JP2012086753A - 固形潤滑剤塗布装置の回動アーム構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、回動アームを一方向に回動付勢するためのスプリングの姿勢を正常に保持することを目的とする。
【解決手段】本発明による固形潤滑剤塗布装置の回動アーム構造は、回動アーム(8)の貫通孔(91)に設けられた軸体(61)の先端突出軸部(65)上に設けられたばね部材(10)と回動アーム(8)との間に設けられたワッシャ(71)により、回動アーム(8)が回動する時のばね部材(10)のよじれ等を防止して安定した回動付勢を行うことができるようにした構成である。
【選択図】図5
【解決手段】本発明による固形潤滑剤塗布装置の回動アーム構造は、回動アーム(8)の貫通孔(91)に設けられた軸体(61)の先端突出軸部(65)上に設けられたばね部材(10)と回動アーム(8)との間に設けられたワッシャ(71)により、回動アーム(8)が回動する時のばね部材(10)のよじれ等を防止して安定した回動付勢を行うことができるようにした構成である。
【選択図】図5
Description
本発明は、固形潤滑剤塗布装置の回動アーム構造に関し、特に、回動アームを一方向に回動付勢するためのスプリングの姿勢を正常に保持するための新規な改良に関する。
従来、用いられていたこの種の固形潤滑剤塗布装置としては、例えば、特許文献1に示される構成を挙げることができる。
すなわち、図8において符号1で示されるものは周知の走行体であり、この走行体1の下部に設けられた車輪2は周知のレール(図示せず)上を走行するように構成され、この車輪2のフランジ部4には固形潤滑剤5を塗布するように構成されている。
すなわち、図8において符号1で示されるものは周知の走行体であり、この走行体1の下部に設けられた車輪2は周知のレール(図示せず)上を走行するように構成され、この車輪2のフランジ部4には固形潤滑剤5を塗布するように構成されている。
前記走行体1の下部に設けられた保持盤6の両側には、軸支部7を介して一対の回動アーム8,9が互いに異なる方向にトーションばね等のばね部材10により一方向に付勢されるように構成されている。
前記各回動アーム8,9には、図9及び図10並びに図11から15で示すように、断面コ字形で長手溝状の保持部材11,12が嵌め合いの状態でこの回動アーム8,9の長手方向に沿って往復移動自在に設けられ、この保持部材11,12の背部11a,12a側にはU型に形成された係止部40が設けられている。また、この背部11a,12aには切欠部41及び曲折部42が形成されている。
前記各回動アーム8,9の先端部には平面のみからなりその面方向が図17で示す各回動アーム8,9の長手方向20に対して非直交となる先端面21が形成されている。
前記各保持部材11,12の先端には、曲折して形成された舌片22が設けられており、この先端面21と舌片22との間には前記各固形潤滑剤5の基部が挟持されて保持されている。
前記各保持部材11,12の先端には、曲折して形成された舌片22が設けられており、この先端面21と舌片22との間には前記各固形潤滑剤5の基部が挟持されて保持されている。
前記各回動アーム8,9のアーム背部8a,9aには、前記各保持部材11,12の切欠部41が位置していると共に、この切欠部41内にその一部を位置させると共にレバー50を有するレバー体51がボルト52によって固定されている。
このレバー体51の軸支部53には前記レバー50が矢印Aの方向に沿って回動でき、このレバー50の係合部54と前記係止部40との間には四角枠状の連結体60が設けられている。
このレバー体51の軸支部53には前記レバー50が矢印Aの方向に沿って回動でき、このレバー50の係合部54と前記係止部40との間には四角枠状の連結体60が設けられている。
前記係合部54及び係止部40に対して前記連結体60は作動自在に結合され、レバー50の回動によって各保持部材11,12は前記連結体60を介して各回動アーム8,9の長手方向20に沿って往復移動し、前記先端面21と舌片22との間の間隔が変えられるように構成されている。
