JP2012086336A - クランプ装置、およびパレット装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】固定位置が異なる複数種類のワークを、加工性を損なうことなく、個別に確実に固定することができるクランプ装置、およびパレット装置を提供する。
【解決手段】機械加工時にワークWを載置するパレット7に備わる複数のクランプ19と、複数のクランプ19を一度に動作させる動作機構43とを備えたクランプ装置9において、複数の形態のワークWが前記パレット7に個別に進入可能であり、一形態のワークWAの進入時を基準として、他形態のワークWBの進入時には前記パレット7が旋回し、前記パレット7の旋回時に所定位置のドッグ67に係合することで、他形態のワークWBを固定する際における、動作機構43動作時の特定クランプ19Fの動作を禁止するスイッチ55を、前記パレット7に備えた。
【選択図】図1
【解決手段】機械加工時にワークWを載置するパレット7に備わる複数のクランプ19と、複数のクランプ19を一度に動作させる動作機構43とを備えたクランプ装置9において、複数の形態のワークWが前記パレット7に個別に進入可能であり、一形態のワークWAの進入時を基準として、他形態のワークWBの進入時には前記パレット7が旋回し、前記パレット7の旋回時に所定位置のドッグ67に係合することで、他形態のワークWBを固定する際における、動作機構43動作時の特定クランプ19Fの動作を禁止するスイッチ55を、前記パレット7に備えた。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば自動車用エンジン部品等のワークの機械加工においてワークを固定するクランプ装置、およびパレット装置に関する。
従来、自動車のエンジンに用いられるシリンダヘッドやシリンダブロック等のワークを機械加工する機械加工ラインとして、複数の機械加工装置を加工工程順に並べ、これらの加工装置の間を搬送装置でつなぎ、ワークを加工工程順に搬送するものが知られている(例えば、特許文献1)。この種の機械加工ラインにおける機械加工装置は、ワークを位置決めして固定するクランプ装置を備え、精度よく機械加工を行うことができる。
近年、効率化のため、機械加工ラインにおいても複数機種の混流生産のニーズがある。混流生産の場合、クランプによる固定位置がワークの種類ごとに異なるため、ワーク種類に応じた専用のクランプ装置が使用される。
しかしながら、ワークの種類ごとに専用のクランプ装置を使用する場合、生産機種変更の度にクランプ装置を交換する所謂段取り変えが必要となり、生産効率が低下するうえ、交換用のクランプ装置の置き場が必要となり、コストやスペースの増大を招くという問題がある。この問題は、一つのクランプ装置に、複数のワークに対応できるよう複数のクランプを設け、クランプ装置を共通化することで、解決できる。
しかし、クランプ装置を共通化するためには、多くのクランプを密集して配置しなくてはならず、一種類のワークの保持に必要なクランプが、他種類のワークの被加工面に干渉するので、クランプ力の確保と加工性の確保との両立が難しいという問題があった。
しかしながら、ワークの種類ごとに専用のクランプ装置を使用する場合、生産機種変更の度にクランプ装置を交換する所謂段取り変えが必要となり、生産効率が低下するうえ、交換用のクランプ装置の置き場が必要となり、コストやスペースの増大を招くという問題がある。この問題は、一つのクランプ装置に、複数のワークに対応できるよう複数のクランプを設け、クランプ装置を共通化することで、解決できる。
しかし、クランプ装置を共通化するためには、多くのクランプを密集して配置しなくてはならず、一種類のワークの保持に必要なクランプが、他種類のワークの被加工面に干渉するので、クランプ力の確保と加工性の確保との両立が難しいという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、固定位置が異なる複数種類のワークを、加工性を損なうことなく、個別に確実に固定することができるクランプ装置、およびパレット装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、機械加工時にワークを載置するパレットに備わる複数のクランプと、複数のクランプを一度に動作させる動作機構とを備えたクランプ装置において、複数の形態のワークが前記パレットに個別に進入可能であり、一形態のワークの進入時を基準として、他形態のワークの進入時には前記パレットが旋回し、前記パレットの旋回時に所定位置のドッグに係合することで、他形態のワークを固定する際における、動作機構動作時の特定クランプの動作を禁止するスイッチを、前記パレットに備えたことを特徴とする。
本発明では、パレット旋回時に所定位置のドッグに係合して、複数のクランプのうち特定の特定クランプの動作を禁止するスイッチをパレットに備えたので、スイッチをパレット以外に設けた場合と比較して、パレットを旋回動作し、パレットを所定位置で停止させるだけで、特定クランプの動作を禁止できる。したがって、固定位置が異なる複数種類のワークを、加工性を損なうことなく、個別に確実に固定することができる。
