをメタデータ提供装置10に対して送信したものとする。
続いて、ステップS210の処理で送信された要求を受信したメタデータ提供装置10の動作について説明する。メタデータ提供装置10の制御部110は、この要求に応じて、日時T10以前の期間Nにチャンネル番号13の放送局60から送信された広告放送データの広告ID及びブロックIDを、記憶部120の受信履歴テーブル121から特定する(ステップS225)。ここで例えば、制御部110は、日時T10以前の期間Nに該当する受信履歴情報として、図9に示した受信履歴テーブル121の1行目から6行目までの受信履歴情報に含まれている広告ID及びブロックIDを特定したものとする。つまり、制御部110は、ブロックIDがBU001の広告IDとしてC001〜C003、ブロックIDがBU002の広告IDとしてC001〜C002,C004を特定する。続いて、制御部110は、これらの特定した広告IDを広告メタデータ蓄積装置20に送信することで、広告IDに応じた広告メタデータを要求する(ステップS230)。
広告メタデータ蓄積装置20は、この要求に含まれた広告IDに応じた広告メタデータを、図3に示した広告メタデータが記述されたテーブルから特定する(ステップS240)。この場合、広告メタデータ蓄積装置20は、図3に示したテーブルから、広告ID「C001」に該当する1行目の広告メタデータ、広告ID「C002」に該当する2行目の広告メタデータ、広告ID「C003」に該当する3行目の広告メタデータ、及び広告ID「C004」に該当する4行目の広告メタデータを特定する。そして、広告メタデータ蓄積装置20は、これらの特定した広告メタデータをメタデータ提供装置10に対して送信する(ステップS250)。
メタデータ提供装置10の制御部110は、要求に応じて特定された広告メタデータを、通信部130を介して受信する(ステップS260)。次に、制御部110は、この受信した広告メタデータのなかから、ユーザの嗜好に最も合う広告メタデータを各ブロックID毎に特定する(ステップS270)。具体的には、制御部110は、受信した広告メタデータのなかから、嗜好情報テーブル122に記述されたユーザの閲覧回数が最も多い広告メタデータを各ブロックID毎に特定する。そして、制御部110は、この各ブロックID毎に特定した広告メタデータを、ユーザの嗜好に最も合う広告メタデータとして特定する。この場合、制御部110は、ブロックIDとしてBU001を含む受信履歴情報のなかで、ユーザの閲覧回数が最も多い広告ID「C001」の広告メタデータを、ユーザの嗜好に最もあう広告メタデータとして特定する。また、制御部110は、ブロックIDとしてBU002の受信履歴情報のなかで、ユーザの閲覧回数が最も多い広告ID「C004」の広告メタデータを、ユーザの嗜好に最もあう広告メタデータとして特定する。つまり、メタデータ提供装置10の制御部110は、広告を閲覧するユーザの閲覧傾向を特定する閲覧傾向特定手段として機能する。ここでいう閲覧傾向とは、ユーザがどのような広告をより多く閲覧する傾向にあるかということである。また、メタデータ提供装置10の制御部110は、記憶手段において各々の時間帯ID(ブロックID)に対応付けて記憶された広告IDの中から、閲覧傾向特定手段によって特定されたユーザの閲覧傾向に応じた広告の広告IDを時間帯IDごとに特定する広告ID特定手段として機能する。そして、制御部110は、このステップS270の処理で特定した広告メタデータ、及びステップS295で受信した番組メタデータを、通信部130を介して通信端末30に対して送信する(ステップS300)。このように、メタデータ提供装置10の制御部110は、取得手段によって取得された広告メタデータのうち広告ID特定手段によって特定された広告IDの広告放送データの属性を表す広告メタデータと、取得手段によって取得された番組メタデータとをユーザの通信端末に表示するための情報を、通信端末に送信する送信手段として機能する。
通信端末30の制御部310は、広告メタデータ及び番組メタデータを通信部330を介して受信すると、これらをRAMに記憶する。そして、制御部310は、広告メタデータ及び番組メタデータを表示部340に表示させる(ステップS310)。より具体的には、通信端末30の制御部310は、図11(c)に示すように、ステップS295の処理で受信した番組放送データD1(番組ID:BA001、番組コードID:BC001)に応じた番組メタデータd21の概要と、ステップS270の処理で特定された広告放送データA(広告ID:C001)に応じた広告メタデータa2の概要と、広告放送データG(広告ID:C004)に応じた広告メタデータg2の概要とを時系列に並べた一覧として表示部340に表示させる。ここでいう、広告メタデータの概要及び番組メタデータの概要とは、それぞれのメタデータの一部のことであり、例えば広告メタデータの概要は図11(c)の例で言うと、企業名、商品名及びタイトルである。
