JP2012095083A - 撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光学ズーム機能と電子ズーム機能を併せ持つ撮影装置において、光学的な最大倍率手前のズーム位置で電子ズームを行うことにより生じる課題を回避する。
【解決手段】レンズ群105の光軸方向への駆動の操作を行うズーム駆動指令入力手段202と、挿脱式の焦点距離変換光学系113による光学焦点距離変換設定手段205と、電子ズーム領域設定手段203と、光学ズーミング動作と電子ズーム領域設定手段203の連動動作を許可するズーム連動設定手段204から構成され、ズーム連動動作が許可されている場合には、電子ズーム領域設定手段203により光学的にケラレの無い範囲に収まる様にレンズ群105の駆動を制限することと、光学焦点距離変換手段による切り替え操作は、焦点距離変換手段による撮影映像が、電子ズーム領域設定手段203により光学的にケラレの無い状態の時のみ光学焦点距離変換手段の切り替え操作を許可する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学ズーム及び光学焦点距離変換手段を備えたレンズ装置と、電子ズームを備えたカメラ装置を含む撮影装置に関するものである。
従来の撮影システムではレンズの光学系を操作することで撮影する焦点距離を変化させる光学ズーム機能(以下、光学ズーム)と、焦点距離変換光学系(以下、エクステンダ)をレンズの光軸上へ挿脱することで焦点距離を変化させる機能を搭載するシステムがある。さらに、近年の電子技術の進歩により、撮影された映像を、電気的に拡大・縮小する機能も実現され、電子ズーム機能(以下、電子ズーム)として、従来の光学ズーム機能と併せて製品に実装されている。
これら光学ズーム機能及びエクステンダと電子ズーム機能の双方の機能を備えた撮影装置においては、同じ拡大・縮小動作を異なる方法によって行うことが可能になっている。このため同じ製品にこれら機能を併せ持った場合には操作上様々な問題点が生じており、この問題点に対する対策も多数提案されている。
例えば、特許文献1には画像の劣化の無い光学ズームと画像劣化を伴う電子ズーム機能を単一の操作部材で操作可能であり、かつ光学ズームと電子ズームを意図的に使い分けるための提案がなされている。
また、特許文献2には光学ズーム或は電子ズームによって拡大されている画像が全体像のどの部分を切り出しているか、かつ光学ズームの映像が表示されているか、電子ズーム映像が表示されているかが容易に確認できる電子カメラが提案されている。更にこの提案では電子ズームで拡大する部分を光軸中心に限定されずに機能可能なことにも言及している。
特開2002−51253号公報 特開2004−72206号公報
これらの特許文献には光学ズーム機能と電子ズーム機能を併せ持つ撮影装置における様々な課題と改善策の提案がなされている。提案は、何れも光学ズームにより最大に拡大された映像をさらに電子ズームで拡大することで生じる課題についての提案であり光学的な最大倍率手前のズーム位置で電子ズームを行うことにより生じる課題についての言及はなされていない。また同様に、光学焦点距離変換機能と電子ズームを併用時に生じる課題に対する提案もされていない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたもので、特に光学ズーム可能な範囲での電子ズームを行った場合に生じる光学的なケラレを防ぎ、光学ズームと電子ズームを併用した際に生じる操作上の課題の回避を行う。