JP2012080296A - 撮像装置及び撮影範囲表示制御方法 - Google Patents

撮像装置及び撮影範囲表示制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】撮影範囲が変更された場合でも、OVFにて正確な撮影範囲を知ることが可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】ファインダ窓16と、ファインダ窓16から入射する被写体の光像を覗くための覗き窓17と、覗き窓17から見える被写体の光像に情報を重畳させるための表示部61とを含むファインダ装置15を有するデジタルカメラ10の撮影範囲計算部37は、覗き窓17から見える被写体の光像を撮影して得たOVF画像データと、固体撮像素子21aで撮影され表示部61に表示された画像を固体撮像素子21bで撮影して得たEVF画像データのうち、EVF画像データを複数の加工条件で加工し、加工したEVF画像データとOVF画像データとの相関量が最も大きくなるときの加工条件に基づいて、覗き窓17から見える被写体の範囲に対する撮影範囲の大きさ及び位置を示す情報を生成し、この表示情報を表示部61に表示させて被写体の光像に重畳させる。
【選択図】図13

Description

本発明は、撮像装置及び撮影範囲表示制御方法に関する。
固体撮像素子から出力される撮影画像信号をデジタル処理して得た撮影画像データを記録媒体に保存するデジタルカメラにも、従来は、光学式ビューファインダ(以下、OVFともいう。)が設けられ、撮影者はファインダを覗き、被写体の構図などを目視し、シャッタボタンを押す様になっていた。
しかし、近年のデジタルカメラは、光学式ビューファインダを設けずに、カメラ背面に設けた大型液晶表示装置に固体撮像素子で撮影中の撮影画像を表示し、ファインダ代わりとするのが一般的になっている。
しかしながら、カメラ背面の大型液晶表示装置にライブビュー画像を表示する形式のデジタルカメラでは、この撮影画像を確認するためにカメラを顔から離して見なければならず、シャッタボタンを押したとき手振れが発生してしまうという問題がある。また、固体撮像素子から出力され画像処理されたライブビュー画像を表示するため、実際の被写体の状態に比べて若干のタイムラグが存在するという課題もある。
これに対し、光学式ビューファインダの代わりに、電子ビューファインタ(以下、EVFともいう。)を搭載したデジタルカメラもある。電子ビューファインダは、小さなファインダの覗き窓内に小型液晶表示装置を設け、ここに固体撮像素子で撮影中の画像を表示し、撮影者に被写体の構図などを確認させるものである。
しかしながら、電子ビューファインダは、小型液晶表示装置の画素数が少ないため、粗い画像しか表示できず、撮影者が被写体の細かな部分の確認ができないという課題がある。また、上記と同様に、固体撮像素子から出力され画像処理された撮影画像を表示するため、実際の被写体の状態に比べて若干のタイムラグが存在するという課題もある。
近年のデジタルカメラには、上述した種々の問題や課題がある他、カメラファンの中には、光学式ビューファインダの復活を望む声も多い。このため、例えば下記の特許文献1に記載されている様なハイブリッド型のファインダ装置をデジタルカメラに搭載することが考えられている。
このハイブリッド型のファインダ装置は、光学式ビューファインダの光路の途中に斜め45度のハーフミラーを置き、このハーフミラーに、EVF用小型液晶表示装置に表示した画像(カメラの固体撮像素子で撮影して得られる画像)の光を投射する構成となっている。そして、光学式ビューファインダを通した被写体の光像と、EVF用小型液晶表示装置の表示画像のいずれか一方を選択してファインダ接眼レンズを通して撮影者の目に投影し、或いは、両者を混合して撮影者の目に投影する。
ハイブリッド型のファインダ装置では、光学式ビューファインダで見ることができる被写体光像(OVF像)は、OVF用の光学系を通して見える像であり、電子ビューファインダで見ることができる被写体光像(EVF像)は、カメラの撮影用の光学系を通して見える像であるため、OVF像とEVF像には若干の違いが生じる。
この違いは、焦点距離を変更するレンズ、超広角レンズ、及び魚眼レンズ等のコンバージョンレンズが撮影用の光学系に取り付けられた場合や、撮影用の光学系を別のものに交換した(レンズ交換した)場合等には、特に大きくなる。このため、コンバージョンレンズをカメラに取り付けた状態やレンズ交換した状態でOVFを覗きながら撮影を行うと、撮影者の意図した画像を得られないという課題が発生する。
特許文献2には、記録用画像を得るための主撮像系と、視野確認用画像を得るための副撮像系と、副撮像系で撮影された視野確認用画像を表示する表示部とを備え、主撮像系の光路を通った被写体像をファインダ窓から確認できるモードと、表示部に表示された視野確認用画像を当該ファインダ窓から確認できるモードとを切り替えられるようにしたデジタルカメラが記載されている。
このデジタルカメラは、視野確認用画像をファインダ窓から確認できるモードにおいて、主撮像系の画角(撮影範囲)を示す枠を視野確認用画像に重畳させて表示し、主撮像系の焦点距離情報に応じて当該枠の大きさを変更している。このデジタルカメラによれば、表示部に表示される視野確認用画像を見ながら、主撮像系の画角を知ることができる。
しかし、特許文献2に記載のデジタルカメラは、焦点距離情報を持たないコンバージョンレンズや取替え用レンズをカメラに装着した場合には、上記枠の大きさを変更することができない。つまり、特許文献2の技術をハイブリッド型のファインダ装置を搭載するカメラに適用しても、焦点距離情報を持たないコンバージョンレンズや取替え用レンズをカメラに装着した場合には上記課題を解決することができない。また、超広角レンズや魚眼レンズ等は、画角が歪むことになるが、この歪みは、カメラの撮像素子とレンズとの関係で決まるものである。このため、コンバージョンレンズの特性を示す情報をカメラが取得できたとしても、その情報は正確であるとは言えず、撮影範囲を正確に知らせることはできない。
特許文献3には、電子ズームの動作時、OVFを通して見える被写体光像に当該電子ズームの動作状況を重ねて表示するデジタルカメラが開示されている。このデジタルカメラによれば、OVFを通して見える被写体光像のどの範囲が実際に撮影画像として記録されるのかを知ることができる。
しかし、このデジタルカメラは、コンバージョンレンズや取替え用レンズが取り付けられた場合には、撮影用の光学系で撮影される被写体光像と、OVFを通して見える被写体光像とに大きな違いが生じるため、OVFにて正確な撮影範囲を知ることはできない。
特開平3−292067号公報 特開2008−96584号公報 特開2003−198889号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、撮影範囲が変更された場合でも、OVFにて正確な撮影範囲を知ることが可能な撮像装置及び撮影範囲表示制御方法を提供することを目的とする。
本発明の撮像装置は、被写体の方向に向けられるファインダ窓と、前記ファインダ窓から入射する前記被写体の光像を覗くための撮影者側ファインダ覗き窓と、前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の光像に情報を重畳させるための表示部とを含むファインダ装置を有する撮像装置であって、前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の光像を撮影して得られる撮影画像データと、前記被写体を第一の固体撮像素子で撮影して得られる撮影画像データ又は当該撮影画像データに基づく画像を撮影して得られる撮影画像データとを取得する撮影画像データ取得部と、前記撮影画像データ取得部で取得された2つの前記撮影画像データの一方を複数の加工条件で加工する加工部と、前記加工部で加工された前記一方の撮影画像データと他方の前記撮影画像データとの相関量を演算する相関量演算部と、前記加工部で加工された前記一方の撮影画像データと他方の前記撮影画像データとの前記相関量が最も大きくなるときの前記加工条件に基づいて、前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲に対する前記第一の固体撮像素子で撮影される撮影範囲の大きさ及び位置を示す第一の情報を少なくとも生成する情報生成部と、少なくとも前記第一の情報を前記表示部に表示させて当該第一の情報を前記被写体の光像に重畳させる表示制御部とを備えるものである。
本発明の撮影範囲表示制御方法は、被写体の方向に向けられるファインダ窓と、前記ファインダ窓から入射する前記被写体の光像を覗くための撮影者側ファインダ覗き窓と、前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の光像に情報を重畳させるための表示部とを含むファインダ装置を有する撮像装置における撮影範囲表示制御方法であって、前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の光像を撮影して得られる撮影画像データと、前記被写体を第一の固体撮像素子で撮影して得られる撮影画像データ又は当該撮影画像データに基づく画像を撮影して得られる撮影画像データとを取得する撮影画像データ取得ステップと、前記撮影画像データ取得ステップで取得した2つの前記撮影画像データの一方を複数の加工条件で加工する加工ステップと、前記加工部で加工された前記一方の撮影画像データと他方の前記撮影画像データとの相関量を演算する相関量演算ステップと、前記加工ステップで加工した前記一方の撮影画像データと他方の前記撮影画像データとの前記相関量が最も大きくなるときの前記加工条件に基づいて、前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲に対する前記第一の固体撮像素子で撮影される撮影範囲の大きさ及び位置を示す第一の情報を少なくとも生成する情報生成ステップと、少なくとも前記第一の情報を前記表示部に表示させて当該第一の情報を前記被写体の光像に重畳させる表示制御ステップとを備えるものである。
