JP2012100436A - 車両用電源システム - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、第1蓄電装置の寿命の低下を抑えて発電機の発電電力を大きく変化できるようにして第1蓄電装置の充電量の増加を図り、車両の制動エネルギーの回生と車両の燃費向上とを実現できるとともに、低コスト化を実現できる車両用電源システムを得ることを目的とする。
【解決手段】整流器7の出力端子に発電機側配線18aを介して接続される第1DC/DCコンバータ12と、整流器7の出力端子に発電機側配線18aを介して接続される第2DC/DCコンバータ13と、第1DC/DCコンバータ12に負荷側配線18bを介して接続された第1蓄電装置14と、第2DC/DCコンバータ13に接続される第2蓄電装置16と、発電機2の界磁巻線4に界磁電流を供給するレギュレータ回路9と、を備え、第1および上記第2DC/DCコンバータ12,13の駆動制御と発電機2の発電動作の制御とが独立して行われるように構成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両用電源システムに関し、特に車両の制動エネルギーの回生と車両の燃費向上とを実現できる車両用電源システムに関するものである。
従来の車両用電源システムは、車両の減速時に、エンジンにより駆動されてバッテリに給電する発電機の発電電圧を、車両の非減速時よりも高くするように構成し、車両の減速時には制動エネルギーの回生を積極的に行い、車両の非減速時にはエンジンへの負荷を低減させて燃費の向上を図るようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−67504号公報
従来の車両用電源システムでは、発電機の発電電力をバッテリに直接供給してバッテリを充電するように構成されているので、発電機の発電電力を大きく変化させると、バッテリの寿命を縮めることにつながる。その結果、発電機の発電電力を高くする幅を大きくすることができず、バッテリの充電量を大きく増加できないという問題があった。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、第1蓄電装置の寿命の低下を抑えて発電機の発電電力を大きく変化できるようにして第1蓄電装置の充電量の増加を図り、車両の制動エネルギーの回生と車両の燃費向上とを実現できるとともに、低コスト化を実現できる車両用電源システムを得ることを目的とする。
この発明による車両用電源システムは、エンジンにより駆動されて交流電力を発電する発電機と、上記発電機で発電された交流電力を直流電力に整流して出力する整流器と、上記整流器の出力端子に発電機側配線を介して接続され、該整流器の出力電圧の電圧値を異なる直流電圧に変換して出力する第1DC/DCコンバータと、上記第1DC/DCコンバータに負荷側配線を介して接続され、車載負荷に電力を供給する第1蓄電装置と、上記整流器の出力端子に発電機側配線を介して接続され、該整流器の出力電圧の電圧値を異なる直流電圧に変換して出力する第2DC/DCコンバータと、上記第1蓄電装置より小さい蓄電容量を有し、上記第2DC/DCコンバータに接続される第2蓄電装置と、上記発電機側配線または上記負荷側配線に接続され、上記発電機の界磁巻線に界磁電流を供給するレギュレータ回路と、上記第1DC/DCコンバータおよび上記第2DC/DCコンバータを駆動制御するコンバータ制御回路と、上記界磁電流を調整して上記発電機の発電動作を制御する界磁制御回路と、を備えている。そして、上記コンバータ制御回路による上記第1DC/DCコンバータおよび上記第2DC/DCコンバータの駆動制御と、上記界磁制御回路による上記発電機の発電動作の制御とが、独立して行われるように構成されている。
この発明によれば、第1蓄電装置が第1DC/DCコンバータを介して整流器の出力端子に接続されているので、発電機の発電電力が第1蓄電装置に直接供給されない。そこで、発電機の発電電力を大きく変化させても、負荷側配線の電圧変動が少なくなり、第1蓄電装置の寿命を縮めることにつながらない。その結果、発電機の発電電力を高くする幅を大きくすることができ、第1蓄電装置および第2蓄電装置の充電量を大きく増加できる。これにより、車両の制動エネルギーを効率的に回収でき、非減速時のエンジンの負荷を軽減して燃費の向上が図られる。
また、コンバータ制御回路による第1DC/DCコンバータおよび第2DC/DCコンバータの駆動制御と、界磁制御回路による発電機の発電動作の制御とが、独立して行われるので、発電機で用いられていた制御回路を界磁制御回路として用いることができる。そこで、界磁制御回路を新たに設計する必要がなく、低コスト化が図られる。
この発明の実施の形態1に係る車両用電源システムの回路構成図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用電源システムにおける発電機の発電動作の制御方法を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用電源システムにおけるDC/DCコンバータの動作の制御方法を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る車両用電源システムにおける発電機の発電動作の制御方法を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る車両用電源システムにおけるDC/DCコンバータの動作の制御方法を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る車両用電源システムの回路構成図である。 この発明の実施の形態4に係る車両用電源システムに用いられるDC/DCコンバータ(電圧型)の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態4に係る車両用電源システムに用いられる電流制御機能付きDC/DCコンバータの構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態4に係る車両用電源システムに用いられる発電機の出力特性を示す図である。 この発明の実施の形態4に係る車両用電源システムにおけるDC/DCコンバータの動作の制御方法を示す図である。 この発明の実施の形態5に係る車両用電源システムに用いられるDC/DCコンバータ(電圧型)の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態5に係る車両用電源システムに用いられる発電機の出力特性を示す図である。 この発明の実施の形態4に係る車両用電源システムにおけるDC/DCコンバータの動作の制御方法を示す図である。