また光学焦点距離変換機能と電子ズームを併用した際に生じる操作上の課題を回避することが可能な撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮影装置は、ズーミング機能を司るレンズ群と、該レンズ群の光軸方向の駆動を行う駆動部と、該レンズ群の光軸方向の位置を検出する検出器、該ズーミング機能を司るレンズ群の光軸方向への駆動の操作を行うズーム駆動指令入力手段、挿脱式の焦点距離変換光学系による光学焦点距離変換手段、及び該焦点距離変換手段を切り替える手段を有するテレビレンズと該テレビレンズを通して入射される被写体の光学像を電気信号に変換し、電気的に拡大,縮小する機能を持つテレビカメラと変換された電気信号を表示する手段、前記被写体の光学像を電気的に拡大、縮小する領域の設定を行う電子ズーム領域設定手段と、該ズーミング機能を司るレンズ群を使用した光学ズーミング動作と電気的な拡大・縮小する機能を使用した拡大・縮小動作の連動動作を許可するズーム連動設定手段から構成される撮影装置において、ズーム連動設定手段による連動動作が許可されている場合には、ズーミング機能を司るレンズ群の駆動を電子ズーム領域設定手段により設定された領域が光学的にケラレの無い範囲に収まる様に光軸方向の移動を制限することと、光学焦点距離変換手段の設定手段による切り替え操作は、焦点距離変換手段を挿入後に得られる撮影映像が、電子ズーム領域設定手段により設定された領域を光学的にケラレの無い状態の時のみ光学焦点距離変換手段の設定手段による切り替え操作を許可することを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付の図面を参照して説明される好ましい実施例等によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、光学ズーム機能とエクステンダ及び電子ズーム機能併せ持つ撮影装置において最大倍率手前の光学ズーム位置で電子ズームを操作した際に生じる課題の解消、及び光学焦点距離変換機能と電子ズームを併用した際に生じる課題を回避することが可能になる。
本発明の実施例に示される構成ブロック図 実施例1で示される発明における表示映像 実施例1で示される発明におけるレンズ制御演算装置動作フロー 実施例2で示される発明における表示映像 実施例2で示される発明におけるレンズ制御演算装置動作フロー
以下に、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明による第1の実施例を表すレンズシステム図である。同図において、テレビレンズ100はテレビカメラ300に装着されている。テレビカメラ300はテレビレンズ100への電流の供給と、制御信号の授受を行っている。
101はテレビレンズ100のフォーカシング機能を司るフォーカスレンズ群、102は前述のフォーカスレンズ群を駆動するためのモータ、103はフォーカスモータ102を駆動するフォーカスレンズ駆動ドライバ部である。このフォーカスレンズ駆動ドライバ部は後述する117のレンズ制御演算装置から出力された制御信号を増幅しフォーカスモータ102を駆動するためのモータ駆動用信号を生成している。104はエンコーダーやポテンショメータなどで構成され、フォーカスレンズ群101の位置を検出するフォーカスレンズ位置検出部である。
105はテレビレンズ100の光学的なズーミング機能を司るズームレンズ群、106は前述のズームレンズ群を駆動するためのモータ、107はズームモータ106を駆動するズームレンズ駆動ドライバ部である。このズームレンズ駆動ドライバ部は先のフォーカスレンズ駆動ドライバ部103と同様に後述のレンズ制御演算装置117から出力された制御信号を増幅しズームモータ106を駆動するためのモータ駆動用信号を生成している。108はエンコーダーやポテンショメータなどで構成され、ズームレンズ群105の位置を検出するズームレンズ位置検出部である。
109はテレビレンズ100で撮影されている映像の光量調節をおこなうアイリス部である。アイリス部は光量調節のために何枚もの薄い羽根状の部材を重ね合わせて光を通す経路を作り、この経路を狭めたり広げたりすることで光量調節を行っている。110は後述のアイリス駆動ドライバ部111の出力を受けてアイリス部109を駆動するアイリスモータである。111はアイリスモータ110を駆動するアイリス駆動ドライバ部である。このアイリス駆動ドライバ部も後述のレンズ制御演算装置117から出力された制御信号を増幅しアイリスモータ110を駆動するためのモータ駆動用信号を生成している。112はエンコーダーやポテンショメータなどで構成され、アイリス部109で作られている光量調節のための経路の大きさを検出するためのアイリス位置検出部である。
