JP2012081363A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】塵埃を高濃度に含んだ空気の流れと塵埃を含まない空気の流れとに分離する分離能を高めることができる電気掃除機を提供する。
【解決手段】塵埃を含んだ空気が内周側を旋回する外筒13と、前記外筒に収容されて空気が外周側を旋回する内筒14と、外筒13と内筒14の間に設けられ、空気を内筒14の軸方向に案内する螺旋状の整流板29とを有し、整流板29と外筒13との間に空隙を設けている。整流板29は、第1整流板29aと第2整流板29bを有している。整流板29は、内筒14の軸方向の投影で自らに重なるように配置されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、吸い込んだ塵埃を含んだ空気を、塵埃を高濃度に含んだ空気の流れと、塵埃を含まない空気の流れとに分離することができる電気掃除機に関する。
電気掃除機は、ホースから吸い込んだ塵埃を含んだ空気を、集塵部を通して集塵し、塵埃が除かれた空気を外部に排気している。このため、集塵部が塵埃によって目詰まりを起こし、ホースから空気を吸引する吸引力を高いまま持続できないという問題があった。
そこで、サイクロン式により、遠心分離の原理を用いて塵埃を高濃度に含んだ空気の流れと塵埃を含まない空気の流れとに分離し、この塵埃を含まない空気の流れの流路を確保することで、前記吸引力を高いまま持続することが提案されている(特許文献1、2参照)。
特開昭51−43271号公報(図3) 特開2006−296812号公報(図4)
しかしながら、前記吸引力を高いまま持続するには、単に、塵埃を含まない空気の流れを確保するだけでなく、その流量もできるだけ大量に確保する必要がある。ただ、流量を増やすと、塵埃を含まない空気の流れに塵埃が混入しやすくなると考えられる。そこで、塵埃を含まない空気の流れの流量を増やしても、塵埃を含まない空気の流れに混入する塵埃を増やさないために、塵埃を高濃度に含んだ空気の流れと塵埃を含まない空気の流れとに分離する分離能を一層高める必要があると考えられた。
そこで、本発明は、塵埃を高濃度に含んだ空気の流れと塵埃を含まない空気の流れとに分離する分離能を高めることができる電気掃除機を提供することを課題とする。
本発明は、塵埃を含んだ空気が内周側を旋回する外筒と、前記外筒に収容されて前記空気が外周側を旋回する内筒と、前記外筒と前記内筒の間に設けられ、前記空気を前記内筒の軸方向に案内する螺旋状の整流板とを有し、前記整流板と前記外筒との間に空隙を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、塵埃を含んだ空気が、外筒と内筒の間の環状の空間を旋回するので、塵埃を含んだ空気には、遠心力を作用させることができる。塵埃は、空気より比重が大きく空気より大きな遠心力が作用するので、旋回しながら外筒の近傍に集まり、外筒の近傍には、塵埃を高濃度に含んだ空気の流れが形成される。一方、内筒の近傍では、塵埃が旋回しながら外筒側に移動するために、内筒の周りには塵埃を含まない空気の流れが旋回するようになる。
そして、本発明では、空気を内筒の軸方向に案内する螺旋状の整流板が、空気を旋回させ遠心力を作用させたまま、空気を内筒の軸方向に案内し移動させることができる。ただ、整流板には、外筒との間に空隙が設けられているので、塵埃を高濃度に含んだ空気の流れよりも、塵埃を含まない空気の流れをより多く内筒の軸方向により大きく移動させることができ、前記分離能を高めることができる。
このように、本発明によれば、塵埃を高濃度に含んだ空気の流れと塵埃を含まない空気の流れとに分離する分離能を高めることができる電気掃除機を提供できる。
(a)は、本発明の実施形態に係る電気掃除機の斜視図であり、(b)は、この電気掃除機の本体蓋を開いた状態を示す斜視図である。 電気掃除機内の空気の流れ(実線矢印)と塵埃の流れ(破線矢印)を示す模式図である。 ダストケースの斜視図である。 フィルタ(ダストケースの蓋)を開けた状態でのダストケースの斜視図である。 図3のA−A方向の矢視断面図である。 図3のB−B方向の矢視断面図である。 螺旋部の分解斜視図である。 螺旋部の斜視図(その1)である。 螺旋部の斜視図(その2)である。
