JP2012097932A - 給湯器 - Google Patents

給湯器 Download PDF

Info

Publication number
JP2012097932A
JP2012097932A JP2010244383A JP2010244383A JP2012097932A JP 2012097932 A JP2012097932 A JP 2012097932A JP 2010244383 A JP2010244383 A JP 2010244383A JP 2010244383 A JP2010244383 A JP 2010244383A JP 2012097932 A JP2012097932 A JP 2012097932A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
burner
combustion
water heater
unit
fan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010244383A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5647489B2 (ja
Inventor
Hideo Okamoto
英男 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rinnai Corp filed Critical Rinnai Corp
Priority to JP2010244383A priority Critical patent/JP5647489B2/ja
Publication of JP2012097932A publication Critical patent/JP2012097932A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5647489B2 publication Critical patent/JP5647489B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)
  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】バーナの不完全燃焼を風によるバーナの失火と区別して検知することができる給湯器を提供する。
【解決手段】所定の給湯設定温度に応じた目標燃焼量が得られるように、ファン84の回転速度とガス供給路6からの燃料ガスの供給量とを制御するバーナ5の燃焼運転を実行する燃焼制御部92と、バーナ5の燃焼炎を検出するフレームロッド5cと、ファン84が、外部からの風の吹き込み圧を想定した風圧閾値よりも、ファン84からバーナ5への燃焼用空気の供給圧の方が高くなる回転速度で作動した状態で、バーナ5の燃焼運転が実行されているときに限定して、フレームロッド5cの検出信号に基づいて、バーナ5の不完全燃焼を検知する不完全燃焼検知部95とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、バーナの不完全燃焼を検知する機能を備えた給湯器に関する。
給湯器の設置態様としては屋外設置と屋内設置があり、屋内設置の場合には、給湯器に排気筒を接続してバーナの燃焼排ガスを排気筒を介して屋外に排出する。しかし、誤って排気筒を接続せずに給湯器を屋内に設置した場合や排気筒の不良により、バーナの燃焼排ガスが屋内に排出されると、給湯器が設置された部屋の酸素濃度が低下して酸欠によるバーナの不完全燃焼が生じる。
そこで、従来の給湯器においては、フレームロッド等の炎センサを備えてバーナの燃焼状態を監視し、炎センサの検出レベルの低下によりバーナの不完全燃焼が検知されたときに、バーナの燃焼を強制的に停止するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−162442号公報
給湯器を屋外に設置する場合には、給湯器周囲の換気が良好に行われるため、基本的にはバーナの不完全燃焼は生じ難い。しかしながら、積雪や子供のいたずら等から給湯器を保護するために、給湯器の周囲に囲いが設けられた場合には、囲いにより給湯器周囲の換気が妨げられて、酸欠によるバーナの不完全燃焼が生じ易い不適切な使用状態になることが生じ得る。
