JP2012091792A - 泡吐出式のポンプ機構およびこのポンプ機構を備えたポンプ式製品 - Google Patents

泡吐出式のポンプ機構およびこのポンプ機構を備えたポンプ式製品 Download PDF

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Abstract

【課題】吐出対象の内容物(原液)にエアを混合した状態の泡状内容物を吐出する泡吐出式のポンプ機構において、軽い操作性の実現化および、混合するエア供給量の増大化を図る。
【解決手段】エア対応の大径ピストン6および内容物対応の小径ピストン3、4を、内容物吐出用の操作部材1と連動するテコ部材2の回動作用により駆動するようにした。テコ部材2は、その回動支点2bから略同じ方向の側に、腕の長さL1の小径ピストン作用点2cおよび腕の長さL2(>L1)の大径ピストン作用点2fを有する形に設定し、また、操作部材1への操作力が拡大されて内容物対応の小径ピストン3、4に伝達されるべく、当該操作力が加わるテコ部材2の力点対応部2eを大径ピストン作用点2fの真上に設定している。
【選択図】図1

Description

本発明は、吐出対象の内容物(原液)にエアを混合した状態の泡状内容物を吐出する泡吐出式のポンプ機構に関する。
特にエア貯留用の大径シリンダおよびこれに対する大径ピストンからなるエア用ポンプ作動部と、内容物貯留用の小径シリンダおよびこれに対する小径ピストンからなる内容物用ポンプ作動部とを分離した別々の空間域に設けて、かつ、この大径ピストンおよび小径ピストンが、内容物吐出用の操作部材と連動するテコ部材の回作動用により駆動される形の、泡吐出式のポンプ機構に関する。
すなわち、操作部材の押圧操作にともない、テコ部材が回動してエア用の大径ピストンおよび内容物用の小径ピストンが作動モードへと駆動される。
ここで、テコ部材は、その回動支点から略同じ方向の側に、腕の長さL1の小径ピストン作用点(内容物)と、腕の長さL2(>L1)の大径ピストン作用点(エア)とを有する形で設定される。
本発明の泡吐出式のポンプ機構は、
このような内容物貯留用シリンダの個別小径化や、操作部材(テコ部材)の操作時の大径ピストンおよび小径ピストンそれぞれの移動ストロークの長短化(エア用大径ピストンの移動ストローク>内容物用小径ピストンの移動ストローク)などにより、
所定量の泡状内容物の吐出作動に対して相対的に、軽い操作性と、エア供給量(=大径シリンダの実効横断面積×大径ピストンの移動ストローク)の増大化とを充足することができる。
なお、本明細書においては、ノズルピースの泡状内容物吐出口の側を「前」と記し、これとは反対側を「後」と記す。すなわち各図の右側が「前」で、左側が「後」となる。また、この前後方向を「横」とする。
従来、内容物貯留用の小径シリンダおよび小径ピストンと、エア貯留用の大径シリンダおよび大径ピストンとを別々に設けた泡吐出式のポンプ機構は、例えば下記の特許文献1で開示されている。
このポンプ機構の場合、内容物貯留用の小径シリンダおよびエア貯留用の大径シリンダはそれぞれの中心軸が略同一となる形で設定されている。すなわち小径シリンダの外側にそれを囲む形で大径シリンダが設定されている。
そして、小径シリンダ内を移動する小径ピストンおよび大径シリンダ内を移動する大径ピストンはともに操作部材で直接駆動される。
実開平6−52944号公報
このように、従来の内容物貯留用の小径シリンダおよびエア貯留用の大径シリンダを個々に設けた泡吐出式のポンプ機構では、作動モード設定操作時にそれぞれの内部を移動する小径ピストンおよび大径ピストンがともに操作部材で直接駆動されている。
したがって当然のことながら、作動モード設定操作にともなう、エア対応の大径ピストンおよび内容物対応の小径ピストンの移動ストロークはそれぞれ、操作部材のそれと同じ長さになる。
そしてエア貯留用の大径シリンダの実質的内部空間域は円筒形状の内部空間全体ではなく、内容物貯留用の小径シリンダの回りの環状空間域のみとなっている。
そのため、内容物(原液)とエアとを望ましい割合(例えば内容物1:エア14)で混合するにはエア用の大径シリンダの実効横断面積を小径シリンダよりも当該割合まで大きくするしかなく、製品全体の大型化抑止との兼ね合いなどの点で製品設計上の制約になるという問題点があった。
また、利用者の操作部材への操作力が、拡大されることなしにそのまま小径ピストンおよび大径ピストンの駆動力として作用するので、吐出量の設定の増加にともない利用者に対しての重い操作感を生じやすいという問題点があった。
そこで本発明では、
(11)エア対応の大径ピストンおよび内容物対応の小径ピストンを、内容物吐出用の操作部材と連動するテコ部材の回作動用により駆動し、
