JP2012093212A - 燃焼機用圧力検出装置用パッケージ - Google Patents

燃焼機用圧力検出装置用パッケージ Download PDF

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Abstract

【課題】 燃焼機の燃焼室内の圧力を測る際の熱による影響を低減する。
【解決手段】 燃焼機用圧力検出装置用パッケージ1は、上面が燃焼室に面するように燃焼機に取り付けられる、上面に形成された凹部5および凹部5から下面にかけて貫通した貫通孔4を有した基体と、基体2の凹部5を覆って上面に取着されたダイヤフラム3と、基体2の下面に貫通孔4を覆うように設けられた圧力検出素子6とを具備する。ダイヤフラム3から圧力検出素子6に熱が伝わりにくくなり、燃焼室内の温度が圧力検出素子6に及ぼす影響を低減することができるので、圧力検出素子6による圧力の測定精度を向上させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃焼機用圧力検出装置用パッケージに関するものである。
圧力を検出するための圧力検出用パッケージとして、ダイヤフラムに圧力検出素子を取り付けた圧力検出用パッケージが知られている。ダイヤフラムに圧力検出素子を取り付けた圧力検出用パッケージとしては、例えば、特許文献1に記載の力学量検出装置が挙げられる。
特許文献1に記載の力学量検出装置は、円形のダイヤフラム面を有する金属ステムを有し、ダイヤフラムの主面のうち一方を圧力を受ける面とし、主面のうち他方の面に圧力検出素子が設けられている。圧力検出素子としては、半導体チップにピエゾ抵抗素子が設けられた圧力検出素子が用いられている。特許文献1に記載の重量検出装置では、ダイヤフラムのたわみによる電気抵抗の変化を測定することで、ダイヤフラムにかかる圧力の大きさを検知している。
特開2003−315187号公報
しかしながら、特許文献1に記載の力学量検出装置は、ダイヤフラムの主面に圧力検出素子が設けられていることから、燃焼機内の圧力を測る際に、燃焼機内部の熱が圧力検出素子に伝わりやすい。そのため、この熱の影響を受けることにより、圧力検出素子の精度を向上させることが困難であるという問題点があった。
本発明の1つの態様に基づく燃焼機用圧力検出装置用パッケージは、上面が燃焼室に面するように燃焼機に取り付けられる、上面に形成された凹部および凹部から下面にかけて貫通した貫通孔を有した基体と、基体の凹部を覆って上面に取着されたダイヤフラムと、基体の下面に貫通孔を覆うように設けられた圧力検出素子とを具備している。
本発明の1つの態様に基づく燃焼機用圧力検出装置用パッケージによれば、基体が貫通孔を有し、圧力検出素子が基体の下面に貫通孔を覆うように設けられていることにより、ダイヤフラムと圧力検出素子との間に凹部および貫通孔からなる空間が形成される。これにより、ダイヤフラムから圧力検出素子に熱が伝わりにくくなる。その結果、燃焼室内の温度が圧力検出素子に及ぼす影響を低減することができる。これにより、圧力検出素子による圧力の測定精度を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージを示す断面図である。 本発明の第2の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージを示す断面図である。 (a)は、図2に示す燃焼機用圧力検出用パッケージをA−A’線で切った断面図である。また、(b)は、図2に示す燃焼機用圧力検出用パッケージをB−B’線で切った断面図である。 本発明の第3の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージを示す断面図である。 図4に示す燃焼機用圧力検出用パッケージをC−C’線で切った断面図である。
以下、本発明のいくつかの実施形態の例について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1は、上面に形成された凹部5および凹部5から下面にかけて貫通した貫通孔4を有した基体2と、基体2の凹部5を覆って上面に取着されたダイヤフラム3と、基体2の下面に貫通孔4を覆うように設けられた圧力検出素子6とを具備している。本例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1は、上面が燃焼室に面するように燃焼機に取り付けられるようにして用いることで圧力測定ができる。具体的には、ダイヤフラム3が燃焼室から圧力を受けたときに、その圧力に応じてダイヤフラム3が撓む。これにより、凹部5および貫通孔4の内部の気体が圧迫され、圧力検出素子6へと圧力が伝達される。このように伝達された圧力を圧力検出素子6で測定することにより、燃焼室内部の圧力の大きさを求めることができる。