本発明によれば、撮影範囲が変更された場合でも、OVFにて正確な撮影範囲を知ることが可能な撮像装置及び撮影範囲表示制御方法を提供することができる。
本発明の一実施形態を説明するためのデジタルカメラの外観斜視図 図1に示すデジタルカメラ10を横から見た図 図2に示したデジタルカメラ10のレンズ鏡筒12にコンバージョンレンズCLが装着された状態を示す図 図1に示すデジタルカメラ10の内部ブロック構成図 図1に示すデジタルカメラ10の固体撮像素子21bにて、撮影者側ファインダ覗き窓17から見える被写体の光像を撮影するときの状態を示す図 図1に示すデジタルカメラ10の固体撮像素子21bにて液晶表示装置61に表示された画像を撮影するときの状態を示す図 図4に示したデジタルカメラにおけるメモリ36と、撮影範囲計算部37と、表示制御部41の詳細を説明するための図 図1に示すデジタルカメラ10の撮影範囲計算部37の処理内容を説明するための図 図1に示すデジタルカメラ10の撮影範囲計算部37の処理内容を説明するための図 図1に示すデジタルカメラ10の撮影範囲計算部37の処理内容を説明するための図 図1に示すデジタルカメラ10の撮影範囲計算部37の処理内容を説明するための図 図1に示すデジタルカメラ10の動作を説明するためのフローチャート 図12に示すステップS7の撮影範囲表示処理の詳細を示すフローチャート 図1に示すデジタルカメラ10に歪みが大きいレンズが装着された場合の撮影範囲計算部37の処理内容を説明するための図 歪みの種類を説明するための 図1に示すデジタルカメラ10に歪みが大きいレンズが装着された場合の撮影範囲計算部37の処理内容を説明するための図 図1に示すデジタルカメラ10に歪みが大きいレンズが装着された場合の撮影範囲計算部37の処理内容を説明するための図 図1に示すデジタルカメラ10に歪みが大きいレンズが装着された場合の撮影範囲計算部37の処理内容を説明するための図 図1に示すデジタルカメラの変形例を示す内部ブロック図 図19に示したデジタルカメラ20の撮影範囲調整処理を説明するためのフローチャート 図19に示したデジタルカメラ20にデジタルカメラ100を接続した状態を示す図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下では撮像装置としてのデジタルカメラについて説明する。
図1は、本発明の一実施形態を説明するためのデジタルカメラの外観斜視図である。図2は、図1に示すデジタルカメラ10を横から見た図である。
デジタルカメラ10は、矩形の筐体11を備え、正面中央に沈胴式のレンズ鏡筒12が設けられ、レンズ鏡筒12内に撮影レンズ(焦点位置合わせレンズやズームレンズ等)13が収納されている。レンズ鏡筒12の表面には、コンバージョンレンズがデジタルカメラ10に取り付けられたことを検出するためのスイッチ18が設けられている。
筐体11の上端面の片側にはシャッタレリーズボタン14が設けられ、シャッタレリーズボタン14とは反対側の角の筐体11内には、詳細は後述するハイブリッド形式のファインダ装置15が設けられている。ファインダ装置15の被写体側ファインダ窓16が、筐体11正面の角部に設けられ、その背面側に、ファインダ装置15の撮影者側ファインダ覗き窓17が設けられている。
図3は、図2に示したデジタルカメラ10のレンズ鏡筒12にコンバージョンレンズCLが装着された状態を示す図である。図3に示したように、コンバージョンレンズCLがレンズ鏡筒12に装着されると、スイッチ18がレンズ鏡筒12側に押し込まれてオンするようになっている。
図4は、図1に示すデジタルカメラ10の内部ブロック構成図である。
デジタルカメラ10は、CCD型の固体撮像素子21aと、固体撮像素子21aの前段に置かれた撮影レンズ13(ズームレンズを13a、フォーカス用レンズを13bとする。)と、絞り(アイリス)24と、固体撮像素子21aの出力信号(撮影画像信号)をアナログ信号処理するCDSAMP(相関二重サンプリング(CDS),利得制御増幅器(AMP))25aと、CDSAMP25aの出力信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル(A/D)変換器26aと、ファインダ装置15と、ファインダ装置15に内蔵されるCCD型の固体撮像素子21bの出力信号(撮影画像信号)をアナログ信号処理するCDSAMP(相関二重サンプリング(CDS),利得制御増幅器(AMP))25bと、CDSAMP25bの出力信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル(A/D)変換器26bとを備える。
なお、固体撮像素子21a,21bは、この例ではCCD型であるが、勿論、CMOS型等の他の形式の固体撮像素子でも良い。
ファインダ装置15は、被写体側ファインダ窓16と撮影者側ファインダ覗き窓17との間に、対物レンズ65と、OVFシャッタ62と、ハーフミラー63を内部に持つプリズム66とがこの順に収納されている。
OVFシャッタ62は、対物レンズ65とプリズム66との間に挿入されて光を遮蔽する状態(「閉」状態)と、対物レンズ65とプリズム66との間から退避させられて光を遮蔽しない状態(「開」状態)とをとることができる。OVFシャッタ62は、遮蔽板を出し入れするものであってもよいし、液晶シャッタとしてもよい。
ハーフミラー63は、被写体からの入射光軸Lに対して斜め45度に設置されており、ハーフミラー63に隣接しかつ入射光軸Lに対し平行にEVF用の液晶表示装置61が設置されている。これにより、OVFシャッタ62が「開」状態のときには、ハーフミラー63を透過した被写体からの入射光と、液晶表示装置61から発せられハーフミラー63で反射した光とが重なった状態で撮影者の目に投影される。
ハーフミラー63は、好適には、50%の光を透過し50%の光を反射する例えば銀膜などで構成されるが、この比率に限るものではない。他の比率、例えば、70%(又は60%)の光を透過し30%(又は40%)の光を反射する膜でも良く、或いは逆に、30%(又は40%)の光を透過し70%(又は60%)の光を反射する膜でも良く、透過光と反射光とが両方存在すればよい。
対物レンズ65のズーム倍率と、ズームレンズ13aのズーム倍率とは連動して変化するように、両レンズ65,13aの駆動機構は内部で連結されており、ズームレンズ13aがズームして被写体を拡大表示したとき、ファインダ内のOVF光学像も拡大表示される様になっている。
OVFシャッタ62を「開」状態としかつEVF用の液晶表示装置61を非表示とすることで、ファインダ装置15は光学式ビューファインダ(OVF)として使用され、OVFシャッタ62を「閉」状態としかつEVF用の液晶表示装置61を表示することで、ファインダ装置15は電子ビューファインダ(EVF)として使用されることになる。
また、EVF用の液晶表示装置61に固体撮像素子21aで撮影される範囲を示す撮影範囲情報等の情報を表示させ、OVFシャッタ62を「開」状態とすることで、被写体の構図を光学式ビューファインダで確認しながら、撮影範囲情報等を同時に同一ファインダ枠内で確認することができる。
ファインダ装置15は、更に、撮影者側ファインダ覗き窓17から見える被写体の光像と、液晶表示装置61で表示されている画像とをそれぞれ撮影するために、プリズム66を挟んで液晶表示装置61と対向する位置に、固体撮像素子21bが設けられ、プリズム66と固体撮像素子21bとの間には撮影レンズ13cが設けられている。
図5に示したように、OVFシャッタ62が「開」状態でかつ液晶表示装置61の表示がオフの状態では、ファインダ窓16に入射してきた被写体光のうち、プリズム66のハーフミラー63を反射した光が撮影レンズ13cを介して固体撮像素子21bに入射され、固体撮像素子21bにて、撮影者側ファインダ覗き窓17から見える被写体の光像を撮影することができる。
また、図6に示したように、OVFシャッタ62が「閉」状態でかつ液晶表示装置61の表示がオンの状態では、液晶表示装置61から発せられた表示画像光のうち、プリズム66のハーフミラー63を透過した光が撮影レンズ13cを介して固体撮像素子21bに入射され、固体撮像素子21bにて液晶表示装置61に表示された画像を撮影することができる。
撮影者側ファインダ覗き窓17から見える被写体の範囲(OVF視野)のサイズと、液晶表示装置61の表示画面サイズとは同じになるように、ファインダ装置15の設計がなされている。
なお、固体撮像素子21bは、固体撮像素子21aと同じものを用いてもよいが、カメラの低コスト化、小型化を図るために、本実施形態では、固体撮像素子21aよりも記録画素数の少ないものを用いている。
また、撮影レンズ13cは、焦点調節ができることが好ましいが、パンフォーカスレンズであってもよい。
デジタルカメラ10は、更に、A/D変換器26a,26bからそれぞれ出力されるデジタルの撮影画像信号を取り込む画像入力コントローラ31と、このデジタルカメラ10の全体を統括制御する演算処理装置(CPU)32と、画像入力コントローラ31で取り込まれた撮影画像信号を画像処理する画像信号処理回路33と、固体撮像素子21aから出力される撮影画像信号から焦点位置を検出するAF検出回路34と、露出量,ホワイトバランスを自動検出するAE&AWB検出回路35と、ワークメモリとして使用する記憶手段としてのメモリ(SDRAM)36と、コンバージョンレンズCLがデジタルカメラ10のレンズ鏡筒12に装着されたときの固体撮像素子21aの撮影範囲を算出する撮影範囲計算部37と、デジタルカメラ10の動きを検出する動き検出回路38と、画像処理後の撮影画像データをJPEG画像やMPEG画像に圧縮する圧縮処理回路39と、カメラ背面等に設けられた液晶表示装置40やファインダ装置15内の液晶表示装置(EVFパネル)61に撮影画像やライブビュー画像,後述の各種情報を表示させる表示制御部41と、記録メディア42に撮影画像データを保存するメディアコントローラ43と、これらを相互接続するバス44とを備える。
