JP2012082669A - 雨水貯蔵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】家庭菜園などに使用する雨水を溜めるための雨水貯蔵装置に係り、特に、効率よく多量に雨水を溜めることができ、蚊やゴミなどが容器内に侵入することを防止でき、溜めた雨水が腐敗しにくく、貯水量が外部から判り、かつ、風が強くても飛ばされない雨水貯蔵装置を提供する。
【解決手段】この実施形態の雨水貯蔵装置1は、雨水を貯蔵する容器2の上部に、容器2を略密閉する上蓋3を設け、降雨のときに雨を受ける2個の受け板4を上蓋3の外側から内側に向かって下がるように傾斜をつけて上蓋3上に配置している。受け板4は、外枠4aと集雨布4bと集雨布4bを外枠4aへ取り付けるための取付具4cから形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、家庭菜園などに使用する雨水を溜めるための雨水貯蔵装置に係り、特に、雨が降っているときに家庭菜園内で効率よく雨を集めて貯蔵できるようにした雨水貯蔵装置に関する。
家庭菜園において、野菜などを栽培するときに水は必要不可欠のものである。そのため、その水を確保するために、家庭菜園に水道を新規で引き込むことがある。また、家からそのつど必要な水を運んで使うこともある。あるいは、貯水用の容器を家庭菜園内に設置して、家から水を運んでその容器に水を溜めておく場合もある。
しかしながら、家庭菜園に水道を引き込む場合、他人の土地を経由して配設する必要があるときは、許可を得るのが難しい。仮に許可を得ることができても、家庭菜園を一定期間借りている場合、水道を引き込む経費が高額になってしまうために現実的でない。貯水するために容器を家庭菜園内に設置することは現実的ではあるが、水を現地まで運ぶには必要量にもよるが、労力および時間の面で実用的でないことが多い。そのため、降雨量の少ない時期には、持ち運びできる程度の少量の水を水筒などに入れて、頻繁に家と家庭菜園を行き来して水を確保しているのが一般的である。
これらの問題を解決する方法として、家庭菜園などで雨水を効率よく貯留タンクに溜めることができる雨水貯留装置(特許文献1参照)や、建物の雨樋などがなくても雨水を集める雨水貯水装置(特許文献2参照)が一般に知られている。
特開2009−13764号公報 特開2004−36374号公報
雨水貯留装置は、家庭菜園などで雨水を効率よく溜めることができる装置である。しかし、溜まった水を使う場合、貯留タンクを手で持ち上げる必要があるために、1個当たりの貯留タンクの容量には大きさの限界があり、多量の雨水を貯蔵するためには数多く貯留タンクを設置する必要がある。また、蚊やゴミなどが貯留タンク内に侵入する恐れがある、雨水は腐敗防止のために遮光性の高い容器に貯留することが望ましいが、遮光性の高い容器を使用すると貯留量が外部から判らない、貯留タンク内に水がない場合または少ない場合、雨水貯留装置は風が強いと飛ばされてしまう心配がある、貯留タンクから取水する場合、貯留タンクを外へ引き出してから傾ける必要があり簡便でないなどの問題がある。
雨水貯水装置も同様に、建物の雨樋などがなくても雨水を集めることができる装置である。しかし、雨を集めるための雨水貯水装置は、家庭菜園で使用する場合、設置面積が家庭菜園の面積と比較して、その比率が相対的に大きくなることが懸念される。また、雨水貯水装置は、オーバー水放流管から泥水や地中の虫などが侵入する恐れがある、貯水槽内に雨水がない場合または少ない場合、風が強いと飛ばされてしまう心配がある、集水量が外部から判りずらいなどの問題がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、家庭菜園などに使用する雨水を溜めるための雨水貯蔵装置に係り、特に、効率よく多量に雨水を溜めることができ、蚊やゴミなどが容器内に侵入することを防止でき、溜めた雨水が腐敗しにくく、貯水量が外部から判り、風が強くても飛ばされることがなく、貯蔵された雨水の取り出しが容易で、比較的小面積で設置できる雨水貯蔵装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、雨水を貯蔵する容器の上部に、該容器を略密閉する上蓋を設け、降雨のときに雨を受けるための外枠と集雨布と該集雨布を該外枠へ取り付けるための取付具から形成される1個以上の受け板を該上蓋の外側から内側に向かって下がるように傾斜をつけて該上蓋上に配置し、該上蓋に該受け板で受けた雨水を該容器内に流し込む集雨穴を設け、該集雨穴に蚊やゴミなどが該容器内に侵入することを防止する侵入防止網を設け、該容器が転倒することを防止するための転倒防止手段を設け、該容器の底部または側面下方から該容器内に貫通した取水穴を設け、該取水穴から雨水を取り出すための取水管を該容器の外側に設けたことを特徴とする雨水貯蔵装置である。
これにより、家庭菜園などに使用する雨水を効率よく溜めることができ、多量の雨水を溜める場合でも1個の容器でまかなうことができ、蚊やゴミなどが容器内に侵入することを防止でき、溜めた雨水が腐敗しにくく、強風のとき容器が飛ばされたり集雨布が破れたりすることがなく、貯蔵された雨水の取り出しが容易で、比較的小面積で設置できる雨水貯蔵装置を提供することができる。
