JP2012086975A - 素材棚装置及びその使用方法並びに使用方法に使用するトレイ - Google Patents

素材棚装置及びその使用方法並びに使用方法に使用するトレイ Download PDF

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Abstract

【課題】パレットを介在することなく、板状素材を直接格納することのできる素材棚装置を提供する。
【解決手段】板材加工機へ供給すべき板状のワーク又は板材加工機によって加工された板状の製品或は端材等の板状素材を出入自在に格納する素材棚装置1であって、各板状素材Wを個々に格納自在な素材棚15を複数段備えた棚フレーム本体13の前側にエレベータ装置21を上下動自在に備えると共に、前記各素材棚15に対して板状素材Wの出入を行う素材搬出入装置32を前記エレベータ装置21に前後動自在に備え、前記各素材棚15に備えた床面17に、当該床面から板状素材Wを浮上した状態に板状素材の下面を直接支持する浮上支持部材19を備え、前記エレベータ装置21に備えた床面に、当該床面から板状素材Wを浮上した状態に板状素材の下面を直接支持する浮上支持部材19を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えばレーザ加工機やパンチプレスなどのごとき板材加工機に対して供給すべき板状のワーク、又は前記板材加工機によって加工された製品、或は端材などの板状素材を出入自在に格納する素材棚装置及びその使用方法並びに使用方法に使用するトレイに関する。さらに詳細には、板状素材を個別に格納自在な素材棚を複数段備えた素材棚装置に関する。
レーザ加工機やパンチプレスなどのごとき板材加工機へ供給すべき板状のワークを出入自在に格納する素材棚装置は、パレット上に複数のワークを積載した状態においてパレットの出入れを行っているのが一般的である(例えば特許文献1、2参照)。また、板材加工機において加工された端材又は製品を素材棚装置へ格納する場合には、パレット上に端材又は製品を載置して格納している(例えば特許文献3参照)。
特開2006−124112号公報 特開2008−303006号公報 特開2009−262174号公報
従来、パンチプレスやレーザ加工機などの板材加工機に対して供給する板状のワーク(素材)を出入自在に格納する素材棚装置は、前記特許文献1、2に記載されているように、複数の素材を積載したパレットを出入自在に案内するガイドレールを複数段備えた構成である。したがって、各ガイドレールの上下方向の間隔寸法は、パレットの厚さと、当該パレットに積載するワークの最大積層高さと、余裕寸法との総和の寸法だけ離れた寸法である。
よって、多くの素材を格納することができるものの、例えば、板材加工機において加工された製品や加工によって下面にバリを生じている端材や、例えば適宜の表面処理等を行った素材であって擦傷を嫌う素材の場合には、重ねて格納することは難しいものである。この場合には、例えば特許文献3に記載されているように、パレット上に素材を1枚のみ載置して格納することになり、無駄な空間が大きくなるという問題がある。すなわち、全体的構成の小型化を図ることが難しいものである。
本発明は、前述したごとき従来の問題に鑑みてなされたもので、板材加工機へ供給すべき板状のワーク又は板材加工機によって加工された板状の製品或は端材等の板状素材を出入自在に格納する素材棚装置であって、各板状素材を個々に格納自在な素材棚を複数段備えた棚フレーム本体の前側にエレベータ装置を上下動自在に備えると共に、前記各素材棚に対して板状素材の出入を行う素材搬出入装置を前記エレベータ装置に前後動自在に備え、前記各素材棚に備えた床面に、当該床面から板状素材を浮上した状態に板状素材の下面を直接支持する浮上支持部材を備え、前記エレベータ装置に備えた床面に、当該床面から板状素材を浮上した状態に板状素材の下面を直接支持する浮上支持部材を備えていることを特徴とするものである。
また、前記素材棚装置において、前記素材搬出入装置は、前記各素材棚を左右方向に複数に区画した各区画領域に対応して適数のワーククランプを備えていることを特徴とするものである。
また、前記素材棚装置において、前記素材搬出入装置は、前記各素材棚を左右方向に複数に区画した各区画領域に対応した位置へ移動自在かつ個別に左右方向へ移動自在の複数のワーククランプを備えていることを特徴とするものである。
また、前記素材棚装置を使用しての端材又は製品の格納方法であって、各素材棚に対して出入自在な扁平状のトレイを備え、このトレイ上に適数の端材又は製品を並列載置して格納することを特徴とするものである。
