JP2012092675A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の制御装置に関し、メイン噴射で生成される煤の排出量を効果的に低減する。
【解決手段】多段噴射が可能な燃料噴射装置30を有する内燃機関2の制御装置に、筒内圧検出手段35と、運転状態検出手段40,41と、多段噴射の各噴射条件に基づいて燃料噴射装置30を制御する多段噴射制御部51と、運転状態検出手段40,41の検出値に応じたアフター噴射の熱発生率を目標熱発生率に設定する目標熱発生率設定部53と、アフター噴射の熱発生率を算出する熱発生率算出部55と、アフター噴射の噴射条件を目標熱発生率JT1と熱発生率算出部55で算出される熱発生率算出値JCとの差に応じて補正する補正部56,57とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関し、特に1燃焼行程中に少なくともメイン噴射とアフター噴射とを含む多段噴射が可能な燃料噴射装置を有する内燃機関の制御装置に関する。
ディーゼルエンジン等の内燃機関(以下、エンジンという)の燃料噴射装置として、コモンレール内に蓄圧した加圧燃料を、エンジンの各気筒に対応して設けられた燃料噴射弁を介して供給する蓄圧式の燃料噴射装置が知られている。
この畜圧式の燃料噴射装置では、1燃焼行程中にメイン噴射を含むプレ噴射やパイロット噴射、アフター噴射等の多段噴射が可能である。メイン噴射はエンジンのトルクを発生させるために実施される。また、アフター噴射はメイン噴射後に適切な間隔をおいて適量の燃料を噴射して、メイン噴射で生成された未燃成分である煤等を燃焼させることで排気ガスを浄化する。
例えば、特許文献1には、この種の燃料噴射装置として、コモンレールと燃料噴射弁とを備えた蓄圧式の燃料噴射装置が開示されている。
特開2009−275621号公報
ところで、メイン噴射で生成された煤等を効果的に燃焼するためには、アフター噴射を最適な噴射量および噴射時期(以下、最適噴射条件という)で行う必要がある。そのため、アフター噴射の噴射量や噴射時期が、最適噴射条件から外れてしまうと、メイン噴射で生成された煤等の燃焼が促進されずにエンジンの排気ガス性能を低下させ、場合によってはエンジンの燃費も悪化させてしまう可能性がある。
特に、噴射量は燃料噴射弁の経年劣化の影響により変化するため、係る経年劣化の影響を適切に排除しなければ、燃料噴射弁の経年劣化に伴いアフター噴射が最適噴射条件から大きく外れてしまい、排気ガス性能や燃費を大きく低下させてしまう可能性がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたもので、その目的は、アフター噴射の噴射量や噴射時期を最適な噴射条件に維持することで、メイン噴射で生成される煤の排出量を低減し、燃費の悪化を効果的に防止することにある。
上記目的を達成するため、本発明の内燃機関の制御装置は、1燃焼行程中に少なくともメイン噴射とアフター噴射とを含む多段噴射が可能な燃料噴射装置を有する内燃機関の制御装置であって、前記内燃機関の筒内圧を検出する筒内圧検出手段と、前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、前記運転状態検出手段の検出値に応じて設定される多段噴射の各噴射条件に基づいて、前記燃料噴射装置による燃料噴射を制御する多段噴射制御部と、前記運転状態検出手段の検出値に応じたアフター噴射の熱発生率を目標熱発生率に設定する目標熱発生率設定部と、前記燃料噴射装置が多段噴射を行った際のアフター噴射の熱発生率を前記筒内圧検出手段の検出値に基づいて算出する熱発生率算出部と、前記各噴射条件のうちアフター噴射の噴射条件を、前記目標熱発生率と前記熱発生率算出部で算出される熱発生率との差に応じて補正する補正部とを有することを特徴とする。
また、前記内燃機関に吸入される吸気の流量を検出する吸気量検出手段と、前記内燃機関に吸入される吸気の温度を検出する吸気温度検出手段とを備え、前記目標熱発生率設定部は、前記吸気量検出手段の検出値と前記吸気温度検出手段の検出値とに応じた熱発生率の補正量で前記目標熱発生率を補正する目標熱発生率補正機能を有するようにしてもよい。