図11(c)のような表示の状態において、ユーザは、所望の広告メタデータ又は番組メタデータの概要を指定する操作を通信端末30の操作部360から行うことで、所望の広告メタデータ又は番組メタデータの全ての内容を閲覧することができる。つまり、制御部310は、ユーザの操作により広告メタデータの概要が指定されると、その広告放送データの全てをRAMから読み出して表示部340に表示させる。また、制御部310は、ユーザの操作により番組メタデータの概要が指定されると、その番組放送データの全てをRAMから読み出して表示部340に表示させる。このように各広告放送データの全てが表示されたこと又は各番組放送データの全てが表示されたことをもって、制御部310は、ユーザが広告メタデータ又は番組メタデータを閲覧したとみなす。つまり、制御部310は、広告メタデータ又は番組メタデータの概要が表示されただけでは閲覧されたとはみなさず、広告メタデータ又は番組メタデータの全ての内容が表示されたときに閲覧されたとみなすのである。
そして、通信端末30の制御部310は、ユーザが広告メタデータ又は番組メタデータの内容を閲覧した回数(閲覧回数)を自装置のRAMや記憶部320に一時的に記憶させておき、所定のタイミングでこの閲覧回数をユーザIDや広告IDなどと対応付けてメタデータ提供装置10に送信する(ステップS320)。そして、メタデータ提供装置10の制御部110は、図7の嗜好情報テーブル122において、受信したユーザID、広告IDに応じたレコードの閲覧回数のフィールドに記述された閲覧回数に対して、受信した閲覧回数を加算する。このように、メタデータ提供装置10の記憶部120は、送信手段によって送信された広告メタデータが通信端末においてユーザによって閲覧されたことを示す通知を、当該通信端末から取得し、当該通知に従って各々の広告の閲覧回数と前記ユーザを識別するユーザIDとを対応付けて記憶する閲覧回数記憶手段として機能する。
ここで、メタデータ提供装置10の制御部110が、ステップS260の処理で受信した広告メタデータの全てではなく、ステップS270の処理でブロック毎に特定した広告メタデータに限定して通信端末30に送信する理由について図11を用いて説明する。
図11の例では、時間軸tが時間の流れを表している。まず、図11(a)は、放送局60から送信された広告放送データ、及び番組放送データを時系列に示しており、図2と同様の内容を示している。次に、図11(b)は、図11(a)に示された全ての番組放送データに応じた番組メタデータの概要、及び全ての広告放送データに応じた広告メタデータの概要を時系列に並べて通信端末30に表示させたと仮定したときの表示内容を示す図である。また、図11(c)は、図11(a)に示された番組放送データに応じた番組メタデータの概要、及びユーザの嗜好に最も合う広告放送データに応じた広告メタデータの概要を時系列に並べた一覧を通信端末30に表示させたときの表示内容を示す図である。例えば、図11(a)の広告放送データAに応じた広告メタデータの概要が、図11(c)の広告メタデータa2の概要に対応しており、図11(a)の番組放送データD1に応じた番組メタデータの概要が、図11(c)の番組メタデータd21の概要に対応しており、図11(a)の広告放送データGに応じた広告メタデータの概要が、図11(c)の広告メタデータg2の概要に対応している。
ここで、番組の放送回数と広告の放送回数の違いについて述べると、まず、放送局60は、番組放送データを一度しか送信しないことが多い一方、広告放送データについては送信する回数が番組放送データよりも多く、さらに広告放送データを繰り返して送信することが多い。例えば、図11(a)の広告放送データAと広告放送データE、広告放送データBと広告放送データFはそれぞれ同じ広告IDであり、同じ内容の広告放送データを示している。この場合、ユーザは、広告放送データに応じた広告を受像機50で視聴したとしても、その広告を視聴するたびにその広告に対して興味を持つわけではない。従って、ユーザは、図11(b)に示すように、広告メタデータa1の概要及び広告メタデータe1の概要と、広告メタデータb1の概要及び広告メタデータf1の概要とがそれぞれ通信端末30の表示部340に表示されたとしても、それぞれの広告メタデータに対して興味を持ち、その都度閲覧しようとするわけではない。従って、メタデータ提供装置10が、放送局60から送信された広告放送データの全てに対応する広告メタデータをユーザの所持する通信端末30に送信したとしても無駄が多くなる。
また、番組メタデータは、番組を視聴した人間により手作業で作成されるため、実際に番組が放送された時間から、番組メタデータ蓄積装置40の処理によって特定されるまでの時間にずれが生じる。従って、メタデータ提供装置10は、番組メタデータをユーザの所持する通信端末30に即時に送信できるとは限らない。一方、広告メタデータは、広告メタデータ蓄積装置20に予め記憶されているため、実際に広告が放送された時間から、広告メタデータ蓄積装置20の処理によって特定されるまでの時間に生じるずれが番組メタデータのずれにくらべて小さい。従って、メタデータ提供装置10は、広告メタデータをユーザの所持する通信端末30に即時に送信することが可能である。