前記特定クランプは、動作時にワークに干渉し非動作時にはワーク上面から後退するようにしても良い。
動作時にはワークに干渉するので、ワークの固定をより強固にすることができ、非動作時にはワーク上面から後退するので、ワーク上面の加工において、加工工具との干渉を防止できる。
動作時にはワークに干渉するので、ワークの固定をより強固にすることができ、非動作時にはワーク上面から後退するので、ワーク上面の加工において、加工工具との干渉を防止できる。
前記複数のクランプは、一形態及び他形態のワークの固定に共用される共用クランプを含んでも良い。
一形態及び他形態のワークのそれぞれの固定位置に対応する数のクランプを設ける場合と比較して、パレットに設けるクランプの数を少なくでき、部品点数の削減、コンパクト化、コスト削減ができる。
前記複数のクランプは油圧動作式クランプであり、前記動作機構は油圧回路を含み、前記スイッチは油圧回路に接続された切換えバルブであっても良い。
動作機構が油圧回路であり、小さな装置で大きな圧力を出力できるので、クランプ装置をコンパクト化することができる。
一形態及び他形態のワークのそれぞれの固定位置に対応する数のクランプを設ける場合と比較して、パレットに設けるクランプの数を少なくでき、部品点数の削減、コンパクト化、コスト削減ができる。
前記複数のクランプは油圧動作式クランプであり、前記動作機構は油圧回路を含み、前記スイッチは油圧回路に接続された切換えバルブであっても良い。
動作機構が油圧回路であり、小さな装置で大きな圧力を出力できるので、クランプ装置をコンパクト化することができる。
また、本発明は、機械加工時にワークを載置するパレットを有し、パレットに複数のクランプと、複数のクランプを一度に動作させる動作機構とを備えたパレット装置において、複数の形態のワークが前記パレットに個別に進入可能であり、一形態のワークの進入時を基準として、他形態のワークの進入時には前記パレットが旋回し、前記パレットの旋回時に所定位置のドッグに係合することで、他形態のワークを固定する際における、動作機構動作時の特定クランプの動作を禁止するスイッチを、前記パレットに備えたことを特徴とする。
本発明では、パレット旋回時に所定位置のドッグに係合して、複数のクランプのうち特定の特定クランプの動作を禁止するスイッチをパレットに備えたので、スイッチをパレット以外に設けた場合と比較して、パレットを旋回動作し、パレットを所定位置で停止させるだけで、特定クランプの動作を禁止できる。したがって、固定位置が異なる複数種類のワークを、加工性を損なうことなく、個別に確実に固定することができる。
本発明によれば、パレット旋回時に所定位置のドッグに係合して、複数のクランプのうち特定の特定クランプの動作を禁止するスイッチをパレットに備えたので、スイッチをパレット以外に設けた場合と比較して、パレットを旋回動作し、パレットを所定位置で停止させるだけで、特定クランプの動作を禁止できる。したがって、固定位置が異なる複数種類のワークを、加工性を損なうことなく、個別に確実に固定することができるクランプ装置、およびパレット装置を提供できるという効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。本実施形態では、自動車エンジンのシリンダブロックを固定するクランプ装置、とくに、シリンダブロックの機械加工ラインにおいて、シリンダブロック上面のフライス加工を行う機械加工装置が備えるクランプ装置について説明する。
図1は、機械加工装置1の構成を示す図である。
機械加工装置1は、図1に示すように、基部3と、基部3に設けられた旋回軸5(図2B参照)に旋回自在に軸支されるパレット7と、パレット7に備わるクランプ装置9と、パレット7に載置される一形態のワークWAおよび他形態のワークWB(図3参照)すなわちシリンダブロックを加工するための、加工機(不図示)とを備えている。なお、以下の説明では、一形態のワークWAと他形態のワークWBとを区別する必要が無い場合はワークWと記載する。加工機は、ワークWの上面11A、11B(図3参照)のフライス加工と、ジャーナル穴(不図示)の穴開け加工とを行う。
図1は、機械加工装置1の構成を示す図である。
機械加工装置1は、図1に示すように、基部3と、基部3に設けられた旋回軸5(図2B参照)に旋回自在に軸支されるパレット7と、パレット7に備わるクランプ装置9と、パレット7に載置される一形態のワークWAおよび他形態のワークWB(図3参照)すなわちシリンダブロックを加工するための、加工機(不図示)とを備えている。なお、以下の説明では、一形態のワークWAと他形態のワークWBとを区別する必要が無い場合はワークWと記載する。加工機は、ワークWの上面11A、11B(図3参照)のフライス加工と、ジャーナル穴(不図示)の穴開け加工とを行う。
基部3は、パレット7、クランプ装置9および加工機を支持するものであり、図1中、矢印Aで示すワークWの流動方向に向かって左右両側に側壁部13を備えている。
