JP2004154555A - 加熱される凹凸表面を有するカール用アイロン - Google Patents

Abstract

【課題】毛髪整形用機器に関するもので、真っ直ぐに整形することと、緩やかなフリップや波型を付与することを可能にしたカール用アイロンを提供する。
【解決手段】底部表面を有する第１の脚部と上部表面を有する第２の脚部を有し、且つ当該底部表面と当該上面表面とは相互に対向した関係にあり、且つ相互に嵌め合わせ可能な凹部形状と凸部形状とで構成する。
【選択図】図１

Description

本発明は、一般的には毛髪整形用機器に関するものであって、より詳細には、カール用アイロンに関するものである。

消費者及びプロフェショナルなスタイリスト等によって使用されている従来のカール用アイロンは、加熱された筒体に対して加熱されていないクランプを使用している。

当該クランプに捕捉され且つ当該筒体に押し付けられる毛髪は消費者及びスタイリスト等によって所望の髪型に整形される。

所望の髪形を得るために、当該カール用アイロンは、頻繁に回転或いはねじり動作が実行される。

ある場合では、従来カール用アイロンを使用して、毛髪の先端部に緩やかなフリップや波型を付与することは困難であった。

又、他の場合では、同じアイロンを使用して、真っ直ぐに整形することと緩やかなフリップや波型を付与することは困難であった。

従って、毛髪の先端部に緩やかなフリップや波型を付与することが出来ると共に、必要に応じて髪を真っ直ぐに整形することが出来るカール用アイロンの必要性が存在している。

更に、リボン状の髪型を創出する事が出来るカール用アイロンの必要性が存在している。

上記した必要性は、本発明の一対のクランピング用腕部或いは顎部からなり、それぞれが加熱される様に構成されたことで特徴付けられる本願発明のカール用アイロンによって満たされ或いはその必要性を超えるカール用アイロンが提供される。

更に、当該顎部に於ける対応する相互に対向した表面は、相互に嵌め合わされる凹凸状の表面を形成する様に構成され、その一つの表面は凸状の形状を持ち、且つそれが他の表面に於ける凹部内に受け入れられる様に構成されている。

本発明に於ける当該カール用アイロンの他の特徴としては、当該相互に対向している表面は、歯状部、畝状部、溝状部、線状部等の障害物がないことである。

即ち、当該腕部或いは顎部それ自体の表面は、毛髪束上でクランピング或いはアイロニングを実行する為に滑らかに形成されている。

本発明に係るカール用アイロンは、毛髪を真っ直ぐにする様に設計されており、又、当該毛髪を介して一方向に移動させる場合の終端部に於いて僅かに回転せしめられた場合に、当該毛髪の端部に僅かなフリップ部を形成させる様に設計されている。

毛髪束の一つのグループが当該顎部の間でクランプされそして当該移動動作中に当該アイロンが回転せしめられた場合、リボン状の外観が当該クランプされた毛髪束に形成される。

図１及び図２に示されている様に、一般的に１０と指定されている毛髪整形装置は、当該腕部或いは顎部が閉じた位置にあることを示しており、当該毛髪整形装置は、延長された一般的にチューブ状の第１の脚部１２と延長された一般的にチューブ状第２の脚部１４とを含んでいる。

当該第１の脚部１２は、上部表面１６、下部表面１８、整形端部２０及び当該整形端部とは反対側の端部であるハンドル端部２２を有している。

当該第２の脚部１４は、上部表面２４、下部表面２６、整形端部２８及び当該整形端部とは反対側の端部であるハンドル端部３０を有している。

双方のハンドル端部は、ハンドル３２に取り付けられている。

この分野で一般的である様に、当該第１の脚部１２は、横方向の旋回位置３４に対して旋回しえる様に、当該ハンドル部３２に対して旋回自在に取り付けられている。

当該第２の脚部１４は、この分野で知られている様に、当該ハンドル部３２から相対的に軸方向に突出する様に固定されている。

当該カール用アイロン１０に於いては、当該第１の脚部１２は図１に於けるスプリング３５による様に、当該第２の脚部１４に対してバイアスされており、それによって、クランピング力を当該相互に対向し、且つ対応する底部表面部と上部表面部１８、２４との間に捕捉されている毛髪束に印加する様に構成されている事が好ましい。