このような場合において、ユーザが、番組放送データD2に応じた番組を受像機50で閲覧し、更に、この番組に応じた番組メタデータを通信端末30から要求したものとする。この要求が成された日時を日時T10とする。しかし、或る番組が放送されてからユーザの所持する通信端末30に番組メタデータが送信されるまでにかかる時間は、或る広告が放送されてからユーザの所持する通信端末30に広告メタデータが送信されるまでにかかる時間よりも長い。このため、図11(b)の例のように、広告メタデータe1、広告メタデータf1及び広告メタデータg1が、ユーザの所望する番組放送データD2に応じた番組メタデータd12に先行して、通信端末30の表示部340に表示されてしまう場合がある。この場合には、ユーザは、多数の広告メタデータの概要が表示されている中から、所望の番組メタデータの概要が表示されているか否かを確認しなければいけないため、ユーザにとって閲覧しやすい状況とは言い難い。
このような理由から、通信端末30が、図11(c)に示すように、番組メタデータの概要と、各ブロックID毎にユーザの嗜好に最も合う広告メタデータとして特定された広告メタデータの概要とを時系列に並べた一覧として表示部340に表示させるようにして、ユーザにとって各種の情報を閲覧しやすい状況を提供している。
以上説明した実施形態によれば、メタデータ提供装置10は、広告メタデータの閲覧回数を通信端末30から取得することにより、各々のユーザが広告を閲覧するときの閲覧傾向を特定することができる。また、メタデータ提供装置10は、番組メタデータとユーザの閲覧傾向に応じた広告メタデータとをユーザの所持する通信端末30に送信するので、ユーザが閲覧する可能性が低い無駄な広告メタデータを送信せずに済む。さらに、通信端末30は、受信した番組メタデータの概要と、ユーザの嗜好にあう広告メタデータの概要とを表示部340に時系列に表示させることで、ユーザにとって各種の情報を閲覧しやすい状況を提供することができる。これらのことから、ユーザは、放送される番組放送データや広告放送データのメタデータを興味を持って閲覧しやすくなる。
<変形例>
上述した実施形態の内容を以下のように変形してもよい。以下に示す変形例は、必要に応じて、各々を適当に組み合わせて実施されてもよい。
<変形例1>
実施形態において、メタデータ提供装置10の制御部110は、或る1つのブロックIDを含む受信履歴情報のなかで、ユーザの閲覧回数が最も多い広告メタデータを、ユーザの嗜好に最もあう広告メタデータとして特定し、ユーザの所持する通信端末30に対して送信した。これに代えて、制御部110は、或る1つのブロックIDを含む受信履歴情報のなかで、閲覧回数が最も多い広告メタデータ以外の広告メタデータも、ユーザの所持する通信端末30に対して送信してもよい。この場合、メタデータ提供装置10の制御部110は、ユーザの閲覧回数が最も多い広告メタデータと、その他の広告メタデータとを区別するための情報を対応づけて送信する。そして、通信端末30の制御部310は、この区別するための情報に基づいて、ユーザの閲覧回数が最も多い広告メタデータ以外の広告メタデータであると特定された広告メタデータについても、例えば、この広告メタデータに対するリンクなどを含む情報を表示部340に表示させればよい。
<変形例2>
実施形態において、メタデータ提供装置10の制御部110は、嗜好情報テーブル122に記述された閲覧回数に基づいて、ユーザの嗜好に合う広告メタデータを特定した。しかし、メタデータ提供装置10の制御部110が、ユーザの嗜好に合う広告メタデータを特定する方法はこれに限らない。
例えば、通信端末30の制御部310は、図10のステップS320の処理において、広告メタデータの閲覧回数だけではなく、ユーザが閲覧した広告メタデータの項目を示す情報や、ユーザが閲覧した広告メタデータのジャンルを示す情報をメタデータ提供装置10に対して送信してもよい。この項目とは、広告の各属性の種別のことであり、例えば、広告メタデータの広告ID、企業名、商品名、タイトル、出演者、BGM及びジャンルなどである。また、通信端末30の制御部310は、ユーザの操作部360の操作により入力された情報や、メタデータ提供装置10から受信した広告メタデータの内容に基づいて、ユーザが閲覧した広告メタデータの項目を示す情報や、ユーザが閲覧した広告メタデータのジャンルを示す情報を取得すればよい。そして、メタデータ提供装置10の制御部110は、受信した情報に基づいて次のようなテーブルを記憶部120に記憶させる。図12は、嗜好を特定する情報が記述されたテーブルの一例を示す図である。
