JP2012093963A - 表示処理装置および表示処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】商品の特性情報を確実に顧客に提示することのできる表示処理装置および表示処理システムを提供する。
【解決手段】ハイパースペクトルカメラによって商品を測定した測定結果である分光情報を取得する分光情報取得部と、取得した分光情報を分析し、当該分析結果に応じて、商品の状態を表す情報を含む特性情報を生成する特性情報生成部と、商品の商品名および価格を含む商品関連情報と、商品の特性情報とを対応付けて表示する表示部と、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、商品の状態を表す特性情報を生成および提示する機能を備えた表示処理装置および表示処理システムに関するものである。
従来、商品の状態を表す特性情報を生成および提示する技術として、時間経過に伴って鮮度が低下する生鮮食品を主とした対象物に光照射し、その反射光を分析することで対象物の鮮度を判定し、表示部にその判定結果を表示する鮮度センサーが知られている(特許文献1参照)。この鮮度センサーは、対象物の表面の色の変化、水分の低下等によって変化する反射光のスペクトルに基づいて、対象物の鮮度を判定している。この鮮度センサーによれば、短時間且つ非破壊で対象物の鮮度を判定することができる。よって、商品に対する全数検査や、リアルタイムでの鮮度判定が可能となる。
特開2007−108124号公報
ところで、商品の販売促進や顧客サービスの観点から、上記のように生成した商品の特性情報(鮮度の判定結果)を、商品の販売時に顧客に提示したいという要望がある。しかし、上記の技術では、商品の特性情報を、鮮度センサーの表示部に、測定時において一時的に表示するだけであり、特性情報を確実に顧客に提示することができない。すなわち、顧客は、例えば特性情報を参考にして購入商品の選別を行うなど、購入時に特性情報を利用することができない。
本発明は、上記の点に鑑み、商品の特性情報を確実に顧客に提示することのできる表示処理装置および表示処理システムを提供することを課題とする。
本発明の表示処理装置は、ハイパースペクトルカメラによって商品を測定した測定結果である分光情報を取得する分光情報取得部と、取得した分光情報を分析し、当該分析結果に応じて、商品の状態を表す情報を含む特性情報を生成する特性情報生成部と、商品の商品名および価格を含む商品関連情報と、商品の特性情報とを対応付けて表示する表示部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、生成した特性情報を商品の商品名および価格を含む商品関連情報と共に表示することにより、顧客に対して確実に特性情報を提示することができる。また、表示部を商品の陳列棚に配置すれば、特性情報を参考にして購入商品の選別を行うことができる。また、商品の状態を表す特性情報によって、商品の安全性や品質の良さを顧客に提示することにより、商品の販売促進、商品および店舗の信頼性の向上を図ることができる。なお、特性情報とは、商品の鮮度、糖度、商品に含まれる成分量、異物混入の有無等のいずれかであることが好ましい。
この場合、商品を最適な状態で消費することのできる推奨消費時期に関する特性関連情報を記憶する特性関連情報記憶部をさらに備え、表示部は、特性情報に特性関連情報を付加して表示することが好ましい。
さらに、推奨消費時期は、現在日時からの経過日時で表示することが好ましい。
これらの構成によれば、購入商品の選別に役立つ具体的な情報を顧客に提示することができる。また、商品の陳列時にハイパースペクトルカメラによって商品を測定した場合、陳列時(当日)からの経過日時を推奨消費時期として表示するため、顧客にとって、よりわかりやすく推奨消費時期を提示することができる。
さらに、特性関連情報記憶部は、1の商品に対して複数種類の特性関連情報を記憶し、分光情報の分析結果に応じて、複数種類の特性関連情報の中から1の特性関連情報を抽出する特性関連情報抽出部をさらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、特性関連情報が分光情報の分析結果に応じたものであるため、商品の現在の状態を考慮した最適な推奨消費時期を顧客に提示することができる。
