JP2012088433A - マルチディスプレイ用表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベゼル部に表示ランプを有しない表示装置を用いてマルチディスプレイを構成する場合でも、使用者あるいは視聴者が各表示装置の状態を認識し得る手法を提供する。
【解決手段】縦および/または横に複数個が並置されて一つの大画面を構成し得る表示装置であって、外部からの映像信号を受ける映像信号入力部と、前記映像信号に基づく映像表示が可能でありかつユーザーが設定を行う際にメニュー表示が可能な表示部と、前記表示および前記設定の制御を行う制御部と、大画面を構成する他の表示装置に対し前記制御部が状態情報と設定情報とを通信するための通信部とを備え、前記制御部は、前記メニュー表示の一部として自らの状態情報および通信により取得した他の表示装置の状態情報を表示するように制御することを特徴とするマルチディスプレイ用表示装置。
【選択図】図7

Description

この発明は、縦横に並置し一つの大画面として使用可能なマルチディスプレイ用表示装置に関する。
近年、大画面表示装置の一態様として、複数の表示装置を縦および/または横方向に並べて配置し一つの大画面を構成するマルチディスプレイ型の表示装置が広く普及している。マルチディスプレイは、迫力のある大画面の映像ゆえに遠くからでも人目を引きつける効果があるため、デパートやショップなどのためのデジタルサイネージ(電子看板)等の用途に用いられている。
しかし、複数の表示装置を並置する場合、各表示装置の額縁部(ベゼル部)の幅が広いと画面のつながりがわるい。そのため、狭額縁化が進んでおり、例えば60型の画面サイズの表示装置を並置したとき、互いに隣接する画面の端と端との最短距離が6.5mmといったものが市販されている。このような狭ベゼル化の傾向は、今後も続くと考えられる。
狭ベゼル化に伴って、考慮すべき事項の一つに次のものがある。隣接画面の端と端との最短距離が約20mm程度の比較的広いベゼル部を有する従来の表示装置では、ディスプレイのベゼル部にLED ランプを配置し、LED ランプの表示色、点灯か点滅かの表示状態、あるいは点滅周期等でその表示装置の状態を表示することが可能である。ここで、状態の表示とは、例えば次のようなものである。表示装置の電源スイッチが「オン」のときLED ランプは緑色点灯、電源スイッチが「オフ」のとき(電源待機状態)、LED ランプはオレンジ色点灯する。また、電源オンで映像信号入力待ち状態のときLED ランプは緑色点滅し、表示装置のハードウェア異常が検出されたときLED ランプは赤色点滅する。さらに、表示装置の内部温度が閾値を超えたため電源待機状態に移行した場合LED ランプは赤色と緑色とが交互に点滅する。
なお、マルチディスプレイの表示に関連するものとして、マルチディスプレイを構成する所定の表示装置に他の表示装置の設定画面を表示させるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。ただし、特許文献1に記載の技術では、すべての表示装置の情報を表示させることができないといった不便さがある。
特開平4−192686号公報
マルチディスプレイのために表示装置のベゼルを狭くすると、ベゼル部に前述のLED ランプを配置することが困難になる。ところが、ベゼル部にLED ランプがないと表示装置の画面に何も表示されていないとき、使用者あるいは視聴者は、その表示装置が電源待機状態なのか映像信号入力待ちの状態なのかあるいは故障しているのかを認識することができなくなってしまう。
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、ベゼル部に表示ランプを有しない表示装置を用いてマルチディスプレイを構成する場合でも、使用者あるいは視聴者が各表示装置の状態を認識し得る手法を提供するものである。
この発明は、縦および/または横に複数個が並置されて一つの大画面を構成し得る表示装置であって、外部からの映像信号を受ける映像信号入力部と、前記映像信号に基づく映像表示が可能でありかつユーザーが設定を行う際にメニュー表示が可能な表示部と、前記表示および前記設定の制御を行う制御部と、大画面を構成する他の表示装置に対し前記制御部が状態情報と設定情報とを通信するための通信部とを備え、前記制御部は、前記メニュー表示の一部として自らの状態情報および通信により取得した他の表示装置の状態情報を表示するように制御することを特徴とするマルチディスプレイ用表示装置を提供する。
即ち、この発明は、マルチディスプレイを構成する各表示装置の状態情報を一つの表示装置に集約し、その情報を前記表示装置の画面に表示する。各表示装置は、設定を一括して行えるように互いに通信線で接続されており、主体(マスター)となる一つの表示装置(マスターディスプレイ)に対して設定の指示を行うと、前記通信線を介して他の表示装置にも設定がなされる。
この発明の表示装置において、制御部は、前記メニュー表示の一部として自らの状態情報および通信により取得した他の表示装置の状態情報を表示するように制御するので、ベゼル部に表示ランプを配置する余裕のない狭ベゼルの表示装置を用いてマルチディスプレイを構成する場合でも、大画面を構成する各表示装置の状態を使用者あるいは視聴者が容易にかつ確実に認識することができる。
ここで、映像信号入力部は、表示部に表示すべき信号を入力するための接続端子とインターフェース回路である。後述する実施形態において、映像信号入力部は映像信号入力コネクタに相当する。
表示部は、映像信号や設定に係るメニューが表示される部分である。後述する実施形態において、表示部は液晶表示部15に相当する。
制御部は、映像信号入力部、表示部、通信部の動作を制御し、かつ、表示部に表示する内容を制御する。後述する実施形態において、制御部はCPU 13a表示制御回路13b、メニュー表示の画面を生成するOSD 回路13cを含む制御回路13に相当する。
通信部は、例えば、RS-232Cの規格に準拠した通信を行うものであってもよい。しかし、通信の形態は必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、USBやIEEE1394等の他の規格や独自の規格に基づくものであってもよい。各表示装置の接続形態の一例は、ディジーチェーン方式である。ただし、各表示装置が相互にやりとりできるものであれば、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、ハブ状やツリー状などの接続形態であってもこの発明は適用可能である。後述する実施形態において、通信部は第1および第2通信制御回路および第1および第2通信コネクタに相当する。