そこで、炎センサによりバーナの不完全燃焼が検知されたときに、バーナの燃焼を禁止したり、不完全燃焼の発生を報知することによって、このような不適切な使用状態で、給湯器が使用されることを回避することができる。
ところで、給湯器を囲いを設けずに屋外に設置した適切な使用状態であるときに、強風の吹き込みによって突発的にバーナが失火する場合がある。そして、この場合にも、バーナの不完全燃焼が生じた場合と同様に炎センサの検出レベルが低下するため、炎センサにより、酸欠によるバーナの不完全燃焼と強風によるバーナの失火を区別して検知することは困難である。
そして、強風によるバーナの失火が生じたときに、不完全燃焼が検知されたときと同様に、その後のバーナの燃焼を禁止してしまうと、給湯器の使用状態が適切であるにも拘わらず、保守サービス等に連絡してバーナの燃焼禁止を解除してもらうまで、給湯器の使用が不能になるという不都合がある。また、強風によるバーナの失火が生じたときに、不完全燃焼の発生を報知してしまうと、使用者に違和感や不安感を与えてしまう。
本発明はかかる背景を鑑みてなされたものであり、バーナの不完全燃焼を強風によるバーナの失火と区別して検知することができる給湯器を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、バーナと、前記バーナにより加熱されて、内部を流通する湯水を加熱する熱交換器と、前記バーナに燃焼用空気を供給するファンと、前記バーナに燃料ガスを供給する燃料ガス供給部と、所定の給湯設定温度に応じた目標燃焼量が得られるように、前記ファンの回転速度と前記燃料ガス供給部による燃料ガスの供給量とを制御する前記バーナの燃焼運転を行なう燃焼制御部と、前記バーナの燃焼炎を検出する炎センサと、前記ファンが、外部からの風の吹き込み圧を想定した風圧閾値よりも、前記バーナへの燃焼用空気の供給圧の方が高くなる回転速度で作動した状態で、前記バーナが燃焼しているときに限定して、前記炎センサの検出信号に基づいて前記バーナの不完全燃焼を検知する不完全燃焼検知部とを備えたことを特徴とする(第1発明)。
第1発明によれば、前記不完全燃焼検知部は、前記ファンが前記風圧閾値よりも前記バーナへの燃焼用空気の供給圧の方が高くなる回転速度で作動した状態で、前記バーナが燃焼しているときに限定して、前記バーナの不完全燃焼を検知する。この場合、前記バーナへの燃焼用空気の供給圧が低く、外部からの強風の吹き込みにより前記バーナの失火が生じ得る状況では、前記不完全燃焼検知部による前記バーナの不完全燃焼の検知は行われない。そのため、外部からの強風の吹き込みによる失火と区別して、前記バーナの不完全燃焼を検知することができる。
また、第1発明において、前記不完全燃焼検知部により前記バーナの不完全燃焼が検知された回数をカウントして保持する検知カウンタを備え、前記燃焼禁止部は、前記検知カウンタに保持されたカウント値が所定値以上になったときに、前記バーナの燃焼運転を禁止することを特徴とする(第2発明)。
第2発明によれば、給湯器が屋外で囲いを設けて設置され、換気不足により前記バーナの不完全燃焼が生じ易くなっている場合等、給湯器の使用状態が不適切な状態で、前記バーナの燃焼運転が継続されることを禁止することができる。
また、第2発明において、前記不完全燃焼検知部により前記バーナの不完全燃焼が検知された回数をカウントして保持する検知カウンタを備え、前記燃焼禁止部は、前記検知カウンタに保持されたカウント値が所定値以上になったときに、前記バーナの燃焼運転を禁止することを特徴とする(第3発明)。
第3発明によれば、前記燃料ガス供給部から前記バーナに燃料ガスを供給する際に、燃料ガスの供給路に空気が混入して前記バーナが失火した場合のように、突発的な要因によってバーナが消火されたときに、前記バーナの不完全燃焼が生じていると誤検知されて前記バーナの燃焼運転が禁止されることを防止することができる。
また、第4発明において、前記燃焼禁止部は、前記バーナの燃焼運転が、前記ファンが前記風圧閾値よりも前記バーナへの燃焼用空気の供給圧の方が高くなる回転速度で作動し、且つ、前記不完全燃焼検知部による前記バーナの不完全燃焼が検知されない状態で、所定時間以上継続したときに、前記検知カウンタのカウント値を減少させることを特徴とする(第4発明)。
