JP2012089729A - 配線シート、配線シート付き太陽電池セル、太陽電池モジュール、太陽電池セル、配線シート付き太陽電池セルの製造方法および太陽電池モジュールの製造方法 - Google Patents

配線シート、配線シート付き太陽電池セル、太陽電池モジュール、太陽電池セル、配線シート付き太陽電池セルの製造方法および太陽電池モジュールの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】太陽電池セルと配線シートとの機械的な接続の安定性とともに、太陽電池セルの電極と配線シートの配線との電気的な接続の安定性を向上することができる配線シート、配線シート付き太陽電池セル、太陽電池モジュール、太陽電池セル、配線シート付き太陽電池セルの製造方法および太陽電池モジュールの製造方法を提供する。
【解決手段】太陽電池セルの周縁部に対向する配線シートの領域の少なくとも一部に窪みを有している配線シート、および電極と周縁部との間の少なくとも一部の領域に樹脂流動阻止部が設けられた太陽電池セル、ならびに、これらの少なくとも一方を用いた配線シート付き太陽電池セル、太陽電池モジュール、配線シート付き太陽電池セルの製造方法および太陽電池モジュールの製造方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、配線シート、配線シート付き太陽電池セル、太陽電池モジュール、太陽電池セル、配線シート付き太陽電池セルの製造方法および太陽電池モジュールの製造方法に関する。
近年、特に地球環境の保護の観点から、太陽光エネルギを電気エネルギに変換する太陽電池セルは次世代のエネルギ源としての期待が急激に高まっている。太陽電池セルの種類には、化合物半導体を用いたものや有機材料を用いたものなどの様々なものがあるが、現在、シリコン結晶を用いた太陽電池セルが主流となっている。
現在、最も多く製造および販売されている太陽電池セルは、太陽光が入射する側の面(受光面)にn電極が形成されており、受光面と反対側の面(裏面)にp電極が形成された構成の両面電極型太陽電池セルである。
たとえば特許文献1(特開2005−340362号公報)には、太陽電池セルの受光面には電極を形成せず、太陽電池セルの裏面のみにn電極およびp電極を形成した裏面電極型太陽電池セルが開示されている。
また、特許文献1には、裏面電極型太陽電池セルの電極と配線シートの配線とを電気的に接続する技術が開示されている。
特許文献2(WO2009/060753号公報)には、裏面電極型太陽電池セルの電極と配線シートの配線とを直接接触することによってこれらを電気的に接続する技術が開示されている。また、特許文献2には、固定テープによって裏面電極型太陽電池セルが配線シートに仮止めされた後に透明基板と保護シートとの間の封止材によって封止される技術が開示されている。
特開2005−340362号公報 WO2009/060753号公報
特許文献2においては、裏面電極型太陽電池セルと配線シートとを封止材によって封止し、封止材の固定力によって裏面電極型太陽電池セルの電極と配線シートの配線とを圧着して直接接触させている。また、高変換効率および高信頼性を得るために、特許文献1に記載されているように、はんだなどの導電性材料で電極と配線とを接続する技術の開発も進められている。
しかしながら、特許文献1に記載されている技術のように、電極と配線とをはんだによって接続しただけでは裏面電極型太陽電池セルと配線シートとの機械的な接続強度が十分ではないという問題があった。特に、裏面電極型太陽電池セルの電極に直接応力がかかった場合には、裏面電極型太陽電池セルの電極と配線シートの配線とが剥離して、これらの部材の電気的な接続が保持できなくなるという問題もあった。
以上の問題を解決する手段として、はんだなどの導電性粒子を含む絶縁性樹脂を電極または配線に塗布した後に加熱することによって、導電性粒子が溶融して凝集した後に冷却されて固化してなる導電性物質により電極と配線とを電気的に接続するともに、絶縁性樹脂を裏面電極型太陽電池セルの電極間の基板領域と配線シートの配線間の絶縁性基材領域との間の領域に押し出して硬化することによって、裏面電極型太陽電池セルと配線シートとを機械的に接続する技術の開発も進められている。
この技術においては、導電性物質により電極と配線とを電気的に接続することができるとともに、裏面電極型太陽電池セルの電極および配線シートの配線にそれぞれ直接応力がかかることを抑制することができる。そのため、この技術は、大電流かつ高信頼性が要求される太陽電池モジュール用の電極と配線との接続技術として注目されている。
また、特許文献2に記載されている技術に、導電性粒子を含む絶縁性樹脂を適用した場合には、裏面電極型太陽電池セルと配線シートとを封止材中に封止するための加熱の際に絶縁性樹脂を溶融させることによって、特許文献2に記載の効果を維持したまま、電極と配線との電気的な接続および裏面電極型太陽電池セルと配線シートとの機械的な接続をより確実に行なうことが可能となる。
この場合にも、特許文献2に記載されているように、裏面電極型太陽電池セルが配線シートに対して位置決めされた後に固定テープによって仮止めし、その状態で封止材によって封止されることが好ましい。しかしながら、この場合には、固定テープが太陽電池モジュールの受光面から見えてしまうことがあり、デザイン性を損ねるといった問題がある。また裏面電極型太陽電池セルを配線シートに位置合わせした場合でも、固定テープによって仮止めする際に裏面電極型太陽電池セルおよび/または配線シートに触れてしまうことで位置合わせがずれることがある。そのため、固定テープの代わりに透明樹脂または紫外線硬化型樹脂など流動性の樹脂を塗布して硬化することによって裏面電極型太陽電池セルと配線シートを固定する方法がより好ましい方法であると考えられる。
以上の検討結果から、以下の工程(1)〜(5)をこの順序で行なうことによって作製された太陽電池モジュールが好ましい態様の太陽電池モジュールであると考えられる。なお、以下の工程(3)を工程(2)よりも前に行ってもよい。
(1)太陽電池セルの電極および/または配線シートの配線に導電性粒子を含む絶縁性樹脂を設置する工程。
(2)太陽電池セルの電極が配線シートの配線の所定の位置に対向するように太陽電池セルと配線シートとの位置合わせを行なう工程。
(3)流動性の透明樹脂または紫外線硬化型樹脂などの固定樹脂を太陽電池セルと配線シートとの間に滴下する等の方法により、これらの樹脂を太陽電池セルの電極および配線シートの配線にそれぞれ直接触れないようにして配置する工程。
