JP2012099050A - 印刷処理装置、印刷処理装置の制御方法および制御プログラム - Google Patents

印刷処理装置、印刷処理装置の制御方法および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 印刷処理の設定がされたプリントジョブに対して、出力を行う印刷装置の機能が対応していない場合に、プリントジョブを投入したユーザの意図しない丸め処理が行われる場合がある。また、印刷装置側で処理できない機能があった場合に、ユーザの操作を待つためにプリントジョブの処理を止める場合は、印刷装置にプリントジョブが溜まり、メモリフルなどの2次障害や、生産性の低下といった問題を引き起こす。
【解決手段】 予設定された印刷機能に対する代替機能のリストと、プリントジョブに設定されるユーザの意思の設定により、ユーザの意図した出力結果に近い丸め処理を自動で行う。
【選択図】 図11

Description

本発明は、印刷装置における印刷処理の設定を含んだプリントジョブの処理の丸め処理に関するものであり、ユーザの嗜好を反映した形で、印刷処理装置側において自動で丸め処理を行うものに関する。
近年、POD市場ではPDFやTIFFといった描画データのファイルにJDFにより印刷処理の設定を行って、綴じの指定などの印刷処理の設定を依頼元の意思に合わせた設定を行う印刷システムのワークフローが一般的になってきている。
また、MicroSoft社が提唱するXPSフォーマットにおいてもPrinSchemaという印刷設定を行うことが可能なフォーマットが規定されており、プリントデータに直接印刷設定を行うことができるようになっている。
また、ジェネリックドライバーといわれる、複数の印刷装置に対して一つのプリンタドライバを使って印刷指示を行うプリントジョブ投入の形態においては、印刷先の装置の印刷処理能力に関係なく、ステイプルや両面印刷などの各種印刷設定が行える。
上述のようなプリントデータに印刷設定が行われている場合で、印刷先の装置の処理能力に見合わない場合、設定された印刷設定どおりに処理が行えない場合がある。
例えば、両面印刷の設定がされているプリントジョブが投入されても、出力先に指定された印刷装置に両面印刷ユニットが装着されていない場合は、両面印刷ができない。
また、印刷設定を変える必要がある場合で、ユーザのオペレーションが必要になると、そこでプリントジョブの処理が停止してしまう。
その結果、印刷装置に送られている次のプリントジョブの処理が進まなくなって印刷効率が下がるだけでなく、プリントジョブを溜め込むことで、印刷装置のメモリを圧迫するためメモリフルなどの2次的なエラーを引き起こす可能性も出てしまう。
このような課題に対してJDFの仕様(JDF1.4)では、予め設定された印刷設定に対してジョブ依頼元のポリシーを設定することが可能となっている。このポリシーは、SettingPolicyと呼ばれるもので、BestEffort、MustHonor、OperatorIntnerventionが規定されている。
BestEffortは、設定値に対して非サポートの機能については、代替機能に置き換えるかもしくは無視をする。MustHonorは、非サポートの機能が設定されていた場合は、ジョブをキャンセル(リジェクトと仕様には記載されている)する。
OperatorInterventionは、非サポート機能が設定されていた場合は、オペレータを呼ぶ。オペレータがいない場合は、MustHonorと同じ扱いになる。
以上のように、JDFでは各印刷設定に対しての変更の許可・禁止については規定されている。
しかし、代替の仕方についてはJDF仕様では規定されていないため、その方法は装置の処理に依存している。
また、機能の代替に関しては、従来技術がいくつか提案されている。
特許文献1では、カット紙ページプリンタにおいて、プリントジョブに設定されている書式のサイズ設定と、印刷装置に装着されている紙サイズに合わない場合の処理について提案されている。
具体的には、装着されている紙サイズに合わせてプリントデータを縮小/拡大することで、機能の代替を行なっている。
また、複数の用紙サイズを優先順位をつけて選択する仕組みも提案されている。