以下、本発明による車両用電源システムの好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る車両用電源システムの回路構成図である。
図1において、車両用電源システムは、エンジン1により駆動されて交流電力を発生する発電機2と、発電機2で発生された交流電力を直流電力に整流して出力する整流器7と、整流器7の出力電圧を異なる電圧値の直流電圧に変換して出力する第1DC/DCコンバータ12と、整流器7の出力電圧を異なる電圧値の直流電圧に変換して出力する第2DC/DCコンバータ13と、第1DC/DCコンバータ12により変換された直流電力により充電され、車載負荷15に電力を供給する第1蓄電装置14と、第2DC/DCコンバータ13により変換された直流電力を蓄える第2蓄電装置16と、発電機2の界磁巻線4への通電量を制御するレギュレータ回路9と、負荷側配線18bの電圧Vbに基づいてレギュレータ回路9の動作を制御する界磁制御回路20と、エンジン1の回転数f、第2蓄電装置16の端子電圧Vc、負荷側配線18bの電圧Vbなどに基づいて第1および第2DC/DCコンバータ12,13の動作を制御するコンバータ制御回路21と、を備えている。
発電機2は、界磁巻線4を有するクローポール型回転子3と、3相交流巻線6を有する固定子5と、整流器7と、レギュレータ回路9と、界磁制御回路20と、を備えたランデル型交流発電機である。なお、ここでは、整流器7、レギュレータ回路9および界磁制御回路20が発電機2に内蔵されているものとしているが、発電機2と別体に構成されてもよい。
整流器7は、2つのダイオード8を直列に接続してなるダイオード対を並列に3つ接続したダイオードブリッジ回路からなる三相全波整流回路に構成され、3相交流巻線6に誘起される交流電力を直流電力に整流する。
レギュレータ回路9は、MOSFET10と、ダイオード11と、から構成されている。そして、MOSFET10のドレイン端子がダイオード11のアノード端子に接続され、ソース端子が接地され、ゲート端子が界磁制御回路20に接続されている。また、ダイオード11のカソード端子が整流器7の出力端子7aに接続されている。さらに、界磁巻線4の両端が、ダイオード11のカソード端子と、ダイオード11のアノード端子とMOSFET10のドレイン端子との接続点と、にそれぞれ接続されている。
第1蓄電装置14は、鉛蓄電池、ニッケル・カドミウム蓄電池などの二次電池であり、例えば14V(定格電圧)の低電圧系の車載電源を構成する。そして、第1蓄電装置14は、第1DC/DCコンバータ12の出力電圧端子と車載負荷15とを接続する負荷側配線18bに接続されている。車載負荷15は、車両に搭載される空調装置やオーディオ装置等の電気機器であり、第1蓄電装置14により駆動される。
第2蓄電装置16は、第2DC/DCコンバータ13を介して整流器7の出力端子7aと第1DC/DCコンバータ12の入力電圧端子とを接続する発電機側配線18aに接続されている。第2蓄電装置16は、第1蓄電装置14に対して、蓄電容量が小さく、かつ短時間で充放電が行える蓄電装置であり、例えば電気二重層コンデンサ、リチウムイオンキャパシタ、リチウムイオン電池、リチウムイオン電池・電気二重層コンデンサの複合電源などを用いることができる。
つぎに、このように構成された発電機2の動作について説明する。
電流が回転子3の界磁巻線4に供給され、磁束が発生される。これにより、N極とS極とが、回転子3の外周部に、周方向に交互に形成される。そして、エンジン1の回転トルクが回転子3のシャフトに伝達され、回転子3が回転駆動される。そこで、回転磁界が固定子5の3相交流巻線6に与えられ、起電力が3相交流巻線6に発生する。この交流の起電力が、整流器7により直流電力に整流され、出力される。
ここで、界磁巻線4に供給される電流が一定であると、発電機2の出力電圧は回転子3の回転速度の上昇とともに上昇する。この出力電圧の上昇により、3相交流巻線6に流れる電流が増大し、3相交流巻線6での発熱が増大する。安全性および信頼性の観点から、3相交流巻線6での発熱量をある値以下に維持することが好ましい。このことから、界磁巻線4に供給される界磁電流をレギュレータ回路9により調整し、出力電圧(出力電流)を調整する。そして、3相交流巻線6での発熱量は3相交流巻線6に流れる電流値に依存することから、大きな電力を得るには、出力電流をそのままとし、出力電圧を大きくすることが望ましい。または、出力電圧を大きくして電流を小さくすることで、3相交流巻線6での銅損、整流器7での整流子損を小さくすることができ、全体の損失を小さくし発電効率を向上させて、大きな電力を得ることも出来る。
この実施の形態1による車両用電源システムでは、14V系の車載電源を構成する第1蓄電装置14が負荷側配線18b、第1DC/DCコンバータ12および発電機側配線18aを介して整流器7の出力端子7aに接続され、第2蓄電装置16が、第2DC/DCコンバータ13を介して整流器7の出力端子7aと第1DC/DCコンバータ12の入力電圧端子とを接続する発電機側配線18aに接続されている。
そして、界磁制御回路20は、車両状態に応じて、負荷側配線18bの電圧Vbが目標電圧となるように発電機2の発電を制御する。また、コンバータ制御回路21は、第1DC/DCコンバータ12をON状態に維持し、負荷側配線18bの電圧Vbが目標電圧となるように第2DC/DCコンバータ13の動作を制御する。
つぎに、界磁制御回路20による発電機2の発電制御について図2を参照しつつ説明する。なお、図2では、便宜的に、ステップ100〜102をS100〜102と示している。
界磁制御回路20は、車両の状態が減速状態であるか否かを判断する(ステップ100)。車両が減速状態であると判断すると、ステップ101に移行する。ステップ101では、負荷側配線18bの電圧Vbが14.5V(目標電圧)未満であると、電圧Vbが14.5Vとなるように界磁巻線4に供給する界磁電流を制御して発電機2を発電させる。そして、電圧Vbが14.5Vになると、14.5Vを維持するように発電制御する。
ステップ100において、車両が非減速状態、すなわち加速、巡行(定速走行)、停止状態であると判断すると、ステップ102に移行する。ステップ102では、負荷側配線18bの電圧Vbが13.5V(目標電圧)未満であると、電圧Vbが13.5Vとなるように界磁巻線4に供給する界磁電流を制御して発電機2を発電させる。そして、電圧Vbが13.5V以上となると、発電機2の発電を停止する。なお、車両の状態は、ECU(Electronic Control Unit)信号、エンジン回転数fの増減、アクセルペダルの状態などにより判断できる。
