JP2012098359A - 画素回路、電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

画素回路、電気光学装置及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】出力回路のトランジスターの劣化等を抑制しながら画素を駆動できる画素回路等の提供。
【解決手段】画素回路はデータ信号をラッチするラッチ部と、バッファー回路を有し、ラッチ部からのラッチデータ信号に基づく駆動データ信号をバッファリングして画素に出力する出力回路30を含む。出力回路30は、バッファー回路の出力ノードNCQと画素回路出力ノードNQとの間に設けられる抵抗RPと、高電位側電源VDDのノードと画素回路出力ノードNQとの間に設けられ、画素回路出力ノードNCQから高電位側電源VDDのノードに向かう方向を順方向とする第1のダイオードDI1と、画素回路出力ノードNQと低電位側電源VSSのノードとの間に設けられ、低電位側電源VSSのノードから画素回路出力ノードNQに向かう方向を順方向とする第2のダイオードDI2を含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、画素回路、電気光学装置及び電子機器等に関する。
液晶装置(LCD)などの電気光学装置の画素を駆動する画素回路の従来技術としては特許文献1、2に開示される技術が知られている。
特許文献1の従来技術では、複数の画素に対応して複数の画素回路が設けられ、各画素回路には、スタティックRAM(スタティック・ランダムアクセスメモリー)型のラッチ回路が設けられる。そしてスタティックRAM型のラッチ回路に保持されたデータ信号(画像データ)に基づく駆動データ信号が、所定タイミングで一斉に全画素回路から全画素に転送される。
特許文献2の従来技術では、片チャンネルのN型トランジスターとキャパシターにより構成される容量ホールド型のラッチ回路が各画素回路に設けられる。この容量ホールド型のラッチ回路では、そのキャパシターに電荷を保持することでデータ信号をラッチしている。
特開2004−4216号公報 特開2005−352457号公報
しかしながら、このような画素回路では、駆動データ信号を出力する出力回路を構成するトランジスターに対して、その耐圧を超える電圧が印加されるおそれがあることが判明した。このような耐圧を超える電圧が出力回路のトランジスターのドレイン等に対して印加されると、トランジスターの特性が劣化するおそれがある。しかしながら、特許文献1、2の従来技術では、このようなトランジスターの特性の劣化等を考慮した回路構成やレイアウト手法については提案されていなかった。
本発明の幾つかの態様によれば、出力回路のトランジスターの劣化等を抑制しながら画素を駆動できる画素回路、電気光学装置及び電子機器等を提供できる。
本発明の一態様は、電気光学装置の画素を駆動する画素回路であって、データ信号をラッチするラッチ部と、バッファー回路を有し、前記ラッチ部からのラッチデータ信号に基づく駆動データ信号をバッファリングして前記画素に出力する出力回路を含み、前記出力回路は、前記バッファー回路の出力ノードと画素回路出力ノードとの間に設けられる抵抗と、高電位側電源ノードと前記画素回路出力ノードとの間に設けられ、前記画素回路出力ノードから前記高電位側電源ノードに向かう方向を順方向とする第1のダイオードと、前記画素回路出力ノードと低電位側電源ノードとの間に設けられ、前記低電位側電源ノードから前記画素回路出力ノードに向かう方向を順方向とする第2のダイオードとを含む画素回路に関係する。
本発明の一態様では、画素回路は、ラッチ部と出力回路を含み、出力回路は抵抗と第1、第2のダイオードを含む。そして抵抗は、出力回路が有するバッファー回路の出力ノードと画素回路出力ノードとの間に設けられる。また第1のダイオードは、高電位側電源ノードと画素回路出力ノードとの間に設けられ、第2のダイオードは、画素回路出力ノードと低電位側電源ノードとの間に設けられる。このような接続構成の抵抗と第1、第2のダイオードを設ければ、画素からの電荷を第1、第2のダイオードを介して高電位側電源側や低電位側電源側に効率的に逃がすことが可能になり、出力回路のトランジスターの劣化等を抑制できるようになる。
また本発明の一態様では、前記出力回路の前記バッファー回路は、直列接続されたP型トランジスターとN型トランジスターを含み、前記抵抗は、前記P型トランジスターのドレインを延在形成したP型不純物領域と前記N型トランジスターのドレインを延在形成したN型不純物領域により形成されてもよい。
このようにすれば、バッファー回路のP型トランジスターのドレインやN型トランジスターのドレインを延在形成することで、バッファー回路の出力ノードに抵抗を形成できる。従って、レイアウト面積をそれほど増加することなく抵抗を形成することが可能になる。
また本発明の一態様では、前記第1のダイオードは、前記P型不純物領域をアノードとし、前記P型不純物領域に対向し前記高電位側電源ノードに接続される電位安定化用N型不純物領域及び前記電位安定化用N型不純物領域が形成されるN型ウェルをカソードとするダイオードであり前記第2のダイオードは、前記N型不純物領域をカソードとし、前記N型不純物領域に対向し前記低電位側電源ノードに接続される電位安定化用P型不純物領域及び前記電位安定化用P型不純物領域が形成されるP型ウェルをアノードとするダイオードであってもよい。
このようにすれば、バッファー回路のP型トランジスターのドレインを延在形成したP型不純物領域と電位安定化用N型不純物領域等とにより第1のダイオードを形成し、バッファー回路のN型トランジスターのドレインを延在形成したN型不純物領域と電位安定化用P型不純物領域等とにより第2のダイオードを形成することが可能になる。
また本発明の一態様では、前記P型不純物領域は、第1の延在方向に沿って延在形成される第1のP型不純物領域と、前記第1のP型不純物領域の端部から前記第1の延在方向に交差する第2の延在方向に沿って延在形成される第2のP型不純物領域を有し、前記N型不純物領域は、前記第1の延在方向に沿って延在形成される第1のN型不純物領域と、前記第1のN型不純物領域の端部から前記第1の延在方向に交差する第3の延在方向に沿って延在形成される第2のN型不純物領域を有し、前記電位安定化用N型不純物領域は、前記第2のP型不純物領域の前記第1の延在方向側であって、前記第2のP型不純物領域と対向する場所に配置され、前記電位安定化用P型不純物領域は、前記第2のN型不純物領域の前記第1の延在方向側であって、前記第2のN型不純物領域と対向する場所に配置されてもよい。
このようなレイアウト配置によれば、画素回路の幅をそれほど増やすことなく、延在形成されるP型不純物領域やN型不純物領域の長さを長くでき、P型不純物領域やN型不純物領域により形成される抵抗の抵抗値を大きくすることが可能になる。また、対向しながら第2の延在方向に沿って形成される第2のP型不純物領域と電位安定化用N型不純物領域とによって、第1のダイオードを形成し、対向しながら第3の延在方向に沿って形成される第2のN型不純物領域と電位安定化用P型不純物領域とによって第2のダイオードを形成することが可能になる。これにより、第1、第2のダイオードのPN接合面の面積を、より大きくすることが可能になる。従って、画素からの電荷を第1、第2のダイオード側に流れやすくすることが可能になり、出力回路のバッファー回路のトランジスターの劣化等を抑制できるようになる。
また本発明の一態様では、前記出力回路は、所与の信号が入力又は出力される信号ノードと前記出力回路の前記出力ノードとの間に設けられ、並列接続された第1のP型トランジスター及び第1のN型トランジスターにより構成されるトランスファーゲートと、前記バッファー回路であるクロックドインバーター回路を含み、前記クロックドインバーター回路は、直列接続された第2のP型トランジスター、第3のP型トランジスター、第3のN型トランジスター及び第2のN型トランジスターにより構成され、前記P型トランジスターは、前記クロックドインバーター回路の前記第3のP型トランジスターであり、前記N型トランジスターは、前記クロックドインバーター回路の前記第3のN型トランジスターであってもよい。
このようにすれば、抵抗と第1、第2のダイオードにより、画素からの電荷を高電位側電源側や低電位側電源側に効率的に逃がすことで、出力回路のクロックドインバーター回路の第3のP型トランジスターや第3のN型トランジスターの劣化を抑制することが可能になる。
また本発明の一態様では、前記クロックドインバーター回路を構成する前記第2のP型トランジスター及び前記第3のP型トランジスターと、前記トランスファーゲートを構成する前記第1のP型トランジスターが第1の方向に沿って配置され、前記クロックドインバーター回路を構成する前記第2のN型トランジスター及び前記第3のN型トランジスターと、前記トランスファーゲートを構成する前記第1のN型トランジスターが前記第1の方向に沿って配置されてもよい。