この発明の表示装置の電気的な構成の一例を示すブロック図である。 この発明において、縦横4×4のセットをディジーチェーン接続して各セットにセットID を割り当てる様子を示す説明図である。 この発明において、縦横3×3のセットをディジーチェーン接続して各セットにセットID を割り当てる様子を示す説明図である。 この発明の表示装置に外部から指示を与えるリモコンの一例を示す説明図である。 この発明に係るマルチディスプレイを構成する各表示装置に係るメニュー表示の一例を示す第1の説明図である。 この発明に係るマルチディスプレイを構成する各表示装置に係るメニュー表示の一例を示す第2の説明図である。 この発明に係るマルチディスプレイを構成する各表示装置に係るメニュー表示の一例を示す第3の説明図である。 この発明に係る各表示装置のメニュー表示に係る第1の変形例を示す説明図である。 この発明に係る各表示装置のメニュー表示に係る第2の変形例を示す説明図である。 この発明に係る各表示装置のメニュー表示に係る第3の変形例を示す説明図である。 ディジーチェーン接続されたこの発明の表示装置のセットID の自動振り分け処理の例を示すフローチャートである。 ディジーチェーン接続されたこの発明の表示装置の状態判定の処理の例を示すフローチャートである。 ディジーチェーン接続されたこの発明の表示装置のマスターディスプレイのメニュー表示の制御を示すフローチャートである。 ディジーチェーン接続されたこの発明の表示装置のスレーブディスプレイのメニュー表示の制御を示すフローチャートである。
以下、この発明の好ましい態様について説明する。
前記制御部は、前記通信により他の表示装置の設定情報を取得し、その設定情報に基づいて他の表示装置に係るメニュー表示を表示部に表示して他の表示装置の設定が変更できるように制御してもよい。このようにすれば、大画面を構成する各表示装置の設定を一つの表示装置の画面上で行うことができる。
前記通信部は、他の表示装置とディジーチェーン方式で接続され、前記制御部は、自分がそのディジーチェーンの起点であるとき、他の表示装置に状態情報および/または設定情報を提供するよう指示を送信し、その指示に応答して返される他の表示装置からの状態情報および/または設定情報に基づいてメニュー表示を行うように制御してもよい。このようにすれば、ディジーチェーンの起点の表示装置が主体となって大画面を構成する各表示装置の状態情報および/または設定情報を収集し、起点となる表示装置の表示部に、各表示装置の状態およびメニュー表示を表示できる。
また、前記制御部は、自分の表示部が動作状態にないとき、他の表示装置にメニュー表示を行わせるよう指示してもよい。主体となる表示装置の表示部が動作状態にないときとは、例えば、電源投入待ちのスタンバイ状態や映像入力信号待ちが続いたために表示部の動作を停止した省電力状態あるいはエラー状態の場合である。このようにすれば、自分の表示部が動作していなくても、他の表示装置に各表示装置の状態およびメニュー表示を表示させてユーザーに状態を知らせることができ、また設定用のメニュー表示を提供することができる。
これに対応する場合として、前記制御部は、他の表示装置からメニュー表示を行うよう指示を受けたとき、その指示に応答して自分の表示部に前記メニュー表示を行うように制御してもよい。即ち、主体となる表示装置からメニュー表示を行うように要求を受けた側の表示装置になった場合は、その要求に応じて自分の表示部に要求されたメニュー表示を行うことができる。
また、前記制御部は、表示部に異常があるかないかを検出し、異常があると判断した場合は前記メニュー表示に代えて検出された異常に係る情報を表示するように制御してもよい。このようにすれば、検出された異常の内容をユーザーに知らせて適切な対応をとらせることができる。
さらに、前記制御部は、他の表示装置の状態情報として異常が検出された状態を知らされたとき、異常が検出された装置については前記メニュー表示に代えてその異常に係る情報を表示部に表示するように制御してもよい。このようにすれば、他の表示装置で異常が検出された場合でも、検出された異常の内容をユーザーに知らせて適切な対応をとらせることができる。
また、外部のリモコン装置からの信号を受けるリモコン信号受信部をさらに備え、前記制御部は、自分がディジーチェーンの起点となる表示装置であるときに限り、前記リモコン装置の操作により発生する信号を受信し、前記指示に応答して前記映像表示およびメニュー表示に係る制御を行い、起点でないときは前記リモコン装置からの信号を受けずに通信部を介して受信した指示にのみに応答するよう制御してもよい。
このようにすれば、起点となる表示装置が主体となってリモコン装置からの信号を受け、他の表示装置に指示を通信し、他の表示装置は通信部を介して受信した指示に応答することで、処理の主体を明確にしつつ各表示装置が連携してリモコン装置の操作に応答することができる。
ここで示した種々の好ましい態様は、それら複数を組み合わせることもできる。
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この発明を限定するものと解されるべきではない。
≪マルチディスプレイ用表示装置の構成例≫
図1は、この発明の表示装置の電気的な構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、表示装置11は、制御回路13、液晶表示部15、第1不揮発性メモリ17a、第2不揮発性メモリ17b、RAM 18、映像信号入力コネクタ19、LAN コネクタ21、LAN 制御回路23、第1通信コネクタ25、第1通信制御回路27、第2通信コネクタ29、第2通信制御回路31およびリモコン受光部33を含む。
液晶表示部15は、バックライトを有し、制御回路13により駆動されて情報を表示する。
制御回路13には、CPU 13a、表示制御回路13b、OSD (オン・スクリーン・ディスプレイ)制御回路13cが集積されている。OSD 制御回路13cは、表示装置11の各種調整および設定を行うための設定メニュー(OSD メニュー)の画面データを生成する。CPU 13aは、ユーザーからの指示に基づいて映像信号入力コネクタ19から入力される映像信号を液晶表示部15に表示させおよび/またはOSD 回路13cが生成する表示信号を液晶表示部15に表示させる。
RAM 18は、CPU 13aのデータ処理用ワークRAM として機能し、また、表示制御回路13bが使用するビデオメモリとして機能する。
映像信号入力コネクタ19は、種類の異なる複数の入力端子を有する。第1の入力端子は、HDMI規格のケーブルを接続する「PC/AV HDMI入力端子」である。第2の入力端子は、コンピュータのアナログビデオ信号用ケーブル(いわゆるD-sub 15ピンケーブルとして市販のもの)を接続する「PC D-sub入力端子」である。また、オプションのインターフェース拡張ボードを取り付けると、入力端子の種類を拡張できる。拡張される入力端子は、DVI-D 24ピンケーブルを接続する「PC/AV DVI-D入力端子」、コンピュータからのRGB入力信号用のBNCコネクタケーブルを接続する「PC RGB入力端子」、コンポーネント信号用のBNCコネクタケーブルを接続する「AV コンポーネント入力端子」、ビデオ映像ケーブル用のBNCコネクタケーブルを接続する「AV ビデオ入力端子」、S映像用ケーブルを接続する「AV S ビデオ入力端子」である。なお、図示を省略しているが、表示装置11は、音声入力端子および音声出力端子を備えている。これらは、映像信号と共に音声信号を受信し、受信した音声信号を外部のスピーカー等に出力するための端子である。