つぎに、コンバータ制御回路21による第1および第2DC/DCコンバータ12,13の動作制御について図3を参照しつつ説明する。なお、図3では、便宜的に、ステップ110〜117をS110〜117と示している。ここで、第2DC/DCコンバータ13の動作制御における負荷側配線18bの電圧Vbの目標電圧は、界磁制御回路20による電圧Vbの目標電圧の上限値と下限値との中間値である14Vに設定されている。
まず、コンバータ制御回路21は、第1DC/DCコンバータ12を常時ON状態に保持する(ステップ110)。ついで、電圧Vbが14V以上であるか否かを判断する(ステップ111)。電圧Vbが14V以上であると判断すると、ステップ112に移行し、第2蓄電装置16の端子電圧Vcが28V以上であるか否かを判断する。端子電圧Vcが28V以上である(過充電・満充電状態である)と判断すると、ステップ114に移行し、第2DC/DCコンバータ13をOFFとする。これにより、第2蓄電装置16のさらなる充電が回避される。また、ステップ112において、端子電圧Vcが28V未満である(過充電・満充電状態でない)と判断すると、ステップ115に移行し、第2DC/DCコンバータ13をONとする。これにより、電力が第2蓄電装置16に蓄電され、第2蓄電装置16が満充電状態となる。
ステップ111において、電圧Vbが14V未満であると判断すると、ステップ113に移行し、第2蓄電装置16の端子電圧Vcが14V以上であるか否かを判断する。端子電圧Vcが14V以上である(過放電状態でない)と判断すると、ステップ116に移行し、第2DC/DCコンバータ13をONとする。これにより、第2蓄電装置16に蓄電された電力が放電され、電圧Vbが14Vとなる。また、ステップ113において、端子電圧Vcが14V未満である(過放電状態である)と判断すると、ステップ117に移行し、第2DC/DCコンバータ13をOFFとする。
ここで、車両の状態情報は界磁制御回路20にのみ必要である。また、コンバータ制御回路21は、電圧Vbの情報のみで第2DC/DCコンバータ13の動作を制御できる。そこで、界磁制御回路20による発電機2の発電制御とコンバータ制御回路21による第2DC/DCコンバータ13の動作制御とが独立して行われる。
そこで、車両が非減速状態では、第2蓄電装置16が過放電状態でないと、電圧Vbが14Vとなるように第2蓄電装置16が放電する。そして、第2蓄電装置16は過放電状態となり、電圧Vbが13.5V未満となると、電圧Vbが13.5Vとなるように、発電機2が発電する。
一方、車両が減速状態では、電圧Vbが14.5Vとなるように発電機2が発電する。そして、第2蓄電装置16が過充電・満充電状態でなければ、発電機2で発電された電力が第2蓄電装置16に蓄電され、第2蓄電装置16が満充電状態となると、第2DC/DCコンバータ13がOFFとされる。さらに、発電機2で発電された電力が第1蓄電装置14および車載負荷15に供給される。また、電圧Vbが14.5Vを超えると、発電機2の発電が停止される。14.5Vであると、車載負荷15により電圧が下がるため、14.5Vを維持するように発電機2を発電させる。
このように、この実施の形態1によれば、車両の減速時に発電機2を発電させ、コンバータ制御回路21が、第1および第2DC/DCコンバータ12,13を駆動制御し、発電機2の発電電力を第1蓄電装置および第2蓄電装置に蓄電させることができる。
これにより、発電機2の発電電力が第1DC/DCコンバータ12を介して第1蓄電装置14に供給されるので、発電機2の発電電力を大きく変化させても、負荷側配線18bの電圧変動が少なくなり、第1蓄電装置14の寿命を低下させることがない。そこで、エンジン1の回転数fが高い場合、発電機2の出力電圧を高くして発電電力を大きくできるので、第1蓄電装置14および第2蓄電装置16への充電時間を短縮できるとともに、充電量を大きく増加させることができる。その結果、車両の制動エネルギーを効率よく回生できる。そこで、非減速時に発電機2を発電させて第1蓄電装置14および第2蓄電装置16を充電させる動作を少なくできるので、非減速時のエンジン1の負荷が低減され、車両の燃費向上が図られる。
また、界磁制御回路20による発電機2の発電制御とコンバータ制御回路21による第2DC/DCコンバータ13の動作制御とを独立して行うことができるので、発電機2で用いられていた制御回路を界磁制御回路20として用いることができる。従って、界磁制御回路20を新たに設計する必要がなく、低コスト化が図られる。
また、第1DC/DCコンバータ12に電圧型のDC/DCコンバータを用いることにより、発電機2の出力電圧を決めることで出力電力の制御ができる。また、第2DC/DCコンバータ13にチョッパ方式のDC/DCコンバータを用いて第2蓄電装置16に対して電流制御を行い、発電機2の出力電力を第1蓄電装置14と第2蓄電装置16とに任意に分配できる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、界磁制御回路20が、車両の状態に応じて、負荷側配線18bの電圧Vbが14.5V又は13.5Vとなるように発電機2の発電動作を制御しているが、この実施の形態2では、界磁制御回路20が、車両の状態に拘らず、負荷側配線18bの電圧Vbが14V(第1蓄電装置14の定格電圧)となるように発電機2の発電動作を制御している。
まず、界磁制御回路20による発電機2の発電制御について図4を参照しつつ説明する。なお、図4では、便宜的に、ステップ120をS120と示している。
界磁制御回路20は、電圧Vbが14Vとなるように発電機2を発電させる(ステップ120)。つまり、負荷側配線18bの電圧Vbが14V(目標電圧)以上であるか否かを判断する。そして、電圧Vbが14V未満であると判断すると、電圧Vbが14Vとなるように界磁巻線4に供給する界磁電流を制御して発電機2を発電させる。電圧Vbが14V以上となると、発電機2の発電を停止する。
つぎに、コンバータ制御回路21による第1および第2DC/DCコンバータ12,13の動作制御について図5を参照しつつ説明する。なお、図5では、便宜的に、ステップ130〜137をS130〜137と示している。ここで、第2DC/DCコンバータ13の動作制御における負荷側配線18bの電圧Vbの目標電圧は、界磁制御回路20による電圧Vbの目標電圧と同じ14Vに設定されている。