当該脚部１２、１４を解放するために、解放レバー３６が当該第１の脚部１２設けられている。

当該解放レバー３６に印加される下向きの力が当該第１の脚部１２を当該第２の脚部１４に対して押し付ける様に作用しているバイアス力に打ち勝ち、当該第１の脚部１２を当該第２の脚部に対して上昇させる。

一方、図１及び図２に示される閉鎖位置に於いては、対応する上部表面と底部表面１６，２６は、略円筒状の形状を形成し、又、対応する整形端部２０，２８は、当該表面１６、２６と比較して直径が縮小された略円筒状の形状を形成している。

好ましくは、当該整形端部２０、２８は、使用者が握れる様に、熱抵抗性のある材料によって形成されるものである。

当該ハンドル部３２の後端部３８に於いては、プラグ４２と必要に応じて設けられるオン／オフスイッチ４４とを有するコード線４０が設けられている。

図２及び図３を参照するならば、当該脚部１２、１４の重要な特徴としては、個々の脚部に於ける相互に対向して且つ対応する底部表面及び上部表面１８，２４は、相互に嵌め合わせ可能な凹凸形状の関係を形成している。

本発明に於ける好ましい具体例としては、当該表面１８は凹部形状を有し、当該表面２４は凸部形状を有するものであるが、然しながら、その反対の関係を有するものも又利用可能である。

図３に示す様に、それぞれの脚部１２、１４は、好ましくは、略Ｄ字型の断面形状を有するものである。

当該脚部１２、１４の他の特徴としては、当該表面１６、１８、２４及び２６の全てが平滑であり、当該毛髪を介して当該脚部１２，１４の動きを妨げる恐れのある、如何なる畝状部、突起部、線状部あるいはその他の障害物が設けられていないことである。

更に、脚部１２、１４に関する他の好ましい特徴としては、当該脚部１２、１４はその双方が、個々の内部チャンバー４８、５０内に位置している個々の加熱要素４６によって加熱されるという点である。

当該加熱要素４６の位置は、カール用アイロンの製造技術分野に於いて、良く知られている様に、適切な用途の為に変化させる事が出来る。

然しながら、当該対向する表面１８，２４の当該嵌め合わせ可能な凹凸形状が維持されている事を前提にするならば、従来のカール用アイロンの様に、当該脚部１２、１４の一方のみが加熱される事を考慮する事も又可能である。

更に必要であれば、図２に示す様に、好ましくは、当該旋回位置３４の周りに旋回する支持手段５２をオプションで設ける事も出来る。

此処で、図４を参照すると、本発明に於けるカール用アイロンの他の具体例が、一般的に６０として示されている。

前記具体例に於ける当該カール用アイロン１０と同一の要素に対しては、同一の参照符号が付されている。

当該第１の具体例に於けるカール用アイロン１０と本具体例のカール用アイロン６０との間の大きな相違点は、当該カール用アイロン１０は、当該第１の脚部１２をバイアスするスプリングを有しており、それによって、当該第１の脚部１２は、使用者の親指による様に、当該解放レバー３６が作動しない限り、当該第２の脚部１４に対して強くクランプされている点である。

当該カール用アイロン６０の場合には、マルセル（Ｍａｒｃｅｌ）アイロンの様なこの分野で知られている様に、旋回可能な第１の脚部６２は」当該第２の脚部６４に対しバイアスされておらず、そのバイアス力は、使用者によって供給される。

この操作を実行する為には、当該第１の脚部６２はクランプレバー６６に接続されている。

当該クランプレバー６６をハンドル３２の方向に引き寄せる事によって、当該カール用アイロン６０は閉鎖位置を採る。

此処で、図５を参照すると、当該カール用アイロン１０の別の具体例が７０と表示されて示されており、当該具体例では、第１の脚部７２は上部表面７４と下部表面７６を有するものとして示されており、又、第２の脚部７８は、上部表面８０と下部表面８２を有するものとして示されている。

当該カール用アイロン１０との主な相違点は、当該第１の脚部７２の下部表面７６は凸状の形状を有しており、又当該第２の脚部７８に上部表面８０は凹状の形状を有している。

従って、図３に示される相互に嵌め合わせ可能な凹部形状と凸部形状の関係が逆転されている。

操作に際しては、使用者が毛髪束のグループを当該対向する表面１８、２４の間に置き、そして、当該カール用アイロン１０の場合に於いては、当該解放レバー３６を軽く押圧し、又当該カール用アイロン６０の場合には、当該クランプレバー６６を軽く握ることによって、当該カール用アイロン１０、６０は捕捉された毛髪束を把持することが出来ると同時に、当該カール用アイロンを頭皮部から毛髪の先端部まで自由に摺動移動させる事も可能である。