クランプ装置9は、図1、図2に示すように、パレット7上に設けられた基準座15、位置決めピン17、複数のクランプ19すなわちクランプ19A〜19F、着座切換えピン21、および着座切換バルブ23を備え、ワークWを位置決めして固定する。
パレット7は、略矩形平板状の部材であり、基部3に設けられた旋回軸5に旋回自在に軸支されている。基準座15は、パレット7上の所定位置に設けられ、ワークWを載置する。位置決めピン17は、パレット7上の所定位置に設けられており、ワークWの位置決め穴(不図示)と嵌合してパレット7に対してワークWを位置決めする。
クランプ装置9は、図1、図2に示すように、パレット7上に設けられた基準座15、位置決めピン17、複数のクランプ19すなわちクランプ19A〜19F、着座切換えピン21、および着座切換バルブ23を備え、ワークWを位置決めして固定する。
パレット7は、略矩形平板状の部材であり、基部3に設けられた旋回軸5に旋回自在に軸支されている。基準座15は、パレット7上の所定位置に設けられ、ワークWを載置する。位置決めピン17は、パレット7上の所定位置に設けられており、ワークWの位置決め穴(不図示)と嵌合してパレット7に対してワークWを位置決めする。
複数のクランプ19は、上下動並びに回動するアーム25を備えている。なお、以下の説明ではクランプ19A〜19Fそれぞれのアーム25をアーム25A〜25Fと称し、必要に応じて区別する。パレット7上には、図示を省略した搬送機により、上方よりワークWが搬入され、ワークWは、位置決めピン17により位置決めされて、パレット7上の所定位置に固定される。ワークWが上方より搬入される際には、アーム25が回動して待避しており、ワークWの搬入が完了すると、アーム25がワークW上に回動し、基準座15上に載置されたワークWをアーム25が上から抑え、機械加工時にワークWが動かないように固定する。
各クランプ19は、ワークWの上面11A、11Bの被加工面を加工するときに加工の邪魔にならないように、ワークWの上面11A、11Bの被加工面から外れた固定位置、例えばワークWの4隅を固定し、かつクランプ19のアーム25はワークWの上面11A、11Bの被加工面よりも下側を固定できるよう配置されている。
各クランプ19は、ワークWの上面11A、11Bの被加工面を加工するときに加工の邪魔にならないように、ワークWの上面11A、11Bの被加工面から外れた固定位置、例えばワークWの4隅を固定し、かつクランプ19のアーム25はワークWの上面11A、11Bの被加工面よりも下側を固定できるよう配置されている。
ところで、本実施形態の機械加工ラインは、2種類のワークWすなわち、一形態のワークWAおよび他形態のワークWBを、パレット7に個別に進入させて加工できるように構成されている。
しかし、一形態のワークWAと、他形態のワークWBとでは、上面11A、11B(図3参照)の大きさや形状が異なるので、それぞれ固定位置が異なる。このため、一形態のワークWAと、他形態のワークWBについてクランプ装置9の共通化を図るためには、クランプ装置9がワークWA、WBそれぞれの固定位置に対応した複数のクランプ19を備えている必要がある。
しかし、一形態のワークWAと、他形態のワークWBとでは、上面11A、11B(図3参照)の大きさや形状が異なるので、それぞれ固定位置が異なる。このため、一形態のワークWAと、他形態のワークWBについてクランプ装置9の共通化を図るためには、クランプ装置9がワークWA、WBそれぞれの固定位置に対応した複数のクランプ19を備えている必要がある。
本構成では、クランプ装置9は、油圧動作式クランプであるクランプ19A〜19Fと、クランプ19A〜19Fを一度に動作させるための動作機構である油圧回路43とを備えている。クランプ19A〜19Fは、それぞれ油圧シリンダ45A〜49Fと、ロッド29A〜29Fと、ロッド29A〜29Fに連結されたアーム25A〜25Fとを備えている。
クランプ19A〜19C、19Fは、一形態のワークWAの四隅を抑えるものであり、クランプ19A、19B、19D、19Eは、他形態のワークWBの四隅を抑えるものである。図3Aに示すように一形態のワークWA加工時には、クランプ19A〜19C、19Fのそれぞれのアーム25A〜25C、25FでワークWAを固定し、他形態のワークWB加工時には、図3Bに示すようにクランプ19A、19B、19D、19Eのそれぞれのアーム25A、25B、25D、25EでワークWBを抑える。
クランプ19A〜19C、19Fは、一形態のワークWAの四隅を抑えるものであり、クランプ19A、19B、19D、19Eは、他形態のワークWBの四隅を抑えるものである。図3Aに示すように一形態のワークWA加工時には、クランプ19A〜19C、19Fのそれぞれのアーム25A〜25C、25FでワークWAを固定し、他形態のワークWB加工時には、図3Bに示すようにクランプ19A、19B、19D、19Eのそれぞれのアーム25A、25B、25D、25EでワークWBを抑える。