図12(a)に示した第2嗜好情報テーブルには、「ユーザID」、「ジャンル」、「閲覧回数」及び「順位」の各フィールドを有している。「ユーザID」のフィールドには、ユーザを識別するユーザIDが記述される。「ジャンル」のフィールドには、該当のユーザが過去に閲覧した広告メタデータのジャンルが記述されている。「閲覧回数」のフィールドには、該当のユーザが該当のジャンルの広告メタデータを閲覧した回数が記述されている。この「閲覧回数」のフィールドに記述された値は、通信端末30によってカウントされ、所定のタイミングでメタデータ提供装置10に送信された値である。図12(a)の1行目のレコードには、ユーザID「U001」のユーザが、「電機」のジャンルに該当する広告メタデータを105回閲覧しており、他のジャンルに該当する広告メタデータを閲覧した回数と比較して多いことが示されている。これは、このユーザが、「食品」のジャンルに該当する広告メタデータに対して、他のジャンルに該当する広告メタデータよりも興味があることを示していることになる。従って、メタデータ提供装置10の記憶部120は、送信手段によって送信された広告メタデータが通信端末においてユーザによって閲覧されたことを示す通知を、通信端末から取得し、通知に従って、各々の広告の閲覧回数と、ユーザを識別するユーザIDと、広告メタデータに対応する広告放送データによって表される広告の対象が属する製品又はサービスの分野とを対応付けて記憶する第3記憶手段として機能することになる。
メタデータ提供装置10の制御部は、嗜好情報テーブル122に記述された閲覧回数に基づいて、ユーザの嗜好に合う広告メタデータを特定する際に、この第2嗜好情報テーブルに記述された順位に応じた重み付けが行われても良い。ここでいう重み付けとは、例えば、この第2嗜好情報テーブルに記述された順位が「1位以上〜10位未満」であれば、嗜好情報テーブル122に記述された閲覧回数に「1.5」を乗じ、「10位以上〜50位未満」であれば、嗜好情報テーブル122に記述された閲覧回数に「1.2」を乗じ、「50位以上〜100位未満」であれば、嗜好情報テーブル122に記述された閲覧回数に「1.1」を乗じる、といった具合で行われるものである。この乗じる値及び順位については、ユーザや管理者によって適宜設定されればよい。これにより、通信端末30の制御部310は、ユーザが閲覧する頻度が高いジャンルの広告メタデータを優先的に表示部340に表示することができる。
また、通信端末30の制御部310は、この第2嗜好情報テーブルに記述された順位に応じて、広告メタデータを強調して表示部340に表示させてもよい。ここでいう強調とは、例えば、この第2嗜好情報テーブルに記述された順位が「1位以上〜10位未満」であれば、表示部340に「赤色」で表示させ、「10位以上〜50位未満」であれば、表示部340に「青色」で表示させ、「その他の順位」であれば、表示部340に「黒色」で表示させる、といった具合で行われるものである。この色、及び順位については、ユーザや管理者によって適宜設定されればよい。これにより、通信端末30の制御部310は、ユーザが閲覧する頻度が高いジャンルの広告メタデータを強調して表示部340に表示することができる。
図12(b)に示した第3嗜好情報テーブルには、「ユーザID」、「項目」、「閲覧回数」及び「順位」の各フィールドを有している。「項目」のフィールドには、該当のユーザが過去に閲覧した広告メタデータの項目が記述されている。この項目とは、広告の各属性の種別のことであり、例えば、広告メタデータの広告ID、企業名、商品名、タイトル、出演者、BGM及びジャンルなどが含まれる。「閲覧回数」のフィールドには、該当のユーザが広告メタデータの該当の項目を閲覧した回数が記述されている。この「閲覧回数」のフィールドに記述された値は、通信端末30によってカウントされ、所定のタイミングでメタデータ提供装置10に送信された値である。図12(b)の1行目のレコードには、ユーザID「U001」のユーザが、広告メタデータの出演者の項目を105回閲覧しており、広告メタデータの他の項目と比較して閲覧した回数が最も多いことが示されている。これは、ユーザID「U001」のユーザが、広告メタデータの出演者の項目に記載された情報に対して、広告メタデータの他の項目に記載された情報よりも興味があることを示している。従って、メタデータ提供装置10の記憶部120は、送信手段によって送信された広告メタデータに含まれる、広告放送データの複数の属性のうち、ユーザによって或る属性が閲覧されたことを示す通知を、通信端末から取得し、通知に従って、各々の広告の閲覧回数と、ユーザを識別するユーザIDと、属性の閲覧回数とを対応付けて記憶する第4記憶手段として機能することになる。
