JP2012081452A - フィルタープレスにおけるケーキ剥離装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ろ布の交換を簡単に行うことができ、しかもろ板の強度が低下することのないフィルタープレスにおけるケーキ剥離装置を提供する。
【解決手段】相互の離接方向に移動可能に配置された正逆回転可能な複数の支持ロッド3と、板厚方向に貫通する給液孔24がそれぞれ形成され、それぞれの支持ロッド3の下部に配置され、相互の接離方向に移動可能な複数のろ板4と、逆U字状となってそれぞれの支持ロッド3に掛けられてろ板4の両面を挟んだ状態で覆うろ布5と、複数の支持ロッド3を同期して正逆方向に回転させる往復駆動装置6とを備える。ろ布5は逆U字状の両端部5dが自由状態となっており、給液孔24に臨む導液孔31及び導液孔31の下部に連通する液落下路32を有する給液板9がろ布5に取り付けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、処理用の原液をろ過して得られるケーキをろ布から剥離するフィルタープレスにおけるケーキ剥離装置に関する。
フィルタープレスにおいては、複数のろ板を挟んだ状態で、前記各ろ板のそれぞれの両面をろ布が覆っており、ろ板の間に圧入したスラリー状の原液をろ過、脱水してケーキとしてろ布に付着させた後、ろ板を相互に離隔した開板状態でケーキをろ布から剥離して排出している。このようなフィルタープレスを処理施設内のプロセスで稼働する場合には、比較的厚さの薄いケーキとなっている。このケーキは重量が小さいため、ろ布から剥離することが困難であり、これを解決するため、従来では特許文献1に記載されたケーキ剥離装置が開発されている。
特許文献1に記載されているケーキ剥離装置は、それぞれのろ板の上下にロールを設け、上下のロールにろ布を掛け渡した状態で上下のロールに止着することによりろ布が緊張状態でろ板の両面を覆った状態としている。又、上部ロールを往復駆動装置に連結し、上部ロールを正逆方向に回転可能としている。さらに、ろ板には原液の給液孔が形成され、この給液孔に対し、筒体を介してろ布を連結した構造となっている。
特許文献1に記載のケーキ剥離装置では、ろ布にケーキが付着した後、ろ板の開板状態で上部ロールを正逆方向に回転させる。これにより、ろ板の両面でろ布を往復動させてろ布とケーキとを相対的に運動させ、この相対的な運動によってケーキをろ布から剥離するため、薄く重量が小さなケーキであっても強制的にろ布から剥離することができる。
特公平5−25525号公報
しかしながら、特許文献1のケーキ剥離装置では、ろ板を挟むろ布が上下のロールに止着されているため、ろ布の交換の際に上下のロールに対する止着を解除する必要がある。又、ろ布がろ板の原液の給液孔に筒体を介して連結されているため、ろ布の交換の際に筒体による連結を解除する必要がある。これらにより、ろ布の脱着を簡単に行うことができず、ろ布の交換に時間を要している。
又、ろ布をろ板に連結するための筒体をろ板の給液孔に設ける必要があるところから、給液孔を筒体よりも大きな孔とする必要があり、その分、ろ板の強度が低下する問題を有している。
そこで、本発明は、ろ布の交換を簡単に行うことができ、しかもろ板の強度が低下することのないフィルタープレスにおけるケーキ剥離装置およびケーキの製造方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、相互の離接方向に移動可能に配置された正逆回転可能な複数の支持ロッド(3)と、板厚方向に貫通する給液孔(24)がそれぞれ形成され、前記給液孔(24)が相互に連通するようにそれぞれの支持ロッド(3)の下部に配置されると共に、相互の接離方向に移動可能な複数のろ板(4)と、逆U字状となって前記それぞれの支持ロッド(3)に掛けられて前記ろ板(4)の両面を挟んだ状態で覆うろ布(5)と、前記複数の支持ロッド(3)を同期して正逆方向に回転させる往復駆動装置(6)とを備え、前記ろ板(4)が相互に接近した状態で前記給液孔(24)を通過した原液(L)をろ布(5)でろ過しケーキ(2)としてろ布(5)に付着させ、前記ろ板(4)が相互に離間した状態で前記往復駆動装置(6)の駆動による前記支持ロッド(3)の正逆回転によってろ布(5)を往復動させてケーキ(2)をろ布(5)から剥離させるフィルタープレスのケーキ剥離装置(1)であって、前記ろ布(5)は逆U字状の両端部(5d)が自由状態となっており、前記給液孔(24)に臨む導液孔(31)及びこの導液孔(31)の下部に連通する液落下路(32)を有する給液板(9)が、前記導液孔(31)が前記給液孔(24)との対応位置となるように前記ろ布(5)に取り付けられているフィルタープレスのケーキ剥離装置(1)である。