JP2012094951A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】シェーディング補正用の補正情報の算出を簡便に、且つ、適正に行う。
【解決手段】撮像装置100であって、撮像レンズ部1に入射される光量が略等しい条件下で電子撮像部2により撮像された所定の画像を取得する画像取得部5aと、この所定の画像の画素値に基づいて、当該画素値の強さの分布における基準位置を算出する第1算出部5bと、所定の画像における画素値の強さの分布の基準位置から当該所定の画像の各隅部までの各距離を基準として、撮像素子から出力される画像情報における複数の画素の画素値のシェーディング補正用の補正情報を算出する第2算出部5cとを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像された画像に対してシェーディング補正を行う画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
従来、デジタルカメラでは、レンズを通過した画像を撮像すると、レンズの中心点から周辺に離れるほど光量が低下する周辺光量落ち(シェーディング)が生じる場合がある。このシェーディングは、近年の高倍率化やレンズ自体の小型化などの要因で顕著に生じてしまう。
そこで、シェーディングを低減するために、撮像素子からの出力信号に対して所定のゲインを乗算するシェーディング補正を行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−134903号公報
しかしながら、上記特許文献1の場合、撮像領域の中心を点対象とする各領域の積算平均輝度値を算出し、当該積算平均輝度値の差分係数値に基づいて撮像領域の新たな画素座標値を生成してから、撮像素子からの出力信号に対する周辺光量補正関数を算出している。このため、レンズシェーディングによる周辺光量の不均一を補正するための周辺光量補正関数を算出する処理が複雑となり、処理負担が増大してしまうという問題がある。
また、シェーディング補正用の補正情報の算出にて、例えば、白色光等の画像の画素値に基づいて、当該画素値を高さとする等高線分布における中心を算出し、この中心から画像の4隅の中での最も遠い隅部までの補正ゲインを代表テーブルとして採用する手法も知られている。しかしながら、当該代表テーブルをそのまま採用しただけでは、撮像素子の取り付け誤差やレンズ特性や個体ばらつきなどの要因により、画素の位置によっては画素値の過補正が生じてしまうといった問題がある。また、画素値の過補正を生じさせないように代表テーブルの補正ゲインを調整すると、補正後の画素値の変化が大きくなってしまう画素が生じる虞もある。
そこで、本願発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、シェーディング補正用の補正情報の算出を簡便に、且つ、適正に行うことができる画像処理装置、画像処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の画像処理装置は、
撮像レンズに入射される光量が略等しい条件下で撮像素子により撮像された所定の画像を取得する取得手段と、この取得手段により取得された所定の画像の画素値に基づいて、当該画素値の強さの分布における基準位置を算出する第1算出手段と、前記所定の画像における前記第1算出手段により算出された基準位置から当該所定の画像の各隅部までの各距離を基準として、前記撮像素子から出力される画像情報における複数の画素の画素値に対するシェーディング補正用の補正情報を算出する第2算出手段と、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、
前記第1算出手段は、更に、前記取得手段により取得された所定の画像の一方向に並んだ複数の画素の画素値に基づいて、前記分布における当該一方向の重心を算出するとともに、前記所定の画像の前記一方向と略直交する他方向に並んだ複数の画素の画素値に基づいて、前記分布における当該他方向の重心を算出し、算出された前記一方向の重心及び前記他方向の重心に基づいて、前記分布における中心を前記基準位置として算出することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像処理装置において、
前記第1算出手段は、更に、前記取得手段により取得された略矩形状の画像の中心を通り、当該画像の短辺及び長辺と交わる方向に延在する二つの線分に沿う複数の画素の画素値に基づいて、前記分布における前記矩形画像の短辺と略平行な前記他方向の重心を算出することを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の画像処理装置において、
前記第2算出手段は、前記中心から当該所定の画像の各隅部までの各距離を基準として、前記中心と前記各隅部とを結ぶ各線分に沿う複数の画素の画素値のシェーディング補正用の仮補正情報をそれぞれ算出する仮補正情報算出手段と、前記仮補正情報算出手段により算出された各線分に対応する前記仮補正情報のうち、前記中心から最も近い隅部までの距離に対応する補正値が最小となる一の仮補正情報を特定する仮補正情報特定手段とを更に有し、前記仮補正情報特定手段により特定された前記一の仮補正情報に基づいて、前記シェーディング補正用の補正情報を算出することを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像処理装置において、
前記第2算出手段は、更に、前記中心からの各距離にて、前記仮補正情報特定手段により特定された前記一の仮補正情報の各補正値が、前記仮補正情報算出手段により算出された当該一の仮補正情報以外の各仮補正情報の各補正値を上回らないように当該一の仮補正情報を修正して、前記シェーディング補正用の補正情報を算出することを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の画像処理装置において、
前記第2算出手段により算出されたシェーディング補正用の補正情報に基づいて、前記撮像素子から出力される画像情報に対してシェーディング補正を行う補正手段を更に備えることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の画像処理装置において、
前記撮像素子から出力される画像情報における、所定位置を基準とする所定範囲内の画素の画素値に対する補正値と当該所定範囲外の画素の画素値に対する補正値とを異ならせるように識別表示用の補正情報を算出する第3算出手段を更に備え、前記補正手段は、更に、前記第3算出手段により算出された識別表示用の補正情報に基づいて、前記撮像素子から出力される画像情報に対して、前記所定範囲内の画像を当該所定範囲外の画像に対して識別表示可能となるような処理を行うことを特徴としている。
請求項8に記載の発明の画像処理方法は、
画像処理装置を用いた画像処理方法であって、撮像レンズに入射される光量が略等しい条件下で撮像素子により撮像された所定の画像を取得する取得処理と、この取得処理にて取得された所定の画像の画素値に基づいて、当該画素値の強さの分布における基準位置を算出する第1算出処理と、前記所定の画像における前記第1算出処理にて算出された基準位置から当該所定の画像の各隅部までの各距離を基準として、前記撮像素子から出力される画像情報における複数の画素の画素値に対するシェーディング補正用の補正情報を算出する第2算出処理と、を行うことを特徴としている。
請求項9に記載の発明のプログラムは、
画像処理装置のコンピュータを、撮像レンズに入射される光量が略等しい条件下で撮像素子により撮像された所定の画像を取得する取得手段、この取得手段により取得された所定の画像の画素値に基づいて、当該画素値の強さの分布における基準位置を算出する第1算出手段、前記所定の画像における前記第1算出手段により算出された基準位置から当該所定の画像の各隅部までの各距離を基準として、前記撮像素子から出力される画像情報における複数の画素の画素値に対するシェーディング補正用の補正情報を算出する第2算出手段、として機能させることを特徴としている。
本発明によれば、シェーディング補正用の補正情報の算出にかかる処理負担を軽減して、シェーディング補正用の補正情報を簡便に、且つ、適正に算出することができる。
