JP2012085921A - ヘアーアイロン - Google Patents

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    • A45D2/001Hair straightening appliances

Abstract

【課題】毛髪の滑り性をより良好にすることのできるヘアーアイロンを得る。
【解決手段】ヘアーアイロン1は、毛髪Hを挟持する一対の毛髪挟持面22a,32aを有する挟持部2b,3bを備えており、挟持部2b,3bの毛髪挟持面22a,32aの反対側の外表面には、カール部2d,3dが形成されている。そして、毛髪Hを一対の毛髪挟持面22a,32aで挟み込むとともにカール部3dに押し当てた状態における毛髪Hと毛髪挟持面側湾曲面32dおよびカール部側湾曲面3eとの接触面積が所定値以上となるように、毛髪挟持面側湾曲面32dの曲率半径およびカール部側湾曲面3eの曲率半径を設定した。
【選択図】図5

Description

本発明は、ヘアーアイロンに関する。
従来、ヘアーアイロンとして、基端を回動自在に連結して開閉自在に設けた一対のグリップと、各グリップの先端側に対向して設けられ、裏面側にカール部が設けられた平面状の発熱部(挟持部)と、を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1では、対向する発熱部(挟持部)で毛髪を挟み込んでヘアーアイロンを回転させ、発熱部(挟持部)に挟み込まれていない毛髪をカール部に押し当てた状態で、当該ヘアーアイロンを毛髪に沿って引き下ろすことで毛髪に癖付けを施している。
特開2005−198984号公報
しかしながら、上記従来技術では、発熱部の両端面およびカール部の発熱部側端面の曲率半径が小さいため、毛髪にカール状の癖付けを施す際に、毛髪と発熱部の端面およびカール部の発熱部側端面との接触面積が小さくなってしまう。そのため、毛髪にカール状の癖付けを施す際の毛髪の滑り性が悪く、ヘアーアイロンの使い勝手が悪いという問題があった。
そこで、本発明は、毛髪の滑り性をより良好にすることのできるヘアーアイロンを得ることを目的とする。
本発明にあっては、毛髪を挟持する一対の毛髪挟持面を有する挟持部を備えるヘアーアイロンであって、前記挟持部の毛髪挟持面の反対側の外表面にカール部が形成されており、前記一対の毛髪挟持面で毛髪を挟み込んだ状態において、前記毛髪挟持面の挟み込まれた毛髪の延在方向端部に毛髪挟持面側湾曲面が形成されるとともに、前記カール部の毛髪挟持面側端部にカール部側湾曲面が形成されており、毛髪を前記一対の毛髪挟持面で挟み込むとともに前記カール部に押し当てた状態における毛髪と前記毛髪挟持面側湾曲面およびカール部側湾曲面との接触面積が所定値以上となるように、前記毛髪挟持面側湾曲面の曲率半径および前記カール部側湾曲面の曲率半径を設定したことを特徴とする。
本発明によれば、毛髪を一対の毛髪挟持面で挟み込むとともにカール部に押し当てた状態において、毛髪と毛髪挟持面側湾曲面およびカール部側湾曲面との接触面積が所定値以上となるように、毛髪挟持面側湾曲面の曲率半径およびカール部側湾曲面の曲率半径を設定した。このように、毛髪にカール状の癖付けを施す際に、毛髪と毛髪挟持面側湾曲面およびカール部側湾曲面との接触面積を大きくすることで、整髪時の毛髪の滑り性を向上させることができる。すなわち、本発明によれば、毛髪の滑り性をより良好にすることのできるヘアーアイロンを得ることができるようになる。
図1は、本発明の一実施形態にかかるヘアーアイロンの斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態にかかるヘアーアイロンの側面図である。 図3は、本発明の一実施形態にかかるヘアーアイロン装置の側面図である。 図4は、本発明の一実施形態にかかるヘアーアイロン装置の側断面図である。 図5は、本発明の一実施形態にかかるヘアーアイロンの横断面図である。 図6は、本発明の一実施形態にかかるヘアーアイロンとの比較例を示す横断面図である。 図7は、本発明の一実施形態にかかるヘアーアイロンの平面図である。 図8は、毛髪接触面積と滑り荷重値との関係を示す表形式の説明図である。 図9は、毛髪接触面積と滑り荷重値との関係を示すグラフ形式の説明図である。 図10は、挟持部のテーパ角度を変えた際の根元円周長さと先端円周長さとの関係を示す説明図である。 図11は、挟持部のテーパ角度と先端円周長さとの関係を示すグラフ形式の説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下では、第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とを当接させるとともに第2の毛髪挟持面が上を向いた状態におけるヘアーアイロンを基準として上下方向を規定する。また、ヘアーアイロンの挟持部側を前方、把持部側を後方として説明する。