まず、コンバータ制御回路21は、第1DC/DCコンバータ12を常時ON状態に保持する(ステップ130)。ついで、車両の状態が減速状態であるか否かを判断する(ステップ131)。車両が減速状態であると判断すると、ステップ132に移行し、第2蓄電装置16の端子電圧Vcが28V以上であるか否かを判断する。端子電圧Vcが28V以上である(過充電状態である)と判断すると、ステップ134に移行し、第2DC/DCコンバータ13をOFFとする。これにより、第2蓄電装置16のさらなる充電が回避される。また、ステップ132において、端子電圧Vcが28V未満である(過充電状態でない)と判断すると、ステップ135に移行し、第2DC/DCコンバータ13をONとする。これにより、電力が第2蓄電装置16に蓄電され、第2蓄電装置16が満充電状態となる。
ステップ131において、車両の状態が非減速状態であると判断すると、ステップ133に移行し、第2蓄電装置16の端子電圧Vcが14V以上であるか否かを判断する。端子電圧Vcが14V以上である(過放電状態でない)と判断すると、ステップ136に移行し、第2DC/DCコンバータ13をONとする。これにより、第2蓄電装置16に蓄電された電力が放電され、電圧Vbが14Vとなる。また、ステップ133において、端子電圧Vcが14V未満である(過放電状態である)と判断すると、ステップ137に移行し、第2DC/DCコンバータ13をOFFとする。
ここで、車両の状態情報はコンバータ制御回路21にのみ必要である。また、界磁制御回路20は、電圧Vbの情報のみで発電機2の発電動作を制御できる。そこで、界磁制御回路20による発電機2の発電制御とコンバータ制御回路21による第2DC/DCコンバータ13の動作制御とが独立して行われる。
そこで、車両が減速状態では、第2蓄電装置16が過充電状態でないと、第2蓄電装置16が充電するように第2DC/DCコンバータ13を動作させる。このとき、電圧Vbが14Vを下回ると、発電機2を発電動作させ、電圧Vbを14Vとなるように制御する。また、第2蓄電装置16が過充電状態であれば、第2DC/DCコンバータ13がOFFとなり、発電機2の発電電力が第1蓄電装置14および車載負荷15に供給される。
一方、車両が非減速状態では、第2蓄電装置16が過放電状態でなければ、第2蓄電装置16が放電して、電圧Vbが14Vに保たれ、発電機2の発電は停止される。また、第2蓄電装置16が過放電状態であれば、電圧Vbが14V未満まで低下すると、発電機2が発電し、電圧Vbが14Vに保たれる。このとき、第2DC/DCコンバータ13がOFFとなり、発電機2の発電電力が第1蓄電装置14および車載負荷15に供給される。
したがって、この実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様の効果を奏する。
この実施の形態2によれば、負荷側配線18bの電圧Vbが14Vとなるように制御されているので、上記実施の形態1に比べて、負荷側配線18bの電圧の変動が抑えられ、第1蓄電装置14の長寿命化が図られる。なお、発電機2の発電制御の目標電圧(14V)と第2DC/DCコンバータ13の動作制御の目標電圧(14V)とが一致しているが、第2DC/DCコンバータ13の制御応答が発電機2の応答よりも速いので、第2DC/DCコンバータ13の制御が優先され、実施の形態2による制御が成立する。
実施の形態3.
図6はこの発明の実施の形態3に係る車両用電源システムの回路構成図である。
図6において、レギュレータ回路9を構成するダイオード11のカソード端子が第1DC/DCコンバータ12の出力電圧端子と車載負荷15とを接続する負荷側配線18bに接続されている。
なお、この実施の形態3による車両用電源システムは、ダイオード11のカソード端子が負荷側配線18bに接続されている点を除いて、上記実施の形態1,2と同様に構成されている。
したがって、この実施の形態3においても、上記実施の形態1,2と同様の効果を奏する。
第2蓄電装置16は、自己放電しやすいことから、長時間停車していると、端子電圧Vcが14V(第1蓄電装置14の定格電圧)未満となる恐れがある。ダイオード11のカソード端子が発電機側配線18aに接続されている場合には、端子電圧Vcが14V未満となると、エンジン1が再始動されても、第2DC/DCコンバータ13の動作が行われず、界磁電流を発電機2に供給できない事態が生じる。第1蓄電装置14は、第2蓄電装置16に比べて自己放電し難いので、電圧の低下が長期的に抑えられる。この実施の形態3によれば、ダイオード11のカソード端子が負荷側配線18bに接続されているので、長時間停車していても、第1蓄電装置14の電圧低下が抑えられ、界磁電流を発電機2に供給できない事態の発生が未然に回避される。
また、界磁制御回路20による電圧Vbの検知とレギュレータ回路9への電力供給とが一つの配線で行えるので、回路構成が簡素化される。
実施の形態4.
図7はこの発明の実施の形態4に係る車両用電源システムに用いられるDC/DCコンバータ(電圧型)の構成を示す回路図、図8はこの発明の実施の形態4に係る車両用電源システムに用いられる電流制御機能付きDC/DCコンバータの構成を示す回路図である。
この実施の形態4による車両用電源システムは、図7に示されるDC/DCコンバータ100を第1DC/DCコンバータ12とし、図8に示される電流制御機能付きDC/DCコンバータ101を第2DC/DCコンバータ13としている点を除いて、上記実施の形態1,2による車両用電源システムと同様に構成されている。
なお、電流制御機能付きDC/DCコンバータ101は、チョッパ式DC/DCコンバータに電流制御できる機能を設けたものであり、ここでは、図8に示されるように、一般的なチョッパ式双方向DC/DCコンバータを用いているので、電圧変換についての説明は省略する。
図7において、DC/DCコンバータ100は、電圧型のDC/DCコンバータであり、入力電圧端子VaH,VaLと出力電圧端子VbH,VbLとの間に、高圧側および低圧側のスイッチング素子としての2つのMOSFET51〜54を直列接続してなる2つの直列体と、各直列体に並列に接続された平滑コンデンサCs1,Cs2と、からなる2段の回路A1,A2を備える。そして、回路A1,A2は直列に接続され、回路A1が整流回路、回路A2が駆動用インバータ回路となる。さらに、エネルギー移行用のコンデンサCr1とインダクタLr1とのLC直列体LC1が、回路A1の2つのMOSFET51,52の接続点と回路A2の2つのMOSFET53,54の接続点との間に接続されている。
なお、MOSFET51〜54は、ソース、ドレイン間に寄生ダイオードが形成されているパワーMOSFETである。また、MOSFET51〜54のゲート端子には、コンバータ制御回路21からゲート信号Gate1H,Gate1L,Gate2H,Gate2Lがそれぞれ出力される。
つぎに、DC/DCコンバータ100の動作について説明する。