本発明の第1の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1によれば、基体2が貫通孔4を有し、圧力検出素子6が基体2の下面に貫通孔4を覆うように設けられていることにより、ダイヤフラム3と圧力検出素子6との間に凹部5および貫通孔4からなる空間が形成される。これにより、ダイヤフラム3から圧力検出素子6に熱が伝わりにくくなる。その結果、燃焼機室内の温度が圧力検出素子6に及ぼす影響を低減することができる。これにより、圧力検出素子6による圧力の測定精度を向上させることができる。さらに、圧力検出素子6が、基体2の下面に設けられていることから、別部材を別途設けることなく、基体2の上面に設けられているダイヤフラム3と離間させることができる。その結果、燃焼機室内の温度が圧力検出素子6に及ぼす影響を低減することができる。これにより、圧力検出素子6の圧力の測定精度を向上させることができる。
第1の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1における基体2は、ベース部21とベース部21の上部に位置するフレーム部22とによって構成される。
第1の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1におけるベース部21は、平面視したときの形状が円形状である。なお、本例においては、ベース部21を平面視したときの形状が円形状であるが、特にこれに限られるものではなく、四角形状、楕円形状、または多角形状であってもよい。
第1の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1におけるベース部21としては、酸化アルミニウム質焼結体(Al)、窒化アルミニウム質焼結体(AlN)、ムライト質焼結体(3Al・2SiO)、炭化珪素質焼結体(SiC)および窒化珪素質焼結体(Si)のような絶縁材料を用いることができる。
第1の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1における基体2には、ベース部21の上面から下面にかけて貫通した貫通孔4が設けられている。ベース部21に貫通孔4が設けられていることにより、この貫通孔4の内部において、ベース部21の上面から下面にかけて気体を移動させることができる。貫通孔4は、平面視したときの形状が円形状である。このように、平面視したときに貫通孔4の形状が円形状であることから、貫通
孔4の内部を気体が移動する際にベース部21にかかる圧力の偏りを低減することができる。なお、本例においては、貫通孔4を平面視したときの形状が円形状であるが、特にこれに限られるものではなく、四角形状、楕円形状、または多角形状であってもよい。
第1の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1におけるフレーム部22は、ベース部21の上面において、貫通孔4を囲むように設けられている。このように、フレーム部22が設けられていることによって、ベース部21の上面とフレーム部22の内側側面とによる凹部5が形成される。この凹部5が形成されることによって、基体2とダイヤフラム3との間に所定の間隔を確保することができる。これにより、ダイヤフラム3に燃焼室の圧力が加わったときに、ダイヤフラム3を撓ませることができる。また、基体2は、凹部5と貫通孔4が連続していることにより、ダイヤフラム3に撓みが生じたときに、凹部5から貫通孔4にかけて気体を移動させることができる。
第1の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1におけるフレーム部22は、平面視したときの内周が円形状である。このように、平面視したときにフレーム部22の内周が円形状であることから、ダイヤフラム3に燃焼室の圧力が加わった際にフレーム部22に伝わる力を分散させてベース部21に伝えることができる。その結果、基体2に部分的に大きな変形が生じる可能性を低減することができるので、燃焼機用圧力検出用パッケージ1の信頼性を向上させることができる。なお、第1の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1においては、フレーム部22の内周が円形状であるが、特にこれに限られるものではなく、四角形状、楕円形状、または多角形状であってもよい。
フレーム部22は、絶縁材料によって形成される。具体的には、酸化アルミニウム質焼結体(Al)、窒化アルミニウム質焼結体(AlN)、ムライト質焼結体(3Al・2SiO)、炭化珪素質焼結体(SiC)および窒化珪素質焼結体(Si)のような絶縁材料を用いることができる。さらに、フレーム部22は、ベース部21と同じ材料を用いて一体的に形成されていることが好ましい。これによりフレーム部22とベース部21との熱膨張率差を低減することができ、燃焼機用圧力検出用パッケージ1の信頼性を向上させることができる。なお、本例においては、フレーム部22がベース部21と一体的に形成されているが、特にこれに限られるものではなく、フレーム部22はベース部21と別々に形成されていてもよく、またフレーム部22とベース部21とが異なる材料によって形成されていてもよい。