本実施形態にかかるヘアーアイロン装置100は、図1および図2に示すように、ヘアーアイロン1を備えている。そして、本実施形態では、ヘアーアイロン装置100は、ヘアーアイロン1に着脱自在に装着されるキャップ10を備えている(図3参照)。
本実施形態では、ヘアーアイロン1は、図1に示すように、回動連結部4を介して略V字状に拡開可能に連結された上側アーム部2および下側アーム部3を備えている。そして、上側アーム部2と下側アーム部3とを回動連結部4を介して相対回動させることで、上側アーム部2および下側アーム部3の先端同士を接離できるようにしている。すなわち、本実施形態では、上側アーム部2と下側アーム部3との相対回動に伴って、後述する上側毛髪挟持面22aと下側毛髪挟持面32aとが接離されるようにしている。
また、本実施形態では、図4に示すように、下側アーム部3の回動連結部4近傍に、上方に開口した筒部3cが設けられているとともに、上側アーム部2の回動連結部4近傍に、下方に開口して、筒部3c内に挿入可能な筒部2cが設けられている。そして、この筒部2cと筒部3cとで形成された空間部には、コイルスプリング5が収容されており、このコイルスプリング5によって、上側アーム部2と下側アーム部3とを互いに拡開するように付勢している。また、筒部2cを筒部3c内に挿入させることで、ヘアーアイロン1を閉じる際に、上側アーム部2と下側アーム部3とが幅方向にずれてしまうのを抑制している。なお、本実施形態では、図示せぬストッパによって、上側アーム部2と下側アーム部3の拡開方向への回動が規制されている。
また、上側アーム部2および下側アーム部3の回動連結部4側(ヘアーアイロン1の後側)には、上側把持部(把持部)2aおよび下側把持部(把持部)3aがそれぞれ設けられている。そして、先端側には、上側挟持部(第1の挟持部:挟持部)2bおよび下側挟持部(第2の挟持部:挟持部)3bがそれぞれ設けられている。
そして、上側挟持部2bおよび下側挟持部3bは、それぞれ、上側アーム部2および下側アーム部3を閉じるように回動させた際に当接可能な上側毛髪挟持面(第1の毛髪挟持面:一対の毛髪挟持面)22aおよび下側毛髪挟持面(第2の毛髪挟持面:一対の毛髪挟持面)32aを有している。
また、挟持部の外表面(本実施形態では、上側挟持部2bおよび下側挟持部3bのそれぞれの外表面)には、図1に示すように、毛髪Hをカールさせるためのカール部2d,3dが設けられている。なお、本実施形態では、上側挟持部2bおよび下側挟持部3bの外表面とは、上側挟持部2bおよび下側挟持部3bの外面のうち、上側毛髪挟持面22aおよび下側毛髪挟持面32aとは反対側の面のことをいう。
さらに、本実施形態では、上側挟持部2bおよび下側挟持部3bには、図4に示すように、発熱部としてのヒータ23およびヒータ33が設けられている。
そして、上側アーム部2および下側アーム部3の先端側に形成された上側毛髪挟持面22aと下側毛髪挟持面32aとで毛髪Hを挟み込み、ヒータ23およびヒータ33で発生させた熱を上側毛髪挟持面22aおよび下側毛髪挟持面32aを介して毛髪Hに加えることで、毛髪Hにカール状やストレート状の癖付けを施している。
例えば、毛髪Hへのカール状の癖付けは、以下のようにして行われる。まず、加熱した上側挟持部2bおよび下側挟持部3bを互いに対向させ、上側挟持部2bと下側挟持部3bとの間に、上側挟持部2bおよび下側挟持部3bの幅方向に延在するように毛髪Hを配置した状態で、上側毛髪挟持面22aと下側毛髪挟持面32aとで毛髪Hを挟み込む。次に、毛髪Hを挟み込んだ状態でヘアーアイロン1を回転させて、上側毛髪挟持面22aと下側毛髪挟持面32aとで挟み込まれていない根元側の毛髪Hをカール部3dに押し当てる。そして、毛髪Hをカール部3dに押し当てた状態で、ヘアーアイロン1を、毛髪Hに沿って滑らせながら毛先に向けて引き下ろすことで、毛髪にカール状の癖付けが施される。なお、毛髪Hへのストレート状の癖付けは、上側毛髪挟持面22aと下側毛髪挟持面32aとで毛髪を挟み込んだヘアーアイロン1を回転させずに、毛髪Hに沿って滑らせながら毛先に向けて引き下ろすことで行われる。
このように、本実施形態にかかるヘアーアイロン1は、毛髪Hに熱による癖付けを施すことで整髪を行うものである。
