JP2012101334A - 切削工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】繊維強化樹脂の複合材と金属との同時穿孔に適した、高精度の穿孔ができて長寿命でかつ精密な修正加工を要しない切削工具を提供しようとする。
【課題を解決するための手段】中空軸を備え、該中空軸の先端にチップを該中空軸の周方向に複数個配し、該中空軸の軸心の回りに回転してワークを環状に切削しつつ該中空軸の長手方向に前進することにより穿孔する切削工具である。前記チップは前記中空軸の周方向に等間隔の円ピッチあるいは不等間隔の円ピッチで配され得る。前記切削工具においては、複数個の前記チップのうちの一部のチップが前記中空軸を周方向に一巡する一の円周に沿って配され得、残りのチップが前記中空軸を周方向に一巡し前記一の円周より小さな径の他の円周に沿って配され得る。
【選択図】 図1
【課題を解決するための手段】中空軸を備え、該中空軸の先端にチップを該中空軸の周方向に複数個配し、該中空軸の軸心の回りに回転してワークを環状に切削しつつ該中空軸の長手方向に前進することにより穿孔する切削工具である。前記チップは前記中空軸の周方向に等間隔の円ピッチあるいは不等間隔の円ピッチで配され得る。前記切削工具においては、複数個の前記チップのうちの一部のチップが前記中空軸を周方向に一巡する一の円周に沿って配され得、残りのチップが前記中空軸を周方向に一巡し前記一の円周より小さな径の他の円周に沿って配され得る。
【選択図】 図1
Description
本発明は、航空機部品に用いられるような複合材をはじめとする板材に精密な穿孔を効率よく行うのに適した切削工具に関する。
航空機部品のような精密部材に複合材を用いるためには、精密な穿孔を行うことが必要で、そのためには特殊なドリル工具を必要とし、かつ、ドリル穿孔のあとにリーマ加工などによる精密な修正加工を要した。
例えば、繊維強化樹脂の複合材と金属との同時穿孔に適したものとしてダブルアングルドリルが開示されている。このダブルアングルドリルは、先端部が金属用ドリルの先端形状を有する一次切刃とこの一次切刃に連続し一次切刃より小さい先端角を有するフラット状の二次切刃とから構成されている。(例えば、特許文献1参照)
しかし、そのようなドリルは一般に寿命が短く、消耗品となるため莫大な加工費用が必要であった。
例えば、繊維強化樹脂の複合材と金属との同時穿孔に適したものとしてダブルアングルドリルが開示されている。このダブルアングルドリルは、先端部が金属用ドリルの先端形状を有する一次切刃とこの一次切刃に連続し一次切刃より小さい先端角を有するフラット状の二次切刃とから構成されている。(例えば、特許文献1参照)
しかし、そのようなドリルは一般に寿命が短く、消耗品となるため莫大な加工費用が必要であった。
本発明の目的は、繊維強化樹脂の複合材と金属との同時穿孔にも適した、高精度の、穿孔ができて、長寿命で、かつ精密な修正加工を要しない穿孔を行うのに適した切削工具を提供することである。
本発明の要旨とするところは、中空軸を備え、該中空軸の先端にチップを該中空軸の周方向に複数個配し、該中空軸の軸心の回りに回転してワークを環状に切削しつつ該中空軸の長手方向に前進することにより穿孔する切削工具であることにある。
前記切削工具においては、前記チップが前記中空軸の周方向に等間隔の円ピッチで配され得る。
前記切削工具においては、前記チップが前記中空軸の周方向に不等間隔の円ピッチで配され得る。
前記切削工具においては、複数個の前記チップのうちの一部のチップが前記中空軸を周方向に一巡する一の円周に沿って配され、残りのチップが前記中空軸を周方向に一巡し前記一の円周より小さな径の他の円周に沿って配され得る。
前記切削工具においては、前記チップが盤状であり、前記中空軸の先端に配された状態での前記チップの先端部の、該チップの厚さ方向にみた形状が略円弧状であり、前記中空軸の回転により前記チップが該チップの厚さ方向に移動するように配され得る。
前記切削工具においては、前記チップが円盤形であり得る。