このデジタルカメラ10は、更に、ズームレンズ13aの駆動モータに駆動パルスを供給するモータドライバ46と、フォーカスレンズ13bの位置を駆動するモータに駆動パルスを供給するモータドライバ47と、絞り24の絞り制御を行う駆動モータに駆動パルスを供給するモータドライバ48と、OVFシャッタ62の位置制御を行うモータに駆動パルスを供給するモータドライバ53と、固体撮像素子21a,21bに駆動タイミングパルスを独立に供給するタイミングジェネレータ49とを備え、これらは、CPU32からの指令に基づいて動作する。また、CDSAMP25a,25bもCPU32からの指令に基づいて動作する。
CPU32には、更に、撮影モード/再生モードを切り換えるスイッチ51と、2段シャッタのシャッタレリーズボタン52とが接続され、これらスイッチ51,52から入力されるユーザ指示に基づき、CPU32はデジタルカメラ10を制御する。また、CPU32には、図1,2に示したスイッチ18が接続され、CPU32は、このスイッチ18のオンオフにより、コンバージョンレンズCLが装着されたかどうかを検出する。
このように構成されたデジタルカメラ10は、撮影レンズ13にコンバージョンレンズCLが装着されていない状態では、撮影者側ファインダ覗き窓17から見える被写体の範囲(OVF視野)と、固体撮像素子21aで撮影される被写体の範囲(撮影範囲)とに多少のずれはあるものの、このずれ量は実用上問題ない程度となっている。しかし、撮影レンズ13にコンバージョンレンズCLが装着された状態ではOVF視野と撮影範囲とが大きくずれる。
そこで、このデジタルカメラ10は、撮影レンズ13にコンバージョンレンズCLが装着された状態において、撮影範囲計算部37が撮影範囲を算出し、この撮影範囲を示す情報を液晶表示装置61に表示させる撮影範囲調整機能を搭載している。このようにすることで、撮影者は、OVF視野に対する撮影範囲の大きさ及び位置を確認することができ、撮影後のイメージを容易に得ることができるようになる。以下では、撮影範囲を算出する具体的な方法について説明する。
撮影範囲計算部37が撮影範囲を算出するのに先立ち、CPU32が以下のような処理を行う。
CPU32は、スイッチ18がオンされると、固体撮像素子21aに撮影を行わせ、当該撮影で固体撮像素子21aから出力される撮影画像信号に対し画像信号処理回路33で画像処理して得られた撮影画像データに基づく画像を、表示制御部41を介して液晶表示装置61に表示させる。
CPU32は、この状態でOVFシャッタ62を「閉」状態に制御して、固体撮像素子21bにより液晶表示装置61に表示中の画像を撮影させる。画像信号処理回路33は、この撮影で固体撮像素子21bから出力された撮影画像信号を画像処理して得た撮影画像データ(以下、EVF画像データという)を、メモリ36に記憶する。
次に、CPU32は、液晶表示装置61をオフにした状態でOVFシャッタ62を「開」状態に制御し、固体撮像素子21bにより、ファインダ窓16を通して入射する被写体の光像(撮影者側ファインダ覗き窓17から見える被写体の光像)を撮影させる。画像信号処理回路33は、この撮影で固体撮像素子21bから出力された撮影画像信号を画像処理して得た撮影画像データを左右反転した撮影画像データ(以下、OVF画像データという)を、メモリ36に記憶する。
撮影範囲計算部37は、このようにしてメモリ36に記憶されたOVF画像データとEVF画像データを用いて、コンバージョンレンズCLが装着された状態での固体撮像素子21aの撮影範囲等を示す表示情報を生成し、生成した表示情報を、表示制御部41を介して液晶表示装置61に表示させる。
液晶表示装置61に表示される情報は、ハーフミラー63で左右反転されるため、表示制御部41は、表示情報を左右反転させて液晶表示装置61に表示させる。
これにより、撮影者側ファインダ覗き窓17を覗いている撮影者には、ファインダ窓16を通して見える被写体の光像に、液晶表示装置61で表示された表示情報が重畳された像が見えることになる。
図7は、図4に示したデジタルカメラにおけるメモリ36と、撮影範囲計算部37と、表示制御部41の詳細を説明するための図である。
メモリ36は、前述したEVF画像データが記憶されるEVF画像保存領域36aと、前述したOVF画像データが記憶されるOVF画像保存領域36bとを備える。
撮影範囲計算部37は、加工部37aと、相関計算部37bと、表示情報生成部37cとを備える。
加工部37aは、EVF画像保存領域36aに記憶されたEVF画像データを複数の加工条件の各々で加工する処理を行う。
加工部37aは、例えば、EVF画像データをα倍(αは整数)した後、水平方向にX画素(Xは整数)、垂直方向にY画素(Yは整数)平行移動する加工処理を、加工条件であるパラメータP=(α,X,Y)を変えて複数回行い、複数個のEVF画像データを生成する。
相関計算部37bは、各加工条件で生成されたEVF画像データと、OVF画像保存領域36bに記憶されたOVF画像データとの相関量(累積絶対値誤差(SAD)等)を算出し、算出した相関量を当該各加工条件と対応付けて記憶する。
なお、EVF画像データはα倍されているため、OVF画像データとサイズが一致しない可能性がある。このため、相関量の算出は、OVF画像データとEVF画像データとで重複する範囲についてのみ行う。
表示情報生成部37cは、相関計算部37bに記憶された複数の相関量とそれに対応する加工条件の中から、相関量が最も大きいもの(最大相関量)に対応する加工条件Pmaxを読み出し、当該加工条件Pmaxに基づいて、液晶表示装置61に表示させる表示情報を生成する。
表示制御部41は、OSD信号処理部41aを備え、このOSD信号処理部41aが、表示情報生成部37cで生成された表示情報に基づく画像を、液晶表示装置61に表示させる。
図8及び図9は、撮影範囲計算部37の処理内容を説明するための図である。図8において、OVF画像保存領域36bに記憶されたOVF画像データをFIG8Aに示し、EVF画像保存領域36aに記憶されたEVF画像データをFIG8Bに示している。
図8のFIG8Cは、加工条件Pmaxで加工後のEVF画像データをOVF画像データに重ね合わせたイメージを示している。図8のFIG8Cをみて分かるように、この例では加工条件Pmaxに含まれるαが負の値になっている。
加工条件Pmaxが決まると、表示情報生成部37cは、液晶表示装置61の表示画面の周縁に枠72を表示するための表示用画像データである基準画像データ(図9のFIG9A)を当該加工条件Pmaxで加工する。
基準画像データは、表示情報生成部37cで生成してもよいし、表示情報生成部37cが内部メモリから予め記憶されたものを読み出してもよい。ここでは加工条件Pmaxに含まれるαが負の値であるため、加工条件Pmaxで加工後の基準画像データは、液晶表示装置61の表示画面のサイズ(EVF表示サイズ)よりも小さくなる(FIG9B)。
FIG9Aに示した基準画像データのサイズは、コンバージョンレンズCLを装着していないときの固体撮像素子21aの撮影範囲の大きさに対応する。このため、加工条件Pmaxで加工後の基準画像データのサイズが、コンバージョンレンズCLを装着した状態での撮影範囲の大きさに対応する。
表示情報生成部37cは、加工条件Pmaxで加工した基準画像データに基づく画像を反転させた画像を、OSD信号処理部41aを介して液晶表示装置61に表示させる。これにより、撮影者側ファインダ覗き窓17からは、FIG9Cに示すように、被写体の光像に加工条件Pmaxで加工後の基準画像データに基づく枠72(撮影範囲に対応する枠)が重畳された像を確認することができる。したがって、撮影者は、撮影後のイメージを容易に得ることができるようになる。
なお、図9の説明では、加工条件Pmaxで加工後の基準画像データのサイズが液晶表示装置61の表示画面サイズよりも小さいため、当該表示画面内に枠72を表示させることができる。
しかし、加工条件Pmaxで加工後の基準画像データのサイズが液晶表示装置61の表示画面サイズよりも大きい場合には、枠72をそのまま液晶表示装置61に表示させることができない。
この場合には、表示情報生成部37cが、基準画像データとして図10のFIG10Aに示したような基準画像データを生成又は取得する。FIG10Aに示す基準画像データは、液晶表示装置61の表示画面内において水平方向及び垂直方向を示すグリッド線73を表示し、表示画面の周縁に枠72を表示するためのデータである。
表示情報生成部37cは、FIG10Aの基準画像データを加工条件Pmaxで加工する。加工条件Pmaxで加工した基準画像データのサイズは、液晶表示装置61の表示画面サイズよりも大きいものとする。
表示情報生成部37cは、FIG10Aの基準画像データを加工条件Pmaxで加工した後の基準画像データに、液晶表示装置61の表示画面にその周縁を示す枠74を表示させるためのデータを追加したFIG10Bに示すようなデータを生成する。
FIG10Bにおいて、枠74で囲まれる領域のサイズはOVF視野の大きさに対応し、枠72で囲まれる領域のサイズは撮影範囲の大きさに対応する。このため、FIG10Bに示したデータに基づく画像の左右反転画像を液晶表示装置61に表示できれば、撮影範囲がOVF視野より大きい場合でも、撮影範囲を認識させることができる。
FIG10Bに示したデータに基づく画像はこのままでは液晶表示装置61に表示できないため、表示情報生成部37cは、FIG10Bに示すデータを縮小した縮小データを生成する。この縮小データには、撮影範囲に対応する枠を表示するための情報と、OVF視野に対応する枠を表示するための情報と、撮影範囲に設定されるグリッド線の全体像を縮小して表示するための情報とが含まれる。
また、表示情報生成部37cは、FIG10Bに示すデータのうち、液晶表示装置61に表示可能な範囲(枠74で囲まれる範囲)にあるグリッド線73を表示するためのグリッド線データを生成し、このグリッド線データと上記縮小データを表示情報とする。このグリッド線データは、撮影範囲に設定されるグリッド線のうち撮影者側ファインダ覗き窓17から見える範囲のグリッド線を撮影範囲に設定される大きさのままで表示するための情報となる。