本発明の内燃機関の制御装置によれば、アフター噴射の噴射量や噴射時期を最適な噴射条件に維持することで、メイン噴射で生成される煤の排出量を低減できるとともに、燃費の悪化を効果的に防止することができる。
本発明の一実施形態に係る内燃機関の制御装置を示す模式的な全体構成図である。 本発明の一実施形態に係る内燃機関の制御装置による筒内圧、熱発生率及び、多段噴射の各噴射条件(通電パルス)を示す図である。 本発明の一実施形態に係る内燃機関の制御装置による筒内圧、目標熱発生率、熱発生率算出値及び、アフター噴射の補正量を示す図である 本発明の一実施形態に係る内燃機関の制御装置による制御内容を示すフローである。
以下、図1〜4に基づいて、本発明の一実施形態に係る内燃機関の制御装置1について説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る内燃機関の制御装置1は4個の気筒2a〜2dを備える4気筒ディーゼルエンジン2(以下、エンジン2という)に適用されるもので、多段噴射装置30と、4個の筒内圧センサ(筒内圧検出手段)35と、エンジン回転センサ40と、アクセル開度センサ41と、吸気量センサ(吸気量検出手段)42と、吸気温センサ43(吸気温度検出手段)と、冷却水温センサ44と、ECU(Electric Control Unit)50とを備える。なお、本実施形態に係るエンジン回転センサ40とアクセル開度センサ41とは、本発明の運転状態検出手段を構成する。
図1に示すように、各気筒2a〜2dの吸気口には、吸気弁(不図示)の開弁により燃焼室内に新気(以下、吸気ともいう)を導入する吸気マニホールド15が接続されている。また、各気筒2a〜2dの排出口には、排気弁(不図示)の開弁により排気通路26を介して排気ガスを排出する排気マニホールド16が接続されている。さらに、各気筒2a〜2dには、筒内圧センサ35がそれぞれ設けられている。
吸気マニホールド15には、図1に示すように吸気通路20が接続されている。また、吸気通路20には、上流側から順にエアクリーナ25と、ターボ過給器23を構成するコンプレッサ23aと、インタクーラ22とが設けられている。
排気マニホールド16には、図1に示すように排気通路26が接続されている。また、排気通路26には、上流側から順にターボ過給器23を構成するタービン23bと、図示しない排気浄化装置が設けられている。
EGR通路60は、排気ガスの一部をEGRガスとして吸気系に還流するもので、図1に示すように、吸気マニホールド15と排気マニホールド16とを連通する。また、EGR通路60には、EGRガスを冷却するEGRクーラ61と、EGRガスの還流量を調整するEGRバルブ62とが設けられている。
筒内圧センサ35は、各気筒2a〜2d毎の筒内圧力を検出するもので、図1に示すように電気配線を介してECU50に接続されている。
多段噴射装置30は、1燃焼行程中にメイン噴射を含むプレ噴射やパイロット噴射、アフター噴射を行うことが可能で、図1に示すように、各気筒2a〜2dにそれぞれ設けられた4個の燃料噴射弁31と、4本の燃料噴射管32と、コモンレール33と、サプライポンプ34とを備え構成されている。
燃料噴射弁31は、各気筒2a〜2d毎に加圧燃料を直接噴射するもので、噴射孔を有する燃料噴射ノズル(不図示)と、燃料噴射ノズル内に摺動自在に収容された芯弁(不図示)と、芯弁を開弁方向に移動させる電磁弁(不図示)とを有する。また、燃料噴射弁31は、燃料噴射管32を介してコモンレール33に接続されている。そして、燃料噴射弁31は、電磁弁に後述するECU50から制御信号(パルス信号)が出力されると、係る出力に応じて芯弁を駆動させることで、各気筒2a〜2dに適量の加圧燃料を噴射するように構成されている。
コモンレール33は、サプライポンプ34から供給される加圧燃料を畜圧するとともに、この畜圧した加圧燃料を燃料噴射管32を介して燃料噴射弁31へと分配する。また、コモンレール33には、コモンレール33内の圧力であるコモンレール圧を検出するコモンレール圧センサ48が設けられている。
サプライポンプ34は、公知の高圧供給ポンプであって、図示しない燃料タンクから燃料を汲み取るフィードポンプや、コモンレール33への加圧燃料の吐出量を調整する電磁弁(不図示)等を備え構成されている。
