JP2012083200A - 水圧制御ユニットおよびその据付け方法 - Google Patents

水圧制御ユニットおよびその据付け方法 Download PDF

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悟 関根
Kazuhiro Kawagoe
和浩 川越
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Abstract

【課題】 容易に据付けと取り外しができるとともに、水圧制御ユニット室内に効率よく配置することができる水圧制御ユニットの提供を目的とする。
【解決手段】 水圧制御ユニット1は、窒素ガス容器5と、アキュムレータ4と、スクラム弁6と、窒素ガス容器5とアキュムレータ4とスクラム弁6とを一体化して固定する一体化フレーム3とを有する2つの水圧制御部材2と、原子炉建屋の床面30に固定される床部材11と、床部材11上に該垂直に設けられる支持部材12とを有する耐震部材10とを備え、2つの水圧制御部材2を床部材11上に、2つの水圧制御部材2の一体化フレーム3を支持部材11を挟んで背面合わせにして配置し、一体化フレーム3を支持部材12および床部材11に接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、制御棒駆動機構に駆動水を供給する水圧制御ユニットに関する。
水圧制御ユニットは、沸騰水型原子炉における制御棒駆動系の一部であり、制御棒緊急挿入時にスクラム弁を開き、アキュムレータ内の駆動水を制御棒駆動機構へ供給して制御棒を原子炉に高速で挿入させるための機器である。
従来、水圧制御ユニットの原子炉建屋への据付けは、水圧制御ユニットを据付けた原子炉建屋の水圧制御ユニット室全体をあらかじめユニット化して組み立てた後、この水圧制御ユニット室を原子炉建屋へ搬入して据付けを行っていた。この据付け方法は、プラント建設時であれば現地での水圧制御ユニットの据付け工期が短縮可能であるが、プラント建設後の水圧制御ユニットの取替え時においては、水圧制御ユニット室における水圧制御ユニットが取り付けられる縦壁および床面を切除することによって既設の水圧制御ユニットを取り外し、新たに縦壁および床面を施工することによって新設の水圧制御ユニットを据付ける必要があった。
そこで、プラント建設後の水圧制御ユニットの取替えを容易にするために、あらかじめ水圧制御ユニットに耐震部材を取り付けたものを原子炉建屋内の水圧制御ユニット室に搬入し、水圧制御ユニット室の床面および縦壁に耐震部材を固定して水圧制御ユニットを据付ける技術が開発されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第4220120号
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術は、水圧制御ユニット室の縦壁に耐震部材を固定する必要があるために、縦壁に耐震部材をボルトで固定するためのボルト穴等の予備工事を施す必要があり、さらに、水圧制御ユニット室の縦壁に沿った位置にのみ水圧制御ユニットを据付けるため、水圧制御ユニット室内における水圧制御ユニットの配置効率が悪いという課題があった。
したがって、本発明は、容易に据付けと取り外しができるとともに、水圧制御ユニット室内に効率よく配置することができる水圧制御ユニットの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の水圧制御ユニットは、高圧窒素ガスを蓄える窒素ガス容器と、この窒素ガス容器の高圧窒素ガスを用いて水に圧力をかけ内部に駆動水を蓄えるアキュムレータと、制御棒緊急挿入時にアキュムレータ内の駆動水を制御棒駆動機構へ開放するスクラム弁と、窒素ガス容器とアキュムレータとスクラム弁とを一体化して固定する一体化フレームとを有する2つの水圧制御部材と、原子炉建屋の床面に固定される床部材と、床部材上に該垂直に設けられる支持部材とを有する耐震部材とを備え、2つの水圧制御部材を床部材上に、支持部材を挟んで背面合わせにして配置し、一体化フレームを支持部材および床部材に接続することを特徴とする。