第4発明によれば、前記バーナの燃焼運転が、前記ファンが前記風圧閾値よりも前記バーナへの燃焼用空気の供給圧の方が高くなる回転速度で作動し、且つ、前記不完全燃焼検知部による前記バーナの不完全燃焼が検知されない状態で、所定時間以上継続したときには、前記バーナが安定して正常燃焼しており、給湯器の使用状態が適切であると判断することができる。そこで、この場合には、前記検知カウンタに保持されたカウント値を減少させることにより、不完全燃焼の誤検知によって前記バーナの燃焼運転が禁止されることを防止することができる。
本発明の給湯器の構成図。 図1に示した給湯器の制御ブロック図。 図1に示した給湯器の作動フローチャート。
本発明の実施の形態について、図1〜図3を参照して説明する。
図1を参照して、本実施形態の給湯器1は屋外に設置されており、ハウジング2内に燃焼筐3を備えている。燃焼筐3の上端部には、排気口31が設けられている。
燃焼筐3内の下部にはバーナ5が収容されている。バーナ5は、複数の単位バーナ5aから成る第1バーナユニット51と、第1バーナユニット51よりも多い単位バーナ5aから成る第2バーナユニット52とにより構成されている。バーナ5には、バーナ5に点火するための点火プラグ5bと、バーナ5の燃焼炎を検知するフレームロッド5c(本発明の炎センサに相当する)とが設けられている。
バーナ5には、燃料ガスを供給するガス供給路6が接続されている。ガス供給路6の下流側は、第1バーナユニット51に接続された第1分岐路61と、第2バーナユニット52に接続された第2分岐路62とに分かれている。第1分岐路61には、第1バーナユニット51への燃料ガスの供給/遮断を切換える第1能力切替弁61aが設けられ、第2分岐路62には、第2バーナユニット52への燃料ガスの供給/遮断を切換える第2能力切替弁62aが設けられている。また、ガス供給路6の第1分岐路61及び第2分岐路62への分岐箇所の上流側には、ガス比例弁63とガス元弁64が設けられている。
燃焼筐3内のバーナ5の下側には、多数の通気孔を有する分布板81aで仕切られた給気室81が形成されている。給気室81は、仕切板81bにより、第1バーナユニット51に対応した第1給気室82と第2バーナユニット52に対応した第2給気室83とに仕切られている。
燃焼筐3の下方に、給気路85を介して給気室81にバーナ5の燃焼用空気を供給するファン84が設けられている。給気路85の下流側は、第1給気室82に接続された第1分配路86aと第2給気室83に接続された第2分配路86bに分岐している。
燃焼筐3内の上部には、バーナ5により加熱される給湯用の熱交換器71が収容されている。熱交換器71には給水路72と出湯路73が接続され、給水路72から熱交換器71に供給される水が熱交換器71で加熱されて出湯路73に供給される。
給水路72には、給水路72を流通する水の流量を検出する水量センサ72aと、給水路72から供給される水の流量を調節する水量調節弁72bとが設けられいる。出湯路73には、出湯路73から供給される湯の温度を検出する出湯温度センサ73aが設けられている。
ハウジング2内には、給湯器1の全体的な作動を制御するコントローラ9が設けられている。コントローラ9は、図示しないCPUやメモリ等により構成された電子ユニットであり、給湯器1を遠隔操作するためのリモコン10と接続されている。
次に、図2を参照して、コントローラ9には、出湯温度センサ73aの温度検出信号と、水量センサ72aの流量検出信号と、フレームロッド5cの炎検出信号が入力される。また、コントローラ9から出力される制御信号によって、水量調節弁72b、ガス元弁64、ガス比例弁63、第1能力切換弁61a、第2能力切換弁62a、ファン84、及び点火プラグ5bの作動が制御される。
コントローラ9は、メモリに保持された給湯器1の制御用プログラムをCPUで実行することによって、給湯制御部91、燃焼制御部92、燃焼禁止部93、検知カウンタ94、及び、不完全燃焼検知部95として機能する。
給湯制御部91は、出湯温度センサ73aにより検出される出湯路73からの給湯温度が、リモコン10により設定された給湯設定温度となるように、バーナ5の目標燃焼量を決定すると共に、必要に応じて水量調節弁72bにより給水路72に供給される水の流量を調節する。