このようなレイアウト配置にすれば、クロックドインバーター回路やトランスファーゲートを構成するトランジスターを効率良くコンパクトにレイアウト配置できる。これにより、画素回路の第2の方向での幅等を縮小化でき、画素回路のレイアウト面積を小規模化できる。
また本発明の一態様では、前記第2のP型トランジスターのドレインと前記第3のP型トランジスターのソースが共通の不純物領域により形成され、前記第3のP型トランジスターのドレインと前記第1のP型トランジスターのソースが共通の不純物領域により形成され、前記第2のN型トランジスターのドレインと前記第3のN型トランジスターのソースが共通の不純物領域により形成され、前記第3のN型トランジスターのドレインと前記第1のN型トランジスターのソースが共通の不純物領域により形成されてもよい。
このように隣り合うトランジスターのドレインとソースを共用するレイアウト配置にすれば、例えば画素回路の第1の方向での幅等を縮小化でき、画素回路のレイアウト面積を小規模化できる。
また本発明の一態様では、テスト時において、前記トランスファーゲートの前記信号ノードに対してテスト信号が前記所与の信号として入力される、或いは前記トランスファーゲートの前記信号ノードから前記画素の検査結果信号が前記所与の信号として出力されてもよい。
このようにすれば、例えばテスト時において、トランスファーゲートの信号ノードに対して、テスト信号を所与の信号として入力したり、トランスファーゲートの信号ノードから、画素の検査結果信号を所与の信号として出力できるようになる。
また本発明の一態様では、通常動作時には、前記トランスファーゲートの前記第1のP型トランジスター及び前記第1のN型トランジスターがオフになり、前記クロックドインバーター回路の前記第2のP型トランジスター及び前記第2のN型トランジスターがオンになり、テスト時には、前記トランスファーゲートの前記第1のP型トランジスター及び前記第1のN型トランジスターがオンになり、前記クロックドインバーター回路の前記第2のP型トランジスター及び前記第2のN型トランジスターがオフになってもよい。
このようにすれば、テスト時において、クロックドインバーター回路をハイインピーダンス出力状態に設定して、トランスファーゲートを介してテスト信号を入力したり、トランスファーゲートを介して画素の検査結果信号を出力することが可能になる。
また本発明の一態様では、前記ラッチ部は、前記画素を駆動するためのデータ信号をラッチして記憶する第1のラッチ回路と、前記第1のラッチ回路から転送される前記データ信号をラッチして記憶する第2のラッチ回路を含んでもよい。
このようにすれば、データ信号を第1のラッチ回路に取り込んだ後に、第2のラッチ回路に転送し、第2のラッチ回路のラッチデータ信号に基づく駆動データ信号を、画素に対して供給できるようになる。
また本発明の一態様では、前記第2のラッチ回路からの前記ラッチデータ信号に基づいて制御され、オン駆動用波形信号、オフ駆動用波形信号のいずれかを選択して出力するセレクターを含んでもよい。
このようにすれば、第2のラッチ回路からのラッチデータ信号に基づいて、オン駆動用波形信号及びオフ駆動用波形信号のいずれかを選択して、駆動データ信号として画素に対して供給できるようになる。
また本発明の一態様では、1フレームが複数のサブフレームに分割され、前記複数のサブフレームの各サブフレームにおいて、前記電気光学装置の複数の走査線の各走査線が順次選択される場合に、前記第1のラッチ回路は、前記複数の走査線のうちの画素回路に対応する走査線が選択される場合にアクティブになる走査信号に基づいて、前記データ信号をラッチし、前記第2のラッチ回路は、前記各サブフレームに同期してアクティブになるサブフレーム同期信号に基づいて、前記第1のラッチ回路から転送される前記データ信号をラッチしてもよい。
このようにすれば、サブフレーム駆動手法による電気光学装置の駆動が可能になる。
また本発明の他の態様は、複数の画素と、各画素回路が上記のいずれかに記載の画素回路である複数の画素回路とを含む電気光学装置に関係する。
また本発明の他の態様は、上記に記載の電気光学装置を含む電子機器に関係する。
本実施形態の画素回路の構成例。 本実施形態の画素回路の詳細な構成例。 本実施形態の画素回路の更に詳細な構成例。 画素回路の出力回路のトランジスターの特性の劣化についての説明図。 画素回路のレイアウト配置例。 図6(A)、図6(B)は抵抗及び第1、第2のダイオードのレイアウト配置の詳細な説明図。 図7(A)、図7(B)も抵抗及び第1、第2のダイオードのレイアウト配置の詳細な説明図。 画素回路の第1のメタル層のレイアウト配線例。 画素回路の第2のメタル層のレイアウト配線例。 画素回路の第3のメタル層のレイアウト配線例。 等間隔のサブフレーム駆動についての説明図。 電気光学装置の回路装置の構成例。 電気光学装置の構成例。 本実施形態の動作を説明するための信号波形例。 電子機器の構成例。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.画素回路の構成
図1に本実施形態の画素回路の構成例を示す。本実施形態の画素回路は、電気光学装置の画素を駆動する回路であり、ラッチ部10と出力回路30を含む。
液晶装置や有機EL装置等の電気光学装置の各画素は、例えば液晶素子等の電気光学素子CELと画素電極EPXを有する。画素電極EPXは、複数の画素に対して共通の電極である対向電極ECM(コモン電極)に対向している。そして液晶素子等の電気光学素子は、例えば画素電極EPXと対向電極ECMの間に設けられ、画素回路は、駆動データ信号を画素電極EPXに出力して画素を駆動する。
ラッチ部10は、第1のラッチ回路11と第2のラッチ回路12を含む。第1のラッチ回路11は、画素を駆動するためのデータ信号(画像データ)をラッチして記憶する。第2のラッチ回路12は、第1のラッチ回路11に接続され、第1のラッチ回路11から転送されるデータ信号(第1のラッチ回路11にラッチされた画像データ)をラッチして記憶する。
出力回路30は、画素を駆動するための駆動データ信号を画素に対して出力する。具体的には、第2のラッチ回路12からのラッチデータ信号に基づく駆動データ信号を、画素(画素電極)に出力する。
図2に本実施形態の画素回路の詳細な構成例を示す。図2では、図1のラッチ部10、出力回路30に加えて、更にセレクター20が設けられている。また出力回路30の詳細な構成例が示されている。なお本実施形態の画素回路は図2の構成に限定されず、その構成要素の一部(例えばセレクター)を省略したり、他の構成要素を追加する等の種々の変形実施が可能である。
出力回路30は、抵抗RP、第1のダイオードDI1、第2のダイオードDI2を含む。またトランスファーゲートTGQ、クロックドインバーター回路CIVQ(広義にはバッファー回路)を含む。
抵抗RPは、バッファー回路であるクロックドインバーター回路CIVQの出力ノードNCQと、画素回路出力ノードNQとの間に設けられる。この抵抗RPは、後述するように例えば不純物領域(拡散領域)により形成できる。具体的には出力回路30のバッファー回路が、直列接続されるP型トランジスターとN型トランジスターを含む場合には、抵抗RPは、このP型トランジスターのドレインを延在形成したP型不純物領域と、このN型トランジスターのドレインを延在形成したN型不純物領域により形成できる。この場合の出力回路30のバッファー回路のP型トランジスターは、例えば図2のクロックドインバーター回路CIVQのP型トランジスターTPQ3であり、N型トランジスターはクロックドインバーター回路CIVQのN型トランジスターTNQ3である。なお、不純物領域以外(例えばポリシリコン層)により抵抗RPを形成することも可能である。
第1のダイオードDI1は、高電位側電源であるVDDのノードと画素回路出力ノードNQとの間に設けられる。この第1のダイオードDI1は、ノードNQからVDDのノードに向かう方向を順方向とするダイオードである。更に具体的にはダイオードDI1は、例えばP型不純物領域(P型拡散領域)をアノードとし、電位安定化用N型不純物領域(N型拡散領域、N型ストッパー領域)や電位安定化用N型不純物領域が形成されるN型ウェル(N型基板)をカソードとするダイオードである。
第2のダイオードDI2は、ノードNQと、低電位側電源であるVSSのノードとの間に設けられる。この第2のダイオードDI2は、VSSのノードからノードNQに向かう方向を順方向とするダイオードである。更に具体的にはダイオードDI2は、例えばN型不純物領域(N型拡散領域)をカソードとし、電位安定化用P型不純物領域(P型拡散領域、P型ストッパー領域)や電位安定化用P型不純物領域が形成されるP型ウェル(P型基板)をアノードとするダイオードである。