(12)テコ部材を、その回動支点から略同じ方向の側に、腕の長さL1の小径ピストン作用点および、腕の長さL2(>L1)の大径ピストン作用点を有する形、すなわち操作部材(=テコ部材)の作動モード設定操作にともなう大径ピストンおよび小径ピストンそれぞれの移動ストロークが、「大径ピストンの移動ストローク>小径ピストンの移動ストローク」となる形に設定し、
(13)操作部材への操作力が拡大されて内容物対応の小径ピストンに伝達されるべく、当該操作力が加わるテコ部材の力点対応部を、上記(12)の小径ピストン作用点よりも大径ピストン作用点の側に設定する、
ようにしている。
これにより、所定量の泡状内容物の吐出作動に対して相対的に、軽い操作性の実現化および、エア供給量(=大径シリンダの実効横断面積×大径ピストンの移動ストローク)の増大化を図ることを目的とする。
本発明は、以上の課題を次のようにして解決する。
(1)容器本体から流入する内容物を収容する小径シリンダ(例えば後述の小径シリンダ5)と、
前記小径シリンダの内部を移動して前記内容物に対するポンプ作動機能を備えた小径ピストン(例えば後述の小径ピストン本体部3,環状シール部材4)と、
前記小径シリンダからの内容物流出径路を形成する第1の通路部(例えば後述の横筒状部5b,内容物通過用筒状部材9)と、
泡生成用のエアを収容する大径シリンダ(例えば後述の大径シリンダ本体部7,上開口鞘状部8a)と、
前記大径シリンダの内部を移動して前記エアに対するポンプ作動機能を備えた大径ピストン(例えば後述の大径ピストン6)と、
前記大径シリンダからのエア流出径路を形成する第2の通路部(例えば後述の横筒状部8e,エア通過用筒状部材11)と、
前記第1の通路部から出力される内容物および前記第2の通路部から出力されるエアを混合して、当該内容物を泡状態に設定する泡生成部(例えば後述のメッシュ部13)と、
前記内容物を吐出させる作動モード設定用の操作部材(例えば後述の操作ボタン1)と、
前記操作部材と連動して前記小径ピストンおよび前記大径ピストンを駆動するテコ部材(例えば後述のテコ部材2)と、を有し、
前記テコ部材は、
その支点(例えば後述の支軸2b)から前記小径ピストンへの第1の作用点(例えば後述の取付け用孔部2c)までの第1の腕の長さが、当該支点から、当該第1の腕と同じ側の前記大径ピストンへの第2の作用点(例えば後述の半球状部2f)までの第2の腕の長さよりも短く設定され、
かつ、前記操作部材への操作力が加わる力点対応部(例えば後述の上凸状部2e)が、当該第1の作用点よりも当該第2の作用点の側に設定されている。
(2)上記(1)において、
前記力点対応部は、
前記第2の作用点の真上反対面側の部分に設定されている。
(3)上記(1),(2)において、
前記テコ部材は、
前記第1の作用点の部分が前記小径ピストンに回動可能な形で取り付けられて、
前記操作部材の内容物放出操作にともなう回動の際に、前記第2の作用点および前記支点の各部分が当該テコ部材の長手方向に相当する横方向に変位する、
(4)前記大径シリンダは、
その外側に、前記小径シリンダおよび前記泡生成部が取り付けられる平板状部分を備えている。
本発明は、以上の構成からなる泡ポンプ機構および当該泡ポンプ機構を備えたポンプ式製品を対象としている。
本発明は以上の課題解決手段により、
所定量の泡状内容物の吐出作動に対して相対的に、軽い操作性を実現し、かつ、エア供給量(=大径シリンダの実効横断面積×大径ピストンの移動ストローク)の増大化を図ることができる。
泡ポンプ機構の、操作ボタンが押圧されていない静止モードの縦断面状態を示す説明図である。 (a)図1の泡ポンプ機構における容器本体14,ネジキャップ15,ハウジング16などを捨象して、肩カバー体17の内部を下方からみた静止モード底面状態(b)肩カバー体17の一部を省略した形の斜視状態をそれぞれ示す説明図である。 泡ポンプ機構の、操作ボタンが押圧されている途中の作動モードの縦断面状態を示す説明図である。 図3の泡ポンプ機構における容器本体14,ネジキャップ15,ハウジング16などを捨象して、肩カバー体17の内部を下方からみた作動モード底面状態を示す説明図である。 泡ポンプ機構の、操作ボタンがその押圧操作を解除されて静止モード位置に復帰する作動解除モードの縦断面状態を示す説明図である。 図5の泡ポンプ機構における容器本体14,ネジキャップ15,ハウジング16などを捨象して、肩カバー体17の内部を下方からみた作動解除モード底面状態を示す説明図である。
図1〜図6を用いて本発明を実施するための最良の形態を説明する。
各図で用いるアルファベット付き参照番号の構成要素(例えば鞘状垂下部1a)は原則として、当該参照番号の数字部分の構成要素(例えば操作ボタン1)の一部であることを示している。