すなわち、前記レバー50は、図9の状態では上方へ回動された状態で、回動アーム8,9の各保持部材11,12が持ち上げられて、舌片22が固形潤滑剤5の基部を挟持している使用状態となり、このレバー50を図9の状態から下方へ回動させると、連結体60を介して回動アーム11,12と共に舌片22が降下し、先端面21と舌片22との間の間隔があいて固形潤滑剤5の挟持が解除される。
尚、前記先端面21の面方向は、図9等に示されるように、各回動アーム8,9のレバー体51が位置する前記アーム背部8a,9aから前記アーム背部8a,9aに対向するアーム前部8b,9bへ向けて下り傾斜となるように形成されている。
すなわち、前記レバー50は、図9の状態では上方へ回動された状態で、回動アーム8,9の各保持部材11,12が持ち上げられて、舌片22が固形潤滑剤5の基部を挟持している使用状態となり、このレバー50を図9の状態から下方へ回動させると、連結体60を介して回動アーム11,12と共に舌片22が降下し、先端面21と舌片22との間の間隔があいて固形潤滑剤5の挟持が解除される。
尚、前記先端面21の面方向は、図9等に示されるように、各回動アーム8,9のレバー体51が位置する前記アーム背部8a,9aから前記アーム背部8a,9aに対向するアーム前部8b,9bへ向けて下り傾斜となるように形成されている。
従来の固形潤滑剤塗布装置は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、各回動アームを互いに異なる方向に回動付勢するためのトーションばねからなるばね部材が設けられているが、このばね部材を装着するスペースが少ないために、固形潤滑剤が直接摺接する車輪の内面の凹凸に追従する際にばね部材が締まったり又は緩んだりし、そのために、ばね部材の一部が軸支部の隙間に入り込むことがあり、ばね部材のばね性が損なわれ、各回動アームの回動追従性が損なわれる可能性があった。
すなわち、各回動アームを互いに異なる方向に回動付勢するためのトーションばねからなるばね部材が設けられているが、このばね部材を装着するスペースが少ないために、固形潤滑剤が直接摺接する車輪の内面の凹凸に追従する際にばね部材が締まったり又は緩んだりし、そのために、ばね部材の一部が軸支部の隙間に入り込むことがあり、ばね部材のばね性が損なわれ、各回動アームの回動追従性が損なわれる可能性があった。
本発明による固形潤滑剤塗布装置の回動アーム構造は、レール上を走行する走行体の保持盤に回動自在に取り付けられ、前記走行体の車輪のフランジ部に塗布する固形潤滑剤を保持し互いに逆方向に回動付勢される少なくとも一対の回動アームからなる固形潤滑剤塗布装置の回動アーム構造において、前記回動アームの貫通孔に回動自在に挿入された軸体と、前記貫通孔を貫通した前記軸体の先端突出軸部と、前記先端突出軸部の外周に同軸状に嵌着固定され断面T字型のバネ受け体と、前記ばね受け体を形成する鍔部と細径部のうち前記細径部の外周に配設されたばね部材と、前記ばね部材と前記回動アームの第1外側面との間に配設され切欠を有するワッシャと、前記第1外側面に形成され前記ばね部材の始端が前記切欠を介して挿入される第1挿入孔と、前記ばね受け体に形成され前記ばね部材の終端が挿入される第2挿入孔と、前記回動アームのアーム背部に設けられ開閉自在なレバーを有するレバー体と、前記回動アームの下部外周に上下動自在に設けられ前記レバー体の輪状連結体に連結する保持部材と、前記保持部材の舌片と前記回動アームの先端面との間に前記固形潤滑剤を挟持するための挟持部とを備えた構成であり、また、前記軸体の後端に設けられたストッパーピンと、前記回動アームの第2外側面に形成された第3挿入孔に設けられた回動ピンとを備え、前記ストッパーピンと回動ピンとはその長手方向が互いに直交し、前記ストッパーピンに前記回動ピンが当接する構成であり、また、前記ばね部材の外周には、ばね用スリーブが設けられている構成である。