本発明を適用した実施形態1の撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 図1の撮像装置によるシェーディング補正用の補正情報算出処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図1の撮像装置の撮像レンズ部のイメージサークルと所定の被写体画像の画素値を高さとする等高線分布とを模式的に示す図である。 図3の等高線分布における中心を算出する処理を説明するための図である。 所定の被写体画像の等高線分布における中心と各隅部とを結ぶ各線分を模式的に示す図である。 図5の所定の被写体画像の等高線分布における中心から上下左右の各方向の距離補正係数を算出する処理を説明するための図である。 図1の撮像装置によるシェーディング補正用の仮補正ゲインを算出する処理を説明するための図である。 図1の撮像装置により算出された斜め方向の仮補正ゲインと代表テーブルの補正ゲインを示すグラフである。 本発明を適用した実施形態2の撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 図1の撮像装置による識別表示補正処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図10の識別表示補正処理の補正ゲインを示すグラフである。 図10の識別表示補正処理が施された画像の一例を模式的に示す図である。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[実施形態1]
図1は、本発明を適用した実施形態1の撮像装置100の概略構成を示すブロック図である。
実施形態1の撮像装置100は、撮像レンズ部1に入射される光量が略等しい条件下で電子撮像部2により撮像された所定の画像を取得して、この所定の画像の画素値に基づいて、当該画素値の強さの分布(例えば、等高線分布D)における基準位置を算出する。そして、撮像装置100は、所定の画像における分布の基準位置から当該所定の画像の各隅部までの各距離を基準として、電子撮像部2から出力される画像情報における複数の画素の画素値のシェーディング補正用の補正情報を算出する。
具体的には、図1に示すように、撮像装置100は、撮像レンズ部1と、電子撮像部2と、ユニット回路部3と、メモリ4と、補正情報算出部5と、画像処理部6と、表示制御部7と、表示部8と、画像記録部9と、操作入力部10と、中央制御部11とを備えている。
撮像レンズ部1は、例えば、図示は省略するが、各種の光学レンズや絞り等を有し、これらを通過した被写体の光学像を結像する。
また、撮像レンズ部1は、複数の光学レンズを有して構成された光学ズーム機構を具備している。そして、撮像レンズ部1は、複数の光学レンズのうち、ズーム調整用レンズ(図示略)の光軸方向の位置を調整することで焦点距離を可変させる。
具体的には、例えば、ユーザによる操作入力部10のズームボタンの所定操作に基づいて中央制御部11によって光学ズーム倍率が指定されると、図示しないレンズ駆動部(例えば、モータ等、カム等)は、中央制御部11から出力され入力された光学ズーム倍率の指定指示に従って、ズーム調整用レンズを光軸方向に移動させて当該ズーム調整用レンズの光軸方向の位置を調整する。
電子撮像部2は、例えば、図示は省略するが、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor)等のイメージセンサ等から構成されている。そして、電子撮像部2は、撮像レンズ部1の各種光学レンズや絞り(図示略)を通過した光学像を、略矩形状の撮像領域にてRGB色成分よりなる二次元の画像信号に変換して、ユニット回路部3に出力する。
ユニット回路部3は、電子撮像部2から出力された被写体の光学像に応じたRGB色成分よりなるアナログの画像信号が入力される。また、ユニット回路部3は、図示は省略するが、入力された画像信号を保持するCDS(Correlated Double Sampling)と、その画像信号を増幅するゲイン調整アンプ、増幅された画像信号をデジタルの画像信号(RGB画像データ)に変換するADC(Analogue to Digital Convertor)等から構成されている。
また、ユニット回路部3は、必要に応じて、入力された画像信号をYUV色空間に対応する画像データ(YUV画像データ)や、HSV色空間に対応する画像データ(HSV画像データ)に変換して中央制御部11に出力する。
メモリ4は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等により構成され、補正情報算出部5、画像処理部6、表示制御部7、中央制御部11等によって処理されるデータ等を一時的に記憶する。
補正情報算出部5は、画像取得部5aと、第1算出部5bと、第2算出部5cとを具備している。
画像取得部5aは、撮像レンズ部1及び電子撮像部2により撮像され、補正情報算出処理(後述)に用いられる所定の画像を取得する。
即ち、電子撮像部2は、例えば、撮像制御部(図示略)の制御下にて撮像レンズ部1のF値や光学ズーム倍率などの撮影条件が固定されるとともに、撮像レンズ部1の撮像光学系(より具体的には、少なくとも電子撮像部2の撮像領域と光軸方向に重なる領域)に入射される光量が略等しくなるような条件下で、所定の被写体(例えば、白色光等)を撮像する。そして、画像取得部5aは、電子撮像部2から出力されユニット回路部3により変換された所定の被写体画像P1の画像データ(例えば、RGB画像データやYUV画像データ等)を取得する。
ここで、画像取得部5aは、撮像レンズに入射される光量が略等しい条件下で電子撮像部2により撮像された所定の画像を取得する取得手段を構成している。
第1算出部5bは、画像取得部5aにより取得された所定の被写体の画像の画素値に基づいて、当該画素値の強さの分布としての等高線分布Dにおける中心Cの座標(xc, yc)を算出する。
即ち、第1算出部5bは、画像取得部5aにより取得された所定の被写体画像P1の画像データの各画素の画素値に基づいて、当該画素値を高さとする等高線分布D(図3(a)参照)を生成する。
ここで、画素値とは、例えば、RGB画像データの各画素の各色成分毎のデータや、YUV画像データの各画素の輝度値Y等のことである。例えば、画素値として輝度値Yを適用した場合、図3(a)及び図3(b)に示すように、撮像レンズ部1の撮像光学系の中心が輝度値が最も高く(最も明るく)、中心から周辺に離れるほど輝度値が低下している(シェーディング効果)。
また、図3(b)にあっては、図3(a)に示す中心と周縁部とを結ぶ線分Rに沿って並んだ複数の画素の輝度値Yを所定の間隔を空けてサンプリングしたものを模式的に表している。
なお、等高線分布Dは、所定の被写体画像P1の画像データの各画素の画素値の強さ(大きさ)に基づいて仮想的に表した分布であって、所定の被写体画像P1の画像データに実際に現れているものではない。
また、第1算出部5bは、所定の被写体画像P1の水平方向(一方向)に並んだ複数の画素の画素値に基づいて、等高線分布Dにおける当該水平方向の重心xcを算出するとともに、所定の被写体画像P1の垂直方向(一方向と略直交する他方向)に並んだ複数の画素の画素値に基づいて、等高線分布Dにおける当該垂直方向の重心ycを算出する。そして、第1算出部5bは、所定の被写体画像P1の水平方向及び垂直方向の各々の重心xc、ycに基づいて、等高線分布Dにおける中心Cの座標(xc, yc)を基準位置として算出する。
なお、以下の説明にあっては、各座標は、例えば、所定の被写体画像P1の左上隅部を原点標(0, 0)として表すものとする。
第1算出部5bは、等高線分布Dにおける水平方向(x軸方向)の重心を算出する場合、所定の被写体画像P1の画像データの各画素の画素値(例えば、輝度値Y)に基づいて、水平方向の所定の線分Xの端点A、Bの各画素の画素値を特定する。具体的には、第1算出部5bは、垂直方向(y軸方向)の所定位置(例えば、略中央部)にて、水平方向に延在する所定の線分Xを特定し、当該線分Xの端点A、Bの各画素の画素値を取得する。
そして、第1算出部5bは、端点A、Bの各画素の画素値どうしを比較して、これら画素値どうしが等しいと判定した場合には、周辺光量落ちが水平方向に沿って対称(左右対称)と考えられるので、線分Xの中点を重心xcとする。一方、第1算出部5bは、端点A、Bの各画素の画素値が異なると判定した場合には、画素値の低い方の端点(例えば、図4(a)における端点B)側にて他方の端点(例えば、図4(a)における端点A)の画素の画素値と等しい位置(例えば、点B’)を特定し、当該位置(点B’)と他方の端点(端点A)の中点を重心xcとする。
また、第1算出部5bは、等高線分布Dにおける垂直方向(y軸方向)に関しても、垂直方向の所定の線分Yについて重心ycを算出する。なお、重心ycの算出方法は、上記した重心xcの算出方法と略同様であり、その詳細な説明は省略する。
そして、第1算出部5bは、上記のようにして算出された所定の被写体画像P1の水平方向の重心xc及び垂直方向の重心ycを、等高線分布Dにおける中心C、即ち、シェーディング中心Cの座標(xc, yc)として特定する(図4(b)参照)。
なお、線分Xの重心xc及び線分Yの重心ycの算出にて、各線分X、Yの端点A、Bの各画素を中心とする所定範囲内の周辺画素の画素値の平均値を用いても良く、これにより、所定の被写体画像P1の画像データに含まれるノイズの影響を低減することができる。
また、所定の被写体画像P1の短辺方向の重心、即ち、垂直方向の重心ycを算出する場合、第1算出部5bは、略矩形状の所定の被写体画像P1の中心を通り、当該所定の被写体画像P1の短辺及び長辺と交わる斜め方向に延在する二つの線分Ya、Ybに沿って並んだ複数の画素の画素値に基づいて、等高線分布Dにおける垂直方向(短辺と略平行な他方向)の重心ycを算出しても良い(図4(c)参照)。