(4)固定樹脂を硬化して太陽電池セルと配線シートとを仮止めする工程。
(5)封止材によって太陽電池セルと配線シートとを封止するとともに、太陽電池セルと配線シートとの間に設置された導電性粒子を含む絶縁性樹脂を加熱して導電性粒子が溶融して凝集した後に冷却されて固化してなる導電性物質が電極と配線の間に凝集して電気的接続を得るとともに溶融した絶縁性樹脂が太陽電池セルの電極間の基板と配線シートの配線間の絶縁性基材の間に押し出された後に硬化することで太陽電池セルと配線シートとを機械的に接続する工程。
しかしながら、上記の工程(3)において配置された固定樹脂が流動して、固定樹脂が工程(1)で配置された導電性粒子を含む絶縁性樹脂と接触した場合には、導電性粒子を含む絶縁性樹脂も未硬化のために固定樹脂と混ざってしまう。そのため、絶縁性樹脂中の導電性粒子が固定樹脂を介して太陽電池セルの電極間および/または配線シートの配線間に流出して電極間および/または配線間を短絡してしまうという問題があった。また、この場合には、太陽電池セルと配線シートとの機械的な接続の安定性も損なわれる。
上記の事情に鑑みて、本発明の目的は、太陽電池セルと配線シートとの機械的な接続の安定性を向上することができるとともに、太陽電池セルの電極と配線シートの配線との電気的な接続の安定性を向上することができる配線シート、配線シート付き太陽電池セル、太陽電池モジュール、太陽電池セル、配線シート付き太陽電池セルの製造方法および太陽電池モジュールの製造方法を提供することにある。
本発明は、絶縁性基材と絶縁性基材の少なくとも一方の表面に設けられた配線とを含む配線シートであって、配線は配線シート上に設置される太陽電池セルの周縁部に対向する配線シートの領域の少なくとも一部に窪みを有している配線シートである。
ここで、本発明の配線シートにおいて、窪みは、絶縁性基材の表面が露出している領域であって、配線に囲まれている領域であることが好ましい。
また、本発明は、上記の配線シートと、基板と基板の少なくとも一方の表面上に設けられた電極とを有する太陽電池セルと、配線シートの配線と太陽電池セルの電極との間に設置された導電性物質と、配線シートと太陽電池セルとを機械的に接続する固定樹脂と、を含み、固定樹脂は、太陽電池セルの周縁部に接するように窪みに設けられている配線シート付き太陽電池セルである。
ここで、本発明の配線シート付き太陽電池セルにおいて、固定樹脂は、紫外線の照射および加熱の少なくとも一方の処理によって硬化する絶縁性樹脂であることが好ましい。
また、本発明は、上記の配線シート付き太陽電池セルを含む太陽電池モジュールである。
また、本発明は、基板と基板の少なくとも一方の表面上に設けられた電極とを含む太陽電池セルであって、電極と太陽電池セルの周縁部との間の少なくとも一部の領域に樹脂流動阻止部が設けられた太陽電池セルである。
ここで、本発明の太陽電池セルにおいて、樹脂流動阻止部は電極と同一の材質から形成されていることが好ましい。
また、本発明は、上記の太陽電池セルと、絶縁性基材と絶縁性基材の少なくとも一方の表面に設けられた配線とを有する配線シートと、配線シートの配線と太陽電池セルの電極との間に設置された導電性物質と、配線シートと太陽電池セルとを機械的に接続する固定樹脂と、を含み、固定樹脂は太陽電池セルの樹脂流動阻止部よりも外側に位置するように配線シート上に設けられている配線シート付き太陽電池セルである。
ここで、本発明の配線シート付き太陽電池セルにおいて、固定樹脂は、紫外線の照射および加熱の少なくとも一方の処理によって硬化する絶縁性樹脂であることが好ましい。
また、本発明は、上記の配線シート付き太陽電池セルを用いて作製された太陽電池モジュールである。
また、本発明は、基板と基板の少なくとも一方の表面上に設けられた電極とを有する太陽電池セルと、絶縁性基材と絶縁性基材の少なくとも一方の表面に設けられた配線とを有する配線シートと、配線シートの配線と太陽電池セルの電極との間に設置された導電性物質と、配線シートと太陽電池セルとを機械的に接続する固定樹脂と、を含む配線シート付き太陽電池セルを製造するための方法であって、太陽電池セルの電極と配線シートの配線との間に導電性粒子を含む樹脂を設置する工程と、太陽電池セルの電極と配線シートの配線との間に導電性粒子を含む樹脂を設置する工程と、太陽電池セルの電極が配線シートの配線と対向するように太陽電池セルと配線シートとの位置合わせをする工程と、太陽電池セルの周縁部の少なくとも一部の領域と配線シートとの間に、導電性粒子を含む樹脂とは間隔を空けて固定樹脂を設置する工程と、固定樹脂を硬化する工程と、導電性粒子を含む樹脂を硬化する工程と、を含む配線シート付き太陽電池セルの製造方法である。
ここで、本発明の配線シート付き太陽電池セルの製造方法においては、導電性粒子を含む樹脂を硬化する工程においては、導電性粒子が溶融して凝集した後に固化することによって形成された導電性物質によって電極と配線とが電気的に接続されることが好ましい。
また、本発明の配線シート付き太陽電池セルの製造方法において、固定樹脂を硬化する工程は、紫外線の照射および加熱の少なくとも一方の処理によって固定樹脂を硬化する工程を含むことが好ましい。
さらに、本発明は、基板と基板の少なくとも一方の表面上に設けられた電極とを有する太陽電池セルと、絶縁性基材と絶縁性基材の少なくとも一方の表面に設けられた配線とを有する配線シートと、配線シートの配線と太陽電池セルの電極との間に設置された導電性物質と、配線シートと太陽電池セルとを機械的に接続するための固定樹脂と、を含む配線シート付き太陽電池セルを封止材によって封止した太陽電池モジュールを製造するための方法であって、太陽電池セルの電極と配線シートの配線との間に導電性粒子を含む樹脂を設置する工程と、太陽電池セルの電極が配線シートの配線と対向するように太陽電池セルと配線シートとの位置合わせをする工程と、太陽電池セルの周縁部の少なくとも一部の領域と配線シートとの間に、導電性粒子を含む樹脂とは間隔を空けて固定樹脂を設置する工程と、固定樹脂を硬化する工程と、固定樹脂を硬化する工程で配線シートに仮固定された太陽電池セルを封止材によって封止する工程と、を含み、封止材によって封止する工程は導電性粒子を含む樹脂を硬化する工程を含む太陽電池モジュールの製造方法である。