また、本実施形態では、上側挟持部(第1の挟持部)2bおよび下側挟持部(第2の挟持部)3bの幅方向が、上側毛髪挟持面(第1の毛髪挟持面)22aおよび下側毛髪挟持面(第2の毛髪挟持面)32aとで毛髪Hを挟み込んだ状態において、上側毛髪挟持面(第1の毛髪挟持面)22aおよび下側毛髪挟持面(第2の毛髪挟持面)32aとで挟み込まれた毛髪Hの延在方向に相当している。また、上側挟持部(第1の挟持部)2bおよび下側挟持部(第2の挟持部)3bの長手方向が、毛髪Hの延在方向と交差する方向に相当している。
上述した上側アーム部2および下側アーム部3は、外壁をなすケース20およびケース30を備えており、これらケース20およびケース30は、複数の分割体を継ぎ合わせて構成されている。また、ケース20およびケース30の内部には空洞が形成されており、この空洞内に、例えば、制御装置50等の各種電気部品が収容されている。
本実施形態では、上部ケース20aと下部ケース20bとをネジ42によりネジ止めすることで内部に空洞が形成されたケース20を形成している(図4参照)。
また、下部ケース30bと上部ケース30aとをネジ42によりネジ止めすることで、内部に空洞が形成されたケース30を形成している(図4参照)。
そして、ケース20およびケース30の幅方向両側部には、当該ケース20およびケース30の上下方向に延在する突条20dおよび突条30dが長手方向に並設されている。
この突条20dおよび突条30dは、ケース20およびケース30の上側挟持部2bおよび下側挟持部3b側に設けられており、側面視で、上下の毛髪挟持面22a、32aの前側短辺から後側短辺にかけて並設されている。なお、突条20dおよび突条30dは、ケース20およびケース30の外表面の全周(カール部2d,3d)にわたって設けるようにしてもよいし、突条を設けなくてもよい。
このように、ケース20およびケース30に、上下方向に延在する突条20dおよび突条30dを設けることで、ヘアーアイロン1の使用時に、ケース20およびケース30と使用者等の頭皮や肌との接触面積を少なくすることができる。また、上下方向に延在する突条20dおよび突条30dを長手方向に並設することで、ケース20およびケース30の表面積の増加により効率的に放熱を行うことができるようになる上、この突条20dおよび突条30dによって毛髪を整流させることができる。
なお、突条20dおよび突条30dは、長手方向の間隔が1mm以上、突出量(突条20dおよび突条30dの高さ)が2mm以下となるように形成するのが好適である。長手方向の間隔を狭くしたり突出量を高くしたりすると、毛髪Hの滑り性能が低下してしまうためである。本実施形態では、長手方向の間隔が2.5mm、突出量が0.5mmとなるように、突条20dおよび突条30dを形成している。
また、本実施形態では、ケース(挟持部本体)20に上側毛髪挟持面22aを有する毛髪挟持部材21を支持させることで、上側挟持部(第1の挟持部)2bを形成している。また、ケース(挟持部本体)30に、下側毛髪挟持面32aを有する毛髪挟持部材31を支持させることで、下側挟持部(第2の挟持部)3bを形成している。
具体的には、毛髪挟持部材21および毛髪挟持部材31は、略板状のプレート部22およびプレート部32を備えており、このプレート部22およびプレート部32の表面に、略平坦状の上側毛髪挟持面22aおよび下側毛髪挟持面32aが形成されている。本実施形態では、上側毛髪挟持面22aおよび下側毛髪挟持面32aは、図1に示すように、平面視で、ケース20の長手方向に細長い略長方形状に形成されている。
さらに、上側毛髪挟持面22aおよび下側毛髪挟持面32aの幅方向両端には、図10に示すように、幅方向断面視で、斜め外側に向けて凸となる湾曲面(毛髪挟持面側湾曲面)22dおよび湾曲面(毛髪挟持面側湾曲面)32dがそれぞれ形成されている。すなわち、上側毛髪挟持面22aおよび下側毛髪挟持面32aは、幅方向中央部の平坦面22b,32bと、当該平坦面22b,32bの幅方向両端に形成される湾曲面22d,32dとで構成されている。
そして、上部ケース20aの上側挟持部2b側にはカール部2dが形成されており、このカール部2dの幅方向両端(下端:毛髪挟持面側端部)には、比較的曲率半径の大きな湾曲面(カール部側湾曲面)2eが形成されている。この湾曲面2eは、幅方向断面視で、下方かつ外側に向けて凸となるように湾曲している。さらに、本実施形態では、湾曲面2eが湾曲面22dよりも外側かつ上側に位置するように形成されており、毛髪Hを上側毛髪挟持面22aと下側毛髪挟持面32aとの間に挟み込んでカール部2dに押し当てた際に、湾曲面2eおよび湾曲面22dに接触する毛髪Hの接触面積が大きくなるようにしている。