第1の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1におけるダイヤフラム3は、基体2の凹部5を覆って基体2の上面に取着されている。
第1の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1におけるダイヤフラム3は、平面視したときの形状が円形状である。これにより、燃焼室から圧力を受けたときにダイヤフラム3に生じる応力のばらつきを小さくすることができる。そのため、燃焼機用圧力検出用パッケージ1の感度を向上させることができる。本例においては、ダイヤフラム3は平面視したときの形状が円形状であるが、特にこれに限られるものではなく、四角形状、楕円形状、または多角形状であってもよい。
ダイヤフラム3は、絶縁材料によって形成される。具体的には、酸化アルミニウム質焼結体(Al)、窒化アルミニウム質焼結体(AlN)、ムライト質焼結体(3Al・2SiO)、炭化珪素質焼結体(SiC)および窒化珪素質焼結体(Si)のような絶縁材料を用いることができる。
ダイヤフラム3は、フレーム部22と気密に接合されている。接合部材としては、ガラス質成分を用いることができる。ダイヤフラム3とフレーム部22との接合部材として、
ガラス質成分を用いることによって、接合部材としてろう材等の金属材料が用いられた場合と比較して、接合部材に塑性変形が生じる可能性が低減されている。これにより、圧力測定を繰り返したときの、燃焼機用圧力検出用パッケージ1の信頼性が向上されている。なお、本例においては、接合部材としてガラス質成分が用いられているが、特にこれに限られるものではなく、ろう材等の金属材料を用いてもよい。
第1の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1における圧力検出素子6は、ベース部21の下面に貫通孔4を覆うように設けられている。
第1の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1における圧力検出素子6は、上面がガラス質部材91を介してベース部21の下面に接合されていることにより、ベース部21の下面において貫通孔4を気密に封止している。これにより、燃焼室からダイヤフラム3に圧力がかかり、ダイヤフラム3に撓みが生じたときに、凹部5の内部および貫通孔4の内部に存在する気体によって圧力が圧力検出素子6へと伝達され、圧力検出素子6が撓むことができる。
圧力検出素子6は、平面視したときの形状が円形状である。なお、本例においては、圧力検出素子6を平面視したときの形状が円形状であるが、特にこれに限られるものではなく、四角形状、楕円形状、または多角形状であってもよい。
第1の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1における圧力検出素子6としては、例えば圧電素子を用いることができる。圧電素子としては、圧電特性を有しているセラミックスを用いることができる。具体的には、PbZrO−PbTiO等からなるペロブスカイト型酸化物などからなる素子を用いることができる。
これにより、伝達された圧力によって圧力検出素子6が撓んだときに、圧電素子に圧力がかかり、圧電効果によって起電力が生じる。この起電力を測定することによって、応力の大きさを検知することができる。なお、本例においては、圧力検出素子6に圧電素子が用いられているが、特にこれに限られるものではなく、ひずみゲージを用いてもよい。ひずみゲージを用いる場合は、ひずみゲージの抵抗値の変化を測定することによって、圧力の大きさを検知することができる。
圧力検出素子6は、貫通孔4に面している領域の面積が、ダイヤフラム3が凹部5に面している領域の面積よりも小さくされている。これにより、ダイヤフラム3の撓みによって気体が押し出されたことによって伝達された圧力を、圧力検出素子6に集中させることができる。したがって、燃焼機用圧力検出用パッケージ1による圧力の測定精度を向上させることができる。
圧力検出素子6は、剛性がダイヤフラム3の剛性よりも小さくなるように作製されている。これにより、圧力検出素子6が、ダイヤフラム3と比べて撓みやすくなっていることから、ダイヤフラム3の微細な撓みも圧力検出素子6の撓みに反映させることができるため、燃焼機用圧力検出用パッケージ1による圧力の測定精度を向上させることができる。なお、圧力検出素子6の剛性をダイヤフラム3の剛性よりも小さくする方法としては、圧力検出素子6の厚みをダイヤフラム3の厚みよりも小さくする方法が挙げられる。その他の方法としては、圧力検出素子6のヤング率をダイヤフラム3のヤング率よりも小さくする方法が挙げられる。圧力検出素子6のヤング率をダイヤフラム3のヤング率よりも小さくする方法としては、例えば、ダイヤフラム3を酸化アルミニウム質焼結体で形成し、圧力検出素子6を銅で形成する方法が挙げられる。