エンジン回転センサ40は、エンジン2の回転数を検出するもので、図1に示すように電気配線を介してECU50に接続されている。
アクセル開度センサ41は、図示しないアクセルペダルの踏み込み量を検出するもので、図1に示すように電気配線を介してECU50に接続されている。
吸気量センサ42は、エアクリーナ25を通過して、ターボ過給機23のコンプレッサ23aで圧縮されながら各気筒2a〜2dの燃焼室へと導入される吸気の流量を検出するもので、図1に示すように電気配線を介してECU50に接続されている。
吸気温センサ43は、ターボ過給機23のコンプレッサ23aで圧縮昇温された後、インタクーラ22で冷却されて各気筒2a〜2dの燃焼室へと導入される吸気の温度を検出するもので、図1に示すように電気配線を介してECU50に接続されている。
冷却水温センサ44は、図示しない冷却水循環回路を流れてラジエータで熱交換によりエンジン2を冷却する冷却水の水温を検出するもので、図1に示すように電気配線を介してECU50に接続されている。
ECU50は、エンジン2の各種制御を行うための電子制御ユニットで、公知のCPUやROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えている。また、ECU50には、筒内圧センサ35、エンジン回転センサ40、アクセル開度センサ41、吸気量センサ42と、吸気温センサ43、冷却水温センサ44、クランク角度センサ(不図示)等の各種センサの出力信号がA/D変換された後に入力されるように構成されている。さらに、ECU50は、多段噴射制御部51と、安定状態判定部52と、目標熱発生率設定部53と、目標熱発生率補正部(目標熱発生率補正機能)54と、熱発生率算出部55と、補正量算出部(補正部)56と、アフター噴射補正部(補正部)57とを一部の機能要素として有する。
なお、これら各機能要素は、本実施形態では一体のハードウェアであるECU50に含まれるものとして説明するが、これらのいずれか一部を別体のハードウェアに設けることもできる。
多段噴射制御部51は、エンジン2の運転状態に応じて、1燃焼行程中(給気−圧縮−爆発−排気)にパイロット噴射、プレ噴射、メイン噴射、およびアフター噴射を行うべく、多段噴射装置30による燃料の噴射を制御する。この多段噴射制御部51には、予め実験等により作成したエンジン回転数とアクセル開度とをパラメータとする指示噴射量算出マップ(不図示)及び、指示噴射量とコモンレール圧とをパラメータとする通電パルス設定マップ(不図示)が記憶されている。そして、多段噴射制御部51は、エンジン回転センサ40の検出値(以下、エンジン回転数NEという)とアクセル開度センサ41の検出値(以下、アクセル開度Qという)とに基づいて指示噴射量算出マップから1燃焼行程中の燃料の総噴射量である指示噴射量FUを算出する。さらに、この算出した指示噴射量FUとコモンレール圧センサ48の検出値(以下、コモンレール圧PCという)とに基づいて、通電パルス設定マップから指示噴射量FUに対応する各噴射の通電パルス(以下、アフター噴射の通電パルスをアフター噴射通電パルスEAという)を設定する。その後、設定された各噴射の通電パルス(パルス信号)は、メイン噴射やアフター噴射等の各噴射条件として燃料噴射弁31の電磁弁に出力されるように構成されている。例えば、1燃焼行程中にパイロット噴射とメイン噴射とアフター噴射との3回の燃料噴射を行う場合は、図2に示すような3つの通電パルスが燃料噴射弁31の電磁弁に出力されることになる。このように、燃料噴射弁31の電磁弁に通電パルスが出力されると、燃料噴射弁31の芯弁は通電パルスの時間幅だけリフトされ、各噴射条件に応じた適量の燃料が噴射される。
安定状態判定部52は、エンジン2の始動後に運転状態が安定しているか否かを判定する。具体的には、エンジン2の始動後に、冷却水温センサ44の検出値(以下、冷却水温TWという)が一定時間継続して所定値Twx以上であり、かつ、エンジン回転数NEの変化量が一定時間継続して所定値NEX以下であり、かつ、アクセル開度Qの変化量が一定時間継続して所定値QX以下であり、かつ、エンジン2の始動から一定時間(安定時間)TSXが経過した場合に、エンジン2の運転状態を安定状態にあると判定する。