本発明によれば、太陽電池セルと配線シートとの機械的な接続の安定性を向上することができるとともに、太陽電池セルの電極と配線シートの配線との電気的な接続の安定性を向上することができる配線シート、配線シート付き太陽電池セル、太陽電池モジュール、太陽電池セル、配線シート付き太陽電池セルの製造方法および太陽電池モジュールの製造方法を提供することができる。
(a)〜(e)は、実施の形態1の太陽電池モジュールの製造方法を図解する模式的な断面図である。 (a)〜(g)は、本実施の形態で用いられる裏面電極型太陽電池セルの製造方法の一例について図解する模式的な断面図である。 本実施の形態で用いられる配線シートの配線設置側の表面の模式的な拡大平面図である。 (a)〜(d)は、本実施の形態で用いられる配線シートの製造方法の一例について図解する模式的な断面図である。 実施の形態1における固定樹脂の設置箇所の一例を図解する模式的な拡大平面図である。 (a)〜(e)は、実施の形態2の太陽電池モジュールの製造方法を図解する模式的な断面図である。 本実施の形態で用いられる裏面電極型太陽電池セルの裏面の模式的な拡大平面図である。 実施の形態2における固定樹脂の設置箇所の一例を図解する模式的な拡大平面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表わすものとする。また、後述する各工程の間にはその他の工程が含まれていてもよいことは言うまでもない。
(実施の形態1)
<導電性粒子を含む樹脂を設置する工程>
図1(a)〜(e)に、実施の形態1の太陽電池モジュールの製造方法を図解する模式的な断面図を示す。まず、図1(a)に示すように、裏面電極型太陽電池セル8と、配線シート10とを用意し、裏面電極型太陽電池セル8の少なくとも一方の表面である基板1の裏面に設けられたn型用電極6およびp型用電極7にそれぞれ導電性粒子21を含む絶縁性樹脂20を設置する。なお、本実施の形態においては、太陽電池セルとして裏面電極型太陽電池セルを用いる場合について説明するが、裏面電極型太陽電池セルに限定されない。
導電性粒子21を含む絶縁性樹脂20の設置方法としては、たとえば、スクリーン印刷、ディスペンサ塗布またはインクジェット塗布などの方法を挙げることができる。
絶縁性樹脂20としては、たとえば従来から公知のエポキシ樹脂などの熱硬化性および/または光硬化性の樹脂を用いることができる。絶縁性樹脂20にはたとえば従来から公知の硬化剤などの添加剤が含まれていてもよい。
導電性粒子21としては、たとえば、錫およびビスマスの少なくとも一方を含む半田粒子などを用いることができる。
そして、裏面電極型太陽電池セル8のn型用電極6およびp型用電極7をそれぞれ配線シート10の絶縁性基材11上に設けられたn型用配線12およびp型用配線13に対向させるとともに、裏面電極型太陽電池セル8の周縁部31を配線シート10の接続用配線14に設けられた窪み32に対向させる。
窪み32は、接続用配線14から絶縁性基材11の表面が露出した領域であって、接続用配線14に囲まれている領域である。
<裏面電極型太陽電池セル>
裏面電極型太陽電池セル8は、たとえば以下のようにして製造することができる。以下、図2(a)〜(g)の模式的断面図を参照して、本実施の形態で用いられる裏面電極型太陽電池セル8の製造方法の一例について説明する。
まず、図2(a)に示すように、たとえばインゴットからスライスすることなどによって、基板1の表面にスライスダメージ1aが形成された基板1を用意する。基板1としては、たとえば、n型またはp型のいずれかの導電型を有する多結晶シリコンまたは単結晶シリコンなどからなるシリコン基板を用いることができる。
次に、図2(b)に示すように、基板1の表面のスライスダメージ1aを除去する。ここで、スライスダメージ1aの除去は、たとえば基板1が上記のシリコン基板からなる場合には、上記のスライス後のシリコン基板の表面をフッ化水素水溶液と硝酸との混酸または水酸化ナトリウムなどのアルカリ水溶液などでエッチングすることなどによって行なうことができる。
スライスダメージ1aの除去後の基板1の大きさおよび形状も特に限定されないが、基板1の厚さをたとえば50μm以上400μm以下とすることができ、特に160μm程度とすることが好ましい。
次に、図2(c)に示すように、基板1の裏面に、n型不純物拡散領域2およびp型不純物拡散領域3をそれぞれ形成する。n型不純物拡散領域2は、たとえば、n型不純物を含むガスを用いた気相拡散などの方法により形成することができ、p型不純物拡散領域3は、たとえば、p型不純物を含むガスを用いた気相拡散などの方法により形成することができる。
n型不純物拡散領域2およびp型不純物拡散領域3はそれぞれ図2の紙面の表面側および/または裏面側に伸びる帯状に形成されており、n型不純物拡散領域2とp型不純物拡散領域3とは基板1の裏面において交互に所定の間隔をあけて配置されている。
n型不純物拡散領域2はn型不純物を含み、n型の導電型を示す領域であれば特に限定されない。なお、n型不純物としては、たとえばリンなどのn型不純物を用いることができる。
p型不純物拡散領域3はp型不純物を含み、p型の導電型を示す領域であれば特に限定されない。なお、p型不純物としては、たとえばボロンまたはアルミニウムなどのp型不純物を用いることができる。
n型不純物を含むガスとしては、たとえばPOCl3のようなリンなどのn型不純物を含むガスを用いることができ、p型不純物を含むガスとしては、たとえばBBr3のようなボロンなどのp型不純物を含むガスを用いることができる。
次に、図2(d)に示すように、基板1の裏面にパッシベーション膜4を形成する。ここで、パッシベーション膜4は、たとえば、熱酸化法またはプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法などの方法により形成することができる。
パッシベーション膜4としては、たとえば、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜、または酸化シリコン膜と窒化シリコン膜との積層体などを用いることができるが、これらに限定されるものではない。
パッシベーション膜4の厚みは、たとえば0.05μm以上1μm以下とすることができ、特に0.2μm程度とすることが好ましい。
次に、図2(e)に示すように、基板1の受光面の全面にテクスチャ構造などの凹凸構造を形成した後に、その凹凸構造上に反射防止膜5を形成する。