本発明による固形潤滑剤塗布装置の回動アーム構造は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、レール上を走行する走行体の保持盤に回動自在に取り付けられ、前記走行体の車輪のフランジ部に塗布する固形潤滑剤を保持し互いに逆方向に回動付勢される少なくとも一対の回動アームからなる固形潤滑剤塗布装置の回動アーム構造において、前記回動アームの貫通孔に回動自在に挿入された軸体と、前記貫通孔を貫通した前記軸体の先端突出軸部と、前記先端突出軸部の外周に同軸状に嵌着固定され断面T字型のバネ受け体と、前記ばね受け体を形成する鍔部と細径部のうち前記細径部の外周に配設されたばね部材と、前記ばね部材と前記回動アームの第1外側面との間に配設され切欠を有するワッシャと、前記第1外側面に形成され前記ばね部材の始端が前記切欠を介して挿入される第1挿入孔と、前記ばね受け体に形成され前記ばね部材の終端が挿入される第2挿入孔と、前記回動アームのアーム背部に設けられ開閉自在なレバーを有するレバー体と、前記回動アームの下部外周に上下動自在に設けられ前記レバー体の輪状連結体に連結する保持部材と、前記保持部材の舌片と前記回動アームの先端面との間に前記固形潤滑剤を挟持するための挟持部とを備えたことにより、回動アームが往復回動してばね部材が変形しようとしても、回動アームの貫通孔側にワッシャが設けられているため、ばね部材のよじれ等が防止され、整列巻きの状態が保持され、常に安定した回動アームの回動動作を得ることにより、安定した潤滑剤の塗布を行うことができる。
また、前記軸体の後端に設けられたストッパーピンと、前記回動アームの第2外側面に形成された第3挿入孔に設けられた回動ピンとを備え、前記ストッパーピンと回動ピンとはその長手方向が互いに直交し、前記ストッパーピンに前記回動ピンが当接する構成としたことにより、回動アームの回動範囲を確実に規制することができる。
また、前記ばね部材の外周には、ばね用スリーブが設けられていることにより、回動アームの回動動作時にばね部材のよじれ等の変形を確実に防止することができる。
すなわち、レール上を走行する走行体の保持盤に回動自在に取り付けられ、前記走行体の車輪のフランジ部に塗布する固形潤滑剤を保持し互いに逆方向に回動付勢される少なくとも一対の回動アームからなる固形潤滑剤塗布装置の回動アーム構造において、前記回動アームの貫通孔に回動自在に挿入された軸体と、前記貫通孔を貫通した前記軸体の先端突出軸部と、前記先端突出軸部の外周に同軸状に嵌着固定され断面T字型のバネ受け体と、前記ばね受け体を形成する鍔部と細径部のうち前記細径部の外周に配設されたばね部材と、前記ばね部材と前記回動アームの第1外側面との間に配設され切欠を有するワッシャと、前記第1外側面に形成され前記ばね部材の始端が前記切欠を介して挿入される第1挿入孔と、前記ばね受け体に形成され前記ばね部材の終端が挿入される第2挿入孔と、前記回動アームのアーム背部に設けられ開閉自在なレバーを有するレバー体と、前記回動アームの下部外周に上下動自在に設けられ前記レバー体の輪状連結体に連結する保持部材と、前記保持部材の舌片と前記回動アームの先端面との間に前記固形潤滑剤を挟持するための挟持部とを備えたことにより、回動アームが往復回動してばね部材が変形しようとしても、回動アームの貫通孔側にワッシャが設けられているため、ばね部材のよじれ等が防止され、整列巻きの状態が保持され、常に安定した回動アームの回動動作を得ることにより、安定した潤滑剤の塗布を行うことができる。
また、前記軸体の後端に設けられたストッパーピンと、前記回動アームの第2外側面に形成された第3挿入孔に設けられた回動ピンとを備え、前記ストッパーピンと回動ピンとはその長手方向が互いに直交し、前記ストッパーピンに前記回動ピンが当接する構成としたことにより、回動アームの回動範囲を確実に規制することができる。
また、前記ばね部材の外周には、ばね用スリーブが設けられていることにより、回動アームの回動動作時にばね部材のよじれ等の変形を確実に防止することができる。
本発明は、回動アームを一方向に回動付勢するためのスプリングの姿勢を正常に保持するようにした固形潤滑剤塗布装置のアーム構造を提供することを目的とする。