図1〜図6において、
1は放出モード設定用の鞘状で押下げタイプの操作ボタン,
1aは当該操作ボタンの天井面中央部分に形成された円筒状の鞘状垂下部,
1bは当該操作ボタンの筒状部前面(図示右側)に形成された縦方向外切欠部,
1cは鞘状垂下部1aの下側前部分(図示右側)に形成された縦方向内切欠部,
1dは鞘状垂下部1aの内側中央部分に形成された前後方向の板状垂下部,
をそれぞれ示している。
また、
2は図示左側の後側部分が縦方向外切欠部1bおよび縦方向内切欠部1cを介して操作ボタン1の内部に配設され、当該操作ボタンの押下げ操作に連動するテコ部材,
2aは当該テコ部材の前端側(図示右側)に形成された曲片部,
2bは曲片部2aの両側面に形成された一対の支軸(支点),
2cは当該テコ部材の側面中央部分に形成された一対の取付け用孔部,
2dは当該テコ部材の後端部分(図示左側)に形成されて、板状垂下部1dの両側にそれぞれ一枚ずつ設定された一対の側壁部,
2eは板状垂下部1dの下端面に当接する態様で側壁部2dの間の底面部分に形成された上凸状部,
2fは上凸状部2eの直下裏側部分に形成された下向きの半球状部,
をそれぞれ示している。
また、
3は操作ボタン1の押下げ操作時にテコ部材2との係合作用により下方向に駆動される内容物放出用の小径ピストン本体部(小径ピストンの構成要素),
3aは当該小径ピストン本体部の上側部分を構成する縦平板部,
3bは縦平板部3aの両側上端部分に形成されて、取付け用孔部2cのそれぞれと回動可能な状態で係合している一対の円柱軸部,
3cは縦平板部3aの両面の幅方向中央部分に全体幅が縦平板部3aのそれと同じ大きさとなるように形成された一対の直交縦リブ状部,
3dは当該小径ピストン本体部の下側部分を構成する鞘状部,
をそれぞれ示している。
また、
4は小径ピストン本体部3の鞘状部3dの外周面側に取り付けられた環状シール部材(小径ピストンの構成要素),
4aはシール作用を呈する上下一対の小径スカート部,
5は次回放出対象内容物を貯留して環状シール部材4の上下方向への移動を案内する小径シリンダ,
5aは当該小径シリンダに形成された内容物流入用の縦筒状部,
5bは当該小径シリンダに形成された内容物流出用の横筒状部,
5cは当該小径シリンダの上端部分から上方へ延びる態様の各延伸部(円筒形状の一部)の外周面に、組立て作業時の案内作用を呈するテーパ面の直下方に続く態様で形成されて、後述のプラットホーム部材8の縦孔部8gとの係合作用を呈する横方向凹状部,
をそれぞれ示している。
また、
6は操作ボタン1の押下げ操作時にテコ部材2の半球状部2fの押圧作用で下方向に駆動されるエア供給用の大径ピストン,
6aは当該大径ピストンの上端側に形成されて操作ボタン1の鞘状垂下部1aを保持する環溝状部,
6bは環溝状部6aの内側上面を構成して半球状部2fを受ける窪み状部,
6cはシール作用を呈する上下一対の大径スカート部,
をそれぞれ示している。
また、
7は泡生成用のエアの貯留空間域を構成して大径ピストン6の上下動を案内する下開口の大径シリンダ本体部(大径シリンダの構成要素),
7aは当該大径シリンダ本体部の上面中央部分に形成されてその中を大径ピストン6が上下動する大径縦筒状部,
7bは当該大径シリンダ本体部の上端側に形成された嵌合用の下向き環溝状部,
をそれぞれ示している。
また、
8は小径シリンダ5および大径シリンダ本体部7それぞれの嵌合保持部や当該大径シリンダに対する底部などを備えて、平面全体の外縁が楕円形状のプラットホーム部材,
8aは大径シリンダ本体部7と嵌合してその外側および下側に配設された上開口鞘状部(大径シリンダの構成要素),
8bは上開口鞘状部8aの底面中央筒状部の上端側に形成されて後述のエア用吸込弁20の最下動位置を設定する弁受け部,
8cは後述のエア用吸込弁20の最上動位置を設定する阻止部,
8dは下向き環溝状部7bとの周知の凹凸嵌合作用により大径シリンダ本体部7と一体化する、上開口鞘状部8aの上端側部分,
8eは上開口鞘状部8aの外周面上側から連続形成されたエア流出用の横筒状部,
8fは上開口鞘状部8aの前方(図示右側)に形成されてその中を小径ピストン本体部3が上下動する小径縦筒状部,
8gは小径縦筒状部8fのいわば外側同心円の周方向に複数形成されて、小径シリンダ5の横方向凹状部5cが係合する縦孔部,
8hは小径縦筒状部8fの前方(図示最右側の縦孔部8gの右側)に形成されて後述のエア混合用筒状部材10が取り付けられた開口部,
8jは当該プラットホーム部材の、上開口鞘状部8a,小径縦筒状部8f,縦孔部8gおよび開口部8hなどを除いた残り部分からなる、楕円外縁形状の平板部,
をそれぞれ示している。
また、