メタデータ提供装置10の制御部110は、広告メタデータの閲覧時においても、この第3嗜好情報テーブルに記述された順位に応じた重み付けを行っても良い。例えば、メタデータ提供装置10の制御部110は、この第3嗜好情報テーブルに記述されたユーザの閲覧回数が、閲覧頻度が高いことを意味する条件を満たす場合に、属性をそれ以外の属性とは異なる表示態様でユーザの通信端末に表示するための情報を、通信端末に送信しても良い。より具体的には、メタデータ提供装置10の制御部110は、この第3嗜好情報テーブルに記述された順位に応じて、ユーザが閲覧する頻度が高い広告メタデータの項目(属性)を強調して表示部340に表示させるための情報を、通信端末30に送信する。これにより、通信端末30の制御部310は、ユーザによって広告メタデータが閲覧されている場合においても、ユーザが閲覧する頻度が高い広告メタデータの項目を強調して表示部340に表示することができる。
<変形例3>
実施形態において、メタデータ提供装置10は、広告メタデータが広告メタデータ蓄積装置20に予め記憶されているため、実際に広告が放送された時間から、広告メタデータ蓄積装置20の処理によって特定されるまでの時間に生じるずれが番組メタデータのずれにくらべて小さいものとした。しかし、メタデータ提供装置10は、ユーザの嗜好に応じた広告メタデータを即時に特定できるとは限らない。
メタデータ提供装置10の制御部110は、ユーザの嗜好に合う広告メタデータを特定する処理(図10:ステップS270)に時間がかかるような場合には、この処理の完了を待たずに、ステップS250の処理で受信した全ての広告メタデータを通信端末30に対して送信してもよい(ステップS300)。この場合、通信端末30の制御部310は、これら受信した全ての広告メタデータを表示部340に表示させることになる(ステップS310)。続いて、メタデータ提供装置10の制御部110は、ステップS270の処理が完了次第、特定された広告メタデータを通信端末30に対して送信する。ここで、通信端末30の制御部310は、上述した実施形態と同様に、ユーザの嗜好に合う広告メタデータのみを表示部340に表示させる。このようにすれば、メタデータ提供装置10は、ユーザに対して広告メタデータを少なくとも早く送信することができる。
<変形例4>
通信端末30の制御部310は、ユーザが広告メタデータ又は番組メタデータの内容を閲覧した回数(閲覧回数)を自装置のRAMや記憶部320に一時的に記憶させておき、所定のタイミングでこの閲覧回数をユーザIDや広告IDなどと対応付けてメタデータ提供装置10に送信した。これに対し、通信端末30の制御部310は、ユーザの広告メタデータの閲覧回数だけでなく、メタデータ提供装置10から送信された広告メタデータの概要を表示部に表示した回数(表示回数)を自装置のRAMや記憶部320に一時的に記憶させておき、所定のタイミングでこの表示回数と閲覧回数をユーザIDや広告IDなどと対応付けてメタデータ提供装置10に送信してもよい。メタデータ提供装置10の制御部110は、受信した情報に基づいて次のようなテーブルを記憶部120に記憶する。図13は、閲覧傾向を示す情報が記述されたテーブルの一例を示す図である。
図13に示した閲覧傾向を示す情報が記述されたテーブルには、「ユーザID」、「表示回数」及び「閲覧回数」の各フィールドを有している。「ユーザID」のフィールドには、ユーザを識別するユーザIDが記述される。「表示回数」のフィールドには、メタデータ提供装置10から送信された広告メタデータの概要を表示部に表示した回数の範囲が記述されている。「閲覧回数」のフィールドには、「表示回数」のフィールドに記述された回数だけ表示部に表示された広告メタデータの概要を、ユーザが指定する操作を通信端末30の操作部360から行うことにより、広告メタデータの内容を閲覧した回数が記述されている。つまり、図13の例では、ユーザID「U001」のユーザが、表示回数が1回目の広告メタデータを閲覧した回数が105回であり、表示回数が2回目以降5回目未満の広告メタデータを閲覧した回数が43回であり、表示回数が5回目以降10回目未満の広告メタデータを閲覧した回数が13回であることが示されている。従って、このユーザは、1回目に(初めて)表示された広告メタデータを閲覧する傾向にある。メタデータ提供装置10の制御部は、表示回数に応じて、広告メタデータを強調して表示部340に表示させてもよい。従って、メタデータ提供装置10の記憶部120は、送信手段が通信端末に広告メタデータを送信した回数を記憶する第1記憶手段、及び、送信手段によって送信された広告メタデータが通信端末においてユーザによって閲覧されたことを示す通知を、通信端末から取得し、通知に従って、各々の広告の閲覧回数とユーザを識別するユーザIDとを対応付けて記憶する第2記憶手段として機能することになる。
<変形例5>
実施形態において、メタデータ提供装置10の制御部110は、或る1つのブロックIDを含む受信履歴情報のなかで、ユーザの閲覧回数が最も多い広告メタデータを、ユーザの嗜好に最もあう広告メタデータとして特定し、ユーザの所持する通信端末に対して送信した。これに代えて、メタデータ提供装置10の制御部110は、複数のブロックIDに応じた受信履歴情報のなかで、ユーザの閲覧回数が最も多い広告メタデータを、ユーザの嗜好に最もあう広告メタデータとして特定し、ユーザの所持する通信端末30に対して送信してもよい。このブロックIDの数は、ユーザや管理者によって適宜設定されればよい。