113は光学焦点距離変換機能を司るレンズ群(以下エクステンダ)である。エクステンダは撮影光路上に挿入されることで焦点距離を所定の倍率に拡大することを可能とするレンズ群である。通常、このエクステンダは大型テレビレンズの場合レンズ内に構成されるターレット内に2〜3セット配置されている。114は後述のエクステンダ駆動ドライバ部115の出力を受けてターレットを駆動し、エクステンダレンズ113の光軸上への挿入、着脱を行うエクステンダモータである。115はエクステンダモータ114を駆動するエクステンダ駆動ドライバ部である。このエクステンダ駆動ドライバ部も後述のレンズ制御演算装置117から出力された制御信号を増幅しエクステンダモータ114を駆動するためのモータ駆動用信号を生成している。116はエンコーダーやポテンショメータ等で構成され、エクステンダレンズ113の位置を検出するエクステンダ位置検出部である。
117はレンズ制御演算装置である。この制御演算装置では後述するフォーカス駆動指令値駆動指令入力部201、ズーム駆動指令値入力部202から出力された各指令信号、及びカメラ制御演算装置から入力したアイリス制御信号と光学エクステンダ設定信号、及び後述の光学エクステンダ設定手段205から入力されたエクステンダ設定信号からズームレンズ、フォーカスレンズ、アイリスの指令値、及び、エクステンダ設定位置を算出する。また同時に、各制御・設定する部材の現在位置を検出している位置検出部から出力された検出信号を使って、各制御・設定部材の位置制御を行っている。さらにレンズ制御演算装置117では各部材の位置検出部から出力された信号から所定の手順に従って各部材の位置信号を算出し、カメラ制御演算装置304へ算出された位置信号を出力している。
加えて、後述する電子ズーム領域設定手段204から出力された電子ズーム枠の位置、大きさの信号を取り込み、所定の手順に従って設定されているズーム枠の位置、大きさを算出しカメラ制御演算装置304へ算出されたズーム枠の位置、大きさを出力している。さらにレンズ群の位置や設定状態を後述の操作・設定部材へ出力している。
201は撮影者が操作を行うことで、フォーカスレンズ群101の操作・駆動を行うフォーカス駆動指令入力部である。202も同様に撮影者が操作することで、ズームレンズ群105の操作・駆動を行うズーム駆動指令入力部である。撮影者がこれらの駆動指令入力部を操作すると、操作量に応じて各レンズ群を駆動するための指令信号がレンズ制御演算装置117に出力される。また同時にレンズ制御演算装置117から出力されるレンズ位置、設定状態を入力している。203は電子ズーム領域設定手段である。この電子ズーム領域設定手段によって設定された領域が電子ズーム機能により拡大・縮小される。拡大・縮小の倍率は、後述の電子ズーム倍率設定手段306で設定される。電子ズーム領域設定手段では領域設定操作が行われている時、電子ズームを行う領域の位置と大きさを決定する信号をレンズ制御演算装置117に出力している。204は電子ズーム連動設定手段である。ここでは電子ズーム領域設定手段203で設定された電子ズーム領域の位置・大きさを鑑み、ズームレンズ群105が光軸方向に移動する光学的なズーミング、あるいはエクステンダの光軸上への挿入、着脱動作に制限を与えるか否かを設定している。205は光学エクステンダ設定手段である。ここではテレビレンズ100に構成されている光学エクステンダレンズ113を所望のエクステンダレンズに設定する。選択されたエクステンダレンズを示す設定信号がレンズ制御演算装置117に出力される。