請求項2に記載の発明は、雨水を貯蔵する片開きまたは両開きの蓋付き容器の蓋を開き、該容器の上部に、該容器を略密閉する上蓋を設け、該容器に一体の開いた該蓋の上表面上に降雨のときに雨を受ける受け板を、外側から内側に向かって下がるように傾斜をつけて該蓋上に配置し、該上蓋に該受け板で受けた雨水を該容器内に流し込む集雨穴を設け、該集雨穴に蚊やゴミなどが該容器内に侵入することを防止する侵入防止網を設け、該容器が転倒することを防止するための転倒防止手段を設け、該容器の底部または側面下方から該容器内に貫通した取水穴を設け、該取水穴から雨水を取り出すための取水管を該容器の外側に設けたことを特徴とする雨水貯蔵装置である。
これにより、家庭菜園などに使用する雨水を効率よく溜めることができ、多量の雨水を溜める場合でも1個の容器でまかなうことができ、蚊やゴミなどが容器内に侵入することを防止でき、溜めた雨水が腐敗しにくく、強風のとき容器が飛ばされることがなく、貯蔵された雨水の取り出しが容易で、比較的小面積で設置できる雨水貯蔵装置を提供することができる。
請求項3に記載の発明は、雨水を貯蔵する容器の上面に、降雨のときに雨を受ける1個以上の該容器と一体になった略水平方向および略垂直方向に可動な受け板を設け、該受け板を略水平方向に保持するための留め具を該容器に設け、該受け板には該容器に向かって下がるように傾斜を設け、該受け板で受けた雨水を該容器内に流し込む集雨穴を該容器に設け、該集雨穴に蚊やゴミなどが該容器内に侵入することを防止する侵入防止網を設け、該容器の底部または側面下方から該容器内に貫通した取水穴を設け、該取水穴から雨水を取り出すための取水管を該容器の外側に設け、該容器の底面および端面の一部を支える設置具を設けたことを特徴とする雨水貯蔵装置である。
これにより、家庭菜園などに使用する雨水を効率よく溜めることができ、多量の雨水を溜める場合でも1個の容器でまかなうことができ、蚊やゴミなどが容器内に侵入することを防止でき、溜めた雨水が腐敗しにくく、風が強くても飛ばされることがなく、貯蔵された雨水の取り出しが容易で、比較的小面積で設置できる雨水貯蔵装置を提供することができる。
請求項4に記載の発明は、雨水を貯蔵する容器の一部を地中に埋設し、該容器の一部から連通管を地上に出るように該容器に一体に設け、該連通管に降雨のときに雨を受ける該連通管と一体になった略水平方向および略垂直方向に可動な受け板を設け、該受け板には該連通間上部に向かって下がるように傾斜を設け、該受け板で受けた雨水を該容器内に流し込む集雨穴を該連通管に設け、該集雨穴に蚊やゴミなどが該容器内に侵入することを防止する侵入防止網を設け、該容器に取水するための雨水取り出し手段を設けたことを特徴とする雨水貯蔵装置である。
これにより、家庭菜園などに使用する雨水を効率よく溜めることができ、多量の雨水を溜める場合でも1個の容器でまかなうことができ、蚊やゴミなどが容器内に侵入することを防止でき、溜めた雨水が腐敗しにくく、風が強くても飛ばされることがなく、貯蔵された雨水の取り出しが容易で、比較的小面積で設置できる雨水貯蔵装置を提供することができる。
請求項5に記載の発明は、雨水を貯蔵する容器の一部または全てを地中に埋設し、該容器の一部から連通管を地上に出るように該容器に一体に設け、該連通管に降雨のときに雨を受ける受け板を設け、該受け板の下端の垂直方向の高さを地上から約2メートル以上にして、該受け板には該連通間の略中央に向かって下がるように傾斜を設け、該受け板で受けた雨水を該容器内に流し込む集雨穴を該連通管に設け、該集雨穴に蚊やゴミなどが該容器内に侵入することを防止する侵入防止網を設け、該連通管に取水するための雨水取り出し手段を設けたことを特徴とする雨水貯蔵装置である。
これにより、家庭菜園などに使用する雨水を効率よく溜めることができ、多量の雨水を溜める場合でも1個の容器でまかなうことができ、蚊やゴミなどが容器内に侵入することを防止でき、溜めた雨水が腐敗しにくく、風が強くても飛ばされることがなく、貯蔵された雨水の取り出しが容易で、比較的小面積で設置できる雨水貯蔵装置を提供することができる。
請求項6に記載の発明は、雨水を貯蔵する容器の上部に、該容器を略密閉する上蓋を設け、降雨のときに雨を受けるための1個以上の受け板を該上蓋の外側から内側に向かって下がるように傾斜をつけて該上蓋上に配置し、該受け板を出し入れできる溝を該上蓋に設け、該上蓋に該受け板で受けた雨水を該容器内に流し込む集雨穴を設け、該集雨穴に蚊やゴミなどが該容器内に侵入することを防止する侵入防止網を設け、該容器が転倒することを防止するための転倒防止手段を設け、該容器の底部または側面下方から該容器内に貫通した取水穴を設け、該取水穴から雨水を取り出すための取水管を該容器の外側に設けたことを特徴とする雨水貯蔵装置である。
これにより、家庭菜園などに使用する雨水を効率よく溜めることができ、多量の雨水を溜める場合でも1個の容器でまかなうことができ、蚊やゴミなどが容器内に侵入することを防止でき、溜めた雨水が腐敗しにくく、風が強くても飛ばされることがなく、貯蔵された雨水の取り出しが容易で、比較的小面積で設置できる雨水貯蔵装置を提供することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の雨水貯蔵装置において、前記容器の外部から液面高さを確認するための液面確認手段を設けたことを特徴とする雨水貯蔵装置である。