ここで、ゲート信号Gate1H,Gate1L,Gate2H,Gate2Lはデューティ比が50%のON/OFF信号であり、ゲート信号Gate1H,Gate2Hが同一の信号であり、ゲート信号Gate1L,Gate2Lがゲート信号Gate1H,Gate2Hを反転した信号である。
まず、高圧側のMOSFET52,54が、ゲート信号Gate1H,Gate2HによりON状態となると、電位差があるため、平滑コンデンサCs2に蓄えられたエネルギーの一部がコンデンサCr1に移行する。
ついで、高圧側のMOSFET52,54が、ゲート信号Gate1H,Gate2HによりOFF状態となり、低圧側のMOSFET51,53が、ゲート信号Gate1L,Gate2LによりON状態となると、電位差があるため、コンデンサCr1に蓄えられたエネルギーが平滑コンデンサCs1に移行する。
このように、コンデンサCr1の充放電により、平滑コンデンサCs2に蓄えられているエネルギーが平滑コンデンサCs1に移行される。そして、入力電圧端子VaH,VaL間に入力された電圧V1が、約1/2倍に降圧された電圧V2として、出力電圧端子VbH,VbL間に出力される。なお、入力された電圧V1の電力は、電圧V2に降圧した電力として移行されることから、電圧V1は電圧V2の2倍の電圧よりも大きな値となっている。
また、ゲート信号Gate2H,Gate2LをON信号とし,ゲート信号Gate1H,Gate1LをOFF信号とすれば、MOSFET53,54がON状態となり、MOSFET51,52がOFF状態となる。これにより、入力電圧端子VaHと出力電圧端子VbHとが導通状態となり、入力電圧端子VaH,VaL間に入力された電圧V1が、約1倍に降圧された電圧V2として、出力電圧端子VbH,VbL間に出力される。
このように、DC/DCコンバータ100は、入力電圧V1を1又は1/2の電圧変換比(V2/V1)で変換して出力することができる。
また、コンデンサCr1にはインダクタLr1が直列に接続されてLC直列体LC1を構成しているので、エネルギーの移行は共振現象を利用したものとなり、MOSFET51〜54が状態変化する時の過渡的な損失がなく、大きなエネルギー量を効率よく移行することができる。このように、効率の点で優れているので、回路を冷却するための放熱器を小さくできる。また、MOSFET51〜54のスイッチング時の過渡的な損失がないので、スイッチング周波数を高く設定することができる。LC直列体LC1の共振周波数を大きくでき、エネルギー移行用のインダクタLr1のインダクタンス値とコンデンサCr1の容量値とを小さく設定でき、回路素子の小型化が図られる。これらのことから、DC/DCコンバータ100は全体を非常に小型にすることができる。
ここで、実施の形態4に係る車両用電源システムに用いられる発電機の出力特性について説明する。図9はこの発明の実施の形態4に係る車両用電源システムに用いられる発電機の出力特性を示す図であり、縦軸は発電電力、横軸は回転子の回転速度である。なお、図9中、実線は14Vの出力特性線を示し、一点鎖線は28Vの出力特性線を示している。また、図9中、14Vの出力特性線と28Vの出力特性線との交点での回転子の回転速度をαとする。
図9から分かるように、回転速度α未満の領域では、出力電圧を14Vに設定した場合に大きな発電電力を出力することができ、回転速度α以上の領域では、出力電圧を28Vに設定した場合に大きな発電電力を出力することができる。
自動車においては、通常、エンジン1の回転速度は1000rpm〜3000rpmの範囲がよく使用される。そこで、エンジン1の回転速度が1000rpm〜3000rpmの範囲において、図9に示される出力特性が得られるように、エンジン1と発電機2の回転子3との間の動力伝達機構の動力伝達比を調整している。
この実施の形態4による車両用電源システムでは、コンバータ制御回路21が回転子3の回転速度を監視し、発電機2の発電時の回転子3の回転速度に応じて、第1DC/DCコンバータ12の電圧交換比を1倍又は1/2倍に設定する。ここで、回転子3の回転速度はエンジン1の回転数fとプーリ比(動力伝達比)とから算出してもよいし、回転センサを発電機2に取り付けて直接検出してもよい。エンジン1の回転数fは、上位の制御装置、例えばECUから情報を取得してもよい。
つぎに、コンバータ制御回路21による第1および第2DC/DCコンバータ12,13の動作制御の一例について図10を参照しつつ説明する。なお、図10において、便宜上、ステップ140〜149をS140〜149と示している。また、第1DC/DCコンバータ12は、DC/DCコンバータ100で構成され、第2DC/DCコンバータ13は、DC/DCコンバータ101で構成されている。
まず、界磁制御回路20は、界磁電流を調整して、負荷側配線18bの電圧Vbが14Vとなるように発電機2を発電させている。
そして、コンバータ制御回路21は、発電機2の回転速度、即ち回転子3の回転速度が回転速度α未満であるか否かを判断する(ステップ140)。回転子3の回転速度が回転速度α未満であると、ステップ141に移行し、コンバータ制御回路21は、MOSFET53,54をON状態とし、MOSFET51,52をOFF状態とし、第1DC/DCコンバータ12を1倍の電圧交換比で動作させる。つまり、発電機側配線18aと負荷側配線18bとが短絡状態となる。この状態では、界磁制御回路20は、界磁巻線4に供給する界磁電流を調整し、発電機2の出力電圧が14Vとなるように調整する。また、第1DC/DCコンバータ12内には、高周波の電流が流れないので、電力損失の小さなエネルギー移行ができる。
一方、ステップ140において、回転子3の回転速度が回転速度α以上であると、ステップ142に移行し、コンバータ制御回路21は、上述の通り、MOSFET51〜54をON/OFF動作を繰り返し、第1DC/DCコンバータ12を1/2倍の電圧交換比で動作させる。この状態では、界磁制御回路20は、界磁巻線4に供給する界磁電流を調整し、発電機2の出力電圧が28Vとなるように調整する。なお、実際には、発電機2の出力電圧は、14Vの2倍の28Vよりやや大きな値となっている。
ついで、ステップ143に移行し、車両の状態が減速状態であるか否かを判断する。車両が減速状態であると判断すると、ステップ144に移行し、第2蓄電装置16の端子電圧Vcが28V以上であるか否かを判断する。端子電圧Vcが28V以上である(過充電状態である)と判断すると、ステップ146に移行し、第2DC/DCコンバータ13をOFFとする。これにより、第2蓄電装置16のさらなる充電が回避される。また、ステップ144において、端子電圧Vcが28V未満である(過充電状態でない)と判断すると、ステップ147に移行し、第2DC/DCコンバータ13をONとする。これにより、第2DC/DCコンバータ13を構成するDC/DCコンバータ101のスイッチング素子がコンバータ制御回路21により駆動制御され、発電機2の発電電力がその出力電圧を降圧されて、第2蓄電装置16に蓄電され、第2蓄電装置16が満充電状態となる。
