JP2012082941A - 流体ダイオード - Google Patents

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Akira Iijima
章 飯島
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Abstract

【課題】逆方向流れのエネルギー損失をより大きくすることで、単独使用(渦室の数が1個)でも流動抵抗差の充分大きな流体ダイオードを提供する。
【解決手段】流体の流れの向きによって異なる流動抵抗を有する流体ダイオード1であって、流体が導入される渦室4と、渦室4の幅方向中心Cに対して一端側にずらして渦室4に連通させた入口側流路5と、渦室4の幅方向中心Cに対して他端側にずらし且つ入口側流路5とは反対方向に延びるように渦室4に連通させた出口側流路6と、渦室4と入口側流路5との接続部分に設けられ、流体が出口側流路6から渦室4内へ流入した際に渦室4内に渦の流れA2を生じさせる凸部7とを備え、凸部7によって生じた渦の流れA2を出口側流路6側に向かい流れるように方向付けるべく、凸部7は、渦室4の幅方向中心C側に臨む案内面8の曲率半径Rが凸部7の基端7a側から先端7b側に向かい小さくなるように形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体の流れの向きによって異なる流動抵抗を有する流体ダイオードに関する。
流体ダイオード(フルイドダイオード)は、所謂流体素子の一種で、流れの向きによって異なる流動抵抗を有するものである。
例えば図3に示すような流体ダイオード30がある。
図3に示す従来例に係る流体ダイオード30では、図3(a)に示すように、流体が図3中の右側の入口側流路31から渦室32内へ流入するとき(順方向流れ)は、流体は渦室32の壁面32aに従ってスムーズに流れる。よって、順方向流れでは、流動抵抗は低い。
一方、図3(b)に示すように、流体が図3中の左側の出口側流路33から渦室32内へ流入するとき(逆方向流れ)は、流体が渦室32内で渦を巻くことにより流体のエネルギーの一部が失われる。また、渦の流れ(図3(b)中の実線矢印A2)が渦室32の壁面32aに従う流れ(図3(b)中の破線矢印A1)を妨げる。よって、逆方向流れでは、流動抵抗が高い。
なお、特許文献1には、流体ダイオードを用いたヒートポンプの流体ダイオード型膨張装置が開示されている。
特表2007−523315号公報
ところで、図3に示す従来例に係る流体ダイオード30は、1個(渦室の数が1個)では順方向流れと逆方向流れとの流動抵抗差が充分ではないことがあり、2〜3個直列に接続して(渦室の数を2〜3個として)使われることがあるため、搭載性、重量、コストに問題がある。
そこで、本発明の目的は、逆方向流れのエネルギー損失をより大きくすることで、単独使用(渦室の数が1個)でも流動抵抗差の充分大きな特性を得ることにある。
前記目的を達成する為に、本発明は、流体の流れの向きによって異なる流動抵抗を有する流体ダイオードであって、流体が導入される渦室と、該渦室の幅方向中心に対して一端側にずらして前記渦室に連通させた入口側流路と、前記渦室の幅方向中心に対して他端側にずらし且つ前記入口側流路とは反対方向に延びるように前記渦室に連通させた出口側流路と、前記渦室と前記入口側流路との接続部分に設けられ、流体が前記出口側流路から前記渦室内へ流入した際に前記渦室内に渦の流れを生じさせる凸部とを備え、前記凸部によって生じた渦の流れを前記出口側流路側に向かい流れるように方向付けるべく、前記凸部は、前記渦室の幅方向中心側に臨む案内面の曲率半径が前記凸部の基端側から先端側に向かい小さくなるように形成されているものである。
前記渦室の中央部に、前記凸部の案内面との間に渦室内流路を形成する流路形成部を設けているものであっても良い。
前記渦室内流路は、流路幅が前記凸部の基端側から先端側に向かい狭くなるように形成されているものであっても良い。
本発明によれば、逆方向流れのエネルギー損失をより大きくすることで、単独使用(渦室の数が1個)でも流動抵抗差の充分大きな特性を得ることが出来るという優れた効果を奏する。
本発明の第一実施形態に係る流体ダイオードを示し、(a)は入口側流路側から見た図であり、(b)は(a)のA−A線断面図である。 本発明の第二実施形態に係る流体ダイオードを示し、(a)は入口側流路側から見た図であり、(b)は(a)のB−B線断面図である。 従来例に係る流体ダイオードの断面図であり、(a)は順方向流れを示し、(b)は逆方向流れを示す。
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
先ず、第一実施形態に係る流体ダイオード1を図1により説明する。
第一実施形態に係る流体ダイオード1は、例えば、大型の内燃機関(エンジン)の吸気系と排気系との間で生じる逆流の発生を防止するために、内燃機関の排気系と吸気系とを連通するEGRダクトに配設されるものである。
図1に示すように、第一実施形態に係る流体ダイオード1は、ダイオード本体3と、ダイオード本体3に設けられ、流体が導入される渦室4と、渦室4の幅方向中心Cに対して一端側にずらして渦室4に連通させた入口側流路5と、渦室4の幅方向中心Cに対して他端側にずらし且つ入口側流路5とは反対方向に延びるように渦室4に連通させた出口側流路6と、渦室4と入口側流路5との接続部分に設けられ、流体が出口側流路6から渦室4内へ流入した際に渦室4内に渦の流れを生じさせる凸部7とを備えている。
第一実施形態に係る流体ダイオード1(ダイオード本体3)は、例えば、鉄やアルミニウム等の金属材料から形成される。
第一実施形態では、入口側流路5及び出口側流路6は、入口側流路5の幅h1(流路面積)と出口側流路6の幅h2(流路面積)とが略同一となるように形成されている(図1(b)参照)。
ここで、第一実施形態に係る流体ダイオード1は、図3に示す流体ダイオード30に対し、ダイオード本体3内の流路形状を変更したものである。
第一実施形態では、凸部7は、渦室4の幅方向中心C側に臨む案内面8の曲率半径Rが凸部7の基端7a側から先端7b側に向かい(図1(b)中に矢印S1で示す範囲で)徐々に小さくなるように形成されている。
第一実施形態の作用を説明する。
第一実施形態では、入口側流路5から渦室4内へ流入して渦室4内から出口側流路6へと流出する流れが「順方向流れ」(不図示)とされ、出口側流路6から渦室4内へ流入して渦室4内から入口側流路5へと流出する流れが「逆方向流れ」(図1(b)参照)とされる。
図示はしないが、順方向流れでは、流体が渦室4の壁面4aに従ってスムーズに流れるので、流動抵抗が低い。一方、図1(b)に示すように、逆方向流れでは、流体が渦室4内で渦を巻くことにより流体のエネルギーの一部が失われるので、流動抵抗が高い。
第一実施形態では、凸部7の案内面8の曲率半径Rが凸部7の基端7a側から先端7b側に向かい徐々に小さくなるように形成されているので、凸部7の案内面8によって生じる渦の流れA2の強さが単一(或いは一定)の曲率半径Rとした図3に示す従来例に係る流体ダイオード30より強くなる。よって、逆方向流れの流動抵抗を増加させることが出来る。
また、凸部7の案内面8によって生じる渦の流れA2が渦室4の壁面4aに従う流れA1をダイレクトに阻止する向きに流れるように方向付けられるので、渦の流れA2で失う流体のエネルギーが従来例に係る図3に示す流体ダイオード30と比較して増える。よって、逆方向流れの流動抵抗を増加させることが出来る。
従って、第一実施形態に係る流体ダイオード1によれば、単独使用(渦室の数が1個)でも流動抵抗差の充分大きな特性を得ることが出来るので、搭載性、重量、コストにおいて有利となる。
次に、第二実施形態に係る流体ダイオード2を図2により説明する。
図1と実質的に同一の部位には同一符号を付して説明を省略する。
第二実施形態では、渦室4の中央部に、凸部7の案内面8との間に渦室内流路(ノズル)9を形成する流路形成部(へそ部)10を設けている。
また、第二実施形態では、渦室内流路(ノズル)9は、流路幅Lが凸部7の基端7a側から先端7b側に向かい狭くなるように形成されている。具体的には、凸部7と流路形成部10との間に形成される渦室内流路9は、入口部及び中間部(図2(b)中に矢印S2で示す範囲)で流路幅Lが一定に形成され、出口部(図2(b)中に矢印S3で示す範囲)で流路幅Lが凸部7の基端7a側から先端7b側に向かい徐々に狭くなるように形成されている。
第二実施形態の作用を説明する。
第二実施形態では、渦室4の中央部に、凸部7の案内面8との間に渦室内流路9を形成する流路形成部10を設けているので、渦室内流路9によって渦の流れA2の流速が早くなり、渦の流れA2が渦室4の壁面4aに従う流れA1をより効率的に阻止するようになるので、逆方向流れのエネルギー損失をより大きくすることが出来る。よって、逆方向流れの流動抵抗をより増加させることが出来る。
従って、第二実施形態に係る流体ダイオード2によれば、単独使用(渦室の数が1個)でも流動抵抗差の充分大きな特性を得ることが出来るので、搭載性、重量、コストにおいて有利となる。
1 流体ダイオード
2 流体ダイオード
4 渦室
5 入口側流路
6 出口側流路
7 凸部
8 案内面
9 渦室内流路
10 流路形成部(へそ部)