これらの場合、表示部は特性情報および特性関連情報の少なくとも一方をコード化画像として表示することが好ましい。
この構成によれば、表示されたコード化画像を外部端末によって読み取り、特性情報および特性関連情報に含まれた商品の特性や品質を表す情報を可視化させる構成とすれば、表示部の表示スペースを縮小することができると共に、表示容量に制限されない豊富な情報を顧客に提示することができる。
この場合、分光情報取得部および表示部を備えた電子棚札と、特性情報生成部を備え、1以上の電子棚札と接続されたサーバーと、によって構成されることが好ましい。
この構成によれば、商品の陳列棚に配置された複数の電子棚札と、単一のサーバーと、で構成された表示システムにおいて、特性情報を表示することにより顧客に特性情報を確実に提示することができる。
この場合、電子棚札は、分光情報取得部に代えて、ハイパースペクトルカメラが一体に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、商品の陳列時にハイパースペクトルカメラによって商品を測定するため、陳列時の商品の状態に基づいた特性情報を顧客に提示することができる。
または、表示部を備えた電子棚札と、分光情報取得部および特性情報生成部を備え、ハイパースペクトルカメラが一体に設けられていると共に、1以上の電子棚札と通信可能なハンディターミナルと、で構成されることが好ましい。
この構成によれば、サーバーを介さない簡易な構成で、特性情報を表示する表示処理装置を実現することができる。
本発明の表示処理システムは、上記の表示処理装置と、ハイパースペクトルカメラと、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、確実に商品の特性情報を提示する表示処理システムを提供することができる。
第1実施形態にかかる表示処理システムの構成を示した図である。 棚札管理情報記憶部の記憶内容を示した図である。 プラムの分光情報における波長−反射率のグラフ(a)並びに鮮度指数−経過日数のグラフ(b)である。 アドバイス情報記憶部の記憶内容を示した図である。 電子棚札の一例を示した図(a)並びにハイパースペクトルカメラが一体となった電子棚札の一例を示した図(b)である。 コード化画像に含まれる鮮度情報およびアドバイス情報が可視化された表示例を示した図である。 第1実施形態にかかる表示処理を示したフローチャートである。 第2実施形態にかかる表示処理システムの構成を示した図である。 第2実施形態にかかる表示処理を示したフローチャートである。
以下、添付の図面を参照し、本発明の表示処理装置および表示処理システムについて説明する。以下に示す各実施形態では、スーパーマーケット等の小売店において、販売する生鮮食品の鮮度レベルを示す鮮度情報、および当該鮮度レベルに応じたアドバイス情報を、当該生鮮食品が陳列される陳列棚に設置された電子棚札に表示する。なお、「生鮮食品」とは、青果物(果物・野菜)、鮮魚および精肉を指す。また、「鮮度情報」とは、表示処理システムに備えられたハイパースペクトルカメラによる生鮮食品の測定結果から生成されるものであり、「アドバイス情報」とは、鮮度レベルに応じた当該生鮮食品の食べごろ日時、保存方法およびお勧めの食べ方を示すものである。なお、「特性情報」とは「鮮度情報」を指し、「特性関連情報」とは「アドバイス情報」を指す。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態にかかる表示処理システムSY1のブロック図である。同図に示すように、表示処理システムSY1は、商品(生鮮食品)を測定するハイパースペクトルカメラ1と、商品関連情報を含む情報を表示する電子棚札2と、表示処理システムSY1を統括する棚札管理サーバー3と、から成る。電子棚札2および棚札管理サーバー3は、店舗内LAN4(有線LANまたは無線LAN)により接続されている。