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載のケーキ剥離装置(1)であって、前記給液板(9)は前記ろ板(4)の両面に嵌り込むことにより、前記導液孔(31)と給液孔(24)とが連通するフィルタープレスにおけるケーキ剥離装置(1)である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2記載のケーキ剥離装置(1)であって、前記給液板(9)がろ板(4)の両面に嵌り込むことにより、前記ろ布(5)がろ板(4)の両面に密着して両面を覆うフィルタープレスにおけるケーキ剥離装置(1)である。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のケーキ剥離装置(1)であって、前記ろ布(5)の両端部(5d)に錘(28)が取り付けられているフィルタープレスのケーキ剥離装置(1)である。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のケーキ剥離装置(1)であって、前記往復駆動装置(6)は、回転駆動源(34)と、この回転駆動源(34)の駆動によって揺動する揺動リンク(42)と、前記支持ロッド(3)に連結された連結リンク(21)と、前記揺動リンク(42)と連結リンク(21)とを連結し前記揺動リンク(42)の揺動によって往復動する駆動リンク(35,36)とを備えているフィルタープレスのケーキ剥離装置(1)である。
請求項6に記載の発明は、請求項5記載のケーキ剥離装置(1)であって、前記駆動リンク(35,36)を前記連結リンク(21)との連結方向に往復動させて駆動リンク(35,36)と連結リンク(21)との連結及びその解除を行う連結駆動装置(7)がさらに設けられているフィルタープレスのケーキ剥離装置(1)である。
本発明によれば、逆U字状となって支持ロッドに掛けられたろ布によりろ板の両面を覆い、このろ板を相互に接近した状態として原液をろ過することによりケーキがろ布に付着する。そして、ろ板を相互に離隔させた状態で支持ロッドを正逆回転させてろ布を往復動させることにより、ケーキをろ布から剥離することができる。また、ケーキの剥離がケーキの両側のろ布に対して片面ずつ行われるため、剥離の衝撃作用(負荷)が半分に分散される。このため、支持ロッドを正逆回転させる往復駆動装置の駆動力が半分となりエネルギーを削減できるばかりでなく、駆動強度も半分でよく、軽量化が可能となる。
本発明によれば、逆U字状のろ布の両端部が自由状態となっており、ろ布の交換に際しては、支持ロッドの止着部位を解除するだけで、ろ布を支持ロッドから取り外すことができる。又、ろ布に設けられる給液板は、その導液孔がろ板の給液孔と対応するようにろ布に取り付けられるが、この給液板はろ布の取り外しと同時に取り外される。このため、ろ布の交換を簡単に行うことができる。
又、給液板を設けることにより、ろ布をろ板に連結するための筒体が不要となり、筒体がない分、ろ板の給液孔を小さくすることができる。このため、ろ板の強度を大きくすることができる。
本発明の一実施形態のフィルタープレスのケーキ剥離装置を示す平面図である。 一実施形態のフィルタープレスのケーキ剥離装置を示す側面図である。 一実施形態のフィルタープレスのケーキ剥離装置における閉板状態の側面図である。 (a)、(b)は単一のろ板を示す正面図及び側面図である。 往復駆動装置の側面図である。 ろ板によるろ過状態を示す側面図である。 (a),(b),(c)はケーキの剥離工程を示す側面図である。 連結駆動装置を示す平面図である。 連結駆動装置を示す側面図である。 連結駆動装置の連結状態を示す側面図である。 連結駆動装置の連結状態における動作を示す側面図である。 連結駆動装置の連結解除状態を示す側面図である。
以下、本発明を図示する実施形態により具体的に説明する。