Claims (3)

  1. 流体の流れの向きによって異なる流動抵抗を有する流体ダイオードであって、
    流体が導入される渦室と、該渦室の幅方向中心に対して一端側にずらして前記渦室に連通させた入口側流路と、前記渦室の幅方向中心に対して他端側にずらし且つ前記入口側流路とは反対方向に延びるように前記渦室に連通させた出口側流路と、前記渦室と前記入口側流路との接続部分に設けられ、流体が前記出口側流路から前記渦室内へ流入した際に前記渦室内に渦の流れを生じさせる凸部とを備え、
    前記凸部によって生じた渦の流れを前記出口側流路側に向かい流れるように方向付けるべく、前記凸部は、前記渦室の幅方向中心側に臨む案内面の曲率半径が前記凸部の基端側から先端側に向かい小さくなるように形成されている
    ことを特徴とする流体ダイオード。
  2. 前記渦室の中央部に、前記凸部の案内面との間に渦室内流路を形成する流路形成部を設けている
    請求項1に記載の流体ダイオード。
  3. 前記渦室内流路は、流路幅が前記凸部の基端側から先端側に向かい狭くなるように形成されている
    請求項2に記載の流体ダイオード。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013205602A1 (de) 2012-03-30 2013-11-14 Honda Motor Co., Ltd. Fahrzeugantriebsvorrichtung
KR101796450B1 (ko) 2017-08-07 2017-11-10 한동대학교 산학협력단 소듐 고속 냉각로의 인쇄기판형 증기발생기용 유체 다이오드
JP2019512647A (ja) * 2016-03-03 2019-05-16 デイコ アイピー ホールディングス, エルエルシーDayco Ip Holdings, Llc 流体ダイオードチェックバルブ
CN109970020A (zh) * 2018-12-03 2019-07-05 东南大学 微纳流体二极管装置

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