具体的には、第1算出部5bは、上記と同様にして、二つの線分Ya、Ybの各々の重心yc1、yc2を算出し、各重心yc1、yc2から引いた垂線どうしが交わる点を垂直方向の重心ycとして算出する。
このように、第1算出部5bは、画像取得部5aにより取得された所定の被写体画像P1の画素値に基づいて、当該画素値の強さの分布(等高線分布D)における基準位置を算出する第1算出手段を構成している。
第2算出部5cは、所定の被写体画像P1におけるシェーディング中心Cから当該所定の被写体画像P1の左上、右上、左下、右下の4つの隅部の各々までの距離を基準として、電子撮像部2から出力される画像情報における複数の画素の画素値(例えば、輝度値Y)に対するシェーディング補正用の補正ゲイン代表テーブルT(補正情報;後述)を算出する。
具体的には、第2算出部5cは、中心ゲイン算出部c1と、補正係数算出部c2と、仮補正ゲイン算出部c3と、仮補正ゲイン特定部c4とを具備している。
中心ゲイン算出部c1は、所定の被写体画像P1の等高線分布Dにおける中心C、即ち、シェーディング中心Cにおける画素値を、シェーディング補正用の補正ゲインの算出の基準となる補正ゲイン(中心ゲイン)として算出する。
なお、中心ゲインの算出にて、シェーディング中心Cの画素を中心とする所定範囲内の周辺画素の画素値の平均値を用いても良く、これにより、所定の被写体画像P1の画像データに含まれるノイズの影響を低減することができる。
補正係数算出部c2は、シェーディング中心Cからの距離に応じた距離補正係数を算出する。
即ち、補正係数算出部c2は、所定の被写体画像P1の画像データの各画素の画素値に基づいて、シェーディング中心Cから上下左右の各方向に並んだ複数の画素の画素値を所定の間隔(例えば、シェーディング補正時の画素間隔等)を空けて取得する。そして、補正係数算出部c2は、中心ゲイン算出部c1により算出された中心ゲインを基準として所定の演算を行うことで、上下左右の各方向について複数の画素の画素値からなる画素値系列の各画素値に対応するシェーディング補正用の補正ゲインを算出する。これにより、補正係数算出部c2は、上下左右の各方向についてシェーディング補正用の補正ゲインからなるサンプル系列を算出する。ここで、上下左右の各方向の補正ゲインのサンプル系列は、シェーディング中心Cから距離が離れるに従って補正ゲインが大きくなるような曲線に近似した形状となる(図6(b)参照)。
なお、シェーディング中心Cから上下左右の各方向に並んだ複数の画素の画素値を取得する間隔は、シェーディング補正時の画素間隔に限られるものではなく、上下左右の各方向の距離補正係数を算出するのに十分な精度が得られるような画素間隔であれば適宜任意に変更可能である。
続けて、補正係数算出部c2は、上下左右の各方向のサンプル系列のうち、シェーディング中心Cからの距離が最も遠い方向(例えば、図6(a)における右方向)の距離補正係数を基準(距離補正係数:1.0)として設定し、残りの方向の距離補正係数を等高線分布Dにおける間隔に応じて設定する。
具体的には、補正係数算出部c2は、シェーディング中心Cからの距離が最も遠い方向の等高線分布Dにおける間隔を基準として、求めたい方向の等高線分布Dにおける間隔が狭くなっている場合(例えば、上方向や左方向等の場合)には、シェーディング中心Cからの距離に応じた補正ゲインが基準よりも大きくなるような距離補正係数を設定する。一方で、補正係数算出部c2は、求めたい方向の等高線分布Dにおける間隔が広くなっている場合(例えば、下方向等の場合)には、シェーディング中心Cからの距離に応じた補正ゲインが基準よりも小さくなるような距離補正係数を設定する。
例えば、図6(a)に示すように、補正係数算出部c2は、等高線分布Dにおける間隔が最も狭くなっている上方向は、補正ゲインが最も大きくなるような距離補正係数(例えば、距離補正係数:1.4)を設定し、また、等高線分布Dにおける間隔が次に狭くなっている左方向は、補正ゲインが次に大きくなるような距離補正係数(例えば、距離補正係数:1.2)を設定する。また、補正係数算出部c2は、シェーディング中心Cからの距離が最も遠い方向の等高線分布Dにおける間隔よりも等高線の間隔が広くなっている下方向は、補正ゲインが基準よりも小さくなるような距離補正係数(例えば、距離補正係数:0.7)を設定する。
なお、距離補正係数の算出にて、上下左右の各方向の補正ゲインのサンプル系列を基準とするようにしたが、例えば、当該サンプル系列を算出するのに用いられる上下左右の各方向についての複数の画素の画素値からなる画素値系列を基準としても良い。
仮補正ゲイン算出部c3は、所定の被写体画像P1におけるシェーディング中心Cと4つの隅部の各々とを結ぶ斜め4方向の各線分L(図5参照)ついて、当該各線分Lに沿う複数の画素の画素値のシェーディング補正用の仮補正ゲインをそれぞれ算出する。
即ち、仮補正ゲイン算出部c3は、所定の被写体画像P1の画像データの各画素の画素値に基づいて、シェーディング中心Cから左上、右上、左下、右下の斜め4方向の各線分Lに沿って並んだ複数の画素の画素値を所定の間隔(サンプリング間隔)を空けて取得する。このとき、仮補正ゲイン算出部c3は、斜め4方向の複数の画素の画素値のサンプリング間隔を、補正係数算出部c2により算出された上下左右の各方向の距離補正係数を基準として算出する(図7参照)。
ここで、図7を参照して、サンプリング間隔の算出方法について説明する。
なお、図7にあっては、説明の簡略化のため、シェーディング中心Cの座標(xc, yc)を原点(0, 0)として説明する。また、サンプリング間隔を所定の基準画素数(例えば、16画素)ずつとし、サンプリングの基準画素の座標を(x0, y0)として表す。
図7に示すように、斜め4方向のうち、一の斜め方向(例えば、右上方向)に並んだ複数の画素の画素値のサンプリング間隔を算出する場合、仮補正ゲイン算出部c3は、当該一の斜め方向を分解したニ方向(例えば、右方向及び上方向)の距離補正係数を基準とする。即ち、仮補正ゲイン算出部c3は、一の斜め方向を分解したニ方向(例えば、右方向及び上方向)のうち、水平方向と平行な方向(例えば、右方向)の距離補正係数を基準として、x軸方向のサンプリング間隔の特定に係るx座標x1を算出する一方で、垂直方向と平行な方向(例えば、上方向)の距離補正係数を基準として、y軸方向のサンプリング間隔の特定に係るy座標y1を算出する。
具体的には、x座標x1を算出する場合、仮補正ゲイン算出部c3は、基準画素のx座標x0にサンプリング間隔の基準画素数(例えば、16画素)を乗算したものを、水平方向と平行な方向(例えば、右方向)の距離補正係数(例えば、距離補正係数:1.0)で除算する。同様に、y座標y1を算出する場合、仮補正ゲイン算出部c3は、基準画素のy座標y0にサンプリング間隔の基準画素数(例えば、16画素)を乗算したものを、垂直方向と平行な方向(例えば、上方向)の距離補正係数(例えば、距離補正係数:1.4)で除算する。
この結果、サンプリング間隔の特定に係るx座標x1及びy座標y1の各々は、距離補正係数が基準(距離補正係数:1)より大きい場合は、シェーディング中心Cに近くなり、一方、基準より小さい場合は中心より遠くなる。つまり、x座標x1及びy座標y1の各々は、一の斜め方向(例えば、右上方向)を分解したニ方向(例えば、右方向及び上方向)の等高線分布Dの形状に即した配置となる。
そして、仮補正ゲイン算出部c3は、算出されたx座標x1及びy座標y1に基づいて、二点(x1, 0),(0, y1)を通る楕円を算出し、当該楕円とシェーディング中心Cから一の斜め方向の隅部(例えば、右上隅部)への線分Lとの交点Iの座標(xi, yi)をサンプリング間隔として算出する。ここで、交点Iは、一の斜め方向を分解したニ方向についての画素値を高さとする等高線上にあると考えられる。
続けて、仮補正ゲイン算出部c3は、所定の被写体画像P1の画像データの各画素の画素値に基づいて、交点Iの座標(xi, yi)の画素値を順次算出する。即ち、仮補正ゲイン算出部c3は、x軸方向のサンプリング間隔をxi画素ずつとするとともにy軸方向のサンプリング間隔をyi画素ずつとして、シェーディング中心Cから一の斜め方向(例えば、右上方向)に並んだ複数の画素の画素値を順次取得する。
そして、仮補正ゲイン算出部c3は、中心ゲイン算出部c1により算出された中心ゲインを基準として所定の演算を行うことで、一の斜め方向(例えば、右上方向)についての複数の画素の画素値からなる画素値系列の各画素値に対応するシェーディング補正用の仮補正ゲインを算出する。これにより、補正係数算出部c2は、一の斜め方向についてシェーディング補正用の仮補正ゲインからなるサンプル系列を算出する。
また、仮補正ゲイン算出部c3は、他の斜め方向(例えば、左上方向、左下方向、右下方向)に関しても、当該各方向に並んだ複数の画素の画素値のサンプリング間隔を算出する。なお、サンプリング間隔の算出方法は、上記した右上方向のサンプリング間隔の算出方法と略同様であり、その詳細な説明は省略する。