ステップ143において、車両の状態が非減速状態であると判断すると、ステップ145に移行し、第2蓄電装置16の端子電圧Vcが14V以上であるか否かを判断する。端子電圧Vcが14V以上である(過放電状態でない)と判断すると、ステップ148に移行し、第2DC/DCコンバータ13をONとする。これにより、第2蓄電装置16に蓄電された電力が放電され、電圧Vbが14Vとなる。また、ステップ145において、端子電圧Vcが14V未満である(過放電状態である)と判断すると、ステップ149に移行し、第2DC/DCコンバータ13をOFFとする。
そこで、車両が減速状態では、第2蓄電装置16が過充電状態でないと、第2蓄電装置16が充電するように第2DC/DCコンバータ13を動作させる。このとき、電圧Vbが14Vを下回ると、発電機2を発電動作させ、電圧Vbを14Vとなるように制御する。また、第2蓄電装置16が過充電状態であれば、第2DC/DCコンバータ13がOFFとなり、発電機2の発電電力が第1蓄電装置14および車載負荷15に供給される。
一方、車両が非減速状態では、第2蓄電装置16が過放電状態でなければ、第2蓄電装置16が放電して、電圧Vbが14Vに保たれ、発電機2の発電は停止される。また、第2蓄電装置16が過放電状態であれば、電圧Vbが14V未満まで低下すると、発電機2が発電し、電圧Vbが14Vに保たれる。このとき、第2DC/DCコンバータ13がOFFとなり、発電機2の発電電力が第1蓄電装置14および車載負荷15に供給される。
このように、この実施の形態4によれば、発電機2が大きな発電電力を出力できる出力電圧で発電されるので、第1蓄電装置14および第2蓄電装置16への充電時間を短縮できるとともに、充電量を大きく増加させることができる。その結果、車両の制動エネルギーを効率よく回生できる。そこで、非減速時に発電機2を発電させて第1蓄電装置14および第2蓄電装置16を充電させる動作を少なくできるので、非減速時のエンジン1の負荷が低減され、車両の燃費向上が図られる。
また、界磁制御回路20による発電機2の発電制御とコンバータ制御回路21による第2DC/DCコンバータ13の動作制御とを独立して行うことができるので、発電機2で用いられていた制御回路を界磁制御回路20として用いることができる。従って、界磁制御回路20を新たに設計する必要がなく、低コスト化が図られる。
また、負荷側配線18bの電圧Vbが一定(14V)となるように制御されているので、第1蓄電装置14の長寿命化が図られる。
実施の形態5.
図11はこの発明の実施の形態4に係る車両用電源システムに用いられるDC/DCコンバータ(電圧型)の構成を示す回路図である。
この実施の形態5による車両用電源システムは、図11に示されるDC/DCコンバータ102を第1DC/DCコンバータ12とし、図8に示される電流制御機能付きDC/DCコンバータ101を第2DC/DCコンバータ13としている点を除いて、上記実施の形態1,2による車両用電源システムと同様に構成されている。
図11において、DC/DCコンバータ102は、電圧型のDC/DCコンバータであり、入力電圧端子VaH,VaLと出力電圧端子VbH,VbLとの間に、高圧側および低圧側のスイッチング素子としての2つのMOSFET51〜56を直列接続してなる3つ直列体と、各直列体に並列に接続された平滑コンデンサCs1,Cs2,Cs3と、からなる3段の回路A1,A2,A3を備える。そして、回路A1,A2,A3は直列に接続され、回路A1が整流回路、回路A2,A3が駆動用インバータ回路となる。さらに、エネルギー移行用のコンデンサCr2とインダクタLr2とのLC直列体LC2が、回路A1の2つのMOSFET51,52の接続点と回路A2の2つのMOSFET53,54の接続点との間に接続されている。さらにまた、エネルギー移行用のコンデンサCr3とインダクタLr3とのLC直列体LC3が、回路A1の2つのMOSFET51,52の接続点と回路A3の2つのMOSFET55,56の接続点との間に接続されている。
なお、MOSFET51〜56は、ソース、ドレイン間に寄生ダイオードが形成されているパワーMOSFETである。また、MOSFET51〜56のゲート端子には、コンバータ制御回路21からゲート信号Gate1H,Gate1L,Gate2H,Gate2L,Gate3H,Gate3Lがそれぞれ出力される。
つぎに、DC/DCコンバータ102の動作について説明する。
まず、DC/DCコンバータ102の電圧変換比が1/3倍である場合について説明する。
ゲート信号Gate1H,Gate1L,Gate2H,Gate2L,Gate3H,Gate3Lはデューティ比が50%のON/OFF信号であり、ゲート信号Gate1H,Gate2H,Gate3Hが同一の信号であり、ゲート信号Gate1L,Gate2L,Gate3Lがゲート信号Gate1H,Gate2H,Gate3Hを反転した信号である。
まず、高圧側のMOSFET52,54,56が、ゲート信号Gate1H,Gate2H,Gate3HによりON状態となると、電位差があるため、平滑コンデンサCs2,Cs3に蓄えられたエネルギーの一部が、それぞれコンデンサCr2,Cr3に移行する。
ついで、高圧側のMOSFET52,54,56が、ゲート信号Gate1H,Gate2H,Gate3HによりOFF状態となり、低圧側のMOSFET51,53,55が、ゲート信号Gate1L,Gate2L,Gate3LによりON状態となると、電位差があるため、コンデンサCr2,Cr3に蓄えられたエネルギーが、それぞれ平滑コンデンサCs1,Cs2に移行する。
このように、コンデンサCr2,Cr3の充放電により、平滑コンデンサCs2,Cs3に蓄えられているエネルギーが平滑コンデンサCs2,Cs1に移行される。
そして、入力電圧端子VaH,VaL間に入力された電圧V1が、約1/3倍に降圧された電圧V2として、出力電圧端子VbH,VbL間に出力される。なお、入力された電圧V1の電力は、電圧V2に降圧した電力として移行されることから、電圧V1は電圧V2の3倍の電圧よりも大きな値となっている。
つぎに、DC/DCコンバータ102の電圧変換比が1/2倍である場合について説明する。
ゲート信号Gate1H,Gate1L,Gate2H,Gate2Lはデューティ比が50%のON/OFF信号であり、ゲート信号Gate1L,Gate2Lはゲート信号Gate1H,Gate2Hを反転した信号である。