9は横筒状部5bの外周面との周知の凹凸嵌合作用により小径シリンダ5と一体化したL字状の内容物通過用筒状部材,
9aは当該内容物用筒状通路部材の内面に変位可能な態様で形成されて後述の内容物吐出弁19を受ける横起立片部(弾性片部),
10はプラットホーム部材8の開口部8hに取り付けられて、内容物通過用筒状部材9の上側外周面との周知の凹凸嵌合作用により当該内容物通過用筒状部材と一体化したエア混合用筒状部材,
10aは当該エア混合用筒状部材を構成する小径の下側縦筒状部に連続形成されたエア流入用の横筒状部(図2,図4,図6参照),
10bは当該エア混合用筒状部材を構成してプラットホーム部材8の開口部8hに入れられた大径の上側縦筒状部,
10cは上側縦筒状部10bの下端部分から外側に連続形成されてプラットホーム部材8の平板部8jの下面部分と当接する環状鍔部,
をそれぞれ示している。
また、
11はプラットホーム部材8の上開口鞘状部8aの横筒状部8eとエア混合用筒状部材10の横筒状部10aとの間に取り付けられたL字状のエア通過用筒状部材,
12はエア混合用筒状部材10の上側縦筒状部10bの外周面との周知の凹凸嵌合作用により当該エア混合用筒状部材と一体化して、内容物およびエアが混合した泡状内容物を外部空間域に放出するノズルピース,
12aは当該ノズルピースの上面部分に形成されてテコ部材2の支軸(支点)2bを案内する、断面T字状の孔部分からなる案内部,
12bは案内部12aを構成する一対の起立側部それぞれの内面上端部分に設定されて、一対の支軸(支点)2bの各外端部が入り込んだ状態でそれぞれの横方向への移動をガイドする横凹状部,
をそれぞれ示している。
また、
13はノズルピース12の入口筒状部分に取り付けられた泡生成用のメッシュ部,
14は放出対象の内容物を収容した容器本体,
14aは当該容器本体の外周面上端部分に形成された環凹状部,
14bは当該容器本体の上面に形成された筒状起立部,
15は筒状起立部14bに螺子係合しているネジキャップ,
をそれぞれ示している。
また、
16は筒状起立部14bの上端面とネジキャップ15の天井面との間に保持され、かつ内周面の一部に、小径シリンダ5の縦筒状部5aの下端側外周面部分が嵌合している縦筒状のハウジング,
16aはテーパ面形状の弁受け部,
16bは当該ハウジングの内側縦筒状部の上端部分の周方向に飛び飛びに複数形成された容器本体減圧防止用の横孔部,
をそれぞれ示している。
また、
17はプラットホーム部材8の外縁に対応した楕円形状からなって容器本体14に取り付けられた肩カバー体,
17aは当該肩カバー体の下端側内周面部分の周方向に形成されて環凹状部14aと嵌合する計四個の凸状部,
17bは当該肩カバー体の内周面の上下方向に形成されてそれぞれの上端部分または(当該上端部分と同じ高さの)中間段部で平板部8jの下面縁部分を受けて保持する計十一個の縦リブ状部,
17cは計六個の各縦リブ状部の中間段部,
17dは当該肩カバー体の長軸方向の一方の内周面上側端部に形成されて、プラットホーム部材8の平板部8jの上面縁部分を上方から保持する単一凸状部,
をそれぞれ示している。
また、
18はハウジング16の弁受け部16aに当接する形で配設された内容物用吸込弁(ボール弁),
19は小径シリンダ5の横筒状部5bの出口部分および内容物通過用筒状部材9の横起立片部9aの間に配設された内容物用吐出弁(ボール弁),
20はプラットホーム部材8の弁受け部8bに当接する形で配設されたエア用吸込弁(ボール弁),
21はプラットホーム部材8の横筒状部8eの出口部分としてのエア通過用筒状部材11の内部空間域に配設されたエア用吐出弁(ボール弁),
22はエア供給用の大径ピストン6を上方向に付勢するコイルスプリング,
23はハウジング16の下端側縦筒状部の内周面に取り付けられた内容物通過用のチューブ,
をそれぞれ示している。
また、
Aは小径シリンダ5などにより設定される内容物の貯留空間域,
Bは大径シリンダ本体部7などにより設定されるエアの貯留空間域,
Cは貯留空間域Aへの内容物流入径路,
Dは貯留空間域Aからの内容物流出径路,
Eは貯留空間域Bへのエア流入径路,
Fは貯留空間域Bからのエア流出径路,
Gは容器本体14の減圧防止用のエア流入径路,
L1はテコ部材2の支軸(支点)2bから小径ピストン本体部3への作用点(取付け用孔部2c,円柱軸部3b)までの腕の長さ,
L2はテコ部材2の支軸(支点)2bから大径ピストン6への作用点(半球状部2f)までの腕の長さ,
をそれぞれ示している。
ここで、操作ボタン1,テコ部材2,小径ピストン本体部3,環状シール部材4,小径シリンダ5,大径ピストン6,大径シリンダ本体部7,プラットホーム部材8,内容物通過用筒状部材9,エア混合用筒状部材10,エア通過用筒状部材11,ノズルピース12,ネジキャップ15,ハウジング16,肩カバー体17および、ディップチューブ23はそれぞれ、ポリプロピレン,ポリエチレン,ポリアセタール,ナイロン,ポリブチレンテレフタレートなどからなるプラスチック製のものである。