このような抵抗RPとダイオードDI1、DI2を設けることで、後述するように画素電極からの電荷を電源VDD側やVSS側に効率的に逃がすことが可能になる。これにより、出力回路30のトランジスターTPQ3、TNQ3等の特性の劣化を抑制できるようになる。
トランスファーゲートTGQは、所与の信号TINが入力される信号ノード(又は所与の信号TQが出力される信号ノード)と、クロックドインバーター回路CIVQ(バッファー回路)の出力ノードNCQとの間に設けられる。このトランスファーゲートTGQは、並列接続された第1のP型トランジスターTPQ1及び第1のN型トランジスターTNQ1により構成される。これらのトランジスターTPQ1、TNQ1は、そのソース同士が共通接続されると共にそのドレイン同士が共通接続される。またP型トランジスターTPQ1のゲートには、負論理のテスト信号XSTが入力され、N型トランジスターTNQ1のゲートには、正論理のテスト信号STが入力される。なお信号名に付される「X」は負論理の信号であることを意味する。
クロックドインバーター回路CIVQは、直列接続された第2のP型トランジスターTPQ2、第3のP型トランジスターTPQ3、第3のN型トランジスターTNQ3及び第2のN型トランジスターTNQ2により構成される。そして出力ノードNCQに駆動データ信号SDRを出力する。例えばP型トランジスターTPQ2、TPQ3は、VDDのノードと出力ノードNCQとの間に設けられ、N型トランジスターTNQ3、TNQ2は、出力ノードNCQとVSSのノードとの間に設けられる。そしてP型トランジスターTPQ3、N型トランジスターTNQ3のゲートには、セレクター20の出力信号SLQが入力される。またP型トランジスターTPQ2、N型トランジスターTNQ2のゲートには、各々、負論理のハイインピーダンス制御信号XSHZ、正論理のハイインピーダンス制御信号SHZが入力される。
なおクロックドインバーター回路は図2に示す構成に限定されず、トランジスターの接続関係や個数などを図3とは異ならせるなどの種々の変形実施が可能である。またクロックドインバーター回路CIVQは通常構成のインバーター回路であってもよい。この場合には、例えば、通常構成のインバーター回路を構成するP型トランジスターのドレインを延在形成したP型不純物領域と、通常構成のインバーター回路のN型トランジスターのドレインを延在形成したN型不純物領域により、抵抗RPを形成すればよい。
セレクター20は、ラッチ部10からのラッチデータ信号LTQに基づいて制御される。そしてオン駆動用波形信号SON、オフ駆動用波形信号SOFFのいずれかを選択して出力する。即ち、ラッチデータ信号LTQに基づいて波形信号SON、SOFFのいずれかを選択して、信号SLQとして出力回路30に出力する。そして出力回路30は、この信号SLQを受け、ラッチ部10からのラッチデータ信号LTQに基づく駆動データ信号SDRを、画素(画素電極)に出力する。
図3に本実施形態の画素回路の更に詳細な構成例を示す。図3では、ラッチ部10の第1、第2のラッチ回路11、12とセレクター20の詳細な構成例が示されている。なおラッチ部10、セレクター20の構成は図3に示す構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素を追加する等の種々の変形実施が可能である。
第1のラッチ回路11は、第1のトランスファーゲートTG1、帰還用の第1のクロックドインバーター回路CIV1、第1のインバーター回路IV1を含む。
トランスファーゲートTG1は、データ信号SDAの入力ノードNDと第1のノードN1との間に設けられる。このトランスファーゲートTG1は、並列接続された第1のP型トランジスターTP1及び第1のN型トランジスターTN1により構成される。例えば、P型トランジスターTP1とN型トランジスターTN1は、そのソース同士が共通接続されると共にそのドレイン同士が共通接続される。またP型トランジスターTP1のゲートには、負論理の走査信号XSG(負論理のゲート信号)が入力され、N型トランジスターTN1のゲートには、正論理の走査信号SG(正論理のゲート信号)が入力される。
クロックドインバーター回路CIV1は、第2のノードN2を入力ノードとし、第1のノードN1を出力ノードとする。このクロックドインバーター回路CIV1は、直列接続された第2のP型トランジスターTP2、第3のP型トランジスターTP3、第3のN型トランジスターTN3及び第2のN型トランジスターTN2により構成される。トランジスターTP3、TN3のゲートには第2のノードN2が接続され、トランジスターTP2、TN2のゲートには、各々、走査信号SG、XSGが入力される。
インバーター回路IV1は、第1のノードN1を入力ノードとし、第2のノードN2を出力ノードとする。このインバーター回路IV1は、直列接続された第4のP型トランジスターTP4及び第4のN型トランジスターTN4により構成される。なおインバーター回路IV1は、クロックドインバーター回路の構成であってもよい。
第2のラッチ回路12は、第2のトランスファーゲートTG2、帰還用の第2のクロックドインバーター回路CIV2、第2のインバーター回路IV2を含む。
トランスファーゲートTG2は、第2のノードN2と第3のノードN3との間に設けられる。このトランスファーゲートTG2は、並列接続された第5のP型トランジスターTP5及び第5のN型トランジスターTN5により構成される。P型トランジスターTP5のゲートには、負論理のサブフレーム同期信号XSFが入力され、N型トランジスターTN5のゲートには、正論理のサブフレーム同期信号SFが入力される。なお走査信号SG、XSG、サブフレーム同期信号SF、XSFの詳細については後述する。
クロックドインバーター回路CIV2は、第4のノードN4を入力ノードとし、第3のノードN3を出力ノードとする。このクロックドインバーター回路CIV2は、直列接続された第6のP型トランジスターTP6、第7のP型トランジスターTP7、第7のN型トランジスターTN7及び第8のN型トランジスターTN8により構成される。トランジスターTP7、TN7のゲートには第4のノードN4が接続され、トランジスターTP6、TN6のゲートには、各々、サブフレーム同期信号SF、XSFが入力される。
インバーター回路IV2は、第3のノードN3を入力ノードとし、第4のノードN4を出力ノードとする。このインバーター回路IV2は、直列接続された第8のP型トランジスターTP8及び第8のN型トランジスターTN8により構成される。なおインバーター回路IV2は、クロックドインバーター回路の構成であってもよい。
セレクター20は、セレクター用のトランスファーゲートTGS1、トランスファーゲートTGS2を含む。
トランスファーゲートTGS1は、オン駆動用波形信号SON(オン駆動電圧)の入力ノードとセレクター20の出力ノードNSとの間に設けられ、ラッチデータ信号LTQ、XLTQに基づいてオン・オフ制御される。具体的には、ラッチデータ信号LTQ、XLTQが、各々、Hレベル、Lレベルの場合にトランスファーゲートTGS1はオンになり、LTQ、XLTQが、各々、Lレベル、Hレベルの場合にオフになる。
トランスファーゲートTGS2は、オフ駆動用波形信号SOFFの入力ノードとセレクター20の出力ノードNSとの間に設けられ、ラッチデータ信号LTQ、XLTQに基づいてオン・オフ制御される。具体的には、ラッチデータ信号LTQ、XLTQが、各々、Lレベル、Hレベルの場合にトランスファーゲートTGS2はオンになり、LTQ、XLTQが、各々、Hレベル、Lレベルの場合にオフになる。このようにトランスファーゲートTGS1とTGS2は互いに排他的にオン又はオフになる。
次に図3等に示す本実施形態の画素回路の動作について説明する。
まず、走査信号SG(広義には第1のラッチ信号)がHレベル(XSGがLレベル)になると、トランスファーゲートTG1がオンして、データ信号SDAが第1のラッチ回路11にラッチされる。例えばデータ信号SDAがHレベル(論理「1」)である場合には、ノードN1、N2は、各々、Hレベル、Lレベルに設定され、データ信号SDAがLレベル(論理「0」)である場合には、ノードN1、N2は、各々、Lレベル、Hレベルに設定される。この時、クロックドインバーター回路CIV1のトランジスターTP2、TN2は信号SG、XSGによりオフになるため、CIV1はハイインピーダンス出力状態に設定される。従って、トランスファーゲートTG1を介したデータ信号SDAと、クロックドインバーター回路CIV1の出力信号とが衝突して、ノードN1等が不安定な中間電位レベルに設定されてしまう事態を防止できる。