このように、仮補正ゲイン算出部c3は、所定の画像におけるシェーディング中心Cと各隅部とを結ぶ各線分Lに沿う複数の画素の画素値のシェーディング補正用の仮補正ゲインのサンプル系列(仮補正情報)をそれぞれ算出する仮補正情報算出手段を構成している。
なお、仮補正ゲインの算出にて、各画素を中心とする所定範囲内の周辺画素の画素値の平均値を用いても良く、これにより、所定の被写体画像P1の画像データに含まれるノイズの影響を低減することができる。
仮補正ゲイン特定部c4は、仮補正ゲイン算出部c3により算出された4つの斜め方向の仮補正ゲインのサンプル系列の中で、一の斜め方向の仮補正ゲインのサンプル系列を特定する。
具体的には、仮補正ゲイン特定部c4は、所定の被写体画像P1における左上、右上、左下、右下の4つの隅部のうち、シェーディング中心Cから最も近い隅部における像高を特定する。そして、仮補正ゲイン特定部c4は、4つの斜め方向の仮補正ゲインのサンプル系列の中で、特定された像高にて最も仮補正ゲインの小さい斜め方向のサンプル系列を特定する。
例えば、図8には、所定のサンプリング間隔(補正間隔)毎の斜め方向の仮補正ゲインと代表テーブルT(後述)の補正ゲインを示すが、左上方向の仮補正ゲインのサンプル系列が像高64付近までしかなく、この場合、仮補正ゲイン特定部c4は、シェーディング中心Cから最も近い隅部として、左上隅部を特定する。そして、当該像高64では、左上方向の仮補正ゲインのサンプル系列の仮補正ゲインが最も小さくなるので、仮補正ゲイン特定部c4は、最も仮補正ゲインの小さい斜め方向の仮補正ゲインのサンプル系列として、左上方向の仮補正ゲインのサンプル系列を特定する。
このように、仮補正ゲイン特定部c4は、仮補正ゲイン算出部c3により算出された斜め方向の各線分Lに対応する仮補正ゲインのサンプル系列(仮補正情報)のうち、シェーディング中心Cから最も近い隅部までの距離に対応する仮補正ゲイン(補正値)が最小となる一の斜め方向の仮補正ゲインのサンプル系列(仮補正情報)を特定する仮補正情報特定手段を構成している。
そして、第2算出部5cは、仮補正ゲイン特定部c4により特定された一の斜め方向の仮補正ゲインのサンプル系列を基準として、シェーディング補正用の補正ゲイン代表テーブルTを算出する。
具体的には、第2算出部5cは、シェーディング中心Cからの各距離(各像高)にて、仮補正ゲイン特定部c4により特定された一の斜め方向(例えば、左上方向)の仮補正ゲインのサンプル系列における各仮補正ゲイン(補正値)が、他の3つの斜め方向の仮補正ゲインのサンプル系列における各仮補正ゲインを上回らないように当該一の斜め方向の仮補正ゲインのサンプル系列を修正する。即ち、例えば、図8に示すように、左上方向の仮補正ゲインのサンプル系列は、像高64よりも小さい一部の領域(例えば、像高50〜60程度)で他の斜め方向の仮補正ゲインの方が小さくなるというゲインの逆転現象が起こっている。そこで、左上方向の仮補正ゲインのサンプル系列にてゲインの逆転現象が起こらない程度(例えば、70〜80%程度)に各仮補正ゲインを抑制する。
そして、第2算出部5cは、修正された一の斜め方向の仮補正ゲインのサンプル系列を、シェーディング補正用の補正ゲイン代表テーブルT(図8参照)として算出する。
なお、仮補正ゲイン特定部c4により特定された一の斜め方向の仮補正ゲインのサンプル系列が、シェーディング中心Cから最も遠い斜め方向の仮補正ゲインのサンプル系列よりも短い場合には、第2算出部5cは、上記と同様にして、少なくともシェーディング中心Cから最も遠い隅部における像高(例えば、右下方向の像高73)まで線型補間により補正ゲインを算出していく。このとき、第2算出部5cは、計算誤差などを考慮して、シェーディング中心Cから最も遠い隅部における像高を超えるまで(例えば、像高76程度)、補正ゲインを算出しても良い。
このように、第2算出部5cは、所定の被写体画像P1における第1算出部5bにより算出されたシェーディング中心Cから当該所定の被写体画像P1の各隅部までの各距離を基準として、電子撮像部2から出力される画像情報における複数の画素の画素値に対するシェーディング補正用の補正ゲイン代表テーブルT(補正情報)を算出する第2算出手段を構成している。
また、第2算出部5cは、撮像レンズ部1の絞り値や光学ズーム倍率毎に、シェーディング補正用の補正ゲイン代表テーブルTを基準として所定の演算を行うことで、電子撮像部2から出力される画像情報に対する補正ゲインテーブルをそれぞれ生成する。
画像処理部6は、補正情報記憶部6aと、補正処理部6bとを具備している。
補正情報記憶部6aは、補正情報算出部5の第2算出部5cにより算出されたシェーディング補正用の補正ゲイン代表テーブルT、撮像レンズ部1の絞り値や光学ズーム倍率に応じて補正ゲインが変更された複数の補正ゲインテーブルを記憶する。また、補正情報記憶部6aは、シェーディング中心Cの座標と、各補正ゲインテーブルと対応付けられた上下左右の距離補正係数を記憶する。
なお、補正情報記憶部6aには、シェーディング補正用の補正ゲイン代表テーブルTのみを記憶しておいても良く、この場合には、シェーディング補正処理の際に、後述する補正処理部6bが当該代表テーブルTに基づいて、撮像レンズ部1の絞り値や光学ズーム倍率毎に電子撮像部2から出力される画像情報に対する補正ゲインをそれぞれ算出するようにしても良い。
補正処理部6bは、電子撮像部2から出力される画像情報に対してシェーディング補正を行う。
即ち、補正処理部6bは、被写体の撮像の際に電子撮像部2から出力されユニット回路部3により生成された所定の撮像画像の画像データに対して、撮像レンズ部1の絞り値や光学ズーム倍率に応じて、所定の補正ゲインを乗算するシェーディング補正を行う。
ここで、シェーディング補正とは、撮像画像のRGB画像データの各画素の各色成分毎のデータの色むらを補正する処理(クロマシェーディング)や、撮像画像のYUV画像データの各画素の輝度値Yの輝度むらを補正する処理(輝度シェーディング)のことである。
具体的には、先ず、中央制御部11は、ユーザによる操作入力部10の所定操作に基づいて光学ズーム倍率や絞り値の指定指示に係る所定の操作信号が入力されると、この指定指示に対応するズーム調整用レンズの光軸方向の位置や絞り値を特定する。そして、中央制御部11は、特定されたズーム調整用レンズの光軸方向の位置や絞り値に係る所定の指示信号を画像処理部6の補正処理部6bに出力する。
補正処理部6bは、ズーム調整用レンズの光軸方向の位置や絞り値に基づいて、補正情報記憶部6aに記憶されているシェーディング補正用の補正ゲイン代表テーブルTや撮像レンズ部1の絞り値や光学ズーム倍率毎の補正ゲインテーブルの中で、入力された所定の指示信号に対応するシェーディング補正用の補正ゲインテーブルを読み出して取得する。また、補正処理部6bは、補正情報記憶部6aに記憶されているシェーディング中心Cの座標及び上下左右の距離補正係数を読み出して取得する。
そして、補正処理部6bは、ユニット回路部3により生成された所定の撮像画像の各画素について、その画素のシェーディング中心Cからの距離と上下左右の距離補正係数とシェーディング補正用の補正ゲインテーブルによって所定の補正ゲインを算出して、当該補正ゲインを各画素の画素値に乗算するシェーディング補正を行う。
また、補正処理部6bは、シェーディング補正が施された所定の撮像画像の画像データを処理済み画像として中央制御部11に出力する。
なお、補正処理部6bは、中央制御部11とは独立して、ズーム調整用レンズの光軸方向の位置や絞り値に基づいて、シェーディング補正用の所定の補正ゲインテーブルを補正情報記憶部6aから読み出す処理を行っても良い。
このように、補正処理部6bは、第2算出部5cにより算出されたシェーディング補正用の補正情報に基づいて、電子撮像部2から出力される画像情報に対してシェーディング補正を行う補正手段を構成している。
また、画像処理部6は、所定の撮像画像の画像データの記録の際に、中央制御部11から出力された画像データを受け取って、当該画像データに対して各種の画像処理や圧縮等を施してファイル化する。そして、画像処理部6は、ファイル化された画像データを画像記録部9に転送する。
表示制御部7は、メモリ4に一時的に記憶されている表示用の画像データを読み出して表示部8に表示させる制御を行う。
具体的には、表示制御部7は、VRAM、VRAMコントローラ、デジタルビデオエンコーダなどを備えている(何れも図示略)。そして、デジタルビデオエンコーダは、中央制御部11の制御下にてメモリ4から読み出されてVRAMに記録されている輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、VRAMコントローラを介してVRAMから定期的に読み出して、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示部8に出力する。