図1〜図12は、本発明の一実施形態のフィルタープレス100のケーキ剥離装置1を示し、図1及び図2は装置1(フィルタープレス100)の全体の平面図及び側面図、図3はろ板4の閉板状態の側面図、図4はろ板4の単一の正面図及び側面図、図5は往復駆動装置6の側面図、図6はろ板4によるろ過を示す側面図、図7はケーキの剥離工程を示す側面図、図8及び図9は連結駆動装置7の平面図及び側面図、図10〜図12は連結駆動装置7の動作を示す側面図である。
図1〜図3に示すように、フィルタープレス100のケーキ剥離装置1は、複数の支持ロッド(支持ロール)3と、複数のろ板(濾板)4と、それぞれのろ板4に対応したろ布(濾布)5と、往復駆動装置6と、連結駆動装置7と、給液板9と、以上の部材が設けられる基台8とを備えている。
基台8は連結体11の長さ方向の一端部に設けられたフロントフレーム12と、他端部に設けられたリヤフレーム13と、レール(ガイドレール)14とを備えている。連結体11は、フロントフレーム12とリヤフレーム13とを一体的に連結している。
フロントフレーム12とリヤフレーム13との間に掛け渡されて設けられているレール14には、各ろ板4が、リニアガイドベアリング等のガイド手段を介して支持されている。そして、各ろ板4が水平方向(図1や図2の左右方向)で、フロントフレーム12とリヤフレーム13とに対して移動自在になっている。
リヤフレーム13には、締付シリンダ15が取り付けられ、締付シリンダ15にムーバブルヘッド16が取り付けられている。ムーバブルヘッド16は締付シリンダ15の伸縮動作によってフロントフレーム12に対して進退移動する。ムーバブルヘッド16が進出することより、各ろ板4が相互に近接して重なり合った閉板状態(図3参照)となる。又、ムーバブルヘッド16が退出することにより、各ろ板4が相互に隔離した開板状態(図1、図2参照)となる。
複数のろ板4の開板状態への移動を行うため、それぞれのろ板4及びムーバブルヘッド16はチェーン、綱等の牽引部材17によって連結されている(図2及び図3参照)。このように、閉板状態及び開板状態とするためのろ板4の相互の接離方向への移動は、ムーバブルヘッド16の進退によって行われるものである。
レール14はリヤフレーム13及びフロントフレーム12に掛け渡されており、閉板状態と開板状態との間でのろ板4の移動を案内する。フロントフレーム12には、往復駆動装置6が取り付けられる。
複数の支持ロッド3は、同じ長さを有しており、長手方向(軸の延伸方向)が水平方向になり、相互に平行となった状態でケーキ剥離装置1(ろ板4)の上部に配置されている。複数の支持ロッド3のそれぞれは、往復駆動装置6に連結されており、往復駆動装置6の駆動によって、たとえば、連続的もしくは間欠的に、正逆方向に回転(回動)する。なお、各支持ロッド3のそれぞれは、ベアリング51と図示しないブラケットとを介して各ろ板4のそれぞれに支持されている。そして、複数の支持ロッド3のそれぞれは、各ろ板4のそれぞれといっしょに相互の接離方向に移動可能となっている。
すでに理解されるように、複数のろ板4は鉛直方向に沿った状態で支持ロッド3のそれぞれの下部に配置されている。複数のろ板4はムーバブルヘッド16の進退移動によって相互に重なり合う近接方向及びこの重なり状態から離れる離隔方向に移動可能となっている。ここで、ろ板4が相互に重なり合う近接状態がろ板4の閉板状態、ろ板4が離隔した状態がろ板4の開板状態である。
複数のろ板4のそれぞれは、図4に示すように、上下部4a、4bが肉厚で、上部4aに続く第1中間部4cが幾分肉薄で、第1中間部4cに続く第2中間部4dが最も薄肉となった平板状の板材によって形成されている。最も薄肉となっている第2中間部4dの両面は、原液のろ過によって形成されたケーキ2(図7参照)が付着するろ過床26となる。又、下部4bには、液受け孔22が幅方向に延びるように形成されており、液受け孔22の上部には、液入口23が連通している。液受け孔22はろ過後の原液が落ち込むものである。この下部4bには、凸部29が形成されている。凸部29には、液受け孔22とつながっている貫通孔30が形成されている。貫通孔30は、各ろ板4が閉板状態になったときに、ろ過後の原液の通過路の一部となるものである。