これにより、家庭菜園などに使用する雨水を効率よく溜めることができ、多量の雨水を溜める場合でも1個の容器でまかなうことができ、蚊やゴミなどが容器内に侵入することを防止でき、溜めた雨水が腐敗しにくく、風が強くても飛ばされることがなく、貯蔵された雨水の取り出しが容易で、外部から容器内に貯蔵された雨水量を確認でき、比較的小面積で設置できる雨水貯蔵装置を提供することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の雨水貯蔵装置、または請求項6に記載の雨水貯蔵装置において、前記容器の側面上方に、あるいは、請求項5に記載の雨水貯蔵装置において、前記容器または前記連通管の側面上方に、オーバーフロー用穴を設けたことを特徴とする雨水貯蔵装置である。
これにより、家庭菜園などに使用する雨水を効率よく溜めることができ、多量の雨水を溜める場合でも1個の容器でまかなうことができ、蚊やゴミなどが容器内に侵入することを防止でき、溜めた雨水が腐敗しにくく、風が強くても飛ばされることがなく、貯蔵された雨水の取り出しが容易で、多量に雨が降っても上蓋または受け板に雨水が溜まるのを防止でき、比較的小面積で設置できる雨水貯蔵装置を提供することができる。
請求項1に記載の発明によれば、家庭菜園などにおいて、容器の上部に上蓋を設けたので容器を密閉でき、上蓋の外側から内側に向かって下がるように傾斜をつけた1個以上の受け板によって雨水を効率よく溜めることができ、上蓋に集雨穴を設けたので多量の雨水を溜める場合でも1個の容器でまかなうことができ、集雨穴に侵入防止網を設けたので蚊やゴミなどが容器内に侵入することを防止でき、容器は遮光性の材料で製作できるので溜めた雨水が腐敗しにくく、強風のとき、転倒防止手段を設けているので容器は飛ばされることがなく、集雨布が取付具から外れるので集雨布が破れることがなく、雨水を取り出すための取水管を設けたので貯蔵された雨水の取り出しが容易で、設置面積は容器の底面積だけになるので比較的小面積で設置できる。
請求項2に記載の発明によれば、家庭菜園などにおいて、容器の上部に上蓋を設けたので容器を密閉でき、上蓋の外側から内側に向かって下がるように傾斜をつけた受け板によって雨水を効率よく溜めることができ、上蓋に集雨穴を設けたので多量の雨水を溜める場合でも1個の容器でまかなうことができ、集雨穴に侵入防止網を設けたので蚊やゴミなどが容器内に侵入することを防止でき、容器は遮光性の材料で製作できるので溜めた雨水が腐敗しにくく、強風のとき、転倒防止手段を設けているので容器は飛ばされることがなく、雨水を取り出すための取水管を設けたので貯蔵された雨水の取り出しが容易で、設置面積は容器の底面積だけになるので比較的小面積で設置できる。
請求項3に記載の発明によれば、家庭菜園などにおいて、容器に向かって下がるように傾斜をつけた1個以上の受け板によって雨水を効率よく溜めることができ、容器に集雨穴を設けたので多量の雨水を溜める場合でも1個の容器でまかなうことができ、集雨穴に侵入防止網を設けたので蚊やゴミなどが容器内に侵入することを防止でき、容器は遮光性の材料で製作できるので溜めた雨水が腐敗しにくく、強風のとき、容器を支える設置具を設けているので容器は飛ばされることがなく、雨水を取り出すための取水管を設けたので貯蔵された雨水の取り出しが容易で、受け板は略水平方向および略垂直方向に可動できるので、雨水を溜めるときには受け板を略水平に保ち、家庭菜園内で作業をする時には受け板を垂直に保つことができるので、比較的小面積で設置できる。
請求項4に記載の発明によれば、家庭菜園などにおいて、受け板によって雨水を効率よく溜めることができ、多量の雨水を溜める場合でも1個の容器でまかなうことができ、受け板を地中に埋設した容器と一体になった連通管に一体で取り付けたので、強風でも飛ばされることがなく、雨水を取り出すための雨水取り出し手段を設けたので貯蔵された雨水の取り出しが容易で、容器と一体になった略水平方向および略垂直方向に可動な受け板を設けたので、雨水を溜めるときには受け板を略水平に保ち、家庭菜園内で作業をする時には受け板を垂直に保つことができるので、比較的小面積で設置でき、容器は地中に埋設するので溜めた雨水が腐敗しにくい。
請求項5に記載の発明によれば、家庭菜園などにおいて、受け板によって雨水を効率よく溜めることができ、多量の雨水を溜める場合でも1個の容器でまかなうことができ、受け板を地中に埋設した容器と一体になった連通管に一体で取り付けたので、強風でも飛ばされることがなく、雨水を取り出すための雨水取り出し手段を設けたので貯蔵された雨水の取り出しが容易で、受け板の下端の垂直方向の高さを地上から約2メートル以上にしたので、家庭菜園内で作業をする時には作業者の邪魔にならず、比較的小面積で設置でき、容器は地中に埋設するので溜めた雨水が腐敗しにくい。