また、メッシュ部13およびコイルスプリング22は金属製,プラスチック製のものであり、容器本体14はプラスチック製,ガラス製のものであり、ボール弁18〜21は金属製,プラスチック製,ガラス製のものである。
図示の泡ポンプ機構の基本的特徴は、
(21)内容物の貯留空間域Aを構成する小径シリンダ5とは別に、泡生成用エアの貯留空間域Bを構成する大径シリンダ本体部7,上開口鞘状部8aを設け、
(22)小径シリンダ5に対する小径ピストン本体部3および大径シリンダ本体部7に対する大径ピストン6を、操作ボタン1と連動するテコ部材2で駆動し、
(23)テコ部材2の、支軸(支点)2bから小径ピストン本体部3への作用点(取付け用孔部2c,円柱軸部3b)までの腕の長さL1を、当該支軸(支点)から大径ピストン6への作用点(半球状部2f)までの腕の長さL2よりも短く設定し、
(24)操作ボタン1の押圧操作に際してその板状垂下部1dの下端部分で、テコ部材2の、大径ピストン6への作用点(半球状部2f)の直上部分を駆動する、
ことなどである。
ここで、例えばテコ部材2のL2をL1の略2.3倍に設定し、かつ大径シリンダ本体部7の横断面積を小径シリンダ5のそれの略6.2倍(横断面の半径を略2.5倍)に設定すると、操作ボタン1の押圧操作時に大径シリンダ本体部7から流出する泡生成用のエア量は、小径シリンダ5から流出する内容物(原液)量の略14倍となる。
したがって、操作ボタン1へのいわば操作負荷が高い内容物(原液)に対する小径ピストン本体部3を、その作動ストロークが短い形で、テコ部材2の作用により比較的小さな操作力で駆動できるとともに、内容物(原液)およびエアとの所定の混合比を確保することができる。
図1および図2の静止モードにおいては、
(31)大径ピストン6は、コイルスプリング22の上方向への弾性作用により最上位置に保持され、
(32)テコ部材2は、その半球状部2fが大径ピストン6の窪み状部6bで持ち上げられて支軸(支点)2bを中心に図示時計方向に回動した状態に設定され、
(33)操作ボタン1は、その板状垂下部1dの下端部分がテコ部材2の上凸状部2eで持ち上げられた状態に設定され、
(34)小径ピストン本体部3およびこれと一体の環状シール部材4は、その円柱軸部3bとテコ部材2の取付け用孔部2cとの係合作用により最上位置に保持され、
(35)内容物用吸込弁18およびエア用吸込弁20は、それぞれの自重作用により閉状態に設定され、
(36)内容物用吐出弁19は、内容物通過用筒状部材9の横起立片部9aの内方への弾性力作用により閉状態に設定され、
(37)エア用吐出弁21は、いわばフリー状態に設定されている。
なお、貯留空間域AおよびBにはそれぞれ、直前の内容物吐出作動終了時の操作ボタン1の静止モードへの復帰にともなう各貯留空間域の負圧化により、容器本体14の内容物(原液)および外部空間域のエアが流入済みである(図5,図6参照)。
また、フリー状態のエア用吐出弁21は、内容物通過用筒状部材9やノズルピース12からの逆流内容物への逆止弁として作用する。
図3および図4の作動モードでは、操作ボタン1を押し下げて、内容物(原液)にエアを混合させた状態の泡状内容物がノズルピース12から外部空間域に吐出される。
すなわち、操作ボタン1が押し下げられることにより、
(41)テコ部材2の上凸状部2eが操作ボタン1の板状垂下部1dで下方に駆動され、かつ、その支軸(支点)2bがノズルピース12の横凹状部12bに案内されながら前方に移動して、当該テコ部材の全体は図示の半時計方向に回動し、
(42)テコ部材2の当該回動により、その取付け用孔部2cと係合する小径ピストン本体部3およびこれと一体の環状シール部材4、並びにその半球状部2fと当接する大径ピストン6がともに下動し、
(43) 小径ピストン本体部3,環状シール部材4および大径ピストン6それぞれの下動により、貯留空間域A,Bの各圧力が増加して当該貯留空間域それぞれの内容物用吐出弁19およびエア用吐出弁21が確実に開状態へと移行し、かつ、内容物用吸込弁18およびエア用吸込弁20はそれまでの閉状態のままに保持され、
(44)貯留空間域Aの内容物(原液)は内容物用吐出弁19から流出し(内容物流出径路D参照)、
(45)貯留空間域Bのエアはエア用吐出弁21から流出し(エア用流出径路F参照)、
(46)内容物用吐出弁19から流出した内容物(原液)とエア用吐出弁21から流出したエアとがメッシュ部13に流入して泡状内容物が生成され、
(47)この泡状内容物がノズルピース12を経て外部空間域に吐出される。