ろ板4の第1中間部4cには、板厚方向に貫通した給液孔24が形成されている。給液孔24は処理(濾過)される原液をろ板4間に供給するための通路となるものである。この実施形態において、第1中間部4cは上部4aの肉厚に対し、後述する給液板9の板厚寸法と略同等の寸法で凹んだ肉厚となっている。これにより、給液板9が第1中間部4cの両側に嵌り込んだ状態で密着する板密着部25(図6参照)が第1中間部4cに形成される。板密着部25は図4(a)で示すように、第1中間部4cの幅方向の略中央部分に弧状の外形となって形成されるものである。
ろ布5は、それぞれのろ板4に対応して設けられる。ろ布5は二つ折りされた状態でその中間部分が支持ロッド3に掛けられる。支持ロッド3に掛けられたろ布5は逆U字状となって垂れ下がり、ろ板4の両面を挟んだ状態で覆うようになっている。
ろ布5は支持ロッド3の上部に設けた止着材(たとえばボルト)27に係止されることにより支持ロッド3に止着され、この止着状態で逆U字状となって、ろ板4の両面を覆うように垂れ下がる。逆U字状となっている両端部(下端部)5dは、自由状態となっている。このように両端部5dが自由状態となっているろ布5は、支持ロッド3の上部の止着材27との係止を外すだけで支持ロッド3から取り外すことができる。このため、ろ布5の交換を簡単に行うことができる。
ろ布5の自由状態の両端部5dのそれぞれには錘28が取り付けられる(図4、図6,図7参照)。錘28はろ布5の幅方向に沿って延びており、ろ布5の幅方向のたとえば全長にわたって取り付けられる。このように錘28が両端部に取り付けられることにより、ろ布5の全体を緊張状態とすることができる。錘28は必要がない場合には、省略することが可能である。
給液板9はろ布5に取り付けられている。図4に示すように、給液板9はろ板4の両面に位置するようにろ布5の外面(ろ板4とは反対側の面)に取り付けられるものであり、ろ板4を挟むように設けられる。図4に示すように、給液板9はろ板4の第1中間部4cに形成した板密着部25と同形、同大及び同厚の外形に形成されており、ろ布5に取り付けられた状態のままでろ板4の両面のそれぞれの板密着部25に嵌り込むことが可能となっている(図6参照)。このように板密着部25に嵌り込んだ状態では、給液板9がろ板4の外側に突出することがない。このため、隣接したろ板4が重なるようにろ板4を近接させることができる。
給液板9がろ板4の板密着部25に嵌り込むことにより、図2及び図6に示すように、ろ布5はろ板4の板密着部25に密着すると共に板密着部25の下方のろ過床26に密着する。これによりろ布5はろ板4の両面を密着状態で覆うため、原液のろ過を確実に行うことができる。
図4、図6及び図7に示すように、給液板9には、板厚方向に貫通した導液孔31が形成されている。導液孔31の下部には、液落下路32が形成されている。液落下路32は、導液孔31の下部で同孔31と連通するように鉛直方向に形成される。導液孔31は、給液板9がろ板4の板密着部25に嵌り込んだ状態となったとき、ろ板4の給液孔24と連通するように形成されるものである。
このような導液孔31を給液板9に形成することにより、ろ板4が重なり合うように近接した閉板状態では、導液孔31は図6に示すように、隣接したろ板4の給液孔24と共に原液が通過する通路を形成する。この導液孔31を通過するとき、原液は液落下路32から下方に流下してろ板4の両面のろ布5にろ過される。ろ布5によるろ過により、ろ布5にはケーキ2が付着する。
図1、図2及び図5に示すように、往復駆動装置6はモータ等の回転駆動源(アクチュエータ)34と、回転駆動源34に連結された駆動リンク35,36(下側駆動リンク35,上側駆動リンク36)を有している。回転駆動源34にはギヤボックス37が連結されており、駆動リンク35,36はギヤボックス37から両側に引き出された伝達軸38a、38bにそれぞれ連結されている。
すなわち、伝達軸38a、38bに回転板39,40が取り付けられ、この回転板39,40に偏心状態で伝達リンク41がそれぞれ連結され、この伝達リンク41の先端に揺動リンク42が連結され、揺動リンク42の長さ方向の両端部のそれぞれに駆動リンク35,36が連結されるものである。揺動リンク42は回転板39,40が回転することにより、回転中心42aを中心により左右に揺動する。この揺動リンク42の揺動によって駆動リンク35,36が往復動する。
