JP2012098512A - 可変式レンズシェード及びシェード付カメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】カメラのズームレンズのズーム全域にわたる画角変化に無段階に対応し、常に最適な遮光効果が得られ、また、偏光フィルターの回転枠操作が簡単に行え、また、レンズ鏡筒側に収納出来、なおかつレンズキャップ装備の可変式レンズシェードを提供する。
【解決手段】偏光フィルターの回転枠に、円筒半割形状のシェードを取付け、偏光フィルター回転枠とシェードとを一体化させる。シェードおよび偏光フィルターはその構造上、太陽位置に合わせる必要があるので、両方を一体化させておけば、シェードを太陽位置に合わせるだけで、両方の目的が同時に達成できる。シェードは軸を支点に、光軸方向に対して、無段階に旋回し、ズームレンズのズーム全域にわたる画角変化への対応と、レンズから外すことなくレンズ鏡筒に沿った収納が可能となる。また、着脱不要の開閉式レンズキャップを装備する。
【選択図】 図1
【解決手段】偏光フィルターの回転枠に、円筒半割形状のシェードを取付け、偏光フィルター回転枠とシェードとを一体化させる。シェードおよび偏光フィルターはその構造上、太陽位置に合わせる必要があるので、両方を一体化させておけば、シェードを太陽位置に合わせるだけで、両方の目的が同時に達成できる。シェードは軸を支点に、光軸方向に対して、無段階に旋回し、ズームレンズのズーム全域にわたる画角変化への対応と、レンズから外すことなくレンズ鏡筒に沿った収納が可能となる。また、着脱不要の開閉式レンズキャップを装備する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、カメラ用レンズシェードに係り、ズームレンズにおいて、ズーム全域にわたる画角変化に対し無段階に対応し、また、偏光フィルターの操作を容易にし、しかもレンズから外すことなく収納出来、なおかつレンズキャップを装備した可変式レンズシェード及びシェード付カメラに関する。
従来からレンズ面、または、フィルター面に直接当たる太陽光線や有害光線を遮断する主な方法として、レンズフードのカメラレンズ先端部への装着が挙げられる。このフードは一体型固定式の円錐花形状のものが殆どで、望遠レンズ等においては円筒形状のものもある。また、レンズキャップは外付け式となっており、フィルター使用時には直接フィルターに取付ける。
最近では、一眼レフカメラやミラーレス一眼等、レンズ交換式カメラは勿論のこと、他のカメラにおいても、標準レンズとして、その殆どがズームレンズになっている。
そのため従来からの円錐花形状のフード、および、外付け式レンズキャップでは、次のような欠点がある。
(イ)ズームレンズの広角側最大画角に合わせて設計製作されているため、広角から望遠 までズーム全域にわたっての最適な遮光効果が得られない。
特許文献3ではズームレンズの画角変化に対応出来るがフィルターの回転操作が出 来ないうえに、構造も複雑である。
(ロ)偏光フィルター使用時、フードが偏光フィルター回転枠に覆い被さるため、回転枠 の操作がやり難い。
特許文献1および2ではフィルターの回転操作は可能であるがズームレンズの画角 変化に対応できない。
(ハ)フードの使用、収納はレンズに着脱する必要があり、その装着は殆どがバヨネット 式で装着時にマークを合わせる必要があり、その着脱には煩わしさが伴う。
(二)フィルターにレンズ用のキャップを取付けると、フィルターによっては取付け溝の 掛りが浅く外れて落ち紛失する恐れがあり、また、着脱、収納の煩わしさが伴う。
また、特許文献4および5では装置が大きくなり携帯には不向きであり、着脱や収納の煩わしさが伴う。
本発明は以上のような欠点を無くすためになされたものである。
そのため従来からの円錐花形状のフード、および、外付け式レンズキャップでは、次のような欠点がある。
(イ)ズームレンズの広角側最大画角に合わせて設計製作されているため、広角から望遠 までズーム全域にわたっての最適な遮光効果が得られない。
