JP2012090457A - 回転電機およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転電機のコイルと接地構造物間の地絡を抑制する。
【解決手段】実施形態によれば、固定子の中心軸に合わせて設けられた円筒形状の鉄心と、鉄心のスロットに収納されたコイルと、鉄心と前記コイルの間に設けられた、鉄心からの漏れ磁束を遮断するシールド板と、コイルを保持するためにコイルとシールド板との間に配置され、少なくとも1つの突起を有する支持材と、支持材をシールド板に固定する固定材とをもつ。
【選択図】 図1
【解決手段】実施形態によれば、固定子の中心軸に合わせて設けられた円筒形状の鉄心と、鉄心のスロットに収納されたコイルと、鉄心と前記コイルの間に設けられた、鉄心からの漏れ磁束を遮断するシールド板と、コイルを保持するためにコイルとシールド板との間に配置され、少なくとも1つの突起を有する支持材と、支持材をシールド板に固定する固定材とをもつ。
【選択図】 図1
Description
本発明の実施形態は、例えば水車発電機、タービン発電機コイルの固定子コイルを備える回転電機およびその製造方法に関する。
従来、回転電機の設計においては、固定子のコイルと接地構造物との間の地絡を防止するためにこれらの間に所定の距離を設けた構造となっている。
従来技術には、コイルと接地構造物との間にコーン状の保持材を配置することでコイルと接地構造物との間の地絡を防止するものがある。
従来技術には、コイルと接地構造物との間にコーン状の保持材を配置することでコイルと接地構造物との間の地絡を防止するものがある。
前述したような、コイルと接地構造物との間にコーン状の保持材を配置した構成では、当該保持材が巨大であるため製造が困難であることや製造コストが多大となるという課題があった。また、このような構成では、コイル端部をすべて絶縁物で覆ってしまうため、コイルで発生した熱が外部に逃げ難い、コイルの熱伸びに対する裕度がないため絶縁物に負荷がかかり、劣化要因になる。
本発明が解決しようとする課題は、製造条件やコストの増大、放熱性能低下、また絶縁物の負荷の増大を引き起こすことなくコイルと接地構造物との間の地絡を抑制することが可能になる回転電機およびその製造方法を提供することにある。
実施形態によれば、固定子の中心軸に合わせて設けられた円筒形状の鉄心と、前記鉄心のスロットに収納されたコイルと、前記鉄心と前記コイルの間に設けられた、前記鉄心からの漏れ磁束を遮断するシールド板と、前記コイルを保持するために前記コイルと前記シールド板との間に配置され、少なくとも1つの突起を有する支持材と、前記支持材を前記シールド板に固定する固定材とをもつ。
本発明によれば、コイルと接地構造物との間の地絡を抑制することができる。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態における回転電機の固定子のエンド部構造の水平視野断面図である。図2は、第1の実施形態における回転電機のコイル、支持材、固定材を図1のA−A’線に沿って切断した場合の断面図である。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態における回転電機の固定子のエンド部構造の水平視野断面図である。図2は、第1の実施形態における回転電機のコイル、支持材、固定材を図1のA−A’線に沿って切断した場合の断面図である。
本実施形態における回転電機は、薄板の鋼板を積層した円筒形状の鉄心1、シールド板2、コイル3、支持材4、および固定材5を有する。
鉄心1は、回転電機の固定子の中心軸に合わせて設けられる。シールド板2は、鉄心1とコイル3との間に設けられ、鉄心1からの漏れ磁束を遮断する。コイル3は鉄心1のスロットに収納される。支持材4は、コイル3を保持するためにコイル3とシールド板2との間に配置され、シールド板2を介して鉄心1に乗るように設けられる。固定材5は、支持材4をシールド板2に固定するための部材である。鉄心1、シールド板2、固定材5と、コイル3とは支持材4を介して対向する構造となっている。
鉄心1は、回転電機の固定子の中心軸に合わせて設けられる。シールド板2は、鉄心1とコイル3との間に設けられ、鉄心1からの漏れ磁束を遮断する。コイル3は鉄心1のスロットに収納される。支持材4は、コイル3を保持するためにコイル3とシールド板2との間に配置され、シールド板2を介して鉄心1に乗るように設けられる。固定材5は、支持材4をシールド板2に固定するための部材である。鉄心1、シールド板2、固定材5と、コイル3とは支持材4を介して対向する構造となっている。