また、クランプ19には一形態のワークWAおよび他形態のワークWBの固定に共用する共用クランプ19A、19Bが含まれており、パレット7上のスペースの有効活用が図られている。この共用クランプ19A、19Bのアーム25A、25Bは、二股に分かれており各先端が、一形態のワークWAの固定位置あるいは他形態のワークWBの固定位置をそれぞれ固定できるように形成されている。
上述したクランプ19の配置では、狭い領域にクランプ19を密集配置するので、すべてのクランプ19をクランプ状態として他形態のワークWBを固定したときに、クランプ19のうち、特定の特定クランプ19Fのアーム25Fが他形態のワークWBの被加工領域に重なってしまい、他形態のワークWBの上面11Bにおける被加工面を例えばフライス加工しようとしても、加工工具が特定クランプ19Fのアーム25Fに干渉して加工できないという問題がある。
そこで、本実施形態では、他形態のワークWBの加工時に、加工工具が特定クランプ19Fに干渉することを防止できるように、特定クランプ19Fを図4に示すようなリンククランプとしている。なお、この実施の形態では、クランプ19Eを特定クランプ19Fと同様にリンククランプとしている。
そこで、本実施形態では、他形態のワークWBの加工時に、加工工具が特定クランプ19Fに干渉することを防止できるように、特定クランプ19Fを図4に示すようなリンククランプとしている。なお、この実施の形態では、クランプ19Eを特定クランプ19Fと同様にリンククランプとしている。
特定クランプ19Fは、パレット7に固定された油圧シリンダ45Fと、油圧シリンダ45Fの圧力により伸縮するロッド29Fと、ロッド29Fの先端に設けられたアームピン31と、アームピン31により基端部25FAを回動自在に軸支されるアーム25Fと、アーム25Fの先端部25FBに設けられた調整ねじ33と、調整ねじ33を旋回不可能にロックするロックナット37とを備えている。さらに、この特定クランプ19Fは、油圧シリンダ45Fに設けられたシリンダ側リンクピン39と、アーム25Fの基端部25FAと先端部25FBとの間の中間部に設けられたアーム側リンクピン40と、一端部41Aがシリンダ側リンクピン39に、他端部41Bがアーム側リンクピン40に回動可能に軸支されるリンク41とを備えている。
油圧によりロッド29Fの先端を下方へ引き下げると、アーム25Fは図中破線示する解除位置へ移動する。このとき、アーム25Fは、アームピン31の周りに回動して上方に開き、上面視では、一形態のワークWAの上面11Aおよび他形態のワークWBの上面11Bのいずれからも後退(退避)する。このため、他形態のワークWBの上面11Bをフライス加工するとき、アーム25Fが加工工具と干渉することが無い。
なお、本実施形態では、一形態のワークWAが載置されているとき、油圧によりロッド29Fの先端を上方へ押し上げると、アーム25Fは図中実線示する固定位置に移動する。ロッド29Fがアーム25Fの基端部25FAを押し上げ、アーム25Fの先端部25FBが押し下げられるので、アーム25FはワークWAの固定位置に干渉し、ワークWAが確実に固定される。
なお、本実施形態では、一形態のワークWAが載置されているとき、油圧によりロッド29Fの先端を上方へ押し上げると、アーム25Fは図中実線示する固定位置に移動する。ロッド29Fがアーム25Fの基端部25FAを押し上げ、アーム25Fの先端部25FBが押し下げられるので、アーム25FはワークWAの固定位置に干渉し、ワークWAが確実に固定される。
図5、図6は、クランプ19の動作機構である油圧回路43を示す図である。図5中に示した複数の矢印は、油が流れる方向を示している。以下、図5Aを参照し、油圧回路43について説明する。
油圧回路43を構成する各部品のすべてが、パレット7に設けられており、油圧シリンダ45A〜45Fと、油路47A、47B、47C、47D、47P、47Tと、油圧ポンプ49と、タンク51と、ソレノイドバルブ53と、機械式切換弁55と、絞り弁56と、チェック弁57とを備えている。
油圧回路43を構成する各部品のすべてが、パレット7に設けられており、油圧シリンダ45A〜45Fと、油路47A、47B、47C、47D、47P、47Tと、油圧ポンプ49と、タンク51と、ソレノイドバルブ53と、機械式切換弁55と、絞り弁56と、チェック弁57とを備えている。
油圧ポンプ49には油路47Pが接続されており、タンク51には油路47Tが接続されている。これら油路47Pおよび油路47Tはソレノイドバルブ53の一端側のポートP,Tに接続されており、ソレノイドバルブ53の他端側のポートA,Bには、油路47Aと油路47Bとが接続されている。油路47Aは、カプラを介して、分岐油路47A1〜47A7に分岐しており、分岐油路47A1〜47A5はそれぞれ絞り弁56を介して油圧シリンダ45A〜45Eに接続されている。分岐油路47A6および47A7は、機械式切換弁55の一端側のポートに接続されている。分岐油路47A7には、チェック弁57Aが設けられており、ソレノイドバルブ53から油路47Aに向かう方向に油が流れることを禁止する。機械式切換弁55の他端側のポートから延びる油路47Cは、絞り弁56を介して油圧シリンダ45Fに接続されている。