特許文献3ではズームレンズの画角変化に対応出来るがフィルターの回転操作が出 来ないうえに、構造も複雑である。
(ロ)偏光フィルター使用時、フードが偏光フィルター回転枠に覆い被さるため、回転枠 の操作がやり難い。
特許文献1および2ではフィルターの回転操作は可能であるがズームレンズの画角 変化に対応できない。
(ハ)フードの使用、収納はレンズに着脱する必要があり、その装着は殆どがバヨネット 式で装着時にマークを合わせる必要があり、その着脱には煩わしさが伴う。
(二)フィルターにレンズ用のキャップを取付けると、フィルターによっては取付け溝の 掛りが浅く外れて落ち紛失する恐れがあり、また、着脱、収納の煩わしさが伴う。
また、特許文献4および5では装置が大きくなり携帯には不向きであり、着脱や収納の煩わしさが伴う。
本発明は以上のような欠点を無くすためになされたものである。
前記目的を達成するため、太陽光線や有害光線の遮断を従来からの円錐花形状のフード形式ではなく、円筒半割形状のシェード形式とする。 そして、シェードにはレンズ光軸方向に対して無段階の旋回機能を付与することにより、撮影時のレンズ画角への対応と、撮影終了後の収納までの一連の動作が連続的に行えるようになる。
また、シェードにはレンズ周方向に360度回転する機能を付与することにより、シェードが無段階で回転し、常に太陽位置に合った設定が行えるようになる。
以上のようにレンズ光軸方向へは旋回機能を、レンズ周方向へは回転機能を付与された可変式レンズシェードで従来の花形状のフードとは全く異なった形態のものである。
なお、本シェードはカメラレンズではなく、フィルターに直接取付ける構造とし、偏光フィルターにあっては回転枠に直接取付けるので、その回転機能を利用する。
また、着脱不要の開閉式のレンズキャップを装備する。
また、シェードにはレンズ周方向に360度回転する機能を付与することにより、シェードが無段階で回転し、常に太陽位置に合った設定が行えるようになる。
以上のようにレンズ光軸方向へは旋回機能を、レンズ周方向へは回転機能を付与された可変式レンズシェードで従来の花形状のフードとは全く異なった形態のものである。
なお、本シェードはカメラレンズではなく、フィルターに直接取付ける構造とし、偏光フィルターにあっては回転枠に直接取付けるので、その回転機能を利用する。
また、着脱不要の開閉式のレンズキャップを装備する。
本発明は、大きく分けて3つの部品から成っている。
1つめは円筒半割形状のシェード本体で、この半割円筒の内径は、レンズ鏡筒外径よりも若干大きくする。また、シェード本体中心部に軸穴を、そして頂部にはスリットを設ける。
2つめは固定環で、これにはシェード本体取付用の、雌ねじを加工した軸を設ける。この固定環を偏光フィルター回転枠に取付けることにより、シェードと偏光フィルター回転枠が一体化する。本シェードはその構造上常に太陽位置に合わせる必要がある。一方偏光フィルターの回転枠も同じく太陽位置に合わせる必要がある。このように両方の
特質が一致するので両方を一体化しておけば、シェードの操作のみ行えばよく、偏光フィルター回転枠の操作が不要となることを特徴とする。
シェード本体中心部に設けた軸穴を介して固定環の軸にシェード本体を取付けることによって、その軸を中心にしてシェード本体がレンズ光軸方向に対して旋回可能となり、レンズ光軸に対して傾き角度を無段階に変えることが出来る。それによってズームレンズの各焦点距離に対する画角に対応できることを特徴とする。
なお、シェード内径をレンズ鏡筒外径より大きくすることにより、シェードを使用状態から、ほぼ半回転させてレンズ鏡筒に沿って収納が可能なことを特徴とする。
また、本シェードを、偏光フィルターに取付ける際、固定環の合マークあるいはシェード本体頂部に設けたスリットと偏光フィルターのマークを合わせる。また、本シェードは、その構造上、常に太陽位置に合わせる必要がある。その方法として簡便なのが太陽の光跡、すなわち、日時計のようにある物の影を利用する方法である。
そこで、本発明においては、シェード本体頂部に設けたスリットを通過した太陽の光跡を目視確認することにより、太陽位置を偏光フィルターの最大効果に殆ど影響の無い±10度の範囲内に捉えることを特徴とする。