第1通信制御回路27および第2通信制御回路31は、RS-232C規格準拠の通信コントローラである。第1通信コネクタ25および第2通信コネクタ29は、RS-232C規格準拠のコネクタである。これらのコネクタは、複数の表示装置11を並置してマルチディスプレイを構成する場合に、各表示装置をディジーチェーン方式で接続するために使用される。第1通信コネクタ25は上流側の表示装置と接続するために使用され、第2通信コネクタ29は下流側の表示装置と接続するために使用される。また、第1通信コネクタ25および第2通信コネクタ29にケーブルが接続されているか否かを検出しCPU 13aが認識できるように回路が構成されている。
LAN コネクタ21には、LAN を介して表示装置11を外部のコンピュータにより制御するためのLAN ケーブルが接続される。LAN 制御回路23は、前記コンピュータとの通信を制御する。
リモコン受光部33は、外部のリモコンから赤外光を用いて送られる指示を受信する。
第1不揮発性メモリ17aは、フラッシュメモリもしくはEEPROMであって、次の情報を格納する。
(1)リモコン受光部33を介して外部のリモコンからの光信号を受信するか否かの設定(2)映像信号入力コネクタ19のどの入力端子が選択されているかを示す入力モード情 報
(3)第1および第2通信コネクタを用いてディジーチェーン接続されたマルチディスプ レイ環境下で自分を他の表示装置と識別するためのセットID
(4)前記マルチディスプレイ環境下における構成情報(単独表示かマルチディスプレイ 表示かの設定、縦横の表示装置の数即ち縦横の画面分割数、大画面全体に拡大さ れた画像のうちどの部分即ち縦横に分割された画面のどれを表示すべきか、額縁 補正の有無など)
(5)OSD メニューの表示内容に関する情報(例えば、音量や音質、表示装置の設置方向 が横長か縦長か、LAN 設定やOSD の言語選択等各種調整値、設定値)
(6)ディジーチェーン接続された各セットの状態を示す情報(ALL CONDITION情報)
(7)画面調整情報(水平および垂直方向の位置、サイズ等、解像度の調整値)
(8)画像調整情報(コントラスト、黒レベル、色相、彩度、シャープネス、色温度、等 の調整値)
(9)ディジーチェーン接続された各セットにつき動作異常が検出されているか否かを示 すHARDWARE CHECK情報
(10)第1通信制御回路27および第2通信制御回路31の通信制御に関する情報(通 信速度等)
他にシステム処理用の一時的なメモリとして使用される。
第2不揮発性メモリ17bは、フラッシュメモリであって、次の情報を格納する。
(1)CPU 13aが実行すべきシステム制御プログラム
(2)CPU 13aおよび表示制御回路13bが制御する映像表示に関する制御データ
≪マルチディスプレイの構成例および初期設定≫
図1の表示装置11(セットともいう)を並置して、マルチディスプレイによる大画面を構成する具体的な手順について説明する。
ユーザーは、目的に応じた数のセットを縦横に並べて1つの矩形状の大画面を構成する。そして、OSD メニューを用いて各セットがマルチディスプレイ表示を行うように設定する。続いて、各セットの第1通信コネクタ25を上流側となる他のセットの第2通信コネクタ29に接続する。ただし、起点(上流端)のセットの第1通信コネクタ25には何も接続しない。また、終点(下流端)のセットの第2通信コネクタ29には何も接続されない。接続には、RS-232C規格に準拠したケーブルを用いる。ユーザーによる接続が完了すると、大画面を構成する各セットが「一筆書き」のように直列に接続された状態になる。
ディジーチェーン接続されたセットのうち起点(上流端)のセットにのみ外部のリモコンからの指示を受信可能に設定される。この設定は、ユーザーにより各セットに対してそれぞれ行われてもよいが、次のようにしてもよい。マルチディスプレイ表示を行うように設定されている場合、第1通信コネクタ25が未接続のセットのCPU 13aは、自分が起点のセットであると認識し、リモコンからの光信号を受信する。一方、第1通信コネクタ25にケーブルが接続されている各セットのCPU 13aは、リモコンからの光信号を無視する。リモコンからの指示が与えられると、各セットのCPU 13aは、起点から下流側へその指示をシリアル通信データとして順次転送する。このようにして、ユーザーのリモコン操作による指示は、起点から終点に至るすべてのセットに伝えられる。
しかし、すべてのセットを対象とした指示が常に必要な訳ではない。むしろ、特定のセットを指定して指示したいこともある。これを実現可能にする次の設置手順として、ユーザーは、各セットにユニークなセットID を割り当てる操作を行う。セットID の割り当ては、ユーザーが各セットのOSD メニューを用いて一台ずつ設定することもできる。しかし、それではユーザーの操作が煩雑になる。各セットのCPU 13aが、各セット間でセットID が重複しないよう所定のアルゴリズムでセットID を割り当てるようにしてもよい。
図2は、縦横に4×4のセットをディジーチェーン接続して各セットにセットID を割り当てる様子を示す説明図である。矢印は、ディジーチェーン接続のケーブルを示している。矢印の方向は、上流から下流へ向かう方向を示している。
最も単純なセットID 割り当てのアルゴリズムは、起点のセットから1、2、3、…と昇順にセットID を割り当てるものである。これは、図2(a)に対応している。ただし、ケーブルを短くすませるために隣接する表示装置を接続する場合、セットID の増加する方向が揃わない。
より高度なアルゴリズムは、表示装置の縦横の数とケーブルの接続形態に応じて、各行に並置された表示装置の左端から右端へセットID が一つずつ増加するようにセットID を割り当てるものである。これは、図2(b)に対応している。即ち、図2(b)で上端の表示装置11a〜11dの行は通信ケーブルが左から右へ接続され、その下の表示装置11e〜11hの行は右から左へ接続される。さらにその下の表示装置11i〜11lの行は左から右へ接続されといったように、上下2行に渡って接続方向が往復する。このような接続形態であっても、セットID の番号は各行の左端から右端へ向けて増加するようなアルゴリズムである。図2(c)は、変形例であり、左右2列に渡って接続方向が上下に往復するような接続形態を示している。
セットID の割り当てに際してユーザーは、予め定められた幾つかのケーブルの接続形態(例えば、図2(b)のように2行に渡り左右に往復、図2(c)のように2列に渡り上下に往復等)から自分が行った形態に対応するものを選択し、かつ、縦横のセット数を外部のリモコンを用いて入力する。各表示装置のCPU 13aは、受領したそれらの条件と一つ上流側のセットID (起点のセットについては、第1通信コネクタ25が未接続で自分が起点であるという条件)に基づいて自分のセットID を決定する。また、自分が大画面を構成する小画面のうち縦方向および横方向の何番目に位置するかを決定する。そして、決定されたセットID および位置を第1不揮発性メモリ17aに格納する。