油路47Bは、分岐油路47B1〜47B6に分岐しており、それぞれ絞り弁56を介して油圧シリンダ45A〜45Fに接続されている。なお、分岐油路47A7のチェック弁57Aと機械式切換弁55との間の部分と、油路47B6とは油路47Dで接続されており、この油路47Dには、チェック弁57Bが設けられて、油路47B6から分岐油路47A7に向かって油が流れることを禁止する。
ソレノイドバルブ53は、クランプ位置59、停止位置61、およびアンクランプ位置63の3位置を有する電磁弁であり、クランプ位置59では油路47Pと油路47Aとの間、および油路47Tと油路47Bとの間を連通し、停止位置61では上記4つの油路47A、47B、47P、47T間を切断し、アンクランプ位置63では、油路47Pと油路47Bとの間、および油路47Tと油路47Aとの間を連通する。
機械式切換弁55は、作動片65を備え、パレット7の一端部7Aに設けられている(図2参照)。機械式切換弁55は、通常位置58と、作動片押下位置60との2位置を有する切換弁であり、通常位置58では、分岐油路47A6と油路47Cとを連通し、作動片押下位置60では、分岐油路47A7と油路47Cと連通する。
機械式切換弁55は、作動片65を備え、パレット7の一端部7Aに設けられている(図2参照)。機械式切換弁55は、通常位置58と、作動片押下位置60との2位置を有する切換弁であり、通常位置58では、分岐油路47A6と油路47Cとを連通し、作動片押下位置60では、分岐油路47A7と油路47Cと連通する。
油圧シリンダ45A〜45Fは、それぞれクランプ19A〜19Fの一部を構成するものであり、ロッド29A〜29Fを備え、これらロッド29A〜29Fがアーム25と連結されている。クランプ19A〜19Dはアームが上下動および回動するリニアクランプであり、ロッド29上昇時にアンクランプ状態、ロッド29下降時にクランプ状態となる。一方、クランプ19E、19Fはアームが上下に首振り動作するリンククランプでありロッド29下降時にアンクランプ状態、ロッド29上昇時にクランプ状態となる。
次に油圧回路43の動作を説明する。
機械式切換弁55が通常位置58である場合、油圧シリンダ45Fは分岐油路47A6を介して油路47Aと接続されている。分岐油路47A6には、チェック弁57は存在しない。
このため、ソレノイドバルブ53をアンクランプ位置63としたときには、図5Aに示すように、油路47Bから油圧が加わり、油圧シリンダ45A〜45Dのロッド29A〜29Dは上昇し、油圧シリンダ45E、Fのロッド29E、29Fは下降し、クランプ19A〜Fが一度に解除状態となる。
一方で、ソレノイドバルブ53をクランプ位置59としたときには、図5Bに示すように、油路47Aから油圧が加わり、油圧シリンダ45A〜45Dのロッド29A〜29Dは下降し、油圧シリンダ45E、45Fのロッド29E、29Fは上昇し、クランプ19A〜19Fが一度にクランプ状態となる。
機械式切換弁55が通常位置58である場合、油圧シリンダ45Fは分岐油路47A6を介して油路47Aと接続されている。分岐油路47A6には、チェック弁57は存在しない。
このため、ソレノイドバルブ53をアンクランプ位置63としたときには、図5Aに示すように、油路47Bから油圧が加わり、油圧シリンダ45A〜45Dのロッド29A〜29Dは上昇し、油圧シリンダ45E、Fのロッド29E、29Fは下降し、クランプ19A〜Fが一度に解除状態となる。
一方で、ソレノイドバルブ53をクランプ位置59としたときには、図5Bに示すように、油路47Aから油圧が加わり、油圧シリンダ45A〜45Dのロッド29A〜29Dは下降し、油圧シリンダ45E、45Fのロッド29E、29Fは上昇し、クランプ19A〜19Fが一度にクランプ状態となる。
機械式切換弁55が作動片押下位置60であるとき、油圧シリンダ45Fは分岐油路47A7を介して油路47Aと接続されている。分岐油路47A7にはチェック弁57Aが設けられている。このチェック弁57Aは、油が、油圧シリンダ45Fから油路47Aに向かうことを許容するが、油路47Aから油圧シリンダ45Fへ向かうことを禁止する。
このため、ソレノイドバルブ53をアンクランプ位置63としたときには、図6Aに示すように、油路47Bから油圧が加わり、油圧シリンダ45A〜45Dのロッド29A〜29Dは上昇し、油圧シリンダ45E、45Fのロッド29E、29Fは下降し、クランプ19A〜19Fが一度に解除状態となる。
このため、ソレノイドバルブ53をアンクランプ位置63としたときには、図6Aに示すように、油路47Bから油圧が加わり、油圧シリンダ45A〜45Dのロッド29A〜29Dは上昇し、油圧シリンダ45E、45Fのロッド29E、29Fは下降し、クランプ19A〜19Fが一度に解除状態となる。
一方で、ソレノイドバルブ53をクランプ位置59としたときには、図6Bに示すように、油路47Aから油圧が加わるので、油圧シリンダ45A〜45Dのロッド29A〜29Dは下降し、油圧シリンダ45Eのロッド29Eは上昇し、クランプ19A〜Eがクランプ状態となる。しかし、油圧シリンダ45Fに対しては、チェック弁57により油圧が加わることがなく、油圧シリンダ45Fは動作せず、特定クランプ19Fは解除状態のままとなる。