請求項6に記載の発明によれば、家庭菜園などにおいて、容器の上部に上蓋を設けたので容器を密閉でき、上蓋の外側から内側に向かって下がるように傾斜をつけた1個以上の受け板によって雨水を効率よく溜めることができ、上蓋に集雨穴を設けたので多量の雨水を溜める場合でも1個の容器でまかなうことができ、集雨穴に侵入防止網を設けたので蚊やゴミなどが容器内に侵入することを防止でき、容器は遮光性の材料で製作できるので溜めた雨水が腐敗しにくく、強風のとき、転倒防止手段を設けているので容器は飛ばされることがなく、雨水を取り出すための取水管を設けたので貯蔵された雨水の取り出しが容易で、上蓋に受け板を出し入れできる溝を設けたので、家庭菜園内で作業をする時には受け板を溝に戻すことによって作業者の邪魔にならず、設置面積は容器の底面積だけになるので比較的小面積で設置できる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の雨水貯蔵装置において、容器の外部から液面高さを確認するための液面確認手段を設けたので、前述の効果に加え、外部から容器内に貯蔵された雨水量を確認できる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項1ないし請求項4または請求項6のいずれか1項に記載の雨水貯蔵装置において、容器の側面上方にオーバーフロー用穴を設けたので、前述の効果に加え、上蓋または受け板に雨水が溜まることを防止できるために、蚊によるボウフラの発生を抑止できる。あるいは、請求項5に記載の雨水貯蔵装置において、容器または連通管の側面上方にオーバーフロー用穴を設けたので、前述の効果に加え、受け板に雨水が溜まることを防止できるために、蚊によるボウフラの発生を抑止できる。
本発明の実施形態の雨水貯蔵装置を示す側面図である。 図1の平面図である。 図1のA矢視図の一部である。 上蓋の例を示す斜傾図である。 外枠の例を示す平面図である。 図5の側面図である。 図5のB部を示す詳細図である。 図5のC部を示す詳細図である。 受け板の例を示す平面図である。 図9の側面図である。 図10のD部を示す詳細図である。 図9のE断面を示す断面図である。 図9のF矢視図である。 本発明の実施形態の他の雨水貯蔵装置を示す側面図である。 受け板の例を示す斜傾図である。 本発明の実施形態の他の雨水貯蔵装置を示す平面図である。 図16の側面図である。 図16の正面図である。 図16の側面図である。 本発明の実施形態の他の雨水貯蔵装置を示す正面図である。 図20の平面図である。 図21における断面X−Xを示す断面図である。 図21の側面図である。 本発明の実施形態の他の雨水貯蔵装置を示す平面図である。 本発明の実施形態の他の雨水貯蔵装置を示す正面図である。 図25の平面図である。 本発明の実施形態の他の雨水貯蔵装置を示す正面図である。 図27の平面図である。 本発明の実施形態の他の雨水貯蔵装置を示す平面図である。 図29における断面Y−Yを示す断面図である。 図29の正面図である。 本発明の実施形態の他の雨水貯蔵装置を示す部分的な側面図である。 本発明の実施形態の他の雨水貯蔵装置を示す部分的な断面図である。 図33の正面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、請求項1に記載の発明の実施形態を示す側面図であり、図2は図1の平面図、図3は図1のA矢視図の一部である。図1および図2に示すように、この実施形態の雨水貯蔵装置1は、雨水を貯蔵する容器2の上部に、容器2を略密閉する上蓋3を設け、降雨のときに雨を受ける2個の受け板4を上蓋3の外側から内側に向かって下がるように傾斜をつけて上蓋3上に配置している。受け板4は、外枠4aと集雨布4bと集雨布4bを外枠4aへ取り付けるための取付具4cから形成されている。
また、上蓋3に受け板4で受けた雨水を容器2内に流し込む3個の集雨穴5を設け、集雨穴5に蚊やゴミなどが容器2内に侵入することを防止する侵入防止網6を設け、容器2内に強風などで転倒することを防止するための転倒防止手段である錘7を格納し、図3に示すように、容器2の側面下方から容器2内に貫通した取水穴8を設け、取水穴8から雨水を取り出すための取水管9を容器2の外側に設け、取水管9の端部に弁10を設けている。
図4に上蓋3の詳細を示す。中央付近にある最低部に3個の集雨穴5を設け、この集雨穴5を覆うように侵入防止網6をねじで止める。侵入防止網6の目の大きさは、木の葉などの侵入を防止できる大きさにするが、さらに、蚊などが侵入できない程度の大きさにして、容器2内に「ぼうふら」が発生するのを防止する。
ここで、外枠4aと集雨布4bと集雨布4bを外枠4aへ取り付けるための取付具4cから形成されている受け板4の構成について説明する。
図5は、外枠4aを示す平面図、図6は図5の側面図、図7は図5のB部を示す詳細図、図8は図5のC部を示す詳細図である。図5に示すように、外枠4aは、管11ないし管17を、図7および図8に示す抜き差し可能な差込み棒18ないし差込み棒20を介して一体に結合する。そして、管11は、図5に示すように、両端にねじを設けた枠取付棒21を管11の内側を通し、管11および枠取付棒21を容器2および上蓋3に貫通した受け板取付穴23を通して、枠取付棒21の両端をナットで締め付けて回転自在に容器2に取り付けられている。
図9は、受け板4の構成を示す平面図である。図9に示すように、集雨布4bは管11の外周に装着され、かつ、管12および管14ないし管17に取り付けられた取付具4cによって、集雨可能なように拡げて支えられている。また、集雨布4bの管11近傍には、集雨布4b上を流れ落ちた雨水を上蓋3に落とすための雨水落下穴24を設けている。