また、支持材4は、コイル3と接地された構造物(接地構造物)との間の沿面距離を大きくするための突起6を有する。本実施形態では、突起6は、支持材4におけるコイル3に近い端部からの、同じ長さの2つの突起であり、これら2つの突起の突出方向が互いに反対となっており、2つの突起のそれぞれは、当該突起の端部とコイル3との間の直線距離が同じである。本実施形態では、これらの突起6を含む支持材4のA−A’線断面の角が全て直角となり、支持材4のA−A’線断面が十字状となる構造としている。また、図2では図示していないが、シールド板2に対して複数の支持材4のそれぞれが固定材5により固定されており、それぞれの支持材4が前述した突起6を有している。
前述した鉄心1、シールド板2、固定材5は接地構造物である。回転電機の運転時、コイル3の表面は0〜数十キロボルトまで上昇する。本実施形態では、コイル3の表面電位が鉄心1から離れるに従い徐々に大きくなるように設計されており、その最大値は、コイル3の導体にかかる電圧と同等の電圧である。
支持材4は誘電体であり、通常はFRP(Fiber Reinforced Plastic:繊維強化プラスチック)が用いられる。
コイル3と接地構造物との間の地絡は、コイル3からの電流が支持材4の沿面を流れて接地構造物に流れることで発生する。接地構造物の沿面は空間よりも放電が発生しやすいので、コイル3と接地構造物との間の沿面距離を延ばすことで地絡を防止でき、回転電機のコンパクト化へ大きく寄与できることになる。
コイル3と接地構造物との間の地絡は、コイル3からの電流が支持材4の沿面を流れて接地構造物に流れることで発生する。接地構造物の沿面は空間よりも放電が発生しやすいので、コイル3と接地構造物との間の沿面距離を延ばすことで地絡を防止でき、回転電機のコンパクト化へ大きく寄与できることになる。
本実施形態では、コイル3と接地構造物と間の支持材4に突起6を設けているので、支持材4に突起6を設けない構造と比較して、コイル3と接地構造物との間の沿面距離を延ばすことができる。
以上のように、第1の実施形態における回転電機では、コイル3と接地構造物との間の沿面距離を延ばす構造としたので、コイル3と接地構造物との間の地絡の危険性を低下させることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。図3は、第2の実施形態における回転電機のコイル、支持材、固定材の断面図である。図3に示した断面は図2に示した断面と同じ断面である。
ただし、本実施形態は、支持材4が第1の突起、および当該第1の突起に隣接して当該第1の突起とコイル3の間に設けられた第2の突起を有し、それぞれの突起の長さが異なることを特徴とする。
次に、第2の実施形態について説明する。図3は、第2の実施形態における回転電機のコイル、支持材、固定材の断面図である。図3に示した断面は図2に示した断面と同じ断面である。
ただし、本実施形態は、支持材4が第1の突起、および当該第1の突起に隣接して当該第1の突起とコイル3の間に設けられた第2の突起を有し、それぞれの突起の長さが異なることを特徴とする。
支持材4の第1の突起は、当該支持材4におけるシールド板2に近い端部からの、同じ第1の長さを有する2つの突起であり、これら2つの突起の突出方向が互いに反対となっており、シールド板側の2つの突起のそれぞれは、当該突起のシールド板2に面する端部とシールド板2との直線距離が同じである。また、支持材4の第2の突起は、支持材4におけるコイル3に近い端部からの、同じ第2の長さを有する2つの突起であり、これら2つの突起の突出方向が互いに反対となっており、コイル側の2つの突起のそれぞれは、当該突起のコイル3に面する端部とコイル3との直線距離が同じである。
本実施形態では、第1の突起の長さである第1の長さは、第2の突起の長さである第2の長さより長く、第1の実施形態と同様に、これらの突起6を含む支持材4のA−A’線断面の角が全て直角となる構造としている。
仮に、支持材4におけるシールド板2側の突起6の長さと、この突起6に隣接するコイル3側の突起6の長さとが同じであると、これらの突起同士の長さが異なる場合に比して、これらの隣接する突起の先端部の間の電界集中が発生しやすいため、その先端を伝ってコイル3からの電流が地絡しやすくなり、第1の実施形態で説明したようにコイル3と接地構造物との間の沿面距離を延ばした効果が得られなくなる。
本実施形態においては、支持材4におけるコイル側とシールド板の間で隣接する複数の突起のそれぞれを異なる長さにすることで、支持材4における突起6の先端を空間的に離す、つまり、隣接する突起6の長さが同じ場合に比して先端同士の間の距離を長くすることで、支持材4の隣接する突起6の先端同士の間の放電を抑制することができる。
以上のように、第2の実施形態における回転電機では、支持材の隣接する突起の先端間の放電を抑制することができるので、支持材が突起を複数有する場合において、電界集中により突起の先端を伝ってコイルと接地構造物と間が地絡する危険性を低下させることができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。なお、本実施形態における回転電機の固定子のエンド部構造は図1に示したものと基本的にほぼ同様であるので同一部分の説明は省略する。