また、前記端材又は製品の格納方法に使用するトレイであって、扁平状の板材の上面に、端材又は製品との接触による擦傷を防止するための擦傷防止部材を備えていることを特徴とするものである。
本発明によれば、各素材棚及び各素材棚に対して板状素材の出入を行うためのエレベータ装置にはそれぞれ床面が備えられており、かつ各床面には、板状素材を浮上した状態に板状素材の下面を直接支持する浮上支持部材を備えた構成であるから、各素材棚に対して板状素材を1枚毎格納することができる。そして、上記構成により、各素材棚の上下間隔寸法は、1枚の板状素材を直接出入れできる寸法であれば充分であるので、各素材棚の上下間隔寸法を小さくすることができる。すなわち、パレットを必要としないので、全体的構成のコンパクト化を図ることができるものである。
本発明の実施形態に係る素材棚装置と、板材加工機と、収納棚装置との配置関係の1例を示した説明図である。 本発明の実施形態に係る素材棚装置の全体的構成を概念的、概略的に示した側面説明図である。 本発明の実施形態に係る素材棚装置の全体的構成を概念的、概略的に示した正面説明図である。 素材棚に対する板状素材の格納形態を示す説明図である。 小さな板状素材を格納するときに使用するトレイの平面説明図である。
図1を参照するに、本発明の実施形態に係る素材棚装置1は、例えばパンチプレスやレーザ加工機などのごとき板材加工機3に対して供給すべき板状のワーク、又は前記板材加工機3によって加工された製品、或は端材などの板状素材(以下、単にワークと称す)を出入自在に格納するものである。したがって、前記素材棚装置1は、前記板材加工機3に対してワーク(板状素材)の搬送を行うワーク搬送手段(図示省略)におけるワーク搬送路に対応して配置してある。
なお、本実施形態においては、前記板材加工機3と素材棚装置1との間には、周知の収納棚装置5が配置してある。すなわち、板材加工機3、収納棚装置5及び素材棚装置1は左右方向(X軸方向)に直線的に配置してある。
そして、前記板材加工機3と収納棚装置5と素材棚装置1との相互間でワークの搬送を行うために、前記ワーク搬送路を構成するガイドレール(図示省略)が、前記素材棚装置1から前記板材加工機3に亘ってX軸方向(左右方向)に長く設けてある。このガイドレールには、ワークを保持して左右方向(X軸方向)へ搬送するためのローダ・アンローダやワークキャリッジ(図示省略)が左右方向へ移動自在に支持されている。なお、前記ガイドレールの構成やワークキャリッジ等の構成は、例えば特開2005−199320号公報(以下、先行例1と称す)、又は、特開2000−264441号公報(以下、先行例2と称す)あるいは特開2000−85956号公報(以下、先行例3と称す)などに記載されているごとき公知又は周知の構成であってよいものであるから、前記ガイドレールやワークキャリッジについてのより詳細な説明は省略する。
前記収納棚装置5の構成は周知であるが、収納棚装置5の構成について概略的に説明すると、当該収納棚装置5は、例えば前記先行例2の図1、2或は前記先行例3の図1、3に記載のごとき構成であって、当該収納棚装置5における棚フレーム7には、複数枚のワークを積載したパレット(図示省略)を出入自在に収納する収納棚が複数段備えられている。そして、前記棚フレーム7の前後方向(Y軸方向)の後側には、前記各収納棚に対してパレットの出入れを行うためのエレベータ装置9が上下動自在に備えられている。
また、前記収納棚装置5における前記棚フレーム7の前側には、一枚取り装置11が備えられている。この一枚取り装置11は、前記エレベータ装置9から搬入されたパレット上に積載してあるワークから最上のワークの一枚取りを行うものである。この一枚取り装置11によって一枚取りされたワークを、前記素材棚装置1側へ、又は前記板材加工機3側へ搬送するために、前記棚フレーム7の下部側であって、ワークの搬送を行うパスラインの高さ位置に対応する位置に前記ガイドレールが素材棚装置1から板材加工機3に亘ってX軸方向に長く設けられているものである。
前記一枚取り装置11によって一枚取りされたワークを、前記パスラインの位置へ移送するために、前記先行例2,3に記載の構成と同様に、前記一枚取り装置11と前記パスライン位置との間をY軸方向に往復動自在の移動テーブル(図示省略)が備えられている。なお、前記移動テーブルの上面には、ワークに擦傷が生じないようにブラシが植接してある。
上記構成により、従来と同様に、収納棚装置5における収納棚からパレットを取り出し、当該パレットに積載してあるワークの一枚取りを行って、板材加工機3に対して供給することができるものである。