前記切削工具においては、前記チップの厚さ方向にみた形状が、相互に間隔をあけて平行にのびる一対の直線部と各直線部の長手方向一端を長手方向他端から長手方向一端に向かう方向に凸に湾曲して連結する略円弧状の曲線と、各直線部の長手方向他端を長手方向一端から長手方向他端に向かう方向に連結する直線または曲線とによって囲まれた形状の略長円形であり、該チップが、前記直線部の方向が前記軸心の方向と平行になるように前記中空軸に配され得る。
本発明によると、繊維強化樹脂の複合材と金属との同時穿孔にも適した、高精度の、穿孔ができて、長寿命で、かつ精密な修正加工を要しない切削工具が提供される。
図1に示すように、本発明の切削工具2は、中空部3を有する中空軸4を備え、中空軸4の先端にチップ6を中空軸4の周方向に複数個配し、中空軸4の軸心8の回りに回転してワークを環状に切削しつつ軸心8の長手方向の矢印Y方向に前進することにより穿孔することに適した切削工具である。チップ6は、中空軸4の先端に設けられ中空軸4と連接の台座部5を介して不図示のネジにより締結されて中空軸4の先端に固定されている。
チップ6は、軸心8からみて最も内側の部分25で、中空軸4の内周面11を軸心8の長手方向に仮想延長した仮想筒状面33の内側に張り出しており、また、軸心8からみて最も外側の部分25で、中空軸4の外周面13を軸心8の長手方向に仮想延長した仮想筒状面35の外側に張り出している。
台座部5は、実際に製造するには、中空軸4と一体ものとして加工してもよいし、別々の部品として加工した後、ろう付け、ねじ止め、焼き嵌め、あるいは押し嵌めなどによって中空軸4と連結してもよい。
図2に示すように、切削工具2を回転させつつチップ6を先頭に軸心8の長手方向(矢印Y方向)に前進させてワーク14を穿孔する。穿孔の中途段階においては、チップ6の移動軌跡に応じた削り跡の空間として、円筒形状の空間16が形成され、同時に中空軸4の中空部にワーク14が削られてなる円柱形状物18が形成される。切削工具2がワーク14を貫通することにともない円柱形状物18はワーク本体から切り離された状態となる。例えば、図2のような上下配置の場合は、ワーク本体から切り離された円柱形状物18はワーク14から落下する。当て板などでワーク14を支持してもよい。切削工具2がワーク14を貫通して貫通孔が形成される。
図3(a)とその断面斜視図図3(b)に本発明の切削工具の態様の実施態様の一例を示す。図3において、切削工具2xは、中空部3xを有する中空軸4xを備え、中空軸4xの先端にチップ6xを中空軸4xの周方向に複数個配する。チップ6xは、中空軸4xの先端に設けられ中空軸4xと連接の台座部5xを介して不図示の締結用ネジにより締結されて中空軸4xの先端に固定されている。台座部5xには締結用ネジ孔7xが形成されている。中空部3xは根元で窄んだ形状となっている。(図3において図面中チップ6xの記載が省略された箇所がある)
中空軸4の中空部は中空軸をその軸方向に貫通する円柱形状のような孔であってもよいが、図4に示す中空軸4bの中空部3bのように、凹部58であってもよい。すなわち、切削工具が保持される部分27は中実であってもよい。
本発明の切削工具による穿孔においては、図5に示すように、ワーク14に押さえ板52を位置決めして、ワーク14の図面視上方から(図5(a))、あるいは図面視下方から(図5(b))、(押さえ板52と接触した側の反対側から)押さえ板52の方向(矢印Y方向)に切削工具(切削工具2)を進行させて穿孔することが、特にワーク14が薄板の場合に精密な穿孔を行ううえで好ましい。
本発明の切削工具は繊維強化樹脂の複合材と金属との同時穿孔に好適に用いられる。とくに、図6に示すような一対のTi合金板22で炭素繊維複合材板24をサンドイッチ状に挟んで配置した金属−炭素繊維複合材からなるTi合金複合板29の穿孔に好適に用いることができる。
このようなTi合金複合板としては、各Ti合金板22の厚さが25.4mm、炭素繊維複合材板24の厚さが25.4mmのものが例示される。
本発明の切削工具による穿孔においては、図6に示すようなTi合金でサンドイッチされた構造の複合板を穿孔する場合、炭素繊維複合材板24を穿孔した後、Ti合金の加工硬化した切屑のほとんどは炭素繊維複合材板24の穴の内壁と接触することがないため、炭素繊維複合材板24の穴の内壁は切屑による損傷を受けない。