目標熱発生率設定部53は、多段噴射が行われた際のアフター噴射で生じる熱発生率の目標値(以下、目標熱発生率JT1という)を設定する(図3中の実線)。この目標熱発生率設定部53には、予め実験等により作成したエンジン回転数NEと指示噴射量FUとをパラメータとするアフター噴射目標熱発生率基本マップ(不図示)が記憶されている。そして、目標熱発生率設定部53は、アフター噴射目標熱発生率基本マップからエンジン2の運転状態に応じた熱発生率を読み取ってアフター噴射の目標熱発生率JT1に設定する。
目標熱発生率補正部54は、目標熱発生率設定部53で設定された目標熱発生率JT1に必要に応じて吸気量や吸気温度の影響を反映させる。この目標熱発生率補正部54には、予め実験等で作成した吸気量と目標熱発生率JT1の補正量JAFとの関係を示す吸気量補正値マップ(不図示)及び、吸気温度と目標熱発生率JT1の補正量JATとの関係を示す吸気温度補正値マップ(不図示)が記憶されている。そして、目標熱発生率補正部54は、吸気量センサ42の検出値(以下、吸気量AFという)に基づいて吸気量補正値マップから補正量JAFを算出するとともに、吸気温度センサ43の検出値(以下、吸気温度AT)に基づいて吸気温度補正値マップから補正量JATを算出する。その後、算出された補正量JAFと補正量JATとは目標熱発生率JT1に加算されることで、目標熱発生率JT1に吸気量AFや吸気温度ATの影響を反映させた補正目標熱発生率JT2が算出される。
熱発生率算出部55は、筒内圧センサ35の検出値(以下、筒内圧Pという)に基づいて、気筒2a〜2d毎にアフター噴射が行われた際の熱発生率(以下、熱発生率算出値JCという)を算出する(図3中の破線)。この熱発生率算出値JCの具体的な算出手順を以下に説明する。まず、熱発生率算出値JCを算出するためには、エンジン2の筒内容積V(m3)を求める必要がある。筒内容積V(m3)は、以下の数式1,2で算出される。なお、数式1,2において、θはクランク角度(rad)、Vcは隙間容積(m3)、Dはシリンダボア径(m)、Lはピストン変位量(m)、lはコンロッド長さ(m)、Sはストローク長さ(m)、εはピストンオフセット量(m)、φは上死点におけるコンロッドの傾斜角(rad)を示す。
Figure 2012092675
Figure 2012092675
そして、熱発生率算出値JCは、筒内圧Pと上述の数式1,2で求められた筒内容積Vとに基づいて、以下の数式3により算出される。なお、数式3において、比熱比kは一定値である。
Figure 2012092675
このようにして、数式1〜3に基づいて求められた熱発生率算出値JCは、後述する補正量算出部56に出力される。
補正量算出部56は、目標熱発生率JT1(目標熱発生率JT1が補正された場合は補正目標熱発生率JT2)と各気筒2a〜2d毎に算出された熱発生率算出値JCとの差ΔJを算出し、この差ΔJに応じたアフター噴射の補正量αを算出する。より詳しくは、この補正量算出部56には、予め実験等で作成した燃料噴射弁31の電磁弁に出力される通電パルスとアフター噴射の熱発生率との関係を示すパルス補正量算出マップ(不図示)が記憶されている。そして、補正量算出部56は、このパルス補正量算出マップから差ΔJに応じた通電パルスの時間幅を読み取って、各気筒2a〜2d毎のアフター噴射の補正量αとして記憶する。なお、補正量算出部56による補正量αの算出は、目標熱発生率JT1(目標熱発生率JT1が補正された場合は補正目標熱発生率JT2)と各気筒2a〜2d毎に算出された熱発生率算出値JCとの差ΔJの絶対値が、予め定めた閾値以上である場合にのみ実施されるようにしてもよい。
アフター噴射補正部57は、補正量算出部56で算出され記憶された補正量(通電パルスの時間幅)αを多段噴射制御部51の通電パルス設定マップに反映させることで、アフター噴射通電パルスEAを補正する。例えば、目標熱発生率JT1に対して熱発生率算出値JCが低かった場合は、アフター噴射量が少なかったため、アフター噴射通電パルスEAに補正量αを加算する補正が行われる(図3の斜線部参照)。一方、目標熱発生率JT1に対して熱発生率算出値JCが高かった場合は、アフター噴射量が多かったため、アフター噴射通電パルスEAから補正量αを減算する補正が行われる。なお、このアフター噴射通電パルスEAの補正は各気筒2a〜2d毎に対応して行われる。