このような初期設定により、各表示装置のCPU 13aは、自分を他の表示装置と区別し、かつ、大画面を構成する各表示装置のうちで自分がどの部分を占めるのかを決定し認識する。
≪各表示装置の状態表示の例≫
図3は、縦横3×3のセットをディジーチェーン接続して各セットにセットID を割り当てる例を示す説明図である。セットID 割り当ての手段は、図2(b)と同様の方式である。
この発明によれば、例えば、図3のマルチディスプレイでセットID が2〜9までのセットの各メモリに格納された情報をセットID 1の液晶表示部15に集約して表示する。
図5〜図10は、各セットの情報および設定メニューの表示例を示す説明図である。以下、ユーザーの操作手順に沿って変化する表示態様を順に説明する。ユーザーは、外部のリモコン40に対して操作を行う。
図4は、リモコン40の操作部外観を示す説明図である。図4で、リモコン40は、11個の操作ボタンを有している。
POWER(電源)ボタン42は、各セットの電源をオンおよびオフする操作に用いる。MUTE(消音)ボタン43は、音声を一時的に消し、また、元の音量に戻す操作に用いる。VOL+(音量調整)/上カーソルボタン44は、設定メニューが表示されていなときは音量を上げる操作に用い、設定メニューが表示されているときはカーソルを上に移動させる操作に用いる。BRIGHT−(バックライト調整)/左カーソルボタン45は、設定メニューが表示されていないときは液晶表示部15が有するバックライトを暗くする操作に用い、設定メニューが表示されているときはカーソルを左に移動させる操作に用いる。
DISPLAY(状態表示)ボタン46は、各セットの情報を確認する操作に用いる。MODE(カラーモード切換)ボタン47は、液晶表示部のカラーモードを「標準」→「あざやか」→「sRGB」を切換える操作に用いる。なお、sRGBは、PC系入力時のみ有効である。INPUT(入力切換)ボタン48は、映像信号入力コネクタ19を選択する操作に用いる。「PC/AV HDMI入力端子」、「PC D-sub入力端子」、「PC/AV DVI-D入力端子」、「PC RGB入力端子」、「AV コンポーネント入力端子」、「AV ビデオ入力端子」および「AV S ビデオ入力端子」の選択である。なお、前述のPC系入力とは、それらのうち「PC」を含む入力端子を介して外部のコンピュータから信号が入力される場合である。
MENU(メニュー)ボタン49は、設定メニューを表示させる操作に用いる。BRIGHT+(バックライト調整)/右カーソルボタン50は、設定メニューが表示されていないときは液晶表示部15のバックライトを明るくする操作に用い、設定メニューが表示されているときはカーソルを右に移動させる操作に用いる。VOL−(音量調整)/下カーソルボタン51は、メニュー表示されていなときは音量を下げる操作に用い、メニュー表示されているときはカーソルを下に移動させる操作に用いる。SIZE(画面サイズ切換)ボタン52は、入力された画面と液晶表示部15の縦横比や解像度が一致しない場合に表示すべき画面サイズを選択する操作に用いる。
これらリモコン40の操作ボタンを用いてユーザーが操作を行うと、リモコン40の発光部41からその操作に応じた光信号が送信される。リモコン40からの光信号は、起点のセットID 1、即ち、図3の表示装置11Aによって受信される。
図5は、最初の表示態様の例を示す説明図である。図5(a)は、3×3の大画面60に風景の映像信号が表示された状態で、ユーザーがMENUボタン49を短く押すことによってセットID 1の設定メニュー62が表示された状態を示す。図5(b)は、設定メニュー62の内容を拡大したものである。図5(b)のメニュー表示がされた状態でユーザーがMENUボタン49を短く押すと、図5(c)のメニュー表示に切り替わり、さらにもう一度短く押すとメニュー表示が消える。図5のメニューが表示は、セットID 1係る情報をセットID 1の液晶表示部15に表示するものであり、この点において従来のメニュー表示と同様である。
また、通常の映像信号表示または図5(b)もしくは(c)のメニュー表示の状態から、ユーザーがMENUボタン49を長押しすると、図6の表示に切り替わる。図6(a)のように、液晶表示部15にセットID 1以外の各セットについての情報を集約した表示がなされる。詳細には、セットID 1の設定メニュー62の内容が図6(b)の内容に切り替わる。図6のように、セットID 1以外に係る情報をセットID 1の液晶表示部15に表示する態様はこの発明の特徴的な面である。
図6(b)の左端の列は、各セットのセットID である。その右側の“ON STATE”の表示は、各セットの液晶表示部15が動作状態にあって表示可能であることを示している。右端の“INFO. =>”は、選択されたセットID に係る詳細な情報を表示する際に用いられる。反転表示は、カーソル位置を示している。
ここで、各セットが“ON STATE”か否かは、起点のセット(セットID 1)のCPU 13aが、他のセットの状態を問い合わせ各セットがそれに応答することにより決定される。即ち、図5(a)または(b)の画面を表示しているときに、MENUボタン49が長押しされた旨の信号をリモコン受光部33から受信すると、セットID 1のCPU 13aはそれに応答して表示すべき図6(b)の画面の情報を収集する。即ち、ディジーチェーン接続された各セットに対し、それぞれの状態を問い合わせるコマンドを発する。そのコマンドを受けた各セットのCPU 13aは、自分の状態情報をセットID と共にセットID 1に返信する。セットID 1のCPU 13aは、返信された各セットから状態情報として「表示可能」が返信されたことに応答して、そのセットID に係る状態を図6(b)のごとく“ON STATE”と表示する。
図6(b)の状態ではセットID 1が選択されている。ユーザーが“INFO. =>”の部分にカーソルを移動させてMENUボタン49を長押しすると、セットID 1の詳細な情報が表示される。
図7は(b)、ユーザーがVOL−(音量調整)/下カーソルボタン51を5回押してセットID 5にカーソルを移動させた状態を示している。この状態でユーザーがMENUボタン49を長押しすると、図7(c)に示すように、セットID 5の調整メニューが表示される。この状態でセットID 1の液晶表示部15に表示されたセットID 5に係る設定メニューを見ながら、セットID 5のセットの調整が可能である。リモコン40からの指示が、ディジーチェーン接続された各セットに伝達可能だからである。
即ち、図7(b)、(c)の画面を表示する場合、セットID 1のCPU 13aは、セットID 5を指定して表示すべき内容を要求する。ID 5のCPU 13aは、その要求に応答して必要な情報をセットID 1に送信する。