テクスチャ構造は、たとえば、基板1の受光面をエッチングすることにより形成することができる。たとえば、基板1がシリコン基板である場合には、たとえば水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムなどのアルカリ水溶液にイソプロピルアルコールを添加した液をたとえば70℃以上80℃以下に加熱したエッチング液を用いて基板1の受光面をエッチングすることによって形成することができる。
反射防止膜5は、たとえばプラズマCVD法などにより形成することができる。なお、反射防止膜5としては、たとえば、窒化シリコン膜などを用いることができるが、これに限定されるものではない。
次に、図2(f)に示すように、基板1の裏面のパッシベーション膜4の一部を除去することによってコンタクトホール4aおよびコンタクトホール4bを形成する。ここで、コンタクトホール4aは、n型不純物拡散領域2の表面の少なくとも一部を露出させるようにして形成され、コンタクトホール4bは、p型不純物拡散領域3の表面の少なくとも一部を露出させるようにして形成される。
なお、コンタクトホール4aおよびコンタクトホール4bはそれぞれ、たとえば、フォトリソグラフィ技術を用いてコンタクトホール4aおよびコンタクトホール4bの形成箇所に対応する部分に開口を有するレジストパターンをパッシベーション膜4上に形成した後にレジストパターンの開口からパッシベーション膜4をエッチングなどにより除去する方法、またはコンタクトホール4aおよびコンタクトホール4bの形成箇所に対応するパッシベーション膜4の部分にエッチングペーストを塗布した後に加熱することによってパッシベーション膜4をエッチングして除去する方法などにより形成することができる。
次に、図2(g)に示すように、コンタクトホール4aを通してn型不純物拡散領域2に接するn型用電極6と、コンタクトホール4bを通してp型不純物拡散領域3に接するp型用電極7と、を形成することによって、裏面電極型太陽電池セル8を作製する。
n型用電極6およびp型用電極7としては、たとえば、銀などの金属からなる電極を用いることができる。n型用電極6およびp型用電極7はそれぞれ図2の紙面の表面側および/または裏面側に伸びる帯状に形成されており、n型用電極6およびp型用電極7はそれぞれパッシベーション膜4に設けられた開口部を通して、基板1の裏面のn型不純物拡散領域2およびp型不純物拡散領域3に沿って、n型不純物拡散領域2およびp型不純物拡散領域3にそれぞれ接するように形成されている。
<配線シート>
図3に、本実施の形態で用いられる配線シート10の配線設置側の表面の模式的な拡大平面図を示す。配線シート10の絶縁性基板11の表面上において、n型用配線12およびp型用配線13はそれぞれ帯状に所定の間隔を空けて交互に形成されている。配線シート10の絶縁性基材11の表面上には接続用配線14が形成されており、接続用配線14によってn型用配線12とp型用配線13とが電気的に接続されている。
接続用配線14の両端には、接続用配線14から絶縁性基材11の表面が露出した領域である窪み32が形成されている。
以上の構成を有する配線シート10においては、n型用配線12およびp型用配線13のそれぞれの長手方向において隣り合っているn型用配線12とp型用配線13とは接続用配線14によって電気的に接続されている。そのため、配線シート10上で上記の長手方向において隣り合って設置されている裏面電極型太陽電池セル8同士は互いに電気的に接続される。
配線シート10は、たとえば以下のようにして製造することができる。以下、図4(a)〜図4(d)の模式的断面図を参照して、本実施の形態で用いられる配線シート10の製造方法の一例について説明する。
まず、図4(a)に示すように、絶縁性基材11の表面上に導電性部材からなる導電層41を形成する。絶縁性基材11としては、たとえば、ポリエステル、ポリエチレンナフタレートまたはポリイミドなどの樹脂からなる基板を用いることができるが、これに限定されるものではない。
絶縁性基材11の厚みは、たとえば10μm以上200μm以下とすることができ、特に25μm程度とすることが好ましい。
導電層41としては、たとえば、銅などの金属からなる層を用いることができるが、これに限定されるものではない。
次に、図4(b)に示すように、絶縁性基材11の表面の導電層41上にレジストパターン42を形成する。ここで、レジストパターン42は、n型用配線12、p型用配線13および接続用配線14の形成箇所以外の箇所に開口を有する形状に形成する。レジストパターン42を構成するレジストとしてはたとえば従来から公知のものを用いることができ、スクリーン印刷、ディスペンサ塗布またはインクジェット塗布などの方法によって塗布される。なお、窪み32の形成箇所に相当する箇所には、レジストの開口が設置されることは言うまでもない。
次に、図4(c)に示すように、レジストパターン42から露出している箇所の導電層41を矢印43の方向に除去することによって導電層41のパターンニングを行ない、導電層41の残部からn型用配線12、p型用配線13および接続用配線14を形成し、接続用配線14の一部を構成する導電層41が除去された部分が窪み32とされる。
導電層41の除去は、たとえば、酸やアルカリの溶液を用いたウエットエッチングなどによって行なうことができる。
次に、図4(d)に示すように、n型用配線12、p型用配線13および接続用配線14の表面からレジストパターン42をすべて除去することによって、配線シート10が作製される。
<太陽電池セルと配線シートとの位置合わせをする工程>
次に、図1(b)に示すように、裏面電極型太陽電池セル8のn型用電極6およびp型用電極7がそれぞれ配線シート10の絶縁性基材11上に設けられたn型用配線12およびp型用配線13と導電性粒子21を含む絶縁性樹脂20を介して対向するように、裏面電極型太陽電池セル8と配線シート10との位置合わせを行なう。
この段階では絶縁性樹脂20は未硬化であるため、絶縁性樹脂20の流動によって、配線シート10の配線(n型用配線12およびp型用配線13)に対する裏面電極型太陽電池セル8の電極(n型用電極6およびp型用電極7)の相対的な位置をより微細に合わせることが可能となる。また、このとき、裏面電極型太陽電池セル8の周縁部31に対向する位置に配線シート10の窪み32が位置するように、裏面電極型太陽電池セル8と配線シート10との位置合わせが行なわれる。
<固定樹脂を設置する工程>