300はテレビカメラであり、テレビレンズ100を介して入射された光学像を電気的信号に変換して後述の表示装置への表示や、不図示の記録手段への記録や伝送手段を介して外部機器への出力を行うのと同時に、テレビレンズ100へ供給する電力の供与、制御信号の授受を行っている。301は入射された被写体の光学像を電気信号に変換する撮像回路である。302は変換された電気信号を表示するための表示装置、303は電気信号の処理を行う信号処理回路である。この信号処理回路では撮像回路からの電気信号や、後述する電子ズーム倍率設定手段あるいはメモリから読み込まれた電気信号を表示装置に表示するための電気信号の処理を行っている。304はテレビカメラ300の持つ機能の制御とテレビレンズ100との間のデータ授受を司るカメラ制御演算装置である。この304が信号処理回路303に対して適切な信号処理が行えるように制御を行っている。305は電子ズーム機能を使用する場合に信号処理回路304によって処理を行ったデジタルデータを保存するメモリ部である。電子ズーム機能を使用する場合は信号処理回路304で信号処理が行われた後、メモリ部305に保存され、表示装置302に表示される。306は電子ズーム機能のON/OFFと電子ズーム倍率の設定、及び電子ズーム時の倍率優先制御の有効・無効を設定するための電子ズーム倍率設定手段である。
図2は本実施例で電子ズーム連動設定手段が許可された状態での光学ズームから電子ズームへの遷移を示した図面である。
図2(A)は任意の光学ズーム位置における表示装置に表示されている映像である。図中の電子ズーム枠は電子ズーム領域設定手段により設定された電子ズーム機能で拡大する領域を表している。電子ズーム領域設定手段を操作することで表示画面中の電子ズーム枠の位置・大きさを任意に設定することが可能である。図中では画面中央の花の部分が領域設定されている。
図2(B)は、図2(A)からズーム駆動指令入力部を望遠方向に操作した時の表示映像である。電子ズーム連動設定手段が連動許可された状態では光学的に撮影された映像が、電子ズーム領域設定手段により設定された電子ズーム枠の範囲内の映像に対して光学的にケラレを生じさせないズームレンズの位置でズーミング機能を司るレンズ群の駆動が制限される。つまりこの映像のズームレンズ位置で光学的なズーミング機能は制限される。
図2(C)は図2(B)の位置から更にズーム駆動指令入力部で望遠方向に操作を行った時の表示映像である。図2(B)の状態で光学ズーム位置が制限された後は、予め設定された電子ズーム枠内に含まれる画像が表示画面内に収まる様に映像が拡大される。映像は電子ズーム倍率設定手段で設定された倍率まで拡大表示される。図2(D)は電子ズーム設定手段で設定された倍率が表示画面の大きさと凡そ一致した時の表示である。電子ズーム倍率設定手段が倍率優先を行わない設定状態では図2(D)の状態まで電子ズーム手段による拡大が行われる。図2(C)から図2(D)の状態への拡大の途中で表示画面上に光軸中心が含まれなくなった場合には光軸中心の方向を示す表示を行い光学ズームにおける拡大との違和感を緩和する。さらに電子ズーム倍率設定手段が倍率優先の設定状態である場合は、図2 (D)の状態から電子ズーム枠の中心を画像中心として倍率設定手段で設定された倍率まで拡大表示を行う。
図3は本発明によるズーム連動機能の動作フローである。同図においてS100は、一連の処理の開始を示す。レンズ内の制御演算回路では定められた時間毎にS100から始まるフローを実施しズーム連動機能を実現している。最初のステップS101では、制御演算回路はズーム駆動指令入力部から出力されるズーム駆動指令値を入力している。このズーム駆動指令値は後のステップでズームレンズ位置指令値、或は電子ズームの倍率変化量を算出するために使用される。次のステップS102では、ズームレンズ位置検出器から出力されるレンズ位置データを入力し、光学ズームレンズの位置として記憶している。ステップS103では、前述のステップで入力したズーム駆動指令値から光学ズームレンズ群の位置指令値を算出している。ステップS104では、電子ズーム倍率設定手段の電子ズーム機能の設定状態、電子ズーム機能の有効・無効の状態を取得する。電子ズーム機能が有効に設定されている場合にはステップS105に移行し、電子ズーム機能が無効に設定されている場合はステップS115へ移行する。ステップS105以降の状態は、電子ズーム機能が有効である場合の処理を行っている。