Ti合金複合板は航空機の主翼の構造材として用いられるものであるが、従来、このようなTi合金板の穿孔には特殊な高価な穿孔工具が用いられ、しかも工具の寿命が短い。数穴あけると刃先が磨耗するため再研磨が必要となり、工具代が高いことや、操作工程数増加によるコストアップが問題であった。
これに対して、本発明の切削工具を用いることにより、穿孔工具の価格を低くすることができるとともに、工具の寿命が従来工具の3〜5倍と長くなり、かつ穿孔に毛羽立ちやバリが無く、再研磨がなくとも高精度の穿孔が可能となった。これにより、穿孔のコストを従来の約半分以下にすることができる。
本発明の切削工具は、中空軸の内周面21と円柱状物の外壁28の間にできる空間19(図2)に切屑を通すことによって切屑を排出できる。詳細には、CFRP、GFRP、Ti合金の切屑は細かく分断されており、切屑の集塵には防爆対策あるいは粉塵を切削作業時に吸引しないような対策が必要である。切屑を中空軸の内部を通して防爆集塵機等の吸引手段で吸引することで安全で衛生的な作業空間を提供できる。
切削工具として従来のようにドリルを用いる場合、集塵のためにドリルを周りから覆うような治具を取り付ける必要がある。しかし、このようにして切屑を工具内部を追加させる工具を用いることで、従来のような集塵のための覆いは不要となる。
本発明の切削工具は、一般の板材や、GFRP、CFRPなどのコンポジット材の穿孔においても、高精度の穿孔を行うことができる。
本発明の切削工具に用いるチップの母材としては超硬、高速度工具鋼、あるいは合金工具鋼などであり、ワークの材質に応じたコーティングを施してあるチップが好適に用いられる。
本発明においては、図7に示す切削工具2aのように、複数個のチップのうちの一部のチップ6aが中空軸4を周方向に一巡する一の円周41に沿って配され、残りのチップ6bが中空軸4を周方向に一巡し一の円周41より小さな径の他の円周43に沿って配されて、すなわち、チップ6aがチップ6bよりも軸心8からみて外側に配されてもよい。これにより、チップ6aの切削痕の外径がチップ6bの切削痕の外径より大きくなり、かつ、チップ6aの切削痕の内径がチップ6bの切削痕の内径より大きくなる。この態様はさらに高精度の穿孔が可能になる。なお、チップを、中空軸4を周方向に一巡する円周に沿って配すると、全チップが同形であるとき各チップの重心がその円周上に位置するように配される。
この態様においては、中空軸4が円筒状の場合、図7に示すように、チップ6aの最も外側に張り出した部分61の軌跡と中空軸4の外周面13(外周面が軸心8の長手方向に仮想延長されてなる仮想筒状面)との距離に相当するx1が、チップ6bの最も外側に張り出した部分63の軌跡と中空軸4の外周面13との距離に相当するx2よりも大きく、チップ6aの最も内側に張り出した部分65の軌跡と中空軸4の内周面11との距離に相当するx3が、チップ6bの最も内側に張り出した部分67の軌跡と中空軸4の内周面11(内周面が軸心8の長手方向に仮想延長されてなる仮想筒状面)との距離に相当するx4よりも小さく設定されている。
図7に示すこの態様はさらに高精度の穿孔が可能になる。
本発明のさらに他の態様においては、図8に示すように、チップ6aの最も外側に張り出した部分61の軌跡が中空軸4の外周面13(外周面が軸心8の長手方向に仮想延長されてなる面)より外側にあり、チップ6aの最も内側に張り出した部分65の軌跡が中空軸4の内周面11(内周面が軸心8の長手方向に仮想延長されてなる面)より外側にあり、チップ6bの最も外側に張り出した部分63の軌跡が中空軸4の外周面より内側にあり、チップ6bの最も内側に張り出した部分67の軌跡が中空軸4の内周面より内側にあるようになされている。
本発明においては、チップが4個等間隔の円ピッチで配されることが好ましいが、2、3個、あるいは5個以上のチップが円ピッチで配されてもよい。