次に、走査信号SGがLレベル(XSGがHレベル)になると、トランスファーゲートTG1がオフになると共に、クロックドインバーター回路CIV1のトランジスターTP2、TN2がオンになり、CIV1が通常の帰還用のインバーター回路として機能する。これによりデータ信号SDAの電圧レベルが第1のラッチ回路11にスタティックに保持されるようになる。例えばデータ信号SDAがHレベルである場合には、ノードN1、N2に、各々、Hレベル、Lレベルの電圧レベルがスタティックに保持され、データ信号SDAがLレベルである場合には、ノードN1、N2に、各々、Lレベル、Hレベルの電圧レベルがスタティックに保持されるようになる。
次に、サブフレーム同期信号SF(広義には第2のラッチ信号)がHレベル(XSFがLレベル)になると、トランスファーゲートTG2がオンして、第1のラッチ回路11に保持されていたデータ信号が第2のラッチ回路12に転送されて保持される。この時、クロックドインバーター回路CIV2のトランジスターTP6、TN6は信号SF、XSFによりオフになるため、CIV2はハイインピーダンス出力状態に設定される。従って、トランスファーゲートTG2を介したデータ信号と、クロックドインバーター回路CIV2の出力信号とが衝突して、ノードN3等が不安定な中間電位レベルに設定されてしまう事態を防止できる。
次に、サブフレーム同期信号SFがLレベル(XSFがHレベル)になると、トランスファーゲートTG2がオフになると共に、クロックドインバーター回路CIV2のトランジスターTP6、TN6がオンになり、CIV2が通常の帰還用のインバーター回路として機能する。これにより第1のラッチ回路11から転送されてきたデータ信号の電圧レベルが第2のラッチ回路12にスタティックに保持されるようになる。例えば第1のラッチ回路11に入力されたデータ信号SDAがHレベルである場合には、ノードN4、N3に、各々、Hレベル、Lレベルの電圧レベルがスタティックに保持される。これによりラッチデータ信号LTQ、XLTQは、各々、Hレベル、Lレベルになる。また第1のラッチ回路11に入力されたデータ信号SDAがLレベルである場合には、ノードN4、N3に、各々、Lレベル、Hレベルの電圧レベルがスタティックに保持される。これによりラッチデータ信号LTQ、XLTQは、各々、Lレベル、Hレベルになる。
セレクター20のトランスファーゲートTGS1、TGS2は、第2のラッチ回路12からのラッチデータ信号LTQ、XLTQにより制御される。そしてラッチデータ信号LTQがHレベル(画像データの論理レベルが「1」)である場合には、トランスファーゲートTGS1がオンになりTGS2がオフになる。従って、オン駆動用波形信号SONが選択され、信号SLQが出力回路30によりバッファリングされて、駆動データ信号SDRとして画素に出力される。一方、データ信号LTQがLレベル(画像データの論理レベルが「0」)である場合には、トランスファーゲートTGS1がオフになりTGS2がオンになる。従って、オフ駆動用波形信号SOFFが選択され、信号SLQが出力回路30によりバッファリングされて、駆動データ信号SDRとして画素に出力される。
また電気光学装置の通常動作時には、テスト信号STがLレベル(XSTがHレベル)になり、ハイインピーダンス制御信号SHZがHレベル(XHZがLレベル)になる。従って、トランスファーゲートTGQのP型トランジスターTPQ1及びN型トランジスターTNQ1がオフになり、クロックドインバーター回路CIVQのP型トランジスターTPQ2及びN型トランジスターTNQ2がオンになる。これによりクロックドインバーター回路CIVQは、通常構成のインバーター回路として動作し、セレクター20からの信号SLQをバッファリングして、駆動信号SDRとして出力するようになる。
一方、テスト時(検査時)には、テスト信号STがHレベル(XSTがLレベル)になり、ハイインピーダンス制御信号SHZがLレベル(XHZがHレベル)になる。従って、トランスファーゲートTGQのP型トランジスターTPQ1及びN型トランジスターTNQ1がオンになり、クロックドインバーター回路CIVQのP型トランジスターTPQ2及びN型トランジスターTNQ2がオフになる。これによりクロックドインバーター回路CIVQがハイインピーダンス出力状態に設定される。従って、テスト時(検査時)において、トランスファーゲートTGQの信号ノードに対してテスト信号を、所与の信号として入力できるようになる。或いはトランスファーゲートTGQの信号ノードから画素の検査結果信号を、所与の信号として出力できるようになる。これにより電気光学装置の効率的なテスト(検査)が可能になる。
即ちトランスファーゲートTGQは、片チャンネルのN型トランジスターのスイッチではなく、P型トランジスターTPQ1及びN型トランジスターTNQ1からなる相補的な構成のスイッチとなる。従って、しきい値電圧分の電圧降下も発生せず、トランスファーゲートTGQを介して高速にテスト信号を入力したり、高速に検査結果信号を出力できるようになる。従って、テスト時間を短縮化することが可能になり、製品の低コスト化等を図れる。
2.トランジスターの劣化抑制
さて、電気光学装置において極性反転駆動を行う場合には、画素回路のトランジスターに耐圧を超える電圧が印加される可能性がある。具体的には図3のクロックドインバーター回路CIVQのP型トランジスターTPQ3、TNQ3に対して、その耐圧を超える電圧が印加され、これらのトランジスターの特性等が劣化するおそれがある。
そこで本実施形態では、抵抗RPやダイオードDI1、DI2を出力回路30に設けることで、このような耐圧を超える電圧の印加によるトランジスターの劣化を抑制している。
まず、図4を用いて、耐圧を超える電圧の発生について説明する。なお以下では、画素電極や対向電極を駆動する電圧が0V〜5Vである場合を例に説明する。
図4のG1に示すように、対向電極の駆動電圧が0Vであり、画素電極の駆動電圧が5Vであるとする。このとき、G2に示すように、液晶容量(液晶層の寄生容量)には、5V分の電荷がチャージされている。
G3に示すように、極性反転の際に、対向電極の駆動電圧が5Vに変化し、それと同時に画素電極の駆動電圧が0Vに変化したとする。この時、上述のように液晶容量には5V分の電荷がチャージされているため、G4に示すように、画素電極の電圧が10V程度まで上昇する。この電圧パルスは、画素電極を駆動するクロックドインバーター回路CIVQ(広義にはバッファー回路)を構成するトランジスターTPQ3、TNQ3のドレインに印加される。そして、この電圧パルスの電荷は、TPQ3、TNQ3のうちのオンしている方のトランジスター等を介して電源(VDD、VSS)側に抜けていく。或いは、ドレインの寄生ダイオードを介して電源側に抜けていく。
この電圧パルスによる電流は、液晶容量の容量値は数fFと小さいことから画素単体で見れば小さいが、パネル全面で同時に極性反転が生じるため、ラッチアップのトリガー電流となる可能性がある。また、画素回路のエリア削減のため、画素回路には通常の5V耐圧のトランジスターを用いることが望ましい。5V耐圧のトランジスターを用いた場合、上述の電圧パルスにより耐圧以上の電圧がトランジスターTPQ3、TNQ3のドレインに印加され、トランジスターTPQ3、TNQ3の劣化に影響する可能性がある。
このように、対向電極と画素電極の駆動電圧が同時に反転すると、画素回路のトランジスターに耐圧を超える電圧が印加されるという課題がある。
そこで本実施形態では、図3等に示すように、出力回路30の出力側に、抵抗RPとダイオードDI1、DI2を設ける構成にしている。このような構成にすれば、トランジスターの耐圧を超える電圧が発生した場合にも、画素電極からの電荷を、電源VDD側やVSS側に効率的に逃がすことが可能になる。即ち、抵抗RPが設けられることで、画素電極からの電荷は、トランジスターTPQ3、TNQ3よりも、ダイオードDI1、DI2側に流れ、DI1、DI2を介して、電源VDD、VSS側に流れるようになる。従って、出力回路30のトランジスターTPQ3、TNQ3等の特性の劣化を抑制することが可能になり、信頼性等の向上を図れる。
3.レイアウト手法
次に本実施形態の画素回路のレイアウト手法について説明する。なお本実施形態の画素回路のレイアウト手法は以下に説明する手法には限定されず、種々の変形実施が可能である。
図5に本実施形態の画素回路のレイアウト配置例を示す。図5では、トランジスターのソース、ドレイン等を形成する不純物層(ACT)と、ゲートを形成するポリシリコン層(POLY)を示している。また、紙面に向かって縦方向が第1の方向D1となっており、横方向が第2の方向D2となっている。また図5では、上側の領域が、N型ウェル上に形成されるP型トランジスターの領域となっており、下側の領域が、P型ウェル上に形成されるN型トランジスター領域となっている。
図3の抵抗RPは、図5のC1に示すようにP型トランジスターTPQ3のドレイン(TPQ1のソース)を延在形成したP型不純物領域と、C2に示すようにN型トランジスターTNQ3のドレイン(TNQ1のソース)を延在形成したN型不純物領域とにより形成される。例えばC1では、第1の方向D1に直交する第2の方向D2に沿って、P型トランジスターTPQ3とN型トランジスターTNQ3のドレインが延在形成されて、この延在形成部分により抵抗RP(拡散抵抗)が実現される。