しかし、上記従来技術では、予め定められた方法で代替処理を行っており、プリントジョブの投入者の嗜好は考慮されていなかった。即ち、プリントジョブ投入者が縮小を行なうよりもジョブのキャンセルをして欲しいと意図しても反映する仕組みがなかった。
また、機能を代替する必要が発生した際に、ジョブ投入者に通知する方法も提案されている。
特許文献2では、印刷媒体のサイズを検知し、プリントジョブ投入時に指定された用紙サイズと異なる場合に、その旨を通知する仕組みが提案されている。
しかし、上記従来技術は、あくまで変更の可能性があった場合にユーザへ通知を行なう仕組みであり、ユーザは通知を受けてどのように変更を行なうかを判断する必要があった。
即ち、機能を代替する必要が発生した際に判断をユーザにゆだねる仕組みであり、投入するジョブ毎にユーザは代替機能の判断をする必要があった。
特開平5−212934号公報 特開2002−86818号公報
「JDF Specification Release 1.4」P.41 Table 3−1:Any Element(generic content)
従来の印刷装置では、当該装置で処理できない機能が設定されていた場合は、設定を無視するか、ユーザの判断を求める為に一旦ジョブを止めていた。
また、従来技術で提示したもののように、予め決まった丸め方法により、代替する機能設定を行なっているものもあった。
しかし、上記処理方法では、プリントジョブを投入したユーザの意図が組み込まれておらず、また、代替機能への置換え方法についても、ユーザが設定・変更することができないので、ユーザの嗜好と異なる出力結果となる可能性があった。
また、ユーザの判断を求める為に一旦ジョブを停止したりした場合、当該印刷装置に後続のプリントジョブが溜まる結果となり、生産性が低下するだけでなく、印刷装置内にジョブが溜まっていく為に、メモリフルなどの2次障害を発生する可能性もあった。
本発明では上記問題を解決するものであり、印刷処理設定とユーザの意思を示すパラメータを予め設定し、印刷設定を代替機能に置き換える判定で、ユーザの意思を反映する。
電子データから生成されたプリントジョブデータを受信し、印刷処理を行う印刷装置であって、
予め印刷設定に対して、代わりとなる一つ以上の印刷設定を記憶する代替設定記憶部(401)を有し、
前記代替設定記憶部は、各代替設定に対して設定が有効か無効かと代替機能選択のための優先順位設定部(906)と、
前記プリントジョブデータに設定されている印刷設定で、印刷装置が処理できない設定であった場合は、その印刷設定に対する代替設定として、前記代替設定記憶部に登録されている優先順位が高くかつ有効である設定に、設定された印刷設定を置き換える印刷設定代替処理部(408)を有することを特徴とする、印刷処理装置(110,111)。
本発明により、プリントジョブに設定された印刷設定で、印刷処理装置側で処理できない設定であっても、ユーザの意思を汲み取って代替機能に自動で置き換えることが可能にする。
その結果として、代替機能に置き換えられた場合でも、ユーザの嗜好にあった出力が可能になる。
また、決まった代替機能への変換ではなく、設定により選択する代替機能を自由に変えることが可能であるため、プリントジョブを溜めずに処理を進めることで、生産性を上げることができる。
本発明の実施形態にかかる印刷処理システムのシステム概略図である。 本発明の実施形態にかかる印刷装置の構成図である。 本発明の実施形態にかかる印刷装置のブロック図である。 本発明の実施形態にかかる印刷装置のROMとRAMの状態を示した図である。 本発明の実施形態にかかる印刷装置の機能表である。 本発明の実施形態にかかる印刷設定の画面を示した図である。 本発明の実施形態にかかるプリントジョブデータの設定を示した図である。 本発明の実施形態にかかる印刷装置の代替機能上限値を示した図である。 本発明の実施形態にかかる代替機能リストを示した図である。 本発明にかかるプリントジョブ処理に関するフローチャートである。 本発明にかかる印刷設定反映処理に関するフローチャートである。 本発明にかかる印刷設定確認処理に関するフローチャートである。 本発明にかかるプリントジョブ設定処理に関するフローチャートである。
[実施例]
図1は、本発明で提案する印刷処理システムの全体を示す、システム概要図である。