表示部8は、例えば、液晶表示装置であり、表示制御部7からのビデオ信号に基づいて電子撮像部2により撮像された画像などを表示画面に表示する。具体的には、表示部8は、静止画撮像モードや動画撮像モードにて、電子撮像部2による被写体の撮像により生成された複数の画像フレームを所定のフレームレートで逐次更新しながらライブビュー画像を表示する。
画像記録部9は、例えば、不揮発性メモリ等により構成され、画像処理部6の符号化部(図示略)により所定の圧縮形式で符号化された記録用の静止画像データや複数の画像フレームからなる動画像データを記録する。
操作入力部10は、当該撮像装置100の所定操作を行うためのものである。具体的には、操作入力部10は、被写体の撮像指示に係るシャッタボタン、撮像モードや機能等の選択指示に係る選択決定用ボタン、ズーム量の調整指示に係るズームボタン等を備え(何れも図示略)、これらのボタンの操作に応じて所定の操作信号を中央制御部11に出力する。
中央制御部11は、撮像装置100の各部を制御するものである。具体的には、中央制御部11は、図示は省略するが、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)を備え、撮像装置100用の各種処理プログラム(図示略)に従って各種の制御動作を行う。
次に、撮像装置100によるシェーディング補正用の補正情報算出処理について、図2を参照して説明する。
図2は、補正情報算出処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
図2に示すように、画像処理部6の補正処理部6bは、補正情報記憶部6aに記憶されている情報(例えば、シェーディング補正用の補正ゲインテーブル等)を初期化した後(ステップS1)、補正情報算出部5の画像取得部5aは、撮像レンズ部1及び電子撮像部2により撮像されたシェーディング補正用の所定の被写体画像P1を取得する(ステップS2)。
具体的には、例えば、撮像レンズ部1のF値や光学ズーム倍率などの撮影条件が固定されるとともに、撮像レンズ部1の撮像光学系に入射される光量が略等しくなるような条件下で、電子撮像部2により所定の被写体(例えば、白色光等)が撮像された後、ユニット回路部3により変換された所定の被写体画像P1の画像データ(例えば、RGB画像データやYUV画像データ等)を、画像取得部5aは取得する。
次に、第1算出部5bは、画像取得部5aにより取得された所定の被写体画像P1の画素値に基づいて、当該画素値の強さの分布である等高線分布Dを生成した後、等高線分布Dにおける中心C、即ち、シェーディング中心Cの座標(xc, yc)を算出する(ステップS3)。
具体的には、第1算出部5bは、所定の被写体画像P1の等高線分布Dにおける水平方向の重心xcを算出するとともに、所定の被写体画像P1の等高線分布Dにおける垂直方向の重心ycを算出する。そして、第1算出部5bは、算出された所定の被写体画像P1の水平方向の重心xc及び垂直方向の重心ycを、シェーディング中心Cの座標(xc, yc)として特定する。
続けて、第2算出部5cの中心ゲイン算出部c1は、所定の被写体画像P1におけるシェーディング中心Cの画素値を、シェーディング補正用の補正ゲインの算出の基準となる中心ゲインとして算出する(ステップS4)。
次に、第2算出部5cの補正係数算出部c2は、上下左右の各方向についてのシェーディング補正用の補正ゲインからなるサンプル系列をそれぞれ算出する(ステップS5)。
具体的には、補正係数算出部c2は、所定の被写体画像P1の画像データの各画素の画素値に基づいて、シェーディング中心Cから上下左右の各方向に並んだ複数の画素の画素値を所定の間隔を空けて取得する。続けて、補正係数算出部c2は、中心ゲイン算出部c1により算出された中心ゲインを基準として、上下左右の各方向について複数の画素値からなる画素値系列の各画素値に対応するシェーディング補正用の補正ゲインを算出していくことで、上下左右の各方向のシェーディング補正用の補正ゲインからなるサンプル系列をそれぞれ算出する。
続けて、補正係数算出部c2は、上下左右の各方向について、シェーディング補正用の補正ゲインをシェーディング中心Cからの距離に応じて補正するための距離補正係数をそれぞれ算出する(ステップS6)。
具体的には、補正係数算出部c2は、上下左右の各方向のサンプル系列のうち、シェーディング中心Cからの距離が最も遠い方向(例えば、図6(a)における右方向)の距離補正係数を基準(距離補正係数:1.0)として設定し、残りの方向の距離補正係数を等高線分布Dにおける間隔に応じて設定する。即ち、補正係数算出部c2は、求めたい方向の等高線分布Dにおける間隔が基準の間隔よりも狭くなっている場合には、シェーディング中心Cからの距離に応じた補正ゲインが基準よりも大きくなるような距離補正係数を設定する。一方で、補正係数算出部c2は、求めたい方向の等高線分布Dにおける間隔が基準の間隔よりも広くなっている場合(例えば、下方向等の場合)には、シェーディング中心Cからの距離に応じた補正ゲインが基準よりも小さくなるような距離補正係数を設定する。
次に、第2算出部5cの仮補正ゲイン算出部c3は、電子撮像部2の撮像領域におけるシェーディング中心Cから左上、右上、左下、右下の斜め4方向について、複数の画素の画素値のサンプリング間隔をそれぞれ算出する(ステップS7)。
具体的には、仮補正ゲイン算出部c3は、サンプリング間隔を求めたい一の斜め方向を分解したニ方向の距離補正係数を基準として、当該一の斜め方向に沿って配設された複数の画素の画素値のサンプリング間隔を算出する。即ち、仮補正ゲイン算出部c3は、一の斜め方向(例えば、右上方向)を分解したニ方向(例えば、右方向及び上方向)のうち、水平方向と平行な方向(例えば、右方向)の距離補正係数を基準として、x軸方向のサンプリング間隔の特定に係るx座標x1を算出する一方で、垂直方向と平行な方向(例えば、上方向)の距離補正係数を基準として、y軸方向のサンプリング間隔の特定に係るy座標y1を算出する。そして、仮補正ゲイン算出部c3は、x座標x1及びy座標y1に基づいて、二点(x1, 0),(0, y1)を通る楕円を算出し、当該楕円とシェーディング中心Cから一の斜め方向の隅部(例えば、右上隅部)への線分Lとの交点Iの座標(xi, yi)をサンプリング間隔として算出する。
続けて、仮補正ゲイン算出部c3は、斜め4方向について、複数の画素の画素値のシェーディング補正用の仮補正ゲインからなるサンプル系列をそれぞれ算出する(ステップS8)。
具体的には、仮補正ゲイン算出部c3は、所定の被写体画像P1の画像データの各画素の画素値に基づいて、x軸方向のサンプリング間隔をxi画素ずつとするとともにy軸方向のサンプリング間隔をyi画素ずつとして、斜め4方向の各線分Lに沿って並んだ複数の画素の画素値を順次取得する。そして、仮補正ゲイン算出部c3は、中心ゲイン算出部c1により算出された中心ゲインを基準として、斜め4方向の各々についての複数の画素値からなる画素値系列の各画素値に対応するシェーディング補正用の仮補正ゲインを算出していくことで、斜め4方向の各々のシェーディング補正用の仮補正ゲインからなるサンプル系列をそれぞれ算出する。
次に、第2算出部5cは、シェーディング補正用の補正ゲイン代表テーブルTを算出する(ステップS9)。
具体的には、第2算出部5cの仮補正ゲイン特定部c4は、仮補正ゲイン算出部c3により算出された4つの斜め方向の仮補正ゲインのサンプル系列の中で、一の斜め方向の仮補正ゲインのサンプル系列を特定する。即ち、仮補正ゲイン特定部c4は、所定の被写体画像P1における左上、右上、左下、右下の4つの隅部のうち、シェーディング中心Cから最も近い隅部における像高を特定し、4つの斜め方向のサンプル系列の中で、特定された像高にて最も仮補正ゲインの小さい斜め方向(例えば、左上方向)のサンプル系列を特定する。
続けて、第2算出部5cは、シェーディング中心Cからの各距離にて、仮補正ゲイン特定部c4により特定された一の斜め方向(例えば、左上方向)の仮補正ゲインのサンプル系列における各仮補正ゲインが、他の3つの斜め方向の仮補正ゲインのサンプル系列における各仮補正ゲインを上回らないように当該一の斜め方向の仮補正ゲインのサンプル系列を修正する。そして、第2算出部5cは、修正された一の斜め方向の仮補正ゲインのサンプル系列を、シェーディング補正用の補正ゲイン代表テーブルT(図8参照)として算出する。
次に、第2算出部5cは、算出されたシェーディング補正用の補正ゲイン代表テーブルTを基準として所定の演算を行うことで、撮像レンズ部1の絞り値や光学ズーム倍率に応じた補正ゲインからなる補正ゲインテーブルをそれぞれ生成する(ステップS10)。
その後、画像処理部6の補正情報記憶部6aは、第2算出部5cにより算出されたシェーディング補正用の補正ゲイン代表テーブルT、撮像レンズ部1の絞り値や光学ズーム倍率に応じた補正ゲインテーブル、並びにシェーディング中心Cの座標及び上下左右の距離補正係数を記憶する。
これにより、補正情報算出処理を終了する。