この作動モードにおいて、内容物用吐出弁19は、貯留空間域Aの圧力増加により図示右方向(前方)への力を受けて、内容物通過用筒状部材9の横起立片部9aをその内方への弾性力に抗しながら外側へ拡開する形で、前方向(図示右方向)へと移動している。この前方向への移動により内容物用吐出弁19は開状態に設定される。
作動モードにおける貯留空間域Aの内容物の流出径路は、矢印Dで示すように「内容物用吐出弁19−内容物通過用筒状部材9−エア混合用筒状部材10の上側開口部−メッシュ部13−ノズルピース12」となる。
また、貯留空間域Bのエアの流出径路は、矢印Fで示すように「エア用吐出弁21−エア通過用筒状部材11−横筒状部10a−内容物通過用筒状部材9の上端側外周面とエア混合用筒状部材10の下端側内周面とに挟まれた環状空間域−エア混合用筒状部材10の上側開口部−メッシュ部13」となる。
図5および図6の作動解除モードでは、操作ボタン1の押下げ操作の解除に基づいて当該操作ボタンが図1,図2の静止モード位置へと復帰し、ノズルピース12からの泡状内容物の吐出作動を終える。
すなわち、例えば利用者が操作ボタン1の押下げ操作を止めることにより、
(51)大径ピストン6がコイルスプリング22の弾性復帰作用に基づいて上動し、
(52)この上動に応じて、大径ピストン6の窪み状部6bと当接する半球状部2fを備えたテコ部材2がその支軸(支点)2bを中心にして図示時計方向に回動し、
(53)この回動にともなって、取付け用孔部2cと係合する円柱軸部3bを備えた小径ピストン本体部3およびこれと一体の環状シール部材4も上動し、
(54)この小径ピストン本体部3,環状シール部材4および大径ピストン6の上動に応じて、貯留空間域A,Bはそれぞれの容積が増大して負圧化し、
(55)この貯留空間域A,Bの負圧化にともない、内容物用吸込弁18およびエア用吸込弁20が開状態へと移行し、かつ、内容物用吐出弁19およびエア用吐出弁20が閉状態へと移行し、
(56)この各弁の開閉作動に応じて、貯留空間域Aには容器本体14の内容物(原液)がチューブ23を通じて流入し(内容物流入径路C参照)、また、貯留空間域Bには外部空間域のエアが平板部8jの外縁端部と肩カバー体17の内周面との隙間部分などを通じて流入し(エア流入径路E参照)、
(57)さらには、この貯留空間域Aへの内容物流入にともなう容器本体14の内部減圧防止用のエアが外部空間域から上記(1)の隙間部分やハウジング16の横孔部16bなどを通じて流入する(エア流入径路G参照)。
ここで、概略、貯留空間域Aへの内容物(原液)流入および貯留空間域Bへのエア流入により当該貯留空間域それぞれの負圧状態が解消すると、内容物用吸込弁18およびエア用吸込弁20は、ともに自重作用で落下してそれぞれハウジング16の弁受け部16aおよびプラットホーム部材8の弁受け部8bに当接し、閉状態となる。これにより、泡吐出式のポンプ機構の全体は図1および図2の静止モードへ復帰する。
図示の泡吐出式のポンプ機構の組立て作業手順は例えば、次のとおりである。
(61)エア用吸込弁20を、プラットホーム部材8の弁受け部8bに阻止部8cの上方から組み込む。
(62)大径シリンダ本体部7およびその中に配した大径ピストン6,コイルスプリング22の全体を、上記(61)の組込み後のプラットホーム部材8の上開口鞘状部8aに嵌合状態でa取り付ける。
(63)エア用吐出弁21が組み込まれた形のエア通過用筒状部材11を、プラットホーム部材8の横筒状部8eおよび、(当該プラットホーム部材の開口部8hに入れた状態の)エア混合用筒状部材10の横筒状部10aのそれぞれに、取り付ける。
(64)環状シール部材4を小径ピストン本体部3に取り付ける。
(65)上記(64)の取付け後の全体部材を小径シリンダ5に入れる。
(66)内容物用吐出弁19が入れられた状態の内容物通過用筒状部材9を小径シリンダ5の横筒状部5bに取り付ける。
(67)上記(61)〜(66)の作業終了後、小径シリンダ5および内容物通過用筒状部材9を、プラットホーム部材8の縦孔部8gおよびエア混合用筒状部材10の下端側筒状部にそれぞれの下方から取り付ける。
(68)次にメッシュ部13が組み込まれたノズルピース12を、エア混合用筒状部材10の上側縦筒状部10bにその上方から取り付ける。
(69)次にプラットホーム部材8を、肩カバー体17にその上方から、平板部8jの下面縁部分が当該肩カバー体の各縦リブ状部17bの上端部分または中間段部17cに載置され、かつ、当該平板部の上面縁部分が当該肩カバー体の単一凸状部17dに係合する形で、取り付ける。