また、下部ケース30bの下側挟持部3b側にはカール部3dが形成されており、このカール部3dの幅方向両端(上端:毛髪挟持面側端部)には、比較的曲率半径の大きな湾曲面(カール部側湾曲面)3eが形成されている。この湾曲面3eは、幅方向断面視で、上方かつ外側に向けて凸となるように湾曲している。さらに、本実施形態では、湾曲面3eが湾曲面32dよりも外側かつ下側に位置するように形成されており、毛髪Hを上側毛髪挟持面22aと下側毛髪挟持面32aとの間に挟み込んでカール部3dに押し当てた際に、湾曲面3eおよび湾曲面32dに接触する毛髪Hの接触面積が大きくなるようにしている。
このように、湾曲面2eおよび湾曲面22d、もしくは、湾曲面3eおよび湾曲面32dに接触する毛髪Hの接触面積が大きくなるようにすることで、毛髪Hにカール状の癖付けを施す際に、毛髪にテンションがかかりすぎてしまうのを抑制できるようにしている。
そして、プレート部22およびプレート部32のケース20およびケース30の内側には、ヒータ23およびヒータ33を収容する収容部24および収容部34が形成されており、収容部24および収容部34に収容したヒータ23およびヒータ33が、それぞれプレート部22およびプレート部32の裏面に当接するようにしている。
このプレート部22およびプレート部32は、例えば、銅やアルミニウムなど導電性の高い材料で形成し、毛髪Hに熱を伝えやすくするのが好ましい。
また、本実施形態では、ヒータ23およびヒータ33としてPTCヒータ(Positive Temperature Coefficient ヒータ)を用いており、これにより連続的な温度制御が可能となる。なお、ヒータ23およびヒータ33は、PTCヒータに限らず、ニクロム線ヒータやその他の加熱手段を用いるようにしてもよい。また、ヒータ(発熱部)は、上側挟持部(第1の挟持部)2bおよび下側挟持部(第2の挟持部)3bのいずれか一方のみに設けられるようにしてもよい。
また、ヘアーアイロン1の後端部1aからは、図示せぬ電源コードが引き出されている。
そして、ケース30には、操作スイッチ(スイッチ)6が前後方向にスライド可能に設けられており、この操作スイッチ6を操作することで、ヒータ23およびヒータ33に対する通電のオン・オフ状態を切り換えることができるようになっている。
操作スイッチ6は、図2に示すように、スライド部6aを有しており、このスライド部6aは、ケース30に形成された凹部30iに前後方向に摺動可能に設けられている。そして、スライド部6aの外側中央部には突部6bが設けられており、この突部6bはケース30の外表面よりも外方に突出している。操作スイッチ6を手動操作によってオン・オフさせる場合には、突部6bを指で押すようにして操作スイッチ6を前後移動させることになる。
そして、この操作スイッチ6の操作によってヒータ23およびヒータ33を通電させると当該ヒータ23およびヒータ33が発熱し、発熱したヒータ23およびヒータ33からプレート部22およびプレート部32に熱が伝達されることで、プレート部22およびプレート部32が加熱される。
また、本実施形態では、ヘアーアイロン1は、上側挟持部2bの下側挟持部3b側への相対移動を規制する規制部材を備えている。
具体的には、ケース20の上側把持部2a側下部に、下方に向けて突出するストッパ突起40を設けるとともに、ケース30の上部ケース30aにストッパ溝部41を設け、ストッパ突起40の先端をストッパ溝部41の底面に当接させることで、上側アーム部2と下側アーム部3との閉じる方向への回動を規制している。
さらに、本実施形態では、毛髪挟持部材21は、ケース(挟持部本体)20に対して上下方向(第1の毛髪挟持面の法線方向)に相対的に往復移動可能に支持されている。
具体的には、毛髪挟持部材21の4隅を、ケース20内に配置された4個のフロートばね9にて支持することで、毛髪挟持部材21をケース20に対して上下移動できるようにしている。
このように、毛髪挟持部材21をケース20に上下動可能に支持することで、上側毛髪挟持面(第1の毛髪挟持面)22aと下側毛髪挟持面(第2の毛髪挟持面)32aとの間に挟み込まれた毛髪Hに過度の負荷がかかってしまうのを抑制し、毛髪Hへのダメージを抑制することができるようにしている。
なお、本実施形態では、毛髪挟持部材21の4隅をフロートばね9で支えるようにしているが、このフロートばねの位置や配置個数は、適宜設定することが可能である。また、毛髪挟持部材21の上下方向の移動可能範囲は、0〜3mm程度となるように設定するのが好ましい。移動量が3mm以上となると、挟み込んだ毛髪にかかる荷重や引き下ろす際に生じる摩擦力が増大してしまい、ヘアーアイロン装置100を毛髪Hに沿ってスムーズに滑らすことが難しくなってしまうからである。