また、メタデータ提供装置10の制御部110は、或る1つのブロックIDを含む受信履歴情報のなかから、ユーザの閲覧回数が多い方から順番に所定の数の広告メタデータをユーザの嗜好にあう広告メタデータとして特定し、ユーザの所持する通信端末に対して送信してもよい。この広告メタデータの所定の数は、ユーザや管理者によって適宜設定されればよい。
また、メタデータ提供装置10の制御部110は、或る1つのブロックIDを含む受信履歴情報のなかから、ユーザの閲覧回数が閾値以上の広告メタデータをユーザの嗜好にあう広告メタデータとして特定し、ユーザの所持する通信端末に対して送信してもよい。この閲覧回数が閾値は、ユーザや管理者によって適宜設定されればよい。
<変形例6>
実施形態において、メタデータ提供装置10、広告メタデータ蓄積装置20、及び番組メタデータ蓄積装置40という3つの装置によって、通信端末30に送信する広告メタデータ及び番組メタデータを特定していた。しかし、メタデータ提供装置が、広告メタデータ蓄積装置20及び番組メタデータ蓄積装置40の機能を併せ持っていてもよい。また、メタデータ提供装置10、広告メタデータ蓄積装置20、及び番組メタデータ蓄積装置40という3つの装置が実現する機能を、3つ以上の装置によって実現してもよい。
<変形例7>
上述した実施形態における各プログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶した状態で、メタデータ提供装置10、通信端末30、広告メタデータ蓄積装置20及び番組メタデータ蓄積装置40に提供し得る。この場合には、記録媒体を読み取るインタフェースをこれらのメタデータ提供装置10、通信端末30、広告メタデータ蓄積装置20及び番組メタデータ蓄積装置40に設ければよい。また、ネットワーク経由でこれらのメタデータ提供装置10、通信端末30、広告メタデータ蓄積装置20及び番組メタデータ蓄積装置40にダウンロードさせることも可能である。
1…情報処理システム、10…メタデータ提供装置、110…制御部、120…記憶部、121…受信履歴テーブル、122…嗜好情報テーブル、130…通信部、140…受信部、150…時計部、20…広告メタデータ蓄積装置、30…通信端末、310…制御部、320…記憶部、330…通信部、340…表示部、350…時計部、360…操作部、40…番組メタデータ蓄積装置、50…受像機、60…放送局

Claims (8)

  1. 放送局から放送される番組を表す番組放送データ及び当該番組に挿入される各々の広告を表す広告放送データを受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された各広告放送データを識別する広告IDと、当該広告IDによって識別される前記各広告放送データの受信を開始した開始日時と、当該各広告放送データの受信を終了した終了日時とを特定する広告日時特定手段と、
    時間的に先行して放送された広告を表す広告放送データについて前記広告日時特定手段により特定された前記終了日時と、当該広告に後続して放送された広告を表す広告放送データについて前記広告日時特定手段により特定された前記開始日時との差が閾値未満である場合には、当該先行して放送された広告の放送日時と当該後続して放送された広告の放送日時とが、1つの連続した時間帯に属すると判断する判断手段と、
    前記広告日時特定手段によって特定された各広告放送データの前記広告ID、前記開始日時及び前記終了日時と、当該各広告放送データが表す広告の放送日時が属すると前記判断手段により判断された前記時間帯を識別する時間帯IDとをそれぞれ対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記受信手段によって受信された番組放送データの属性を表す番組メタデータと、前記受信手段によって受信された広告放送データの属性を表す広告メタデータとを取得する取得手段と、
    広告を閲覧するユーザの閲覧傾向を特定する閲覧傾向特定手段と、
    前記記憶手段において各々の前記時間帯IDに対応付けて記憶された広告IDの中から、前記閲覧傾向特定手段によって特定された前記ユーザの閲覧傾向に応じた広告の広告IDを前記時間帯IDごとに特定する広告ID特定手段と、
    前記取得手段によって取得された広告メタデータのうち前記広告ID特定手段によって特定された広告IDの広告放送データの属性を表す広告メタデータと、前記取得手段によって取得された番組メタデータとを前記ユーザの通信端末に表示するための情報を、当該通信端末に送信する送信手段と
    を備えることを特徴とするメタデータ提供装置。
  2. 前記閲覧傾向特定手段は、前記送信手段によって送信された広告メタデータが前記通信端末においてユーザによって閲覧されたことを示す通知を、当該通信端末から取得し、当該通知に従って、各々の広告の閲覧回数と前記ユーザを識別するユーザIDとを対応付けて記憶する閲覧回数記憶手段を有し、