以下、図面と共に本発明による固形潤滑剤塗布装置の回動アーム構造の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例とは、ばね部材の取付構造が異なるが、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。尚、従来例については一部を除き本発明に援用するものとする。
図1、図2及び図10において符号8で示されるものは、図8の走行体1の保持盤6に設けられた回動アームであり、この回動アーム8は後述のばね部材10の復帰力によって互いに逆方向に回動付勢された一対よりなるが、一対が同一構成であるため、ここでは一方の回動アーム8についてのみ説明する。
尚、従来例とは、ばね部材の取付構造が異なるが、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。尚、従来例については一部を除き本発明に援用するものとする。
図1、図2及び図10において符号8で示されるものは、図8の走行体1の保持盤6に設けられた回動アームであり、この回動アーム8は後述のばね部材10の復帰力によって互いに逆方向に回動付勢された一対よりなるが、一対が同一構成であるため、ここでは一方の回動アーム8についてのみ説明する。
前記回動アーム8の上部に形成された貫通孔91には、長手形状の軸体61が軸用スリーブ62を外周に有して貫通して設けられ、この軸体8の径大状の後端63は回動アーム8の第2外側面64側に突出して位置し、その先端突出軸部65は回動アーム8の第1外側面66から外方へ突出して配設されている。
前記後端63にはストッパーピン67が軸体61の直径方向に沿って孔67aに挿入して設けられ、前記第2外側面64の第3挿入孔68aには回動ピン69が設けられ、各ピン67,69はその長手方向が互いに直交するように配設され、図4のように、回動ピン69がストッパーピン67に当接することにより回動アーム8の回動範囲が所定の角度内に規制されるように構成されている。
前記第1外側面66から外方へ突出した前記先端突出軸部65には、図5及び図2に特に示されるように、切欠70を有するワッシャ71、トーションスプリング等からなるばね部材10、このばね部材10の外周に位置するばね用スリーブ72、断面T型をなし鍔部73と細径部74とを有すると共に止めねじ73bで先端突出軸部65に固定されたばね受け体75とが順次挿入され、この先端突出軸部65の先方に形成されたねじ部80にはナット81が設けられている。
従って、前記ばね受け体75とナット81との間には、図8の前記保持盤6が挟持されることによって、前記軸体61が走行体1の保持盤6に固定されて回動アーム8が保持盤6に対して回動自在に保持されている。
従って、前記ばね受け体75とナット81との間には、図8の前記保持盤6が挟持されることによって、前記軸体61が走行体1の保持盤6に固定されて回動アーム8が保持盤6に対して回動自在に保持されている。
前記ばね部材10の始端10aは切欠70を経て第1挿入孔68に挿入されて係合し、その終端10bは前記ばね受け体75の第2挿入孔73aに挿入されて係合することにより、前記ばね部材10は前記ばね受け体75の鍔部73の外径より小径の細径部74の外周位置に配設されている。
従って、コイルスプリング状の整列巻きされた前記ばね部材10の軸方向に沿う一端10Aは前記鍔部73に当接し、その他端10Bは前記ワッシャ71に当接している。
従って、コイルスプリング状の整列巻きされた前記ばね部材10の軸方向に沿う一端10Aは前記鍔部73に当接し、その他端10Bは前記ワッシャ71に当接している。
さらに、前記回動アーム8の先端部には平面のみからなりその面方向が回動アーム8の長手方向に対して非直交となる先端面21が形成され、前記保持部材11の先端には、曲折して形成された舌片22が設けられており、この先端面21と舌片22との間の挟持空間21aには前記固形潤滑剤5の基部5aが挟持されて保持されている。
前記回動アーム8のアーム背部8aには、前記保持部材11の切欠部41が位置していると共に、この切欠部41内にその一部を位置させると共にレバー50を有するレバー体51がボルト52によって固定されている。