次に、図1(c)に示すように、裏面電極型太陽電池セル8の周縁部31の少なくとも一部の領域に接するように、配線シート10の窪み32に未硬化の固定樹脂22aを設置する。固定樹脂22aは、図5の模式的拡大平面図に示すように、裏面電極型太陽電池セル8の周縁部31の一部と配線シート10の窪み32とに跨るようにして設置することができる。なお、図5のIc−Icに沿った断面が図1(c)に示される断面に相当する。
ここで、導電性粒子21を含む絶縁性樹脂20は裏面電極型太陽電池セル8の周縁部31よりも内側の領域に設置されており、導電性粒子21を含む絶縁性樹脂20と固定樹脂22aとは互いに離れて位置していることが好ましい。したがって、配線シート10の窪み32は、上記の裏面電極型太陽電池セル8と配線シート10との位置合わせによって裏面電極型太陽電池セル8に設置された導電性粒子21を含む絶縁性樹脂20と対向しない配線シート10の領域に設けられることが好ましい。
上記のようにして未硬化の固定樹脂22aを設置することによって、配線シート10の窪み32を構成する接続用配線14の段差により固定樹脂22aが裏面電極型太陽電池セル8の内側の領域に流入しにくくなる。そのため、裏面電極型太陽電池セル8の内側の領域に設置された導電性粒子21を含む未硬化の絶縁性樹脂20は、配線シート10の窪み32に設置された未硬化の固定樹脂22aと接触せず、絶縁性樹脂20と固定樹脂22aとの混ざり合いを抑制することができる。
なお、固定樹脂22aとしては、たとえば従来から公知のエポキシ樹脂などの熱硬化性および/または光硬化性の樹脂を用いることができる。固定樹脂22aにはたとえば従来から公知の硬化剤などの添加剤が含まれていてもよい。
固定樹脂22aを設置する工程は、裏面電極型太陽電池セル8と配線シート10との位置合わせをする工程の前であってもよい。この場合には、裏面電極型太陽電池セル8の電極の設置側の面の周縁部の少なくとも一部および配線シート10の配線の設置側に設けられた窪み32の少なくとも一方に未硬化の固定樹脂22aを設置し、裏面電極型太陽電池セル8と配線シート10との位置合わせをする工程において、たとえば図5に示すように、裏面電極型太陽電池セル8の周縁部31の少なくとも一部と配線シート10の窪み32とに跨るようにすればよい。
<固定樹脂を硬化する工程>
次に、図1(d)に示すように、裏面電極型太陽電池セル8の周縁部31の少なくとも一部の領域に接するように配線シート10の窪み32に設置された未硬化の固定樹脂22aを硬化する工程が行なわれる。これにより、未硬化の固定樹脂22aが硬化することによって固定樹脂22となり、硬化後の固定樹脂22によって、裏面電極型太陽電池セル8が配線シート10に仮固定される。
ここで、固定樹脂22aは、たとえば、紫外線の照射および加熱の少なくとも一方の処理をされることによって硬化して固定樹脂22となる。
<封止材によって封止する工程>
次に、図1(e)に示すように、上記のように固定樹脂22によって配線シート10に仮固定された裏面電極型太陽電池セル8を表面保護材17と裏面保護材19との間の封止材18によって封止する工程が行なわれる。この封止材18によって封止する工程は、導電性粒子21を含む未硬化の絶縁性樹脂20を硬化する工程も含んでいる。
封止材によって封止する工程は、たとえば、固定樹脂22によって裏面電極型太陽電池セル8が仮固定された配線シート10をエチレンビニルアセテートなどの封止材18を備えたガラスなどの表面保護材17と、エチレンビニルアセテートなどの封止材18を備えたポリエステルフィルムなどの裏面保護材19との間に挟み込み、表面保護材17と裏面保護材19との間を加圧しながら加熱することにより行なうことができる。
導電性粒子21は、上記の加圧および加熱によって、裏面電極型太陽電池セル8の電極と配線シート10の配線との間で溶融して凝集した後に冷却されて固化することによって導電性物質21aとなる。この導電性物質21aにより、裏面電極型太陽電池セル8の電極(n型用電極6およびp型用電極7)と配線シート10の配線(n型用配線12およびp型用配線13)との電気的接続を得ることができる。
また、この溶融後の導電性粒子21の凝集によって絶縁性樹脂20が導電性粒子21の外側に押し出され、裏面電極型太陽電池セル8の電極間と配線シート10の配線間との間の領域に広がった後に硬化する。このとき、広がった絶縁性樹脂20が固定樹脂22と接触したとしても絶縁性樹脂同士であるため問題がない。
以上により、裏面電極型太陽電池セル8のn型用電極6およびp型用電極7がそれぞれ配線シート10のn型用配線12およびp型用配線13と導電性物質21aによって電気的に接続され、裏面電極型太陽電池セル8の電極間の領域と配線シート10の配線間の領域とが硬化した絶縁性樹脂20によって機械的に接続された構成を有する配線シート付き太陽電池セルが得られる。また、その配線シート付き太陽電池セルが表面保護材17と裏面保護材19との間の封止材18によって封止された太陽電池モジュールが得られる。
以上の構成を有する配線シート付き太陽電池セルおよび太陽電池モジュールは、配線シート10の窪み32に未硬化の固定樹脂22aを設置し、固定樹脂22aが裏面電極型太陽電池セル8の内側の領域に回り込まないようにした状態で、固定樹脂22aを硬化して固定樹脂22としている。そのため、未硬化の固定樹脂22aが、裏面電極型太陽電池セル8の内側の領域に設置された導電性粒子21を含む絶縁性樹脂20と混ざり合うのを抑制することができる。これにより、溶融した導電性粒子21を裏面電極型太陽電池セル8の電極と配線シート10の配線との間により確実に凝集することができるため、硬化した絶縁性樹脂20により裏面電極型太陽電池セル8と配線シート10との機械的な接続の安定性を向上させることができるとともに、導電性粒子21が溶融して凝集した後に冷却されて固化することによって形成された導電性物質21aによって裏面電極型太陽電池セル8の電極と配線シート10の配線との電気的な接続の安定性を向上させることができる。
なお、上記においては、裏面電極型太陽電池セル8の電極(n型用電極6、p型用電極7)に導電性粒子21を含む絶縁性樹脂20を設置する場合について説明したが、配線シート10の配線(n型用配線12、p型用配線13)に導電性粒子21を含む絶縁性樹脂20を設置してもよく、裏面電極型太陽電池セル8の電極および配線シート10の配線のそれぞれに導電性粒子21を含む絶縁性樹脂20を設置してもよい。