また、上側挟持部2bにおける上側毛髪挟持面22aの根元側(後方:長手方向一方側)と先端側(前方:長手方向他方側)とには、上側毛髪挟持面22aと下側毛髪挟持面32aとで挟持した毛髪Hが前後方向にばらけてしまうのを抑制する突起部(突部)20cが設けられている。
本実施形態では、突起部20cは、上側毛髪挟持面22aの前部と後部の幅方向両端にそれぞれ2つずつ設けられている。
なお、毛髪Hを整流するための突起部は、上側毛髪挟持面22aおよび下側毛髪挟持面32aのいずれかの前方に設けられるとともに、上側毛髪挟持面22aおよび下側毛髪挟持面32aのいずれかの後方に設けられていればよい。
さらに、本実施形態では、図3に示すように、ヘアーアイロン1を使い終えて仕舞う際に、挟持部にキャップ10を被せるようになっている。
キャップ10は、図3および図4に示すように、前端側が閉止部11となっており、後端側が挿入口12となっている。すなわち、キャップ10は、一端(本実施形態では後端側)が開口した有底筒状に形成されている。そして、ヘアーアイロン1を閉じた状態、すなわち、上側毛髪挟持面22aと下側毛髪挟持面32aとを近接させた状態で、挟持部(上側挟持部2bおよび下側挟持部3b)を前端側からキャップ10の挿入口12に挿入するようにしている。本実施形態では、キャップ10をヘアーアイロン1の挟持部に装着した際に、挟持部のほぼ全体がキャップ10で覆われるようにしている。
さらに、本実施形態では、挟持部(上側挟持部2bおよび下側挟持部3b)およびキャップ10に、互いに係合する係合部が設けられている。
具体的には、上側挟持部2bおよび下側挟持部3bの外表面、すなわち、上部ケース20aおよび下部ケース30bの外表面に周方向に沿って突設された挟持部側突部20e、30eと、キャップ10の内周に形成された凹部16とで、互いに係合する係合部を構成している。そして、キャップ10をヘアーアイロン1に装着した際に、凹部16と挟持部側突部20e、30e(図5では、挟持部側突部30e)とが係合することで、キャップ10がヘアーアイロン1から抜け落ちてしまうのを抑制している。
また、本実施形態では、ヘアーアイロン1は、上述したように、上側アーム部2と下側アーム部3とが互いに拡開する方向に付勢されているため、ヘアーアイロン1を閉じた状態で挟持部をキャップ10に挿入すると、凹部16と挟持部側突部20e、30e(図4では、挟持部側突部30e)には係合方向の付勢力が常時作用することとなり、両者の係合状態が維持されることになる。
なお、コイルスプリング5による拡開方向への付勢力は、上側アーム部2および下側アーム部3をキャップ10の内周側に押し付ける力としても作用するため、上述した係合部(凹部16と挟持部側突部20e、30e)を設けなくても、ヘアーアイロン1へのキャップ10の装着状態を維持することが可能である。
また、図3および図4に示すように、上側把持部2aの前方部分には複数個のダイヤ状のストーン7が配置されており、装飾効果が得られるようになっている。
さらに、上部ケース20aのダイヤ状のストーン7が配置される部分には、ダイヤ状のストーン7を挟むようにして複数の凸条20gが突設されており、下部ケース30bのダイヤ状のストーン7が配置される部分に対応した箇所には複数の凸条30gが突設されている。これらダイヤ状のストーン7、凸条20gおよび凸条30gは、把持部の滑り止めとしての機能も有している。
また、キャップ10の外表面にはダイヤモンドカット面(複数の面の集合体)13が形成されており、使用者がキャップ10を掴んだ際に凹凸感が得られるようにし、キャップ10のヘアーアイロン1への着脱を容易に行うことができるようにしている。
また、図1および図4に示すように、上側挟持部2bおよび下側挟持部3bの前方側の外表面には、挟持部の周方向に沿って複数の突部20h,30hが突設されている。この突部20h,30hおよび上述した挟持部側突部20e、30eは、ヘアーアイロン1の使用時に、カール部2dもしくはカール部3dに押し当てた毛髪Hが前後方向にばらけてしまうのを抑制する機能も有している。
ここで、本実施形態では、毛髪Hを上側毛髪挟持面22aおよび下側毛髪挟持面32aで挟み込むとともにカール部3dに押し当てた状態における毛髪Hと湾曲面(毛髪挟持面側湾曲面)32dおよび湾曲面(カール部側湾曲面)3eとの接触面積が所定値以上となるように、湾曲面(毛髪挟持面側湾曲面)32dの曲率半径および湾曲面(カール部側湾曲面)3eの曲率半径を設定している。