(70)次にテコ部材2の取付け用孔部2cのそれぞれを、小径ピストン本体部3の円柱軸部3bにその上方から、当該テコ部材の支軸(支点)2bがノズルピース12の横凹状部12aに入り込み、かつ、当該テコ部材の半球状部2fが大径ピストン6の窪み状部6bに当接する形で、取り付ける。
(71)次に操作ボタン1の鞘状垂下部1aを、大径ピストン6の環溝状部6aにその上方から、テコ部材2が当該操作ボタンの縦方向外切欠部1bおよび縦方向内切欠部1cのそれぞれに入り込む形で、取り付ける。
(72)内容物用吸込弁18およびチューブ23を、ハウジング16の弁受け部16aおよび下端側筒状部にそれぞれ組み込む。
(73)上記(72)の組込み後のハウジング上端外縁部分を、ネジキャップ15の天井面側内周面に嵌合状態で取り付ける。
(74)上記(73)の取付け後のネジキャップ15を、容器本体14の筒状起立部14bに螺合状態で取り付ける。
(75)上記(71)の取付け後の肩カバー体17および小径シリンダ5を、上記(74)の取付け後の容器本体14およびハウジング16に、当該肩カバー体の凸状部17aと当該容器本体の14aとが嵌合して、当該小径シリンダの縦筒状部5aの下端側外周面と当該ハウジングの内周面とが嵌合する形で、取り付ける。
なお、段落〔0041〕で示したL1,L2や、小径シリンダ5大径シリンダ本体部7に関する数字が単なる一例にすぎないことは勿論である。
操作ボタン1の操作力が加わるテコ部材2の上凸状部2eを、半球状部2fの図示左側の後方または、図示右側の前方(かつ取付け用孔部2cよりも後方)の位置に設定してもよい。
本発明が適用されるポンプ式製品は、ヘアスタイリング剤,ヘアトリートメント剤,染毛剤,育毛剤,洗浄剤,清掃剤,制汗剤,冷却剤,筋肉消炎剤,化粧品,シェービングフォーム,食品,液滴状のもの(ビタミンなど),医薬品,医薬部外品,塗料,園芸用剤,忌避剤(殺虫剤),クリーナー,消臭剤,洗濯のり,ウレタンフォーム,消火器,接着剤,潤滑剤などの各種用途のものがある。
容器本体に収納する内容物は、液状,クリーム状,ゲル状など種々の形態のものを用いることができ、内容物に配合される成分としては例えば、粉状物,油成分,アルコール類,界面活性剤,高分子化合物,各用途に応じた有効成分,水などが挙げられる。
粉状物としては、金属塩類粉末,無機物粉末や樹脂粉末などを用いる。例えば、タルク,カオリン,アルミニウムヒドロキシクロライド(アルミ塩),アルギン酸カルシウム,金粉,銀粉,雲母,炭酸塩,硫酸バリウム,セルロース,これらの混合物などを用いる。
油成分としては、シリコーン油,パーム油,ユーカリ油,ツバキ油,オリーブ油,ホホバ油,パラフィン油,ミリスチン酸,パルミチン酸,ステアリン酸,リノール酸,リノレン酸などを用いる。
アルコール類としては、エタノールなどの1価の低級アルコール,ラウリルアルコールなどの1価の高級アルコール,エチレングリコール,グリセリン,1,3−ブチレングリコールなどの多価アルコールなどを用いる。
界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウムなどのアニオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンオレイルエーテルなどの非イオン性界面活性剤、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインなどの両性界面活性剤、塩化アルキルトリメチルアンモニウムなどのカチオン性界面活性剤などを用いる。
高分子化合物としては、メチルセルロース,ゼラチン,デンプン,カゼイン,ヒドロキシエチルセルロース,キサンタンガム,カルボキシビニルポリマーなどを用いる。
各用途に応じた有効成分としては、サリチル酸メチル,インドメタシンなどの消炎鎮痛剤、安息香酸ナトリウム,クレゾールなどの除菌剤、ヒレスロイド,ジエチルトルアミドなどの害虫忌避剤、酸化亜鉛などの制汗剤、カンフル,メントールなどの清涼剤、エフェドリン,アドレナリンなどの抗喘息薬、スクラロース,アスパルテームなどの甘味料、エポキシ樹脂,ウレタンなどの接着剤や塗料、パラフェニレンジアミン,アミノフェノールなどの染料,リン酸二水素アンモニウム,炭酸水素ナトリウム・カリウムなどの消火剤などを用いる。
さらに、上記内容物以外の、懸濁剤,紫外線吸収剤,乳化剤,保湿剤,酸化防止剤、金属イオン封鎖剤なども用いることができる。
1:操作ボタン
1a:円筒状の鞘状垂下部
1b:縦方向外切欠部
1c:縦方向内切欠部
1d:前後方向の板状垂下部
2:テコ部材
2a:曲片部
2b:一対の支軸(支点)
2c:一対の取付け用孔部
2d:一対の側壁部
2e:上凸状部
2f:下向きの半球状部
3:内容物放出用の小径ピストン本体部(小径ピストンの構成要素)
3a:縦平板部
3b:一対の円柱軸部
3c:一対の直交縦リブ状部
3d:鞘状部
