JP2012090078A - コンテンツ配信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のコンテンツ処理装置に対してコンテンツを同時に配信する場合に、各コンテンツ処理装置の能力に応じてコンテンツの配信に係る処理を行うことのできるコンテンツ配信システムを提供する。
【解決手段】コンテンツ配信サーバ10は、指定された各ユーザが使用するコンテンツ処理装置(画像形成装置30、端末装置50、プロジェクタ60、TV会議システム70など)の能力情報に基づいて、配信対象のコンテンツを、その指定されたすべての配信先のユーザのコンテンツ処理装置で実行可能か否か判定し、判定結果に応じて、コンテンツの配信に係る処理を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のコンテンツ処理装置に対してコンテンツを同時に配信するコンテンツ配信システムに関する。
デジタルデータで表現された画像や映像などのコンテンツを利用者にインターネット経由で配信する技術は一般的に知られている。また、このようなコンテンツの配信は、遠隔会議(通信会議)を行うための会議システムにも利用されている。
たとえば、特許文献1には、議事進行者と会議出席者の各端末に対してサーバから同一の会議資料(文字情報や画像情報(動画、静止画)等から成る会議情報)を配信し、議事進行者の端末操作に同期した会議資料の表示を会議出席者の端末にリアルタイムで反映させる会議システムが開示されている。詳細には、議事進行者が自己の端末を操作して所望する会議資料のダウンロードをサーバに要求すると、該当する会議資料がサーバから議事進行者と会議出席者の各端末にダウンロードされ、各端末のモニタ上に表示される。議事進行者が議事の進行に伴い自己の端末を操作し、画面をスクロールしてページを切り換えると、この変化情報(ページID)を議事進行者の端末から他の会議出席者の各端末に出力して、同様のページ切り換えを行うようにしている。
特開2004−152189号公報
上記のように、同じコンテンツを複数の端末(コンテンツ処理装置)に対して同時に配信する場合、配信先の各端末が同じ能力であるとは限らないので、能力の低い端末では配信されたコンテンツを適切(忠実)に再生できないことが起こり得る。たとえば、遠隔会議におけるコンテンツの配信・再生で、配信先の端末間の能力差によるコンテンツの再生不良が起こると、会議を円滑に進行できなくなる問題がある。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、複数のコンテンツ処理装置に対してコンテンツを同時に配信する場合に、各コンテンツ処理装置の能力に応じてコンテンツの配信に係る処理を行うことのできるコンテンツ配信システムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]配信するコンテンツを保存する保存部と、
前記コンテンツの配信先となる複数のユーザの指定を受ける指定部と、
前記指定部で指定された各ユーザが使用するコンテンツ処理装置の能力情報を取得する取得部と、
前記取得部で取得した能力情報に基づいて、前記コンテンツを、前記指定部で指定されたすべての配信先のユーザのコンテンツ処理装置で実行可能か否かを判定する判定部と、
前記判定部の判定結果に応じて、前記コンテンツの配信に係る処理を行う処理部と、
を有する
ことを特徴とするコンテンツ配信システム。
上記発明では、指定された各ユーザが使用するコンテンツ処理装置の能力情報に基づいて、配信対象のコンテンツを、その指定されたすべての配信先のユーザのコンテンツ処理装置で実行可能か否か判定し、判定結果に応じて、コンテンツの配信に係る処理を行う。コンテンツの配信に係る処理は、判定結果が真の場合は、コンテンツの配信可能の報知処理、コンテンツの配信処理などを含む。判定結果が偽の場合は、コンテンツの配信不可の報知処理、コンテンツの配信中止処理、コンテンツの変換および配信処理などを含む。
[2]前記処理部は、前記判定部の判定結果が、偽の場合に、前記取得部で取得した能力情報に基づいて、前記コンテンツを、前記指定部で指定されたすべての配信先のユーザのコンテンツ処理装置で実行可能なデータに変換し、該変換後のコンテンツを各ユーザのコンテンツ処理装置に配信する
ことを特徴とする[1]に記載のコンテンツ配信システム。
上記発明では、判定結果が偽であっても、指定された各ユーザが使用するコンテンツ処理装置でコンテンツを実行することができる。
[3]前記処理部は、前記コンテンツを、ユーザ毎に、そのユーザのコンテンツ処理装置に対応したデータに変換する
ことを特徴とする[2]に記載のコンテンツ配信システム。
上記発明では、コンテンツをコンテンツ処理装置毎(ユーザ毎)に、対応したデータに変換するので、コンテンツ処理装置毎に適したコンテンツの実行が可能となる。
[4]前記処理部は、前記コンテンツを、前記指定部で指定されたユーザが使用するコンテンツ処理装置の中の最低能力のコンテンツ処理装置が実行可能なデータに変換する
ことを特徴とする[2]に記載のコンテンツ配信システム。
上記発明では、コンテンツを最低能力のコンテンツ処理装置が実行可能なデータに一律に変換するので、コンテンツを変換する処理を簡素化できる。また、コンテンツを同条件で配信する必要がある場合に有効である。
[5]前記処理部は、前記変換後のコンテンツの配信前に、該変換後のコンテンツの配信可否を、配信を依頼したユーザに確認する
ことを特徴とする[2]乃至[4]のいずれか1つに記載のコンテンツ配信システム。