そして、表示情報生成部37cは、縮小データに基づく画像を左右反転させた画像と、グリッド線データに基づくグリッド線を左右反転させたものとを、液晶表示装置61に表示させる。
これにより、撮影者側ファインダ覗き窓17からは、図11に示すように、被写体の光像に、撮影範囲に対応する枠72(グリッド線73付き)と、OVF視野に対応する枠74とが、実際の撮影範囲とOVF視野の相対関係に対応する形で重畳された像を確認することができる。更に、被写体の光像には、撮影範囲のグリッド線に対応するグリッド線73が撮影範囲に設定される大きさのままで重畳されて見える。
図11に示したように、枠72,74及びグリッド線73が撮影者側ファインダ覗き窓17から見える被写体の光像に重畳されることで、ファインダから見える範囲より撮影範囲が広い場合であっても、撮影範囲のどの辺りがファインダから見えているのかを確認することができる。したがって、撮影者は、撮影後のイメージを容易に得ることができるようになる。また、ファインダ内で撮影範囲のグリッド線に対応するグリッド線73を確認することもできるため、構図を決めやすくなるという効果を得ることもできる。
このように、このデジタルカメラ10によれば、撮影範囲がOVF視野よりも小さいとき(加工条件Pmaxで加工後のEVF画像データサイズが表示画面サイズよりも小さいとき)には、図9のFIG9Cに示すように撮影範囲を示す枠だけをOVF視野内に重畳表示し、撮影範囲がOVF視野よりも大きいとき(加工条件Pmaxで加工後のEVF画像データサイズが表示画面サイズよりも大きいとき)には、図11に示すように撮影範囲を示す枠とOVF視野を示す枠とが縮小された枠をOVF視野内に重畳表示することができる。このため、撮影者は、撮影者側ファインダ覗き窓17から見える枠の表示形態を見るだけで、撮影範囲とOVF視野の大きさの関係を瞬時に把握することができる。この結果、使い勝手のよいデジタルカメラを実現することができる。
次に、デジタルカメラ10の動作についてフローチャートを用いて説明する。
図12は、図1に示すデジタルカメラ10の動作を説明するためのフローチャートである。
ステップS1では、CPU32が、スイッチ18がオンされたかどうかを判定する。スイッチ18がオンされた場合はステップS2の処理を行い、スイッチ18がオフの場合は処理を終了する。
ステップS2では、CPU32が主撮像系(撮影レンズ13、固体撮像素子21a、CDSAMP25a、AD変換器26a)で撮影を行わせ、この撮影で得られた撮影画像データに基づいて、撮影した被写体が撮影範囲調整処理を実施可能なものかどうかを判定する。
例えば、特徴点が少ない被写体では、相関計算部37bで算出する複数の相関量に差がなくなって最大相関量を得ることが難しくなるため、撮影範囲調整処理を実施不可能であると判定する。一方、特徴点が多い被写体では、相関計算部37bで算出する複数の相関量に差がつきやく、最大相関量を得ることが容易になるため、撮影範囲調整処理を実施可能であると判定する。
ステップS2の判定がNOであった場合、CPU32は、撮影範囲が未調整であるとして、デジタルカメラ10の次の起動時に撮影範囲の調整を行うフラグを立て(ステップS9)、処理を終了する。
ステップS2の判定がYESであった場合、CPU32は、副撮像系(固体撮像素子21b、CDSAMP25b、A/D変換器26b)を起動する(ステップS3)。
次に、CPU32は、OVFシャッタ62を「開」状態に制御し、液晶表示装置61を非表示にした状態で、固体撮像素子21bにより撮影を行わせる(ステップS4)。この撮影で得られたOVF画像データはOVF画像保存領域36bに記憶される。
次に、CPU32は、固体撮像素子21aで被写体を撮影させ、この撮影で得られた撮影画像データに基づく画像を液晶表示装置61に表示させ、更にOVFシャッタ62を「閉」状態に制御した状態で、固体撮像素子21bにより撮影を行わせる(ステップS5)。この撮影で得られたEVF画像データはEVF画像保存領域36aに記憶される。
次に、CPU32は、ステップS4の撮影とステップS5の撮影との間でのデジタルカメラ10の動き量を動き検出回路38から取得し、当該動き量が閾値以下かどうかを判定する(ステップS6)。
ステップS6の判定がNOであった場合、CPU32は、メモリ36に記憶したOVF画像データ及びEVF画像データを消去した後、ステップS4に処理を戻す。
ステップS6の判定がYESであった場合、CPU32は、メモリ36に記憶したOVF画像データ及びEVF画像データに基づいて撮影範囲を算出し、当該撮影範囲を液晶表示装置61に表示させる撮影範囲表示処理を実行し(ステップS7)、その後、処理を終了する。
図13は、図12に示すステップS7の撮影範囲表示処理の詳細を示すフローチャートである。
撮影範囲表示処理を開始すると、撮影範囲計算部37は、EVF画像データをα倍した後、水平方向にX画素、垂直方向にY画素平行移動して、当該EVF画像データを加工する(ステップS71)。
次に、撮影範囲計算部37は、ステップS71で加工されたEVF画像データとOVF画像データとの相関量を算出する(ステップS72)。
次に、撮影範囲計算部37は、ステップS71で実行した加工の加工条件とステップS72で算出した相関量とを対応付けて内部メモリに記憶する(ステップS73)。
次に、撮影範囲計算部37は、予め決められた全ての加工条件で加工を行ったかどうかを判定し、全ての加工条件で加工を終了していない場合(ステップS74:NO)は、ステップS78で加工条件(加工パラメータP=(α、X、Y)を変更して、ステップS71に処理を戻す。
全ての加工条件で加工が終了した場合(ステップS74:YES)、撮影範囲計算部37は、内部メモリに記憶した複数の相関量のうち最も大きなものに対応する加工条件Pmaxを読み出す(ステップS75)。
次に、撮影範囲計算部37は、読み出した加工条件Pmaxに基づいて表示情報を生成する(ステップS76)。
次に、表示制御部41が、ステップS76で生成された表示情報に基づいて、撮影範囲を示す枠、OVF視野を示す枠、撮影範囲のグリッド線を示す枠等を液晶表示装置61に表示させる(ステップS77)。
なお、撮影範囲計算部37の加工部37aが行う加工は、上述したものに限らず、画像の歪みを変化させる加工を行ってもよい。以下では、コンバージョンレンズCLとして超広角レンズ等の歪みが大きいレンズを装着した場合を例にして、撮影範囲計算部37の処理内容を説明する。
図14は、図1に示すデジタルカメラ10に歪みが大きいレンズが装着された場合の撮影範囲計算部37の処理内容を説明するための図である。
OVF画像保存領域36bに記憶されたOVF画像データを図14のFIG14Aに示し、EVF画像保存領域36aに記憶されたEVF画像データを図14のFIG14Bに示す。FIG14BのEVF画像データには、水平方向及び垂直方向を示すグリッド線も破線で示してある。
図14のFIG14Cは、加工条件Pmaxで加工後のEVF画像データをOVF画像データに重ね合わせたイメージを示している。
図14に示す例では、EVF画像データが図15に示すようなタル型歪みを持つものになっている。このため、加工部37aは、歪みを変化させる加工を、加工条件を変えて複数回行う。
歪み加工方法としては、像高(光軸からの距離)hを多元多項式で変換する方法が良く知られており、例えば下記の様な補正式で歪み加工を行うことが可能である。下記補正式において、h’は補正後の像高であり、A〜Aは補正係数である。
h’=A+Ah+A+A+A
この式において、高次の補正係数が正値を示すと、画像データに対し、図15に示したピンクッション型歪みを与えることができる。逆に、高次の補正係数が負値を示すと、図15に示したタル型歪みを与えることができる。したがって、加工部37aは、上記式の各係数を増減させることで歪み加工の加工条件を変えることができる。
FIG14Bに示すEVF画像データを加工条件Pmaxで加工した後のEVF画像データは、FIG14Cのグリッド線を見て分かるように、図14に示した例では、加工条件Pmaxが、画像データに対してピンクッション型歪みを与える加工条件となっている。
加工条件Pmaxが決まると、表示情報生成部37cは、表示画面の周縁を示す枠82と、表示画面内で垂直方向及び水平方向を示すグリッド線83とを液晶表示装置61に表示させるための基準画像データ(図16のFIG16A)を生成又は取得し、これを加工条件Pmaxで加工する。加工条件Pmaxで加工後の基準画像データのサイズは液晶表示装置61の表示画面サイズよりも大きくなる。
表示情報生成部37cは、加工条件Pmaxで加工した基準画像データのサイズが表示画面サイズよりも小さい場合には、この基準画像データに基づく画像を反転させた画像を、OSD信号処理部41aを介して液晶表示装置61に表示させればよい。
一方、加工条件Pmaxで加工後の基準画像データのサイズが液晶表示装置61の表示画面サイズよりも大きい場合、表示情報生成部37cは、加工条件Pmaxで加工後の基準画像データに、表示画面の周縁を示す枠84を液晶表示装置61に表示させるためのデータを追加したFIG16Bに示すようなデータを生成し、これを加工条件Pmaxとは正反対の加工条件(逆Pmax)で加工する。逆Pmaxは、Pmaxの係数の符号を逆にしたものである。
FIG16Bに示すデータを逆Pmax加工すると、FIG16Cに示すようなデータが得られる。表示情報生成部37cは、FIG16Bに示すデータのうち、液晶表示装置61に表示可能な範囲(枠84で囲まれる範囲)にあるグリッド線83を表示するためのデータを抽出してグリッド線データとする。このグリッド線データは、撮影範囲に設定されるグリッド線のうち撮影者側ファインダ覗き窓17から見える範囲のグリッド線を撮影範囲に設定される大きさのままで表示するための情報となる。
表示情報生成部37cは、FIG16Cに示したデータを縮小して縮小データを生成し、この縮小データと上記グリッド線データとを表示情報とする。この縮小データには、撮影範囲に対応する矩形の枠を表示するための情報と、OVF視野に対応する枠であって、当該矩形の枠を逆Pmax加工して得られるものに相当する歪曲した枠を表示するための情報と、撮影範囲に設定されるグリッド線の全体像を縮小して表示するための情報とが含まれる。