設定メニュー上で設定値を変更する操作がなされたとき、セットID 1のCPU 13aは、セットID 5を指定して変更すべき内容を指示する。ID 5のCPU 13aは、その指示に応答して設定を変更する。そして、変更を行ったことをセットID 1に知らせる。
なお、図7(c)のメニュー表示がされた状態でユーザーがMENUボタン49を短く押すと、セットID 1のCPU 13aは、メニュー表示を図7(d)に切り替える。この際に、セットID 1のCPU 13aは、セットID 5を指定して表示すべき内容を要求する。ID 5のCPU 13aは、その要求に応答して必要な情報をセットID 1に送信する。図7(c)の表示から図7(d)の表示への遷移は、図5(b)から(c)への遷移に対応する操作といえる。図7(d)のメニューが表示されているときにもう一度MENUボタン49を短く押すと、図7(a)のメニュー表示に戻る。
≪異なる状態表示の例−表示不可を含むもの≫
次に、図5〜7の変形例を示す。
図8は、セットID 4および6が「スタンバイ」状態、セットID 7が「省電力」状態で他のセットが「表示可能」状態にある場合の例である。
「スタンバイ」状態は、ユーザーがPOWERボタン42を操作し、表示装置本体の図示しない主電源スイッチを「切」にしたことによって電源の投入を待つ状態である。その他にも、映像信号が入力されない状態で所定の第1時間経過後、第1通信制御回路27やLAN 制御回路23経由の通信でスタンバイ状態へ移行すべき指示を受けた場合もスタンバイ状態になる。あるいは、表示装置が指定時刻に電源を入/切するスケジュール機能を有しており、このスケジュール機能で指定された電源「切」の時刻が到来したときにスタンバイ状態へ移行する。
スタンバイ状態の解除はそれらの逆の事象があったときに行なわれる。即ち、ユーザーがPOWERボタン42を操作し、表示装置本体の主電源スイッチを「入」にし、また、スタンバイ状態を解除すべき指示を受信したとき、スケジュール機能で指定された電源「入」の時刻が到来したときである。
「省電力」状態は、映像信号が入力されない状態で所定の第2時間が経過した後に液晶表示部の動作を停止して消費電力を低減する状態である。映像信号が入力されたら省電力状態は解除される。通常、省電力状態への移行に係る第2時間はスタンバイ状態への移行に係る第1時間よりも短い時間に設定される。
図8(a)は、この状態で大画面60の表示の様子を示している。セットID 4、6、および7は画面に何も表示されない。セットID 7については、映像信号の配線忘れあるいは配線の不具合等、何らかの理由で映像信号入力なしと判断された結果「省電力」状態に遷移したものである。
図8(b)は、このときの設定メニュー62の内容である。スタンバイ状態にあるセットID 4および6は、“STANBY”と表示され、省電力状態にあるセットID 7は“POWER SAVE”と表示されている。これらは、セットID 1のCPU 13aからの状態の問合せに対してセットID 4および6のCPU 13aは「スタンバイ」状態を返し、セットID 7のCPU 13aは「省電力」状態を返した結果である。
≪異なる状態表示の例−代替表示≫
図9は、セットID 1がスタンバイ状態にあってメニュー表示できない場合に、その下流側で表示可能なセットID 2に設定メニューが表示される例を示している。図9(a)は、大画面60の表示の様子を示している。図9(a)で、セットID 1はスタンバイ状態のためその画面には何も表示されない。設定メニュー62は、下流のセットID 2に表示される。即ち、大画面60に風景の映像信号が表示された状態で、ユーザーがMENUボタン49を長押しすると、セットID 1のCPU 13aは、その旨の光信号をリモコン40から受領する。
なお、セットID 1は、スタンバイ状態中もそのCPU 13aが動作しており、リモコン受光部33からの光信号を受領し、また、ディジーチェーン接続された他のセットと通信することができるように構成されている。これは、スタンバイ状態を解除する事象として、ユーザーがPOWERボタン42を操作したり、通信によりスタンバイ状態を解除すべき指示を受信したりすることが含まれるためである。
セットID 1のCPU 13aは、MENUボタン49が長押しされたことに応答して、セットID 2に設定メニュー62の表示を制御するように指示する。自分はスタンバイ状態にあるため、液晶表示部15の表示動作を停止しているからである。セットID 2のCPU 13aは、他のセットの状態を問い合わせ、各セットがそれに応答することにより図9(b)の表示内容が決定される。以後、セットID 2のCPU 13aがセットID 1に代わって設定メニュー62に係る表示と制御の主体となる。
図9(b)の状態ではセットID 2が選択されている。ユーザーが“INFO. =>”の部分にカーソルを移動させてMENUボタン49を長押しすると、図9(c)に示すようにセットID 2の詳細な情報が表示される。図示していないが、ユーザーがVOL+(音量調整)/上カーソルボタン44またはVOL−(音量調整)/下カーソルボタン51を押して他のセットID にカーソルを移動させた状態でMENUボタン49を長押しすると、選択されたセットID の調整メニューが表示される。
また、図9(c)の設定メニューが表示された状態でユーザーがMENUボタン49を短く押すと、図9(d)の設定メニューに表示が切り替わり、さらにもう一度短く押すと図9(b)のメニュー表示に戻る。
≪異なる状態表示の例−エラー状態の表示≫
図10は、セットID 7がエラー状態の場合の例である。セットID 7は、機内温度が限度を超えて上昇したことが検出されたためエラー状態に遷移し電源が遮断された状態にある。よって、図10(a)のように、セットID 7には何も表示されない。この状態でセットID 7のCPU 13aは、設定メニューの情報に代えてエラーの情報を返す。各セットのCPU 13aは、異常の有無を検出しその結果を所定のメモリ領域(HARDWARE CHECK情報の領域)に格納している。HARDWARE CHECK情報に基づいて、異常が検出されたセットについては設定メニューの代わりにセットID 7のエラー情報が表示される。以上のように、ここでいうエラー状態は、そのセットのCPU 13aの動作およびディジーチェーンの通信機能は正常であって他の部分に異常が検出された状態をいう。
図10(b)の設定メニュー62に示すように、ユーザーがエラー状態にあるセットID 7を選択し“INFO. =>”にカーソルを置いた状態でMENUボタン49を押すと、設定メニューの表示が図10(c)のように切り替わり、セットID 7のセットのエラー情報が表示される。
このように、エラー状態にあるセットについては、設定メニューを表示させる操作により、その詳細な情報が提供される。ユーザーは、表示されたエラー情報に基づいて適当な対応をとるこができる。図10の場合であれば、表示装置が設置されている場所の周囲温度を下げるように、外気の流れを作ったり、可能であれば空調したりすることができる。また、周囲温度が高くないのに温度上昇が検出されたと判断した場合は、サービスコールをする。