図4は、第3の実施形態における回転電機のコイル、支持材、固定材のA−A’線断面図である。
図4に示すように、本実施形態は、第1の実施形態で説明した支持材4の2つの突起6のそれぞれにおける先端が所定の曲率を有する形状であることを特徴とする。
次に、第3の実施形態について説明する。なお、本実施形態における回転電機の固定子のエンド部構造は図1に示したものと基本的にほぼ同様であるので同一部分の説明は省略する。
図4は、第3の実施形態における回転電機のコイル、支持材、固定材のA−A’線断面図である。
図4に示すように、本実施形態は、第1の実施形態で説明した支持材4の2つの突起6のそれぞれにおける先端が所定の曲率を有する形状であることを特徴とする。
支持材4の突起6の先端部が尖っている場合、この先端部における電界集中係数が高くなるため、この先端部を起点とした放電が発生する可能性が高くなる。例えば、放電により突起先端部から接地構造物の空間を伝って、コイル3からの地絡が起こると、支持材4に突起6を設けることによる当該支持材4の沿面距離を延ばした効果が十分に得られない。
しかし、本実施形態では、支持材4の突起6の先端を所定の曲率を有する形状とすることで、先端が尖っている場合に比して、当該先端の電界集中係数を下げることができるので、突起6の先端を起点とした接地構造物への放電を抑制できる。
以上のように、第3の実施形態における回転電機では、支持材の突起の先端から接地構造物への放電を抑制できるので、コイルからの電流が支持材の突起の先端から接地構造物へ直接伝わることによるコイルと接地構造物との間の地絡の危険性を低下させることができる。
次に、第3の実施形態の変形例を説明する。
この変形例では、支持材4の突起6の先端のうち、コイル3に面する部分のみが所定の曲率を有する形状としている。このような構造としても図4に示した構造とした場合と同様の効果を得ることができ、突起6の先端の加工の手間を省くことができる。
この変形例では、支持材4の突起6の先端のうち、コイル3に面する部分のみが所定の曲率を有する形状としている。このような構造としても図4に示した構造とした場合と同様の効果を得ることができ、突起6の先端の加工の手間を省くことができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。なお、本実施形態における回転電機の固定子のエンド部構造は図1に示したものと基本的にほぼ同様であるので同一部分の説明は省略する。
図5は、第4の実施形態における回転電機の固定子のエンド部構造の水平視野断面図である。図6は、第4の実施形態における回転電機のコイル、支持材、固定材のA−A’線断面図である。
本実施形態は、コイル3と接地構造物であるシールド板2や固定材5との間の電流を抑制するために、シールド板2におけるコイル3に面する表面および固定材5におけるコイル3に面する表面が絶縁物7で覆われる構造としたことを特徴とする。
このような構成とすれば、コイル3から支持材4の沿面を伝って接地構造物であるシールド板2や固定材5に流れ込もうとする電流を遮断できる。
次に、第4の実施形態について説明する。なお、本実施形態における回転電機の固定子のエンド部構造は図1に示したものと基本的にほぼ同様であるので同一部分の説明は省略する。
図5は、第4の実施形態における回転電機の固定子のエンド部構造の水平視野断面図である。図6は、第4の実施形態における回転電機のコイル、支持材、固定材のA−A’線断面図である。
本実施形態は、コイル3と接地構造物であるシールド板2や固定材5との間の電流を抑制するために、シールド板2におけるコイル3に面する表面および固定材5におけるコイル3に面する表面が絶縁物7で覆われる構造としたことを特徴とする。
このような構成とすれば、コイル3から支持材4の沿面を伝って接地構造物であるシールド板2や固定材5に流れ込もうとする電流を遮断できる。
以上のように、第4の実施形態における回転電機では、コイルから接地構造物との間の支持材の沿面を伝って接地構造物に流れ込む電流を遮断できるので、コイルと接地構造物との間の地絡の危険性を低下させることができる。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態について説明する。なお、本実施形態における回転電機の固定子のエンド部構造は図1に示したものと基本的にほぼ同様であるので同一部分の説明は省略する。
図7は、第5の実施形態における回転電機のコイル、支持材、固定材のA−A’線断面図である。
本実施形態では、第1の実施形態で説明した、シールド板2に支持される異なる支持材4との間の隣接する突起6同士が連接することを特徴としており、支持材4の突起6およびその連接部分がシールド板2全体を覆う構造となっている。