このレバー体51の軸支部53には前記レバー50が矢印Aの方向に沿って開閉でき、このレバー50の係合部54と前記係止部40との間には四角枠状の輪状連結体60が設けられている。
このレバー体51の軸支部53には前記レバー50が矢印Aの方向に沿って開閉でき、このレバー50の係合部54と前記係止部40との間には四角枠状の輪状連結体60が設けられている。
前記係合部54及び係止部40に対して前記輪状連結体60は作動自在に結合され、レバー50の回動によって保持部材11は前記輪状連結体60を介して回動アーム8の長手方向に沿って往復移動し、前記先端面21と舌片22との間の間隔が変えられるように構成されている。
すなわち、前記レバー50は、図1の状態では上方へ閉じられた状態で、回動アーム8の保持部材11が持ち上げられて、舌片22が固形潤滑剤5の基部5aを挟持している使用状態となり、このレバー50を図1の状態から下方へ回動させると、輪状連結体60を介して回動アーム11と共に舌片22が降下し、先端面21と舌片22との間の間隔があいて固形潤滑剤5の挟持が解除される。
尚、前記先端面21の面方向は、図1等に示されるように、回動アーム8のレバー体51が位置する前記アーム背部8aから前記アーム背部8aに対向するアーム前部8bへ向けて下り傾斜となるように形成されている。
すなわち、前記レバー50は、図1の状態では上方へ閉じられた状態で、回動アーム8の保持部材11が持ち上げられて、舌片22が固形潤滑剤5の基部5aを挟持している使用状態となり、このレバー50を図1の状態から下方へ回動させると、輪状連結体60を介して回動アーム11と共に舌片22が降下し、先端面21と舌片22との間の間隔があいて固形潤滑剤5の挟持が解除される。
尚、前記先端面21の面方向は、図1等に示されるように、回動アーム8のレバー体51が位置する前記アーム背部8aから前記アーム背部8aに対向するアーム前部8bへ向けて下り傾斜となるように形成されている。
従って、前述の回動アーム8を一対として、図6のように走行体1の保持盤6に設けることにより、一対の回動アーム8,9が互いに逆方向に付勢される構成の固形潤滑剤塗布装置を得ることができる。尚、前記切欠70は図5のV型に限らず、U型の他に、図6の切り取り型も可能である。また、前記ばね用スリーブ72も、図7のようにスリット72aを有する構成も可能である。
本発明による固形潤滑剤塗布装置の回動アーム構造は、固形潤滑剤の塗布のみではなく、固定潤滑剤を他の液体又は溶融体等の材料に置き変えることにより、車輪以外の部材にも適用が可能である。
1 走行体
2 車輪
5 固形潤滑剤
6 保持盤
8 回動アーム
8a アーム背部
8b アーム前部
10 ばね部材
10a 始端
10b 終端
10A 一端
10B 他端
11 保持部材
21 先端面
21a 挟持空間
22 舌片
40 係止部
41 切欠部
50 レバー
51 レバー体
54 係合部
60 輪状連結体
61 軸体
62 軸用スリーブ
63 後端
64 第2外側面
65 先端突出軸部
66 第1外側面
67 ストッパーピン
68 第1挿入孔
69 回動ピン
70 切欠
71 ワッシャ
72 ばね用スリーブ
73 鍔部
73a 第2挿入孔
73b 止めねじ
74 細径部
75 ばね受け体
80 ねじ部
81 ナット
91 貫通孔
2 車輪
5 固形潤滑剤
6 保持盤
8 回動アーム
8a アーム背部
8b アーム前部
10 ばね部材
10a 始端
10b 終端
10A 一端
10B 他端
11 保持部材
21 先端面
21a 挟持空間
22 舌片
40 係止部
41 切欠部
50 レバー
51 レバー体
54 係合部
60 輪状連結体
61 軸体
62 軸用スリーブ
63 後端
64 第2外側面
65 先端突出軸部
66 第1外側面
67 ストッパーピン
68 第1挿入孔
69 回動ピン
70 切欠
71 ワッシャ
72 ばね用スリーブ
73 鍔部
73a 第2挿入孔
73b 止めねじ
74 細径部
75 ばね受け体
80 ねじ部
81 ナット
91 貫通孔
Claims (3)