具体的には、まず、湾曲面(毛髪挟持面側湾曲面)32dの曲率半径および湾曲面(カール部側湾曲面)3eの曲率半径を所定の値に設定する。そして、湾曲面32dと湾曲面3eの幅W、すなわち、湾曲面32dの平坦面32bとの連設部から湾曲面3eの外側端(カール部3dの最外端)までの幅W(図5参照)を一定にした状態で、湾曲面32dと湾曲面3eとを適宜移動させて、当該曲率半径における毛髪Hの接触面積の最大値を求める。そして、その時の滑り荷重値を実測する。
また、湾曲面32dの曲率半径および湾曲面3eの曲率半径の組み合わせを別の組み合わせとなるように変更し、上述と同様のことを行う。
こうして、毛髪Hの接触面積と滑り荷重値との関係を求め、毛髪Hを上側毛髪挟持面22aおよび下側毛髪挟持面32aで挟み込むとともにカール部3dに押し当てた状態における毛髪Hと湾曲面(毛髪挟持面側湾曲面)32dおよび湾曲面(カール部側湾曲面)3eとの接触面積が所定値以上となる、湾曲面(毛髪挟持面側湾曲面)32dの曲率半径および湾曲面(カール部側湾曲面)3eの曲率半径を求めた。
図8は、毛髪挟持面側湾曲面の曲率半径を0.5mm〜1.5mmの間で変化させるとともに、カール部側湾曲面の曲率半径を0.5mm〜1.5mmの間で変化させ、それぞれの曲率半径において求められた毛髪Hの接触面積と滑り荷重値とを表形式で示すものである。
この図8をみると、毛髪挟持面側湾曲面の曲率半径およびカール部側湾曲面の曲率半径を大きくすれば、毛髪Hの接触面積が増大し、滑り荷重値が減少することが理解される。
なお、本実施形態では、湾曲面32dと湾曲面3eの幅Wを一定にしているため、毛髪接触面積の実測値が(毛髪接触面積)/(幅)に相当している。
このように、湾曲面32dと湾曲面3eの幅Wを一定にすることで、毛髪挟持面の平坦面の長さが短くなってストレートの癖付け効果が低下してしまったり、ヘアーアイロンの幅が増大して大型化してしまったりするのを抑制している。
すなわち、本実施形態では、ヘアーアイロンの小型化を図りつつストレートの癖付け効果の低下を抑制することができ、なおかつ、カール状の癖付け効果を向上させることができる毛髪挟持面側湾曲面の曲率半径およびカール部側湾曲面の曲率半径を求めるようにしている。
また、図8の滑り荷重率とは、(滑り荷重の計測値)/(予め定められた理想的な滑り荷重値)で求められる値である。
なお、ヘアーアイロンとして使用する際の、滑り荷重の官能良好荷重値は一般的に約300g〜700gであり、図8では、理想的な滑り荷重値を300gとして求めたそれぞれの滑り荷重率を載せている。
そして、図8に基づいて、毛髪Hの接触面積と滑り荷重値との関係を求めると、図9に示すグラフが得られる。
この図9のグラフより、接触面積をx、滑り荷重値をyとすると、接触面積と滑り荷重値との関係は、y=1013.2×x−0.3851で近似することができる。
そして、滑り荷重値が官能良好荷重値の上限である700g以下になるときの接触面積を求め、それ以上の接触面積となるように、毛髪挟持面側湾曲面の曲率半径およびカール部側湾曲面の曲率半径を設定すれば、毛髪の滑り性をより良好にすることができる。
さらに、滑り荷重の官能良好荷重値が約300g〜700g程度であることから、滑り荷重値の上限を500gに設定し、それ以下の滑り荷重値となるように、毛髪挟持面側湾曲面の曲率半径およびカール部側湾曲面の曲率半径を設定するのが好ましい。
具体的には、図8より、毛髪挟持面側湾曲面の曲率半径を0.5mm以上、カール部側湾曲面の曲率半径を2.0mm以上とするのが好ましい。
本実施形態では、毛髪挟持面側湾曲面の曲率半径を1.5mm、カール部側湾曲面の曲率半径を4.0mmとしている。
また、本実施形態では、挟持部2b,3bのカール部2d、3dの表面粗さが把持部2a,3aの表面粗さよりも小さくなるようにしている。具体的には、カール部2d、3dの表面粗さが0.7μm以下となるようにするとともに、把持部2a,3aの表面粗さが1.6μm以上となるようにしている。このように、カール部2d、3dの表面粗さを0.7μm以下とすることで、毛髪Hの滑り性をより向上させることができる。また、把持部2a,3aの表面粗さを1.6μm以上とすることで、把持部を掴む手が滑ってしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態では、挟持部2b,3b(少なくともカール部2d,3dが形成される部位)を、上側毛髪挟持面22aおよび下側毛髪挟持面32aの長手方向(上側毛髪挟持面22aおよび下側毛髪挟持面32aで毛髪Hを挟み込んだ状態において、挟み込まれた毛髪Hの延在方向と交差する方向)の根元側(一端側)から先端側(他端側)にかけて縮径するテーパ状に形成している。