さらに、上記目的を達成するために、本発明の水圧制御ユニットの据付け方法は、高圧窒素ガスを蓄える窒素ガス容器を、高圧窒素ガスによって駆動水を蓄えるアキュムレータに接続し、さらに制御棒緊急挿入時にアキュムレータ内の駆動水を開放するスクラム弁をアキュムレータに接続して水圧制御部材を組み立てる工程と、原子炉建屋の床面に固定される床部材上に支持部材を該垂直に接続することにより耐震部材を組み立てる工程と、2つの水圧制御部材を床部材上に支持部材を挟んで背面合わせにして配置し、2つの水圧制御部材の一体化フレームを支持部材および床部材に接続する工程と、これらの工程で組み立てた水圧制御ユニットを原子炉建屋の床面に配置し、床部材と床面を接続する工程とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、水圧制御ユニットの容易な据付けと取り外しができるとともに、水圧制御ユニットを水圧制御ユニット室内に効率よく配置することができる。
本発明の第1の実施形態に係る水圧制御ユニットの縦断面図。 本発明の第1の実施形態に係る水圧制御ユニットの一体化フレームの概略斜視図。 本発明の第1の実施形態に係る水圧制御ユニットの耐震部材の概略斜視図。 本発明の第1の実施形態に係る水圧制御ユニットの平断面図。 水圧制御部材の耐震性能を示す概略図であり、(a)は従来の水圧制御部材2の耐震性能を示す説明図、(b)は本発明の第1の実施形態に係る水圧制御部材の耐震性能を示す説明図。 本発明の第1の実施形態に係る水圧制御ユニットの一体化フレームを省いた構成の変形例を示す縦断面図。 本発明の第2の実施形態に係る水圧制御ユニットの平断面図。 本発明の第2の実施形態に係る水圧制御ユニットを水圧制御ユニット室内に複数設置する場合の俯瞰図であり、(a)は碁盤目状に配置した例を示す概略平面図、(b)は千鳥状に配置した例を示す概略平面図。
以下、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
(構成)
以下、本発明の第1の実施形態に係る水圧制御ユニットについて図1乃至図6を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る水圧制御ユニットの縦断面図である。水圧制御ユニット1は、2つの水圧制御部材2と、耐震部材10とから構成される。
まず、水圧制御部材2の構成について説明する。水圧制御部材2は、一体化フレーム3と、アキュムレータ4と、窒素ガス容器5と、スクラム弁6とから構成される。ここで、アキュムレータ4は、高圧窒素ガスを用いて水に圧力をかけ、駆動水として内部に蓄える長円筒形状の機器である。窒素ガス容器5は、内部に高圧窒素ガスを蓄える長円筒形状のタンクである。スクラム弁6は、原子炉スクラム時に開動作し、制御棒駆動機構(図示せず)に駆動水を供給する機器である。
次に、一体化フレーム3の構成を説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係る水圧制御ユニットの一体化フレームの概略斜視図である。金属パイプを直角に湾曲させてL字形状を形成し、このL字形状を立直させたときに土台となる部分を底部41、鉛直に伸びる部分を鉛直部42とする。この金属パイプを2本平行に配置し、鉛直部42同士を金属板で接続することによって、一体化フレーム3は構成される。ここで、金属パイプ同士を繋ぐ金属板を鉛直面部44とする。さらに、金属パイプの鉛直部42の上半分を底部41側へ突出させることによってサイドサポート43を形成する。