上記発明では、コンテンツの配信を依頼したユーザは、変換後のコンテンツの配信可否をその配信前に確認して、配信の実行、配信の中止、コンテンツの再構成や置き換えなどの対応を取ることができる。
[6]前記処理部は、前記変換が不可の場合は、配信を依頼したユーザに警告する
ことを特徴とする[2]乃至[4]のいずれか1つに記載のコンテンツ配信システム。
上記発明では、コンテンツの変換が不可の場合、配信を依頼したユーザは、警告を受けてその旨を把握し、配信の中止、コンテンツの再構成や置き換えなどの対応を取ることができる。
[7]前記能力情報は、コンテンツ処理装置が実行可能な機能の情報を含む
ことを特徴とする[1]乃至[6]のいずれか1つに記載のコンテンツ配信システム。
上記発明では、コンテンツ処理装置が実行可能な機能に基づいて判定を行う。
[8]前記能力情報は、配信するコンテンツに必要なコンテンツ処理装置が使用可能か否かを示す情報を含む
ことを特徴とする[1]乃至[7]のいずれか1つに記載のコンテンツ配信システム。
上記発明では、コンテンツ処理装置の使用の可否に基づいて判定を行う。
[9]前記処理部は、前記判定部の判定結果が、偽の場合に、警告を表示する、もしくは、前記コンテンツの配信を停止する
ことを特徴とする[1]に記載のコンテンツ配信システム。
上記発明では、判定結果が偽の場合は、警告を表示してその旨を報知する。もしくは、コンテンツの配信を自動で停止する。
本発明に係るコンテンツ配信システムによれば、複数のコンテンツ処理装置に対してコンテンツを同時に配信する場合に、各コンテンツ処理装置の能力に応じてコンテンツの配信に係る処理を行うことができる。これにより、たとえば遠隔会議におけるコンテンツの配信・再生で、配信先のコンテンツ処理装置間に能力差があってもコンテンツを再生することができ、会議を円滑に進行することができる。
本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信装置としてのコンテンツ配信サーバの概略構成を示すブロック図である。 コンテンツ配信サーバのコンテンツの配信に係る機能ブロックを示す機能ブロックである。 コンテンツ処理装置に含まれる画像形成装置(複合機)の概略構成を示すブロック図である。 コンテンツ処理装置に含まれる端末装置の概略構成を示すブロック図である。 コンテンツ配信サーバが行う処理の概要を示す説明図である。 コンテンツ配信システムによるコンテンツ処理装置の情報の登録アクティビティを示す流れ図である。 コンテンツ配信システムによるコンテンツ処理装置の状態の収集アクティビティを示す流れ図である。 コンテンツ配信システムによるコンテンツの配信アクティビティを示す流れ図である。 コンテンツの実行可否判定例および変換例(1)を示す説明図である。 コンテンツの実行可否判定例および変換例(2)を示す説明図である。 コンテンツの実行可否判定例および変換例(3)を示す説明図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信システム5の構成を示している。コンテンツ配信システム5は、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などのネットワーク2に、コンテンツ配信サーバ10と複数台のコンテンツ処理装置(30、50、60、70)とが接続されて構成される。本実施の形態では、コンテンツ配信システム5は、離れた場所にある複数の会場(会議場)間で遠隔会議(通信会議)を行う際に、会議で使用する画像や映像などのコンテンツ(会議資料)を各会場に配信して出力(再生)するための会議システムに適用した場合を例に説明する。
本システムの例では、会場A、会場B、会場Cにそれぞれ複数種類のコンテンツ処理装置30a〜30c、50a〜50c、60a〜60c、70a〜70cが設置されており、コンテンツ配信サーバ10は、会議資料となるコンテンツを各会場のコンテンツ処理装置に配信し、遠隔制御によって自動で実行させる機能を備えている。さらに、予め指定された各ユーザ(各会場のユーザ)が使用するコンテンツ処理装置の能力(能力情報)に基づいて、配信対象のコンテンツを、その指定されたすべての配信先のユーザのコンテンツ処理装置で実行可能か否かを判定し、判定結果に応じて、コンテンツの配信に係る処理を行う機能を備えている。コンテンツの配信に係る処理は、判定結果が真の場合は、コンテンツの自動配信処理を含む。判定結果が偽の場合は、コンテンツの配信不可(警告)の報知処理、コンテンツの配信中止処理、コンテンツの変換および配信処理を含む。
各会場のコンテンツ処理装置は、コンテンツ配信サーバ10から配信されたコンテンツを、コンテンツ配信サーバ10による遠隔制御によって自動で実行する機能を備えている。なお、配信されたコンテンツの実行開始は、ユーザ(会議出席者)がコンテンツ処理装置を操作して行うようにしてもよい。
会議資料として配信するコンテンツは、デジタルデータで表現された画像コンテンツ80a(文章、図表、写真などを含む)、映像(動画)コンテンツ80b、データベースコンテンツ80c、音楽コンテンツなどの各種のデジタルコンテンツ(コンテンツデータ)である。
コンテンツ処理装置は、これらのコンテンツを実行する機能を備えた各種の装置である。たとえば、複合機(MFP)やプリンタなどの画像形成装置30、パーソナルコンピュータ(PC)などの端末装置50、携帯電話機などの携帯端末装置(図示省略)、プロジェクタ60、TV会議システム70などである。画像形成装置30は、配信された画像コンテンツを印刷によって出力する機能を備える。端末装置50、携帯端末装置、プロジェクタ60、TV会議システム70は、配信された画像コンテンツや映像コンテンツを表示によって出力する機能を備える。また、音声付の映像コンテンツに対しては音声も出力する機能を備える。