このように、挟持部2b,3bの少なくともカール部2d,3dが形成される部位を長手方向に縮径するテーパ状に形成することで、毛髪Hにスパイラルカールを付けやすくしている。
このスパイラルカールを付けられるようにするには、先端円周長さと根元円周長さの関係が、(先端円周長さ)×2>(根元側円周長さ)となるようにする必要がある。
そこで、本実施形態では、所定の毛髪毛束幅が50mm、根元の直径が30mm(根元円周長さ30×πmm)のときに、スパイラルカールを付けることのできるテーパ角度θ(図7参照)を求めた。
テーパ角度θが大きくなると、先端円周長さが短くなり、根元円周長さに対する先端円周長さの比が小さくなる(図10参照)。
また、テーパ角度θと先端円周長さの関係を図11に示す。なお、図11の横線aは、根元円周長さを示しており、本実施形態では、30×π(mm)である。
また、斜めの太線は、所定のテーパ角度のときの先端円周長さを示すグラフであり、このグラフよりテーパ角度が約10°のときに、先端円周長さが根元円周長さの半分となることが解る。
そして、スパイラルカールを付けられる条件、すなわち、(先端円周長さ)×2>(根元側円周長さ)を満たす領域は、図11の斜線部分となる。
以上より、所定の毛髪毛束幅が50mm、根元の直径が30mmの場合、テーパ角度θを0°より大きく10°以下となるように設ければ、スパイラルカールを効果的に付けることができるようになる。本実施形態では、テーパ角度θが約1°となるようにしている。
以上説明したように、本実施形態では、毛髪Hを上側毛髪挟持面22aおよび下側毛髪挟持面32a(一対の毛髪挟持面)で挟み込むとともにカール部3dに押し当てた状態において、毛髪Hと湾曲面(毛髪挟持面側湾曲面)32dおよび湾曲面(カール部側湾曲面)3eとの接触面積が所定値以上となるように、湾曲面32dの曲率半径および湾曲面3eの曲率半径を設定した。
具体的には、湾曲面32dの曲率半径を0.5mm以上、湾曲面3eの曲率半径を2.0mm以上となるようにした。
ところで、図6に示すように、従来のヘアーアイロン1Aでは、図5に比べて湾曲面32dの曲率半径および湾曲面3eの曲率半径が小さい。そのため、毛髪Hと湾曲面(毛髪挟持面側湾曲面)32dおよび湾曲面(カール部側湾曲面)3eとの接触面積を大きくすることができなかった。このようなヘアーアイロン1Aを用いて、毛髪Hにカール状の癖付けを行うために、毛髪Hをカール部3dに押し当てた状態で、ヘアーアイロン1を、毛髪Hに沿って滑らせながら毛先に向けて引き下ろすと、湾曲面(毛髪挟持面側湾曲面)32dおよび湾曲面(カール部側湾曲面)3eに強い線荷重ストレスがかかってしまい、毛髪Hに大きなストレスがかかってしまうという問題が発生する。また、従来のヘアーアイロン1Aは、毛髪Hと湾曲面(毛髪挟持面側湾曲面)32dおよび湾曲面(カール部側湾曲面)3eとの接触面積が小さいため、滑り荷重が大きくなってしまい、毛髪Hの滑り性があまりよくなかった。
これに対して、本実施形態では、毛髪Hにカール状の癖付けを施す際に、毛髪Hと湾曲面32dおよび湾曲面3eとの接触面積を大きくしたため、滑り荷重を小さくすることができ、整髪時の毛髪Hの滑り性を向上させることができるようになる。
また、本実施形態によれば、比較的曲率半径の大きな湾曲面(毛髪挟持面側湾曲面)32dと湾曲面(カール部側湾曲面)3eとを滑らかに結ぶことができる配置としているため、毛髪Hに局部的にかかる荷重を線荷重でなく面荷重とすることができる。その結果、毛髪Hにかかる局部的な荷重を低減することができる上、毛髪Hの滑り性を向上させることができ、毛髪Hにダメージを与えてしまうのを抑制することができる。また、毛髪Hに線荷重がかかることで発生しやすい段差状の折り目くせが毛髪Hについてしまうのを抑制することができるため、より容易に毛髪Hを所望形状に整髪することができるようになる。
このように、本実施形態によれば、毛髪Hの滑り性をより良好にすることのできるヘアーアイロン1を得ることができるようになる。
また、本実施形態では、挟持部2b,3bのカール部2d,3dの表面粗さを把持部2a,3aの表面粗さよりも小さくした。そのため、毛髪滑り性をより一層向上させることができる上、把持部を掴む手が滑ってしまうのを抑制することができるようになる。
また、本実施形態では、挟持部2b,3bを、少なくともカール部2d、3dが形成される部位が、上側毛髪挟持面22aおよび下側毛髪挟持面32a(一対の毛髪挟持面)で毛髪Hを挟み込んだ状態において、挟持部2b,3bの長手方向(挟み込まれた毛髪Hの延在方向と交差する方向)の一端側(根元側)から他端側(先端側)にかけて縮径するテーパ状に形成した。そのため、毛髪Hにスパイラルカールをより容易に付けることができるようになる。