そしてダイオードDI1は、C1に示すP型不純物領域をアノードとし、C3に示す電位安定化用N型不純物領域及びこの電位安定化用N型不純物領域が形成されるN型ウェルをカソードとするダイオードとなる。ここでC3に示す電位安定化用N型不純物領域は、C1に示す延在形成されたP型不純物領域に対向すると共に、VDDノードに接続される。
またダイオードDI2は、C2に示すN型不純物領域をカソードとし、C4に示す電位安定化用P型不純物領域及びこの電位安定化用P型不純物領域が形成されるP型ウェルをアノードとするダイオードとなる。ここでC4に示す電位安定化用P型不純物領域は、C2に示す延在形成されたN型不純物領域に対向すると共に、VSSノードに接続される。
図6(A)、図6(B)、図7(A)、図7(B)は、抵抗RP、ダイオードDI1、DI2のレイアウト配置の詳細を説明するための図である。図6(B)は、図6(A)のA−A断面図であり、図7(B)は、図7(A)のB−B断面図である。
例えば図6(A)に示すように、P型トランジスターTPQ3のドレインを延在形成したP型不純物領域は、第1のP型不純物領域PR1と第2のP型不純物領域PR2を有する。第1のP型不純物領域PR1は、P型トランジスターTPQ3のドレインを第1の延在方向DE1に沿って延在形成した領域である。一方、第2のP型不純物領域PR2は、第1のP型不純物領域PR1の端部(コーナー位置)から第2の延在方向DE2に沿って延在形成した領域である。即ち、P型トランジスターTPQ3のドレインをL字状に延在形成することで、第1、第2のP型不純物領域PR1、PR2が形成される。なお第2の延在方向DE2は、第1の延在方向DE1に交差する方向であり、図6(A)ではDE1に直交する方向になっている。
そして電位安定化用N型不純物領域NRSは、第2のP型不純物領域PR2の第1の延在方向DE1側であって、PR2と対向する場所にレイアウト配置される。即ち、第2のP型不純物領域PR2と電位安定化用N型不純物領域NRSは、お互いに対向しながら第2の延在方向DE2に沿って形成される。そして図6(B)に示すように、ダイオードDI1は、P型不純物領域PR2等をアノードとし、電位安定化用N型不純物領域NRS及びNRSが形成されるN型ウェルNWLをカソードとするダイオードとなる。
また図7(A)に示すように、N型トランジスターTNQ3のドレインを延在形成したN型不純物領域は、第1のN型不純物領域NR1と第2のN型不純物領域NR2を有する。第1のN型不純物領域NR1は、N型トランジスターTNQ3のドレインを第1の延在方向DE1に沿って延在形成した領域である。一方、第2のN型不純物領域NR2は、第1のN型不純物領域NR1の端部(コーナー位置)から第3の延在方向DE3に沿って延在形成した領域である。即ち、N型トランジスターTNQ3のドレインをL字状に延在形成することで、第1、第2のN型不純物領域NR1、NR2が形成される。なお第3の延在方向DE3は、第1の延在方向DE1に交差する方向であり、図7(A)ではDE1に直交する方向になっている。
そして電位安定化用P型不純物領域PRSは、第2のN型不純物領域NR2の第1の延在方向DE1側であって、NR2と対向する場所にレイアウト配置される。即ち、第2のN型不純物領域NR2と電位安定化用P型不純物領域PRSは、お互いに対向しながら第3の延在方向DE3に沿って形成される。そして図7(B)に示すように、ダイオードDI2は、N型不純物領域NR2等をカソードとし、電位安定化用P型不純物領域PRS及びPRSが形成されるP型ウェルPWLをアノードとするダイオードとなる。
以上のように抵抗RPを、L字状のP型不純物領域やN型不純物領域を用いて形成すれば、第2の方向D2での画素回路の幅をそれほど増やすことなく、延在形成される不純物領域の長さを長くでき、抵抗RPの抵抗値を大きくすることが可能になる。即ち、小規模のレイアウト面積で、高い抵抗値の抵抗RPを得ることができる。そして抵抗RPの抵抗値を高くすることで、画素電極から出力回路30(CIVQ)のトランジスター側に流れる電荷を、より制限できるようになり、出力回路30のトランジスターの特性の劣化等を抑制できる。
また図6(A)、図6(B)では、対向しながら第2の延在方向DE2に沿って形成される第2のP型不純物領域PR2と電位安定化用N型不純物領域NRSとによって、ダイオードDI1が形成される。同様に図7(A)、図7(B)では、対向しながら第3の延在方向DE3に沿って形成される第2のN型不純物領域NR2と電位安定化用P型不純物領域PRSとによってダイオードDI2が形成される。このようにすれば、ダイオードDI1、DI2のPN接合面の面積を、より大きくすることが可能になり、画素電極からの電荷がダイオードDI1、DI2側に流れやすくなるため、出力回路30のトランジスターの特性の劣化等を抑制できるようになる。
図5のレイアウト配置の説明に戻る。図5のF1に示すように、図3のクロックドインバーター回路CIVQを構成するP型トランジスターTPQ2及びTPQ3と、トランスファーゲートTGQを構成するP型トランジスターTPQ1が、第1の方向D1に沿ってレイアウト配置される。同様にF2に示すように、クロックドインバーター回路CIVQを構成するN型トランジスターTNQ2及びTNQ3と、トランスファーゲートTGQを構成するN型トランジスターTNQ1が、第1の方向D1に沿ってレイアウト配置される。具体的には、これらのトランジスターのチャネル領域(ポリシリコン層と不純物層の重複領域)が第1の方向D1に沿ってレイアウト配置される。
このようなレイアウト配置にすれば、6つのトランジスターTPQ2、TPQ3、TPQ1、TNQ2、TNQ3、TNQ1を、横方向の狭いスペースに、効率良くコンパクトに配置できる。従って、画素回路の横方向(D2方向)の幅を縮小化でき、画素回路のレイアウト面積を小規模化できる。
更に図5ではF3に示すように、クロックドインバーター回路CIVQのP型トランジスターTPQ2のドレインとP型トランジスターTPQ3のソースが共通の不純物領域(P型不純物領域)により形成される。またF4に示すように、P型トランジスターTPQ3のドレインと、トランスファーゲートTGQのP型トランジスターTPQ1のソースが、共通の不純物領域(P型不純物領域)により形成される。即ち、1つのP型不純物領域に重畳するように、TPQ2、TPQ3、TPQ1のゲートに対応する3つのポリシリコンのパターンが形成されている。同様にF5に示すように、クロックドインバーター回路CIVQのN型トランジスターTNQ2のドレインと、N型トランジスターTNQ3のソースが、共通の不純物領域(N型不純物領域)により形成される。またF6に示すように、N型トランジスターTNQ3のドレインと、トランスファーゲートTGQのN型トランジスターTNQ1のソースが、共通の不純物領域(N型不純物領域)により形成される。即ち1つのN型不純物領域に重畳するように、TNQ2、TNQ3、TNQ1のゲートに対応する3つのポリシリコンのパターンが形成されている。
このようなレイアウト配置にすれば、6つのトランジスターTPQ2、TPQ3、TPQ1、TNQ2、TNQ3、TNQ1を、縦方向の狭いスペースに、効率良くコンパクトに配置できる。従って、画素回路の縦方向(D1方向)の幅を縮小化でき、画素回路のレイアウト面積を小規模化できる。なお、トランジスターのソースは、電源側(VDD側、VSS側)の不純物領域(拡散領域)であり、ドレインは、出力ノード側の不純物領域である。
また図5のB1に示すように、図3のクロックドインバーター回路CIV1を構成するP型トランジスターTP2及びTP3と、トランスファーゲートTG1を構成するP型トランジスターTP1が、第1の方向D1に沿ってレイアウト配置される。同様にB2に示すように、クロックドインバーター回路CIV1を構成するN型トランジスターTN2及びTN3と、トランスファーゲートTG1を構成するN型トランジスターTN1が、第1の方向D1に沿ってレイアウト配置される。
このようなレイアウト配置にすれば、6つのトランジスターTP2、TP3、TP1、TN2、TN3、TN1を、横方向の狭いスペースに、効率良くコンパクトに配置できる。従って、画素回路の横方向(D2方向)の幅を縮小化でき、画素回路のレイアウト面積を小規模化できる。
更に図4ではB3に示すように、クロックドインバーター回路CIV1のP型トランジスターTP2のドレインとP型トランジスターTP3のソースが共通の不純物領域(P型不純物領域)により形成される。またB4に示すように、P型トランジスターTP3のドレインと、トランスファーゲートTG1のP型トランジスターTP1のソースが、共通の不純物領域(P型不純物領域)により形成される。同様にB5に示すように、クロックドインバーター回路CIV1のN型トランジスターTN2のドレインと、N型トランジスターTN3のソースが、共通の不純物領域(N型不純物領域)により形成される。またB6に示すように、N型トランジスターTN3のドレインと、トランスファーゲートTG1のN型トランジスターTN1のソースが、共通の不純物領域(N型不純物領域)により形成される。