さらに、支持ロッド3のそれぞれの端部には、連結リンク21が取り付けられ、この連結リンク21が駆動リンク35,36に連結されている。連結リンク21と図2上側の駆動リンク36との連結は、図1に示すように、複数の支持ロッド3が一つおきに駆動リンク36に連結されるものである。すなわち、図1上側の駆動リンク36が一つおきの支持ロッド3における一方の端部3aに連結され、図1下側の駆動リンク36が、図1上側の駆動リンク36が連結されていない一つおきの支持ロッド3における反対側の端部3bに連結されている。なお、図2における下側の駆動リンク35も、図2における上側の駆動リンク36と同様にして、支持ロッド3に連結されている。
図5は、以上の構造の往復駆動装置6の動作を示す。回転駆動源34の駆動によって回転板39,40が相互に同一方向に回転して揺動リンク42が揺動する。これにより揺動リンク42の長さ方向の両端部に連結されている駆動リンク35,36が相互の反対方向に往復動する。この往復動は、連結リンク21を介して支持ロッド3に伝達されるため、支持ロッド3が同期して正逆方向に回転する。なお、駆動リンク35、駆動リンク36のいずれか一方を削除した構成であってもよい。
図8及び図9に示すように、連結駆動装置7は、駆動リンク35を削除して駆動リンク36のみとし、駆動リンク36の上方に所定間隔で配置された複数の押下シリンダ44と、押下シリンダ44と対向するように駆動リンク36の下方に配置された複数の押上シリンダ45とを有している。
支持ロッド3と駆動リンク36とを連結する連結リンク21の上部には、連結ピン46が取り付けられており、駆動リンク36の対応位置には連結ピン46が侵入して係合する連結孔47が形成されている。図12に示すように、連結孔47は、連結リンク21側の端部が大きく開口し、この端部にテーパー状のガイド開口48が連続した形状となっており、連結ピン46が連結孔47に容易に侵入するようになっている。
押上シリンダ45には押上ピン49が取り付けられており、押上ピン49が駆動リンク36を押し上げることにより駆動リンク36を押し上げて、連結リンク21と駆動リンク36との連結を解除する。
図9〜図12は、ろ板4が開板状態のときの支持ロッド3を示している。図9の状態においては、支持ロッド、押下シリンダ44及び押上シリンダ45が共に伸長駆動し、この駆動により駆動リンク36が押下シリンダ44及び押上シリンダ45の押上ピン49によって上下から挟まれて保持されることで、駆動リンク36の連結孔47と、連結リンク21の連結ピン46との係合が確実に行われ、連結孔47の間隔に応じて、開板時のろ板4の位置が調整される。
その後、図10に示すように、押下シリンダ44及び押上シリンダ45が短縮駆動して押下シリンダ44及び押上シリンダ45の押上ピン49が駆動リンク36から離れ、駆動リンク36が連結リンク21との連結状態で保持される。
この状態では、往復駆動装置6が駆動するものであり、往復駆動装置6の回転駆動源34の駆動による回転板39、40の回転によって揺動リンク42が左右に揺動し、揺動リンク42の揺動により連結リンク21が直線的に往復動する。これにより、図11に示すように、連結リンク21が実線状態及び破線状態の間で揺動するため、支持ロッド3が正逆方向に回転する。この支持ロッド3の正逆方向の回転により、ろ布4が上下方向に往復動する。
ろ布5を交換する場合には、図12に示すように、押下シリンダ44が短縮駆動する一方、押上シリンダ45がさらに伸長駆動する。これにより、押上ピン49が駆動リンク36を押し上げるため,連結リンク21の連結ピン46が連結孔47から離脱し、駆動リンク36と連結リンク21との連結が解除され、ろ布5の交換が側面からも可能となるとともに、ろ板4の交換も可能となる。また、図12で示す状態で、ろ板4を閉板状態にすることができる。
なお、本発明においては、シリンダ44,45を用いることなく、モータ及びモータに連結されたピニオン・ラック等の直動機構によって連結駆動装置7を形成してもよい。
また、連結駆動装置7に関して、駆動リンク35,36が、伸縮性・可撓性のある部材であるか、伸縮機構(たとえば、リンクチェーン、パンタグラフ等)であってもよい。
次に、この実施形態の動作を説明する。