3つめは開閉式のレンズキャップである。これは、固定環に設けた切れ目に、レンズキャップの軸受部を挿入して着脱不要の開閉式レンズキャップを装備する。
本発明は以上の構成よりなる可変式レンズシェードを提供することで前記課題を解決する。
1つめは円筒半割形状のシェード本体で、この半割円筒の内径は、レンズ鏡筒外径よりも若干大きくする。また、シェード本体中心部に軸穴を、そして頂部にはスリットを設ける。
2つめは固定環で、これにはシェード本体取付用の、雌ねじを加工した軸を設ける。この固定環を偏光フィルター回転枠に取付けることにより、シェードと偏光フィルター回転枠が一体化する。本シェードはその構造上常に太陽位置に合わせる必要がある。一方偏光フィルターの回転枠も同じく太陽位置に合わせる必要がある。このように両方の
特質が一致するので両方を一体化しておけば、シェードの操作のみ行えばよく、偏光フィルター回転枠の操作が不要となることを特徴とする。
シェード本体中心部に設けた軸穴を介して固定環の軸にシェード本体を取付けることによって、その軸を中心にしてシェード本体がレンズ光軸方向に対して旋回可能となり、レンズ光軸に対して傾き角度を無段階に変えることが出来る。それによってズームレンズの各焦点距離に対する画角に対応できることを特徴とする。
なお、シェード内径をレンズ鏡筒外径より大きくすることにより、シェードを使用状態から、ほぼ半回転させてレンズ鏡筒に沿って収納が可能なことを特徴とする。
また、本シェードを、偏光フィルターに取付ける際、固定環の合マークあるいはシェード本体頂部に設けたスリットと偏光フィルターのマークを合わせる。また、本シェードは、その構造上、常に太陽位置に合わせる必要がある。その方法として簡便なのが太陽の光跡、すなわち、日時計のようにある物の影を利用する方法である。
そこで、本発明においては、シェード本体頂部に設けたスリットを通過した太陽の光跡を目視確認することにより、太陽位置を偏光フィルターの最大効果に殆ど影響の無い±10度の範囲内に捉えることを特徴とする。
3つめは開閉式のレンズキャップである。これは、固定環に設けた切れ目に、レンズキャップの軸受部を挿入して着脱不要の開閉式レンズキャップを装備する。
本発明は以上の構成よりなる可変式レンズシェードを提供することで前記課題を解決する。
以上、説明したように本発明の可変式レンズシェードを使用することにより、次のような効果が得られる。
(イ)ズームレンズのズーム全域にわたる画角変化に対して、常に最適な遮光効果を得
ることが出来る。 (ロ)シェードを太陽位置に合わせることにより、偏光フィルターの効果も併せて得ら れるので偏光フィルター回転枠の操作は不要となる。
(ハ)シェードはフィルターを交換するとき意外は、フィルターから取り外す必要はな く着脱の煩わしさがなくなる。
(二)レンズキャップを装備しているので、外付け用のレンズキャップは不要となり紛 失の恐れや、着脱、収納の煩わしさがなくなる。
(イ)ズームレンズのズーム全域にわたる画角変化に対して、常に最適な遮光効果を得
ることが出来る。 (ロ)シェードを太陽位置に合わせることにより、偏光フィルターの効果も併せて得ら れるので偏光フィルター回転枠の操作は不要となる。
(ハ)シェードはフィルターを交換するとき意外は、フィルターから取り外す必要はな く着脱の煩わしさがなくなる。
(二)レンズキャップを装備しているので、外付け用のレンズキャップは不要となり紛 失の恐れや、着脱、収納の煩わしさがなくなる。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照して説明する。
図1はシェード全体を示す斜視図であり、図2は軸受け部の拡大断面図である。
レンズ(2)の先端部に取付けられた偏光フィルター(3)に、固定環(7)を取付
ける。固定環(7)をフィルターに取付ける。取付け方法としては止ねじ方式、クラ
ンプ方式、スプリング方式等、種々あるが、本図では固定環(7)に切れ目を入れ小
ねじ(14)で固定する方法を示す。