このようなレイアウト配置にすれば、6つのトランジスターTP2、TP3、TP1、TN2、TN3、TN1を、縦方向の狭いスペースに、効率良くコンパクトに配置できる。従って、画素回路の縦方向(D1方向)の幅を縮小化でき、画素回路のレイアウト面積を小規模化できる。
また図5ではB6に示すように、クロックドインバーター回路CIV2を構成するP型トランジスターTP6及びTP7と、トランスファーゲートTG2を構成するP型トランジスターTP5が、第1の方向D1に沿ってレイアウト配置される。同様にB7に示すように、クロックドインバーター回路CIV2を構成するN型トランジスターTN6及びTN7と、トランスファーゲートTG2を構成するN型トランジスターTN5が、第1の方向D1に沿ってレイアウト配置される。
更に図5では、P型トランジスターTP6のドレインとP型トランジスターTP7のソースが共通の不純物領域により形成され、P型トランジスターTP7のドレインとP型トランジスターTP5のソースが共通の不純物領域により形成される。同様に、N型トランジスターTN6のドレインとN型トランジスターTN7のソースが共通の不純物領域により形成され、N型トランジスターTN7のドレインとN型トランジスターTN5のソースが共通の不純物領域により形成される。このようなレイアウト配置にすることで、画素回路のレイアウト面積を更に小規模化できる。
また図5ではB1、B2に示すように、P型トランジスターTP2、TP3、TP1、N型トランジスターTN2、TN3、TN1が、第1の方向D1に沿った第1のラインL1に沿ってレイアウト配置される。同様にB6、B7に示すように、P型トランジスターTP6、TP7、TP5、N型トランジスターTN6、TN7、TN5が、第1の方向D1に沿った第2のラインL2に沿ってレイアウト配置される。
そしてB8、B9に示すように、図3のインバーター回路IV1を構成するP型トランジスターTP4及びN型トランジスターTN4が、第1のラインL1と第2のラインL2の間にレイアウト配置される。
このようにすれば第1のラインL1と第2のラインL2の間のスペースを有効活用して、インバーター回路IV1を構成するP型トランジスターTP4及びN型トランジスターTN4をレイアウト配置できる。従って、画素回路の横方向や縦方向での幅の増加を最小限に抑えながら、インバーター回路IV1を効率的にレイアウト配置できる。また、トランスファーゲートTG1やクロックドインバーター回路CIV1のトランジスターが配置される第1、第2のラインL1、L2の間に、インバーター回路IV1のトランジスターをレイアウト配置することで、インバーター回路IV1の入力や出力に接続される信号線も効率的に配線できるようになる。
図8は、図5の不純物層(ACT)、ポリシリコン層(POLY)に加えて、第1のメタル層(MET1)の配線が示されるレイアウト配置例である。ここでメタル層は例えばアルミ層である。図8に示すように、トランジスター間を接続する信号線の大部分は第1のメタル層で形成される。
図9は、画素回路の第2のメタル層(MET2)のレイアウト配線例である。図9では第2のメタル層で形成される信号線が第2の方向D2に沿って配線されている。具体的には、走査信号SG、XSG、テスト信号XT、XSTの信号線が、第2のメタル層で形成されて第2の方向D2に沿って横方向に配線される。そして、これらの信号線は、ビアコンタクトを介して下層の信号線やトランジスターに接続される。
図10は、画素回路の第3のメタル層(MET3)のレイアウト配線例である。図10では第3のメタル層で形成される信号線が第1の方向D1に沿って配線されている。具体的には、データ信号SDA、サブフレーム同期信号SF、XSF、オン駆動用波形信号SON、オフ駆動用波形信号SOFF、ハイインピーダンス制御信号SHZ、XSHZの信号線が、第3のメタル層で形成されて第1の方向D1に沿って縦方向に配線される。そして、これらの信号線は、ビアコンタクトを介して下層の信号線やトランジスターに接続される。
本実施形態では、同じ走査線に接続される画素回路及び対応する画素は、第2の方向D2に沿って配置される。そして同じ走査線に接続される画素回路に対して、図9のように第2の方向D2に沿って第2のメタル層で配線される信号線から、走査信号SG、XSGが供給される。テスト信号ST、XSTも同様である。
一方、同じデータ線に接続される画素回路及び対応する画素は、第1の方向D1に沿って配置される。そして同じ信号線に接続される画素回路に対して、図10のように第1の方向D1に沿って第3のメタル層で配線されるデータ信号SDA、サブフレーム同期信号SF、XSF、オン駆動用波形信号SON、オフ駆動用波形信号SOFF、ハイインピーダンス制御信号SHZ、XSHZの信号線から信号が供給される。なお、VDD、VSSの電源線は、電源補強のために、図9に示すように第2の方向D2に沿って配線されると共に図10に示すように第1の方向D1に沿っても配線される。
以上のように、第2、第3のメタル層で形成された信号線を配線することで、画素の配列状態に応じた適正で効率的な信号線のレイアウト配線を実現できる。
4.サブフレーム駆動
次に本実施形態が適用される電気光学装置(電気光学パネル)の駆動手法の一例として、等間隔のサブフレーム駆動について説明する。
サブフレーム駆動では、図11のA1に示すように、1フレームを例えば6つのサブフレームSF1〜SF6に分割する。このサブフレームSF1〜SF6は、それぞれ期間の長さが等しい等間隔のサブフレームである。
各サブフレームでは、画素をオン電圧又はオフ電圧で駆動する。なお、図11では、オン電圧で駆動するサブフレームを網掛けで表す。例えば、オン電圧は、印加電圧に対する液晶の透過率特性において、透過率が最大になる印加電圧である。オフ電圧は、印加電圧に対する液晶の透過率特性において、透過率が最小になる印加電圧である。
A1に示すように、サブフレームSF1においてオン電圧を印加し、サブフレームSF2〜SF6においてオフ電圧を印加したとする。この場合、A2に示すように、液晶の応答時間に対してサブフレームの長さが短いため、サブフレームSF1の期間内では透過率は最大にならず、透過率は徐々に上昇していく。そして、その後のサブフレームにおいて透過率は徐々に下降していく。このとき、画素値の階調は、A2に示す透過率曲線の積分値により決まり、積分値が大きいほど高階調に対応する。
A3に示すように、オン電圧とオフ電圧の組み合わせパターン(以下では、サブフレームパターンと呼ぶ)を変更すると、A4に示すように、サブフレームパターンに応じて透過率曲線の形が変化する。そのため、所望の階調特性が得られるように、各階調に対するサブフレームパターンをあらかじめ設定しておくことで、画像の階調を表示することができる。なお本実施形態では、画素をオン電圧で駆動するサブフレームにおいてオフ電圧で駆動する期間を設け、透過率の応答特性の変化による階調特性の変化を抑制してもよい。
図12にサブフレーム駆動を実現する電気光学装置の回路装置の構成例を示す。この回路装置は、波形信号供給回路40と第1〜第kの画素回路50−1〜50−k(kは自然数)を含む。なお、本実施形態の回路装置は図12の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素を追加する等の種々の変形実施が可能である。
画素回路50−1〜50−kは、駆動データ信号SDR1〜SDRkを出力して画素60−1〜60−kの画素電極を駆動する。より具体的には、画素回路50−1〜50−kは、それぞれラッチ部10−1〜10−k、セレクター20−1〜20−k、出力回路30−1〜30−kを含む。なお以下では、画素回路50−1を例にしてその構成、動作について説明するが、他の画素回路50−2〜50−kの構成、動作も同様である。
ラッチ部10−1は、走査信号SG(XSG)、データ信号SDA、サブフレーム同期信号SF(XSF)を受けて、画素60−1に対応するデータ信号をラッチ(記憶、保持)する。
セレクター20−1は、オン駆動用波形信号SON、オフ駆動用波形信号SOFF、ラッチ部10−1に保持されたデータ信号を受けて、信号SLQ1を出力する。具体的には、セレクター20−1は、データ信号がオン論理レベルであるサブフレームにおいて、オン駆動用波形信号SONを信号SLQ1として出力する。一方、セレクター20−1は、データ信号がオフ論理レベルであるサブフレームにおいて、オフ駆動用波形信号SOFFを信号SLQ1として出力する。そして出力回路30−1は、セレクター20−1からの信号SLQ1をバッファリングした信号を、駆動データ信号SDR1として、対応する画素60−1に出力する。