また、本発明においては、チップが不等間隔の円ピッチで配されてもよい。例えば図9(a)に示すように、チップが4個配置の場合、軸心8を挟んで対向の一対のチップ6を結ぶ直線と、軸心8を挟んで対向の他の一対のチップ6を結ぶ直線とのなす角度αが例えば75度であってもよい。あるいは、図9(b)に示すように、チップ6がそれぞれ不等間隔の円ピッチで配されてもよい。不等間隔の配置の場合は振動が少なくなり切削が安定することによって、切削抵抗が少なく切れ味が向上する。
さらに、本発明においては、内壁がえぐられてふところ空間が形成された中空軸が用いられてもよい。ふところ空間を設けることにより、穿孔中に削りくずが滞留する空間が広くなる。このようなふところ空間は、中空軸の外周面側に設けられてもよい。このような中空軸としては、図10に示すような、内壁が中空軸の長手方向に延びる溝状にえぐられてふところ空間57が形成された中空軸4cが挙げられる。
また、本発明の切削工具は、図11に示すように、内壁に螺旋状の溝60が形成されるようにえぐられたふところ空間57dが形成された中空軸4dが用いられた切削工具2dであってもよい。螺旋状の溝60は、円筒状の中空軸の先端部の、互いに隣設の台座部5d、5dの中間の位置から中空軸4dの根元に向けて台座部5dの数(チップ6dの数)だけ形成されることが好ましい。螺旋は中空軸4dの先端から根元にかけてを進行方向としたときにその旋回方向は、中空軸4dを先端側から見下ろしたときのチップ6dの進行方向と逆向きであることが好ましい。(図11において図面中チップ6dの記載が省略された箇所がある)
このような溝60が形成されたことにより、穿孔時の削りくずが切削箇所から円滑に排除されて削りくずの滞留による穿孔の進行のさまたげがおこりにくい。
本発明の切削工具においては、螺旋状の溝が中空軸の外周に形成されてもよい。
本発明の切削工具により穿孔される孔の径は切削工具の寸法諸元で決まり、特に限定されないが、例えば、6〜100mmΦの穿孔を行うことができる。切削工具の穿孔における回転数は50〜3000rpmが好ましく、状態により調整されてもよい。切削条件の代表的な例としてTi合金板に対しては切削速度20m/min(200rpm)、送り量0.035mm/revであり、CFRP板に対しては切削速度100m/min(1,000rpm)、送り量0.14mm/revである。ただし、これらの板の境界では上記の切削条件の近辺で微調整を行うとよい。
本発明の切削工具に用いられるチップの形状は限定されないが、形状が円盤などの盤状であって、中空軸に配された状態での、ワークと接するチップの先端部31(図2)を、チップの厚さ方向にみた形状が略円弧状になるようにすることで切削抵抗を小さくすることができる。このような略円弧状の先端部を持つチップ形状が好ましい。チップの先端部がこのような略円弧状であると、本発明の図2に示すような穿孔において、円筒形状の空間16の切削動力が少なくて済み、刃先の磨耗や欠損も発生しにくいという利点がある。この場合、切削工具の回転によりチップがおおむね自身の厚さ方向に進行するように、チップが中空軸に配される。この円弧の曲率半径は1.5〜4mmであることが好ましい。なお、本発明におけるこの略円弧状の形状は、円弧であることが好ましいが、なめらかに曲がった形状であれば、弧に沿った曲率がかならずしも一定でなくともよい。
また、チップの形状としては厚さが略一定で、図12に示すような、楕円形(図12(a))や互いに平行に対向する直線部72、72と半円形、円弧などの曲線部70a、70bを有する長円形(図12(b))などが挙げられる。とくに、長円形であれば、図13に示すように、切削工具の回転によりチップ6cがおおむね自身の厚さ方向に進行するようにチップが中空軸に配され、かつ、直線部70の直線の方向が中空軸の軸心と平行になるように配置されることにより、曲線部70a(図2の先端部31に相当)で切削が行われたのち直線部72でその切削で生じたバリを除去する効果が得られてなめらかな切削周面を得ることができる。この場合、チップの切削時ワークと接する部分の、該チップの厚さ方向にみた形状(曲線部70a)が略円弧状であることが好ましく、中空軸の回転により前記チップが該チップの厚さ方向に移動するように配される。