受け板4が1個の場合、図5において、管11は、ナット22を介して容器2に固定する。しかし、受け板4が2個以上のときは、受け板4を相互に結合すると、受け板4の安定性が増す。図10は図9の側面図、図11は図10のD部を示す詳細図である。図11に示すように、保持棒取付具25に一体に取り付けられた枠保持棒26を、ボルト27を利用して管12および管14に固定する。2個の受け板4それぞれに枠保持棒26を固定した状態を図1に示す。
また、図12は図9のE断面を示す断面図で、集雨布4bを管11の外周に取り付けた状態を示す。図12に示すように、集雨布4bには、2個所に相互に着脱可能な接着材(マジックテープ(商品名)など)28を取り付けて、管11に巻いて集雨布4bを装着する。
図13は図9のF矢視図で、外枠4aと集雨布4bと取付具4cを取り付けた状態を示す。集雨布4bの管11に装着する個所および管13以外は、図13に示すように、一端に穴があいて他端がばねで開閉できるようにした取付具4cで留める。すなわち、取付具4cの一端を管12および管14ないし管17に通し、他端で集雨布4bをはさんで留める。取付具4cの数は、強風のとき、集雨布4bが取付具4cから部分的に外れる程度にし、かつ、あまりたわまないよう適宜決められる。
このように構成することによって、家庭菜園などにおいて、容器2の上部に上蓋3を設けたので容器2を密閉でき、上蓋3の外側から内側に向かって下がるように傾斜をつけた1個以上の受け板4によって雨水を効率よく溜めることができ、上蓋3に集雨穴5を設けたので多量の雨水を溜める場合でも1個の容器2でまかなうことができ、集雨穴5に侵入防止網6を設けたので蚊やゴミなどが容器2内に侵入することを防止でき、容器2は遮光性の材料で製作できるので溜めた雨水が腐敗しにくく、強風のとき、転倒防止手段7を設けているので容器2は飛ばされることがなく、かつ、集雨布4bが取付具4cから外れるので集雨布4bが破れることがなく、雨水を取り出すための取水管9および弁10を設けたので貯蔵された雨水の取り出しが容易で、設置面積は容器2の底面積だけになるので比較的小面積で設置できる。
図5に示した受け板4は、管15および管17を外し、管16を管13に取付けて、管11ないし管14およびこれらの管で囲まれる面積の集雨布4bから構成して、集雨布4bの面積を小さくしてもよく、また、管13に直管(図示しない)を追加して、受け板4の面積を増加してもよい。受け板4は、図1において両側2個所に設けているが、どちらか1個所でもよい。いずれにしても、雨水を集めるための面積を持った板であればよい。
容器2は、市販されている蓋付きの容器を流用して、その蓋を分離して、本発明の上蓋に流用すれば安価に製作できる。また、図1に示すように、容器2を基礎台29上に設置すると、蛞蝓などが容器2の底面に入り込むことを防止できる。また、容器2内に適量の雨水が溜まっている場合、あるいは水を持ち込んで容器2内に入れた場合、錘7は使用しなくてもよい。
図14は、請求項2に記載の発明の実施形態を示す側面図、図15は受け板の詳細を示す斜傾図である。以下、前記請求項1で説明した実施形態と同一または相当部分には、同一の符号を付して、その重複した説明を省略する。
図14に示すように、容器2の側面上部に蓋51を開閉するときに必要な容器2と一体になった蝶番52を設ける。この蝶番52によって、蓋51は開閉自在になっていて、かつ、蓋51が上蓋3の外側から内側に向かって下がるように傾斜をつけられている。
次に、受け板4の構成について説明する。図15に示すように、受け板4は、上蓋51の上表面上に4個所ねじ53で固定されていて、受け板4の下端は上蓋3と少し重なる個所54まで長くする。こうすることによって、雨水は受け板4から上蓋3に円滑に流れ込む。容器2は、市販されている蓋付きの容器を流用すれば安価に製作できる。
このように構成することによって、家庭菜園などにおいて、容器2の上部に上蓋3を設けたので容器2を密閉でき、上蓋3の外側から内側に向かって下がるように傾斜をつけた受け板4によって雨水を効率よく溜めることができ、上蓋3に集雨穴5を設けたので多量の雨水を溜める場合でも1個の容器2でまかなうことができ、集雨穴5に侵入防止網6を設けたので蚊やゴミなどが容器2内に侵入することを防止でき、容器2は遮光性の材料で製作できるので溜めた雨水が腐敗しにくく、強風のとき、転倒防止手段7を設けているので容器2は飛ばされることがなく、雨水を取り出すための取水管9および弁10を設けたので貯蔵された雨水の取り出しが容易で、設置面積は容器2の底面積だけになるので比較的小面積で設置できる。
図16は、請求項3に記載の発明の実施形態を示す平面図であり、図17および図19は図16の側面図、図18は図16の正面図である。以下、前記請求項1および請求項2で説明した実施形態と同一または相当部分には、同一の符号を付して、その重複した説明を省略する。
図16および図17に示すように、容器2の上面を張り出して覆う2個の受け板4が容器2の上面に配置されている。この2個の受け板4は、容器2に一体に取り付いている心棒101に略水平方向および略垂直方向に可動できるように取り付けられていて、受け板4には容器2に向かって下がるように傾斜を設けている。
そして、受け板4は、受け板4が略水平にあるときに、中央部にある留め具102によって固定されていて、略垂直にするときは、留め具102から外して、それぞれの位置に変えることができる。そして、受け板4を略水平から略垂直に変える操作を容易に行うために錘103を、受け板4の端に取り付けている。図17に受け板4が略水平になった状態、図18に受け板4が略垂直になった状態を示す。また、容器2は、容器2の底面および端面の一部を支える設置具104によって、地上に設置されている。