100のユーザAは、120のパソコンA上でアプリケーションなどを使用して、印刷を行なう場合は、120のパソコンAからネットワーク130を介して、110の印刷装置Aや111の印刷装置Bにプリントジョブを投入して印刷する。
101のユーザBも同様に、121のパソコンB上でアプリケーションなどを使用しており、印刷を行なう場合は、121のパソコンBから、110の印刷装置Aや111の印刷装置Bにプリントジョブを投入して印刷を行なうシステムである。
図2は、本発明の実施形態における印刷装置Aおよび印刷装置Bの構成を示す図である。
印刷装置Aでは、両面印字ユニット201を装着し、A4サイズの給紙段を2段装備している(202,203)。
また、排紙段も2段装備している(204,205)。
印刷装置Bでは、両面印字ユニットは持たず、A3サイズの給紙段を2段装備し(207,208)、排紙部にはステイプルおよびシフト動作が可能なフニッシャユニット206を装備している。
図3は、本発明の実施形態にかかる印刷装置の概略的な構成を示すブロック図である。
300はCPUであり、画像処理装置の全体的な動作を制御する。
プリンタ画像処理部318は、入力する画像の領域編集や解像度変換を行なう。
その結果得られた画像データをプリンタ出力するための処理ユニットでもあり、316は接続するレーザビームプリンタ(LBP)319に画像処理結果を出力するためのLBPインタフェース(I/F)である。
319はレーザービームプリンタ部であるが、その先には記録部320とフィニッシャー部321に分かれる。
記録部は、標準的な構成における給紙・定着・排紙を司る制御部であり、フィニッシャー部はステイプルやシフト、折り制御などのユニットを含み、レーザービームプリンタ部319経由で送られてきたプリンタ制御コマンドによりフィニッシング制御が行われる。
315、316はJPEG、JBIGモジュールであり、所定の規格に準拠した画像データの圧縮、伸張処理を実行する処理部である。
313はDMAコントローラであり、符号・復号処理やプリンタへの画像データを送信する際に各処理部とメインメモリ311との間のデータ授受を行なう。
322もDMAコントローラであり、こちらはパネルやUSBやLANなどの周辺モジュールとのデータ授受を行なう際に使用される。
312はメモリ制御部であり、メインメモリ(SDRAM)311に対するデータの書き込み、読み出しのためのデータ転送制御を行なう。
ROM323には制御パラメータ、制御プログラムデータが格納されている。
タイマー制御部309は、画像処理系の処理の同調を制御するためのタイミング制御を司る。
LCD制御部308は、画像処理装置の種々の設定、処理状況等をLCD306に表示するための表示制御を司るユニットである。
パネル制御部307は、操作パネル部305に接続し、操作パネル部305からの入力情報を割込み処理により通知する。
302,303は周辺機器との接続を可能にするUSBインタフェース部である。
301はメディアアクセス制御(MAC)部であり、接続する機器に対してデータをどのようなタイミングで送り出せばよいか(アクセス)等を制御するユニットである。
図4は、本発明にかかる印刷処理装置のROM/RAMの中を構成するモジュールを示したものである。
RAM112には、設定されている機能を置き換えるための選択肢を保持する代替機能リスト401を保持している。
また、印刷処理装置で受信したプリントジョブデータに設定されている印刷設定を保持する印刷設定記憶領域402、同じくプリントジョブデータに設定されている機能代替に対する重視設定を保持するユーザ意思記憶領域403も備える。
さらに、印刷設定を代替機能に置き換えた際の変更の度合いの上限設定値を記憶する、代替上限設定記憶領域404も備える。
これらの領域は不揮発領域であり、電源をOFFしても保持される。
また、RAMには、他に各種プログラムの実行を行うために使用するワーク領域404も備える。
ROM111には、各印刷機能に対する代替機能リストの基本となる代替機能テーブル406と、プリントジョブ処理407、印刷設定反映処理408、印刷設定確認処理409を備える。