会議資料として配信するコンテンツは、会議の主催者(進行者)などが事前に作成してコンテンツ配信サーバ10に登録しておき、会議開催時にコンテンツ配信サーバ10から各会場へ配信され出力される。たとえば、会議開始時に手元に揃えておく印刷資料などのコンテンツは、会議開始前に各会場に配信し、各会場で印刷出力して各々の会議出席者に配布しておく。会議中に見せる印刷資料などのコンテンツは、会議の進行に応じた適宜なタイミングに各会場に配信し、各会場で印刷出力して各々の会議出席者に随時配布する。また、会議中にリアルタイムで見せる画像や映像などコンテンツは、会議の進行に応じた適宜なタイミングに各会場に配信し、各会場で随時再生させる。
図2は、コンテンツ配信サーバ10の概略構成を示している。コンテンツ配信サーバ10は、CPU(Central Processing Unit)11と、CPU11に接続されたROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、不揮発メモリ14と、ハードディスク装置15と、入出力I/F部16と、ネットワークI/F部17とを備えている。さらに入出力I/F部16を介して、キーボードやマウスなどの入力デバイス18と、液晶ディスプレイなどの表示装置19が接続されている。
CPU11は、ROM12に格納されているプログラムに従ってコンテンツ配信サーバ10の動作を制御したり、ハードディスク装置15に格納されているプログラムに従って各種の処理を実行したりする。ROM12には起動用のプログラムや固定データが記憶される。RAM13は、ハードディスク装置15から読み出したプログラムが記憶される。またRAM13は、CPU11がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリなどとして使用される。
不揮発メモリ14は、電源がオフにされても記憶が保持される書き換え可能なメモリであり、当該コンテンツ配信サーバ10のシステム情報(装置ID(IDentification)、IP(Internet Protocol)アドレスなど)、各種の設定情報などが記憶される。ハードディスク装置15は、大容量不揮発の記憶装置であり、OSプログラム、各種アプリケーションプログラム、ファイル、データなどが保存される。
ネットワークI/F部17は、ネットワーク2を通じて、画像形成装置30、端末装置50、プロジェクタ60、TV会議システム70などのコンテンツ処理装置と通信する機能を果たす。
図3は、コンテンツ配信サーバ10のコンテンツの配信に係る機能ブロックを示している。コンテンツ配信サーバ10は、コンテンツの配信に係る機能ブロックとして、コンテンツの登録に関する機能を担うコンテンツ登録部21と、コンテンツ処理装置の管理に関する機能を担うコンテンツ処理装置管理部22と、コンテンツ処理装置によるコンテンツの実行可否判定に関する機能を担うコンテンツ実行可否判定部23と、コンテンツの配信に関する機能を担うコンテンツ配信部24とを備えている。
コンテンツ登録部21は、登録指示を受けて入力されたコンテンツをハードディスク装置15に格納するコンテンツ格納機能、登録したコンテンツの属性をコンテンツ別に管理する属性管理機能、コンテンツの登録に関するユーザインタフェース機能を果たす。コンテンツの属性は、コンテンツの名称(ID)、種類(画像/映像(動画)/音声など)、データ量、画質(解像度)、画像サイズ(印刷サイズ)、カラー/モノクロなどである。
コンテンツ処理装置管理部22は、コンテンツ処理装置の種類、性能/機能、IPアドレスなどの装置情報を管理する情報管理機能、コンテンツ処理装置の電源状態、性能/機能の確認、ネットワーク接続状態(遠隔制御の可否)などの状態情報を管理する状態管理機能を果たす。
コンテンツ実行可否判定部23は、コンテンツ処理装置の装置情報および状態情報を分析する情報/状態分析機能、この分析結果とコンテンツの属性とに基づいて、コンテンツ処理装置がコンテンツを実行可能か否か判定する実行可否判定機能を果たす。
コンテンツ配信部24は、配信対象のコンテンツを実行するのにコンテンツ処理装置の性能/機能が不足して実行不可と判定したコンテンツを、実行可能なデータに変換するコンテンツ変換機能、コンテンツをコンテンツ処理装置に配信するコンテンツ配信機能、コンテンツの配信に関するユーザインタフェース機能、コンテンツ処理装置とのインターフェース機能を果たす。
図4は、コンテンツ処理装置に含まれる画像形成装置30(30a、30b、30c)の概略構成を示している。画像形成装置30は、記録紙に画像を形成して出力する機能を備えた複合機(MFP)やプリンタなどである。ここでは、画像形成装置30は、原稿を光学的に読み取ってその複製画像を記録紙に印刷するコピージョブ、読み取った原稿の画像データをファイルにして保存したり外部端末へネットワーク2を通じて送信したりするスキャンジョブ、外部端末からネットワーク2を通じて受信した印刷データに係る画像を記録紙に印刷するプリントジョブなどのジョブを実行する機能を備えた複合機を例に説明する。
画像形成装置30は、当該画像形成装置30の動作を統括制御するCPU31と、CPU31に接続されたROM32と、RAM33と、不揮発メモリ34と、ハードディスク装置35と、表示部36と、操作部37と、ファクシミリ通信部38と、ネットワーク通信部39と、スキャナ部40と、画像処理部41と、プリンタ部42とを備えている。