図1(a)に、本発明の実施形態に係る電気掃除機1の斜視図を示し、図1(b)に、本体蓋9を開いた状態の電気掃除機1の斜視図を示す。図1(a)および図1(b)に示すように、電気掃除機1は、本体ケース2と、本体ケース2内に内蔵されたダストケース8とを有し、さらに、本体ケース2の後部の両側に一対の後輪3と、先端部にホース10を接続するためのホース接続部4と、先端部と上部にそれぞれハンドル5bとハンドル5aと、上部にコード巻取ボタン6と、両側面と後尾面に本体排気口7と、給電するためのコードプラグ11等を備えて構成されている。なお、本体排気口7は、本体ケース2に設けられた複数の貫通孔によって構成されている。
そして、図1(b)に示すように、電気掃除機1の本体蓋9を開くと、ダストケース8を露出させることができる。使用者は、ダストケースハンドル24を引き上げることにより、ダストケース8を本体ケース2から離脱させることができる。ダストケース8には、塵埃が集塵されるが、その塵埃を飛散させることなく電気掃除機1から取り出せる。そして、塵埃が除かれたダストケース8は、本体ケース2内に再び装着される。
図2に、電気掃除機1内の空気の流れ(実線矢印)と塵埃の流れ(破線矢印)を示す。電気掃除機1内では、ホース接続部4の後方に、ダストケース8が配置されている。ダストケース8は、流入部12と、内筒14と外筒13とで仕切られた第1集塵室15と、第1集塵室15とは外筒13を隔てて隣接して設けられた第2集塵室16とを有している。
ダストケース8の後方には、フィルタ17が配置されている。フィルタ17は、ダストケース8を取り出したときに塵埃がダストケース8から飛散しないようにするための、ダストケース8の蓋も兼ねており、ダストケース8に対して開閉自在および着脱自在に備えられている。フィルタ18は、フィルタ17の後方に設けられ、万一、ダストケース8からこぼれ落ちても、その塵埃が、電動送風機23側へ進入するのを防ぐ役割をしている。
電動送風機23は、フィルタ18の後方に設けられている。この電動送風機23が、前方から吸気し上方から排気するように送風して、空気の流れ(実線矢印)と塵埃の流れ(破線矢印)とを生じさせている。
フィルタ19は、電動送風機23の上方に設けられている。フィルタ20は、フィルタ19の後方で、本体ケース2の後尾面の本体排気口7に対向するように設けられている。フィルタ21は、フィルタ19の両側の側方で、本体ケース2の両側面の本体排気口7に対向するように設けられている。フィルタ22は、フィルタ21の前方で、本体ケース2の両側面の本体排気口7に対向するように設けられている。
次に、電気掃除機1内の空気の流れ(実線矢印)と塵埃の流れ(破線矢印)の流路を説明する。
まず、空気の流れ(実線矢印)と塵埃の流れ(破線矢印)とが、ホース10(図1(a)参照)を通って、ホース接続部4から流入し、そのまま、ダストケース8の流入部12に流入する。なお、空気の流れ(実線矢印)と塵埃の流れ(破線矢印)とは、実際には、別々に存在するのではなく、塵埃を含んだ空気の流れとなっている。
空気の流れ(実線矢印)と塵埃の流れ(破線矢印)とは、内筒14と外筒13の間の第1集塵室15に流入し、旋回する。この旋回により、塵埃を含んだ空気に、遠心力を作用させることができる。塵埃は、空気より比重が大きく空気より大きな遠心力が作用するので、旋回しながら外筒13の近傍に集まり、外筒13の近傍には、塵埃を高濃度に含んだ空気の流れが形成される。一方、内筒14の近傍では、塵埃が旋回しながら外筒13側に移動するために、内筒14の周りには旋回する塵埃を含まない空気の流れが形成される。
そして、塵埃を高濃度に含んだ空気の流れが、第1集塵室15内を旋回し続けることにより、塵埃の流れ(破線矢印)も第1集塵室15内を旋回し続けることになり、実質的に、塵埃を第1集塵室15内にトラップすることができる。
塵埃を高濃度に含んだ空気の流れの一部は、空気の流れ(実線矢印)と塵埃の流れ(破線矢印)とで示すように、第2集塵室16に流れ込む。第2集塵室16に流れ込んだ塵埃は、フィルタ17を通過できないので、塵埃の流れ(破線矢印)は、第2集塵室16で止まり、塵埃は第2集塵室16にトラップされる。第2集塵室16に流れ込んだ空気の流れ(実線矢印)は、フィルタ17を通過する。
内筒14の周りを旋回する塵埃を含まない空気の流れは、2つの経路の流れとなってフィルタ17を通過する。一方の経路は、外筒13を越えフィルタ17を通過する経路である。この経路は、外筒13の中心軸の方向の位置が、塵埃を高濃度に含んだ空気の流れの旋回する経路の位置と異なっているので、互いの経路がぶつかることはない。もう一方の経路は、内筒14の側壁に設けられた排気孔32を通って、内筒14の内側を内筒14の端部まで流れ、内筒14の端部から外筒13を潜ってフィルタ17を通過する経路である。