燃焼制御部92は、第1能力切換弁61aと第2能力切換弁62aを共に開弁して第1バーナユニット51及び第2バーナユニット52を燃焼させる「有効燃焼範囲大の状態」と、第1能力切替弁61aを閉弁して第2能力切替弁62aを開弁し、第2バーナユニット52のみを燃焼させる「有効燃焼範囲中の状態」と、第1能力切替弁61aを開弁して第2能力切替弁62aを閉弁し、第1バーナユニット51のみを燃焼させる「有効燃焼範囲小の状態」とを切換えると共に、ガス比例弁63の開度を調節して、目標燃焼量が得られるように、各有効燃焼範囲でのバーナ5への燃料ガスの供給流量を制御する。さらに、燃焼制御部92は、目標燃焼量が得られるようにファン84の回転速度を制御する。
不完全燃焼検知部95は、フレームロッド5cの炎検出信号のレベルによりバーナ5の不完全燃焼を検知する。検知カウンタ94は、不完全燃焼検知部95によりバーナ5の不完全燃焼が検知された回数をカウントする。燃焼禁止部93は、検知カウンタ94のカウント値が所定値以上になったときに、燃焼制御部92によるバーナ5の燃焼運転の実行を禁止する。バーナ5の燃焼運転が禁止されることにより、給湯器1の使用が禁止された「インターロック状態」となる。
次に、図3に示したフローチャートに従って、コントローラ9の動作について説明する。
給湯器1に電源が投入されるとコントローラ9は作動を開始し、リモコン10の運転スイッチ(図示しない)が操作されたときに給湯器1を運転状態(給湯運転を実行する状態)にして、図3のフローチャートによる処理を実行する。
コントローラ9は、STEP1で水量センサ72aの検出流量により給水路72への水の供給が開始されたことを検知したときに、STEP2に進んでバーナ5の点火処理を開始すると共に、点火タイマ(例えば、4秒がタイマ時間に設定される)をスタートさせる。
続くSTEP3とSTEP20からなるループにより、コントローラ9は、STEP20で点火タイマがタイムアップしたか否かを確認しながら、STEP3でフレームロッド5cの炎検出信号FLのレベルが点火閾値Ath(例えば、0.1μA)よりも大きいか否かを判断する。
STEP3でフレームロッド5cの炎検出信号FLのレベルが燃焼閾値Athよりも大きくなったときにSTEP4に進み、コントローラ9は、点火処理を終了して給湯運転を開始する。給湯運転は上述したように給湯制御部91により実行され、給湯制御部91により決定された目標燃焼量に応じて、燃焼制御部92がバーナ5の燃焼量を制御する。
また、STEP20で点火タイマがタイムアップしたときはSTEP21に進み、コントローラ9は、点火エラー処理を実行する。点火エラー処理として、コントローラ9は、ガス元弁64と第1能力切換弁61a及び第2能力切換弁62aを閉弁すると共に、ファン84の作動を停止し、リモコン10の表示部(図示しない)に失火エラーを示す表示を行う。
給湯制御部91は、給湯運転の実行中に、STEP5でフレームロッド5cの炎検出信号FLのレベルが燃焼閾値Athよりも大きいか否かを判断し、STEP6で水量センサ72aの検出流量により給水路72への水の供給が停止したか否かを判断する。
STEP5でフレームロッド5cの炎検出信号FLのレベルが燃焼閾値Ath以下になったときにSTEP30に分岐する。STEP30は不完全燃焼検知部95による処理であり、不完全燃焼検知部95は、ファン84の回転速度(STEP5でフレームロッド5cの炎検出信号FLのレベルが燃焼閾値Ath以下になったときのファン84の回転速度)が速度閾値Nth以上であったか否かを判断する。
ここで、速度閾値Nthは、給湯器1の外部からバーナ5に向かって吹き込む風を想定して決定した風圧閾値よりも、ファン84によりバーナ5に供給される燃焼用空気の供給圧の方が高くなるファン84の回転速度の下限に設定されている。例えば、風速15m/secの風を想定したときには、風圧閾値が以下の式(1)のhにより求まる145kPa(14.8mH2O)に決定される。
Figure 2012097932
但し、V:燃焼用空気の平均噴出速度(風速に対応)、g:重力加速度(9.8m/sec2)、h:燃焼用空気の噴出圧力、d:燃焼用空気の比重(1.0)。
そして、速度閾値Nthは、ファン84の回転によりバーナ5に供給される燃焼用空気の供給圧が、風圧閾値145kPaとなる回転速度(例えば、3000rpm)に設定される。速度閾値Nthは、このように想定値から算出してもよく実験により決定してもよい。
ファン84が速度閾値Nth以上で作動しているときには、風の吹き込みによりバーナ5が失火する可能性が低い。そのため、STEP5でフレームロッド5cの炎検出信号FLのレベルが燃焼閾値Ath以下であり、且つ、STEP30でファン84の回転速度が速度閾値Nth以上であったときには、酸欠による不完全燃焼によりバーナ5が失火したと判断することができる。