そして、この固定環(7)の切れ目部にレンズキャップ(10)の軸受部を挿入し、小ねじ(14)を軸としてレンズキャップ(10)を取付ける。
固定環(7)を偏光フィルター(3)に取付ける際、固定環(7)の合マーク(9)と偏光フィルター(3)を太陽位置に合わせるために付いているマークとを合わせる。
固定環(7)の中心線上2ヶ所の軸(8)にシェード本体(4)の軸穴(5)を介してシェード本体(4)を固定環(7)に取付ける。このとき、固定環(7)とシェード本体(4)の間に滑り止め座金(12)を挿入し、シェード本体(4)のロック時の締付力の低下を図る。
固定環(7)の軸(8)のメスねじにロックねじA(11)を取付け、シェード本体(4)とロックねじA(11)の頭部との間に回り止め座金(13)を挿入しシェード旋回時の連れ回りによるロックねじA(11)の緩みを防ぐ。軸の先端部は2面取り加工を施し、また、回り止め座金(13)の軸穴は軸(8)の2面取り部に合わせた長穴とする。なお、ロックねじA(11)のねじの先端部には、ねじ回しと同様の十字の溝加工を施し、ねじ回しとして小ねじ(14)の締め付けに利用する。
本発明は以上のような構成になっている。
図1はシェード全体を示す斜視図であり、図2は軸受け部の拡大断面図である。
レンズ(2)の先端部に取付けられた偏光フィルター(3)に、固定環(7)を取付
ける。固定環(7)をフィルターに取付ける。取付け方法としては止ねじ方式、クラ
ンプ方式、スプリング方式等、種々あるが、本図では固定環(7)に切れ目を入れ小
ねじ(14)で固定する方法を示す。
そして、この固定環(7)の切れ目部にレンズキャップ(10)の軸受部を挿入し、小ねじ(14)を軸としてレンズキャップ(10)を取付ける。
固定環(7)を偏光フィルター(3)に取付ける際、固定環(7)の合マーク(9)と偏光フィルター(3)を太陽位置に合わせるために付いているマークとを合わせる。
固定環(7)の中心線上2ヶ所の軸(8)にシェード本体(4)の軸穴(5)を介してシェード本体(4)を固定環(7)に取付ける。このとき、固定環(7)とシェード本体(4)の間に滑り止め座金(12)を挿入し、シェード本体(4)のロック時の締付力の低下を図る。
固定環(7)の軸(8)のメスねじにロックねじA(11)を取付け、シェード本体(4)とロックねじA(11)の頭部との間に回り止め座金(13)を挿入しシェード旋回時の連れ回りによるロックねじA(11)の緩みを防ぐ。軸の先端部は2面取り加工を施し、また、回り止め座金(13)の軸穴は軸(8)の2面取り部に合わせた長穴とする。なお、ロックねじA(11)のねじの先端部には、ねじ回しと同様の十字の溝加工を施し、ねじ回しとして小ねじ(14)の締め付けに利用する。
本発明は以上のような構成になっている。
本シェードを使用するときは、まず図5に示すように収納状態にあるシェード本体(4)を引き起こし、次にレンズキャップ(10)を開き、図4の状態にする。
そして、偏光フィルター(3)の効果が最大になる位置にシェード本体(4)をレンズ周方向に回転させる。このときカメラ(1)のファインダーを覗き、効果を確認しながら合わせる方法と、シェード本体(4)のスリット(6)により太陽位置に目視で合わせる方法とがある。スリット(6)を通過した太陽光が、スリット(6)下部に作るスリット幅の光跡を目視にて確認し、スリット幅と光跡幅が同じならば太陽をほぼ真上に捉えていることになる。また、光跡幅が狭ければ太陽がどちらかにずれていることになる。
ファインダーで確認する方法と、スリットで確認する方法との、どちらを選ぶかは、そのときの撮影意図、条件等で選択する。またカメラ(1)のファインダーで確認する場合でも、先にスリット(6)で合わせておけば後は微調整で済むので非常に楽である。
次に、ロックねじA(11)を緩めて、レンズの画角に最適な遮光効果が得られる角度にシェードを設定する。その方法として、カメラ(1)のファインダーを覗きながら、画面の隅にシェードの一部が写り込むケラレが起きないように、シェード本体(4)を固定環(7)の軸(8)を中心に旋回させる。そして、角度を決定し、ロックねじA(11)を回して、シェード本体(4)を固定する。