アキュムレータ4は、その本体内部に窒素ガス容器5の高圧窒素ガスを導くように、アキュムレータ4と窒素ガス容器5は接続される。さらに、アキュムレータ4は、アキュムレータ4内に蓄えられる駆動水をスクラム弁6を介して制御棒駆動機構(図示せず)に導くことができるように、アキュムレータ4とスクラム弁6は接続される。上述した接続を行った後、アキュムレータ4および窒素ガス容器5は、一体化フレーム3の2本の金属パイプのサイドサポート43の内側に立直し、一体化フレーム3の鉛直面部44にアキュムレータ4および窒素ガス容器5の長円筒形状の側面を沿わせた状態で配置される。ここで、サイドサポート43は、アキュムレータ4および窒素ガス容器5を側面から包囲する働きがある。この状態で、アキュムレータ4および窒素ガス容器5の側周面を包囲できるバンド状のバンド部材7によって、アキュムレータ4および窒素ガス容器5は一体化フレーム3の鉛直面部44に固定される。さらに、スクラム弁6は、アキュムレータ4の上方において一体化フレーム3の鉛直面部に沿って配置され、スクラム弁6の側周面を包囲できるバンド部材7によって一体化フレーム3の鉛直面部44に固定される。
次に、耐震部材10の構成について説明する。図3は、本発明の第1の実施形態に係る水圧制御ユニットの耐震部材の概略斜視図である。耐震部材10は、床部材11と、支持部材12とから構成される。床部材11は、原子炉建屋の水圧制御ユニット室101の床面30に添う平行な2本の金属角材とする。床部材11には、床面30とボルト21で接続するための貫通孔13が2本の金属角材の端部にあらかじめ設けられるものとする。
支持部材12は、床部材11の2本の金属角材の中心付近にそれぞれ該垂直に立設される2本の金属角材であり、床部材11と支持部材12は溶接によって相互に接続される。さらに、図3のように、床部材11の2本の金属角材同士、ならびに支持部材12の2本の金属角材同士を繋ぐサイドビーム51を設ける構成としてもよい。ここで、床部材11および支持部材12ならびにサイドビーム51に中空構造の角材やH型鋼材を適用することで、軽量かつ剛性の高い構造にすることができる。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る水圧制御ユニットの平断面図である。一体化フレーム3の鉛直面部44のうちアキュムレータ4および窒素ガス容器5ならびにスクラム弁6が固定されていない面を背面としたとき、2つの水圧制御部材2は床部材11上に、支持部材12を挟んで背面合わせにして配置される。このとき、床部材11は、上述した貫通孔13が露出することができる形状とし、さらにボルト20によって一体化フレーム3の底部41と接続できるものとする。さらに、支持部材12は、水圧制御部材2の一体化フレーム3の背面を沿わせることができる形状とし、ボルト20によって一体化フレーム3の鉛直面部44と接続できるものとする。
(作用)
以下、本発明の第1の実施形態の水圧制御ユニットの組み立て方法および据付け方法について説明する。まず、工場において上述した接続関係で一体化フレーム3と、アキュムレータ4と、窒素ガス容器5と、スクラム弁6とから水圧制御部材2を組み立てる。また、床部材11と、支持部材12とから耐震部材10を組み立てる。さらに、2つの水圧制御部材2を床部材11上に、支持部材12を挟んで背面合わせにして配置し、ボルト20によって2つの水圧制御部材2の一体化フレーム3の鉛直部41を支持部材12へ、底部41を床部材11へ接続して水圧制御ユニット1を組み立てる。ここで、さらに一体化フレーム3の鉛直面部44を支持部材12のサイドビーム51に接続してもよい。
工場において上述した組み立てを行った後、水圧制御ユニット1を原子炉建屋の水圧制御ユニット室101へ搬入する。水圧制御ユニット室101の床面30には、あらかじめ床部材11の貫通孔13に対応した位置にボルト21によって水圧制御ユニット1を床面30に固定するためのボルト穴22を設けておくものとする。ボルト穴22と床部材11の貫通孔13の位置合わせを行った後、ボルト21によって床部材11と床面30を接続し、水圧制御ユニット1を水圧制御ユニット室101へ据付ける。