ここでデータ信号のオン論理レベルとは、画素のオン駆動状態に対応する第1の論理レベルであり、例えば論理レベル「1」である。また、データ信号のオフ論理レベルとは、画素のオフ駆動状態に対応する第2の論理レベルであり、例えば論理レベル「0」である。例えば、LCOS(Liquid Crystal On Silicon)等の液晶表示装置において、画素を光が透過可能な状態に駆動する駆動状態がオン駆動状態であり、画素を光が非透過な状態に駆動する駆動状態がオフ駆動状態である。図11等で上述したサブフレームパターンは、このオン論理レベルとオフ論理レベルの組み合わせによって表され、各階調データに対応してその組み合わせが設定される。
波形信号供給回路40は、オン駆動用波形信号SONとオフ駆動用波形信号SOFFを出力する。例えば、図示しない温度センサーからの温度検出結果に基づいてこれらの波形信号を生成して出力する。また、波形信号供給回路40は、対向電極駆動信号VCOM(対向電極駆動電圧)を出力して、画素60−1〜60−kの対向電極を駆動する。
波形信号供給回路40が出力するオン駆動用波形信号SON(オン駆動用波形電圧)は、データ信号のオン論理レベルに対応する駆動データ信号の電圧波形を規定する信号である。またオフ駆動用波形信号SOFF(オフ駆動用波形電圧)は、データ信号のオフ論理レベルに対応する駆動データ信号の電圧波形を規定する信号である。そして、この駆動データ信号の電圧波形と、対向電極駆動信号の電圧波形によって、画素60−1に印加される電圧波形が決まる。
5.電気光学装置
図13に本実施形態の画素回路が用いられる電気光学装置の構成例を示す。この電気光学装置は、電気光学パネル400(狭義には液晶表示パネル)、走査信号出力回路410、データ信号出力回路420、表示コントローラー430、波形信号供給回路440を含み、いわゆる面順次のデジタル駆動を実現する。なお本実施形態の電気光学装置は図13の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素を追加したりする等の種々の変形実施が可能である。
電気光学パネル400は、表示画像を表示するための複数の画素と、その複数の画素を駆動する複数の画素回路を含む。この画素回路には、走査信号、データ信号、駆動用波形信号SON、SOFF、対向電極駆動信号VCOM、サブフレーム同期信号SFが入力される。1つの画素には例えば1つの画素回路が対応し、その画素と画素回路が、走査線(ゲート線)とデータ線に沿ってマトリックス状に配置される。例えば、走査信号SG1のラインとデータ信号SDA1のラインの交点には、画素PX11とPX11を駆動する画素回路CPX11が配置される。
表示コントローラー430は、外部のホストコントローラー等からのデータ転送用クロック信号DCK、データ信号DATA、その他の制御信号を受けて、電気光学装置の各構成要素を制御し、電気光学装置の表示制御を行う。また、表示コントローラー430は、データ信号DATAに基づいて等間隔サブフレーム駆動用のデータ信号を生成する。すなわち、データ信号DATAの階調データを、オン論理レベルとオフ論理レベルの組み合わせであるサブフレームパターンに変換する。
走査信号出力回路410は、電気光学パネル400に対して走査信号SG1〜SGm(mは自然数)を供給する。走査信号SG1〜SGm(ゲート信号)は、画素回路によりデータ信号SDA1〜SDAnが取り込まれる走査線(ゲート線)を選択(指示)するための信号である。走査信号出力回路410には、表示コントローラー430からの水平同期信号HSYNCやサブフレーム同期信号SF等が入力される。
データ信号出力回路420は、電気光学パネル400に対してデータ信号SDA1〜SDAnを供給する。データ信号SDA1〜SDAnは、各データ線上の画素に対応する等間隔サブフレーム駆動用のデータ信号である。データ信号出力回路420には、表示コントローラー430からの水平同期信号HSYNCやサブフレーム同期信号SFやサブフレームパターンに変換されたデータ信号等が入力される。
波形信号供給回路440は、電気光学パネル400に対して、オン駆動用波形信号SON、オフ駆動用波形信号SOFF、対向電極駆動信号VCOMを供給する。波形信号供給回路440には、図示しない温度センサーからの温度検出結果や、表示コントローラー430からの信号(サブフレーム同期信号、水平同期信号カウント値、サブフレーム同期信号カウント値等)が入力される。
図13の電気光学装置は、例えばLCOS(広義には、液晶表示装置)により構成される。LCOSとは、シリコン基板(広義には、半導体基板)に画素回路や、配線層、反射電極(画素電極)、液晶層、対向電極が積層されて形成された液晶表示装置である。シリコン基板には、波形信号供給回路440等の周辺回路も集積される。LCOSは、反射型の液晶表示装置であり、透明な対向電極側から入射された光が液晶層を通過して反射電極により反射され、その反射光が再び液晶層を通過して出射される。表示画像は、その出射光がスクリーン等に投影されることで得られる。
図14に本実施形態の動作を説明するための信号波形例を示す。図14には、サブフレーム同期信号SF、走査信号SG1〜SGm、データ信号SDAの信号波形例が示されている。
図14のE1に示すように、走査信号SG1がHレベル(アクティブ)になると、図3のトランスファーゲートTG1がオンになり、クロックドインバーター回路CIV1がハイインピーダンス出力状態となり、データ信号SDAが第1のラッチ回路11に取り込まれる。そしてE2に示すように、走査信号SG1がLレベル(非アクティブ)になると、トランスファーゲートTG1がオフになり、クロックドインバーター回路CIV1が出力状態となり、取り込まれたデータ信号が第1のラッチ回路11にホールドされる。
そして、1画面分の走査線が選択された後に、E3に示すようにサブフレーム同期信号SFがHレベル(アクティブ)になると、トランスファーゲートTG2がオンになり、クロックドインバーター回路CIV2がハイインピーダンス出力状態となり、第1のラッチ回路11にラッチされていたデータ信号が第2のラッチ回路12に転送されて取り込まれる。そしてE4に示すように、サブフレーム同期信号SFがLレベルになると、トランスファーゲートTG2がオフになり、クロックドインバーター回路CIV2が出力状態となり、取り込まれたデータ信号が第2のラッチ回路12にホールドされる。
以上のように本実施形態をサブフレーム駆動に適用した場合には、図11に示すようにフレームが複数のサブフレームに分割される。そして複数のサブフレームの各サブフレームにおいて、図14に示すように電気光学装置の複数の走査線の各走査線が順次選択される。
そして図3の画素回路のトランスファーゲートTG1と、クロックドインバーター回路CIV1のP型トランジスターTP3及びN型トランジスターTN3は、走査信号SGに基づいて、オン・オフ制御される。この走査信号SGは、複数の走査線のうちの画素回路に対応する走査線が選択される場合にアクティブ(Hレベル)になる信号である。
一方、画素回路のトランスファーゲートTG2とクロックドインバーター回路CIV2のP型トランジスターTP6及びN型トランジスターTN6は、サブフレーム同期信号SFに基づいてオン・オフ制御される。このサブフレーム同期信号SFは、各サブフレームに同期してアクティブになる信号(サブフレームの開始に同期してアクティブになる信号)である。
以上のようにすることで本実施形態の画素回路を有する電気光学装置にサブフレーム駆動を適用して、電気光学パネルを駆動できようになる。
6.電子機器
図15に、本実施形態の電気光学装置が適用される電子機器の構成例を示す。この電子機器は、電気光学装置500、コントローラー510(ホストコントローラー)、処理部520、記憶部530、I/F部(外部インターフェース部)540を含む。なお、本実施形態の電子機器は図15の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
この電子機器では、I/F部540を介して画像データや動画データが入力される。入力された画像データや動画データは記憶部530に記憶される。処理部520は、記憶部530からの画像データや動画データの処理を行う。例えば、処理部520は、階調補正処理や、画質を改善するための処理、データ形式を変換する処理等を行う。処理部520は、処理後のデータを電気光学装置500に出力し、電気光学装置500は、そのデータに基づいて上述の等間隔のサブフレーム駆動等により画像表示を行う。コントローラー510は、例えばMPUにより構成され、上記の処理の制御を行う。