以上の操作で写真撮影が可能になる。
次に、シェード本体(4)の収納であるが、先にレンズキャップ(10)を閉じ、ロックねじA(11)を緩め、シェード本体(4)を、使用状態からほぼ半回転させて、レンズ鏡筒に沿って収納する。そして、この状態でカメラケースや、バッグに収納可能であるが、このときスリット(6)がカメラ(1)の下部に突き出たような場合、邪魔にならない位置にシェード本体(4)を周方向に回転させる。
また、シェードを必要としない撮影においては、シェード本体(4)を収納したまま、レンズキャップ(10)さえ開けば写真撮影は可能である。
そして、偏光フィルター(3)の効果が最大になる位置にシェード本体(4)をレンズ周方向に回転させる。このときカメラ(1)のファインダーを覗き、効果を確認しながら合わせる方法と、シェード本体(4)のスリット(6)により太陽位置に目視で合わせる方法とがある。スリット(6)を通過した太陽光が、スリット(6)下部に作るスリット幅の光跡を目視にて確認し、スリット幅と光跡幅が同じならば太陽をほぼ真上に捉えていることになる。また、光跡幅が狭ければ太陽がどちらかにずれていることになる。
ファインダーで確認する方法と、スリットで確認する方法との、どちらを選ぶかは、そのときの撮影意図、条件等で選択する。またカメラ(1)のファインダーで確認する場合でも、先にスリット(6)で合わせておけば後は微調整で済むので非常に楽である。
次に、ロックねじA(11)を緩めて、レンズの画角に最適な遮光効果が得られる角度にシェードを設定する。その方法として、カメラ(1)のファインダーを覗きながら、画面の隅にシェードの一部が写り込むケラレが起きないように、シェード本体(4)を固定環(7)の軸(8)を中心に旋回させる。そして、角度を決定し、ロックねじA(11)を回して、シェード本体(4)を固定する。
以上の操作で写真撮影が可能になる。
次に、シェード本体(4)の収納であるが、先にレンズキャップ(10)を閉じ、ロックねじA(11)を緩め、シェード本体(4)を、使用状態からほぼ半回転させて、レンズ鏡筒に沿って収納する。そして、この状態でカメラケースや、バッグに収納可能であるが、このときスリット(6)がカメラ(1)の下部に突き出たような場合、邪魔にならない位置にシェード本体(4)を周方向に回転させる。
また、シェードを必要としない撮影においては、シェード本体(4)を収納したまま、レンズキャップ(10)さえ開けば写真撮影は可能である。
また、本発明は、ズームレンズ及び偏光フィルター用に考案されたものであるが、当然単焦点レンズにも、また、一般フィルターにおいても使用可能である。第2の実施例として一般フィルター取付け要領を図7にて示す。
フィルター(3)外枠に、両面テープや接着剤等で固着したガイドリング(15)を介して固定環(7)をフィルター(3)外枠に取付ける。このとき、固定環が滑らかに回転するように小ねじ(14)の締め付け力を加減する。レンズ周方向の任意の位置に固定するときはロックねじB(16)を使用する。
なお、本シェード本体の太陽位置への合わせは、前述のごとくスリットの光跡を目視にて確認する方法とする。
また、フィルター無しで本シェードを使用する場合、フィルターのガラス部分を外した外枠を利用するか、あるいは外枠形状のものを製作することで使用可能である。
フィルター(3)外枠に、両面テープや接着剤等で固着したガイドリング(15)を介して固定環(7)をフィルター(3)外枠に取付ける。このとき、固定環が滑らかに回転するように小ねじ(14)の締め付け力を加減する。レンズ周方向の任意の位置に固定するときはロックねじB(16)を使用する。
なお、本シェード本体の太陽位置への合わせは、前述のごとくスリットの光跡を目視にて確認する方法とする。
また、フィルター無しで本シェードを使用する場合、フィルターのガラス部分を外した外枠を利用するか、あるいは外枠形状のものを製作することで使用可能である。
1 カメラ
2 レンズ
3 フィルター
4 シェード本体
5 軸穴
6 スリット