なお、当然のことであるが、チップ6cは切削時にワークと接しない曲線部70bが直線を含めて任意の形状であってよい。このような形状を略長円形という。すなわち、本明細書においては、略長円形とは、相互に間隔をあけて平行にのびる一対の直線部と各直線部の長手方向一端部を長手方向他端部から長手方向一端部に向かう方向に凸に湾曲して連結する曲線部と、各直線部の長手方向他端を長手方向一端から長手方向他端に向かう方向に連結する直線または曲線とによって囲まれた形状をいう。
さらに、当然のことであるが、本発明の切削工具においては、各チップはその面が軸心を含む平面と平行になるように取り付けられる必要は必ずしもなく、切削が行われるチップの刃先が先行するようにアクシャルレーキ角をポジティブに取り付けられていることが、切削抵抗を少なくする点からも好ましい。
本発明の切削工具は穿孔のみならずミリング等の切削にも用いることができる。
その他、本発明は、主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変更を加えた態様で実施できるものである。
本発明はTi合金板と炭素繊維複合材板からなる金属−炭素繊維複合材に限らず、各種の金属板、繊維強化樹脂複合材板、あるいはそれらの組み合わせ複合板の穿孔に適用して、精密な穿孔を短時間に安価な工具費用で行うことができる。
2、2a、2d:切削工具
4、4b、4c、4d、4x:中空軸
6、6a、6b、6c、6d、6x:チップ
8:軸心
14:ワーク
41:一の円周
43:他の円周
4、4b、4c、4d、4x:中空軸
6、6a、6b、6c、6d、6x:チップ
8:軸心
14:ワーク
41:一の円周
43:他の円周
Claims (7)
- 中空軸を備え、該中空軸の先端にチップを該中空軸の周方向に複数個配し、該中空軸の軸心の回りに回転してワークを環状に切削しつつ該中空軸の長手方向に前進することにより穿孔する切削工具。
- 前記チップが前記中空軸の周方向に等間隔の円ピッチで配された請求項1に記載の切削工具。
- 前記チップが前記中空軸の周方向に不等間隔の円ピッチで配された請求項1に記載の切削工具。
- 複数個の前記チップのうちの一部のチップが前記中空軸を周方向に一巡する一の円周に沿って配され、残りのチップが前記中空軸を周方向に一巡し前記一の円周より小さな径の他の円周に沿って配された請求項1から3のいずれかに記載の切削工具。
- 前記チップが盤状であり、前記中空軸の先端に配された状態での前記チップの先端部の、該チップの厚さ方向にみた形状が略円弧状であり、前記中空軸の回転により前記チップが該チップの厚さ方向に移動するように配された請求項1から4のいずれかに記載の切削工具。
- 前記チップが円盤形である請求項5に記載の切削工具。
- 前記チップの厚さ方向にみた形状が、相互に間隔をあけて平行にのびる一対の直線部と各直線部の長手方向一端を長手方向他端から長手方向一端に向かう方向に凸に湾曲して連結する略円弧状の曲線と、各直線部の長手方向他端を長手方向一端から長手方向他端に向かう方向に連結する直線または曲線とによって囲まれた形状の略長円形であり、該チップが、前記直線部の方向が前記軸心の方向と平行になるように前記中空軸に配された請求項5に記載の切削工具。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010253432A JP2012101334A (ja) | 2010-11-12 | 2010-11-12 | 切削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017006996A (ja) * | 2015-06-17 | 2017-01-12 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 金属の切削加工方法 |
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2010
- 2010-11-12 JP JP2010253432A patent/JP2012101334A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
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