前記素材棚装置1は、図1、2、3に概念的、概略的に示すように、枠体構造の棚フレーム本体13を備えている。この棚フレーム本体13には、前記板材加工機3へ供給すべき板状のワーク、又は前記板材加工機3によって加工された板状の製品、或は端材等の板状素材(ワーク)Wを個々に格納(収納)自在な素材棚15が複数段備えられている。そして、前記各素材棚15に備えた床17の上面には、当該床面から前記板状素材Wを浮上した状態に、前記板状素材Wの下面を直接支持する浮上支持部材19を備えられている。
前記浮上支持部材19は、前記板状素材Wが前記床17の上面に接触して擦傷が生じることを防止するためのものであって、例えばブラシや回転自在なボール或は摩擦係数の小さなフッ素樹脂等の合成樹脂をコーティングした凸部を床17の上面に備えた構成とすることができるものである。
前記浮上支持部材19は、図3に示すように、各素材棚15を左右方向に複数に区画した各区画領域20A,20B,20C,20Dにそれぞれ備えられている。なお、浮上支持部材19は、前記各区画領域20A〜20D毎に区画することなく、全面的に備えてもよいものである。
また、前記素材棚装置1における前記棚フレーム本体13の前側(図2において右側)には、エレベータ装置21が上下動自在に備えられている。なお、図2には、エレベータ装置21が上昇した状態と下降した状態が示されており、かつ素材搬出入装置32が前側及び後側へ移動した状態が示してあるが、エレベータ装置21及び素材搬出入装置32はそれぞれ1つである。
前記エレベータ装置21は、前記棚フレーム本体13の上面に装着したモータ23によって回転される回転軸25の左右両端部に備えた駆動スプロケット27と、前記棚フレーム本体13における左右両側の下部に回転自在に備えた従動スプロケット29にそれぞれ掛回したエンドレスチエン31に連結してある。したがって、エレベータ装置21は、前記モータ23を正逆回転することにより、棚フレーム本体13に対して上下動されるものである。
前記エレベータ装置21には、前記各素材棚15に対して板状素材Wの出入れを行うための前記素材搬出入装置32が前記エレベータ装置21に前後動自在に備えられている。すなわち、前記エレベータ装置21には、左右方向(X軸方向)に長いクランプベース33が前後方向へ移動自在に備えられている。すなわち、前記エレベータ装置21における四角形状の枠体フレーム35の後側部分にはモータ37が装着してあると共に、当該モータ37によって回転される駆動スプロケット39が回転自在に備えられている。
そして、前記枠体フレーム35の前側部分に回転自在に備えた従動スプロケット41と前記駆動スプロケット39にはエンドレスチエン43が掛回してある。そして、このエンドレスチエン43は、前記クランプベース33と連結してある。したがって、前記モータ37を正逆回転することにより、前記クランプベース33は前後方向(Y軸方向)に往復動されるものである。
前記素材棚15に対して板状素材Wの出入れを行うために、前記クランプベース33には、左右方向に適宜間隔に離隔した複数のワーククランプ45が備えられている。そして、前記ワーククランプ45によって板状素材Wの出入れを行うときに、板状素材Wの下面に擦傷を生じることを防止するために、前記エレベータ装置21に備えた床面上には、前記浮上支持部材と同一構成の浮上支持部材19が備えられている。
ところで、前記素材棚15に格納される板状素材Wとしては種々の形状、寸法があり、図4(A)に示すように、床17の各区画領域20A,20B,20C,20D毎に板状素材Wを格納する場合や、図4(B)に示すように、一部の板状素材Wを、複数の区画領域20A,20B又は20B,20C或は20C,20Dなどの適宜領域に亘って格納することもある。また、図4(C),(D)に示すように、区画領域20A〜20Dの全領域に亘って格納することもある。
そこで、素材棚15に対して種々の形状、寸法の板状素材Wを格納する場合であっても対応し得るように、前記ワーククランプ45は、図1に示すように、床17の各区画領域20A〜20Dに対応してそれぞれ複数(実施形態においては2個)備えられている。この場合、複数のワーククランプ45は、常態においてはクランプジョーを上下に開いた状態にあり、板状素材Wをクランプするワーククランプ45のみが閉作動されて、板状素材Wの前端縁のクランプを行うものである。