なお、図1では、電子棚札2が1台の場合を示しているが、実際には、店舗内の陳列棚ごとに、電子棚札2およびハイパースペクトルカメラ1が設けられる。また、「表示処理装置」は、上記の構成要素のうち、電子棚札2および棚札管理サーバー3から成る。
ハイパースペクトルカメラ1は、主な構成として、商品(生鮮食品)に光照射する光源と、商品からの反射光を分光する分光器(いずれも図示省略)と、分光した反射光の分光情報を生成する分光情報生成部5を備えている。分光情報とは、各波長域の反射光の検出値を数値化したものである。そして、分光情報生成部5は、生成した分光情報を電子棚札2に出力する。本実施形態では、商品の陳列時に、店員がハイパースペクトルカメラ1を用いて商品の測定を行う。なお、ハイパースペクトルカメラ1は、商品の表面を測定可能な形態であれば、ハンディタイプのものでも、設置タイプのものでもよい。また、商品の測定方法は、上記の反射方式ではなく、透過光を用いて商品を測定する透過方式でもよい。また、分光情報は、商品の成分分析に有効な近赤外域を含む各波長域の検出値を数値化したものであることが望ましい。
電子棚札2は、主な構成として、分光情報取得部11、通信部12および表示部13を有している。分光情報取得部11は、ハイパースペクトルカメラ1から分光情報を取得する。通信部12は、ハイパースペクトルカメラ1から取得した分光情報を棚札管理サーバー3に出力すると共に、棚札管理サーバー3から表示部13に表示するための表示情報を取得する。この表示情報には、商品情報、後述する鮮度情報およびアドバイス情報が含まれる。表示部13は、液晶ディスプレイで構成され、棚札管理サーバー3から取得した表示情報を表示する。
棚札管理サーバー3は、主な構成として、複数の電子棚札2の管理情報を記憶した棚札管理情報記憶部21、電子棚札2から取得した分光情報から鮮度レベルの判定および糖度の算出を行う鮮度・糖度判定部22(特性情報生成部)、商品ごとに鮮度レベルに応じたアドバイス情報を記憶したアドバイス情報記憶部23(特性関連情報記憶部)、鮮度レベルの判定結果に応じて商品の食べ頃日時(推奨消費時期)を算出する食べ頃日時算出部24、およびアドバイス情報記憶部23から鮮度レベルの判定結果に応じたアドバイス情報を抽出するアドバイス情報生成部25(特性関連情報抽出部)を備えている。
棚札管理情報記憶部21は、棚札管理サーバー3に接続された複数の電子棚札2の管理情報を記憶している。図2は、棚札管理情報記憶部21の記憶内容を示す図である。図示のように、棚札管理情報記憶部21は、電子棚札2ごとに、「札番号」、当該電子棚札2に表示する商品の「商品コード」、「商品名」および「価格」を記憶している。すなわち、本実施形態では、各電子棚札2に表示する商品が予め定められ、棚札管理サーバー3によって管理されている。なお、「商品関連情報」とは、「商品コード」、「商品名」および「価格」を指す。
鮮度・糖度判定部22は、不図示の記憶部に記憶された所定のプログラムに基づいて、電子棚札2から取得した分光情報から商品の鮮度レベルを判定する。具体的には、各波長域の検出値である分光情報を解析して、時間経過によって変化する主要成分量(例えば、水分量、糖度など)や表面の色などに影響される鮮度指数を算出し、この鮮度指数から商品の鮮度レベルを判定する。また、本実施形態では、生鮮食品のうちの一部の商品に対して鮮度指数に加えて糖度を算出し、電子棚札2に表示する(図5参照)。なお、糖度は、公知の糖度測定方法により分光情報を解析して算出するものとする。
分光情報(スペクトル)の解析方法は大きく、定性分析タイプおよび定量分析タイプの2つに分かれ、前者には主成分分析、クラスター分析などがあり、後者には重回帰分析、主成分回帰分析などがある。既に公知であるこれらの解析方法を利用すれば、鮮度判定は容易に行えるが、本実施形態では、簡易的な方法を採用する。以下は、リモートセンシングで知られている正規化植生指数(NDVI)を参考に考案された判別方法で、処理能力の低いCPUでも解析可能である。例えば、図3(a)は、果物のプラムに関する波長−反射率のグラフである。575−625nmの波長区間をA区間、625−725nmの波長区間をB区間とする。(B−A)/(B+A)の式を鮮度指数と定義して、鮮度指数−経過日数をグラフにしたものが図3(b)である。この鮮度指数は、鮮度が劣化すると数値が上昇する。本実施形態では、鮮度指数の0.15未満を「Lv1:新鮮」、0.15〜0.25未満を「Lv2:準新鮮」、0.25以上を「Lv3:非新鮮」の3段階に分けるものとする。なお、この鮮度レベルは、商品の特性(時間経過によって変化しやすい成分)を考慮して、商品ごとに異なるものとする。このようにして判定された判定結果(鮮度レベル、糖度)は、鮮度情報として電子棚札2に出力される。