S105のステップではエクステンダの位置検出器の出力値を取得して現在のエクステンダの倍率を判別している。次のステップS106では、カメラから設定されている電子ズーム領域の位置と大きさを取得する。電子ズーム領域の形状が長方形や正方形の場合には大きさについては、位置を把握するために取得した頂角位置と対角上にある頂角の位置を取得しても枠の大きさが決定できるため、ズーム枠の大きさそのものを取得した場合と同等の効果が得られる。ステップS107ではステップS102で記憶したズーム位置、ステップS105で得られたエクステンダの倍率とステップS106で得られた電子ズーム領域の位置・大きさから光学ズーム位置における水平画角、垂直画角と電子ズーム領域に含まれる水平画角・垂直画角の最大値を算出する。ステップS108では、電子ズーム連動設定手段の設定信号を入力し、電子ズーム連動機能の有効・無効を判断している。電子ズーム連動機能が無効と判断された場合はステップS110への移行し、有効と判断された場合はステップS109へ移行する。ステップS109ではステップS107で算出した現在の光学ズーム位置における水平画角、垂直画角と電子ズーム領域に含まれる水平画角・垂直画角の最大値を比較し、電子ズーム領域が全て光学ズーム位置における水平、垂直画角より小さい場合のみステップS110へ移行し、他の場合はステップS113へ移行する。ステップS110ではステップS103で算出した光学ズーム位置指令値に制御演算を施しズームレンズ駆動ドライバへ算出された信号を出力、光学レンズ群の駆動を行う。次のステップS111ではステップS103で算出した光学ズーム位置における電子ズーム領域の位置・大きさを算出し、カメラ制御演算装置へ算出した信号を出力する。ステップS112へ移行して一連の処理を終了する。ステップS109から分岐したステップS113では光学ズームから電子ズームへズーミングが移行した時の処理を行っている。このステップではステップS101で入力されたズーム駆動指令値から電子ズーム倍率の変化量を算出しカメラへ出力、カメラ側では得られた電子ズーム倍率の変化量から、更新された電子ズーム倍率を算出し表示処理を行う。次のステップS114では電子ズーム倍率変化に伴う電子ズーム領域の撮影画面上に占める位置・大きさを算出しカメラ演算制御装置へ出力する。同時に撮影画面が光学ズーム位置における光軸中心を含んでいるかを算出し、含まれていない場合は凡その光軸中心方向を示す表示を表示装置に表示させるため、表示位置と形状の情報をカメラ演算制御装置に送出し、ステップS112へ移行して一連の処理を終了する。最後にステップS104から分岐したステップS115では電子ズーム機能が有効でない場合の処理、つまりズーミング機能が光学ズームのみの場合の処理を行う。ステップS115ではステップS103で算出した光学ズーム位置指令値に制御演算を行いズームレンズ駆動ドライバへ出力、光学レンズ群の駆動を行った後、ステップS112へ移行し一連の処理を終了する。
以上説明した処理を行うことで、光学ズーム可能な範囲での電子ズームを行った場合に生じる光学的なケラレを防ぎ、光学ズームと電子ズームを併用した際の操作上の問題点を回避することが可能な撮影装置の提供が可能になる。
本発明の第2の実施例による撮影について説明する。構成は実施例1と同一であるので構成についての説明は省く。
図4は本実施例で電子ズーム連動機能が設定されている状態における光学エクステンダの作動と電子ズーム設定領域を示した図面である。
図4(A)、図4(C)は任意の光学ズーム位置における表示装置に表示されている映像である。図中に実線で示される電子ズーム枠は電子ズーム領域設定手段により設定された電子ズーム機能で拡大する領域を表している。同図においては説明のために必要な光学エクステンダ挿入後の画面範囲を点線で示してある。
図4(A)の状態は光学エクステンダ設定手段により設定されたエクステンダが光軸上に挿入させた後に撮影する映像が図中の点線で示された領域になる状態を示している。このような状態はエクステンダ作動後の撮影映像が電子ズームで拡大を行う領域を含んでいるため、エクステンダ作動後も電子ズーム領域に対してケラレは生じない。このような状況下ではエクステンダの作動は許可されて図4(B)の状態の映像になる。