上記においては、封止材18によって封止する工程において、導電性粒子21を含む絶縁性樹脂20の硬化工程を行なったが、封止材18によって封止する工程の前に導電性粒子21を含む絶縁性樹脂20の硬化工程を行なって上記構成を有する配線シート付き太陽電池セルを作製した後に、配線シート付き太陽電池セルを封止材18によって封止して太陽電池モジュールを作製してもよい。ただし、太陽電池モジュールの製造効率を向上させる観点からは、封止材18によって封止する工程において、導電性粒子21を含む絶縁性樹脂20の硬化工程を行なうことが好ましい。
上記においては、導電層41を除去することによって窪み32を形成したが、窪み32の形成方法は特に限定されない。ただし、上述のように、導電層41を除去することによって、n型用配線12、p型用配線13および接続用配線14とともに窪み32を形成することが追加の工程が不要になる観点から好ましい。導電層41の除去以外の窪み32の形成方法としては、たとえば、絶縁性基材11の厚さを薄くする方法、絶縁性基材11を変形する方法、またはこれらの方法を組み合わせた方法などが挙げられる。
窪み32の形状および大きさは特に限定されず、窪み32においては絶縁性基材11の表面が必ずしも露出している必要はない。ただし、接続用配線14の厚さによって窪み32の段差を大きくして、固定樹脂22aの裏面電極型太陽電池セル8の内側の領域への流入を効果的に抑止するためには、窪み32は絶縁性基材11の表面の少なくとも一部が露出している領域であることが好ましい。
窪み32は、裏面電極型太陽電池セル8の周縁部31に対向する領域から裏面電極型太陽電池セル8の内側に対向する領域に入り込むように伸長する形状とされることが好ましい。この場合には、裏面電極型太陽電池セル8の裏面と窪み32との間に固定樹脂22aが入り込むように設置することができるため、裏面電極型太陽電池セル8と配線シート10との機械的な接続の安定性をさらに向上させることができる。この場合に、窪み32の領域が、裏面電極型太陽電池セル8の電極の形成領域と対向しない位置に形成されることがより好ましく、配線シート10の絶縁性基材11が200μm以下の厚さを有する樹脂から形成される場合には裏面電極型太陽電池セル8の電極と配線シート10の窪み32とが1mm以上離れる形状に形成されることがさらに好ましい。このように、裏面電極型太陽電池セル8の電極と配線シート10の窪み32とを適切な距離だけ離れて位置させることによって、窪み32の周囲の接続用配線14を裏面電極型太陽電池セル8の裏面の電極が形成されていない領域に当接させることで窪み32と電極との間の空間を遮ることができるため、固定樹脂22aが絶縁性樹脂20と混ざり合うのをより確実に抑止することができる。
また、本発明における裏面電極型太陽電池セルの概念には、上述した基板の一方の表面側(裏面側)のみにn型用電極およびp型用電極の双方が形成された構成のものだけでなく、MWT(Metal Wrap Through)セル(基板に設けられた貫通孔に電極の一部を配置した構成の太陽電池セル)などのいわゆるバックコンタクト型太陽電池セル(太陽電池セルの受光面側と反対側の裏面側から電流を取り出す構造の太陽電池セル)のすべてが含まれる。
また、本発明における配線シート付き太陽電池セルの概念には、複数の裏面電極型太陽電池セルが配線シート上に設置されている構成のみならず、1つの裏面電極型太陽電池セルが配線シート上に設置されている構成も含まれる。
(実施の形態2)
<導電性粒子を含む樹脂を設置する工程>
図6(a)〜(e)に、実施の形態2の太陽電池モジュールの製造方法を図解する模式的な断面図を示す。本実施の形態においては、基板1の電極形成側の表面に樹脂流動阻止部の一例として突起部33を備えた裏面電極型太陽電池セル8を用いている点に特徴がある。
まず、図6(a)に示すように、裏面電極型太陽電池セル8と、配線シート10とを用意し、裏面電極型太陽電池セル8の少なくとも一方の表面である基板1の裏面に設けられたn型用電極6およびp型用電極7にそれぞれ導電性粒子21を含む絶縁性樹脂20を設置する。なお、突起部33には導電性粒子21を含む絶縁性樹脂20を設置しない。
図7に、実施の形態2で用いられる裏面電極型太陽電池セル8の裏面の模式的な平面図を示す。図7に示すように、突起部33は、裏面電極型太陽電池セル8の裏面の電極(n型用電極6、p型用電極7)の形成領域と周縁部31との間の領域に設けられている。なお、本実施の形態においては、裏面電極型太陽電池セル8の裏面の電極の形成領域と周縁部31との間の領域の一部に突起部33を設けた裏面電極型太陽電池セル8を用いる場合について説明するが、突起部33は、裏面電極型太陽電池セル8の裏面の電極の形成領域と周縁部31との間の領域の少なくとも一部に設けられていればよい。また、突起部33は裏面電極型太陽電池セル8の裏面から外側に突出している。
突起部33の材質は特に限定されないが、突起部33は裏面電極型太陽電池セル8の電極と同一の材質から形成されていることが好ましい。この場合には、裏面電極型太陽電池セル8の裏面の電極と突起部33とを同時に形成することができるため、裏面電極型太陽電池セル8の製造効率を向上させることができる。なお、突起部33を有する裏面電極型太陽電池セル8は、突起部33を形成すること以外は実施の形態1で説明した方法と同様の方法で形成することができる。
突起部33が裏面電極型太陽電池セル8の電極と同一の材質から形成されている場合には、突起部33と電極(n型用電極6およびp型用電極7)とは互いに離れた位置に形成されることが好ましい。この場合には、裏面電極型太陽電池セル8の電極と配線シート10の配線との間に設置された導電性粒子21を含む絶縁性樹脂20が突起部33を超えて裏面電極型太陽電池セル8の周縁部31側に流出するのを抑制することができる。
樹脂流動阻止部としては、突起部33の代わりに、撥液性のコーティングを裏面電極型太陽電池セル8の裏面に設けてもよい。この場合には、導電性粒子21を含む未硬化の絶縁性樹脂20と、未硬化の固定樹脂22aと、が撥液性のコーティングによってともに弾かれることによって、裏面電極型太陽電池セル8の裏面にこれらの樹脂が流入できない箇所を形成することができる。そのため、この場合にも、導電性粒子21を含む絶縁性樹脂20と固定樹脂22aとが混ざり合うのをより確実に防止することができる。なお、撥液性のコーティングとしては、未硬化の絶縁性樹脂20と、未硬化の固定樹脂22aとを弾くことができるものであれば特に限定なく用いることができる。