まず、高圧側のMOSFET52,54が、ゲート信号Gate1H,2HによりON状態となり、低圧側のMOSFET51,53が、ゲート信号Gate1L,2LによりOFF状態となる。そこで、電位差があるため、平滑コンデンサCs2に蓄えられたエネルギーの一部がコンデンサCr2に移行する。
ついで、高圧側のMOSFET52,54が、ゲート信号Gate1H,2HによりOFF状態となり、低圧側のMOSFET51,53が、ゲート信号Gate1L、2LによりON状態となると、電位差があるため、コンデンサCr2に蓄えられたエネルギーが平滑コンデンサCs1に移行する。
このように、コンデンサCr2の充放電により、平滑コンデンサCs2に蓄えられているエネルギーが平滑コンデンサCs1に移行される。
そして、入力電圧端子VaH,VaL間に入力された電圧V1が、約1/2倍に降圧された電圧V2として、出力電圧端子VbH,VbL間に出力される。なお、入力された電圧V1の電力は、電圧V2に降圧した電力として移行されることから、電圧V1は電圧V2の2倍の電圧よりも大きな値となっている。
つぎに、DC/DCコンバータ102の電圧変換比が1倍である場合について説明する。
高圧側のMOSFET54,56および低圧側のMOSFET53,55をON状態に維持し、高圧側のMOSFET52および低圧側のMOSFET51をOFF状態に維持する。これにより、入力電圧端子VaHと出力電圧端子VbHとが導通状態となり、入力電圧端子VaH,VaL間に入力された電圧V1が、約1倍に降圧された電圧V2として、出力電圧端子VbH,VbL間に出力される。
このように、DC/DCコンバータ102は、入力電圧V1を1、1/2、又は1/3の電圧変換比(V2/V1)で変換して出力することができる。
この実施の形態5においても、コンデンサCr2,Cr3にはインダクタLr2,Lr3が直列に接続されてLC直列体LC2,LC3を構成しているので、エネルギーの移行は共振現象を利用したものとなり、MOSFET51〜56が状態変化する時の過渡的な損失がなく、大きなエネルギー量を効率よく移行することができる。このように、効率の点で優れているの、回路を冷却するための放熱器を小さくできる。また、MOSFET51〜56のスイッチング時の過渡的な損失がないので、スイッチング周波数を高く設定することができる。LC直列体LC2,LC3の共振周波数を大きくでき、エネルギー移行用のインダクタLr2,Lr3のインダクタンス値とコンデンサCr2,Cr3の容量値とを小さく設定でき、回路素子の小型化が図られる。これらのことから、DC/DCコンバータ102は全体を非常に小型にすることができる。
ここで、実施の形態5に係る車両用電源システムに用いられる発電機の出力特性について説明する。図12はこの発明の実施の形態5に係る車両用電源システムに用いられる発電機の出力特性を示す図であり、縦軸は発電電力、横軸は回転子の回転速度である。なお、図12中、実線は14Vの出力特性線を示し、一点鎖線は28Vの出力特性線を示し、破線は42Vの出力特性線を示している。また、図12中、14Vの出力特性線と28Vの出力特性線との交点での回転子の回転速度をα、28Vの出力特性線と42Vの出力特性線との交点での回転子の回転速度をβとする。
図12から分かるように、回転速度α未満の領域では、出力電圧を14Vに設定した場合に大きな発電電力を出力することができ、回転速度α以上β未満の領域では、出力電圧を28Vに設定した場合に大きな発電電力を出力することができ、回転速度β以上の領域では、出力電圧を42Vに設定した場合に大きな発電電力を出力することができる。
自動車においては、通常、エンジン1の回転速度は1000rpm〜3000rpmの範囲がよく使用される。そこで、エンジン1の回転速度が1000rpm〜3000rpmの範囲において、図12に示される出力特性が得られるように、エンジン1と発電機2の回転子3との間の動力伝達機構の動力伝達比を調整している。
この実施の形態5による車両用電源システムでは、コンバータ制御回路21が回転子3の回転速度を監視し、発電機2の発電時の回転子3の回転速度に応じて、第1DC/DCコンバータ12の電圧交換比を1倍、1/2倍、又は1/3倍に設定する。ここで、回転子3の回転速度はエンジン1の回転数fとプーリ比(動力伝達比)とから算出してもよいし、回転センサを発電機2に取り付けて直接検出してもよい。エンジン1の回転数fは、上位の制御装置、例えばECUから情報を取得してもよい。
つぎに、コンバータ制御回路21による第1および第2DC/DCコンバータ12,13の動作制御の一例について図13を参照しつつ説明する。なお、図13において、便宜上、ステップ150〜161をS150〜161と示している。また、第1DC/DCコンバータ12は、DC/DCコンバータ102で構成され、第2DC/DCコンバータ13は、DC/DCコンバータ101で構成されている。
まず、界磁制御回路20は、界磁電流を調整して、負荷側配線18bの電圧Vbが14Vとなるように発電機2を発電させている。
そして、コンバータ制御回路21は、発電機2の回転速度、即ち回転子3の回転速度が回転速度α未満であるか否かを判断する(ステップ150)。回転子3の回転速度が回転速度α未満であると、ステップ151に移行し、コンバータ制御回路21は、MOSFET53〜56をON状態とし、MOSFET51〜52をON状態とし、第1DC/DCコンバータ12を1倍の電圧交換比で動作させる。つまり、発電機側配線18aと負荷側配線18bとが短絡状態となる。この状態では、界磁制御回路20は、界磁巻線4に供給する界磁電流を調整し、発電機2の出力電圧が14Vとなるように調整する。この動作状態では、第1DC/DCコンバータ12内には高周波の電流が流れないため、電力損失の小さなエネルギー移行ができる。
また、ステップ150において、回転子3の回転速度が回転速度α以上β未満であると、ステップ153に移行し、コンバータ制御回路21は、MOSFET55,56のON状態とし、MOSFET51〜54のON/OFF動作を繰り返し、第1DC/DCコンバータ12を1/2倍の電圧交換比で動作させる。この状態では、界磁制御回路20は、界磁巻線4に供給する界磁電流を調整し、発電機2の出力電圧が28Vとなるように調整する。このとき、実際には、発電機2の出力電圧は、14Vの2倍の28Vよりやや大きな値となっている。
さらに、ステップ150において、回転子3の回転速度が回転速度β以上であると、ステップ154に移行し、コンバータ制御回路21は、MOSFET51〜56のON/OFF動作を繰り返し、第1DC/DCコンバータ12を1/3倍の電圧交換比で動作させる。この状態では、界磁制御回路20は、界磁巻線4に供給する界磁電流を調整し、発電機2の出力電圧が42Vとなるように調整する。このとき、実際には、発電機2の出力電圧は、14Vの3倍の42Vよりやや大きな値となっている。