フィルタ17の通過前に3経路あった空気の流れ(実線矢印)は、フィルタ17の通過後に1経路になり、フィルタ18と、電動送風機23と、フィルタ19を順に通過する。空気の流れ(実線矢印)は、フィルタ19の通過後に、5経路に分かれ基板、電源コードなどを空冷する。また、このように分散排気することで、排気の勢いを低速にでき、塵埃の吹飛ばしや、人体に当ることによって与える不快感を、低減することができる。第1の経路を流れる空気の流れ(実線矢印)は、電動送風機23の裏面に沿って流れて、フィルタ20を通って、本体ケース2の後尾面に設けられた本体排気口7から排気される。残りの4経路を流れる空気の流れ(実線矢印)は、電動送風機23の側面に沿って流れて、本体ケース2の側面に設けられた本体排気口7(フィルタ21、フィルタ22)を通って、本体の外に排気される。
図3に、ダストケース8の斜視図を示す。ダストケース8の正面には、流入部12が設けられ、背面には、フィルタ17が設けられている。ダストケース8の上面には、ダストケースハンドル24と、ごみ捨てボタン25が設けられている。使用者は、ダストケースハンドル24を握ってダストケース8を持ったまま、その握った片手でごみ捨てボタン25を押すことができる。ごみ捨てボタン25を押すことで、図4に示すように、ダストケース8の蓋であるフィルタ17を開けることができる。
図4に示すように、外筒13の内側が、第1集塵室15になっている。第1集塵室15には、整流板29が設けられている。外筒13のフィルタ17側の上部には、第1排気口27が設けられている。外筒13のフィルタ17側の下部には、第2排気口28が設けられている。第1集塵室15(外筒13)に隣接して第2集塵室16が設けられている。第1集塵室15と第2集塵室16とは、外筒13の上部に設けられた導入口26によって連通している。
図5に、図3のA−A方向の矢視断面図を示し、図6に、図3のB−B方向の矢視断面図を示す。
図5に示すように、内筒14の中心軸と、外筒13の中心軸とは一致している。図5と図6に示すように、流入部12の開口面の法線であってその開口面の中心を通る直線は、前記中心軸さらには内筒14と交差せず、外筒13には交差する。そして、流入部12の中央正面には、外筒13の内周面が配置されている。これらにより、塵埃を含んだ空気は、流入部12から流入すると、内筒14の外側(外周側)で外筒13の内側(内周側)の間の空間である第1集塵室15内を旋回する。
流入部12の中央正面に位置する外筒13の上部には、前記第1排気口27が設けられており、流入部12と第1排気口27とは、内筒14の中心軸の方向において互いに位置をずらして配置されている。第1排気口27は、内筒14の中心軸方向に流入部12から導入口26側の方向(上方)にずらした外筒13上に設けられている。流入部12から流入した塵埃を含む空気は、直接には第1排気口27から排気されにくく、第1排気口27から排気される場合は、内筒14の外周側を旋回して塵埃を除かれながら上方に移動した(案内された)後に排気される。したがって、第1排気口27からは、フィルタ17へ、塵埃を含まない空気が排気される。
また、流入部12の直上には、前記導入口26が設けられており、流入部12と導入口26とは、内筒14の中心軸の方向に互いに位置をずらして配置されている。このため、流入部12から流入した塵埃を含む空気は、直接には導入口26から第2集塵室16へは導入されにくく、第2集塵室16に導入される場合は、内筒14の外周側を旋回して塵埃を高濃度に含む空気の流れを形成し、その塵埃を高濃度に含む空気の流れを、導入口26から第2集塵室16に導入する。
図5に示すように、整流板29は、下段に配置され一重目の第1整流板29aと、上段に配置され二重目の第2整流板29bとを有している。図5と図6に示すように、整流板29は、外筒13と内筒14の間に設けられ螺旋形状をしているので、流入部12から流入した空気を旋回させたまま内筒14の軸方向上方に案内し移動させることができる。
第1整流板29aは、内筒14の軸周りの角度で約1周分の角度範囲に配置され、第2整流板29bでも、内筒14の軸周りの角度で約1周分の角度範囲に配置されているので、整流板29は、内筒14の軸周りの角度で1周分の角度範囲を超えて軸方向の投影で自らに重なるように配置されている。第2整流板29bは、軸方向の投影により、第1整流板29aに重なるように配置されている。このように、整流板29を、二重螺旋形状にすることで、塵埃の流れの旋回数を増やすことができ、旋回速度も上げることができるので遠心分離効果により塵埃を効率よく分離することができる。また、旋回速度が上がることで、第2集塵室16への塵埃の搬送速度も上がるので、第2集塵室16で塵埃をさらに高圧縮で集塵することができ、第2集塵室16での集塵量を増やすことができる。そして、ごみ捨て回数を減らすことができる。