また、樹脂流動阻止部としては、突起部33を設けるとともに、裏面電極型太陽電池セル8の裏面の突起部33と電極との間の領域に撥液性のコーティングを設けてもよい。この場合には、突起部33によって固定樹脂22aの裏面電極型太陽電池セル8の内側への流入を抑制することができるとともに、撥液性のコーティングによって導電性粒子21を含む絶縁性樹脂20の裏面電極型太陽電池セル8の周縁部31側への流出を抑制することができる。そのため、この場合にはこれらの効果の相乗効果によって、導電性粒子21を含む絶縁性樹脂20と固定樹脂22aとが混ざり合うのをさらに確実に防止することができる。
また、実施の形態2で用いられる配線シート10としては、窪み32を形成しないこと以外は実施の形態1で用いられた配線シート10と同様の配線シート10を用いることができる。
また、実施の形態2で用いられる配線シート10としては、実施の形態1で用いられた窪み32を有する配線シート10を用いることもできる。この場合には、樹脂流動阻止部を窪み32の周囲の接続用配線14に対向する位置に設けることが好ましい。これにより、窪み32の段差を構成する接続用配線14上に樹脂流動阻止部を位置させることができるため、固定樹脂22aの裏面電極型太陽電池セル8の内側の領域への流入経路を効果的に狭くすることができる。
<太陽電池セルと配線シートとの位置合わせをする工程>
次に、図6(b)に示すように、裏面電極型太陽電池セル8のn型用電極6およびp型用電極7がそれぞれ配線シート10の絶縁性基材11上に設けられたn型用配線12およびp型用配線13と導電性粒子21を含む絶縁性樹脂20を介して対向するように、裏面電極型太陽電池セル8と配線シート10との位置合わせを行なう。
このとき、裏面電極型太陽電池セル8の突起部33に対向する配線シート10の領域に絶縁性基材11の表面が位置するように、裏面電極型太陽電池セル8と配線シート10との位置合わせが行なわれる。
<固定樹脂を設置する工程>
次に、図6(c)に示すように、裏面電極型太陽電池セル8の周縁部31の少なくとも一部の領域と、配線シート10との間に未硬化の固定樹脂22aを設置する。固定樹脂22aは、図8の模式的拡大平面図に示すように、裏面電極型太陽電池セル8の突起部33よりも外側の領域に設置することができる。なお、図8のVIc−VIcに沿った断面が図6(c)に示される断面に相当する。
ここで、導電性粒子21を含む絶縁性樹脂20は裏面電極型太陽電池セル8の突起部33よりも内側の領域に設置されているため、導電性粒子21を含む絶縁性樹脂20と固定樹脂22aとは互いに離れて位置している。
上記のようにして未硬化の固定樹脂22aを設置することによって、裏面電極型太陽電池セル8の突起部33により形成される段差により固定樹脂22aが裏面電極型太陽電池セル8の内側の領域に流入しにくくなる。そのため、裏面電極型太陽電池セル8の内側の領域に設置された導電性粒子21を含む未硬化の絶縁性樹脂20は、裏面電極型太陽電池セル8の突起部33よりも外側に設置された未硬化の固定樹脂22aと接触せず、絶縁性樹脂20と固定樹脂22aとの混ざり合いを抑制することができる。
<固定樹脂を硬化する工程>
次に、図6(d)に示すように、裏面電極型太陽電池セル8の突起部33よりも外側に設置された未硬化の固定樹脂22aを硬化する工程が行なわれる。これにより、未硬化の固定樹脂22aが硬化することによって固定樹脂22となり、硬化後の固定樹脂22によって裏面電極型太陽電池セル8が配線シート10に仮固定される。
<封止材によって封止する工程>
次に、図6(e)に示すように、上記のように固定樹脂22によって裏面電極型太陽電池セル8が配線シート10に仮固定された配線シート10を表面保護材17と裏面保護材19との間の封止材18によって封止する工程が行なわれる。この封止材18によって封止する工程は、導電性粒子21を含む未硬化の絶縁性樹脂20を硬化する工程も含んでいる。
実施の形態2においても、封止材によって封止する工程は、たとえば、固定樹脂22によって裏面電極型太陽電池セル8が仮固定された配線シート10を封止材18を備えた表面保護材17と、封止材18を備えた裏面保護材19との間に挟み込み、表面保護材17と裏面保護材19との間を加圧しながら加熱することにより行なうことができる。
導電性粒子21は、上記の加圧および加熱によって、裏面電極型太陽電池セル8の電極と配線シート10の配線との間で溶融して凝集した後に冷却されて固化することによって導電性物質21aとなる。この導電性物質21aにより、裏面電極型太陽電池セル8の電極(n型用電極6およびp型用電極7)と配線シート10の配線(n型用配線12およびp型用配線13)との電気的接続を得ることができる。
また、この溶融後の導電性粒子21の凝集によって絶縁性樹脂20が導電性粒子21の外側に押し出され、裏面電極型太陽電池セル8の電極間と配線シート10の配線間との間の領域に広がった後に硬化する。このとき、広がった絶縁性樹脂20が固定樹脂22と接触したとしても絶縁性樹脂同士であるため問題がない。
以上により、裏面電極型太陽電池セル8のn型用電極6およびp型用電極7がそれぞれ配線シート10のn型用配線12およびp型用配線13と導電性物質21aによって電気的に接続され、裏面電極型太陽電池セル8の電極間の領域と配線シート10の配線間の領域とが硬化した絶縁性樹脂20によって機械的に接続された構成を有する配線シート付き太陽電池セルが得られる。また、その配線シート付き太陽電池セルが表面保護材17と裏面保護材19との間の封止材18によって封止された太陽電池モジュールが得られる。
以上の構成を有する配線シート付き太陽電池セルおよび太陽電池モジュールは、裏面電極型太陽電池セル8の突起部33よりも外側に未硬化の固定樹脂22aを設置し、固定樹脂22aが裏面電極型太陽電池セル8の内側の領域に回り込まないようにして、固定樹脂22aを硬化して固定樹脂22としている。そのため、未硬化の固定樹脂22aが裏面電極型太陽電池セル8の内側の領域に設置された導電性粒子21を含む絶縁性樹脂20と混ざり合うのを抑制することができる。これにより、溶融した導電性粒子21を裏面電極型太陽電池セル8の電極と配線シート10の配線との間により確実に凝集することができるため、硬化した絶縁性樹脂20により裏面電極型太陽電池セル8と配線シート10との機械的な接続の安定性を向上させることができるとともに、導電性粒子21が溶融して凝集した後に冷却されて固化した導電性物質21aによって裏面電極型太陽電池セル8の電極と配線シート10の配線との電気的な接続の安定性を向上させることができる。