以上のように、実施形態1の撮像装置100によれば、所定の被写体画像P1における画素値の強さの分布(例えば、等高線分布D)の基準位置から当該所定の被写体画像P1の各隅部までの各距離を基準として、電子撮像部2から出力される画像情報における複数の画素の画素値のシェーディング補正用の補正ゲイン代表テーブルTを算出するので、所定の被写体画像P1における画素値の強さの分布の基準位置から各隅部にわたるシェーディング効果を十分に考慮したシェーディング補正用の補正ゲイン代表テーブルTを算出することができる。これにより、例えば、等高線分布における中心から4隅の中での最も遠い隅部までの補正ゲインを代表テーブルとしてそのまま採用した場合などに生じる、電子撮像部2の取り付け誤差やレンズ特性や個体ばらつきなどを要因とした不適正なシェーディング補正が行われることを防止することができる適正なシェーディング補正用の補正ゲイン代表テーブルTを算出することができる。また、従来のように、電子撮像部2の撮像領域の画素座標値を新たに生成する必要がなく、シェーディング補正用の補正ゲイン代表テーブルTの算出にかかる処理負担を軽減して、当該シェーディング補正用の補正ゲイン代表テーブルTを簡便に算出することができる。
具体的には、所定の被写体画像P1の等高線分布Dにおける一方向の重心xc及び当該一方向に略直交する他方向の重心ycに基づいて、等高線分布Dにおけるシェーディング中心Cを算出することにより、シェーディング補正用の補正ゲイン代表テーブルTの算出にかかる処理負担を軽減することができる。このとき、略矩形状の所定の被写体画像P1の短辺方向の重心ycを算出する場合に、当該被写体画像P1の中心を通り、短辺及び長辺と交わる方向に延在する二つの線分Ya、Ybに沿う複数の画素の画素値に基づいて、等高線分布Dにおける短辺と略平行な他方向の重心ycを算出することにより、所定の被写体画像P1の短辺方向の重心ycについても、短辺よりも長い二つの線分Ya、Ybを利用して当該重心ycを精度良く算出することができる。
また、シェーディング中心Cから当該所定の被写体画像P1の各隅部までの各距離を基準として算出された、所定の被写体画像P1におけるシェーディング中心Cと各隅部とを結ぶ各線分Lに沿う複数の画素の画素値のシェーディング補正用の仮補正ゲインのサンプル系列のうち、シェーディング中心Cから最も近い隅部までの距離に対応する補正ゲインが最小となる一の仮補正ゲインのサンプル系列を特定して、当該一の仮補正ゲインのサンプル系列に基づいて、シェーディング補正用の補正ゲイン代表テーブルTを算出するので、等高線分布Dのシェーディング中心Cから各隅部にわたるシェーディング効果を十分に考慮したシェーディング補正用の補正ゲイン代表テーブルTを適正に算出することができる。
特に、シェーディング中心Cからの各距離にて、一の仮補正ゲインのサンプル系列の各補正ゲインが、当該一の仮補正ゲインのサンプル系列以外のサンプル系列の各補正ゲインを上回らないように当該一の仮補正ゲインのサンプル系列を修正して、シェーディング補正用の補正ゲイン代表テーブルTを算出するので、補正後の画素値の変化が大きくなってしまう画素を生じさせることのないシェーディング補正用の補正ゲイン代表テーブルTを適正に算出することができる。
なお、上記実施形態1にあっては、補正処理部6bを備える構成を例示したが、一例であってこれに限られるものではなく、補正処理部6bを備えるか否かは適宜任意に変更可能である。
[実施形態2]
以下に、本発明を適用した実施形態2の撮像装置200について図9〜図12を参照して説明する。
図9は、実施形態2の撮像装置200の概略構成を示すブロック図である。
実施形態2の撮像装置200は、電子撮像部2から出力される画像情報における、所定位置を基準とする所定範囲E内の画像を当該所定範囲E外の画像に対して識別表示可能となるように識別表示補正処理を行う。
なお、実施形態2の撮像装置200は、以下に説明する以外の点で上記実施形態1の撮像装置100と略同様の構成をなし、その説明は省略する。
補正情報算出部5は、画像取得部5aと、第1算出部5bと、第2算出部5cとに加えて、第3算出部5dを具備している。
第1算出部5bは、撮像レンズ部1及び電子撮像部2により撮像されて画像取得部5aにより取得された画像データにおける所定位置の座標を算出する。
即ち、画像取得部5aは、例えば、ライブビュー画像P2の撮像の際に電子撮像部2から出力されユニット回路部3により生成された所定の画像の画像データ(例えば、RGB画像データやYUV画像データ等)を取得する。そして、第1算出部5bは、画像取得部5aにより取得された画像データにおける所定位置の画素の座標を算出する。
ここで、所定位置は、任意に指定可能であり、例えば、シェーディング中心C、顔検出処理にて検出された顔の位置や、特徴検出処理にて検出された特徴物(物体や動物や植物等)の位置、ユーザによる操作入力部10の所定操作に基づいて指定された位置等が挙げられる。
なお、顔検出処理や特徴検出処理は、公知の技術であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
第3算出部5dは、電子撮像部2から出力される画像データにおける、所定位置を基準とする所定範囲E内の画素の画素値に対する補正ゲインと当該所定範囲E外の画素の画素値に対する補正ゲインとを異ならせるように識別表示補正処理用の補正ゲインを算出する。
即ち、第3算出部5dは、画像取得部5aにより取得された、例えば、ライブビュー画像P2の画像データにおける、所定範囲E(図12(a)参照)内の画素の画素値に対する補正ゲインと当該所定範囲E外の画素の画素値に対する補正ゲインとを異ならせた複数の補正ゲインからなるテーブル(図11参照)を算出する。
具体的には、第3算出部5dは、所定の画像データの左上、右上、左下、右下の4つの隅部のうちの、第1算出部5bにより算出された所定位置の座標から最も遠い隅部の像高位置を100とし、像高位置0から25までの間の補正ゲインが像高位置25から100までの間の補正ゲインに対して3倍となるような識別表示補正処理用の補正ゲインテーブルを算出する。つまり、第1算出部5bにより算出された所定位置を中心(基準)として像高位置が25までを所定範囲E内とし、像高位置25から100までを所定範囲E外とする。そして、所定範囲E外の画素の画素値の補正ゲインを基準の1倍とし、所定範囲E内の画素の画素値の補正ゲインを基準の3倍とする。
なお、算出された識別表示補正処理用の補正ゲインテーブルは、補正情報記憶部6aに転送されて記憶される。
また、第3算出部5dは、撮像レンズ部1の絞り値や光学ズーム倍率毎に、識別表示補正処理用の補正ゲインテーブルをそれぞれ生成する。
画像処理部6の補正処理部6bは、第3算出部5dにより算出された識別表示補正処理用の補正ゲインテーブルに基づいて、電子撮像部2から出力される画像データに対して、所定範囲E内の画像を当該所定範囲E外の画像に対して識別表示可能となるように識別表示補正処理を行う。
即ち、補正処理部6bは、第3算出部5dにより算出された識別表示補正処理用の補正ゲインテーブル及び第1算出部5bにより算出された所定位置の座標を補正情報記憶部6aから読み出して取得する。また、補正処理部6bは、所定の値(例えば、基準である距離補正係数:1.0)に設定されている上下左右の距離補正係数を補正情報記憶部6aから読み出して取得する。そして、補正処理部6bは、例えば、ライブビュー画像P2の各画素について、その画素の所定位置からの距離と上下左右の距離補正係数と識別表示補正処理用の補正ゲインテーブルによって所定の補正ゲインを算出して、当該補正ゲインを各画素の画素値に乗算する識別表示補正処理を行う。
これにより、例えば、画素値として輝度値Yを適用した場合、補正処理部6bは、第1算出部5bにより算出された所定位置を中心(基準)とする像高位置が25までの所定範囲E内の画素の輝度値Yを3倍に増幅し、当該所定範囲E外の画素の輝度値Yを増幅させないことで、略円形状の所定範囲E内の画像を当該所定範囲E外の画像に対してより明るくする。なお、図12(a)及び後述する図12(b)に示すライブビュー画像P2にあっては、暗い部分にドットを付して模式的に明暗を表している。
なお、所定範囲Eの形状として円形状を例示したが、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。即ち、補正処理部6bは、所定方向(例えば、上下左右の各方向や斜め4方向等)の距離補正係数の値を任意に設定することにより、当該所定範囲Eの形状を任意に変更することができる。
例えば、所定範囲Eを縦長の楕円形状とする場合、補正処理部6bは、左右方向の距離補正係数を基準に対してより大きな値に設定することにより、略楕円形状の所定範囲E内の画像を当該所定範囲E外の画像に対してより明るくすることができる(図12(b)参照)。
また、識別表示補正処理用の補正ゲインテーブルのうち、所定範囲E内の画像に対応する補正ゲインと当該所定範囲E外の画像に対応する補正ゲインとの境界部分は、例えば、補正ゲインがなだらかに変化するような補正ゲインテーブルとしても良い。これにより、例えば、所定範囲E内の画像と当該所定範囲E外の画像の明るさの変化にグラデーションをつけて当該所定範囲E外の画像を所定範囲Eから離れるほど段階的に暗くすることができる。