続いて、表示情報生成部37cは、縮小データに基づく画像を左右反転させた画像と、グリッド線データに基づくグリッド線83を左右反転させたものとを、液晶表示装置61に表示させる。
これにより、撮影者側ファインダ覗き窓17からは、図17に示すように、被写体の光像に、撮影範囲に対応する矩形枠82と、OVF視野に対応する枠84(矩形枠82を逆Pmax加工したものに相当)とが重畳された像を確認することができる。更に、被写体の光像には、撮影範囲に設定されるグリッド線のうち撮影者側ファインダ覗き窓17から見える範囲にあるグリッド線83が撮影範囲に設定される大きさのままで重畳される。また、枠82内には、撮影範囲のグリッド線の全体が実際の撮影範囲に設定される大きさよりも縮小されて重畳される。
なお、液晶表示装置61には、FIG16Bに示したデータを縮小したデータに基づく画像の反転画像を表示させてもよい。上述したように、FIG16Bに示したデータを逆Pmax加工し、これを縮小したデータに基づく画像の反転画像を表示させることで、撮影範囲をより感覚的に理解させることができる。
また、コンバージョンレンズCLとして魚眼レンズが装着された場合も、撮影範囲計算部37が歪み加工を行って加工条件Pmaxを算出すればよい。図18は、図1に示すデジタルカメラ10に魚眼レンズが装着された場合に、撮影者側ファインダ覗き窓17から見える光像を示した図である。
図18に示すように、撮影者側ファインダ覗き窓17からは、被写体の光像に、撮影範囲を示す枠91(撮影範囲に設定されるグリッド線93の全体像付き)と、OVF視野を示す枠94とが重畳された像を確認することができる。更に、被写体の光像には、実際の撮影範囲に設定されるグリッド線93のうちOVF視野から見える部分がそのままの大きさで重畳される。
コンバージョンレンズCLには、画角に歪みが生じないもの、超広角レンズや魚眼レンズのように画角に歪みが生じるもの等がある。これらの全てのレンズに対応するために、デジタルカメラ10の撮影範囲計算部37の加工部37aは、実施する加工処理として、拡大処理、縮小処理、平行移動処理、歪み加工処理、及び回転処理を行うことが好ましいが、これらの処理のうちの少なくとも1つを行う構成としても、少なくとも1種類のレンズには対応することができる。
以上のように、デジタルカメラ10によれば、コンバージョンレンズCLが装着された場合でも、撮影者側ファインダ覗き窓17からは、図9のFIG9C、図11、図17、及び図18に示すような像を確認することができる。このため、コンバージョンレンズCLによって画角が変更されてしまい、撮影範囲とOVF視野とが大きくずれてしまう場合であっても、撮影範囲とOVF視野との関係を知ることができ、撮影後のイメージを容易に得ることができる。
また、デジタルカメラ10によれば、固体撮像素子21bで撮影して得たOVF画像データとEVF画像データとから加工条件Pmaxを決定し、この加工条件Pmaxに基づいて撮影範囲を液晶表示装置61に表示させる構成であるため、コンバージョンレンズの焦点距離情報や歪みの情報が分からない場合でも、撮影範囲を正確に表示させることができる。
超広角レンズや魚眼レンズを装着したときの撮影画像の歪みは、コンバージョンレンズと固体撮像素子21aとの組み合わせで決まる。このため、コンバージョンレンズから歪みの情報を取得できたとしても、この情報に基づいて算出した撮影範囲は正確ではない。デジタルカメラ10によれば、OVF視野を撮影したOVF画像データと、コンバージョンレンズを装着した状態での撮影範囲に相当する液晶表示装置61の表示画像を撮影したEVF画像データとを用いて撮影範囲を算出しているため、正確な撮影範囲の表示が可能となる。
以下では、図1に示すデジタルカメラ10の変形例について列挙する。
(変形例1)
撮影範囲計算部37は、EVF画像データではなくOVF画像データを加工し、加工したOVF画像データとEVF画像データとの相関量を算出し、最も相関量が大きくなるときの加工条件Pmaxに基づいて撮影範囲を算出するようにしてもよい。ただし、この場合は、基準画像データをPmaxで加工するのではなく、逆Pmax(パラメータの正負を逆転させたもの)で加工して、図9のFIG9B、図10のFIG10B、図16のFIG16Bに示すようなデータを生成する必要がある。また、図16のFIG16Cに示すデータは、図16のFIG16Bに示すデータをPmax加工して生成する必要がある。
(変形例2)
固体撮像素子21bで撮影される液晶表示装置61の表示画像は、固体撮像素子21aで被写体を撮影して得られた画像である。このため、EVF画像保存領域36aに記憶するEVF画像データは、固体撮像素子21aで撮影して得られた撮影画像データとしてもよい。このようにした場合、撮影範囲を算出するために、液晶表示装置61を起動させなくて済むと共に、固体撮像素子21bによる撮影を1回に減らすことができ、消費電力を低減することができる。
(変形例3)
図4の例では、固体撮像素子21bを光軸L上に配置しない構成としているが、EVF画像データとOVF画像データを取得するときにだけ、光軸L上に撮影レンズ13c及び固体撮像素子21bを挿入し、それ以外のときには光軸L上から撮影レンズ13c及び固体撮像素子21bを退避させるような構成としてもよい。
(変形例4)
以上の説明では、表示情報生成部37cが、加工条件Pmaxを用いた画像処理により液晶表示装置61に表示させる表示情報を生成しているがこれに限らない。例えば、複数の加工条件毎に表示情報を対応付けて記録したデータベースをデジタルカメラ10に持たせておき、表示情報生成部37cが、Pmaxに対応する表示情報をこのデータベースから読み出して、これを液晶表示装置61に表示させてもよい。
(変形例5)
図13のフローチャートでは、加工部37aが予め決められた加工条件の全てで加工を行ってから、ステップS75以降の処理を行っているが、これに限らない。例えば、相関量の推移を見て、必要のない加工条件での加工については行わないようにしてもよい。
(変形例6)
図12のフローチャートでは、スイッチ18がONになったときにのみ、ステップS2以降の処理を行っているが、これに限らない。例えば、ユーザから指示があったときに、ステップS2以降の処理を実行してもよい。この場合は、スイッチ18を設けなくてもよい。スイッチ18がONになったときにのみ、ステップS2以降の処理を行う場合には、自動的に撮影範囲の調整を行うことができるため、利便性が高い。
(変形例7)
図12のフローチャートにおいてステップS2は省略し、スイッチ18がONのときは常にステップS3以降を実行するようにしてもよい。
(変形例8)
スイッチ18がONになってステップS2以降の処理が行われた後は、スイッチ18がOFFになるまで、図12のステップS2以降の処理を行わないようにしてもよい。
(変形例9)
デジタルカメラ10が、撮影レンズ13自体を交換できるようなものである場合には、撮影レンズ13の交換がなされたときに、図12のステップS2以降の処理を自動的に行うようにしてもよい。例えば、撮影レンズ13の装着を検知するスイッチをデジタルカメラ10に設けておき、このスイッチがオンになったときに、図12のステップS2以降の処理を自動的に行えばよい。
(変形例10)
メモリ36に記憶されるOVF画像データとEVF画像データは、デジタルカメラ10内部で生成したものでなくてもよい。以下、詳細に説明する。
図19は、図1に示すデジタルカメラの変形例を示す内部ブロック図である。図19に示したデジタルカメラ20は、副撮像系(撮影レンズ13c、固体撮像素子21b、CDSAMP25b、及びAD変換器26b)とスイッチ18を削除し、画像入力インターフェース(IF)45を追加した点を除いては、図4に示した構成と同じである。
画像入力IF45は、外部の機器からデジタルカメラ20にデータを入力するためのインターフェースである。画像入力IF45は、例えば、USB等の有線通信、赤外線及びブルートゥース等の無線通信を行うインターフェースで構成される。
デジタルカメラ20は、撮影範囲の算出に用いるEVF画像データ及びOVF画像データを、画像入力IF45を介して外部から取得してメモリ36に記憶するものである。以下、デジタルカメラ20の撮影範囲調整動作について説明する。
図20は、図19に示したデジタルカメラ20の撮影範囲調整処理を説明するためのフローチャートである。
まず、図21に示すように、デジタルカメラ20の撮影者側ファインダ覗き窓17内を撮影できるように、別のデジタルカメラ100のレンズを撮影者側ファインダ覗き窓17に接触させた状態で、デジタルカメラ20とデジタルカメラ100とをUSBケーブルで接続する。このUSBケーブルの一端はデジタルカメラ20の画像入力IF45に接続される。
次に、デジタルカメラ20のCPU32が固体撮像素子21aで撮影を行わせ、この撮影で得られた撮影画像データに基づいて、撮影した被写体が撮影範囲調整処理を実施可能なものかどうかを判定する(ステップS21)。この判定は、図12で説明した内容と同じである。
ステップS21の判定がNOであった場合、CPU32は、撮影範囲が未調整であるとして、デジタルカメラ20の次の起動時に撮影範囲の調整を行うフラグを立て(ステップS29)、処理を終了する。
ステップS21の判定がYESであった場合、CPU32は、OVFシャッタ62を「開」状態に制御し、液晶表示装置61を非表示にする。この状態で、CPU32は、画像入力IF45を介してデジタルカメラ100に撮影指示を出し、デジタルカメラ100がOVF画像の撮影を行う(ステップS22)。
次に、CPU32は、固体撮像素子21aに撮影を行わせ、この撮影で得られた撮影画像データに基づく画像の左右反転画像を液晶表示装置61に表示させ、OVFシャッタ62を「閉」状態に制御する。この状態で、CPU32は、画像入力IF45を介してデジタルカメラ100に撮影指示を出し、デジタルカメラ100がEVF画像の撮影を行う(ステップS23)。