次に、受け板4の取扱い方法について説明する。図17に示すように、受け板4は、容器2に一体に取り付いている心棒101に略水平と略垂直方向に可動できるように取り付けられているので、例えば、本発明の雨水貯蔵装置1を家庭菜園内の通路に設置した場合、集雨の時には、受け板4を略水平にしておき、通路を人が通行するときに一時的に受け板4を略垂直にすることによって、通行しやすくできる。
このように構成することによって、家庭菜園などにおいて、容器2に向かって下がるように傾斜をつけた1個以上の受け板4によって雨水を効率よく溜めることができ、容器2に集雨穴5を設けたので多量の雨水を溜める場合でも1個の容器2でまかなうことができ、集雨穴5に侵入防止網6を設けたので蚊やゴミなどが容器内に侵入することを防止でき、容器2は遮光性の材料で製作できるので溜めた雨水が腐敗しにくく、強風のとき、容器2を支える設置具104を設けているので容器2は飛ばされることがなく、雨水を取り出すための取水管9および弁10を設けたので貯蔵された雨水の取り出しが容易で、受け板4は略水平方向および略垂直方向に可動できるので、雨水を溜めるときには受け板4を略水平に保ち、家庭菜園内で作業をする時には受け板4を垂直に保つことができるので、比較的小面積で設置できる。
図20は、請求項4に記載の発明の実施形態を示す正面図であり、図21は図20の平面図、図22は図21における断面X−Xを示す断面図、図23は図21の側面図である。以下、前記請求項1ないし請求項3で説明した実施形態と同一または相当部分には、同一の符号を付して、その重複した説明を省略する。
図20に示すように、水平部2aが地中151に埋設され、垂直部2bが地上に出ている容器2から、地上に出るように第1連通管152および第2連通管153が容器2と一体で設けられていて、第2連通管153の上に、受け板4が2個配置されている。この2個の受け板4は、第2連通管153にそれぞれ一体に取り付いている心棒101によって、略水平方向および略垂直方向に可動できるように取り付けられている。そして、受け板4には第2連通管153の略中央に向かって下がるように傾斜を設け、受け板4で受けた雨水を第2連通管153に流し込む集雨穴5を第2連通管153に設け、集雨穴5に蚊やゴミなどが第2連通管153内に侵入することを防止する侵入防止網6を設けている。
また、容器2の垂直部2bに垂直部2bに貫通して、垂直部2bの中を点検するための点検穴201を設け、点検穴201には点検穴用蓋202を設けている。さらに、容器2の垂直部2bには、手動ポンプ154を設置している。
次に、受け板4の取扱い方法について説明する。図22に示すように、受け板4は、第2連通管153に一体に取り付いている心棒101によって、略水平と略垂直方向に可動できるように取り付けられているので、例えば、本発明の雨水貯蔵装置1を家庭菜園内の通路に設置した場合、集雨の時には、図22に示すように、受け板4を略水平にしておき、通路を通行するときに、図23に示すように、一時的に受け板4を略垂直にすることによって、通行しやすくできる。
このように構成することによって、家庭菜園などにおいて、受け板4によって雨水を効率よく溜めることができ、多量の雨水を溜める場合でも1個の容器2でまかなうことができ、受け板4を地中に埋設した容器の水平部2aと一体になった第1連通管152および第2連通管153に一体で取り付けたので、強風でも飛ばされることがなく、容器2と一体になった略水平方向および略垂直方向に可動な受け板4を設けたので、雨水を溜めるときには受け板を略水平に保ち、家庭菜園内で作業をする時には受け板を垂直に保つことができるので、比較的小面積で設置でき、容器は地中に埋設するので溜めた雨水が腐敗しにくい。また、容器2の垂直部2bに手動ポンプ154を設けたので、手動ポンプ154によって、貯蔵された雨水は容易に取り出すことができる。
また、容器2は、図24の平面図に示すように、水平部2aを連通した容器2にすると、多量の雨水を貯蔵できる。容器2の断面は、図22および図23では円形で示したが、円形でなくともよい。
図25は、請求項5に記載の発明の実施形態を示す正面図であり、図26は図25の平面図である。以下、前記請求項4で説明した実施形態と同一または相当部分には、同一の符号を付して、その重複した説明を省略する。
図25に示すように、地中151に埋設されている容器2から、地上に出るように第1連通管152が容器2と一体で設けられていて、第1連通管152の上に、受け板4が1個配置されている。そして、受け板4は第1連通管152の略中央に向かって下がるように傾斜を設け、受け板4で受けた雨水を第1連通管152に流し込む集雨穴5を第1連通管152に設け、集雨穴5に蚊やゴミなどが第1連通管152内に侵入することを防止する侵入防止網6を設け、第1連通管152の途中に第1連通管152に貫通して、第1連通管152の中を点検するための点検穴201を設け、点検穴201には点検穴用蓋202を設けて閉止している。また、受け板4の下端の垂直方向の高さ203は、地上から約2メートル以上にし、さらに、第1連通管152内には、手動ポンプ154を設置している。