CPU31ではOSプログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどが実行される。ROM32には各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU31が処理を実行することでジョブの実行など画像形成装置30の各機能が実現される。RAM33はCPU31がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや画像データを格納する画像メモリなどとして使用される。なお、その他の必要なプログラムはハードディスク装置35からRAM33にロードされて実行される。
不揮発メモリ34は、電源がオフにされても記憶が保持される書き換え可能なメモリ(フラッシュメモリ)である。不揮発メモリ34には、装置固有の情報(機種名、性能/機能、IPアドレスなど)や各種の設定情報などが記憶される。ハードディスク装置35は、大容量不揮発の記憶装置であり、プログラムのほか、たとえば、印刷データや画像データ、ジョブ履歴の保存などに使用される。
画像形成装置30の操作パネルは表示部36と操作部37を備えて構成される。表示部36は、液晶ディスプレイなどで構成され、初期画面、操作画面、設定画面などの各種の画面を表示する。操作部37は、ユーザからジョブの投入や設定など各種の操作を受け付ける。操作部37は、表示部36の画面上に設けられて押下された座標位置を検出するタッチパネルのほか、テンキーや文字入力キー、スタートキーなどを備えて構成される。
ファクシミリ通信部38は、ファクシミリ送信および受信に係る動作を制御する。ネットワーク通信部39は、ネットワーク2を通じてコンテンツ配信サーバ10や外部端末などと通信する機能を果たす。
スキャナ部40は、原稿の画像を光学的に読み取って画像データを取得する。スキャナ部40は、たとえば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動手段と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学系と、ラインイメージセンサの出力するアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換する変換部などを備えて構成される。
画像処理部41は、印刷データをイメージデータに変換するラスタライズ処理や、画像データに対して、画像補正、回転、拡大/縮小、圧縮/伸張など各種の画像処理を行う。
プリンタ部42は、画像データに基づく画像を電子写真プロセスによって記録紙上に形成して出力する。プリンタ部42は、たとえば、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、入力される画像データに応じて点灯制御されるLD(Laser Diode)と、LDから射出されたレーザ光を感光体ドラム上で走査させる走査ユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有する、いわゆるレーザープリンタとして構成されている。レーザ光に代えてLED(Light Emitting Diode)で感光体ドラムを照射するLEDプリンタのほか他の方式のプリンタであってもかまわない。
図5は、コンテンツ処理装置に含まれる端末装置50(50a、50b、50c)の概略構成を示している。端末装置50は、コンテンツ配信サーバ10から配信された画像や映像などのコンテンツを実行し表示する機能を備えたパーソナルコンピュータ(PC)などである。また、遠隔会議で配信する画像や映像などのコンテンツを作成してコンテンツ配信サーバ10に登録したり、当該端末装置50や他のコンテンツ処理装置の装置情報をコンテンツ配信サーバ10に登録したりするのにも使用される。端末装置50は、コンテンツ配信サーバ10と基本的な構成は同じである。
端末装置50は、CPU51と、CPU51に接続されたROM52と、RAM53と、不揮発メモリ54と、ハードディスク装置55と、入出力I/F部56と、ネットワークI/F部57とを備えている。さらに入出力I/F部56を介して、キーボードやマウスなどの入力デバイス58と、液晶ディスプレイなどの表示装置59が接続されている。
CPU51は、ROM52に格納されているプログラムに従って端末装置50の動作を制御したり、ハードディスク装置55に格納されているプログラムに従って各種の処理を実行したりする。ROM52には起動用のプログラムや固定データが記憶される。RAM53は、ハードディスク装置55から読み出したプログラムが記憶される。またRAM53は、CPU51がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリなどとして使用される。
不揮発メモリ54は、電源がオフにされても記憶が保持される書き換え可能なメモリであり、当該端末装置50のシステム情報(装置ID、性能/機能、IPアドレスなど)、各種の設定情報などが記憶される。ハードディスク装置55は、大容量不揮発の記憶装置であり、OSプログラム、各種アプリケーションプログラム、ファイル、データなどが保存される。
ネットワークI/F部57は、ネットワーク2を通じて、コンテンツ配信サーバ10や他の外部装置と通信する機能を果たす。
なお、コンテンツ処理装置に含まれる他の装置(携帯端末装置、プロジェクタ60、TV会議システム70)の詳細な構成については説明を省略する。
次に、コンテンツ配信システム5の動作について説明する。
図6は、コンテンツ配信サーバ10が行う処理の概要を示している。コンテンツ配信サーバ10は、大きく分けて、(1)コンテンツの登録、(2)コンテンツ処理装置の情報の登録、(3)コンテンツ処理装置の状態の収集、(4)コンテンツの実行可否判定、(5)コンテンツの配信/実行(遠隔制御)の各処理を行う。ここでは、(1)〜(3)までを説明する。