以下、本実施形態の水圧制御部材2の耐震性能について述べる。図5は、水圧制御部材の耐震性能を示す概略図であり、(a)は従来の水圧制御部材2の耐震性能を示す説明図、(b)は本発明の第1の実施形態に係る水圧制御部材の耐震性能を示す説明図である。水圧制御部材2は、垂直方向に縦長の形状であるため、単一で床面30に据付けると、図5(a)のように、地震による水圧制御部材2への転倒モーメント200に対して一体化フレーム3の背面に反力を生じさせるものがない。しかしながら、本実施形態の水圧制御ユニット1は、2つの水圧制御部材2の一体化フレーム3の鉛直部42をそれぞれ支持部材12に接続しているため、図5(b)のように、水圧制御部材2への転倒モーメント200に対して、支持部材12および対となる水圧制御部材2が一体化フレーム3に反力201を生み、水圧制御部材2は支持される。
また、本実施形態の水圧制御ユニット1は、水圧制御ユニット室101の縦壁100との接続がされていないため、露出している床面30と床部材11を接続するボルト21の取り外しのみで、水圧制御ユニット1を取り外すことができる。さらに、縦壁100との接続が必要ないため、縦壁と離間して据付けることができる。
なお、床部材11は、2つの水圧制御ユニット2の一体化フレーム3を床部材11上に支持部材12を挟んで背面合わせに配置したときに、床部材11に貫通孔13を露出させることができ、かつ一体化フレーム3の底部41と接続できる形状であれば他の形状でもよい。さらに、複数の耐震部材10を相互に接続することができるようにすれば、複数の水圧制御ユニット1を一体として床面30に固定することができる。
(効果)
本発明の第1の実施形態によれば、水圧制御ユニット室101において水圧制御ユニット1を容易に据付け、取り外すことができるとともに、水圧制御ユニット1を水圧制御ユニット室101に効率よく配置することができる。
(第1の実施形態の変形例)
以下、本実施形態の変形例を説明する。図6は、本発明の第1の実施形態に係る水圧制御ユニットの一体化フレームを省いた構成の変形例を示す縦断面図である。なお、図6において、図1の各部と同一部分は同一符号で示し、重複する構成の説明は省略する。このとき、水圧制御部材2は、アキュムレータ4と、窒素ガス容器5と、スクラム弁6とから構成される。アキュムレータ4および窒素ガス容器5は、耐震部材10の床部材11上に立直し、アキュムレータ4および窒素ガス容器5の側周面を支持部材12に沿わせて配置される。さらに、アキュムレータ4および窒素ガス容器5は、バンド部材7によって支持部材12に固定される。さらに、スクラム弁6は、アキュムレータ4の上方において支持部材12に沿わせて配置され、バンド部材7によって支持部材12に固定される。この変形例では、耐震部材10が、アキュムレータ4と、窒素ガス容器5と、スクラム弁6とを一体化して固定する一体化フレーム3としての働きを持つ。このとき、耐震性能を向上させるために、ボルトまたは取付部材によって、アキュムレータ4および窒素ガス容器5と床部材11とを接続してもよい。
(効果)
本発明の第1の実施形態の変形例によれば、一体化フレーム3を設けなくとも水圧制御ユニット室101において水圧制御ユニット1を容易に据付け、取り外すことができるとともに、水圧制御ユニット1を水圧制御ユニット室101に効率よく配置することができる。
(第2の実施形態)
(構成)
以下、本発明の第2の実施形態に係る水圧制御ユニットについて図7および図8を参照して説明する。第1の実施形態の各部と同一部分は同一符号で示し、重複する説明は省略する。本実施形態が第1の実施形態が異なる点は、耐震部材10の形状および耐震部材10に接続する水圧制御部材2の数である。
図7は、第2の実施形態に係る水圧制御ユニットの平断面図である。以下、本発明の耐震部材10について説明する。耐震部材10は、床部材11と、支持部材14とから構成される。支持部材14は、6本の金属角材を六角柱の側面の辺となるように平行に配置し、さらに6本の金属角材同士を六角柱の側面となる金属板で接続することによって組み立てられる六角形の筒形状である。ここで、支持部材14を構成する金属板は、それぞれ水圧制御部材2の一体化フレーム3の背面を沿わせて接続できる形状とする。