ROMに記憶されているプログラムは、印刷処理装置が起動するタイミングでRAMのワーク領域404に展開され、必要に応じて実行される。
図5は、本発明にかかる印刷処理装置AおよびBの印刷機能を表に示したものである。
本発明にかかる実施形態の説明で用いる印刷装置AおよびBの印刷機能の能力は表の通りである。
具体的には、印刷装置A110はA4サイズまでの用紙に対応していて両面印刷は可能であるが、ステイプル機能、シフト機能には対応していない。
印刷装置B111はA3サイズまでの用紙に対応していて両面印刷はできないが、ステイプル機能、シフト機能は対応している。
図6は、本発明の実施形態の説明で用いるパソコンA120およびパソコンB121において、プリントジョブデータを投入する際に表示される、プリントジョブ設定画面を示した図である。
図9は、本発明にかかる印刷処理装置における印刷設定の各機能に対応した代替機能をリスト化した、代替機能リストである。
この代替機能リストは、ROM111内にある代替機能テーブル408で各印刷設定に対する個々の代替機能を元に、ユーザが予め設定・登録しRAM112内の代替機能リスト401の領域に保持されるものである。
この代替機能リストには、各印刷設定に対する変わりとなる機能(以下、代替機能)が、優先順位をつけられて保持されている。
また、代替機能に対して、どのような影響があるかが予め設定されている。
例えば、A3用紙設定を代替する場合に、A4用紙2枚で出力するように代替すると、用紙が2枚に分かれる為にコストに影響することを示している。
また、代替機能に対しては、選択を有効とするか無効とするかが予め設定されている。
さらに、代替機能毎に変更の度合いの設定があるが、この度合いは、前述の影響のあるカテゴリの数の合計となっている。
即ち、描画や利便性やコストに影響のあると判断される代替機能は、”3”の変更度合いとなり、描画とコストだけ影響あると判断される場合は”2”の変更度合いとなる。
また、キャンセルやジョブの停止など、機能変更を行なわないものは、変更の度合いは”0”として設定されている。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
本実施形態における全体の印刷制御処理手順を図10から図13に示すフローチャートを参照しながら説明する。
図10は、本発明にかかる印刷装置制御における処理で手順を示すフローチャートであり、印刷装置Aおよび印刷装置Bの動作の開始から終了までのメイン処理手順に対応する。
まず図1のパソコンA120からプリントジョブデータがネットワーク経由で印刷装置A110に送られる手順について説明する。
具体的には図13のプリントジョブ処理のフローチャートにおいて、通常の印刷設定(S430)を行なったあと、ユーザA100の選択により、代替機能設定タブが選択されると、代替機能設定の画面になる(図6下部)。(S431→S432)
ここで、ユーザは代替機能選択を「する」としてチェックボックスをチェックすることで、代替機能に置き換える際に、どの点を重視するかの設定を行なう。
ここでは、「描画」「コスト」「利便性」という印刷処理に関係するカテゴリに分けることで、ユーザの意思を直感的に置き換えやすくしている。
例えば、ここでユーザは「コスト」を重視する設定として、「コスト」チェックしたとする。
すると、プリントジョブデータの設定情報の中に、ジョブ投入者の意思として「コスト」に影響するものは代替機能に置き換えない旨の設定が生成される。
そのように生成されたプリントジョブデータA(図7)が印刷装置A110に送信される。
次に、送信されたプリントジョブデータの処理について、図10のフローチャートを用いて説明する。
まず、印刷装置A110にてプリントジョブデータを受信し、印刷データの読み込みを行なう(S400)。
その後、描画処理(S401)を行なう。この描画処理とは、通常PDL(ページ記述言語)の処理であり、PDLで設定されている印刷設定なども読み出される。
次に、印刷設定反映処理(S402)を行なう。詳細は後述するが、ここでプリントジョブデータに設定された印刷設定およびPDLから反映された印刷設定を元に、各印刷設定に対する最終的な設定を確定する。
各印刷設定が確定した後、印刷設定確認処理(S403)を行なう。こちらも詳細は後述するが、ここではそれぞれに確定された印刷設定に対して、総合的な印刷設定として問題がないかの確認を行なう。