このように構成することによって、家庭菜園などにおいて、受け板4によって雨水を効率よく溜めることができ、多量の雨水を溜める場合でも1個の容器2でまかなうことができ、受け板を地中に埋設した容器2と一体になった第一連通管152に一体で取り付けたので、強風でも飛ばされることがなく、受け板の下端の垂直方向の高さ201を地上から約2メートル以上にしたので、家庭菜園内で作業をする時には作業者の邪魔にならず、比較的小面積で設置でき、容器2は地中に埋設するので溜めた雨水が腐敗しにくい。また、第1連通管152の途中に点検穴201を設けたので、点検穴201から紐などを第一連通管152の中に垂らして、溜まった雨水の液面を知ることができ、また、第一連通管152内には手動ポンプ154を設けたので、手動ポンプ154によって、貯蔵された雨水は容易に取り出すことができる。
図27は、請求項5に記載の発明の他の実施形態を示す正面図であり、図28は図27の平面図である。以下、前記請求項4および請求項5で説明した実施形態と同一または相当部分には、同一の符号を付して、その重複した説明を省略する。
図27に示すように、水平部2aが地中151に埋設され、垂直部2bが地上に出ている容器2の両端から、地上に出るように2個の第1連通管152が容器2と一体で設けられていて、第1連通管152の上に、それぞれ受け板4が配置されている。
このように構成することによって、前記請求項5に記載の発明の実施形態で説明した効果に加え、さらに多量の雨水を溜めることができる。
図29は、請求項6に記載の発明の実施形態を示す平面図であり、図30は図29における断面Y−Yを示す断面図、図31は図29の正面図である。以下、前記請求項1および請求項2で説明した実施形態と同一または相当部分には、同一の符号を付して、その重複した説明を省略する。
図29ないし図31に示すように、この実施形態の雨水貯蔵装置1は、雨水を貯蔵する容器2の上部に、該容器を略密閉する上蓋3を設け、降雨のときに雨を受けるための2個の受け板4を上蓋3の外側から内側に向かって下がるように傾斜をつけて上蓋3上に配置し、受け板4を出し入れできる溝211を上蓋3に一体に設けている。また、受け板4には、上蓋3の上方に重なる個所に凹部212および雨水落下穴24を設け、雨水が受け板4に溜まることを防止している。
このように構成することによって、前記請求項2に記載の発明の実施形態で説明した効果に加え、上蓋3に受け板4を出し入れできる溝211を設けたので、家庭菜園内で作業をする時には、受け板4を溝211に戻すことによって作業用の空間が確保できる。
図32は、請求項7に記載の発明の実施形態を示す部分的な側面図である。以下、前記請求項1ないし請求項6で説明した実施形態と同一または相当部分には、同一の符号を付して、その重複した説明を省略する。
図32に示すように、取水管9から枝管251を分岐させて、枝管251に液面高さを確認するための液面確認手段である目視可能な略透明な液面表示管252を設け、液面表示管252の上方を保持具253で容器2に固定している。この実施形態は、前記請求項1ないし請求項4および請求項6に記載の雨水貯蔵装置1に適用できる。
このように構成することによって、前記請求項1ないし請求項4および請求項6に記載の発明の実施形態で説明した効果に加え、容器2の外部から目視可能な略透明な液面高さを確認するための液面表示管252を設けたので、外部から容器内に貯蔵された雨水量を確認できる。また、液面表示管252には目視で液面を確認するとき以外は、遮光性のある材料で覆い(図示せず)をしておくと、液面表示管252内に藻が発生することを防止できる。
また、図25および図27に示すように、点検穴用蓋202は、第1連通管152内または容器2の垂直部2b内を点検するために使用する他に、液面高さを確認するための液面確認手段として使用する。すなわち、点検穴用蓋202を外して、紐(図示せず)の先端に錘を付けて、その紐を点検用穴201から第1連通管152内または容器2の垂直部2b内へ落とし込んで、紐が水を吸って変色した個所を確認することによって、液面を確認する。この実施形態は、前記請求項5に記載の雨水貯蔵装置1に適用できる。
このように構成することによって、前記請求項5に記載の発明の実施形態で説明した効果に加え、第1連通管152内または容器2の垂直部2b内を点検するための点検用穴201および点検穴用蓋202を設けたので、外部から容器内に貯蔵された雨水の液面高さを確認できる。
図33は、請求項8に記載の発明の実施形態を示す部分的な断面図であり、図34は図33の正面図である。図33および図34に示すように、容器2または第1連通管の側面上方にオーバーフロー用穴301を設け、オーバーフロー器具302をオーバーフロー用穴301にはめ込んでいる。オーバーフロー器具302は、変形可能なゴムなどで製作され、中央部に十文字に貫通した十文字溝302aを設けている。十文字溝302aの溝幅は、蚊などが侵入できない程度の大きさにしている。
このように構成することによって、前記請求項1ないし請求項6に記載の発明の実施形態で説明した効果に加え、オーバーフロー器具302をオーバーフロー用穴301にはめ込んだことによって、上蓋3に雨水が溜まることを防止できるために、蚊によるボウフラの発生を抑止できる。
1 雨水貯蔵装置
2 容器
2a 水平部
2b 垂直部
3 上蓋
4 受け板
4a 外枠
4b 集雨布
4c 取付具
5 集雨穴
6 侵入防止網
