JP2012097654A - スクロール圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮機の部品点数削減により低コスト化を図ること。
【解決手段】モータによって駆動される旋回スクロールと、前記旋回スクロールと組み合わされ鏡板に渦巻状のラップを直立して形成した固定スクロールと、前記旋回スクロールの鏡板背面に押接されるシール材24とを備え、運転中に高圧領域からの潤滑油をシール材24を配置する溝51aとシール材24との間に導入しシール材24を旋回スクロールへ押接することでシール機構を構成するスクロール圧縮機であって、前記シール材24の形状を凸形にして、運転停止時にシール材を配置する溝とシール材との間に空間を確保する構成としてある。この構成により、シールバネを用いることなく起動直後のシール性を確保することが可能となるため、部品点数の少ない低コストな圧縮機を提供することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、空調及び冷凍装置に適用されるスクロール圧縮機に関するものである。
従来、この種のスクロール圧縮機は、多くの製造業者等から同様の圧縮機に関するさまざまな出願がなされ公開されていると共に、家庭用ルームエアコン用や冷蔵庫用の圧縮機として種々の圧縮機が実際に利用されている。また、最近は自動車空気調和装置用の圧縮機としても利用されている。
図5、図6はこのような自動車空気調和装置用の圧縮機の一例を示す。同図に示す圧縮機1では、旋回スクロールに対し適切な背圧室22の圧力を保つため、主軸受部材に高圧室21と背圧室22を区画するシール材124を有しているが、圧縮機運転中に高圧領域内の潤滑油7をシール材124とシール材を配置している溝との間の空間182に導入することによりシール材124を押し上げて旋回スクロール12へ押接させるため、シール材124を配置する溝とシール材124との間に潤滑油7を導入するための空間182を常に確保しておくことが必要であった。このため、圧縮機1が停止しているときは、潤滑油7が前記空間182の中に導入されない為、溝の中にシール材124が埋没してしまい、空間182が形成されない状態となってしまい、圧縮機1を起動しても、潤滑油7が導入されず、高圧室21と背圧室22とが区画出来ない状態となり、適切な背圧室22の圧力が保てなくなる。
このため、前記シール材124と、シール材124を配置している溝との間にシールバネ81を入れて、圧縮機1停止時にシール材124を押し上げることで、運転時の潤滑油導入空間182を確保していた(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−49089号公報(第3頁、第2図、第4図、第4頁、第3図)
しかしながら、前記従来の構成では、圧縮機停止時の潤滑油導入空間を確保するためのみにシールバネが必要であり、このため、部品点数が多くなり、低コスト化が図れないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、シールバネを用いることなく圧縮機停止時の潤滑油導入空間を確保することでシールバネを廃止し、部品点数の少ない低コストなスクロール圧縮機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のスクロール圧縮機は、容器内に収納されたモータと、前記モータによって駆動されるとともに鏡板に渦巻状のラップを直立して形成した旋回スクロールと、前記旋回スクロールと組み合わされ鏡板に渦巻状のラップを直立して形成した固定スクロールと、前記旋回スクロールの背面に位置する主軸受部材とにより構成される圧縮機構部と、前記旋回スクロールの鏡板背面に押接されるシール材とを備え、運転中に高圧領域からの潤滑油をシール材を配置する溝とシール材との間に導入しシ
ール材を旋回スクロールへ押接することでシール機構を構成し、シール材でシールされている内側を高圧領域、外側を背圧室に区画するスクロール圧縮機であって、前記シール材の形状を凸形にして、運転停止時にシール材を配置する溝とシール材との間に空間を確保する構成としたものである。
本発明のスクロール圧縮機は、シールバネを用いることなく起動直後のシール性を確保することが可能となるため、部品点数の少ない低コストな圧縮機を提供することが可能となる。
本発明の実施の形態1におけるスクロール圧縮機の断面図 同スクロール圧縮機の主軸受部材の溝部分に設けたシール材を示す拡大断面図 同シール材の他の例を示す拡大断面図 同シール材の更に他の例を示す拡大断面図 従来のスクロール圧縮機の断面図 従来のスクロール圧縮機の主軸受部材の溝部分に設けたシール材を示す拡大断面図