そして、整流板29、特に、第2整流板29bは、外筒13との間に空隙が設けられている。内筒14の近傍には、整流板29(第2整流板29b)が設けられているので、この内筒14の近傍を旋回する塵埃を含まない空気の流れを、前記空隙が設けられている付近を旋回する塵埃を高濃度に含んだ空気の流れよりも多く、内筒14の軸方向に案内し移動させることができ、前記分離能を高めることができる。
図6に示すように、整流板29、特に、第2整流板29bは、径方向外側に向かい、内筒14から外筒13に近づくほど、第1内筒14aから第2内筒14bへ向かう方向に高くなるように傾斜している。このように、整流板29、特に、第2整流板29bを斜面形状とすることで、第2整流板29bの近傍を旋回する塵埃を含まない空気の流れを上昇旋回させるのを容易にし、圧損を低くすることができるため、大流量を確保することができる。
また、図6に示すように、外筒13の導入口26側には、外筒13の上端面を塞ぐ天井面33が設けられている。
そして、内筒14は、中心軸方向に径が一定の第1内筒14aと、中心軸方向の天井面33に近づく程、径が小さくなる第2内筒14bとを有している。内筒14の天井面33側の端面(第2内筒14bの上面)は、天井面33に対して傾斜し、第2内筒14bは略円錐形状となっている。内筒14の天井面33側の端面(第2内筒14bの上面)が、平板で、天井面33に対向して近接していると、大きな塵埃が、内筒14の周囲を旋回する際に、天井面33と対向する内筒14の端面の隙間に引っ掛かるという塵埃の詰まりが考えられた。第2内筒14bを略円錐形状とすることで、天井面33と対向する内筒14の端面の隙間の間隔を概ね広げることができ、塵埃の引っ掛かりによる滞留さらには詰まりをなくすことができる。
また、前記整流板29は、内筒14の中心軸方向において、流入部12の導入口26とは反対側の端(下端)から、導入口26の中央を越える範囲に配置されている。第1整流板29aは、内筒14の中心軸方向において、流入部12の存在する端(下端)から端(上端)までの範囲に配置されている。第1整流板29aは、流入部12から流入する塵埃を含んだ空気を上方に移動させ、塵埃を含んだ空気が1回転旋回したときには、塵埃を含んだ空気は流入部12の上方を流れるので、流入部12に流入直後の塵埃を含んだ空気との衝突を避けることができるので、圧損低下を抑制することができる。そして、旋回によって生じている塵埃を高濃度に含む空気の流れを、容易に導入口26に導くことができる。
第2整流板29bは、内筒14の中心軸方向において、流入部12の導入口26側の端(上端)から、導入口26の中央を越える範囲に配置されている。また、第2整流板29bは、外筒13から離れているだけでなく、内筒14の中心軸周りの角度で、流入部12及び導入口26の方向の角度において、第2整流板29bの内筒14の径方向の幅は最も小さくなって外筒13からは最も離れている。そして、内筒14の中心軸周りの角度で、流入部12及び導入口26の方向の角度から、時計回りと反時計回りにそれぞれ180度において、第2整流板29bの内筒14の径方向の幅は最も大きくなって外筒13からは最も近づいている。内筒14の中心軸周りの角度で、流入部12及び導入口26の方向の角度から、時計回りと反時計回りにそれぞれ180度まで角度を増やすほど、第2整流板29bの内筒14の径方向の幅は大きくなり、第2整流板29bは外筒13に接近する。
これにより、塵埃は、第1整流板29a上を旋回して上方に移動するものの、第2整流板29b上には移動しない。第2整流板29b上には塵埃を含まない空気が主に移動し、塵埃の分離を確実に行える。
そして、前記第1排気口27の流入部12側の端は、直近の螺旋状の第2整流板29bの上方にあって螺旋状の第2整流板29bに沿うように配置されている。また、導入口26の流入部12側の端より、かつ、直近の第2整流板29bより、内筒14の中心軸方向において流入部12から離れる方向に配置されている。これらのため、塵埃は、導入口26に導入されても、螺旋状の第2整流板29bに進行を阻まれて、第1排気口27から排出されることはなく、第1排気口27からは塵埃を含まない空気を排気することができる。