そこで、この場合はSTEP40に分岐し、検知カウンタ94のカウント値CNTをカウントアップ(CNT+1→CNT)する。続くSTEP41〜STEP42は燃焼禁止部93による処理である。燃焼禁止部93は、STEP41で、検知カウンタ94のカウント値CNTが3以上であるか否かを判断し、カウント値CNTが3以上であるときはSTEP42に進んでインターロック処理を行う。
燃焼禁止部93は、インターロック処理として、ガス元弁64と第1能力切換弁61a及び第2能力切換弁62aを閉弁すると共にファン84の作動を停止した後に、燃焼制御部92による燃焼運転を禁止する。これにより、給湯制御部91による給湯運転の実行が禁止されて、給湯器9の使用が不能となったインターロック状態になる。なお、給湯器9がインターロック状態であるときは、リモコン91の表示部にインターロック表示がなされる。なお、インターロック状態の解除は、使用者から連絡を受けた給湯器1の保守要員等が行う。
また、STEP41で、検知カウンタ94のカウント値CNTが3未満であったときにはSTEP31に進み、コントローラ9は失火エラー処理を行う。コントローラ9は、失火エラー処理として、ガス元弁64と第1能力切換弁61a及び第2能力切換弁62aを閉弁すると共にファン84の作動を停止した後に、リモコン10の表示部に失火エラー表示を行う。
次に、STEP6で、水量センサ72aの検出流量により給水路72への水の供給が停止したと判断したときは、STEP7に進む。STEP7〜STEP8は燃焼禁止部93による処理である。
燃焼禁止部93は、STEP7で、給湯運転中にファン84の回転速度が速度閾値Nthよりも速い状態で3分以上継続した状態があったか否かを判断する。ここで、給湯器1の周囲に囲いが設けられた不適切な使用状態であるときは、バーナ5の燃焼量が多くファン84の回転速度が速度閾値Nthとなる大きな火力でバーナ5を燃焼させると、短時間で酸欠によるバーナ5の不完全燃焼が生じる条件となる。
そのため、STEP7で、給湯運転中にファン84の回転速度が速度閾値Nthよりも速い状態で3分以上継続した状態があったと判断されたときには、給湯器1の使用状態が適切であって、囲い等は設けられていない可能性が高い。
そこで、この場合にはSTEP8に進み、燃焼禁止部93は、検知カウンタ94のカウント値CNTを1だけ減少させて(CNT−1→CNT)、STEP9に進む。そして、これにより、ガス供給路6中のエア噛み(ガス供給路6内に、燃料ガスに空気が挟まれた箇所が存在した状態)等により、偶発的にバーナ5が失火したときに、バーナ5の不完全燃焼が生じたものと誤って検知されることを防止している。
一方、STEP7で、給湯運転中にファン84の回転速度が速度閾値Nthよりも速い状態で3分以上継続した状態があったと判断されなかったときには、検知カウンタ94のカウント値CNTを減少させずにSTEP9に進む。
STEP9で、給湯制御部91は、ガス元弁64と第1能力切換弁61a及び第2能力切換弁62aを閉弁すると共にファン84の作動を停止して、給湯運転を終了する。
なお、本実施形態では、検知カウンタ94を備えて、図3のSTEP40〜STEP41により、STEP5及びSTEP30の判断部によってバーナ5の不完全燃焼が複数回(図3では3回)検知されたときに、STEP42でインターロック処理を行うようにしたが、バーナ5の不完全燃焼が1回検知されたときに、直ちにインターロック処理を行うようにしてもよい。
また、本実施形態では、図3のSTEP7〜STEP8で、ファン84の回転速度が速度閾値Nthよりも速い状態で、バーナ5が所定時間(図3では3分を例示)以上燃焼運転を実行したときに、検知カウンタ94のカウント値を1だけ減少させる処理を行ったが、この処理を行わない場合にも、本発明の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、本発明の炎センサとしてフレームロッドを用いたが、熱電対等、他の種類の炎センサを用いてもよい。
1…給湯器、3…燃焼筐、5…バーナ、5c…フレームロッド、9…コントローラ、71…熱交換器、84…ファン、91…給湯制御部、92…燃焼制御部、93…燃焼禁止部、94…検知カウンタ、95…不完全燃焼検知部。