第1の発明は、容器内に収納されたモータと、前記モータによって駆動されるとともに鏡板に渦巻状のラップを直立して形成した旋回スクロールと、前記旋回スクロールと組み合わされ鏡板に渦巻状のラップを直立して形成した固定スクロールと、前記旋回スクロールの背面に位置する主軸受部材とにより構成される圧縮機構部と、前記旋回スクロールの鏡板背面に押接されるシール材とを備え、運転中に高圧領域からの潤滑油をシール材を配置する溝とシール材との間に導入しシール材を旋回スクロールへ押接することでシール機構を構成し、シール材でシールされている内側を高圧領域、外側を背圧室に区画するスクロール圧縮機であって、前記シール材の形状を凸形にして、運転停止時にシール材を配置する溝とシール材との間に空間を確保することにより、運転時に前記溝との間の空間に高圧領域からの潤滑油を導入し、シール材を押し上げ、旋回スクロールに押接することで、高圧領域と背圧室とを区画する。
この構成によればシールバネを用いることなく、圧縮機停止中のシール材とシール溝との間の空間を確保することが可能なため、シールバネを廃止し、部品点数の少ない安価なスクロール圧縮機を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるスクロール圧縮機の断面図であり、図2から図4は主軸受部材51に配置された溝部分の拡大断面図である。
図1〜4は、スクロール圧縮機1の胴部の周りにある取付け脚2によって横向きに設置される横型のスクロール圧縮機の場合の1つの例を示している。このスクロール圧縮機1は、その本体ケーシング3内に圧縮機構部4およびこれを駆動するモータ5を内蔵し、圧縮機構部4を含む各摺動部の潤滑に供する液を貯留する貯液部6を備え、モータ5を図示しないモータ駆動回路部によって駆動するようにしている。取り扱う冷媒はガス冷媒であり、各摺動部の潤滑や圧縮機構部4の摺動部のシールに供する液としては潤滑油7などの
液を採用している。また、潤滑油7は冷媒に対して相溶性のあるものである。しかし、本発明はこれらに限られることはない。基本的には、冷媒の吸入、圧縮および吐出を行う圧縮機構部4と、この圧縮機構部4を駆動するモータ5と、圧縮機構部4を含む各摺動部の潤滑に供する液を貯留する貯液部6を本体ケーシング3に内蔵し、モータ5をモータ駆動回路部により駆動するスクロール圧縮機1であればよく、以下の説明は特許請求の範囲の記載を限定するものではない。
本実施の形態でのスクロール圧縮機1の圧縮機構部4は、固定スクロール11と旋回スクロール12のお互いの渦巻状のラップ11bおよび12bを噛み合わせて形成した圧縮空間10が、旋回スクロール12をモータ5により駆動軸14を介して固定スクロール11に対し旋回運動をさせたときに、移動を伴い容積を変化させることにより外部サイクルから帰還する冷媒の吸入、圧縮および外部サイクルへの吐出を、サブケーシング80に設けた吸入口8および本体ケーシング3に設けた吐出口9を通じて行う。
これに併せ、本体ケーシング3の貯液部6に貯留されている潤滑油7がポンプ13などを駆動軸14にて駆動するか本体ケーシング3内の差圧を利用するなどして、駆動軸14の駆動軸給油経路15を通じ、旋回スクロール12の旋回駆動に伴い旋回スクロール12の鏡板12aの背面へ供給され、高圧領域を形成する。鏡板12aの背面には、主軸受部材51に設けられた溝51aの中にシール材24が配置されており、圧縮機運転中は、シール材24と溝51aの間に潤滑油7が流れ込み、旋回スクロール12を押接することで、シール材24の内側を高圧領域21、外側を背圧室22に区画している。
旋回スクロール12の内部には、高圧領域21から背圧室22への背圧室給油経路25および背圧室22から圧縮室23への圧縮室給油経路26を備え、背圧室給油経路25の一開口端がシール部材24を往来することにより、高圧領域21に供給された潤滑油7は、主転がり軸受42を潤滑し、偏心転がり軸受43を経ながら潤滑した後、背圧室22に供給され、旋回スクロール12を背圧によってバックアップする。さらに圧縮室給油経路26により背圧室22に供給された潤滑油7が圧縮室23に供給され、固定スクロール11と旋回スクロール12との間のシールおよび潤滑を図る。
さらに、本体ケーシング3内の軸線方向の一方の端部壁3a側からポンプ13、副転がり軸受41、モータ5、主転がり軸受42を持った主軸受部材51を配置してある。ポンプ13は端部壁3aの外面から収容してその後に嵌め付けた蓋体52との間に保持し、蓋体52の内側に貯液部6に通じるポンプ室53を形成して吸上げ通路54を介し貯液部6に通じるようにしてある。副転がり軸受41は端部壁3aにて支持し、駆動軸14のポンプ13に連結している側を軸受するようにしてある。モータ5は固定子5aを本体ケーシング3の内周に焼き嵌めなどして固定し、駆動軸14の途中まわりに固定した回転子5bとによって駆動軸14を回転駆動できるようにしている。
主軸受部材51はサブケーシング80の内周にボルト17などにて固定し、駆動軸14の圧縮機構部4側を主転がり軸受42により軸受している。主軸受部材51の外面には前記固定スクロール11を図示しないボルトなどによって取付け、これら主軸受部材51と固定スクロール11との間に旋回スクロール12を挟み込んでスクロール圧縮機を構成している。主軸受部材51と旋回スクロール12との間には旋回スクロール12の自転を防止して旋回運動させるためのオルダムリング57が設けられている。