(1)コンテンツの登録
会議主催者は、遠隔会議で会議資料として配信するコンテンツを自己の端末装置50で作成し、そのコンテンツの登録指示を行う。端末装置50は、そのコンテンツと登録依頼をコンテンツ配信サーバ10に送信する。コンテンツ配信サーバ10は、端末装置50から登録依頼と共に受信したコンテンツをハードディスク装置15に格納し登録する。また、登録したコンテンツの属性をコンテンツ別に管理する。
(2)コンテンツ処理装置の情報の登録
図7に、コンテンツ処理装置の情報の登録アクティビティを示す。遠隔会議に出席する各会場のユーザ(会議出席者)は、端末装置50を通じて、遠隔会議で使用する各コンテンツ処理装置の情報(種類、性能/機能、IPアドレス)を収集する。本例では、ユーザは端末装置50を操作して、端末装置50とネットワーク接続されている各コンテンツ処理装置に対し情報(装置情報)の収集要求を行い(ステップS101)、各コンテンツ処理装置から情報の応答を受ける(ステップS102)。遠隔会議で当該端末装置50を使用する場合は、当該端末装置50の情報も収集する(ステップS101/ステップS102)。なお、ユーザがコンテンツ処理装置の情報を別途調べて端末装置50に入力するようにしてもよい。
上記の情報における種類は、前述した、「画像形成装置」(複合機/プリンタ)、「端末装置」(PC)、「プロジェクタ」、「TV会議システム」などである。画像形成装置30における性能/機能は、対応印刷サイズ、カラー機/モノクロ機などである。端末装置50における性能/機能は、CPUの種類、処理速度(GHz)、表示装置59の画面サイズ(モニタサイズ)、最大データ転送速度(最大ビットレート)などである。プロジェクタ60とTV会議システム70における性能/機能も端末装置50と同様に、CPUの種類、処理速度、画面サイズ、最大データ転送速度などである。
ユーザは端末装置50を操作して、収集した各コンテンツ処理装置の情報(遠隔会議で当該端末装置50を使用する場合は当該端末装置50の情報も含む)の登録指示を行う。端末装置50は、各コンテンツ処理装置の情報と登録依頼をコンテンツ配信サーバ10に送信する(ステップS103)。コンテンツ配信サーバ10は、端末装置50から登録依頼と共に受信した各コンテンツ処理装置の情報をハードディスク装置15に格納し登録する(ステップS104)。
(3)コンテンツ処理装置の状態の収集
図8に、コンテンツ処理装置の状態の収集アクティビティを示す。コンテンツ配信サーバ10は、登録されているコンテンツ処理装置に対し、所定のタイミングに状態の収集要求を送信し(ステップS201)、各コンテンツ処理装置から状態(電源状態、性能/機能の確認、ネットワーク接続状態)の応答を受け(ステップS102)、その状態を示す情報を各コンテンツ処理装置に対応付けてハードディスク装置15に格納する(ステップS203)。なお、電源オフ状態やネットワーク未接続状態のコンテンツ処理装置からは応答を受けないことになる。
状態の収集要求を送信する所定のタイミングは、遠隔会議の開始前や会議中などの任意のタイミングである。たとえば、会議主催者が自己の端末装置50を通じて、遠隔会議の開始時刻と終了予定時刻をコンテンツ配信サーバ10に登録しておき、コンテンツ配信サーバ10はその開始時刻の所定時間前に上記の状態の収集要求を送信するようにしてもよい。さらに、開始時刻から終了予定時刻までの間も定期的(たとえば、1分〜10分間隔など)に上記の状態の収集要求を送信するようにしてもよい。また、会議主催者が自己の端末装置50を通じてコンテンツ配信サーバ10に対し、コンテンツ処理装置の状態確認指示を行い、コンテンツ配信サーバ10はこの指示を受けて上記の状態の収集要求を送信するようにしてもよい。
図9は、コンテンツ配信システム5によるコンテンツの配信アクティビティを示している。
会議主催者は、端末装置50を操作してコンテンツ(会議資料)をコンテンツ配信サーバ10に登録する(ステップS301)。また、会議開始前(事前に配布する資料などの場合)や会議中の任意のタイミングに、所望するコンテンツを指定して配信を指示する。画像コンテンツの場合は、印刷または表示といった配信形態の指定も行う。図1において、たとえば会議主催者が会場Aから遠隔会議を行う場合には、端末装置50aを操作してコンテンツの登録および配信の指示を行う。
コンテンツ配信サーバ10は、端末装置50からコンテンツの指定と配信の指示を受けると、登録されているコンテンツ処理装置の情報と状態を取得し(ステップS302)、コンテンツ処理装置の情報と状態を分析する(ステップS303)。
指定されたのが映像コンテンツの場合は、映像を再生可能なコンテンツ処理装置(端末装置50、プロジェクタ60、TV会議システム70など)を対象に上記の各処理を行う。指定されたのが画像コンテンツであり、配信形態として表示の指定を受けた場合は、画像を表示可能なコンテンツ処理装置(端末装置50、プロジェクタ60、TV会議システム70など)を対象に上記の各処理を行う。指定されたのが画像コンテンツであり、配信形態として印刷の指定を受けた場合は、画像を印刷可能なコンテンツ処理装置(画像形成装置30)を対象に上記の各処理を行う。なお、対象であっても電源オフ状態やネットワーク未接続状態のコンテンツ処理装置は対象外となる。
コンテンツ配信サーバ10は、ステップS303の分析結果と、指定されたコンテンツの属性とに基づいて、対象となる全てのコンテンツ処理装置でそのコンテンツを実行可能か否か判定する(ステップS304)。詳細には、対象となる全てのコンテンツ処理装置に対して、指定されたコンテンツを実行する機能が有るか否か、コンテンツを問題なく実行できる性能が有るか否かを確認し、判定を行う。