次に、CPU32は、ステップS22の撮影とステップS23の撮影との間でのデジタルカメラ20の動き量を動き検出回路38から取得し、当該動き量が閾値以下かどうかを判定する(ステップS24)。
ステップS24の判定がNOであった場合、CPU32は、ステップS22に処理を戻す。
ステップS24の判定がYESであった場合、CPU32は、ステップS22の撮影で得られたOVF撮影画像データと、ステップS23の撮影で得られたEVF撮影画像データとを、画像入力IF45を介してデジタルカメラ100から取得し、これらをメモリ36に記憶する(ステップS25)。
次に、CPU32は、EVF撮影画像データと、ステップS23で液晶表示装置61に表示させた撮影画像データとを比較し、当該EVF撮影画像データから当該撮影画像データと重複する領域を切り出して、切り出した撮影画像データをEVF画像データとしてEVF画像保存領域36aに記憶する(ステップS26)。
次に、CPU32は、OVF撮影画像データから、EVF撮影画像データと同じ切り出し範囲の撮影画像データを切り出して、切り出した撮影画像データをOVF画像データとしてOVF画像保存領域36bに記憶する(ステップS27)。この後は、メモリ36に記憶したEVF画像データとOVF画像データを用いて、図13に示した撮影範囲の表示処理が行われる(ステップS28)。
以上のように、デジタルカメラ20のように副撮像系を持たないカメラであっても、外部からEVF画像データとOVF画像データを取得して、撮影範囲の算出を行うことができる。別のデジタルカメラがあれば撮影範囲の調整が可能であるため、例えば、量販店の店頭で撮影範囲を調整するサービス等も実施可能である。
なお、以上の説明では、デジタルカメラ20とデジタルカメラ100との同期をとって撮影を行うものとしたが、被写体とカメラ位置の再現性が十分高い状況では、必ずしも同期をとる必要はない。その場合は、画像入力IF45としてメディアコントローラ43を使用可能である。即ち、デジタルカメラ100で撮影したEVF撮影画像データ及びOVF撮影画像データを、記録メディア42を介してデジタルカメラ20に入力し、同様の処理を行うこともできる。
以上説明したように、本明細書には以下の事項が開示されている。
開示された撮像装置は、被写体の方向に向けられるファインダ窓と、前記ファインダ窓から入射する前記被写体の光像を覗くための撮影者側ファインダ覗き窓と、前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の光像に情報を重畳させるための表示部とを含むファインダ装置を有する撮像装置であって、前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の光像を撮影して得られる撮影画像データと、前記被写体を第一の固体撮像素子で撮影して得られる撮影画像データ又は当該撮影画像データに基づく画像を撮影して得られる撮影画像データとを取得する撮影画像データ取得部と、前記撮影画像データ取得部で取得された2つの前記撮影画像データの一方を複数の加工条件で加工する加工部と、前記加工部で加工された前記一方の撮影画像データと他方の前記撮影画像データとの相関量を演算する相関量演算部と、前記加工部で加工された前記一方の撮影画像データと他方の前記撮影画像データとの前記相関量が最も大きくなるときの前記加工条件に基づいて、前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲に対する前記第一の固体撮像素子で撮影される撮影範囲の大きさ及び位置を示す第一の情報を少なくとも生成する情報生成部と、少なくとも前記第一の情報を前記表示部に表示させて当該第一の情報を前記被写体の光像に重畳させる表示制御部とを備えるものである。
開示された撮像装置は、前記情報生成部は、前記撮影範囲が前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲よりも広い場合に、前記第一の固体撮像素子で撮影される撮影範囲に対応する枠と、前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲に対応する枠とを表示するための情報を前記第一の情報として生成するものである。
開示された撮像装置は、前記加工部は、前記撮影画像データの歪曲処理を少なくとも実施し、前記情報生成部は、前記撮影範囲が前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲よりも広い場合に、前記第一の固体撮像素子で撮影される撮影範囲に対応する矩形の枠と、前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲に対応する枠であって、前記相関量が最も大きくなるときの前記加工条件又は当該加工条件の反対の加工条件で前記矩形の枠を加工して得られる歪曲した枠とを表示するための情報を前記第一の情報として生成するものである。
開示された撮像装置は、前記情報生成部は、更に、前記第一の固体撮像素子で撮影される撮影範囲の水平方向及び垂直方向を示すためのグリッド線を表示するための第二の情報を生成し、前記表示制御部は、前記第一の情報と前記第二の情報を前記表示部に表示させて当該第一の情報及び第二の情報を前記被写体の光像に重畳させるものである。
開示された撮像装置は、前記第二の情報は、前記撮影範囲に設定されるグリッド線のうち前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える範囲のグリッド線を前記撮影範囲に設定される大きさのままで表示するための情報と、前記撮影範囲に設定されるグリッド線の全体像を縮小して表示するための情報とを含むものである。
開示された撮像装置は、前記情報生成部は、前記撮影範囲が前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲よりも広い場合に、前記第二の情報を生成し、前記撮影範囲が前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲よりも狭い場合には、前記第一の固体撮像素子で撮影される撮影範囲に対応する枠を表示するための情報を前記第一の情報として生成し、前記表示制御部は、前記撮影範囲が前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲よりも広い場合には、前記情報生成部で生成された前記第一の情報と前記第二の情報を前記表示部に表示させ、前記撮影範囲が前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲よりも狭い場合には、前記情報生成部で生成された前記第一の情報を前記表示部に表示させるものである。
開示された撮像装置は、前記第一の固体撮像素子で撮影される撮影範囲が変更されたことを検出する撮影範囲変更検出部を備え、前記撮影画像データ取得部、前記加工部、及び前記情報生成部は、前記撮影範囲が変更された場合にのみ動作するものである。
開示された撮像装置は、前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の光像を撮影する前記第一の固体撮像素子とは別の第二の固体撮像素子を備え、前記被写体の光像を撮影して得られる撮影画像データは、前記ファインダ窓に入射してくる前記被写体の光像を、前記表示部を非表示にした状態で前記第二の固体撮像素子で撮影して得られたものであるものを含む。
開示された撮像装置は、前記第一の固体撮像素子で撮影された画像を前記表示部に表示させて前記撮影者側ファインダ覗き窓に当該画像光を出射させる画像表示制御部を備え、前記第二の固体撮像素子は、前記表示部に表示される前記画像も撮影可能に配置されており、前記撮影画像データ取得部は、前記ファインダ窓に入射する被写体の光像を遮った状態で前記表示部に表示された前記画像を前記第二の固体撮像素子で撮影して得られた撮影画像データと、前記被写体の光像を撮影して得られる撮影画像データとを取得するものである。
開示された撮像装置は、前記第一の固体撮像素子で撮影された画像を前記表示部に表示させて前記撮影者側ファインダ除き窓に当該画像光を出射させる画像表示制御部を備え、前記撮影画像データ取得部は、前記ファインダ窓に入射する被写体の光像を遮った状態で前記表示部に表示された前記画像を前記撮影者側ファインダ除き窓から外部の撮像装置で撮影して得られた撮影画像データと、前記ファインダ窓に入射してくる前記被写体の光像を、前記表示部を非表示にした状態で前記撮影者側ファインダ除き窓から前記外部の撮像装置で撮影して得られた撮影画像データとを取得するものである。
開示された撮影範囲表示制御方法は、被写体の方向に向けられるファインダ窓と、前記ファインダ窓から入射する前記被写体の光像を覗くための撮影者側ファインダ覗き窓と、前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の光像に情報を重畳させるための表示部とを含むファインダ装置を有する撮像装置における撮影範囲表示制御方法であって、前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の光像を撮影して得られる撮影画像データと、前記被写体を第一の固体撮像素子で撮影して得られる撮影画像データ又は当該撮影画像データに基づく画像を撮影して得られる撮影画像データとを取得する撮影画像データ取得ステップと、前記撮影画像データ取得ステップで取得した2つの前記撮影画像データの一方を複数の加工条件で加工する加工ステップと、前記加工ステップで加工した前記一方の撮影画像データと他方の前記撮影画像データとの相関量が最も大きくなるときの前記加工条件に基づいて、前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲に対する前記第一の固体撮像素子で撮影される撮影範囲の大きさ及び位置を示す第一の情報を少なくとも生成する情報生成ステップと、少なくとも前記第一の情報を前記表示部に表示させて当該第一の情報を前記被写体の光像に重畳させる表示制御ステップとを備えるものである。