本発明の一実施形態に係る内燃機関の制御装置1は、以上のように構成されているので、例えば図4に示すフローに従って以下のような制御が行われる。
まず、ステップ(以下、ステップを単にSと記載する)100〜130では、安定状態判定部52によって、エンジン2の運転状態が安定状態にあるか否かが判定される。
S100では、冷却水温センサ44の検出値(冷却水温TW)が一定時間継続して所定値TWX以上であるかが確認される。冷却水温TWが一定時間継続して所定値TWX以上であればS110へと進む。
S110では、エンジン回転センサ40の検出値(エンジン回転数NE)の変化量が一定時間継続して所定値NEX以下であるかが確認される。回転数NEの変化量が一定時間継続して所定値NEX以下であればS120へと進む。
S120では、アクセル開度センサ41の検出値(アクセル開度Q)の変化量が一定時間継続して所定値QX以下であるかが確認される。アクセル開度Qの変化量が一定時間継続して所定値QX以下であればS130へと進む。
S130では、エンジン2の始動から一定時間(安定時間)TSXが経過したか否かが確認される。エンジン2の始動から一定時間(安定時間)TSXが経過している場合はS140へと進む。なお、S100〜130の条件のうち何れかを満たさない場合は、本制御はS100へと戻される。
S140では、ECU50に筒内圧センサ35の検出値(筒内圧P)と、吸気量センサ42の検出値(吸気量AF)と、吸気温センサ43の検出値(吸気温度AT)とが読み込まれる。
S150では、目標熱発生率設定部53により、アフター噴射目標熱発生率基本マップからエンジン2の運転状態に応じた熱発生率が読み取られ、係る熱発生率がアフター噴射により生じる熱発生率の目標値(目標熱発生率JT1)として設定される。
S160では、目標熱発生率補正部54により、吸気量補正値マップから読み取った目標熱発生率JT1の補正量JAFと、吸気温度補正値マップから読み取った目標熱発生率JT1の補正量JATとに基づいて、前述のS150で設定された目標熱発生率JT1が必要に応じて補正される(補正目標熱発生率JT2の算出)。
S170では、熱発生率算出部55により、筒内圧Pに基づいてアフター噴射が行われた際の熱発生率が各気筒2a〜2d毎に算出される(熱発生率算出値JCの算出)。
S180では、補正量算出部56により、目標熱発生率JT1(目標熱発生率JT1が補正された場合は補正目標熱発生率JT2)と熱発生率算出値JCとの差ΔJの絶対値が予め定めた閾値以上であるか否かが確認される。差ΔJの絶対値が閾値以上であればS190へと進む。一方、差ΔJの絶対値が閾値よりも小さい場合はS100へと戻される。
S190では、補正量算出部56により、パルス補正量算出マップから差ΔJに応じた通電パルスの時間幅が読み取られ、係る通電パルスの時間幅が各気筒2a〜2d毎のアフター噴射の補正量αとして設定される。
S200では、アフター噴射補正部57により、S190で設定された補正量αに基づいて、通電パルス設定マップ上のアフター噴射通電パルスEAが補正される。例えば、目標熱発生率JT1に対して熱発生率算出値JCが低かった場合は、アフター噴射通電パルスEAに補正量αを加算する補正が行われる。一方、目標熱発生率JT1に対して熱発生率算出値JCが高かった場合は、アフター噴射通電パルスEAから補正量αを減算する補正が行われる。その後、アフター噴射通電パルスEAの補正が終了したことを受けて、本制御はリターンされる。
上述のような構成により、本発明の一実施形態に係る内燃機関の制御装置1によれば以下のような作用・効果を奏する。
多段噴射制御部51でエンジン2の運転状態に応じて設定される多段噴射の各噴射条件のうち、アフター噴射の噴射条件(アフター噴射通電パルスEA)は、アフター噴射補正部57により、目標熱発生率JT1と熱発生率算出値JCとの差ΔJに基づいて算出された補正量αに応じて適宜補正される。
したがって、各気筒2a〜2d毎のアフター噴射の噴射量や噴射時期を適宜最適な噴射条件に維持することができ、燃料噴射弁31の経年劣化や個体差による噴射量のばらつきを効果的に低減することができる。