たとえば、画像コンテンツを印刷する場合は、その画像コンテンツの画像サイズ(印刷サイズ)に対応しているか否か、カラー画像の場合はカラー印刷に対応しているか否かなどを確認する。この機能確認で、コンテンツを実行する機能を有していないコンテンツ処理装置が1台でもある場合には、偽と判定する。また、映像コンテンツを再生する場合は、映像を正常に(途切れずに)再生できる性能が有るか否かなどを確認する。この性能確認で、コンテンツを問題なく実行できる性能を有していないコンテンツ処理装置が1台でもある場合には、偽と判定する。機能確認で、対象となる全てのコンテンツ処理装置が、指定されたコンテンツを実行する機能を有しており、性能確認で、対象となる全てのコンテンツ処理装置が、指定されたコンテンツを問題なく実行できる性能を有している場合には、真と判定する。
コンテンツ配信サーバ10は、真と判定した場合には(ステップS304[全てOK])、指定されたコンテンツを対象のコンテンツ処理装置に配信し、そのコンテンツ処理装置を遠隔操作して、配信したコンテンツを実行(再生)させる(ステップS305)。偽と判定した場合には(ステップS304[1台でも実行不可])、会議主催者の端末装置50に警告を表示させる(ステップS306)。
この警告では、指定されたコンテンツを実行できないコンテンツ処理装置が存在する旨のメッセージを表示する。また、その詳細な内容を表示するようにしてもよい。たとえば、指定されたコンテンツを実行できないコンテンツ処理装置の情報(種類、性能/機能など)をコンテンツ配信サーバ10が端末装置50に送信して、端末装置50に表示させるようにしてもよい。これにより、会議主催者は、指定したコンテンツを実行できないコンテンツ処理装置に関する詳細な情報を把握することができる。
会議主催者は、端末装置50を操作して、指定したコンテンツの配信/実行中止指示、再構成指示、変換指示のいずれかを行う(ステップS307)。配信/実行中止指示を行った場合は(ステップS307[中止指示])、端末装置50は指定されたコンテンツの配信/実行を中止する処理を行う(ステップS312)。再構成指示を行った場合は(ステップS307[再構成指示])、会議主催者は端末装置50を操作して、該当コンテンツの再構成(置き換えを含む)を行う(ステップS308)。
たとえば、画像コンテンツを印刷する場合は、画像サイズを小さくしたり、カラー印刷であった場合はモノクロ印刷に変更したりするなどの再構成を行う。映像コンテンツに対しては、画質(解像度)を低下させるなどの再構成を行う。また、映像コンテンツから画像コンテンツに置き換えるようにしてもよい。
会議主催者は、コンテンツの再構成を終えると、その再構成したコンテンツを端末装置50を通じてコンテンツ配信サーバ10に登録する(ステップS301)。この再構成したコンテンツは、新規に登録してもよく、元のコンテンツに置き換えて登録してもよい。会議主催者は、再構成したコンテンツの登録を終えると、前と同様に端末装置50を通じてそのコンテンツを指定し、配信を指示する(ステップS302へ移行)。
また、会議主催者が変換指示を行った場合は(ステップS307[変換指示])、端末装置50は該当コンテンツの変換依頼をコンテンツ配信サーバ10に送信する。
コンテンツ配信サーバ10は、端末装置50からコンテンツの変換依頼を受けると、該当コンテンツを、このコンテンツを実行できない上述のコンテンツ処理装置で実行できるデータに変換する(ステップS309)。
たとえば、元の画像コンテンツの画像サイズに対応していないコンテンツ処理装置があった場合には、そのコンテンツ処理装置が対応している画像サイズにその画像コンテンツを変換する。また、元の映像コンテンツを実行するのに性能が不足するコンテンツ処理装置があった場合には、そのコンテンツ処理装置の性能で途切れずに再生できる画質(解像度)にその映像コンテンツを変換する。
コンテンツ配信サーバ10は、変換したコンテンツを会議主催者の端末装置50に送信し、変換後のコンテンツの確認を促す表示を端末装置50に行わせる(ステップS310)。会議主催者は、コンテンツ配信サーバ10から受信した変換後のコンテンツを端末装置50で表示/再生して確認し、端末装置50を操作して、変換後のコンテンツの配信/実行中止指示、再構成指示、配信指示のいずれかを行う(ステップS311)。
配信/実行中止指示を行った場合は(ステップS311[中止指示])、端末装置50はその変換後のコンテンツの配信/実行を中止する処理を行う(ステップS312)。再構成指示を行った場合は(ステップS311[再構成指示])、会議主催者は端末装置50を操作して、その変換後のコンテンツの再構成を行う(ステップS308)。
コンテンツの再構成を終えると、その再構成したコンテンツを端末装置50を通じてコンテンツ配信サーバ10に登録し(ステップS301)、前と同様に端末装置50を通じてそのコンテンツを指定し、配信を指示する(ステップS302へ移行)。
また、会議主催者が配信指示を行った場合は(ステップS310[配信指示])、端末装置50はその変換後のコンテンツの配信依頼をコンテンツ配信サーバ10に送信する。これを受けてコンテンツ配信サーバ10は、変換後のコンテンツを対象のコンテンツ処理装置に配信し、そのコンテンツ処理装置を遠隔操作して、配信したコンテンツを実行(再生)させる(ステップS305)。
なお、図9ではコンテンツ配信サーバ10によるコンテンツの配信に係る判定と処理を、コンテンツの配信時に行う場合を例示したが、配信時のみに行うのではなく、コンテンツの事前準備時(登録時)に行うようにしてもよい。たとえば、図9で説明したコンテンツの配信アクティビティを、コンテンツの事前確認アクティビティに変更することも可能である。