≪フローチャート≫
図11〜図14は、ディジーチェーン接続された図3の表示装置の表示制御に係る処理手順を示すフローチャートである。図11は、セットID の自動振り分け処理の手順を示している。図12は、表示装置の状態判定の手順を示している。図13はマスターディスプレイの表示制御を示している。図14はスレーブディスプレイの表示制御を示し、以下、それぞれの処理を説明する。
セットID の設定とリモコン設定
図11は、表示装置11A〜11Iの各表示装置のCPU 13aがそれぞれ実行する処理を示している。
電源オン時、即ち、表示装置本体の主電源スイッチが「入」にされ、あるいは、POWERボタン42が操作される等してセットのスタンバイ状態が解除されたとき、CPU 13aは、初期化処理等を行った後に、第1不揮発性メモリ17aの所定の記憶領域を読み出す。そして、すでにセットID が設定されているか否かを調べる(ステップS11 )。設定済みの場合は、その記憶領域に正の整数値が格納されているが、設定が未だの場合は0(ゼロ)である。
セットID が設定済みの場合は(ステップS11 がYES )、ルーチンは図12のステップS41 に進む。セットID が未設定の場合(ステップS11 がNO )、リモコン受光部33または第1通信コネクタを介してマルチディスプレイの構成情報(マルチディスプレイか否か、ディジーチェーン接続の状態、縦横の画面分割数等)およびセットID の自動振り分け指示が送られてくるのを待つ(ステップS15 )。なお、セットID の設定指示としては、セットID の値を直接指定するものでもよいが、セットID を自動的に振り分ける指示であってもよい。この実施例では、自動振り分けの指示が送られてくるものとする。自動振り分けを行うためには、前記構成情報が必要であるため、構成情報が揃う前にセットID の自動振り分け指示を受信した場合は構成情報を設定すべき旨の警告等を画面に表示させる。
CPU 13aは、前記構成情報が設定された状態で自動振り分けの指示を受けると(ステップS15 がYES )、自分のセットID を決定し、第1不揮発性メモリ17a内のセットID 格納用の前記所定記憶領域に格納する(ステップS17 )。そして、第2通信コネクタ29を介した下流側へ、セットID の自動振り分け指示を送信する。送信する指示には、自分のセットID と前記構成情報を付加する(ステップS21 )。ただし、第2通信コネクタ29にケーブルが接続されていないとCPU 13aが認識した場合は、自分が終点のセットであると判断して下流側への送信は行わない。
自分のセットID は、次の要領で決定する。第1通信コネクタ25にケーブルが接続されていないとCPU 13aが認識した場合、自分が起点のセットであると判断する。その場合、CPU 13aは、セットID として「1」を格納する。なお、起点のセットは、リモコン受光部33を介してセットID の自動振り分け指示を受信する。
第1通信コネクタ25にケーブルが接続されている場合は、自分が起点のセットでないと判断し、第1通信コネクタ25を介してセットID 自動振り分け指示を受信する。前述のステップS21 のごとく、指示には、一つ上流側のセットID 、ディジーチェーンの接続態様およびマルチディスプレイの構成情報が付加されている。構成情報に含まれる縦横の画面分割数をV ×H とし、一つ上流側のセットID をNとするとき、CPU 13aは、自分のIDを次のように算出する。
この例では、ディジーチェーン接続態様は図3のように、上端の列は左側から右側へ、その下の列は右側から左側へ、さらにその下の列は左側から右側へと接続されているものとする。その接続状態において、
(1)mod(N/H)≠0 かつN/H の整数部がゼロまたは偶数なら、セットID =N+1
そうでなく、
(2)mod(N/H)=0 かつN/H が奇数なら、セットID =N+H
そうでなく、
(3)mod((N−1)/H)=0 かつ(N−1)/H が奇数なら、セットID =N+H
そうでなければ、
(4)セットID =N−1
として算出する。
以上のようにして、各セットのCPU 13aは、自動振り分け指示の受信に応答して自分のセットID を決定し、そのセットID をメモリに格納し、また、自分のセットID と構成情報を付加して下流のセットに自動振り分けの指示を送信する。
その後、CPU 13aは、自分のセットID および下流側のセットのセットID を上流側へ返す。より詳細には、自分が終点のセットか否かに応じ(ステップS23 )、終点の場合は(ステップS23 のNO)、自分のセットID を上流側へ送信する(ステップS25 )。終点でなければ(ステップS23のYES )、下流側から決定されたセットID を返すリターンコマンドが送られてくるのを待ち(ステップS27 )、送られてきたリターンコマンドに自分のセットID を付加して上流側へ送信する(ステップS29 )。
リモコン受信部のオフ処理
さらに、セットID が「1」以外のCPU 13aは、リモコン受光部33の回路動作を無効にする(ステップS41 およびS43)。起点のセットID 1だけが、リモコン40からの光信号の受信に応答し、他の各セットはID 1のセットを介して指示を受信するからである。
各セットの状態情報の処理
続いて、各セットのCPU 13aは、自分の状態を決定しその状態に応じた状態情報を提供できるようにメモリに格納する。各セットの状態情報は、セットID 1からの要求があったときその要求に応答してセットID 1へ返される。セットID 1のCPU 13aは、受信した各セットの状態情報を第1不揮発性メモリ17aの所定の領域に格納する。そして、設定メニューの画面(例えば、図7(b)、図8(b)、図9(b)および図10(b)参照)に状態情報を表示する。“ON STATE”、“STANDBY”あるいは“ERROR”といった表示である。
ここでは、図12のフローチャートに沿って、各セットのCPU 13aが状態情報を決定する手順を説明する。前記CPU 13aは、自分が電源待機状態であれば、状態情報を保持するために確保された所定のメモリ領域に、スタンバイ状態に対応する所定の値(ここでは、便宜上“MODE1”と呼ぶ)を格納する(ステップS45 およびS47 )。さらに、映像信号が入力されないまま所定時間が経過した後の省電力状態であれば、それに対応する状態情報の値(ここでは“MODE2”と呼ぶ)を格納する(ステップS49 およびS51 )。また、以上が検出されている場合は、エラー状態に対応する状態情報の値(ここでは、“MODE3”と呼ぶ)を格納する(ステップS53 およびS55 )。一方、映像が表示可能な状態であれば、状態情報として表示可能状態に対応する値(“MODE4”と呼ぶ)を格納する(ステップS57 およびS59 )。
以上が、各セットの状態情報の処理である。
その後、CPU 13aは、自分がセットID 1(マスターディスプレイ)かそれ以外(スレーブディスプレイ)かを判定し(ステップS61 )それに応じた処理を行う。