また、本実施形態では、上側毛髪挟持面(第1の毛髪挟持面)22aおよび下側毛髪挟持面(第2の毛髪挟持面)32aのいずれか(本実施形態では、上側毛髪挟持面22a)の挟持部2b,3bの長手方向(毛髪Hの延在方向と交差する方向)の一方側(後方)に突起部(突部)20cを設けるとともに、上側毛髪挟持面(第1の毛髪挟持面)22aおよび下側毛髪挟持面(第2の毛髪挟持面)32aのいずれか(本実施形態では、上側毛髪挟持面22a)の挟持部2b,3bの長手方向(毛髪Hの延在方向と交差する方向)の他方側(前方)に突起部(突部)20cを設けた。そのため、ヘアーアイロン1を毛髪Hに沿って引き下ろす際に、この突部20cによって毛髪Hを整流させることができる。また、上側毛髪挟持面22aと下側毛髪挟持面32aとで挟み込んだ毛髪Hが毛髪挟持面22a、32aの領域から外れてしまったり、毛髪Hがカール部3dに押し当てられなくなってしまったりするのを抑制することができる。このように、突起部(突部)20cを設けることで、毛髪Hを突起部(突部)20cの間に入り込ませて整流させることができ、毛髪Hをより均一にカールさせることが可能となる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、ミスト生成部や金属微粒子生成部等のイオン生成部を設けたヘアーアイロン装置に本発明を適用することも可能である。
また、上記実施形態では、主に毛髪Hをカール部3dに押し当ててカール状の癖付けを施す場合を例示したが、毛髪Hをカール部2dに押し当ててカール状の癖付けを施すことも可能である。
また、毛髪挟持面や把持部、その他細部のスペック(形状、大きさ、レイアウト等)も適宜に変更可能である。
1 ヘアーアイロン
2a 上側把持部(把持部)
2b 上側挟持部(第1の挟持部:挟持部)
2d カール部
2e 湾曲面(カール部側湾曲面)
3a 下側把持部(把持部)
3b 下側挟持部(第2の挟持部:挟持部)
3d カール部
3e 湾曲面(カール部側湾曲面)
20c 突起部(突部)
22a 上側毛髪挟持面(第1の毛髪挟持面:一対の毛髪挟持面)
22d 湾曲面(毛髪挟持面側湾曲面)
32a 下側毛髪挟持面(第2の毛髪挟持面:一対の毛髪挟持面)
32d 湾曲面(毛髪挟持面側湾曲面)
H 毛髪

Claims (4)

  1. 毛髪を挟持する一対の毛髪挟持面を有する挟持部を備えるヘアーアイロンであって、
    前記挟持部の毛髪挟持面の反対側の外表面にカール部が形成されており、
    前記一対の毛髪挟持面で毛髪を挟み込んだ状態において、前記毛髪挟持面の挟み込まれた毛髪の延在方向端部に毛髪挟持面側湾曲面が形成されるとともに、前記カール部の毛髪挟持面側端部にカール部側湾曲面が形成されており、
    毛髪を前記一対の毛髪挟持面で挟み込むとともに前記カール部に押し当てた状態における毛髪と前記毛髪挟持面側湾曲面およびカール部側湾曲面との接触面積が所定値以上となるように、前記毛髪挟持面側湾曲面の曲率半径および前記カール部側湾曲面の曲率半径を設定したことを特徴とするヘアーアイロン。
  2. 前記挟持部が把持部に連設されており、前記挟持部のカール部の表面粗さが前記把持部の表面粗さよりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のヘアーアイロン。
  3. 前記挟持部は、少なくとも前記カール部が形成される部位が、一対の毛髪挟持面で毛髪を挟み込んだ状態において、挟み込まれた毛髪の延在方向と交差する方向の一端側から他端側にかけて縮径するテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヘアーアイロン。
  4. 前記挟持部は、第1の毛髪挟持面を有する第1の挟持部と、前記第1の毛髪挟持面とで毛髪を挟持する第2の毛髪挟持面を有する第2の挟持部と、を備えており、
    前記第1の毛髪挟持面および第2の毛髪挟持面のいずれかの前記毛髪の延在方向と交差する方向の一方側に突部が設けられるとともに、前記第1の毛髪挟持面および第2の毛髪挟持面のいずれかの前記毛髪の延在方向と交差する方向の他方側に突部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のヘアーアイロン。
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