ここまでで印刷の設定が確定されると、印刷処理に進めるかどうかの判断を行なう(S404)。
ここでは、例えば両面印刷であれば2ページ分の描画データと印刷設定が確定しているかどうかなど、LBP部に対して印刷命令が出力できる状態かどうかを判断する。
印刷処理に移行できないと判断した場合は(S404→S400)、さらに次の印刷データを読み込んで描画データおよび印刷設定の確定を進める。
印刷処理に移行できると判断されると(S404→S405)、LBP部319に対して描画データおよび印刷設定のコマンドを送信し、印刷処理を行う。
印刷処理を行った後は、最終ページかどうかの判断を行い(S406)、まだページがあったり、データが残っていたりした場合は、さらに後続データの処理を進める(S406→S400)。
既に印刷すべきデータがないと判断されると、プリントジョブ処理を終了する(S406→終了)。
<印刷設定反映処理>
次に、図11の印刷設定反映処理のフローチャートおよび図9の代替機能リストを用いて、印刷設定反映処理について詳述する。
印刷設定反映処理では、まずプリントジョブデータに設定されている印刷設定を読み出す。
ここでは、ユーザA100から投入されたプリントジョブデータを例にとって説明する。
ユーザA100から投入されたプリントジョブデータAは、図7に示される設定になっている。
プリントジョブデータA(図7)に設定されている各設定値に対しての処理について、以下に説明する。
設定読み出し(S410)では、用紙サイズ、両面印刷、ステイプルおよびユーザA100の重視設定「コスト」を設定値として読み込む。
次に、処理を行う印刷装置の機能が設定値を満たしているかどうかの判断を行なう(S411)。
<A3設定に対する代替機能選択>
まず、用紙サイズにおける判断処理では、印刷装置AはA4サイズまでしかサポートしていないので、S411ではNOと判断される。(S411→S412)
そこで、用紙サイズのA3設定に対する代替機能リスト(図9:901,908)を読み込み、優先順位の高い順に有効な代替機能の検索を行なう(S412)。
具体的には、A3の設定に対しての代替機能を検索すると、まず”A4x2で印刷(片面)”が選択される。
次に、ユーザの意思で影響を考慮すべき機能かどうかの判断を行なう(S413)。
ここでは、ユーザAの重視するカテゴリとして”コスト”が設定されているが、”A4x2で印刷(片面)”は、代替機能リストから”コスト”に影響することがわかる。
よって、S413の処理で、最初に選択された”A4x2で印刷(片面)”は選択されずに、次の代替機能の選択を行なう(S413→S412)。
次に読み込まれるのは、”A4にFitTo”で、これはA4用紙サイズに縮小して印刷を行なうことを意味する。
この代替機能は、影響するカテゴリとして”コスト”は影響していないので、設定値として成立する。
よって、A3設定に対する代替機能として”A4にFitoTo”が選択される(S413→S414)。
<両面印刷の代替機能選択>
次に両面印刷の設定に対する代替機能選択の処理について説明する。
まず、両面印刷設定が読み出され(S410)、印刷装置の対応状況の確認を行なう(S411)。
印刷装置A110は両面機能があるので、そのまま印刷設定が確定する(S411→S414)。
<ステイプルの代替機能選択>
次にステイプル設定に対する代替機能選択の処理について説明する。
まず、ステイプル設定が読み出され(S410)、印刷装置の対応状況の確認を行なう(S411)。
印刷装置A110はステイプル機能が無いので、代替機能の選択を行なう(S411→S412)。
ステイプルに対応する代替機能リストから代替となる機能選択を行なうと、最初に”回転ソート”が選択される。
”回転ソートは”利便性”に影響があるが、”コスト”には影響ないため、設定値として成立する(S412→S413)。
よって、ステイプルに対する代替機能として”回転ソート”が選択される(S413→S414)。
以上の処理により、プリントジョブデータに設定されている各印刷設定に対して、装置が対応していない機能が設定されていた場合に置換えの処理を進めることができる。