開示された撮影範囲表示制御方法は、前記情報生成ステップでは、前記撮影範囲が前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲よりも広い場合に、前記第一の固体撮像素子で撮影される撮影範囲に対応する枠と、前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲に対応する枠とを表示するための情報を前記第一の情報として生成するものである。
開示された撮影範囲表示制御方法は、前記加工ステップでは、前記撮影画像データの歪曲処理を少なくとも実施し、前記情報生成ステップでは、前記撮影範囲が前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲よりも広い場合に、前記第一の固体撮像素子で撮影される撮影範囲に対応する矩形の枠と、前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲に対応する枠であって、前記相関量が最も大きくなるときの前記加工条件又は当該加工条件の反対の加工条件で前記矩形の枠を加工して得られる歪曲した枠とを表示するための情報を前記第一の情報として生成するものである。
開示された撮影範囲表示制御方法は、前記情報生成ステップでは、更に、前記第一の固体撮像素子で撮影される撮影範囲の水平方向及び垂直方向を示すためのグリッド線を表示するための第二の情報を生成し、前記表示制御ステップでは、前記第一の情報と前記第二の情報を前記表示部に表示させて当該第一の情報及び第二の情報を前記被写体の光像に重畳させるものである。
開示された撮影範囲表示制御方法は、前記第二の情報は、前記撮影範囲に設定されるグリッド線のうち前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える範囲のグリッド線を前記撮影範囲に設定される大きさのままで表示するための情報と、前記撮影範囲に設定されるグリッド線の全体像を縮小して表示するための情報とを含むものである。
開示された撮影範囲表示制御方法は、前記情報生成ステップでは、前記撮影範囲が前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲よりも広い場合に、前記第二の情報を生成し、前記撮影範囲が前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲よりも狭い場合には、前記第一の固体撮像素子で撮影される撮影範囲に対応する枠を表示するための情報を前記第一の情報として生成し、前記表示制御ステップでは、前記撮影範囲が前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲よりも広い場合には、前記情報生成部で生成された前記第一の情報と前記第二の情報を前記表示部に表示させ、前記撮影範囲が前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲よりも狭い場合には、前記情報生成部で生成された前記第一の情報を前記表示部に表示させるものである。
開示された撮影範囲表示制御方法は、前記第一の固体撮像素子で撮影される撮影範囲が変更されたことを検出する撮影範囲変更検出ステップを備え、前記撮影画像データ取得ステップ、前記加工ステップ、及び前記情報生成ステップを、前記撮影範囲が変更された場合にのみ実行するものである。
開示された撮影範囲表示制御方法は、前記撮像装置は、前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の光像を撮影する前記第一の固体撮像素子とは別の第二の固体撮像素子を備え、前記被写体の光像を撮影して得られる撮影画像データは、前記ファインダ窓に入射してくる前記被写体の光像を、前記表示部を非表示にした状態で、前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の光像を前記第二の固体撮像素子で撮影して得られたものであるものを含む。
開示された撮影範囲表示制御方法は、前記第一の固体撮像素子で撮影された画像を前記表示部に表示させて前記撮影者側ファインダ覗き窓に当該画像光を出射させる画像表示制御ステップを備え、前記第二の固体撮像素子は、前記表示部に表示される前記画像も撮影可能に配置されており、前記撮影画像データ取得ステップでは、前記ファインダ窓に入射する被写体の光像を遮った状態で前記表示部に表示された前記画像を前記第二の固体撮像素子で撮影して得られた撮影画像データと、前記被写体の光像を撮影して得られる撮影画像データとを取得するものである。
開示された撮影範囲表示制御方法は、前記第一の固体撮像素子で撮影された画像を前記表示部に表示させて前記撮影者側ファインダ除き窓に当該画像光を出射させる画像表示制御ステップを備え、前記撮影画像データ取得ステップでは、前記ファインダ窓に入射する被写体の光像を遮った状態で前記表示部に表示された前記画像を前記撮影者側ファインダ除き窓から外部の撮像装置で撮影して得られた撮影画像データと、前記ファインダ窓に入射してくる前記被写体の光像を、前記表示部を非表示にした状態で前記撮影者側ファインダ除き窓から前記外部の撮像装置で撮影して得られた撮影画像データとを取得するものである。
10 デジタルカメラ
15 ファインダ装置
16 ファインダ窓
17 撮影者側ファインダ覗き窓
21b 固体撮像素子
37 撮影範囲計算部
61 EVF用液晶表示装置

Claims (20)

  1. 被写体の方向に向けられるファインダ窓と、前記ファインダ窓から入射する前記被写体の光像を覗くための撮影者側ファインダ覗き窓と、前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の光像に情報を重畳させるための表示部とを含むファインダ装置を有する撮像装置であって、
    前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の光像を撮影して得られる撮影画像データと、前記被写体を第一の固体撮像素子で撮影して得られる撮影画像データ又は当該撮影画像データに基づく画像を撮影して得られる撮影画像データとを取得する撮影画像データ取得部と、
    前記撮影画像データ取得部で取得された2つの前記撮影画像データの一方を複数の加工条件で加工する加工部と、
    前記加工部で加工された前記一方の撮影画像データと他方の前記撮影画像データとの相関量を演算する相関量演算部と、
    前記加工部で加工された前記一方の撮影画像データと他方の前記撮影画像データとの前記相関量が最も大きくなるときの前記加工条件に基づいて、前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲に対する前記第一の固体撮像素子で撮影される撮影範囲の大きさ及び位置を示す第一の情報を少なくとも生成する情報生成部と、
    少なくとも前記第一の情報を前記表示部に表示させて当該第一の情報を前記被写体の光像に重畳させる表示制御部とを備える撮像装置。
  2. 請求項1記載の撮像装置であって、
    前記情報生成部は、前記撮影範囲が前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲よりも広い場合に、前記第一の固体撮像素子で撮影される撮影範囲に対応する枠と、前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲に対応する枠とを表示するための情報を前記第一の情報として生成する撮像装置。
  3. 請求項2記載の撮像装置であって、
    前記加工部は、前記撮影画像データの歪曲処理を少なくとも実施し、
    前記情報生成部は、前記撮影範囲が前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲よりも広い場合に、前記第一の固体撮像素子で撮影される撮影範囲に対応する矩形の枠と、前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲に対応する枠であって、前記相関量が最も大きくなるときの前記加工条件又は当該加工条件の反対の加工条件で前記矩形の枠を加工して得られる歪曲した枠とを表示するための情報を前記第一の情報として生成する撮像装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載の撮像装置であって、
    前記情報生成部は、更に、前記第一の固体撮像素子で撮影される撮影範囲の水平方向及び垂直方向を示すためのグリッド線を表示するための第二の情報を生成し、
    前記表示制御部は、前記第一の情報と前記第二の情報を前記表示部に表示させて当該第一の情報及び第二の情報を前記被写体の光像に重畳させる撮像装置。
  5. 請求項4記載の撮像装置であって、
    前記第二の情報は、前記撮影範囲に設定されるグリッド線のうち前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える範囲のグリッド線を前記撮影範囲に設定される大きさのままで表示するための情報と、前記撮影範囲に設定されるグリッド線の全体像を縮小して表示するための情報とを含む撮像装置。
  6. 請求項5記載の撮像装置であって、
    前記情報生成部は、前記撮影範囲が前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲よりも広い場合に、前記第二の情報を生成し、前記撮影範囲が前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲よりも狭い場合には、前記第一の固体撮像素子で撮影される撮影範囲に対応する枠を表示するための情報を前記第一の情報として生成し、