    前記閲覧回数記憶手段の記憶内容に基づいて、前記ユーザが広告を閲覧するときの閲覧傾向を特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のメタデータ提供装置。
  3. 前記閲覧傾向特定手段は、
    前記送信手段が前記通信端末に前記広告メタデータを送信した回数を記憶する第1記憶手段と、
    前記送信手段によって送信された広告メタデータが前記通信端末においてユーザによって閲覧されたことを示す通知を、当該通信端末から取得し、当該通知に従って、各々の広告の閲覧回数と前記ユーザを識別するユーザIDとを対応付けて記憶する第2記憶手段とを有し、
    前記第1記憶手段及び前記第2記憶手段の記憶内容を参照し、前記広告メタデータをユーザが閲覧するまでに当該広告メタデータを前記通信端末に送信した回数に基づいて、当該ユーザが広告を閲覧するときの閲覧傾向を特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のメタデータ提供装置。
  4. 前記閲覧傾向特定手段は、
    前記送信手段によって送信された広告メタデータが前記通信端末においてユーザによって閲覧されたことを示す通知を、当該通信端末から取得し、当該通知に従って、各々の広告の閲覧回数と、前記ユーザを識別するユーザIDと、当該広告メタデータに対応する前記広告放送データによって表される広告の対象が属する製品又はサービスの分野とを対応付けて記憶する第3記憶手段を有し、
    前記分野単位で前記広告メタデータをユーザが閲覧した回数に基づいて、当該ユーザが広告を閲覧するときの閲覧傾向を特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のメタデータ提供装置。
  5. 前記閲覧傾向特定手段は、
    前記送信手段によって送信された広告メタデータに含まれる、前記広告放送データの複数の属性のうち、前記ユーザによって或る属性が閲覧されたことを示す通知を、前記通信端末から取得し、当該通知に従って、各々の広告の閲覧回数と、前記ユーザを識別するユーザIDと、前記属性の閲覧回数とを対応付けて記憶する第4記憶手段を有し、
    前記送信手段は、
    前記属性を前記ユーザが閲覧した回数が、閲覧頻度が高いことを意味する条件を満たす場合に、当該属性をそれ以外の属性とは異なる表示態様でユーザの通信端末に表示するための情報を、当該通信端末に送信する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1に記載のメタデータ提供装置。
  6. 広告メタデータ又は番組メタデータを表示する通信端末と、
    前記通信端末に表示させる広告メタデータ又は番組メタデータを送信するメタデータ提供装置とを備え
    前記メタデータ提供装置は、
    放送局から放送される番組を表す番組放送データ及び当該番組に挿入される各々の広告を表す広告放送データを受信する第1受信手段と、
    前記第1受信手段によって受信された各広告放送データを識別する広告IDと、当該広告IDによって識別される前記各広告放送データの受信を開始した開始日時と、当該各広告放送データの受信を終了した終了日時とを特定する広告日時特定手段と、
    時間的に先行して放送された広告を表す広告放送データについて前記広告日時特定手段により特定された前記終了日時と、当該広告に後続して放送された広告を表す広告放送データについて前記広告日時特定手段により特定された前記開始日時との差が閾値未満である場合には、当該先行して放送された広告の放送日時と当該後続して放送された広告の放送日時とが、1つの連続した時間帯に属すると判断する判断手段と、
    前記広告日時特定手段によって特定された各広告放送データの前記広告ID、前記開始日時及び前記終了日時と、当該各広告放送データが表す広告の放送日時が属すると前記判断手段により判断された前記時間帯を識別する時間帯IDとをそれぞれ対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記第1受信手段によって受信された番組放送データの属性を表す番組メタデータと、前記第1受信手段によって受信された広告放送データの属性を表す広告メタデータとを取得する取得手段と、
    前記ユーザが広告を閲覧するときの閲覧傾向を特定する閲覧傾向特定手段と、
    前記記憶手段において各々の前記時間帯IDに対応付けて記憶された広告IDの中から、前記閲覧傾向特定手段によって特定された前記ユーザの閲覧傾向に応じた広告の広告IDを前記時間帯IDごとに特定する広告ID特定手段と、
    前記取得手段によって取得された広告メタデータのうち前記広告ID特定手段によって特定された広告IDの広告放送データの属性を表す広告メタデータと、前記取得手段によって取得された番組メタデータとを前記通信端末に送信する送信手段とを備え、