実施の形態2における上記以外の説明は実施の形態1と同様であるため、その説明についてはここでは省略する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、配線シート、配線シート付き太陽電池セル、太陽電池モジュール、太陽電池セル、配線シート付き太陽電池セルの製造方法および太陽電池モジュールの製造方法に好適に利用することができる。
1 基板、1a ダメージ層、2 n型不純物拡散領域、3 p型不純物拡散領域、4 パッシベーション膜、4a,4b コンタクトホール、5 反射防止膜、6 n型用電極、7 p型用電極、8 裏面電極型太陽電池セル、10 配線シート、11 絶縁性基材、12 n型用配線、13 p型用配線、14 接続用配線、20 絶縁性樹脂、21 導電性粒子、21a 導電性物質、22a,22 固定樹脂、31 周縁部、32 窪み、33 突起部、41 導電層、42 レジスト、43 矢印。

Claims (14)

  1. 絶縁性基材と、
    前記絶縁性基材の少なくとも一方の表面に設けられた配線と、を含む、配線シートであって、
    前記配線は、前記配線シート上に設置される太陽電池セルの周縁部に対向する前記配線シートの領域の少なくとも一部に窪みを有している、配線シート。
  2. 前記窪みは、前記絶縁性基材の表面が露出している領域であって、前記配線に囲まれている領域である、請求項1に記載の配線シート。
  3. 請求項1または2に記載の配線シートと、
    基板と前記基板の少なくとも一方の表面上に設けられた電極とを有する太陽電池セルと、
    前記配線シートの前記配線と前記太陽電池セルの前記電極との間に設置された導電性物質と、
    前記配線シートと前記太陽電池セルとを機械的に接続する固定樹脂と、を含み、
    前記固定樹脂は、前記太陽電池セルの周縁部に接するように前記窪みに設けられている、配線シート付き太陽電池セル。
  4. 前記固定樹脂は、紫外線の照射および加熱の少なくとも一方の処理によって硬化する絶縁性樹脂である、請求項3に記載の配線シート付き太陽電池セル。
  5. 請求項3または4に記載の配線シート付き太陽電池セルを含む、太陽電池モジュール。
  6. 基板と、
    前記基板の少なくとも一方の表面上に設けられた電極と、を含む太陽電池セルであって、
    前記電極と前記太陽電池セルの周縁部との間の少なくとも一部の領域に樹脂流動阻止部が設けられた、太陽電池セル。
  7. 前記樹脂流動阻止部は、前記電極と同一の材質から形成されている、請求項6に記載の太陽電池セル。
  8. 請求項6または7に記載の太陽電池セルと、
    絶縁性基材と前記絶縁性基材の少なくとも一方の表面に設けられた配線とを有する配線シートと、
    前記配線シートの前記配線と前記太陽電池セルの前記電極との間に設置された導電性物質と、
    前記配線シートと前記太陽電池セルとを機械的に接続する固定樹脂と、を含み、
    前記固定樹脂は、前記太陽電池セルの前記樹脂流動阻止部よりも外側に位置するように前記配線シート上に設けられている、配線シート付き太陽電池セル。
  9. 前記固定樹脂は、紫外線の照射および加熱の少なくとも一方の処理によって硬化する絶縁性樹脂である、請求項8に記載の配線シート付き太陽電池セル。
  10. 請求項8または9に記載の配線シート付き太陽電池セルを含む、太陽電池モジュール。
  11. 基板と前記基板の少なくとも一方の表面上に設けられた電極とを有する太陽電池セルと、
    絶縁性基材と前記絶縁性基材の少なくとも一方の表面に設けられた配線とを有する配線シートと、
    前記配線シートの前記配線と前記太陽電池セルの前記電極との間に設置された導電性物質と、
    前記配線シートと前記太陽電池セルとを機械的に接続する固定樹脂と、を含む配線シート付き太陽電池セルを製造するための方法であって、
    前記太陽電池セルの前記電極と前記配線シートの前記配線との間に導電性粒子を含む樹脂を設置する工程と、
    前記太陽電池セルの前記電極が前記配線シートの前記配線と対向するように前記太陽電池セルと前記配線シートとの位置合わせをする工程と、
    前記太陽電池セルの周縁部の少なくとも一部の領域と前記配線シートとの間に、前記導電性粒子を含む前記樹脂とは間隔を空けて前記固定樹脂を設置する工程と、
    前記固定樹脂を硬化する工程と、
    前記導電性粒子を含む前記樹脂を硬化する工程と、を含む、配線シート付き太陽電池セルの製造方法。
  12. 前記導電性粒子を含む前記樹脂を硬化する工程においては、前記導電性粒子が溶融して凝集した後に固化することによって形成された前記導電性物質によって前記電極と前記配線とが電気的に接続される、請求項11に記載の配線シート付き太陽電池セルの製造方法。
  13. 前記固定樹脂を硬化する工程は、紫外線の照射および加熱の少なくとも一方の処理によって前記固定樹脂を硬化する工程を含む、請求項11または12に記載の配線シート付き太陽電池セルの製造方法。
  14. 基板と前記基板の少なくとも一方の表面上に設けられた電極とを有する太陽電池セルと、
    絶縁性基材と前記絶縁性基材の少なくとも一方の表面に設けられた配線とを有する配線シートと、
    前記配線シートの前記配線と前記太陽電池セルの前記電極との間に設置された導電性物質と、
    前記配線シートと前記太陽電池セルとを機械的に接続するための固定樹脂と、を含む配線シート付き太陽電池セルを封止材によって封止した太陽電池モジュールを製造するための方法であって、
    前記太陽電池セルの前記電極と前記配線シートの前記配線との間に導電性粒子を含む樹脂を設置する工程と、
    前記太陽電池セルの前記電極が前記配線シートの前記配線と対向するように前記太陽電池セルと前記配線シートとの位置合わせをする工程と、
    前記太陽電池セルの周縁部の少なくとも一部の領域と前記配線シートとの間に、前記導電性粒子を含む前記樹脂とは間隔を空けて前記固定樹脂を設置する工程と、
    前記固定樹脂を硬化する工程と、
    前記固定樹脂を硬化する工程で前記配線シートに仮固定された前記太陽電池セルを前記封止材によって封止する工程と、を含み、
    前記封止材によって封止する工程は、前記導電性粒子を含む前記樹脂を硬化する工程を含む、太陽電池モジュールの製造方法。
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