床部材11は、2本の金属角材を1組として、6組の金属角材を放射状に床面30上に配置する構成とする。各組の金属角材の上に、支持部材14の六角形の筒形状の各側面が立設するように、床部材11と支持部材14は、溶接またはボルトによって相互に接続される。さらに、図7のように、床部材11である6組の金属角材の両端部を大小の六角形形状のサイドビーム52によって接続してもよい。また、床部材11の金属角材の端部には、あらかじめ床面30と接続するための貫通孔13が設けられるものとする。
(作用)
以下、本発明の第2の実施形態の水圧制御ユニットの据付け方法について説明する。まず、工場において、第1の実施形態と同様に、一体化フレーム3と、アキュムレータ4と、窒素ガス容器5と、スクラム弁6とから水圧制御部材2を組み立てる。さらに、床部材11と、支持部材14とから耐震部材10を組み立てる。
床部材11上に6つの水圧制御部材2を、支持部材14の六角形の筒形状の各外側面に水圧制御部材2の一体化フレーム3の背面を沿わせて配置し、ボルト20によって6つの水圧制御部材2の一体化フレーム3を支持部材14の金属角材または金属板および床部材11に接続して、水圧制御ユニット1を組み立てる。
工場において、上述した組み立てを行った後、水圧制御ユニット1を原子炉建屋の水圧制御ユニット室101へ搬入する。第1の実施形態と同様に、あらかじめ水圧制御ユニット室101の床面30に床部材11の貫通孔13に対応した位置にボルト穴22を設けておき、ボルト20によって床部材11と床面30を接続し、水圧制御ユニット1を水圧制御ユニット室101へ据付ける。
以下、本実施形態の水圧制御部材2の耐震性能について述べる。本実施形態の水圧制御ユニット1は、6つの水圧制御部材2の一体化フレーム3を支持部材12の六角形の筒形状の各外側面に接続しているため、6つの水圧制御部材2に働く転倒モーメントに対して、支持部材14および他の水圧制御部材2が一体化フレーム3に反力を生み、水圧制御部材2は支持される。
さらに、本実施形態は以下の変形が可能である。図8は、本発明の第2の実施形態に係る水圧制御ユニットを水圧制御ユニット室に複数設置する場合の俯瞰図であり、(a)は碁盤目状に配置した例を示す概略平面図、(b)は千鳥状に配置した例を示す概略平面図である。
図8(a)のように、複数の第2の実施形態に係る水圧制御ユニット1を水圧制御ユニット室101の縦壁100から離間させ、かつ複数の水圧制御ユニット1同士を等間隔に碁盤目状に配置する。このとき、縦壁100からの離間距離と水圧制御ユニット1同士の間隔を作業員およびメンテナンス機器が容易に通過できる距離とすることで、定期検査時の水圧制御ユニット1の分解検査を容易にすることができる。
図8(b)のように、複数の第2の実施形態に係る水圧制御ユニット1を水圧制御ユニット室101の縦壁100から離間させ、かつ複数の水圧制御ユニット1を等間隔に並べた列を相互にずらして配置することで、複数の水圧制御ユニット1を千鳥状に配置する。水圧制御ユニット室101が縦長形状であり、水圧制御ユニット1を碁盤目状に配置すると十分に水圧制御ユニット1同士の間隔をとることができないときに有効な配置方法である。
なお、本実施形態の水圧制御ユニット1の支持部材14の形状は、六角形の筒形状だけでなく、三角形以上の多角形の筒形状ならば適用可能である。このとき、床部材11上には、多角形の筒形状の側面の数の水圧制御部材2を一体化フレーム3の背面を支持部材14の多角形の筒形状の各外側面に沿わせて配置する。さらに、支持部材14の多角形の筒形状の各面およびこれに接続されている部分の床部材11を支持部材14の多角形の筒形状の面および床部材11から切り離し可能にしておくことで、1つの水圧制御部材2の取替えを行うとき、これに接続される支持部材14および床部材11のみを床面30から取り外すことによって1つの水圧制御部材2を取り外すことができる。
また、本実施形態の変形例として、第1の実施形態の変形例と同様に、水圧制御部材2から一体化フレーム3を省く構成としてもよい。このとき、水圧制御部材2は、アキュムレータ4と、窒素ガス容器5と、スクラム弁6とから構成される。アキュムレータ4および窒素ガス容器5は、耐震部材10の床部材11上に立直し、アキュムレータ4および窒素ガス容器5の側周面を支持部材14に沿わせて配置される。さらに、アキュムレータ4および窒素ガス容器5はバンド部材7によって支持部材12に固定される。さらに、スクラム弁6は、アキュムレータ4の上方において支持部材14に沿わせて配置され、バンド部材7によって支持部材14に固定される。このとき、耐震性能を向上させるために、ボルトまたは取付部材によって、アキュムレータ4および窒素ガス容器5と床部材11とを接続してもよい。