ヤング率の比較および測定には、例えば曲げ試験(JIS R 1602)を用いるこ
とができる。また、ダイヤフラム3や圧力検出素子6の大きさおよび形状が上記曲げ試験の規格に満たない場合は、これに準拠した試験で比較することができる。具体的には、ダイヤフラム3と圧力検出素子6とをそれぞれ同寸法の直方体の角材に加工し、この角材を2点の支点上に置き、支点間の中央の1点に荷重を加える。これにより角材に生じた変位量を比較し、変位量が小さい方が、ヤング率が高いと見なすことができる。
第1の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1における凹部5および貫通孔4には、気体が充填されている。気体としては、例えば不活性気体を用いることができる。不活性気体としては、窒素(N)またはアルゴン(Ar)を用いることができる。
第1の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1は、さらに複数のリード端子92を備えている。リード端子92は、圧力検出素子6と外部回路(図示せず)との間で電気信号を伝送するために設けられている。複数のリード端子92のそれぞれは、一方の端部がベース部21の下面に設けられ、他方の端部が下方向に向かってに引き出されている。リード端子92と圧力検出素子6との接続方法としては、例えば、ボンディングワイヤ93を用いたワイヤボンディング法を用いることができる。
リード端子92としては、導電性の良好な材料を用いることが望ましい。具体的には、例えば、導電性の良好な材料として、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、銅(Cu)または銀(Ag)を用いることができる。
次に、第1の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1の製造方法を説明する。まず、基体2およびダイヤフラム3の製造方法を説明する。燃焼機用圧力検出用パッケージ1において、例えば、基体2およびダイヤフラム3が酸化アルミニウム質焼結体(Al)から成る場合であれば、酸化アルミニウム(Al)、酸化珪素(SiO)、酸化マグネシウム(MgO)および酸化カルシウム(CaO)等のセラミック原料粉末に適当な有機バインダ、溶剤、可塑剤、分散剤を添加混合してペースト状とし、これをドクタブレード法を採用してシート状に成形することで、セラミックグリーンシートが形成される。このセラミックグリーンシートを所定形状で打ち抜いて積層し、焼結することによって基体2およびダイヤフラム3を作製することができる。ここで、基体2およびダイヤフラム3は、原料粉末に酸化珪素(SiO)を含むので、アルミナ質焼結体(Al)となった際に、アルミナ質焼結体(Al)にガラス質成分が含まれることになる。
次に、基体2とダイヤフラム3との接合方法について説明する。基体2の上面およびダイヤフラム3の下面の少なくとも一方の面を研磨し、基体2の上面にダイヤフラム3を設置した状態で、基体2とダイヤフラム3とをガラス質成分が溶出する温度(例えば、1300〜1550℃)で加熱する。これにより、基体2およびダイヤフラム3の少なくとも一方から溶出されたガラス質成分によって、気密に接合することができる。
なお、本例においては、基体2とダイヤフラム3とが同じ材料によって形成されているが、ダイヤフラム3の材料の焼成温度が基体2の材料の焼成温度よりも高くなるように、副成分の構成を調整することが好ましい。具体的には、ダイヤフラム3の材料に副成分としてジルコニア(ZrO)の粉末を添加することによって、焼成温度を上昇させることができる。これにより、基体2とダイヤフラム3とを上述の溶出したガラス質によって接合する際の、ダイヤフラム3の変形を低減することができる。さらに、燃焼室側に面するダイヤフラム3の材料の焼成温度を上昇させておくことにより、燃焼室からの熱による変形の影響を低減することができる。これにより、燃焼機用圧力検出用パッケージ1の信頼性を向上させることができる。
ここで、燃焼機用圧力検出用パッケージ1の寸法の一例を示すと、ベース部21およびフレーム部22の外径は7mm、凹部5の内径は4mm、貫通孔4の内径は1mm、ダイヤフラムの肉厚は1mmで作製することができる。