同様に、所定範囲E内の画像に対応する各補正ゲインに所定の変化をつけても良く、これにより、例えば、所定範囲E内の画像の明るさの変化にグラデーションをつけて当該所定範囲E内の画像を所定位置から離れるほど段階的に暗くしたり明るくすることができる。
また、所定範囲E内の画素の画素値の補正ゲインを当該所定範囲E外の画素の画素値の補正ゲインに対して大きくするようにしたが、これに限られるものではなく、例えば、所定範囲E内の画素の画素値の補正ゲインを当該所定範囲E外の画素の画素値の補正ゲインに対して小さくしても良い。
次に、撮像装置200による識別表示補正処理について、図10を参照して説明する。
図10は、識別表示補正処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
なお、以下に説明する識別表示補正処理にあっては、識別表示される所定範囲Eの形状を略円形状として(図12(a)参照)、上下左右の距離補正係数が基準(距離補正係数:1.0)に設定されて補正情報記憶部6aに記憶されているものとする。
図10に示すように、補正情報算出部5の画像取得部5aは、例えば、ライブビュー画像P2の撮像の際に電子撮像部2から出力されユニット回路部3により生成された所定の画像データを取得する(ステップS21)。
続けて、第1算出部5bは、画像取得部5aにより取得された画像データにて所定位置を指定する指示が入力されたか否かを判定する(ステップS22)。ここで、所定位置を指定する指示が入力されていないと判定されると(ステップS22;NO)、補正処理部6bは、上記実施形態1と同様に、例えば、ライブビュー画像P2の画像データに対して、撮像レンズ部1の絞り値や光学ズーム倍率に応じて所定の補正ゲインを乗算するシェーディング補正処理を行う(ステップS23)。その後、中央制御部11は、処理をステップS22に移行して、第1算出部5bは、画像取得部5aにより取得された画像データにて所定位置を指定する指示が入力されたか否かを判定する(ステップS22)。
一方、ステップS22にて、所定位置を指定する指示が入力されたと判定されると(ステップS22;YES)、第1算出部5bは、所定位置の画素の座標を算出する(ステップS24)。なお、算出された所定位置の画素の座標は、補正情報記憶部6aに転送されて記憶される。
次に、第3算出部5dは、画像取得部5aにより取得された、例えば、ライブビュー画像P2の画像データにおける、所定位置を中心とする所定範囲E(図12(a)参照)内の画素の画素値に対する補正ゲインと当該所定範囲E外の画素の画素値に対する補正ゲインとを異ならせた複数の補正ゲインからなる識別表示補正処理用の補正ゲインテーブル(図11参照)を算出する。そして、画像処理部6の補正情報記憶部6aは、第3算出部5dにより算出された識別表示補正処理用の補正ゲインテーブルを上下左右の距離補正係数と対応付けて記憶する(ステップS25)。
次に、補正処理部6bは、ユーザによる操作入力部10の所定操作に基づいて新たな所定範囲Eの形状(例えば、楕円形状等)が指定されて、当該所定範囲Eの形状を変更する指示が入力されたか否かを判定する(ステップS26)。ここで、所定範囲Eの形状を変更する指示が入力されたと判定されると(ステップS26;YES)、補正処理部6bは、指定された所定範囲Eの形状に対応させるように所定方向(例えば、新たな所定範囲Eが楕円形状の場合(図12(b)参照)、左右方向等)の距離補正係数の値を変更する(ステップS27)。
一方、ステップS26にて、所定範囲Eの形状を変更する指示が入力されていないと判定されると(ステップS26;NO)、中央制御部11は、ステップS27の処理をスキップする。
その後、補正処理部6bは、第3算出部5dにより算出された識別表示補正処理用の補正ゲインテーブルに基づいて、ライブビュー画像P2の画像データに対して所定範囲E内の画像を当該所定範囲E外の画像に対して識別表示可能となるように識別表示補正処理を行う(ステップS28)。
具体的には、補正処理部6bは、識別表示補正処理用の補正ゲインテーブル、所定位置の画素の座標、上下左右の距離補正係数を補正情報記憶部6aから読み出して取得する。そして、補正処理部6bは、例えば、ライブビュー画像P2の画像データの各画素について、その画素の所定位置からの距離と上下左右の距離補正係数と識別表示補正処理用の補正ゲインテーブルによって所定の補正ゲインを算出して、当該補正ゲインを各画素の画素値に乗算する識別表示補正処理を行う。
そして、例えば、画素値として輝度値Yを適用した場合、表示制御部7は、所定位置を中心とする像高位置が25までの所定範囲E内の画素の輝度値Yが所定範囲E外の画素に対して3倍に増幅された補正済み画像P2(図12(a)参照)を表示部8に表示させる(ステップS29)。
次に、補正情報算出部5は、ユーザによる操作入力部10の所定操作に基づいて、例えば、デジタルズーム等の実行が指示され撮像画像の画像データのサイズを変更する指示が入力されたか否かを判定する(ステップS30)。
ここで、撮像画像の画像データのサイズを変更する指示が入力されたと判定されると(ステップS30;YES)、中央制御部11は、処理をステップS24に移行して、それ以降の各処理(ステップS24〜S29)を実行する。即ち、ステップS24にて、第1算出部5bは、撮像画像の画像データのサイズの変更に伴って変更される所定位置の画素の座標を算出する。その後、ステップS25にて、第3算出部5dは、例えば、ライブビュー画像P2の画像データにおける、変更された所定位置を中心とする所定範囲E内の画素の画素値に対する補正ゲインと当該所定範囲E外の画素の画素値に対する補正ゲインとを異ならせた複数の補正ゲインからなる識別表示補正処理用の補正ゲインテーブルを算出する。
ステップS24以降の各処理は、ステップS30にて、撮像画像の画像データのサイズを変更する指示が入力されていないと判定されるまで(ステップS30;NO)、順次実行される。
ステップS30にて、撮像画像の画像データのサイズを変更する指示が入力されていないと判定されると(ステップS30;NO)、補正情報算出部5は、ユーザによる操作入力部10の所定操作に基づいて光学ズーム倍率や絞り値を変更する指示が入力されたか否かを判定する(ステップS31)。
ここで、光学ズーム倍率や絞り値を変更する指示が入力されたと判定されると(ステップS31;YES)、中央制御部11は、処理をステップS24に移行して、それ以降の各処理(ステップS24〜S30)を実行する。即ち、ステップS24にて、第1算出部5bは、光学ズーム倍率や絞り値の変更に伴って変更される所定位置の画素の座標を算出する。その後、ステップS25にて、第3算出部5dは、例えば、ライブビュー画像P2の画像データにおける、変更された所定位置を中心とする所定範囲E内の画素の画素値に対する補正ゲインと当該所定範囲E外の画素の画素値に対する補正ゲインとを異ならせた複数の補正ゲインからなる識別表示補正処理用の補正ゲインテーブルを算出する。
ステップS24以降の各処理は、ステップS31にて、光学ズーム倍率や絞り値を変更する指示が入力されていないと判定されるまで(ステップS31;NO)、順次実行される。
ステップS31にて、光学ズーム倍率や絞り値を変更する指示が入力されていないと判定されると(ステップS31;NO)、中央制御部11は、ユーザによる操作入力部10の所定操作に基づいて識別表示補正処理を終了する指示が入力されたか否かを判定する(ステップS32)。
ここで、識別表示補正処理を終了する指示が入力されていないと判定されると(ステップS31;NO)、中央制御部11は、処理をステップS26に移行して、それ以降の各処理(ステップS26〜S31)を実行する。ステップS26以降の各処理は、ステップS32にて、識別表示補正処理を終了する指示が入力されたと判定されるまで(ステップS32;YES)、順次実行される。
ステップS32にて、識別表示補正処理を終了する指示が入力されたと判定されると(ステップS32;YES)、中央制御部11は、識別表示補正処理を終了させる。
以上のように、実施形態2の撮像装置200によれば、識別表示補正処理用の補正ゲインテーブルに基づいて、電子撮像部2から出力される画像情報に対して、所定位置を基準とする所定範囲E内の画像を当該所定範囲E外の画像に対して識別表示可能となるように識別表示補正処理を行うので、識別表示補正処理用の補正ゲインテーブルの補正ゲインに従って所定範囲E内の画像を効果的に識別表示させることができる。
また、当該識別表示をリアルタイムで処理することができ、所定の被写体を追従する自動合焦処理(AF)におけるOSDなどの所定枠や所定のアイコンなどに変えて、当該所定の被写体をより効果的に識別表示させることもできる。特に、補正ゲインテーブルの補正ゲインや距離補正係数を適宜任意に変更することにより、所定範囲Eの形状を変更することができ、より効果的な識別表示を行うことができる。
なお、上記実施形態2にあっては、操作入力部10としてタッチパネル(図示略)を表示画面に配設して、タッチパネルの接触位置に応じて所定範囲Eを特定して識別表示させるような構成としても良い。