    前記表示制御部は、前記撮影範囲が前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲よりも広い場合には、前記情報生成部で生成された前記第一の情報と前記第二の情報を前記表示部に表示させ、前記撮影範囲が前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲よりも狭い場合には、前記情報生成部で生成された前記第一の情報を前記表示部に表示させる撮像装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項記載の撮像装置であって、
    前記第一の固体撮像素子で撮影される撮影範囲が変更されたことを検出する撮影範囲変更検出部を備え、
    前記撮影画像データ取得部、前記加工部、及び前記情報生成部は、前記撮影範囲が変更された場合にのみ動作する撮像装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項記載の撮像装置であって、
    前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の光像を撮影する前記第一の固体撮像素子とは別の第二の固体撮像素子を備え、
    前記被写体の光像を撮影して得られる撮影画像データは、前記ファインダ窓に入射してくる前記被写体の光像を、前記表示部を非表示にした状態で前記第二の固体撮像素子で撮影して得られたものである撮像装置。
  9. 請求項8記載の撮像装置であって、
    前記第一の固体撮像素子で撮影された画像を前記表示部に表示させて前記撮影者側ファインダ覗き窓に当該画像光を出射させる画像表示制御部を備え、
    前記第二の固体撮像素子は、前記表示部に表示される前記画像も撮影可能に配置されており、
    前記撮影画像データ取得部は、前記ファインダ窓に入射する被写体の光像を遮った状態で前記表示部に表示された前記画像を前記第二の固体撮像素子で撮影して得られた撮影画像データと、前記被写体の光像を撮影して得られる撮影画像データとを取得する撮像装置。
  10. 請求項1〜6のいずれか1項記載の撮像装置であって、
    前記第一の固体撮像素子で撮影された画像を前記表示部に表示させて前記撮影者側ファインダ除き窓に当該画像光を出射させる画像表示制御部を備え、
    前記撮影画像データ取得部は、前記ファインダ窓に入射する被写体の光像を遮った状態で前記表示部に表示された前記画像を前記撮影者側ファインダ除き窓から外部の撮像装置で撮影して得られた撮影画像データと、前記ファインダ窓に入射してくる前記被写体の光像を、前記表示部を非表示にした状態で前記撮影者側ファインダ除き窓から前記外部の撮像装置で撮影して得られた撮影画像データとを取得する撮像装置。
  11. 被写体の方向に向けられるファインダ窓と、前記ファインダ窓から入射する前記被写体の光像を覗くための撮影者側ファインダ覗き窓と、前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の光像に情報を重畳させるための表示部とを含むファインダ装置を有する撮像装置における撮影範囲表示制御方法であって、
    前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の光像を撮影して得られる撮影画像データと、前記被写体を第一の固体撮像素子で撮影して得られる撮影画像データ又は当該撮影画像データに基づく画像を撮影して得られる撮影画像データとを取得する撮影画像データ取得ステップと、
    前記撮影画像データ取得ステップで取得した2つの前記撮影画像データの一方を複数の加工条件で加工する加工ステップと、
    前記加工ステップで加工した前記一方の撮影画像データと他方の前記撮影画像データとの相関量が最も大きくなるときの前記加工条件に基づいて、前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲に対する前記第一の固体撮像素子で撮影される撮影範囲の大きさ及び位置を示す第一の情報を少なくとも生成する情報生成ステップと、
    少なくとも前記第一の情報を前記表示部に表示させて当該第一の情報を前記被写体の光像に重畳させる表示制御ステップとを備える撮影範囲表示制御方法。
  12. 請求項11記載の撮影範囲表示制御方法であって、
    前記情報生成ステップでは、前記撮影範囲が前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲よりも広い場合に、前記第一の固体撮像素子で撮影される撮影範囲に対応する枠と、前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲に対応する枠とを表示するための情報を前記第一の情報として生成する撮影範囲表示制御方法。
  13. 請求項12記載の撮影範囲表示制御方法であって、
    前記加工ステップでは、前記撮影画像データの歪曲処理を少なくとも実施し、
    前記情報生成ステップでは、前記撮影範囲が前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲よりも広い場合に、前記第一の固体撮像素子で撮影される撮影範囲に対応する矩形の枠と、前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲に対応する枠であって、前記相関量が最も大きくなるときの前記加工条件又は当該加工条件の反対の加工条件で前記矩形の枠を加工して得られる歪曲した枠とを表示するための情報を前記第一の情報として生成する撮影範囲表示制御方法。
  14. 請求項11〜13のいずれか1項記載の撮影範囲表示制御方法であって、
    前記情報生成ステップでは、更に、前記第一の固体撮像素子で撮影される撮影範囲の水平方向及び垂直方向を示すためのグリッド線を表示するための第二の情報を生成し、
    前記表示制御ステップでは、前記第一の情報と前記第二の情報を前記表示部に表示させて当該第一の情報及び第二の情報を前記被写体の光像に重畳させる撮影範囲表示制御方法。
  15. 請求項14記載の撮影範囲表示制御方法であって、
    前記第二の情報は、前記撮影範囲に設定されるグリッド線のうち前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える範囲のグリッド線を前記撮影範囲に設定される大きさのままで表示するための情報と、前記撮影範囲に設定されるグリッド線の全体像を縮小して表示するための情報とを含む撮影範囲表示制御方法。
  16. 請求項11〜15のいずれか1項記載の撮影範囲表示制御方法であって、
    前記情報生成ステップでは、前記撮影範囲が前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲よりも広い場合に、前記第二の情報を生成し、前記撮影範囲が前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲よりも狭い場合には、前記第一の固体撮像素子で撮影される撮影範囲に対応する枠を表示するための情報を前記第一の情報として生成し、
    前記表示制御ステップでは、前記撮影範囲が前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲よりも広い場合には、前記情報生成部で生成された前記第一の情報と前記第二の情報を前記表示部に表示させ、前記撮影範囲が前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の範囲よりも狭い場合には、前記情報生成部で生成された前記第一の情報を前記表示部に表示させる撮影範囲表示制御方法。
  17. 請求項11〜16のいずれか1項記載の撮影範囲表示制御方法であって、
    前記第一の固体撮像素子で撮影される撮影範囲が変更されたことを検出する撮影範囲変更検出ステップを備え、
    前記撮影画像データ取得ステップ、前記加工ステップ、及び前記情報生成ステップを、前記撮影範囲が変更された場合にのみ実行する撮影範囲表示制御方法。
  18. 請求項11〜17のいずれか1項記載の撮影範囲表示制御方法であって、
    前記撮像装置は、前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の光像を撮影する前記第一の固体撮像素子とは別の第二の固体撮像素子を備え、
    前記被写体の光像を撮影して得られる撮影画像データは、前記ファインダ窓に入射してくる前記被写体の光像を、前記表示部を非表示にした状態で、前記撮影者側ファインダ覗き窓から見える前記被写体の光像を前記第二の固体撮像素子で撮影して得られたものである撮影範囲表示制御方法。
  19. 請求項18記載の撮影範囲表示制御方法であって、
    前記第一の固体撮像素子で撮影された画像を前記表示部に表示させて前記撮影者側ファインダ覗き窓に当該画像光を出射させる画像表示制御ステップを備え、
    前記第二の固体撮像素子は、前記表示部に表示される前記画像も撮影可能に配置されており、
    前記撮影画像データ取得ステップでは、前記ファインダ窓に入射する被写体の光像を遮った状態で前記表示部に表示された前記画像を前記第二の固体撮像素子で撮影して得られた撮影画像データと、前記被写体の光像を撮影して得られる撮影画像データとを取得する撮影範囲表示制御方法。
  20. 請求項11〜16のいずれか1項記載の撮影範囲表示制御方法であって、
    前記第一の固体撮像素子で撮影された画像を前記表示部に表示させて前記撮影者側ファインダ除き窓に当該画像光を出射させる画像表示制御ステップを備え、
    前記撮影画像データ取得ステップでは、前記ファインダ窓に入射する被写体の光像を遮った状態で前記表示部に表示された前記画像を前記撮影者側ファインダ除き窓から外部の撮像装置で撮影して得られた撮影画像データと、前記ファインダ窓に入射してくる前記被写体の光像を、前記表示部を非表示にした状態で前記撮影者側ファインダ除き窓から前記外部の撮像装置で撮影して得られた撮影画像データとを取得する撮影範囲表示制御方法。
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