また、アフター噴射通電パルスEAの補正によりアフター噴射が最適な噴射条件で行われるので、メイン噴射で生成される煤等の燃焼が促進され、エンジン2の排気ガス性能の低下を効果的に防止することができる。
また、アフター噴射通電パルスEAの補正によりアフター噴射の噴射量が目標値に維持されるので、エンジン2の燃費の悪化も効果的に抑制することができる。
また、必要に応じて目標熱発生率JT1に吸気量AFや吸気温度ATの影響を反映させて補正する場合は、エンジン2の吸気量AFや吸気温度ATが安定しない運転領域においてもアフター噴射通電パルスEAの補正が可能となり、エンジン2の排気ガス性能の低下や燃費の悪化をより広い運転領域で防止することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、上述の実施形態において、目標熱発生率設定部53で設定される目標熱発生率JT1は、目標熱発生率補正部54により必要に応じて吸気量AFや吸気温度ATの影響を反映させて補正されるものとして説明したが、さらに冷却水温Twの影響を反映させることもできる。この場合は、図4のフローのS160で、冷却水温Twと目標熱発生率JT1の補正量との関係を示す冷却水温補正値マップ(不図示)から、冷却水温センサ44の検出値に応じた補正量JWTを読み取って、係る補正量JWTで目標熱発生率JT1を補正すればよい。このように冷却水温Twの影響を目標熱発生率JT1に反映させれば、エンジン2の始動直後等、冷却水温Twが低い運転領域においてもアフター噴射通電パルスEAの補正が可能となり、エンジン2の排気ガス性能の低下や燃費の悪化をエンジン2の始動直後から効果的に防止することができる。
また、上述の実施形態において、本発明の内燃機関の制御装置1は4気筒のエンジン2に適用されるものとして説明したが、単気筒エンジンやそれ以上の気筒を備えた複数気筒のエンジンにも広く適用することができる。この場合も、上述の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
2 エンジン(内燃機関)
30 多段噴射装置(燃料噴射装置)
35 筒内圧センサ(筒内圧検出手段)
40 エンジン回転センサ(運転状態検出手段)
41 アクセル開度センサ(運転状態検出手段)
42 吸気量センサ(吸気量検出手段)
43 吸気温センサ(吸気温度検出手段)
50 ECU
51 多段噴射制御部
53 目標熱発生率設定部
54 目標熱発生率補正部(目標熱発生率補正機能)
55 熱発生率算出部
56 補正量算出部(補正部)
57 アフター噴射補正部(補正部)

Claims (2)

  1. 1燃焼行程中に少なくともメイン噴射とアフター噴射とを含む多段噴射が可能な燃料噴射装置を有する内燃機関の制御装置であって、
    前記内燃機関の筒内圧を検出する筒内圧検出手段と、
    前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、
    前記運転状態検出手段の検出値に応じて設定される多段噴射の各噴射条件に基づいて、前記燃料噴射装置による燃料噴射を制御する多段噴射制御部と、
    前記運転状態検出手段の検出値に応じたアフター噴射の熱発生率を目標熱発生率に設定する目標熱発生率設定部と、
    前記燃料噴射装置が多段噴射を行った際のアフター噴射の熱発生率を前記筒内圧検出手段の検出値に基づいて算出する熱発生率算出部と、
    前記各噴射条件のうちアフター噴射の噴射条件を、前記目標熱発生率と前記熱発生率算出部で算出される熱発生率との差に応じて補正する補正部と、を有する
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記内燃機関に吸入される吸気の流量を検出する吸気量検出手段と、
    前記内燃機関に吸入される吸気の温度を検出する吸気温度検出手段と、を備え、
    前記目標熱発生率設定部は、
    前記吸気量検出手段の検出値と前記吸気温度検出手段の検出値とに応じた熱発生率の補正量で前記目標熱発生率を補正する目標熱発生率補正機能を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の制御装置。
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