この場合は、会議主催者は、端末装置50を操作してコンテンツ(会議資料)をコンテンツ配信サーバ10に登録し(ステップS301)、そのコンテンツの事前確認を指示する。画像コンテンツの場合は、印刷または表示といった配信形態の指定も行う。コンテンツ配信サーバ10は、前述したステップS302〜S304を行い、真と判定(対象となる全てのコンテンツ処理装置でそのコンテンツを実行可能と判定)した場合は、そのコンテンツの実行可能を端末装置50に表示させ(現状配信・実行可能の報知処理)、当該コンテンツに対する処理を終了する。偽と判定した場合は、前述したステップS302〜S312を行う。ただし、ステップS311では、配信指示に替えて、事前確認完了指示を行い、この指示を受けた場合は、当該コンテンツに対する処理を終了する。また、ステップS312では、コンテンツの配信/実行中止処理に替えて、コンテンツの事前確認中止処理を行うようにする。
図10〜図12に、コンテンツ配信サーバ10によるコンテンツの実行可否判定例および変換例を示す。
図10は、動画/映像コンテンツの実行可否判定と変換の一例を示している。本例では、コンテンツ処理装置の種類、画面サイズ、CPUの種類などに基づいて、動画/映像コンテンツを問題なく再生できるか否かを判定する。
たとえば、処理速度の高いCPUを備えたプロジェクタの場合は、画面サイズが大きくても高画質で問題なく実行できると判定する。このプロジェクタに対しては、動画/映像コンテンツを変換せずに高品質ストリーミング配信を行う。
処理速度の低いCPUを備えた端末装置(PC)の場合は、高品質ストリーミング配信では動画/映像を途切れることなく実行することができないが、低解像度ストリーミング配信であれば実行可能と判定する。この端末装置に対しては、低解像度ストリーミング配信による縮退条件に変換して配信する。
パケット接続の携帯端末装置の場合は、高品質ストリーミング配信や低解像度ストリーミング配信では動画/映像を途切れることなく実行することができないが、動画ファイルのダウンロード配信であれば実行可能と判定する。この携帯端末装置に対しては、動画ファイルのダウンロード配信による縮退条件に変換して配信する。
図11は、画像コンテンツ(A3カラー文書)の実行可否判定と変換の一例を示している。本例では、コンテンツ処理装置(画像形成装置)の対応印刷サイズ、カラー/モノクロなどに基づいて、画像コンテンツを問題なく印刷できるか否かを判定する。
たとえば、A3カラー対応の複合機(MFP)やプリンタの場合は、A3カラー文書からなる画像コンテンツを問題なく印刷できると判定する。これらの複合機やプリンタに対しては、画像コンテンツ(画像データ)を変換せずに配信する。
A4カラー対応のプリンタの場合は、A3カラー文書からなる画像コンテンツをそのままのサイズでは印刷できないが、印刷サイズを縮小したA4カラー文書であれば印刷可能と判定する。このプリンタに対しては、A4カラーによる縮退条件にて印刷するように配信する。この場合は、画像データを縮退条件(A4カラー)に変換した画像コンテンツを配信するようにしてもよいし、縮退条件に変換せずに元の画像データで画像コンテンツを配信し、配信先のプリンタで強制的に印刷出力するようにしてもよい。
A4モノクロのプリンタは、A3カラー文書からなる画像コンテンツをそのままのサイズおよび色では印刷できないが、印刷サイズを縮小しカラーからモノクロに変更したA4モノクロ文書であれば印刷可能と判定する。このプリンタに対しては、A4モノクロによる縮退条件にて印刷するように配信する。この場合も、画像データを縮退条件(A4モノクロ)に変換した画像コンテンツを配信するようにしてもよいし、縮退条件に変換せずに元の画像データで画像コンテンツを配信し、配信先のプリンタで強制的に印刷出力するようにしてもよい。
図10および図11に示した例は、コンテンツ処理装置毎に、各々に適した品質でコンテンツを配信する。これにより、高品質のコンテンツを実行可能(処理可能)なコンテンツ処理装置を有するユーザと、そうでないユーザで配信されるコンテンツに差が出るが、ユーザがいずれの会場からでも遠隔会議に参加して、コンテンツ(会議資料)の配信・再生サービスを受けることができる。
図12は、図10とは異なる動画/映像コンテンツの実行可否判定と変換の一例を示している。本例では、コンテンツ処理装置の最大データ転送速度に基づいて、動画/映像コンテンツを問題なく再生できるか否かを判定する。詳細には、複数のコンテンツ処理装置のうち動画/映像コンテンツを正常(途切れず)に実行できないコンテンツ処理装置があると判定した場合、最大データ転送速度の最も低いコンテンツ処理装置で動画/映像コンテンツを実行できるように変換する。
たとえば、動画/映像コンテンツをギガビットレートで配信可能なコンテンツ処理装置1と、54Mbpsで配信可能なコンテンツ処理装置2と、256Kbpsで配信可能なコンテンツ処理装置3とがある場合、コンテンツ処理装置3は高品質ストリーミング配信では動画/映像を途切れることなく実行することができないが、低解像度ストリーミング配信であれば実行可能と判定する。これらのコンテンツ処理装置1、2、3に対しては、コンテンツ処理装置3に合わせて低解像度のストリーミング配信を行う。本例は、オープンな環境で実施するWebセミナーやWebテストなど、参加者が同条件でコンテンツを受信する必要がある場合などに有効である。