すなわち、機械式切換弁55は、作動片65が押下されることで、ソレノイドバルブ53を切換えて油圧回路43を動作させる時に、特定クランプ19Fの動作を禁止するスイッチとして機能する。機械式切換弁55が作動片押下位置60とき、特定クランプ19Fの動作が禁止され、特定クランプ19Fは、アーム25FがワークWA、WBの上面11A、11Bから後退した解除状態のままとなる。
すなわち、機械式切換弁55は、作動片65が押下されることで、ソレノイドバルブ53を切換えて油圧回路43を動作させる時に、特定クランプ19Fの動作を禁止するスイッチとして機能する。機械式切換弁55が作動片押下位置60とき、特定クランプ19Fの動作が禁止され、特定クランプ19Fは、アーム25FがワークWA、WBの上面11A、11Bから後退した解除状態のままとなる。
ところで、図1に示すように、パレット7は、機械加工装置1の基部3に設けられた旋回軸5で旋回自在に軸支されている。さらに、機械加工装置1の基部3には、上述した機械式切換弁55の作動片65を押すためのドッグ67が設けられている。本実施形態では、ドッグ67は、機械加工ライン上流側の、パレット7の旋回に伴って作動片65を押すことできる位置に設けられている。
以下に、一形態のワークWA、および他形態のワークWBのそれぞれを加工するときの機械加工装置1の動作を説明する。
一形態のワークWAを進入させるときには、まず、図7Aに示すように、ワーク流動方向Aに向かって左側に機械式切換弁55が位置するようにパレット7を旋回させる。このとき、油圧回路43は図5Aに示す状態である。すなわち、ソレノイドバルブ53がアンクランプ位置63であり、機械式切換弁55は通常位置58である。したがって、クランプ19A〜19Fはアンクランプ状態であり、各クランプ19A〜19Fのアーム25は、ワークWAの載置位置から退避している。
一形態のワークWAを進入させるときには、まず、図7Aに示すように、ワーク流動方向Aに向かって左側に機械式切換弁55が位置するようにパレット7を旋回させる。このとき、油圧回路43は図5Aに示す状態である。すなわち、ソレノイドバルブ53がアンクランプ位置63であり、機械式切換弁55は通常位置58である。したがって、クランプ19A〜19Fはアンクランプ状態であり、各クランプ19A〜19Fのアーム25は、ワークWAの載置位置から退避している。
次に、搬送機(不図示)により、一形態のワークWAをライン上流側からクランプ装置9の上方まで搬送したのちに降下させ、基準座15および位置決めピン17(図2A参照)で位置決めしつつパレット7に一形態のワークWAを載置する。
一形態のワークWAの載置後、油圧回路43を図5Bに示す状態に移行させ、ワークWAを固定する。すなわち、ソレノイドバルブ53をクランプ位置59に切換えてクランプ19A〜19Fを一度に動作させ、クランプ状態とする。
ついで、加工機(不図示)によりワークWAの上面11Aをフライス加工する。
フライス加工終了後、図7Bに示すように、ライン下流側に機械式切換弁55が位置するようにパレット7を時計回りに90度旋回させる。この旋回により、機械式切換弁55の作動片65とドッグ67とが係合することは無いので、油圧回路43は図5Bに示す状態のままである。
一形態のワークWAの載置後、油圧回路43を図5Bに示す状態に移行させ、ワークWAを固定する。すなわち、ソレノイドバルブ53をクランプ位置59に切換えてクランプ19A〜19Fを一度に動作させ、クランプ状態とする。
ついで、加工機(不図示)によりワークWAの上面11Aをフライス加工する。
フライス加工終了後、図7Bに示すように、ライン下流側に機械式切換弁55が位置するようにパレット7を時計回りに90度旋回させる。この旋回により、機械式切換弁55の作動片65とドッグ67とが係合することは無いので、油圧回路43は図5Bに示す状態のままである。
次に、ライン上流側から加工工具(不図示)を進入させてジャーナル穴(不図示)の加工を行う。
ジャーナル穴(不図示)の加工終了後、油圧回路43を図5Aに示す状態に移行させ、ワークWAの固定を解除する。すなわち、ソレノイドバルブ53をアンクランプ位置63に切換えてクランプ19A〜19Fを一度に動作させ、アンクランプ状態とする。そして、搬送機(不図示)によりワークWAを一旦上方に持ち上げたのち、ライン下流側へ搬送する。
ジャーナル穴(不図示)の加工終了後、油圧回路43を図5Aに示す状態に移行させ、ワークWAの固定を解除する。すなわち、ソレノイドバルブ53をアンクランプ位置63に切換えてクランプ19A〜19Fを一度に動作させ、アンクランプ状態とする。そして、搬送機(不図示)によりワークWAを一旦上方に持ち上げたのち、ライン下流側へ搬送する。