Claims (4)

  1. バーナと、
    前記バーナにより加熱されて、内部を流通する湯水を加熱する熱交換器と、
    前記バーナに燃焼用空気を供給するファンと、
    前記バーナに燃料ガスを供給する燃料ガス供給部と、
    所定の給湯設定温度に応じた目標燃焼量が得られるように、前記ファンの回転速度と前記燃料ガス供給部による燃料ガスの供給量とを制御する前記バーナの燃焼運転を行なう燃焼制御部と、
    前記バーナの燃焼炎を検出する炎センサと、
    前記ファンが、外部からの風の吹き込み圧を想定した風圧閾値よりも、前記バーナへの燃焼用空気の供給圧の方が高くなる回転速度で作動した状態で、前記バーナが燃焼しているときに限定して、前記炎センサの検出信号に基づいて前記バーナの不完全燃焼を検知する不完全燃焼検知部と
    を備えたことを特徴とする給湯器。
  2. 請求項1記載の給湯器において、
    前記不完全燃焼検知部により前記バーナの不完全燃焼が検知されたときに、前記燃焼制御部による前記バーナの燃焼運転を禁止する燃焼禁止部を備えたことを特徴とする給湯器。
  3. 請求項2記載の給湯器において、
    前記不完全燃焼検知部により前記バーナの不完全燃焼が検知された回数をカウントして保持する検知カウンタを備え、
    前記燃焼禁止部は、前記検知カウンタに保持されたカウント値が所定値以上になったときに、前記バーナの燃焼運転を禁止することを特徴とする給湯器。
  4. 請求項3記載の給湯器において、
    前記燃焼禁止部は、前記バーナの燃焼運転が、前記ファンが前記風圧閾値よりも前記バーナへの燃焼用空気の供給圧の方が高くなる回転速度で作動し、且つ、前記不完全燃焼検知部による前記バーナの不完全燃焼が検知されない状態で、所定時間以上継続したときに、前記検知カウンタのカウント値を減少させることを特徴とする給湯器。
JP2010244383A 2010-10-29 2010-10-29 給湯器 Active JP5647489B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010244383A JP5647489B2 (ja) 2010-10-29 2010-10-29 給湯器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010244383A JP5647489B2 (ja) 2010-10-29 2010-10-29 給湯器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012097932A true JP2012097932A (ja) 2012-05-24
JP5647489B2 JP5647489B2 (ja) 2014-12-24