ついで、ステップ155に移行し、車両の状態が減速状態であるか否かを判断する。車両が減速状態であると判断すると、ステップ156に移行し、第2蓄電装置16の端子電圧Vcが28V以上であるか否かを判断する。端子電圧Vcが28V以上である(過充電状態である)と判断すると、ステップ158に移行し、第2DC/DCコンバータ13をOFFとする。これにより、第2蓄電装置16のさらなる充電が回避される。また、ステップ156において、端子電圧Vcが28V未満である(過充電状態でない)と判断すると、ステップ159に移行し、第2DC/DCコンバータ13をONとする。これにより、第2DC/DCコンバータ13を構成するDC/DCコンバータ101のスイッチング素子がコンバータ制御回路21により駆動制御され、発電機2の発電電力がその出力電圧を降圧されて、第2蓄電装置16に蓄電され、第2蓄電装置16が満充電状態となる。
ステップ155において、車両の状態が非減速状態であると判断すると、ステップ157に移行し、第2蓄電装置16の端子電圧Vcが14V以上であるか否かを判断する。端子電圧Vcが14V以上である(過放電状態でない)と判断すると、ステップ160に移行し、第2DC/DCコンバータ13をONとする。これにより、第2蓄電装置16に蓄電された電力が放電され、電圧Vbが14Vとなる。また、ステップ157において、端子電圧Vcが14V未満である(過放電状態である)と判断すると、ステップ161に移行し、第2DC/DCコンバータ13をOFFとする。
そこで、車両が減速状態では、第2蓄電装置16が過充電状態でないと、第2蓄電装置16が充電するように第2DC/DCコンバータ13を動作させる。このとき、電圧Vbが14Vを下回ると、発電機2を発電動作させ、電圧Vbを14Vとなるように制御する。また、第2蓄電装置16が過充電状態であれば、第2DC/DCコンバータ13がOFFとなり、発電機2の発電電力が第1蓄電装置14および車載負荷15に供給される。
一方、車両が非減速状態では、第2蓄電装置16が過放電状態でなければ、第2蓄電装置16が放電して、電圧Vbが14Vに保たれ、発電機2の発電は停止される。また、第2蓄電装置16が過放電状態であれば、電圧Vbが14V未満まで低下すると、発電機2が発電し、電圧Vbが14Vに保たれる。このとき、第2DC/DCコンバータ13がOFFとなり、発電機2の発電電力が第1蓄電装置14および車載負荷15に供給される。
このように、この実施の形態5によれば、発電機2が大きな発電電力を出力できる出力電圧で発電されるので、第1蓄電装置14および第2蓄電装置16への充電時間を短縮できるとともに、充電量を大きく増加させることができる。その結果、車両の制動エネルギーを効率よく回生できる。そこで、非減速時に発電機2を発電させて第1蓄電装置14および第2蓄電装置16を充電させる動作を少なくできるので、非減速時のエンジン1の負荷が低減され、車両の燃費向上が図られる。
なお、上記各実施の形態では、発電機として車両用交流発電機を用いるものとしているが、この発明は車両用交流発電機に限らず、車両用発電電動機に適用しても、同様の効果が得られる。
また、上記各実施の形態では、整流器がダイオードブリッジを用いた三相全波整流回路に構成されているものとしているが、整流器は、同期整流を行うMOSFETや寄生ダイオードで整流を行うMOSFETなどの多相インバータで構成してもよい。
また、上記各実施の形態では、発電機の固定子は3相交流巻線を用いるものとしているが、固定子巻線は3相交流巻線に限定されるものでなく、3相交流巻線を多重化したものや、多相交流巻線(例えば、5相、7相)でもよい。その場合、整流器は、相数に応じた全波整流回路で、交流電力を直流に整流する。
1 エンジン、2 発電機、3 回転子、7 整流器、7a 出力端子、9 レギュレータ回路、12 第1DC/DCコンバータ、13 第2DC/DCコンバータ、14 第1蓄電装置、15 車載負荷、16 第2蓄電装置、18a 発電機側配線、18b 負荷側配線、20 界磁制御回路、21 コンバータ制御回路、100,101,102 DC/DCコンバータ。

Claims (4)

  1. エンジンにより駆動されて交流電力を発電する発電機と、
    上記発電機で発電された交流電力を直流電力に整流して出力する整流器と、
    上記整流器の出力端子に発電機側配線を介して接続され、該整流器の出力電圧の電圧値を異なる直流電圧に変換して出力する第1DC/DCコンバータと、
    上記第1DC/DCコンバータに負荷側配線を介して接続され、車載負荷に電力を供給する第1蓄電装置と、
    上記整流器の出力端子に発電機側配線を介して接続され、該整流器の出力電圧の電圧値を異なる直流電圧に変換して出力する第2DC/DCコンバータと、
    上記第1蓄電装置より小さい蓄電容量を有し、上記第2DC/DCコンバータに接続される第2蓄電装置と、
    上記発電機側配線または上記負荷側配線に接続され、上記発電機の界磁巻線に界磁電流を供給するレギュレータ回路と、
    上記第1DC/DCコンバータおよび上記第2DC/DCコンバータを駆動制御するコンバータ制御回路と、
    上記界磁電流を調整して上記発電機の発電動作を制御する界磁制御回路と、を備え、
    上記コンバータ制御回路による上記第1DC/DCコンバータおよび上記第2DC/DCコンバータの駆動制御と、上記界磁制御回路による上記発電機の発電動作の制御とが、独立して行われるように構成されていることを特徴とする車両用電源システム。
  2. 上記界磁制御回路は、上記負荷側配線の目標電圧を上記第1蓄電装置の定格電圧として上記発電機の発電動作を制御することを特徴とする請求項1記載の車両用電源システム。
  3. 上記第1DC/DCコンバータが、電圧変換比を略1/n倍(ただし、nは整数)とするDC/DCコンバータで構成され、
    上記コンバータ制御回路が上記第1DC/DCコンバータを駆動制御して電圧変換比のnを変更することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用電源システム。
  4. 上記コンバータ制御回路は、上記エンジンもしくは上記発電機の回転子の回転速度に応じて上記第1DC/DCコンバータの電圧変換比のnを変更することを特徴とする請求項3記載の車両用電源システム。
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