マスターディスプレイの処理
図13は、セットID 1(マスターディスプレイ)のCPU 13aが行う処理を示している。マスターディスプレイは、リモコン受光部33を介して外部のリモコン40から光信号を受信し、その内容に応じた処理を行う。
MENUボタン49が短く押された場合(ステップS101のNO、即ち通常押し)、CPU 13aは、それに応答して液晶表示部15の所定領域に設定メニューを表示させるように準備する(ステップS103 )。即ち、MENUボタン49が通常押しされた場合、原則的に図5(b)の設定メニュー62を液晶表示部15の所定領域に表示させる。設定メニューを表示させる処理は、共通ルーチン化されているため、この場合は表示対象のセットID として自分のセットID を指定する(ステップS105 )。
さらに、CPU 13aは、自分がエラー状態にあるか否かを調べる(ステップS107 )。
エラー状態の場合(ステップS107 がYES)、設定メニューの表示に代えてエラー情報を表示するように準備する。この場合、自分のセットID を指定しているので、第1不揮発性メモリ17aの所定領域に格納される自セットのHARDWARE CHECK情報にアクセスしてエラー情報を取得する。このHARDWARE CHECK情報領域には、CPU 13aが図示しないタスクを実行することにより異常検出の有無を調べた結果が格納されている。
エラー状態でない場合(ステップS107 がNO)、指定されたセットID の設定メニューを表示する。自分のセットID が指定されているので、自セットのHARDWARE CHECK情報に基づきエラー情報を表示する(ステップS115 )。なお、自分以外のセットID が指定されているときは、指定されたセットID に表示すべき設定メニューとして表示すべき内容を要求し(ステップS111 )、そのセットからの返信を待って(ステップS113 )、返信された内容を表示する(ステップS115 )。返信された内容とは、例えば図7(c)や図9(c)の各項目の設定値である。
その後、ルーチンはステップS137 へ進む。
一方、前記ステップS101で、MENUボタン49が長押しされた場合(ステップS101のYES )、CPU 13aは、それに応答して液晶表示部15にセットID 1以外に係る情報を表示する。図6(b)、図7(b)、図8(b)、図9(b)あるいは図10(b)に示すALL CONDITION情報の表示である。
更新されたALL CONDITION情報を表示するために、セットID 1のCPU 13aは、スレーブディスプレイの各セットに、現在のステータスを知らせるよう指示を送信する(ステップS121)。そして、各セットからの応答を待つ(ステップS123 )。また、自分のステータスも更新する。
応答を受信したら、受信した内容を第1不揮発性メモリ17aの所定領域に格納する。各セットの状態を示す情報(ALL CONDITION情報)を格納するために予め確保された記憶領域である。更新した自分のステータスもALL CONDITION情報の一部として格納する。
続いて、CPU 13aは、ALL CONDITION情報を表示する準備を行う。まず、ALL CONDITION情報に基づいて、自分を含めた各セットの中でどのセットが表示可能な状態にあるかを判断する(ステップS127 )。セットID 1、即ち自分が表示可能な状態であれば(ステップS127 のYES)、自分の液晶表示部15に設定メニューを表示する(ステップS129 )。
自分が表示可能な状態でなければ(ステップS127 のNO)、表示可能な状態にあるセットのうちで最もセットID の若いものを指定し、そのセットの液晶表示部15に設定メニューを表示するように要求する(ステップS131 )。また、指定したセットに、各セットの状態情報を転送する(ステップS133 )。指定されたスレーブディスプレイは、その指示に応答してそのセットの液晶表示部15にマスターディスプレイから送られた設定メニューの内容を表示する。
次にCPU 13aは、ALL CONDITION情報の表示画面中の“INFO. =>”の部分にカーソルが置かれた状態でMENUボタン49が押されたか否かを判断する(ステップS135 )。前記条件に該当すると判断した場合、CPU 13aは、カーソルが置かれたセットID を指定されたセットID とする。そして、ルーチンは、前述の共通ルーチンの先頭のステップS107 へ進む。そして、指定されたセットID に係る設定メニューを表示する処理を行う。なお、ユーザーがリモコン40のカーソル移動のボタンを操作したことに応答して設定メニューの画面内のカーソルを移動させる処理等もマスターディスプレイのCPU 13aの処理である。しかし、本願の特徴的な処理とはいえず当業者には明らかなためそれらの処理についてのフローチャートは省略している。
そして、ルーチンはステップS137 へ進む。ここで、CPU 13aは、メニュー画面の切換え操作の判定処理を行う。即ち、MENUボタン49が押された場合(ステップS137のYES )、例えば、図7(c)や図9(c)に示す設定メニューの第1画面が表示されているときであれば(ステップS139 のYES )、その画面を設定メニューの第2画面に切換える(ステップS141 )。図7(d)や図9(d)の画面である。一方、図7(d)や図9(d)に示す設定メニューの第2画面が表示されているときであれば(ステップS143 のYES )、その画面を図7(b)や図9(b)ALL CONDITION情報の表示画面に切換える(ステップS145 )。そうでなければ(ステップS143 のNO )、ここでは何もしない。
その後、ルーチンは図12のステップS45へ戻り、以後、状態情報の処理と設定メニューの表示処理を繰り返す。
以上が、マスターディスプレイについての処理である。
スレーブディスプレイの処理
図14は、セットID 1以外(スレーブディスプレイ)のCPU 13aが行う処理を示している。スレーブディスプレイは、第1通信コネクタ25を介してID 1を源流とする指示(コマンド)を受信し、その内容に応じた処理を行う。図14には、マスターディスプレイからの要求のうち、この発明に特に関係の深い指示を記載している。しかし、説明を簡単にするためこの発明の特徴とあまり関係のない指示は省略している。
図14で、スレーブディスプレイのCPU 13aは、上流側か指示が送られてくるのを監視する。上流からの指示を受信したらその指示に自分のセットIDが含まれているか否かを判断する(ステップS151 )。
自分のセットID が含まれていなければ(ステップS151 のNO)、受信したコマンドをそのまま第2通信コネクタ29を介して下流側へ送信する(ステップS153 )。自分のセットID が含まれている場合(ステップS151 のYES)、指示の内容を調べる。
まず、受信した指示の内容が現在の状態を要求するものか否かを調べる(ステップS155 )。これは、先に説明したステップS121で、マスターディスプレイから送られるものである。そうであれば自分の状態情報を上流へ返す(ステップS157 )。この状態情報は、先に説明したステップS45 〜S59 で更新されたものである。