毛髪を真っ直ぐにするには、捕捉されている毛髪により大きなクランプ力を与えることで達成される。

当該移動中に、使用者の腕を変位させて（cocking the user’s wrist）当該カール用アイロン１０、６０を回転させることによって、当該毛髪にフリップを付与することが出来る。

移動工程中に於ける、より強力なクランピング操作は、リボン効果を得る。

当該凹部形状と凸部形状の表面部の組み合わせ、２ヶ所加熱、及び調整可能なクランピング力は、使用者に、従来のカール用アイロンでは、これまで利用不可能であった多種多様な髪型を使用する事を可能にした。

もし、毛髪が当該カール用アイロン１０、６０の周りに絡みついたとしても、毛髪は元の形に（“０”shape）戻す事が可能である。

本発明に於ける、凹部形状と凸部形状からなる加熱表面を持つ当該毛髪カール用アイロンの特定の具体例は、上記に図示され且つ説明されたが、本発明のより広範囲な態様から逸脱しない範囲で当該具体例に対する変更或いは修正は、当該分野の当業者によって考慮されるものである。

本発明に於いては、底部表面を有する第１の脚部と上部表面を有する第２の脚部を有し、且つ当該底部表面と当該上面表面とは相互に対向した関係にあり、且つ相互に嵌め合わせ可能な凹部形状と凸部形状を有しているカール用アイロンが提供される。

又、本発明に於いては、第１と第２の脚部を有し、且つ当該双方の脚部は加熱されているカール用アイロンが提供される。

本発明に於ける当該カール用アイロンは、相互に対向した凹部表面と凸部表面とを有する一組の脚部を含むカール用アイロンであって、当該双方の表面が加熱されているものである。

本発明に於ける当該カール用アイロンは、相互に対向した凹部表面と凸部表面とを有する一組の脚部を含むカール用アイロンであって、当該第１の脚部は当該第２の脚部に向かう方向にバイアスがかけられており、かつ、当該バイアス力に打ち勝ち、当該脚部を相互に分離するための解放レバーが設けられているものである。

本発明に於ける当該カール用アイロンは、相互に対向した凹部表面と凸部表面とを有する一組の脚部を含むカール用アイロンであって、当該第１の脚部は当該第２の脚部に対して回転可能に構成されており、且つ当該回転動作は、クランプレバーにより制御されるものである。

本発明に係るラインコードに接続された状態を示すカール用アイロンの第１の具体例の構成を示す斜視図である。 図１に示されるカール用アイロンの拡大部分斜視図である 図２に於ける矢印３−３に沿って且つ概略的に示されている方向から見た断面図。 本発明に係るカール用アイロンの別の具体例を示す斜視図である。 図３に示されているカール用アイロンの他の具体例である。

Claims (5)

1. 底部表面を有する第１の脚部と上部表面を有する第２の脚部とを有するカール用アイロンであって、当該底部表面と当該上部表面とは相互に対向して配置される関係を有し、且つ相互に嵌め合わせ可能な凹部形状と凸部形状とで構成されている事を特徴とするカール用アイロン。
2. 当該第１と第２の脚部は共に加熱される様に構成されている事を特徴とする請求項１に記載のカール用アイロン。
3. 相互に対向した凹部表面と凸部表面とを有する一組の脚部を含むカール用アイロンであって、当該双方の表面が加熱されている事を特徴とするカール用アイロン。
4. 相互に対向した凹部表面と凸部表面とを有する一組の脚部を含むカール用アイロンであって、当該第１の脚部は当該第２の脚部に向かう方向にバイアスがかけられており、かつ、当該バイアス力に打ち勝ち、当該脚部を相互に分離するための解放レバーが設けられている事を特徴とするカール用アイロン。
5. 相互に対向した凹部表面と凸部表面とを有する一組の脚部を含むカール用アイロンであって、当該第１の脚部は当該第２の脚部に対して回転可能に構成されており、且つ当該回転動作は、クランプレバーにより制御される事を特徴とするカール用アイロン。

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