図3は締付シリンダ15の駆動によってムーバブルヘッド16が進出することによりろ板4を相互に近接させて重なり合わせた閉板状態を示す。この場合においては、支持ロッド3はろ板4と共に相互の近接状態となる。図6は図3の状態で原液Lを供給してろ過する状態を示す。
図3に示す状態では、ろ布5に取り付けられた給液板9がろ板4の板密着部25に嵌り込んでおり、この嵌り込みによりろ板4の給液孔24と給液板9の導液孔31とが連通している。
原液Lは矢印方向に供給され、ろ板4の給液孔24を通過した後、ろ板4の重なり部で給液板9の導液孔31から液落下路32を通過して下方に流動する。この流動により原液Lはろ布5によってろ過、脱水される。原液Lがろ過、脱水されることによりケーキ2が形成される。ケーキ2は重なり合っているろ板4で対向しているろ布5の間に形成される(図7(a)参照)。
ケーキ2が形成された後、ムーバブルヘッド16が後退してろ板4が相互に離隔した開板状態となる。支持ロッド3はろ板4と共に相互の離隔方向へ移動する。図7はこの開板状態でケーキ2をろ布5から剥離する工程を示す。
図7(a)は、ろ板4の開板状態を示し、ケーキ2が左側のろ布5に付着しているこの場合、ケーキ2は左右両側のろ布5に付着していてもよい。
図7(b)は、往復駆動装置6が駆動し、揺動リンク42の一側(例えば、右側)への揺動により隣接している支持ロッド3が図7(a)で示す状態から矢印で示す正方向R1(時計方向)に同期回転した状態を示す。
支持ロッド3の正方向R1への回転当初においては、ケーキ2は慣性力により静止し続けようとするが、ケーキ2の左側のろ布5は、支持ロッド3の正方向R1への回転により下降する。このとき、ろ布5は両端部5dが自由状態となっているため、左側のろ布5はケーキ2の上部で撓む余裕があり、左側のろ布5はケーキ2から剥離しない。一方、ケーキ2の右側のろ布5は正方向R1への回転により上昇する。上昇するろ布5は逃げる余地がなく、右側のろ布5はケーキ2から剥離する。
この支持ロッド3の回転当初においては、加速度が小さいため、右側のろ布5とケーキ2とが剥離することなく右側のろ布5と共にケーキ2が上昇する場合もあるが、後述する図7(c)との間で反転を繰り返すことにより、ケーキ2は片面ずつ剥離することができる。
その後において、支持ロッド3の正方向R1への回転が継続される。回転が継続された状態では、ケーキ2は重力方向へ移動しようとする。ケーキ2の左側のろ布5は、ケーキ2の重量に伴って下降するため、ケーキ2との摩擦抵抗を超える力が作用することがなく、ケーキ2が剥離することがない。一方、ケーキ2の右側のろ布5は、ケーキ2の重力方向への移動と逆方向へ移動してケーキ2と剥離する。
以上の図7(b)における支持ロッド3の回転においては、ろ布5がろ板4に対して上下方向に移動するため、ろ布5に取り付けられている給液板9はろ板4の板密着部25への嵌り込み状態から自動的に脱して板密着部25から外れる。このように給液板9が板密着部25から外れた状態では、ろ布5を止着材27から外してろ布5を引き上げるだけでろ布5を支持ロッド3から外すことができる。これによりろ布5の交換を簡単に行うことができる。
図7(c)は往復駆動装置6の駆動の継続により、揺動リンク42が図7(b)で示す状態から他側(例えば、左側;矢印R2で示す方向)へ揺動した状態を示す。揺動リンク42の他側への揺動により、隣接している支持ロッド3は反時計方向に同期回転する。
図7(c)の状態においてもケーキ2は慣性力により重力方向へ移動し続けようとする。これに対し、ケーキ2の左側のろ布5は下降状態から急速反転して上昇する。このため、左側のろ布5には、ケーキ2との摩擦抵抗を超える負荷(衝撃)が発生し、ケーキ2は左側のろ布5から剥離し、重力作用によりケーキ2がろ布5の間から落下する。
この実施形態のケーキ剥離装置1によれば、逆U字状のろ布5の両端部5dが自由状態となっており、ろ布5の交換に際しては、支持ロッド3の止着材27との係合を解除するだけで、ろ布5を支持ロッド3から取り外すことができる。又、ろ布5に設けられている給液板9は、ろ布5の取り外しと同時に取り外される。このため、ろ布5の交換を簡単に行うことができる。
又、給液板9を設けているため、ろ布5をろ板4に連結するための筒体が不要となり、筒体がない分、ろ板4の給液孔24を小さくすることができ、ろ板4の強度を大きくすることができる。