次に、本発明の第2の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1について説明する。なお、本例の各構成において、第1の実施形態と同様の構成および機能を有する部材については、同じ参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図2、3に示すように、第2の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1は、第1の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1と比較して、貫通孔4の形状が異なる。
第2の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1における貫通孔4は、凹部5に面している第1の領域41と、第1の領域41よりも基体2の下面側に位置する第2の領域42とを有している。図3に示すように、基体2の上面に平行な断面で見たときに、第2の領域42の断面積は第1の領域41の断面積よりも小さい。これにより、ダイヤフラム3が撓んだときの圧力検出素子6への気体の流れをスムーズにすることができる。その結果、気体による圧力の伝達効率を向上させることができ、燃焼機用圧力検出用パッケージ1の圧力の測定精度を向上させることができる。
なお、上述の断面積の比較は、例えば以下の方法で行なうことができる。具体的には、第1の領域41と第2の領域42それぞれを上下方向に数等分(例えば5等分)し、等分された第1の領域41および第2の領域42のそれぞれにおける断面積の平均値を求め、これを比較することによって断面積の比較を行なうことができる。
また、貫通孔4は、基体2の上面に対して垂直な断面で見たときの形状が、貫通孔4の内側に凸である弧状になっている。これにより、ダイヤフラム3が撓んだときの圧力検出素子6への気体の流れをよりスムーズにすることができる。その結果、気体による圧力の伝達効率をより向上させることができ、燃焼機用圧力検出用パッケージ1による圧力の測定精度をより向上させることができる。
なお、本例においては、第1の領域41と第2の領域42をまたがって、貫通孔4の内側の形状が弧状になっているが、特にこれに限られるものではなく、第1の領域41または第2の領域42でのみ、弧状の形状としてもよい。
次に、本発明の第3の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1について説明する。なお、本例の各構成において、第1の実施形態と同様の構成および機能を有する部材については、同じ参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図4、5に示すように第3の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1は、基体2が冷却用貫通孔7を具備し、さらに基体用温度測定手段81およびダイヤフラム用温度測定手段82を備えている。
第3の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1における冷却用貫通孔7は、貫通孔4の近傍を通って、基体2の側面の2箇所に開口している。燃焼機用圧力検出用パッケージ1は、冷却用貫通孔7を有する基体2を含んでいることにより、例えば燃焼室からダイヤフラム3に伝わった熱は、冷却用貫通孔7において媒体によって外部へ伝導される。媒体は、例えば、冷媒ガスまたは冷媒液などの冷媒流体である。冷媒ガスは、例えば、空気または窒素などを含む。冷媒液は、例えば、水またはアルコールなどを含む。
燃焼機用圧力検出用パッケージ1は、冷却用貫通孔7が設けられていることによって、基体2の上面から下面への熱の伝導が低減されている。その結果、燃焼室から伝わった熱による圧力検出素子6への影響を低減することができる。これにより、燃焼機用圧力検出用パッケージ1の信頼性を向上させることができる。
なお、本例においては、冷却用貫通孔7は、基体2の側面に開口した形状になっているが、特にこれに限られるものではなく、基体2の下面に開口した形状としても、または基体2の側面と下面との両方に開口した形状としてもよい。
第3の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1における基体用温度測定手段81は、貫通孔4の内部に設けられている。本例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1は、基体用温度測定手段81をさらに備えていることにより、凹部5および貫通孔4の内部の気体の温度を検知することができる。これにより、気体が熱膨張または熱収縮した際にその分の圧力の変化を補正して圧力を検出することができる。これにより、燃焼機用圧力検出用パッケージ1による圧力の測定精度を向上させることができる。基体用温度測定手段81は、貫通孔4の内部に露出させて設けられていることによって、ベース部21の内部に埋められて設けられている場合と比較して、ベース部21の温度の影響を低減させつつ貫通孔4の内部の気体の温度をより正確に測定することができる。