一方、他形態のワークWBを進入させるときには、まず、一形態のワークWA進入時のパレット7位置(図7A参照)を基準として、パレット7を反時計回りに90度旋回させる。これにより、図8Aに示すように、パレット7の一端部7Aに設けられた機械式切換弁55がライン上流側に移動し、機械式切換弁55の作動片65が、基部3のライン上流側に設けられたドッグ67と係合する。このとき、油圧回路43は図6Aに示す状態となる。すなわち、ソレノイドバルブ53がアンクランプ位置63であり、機械式切換弁55は作動片押下位置60となる。したがって、クランプ19A〜19Fはアンクランプ状態であり、各クランプ19A〜19Fのアーム25A〜25Fは、ワークWAの載置位置から退避している。
次に、搬送機(不図示)により、他形態のワークWBをライン上流側からクランプ装置9の上方まで搬送したのちに降下させ、基準座15および位置決めピン17(図2A参照)で位置決めしつつパレット7に他形態のワークWBを載置する。
ワークWBの載置後、油圧回路43を図6Bに示す状態に移行させ、他形態のワークWBを固定する。すなわち、ソレノイドバルブ53をクランプ位置59に切換えてクランプ19A〜19Eを動作させ他形態のワークWBを固定する。このとき、機械式切換弁55の作動片65がドッグ67と係合しているので、特定クランプ19Fは動作しない。すなわち、特定クランプ19Fは、アーム25FがワークWBの上面11Bから退避したアンクランプ状態のままで、クランプ19A〜19Eがアンクランプ状態からクランプ状態へと移行する。したがって、ワークWBの上面11Bに特定クランプ19Fのアーム25Fが重なることがなく、上面11Bの加工において加工工具と特定クランプ19Fとの干渉が生ることが無い。
ワークWBを固定したのち、加工機(不図示)により上面11Bをフライス加工する。
ワークWBの載置後、油圧回路43を図6Bに示す状態に移行させ、他形態のワークWBを固定する。すなわち、ソレノイドバルブ53をクランプ位置59に切換えてクランプ19A〜19Eを動作させ他形態のワークWBを固定する。このとき、機械式切換弁55の作動片65がドッグ67と係合しているので、特定クランプ19Fは動作しない。すなわち、特定クランプ19Fは、アーム25FがワークWBの上面11Bから退避したアンクランプ状態のままで、クランプ19A〜19Eがアンクランプ状態からクランプ状態へと移行する。したがって、ワークWBの上面11Bに特定クランプ19Fのアーム25Fが重なることがなく、上面11Bの加工において加工工具と特定クランプ19Fとの干渉が生ることが無い。
ワークWBを固定したのち、加工機(不図示)により上面11Bをフライス加工する。
上面11Bのフライス加工終了後、図8Bに示すように、ワーク流動方向Aに向かって左側に機械式切換弁55が位置するようにパレット7を時計回りに90度旋回させ、ライン上流側から加工工具(不図示)を進入させてジャーナル穴(不図示)の加工を行う。このとき、機械式切換弁55の作動片65とドッグ67との係合が解除されるので、油圧回路43は図5Bに示す状態へ移行する。すなわち、クランプ19A〜19Eがクランプ状態のまま、特定クランプ19Fが、アンクランプ状態からクランプ状態へと移行する。これによりワークWBの上面11Bに特定クランプ19Fが重なるが、ジャーナル穴の加工においては加工工具と特定クランプ19Fとの干渉は生じない。
ジャーナル穴(不図示)の加工終了後、ソレノイドバルブ53をアンクランプ位置63に戻し、油圧回路43を図5Aに示す状態とする。すなわち、クランプ19A〜19Fを一度に動作させて固定を解除する。そして、搬送装置(不図示)によりワークWBを一旦上方に持ち上げたのち、ライン下流側へ搬送する。
以上説明したように、本実施形態では、機械加工装置1の基部3にドッグ67を設け、基部3の旋回軸5に一形態のワークWAおよび他形態のワークWBを個別に載置するパレット7を旋回自在に軸支している。そして、パレット7の一端部7Aに、パレット7の旋回時にドッグ67に係合して、複数のクランプ19のうち特定の特定クランプ19Fの動作を禁止する機械式切換弁55を設けている。
このため、機械式切換弁55をパレット7以外に設けた場合と比較して、パレット7を旋回動作し、パレット7を所定位置で停止させるだけで、特定クランプ19Fの動作を禁止できる。したがって、すべてのクランプ19を一度に動作させる動作と、特定クランプ19Fの動作を禁止しつつ特定クランプ19F以外のクランプ19A〜19Eを一度に動作させる動作とを、容易に切換ることができ、固定位置が異なる一形態のワークWAおよび他形態のワークWBのいずれをも、加工性を損なうことなく、個別に確実に固定することができる。
このため、機械式切換弁55をパレット7以外に設けた場合と比較して、パレット7を旋回動作し、パレット7を所定位置で停止させるだけで、特定クランプ19Fの動作を禁止できる。したがって、すべてのクランプ19を一度に動作させる動作と、特定クランプ19Fの動作を禁止しつつ特定クランプ19F以外のクランプ19A〜19Eを一度に動作させる動作とを、容易に切換ることができ、固定位置が異なる一形態のワークWAおよび他形態のワークWBのいずれをも、加工性を損なうことなく、個別に確実に固定することができる。