又、ろ布5は支持ロッド3から垂れ下げて使用されるため、ろ布5に余分な負荷が作用することがなく、ろ過時の張力変化や水分吸収・乾燥によってろ布5が過度に展張するがないため、ろ布5の消耗を抑えることができる。
又、逆U字状のろ布の両端部5dに錘を設けているため、ろ布を適度な緊張状態とすることができ、原液のろ過を円滑に行うことができる。
又、ケーキ2の剥離がケーキ2の両側のろ布に対して片面ずつ行われるため、剥離の衝撃作用(負荷)が半分に分散される。このため、支持ロッド3を正逆回転させる往復駆動装置6の駆動力が半分となりエネルギーを削減できるばかりでなく、駆動強度も半分でよく、軽量化が可能となる。
又、ケーキ2の剥離に際して、強制的に移動させるろ布5は上昇方向のろ布だけであり、下降方向のろ布5は重力方向であることから、回転駆動時に支持ロッド3の回転に要する力(トルク)が約半分となり、駆動力を低減することができる。
又、支持ロッド3を正逆方向に回転させる往復駆動装置6においては、第1駆動リンク35及び第2駆動リンクが支持ロッド3の半分づつを回転させるため、支持ロッド3を駆動するための駆動力及び駆動強度を約半分に減じることができる。
さらに、この実施形態では、開板状態及び閉板状態への移行が全てのろ板4の同時移動によって行われるため、能率的に駆動することができる。
1 ケーキ剥離装置
2 ケーキ
3 支持ロッド
4 ろ板
5 ろ布
5d 両端部
6 往復駆動装置
7 連結駆動装置
9 給液板
21 連結リンク
24 給液孔
28 錘
31 導液孔
32 液落下路
34 回転駆動源
35,36 駆動リンク
42 揺動リンク
L 原液

Claims (6)

  1. 相互の離接方向に移動可能に配置された正逆回転可能な複数の支持ロッドと、
    板厚方向に貫通する給液孔がそれぞれ形成され、前記給液孔が相互に連通するようにそれぞれの支持ロッドの下部に配置されると共に、相互の接離方向に移動可能な複数のろ板と、
    逆U字状となって前記それぞれの支持ロッドに掛けられて前記ろ板の両面を挟んだ状態で覆うろ布と、
    前記複数の支持ロッドを同期して正逆方向に回転させる往復駆動装置とを備え、
    前記ろ板が相互に接近した状態で前記給液孔を通過した原液をろ布でろ過しケーキとしてろ布に付着させ、前記ろ板が相互に離間した状態で前記往復駆動装置の駆動による前記支持ロッドの正逆回転によってろ布を往復動させてケーキをろ布から剥離させるフィルタープレスのケーキ剥離装置であって、
    前記ろ布は逆U字状の両端部が自由状態となっており、
    前記給液孔に臨む導液孔及びこの導液孔の下部に連通する液落下路を有する給液板が、前記導液孔が前記給液孔との対応位置となるように前記ろ布に取り付けられていることを特徴とするフィルタープレスのケーキ剥離装置。
  2. 請求項1記載のケーキ剥離装置であって、
    前記給液板は前記ろ板の両面に嵌り込むことにより、前記導液孔と給液孔とが連通することを特徴とするフィルタープレスにおけるケーキ剥離装置。
  3. 請求項1または請求項2記載のケーキ剥離装置であって、
    前記給液板がろ板の両面に嵌り込むことにより、前記ろ布がろ板の両面に密着して両面を覆うことを特徴とするフィルタープレスにおけるケーキ剥離装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のケーキ剥離装置であって、
    前記ろ布の両端部に錘が取り付けられていることを特徴とするフィルタープレスのケーキ剥離装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のケーキ剥離装置であって、
    前記往復駆動装置は、回転駆動源と、この回転駆動源の駆動によって揺動する揺動リンクと、前記支持ロッドに連結された連結リンクと、前記揺動リンクと連結リンクとを連結し前記揺動リンクの揺動によって往復動する駆動リンクとを備えていることを特徴とするフィルタープレスのケーキ剥離装置。
  6. 請求項5記載のケーキ剥離装置であって、
    前記駆動リンクを前記連結リンクとの連結方向に往復動させて駆動リンクと連結リンクとの連結及びその解除を行う連結駆動装置がさらに設けられていることを特徴とするフィルタープレスのケーキ剥離装置。
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