なお、前記各区画領域20A〜20Dに対応して格納された板状素材Wをクランプする構成としては、クランプベース33に対して、例えば2〜4程度の複数の各ワーククランプ45を、左右方向(X軸方向)へ個々に又は同期して移動位置決め自在な構成とする。複数の各ワーククランプ45を個々にX軸方向へ移動する構成としては、個々のワーククランプ45をそれぞれ個別のボールネジ機構によって移動する構成とすることも可能である。また、各ワーククランプ45をX軸方向へ個別に又は同期的に移動し位置決めする構成としては、リニアモータを利用した構成とすることも可能である。
前記各素材棚15と前記板材加工機3及び前記収納棚装置5との間において、板状素材Wの移送(搬送)を行うために、前記素材棚装置1における棚フレーム本体13の下部側には、前記板材加工機3、収納棚装置5側へ延びたX軸方向のガイドレール47(図2参照)が備えられている。このガイドレール47は前述したワーク搬送手段におけるローダ・アンローダ49をX軸方向に移動自在に案内するものである。なお、この種のローダ・アンローダ49は、前述した先行例1,2,3などに記載されているローダ・アンローダと同様の構成であり、周知であるから、ワーク搬送手段のより詳細な構成、作用についての説明は省略する。
そして、前記ローダ・アンローダ49によって搬送される板状素材Wを支持するための移動テーブル51が備えられている。この移動テーブル51の上面には、前記浮上支持部材と同様の浮上支持部材19が備えられている。なお、前記移動テーブル51は、前記先行例2,3に記載されている移動テーブルと同様に、前記ワーク搬送手段に対応した内部位置51Aと、この内部位置51Aから後側へ移動した外部位置51Bとの間を往復動自在に備えられている。なお、移動テーブル51を往復動する構成は周知であるから、移動テーブル51を往復動するための構成についての詳細な説明は省略する。
前記移動テーブル51の下方位置には、Y軸方向に長いガイドレール53U,53Lが上下二段に備えられており、各ガイドレール53U,53Lには、上下のパレット55U,55Lが前後方向、すなわち、内部位置と外部位置との間を移動自在に備えられている。このパレット55U,55Lは、板材加工機3において加工された後のスケルトンを積載自在なものである。そして、前記内部位置へ位置決めしたパレット55U,55Lを、板状素材Wのパスラインに対して上下動するためのリフター装置57が備えられている。なお、内部位置に位置決めされたパレット55U,55Lをリフター装置57によって上下動する構成は、周知であるから、パレット55U,55Lを上下動するための構成についての詳細な説明は省略する。
以上のごとき構成において、素材棚装置1における各素材棚15内に板状素材Wが予め格納した状態にあるとき、板材加工機3において加工すべき板状素材Wを取り出すには、加工すべき板状素材Wが格納されている素材棚15に対応した位置へエレベータ装置21を上下動し位置決めする。そして、格納されている板状素材Wが、図4(A),(B)に示すように、素材棚15の区画領域20A〜20Dに個別に、又は複数の区画領域20B,20Cに亘って格納されている場合、加工すべき板状素材Wに対応した複数のワーククランプ45によって板状素材Wの前端縁をクランプする。
なお、複数のワーククランプ45が、例えばリニアモータ等のアクチュエータによって個別に左右方向へ移動自在な構成の場合には、複数のワーククランプ45を、加工すべき板状素材Wに対応する位置へ移動位置決めすると共に、板状素材Wの左右方向の幅寸法に対応して各ワーククランプ45の左右方向の間隔を調節し、板状素材Wの前端縁をクランプする。また、図4(C),(D)に示すように、板状素材Wが全ての区画領域20A〜20Dに亘って格納されている場合も、同様に、全てのワーククランプ45又は必要なワーククランプ45のみによって板状素材Wの前端縁をクランプする。
前述したように、エレベータ装置21に備えたワーククランプ45によって、素材棚15に格納されている板状素材Wの前端縁をクランプした後、エレベータ装置21に備えたクランプベース33をY軸方向の前側(図2において右側)へ移動することにより、板状素材Wを、前記エレベータ装置21上に引き出すことができる。この際、素材棚15の床面上およびエレベータ装置21の床面上にはそれぞれブラシなどの浮上支持部材19が備えられているので、板状素材Wの下面に擦傷等を生じることはないものである。