また、本実施形態では、特定クランプ19Fがリンククランプであり、アンクランプ状態ではワークWBの上面11Bから後退して、上面視でワーク上面11Bと干渉しなくなる。したがって、ワークWBの上面11Bの加工時に、加工工具が特定クランプ19Fと干渉することが無く、ワークWBの上面11Bを加工することができる。
また、本実施形態では、クランプ19が、一形態のワークWAおよび他形態のワークWBの固定に共用される共用クランプ19A、19Bを含むので、一形態のワークWAおよび他形態のワークWBのそれぞれの固定位置に対応する数のクランプ19を設ける場合と比較して、クランプ19の数を少なくでき、部品点数の削減、コンパクト化およびコスト低減を同時に達成できる。
また、本実施形態では、クランプ19が、一形態のワークWAおよび他形態のワークWBの固定に共用される共用クランプ19A、19Bを含むので、一形態のワークWAおよび他形態のワークWBのそれぞれの固定位置に対応する数のクランプ19を設ける場合と比較して、クランプ19の数を少なくでき、部品点数の削減、コンパクト化およびコスト低減を同時に達成できる。
また、本実施形態では、複数のクランプ19は油圧動作式クランプであり、クランプ19を動作させる動作機構が油圧回路43であるため、大きなクランプ力を比較的小さな装置構成で得ることができ、クランプ装置9をコンパクト化できる。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形が可能である。
例えば上述した実施の形態において、一形態のワークWAおよび他形態のワークWBをクランプ装置9の上方から下降させてパレット7に載置する構成を説明したが、ワークWA、WBの載置方向はこれに限定されず、水平方向にスライドさせて載置しても良い。この場合、リニアクランプであるクランプ19A〜19Dを回動させて退避させる必要が無い。また、上述した実施形態では、クランプ19A〜19Dをリニアクランプ、クランプ19E、19Fをリンククランプとした構成を説明したが、クランプの種類はこれに限定されない。
例えば上述した実施の形態において、一形態のワークWAおよび他形態のワークWBをクランプ装置9の上方から下降させてパレット7に載置する構成を説明したが、ワークWA、WBの載置方向はこれに限定されず、水平方向にスライドさせて載置しても良い。この場合、リニアクランプであるクランプ19A〜19Dを回動させて退避させる必要が無い。また、上述した実施形態では、クランプ19A〜19Dをリニアクランプ、クランプ19E、19Fをリンククランプとした構成を説明したが、クランプの種類はこれに限定されない。
1 機械加工装置
3 基部
7 パレット
7A 一端部
9 クランプ装置
11A、11B ワーク上面
19 クランプ
19A、19B 共用クランプ
19F 特定クランプ
43 油圧回路(動作機構)
55 機械式切換弁(スイッチ)
67 ドッグ
W ワーク
WA 一形態のワーク
WB 他形態のワーク
3 基部
7 パレット
7A 一端部
9 クランプ装置
11A、11B ワーク上面
19 クランプ
19A、19B 共用クランプ
19F 特定クランプ
43 油圧回路(動作機構)
55 機械式切換弁(スイッチ)
67 ドッグ
W ワーク
WA 一形態のワーク
WB 他形態のワーク
Claims (5)
- 機械加工時にワークを載置するパレットに備わる複数のクランプと、複数のクランプを一度に動作させる動作機構とを備えたクランプ装置において、
複数の形態のワークが前記パレットに個別に進入可能であり、一形態のワークの進入時を基準として、他形態のワークの進入時には前記パレットが旋回し、前記パレットの旋回時に所定位置のドッグに係合することで、他形態のワークを固定する際における、動作機構動作時の特定クランプの動作を禁止するスイッチを、前記パレットに備えたことを特徴とするクランプ装置。 - 前記特定クランプは、動作時にワークに干渉し非動作時にはワーク上面から後退することを特徴とする請求項1に記載のクランプ装置。
- 前記複数のクランプは、一形態及び他形態のワークの固定に共用される共用クランプを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のクランプ装置。
- 前記複数のクランプは油圧動作式クランプであり、前記動作機構は油圧回路を含み、前記スイッチは油圧回路に接続された切換えバルブであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のクランプ装置。
- 機械加工時にワークを載置するパレットを有し、パレットに複数のクランプと、複数のクランプを一度に動作させる動作機構とを備えたパレット装置において、
複数の形態のワークが前記パレットに個別に進入可能であり、一形態のワークの進入時を基準として、他形態のワークの進入時には前記パレットが旋回し、前記パレットの旋回時に所定位置のドッグに係合することで、他形態のワークを固定する際における、動作機構動作時の特定クランプの動作を禁止するスイッチを、前記パレットに備えたことを特徴とするパレット装置。
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