7 錘
8 取水穴
9 取水管
10 弁
11、12、13、14、15、16、17 管
18、19、20 差込み棒
21 枠取付棒
22 ナット
23 受け板取付穴
24 雨水落下穴
25 保持棒取付具
26 枠保持棒
27 ボルト
28 接着材
29 基礎台
51 蓋
52 蝶番
53 ねじ
54 個所
101 心棒
102 留め具
103 錘
104 設置具
151 地中
152 第1連通管
153 第2連通管
154 手動ポンプ
201 点検穴
202 点検穴用蓋
203 高さ
211 溝
212 凹部
251 枝管
252 液面表示管
253 保持具
301 オーバーフロー用穴
302 オーバフロー器具
302a 十文字溝

Claims (8)

  1. 雨水を貯蔵する容器の上部に、該容器を略密閉する上蓋を設け、降雨のときに雨を受けるための外枠と集雨布と該集雨布を該外枠へ取り付けるための取付具から形成される1個以上の受け板を該上蓋の外側から内側に向かって下がるように傾斜をつけて該上蓋上に配置し、該上蓋に該受け板で受けた雨水を該容器内に流し込む集雨穴を設け、該集雨穴に蚊やゴミなどが該容器内に侵入することを防止する侵入防止網を設け、該容器が転倒することを防止するための転倒防止手段を設け、該容器の底部または側面下方から該容器内に貫通した取水穴を設け、該取水穴から雨水を取り出すための取水管を該容器の外側に設けたことを特徴とする雨水貯蔵装置。
  2. 雨水を貯蔵する片開きまたは両開きの蓋付き容器の蓋を開き、該容器の上部に、該容器を略密閉する上蓋を設け、該容器に一体の開いた該蓋の上表面上に降雨のときに雨を受ける受け板を、外側から内側に向かって下がるように傾斜をつけて該蓋上に配置し、該上蓋に該受け板で受けた雨水を該容器内に流し込む集雨穴を設け、該集雨穴に蚊やゴミなどが該容器内に侵入することを防止する侵入防止網を設け、該容器が転倒することを防止するための転倒防止手段を設け、該容器の底部または側面下方から該容器内に貫通した取水穴を設け、該取水穴から雨水を取り出すための取水管を該容器の外側に設けたことを特徴とする雨水貯蔵装置。
  3. 雨水を貯蔵する容器の上面に、降雨のときに雨を受ける1個以上の該容器と一体になった略水平方向および略垂直方向に可動な受け板を設け、該受け板を略水平方向に保持するための留め具を該容器に設け、該受け板には該容器に向かって下がるように傾斜を設け、該受け板で受けた雨水を該容器内に流し込む集雨穴を該容器に設け、該集雨穴に蚊やゴミなどが該容器内に侵入することを防止する侵入防止網を設け、該容器の底部または側面下方から該容器内に貫通した取水穴を設け、該取水穴から雨水を取り出すための取水管を該容器の外側に設け、該容器の底面および端面の一部を支える設置具を設けたことを特徴とする雨水貯蔵装置。
  4. 雨水を貯蔵する容器の一部を地中に埋設し、該容器の一部から連通管を地上に出るように該容器に一体に設け、該連通管に降雨のときに雨を受ける該連通管と一体になった略水平方向および略垂直方向に可動な受け板を設け、該受け板には該連通間上部に向かって下がるように傾斜を設け、該受け板で受けた雨水を該容器内に流し込む集雨穴を該連通管に設け、該集雨穴に蚊やゴミなどが該容器内に侵入することを防止する侵入防止網を設け、該容器に取水するための雨水取り出し手段を設けたことを特徴とする雨水貯蔵装置。
  5. 雨水を貯蔵する容器の一部または全てを地中に埋設し、該容器の一部から連通管を地上に出るように該容器に一体に設け、該連通管に降雨のときに雨を受ける受け板を設け、該受け板の下端の垂直方向の高さを地上から約2メートル以上にして、該受け板には該連通間の略中央に向かって下がるように傾斜を設け、該受け板で受けた雨水を該容器内に流し込む集雨穴を該連通管に設け、該集雨穴に蚊やゴミなどが該容器内に侵入することを防止する侵入防止網を設け、該連通管に取水するための雨水取り出し手段を設けたことを特徴とする雨水貯蔵装置。
  6. 雨水を貯蔵する容器の上部に、該容器を略密閉する上蓋を設け、降雨のときに雨を受けるための1個以上の受け板を該上蓋の外側から内側に向かって下がるように傾斜をつけて該上蓋上に配置し、該受け板を出し入れできる溝を該上蓋に設け、該上蓋に該受け板で受けた雨水を該容器内に流し込む集雨穴を設け、該集雨穴に蚊やゴミなどが該容器内に侵入することを防止する侵入防止網を設け、該容器が転倒することを防止するための転倒防止手段を設け、該容器の底部または側面下方から該容器内に貫通した取水穴を設け、該取水穴から雨水を取り出すための取水管を該容器の外側に設けたことを特徴とする雨水貯蔵装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の雨水貯蔵装置において、前記容器の外部から液面高さを確認するための液面確認手段を設けたことを特徴とする雨水貯蔵装置。
  8. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の雨水貯蔵装置、または請求項6に記載の雨水貯蔵装置において、前記容器の側面上方に、あるいは、請求項5に記載の雨水貯蔵装置において、前記容器または前記連通管の側面上方に、オーバーフロー用穴を設けたことを特徴とする雨水貯蔵装置。
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