また、上記実施形態2にあっては、実施形態1に係るシェーディング補正用の補正ゲイン代表テーブルTの算出に係る構成、即ち、補正情報算出部5の第1算出部5b及び第2算出部5cを必ずしも備える必要はなく、適宜任意に変更可能である。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、第1算出部5bによる等高線分布Dにおける基準位置(中心C)の算出方法として上記実施形態に例示した方法は、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。同様に、第2算出部5cによるシェーディング補正用の補正ゲイン代表テーブルTの算出方法として上記実施形態に例示した方法は、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
また、撮像装置100、200の構成は、上記実施形態1、2に例示したものは一例であり、これに限られるものではない。例えば、撮像レンズ部1や電子撮像部2を撮像装置100、200本体に対して着脱自在に構成しても良い。さらに、画像処理装置として、撮像装置100、200を例示したが、これらに限られるものではない。
即ち、シェーディング補正用の所定の被写体画像P1の撮像や当該所定の被写体画像P1の画像データの生成は、当該撮像装置100、200とは異なる撮像装置(図示略)にて行い、この撮像装置から転送された画像データのみを記録して、上記の補正情報算出処理を実行する構成でも良い。
加えて、上記実施形態にあっては、取得手段、第1算出手段、第2算出手段としての機能を、中央制御部11の制御下にて、補正情報算出部5が駆動することにより実現される構成としたが、これに限られるものではなく、中央制御部11のCPUによって所定のプログラム等が実行されることにより実現される構成としても良い。
即ち、プログラムを記憶するプログラムメモリ(図示略)に、取得処理ルーチン、第1算出処理ルーチン、第2算出処理ルーチンを含むプログラムを記憶しておく。そして、取得処理ルーチンにより中央制御部11のCPUを、撮像レンズに入射される光量が略等しい条件下で撮像素子により撮像された所定の画像を取得する取得手段として機能させるようにしても良い。また、第1算出処理ルーチンにより中央制御部11のCPUを、取得手段により取得された所定の画像の画素値に基づいて、当該画素値の強さの分布における基準位置を算出する第1算出手段として機能させるようにしても良い。また、第2算出処理ルーチンにより中央制御部11のCPUを、所定の画像における前記第1算出手段により算出された基準位置から当該所定の画像の各隅部までの各距離を基準として、撮像素子から出力される画像情報における複数の画素の画素値に対するシェーディング補正用の補正情報を算出する第2算出手段として機能させるようにしても良い。
同様に、仮補正情報算出手段、仮補正情報特定手段、補正手段、第3算出手段についても、中央制御部11のCPUによって所定のプログラム等が実行されることにより実現される構成としても良い。
さらに、上記の各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体として、ROMやハードディスク等の他、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを所定の通信回線を介して提供する媒体としては、キャリアウェーブ(搬送波)も適用される。
100、200 撮像装置
1 撮像レンズ部
2 電子撮像部
5 補正情報算出部
5a 画像取得部
5b 第1算出部
5c 第2算出部
c3 仮補正ゲイン算出部
c4 仮補正ゲイン特定部
5d 第3算出部
6 画像処理部
6b 補正処理部
11 中央制御部

Claims (9)

  1. 撮像レンズに入射される光量が略等しい条件下で撮像素子により撮像された所定の画像を取得する取得手段と、
    この取得手段により取得された所定の画像の画素値に基づいて、当該画素値の強さの分布における基準位置を算出する第1算出手段と、
    前記所定の画像における前記第1算出手段により算出された基準位置から当該所定の画像の各隅部までの各距離を基準として、前記撮像素子から出力される画像情報における複数の画素の画素値に対するシェーディング補正用の補正情報を算出する第2算出手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1算出手段は、更に、
    前記取得手段により取得された所定の画像の一方向に並んだ複数の画素の画素値に基づいて、前記分布における当該一方向の重心を算出するとともに、前記所定の画像の前記一方向と略直交する他方向に並んだ複数の画素の画素値に基づいて、前記分布における当該他方向の重心を算出し、算出された前記一方向の重心及び前記他方向の重心に基づいて、前記分布における中心を前記基準位置として算出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1算出手段は、更に、
    前記取得手段により取得された略矩形状の画像の中心を通り、当該画像の短辺及び長辺と交わる方向に延在する二つの線分に沿う複数の画素の画素値に基づいて、前記分布における前記矩形画像の短辺と略平行な前記他方向の重心を算出することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第2算出手段は、
    前記中心から当該所定の画像の各隅部までの各距離を基準として、前記中心と前記各隅部とを結ぶ各線分に沿う複数の画素の画素値のシェーディング補正用の仮補正情報をそれぞれ算出する仮補正情報算出手段と、
    前記仮補正情報算出手段により算出された各線分に対応する前記仮補正情報のうち、前記中心から最も近い隅部までの距離に対応する補正値が最小となる一の仮補正情報を特定する仮補正情報特定手段とを更に有し、
    前記仮補正情報特定手段により特定された前記一の仮補正情報に基づいて、前記シェーディング補正用の補正情報を算出することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
  5. 前記第2算出手段は、更に、
    前記中心からの各距離にて、前記仮補正情報特定手段により特定された前記一の仮補正情報の各補正値が、前記仮補正情報算出手段により算出された当該一の仮補正情報以外の各仮補正情報の各補正値を上回らないように当該一の仮補正情報を修正して、前記シェーディング補正用の補正情報を算出することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記第2算出手段により算出されたシェーディング補正用の補正情報に基づいて、前記撮像素子から出力される画像情報に対してシェーディング補正を行う補正手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記撮像素子から出力される画像情報における、所定位置を基準とする所定範囲内の画素の画素値に対する補正値と当該所定範囲外の画素の画素値に対する補正値とを異ならせるように識別表示用の補正情報を算出する第3算出手段を更に備え、
    前記補正手段は、更に、
    前記第3算出手段により算出された識別表示用の補正情報に基づいて、前記撮像素子から出力される画像情報に対して、前記所定範囲内の画像を当該所定範囲外の画像に対して識別表示可能となるような処理を行うことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 画像処理装置を用いた画像処理方法であって、
    撮像レンズに入射される光量が略等しい条件下で撮像素子により撮像された所定の画像を取得する取得処理と、
    この取得処理にて取得された所定の画像の画素値に基づいて、当該画素値の強さの分布における基準位置を算出する第1算出処理と、
    前記所定の画像における前記第1算出処理にて算出された基準位置から当該所定の画像の各隅部までの各距離を基準として、前記撮像素子から出力される画像情報における複数の画素の画素値に対するシェーディング補正用の補正情報を算出する第2算出処理と、
    を行うことを特徴とする画像処理方法。
  9. 画像処理装置のコンピュータを、
    撮像レンズに入射される光量が略等しい条件下で撮像素子により撮像された所定の画像を取得する取得手段、
    この取得手段により取得された所定の画像の画素値に基づいて、当該画素値の強さの分布における基準位置を算出する第1算出手段、
    前記所定の画像における前記第1算出手段により算出された基準位置から当該所定の画像の各隅部までの各距離を基準として、前記撮像素子から出力される画像情報における複数の画素の画素値に対するシェーディング補正用の補正情報を算出する第2算出手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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