アドバイス情報記憶部23は、アドバイス情報を含む各情報を商品ごとに記憶している。図4は、アドバイス情報記憶部23の記憶内容を示す図である。図示のように、アドバイス情報記憶部23は、商品ごとに、「商品名」、「糖度表示の有無」、「食べ頃時期・期限」、鮮度レベルに応じた「推定経過期間」、「保存方法」、「お勧めの食べ方」を記憶している。
「商品名」は、実際には商品を特定する商品コードとして記憶されている(図4では、商品名で記載している)。「糖度表示の有無」は、各商品に対して電子棚札2に糖度を表示するか否かを示す。「食べ頃時期・期限」は、出荷元、製造元または小売店により定められたものであり、出荷日または製造日からの経過期間で記憶されている。例えば、図示のように「ラフランス」の「食べ頃時期・期限」は、出荷日から20日経過した日となる。なお、「食べ頃時期・期限」は、青果物(果物・野菜)については食べ頃の時期を示し、鮮魚および精肉についてはいわゆる消費期限と同等の意味を示す。「推定経過期間」は、鮮度レベル(鮮度指数)から推定されるその商品の出荷日または製造日からの経過期間である。なお、「推定経過期間」は、商品の鮮度指数から推定される経過期間であるため、実際の経過期間とは異なる経過期間となる場合もある。「保存方法」は、鮮度レベルに応じた最適な商品の保存方法である。例えば、図示のように「ラフランス」の場合、鮮度レベルが「Lv1」および「Lv2」のものに対して「常温で保存して下さい」という保存方法が記憶されており、「Lv3」のものに対して「冷蔵保存して下さい」という保存方法が記憶されている。「お勧めの食べ方」は、鮮度レベルに応じた最適な食べ方である。例えば、図示のように「マグロ赤身」の場合、鮮度レベルが「Lv1」および「Lv2」のものに対して「お刺身でおいしく召し上がれます」という食べ方が記憶されており、「Lv3」のものに対して「フライやソテーがおすすめです」という食べ方が記憶されている。なお、アドバイス情報は、上記に限られるものではなく、例えば、商品の「お勧めレシピ」などを含んでもよい。
図1に戻り、食べ頃日時算出部24は、鮮度・糖度判定部22の判定結果、アドバイス情報記憶部23の「食べ頃時期・期限」および「推定経過期間」を参照して、商品の食べ頃日時を算出する。具体的には、「食べ頃時期・期限」の経過期間から、鮮度レベルに応じた「推定経過期間」を差し引いた期間を、現在日時に加算する。例えば、鮮度レベルが「Lv2」と判定されたラフランスは、「食べ頃時期・期限」の経過期間が「20日後」であり、「推定経過期間」が「15日」である(図4参照)。よって当該ラフランスの食べ頃日時は、現在日時に5日加算して算出される(図5参照)。上記したように、食べ頃日時の算出基準となる「推定経過期間」は、実際の経過期間とは異なる経過期間となる場合もあるが、これにより、出荷日時が同時であった商品でも、各商品の鮮度の違いを考慮して適切な食べ頃日時を算出することができる。なお、鮮魚および精肉については、算出された食べ頃日時は、消費期限と略同様の意味をもつ日時となる。このため、電子棚札2にも、「食べ頃」ではなく「消費期限」と表示されることが好ましい。
アドバイス情報生成部25は、アドバイス情報記憶部23を参照して、鮮度・糖度判定部22の判定結果に応じた「保存方法」および「お勧めの食べ方」を抽出し、これらの情報をコード化画像C(図5参照)に変換する。そして、このコード化画像Cと、算出した食べ頃日時と、をアドバイス情報として電子棚札2に出力する。