(効果)
本実施形態によれば、水圧制御ユニット室101において水圧制御ユニット1を容易に据付け、取り外すことができるとともに、複数の水圧制御ユニット1を水圧制御ユニット室101に効率よく配置することができる。
本発明は上述した実施形態に限られないことは言うまでもない。例えば、一体化フレーム3および床部材11ならびに支持部材12、14の材料は、金属材料である必要はなく、金属と同等の強度を備える材料であれば他の材料でもよい。また、一体化フレーム3の形状は、平行に配置した2本の金属パイプおよびこれらを繋ぐ金属板から構成される必要はなく、アキュムレータ4と、窒素ガス容器5と、スクラム弁6を一体化して固定し、一体化フレーム3を耐震部材10の支持部材12および床部材11に接続できる形状であれば他の形状でもよい。さらに、支持部材12、14の形状も、支持部材12、14と一体化フレーム3の背面を接続し固定できる形状であれば、他の形状でもよい。さらに、耐震部材10は、床部材11と支持部材12、14をボルトまたは溶接で接続することによって組み立てるだけでなく、床部材11と支持部材12、14の機能を備える形状を鋳造等で一体成型してもよい。
また、一体化フレーム3と水圧制御部材2の接続は、ボルト20による接続に限られず、溶接によって、または一体化フレーム3または水圧制御部材2にあらかじめ設けられ、一体化フレーム3と水圧制御部材2の相互の接続を行うことができる取付部材によって接続してもよい。
さらに、水圧制御ユニット1と床面30の接続も、床部材11に設けられた貫通孔13と床面30に設けられたボルト穴22とボルト21によって接続するだけでなく、溶接によって、または水圧制御ユニット1と床面30にあらかじめ設けた取付部材によって接続してもよい。
1・・・水圧制御ユニット
2・・・水圧制御部材
3・・・一体化フレーム
4・・・アキュムレータ
5・・・窒素ガス容器
6・・・スクラム弁
7・・・バンド部材
10・・・耐震部材
11・・・床部材
12、14・・・支持部材
15・・・サイドビーム
13・・・貫通孔
20、21・・・ボルト
22・・・ボルト穴
30・・・床面
41・・・底部
42・・・鉛直部
43・・・サイドサポート
44・・・鉛直面部
51、52・・・サイドビーム
100・・・縦壁
100・・・水圧制御ユニット室
200・・・転倒モーメント
201・・・反力

Claims (9)

  1. 高圧窒素ガスを蓄える窒素ガス容器と、この窒素ガス容器の前記高圧窒素ガスを用いて水に圧力をかけ内部に駆動水を蓄えるアキュムレータと、制御棒緊急挿入時に前記アキュムレータ内の駆動水を制御棒駆動機構へ開放するスクラム弁と、前記窒素ガス容器と前記アキュムレータと前記スクラム弁とを一体化して固定する一体化フレームとを有する2つの水圧制御部材と、
    床面に固定される床部材と、前記床部材上に該垂直に設けられる支持部材とを有する耐震部材とを備え、
    2つの前記水圧制御部材を前記床部材上に、前記支持部材を挟んで背面合わせにして配置し、前記一体化フレームを前記支持部材および前記床部材に接続することを特徴とする水圧制御ユニット。
  2. 高圧窒素ガスを蓄える窒素ガス容器と、この窒素ガス容器の前記高圧窒素ガスを用いて水に圧力をかけ内部に駆動水を蓄えるアキュムレータと、制御棒緊急挿入時に前記アキュムレータ内の駆動水を制御棒駆動機構へ開放するスクラム弁とを有する2つの水圧制御部材と、
    床面に固定される床部材と、前記床部材上に該垂直に設けられる支持部材とを有する耐震部材とを備え、
    2つの前記水圧制御部材をそれぞれ前記耐震部材の前記支持部材の両面に配置し、前記水圧制御部材の前記窒素ガス容器と、前記アキュムレータと、前記スクラム弁を前記支持部材に接続することを特徴とする水圧制御ユニット。