このように、本実施の形態に係るコンテンツ配信システム5では、複数のコンテンツ処理装置に対してコンテンツを同時に配信する場合に、各コンテンツ処理装置の能力に応じてコンテンツの配信に係る処理を行う。詳細には、判定結果が真の場合は、コンテンツの自動配信処理を行う。判定結果が偽の場合は、コンテンツの配信不可(警告)の報知処理、コンテンツの配信中止処理、コンテンツの変換および配信処理を行う。これにより、遠隔会議におけるコンテンツの配信・再生で、配信先のコンテンツ処理装置間に能力差があってもコンテンツを再生することができ、会議を円滑に進行することができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、コンテンツ処理装置の能力情報に基づく判定の結果に応じて行うコンテンツの配信に係る処理は、実施の形態で説明した処理に限らない。判定結果が偽の場合は、コンテンツの自動変換処理と自動配信処理を行うように構成してもよい。また、コンテンツを実行不可のコンテンツ処理装置を切り離して配信対象から除外する配信対象除外処理を行う、あるいは、コンテンツ配信サービス(会議サービス)の中止または延期などの判断を行うサービス判断処理を行うように構成してもよい。
また、本発明に係るコンテンツ配信システムは、遠隔会議に使用されるシステムに限らず、複数のコンテンツ処理装置に対してコンテンツを同時に配信する各種のコンテンツ配信形態(Webセミナー、Webテストなど)に使用されるシステムにも適用することができる。
2…ネットワーク
5…コンテンツ配信システム
10…コンテンツ配信サーバ
11…CPU
12…ROM
13…RAM
14…不揮発メモリ
15…ハードディスク装置
16…入出力I/F部
17…ネットワークI/F部
18…入力デバイス
19…表示装置
21…コンテンツ登録部
22…コンテンツ処理装置管理部
23…コンテンツ実行可否判定部
24…コンテンツ配信部
30…画像形成装置
31…CPU
32…ROM
33…RAM
34…不揮発メモリ
35…ハードディスク装置
36…表示部
37…操作部
38…ファクシミリ通信部
39…ネットワーク通信部
40…スキャナ部
41…画像処理部
42…プリンタ部
50…端末装置
51…CPU
52…ROM
53…RAM
54…不揮発メモリ
55…ハードディスク装置
56…入出力I/F部
57…ネットワークI/F部
58…入力デバイス
59…表示装置
60…プロジェクタ
70…TV会議システム
80a…画像コンテンツ
80b…映像コンテンツ
80c…データベースコンテンツ

Claims (9)

  1. 配信するコンテンツを保存する保存部と、
    前記コンテンツの配信先となる複数のユーザの指定を受ける指定部と、
    前記指定部で指定された各ユーザが使用するコンテンツ処理装置の能力情報を取得する取得部と、
    前記取得部で取得した能力情報に基づいて、前記コンテンツを、前記指定部で指定されたすべての配信先のユーザのコンテンツ処理装置で実行可能か否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に応じて、前記コンテンツの配信に係る処理を行う処理部と、
    を有する
    ことを特徴とするコンテンツ配信システム。
  2. 前記処理部は、前記判定部の判定結果が、偽の場合に、前記取得部で取得した能力情報に基づいて、前記コンテンツを、前記指定部で指定されたすべての配信先のユーザのコンテンツ処理装置で実行可能なデータに変換し、該変換後のコンテンツを各ユーザのコンテンツ処理装置に配信する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
  3. 前記処理部は、前記コンテンツを、ユーザ毎に、そのユーザのコンテンツ処理装置に対応したデータに変換する
    ことを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ配信システム。
  4. 前記処理部は、前記コンテンツを、前記指定部で指定されたユーザが使用するコンテンツ処理装置の中の最低能力のコンテンツ処理装置が実行可能なデータに変換する
    ことを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ配信システム。
  5. 前記処理部は、前記変換後のコンテンツの配信前に、該変換後のコンテンツの配信可否を、配信を依頼したユーザに確認する
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1つに記載のコンテンツ配信システム。
  6. 前記処理部は、前記変換が不可の場合は、配信を依頼したユーザに警告する
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1つに記載のコンテンツ配信システム。
  7. 前記能力情報は、コンテンツ処理装置が実行可能な機能の情報を含む
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載のコンテンツ配信システム。
  8. 前記能力情報は、配信するコンテンツに必要なコンテンツ処理装置が使用可能か否かを示す情報を含む
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載のコンテンツ配信システム。
  9. 前記処理部は、前記判定部の判定結果が、偽の場合に、警告を表示する、もしくは、前記コンテンツの配信を停止する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
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