なお、生成する鮮度情報およびアドバイス情報は、各種類の複数商品を測定した測定結果の代表値に基づいたものでもよいし、個別の商品を測定した測定結果に基づいたものでもよい。本実施形態では、前者を採用する。
図5は、鮮度情報およびアドバイス情報が表示された電子棚札2の一例を示した図である。表示部13は、商品関連情報(商品名および価格)が表示された第1表示領域E1と、当該商品の鮮度情報およびアドバイス情報が表示された第2表示領域E2と、を有している。図示のように、第2表示領域E2には、「ラフランス」に対して、鮮度情報として「鮮度レベル」および「糖度」が、アドバイス情報として「食べ頃日時」、コード化画像C(例えば、QRコード)に変換された「保存方法」および「お勧めの食べ方」が表示されている。このように、「食べ頃日時」を現在日時からの経過日時で表示することにより、顧客にとってわかりやすく「食べ頃日時」を提示することができる。なお、「食べ頃日時」は、具体的な日時で表示してもよい。
図6は、電子棚札2に表示されたコード化画像Cに含まれる鮮度情報およびアドバイス情報が可視化された表示例である。例えば、顧客の携帯電話に搭載されたコード読取機能でコード化画像Cを読み取ると、携帯電話のディスプレイDに鮮度情報およびアドバイス情報が表示される。これにより、電子棚札2の限られた表示面積の中でアドバイス情報を顧客に提示することができる。
次に、図7を参照し、本実施形態の表示処理について説明する。同図は、棚札管理サーバー3および電子棚札2の表示処理を示したフローチャートである。先ず、電子棚札2は、ハイパースペクトルカメラ1から商品の分光情報を取得すると(S01)、自身の棚番号と取得した分光情報を棚札管理サーバー3に出力する(S02)。一方、棚札管理サーバー3は、棚札管理情報記憶部21を参照して取得した棚番号から表示対象の商品を特定し(S03)、当該商品の商品関連情報を抽出する(S04)。そして、取得した分光情報から鮮度を判定する(S05)。そして、当該商品について糖度表示が必要である場合(S06:Yes)、糖度を算出する(S07)。そして、アドバイス情報記憶部23を参照し、商品コード(商品関連情報に含まれる)および判定結果に基づいてアドバイス情報を生成する(S08)。そして、商品関連情報、鮮度情報(鮮度レベル、糖度)およびアドバイス情報を表示情報として電子棚札2に出力する(S09)。なお、当該商品について糖度表示が必要でない場合(S06:No)、糖度は算出せずに鮮度情報として鮮度レベルのみを出力する。一方、電子棚札2は、表示情報を取得する(S10)。そして、これらの情報を表示部13に表示する(S11)。
なお、電子棚札2は、上記の分光情報取得部11に代えて、ハイパースペクトルカメラ1を備える構成としても良い。すなわち、ハイパースペクトルカメラ1が電子棚札2と一体として構成されていてもよい(図5(b)参照)。この場合、商品の陳列時に、店員がハイパースペクトルカメラ1に当該商品をかざして商品の測定を行う。なお、この場合、ハイパースペクトルカメラ1は、誤って商品が測定されることのないように、商品の陳列終了後には電源がOFFするように、棚札管理サーバー3に制御されることが好ましい。この構成によれば、商品測定にかかる時間を短縮することができ、陳列作業にかかる全体の所要時間を増やすことなく、鮮度情報およびアドバイス情報表示する表示処理システムSY1を実現することができる。
[第2実施形態]
以下、図8および図9を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下の第2実施形態については、上記の第1実施形態と同様の構成には同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。なお、本実施形態では、商品の陳列時に、電子棚札と通信可能なハンディターミナルを用いて店員が商品の測定を行うと共に、商品の商品情報を読み取る。但し、全商品の商品情報を読み取るのに対し、商品の測定は、全商品のうちの生鮮食品に対してのみ行うものとする。そして、会計対象の商品が生鮮食品か否かの判別は、オペレーターが目視で行うものとする。もちろん、商品バーコードに含まれた商品名や商品区分に関する情報を用いて、ハンディターミナルが判別し、これをハンディターミナルのディスプレイに表示することにより、オペレーターに対し対象の商品が生鮮食品か否かを通知する構成としてもよい。