次に、第5の実施形態について説明する。なお、本実施形態における回転電機の固定子のエンド部構造は図1に示したものと基本的にほぼ同様であるので同一部分の説明は省略する。
図7は、第5の実施形態における回転電機のコイル、支持材、固定材のA−A’線断面図である。
本実施形態では、第1の実施形態で説明した、シールド板2に支持される異なる支持材4との間の隣接する突起6同士が連接することを特徴としており、支持材4の突起6およびその連接部分がシールド板2全体を覆う構造となっている。
以上のように、第5の実施形態における回転電機では、支持材における隣接する支持材との間の隣接する突起同士が連接し、支持材の突起およびその連接部分がシールド板全体を覆う構造としたので、コイルと接地構造物との間の地絡経路を遮断できる。よって、コイルと接地構造物との間の地絡を防止できる。
これらの各実施形態によれば、コイルと接地構造物間の地絡を抑制することが可能になる回転電機を提供することができる。
発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…鉄心、2…シールド板、3…コイル、4…支持材、5…固定材、6…突起、7…絶縁物。
Claims (6)
- 固定子の中心軸に合わせて設けられた円筒形状の鉄心と、
前記鉄心のスロットに収納されたコイルと、
前記鉄心および前記コイルの間に設けられた、前記鉄心からの漏れ磁束を遮断するシールド板と、
前記コイルと前記シールド板との間に配置され、少なくとも1つの突起を有する、前記コイルを保持するための支持材と、
前記支持材を前記シールド板に固定する固定材と
を備えたことを特徴とする回転電機。 - 前記支持材は、第1の突起、および当該第1の突起に隣接して当該第1の突起と前記コイルとの間から突出する第2の突起を有し、それぞれの突起の長さが異なることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
- 前記支持材の突起の端部における前記コイルに面する部分が所定の曲率を有する形状であることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
- 前記シールド板における前記コイルに面する表面および前記固定材における前記コイルに面する表面が絶縁物で覆われることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
- 前記支持材が複数設けられ、前記隣接する支持材の間で隣接する前記突起同士が連接し、前記突起およびその連接部分が前記シールド板全体を覆う構造としたことを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
- 固定子の中心軸に合わせて設けられた円筒形状の鉄心、前記鉄心のスロットに収納されたコイル、前記鉄心と前記コイルの間に設けられた、前記鉄心からの漏れ磁束を遮断するシールド板、前記コイルを保持するために前記コイルと前記シールド板との間に配置される支持材、および前記支持材を前記シールド板に固定する固定材を備える回転電機の製造方法であって、
前記支持材を少なくとも1つの突起を有する構造とすることを特徴とする回転電機の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010235797A JP2012090457A (ja) | 2010-10-20 | 2010-10-20 | 回転電機およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010235797A JP2012090457A (ja) | 2010-10-20 | 2010-10-20 | 回転電機およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012090457A true JP2012090457A (ja) | 2012-05-10 |
Family
ID=46261447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010235797A Withdrawn JP2012090457A (ja) | 2010-10-20 | 2010-10-20 | 回転電機およびその製造方法 |
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Country | Link |
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2010
- 2010-10-20 JP JP2010235797A patent/JP2012090457A/ja not_active Withdrawn
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