- レール上を走行する走行体(1)の保持盤(6)に回動自在に取り付けられ、前記走行体(1)の車輪(2)のフランジ部(4)に塗布する固形潤滑剤(5)を保持し互いに逆方向に回動付勢される少なくとも一対の回動アーム(8)からなる固形潤滑剤塗布装置の回動アーム構造において、
前記回動アーム(8)の貫通孔(91)に回動自在に挿入された軸体(61)と、前記貫通孔(91)を貫通した前記軸体(61)の先端突出軸部(65)と、前記先端突出軸部(65)の外周に同軸状に嵌着固定され断面T字型のばね受け体(75)と、前記ばね受け体(75)を形成する鍔部(73)と細径部(74)のうち前記細径部(74)の外周に配設されたばね部材(10)と、前記ばね部材(10)と前記回動アーム(8)の第1外側面(66)との間に配設され切欠(70)を有するワッシャ(71)と、前記第1外側面(66)に形成され前記ばね部材(10)の始端(10a)が前記切欠(70)を介して挿入される第1挿入孔(68)と、前記ばね受け体(75)に形成され前記ばね部材(10)の終端(10b)が挿入される第2挿入孔(73a)と、前記回動アーム(8)のアーム背部(8a)に設けられ開閉自在なレバー(50)を有するレバー体(51)と、前記回動アーム(8)の下部外周に上下動自在に設けられ前記レバー体(51)の輪状連結体(60)に連結する保持部材(11)と、前記保持部材(11)の舌片(22)と前記回動アーム(8)の先端面(21)との間に前記固形潤滑剤(5)を挟持するための挟持空間(21a)とを備えたことを特徴とする固形潤滑剤塗布装置の回動アーム構造。 - 前記軸体(61)の後端(63)に設けられたストッパーピン(67)と、前記回動アーム(8)の第2外側面(64)に形成された第3挿入孔(68a)に設けられた回動ピン(69)とを備え、前記ストッパーピン(67)と回動ピン(69)とはその長手方向が互いに直交し、前記ストッパーピン(67)に前記回動ピン(69)が当接する構成としたことを特徴とする請求項1記載の固形潤滑剤塗布装置の回動アーム構造。
- 前記ばね部材(10)の外周には、ばね用スリーブ(72)が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の固形潤滑剤塗布装置の回動アーム構造。
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JP2010236704A Ceased JP2012086753A (ja) | 2010-10-21 | 2010-10-21 | 固形潤滑剤塗布装置の回動アーム構造 |
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Citations (9)
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---|---|---|---|---|
JPS481404U (ja) * | 1971-05-25 | 1973-01-10 | ||
JPS5019103Y1 (ja) * | 1969-10-07 | 1975-06-10 | ||
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- 2010-10-21 JP JP2010236704A patent/JP2012086753A/ja not_active Ceased
- 2010-11-25 WO PCT/JP2010/071019 patent/WO2012053122A1/ja active Application Filing
Patent Citations (9)
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Also Published As
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WO2012053122A1 (ja) | 2012-04-26 |
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