図8は、本発明の第2実施形態にかかる表示処理システムSY2の構成を示したブロック図である。本実施形態の特徴は、棚札管理サーバー3ではなくハンディターミナル6が、各商品に対する鮮度情報およびアドバイス情報を生成し、電子棚札2に出力する点である。以下、各構成の特徴部分について説明する。
表示処理システムSY2は、ハンディターミナル6および電子棚札2を備えている。ハンディターミナル6は、商品情報読取部31、商品関連情報記憶部32、商品測定部33、第1実施形態に記載したものと同様の構成である鮮度・糖度判定部22A、食べ頃日時算出部24Aおよびアドバイス情報生成部25Aから成る鮮度情報生成部26、アドバイス情報記憶部23、操作部34および表示情報出力部35を備えている。
商品情報読取部31は、バーコードスキャナーで構成され、商品に貼付または印刷された商品バーコードを読み取ることにより商品情報を取得する。商品関連情報記憶部32は、商品ごとに、「商品コード」、「商品名」および「価格」を記憶している。商品測定部33は、ハイパースペクトルカメラで構成され、商品を測定することにより分光情報を取得する。鮮度情報生成部26は、取得した商品情報および分光情報に基づいて、第1実施形態と同様の処理方法で鮮度情報およびアドバイス情報を生成する。操作部34は、商品情報読取部31および商品測定部33を操作するための各操作ボタン(図示省略)を備え、オペレーターが各操作ボタンを押下することにより商品情報読取部31の商品バーコードの読み取り、および商品測定部33の商品の測定が開始される。表示情報出力部35は、対象商品の商品関連情報、鮮度情報およびアドバイス情報を電子棚札2に出力する。
電子棚札2は、表示情報取得部36および表示部13を備えている。表示情報取得部36は、ハンディターミナル6から商品関連情報、鮮度情報およびアドバイス情報を取得する。
続いて、図9を参照し、本実施形態の表示処理について説明する。同図は、ハンディターミナル6および電子棚札2の表示処理を示したフローチャートである。先ず、ハンディターミナル6は、商品の商品バーコードを読み取って商品情報を取得すると(S21)、商品関連情報記憶部32を参照して当該商品の商品関連情報を抽出する(S22)。そして、商品測定部33の操作信号を受信した場合(S23:Yes)、当該商品を測定し分光情報を取得し(S24)、当該商品の鮮度情報およびアドバイス情報を生成する(S25:第1実施形態のS05〜S08と同様の処理を行う)。そして、商品関連情報、鮮度情報およびアドバイス情報を表示情報として電子棚札2に出力する(S26)。一方、電子棚札2は、表示情報を取得し(S27)、取得した表示情報を表示部13に表示する(S28)。
第2実施形態によれば、ハンディターミナル6において鮮度情報およびアドバイス情報を生成するため、棚札管理サーバー3を介さずに、簡易な構成で表示処理システムを構成することができる。また、本表示処理において、電子棚札2が棚札管理サーバー3と通信する必要がないため、処理時間を短縮することができる。
これまで説明してきた各実施形態によれば、商品の鮮度レベルを示す鮮度情報を電子棚札2に表示することによって、顧客に対して確実に鮮度情報を提示することができる。すなわち、一時的に情報を提示するディスプレイなどに比べ、陳列棚に配置される電子棚札2に常に鮮度情報を表示することで、顧客に商品の鮮度情報を確実に提示することができる。さらに、商品の鮮度レベルに応じたアドバイス情報を表示することにより、より商品に関する有効な情報を顧客に提示することができる。そして、これらの情報を電子棚札2に表示することにより、顧客は購入商品を選別する際、これらの情報を利用することができる。
また、商品の陳列時に生鮮食品を測定して各情報を生成するため、各生鮮食品に対し、信頼性の高い鮮度情報およびアドバイス情報を客に提示することができる。特に、アドバイス情報に含まれた「食べ頃日時」を、リアルタイムで生成した鮮度情報に基づいて算出することにより、より正確な食べ頃日時を提示することができる。これは、ラスランスやアボカドなど、購入後に追熟が必要な果物に対してとても有効な情報となる。