また、置換えができるだけでなく、そこにユーザの意向の設定を反映させる仕組みをいれることで、ユーザの嗜好に近い代替機能への置換えを行なうことが可能となる。
以上のようにして各印刷設定に対する印刷設定が確定すると、次に印刷設定確認処理に移行する。
<印刷設定確認処理>
以下に、印刷設定確認処理について詳述する。
印刷設定確認処理では、まず、確認処理に至るまでに設定された代替機能における変更の度合いの合計を算出する(S420)。
ここまでの例では、”A3”を”A4にFitTo”に置換えたものと、”ステイプル”を”回転ソート”に置き換えているが、それらの変更の度合いはそれぞれ1である。
よって、変更の度合いの合計値は2となる。
ここで、算出された合計値が予め設定した値に達しているかどうかの判断を行なう(S421)。
達していた場合は、複数の機能置換えにより、総合的に見た印刷設定が元のプリントジョブデータに設定されているものとかけ離れていると判断され、エラーとして処理される(S421→S422)。
上記の例では、合計値が2であり、印刷装置A110の代替上限記憶領域404に設定されている値は4である(図8)ため、ここではエラーとならずに設定値が確定して終了する(S421→終了)。
また、図8の代替機能上限設定値が4ではなく1が設定されていた場合は、上述の代替機能選択の結果、変更の度合いの合計が2となっているので、S421での判断でNOと判断されエラーとして処理される(S421→S422)。
つまり、代替機能上限の設定値は、元のプリントジョブデータの設定に対して、プリントジョブ全体の処理として、どこまで変更を許すかを設定する値となっている。
この設定により、複数の印刷設定を代替した場合に、個々の置換え処理は妥当な変換であっても、総合的な印刷処理として異常な処理になることを防ぐことが可能となる。
100 ユーザA

Claims (3)

  1. 電子データから生成されたプリントジョブデータを受信し、印刷処理を行う印刷装置であって、
    予め印刷設定に対して、代わりとなる一つ以上の印刷設定を記憶する代替設定記憶部(401)を有し、
    前記代替設定記憶部は、各代替設定に対して設定が有効か無効かと代替機能選択のための優先順位設定部(906)と、
    前記プリントジョブデータに設定されている印刷設定で、印刷装置が処理できない設定であった場合は、その印刷設定に対する代替設定として、前記代替設定記憶部に登録されている優先順位が高くかつ有効である設定に、設定された印刷設定を置き換える印刷設定代替処理部(408)を有することを特徴とする、印刷処理装置(110,111)。
  2. 各印刷設定を予め複数のカテゴリに分け、プリントジョブを生成する時に、ユーザが変更したくないカテゴリを設定する設定手段(S432)と、
    プリントジョブデータを受信し印刷処理を行う印刷装置において、プリントジョブデータに設定されている印刷設定(701)で、当該印刷装置で処理できない設定に対して、代替機能の選択を行う際に、ユーザが変更したくないカテゴリに影響する代替機能は選択しないことを特徴とする印刷印刷設定代替処理部(408)を有することを特徴とする、請求項1に記載の印刷装置(110,111)。
  3. プリントジョブデータを受信して印刷処理を行う印刷装置(110,111)において、
    予め印刷の設定に対して代替となる機能のリスト(401)と、
    そのリストは、機能の選択の優先順位とカテゴリと有効か無効かと機能変更に対する重みの設置値(907)を含み、
    印刷の設定には、印刷ジョブを投入したユーザの重視するカテゴリの設置値(703)を含み、
    上記印刷の設定を読み込む手段と、
    読み込んだ印刷設定と予め登録されている機能のリストを比較し機能選択する手段(408)は、ユーザの重視するカテゴリに影響の無い代替機能を選択し、選択された代替機能の変更量が予め定められた量以上になった場合は、印刷処理を行わない判断を行う設定確認手段(409)とを有することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置(110,111)。
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