    前記通信端末は、
    前記送信手段から送信された広告メタデータと番組メタデータとを受信する第2受信手段と、
    前記第2受信手段によって受信された広告メタデータと番組メタデータとを表示する表示手段と
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  7. 放送局から放送される番組を表す番組放送データ及び当該番組に挿入される各々の広告を表す広告放送データを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップによって受信された各広告放送データを識別する広告IDと、当該広告IDによって識別される前記各広告放送データの受信を開始した開始日時と、当該各広告放送データの受信を終了した終了日時とを特定する広告日時特定ステップと、
    時間的に先行して放送された広告を表す広告放送データについて前記広告日時特定ステップにより特定された前記終了日時と、当該広告に後続して放送された広告を表す広告放送データについて前記広告日時特定ステップにより特定された前記開始日時との差が閾値未満である場合には、当該先行して放送された広告の放送日時と当該後続して放送された広告の放送日時とが、1つの連続した時間帯に属すると判断する判断ステップと、
    前記広告日時特定ステップによって特定された各広告放送データの前記広告ID、前記開始日時及び前記終了日時と、当該各広告放送データが表す広告の放送日時が属すると前記判断ステップにより判断された前記時間帯を識別する時間帯IDとをそれぞれ対応付けて記憶する記憶ステップと、
    前記受信ステップによって受信された番組放送データの属性を表す番組メタデータと、前記受信ステップによって受信された広告放送データの属性を表す広告メタデータとを取得する取得ステップと、
    広告を閲覧するユーザの閲覧傾向を特定する閲覧傾向特定ステップと、
    前記記憶ステップにおいて各々の前記時間帯IDに対応付けて記憶された広告IDの中から、前記閲覧傾向特定ステップによって特定された前記ユーザの閲覧傾向に応じた広告の広告IDを前記時間帯IDごとに特定する広告ID特定ステップと、
    前記取得ステップによって取得された広告メタデータのうち前記広告ID特定ステップによって特定された広告IDの広告放送データの属性を表す広告メタデータと、前記取得ステップによって取得された番組メタデータとを前記ユーザの通信端末に表示するための情報を、当該通信端末に送信する送信ステップと、
    を備えることを特徴とするメタデータ提供方法。
  8. コンピュータを、
    放送局から放送される番組を表す番組放送データ及び当該番組に挿入される各々の広告を表す広告放送データを受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された各広告放送データを識別する広告IDと、当該広告IDによって識別される前記各広告放送データの受信を開始した開始日時と、当該各広告放送データの受信を終了した終了日時とを特定する広告日時特定手段と、
    時間的に先行して放送された広告を表す広告放送データについて前記広告日時特定手段により特定された前記終了日時と、当該広告に後続して放送された広告を表す広告放送データについて前記広告日時特定手段により特定された前記開始日時との差が閾値未満である場合には、当該先行して放送された広告の放送日時と当該後続して放送された広告の放送日時とが、1つの連続した時間帯に属すると判断する判断手段と、
    前記広告日時特定手段によって特定された各広告放送データの前記広告ID、前記開始日時及び前記終了日時と、当該各広告放送データが表す広告の放送日時が属すると前記判断手段により判断された前記時間帯を識別する時間帯IDとをそれぞれ対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記受信手段によって受信された番組放送データの属性を表す番組メタデータと、前記受信手段によって受信された広告放送データの属性を表す広告メタデータとを取得する取得手段と、
    広告を閲覧するユーザの閲覧傾向を特定する閲覧傾向特定手段と、
    前記記憶手段において各々の前記時間帯IDに対応付けて記憶された広告IDの中から、前記閲覧傾向特定手段によって特定された前記ユーザの閲覧傾向に応じた広告の広告IDを前記時間帯IDごとに特定する広告ID特定手段と、
    前記取得手段によって取得された広告メタデータのうち前記広告ID特定手段によって特定された広告IDの広告放送データの属性を表す広告メタデータと、前記取得手段によって取得された番組メタデータとを前記ユーザの通信端末に表示するための情報を、当該通信端末に送信する送信手段と
    して機能させるためのプログラム。
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