なお、上記の各実施形態において、分光情報から、商品に含まれた具体的な成分量を分析した分析結果を示す成分量情報や、商品に含まれる成分の種類を分析した分析結果を示す成分種情報を、特性情報として生成し、電子棚札2に表示させてもよい。さらに、商品に含まれる成分の種類を分析した成分種情報から商品の異物混入の有無を判定した結果を特性情報としてもよい。これによれば、商品の品質の良さや安全性を顧客に提示することができる。
また、上記の各実施形態において、対象商品を生鮮食品としたが、これに限られるものではなく、生花、加工食品など、を対象としてもよい。例えば、対象商品が生花の場合は当該生花の開花時期の開花予測を、また、対象商品が加工食品の場合は上記の成分量情報および成分種情報を特性情報として本発明に適応することが可能である。その他、上記した実施形態によらず、表示処理システムSY1,SY2のシステム構成や処理工程等について、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
1:ハイパースペクトルカメラ 2:電子棚札 3:棚札管理サーバー 6:ハンディターミナル 11:分光情報取得部 13:表示部 22:鮮度・糖度判定部 23:アドバイス情報記憶部 24:食べ頃日時算出部 25:アドバイス情報生成部 26:鮮度情報生成部 C:コード化画像 SY1,SY2:表示処理システム

Claims (9)

  1. ハイパースペクトルカメラによって商品を測定した測定結果である分光情報を取得する分光情報取得部と、
    取得した前記分光情報を分析し、当該分析結果に応じて、前記商品の状態を表す情報を含む特性情報を生成する特性情報生成部と、
    前記商品の商品名および価格を含む商品関連情報と、前記商品の特性情報とを対応付けて表示する表示部と、を備えたことを特徴とする表示処理装置。
  2. 前記商品を最適な状態で消費することのできる推奨消費時期に関する特性関連情報を記憶する特性関連情報記憶部をさらに備え、
    前記表示部は、前記特性情報に前記特性関連情報を付加して表示することを特徴とする請求項1記載の表示処理装置。
  3. 前記推奨消費時期は、現在日時からの経過日時で表示することを特徴とする請求項2に記載の表示処理装置。
  4. 前記特性関連情報記憶部は、1の商品に対して複数種類の特性関連情報を記憶し、
    前記分光情報の分析結果に応じて、前記複数種類の特性関連情報の中から1の前記特性関連情報を抽出する特性関連情報抽出部をさらに備えたことを特徴とする請求項2または3に記載の表示処理装置。
  5. 前記表示部は、前記特性情報および前記特性関連情報の少なくとも一方をコード化画像として表示することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の表示処理装置。
  6. 前記分光情報取得部および前記表示部を備えた電子棚札と、
    前記特性情報生成部を備え、1以上の前記電子棚札と接続されたサーバーと、によって構成されることを特徴とする請求項1に記載の表示処理装置。
  7. 前記電子棚札は、前記商品情報取得部に代えて、前記ハイパースペクトルカメラが一体に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の表示処理装置。
  8. 前記表示部を備えた電子棚札と、
    前記分光情報取得部および前記特性情報生成部を備え、前記ハイパースペクトルカメラが一体に設けられていると共に、1以上の前記電子棚札と通信可能なハンディターミナルと、で構成されることを特徴とする請求項1に記載の表示処理装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の表示処理装置と、
    前記ハイパースペクトルカメラと、を備えたことを特徴とする表示処理システム。
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