7 固定環
8 軸
9 合マーク
10 レンズキャップ
11 ロックねじA
12 滑り止め座金
13 回り止め座金
14 小ねじ
15 ガイドリング
16 ロックねじB
2 レンズ
3 フィルター
4 シェード本体
5 軸穴
6 スリット
7 固定環
8 軸
9 合マーク
10 レンズキャップ
11 ロックねじA
12 滑り止め座金
13 回り止め座金
14 小ねじ
15 ガイドリング
16 ロックねじB
Claims (5)
- レンズの光軸方向に対して旋回し、ズームレンズの画角変化に対応して無段階にシェードの取付角度を設定出来ることにより、ズーム全域にわたって、容易に最適な遮光効果が得られることを特徴とする可変式レンズシェード。
- 偏光フィルターにあっては回転枠の回転機能を利用して、また一般フィルターにあってはフィルター外枠に固着したガイドリングに沿って、シェードがレンズ周方向に対して360度回転し、無段階に取付位置を設定出来ることにより、太陽位置に対する最適な遮光効果と、偏光フィルターの効果が同時に得られることを特徴とする請求項1記載の可変式レンズシェード。
- 光軸方向への旋回機能を利用し、シェード本体を、撮影時の使用状態から、ほぼ半回転させて、レンズ鏡筒に沿って、撮影終了後収納出来ることを特徴とする請求項1記載の可変式レンズシェード。
- レンズシェード本体頂部に設けた、スリットを通過した太陽光線が、スリット下部に作るスリット幅の光跡を目視にて確認することにより、太陽をレンズ周方向に対し、偏光フィルターの最大効果位置±10度の範囲内に捕捉出来ることを特徴とする請求項1記載の可変式レンズシェード。
- 請求項1記載の可変式レンズシェードを備えたことを特徴とするシェード付カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010246064A JP2012098512A (ja) | 2010-11-02 | 2010-11-02 | 可変式レンズシェード及びシェード付カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010246064A JP2012098512A (ja) | 2010-11-02 | 2010-11-02 | 可変式レンズシェード及びシェード付カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012098512A true JP2012098512A (ja) | 2012-05-24 |
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ID=46390477
Family Applications (1)
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---|---|
JP (1) | JP2012098512A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113272708A (zh) * | 2019-01-16 | 2021-08-17 | 皇冠电子公司 | 用于成像系统的电动学装置的应用 |
TWI742973B (zh) * | 2020-12-24 | 2021-10-11 | 和碩聯合科技股份有限公司 | 攝像裝置 |
-
2010
- 2010-11-02 JP JP2010246064A patent/JP2012098512A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113272708A (zh) * | 2019-01-16 | 2021-08-17 | 皇冠电子公司 | 用于成像系统的电动学装置的应用 |
TWI742973B (zh) * | 2020-12-24 | 2021-10-11 | 和碩聯合科技股份有限公司 | 攝像裝置 |
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