基体用温度測定手段81は、熱電対810と第1の配線導体811とによって構成されている。熱電対810は、貫通孔4の内部に設けられており、第1の配線導体811は熱電対810と外部回路(図示せず)とを電気的に接続している。なお、本例では、基体用温度測定手段81として熱電対810を用いているが、特にこれに限られるものではなく、抵抗温度計を用いてもよい。
第3の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1におけるダイヤフラム用温度測定手段82は、ダイヤフラム3の下面に設けられている。本例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1は、ダイヤフラム用温度測定手段82をさらに備えていることにより、ダイヤフラム3を介して燃焼室の温度を検知することができる。これにより、燃焼室の温度が変化した際にそれによるダイヤフラム3の温度の変化およびそれに伴うダイヤフラム3の撓みやすさの変化を補正して圧力を検出することができる。
ダイヤフラム用温度測定手段82は、抵抗温度計820と第2の配線導体821とによって構成されている。抵抗温度計820は、ダイヤフラム3の下面に設けられており、第2の配線導体821は抵抗温度計820と外部回路(図示せず)とを電気的に接続している。
なお、本発明は上述の実施形態の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内であれば種々の変更や実施の形態の組合せを行なうことは何等差し支えない。
例えば、第2の実施形態の例の燃焼機用圧力検出用パッケージ1における貫通孔4において、第1の領域41にさらに基体用温度測定手段81が設けられた構成としてもよい。この場合には、基体2の上面に平行な断面で見たときに、断面積が第2の領域42よりも大きい第1の領域41に基体用温度測定手段81を設けることにより、基体用温度測定手段81を設けることによる貫通孔4内部の気体の流れやすさへの影響を低減することができる。これにより、燃焼機用圧力検出装置用パッケージの圧力の測定精度を向上させることができる。
1:燃焼機用圧力検出装置用パッケージ
2:基体
3:ダイヤフラム
4:貫通孔
41:第1の領域
42:第2の領域
5:凹部
6:圧力検出素子
7:冷却用貫通孔
81:基体用温度測定手段
82:ダイヤフラム用温度測定手段

Claims (8)

  1. 上面が燃焼室に面するように燃焼機に取り付けられる、前記上面に形成された凹部および該凹部から下面にかけて貫通した貫通孔を有した基体と、
    該基体の前記凹部を覆って前記上面に取着されたダイヤフラムと、
    前記基体の前記下面に前記貫通孔を覆うように設けられた圧力検出素子とを具備することを特徴とする燃焼機用圧力検出装置用パッケージ。
  2. 前記ダイヤフラムが前記凹部に面している領域の面積よりも、前記圧力検出素子が前記貫通孔に面している領域の面積が小さいことを特徴とする請求項1記載の燃焼機用圧力検出装置用パッケージ。
  3. 前記貫通孔は、前記基体の前記凹部に面している第1の領域と、該第1の領域よりも前記下面側に位置する第2の領域とを有しており、前記基体の前記上面に平行な断面で見たときに、前記第2の領域の断面積が前記第1の領域の断面積よりも小さいことを特徴とする請求項1記載の燃焼機用圧力検出装置用パッケージ。
  4. 前記貫通孔は、前記基体の前記上面に対して垂直な断面で見たときの形状が、前記貫通孔の内側に凸である弧状になっていることを特徴とする請求項3記載の燃焼機用圧力検出装置用パッケージ。
  5. 前記圧力検出素子の剛性は、前記ダイヤフラムの剛性よりも低いことを特徴とする請求項1記載の燃焼機用圧力検出装置用パッケージ。
  6. 前記基体は、少なくとも一部が前記貫通孔の近傍を通っている、内部に冷却媒体を流すための冷却用貫通孔を具備していることを特徴とする請求項1記載の燃焼機用圧力検出装置用パッケージ。
  7. 前記貫通孔または前記凹部の内部にさらに基体用温度測定手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の燃焼機用圧力検出装置用パッケージ。
  8. 前記ダイヤフラムは、さらにダイヤフラム用温度測定手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の燃焼機用圧力検出装置用パッケージ。
JP2010240584A 2010-10-27 2010-10-27 燃焼機用圧力検出装置用パッケージ Expired - Fee Related JP5618764B2 (ja)

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