次にCPU 13aは、受信した指示の内容が設定メニューの内容を要求するものか否かを調べる(ステップS159 )。これは、先に説明したステップS111およびS141で、マスターディスプレイから送られるものである。あるいは、後述するステップS169で他のスレーブディスプレイから送られるものである。そうであれば各設定値を要求元へ返す(ステップS161 )。この状態情報がマスターディスプレイに届くと、マスターディスプレイ側で設定メニューの内容を更新する。先にステップS113、S115で説明したとおりである。
続いてCPU 13aは、受信した指示の内容がエラーの内容、即ちHARDWARE CHECK情報を要求するものか否かを調べる(ステップS159 )。これは、状態情報としてエラー状態を返したとき、先に説明したステップS109で、マスターディスプレイから送られるものである。そうであればHARDWARE CHECK情報を上流へ返す(ステップS161 )。この状態情報がマスターディスプレイに届くと、マスターディスプレイ側でエラー情報が表示される。先にステップS113、S115で説明したとおりである。
さらにCPU 13aは、受信した指示の内容が設定メニューの表示を要求するものか否かを調べる(ステップS167 )。これは、先に説明したステップS131 およびS133 で、マスターディスプレイから送られるものであって、マスターディスプレイが表示可能な状態でないときそれに代わって表示を行う指示である。各ディスプレイの状態情報が付加される。そうであれば、設定メニューを表示すべきセットID に対して、表示すべき設定メニューの内容を要求する(ステップS169 )。この状態情報に対する応答を受けると(ステップS171 )、その内容に応じて設定メニューを表示あるいは更新する(ステップS173 )。
また次にCPU 13aは、受信した指示の内容が設定メニューの表示をやめてALL CONDITION情報の画面に戻す要求か否かを調べる(ステップS175 )。これは、先に説明したステップS145で、マスターディスプレイから送られるものである。そうであれば画面をALL CONDITION情報の表示に戻す(ステップS177 )。
続いてCPU 13aは、第2通信コネクタ29を介した下流側からコマンドを受信したか否かを調べる(ステップS179 )。受信していれば、第1通信コネクタ25を介した上流側にそのコマンドを送信する。下流側から受信するコマンドの例は、例えば、前述のステップS153、S157、S161、S165で下流のスレーブディスプレイから送信されるものである。
以上が、スレーブディスプレイについての処理である。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
11:表示装置
11a〜11p、11A〜11I:表示装置
13:制御回路
13a:CPU
13b:表示制御回路
13c:OSD 制御回路
15:液晶表示部
17a:第1不揮発性メモリ
17b:第2不揮発性メモリ
18:RAM
19:映像信号入力コネクタ
21:LAN コネクタ
23:LAN 制御回路
25:第1通信コネクタ
27:第1通信制御回路
29:第2通信コネクタ
31:第2通信制御回路
33:リモコン受光部
40:リモコン
41:発光部
42:POWER(電源)ボタン
43:MUTE(消音)ボタン
44:VOL+(音量調整)/上カーソルボタン
45:BRIGHT−(バックライト調整)/左カーソルボタン
46:DISPLAY(状態表示)ボタン
47:MODE(カラーモード切換)ボタン
48:INPUT(入力切換)ボタン
49:MENU(メニュー)ボタン
50:BRIGHT+(バックライト調整)/右カーソルボタン
51:VOL−(音量調整)/下カーソルボタン
52:SIZE(画面サイズ切換)ボタン
60:大画面
62:設定メニュー

Claims (8)

  1. 縦および/または横に複数個が並置されて一つの大画面を構成し得る表示装置であって、
    外部からの映像信号を受ける映像信号入力部と、
    前記映像信号に基づく映像表示が可能でありかつユーザーが設定を行う際にメニュー表示が可能な表示部と、
    前記表示および前記設定の制御を行う制御部と、
    大画面を構成する他の表示装置に対し前記制御部が状態情報と設定情報とを通信するための通信部とを備え、
    前記制御部は、前記メニュー表示の一部として自らの状態情報および通信により取得した他の表示装置の状態情報を表示するように制御することを特徴とするマルチディスプレイ用表示装置。
  2. 前記制御部は、前記通信により他の表示装置の設定情報を取得し、その設定情報に基づいて他の表示装置に係るメニュー表示を表示部に表示して他の表示装置の設定が変更できるように制御する請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記通信部は、他の表示装置とディジーチェーン方式で接続され、
    前記制御部は、自分がそのディジーチェーンの起点であるとき、他の表示装置に状態情報および/または設定情報を提供するよう指示を送信し、その指示に応答して返される他の表示装置からの状態情報および/または設定情報に基づいてメニュー表示を行うように制御する請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記制御部は、自分の表示部が動作状態にないとき、他の表示装置にメニュー表示を行わせるよう指示する請求項1〜3のいずれか一つに記載の表示装置。
  5. 前記制御部は、他の表示装置からメニュー表示を行うよう指示を受けたとき、その指示に応答して自分の表示部に前記メニュー表示を行うように制御する請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記制御部は、表示部に異常があるかないかを検出し、異常があると判断した場合は前記メニュー表示に代えて検出された異常に係る情報を表示するように制御する請求項1〜5のいずれか一つに記載の表示装置。
  7. 前記制御部は、他の表示装置の状態情報として異常が検出された状態を知らされたとき、異常が検出された装置については前記メニュー表示に代えてその異常に係る情報を表示部に表示するように制御する請求項2に記載の表示装置。
  8. 外部のリモコン装置からの信号を受けるリモコン信号受信部をさらに備え、
    前記制御部は、自分がディジーチェーンの起点となる表示装置であるときに限り、前記リモコン装置の操作により発生する信号を受信し、前記指示に応答して前記映像表示およびメニュー表示に係る制御を行い、起点でないときは前記リモコン装置からの信号を受けずに通信部を介して受信した指示にのみに応答するよう制御する請求項3に記載の表示装置。
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