以上の構成によれば、液晶プロジェクター、プロジェクション方式のテレビジョン装置、3Dプロジェクター等の種々の電子機器を実現できる。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語(バッファー回路、電気光学装置等)と共に記載された用語(クロックドインバーター回路、液晶表示装置等)は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また画素回路、電気光学装置、電子機器等の構成、動作も本実施形態で説明したものに限定に限定されず、種々の変形実施が可能である。
RP 抵抗、DI1、DI2 第1、第2のダイオード、
TG1、TG2、TGS1、TGS2、TGQ トランスファーゲート、
CIV1、CIV2、CIVQ クロックドインバーター回路、
IV1、IV2 インバーター回路、
SDA、SDA1〜SDAn データ信号、SG、XSG、SG1〜SGm 走査信号、
SDR、SDR1〜SDRk 駆動データ信号、
SON オン駆動用波形信号、SOFF オフ駆動用波形信号、
SF、XSF サブフレーム同期信号、
ST XST テスト信号、SHZ、XSHZ ハイインピーダンス制御信号、
10、10−1〜10−k ラッチ部、
11 第1のラッチ回路、12 第2のラッチ回路、
20、20−1〜20−k セレクター、30、30−1〜30−k 出力回路、
40 波形信号供給回路、50−1〜50−k 画素回路、60−1〜60−k 画素、
410 走査信号出力回路、420 データ信号出力回路、
430 表示コントローラー、440 波形信号供給回路、
500 電気光学装置、510 コントローラー、520 処理部、
530 記憶部、540 I/F部(外部インターフェース部)

Claims (14)

  1. 電気光学装置の画素を駆動する画素回路であって、
    データ信号をラッチするラッチ部と、
    バッファー回路を有し、前記ラッチ部からのラッチデータ信号に基づく駆動データ信号をバッファリングして前記画素に出力する出力回路を含み、
    前記出力回路は、
    前記バッファー回路の出力ノードと画素回路出力ノードとの間に設けられる抵抗と、
    高電位側電源ノードと前記画素回路出力ノードとの間に設けられ、前記画素回路出力ノードから前記高電位側電源ノードに向かう方向を順方向とする第1のダイオードと、
    前記画素回路出力ノードと低電位側電源ノードとの間に設けられ、前記低電位側電源ノードから前記画素回路出力ノードに向かう方向を順方向とする第2のダイオードと、
    を含むことを特徴とする画素回路。
  2. 請求項1において、
    前記出力回路の前記バッファー回路は、
    直列接続されたP型トランジスターとN型トランジスターを含み、
    前記抵抗は、
    前記P型トランジスターのドレインを延在形成したP型不純物領域と前記N型トランジスターのドレインを延在形成したN型不純物領域により形成されることを特徴とする画素回路。
  3. 請求項2において、
    前記第1のダイオードは、
    前記P型不純物領域をアノードとし、前記P型不純物領域に対向し前記高電位側電源ノードに接続される電位安定化用N型不純物領域及び前記電位安定化用N型不純物領域が形成されるN型ウェルをカソードとするダイオードであり
    前記第2のダイオードは、
    前記N型不純物領域をカソードとし、前記N型不純物領域に対向し前記低電位側電源ノードに接続される電位安定化用P型不純物領域及び前記電位安定化用P型不純物領域が形成されるP型ウェルをアノードとするダイオードであることを特徴とする画素回路。
  4. 請求項3において、
    前記P型不純物領域は、
    第1の延在方向に沿って延在形成される第1のP型不純物領域と、前記第1のP型不純物領域の端部から前記第1の延在方向に交差する第2の延在方向に沿って延在形成される第2のP型不純物領域を有し、
    前記N型不純物領域は、
    前記第1の延在方向に沿って延在形成される第1のN型不純物領域と、前記第1のN型不純物領域の端部から前記第1の延在方向に交差する第3の延在方向に沿って延在形成される第2のN型不純物領域を有し、
    前記電位安定化用N型不純物領域は、前記第2のP型不純物領域の前記第1の延在方向側であって、前記第2のP型不純物領域と対向する場所に配置され、
    前記電位安定化用P型不純物領域は、前記第2のN型不純物領域の前記第1の延在方向側であって、前記第2のN型不純物領域と対向する場所に配置されることを特徴とする画素回路。
  5. 請求項2乃至4のいずれかにおいて、
    前記出力回路は、
    所与の信号が入力又は出力される信号ノードと前記出力回路の前記出力ノードとの間に設けられ、並列接続された第1のP型トランジスター及び第1のN型トランジスターにより構成されるトランスファーゲートと、
    前記バッファー回路であるクロックドインバーター回路を含み、
    前記クロックドインバーター回路は、
    直列接続された第2のP型トランジスター、第3のP型トランジスター、第3のN型トランジスター及び第2のN型トランジスターにより構成され、
    前記P型トランジスターは、前記クロックドインバーター回路の前記第3のP型トランジスターであり、
    前記N型トランジスターは、前記クロックドインバーター回路の前記第3のN型トランジスターであることを特徴とする画素回路。
  6. 請求項5において、
    前記クロックドインバーター回路を構成する前記第2のP型トランジスター及び前記第3のP型トランジスターと、前記トランスファーゲートを構成する前記第1のP型トランジスターが第1の方向に沿って配置され、
    前記クロックドインバーター回路を構成する前記第2のN型トランジスター及び前記第3のN型トランジスターと、前記トランスファーゲートを構成する前記第1のN型トランジスターが前記第1の方向に沿って配置されることを特徴とする画素回路。
  7. 請求項6において、
    前記第2のP型トランジスターのドレインと前記第3のP型トランジスターのソースが共通の不純物領域により形成され、前記第3のP型トランジスターのドレインと前記第1のP型トランジスターのソースが共通の不純物領域により形成され、
    前記第2のN型トランジスターのドレインと前記第3のN型トランジスターのソースが共通の不純物領域により形成され、前記第3のN型トランジスターのドレインと前記第1のN型トランジスターのソースが共通の不純物領域により形成されることを特徴とする画素回路。
  8. 請求項5乃至7のいずれかにおいて、
    テスト時において、前記トランスファーゲートの前記信号ノードに対してテスト信号が前記所与の信号として入力される、或いは前記トランスファーゲートの前記信号ノードから前記画素の検査結果信号が前記所与の信号として出力されることを特徴とする画素回路。
  9. 請求項8において、
    通常動作時には、
    前記トランスファーゲートの前記第1のP型トランジスター及び前記第1のN型トランジスターがオフになり、前記クロックドインバーター回路の前記第2のP型トランジスター及び前記第2のN型トランジスターがオンになり、
    テスト時には、
    前記トランスファーゲートの前記第1のP型トランジスター及び前記第1のN型トランジスターがオンになり、前記クロックドインバーター回路の前記第2のP型トランジスター及び前記第2のN型トランジスターがオフになることを特徴とする画素回路。
  10. 請求項1乃至9のいずれかにおいて、
    前記ラッチ部は、
    前記画素を駆動するためのデータ信号をラッチして記憶する第1のラッチ回路と、
    前記第1のラッチ回路から転送される前記データ信号をラッチして記憶する第2のラッチ回路を含むことを特徴とする画素回路。
  11. 請求項10において、
    前記第2のラッチ回路からの前記ラッチデータ信号に基づいて制御され、オン駆動用波形信号、オフ駆動用波形信号のいずれかを選択して出力するセレクターを含むことを特徴とする画素回路。
  12. 請求項10又は11のいずれかにおいて、
    1フレームが複数のサブフレームに分割され、前記複数のサブフレームの各サブフレームにおいて、前記電気光学装置の複数の走査線の各走査線が順次選択される場合に、
    前記第1のラッチ回路は、
    前記複数の走査線のうちの画素回路に対応する走査線が選択される場合にアクティブになる走査信号に基づいて、前記データ信号をラッチし、
    前記第2のラッチ回路は、
    前記各サブフレームに同期してアクティブになるサブフレーム同期信号に基づいて、前記第1のラッチ回路から転送される前記データ信号をラッチすることを特徴とする画素回路。
  13. 複数の画素と、
    各画素回路が請求項1乃至12のいずれかに記載の画素回路である複数の画素回路と、
    を含むことを特徴とする電気光学装置。
  14. 請求項13に記載の電気光学装置を含むことを特徴とする電子機器。
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