第1内筒14aの第1集塵室15に露出している側壁面には、第1内筒14aの外側と内側を連通させる排気孔32が複数個設けられている。排気孔32は、整流板29、具体的には、第1整流板29aと第2整流板29bとで内筒14の中心軸方向に挟まれた内筒14の側壁に設けられている。内筒14の外周を旋回する塵埃を含まない空気は、排気孔32を経由して内筒14の外側から内側に入り込み、中心軸方向の天井面33から離れる方向に降下し、第2排気口28を経由してフィルタ17に排気される。
なお、図6に示すように、第1整流板29aと第1内筒14aとは一体成形されて接合し、第1螺旋部31aを構成している。第2整流板29bと第2内筒14bとは一体成形されて接合し、第2螺旋部31bを構成している。第1螺旋部31aと第2螺旋部31bとは、連結されて、螺旋部31を構成しているが、螺旋部31は、第1螺旋部31aと第2螺旋部31bとに分解可能の2ピース構造になっている。
図7に、螺旋部31(図6参照)の分解斜視図を示す。第2螺旋部31b(第2内筒14b)の底部には、1対の固定用ツメ34a、34bが設けられている。第1螺旋部31a(第1内筒14a)の上部には、1対の固定用ツメ34a、34bが係合される1対の固定用ツメ孔35a、35bが設けられている。固定用ツメ34aより固定用ツメ34bの方が大きく形成されており、同様に、固定用ツメ孔35aより固定用ツメ孔35bの方が大きく形成されているので、両方を嵌めようとすると、固定用ツメ34aは固定用ツメ孔35aにしか嵌めることができず、固定用ツメ34bは固定用ツメ孔35bにしか嵌めることができないような一対一対応になっている。これにより、第1螺旋部31a(第1整流板29a)と、第2螺旋部31b(第2整流板29b)との位置関係を常に一定にでき、組立工程においても誤りをなくすことができる。また、第1螺旋部31aと第2螺旋部31bとを分解可能にしておくことで、螺旋部31を容易に洗浄することができる。そして、分解可能の2ピース構造にしておくことで、第1螺旋部31aと第2螺旋部31bの成形時に複雑な形状の金型を用いなくてよくなる。
パッキン36は、上下2つリングが結合した形状をしている。上側のリングは、第1螺旋部31aと底部材37との間をシールしている。螺旋部31は、ダストケース8(図5参照)から着脱可能になっているが、下側のリングは、螺旋部31とダストケース8の他の部分との間のシールをしている。第1螺旋部31aと底部材37とは、パッキン36を挟んで、ネジ38により互いに固定されている。また、底部材37には、螺旋部31をダストケース8から取外すための取外しボタン39が設けられる。取外しボタン39は、バネ40によって付勢された状態で支持され、使用者が取外しボタン39を押せば引っ込み、手を離せば所定の位置まで出てくる。
図8と図9に、螺旋部31の斜視図を示す、図8と図9とは、見る方向が異なっている。螺旋部31は、ダストケース8(図5参照)から着脱可能になっている。螺旋部31をダストケース8から取外すことで、螺旋部31を含めてダストケース8を容易にクリーニングすることができる。
1 電気掃除機
2 本体ケース
3 後輪
4 ホース接続部
5a、5b ハンドル
6 コード巻取りボタン
7 本体排気口
8 ダストケース
9 本体蓋
10 ホース
11 コードプラグ
12 流入部
13 外筒
14 内筒
14a 第1内筒
14b 第2内筒
15 第1集塵室
16 第2集塵室
17、18、19、20、21、22 フィルタ
23 電動送風機
24 ダストケースハンドル
25 ごみ捨てボタン
26 導入口
27 第1排気口
28 第2排気口
29 整流板
29a 第1整流板
29b 第2整流板
31 螺旋部
31a 第1螺旋部
31b 第2螺旋部
32 排気孔
33 天井面
34a、34b 固定用ツメ
35a、35b 固定用ツメ孔
36 パッキン

Claims (3)

  1. 塵埃を含んだ空気が内周側を旋回する外筒と、
    前記外筒に収容されて前記空気が外周側を旋回する内筒と、
    前記外筒と前記内筒の間に設けられ、前記空気を前記内筒の軸方向に案内する螺旋状の整流板とを有し、
    前記整流板と前記外筒との間に空隙を設けたことを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記整流板は、第1整流板と第2整流板とを有していることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記整流板は、前記軸方向の投影で自らに重なるように配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気掃除機。
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