  3. 前記耐震部材は、相互に接続することができ、複数の前記耐震部材を一体として床に固定することができることを特徴とする請求項1または請求項2記載の水圧制御ユニット。
  4. 高圧窒素ガスを蓄える窒素ガス容器と、この窒素ガス容器の前記高圧窒素ガスを用いて水に圧力をかけ内部に駆動水を蓄えるアキュムレータと、制御棒緊急挿入時に前記アキュムレータ内の駆動水を制御棒駆動機構へ開放するスクラム弁と、前記窒素ガス容器と前記アキュムレータと前記スクラム弁とを一体化して固定する一体化フレームとを有する複数の水圧制御部材と、
    床面に固定される床部材と、多角形筒形状であって前記床部材上に該垂直に設けられる支持部材とを有する耐震部材とを備え、
    複数の前記水圧制御部材を前記床部材上に前記支持部材の前記多角形筒形状の各外側面に前記水圧制御部材の前記一体化フレームの背面を沿わせて配置し、前記水圧制御部材の前記一体化フレームを前記支持部材および前記床部材に接続することを特徴とする水圧制御ユニット。
  5. 高圧窒素ガスを蓄える窒素ガス容器と、この窒素ガス容器の前記高圧窒素ガスを用いて水に圧力をかけ内部に駆動水を蓄えるアキュムレータと、制御棒緊急挿入時に前記アキュムレータ内の駆動水を制御棒駆動機構へ開放するスクラム弁とを有する複数の水圧制御部材と、
    床面に固定される床部材と、多角形筒形状であって前記床部材上に該垂直に設けられる支持部材とを有する耐震部材とを備え、
    複数の前記水圧制御部材を前記支持部材の前記多角形筒形状の各外側面に配置し、前記水圧制御部材の前記窒素ガス容器と、前記アキュムレータと、前記スクラム弁を前記多角形筒形状の各外側面に接続することを特徴とする水圧制御ユニット。
  6. 複数の前記水圧制御ユニットを、水圧制御ユニット室内に所定の間隔をもって碁盤目状に配置したことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の水圧制御ユニット。
  7. 複数の前記水圧制御ユニットを、水圧制御ユニット室内に所定の間隔をもって千鳥状に配置したことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の水圧制御ユニット。
  8. 高圧窒素ガスを蓄える窒素ガス容器を、前記高圧窒素ガスによって駆動水を蓄えるアキュムレータに接続し、さらに制御棒緊急挿入時に前記アキュムレータ内の駆動水を開放するスクラム弁を前記アキュムレータに接続して水圧制御部材を組み立てる工程と、
    床面に固定される床部材上に支持部材を該垂直に接続することにより耐震部材を組み立てる工程と、
    2つの前記水圧制御部材を前記床部材上に前記支持部材を挟んで背面合わせに配置し、2つの前記水圧制御部材の一体化フレームを前記支持部材および前記床部材に接続する工程と、
    これらの工程で組み立てた水圧制御ユニットを床面に配置し、前記床部材と前記床面を接続する工程とを備えることを特徴とする水圧制御ユニットの据付け方法。
  9. 高圧窒素ガスを蓄える窒素ガス容器を、前記高圧窒素ガスによって駆動水を蓄えるアキュムレータに接続し、さらに制御棒緊急挿入時に前記アキュムレータ内の駆動水を開放するスクラム弁を前記アキュムレータに接続して水圧制御部材を組み立てる工程と、
    床面に固定される床部材上に多角形の筒形状の支持部材を該垂直に接続することにより耐震部材を組み立てる工程と、
    複数の前記水圧制御部材を前記床部材上に前記支持部材の前記多角形筒形状の各外側面に前記水圧制御部材の前記一体化フレームの背面を沿わせて配置し、前記水圧制御部材の前記一体化フレームを前記支持部材および前記床部材に接続する工程と、
    これらの工程で組み立てた水圧制御ユニットを床面に配置し、前記床部材と前記床面を接続する工程とを備えることを特徴とする水圧制御ユニットの据付け方法。
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