駆動軸14の端部には偏心軸14aが一体形成されており、偏心軸14aにはブッシュ30が嵌合して支持されている。ブッシュ30には旋回スクロール12が固定スクロール11と対向するように偏心転がり軸受43を介して旋回運動可能に支持されている。旋回スクロール12の鏡板12aの背面には筒部12cが突設されており、偏心転がり軸受4
3は筒部12c内に収容されている。偏心転がり軸受43の内輪43aは、ブッシュ30に嵌合されており、偏心転がり軸受43の外輪43bは、筒部12cにわずかな隙間をもってルーズに嵌め合されている。
圧縮機構部4のサブケーシング80からの露出部分は、サブケーシング80と開口同士を突き合わせてボルト18にて固定した本体ケーシング3により覆い、端部壁3aと軸線方向に反対側の端部壁80aを形成している。圧縮機構部4はサブケーシング80の吸入口8と本体ケーシング3の吐出口9との間に位置し、自身の吸入口16がサブケーシング80の吸入口8と接続され、自身の吐出口31がリード弁31aを介して端部壁80aの側に開口して相互間を吐出室62としている。吐出室62は固定スクロール11および主軸受部材51ないしはこれらと本体ケーシング3との間に形成した連絡通路63を通じて圧縮機構部4と端部壁3aとの間の、吐出口9を持ったモータ5側に通じている。
以上によって、モータ5はモータ駆動回路部によって駆動され、駆動軸14を介して圧縮機構部4を旋回運動させるとともに、ポンプ13を駆動する。このとき圧縮機構部4は、ポンプ13により貯液部6の潤滑油7を供給されて潤滑およびシール作用を受けながら、サブケーシング80の吸入口8さらに自身の固定スクロール11に設けた吸入口16を通じ冷凍サイクルからの帰還冷媒を吸入して、圧縮し、自身の吐出口31から吐出室62に吐出する。吐出室62に吐出された冷媒は連絡通路63を通じてモータ5側に入り、モータ5を冷却しながら本体ケーシング3の吐出口9から吐出されるまでの過程で、冷媒は衝突、絞りなどの気液分離を図って潤滑油7の分離を受けながらも、随伴している一部潤滑油7によって副転がり軸受41の潤滑も行う。
図2は本実施の形態のシール材を挿入した主軸受け部材の溝部分の断面図である。本実施の形態では、シール材24に溝底に向かって突出する凸部24aを持たせた構成としてある。これにより、圧縮機が停止している時にシール材24が溝の中に埋没することを防いでおり、停止時の潤滑油導入空間82を確保しておくことが可能となる。潤滑油7は、高圧領域21から窪み部83を通り、シール材24と溝51aとの隙間から潤滑油導入空間82へ導入される。また、円状になっているシール材24のカットされている部分からも潤滑油7が潤滑油導入空間82へ導入される。
図3はシール材24の他の例を示し、このシール材24はその端部を溝51aの壁に接するように延設してシール材24が安定しやすいようにしている。また、 図4はさらに他のシール材24を示し、図3の例と同様に、シール材24の端部を溝51aの壁に接するように延設してしてシール材24が安定しやすいようにしている。
以上のように、前期実施の形態で説明したスクロール圧縮機1は、シール材24の形状を、シール材24と溝51aの接触する部分を凸形とすることで、従来、運転空間を確保させておくために必要であったシールバネ81を用いることなく、圧縮機運転停止時であっても、潤滑油導入空間82を確保することが可能となり、部品点数を削減し低コスト化を図ることが可能となる。
以上のように、本発明にかかるスクロール圧縮機は、部品点数を削減し低コスト化を図ることが可能となるので、民生用、産業用などに利用可能である。
1 スクロール圧縮機
3 本体ケーシング
4 圧縮機構部
5 モータ
7 潤滑油
10 圧縮空間
11 固定スクロール
11a 鏡板
11b 渦巻状ラップ
12 旋回スクロール
12a 鏡板
12b 渦巻状ラップ
14 駆動軸
21 高圧領域
22 背圧室
23 圧縮室
24 シール材
24a 凸部
51 主軸受部材
51a 溝

Claims (1)

  1. 容器内に収納されたモータと、前記モータによって駆動されるとともに鏡板に渦巻状のラップを直立して形成した旋回スクロールと、前記旋回スクロールと組み合わされ鏡板に渦巻状のラップを直立して形成した固定スクロールと、前記旋回スクロールの背面に位置する主軸受部材とにより構成される圧縮機構部と、前記旋回スクロールの鏡板背面に押接されるシール材とを備え、運転中に高圧領域からの潤滑油をシール材を配置する溝とシール材との間に導入しシール材を旋回スクロールへ押接することでシール機構を構成し、シール材でシールされている内側を高圧領域、外側を背圧室に区画するスクロール圧縮機であって、前記シール材の形状を凸形にして、運転停止時にシール材を配置する溝とシール材との間に空間を確保することを特徴としたスクロール圧縮機。
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