4:環状シール部材(小径ピストンの構成要素)
4a:上下一対の小径スカート部
5:小径シリンダ
5a:内容物流入用の縦筒状部
5b:内容物流出用の横筒状部
5c:横方向凹状部
6:エア供給用の大径ピストン
6a:環溝状部
6b:窪み状部
6c:上下一対の大径スカート部
7:下開口の大径シリンダ本体部(大径シリンダの構成要素)
7a:大径縦筒状部
7b:嵌合用の下向き環溝状部
8:平面全体の外縁が楕円形状のプラットホーム部材
8a:上開口鞘状部(大径シリンダの構成要素)
8b:弁受け部
8c:阻止部
8d:上端側部分
8e:エア流出用の横筒状部
8f:小径縦筒状部
8g:縦孔部
8h:開口部
8j:楕円外縁形状の平板部
9:L字状の内容物通過用筒状部材
9a:横起立片部(弾性片部)
10:エア混合用筒状部材
10a:エア流入用の横筒状部(図2,図4,図6参照)
10b:大径の上側縦筒状部
10c:環状鍔部
11:L字状のエア通過用筒状部材
12:ノズルピース
12a:断面T字状の孔部分からなる案内部
12b:横凹状部
13:泡生成用のメッシュ部
14:容器本体
14a:環凹状部
14b:筒状起立部
15:ネジキャップ
16:ハウジング
16a:弁受け部
16b:容器本体減圧防止用の横孔部
17:肩カバー体
17a:計四個の凸状部
17b:計十一個の縦リブ状部(図2参照)
17c:計六個の各縦リブ状部の中間段部(図2参照)
17d:単一凸状部(図2参照)
18:内容物用吸込弁(ボール弁)
19:内容物用吐出弁(ボール弁)
20:エア用吸込弁(ボール弁)
21:エア用吐出弁(ボール弁)
22:コイルスプリング
23:チューブ
A:は小径シリンダ5などにより設定される内容物の貯留空間域,
B:は大径シリンダ本体部7などにより設定されるエアの貯留空間域,
C:貯留空間域Aへの内容物流入径路
D:貯留空間域Aからの内容物流出径路
E:貯留空間域Bへのエア流入径路
F:貯留空間域Bからのエア流出径路
G:減圧防止用のエア流入径路
L1:テコ部材の支軸(支点)から小径ピストン本体部への作用点までの腕の長さ
L2:テコ部材の支軸(支点)から大径ピストンへの作用点までの腕の長さ

Claims (5)

  1. 容器本体から流入する内容物を収容する小径シリンダと、
    前記小径シリンダの内部を移動して前記内容物に対するポンプ作動機能を備えた小径ピストンと、
    前記小径シリンダからの内容物流出径路を形成する第1の通路部と、
    泡生成用のエアを収容する大径シリンダと、
    前記大径シリンダの内部を移動して前記エアに対するポンプ作動機能を備え大径ピストンと、
    前記大径シリンダからのエア流出径路を形成する第2の通路部と、
    前記第1の通路部から出力される内容物および前記第2の通路部から出力されるエアを混合して、当該内容物を泡状態に設定する泡生成部と、
    前記内容物を吐出させる作動モード設定用の操作部材と、
    前記操作部材と連動して前記小径ピストンおよび前記大径ピストンを駆動するテコ部材と、を有し、
    前記テコ部材は、
    その支点から前記小径ピストンへの第1の作用点までの第1の腕の長さが、当該支点から、当該第1の腕と同じ側の前記大径ピストンへの第2の作用点までの第2の腕の長さよりも短く設定され、
    かつ、前記操作部材への操作力が加わる力点対応部が、当該第1の作用点よりも当該第2の作用点の側に設定されている。
    ことを特徴とする泡吐出式のポンプ機構。
  2. 前記力点対応部は、
    前記第2の作用点の真上反対面側の部分に設定されている。
    ことを特徴とする請求項1記載の泡吐出式のポンプ機構。
  3. 前記テコ部材は、
    前記第1の作用点の部分が前記小径ピストンに回動可能な形で取り付けられて、
    前記操作部材の内容物放出操作にともなう回動の際に、前記第2の作用点および前記支点の各部分が当該テコ部材の長手方向に相当する横方向に変位する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の泡吐出式のポンプ機構。
  4. 前記大径シリンダは、
    その外側に、前記小径シリンダおよび前記泡生成部が取り付けられる平板状部分を備えている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の泡吐出式のポンプ機構。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の泡吐出式のポンプ機構を備え、かつ、内容物を収容した、
    ことを特徴とするポンプ式製品。
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