次に図4(C)の状態でエクステンダ作動させた場合、エクステンダが光軸上に挿入された後の撮影映像は図中の点線の領域に狭められる。この状態ではエクステンダ作動後の光学的な撮影領域が電子ズーム領域を外れているため、エクステンダ作動後は電子ズーム領域に対して光学的なケラレが発生してしまう。このような場合、本発明では撮影映像が図4(C)で示される状態になる。つまりエクステンダの作動は許可されず、撮影画面中に警告表示が表示される。
図5は本発明におけるズーム連動機能の第2の実施例を示す動作フローである。同図においてS200は、一連の処理の開始を示す。レンズ内の制御演算回路では定められた時間毎にS200から始まるフローを実施しズーム連動機能を実現している。最初のステップS201では、ズームレンズ位置検出器から出力されるレンズ位置データを入力し、光学ズームレンズ位置として記憶している。次のステップS202では、光学エクステンダ設定手段から出力されるエクステンダ設定信号の入力を行っている。次のステップS203では電子ズーム倍率設定手段の電子ズーム機能の設定状態、電子ズーム機能の有効・無効の状態を取得する。電子ズーム機能が有効に設定されている場合にはステップS204に移行し、電子ズーム機能が無効に設定されている場合はステップS213へ移行する。ステップS204以降の状態は、電子ズーム機能が有効の場合の処理を行っている。ステップS204ではエクステンダの位置検出器の出力値を取得して現在のエクステンダの倍率を判別している。次のステップS205では、カメラから設定されている電子ズーム領域の位置と大きさを取得する。ステップS206ではステップS201で記憶したズーム位置、ステップS202で入力したエクステンダ設定値から、エクステンダを設定値に従って動作させた場合における撮影映像の水平画角・垂直画角を算出。同時にステップS201で記憶したズーム位置、ステップS204で得られた現在のエクステンダの設定倍率とステップS205で得られた電子ズーム領域の位置・大きさから設定されている電子ズーム領域に含まれる水平画角・垂直画角の最大値を算出する。ステップS207では、電子ズーム連動設定手段の設定信号を入力し、電子ズーム連動機能の有効・無効を判断している。電子ズーム連動機能が無効と判断された場合はステップS209への移行し、有効と判断された場合はステップS208へ移行する。ステップS208ではステップS206で算出した現在の電子ズーム領域に含まれる水平画角・垂直画角の最大値とエクステンダを設定信号に従って動作させた後に撮影される映像の水平画角・垂直画角を比較し、電子ズーム領域に含まれる水平画角・垂直画角最大値がエクステンダ動作後の撮影映像における水平、垂直画角より小さい場合のみステップS209へ移行し、他の場合はステップS212へ移行する。
ステップS209ではステップS202で入力したエクステンダ設定信号に従って制御演算を行った後、エクステンダ駆動ドライバへ算出された信号を出力、エクステンダの駆動を行う。次のステップS210では新しいエクステンダ位置における電子ズーム領域の位置・大きさを、ステップS201で記憶したズーム位置、ステップS204で得られた現在のエクステンダの設定倍率とステップS205で得られた電子ズーム枠の位置・大きさから算出し、カメラ制御演算装置へ算出した信号を出力してステップS211へ移行し一連の処理を終了する。
ステップS208から分岐したステップS212では光学エクステンダ設定手段に従ってエクステンダを作動させると、撮影される映像内に電子ズーム領域が収まらない場合の処理を行っている。本実施例ではカメラの表示装置に警告表示を表示するための信号をレンズ制御演算装置からカメラ制御演算装置に出力を行い、カメラ側で表示装置へ表示する撮影映像と警告表示の重畳を行った後、ステップS211へ移行し一連の処理を終了する。