Family

ID=46390047

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010244383A Active JP5647489B2 (ja) 2010-10-29 2010-10-29 給湯器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5647489B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015140964A (ja) * 2014-01-28 2015-08-03 リンナイ株式会社 給湯システム
JP2022011644A (ja) * 2020-06-30 2022-01-17 株式会社コロナ 燃焼機器
EP3988843A1 (de) * 2020-10-23 2022-04-27 Vaillant GmbH Verfahren und vorrichtung zum schutz einer abgasanlage eines heizgerätes

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63184340U (ja) * 1987-05-20 1988-11-28
JPH0158417B2 (ja) * 1985-10-09 1989-12-12 Harman Co Ltd
JPH02150619A (ja) * 1988-11-29 1990-06-08 Paloma Ind Ltd ガス燃焼器の安全装置
JPH0814553A (ja) * 1994-07-04 1996-01-19 Gastar Corp Co検出センサ付燃焼機器の断続燃焼時の燃焼制御方法およびその装置
JPH0914653A (ja) * 1995-06-22 1997-01-17 Gastar Corp 燃焼装置
JP2003185109A (ja) * 2001-12-25 2003-07-03 Chofu Seisakusho Co Ltd 燃焼装置
JP2003207207A (ja) * 2002-01-11 2003-07-25 Takagi Ind Co Ltd 給湯装置
JP2008159460A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Kyocera Corp 燃料電池装置
JP2009121814A (ja) * 2009-03-09 2009-06-04 Takagi Ind Co Ltd 燃焼機器、その燃焼制御方法、排気システム及び燃焼システム
JP2009162442A (ja) * 2008-01-08 2009-07-23 Rinnai Corp 燃焼機器

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0158417B2 (ja) * 1985-10-09 1989-12-12 Harman Co Ltd
JPS63184340U (ja) * 1987-05-20 1988-11-28
JPH02150619A (ja) * 1988-11-29 1990-06-08 Paloma Ind Ltd ガス燃焼器の安全装置
JPH0814553A (ja) * 1994-07-04 1996-01-19 Gastar Corp Co検出センサ付燃焼機器の断続燃焼時の燃焼制御方法およびその装置
JPH0914653A (ja) * 1995-06-22 1997-01-17 Gastar Corp 燃焼装置
JP2003185109A (ja) * 2001-12-25 2003-07-03 Chofu Seisakusho Co Ltd 燃焼装置
JP2003207207A (ja) * 2002-01-11 2003-07-25 Takagi Ind Co Ltd 給湯装置
JP2008159460A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Kyocera Corp 燃料電池装置
JP2009162442A (ja) * 2008-01-08 2009-07-23 Rinnai Corp 燃焼機器
JP2009121814A (ja) * 2009-03-09 2009-06-04 Takagi Ind Co Ltd 燃焼機器、その燃焼制御方法、排気システム及び燃焼システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015140964A (ja) * 2014-01-28 2015-08-03 リンナイ株式会社 給湯システム
JP2022011644A (ja) * 2020-06-30 2022-01-17 株式会社コロナ 燃焼機器
JP7421427B2 (ja) 2020-06-30 2024-01-24 株式会社コロナ 燃焼機器
EP3988843A1 (de) * 2020-10-23 2022-04-27 Vaillant GmbH Verfahren und vorrichtung zum schutz einer abgasanlage eines heizgerätes

Also Published As

Publication number Publication date
JP5647489B2 (ja) 2014-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7250870B1 (en) Back draft alarm assembly for combustion heating device
JP2006046866A (ja) 給湯装置及びその凍結防止方法
KR101938572B1 (ko) 보일러의 배기연도 이탈검지 및 연소제어방법
KR101562241B1 (ko) 연소기기의 배기온도 검출센서 빠짐 검지방법
CN110081605B (zh) 热水器的排气安全检测方法
JP5647489B2 (ja) 給湯器
CN110567160B (zh) 防止壁挂炉爆燃的方法
KR20130126116A (ko) 온도센서를 이용한 배기가스 온도 제어장치를 구비하는 보일러 및 그 제어방법
KR101632154B1 (ko) 연소장치
JP2018031533A (ja) 燃焼装置
KR101938569B1 (ko) 보일러의 배기연도 이탈검지 및 연소제어방법
JP5188479B2 (ja) 燃焼機器
KR101106934B1 (ko) 연소기기의 연도 막힘 판단 보정방법
JP2009174811A (ja) 給湯装置
JP5253334B2 (ja) 燃焼機器
US7695273B2 (en) Lockout algorithm for a furnace including a pollutant sensor
JP5925224B2 (ja) 給湯システム
JP3499281B2 (ja) 燃焼装置
JP6173161B2 (ja) 燃焼装置
JP5017249B2 (ja) 不完全燃焼検知装置
JP3958727B2 (ja) 燃焼装置、その調整方法及び調整用プログラム
TWI540289B (zh) Combustion control method of gas appliance
JP3795817B2 (ja) ガス燃焼装置
JPH10232019A (ja) 給湯用燃焼装置
JP7421427B2 (ja) 燃焼機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131029

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140520

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140820

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20140827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5647489

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250