前述のごとく、エレベータ装置21上に板状素材Wを搬出した(引き出した)後、エレベータ装置21を前記ローダ・アンローダ49に対応した位置に下降位置決めする。そして、上記ローダ・アンローダ49に対応して予め内部位置に位置決めしてある移動テーブル51上に板状素材Wを送り出し、ワーククランプ45による挟持を解放することにより、板状素材Wは移動テーブル51上に移載される。その後、従来と同様に、ローダ・アンローダ49によって板材加工機3へ板状素材Wの搬送を行うことにより、板材加工機3によって板状素材Wの加工が行われるものである。
既に理解されるように、板材加工機3によって加工された製品又は端材等の板状素材Wをローダ・アンローダによって前記移動テーブル51上に搬送し、前述とは逆に、当該移動テーブル51上の板状素材Wをエレベータ装置21上へ移載することにより、所望位置の素材棚15に対して板状素材Wを格納することができるものである。
なお、素材棚装置1における各素材棚15に対して板状素材Wを格納するには、前記収納棚装置5に収納されたパレット上に積載されている板状素材Wを1枚毎分離して格納することもできる。また、前記収納棚装置5を省略して、素材棚装置1のみを備えた構成とする場合には、移動テーブル51を位置決めする外部位置51Bに一枚取り装置11を備え、上側のパレット55Uに積載した板状素材Wを、前記一枚取り装置11によって1枚取りして移動テーブル51上に載置する構成とすることも可能である。
前述のごとき説明より理解されるように、前記素材棚装置1は、各素材棚15における床17上に、板状素材Wの下面を直接支持する浮上支持部材19を備えた構成であるから、板状素材Wの下面に擦傷等を生じることなく搬出入することができるものである。また、パレット等によって、支持することなく、板状素材Wを各素材棚15に対して直接出入できるので、パレットを介在して板状素材Wの格納を行う場合に比較して、前記各素材棚15の上下間隔寸法及び左右方向の幅寸法をより小さくすることができるものである。したがって、各素材棚15の段数をより多くすることができると共に、全体的構成の小型化、コンパクト化を図ることができるものである。
ところで、前述の説明においては、比較的大きな板状素材Wを素材棚15に直接格納する場合について説明した。しかし、より小さな製品などの板状素材Wを格納する場合には、図5に示すように、素材棚15に対して出入自在な扁平状な板状のトレイ59上に複数の板状素材Wを並列することも可能である。この場合、前記トレイ59の上面には、擦傷を防止するために、例えば前記浮上支持部材19と同一構成の擦傷防止部材又は例えばカーペット材等のごとき敷物を貼った構成とすることが望ましいものである。
1 素材棚装置
3 板材加工機
5 収納棚装置
7 棚フレーム
9,21 エレベータ装置
13 棚フレーム本体
15 素材棚
17 床
19 浮上支持部材
20A〜20D 区画領域
32 素材搬出入装置
33 クランプベース
35 枠体フレーム
45 ワーククランプ
51 移動テーブル
59 トレイ

Claims (5)

  1. 板材加工機へ供給すべき板状のワーク又は板材加工機によって加工された板状の製品或は端材等の板状素材を出入自在に格納する素材棚装置であって、各板状素材を個々に格納自在な素材棚を複数段備えた棚フレーム本体の前側にエレベータ装置を上下動自在に備えると共に、前記各素材棚に対して板状素材の出入を行う素材搬出入装置を前記エレベータ装置に前後動自在に備え、前記各素材棚に備えた床面に、当該床面から板状素材を浮上した状態に板状素材の下面を直接支持する浮上支持部材を備え、前記エレベータ装置に備えた床面に、当該床面から板状素材を浮上した状態に板状素材の下面を直接支持する浮上支持部材を備えていることを特徴とする素材棚装置。
  2. 請求項1に記載の素材棚装置において、前記素材搬出入装置は、前記各素材棚を左右方向に複数に区画した各区画領域に対応して適数のワーククランプを備えていることを特徴とする素材棚装置。
  3. 請求項1に記載の素材棚装置において、前記素材搬出入装置は、前記各素材棚を左右方向に複数に区画した各区画領域に対応した位置へ移動自在かつ個別に左右方向へ移動自在の複数のワーククランプを備えていることを特徴とする素材棚装置。
  4. 請求項1、2又は3に記載の素材棚装置を使用しての端材又は製品の格納方法であって、各素材棚に対して出入自在な扁平状のトレイを備え、このトレイ上に適数の端材又は製品を並列載置して格納することを特徴とする端材又は製品の格納方法。
  5. 請求項4に記載の端材又は製品の格納方法に使用するトレイであって、扁平状の板材の上面に、端材又は製品との接触による擦傷を防止するための擦傷防止部材を備えていることを特徴とするトレイ。
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