最後にステップS203から分岐したステップS213では電子ズーム機能が有効でない場合の処理、つまりズーミング機能が光学ズームのみの場合の処理を行う。ステップS213ではステップS202で入力したエクステンダ設定信号に従って制御演算を行い、エクステンダ駆動ドライバへ算出された信号を出力、エクステンダの駆動を行った後、ステップS211へ移行し一連の処理を終了する。
以上説明した処理を行うことで、光学エクステンダが光軸上に挿入されたことで電子ズームを行う範囲に光学的なケラレが生じ、設定された領域の電子ズームが行えないという課題を解消でき、光学エクステンダと電子ズームを併用した際の操作上の問題点を回避することが可能な撮影装置を提供することが可能になる。
第2の実施例では、エクステンダ作動後に電子ズーム領域に対して光学的なケラレが発生する場合はエクステンダの作動を許可せずに警告表示が行われる実施例としたが、一意的にエクステンダの操作を止めるのではなく、エクステンダの作動を許可するか否かを設定する部材を設け、この部材の設定に従ってエクステンダの動作を決定させても、本発明の提案の内容を逸脱するものではない。同様に第2の実施例では警告表示をカメラの表示装置で表示させる例としたが、警告表示をレンズ制御演算装置と接続されている各指令入力部へ出力し、指令入力部にて表示を行っても本発明の提案の内容を逸脱するものではない。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
105 ズームレンズ群
108 ズームレンズ位置検出部
113 エクステンダ
116 エクステンダ位置検出部
117 レンズ制御演算装置
202 ズーム駆動指令入力部
203 電子ズーム領域設定手段
204 電子ズーム連動設定手段
205 光学エクステンダ設定手段
302 表示装置
304 カメラ制御演算装置
306 電子ズーム倍率設定手段

Claims (3)

  1. ズーミング機能を司るレンズ群と、該レンズ群の光軸方向の駆動を行う駆動部と、該レンズ群の光軸方向の位置を検出する検出器、該ズーミング機能を司るレンズ群の光軸方向への駆動を操作するズーム駆動指令入力手段、挿脱式の焦点距離変換光学系による光学焦点距離変換手段、及び光学焦点距離変換手段の切り替え手段を有するテレビレンズと、該テレビレンズを通して入射される被写体の光学像を電気信号に変換し、電気的に拡大,縮小する機能を持つテレビカメラと変換された電気信号を表示する手段、前記電気的に拡大、縮小する領域の設定を行う電子ズーム領域設定手段と、該ズーミング機能を司るレンズ群を使用した光学ズーミング動作と電気的な拡大・縮小する機能を使用した拡大・縮小動作の連動動作を許可するズーム連動設定手段から構成される撮影装置において、
    ズーム連動設定手段による連動動作が許可されている場合には、ズーミング機能を司るレンズ群の駆動を電子ズーム領域設定手段により設定された領域が光学的にケラレの無い範囲に収まる様に光軸方向の移動を制限することを特徴とする撮影装置。
  2. ズーム連動設定手段によるズーム連動機能が設定されている場合、光学焦点距離変換手段の設定手段による切り替え操作は、焦点距離変換手段を挿入後に得られる撮影映像が、電子ズーム領域設定手段により設定された領域を光学的にケラレの無い状態の時のみ光学焦点距離変換手段の切り替え操作を許可することを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  3. 請求項2に記載の撮影装置において、光学焦点距離変換手段の切り替え操作が許可されなかった場合、表示されている映像に警告表示を重畳し表示することを特徴とする撮影装置。
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JP2014112785A (ja) * 2012-12-05 2014-06-19 Olympus Imaging Corp 撮像装置

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